JP2001149611A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001149611A
JP2001149611A JP33750199A JP33750199A JP2001149611A JP 2001149611 A JP2001149611 A JP 2001149611A JP 33750199 A JP33750199 A JP 33750199A JP 33750199 A JP33750199 A JP 33750199A JP 2001149611 A JP2001149611 A JP 2001149611A
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board
pachinko machine
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cpu
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Koju Aimiya
幸樹 相宮
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主基板上の制御回路の負担を軽減するととも
に、主基板を小型化できるパチンコ機を提供する。 【解決手段】 パチンコ機1は、主基板43、ランプ基
板44b等を備える。その主基板43上の制御回路は、
ランプ基板44bのランプ照明回路に制御信号T1を出
力する。ランプ基板44bはCPU86A、RAM86
C、ROM86Bを備え、ROM86Bに記憶された点
灯データに基づき、パチンコ機用ランプW3、W5の点
灯を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機用ラン
プの点灯等を制御するためランプ照明回路、及び、ラン
プ照明回路を制御する主基板上の制御回路を少なくとも
備えるパチンコ機に関し、特に、主基板上の制御回路の
負担を軽減するとともに、主基板を小型化することがで
きるパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のパチンコ機は、遊技内容に変化を
加えることによって、パチンコ機の遊技者の興味を高め
るべく種々の役物(入賞を容易にするための特別な装
置)を遊技盤に備える。例えばパチンコ球が始動入賞口
に入賞すると、CRT等の図柄表示装置に表示されてい
る変動図柄が変動を開始し、一定時間経過した後に表示
された図柄が一定確率で揃うと(例えば「7、7、7」
等のゾロ目)、大当たりとして大入賞口が所定回数続け
て開いて、図柄表示装置に大当たり映像が表示されると
ともに、大きな効果音が流れ、表示ランプが点滅するも
のがある。
【0003】そのようなパチンコ機には、各種の制御に
非常に多くの電子制御回路が組み込まれており、例えば
CRT用の図柄変動表示回路、ランプ点灯及び点滅用の
ランプ照明回路、効果音発生用の音発生回路或いは賞球
払い出し用の賞球回路などの各種回路が、主基板上のマ
イクロコンピュータ等を含む制御回路によって制御され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図15に示す
パチンコ機の場合、例えばマイクロコンピュータ等を含
む主基板101上の制御回路が、スピーカ102aを駆
動制御する音発生回路102、枠ランプ及び盤面ランプ
103aを駆動制御するランプ照明回路103及び図柄
変動表示装置104aを駆動制御する図柄変動表示回路
104の全てに対して、同期を取るために、常にトリガ
信号を出力する構成であるため、主基板101上の制御
回路の負担が大きくなる。具体的には、ランプ照明回路
103が枠ランプ及び盤面ランプ103aを駆動制御し
て種々の点滅及び点灯する際に、その都度、主基板10
1上の制御回路から音発生回路102、ランプ照明回路
103及び図柄変動表示回路104に、同期を取るため
のトリガ信号を出力する必要があるので、主基板101
上の制御回路の負担が大きくなる。このような主基板1
01上の制御回路の負担増加に伴い、主基板上のマイク
ロコンピュータを制御するプログラム容量が増大して、
主基板上でメモリ素子等の占める面積が増し、主基板が
大型化する。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、主基板上の制御回路の負担を軽減
するとともに、主基板を小型化することができるパチン
コ機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るパチンコ機によれば、パチンコ機用
ランプの点灯等を制御するためランプ照明回路と、この
ランプ照明回路を制御する主基板上の制御回路とを少な
くとも備えるパチンコ機において、このランプ照明回路
は、演算処理装置と、この演算処理装置が駆動する際に
使用するパチンコ機用ランプの点灯データを少なくとも
記憶するメモリーとを備え、前記主基板上の制御回路
が、前記ランプ照明回路に制御信号を出力することによ
り、前記ランプ照明回路の演算処理装置は、前記ランプ
照明回路のメモリーに記憶された点灯データを読み出し
て、前記パチンコ機用ランプの点灯を制御することを特
徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に記載の
パチンコ機においては、ランプ照明回路の演算処理装置
は、主基板上の制御回路から制御信号を入力することに
よって、ランプ照明回路のメモリーに記憶された点灯デ
ータを読み出して、パチンコ機用ランプの点灯を制御す
る。それにより、主基板上の制御回路は、パチンコ機用
ランプの点灯制御の際にも、図15に示すような同期を
取るためのトリガ信号を、その都度ランプ照明回路に出
力する必要がなくなるため、主基板上の制御回路の負担
を軽減し、結果的に、主基板上のメモリーに記憶すべき
プログラムデータ等の容量が減って、主基板を小型化す
ることができる。
【0008】また、請求項2に係るパチンコ機によれ
ば、請求項1に記載のパチンコ機において、パチンコ球
の入賞の際の効果音等を発生する音発生回路を備え、こ
の音発生回路は、演算処理装置と、この演算処理装置が
駆動する際に使用する音用データを少なくとも記憶する
メモリーとを備えており、前記主基板上の制御回路は、
前記音発生回路に制御信号を出力することにより、音発
生回路の演算処理装置が、前記音発生回路のメモリーに
記憶された音用データを読み出して、効果音等の発生を
制御することを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に記載の
パチンコ機においては、音発生回路の演算処理装置は、
主基板上の制御回路から制御信号を入力することによっ
て、音発生回路のメモリーに記憶された音用データを読
み出して、効果音等の発生を制御する。それにより、主
基板上の制御回路は、効果音等の発生制御の際にも、図
15に示すような同期を取るためのトリガ信号を、その
都度音発生回路に出力する必要がなくなるため、主基板
上の制御回路の負担を軽減でき、前述した如く結果的
に、主基板を小型化することができる。
【0010】また、請求項3に係るパチンコ機によれ
ば、請求項2に記載のパチンコ機において、パチンコ機
用の盤面上に設けられた図柄変動表示装置を制御する図
柄変動表示回路を備え、この図柄変動表示回路は、演算
処理装置と、この演算処理装置が駆動制御する際に使用
する図柄変動表示用データを少なくとも記憶するメモリ
ーとを備えており、前記主基板上の制御回路は、前記図
柄変動表示回路に制御信号を出力することにより、図柄
変動表示回路の演算処理装置が、図柄変動表示回路のメ
モリーに記憶された図柄変動用表示データを読み出し
て、図柄変動表示装置の表示を制御することを特徴とす
る。
【0011】このような特徴を有する請求項3に記載の
パチンコ機においては、図柄変動表示回路の演算処理装
置は、主基板上の制御回路から制御信号を入力すること
によって、図柄変動表示回路のメモリーに記憶された図
柄変動用表示データを読み出して、図柄変動表示装置の
表示を制御する。それにより、主基板上の制御回路は、
図柄変動表示装置の表示制御の際にも、図15に示すよ
うな同期を取るためのトリガ信号を、その都度図柄変動
表示回路に出力する必要がなくなるため、主基板上の制
御回路の負担を軽減でき、結果的に、主基板を小型化す
ることができる。
【0012】また、請求項4に係るパチンコ機によれ
ば、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のパチン
コ機において、パチンコ機用の賞球の払い出しを制御す
る賞球払出回路を備え、この賞球払出回路は、演算処理
装置と、この演算処理装置が駆動する際に使用する賞球
の払い出しデータを少なくとも記憶するメモリーとを備
えており、前記主基板上の制御回路は、前記賞球払出回
路に制御信号を出力することにより、賞球払出回路の演
算処理装置が、賞球払出回路のメモリーに記憶された賞
球の払い出しデータを読み出して、賞球の払い出しを制
御することを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に記載の
パチンコ機においては、賞球払出回路の演算処理装置
は、主基板上の制御回路から制御信号を入力することに
よって、賞球払出回路のメモリーに記憶された賞球の払
い出しデータを読み出して、賞球の払い出しを制御す
る。それにより、主基板上の制御回路は、賞球の払い出
し制御の際にも賞球払出回路にその都度同期信号を出力
する必要がなくなるため、主基板上の制御回路の負担を
軽減でき、結果的に、主基板を小型化することができ
る。
【0014】また、請求項5に係るパチンコ機によれ
ば、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のパチン
コ機において、前記主基板上の制御回路は、前記ランプ
照明回路にエラー制御信号を出力し、ランプ照明回路の
演算処理装置が、エラー制御信号に基づき、ランプ照明
回路のメモリーに記憶されたエラー表示用点灯データを
読み出して、前記パチンコ機用ランプの点灯を制御する
ことを特徴とする。それにより、ランプ照明回路の演算
処理装置は、主基板上の制御回路からエラー制御信号を
入力することによって、ランプ照明回路のメモリーに記
憶されたエラー表示用点灯データを読み出して、パチン
コ機用ランプの点灯をエラー表示用に制御するので、パ
チンコ機用ランプの点灯をエラー表示する場合も、主基
板上の制御回路は、図15に示すような同期を取るため
のトリガ信号を、その都度出力する必要がなくなる。従
って、主基板上の制御回路の負担を軽減でき、結果的
に、主基板を小型化することができる。ここで、音発生
回路、図柄変動表示回路、ランプ照明回路、及び賞球払
出回路に使用される演算処理装置とは、主に、制御及び
演算を行うCPU(中央処理装置)をいうが、それ以外
に、例えば加算、減算及び論理演算を行うALU(算術
論理演算装置)等の処理装置であってもよい。また、メ
モリには、主に、不揮発性記憶装置(ROM)及び揮発
性記憶装置(RAM)を使用できる他に、フロッピディ
スク(FD)、ハードディスク(HD)等のその他の記
憶装置を使用しもよい。そして、音発生回路、図柄変動
表示回路、ランプ照明回路に使用される演算処理装置
は、必ずしも各回路毎に必要である訳ではなく、必要に
応じて、共通化することができ、それに伴い、音発生回
路、図柄変動表示回路、ランプ照明回路に使用されるメ
モリも、必要に応じて、共通化することができる。
【0015】また、請求項6に係るパチンコ機によれ
ば、請求項3に記載のパチンコ機において、前記ランプ
照明回路、音発生回路及び図柄変動表示回路が一枚の基
板上に設けられていることを特徴とする。このように前
記ランプ照明回路、音発生回路及び図柄変動表示回路が
一枚の基板上に設けられている場合、基板枚数が減ると
ともにその組み立てが容易になって、製造コストが低減
化する。
【0016】更に、請求項7に係るパチンコ機によれ
ば、請求項4に記載のパチンコ機において、前記主基板
及びランプ照明回路を備えるランプ基板が盤面機構部に
配置されるのに対して、賞球払出回路を備える賞球基板
は、枠機構部に配置されていることを特徴とする。それ
により、ランプ基板、主基板等を備える盤面機構部は、
パチンコ機の機種毎に、ランプ及びCRT等の配置、種
類、大きさ等が異なるので、部品の共通化が困難である
のに対して、賞球基板を配置した枠機構部は、パチンコ
機の種類が異なっても、パチンコ機の製造者は、そのパ
チンコ機の種類毎に異なる部品を対応させる必要がな
く、枠機構部の部品をなるべく共通化することによっ
て、量産によるコストの低減を図ることを可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて具体化した実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。先ず、実施形態に係るカード式パチンコ機の全
体構成について図1に基づいて説明する。図1は実施形
態に係るカード式パチンコ機全体を示した正面図であ
る。このカード式パチンコ機とは、プリペイドカード等
により球貸し等を行うことができるパチンコ機をいう。
カード式パチンコ機は、いわゆるCR機と称され、図1
に示すように、パチンコ機1とカード式球貸機21とに
よって構成されている。これらパチンコ機1とカード式
球貸機21は、左右に並んで設置されるが、この場合、
カード式球貸機21は、2台のパチンコ機1(左側のパ
チンコ機は図示せず)の間に位置して、右側のパチンコ
機1の左側面側に位置する。
【0018】このパチンコ機1は、所定量のパチンコ球
を賞球として払い出す、いわゆる第一種パチンコ機であ
る。また、このパチンコ機1では、後述する入賞口、図
柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が、
遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2の下側に
は、賞球を受ける上部受け皿3が配設され、この上部受
け皿3の下側には、スピーカ3aを内蔵したプレート4
が配設されている。また、そのプレート4の下側には、
賞球を受ける大きめの下部受け皿5が配設される。ま
た、下部受け皿5の右方側には、ハンドル6に連結され
た発射装置が配設されており、上部受け皿3の遊技球が
その発射装置6a(図4参照)へ送られるように構成さ
れている。一方、遊技盤2の前面側には、遊技中のエラ
ー等を表示するエラー表示ランプ8が配設されている他
に、「当たり」を表示する当たり表示ランプ7が配設さ
れている。また、遊技盤2の前側は、ステンレス等の金
属製枠を有するガラス扉9により被覆されており、ガラ
ス扉9はその側方(左)側に設けられたヒンジ部材等を
介して開閉自在に支持されている。そして、ヒンジ部材
等の反対側(右)側に設けられた鍵穴9bに、遊技店の
管理者等が鍵を挿入して回転操作して、ロックを解除す
ることにより、ガラス扉9を前方側へ開くことができ
る。尚、ガラス扉9が前方側へ開放されたことを検出す
るため、遊技盤2上のガラス扉9が開く側に、検出スイ
ッチ9aが設けられており、ガラス扉9が前方側へ開放
された場合、この検出スイッチ9aが検出信号を主基板
43A(図4参照)に出力して、エラー表示ランプ8を
点灯させる。また、遊技盤2の上方には、左右の賞球及
び球切れ表示ランプ10、10が設けられている。
【0019】ここで、カード式球貸機21について説明
すると、このカード式球貸機21の上下方向におけるほ
ぼ中央には、カード挿入口22が配設されている。その
カード挿入口22の上方側には、カード利用可能表示ラ
ンプ23、端数表示スイッチ24、連結台方向表示2
5、及びカード挿入中表示ランプ26が下方に向かって
順に配設されている。そして、カード利用可能表示ラン
プ23が点灯しているときに、遊技者はカード挿入口2
2にカードを挿入することができる。また、端数表示ス
イッチ24は、挿入されたカードが100円未満の金額
である旨を表示する。また、連結台方向表示25は、左
右のパチンコ機1のいずれかを示すことにより、左右ど
ちらのパチンコ機1が、球貸し処理をできるかを表示す
る。更に、カード挿入中表示ランプ26は、カードがカ
ード挿入口22に挿入されている間点灯している。
【0020】また、パチンコ機1の上部受け皿3の中央
付近には、球貸し操作部11が配設されており、この球
貸し操作部11には、度数表示12、貸出スイッチ1
3、貸出スイッチLED14、及び返却スイッチ15が
配設されている。その球貸し操作部11の度数表示12
は、カード残高を表示している。また、貸出スイッチL
ED14が点灯しているときに、貸出スイッチ13の操
作が可能であり、この貸出スイッチ13の操作によっ
て、遊技球の貸し出しが行われるが、貸し出される貸球
は、後述する態様で、上部受け皿3に払い出される。そ
して、遊技者が、そのパチンコ機1のパチンコ遊技を止
めるときは、返却スイッチ15を操作することによっ
て、そのカード挿入口22内に挿入されているカードの
排出が行われる。
【0021】次に、パチンコ機1における遊技盤2上の
遊技領域の構成について説明する。この遊技領域は、所
定厚さの板材からなる遊技盤2上に入賞口などの各構造
物が配設され、各構造物を囲むように環状のレール18
が遊技盤2上に立設されている。このレール18は、発
射されたパチンコ球を遊技領域内に案内する案内路を構
成し、遊技盤2上の上方側部には、レール18に沿って
打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部
16が設けられている。そして、その段差部16には、
軸支された返しゴム(図示せず)が配設されている。
【0022】また、遊技領域のほぼ中央には、図柄表示
装置を構成するLCD表示器19が遊技盤2の裏面側か
ら前面側へ取り付けられている。このLCD表示器19
は、変動図柄を表示するべく、画面が左側、中央、右側
に3分割された液晶パネルである。そして、LCD表示
器19の左側、中央、右側にそれぞれ表示された図柄が
変動しながら順番に停止し、全てが停止した状態が全体
として所定の図柄(例えば「777」等)を構成する場
合に、遊技者にとって有利な遊技状態である「いわゆる
大当たり」となる。また、LCD表示器19の上方また
は左右には、入賞口20a、20bが配設されており、
これら入賞口20a、20bには、遊技盤2の裏面に設
けられた賞球樋が連通されている。そして、この入賞口
20a、20bに入ったパチンコ玉を検出する入賞口ス
イッチ(図示せず)が、遊技盤2の裏側に設けられてお
り、入賞口20a、20bに入賞したことを入賞口スイ
ッチ(図示せず)が検出すると、所定の個数の賞球が上
部受皿3に排出されるように構成されている。また、L
CD表示器19内の上方部には、変動図柄の始動回数を
遊技者に知らせるための、変動図柄始動記憶表示器27
が設けられている。
【0023】また、LCD表示器19の下方には、第1
種始動口28が配設されており、この第1種始動口28
には、遊技盤2の裏面に設けられた賞球樋が連通されて
いる。そして、この第1種始動口28に入ったパチンコ
玉を検出する始動口スイッチ(図示せず)が遊技盤2の
裏側に設けられており、この第1種始動口28に入賞し
て始動口スイッチが入賞したことを検出すると、LCD
表示器19の変動図柄であるルーレットが回転して、所
定の個数の賞球が上部受皿3に排出されるように構成さ
れている。また、LCD表示器19の左右上側には、各
電飾ランプ29が設けられており、これら電飾ランプ2
9は、LCD表示器19の変動図柄が変動する際に点滅
する。
【0024】また、各電飾ランプ29の左右下側には、
各ゲート30が配設されている。このゲート30には、
パチンコ球の通過を検出する検出スイッチ(図示せず)
が備えられ、この検出スイッチがパチンコ球の通過を検
出することにより、LCD表示器19と入賞口20aと
の間にある普通図柄表示器20が所定の数字等を表示す
るように構成されている。普通図柄表示器20が停止し
た状態が所定の図柄(例えば「7」等)を構成する場合
に、遊技者にとって有利な遊技状態である「通常当た
り」となる。また、各ゲート30の左右下側には、電飾
ランプが施された下入賞口20cが配設されており、こ
れら下入賞口20cには、遊技盤2の裏面に設けられた
賞球樋が連通されている。そして、各下入賞口20cへ
の入賞を検出する下入賞口スイッチ(図示せず)が、遊
技盤2の裏側に設けられ、下入賞口20cに入賞したこ
とを下入賞口スイッチが検出すると、所定の個数の賞球
が上部受皿3に排出されるように構成されている。
【0025】そして、第1種始動口28の下方には、大
入賞口30aを有する特別電動役物30bが配設されて
おり、この大入賞口30aは、長い横幅を有しており、
開閉扉を備えている。そして、第1種始動口28又はゲ
ート30にパチンコ球が入り、LCD表示器19の画面
の、左側、中央、右側にそれぞれ表示された図柄が変動
した後に、所定状態を達成した場合(例えば、777の
ように揃った場合等)に開閉扉が開かれるように構成さ
れている。この開閉扉には、遊技盤2の裏面に設けられ
た賞球樋が連通されており、大入賞口30a内には、開
閉扉が開かれたときに入賞したパチンコ球の個数をカウ
ントするための大入賞口カウントスイッチ(図示せず)
が設けられている。そして、大入賞口カウントスイッチ
がカウントしたパチンコ球の個数に対応する分の所定の
個数の賞球が、上部受皿3に排出されるように構成され
ている。この場合、大入賞口30aの開閉扉は、25秒
間経過又は10個のパチンコ球が入賞するまで大入賞口
カウントスイッチにより検出されるまで開放される。
【0026】また、大入賞口30aの内部には、遊技者
にとって有利な遊技状態に設定するための「いわゆるV
ゾーン」が仕切り形成されており、当該Vゾーンへの入
賞検出用のVスイッチが設けられている。次に、図2及
び図3において、パチンコ機1の背面側の構成について
説明する。図2は実施形態に係るパチンコ機1全体を示
した背面図である。図3はそのパチンコ機1の賞球及び
貸球の払い出しに係る機構セット盤の要部を拡大した背
面図である。パチンコ機1は、図2に示すように、木製
の外枠31に対して木製の内枠32がヒンジ部材等を介
して開閉自在に取り付けられている。また、この内枠3
2のほぼ中央部には、遊技盤2を着脱自在に支持するた
めの機構盤(図示せず)が取り付けられている。そし
て、この機構盤の裏側には、合成樹脂製の機構セット盤
34が開閉自在となるように蝶番により取り付けられて
いる。
【0027】また、パチンコゲーム機1の裏側最上段に
は、上方に開口した賞球タンク35が機構セット盤34
上に固定されている。その賞球タンク35の直上には、
パチンコ球の補給装置36が配設されており、この補給
装置36は、垂直にパチンコ球を賞球タンク35内に落
下させるため、吐出部(図示せず)が設けられている。
その賞球タンク35には、パチンコ球を送るための、タ
ンクレール37が取り付けられており、賞球タンク35
の傾斜した底面に設けられた連通孔(図示せず)を介し
てパチンコ球をタンクレール37に落下させる。そのタ
ンクレール37の内部には、図3に示すように、パチン
コ球を1列に整列流出し、賞球ケース38へパチンコ球
を送る通路が形成されている。その賞球ケース38内に
は、パチンコ球を下方側へ案内する賞球案内部38Aが
設けられている。この賞球案内部38Aには、パチンコ
球搬送用の賞球通路39が形成され、この賞球通路39
はパチンコ球を更に下流側へ1列で送る。
【0028】尚、賞球ケース38内には、図3に明示す
るように、賞球通路39を通過するパチンコ球を確認す
る球有り検出スイッチ52と、パチンコ球の払い出しを
調節する払い出しソレノイド51等とが装着されてい
る。そして、これら賞球タンク35、タンクレール3
7、賞球案内部38A、賞球ケース38、球有り検出ス
イッチ52、及び払い出しソレノイド51等により賞球
及び貸球の払い出しシステムが構成されている。また、
その賞球ケース38の下流側には、パチンコ球の排出部
が形成され、入賞球を排出する入賞球排出通路40及び
下皿排出路41が設けられている。その下皿排出路41
は、下皿5内の賞球のオーバーフローを検出するための
下皿オーバーフロースイッチ59を内蔵する。また、内
枠32の裏側には、下部受皿ボックス42がボルトによ
り取り付けられており、下皿排出路41を介して上皿3
から溢れたパチンコ球を受けて下皿5に案内する。これ
ら下皿排出路41及び下部受皿ボックス42により下皿
受け部を構成する。
【0029】また、機構セット盤34の中央部に形成さ
れた開口部65(図3参照)には、遊技盤2の裏面を覆
うカバー44が装着されている。このカバー44には、
音発生回路が設けられた音声基板44a、ランプ照明回
路が設けられたランプ基板44b及び図柄変動表示回路
が設けられた表示基板44cが固着されており、更に、
ランプ基板44bの下側には、カバーに覆われた主基板
43が固着されている。この主基板43には、パチンコ
ゲーム機1のメイン動作を制御する制御回路が設けられ
ている。これら主基板43、音声基板44a、ランプ基
板44b及び表示基板44cは、盤面機構部W2(図4
参照)を構成している。そして、盤面機構部W2上の部
品に関しては、パチンコ機1の盤面2上の構造物等の相
違により、パチンコ機1の機種毎に、構造物用のランプ
及びCRT等の配置、種類、大きさ等が異なり、その部
品全ての共通化は困難である。
【0030】また、主基板43の下側には、遊技盤2の
裏面に近接するように、賞球基板45が取り付けられて
おり、この賞球基板45は、遊技盤2の裏面から離れて
位置する主基板43の一部と重なり合っている。この賞
球基板45には、入賞球排出ソレノイド57(図3参
照)及び賞球貸球の払出装置61(図4参照)を駆動制
御させるための制御回路が設けられている。また、賞球
基板45の側方(右側)下方には、電源基板49が設け
られている。これら電源基板49及び賞球基板45は、
この実施の形態の場合、枠機構部W1を構成しており、
パチンコ機1の盤面2上の構造物等が相違しても、共通
化しやすい部品からなり、大量生産によりコストの低減
化を図りやすい。
【0031】また、機構セット盤34の上方角部(図2
中、右上角部)には、中継基板46が設けられており、
この中継基板46は、パチンコゲーム機1とホールコン
ピュータをつなぐ機能を果たす。また、機構セット盤3
4の最上側の賞球タンク35の底面外側の一端(底面の
右端部外側)には、図3に示すように、賞球タンクスイ
ッチ50が設けられている。この賞球タンクスイッチ5
0は、賞球タンク35内のパチンコ球の有無を検出し、
その検出信号を主基板43Aに出力することにより、主
基板43Aは、後述の態様で、左側の賞球及び球切れ表
示ランプ10を点灯させる。
【0032】また、前記賞球ケース38内には、払出ソ
レノイド51、球有り検出スイッチ52の他に、払出カ
ウントスイッチ53及び爪車54が設けられている。具
体的には、払出ソレノイド51の下方には、そのオン・
オフ駆動により、所定の角度毎(実施形態では、約60
度毎)に回転駆動される爪車54が配置されており、こ
の爪車54は、パチンコ球を順次送り出すように回転自
在に設けられる。また、爪車54へ送られるパチンコ球
を検出するための球有り検出スイッチ52が、爪車54
の上側に配設されており、その検出信号を主基板43A
に出力することにより、主基板43Aは、後述の態様
で、右側の賞球及び球切れ表示ランプ10を点灯させ
る。また、払出カウントスイッチ53は、爪車54の下
側に設けられており、パチンコ球の通過を検出すると、
その検出信号を主基板43Aに出力する。
【0033】そして、排出ソレノイド51のオン・オフ
駆動によって払い出されたパチンコ球は、下方に送られ
て賞球払出口60を介して上部受け皿3に送られる。こ
の場合、上部受け皿3から溢れた賞球は、下皿排出路4
1を介して下部受皿ボックス42に送られる。また、こ
の下皿排出路41内の側方に配置された下皿オーバーフ
ロースイッチ59は、下部受け皿5内の賞球のオーバー
フローを検出するべく、その検出信号を主基板43Aに
出力することにより、主基板43Aは、後述の態様で、
左側の賞球及び球切れ表示ランプ10を交互に点滅させ
る。
【0034】また、機構セット盤34の下方の内側に
は、パチンコ球の案内用の入賞球案内樋55が設けられ
ている。この入賞球案内樋55は、各入賞口や始動口に
入賞した入賞球は、二点鎖線矢印で示されるように、一
列に整列されて下流側の入賞球排出カム58へ案内され
る。この入賞球排出カム58は、入賞球案内樋55側か
ら送られる入賞球が1個入る凹部(図示せず)を、入賞
球案内樋55側(図3の左端側)に形成しており、入賞
球排出カム58は、この凹部に入ったパチンコ球を入賞
球排出路40に送ることができるように回転自在に支持
されている。その入賞球排出カム58の遊技盤2側に
は、入賞球排出カム58の凹部に保持される入賞球の有
無を検出するための、入賞球検出スイッチ56が取り付
けられており、この入賞球検出スイッチ56は、パチン
コ球有りを検出すると、検出信号を主基板43Aに出力
する。
【0035】また、入賞球排出カム58の他端縁(図3
の右端)部には、この入賞球排出カム58を所定角度だ
け回転させるための、入賞球排出ソレノイド57が装着
されている。更に、入賞球排出カム58には、通常時
に、入賞球排出カム58の他端縁部を下側に押し下げる
ためのバネ(図示せず)が取り付けられている。そし
て、賞球基板45の制御に基づき、入賞球排出ソレノイ
ド57がオン駆動され、入賞球排出カム58の他端縁部
を引き上げる結果、入賞球排出カム58の凹部に保持さ
れていた入賞球が、入賞球排出路40に1個排出され
る。その後、入賞球排出ソレノイド57がオフ駆動する
ことによって、入賞球排出カム58の他端縁部をバネに
よって押し下げる結果、再度、入賞球案内樋55側の凹
部に入賞球が1個入り、この態様の繰り返しにより、入
賞球が入賞球排出路40に1個ずつ順次排出される。
【0036】これら入賞球案内樋55、入賞球検出スイ
ッチ56、入賞球排出ソレノイド57、入賞球排出カム
58、及び入賞球排出通路40等により入賞球排出シス
テムが構成されている。また、払出ソレノイド51、球
有り検出スイッチ52、及び爪車54等から構成される
賞球貸球の払出装置61が、賞球貸球払出手段として機
能する。また、払出カウントスイッチ53が、払出球検
出手段として機能する。また、入賞球検出スイッチ56
が、入賞球検出手段として機能する。また、前記賞球ケ
ース38の下側には、インターフェース基板48がカバ
ーに覆われて取り付けられている。そして、インターフ
ェース基板48のコネクタと、カード式球貸機21の背
面のコネクタとが、接続コード(図示せず)により相互
に接続される。
【0037】次に、実施形態に係るカード式パチンコ機
の賞球及び貸球の払い出しに係る制御システムの構成に
ついて説明する。図4は実施形態に係るカード式パチン
コ機の賞球及び貸球の払い出しに係る制御システムの概
略を示すブロック図である。この制御システムは、図4
に示すように、枠機構部W1と盤面機構部W2とからな
る。
【0038】その枠機構部W1は、賞球基板45の他
に、内枠32等に取り付けられる補助部品、電気部品、
付属部品等を備えるものであって、一般にパチンコ機1
の種類が替わっても、賞球の払い出し等については同様
の動作が行われるので、既述した如く、部品は共通化し
やすい。それに対し、盤面機構部W2は、遊技盤2に配
設されたランプ等の点灯、LCD表示器19及び普通図
柄表示器20等を表示させるためのものであり、パチン
コ機1の種類毎に、部品の配置、種類、大きさ等が異な
るので、部品の共通化が困難なものが多い。
【0039】この場合、枠機構部W1は、図4に示すよ
うに、電源基板49、賞球基板45、賞球貸球の払出装
置61、発射装置6aを備える他に、エラー表示ランプ
8、表示ランプ7、賞球及び球切れ表示ランプ10等か
らなる枠ランプW3、更にスピーカ3aを備えている。
一方、盤面機構部W2は、主基板43の他に、音声基板
44a、ランプ基板44b及び表示基板44cを備えて
おり、更に、LCD表示器19及び普通図柄表示器20
等からなる表示器W4を備える他に、電飾ランプ29等
からなる盤面ランプW5を備えている。もっとも、枠機
構部W1及び盤面機構部W2の構成物は、必ずしも一義
的ではなく、部品の共通化等の点を考慮して、パチンコ
機1毎に変化する。
【0040】最初に、枠機構部W1について概略する
と、その電源基板49は、所定の電圧の電流を作るため
の基板である。具体的には、電源基板49は、AC(交
流)24V(ボルト)を変圧するとともに整流する直流
32V(ボルト)用の電源49aを設ける他に、AC
(交流)24V(ボルト)を変圧するとともに整流する
直流12V(ボルト)用の電源49b、更に、動作用電
圧の一つとして用いるため、AC(交流)24Vを変圧
するとともに整流する直流5V(ボルト)用の電源49
cを設ける。これら電源49b及び電源49cは、レギ
ュレータ及びコンデンサー、抵抗を組み合わせた回路か
らなる。また、電源基板49は、電源49cの電圧5V
(ボルト)の直流が、停電等の電気事故によって電圧低
下を招いた場合に、直流5Vのバックアップ電圧を供給
するため、電源49cの直流5Vにより常に充電される
バックアップ電源49dを設ける。
【0041】また、その賞球基板45は、賞球の払い出
し動作を制御するための基板であって、賞球払出回路と
して、その制御動作を所定の手順で実行することができ
るCPU83A(演算処理装置)、その動作プログラム
データ、及び、所定の賞球(例えば15個とか5個の賞
球)を払い出すことを命じる賞球数データ等を格納する
ためのROM83B(メモリ)、及びデータの書き込み
及び読み出しを行うためのRAM83C(メモリ)、入
出力装置(I/Oポート)83D及び電源監視回路83
E等を装着している。次に、盤面機構部W2について概
略すると、その主基板43は、パチンコ機1のメイン動
作を制御するための基板である。主基板43は、制御回
路として、制御動作を所定の手順で実行することができ
るCPU43A(演算処理装置)、その動作プログラム
データを格納するためのROM43B(メモリ)、及び
データの書き込み及び読み出しを行うためのRAM43
C(メモリ)、入出力装置(I/Oポート)43D等を
装着している。
【0042】そのROM43Bには、図5(a)に示す
ような音楽データテーブルを有し、この音楽データテー
ブルは、パチンコゲームの遊技状態を表す「遊技状態
(例えば大当たり遊技等)」と、この「遊技状態」に対
応する「制御信号E1乃至E4」とから構成されてい
る。また、そのROM43B(メモリ)には、図6
(a)及び(c)に示すような発光パターンデータテー
ブルを有しており、図6(a)に示す発光パターンデー
タテーブルは、「パチンコ機1のエラー内容」と、この
「パチンコ機1のエラー内容(例えばガラス扉9の開放
等)」に対応する「エラー制御信号F1乃至F4」とか
ら構成される。また、図6(c)に示す発光パターンデ
ータテーブルは、パチンコゲームの遊技状態を表す「遊
技状態(例えば大当たり遊技等)」と、この「遊技状態
(例えば大当たり遊技等)」に対応する「制御信号F5
乃至F8」とから構成されている。更に、ROM43B
には、図7(a)に示すような表示データテーブルを有
し、この表示データテーブルは、パチンコゲームの遊技
状態を表す「遊技状態(例えば大当たり遊技等)」と、
この「遊技状態」に対応する「制御信号C1乃至C4」
とから構成されている。
【0043】また、音声基板44aは、スピーカ3aか
ら出力される効果音等を制御するための基板であって、
音発生回路として、その制御動作を所定の手順で実行す
ることができるCPU85A(演算処理装置)、その動
作プログラムデータ及び音用データ等を格納するための
ROM85B(メモリ)、及びデータの書き込み及び読
み出しを行うためのRAM85C(メモリ)、入出力装
置(I/Oポート)85D等を装着している。そのRO
M85Bには、音用データを記憶するべく、図5(b)
に示すような音楽データテーブルを有し、この音楽デー
タテーブルは、「制御信号E1乃至E4」と、この「制
御信号E1乃至E4」に対応する「ゲーム音楽(例えば
第1音楽パターン等)」とから構成されている。第1音
楽パターン乃至第4音楽パターンは、相互に異なり、遊
技状態に応じて適切に設定されている。
【0044】更に、ランプ基板44bは、パチンコ機1
の遊技盤2上の前記盤面ランプW5及び前記枠ランプW
3を制御するための基板であって、ランプ照明回路とし
て、その制御動作を所定の手順で実行することができる
CPU86A(演算処理装置)、その動作プログラムデ
ータ及び点灯データ等を格納するためのROM86B
(メモリ)、及びデータの書き込み及び読み出しを行う
ためのRAM86C(メモリ)、入出力装置(I/Oポ
ート)86D等を装着している。そのROM86B(メ
モリ)には、点灯データとして、図6(b)及び(d)
に示すような発光パターンデータテーブルを有してお
り、図6(b)に示す発光パターンデータテーブルは、
「エラー制御信号F1乃至F4」と、この「エラー制御
信号F1乃至F4」に対応する「点灯パターン」とから
構成されている。また、図6(d)に示す発光パターン
データテーブルは、「制御信号F5乃至F8」と、この
「制御信号F5乃至F8」に対応する「点灯パターン
(例えば第1乃至第4点灯パターン等)」とから構成さ
れている。尚、第1点灯パターン乃至第4点灯パターン
は、相互に異なり、遊技状態に応じて適切に設定されて
いる。
【0045】また、表示基板44cは、パチンコ機1の
遊技盤2のLCD表示器19及び普通図柄表示器20を
制御するための基板であって、図柄変動表示回路とし
て、その制御動作を所定の手順で実行することができる
CPU87A(演算処理装置)、その動作プログラムデ
ータ及び表示パターンデータ等を格納するためのROM
87B(メモリ)、及びデータの書き込み及び読み出し
を行うためのRAM87C、入出力装置(I/Oポー
ト)87D、画像デジタル処理(VDP)装置87E等
を装着している。そのROM87Bには、表示データを
記憶するべく、図7(b)に示すような表示データテー
ブルを有し、この表示データテーブルは、「制御信号C
1乃至C4」と、この「制御信号C1乃至C4」に対応
する「表示パターン(例えば第1乃至第4表示パター
ン)」とから構成されている。これら第1表示パターン
乃至第4表示パターンは、相互に異なり、遊技状態に応
じて適切に設定されている。
【0046】また、電源基板49の電源49cは、主基
板43のCPU43A、ROM43B、RAM43C及
び入出力装置43Dに、動作用電圧としての5V(ボル
ト)の電圧の直流を供給して、主基板43のCPU43
A、ROM43B、RAM43C及び入出力装置43D
を正常に動作させる。その電源基板49の電源49c
は、賞球基板45の電源監視回路83Eを介して、賞球
基板45のCPU83A、ROM83B、RAM83C
及び入出力装置83Dに、5V(ボルト)の電圧の直流
を供給して、そのCPU83A、ROM83B、RAM
83C及び入出力装置83Dを正常に動作させる。尚、
動作用電圧の電圧低下を招いた場合に、バックアップ電
源49dは、RAM83Cにバックアップ電圧を供給で
きる。
【0047】ここで、電源基板49の電源49cが、音
声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44cに
5V(ボルト)の電圧の直流を供給していない理由は、
音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44c
には、図示しない変圧器がそれぞれ設けられており、こ
の変圧器によって、電源49bが供給する12V(ボル
ト)の直流を電圧5V(ボルト)の直流に変圧して、そ
の変圧した直流を音声基板44a、ランプ基板44b及
び表示基板44cのCPU85A〜87A、ROM85
B〜87B、RAM85C〜87C、及び入出力装置8
5D〜87Dに供給して、正常な動作を行わせ得るから
である。
【0048】また、電源49bは、主基板43、音声基
板44a、ランプ基板44b及び表示基板44cに、電
圧の12V(ボルト)の直流を供給して、主基板43、
音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44c
に設けられたセンサ類等を作動させる。また、電源49
bは、払出装置61に12V(ボルト)の電圧の直流を
供給して、払出装置61に設けられたセンサ類を作動さ
せる。更に、電源49aは、AC(交流)24V(ボル
ト)を変圧して直流32V(ボルト)を作り、払出装置
61に設けられたモータ類を作動させる。もっとも、部
品の変更に応じて、音声基板44a及び表示基板44c
に、電圧の12V(ボルト)の直流を供給し、また、ラ
ンプ基板44bに、電圧の5V(ボルト)の直流を供給
するようにしても良い。また、AC(交流)24V(ボ
ルト)は、払出装置61に直接に供給され、この払出装
置61に設けられたモータ類を駆動させ、更に、カード
式球貸機21に直接に供給され、このカード式球貸機2
1を駆動させる。
【0049】また、主基板43のCPU43Aは、RA
M43C、ROM43B及び入出力装置43Dに接続さ
れており、その入出力装置43Dは、賞球基板45、音
声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44cの
入出力装置83D、85D〜87Dに接続されている。
かかる接続により、主基板43のCPU43Aは、賞球
基板45、音声基板44a、ランプ基板44b及び表示
基板44cの演算処理装置としてのCPU83A、85
A〜87Aに対して、制御信号E1乃至E4、制御信号
F1乃至F8、制御信号C1乃至C4等を伝達すること
ができる。
【0050】この場合、主基板43のCPU43Aの負
担を軽減するべく、主基板43のCPU43Aが、賞球
基板45、音声基板44a、ランプ基板44b及び表示
基板44cのCPU83A、85A〜87Aに対して、
各制御内容を示す制御信号E1乃至E4、制御信号F1
乃至F8及び制御信号C1乃至C4等を伝達するので、
その制御信号E1乃至E4、制御信号F1乃至F8及び
制御信号C1乃至C4等をそれぞれ入力した賞球基板4
5、音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板4
4cのCPU83A、85A〜87Aが、賞球基板4
5、音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板4
4cのRAM83C、85C〜87Cをそれぞれ使用し
ながら、ROM83B、85B〜87Bに記憶されてい
るプログラム等に従って、その内容を実行する。
【0051】具体的には、音声基板44aのCPU85
Aは、図4に明示するように、RAM85C、ROM8
5B及び入出力装置85Dに接続されており、その入出
力装置85Dは、スピーカ3aに接続されているので、
主基板43のCPU43Aから制御信号E1乃至E4を
入力する音声基板44aのCPU85Aは、RAM85
Cを使用しながらROM85Bから音用データ(図5
(b)に示す第1乃至第4音楽パターンデータ)を読み
出して、入出力装置85Dを介してスピーカ3aを制御
することができる。
【0052】その結果、このスピーカ3aは、LCD表
示器19の表示図柄が所定の図柄(例えば「777」
等)を構成する大当たり状態(図5の制御信号E1に対
応)、普通図柄表示装置20が通常当たり図柄(例え
ば、「7」)を表示する通常当たり状態(図5の制御信
号E2に対応)、LCD表示器19の表示図柄が変動す
る図柄変動状態(図5の制御信号E3に対応)、及び遊
技者が遊技を行って入賞口20a、20b、20cに入
賞した状態である通常遊技状態(図5の制御信号E4に
対応)等において、遊技者の興味を起こすような効果音
等を出力する。
【0053】また、ランプ基板44bのCPU86A
は、RAM86C、ROM86B及び入出力装置86D
に接続されており、その入出力装置86Dは、枠ランプ
W3及び盤面ランプW5に接続されているので、主基板
43のCPU43Aから制御信号F1乃至F8を入力す
るランプ基板44bのCPU86Aは、RAM86Cを
使用しながらROM86Bから点灯パターンデータを読
み出して、入出力装置86Dを介して、枠ランプW3及
び盤面ランプW5を制御することができる。それによ
り、これら枠ランプW3及び盤面ランプW5は、前述し
た大当たり状態(図6の制御信号F5に対応)、通常当
たり状態(図6の制御信号F6に対応)、図柄変動状態
(図6の制御信号F7に対応)、通常遊技状態(図6の
制御信号F8に対応)等において、遊技者の興味を起こ
すように枠ランプW3及び盤面ランプW5を点灯するこ
とができる。
【0054】更に、表示基板44cのCPU87Aは、
RAM87C、ROM87B、入出力装置87D及び画
像デジタル処理(VDP)装置87Eに接続されてお
り、その画像デジタル処理装置87Eは、表示器W4の
LCD表示器19に接続されているので、主基板43の
CPU43Aから制御信号C1乃至C4等を入力する表
示基板44cのCPU87Aは、RAM87Cを使用し
ながらROM87Bから図柄変動用データ(図7(b)
に示す第1乃至第4表示パターンデータ)を読み出し、
画像デジタル処理装置87Eを介して、表示器W4のL
CD表示器19を制御することができる。それにより、
この表示器W4は、前記大当たり状態(図7の制御信号
C1に対応)、通常当たり状態(図7の制御信号C2に
対応)、図柄変動状態(図7の制御信号C3に対応)、
通常遊技状態(図7の制御信号C4に対応)等におい
て、遊技者の興味を起こす映像を表示することができ
る。
【0055】また、賞球基板45のCPU83Aは、電
源監視回路83E、RAM83C、ROM83B及び入
出力装置83Dに接続されており、その入出力装置83
Dは、発射装置6a、払出装置61及びカード式球貸機
21に接続されている。このような接続により、主基板
43のCPU43Aから制御信号を入力する賞球基板4
5のCPU83Aは、RAM83Cを使用しながらRO
M83Bから、賞球数データを読み出して、発射装置6
a、払出装置61及びカード式球貸機21との間で信号
を伝達することができる。
【0056】そして、この実施の形態に係るパチンコ機
1の場合、主基板43にCPU43A等、賞球基板45
にCPU83A等、音声基板44aにCPU85A等、
ランプ基板44bにCPU86A等及び表示基板44c
にCPU87A等を備えているが、これらCPU43
A、83A、85A乃至87A等の機能は、必ずしも同
等でない。すなわち、CPU43A、83A、85A乃
至87Aの演算処理速度、及びROM43B、83B、
85B乃至87B等の記憶容量等に差異があって、主基
板43のCPU43A等の機能が、その他のCPU83
A、85A乃至87A等の機能より劣ることが多い。そ
のため、主基板43上のCPU43Aの負担を軽減し
て、その負担を他のCPU83A、85A乃至87Aが
負担するのが、パチンコ機1全体の処理能力を向上させ
るには望ましい。
【0057】そして、主基板43のCPU43Aを動作
させるためのROM43Bに記憶されるプログラム量、
及びRAM43Cに記憶されるデータ量を減らして、そ
の分例えば音声基板44a、ランプ基板44b、表示基
板44c及び賞球基板45のCPU83A、85A乃至
87Aを動作させるためのROM83B、85B乃至8
7Bに記憶されるプログラム量、及びRAM83C、8
5C乃至87Cに記憶するデータ量を増加させて、パチ
ンコ機1全体の処理能力を向上させるのが望ましい。こ
の場合、賞球基板45にCPU83A、音声基板44a
にCPU85A、ランプ基板44bにCPU86A及び
表示基板44cにCPU87Aが、高機能であることか
ら、ROM83B、85B乃至87B及びRAM83
C、85C乃至87Cも記憶容量の大きい高機能のもの
を使用できるので、これらメモリとしてのROM83
B、85B乃至87B、及び、RAM83C、85C乃
至87Cが、その基板45、44a、44b、44c上
に占める面積を減少させることができる。
【0058】次に、主基板43の制御回路のCPU43
Aの動作について、図8に示すフローチャートを参照し
て説明する。主基板43のCPU43Aは、ROM43
Bに記憶されている動作プログラムデータに従って動作
し、入賞口20a、20b、20cの内のいずれかへの
入賞を検出したか否かを判断する(S1)。主基板43
のCPU43Aが、入賞口20a、20b、20cへの
入賞を検出した場合(S1:YES)、各入賞データ等
を主基板43のRAM43Cに記憶し(S2)、賞球基
板45のCPU83A、音声基板44aのCPU85
A、及びランプ基板44bのCPU86A、表示基板4
4cのCPU87Aに、その入賞データに対応する制御
信号を出力する(S3)。主基板43のCPU43A
は、ゲート30への入賞を検出したか否かを判断する
(S4)。ゲート30への入賞を検出した場合(S4:
YES)、主基板43のCPU43Aは、その検出信号
が入力された時のカウント値と、ROM43Bに記憶さ
れている数値の「当たりカウント値(「0」〜「9」の
いずれかの数値)」とが一致するか否かを判断する。
【0059】そして、主基板43のCPU43Aは、当
たりであるゲート入賞データを主基板43のRAM43
Cに記憶する(S5)。その後、主基板43のCPU4
3Aは、賞球基板45のCPU83A、音声基板44a
のCPU85A、及びランプ基板44bのCPU86
A、表示基板44cのCPU87Aに、ゲート入賞デー
タに対応する制御信号を出力する(S6)。また、主基
板43のCPU43Aは、第1種始動口28への入賞を
検出したか否かを判断する(S7)。第1種始動口28
への入賞を検出した場合(S7:YES)、主基板43
のCPU43Aは、LCD表示器19の表示画面の変動
動作を開始させる図柄変動データを主基板43のRAM
43Cに記憶する(S8)。その後、主基板43のCP
U43Aは、賞球基板45のCPU83A、音声基板4
4aのCPU85A、及びランプ基板44bのCPU8
6A、表示基板44cのCPU87Aに、その図柄変動
データに対応する制御信号を出力する(S9)。
【0060】また、主基板43のCPU43Aは、大当
たりか否かを検出する(S10)。具体的には、主基板
43のCPU43Aは、検出信号が入力された時のカウ
ント値と、主基板43のROM43Bに記憶されている
数値の「大当たりカウント値(「0」〜「199」のい
ずれかの数値)」とが一致するか否かを判断し、一致す
る場合大当たりとなる。大当たりを検出した場合(S1
0:YES)、主基板43のCPU43Aは大当たりの
データをRAM43Cに記憶する(S11)。次に、主
基板43のCPU43Aは、賞球基板45のCPU83
A、音声基板44aのCPU85A、ランプ基板44b
のCPU86A、及び表示基板44cのCPU87A
に、大当たりのデータに対応する制御信号を出力する
(S12)。
【0061】次に、主基板43のCPU43Aは、大入
賞口30aへの入賞か否かを検出する(S13)。ま
た、主基板43上のCPU43Aが大入賞口30aへの
入賞を検出した場合(S13:YES)、その大入賞デ
ータ等をRAM43Cに記憶する(S14)。次に、主
基板43のCPU43Aは、賞球基板45のCPU83
A、音声基板44aのCPU85A、ランプ基板44b
のCPU86A、及び表示基板44cのCPU87A
に、大入賞データ等を出力する(S15)。
【0062】更に、主基板43のCPU43Aは、ガラ
ス扉9の開放等のエラーか否かを検出する(S16)。
ガラス扉9の開放等のエラーを検出した場合(S16:
YES)、主基板43のCPU43Aは各エラーデータ
等をRAM43Cに記憶し(S17)、更に、そのエラ
ーデータ等の内容を示すエラー制御信号F1乃至F4
(図6参照)を、ランプ基板44bのCPU86Aに出
力する(S18)。
【0063】次に、賞球基板45の賞球払出回路のCP
U83Aの動作について、図9に示すフローチャートを
参照して説明する。図9のフローチャートは、賞球払出
回路のCPU83Aの動作を示す。主基板43上のCP
U87Aから、各入賞口毎に入賞した個数のデータであ
る賞球データに対応する制御信号等を入力すると(S2
0:YES)、賞球基板45のCPU83Aは、図9に
示すように、賞球データを加算して、賞球基板45のR
AM83Cに記憶させるという入賞加算処理を実行する
(S21)。
【0064】具体的には、賞球基板45のCPU83A
は、各入賞口20a、20b、20c、大入賞口30a
毎に入賞個数の賞球データを、賞球基板45のRAM8
3Cから読み出して、各入賞個数の賞球データに1を加
算して、再度、加算した入賞個数の賞球データを、RA
M83Cに記憶させる。主基板43上のCPU87Aか
ら賞球データに対応する制御信号等を入力しない場合
(S20:NO)、賞球基板45のCPU83Aは、賞
球の払い出しデータに対応する信号等を入力するか否か
を判断する(S22)。
【0065】賞球の払い出しデータに対応する信号等を
入力すると(S22:YES)、各入賞口毎に入賞個数
のデータである賞球データを減算して、入賞減算処理を
実行する(S23)。具体的には、賞球基板45のCP
U83Aは、各入賞口20a、20b、20c、大入賞
口30a毎に入賞個数のデータをRAM83Cから読み
出し、その入賞個数のデータから1を減算して、再度、
減算した入賞個数のデータを賞球基板45のRAM83
Cに記憶させる。
【0066】その後、賞球基板45のCPU83Aは、
所定の賞球(例えば15個とか5個の賞球)を払い出す
ことを命じる賞球数データをROM83Bから読み出し
(S24)、その賞球数データに対応する駆動信号を払
出装置61に出力する(S25)。具体的には、賞球基
板45のCPU83Aが、入賞に対して払い出される賞
球個数データを、設定賞球数(例えば15個とか5個)
データをROM83Bから読み出す。そして、賞球基板
45のCPU83Aは、ROM83Bに格納されている
制御プログラムに従って、払出装置61を制御するの
で、その払出装置61は、所定の入賞球(例えば15個
とか5個のパチンコ球)を払い出す。
【0067】かかる払い出しの際、賞球基板45のCP
U83Aは、賞球として1個パチンコ球が払い出された
ことを確認しながら、払出装置61により払い出された
賞球数をカウントし(S26)、この払い出された賞球
のカウント個数が、設定賞球数になったか否かを判定す
る(S27)。ここで、払い出された賞球のカウント個
数が、設定賞球数になっていない場合には(S27:N
O)、賞球基板45のCPU83Aは、払出装置61に
より払い出される賞球の個数が所定個数になるまで、払
出装置61の駆動を続行するよう駆動信号を出力する
(S25、S26、S27)。
【0068】この払い出し動作(例えば15個のパチン
コ球)の実行中において、賞球基板45のCPU83A
は、既に払い出したパチンコ球数(例えば5個のパチン
コ球)のデータ、及び、これから払い出すパチンコ球数
(例えば10個のパチンコ球)のデータの双方を、球情
報(内部情報)として、賞球基板45のRAM83Cに
記憶させるのが望ましい。
【0069】そして、例えば15個のパチンコ球を賞球
として、賞球払い出し動作を実行する場合には、賞球基
板45のCPU83Aは、1個払い出す毎にRAM83
Cから双方データを読み出し、既に払い出したパチンコ
球数のデータに1を加算するとともに、これから払い出
すパチンコ球数のデータから1を減算して、双方のデー
タをRAM83Cに記憶させ、更に、払い出すパチンコ
球数のデータ、及び、既に払い出したパチンコ球数のデ
ータの双方の和が、所定の払い出し総数(15個)であ
ることを確認する。
【0070】そして、払い出された賞球のカウント個数
が、設定賞球数になった場合には(S27:YES)、
賞球基板45のCPU83Aは、主基板43のCPU4
3Aに対して、賞球の払い出しを停止した旨の指令を出
力する。その後、賞球基板45のCPU83Aは、払出
装置61の駆動を停止する信号を出力して、処理を終了
する。
【0071】次に、ランプ基板44b、音声基板44a
及び表示基板44c上のCPU85A、CPU86A及
びCPU87Cの動作について、図10乃至図12のフ
ローチャートに基づいて説明する。図10は、表示基板
44c上のCPU87Aの動作を示す。図11は音声基
板44a上のCPU85Aの動作を示す。図12は、ラ
ンプ基板44bのCPU86Aの動作を示す。
【0072】最初に、表示基板44c上のCPU87
A、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基板4
4a上のCPU85Aは、図10乃至図12に示すよう
に、制御信号を入力した(S30、S40、S50)場
合、制御信号が制御信号C3、F7及びE3か否かを判
断する(S31、S41、S51)。表示基板44c上
のCPU87Aは、図10に示すように、図柄変動を示
すデータC3の制御信号を入力したか否かを判断した結
果(S31)、入力した信号が制御信号C3の場合(S
31:YES)、LCD表示器19の表示画面の変動を
開始させる(S32)。
【0073】また、音声基板44a上のCPU85A
は、図11に示すように、図柄変動を示すデータの制御
信号E3を入力したか否かを判断した結果(S41)、
入力した信号が制御信号E3の場合(S41:YE
S)、音声基板44a上のCPU85Aは、LCD表示
器19の表示画面の変動動作の開始と同期して、スピー
カ3aは、遊技者の興味を起こすような、表示画面の変
動動作用の効果音等を発生する(S42)。
【0074】また、ランプ基板44b上のCPU86A
は、図12に示すように、図柄変動を示すデータの制御
信号F7を入力した結果(S50)、入力した信号が制
御信号F7の場合(S51:YES)、ランプ基板44
b上のCPU86Aは、LCD表示器19の表示画面変
動動作の開始と同期して、枠ランプW3及び盤面ランプ
W5の表示画面の変動動作用の点灯動作を開始する(S
52)。
【0075】具体的には、LCD表示器19の画面の、
左側、中央、及び右側の図柄変動表示部にそれぞれ表示
された図柄の変動を開始し、同時に、枠ランプW3及び
盤面ランプW5は、遊技者の興味を起こすように表示ラ
ンプ7の点灯を開始し、スピーカ3aは、遊技者の興味
を起こすような効果音等の発生を開始する。
【0076】次に、表示基板44c上のCPU87A、
ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基板44a
上のCPU85Aは、大当たりを示すデータの制御信号
C1、F5及びE1を入力したか否かを判断する(S3
3、S43、S53)。
【0077】そして、表示基板44c上のCPU87
A、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基板4
4a上のCPU85Aが、大当たりのデータの制御信号
C1、F5及びE1を入力しない(S33:NO、S4
3:NO、S53:NO)場合、表示基板44c上のC
PU87Aは、ハズレパターンの変動図柄をROM87
Bから選択し、LCD表示器19の画面の左側(第1図
柄)を停止させ、LCD表示器19の画面の中央(第2
図柄)を停止させ、LCD表示器19の画面の右側(第
3図柄)を停止させる。この場合、枠ランプW3及び盤
面ランプW5の表示しを行いながら遊技者の興味を起こ
すような効果音等を発生し、ハズレパターンの変動図柄
を、画像デジタル処理装置87Eを介して、特別図柄表
示装置19が所定の時間だけハズレ図柄を表示した後、
メインフローチャートに戻る。
【0078】ここで、表示基板44c上のCPU87
A、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基板4
4a上のCPU85Aが、大当たりのデータの制御信号
C1、F5及びE1を入力する場合(S33:YES、
S43:YES、S53:YES)、表示基板44c上
のCPU87Aは、大当たり図柄(例えば、「77
7」)をその回の停止図柄(表示図柄)としてROM8
7Bから選択して、画像デジタル処理装置87Eを介し
て特別図柄表示装置19を変動後表示される(S3
4)。そして、音声基板44aのCPU85A及びラン
プ基板44bのCPU86Aの制御の下に、LCD表示
器19の表示画面の変動動作と同期して、枠ランプW3
及び盤面ランプW5は、点灯動作を継続する(S54)
とともに、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こすよう
な効果音の発生も継続して(S44)、雰囲気が盛り上
げられる。
【0079】次に、表示基板44c上のCPU87A、
ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基板44a
上のCPU85Aは、通常当たり遊技を示すデータの制
御信号C2、F6及びE2を入力したか否かを判断する
(S35、S45、S55)。この場合、表示基板44
c上のCPU87Aが、通常当たりのデータの制御信号
C2を入力する場合(S35:YES)、表示基板44
c上のCPU87Aは、通常当たり図柄(例えば
「7」)をその回の停止図柄(表示図柄)としてROM
87Bから選択して、画像デジタル処理装置87Eを介
して普通図柄表示装置20を変動後表示させる(S3
6)。
【0080】そして、音声基板44aのCPU85A及
びランプ基板44bのCPU86Aは、通常当たりのデ
ータの制御信号E2及びF6を入力する場合(図12に
示すS55:YES、図11に示すS45:YES)、
音声基板44aのCPU85A及びランプ基板44bの
CPU86Aの制御の下に、普通図柄表示装置20の表
示画面の変動動作と同期して、枠ランプW3及び盤面ラ
ンプW5の点灯動作を継続する(S56)とともに、ス
ピーカ3aは、遊技者の興味を起こすような効果音の発
生も継続して(S46)、雰囲気が盛り上げられる。
【0081】次に、表示基板44c上のCPU87A、
ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基板44a
上のCPU85Aは、通常遊技態を示すデータの制御信
号C4、F8及びE4を入力したか否かを判断する(S
37、S47、S57)。ここで表示基板44c上のC
PU87Aが、通常遊技状態を示すデータの制御信号F
8を入力する場合(S37:YES)、通常遊技状態を
示す図柄のデータを、表示基板44cのROM87Bか
ら選択して、画像デジタル処理装置87Eを介してLC
D表示器19及び普通図柄表示装置20に表示させる
(S38)。
【0082】そして、音声基板44aのCPU85A及
びランプ基板44bのCPU86Aが、通常遊技状態を
示すデータの制御信号C4及びE4を入力する場合(図
12に示すS57:YES、図11に示すS47:YE
S)、音声基板44aのCPU85A及びランプ基板4
4bのCPU86Aの制御の下に、枠ランプW3及び盤
面ランプW5の点灯動作を継続する(S58)ととも
に、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こすような効果
音の発生も継続して(S48)、雰囲気が盛り上げられ
る。
【0083】次に、ランプ基板44bのCPU86A
が、エラー表示する動作について図13に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。図13は、エラー表示の際
のランプ照明回路のCPU86Aの動作を示す。ランプ
基板44b上のCPU86Aは、図13に示すように、
エラー制御信号F1乃至F4を入力する(S60)。ラ
ンプ基板44bのCPU86Aは、制御信号F1を入力
したか否かを判断する(S61)。そして、入力した信
号が制御信号F1の場合(S61:YES)、ランプ基
板44bのCPU86Aは、RAM86Cを使用しなが
らROM86Bから点灯パターンデータを読み出す。そ
して、ランプ基板44b上のCPU86Aは、ガラス扉
9が前方側へ開放されたことを知らせるため、エラー表
示ランプ8を点灯させる(S62)。次に、制御信号F
1を入力しない場合(S61:NO)、ランプ基板44
bのCPU86Aは、制御信号F3を入力したか否かを
判断する(S63)。
【0084】そして、入力した信号が制御信号F3の場
合(S63:YES)、パチンコ球の補給切れを知らせ
るため、ランプ基板44b上のCPU86Aは右側の賞
球及び球切れ表示ランプ10を点灯させる(S64)。
次に、制御信号F3を入力しない場合(S63:N
O)、ランプ基板44bのCPU86Aは、制御信号F
2を入力したか否かを判断する(S65)。そして、入
力した信号が制御信号F2の場合(S65:YES)、
ランプ基板44b上のCPU86Aは、賞球タンク35
内のパチンコ球無を知らせるため、左側の賞球及び球切
れ表示ランプ10が点灯させる(S66)。
【0085】更に、制御信号F2を入力しない場合(S
65:NO)、ランプ基板44bのCPU86Aは、制
御信号F4を入力したか否かを判断する(S67)。そ
して、入力した信号が制御信号F4の場合(S67:Y
ES)、ランプ基板44bのCPU86Aは、下部受け
皿5内の賞球のオーバーフローを知らせるため、左側の
賞球及び球切れ表示ランプ10を交互に点滅させる(S
68)。制御信号F4を入力しない場合(S67:N
O)、メインフローチャートに戻る。このように各入賞
データ及び大当たり等の遊技データ、及びエラーデータ
等を、賞球基板45のCPU83A、音声基板44aの
CPU85A、ランプ基板44bのCPU86A、及び
表示基板44cのCPU87Aに出力するので、制御信
号についての細かな内容を表すデータをできるだけ減ら
して、主基板43上のCPU43A等の負担をできるだ
け軽減することができる。かかる構成により、賞球基板
45のROM83B、RAM83C等、音声基板44a
のROM85B、RAM85C等、ランプ基板44bの
ROM86B、RAM86C等、及び表示基板44cの
ROM87B、RAM87C等は、各入賞データ、大当
たり等の遊技データ、及びエラーデータ等の細かな内容
を表すデータ及びプログラム等を記憶することになる。
【0086】次に、貸し球を行う際の動作について説明
する。賞球基板45のCPU83Aは、先ずカード式球
貸機21から所定個数の貸球の払い出しを指令する貸球
払出指令を入力しているか否かを判定する。具体的に
は、遊技者が貸出スイッチ13を操作した際に、その操
作に基づいた貸球要求信号が、カード式球貸機21か
ら、賞球基板45の入出力装置83Dを介してCPU8
3Aに対して入力されるので、賞球基板45のCPU8
3Aは、貸球要求信号が入力されたか否かを判定でき
る。賞球基板45のCPU83Aは、貸球要求信号を入
力したと判定した場合には、必要に応じて、貸球要求信
号を主基板43のCPU43Aに通知する。
【0087】そして、賞球基板45のCPU83Aは、
ROM83Bに格納されている制御プログラムに従って
設定貸球数を計算してRAM83Cに格納後、払出装置
61を駆動して、貸球として1個パチンコ球を払い出
す。その際に、賞球基板45のCPU83Aは、払い出
し完了の検出信号を確認しながら、払い出される貸球の
個数をカウントするのが望ましい。例えば、所定のパチ
ンコ球(例えば100個のパチンコ球)を貸し球として
払い出す際に、現在の総払い出し残個球データが、RA
M83Cに記憶される。その球貸し動作の実行中におい
て、賞球基板45のCPU83Aは、パチンコ球1個の
払い出しを行って、払い出し完了の検出信号により確認
する毎に、既に貸し出したパチンコ球数のデータを1個
加算してRAM83Cに記憶する他に、総払い出し残個
球のデータを1個減算して、現在の総払い出し残個球情
報として、RAM83Cに記憶する。
【0088】そして、賞球基板45のCPU83Aは、
必要に応じて、既に貸し出したパチンコ球数のデータ、
及び、これから貸し出すパチンコ球数のデータの和を計
算して、貸し出し動作が正しいことを確認する。そし
て、賞球基板45のCPU83Aは、払い出された貸球
のカウント個数が、予めRAM83Cに格納されている
設定貸球数(例えば100個のパチンコ球)になったか
否かを判定し、払い出された貸球のカウント個数が設定
貸球数になっていない場合には、払い出し処理を続行す
る。一方、設定貸球数になった場合には、賞球基板45
のCPU83Aは、払出装置61による貸球の払い出し
を停止し、必要に応じて、貸球の払い出し終了を主基板
43のCPU43Aに通知する。
【0089】そして、表示基板44c上のCPU87A
が、最初の制御信号を入力した後、次の制御信号を入力
する前、必要に応じて、前記ランプ基板44b上のCP
U86A及び前記音声基板44a上のCPU85Aにト
リガ用制御信号等を出力してもよい。その場合、トリガ
用制御信号を出力した表示基板44c上のCPU87A
の動作は、そのトリガ用制御信号を入力したランプ基板
44b上のCPU86A及び音声基板44a上のCPU
85Aの動作開始と確実に同期して開始する。かかるト
リガ用制御信号等の出力により、表示基板44c上のC
PU87Aの動作開始及び動作停止、音声基板44a上
のCPU85Aによる効果音等の発生及び停止、更にラ
ンプ基板44b上のCPU86Aによる表示ランプ7の
点灯及び点滅で時間差がなくなり、パチンコ機遊技者が
遊技に違和感を感じることがない。
【0090】以上詳細に説明した通り、この実施形態に
係るパチンコ機1によれば、パチンコ機用ランプW3、
W5の点灯等を制御するためのランプ基板44b上のC
PU86A、点灯パターンデータ等を少なくとも記憶す
るROM86B等の制御回路と、パチンコ球の入賞の際
の効果音等を発生する音声基板44aのCPU85A、
音用データを少なくとも記憶するROM85B等の制御
回路と、パチンコ機用の盤面2上に設けられたLCD表
示器19を制御する表示基板44cのCPU87A、図
柄変動表示用データを少なくとも記憶するROM87B
等の制御回路とを備え、更に、これらランプ基板44b
のCPU86A等の制御回路、音声基板44aのCPU
85A等の制御回路、及び、表示基板44cのCPU8
7A等の制御回路を制御する主基板43上のCPU43
A、ROM43B、RAM43C等の制御回路とを少な
くとも備える。そのパチンコ機1において、主基板43
上のCPU43A等の制御回路は、ランプ基板44bの
CPU86A等の制御回路、音声基板44aのCPU8
5A等の制御回路、及び、表示基板44cのCPU87
A等の制御回路に制御信号E1乃至E4、制御信号F1
乃至F8、制御信号C1乃至C4等を出力すると、ラン
プ基板44bのCPU86Aが、点灯パターンデータに
基づいてパチンコ機用ランプW3、W5の点灯等を制御
し、音声基板44aのCPU85Aが、音楽パターンデ
ータに基づいて効果音等を発生し、表示基板44cのC
PU87Aが、図柄変動の表示用パターンデータに基づ
いて、LCD表示器19を制御する。
【0091】それにより、主基板上43の制御回路は、
図15に示すような同期を取るためのトリガ信号を、そ
の都度ランプ基板44bのランプ照明回路等に出力する
必要がなくなるため、主基板43上の制御回路の負担を
軽減し、結果的に、主基板43上のメモリーに記憶すべ
きプログラムデータ等の容量が減って、主基板43を小
型化することができる。尚、本発明は前記実施形態に限
定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々の改良、変形が可能であることは勿論であり、以
下のようにしてもよい。例えば、パチンコ機としては、
上記第1種パチンコ機に限らず、例えば第2種パチンコ
機、第3種パチンコ機に適用しても良い。また、カード
式パチンコ機以外の通常のパチンコ機において、この発
明を実施してもよい。また、主基板43から表示基板4
4c、ランプ基板44b及び音声基板44aへの指令、
及び、表示基板44cからランプ基板44b及び音声基
板44a等への指令ついては、1例として列挙したにす
ぎず、それ以外の態様においても同様な動作が行われ
る。
【0092】また、他の実施の形態としては、図14に
示すように、CPU80及びメモリ81を含む制御回路
が、スピーカ82aを駆動制御する音発生回路82と、
枠ランプ及び盤面ランプ83aを駆動制御するランプ照
明回路83と、図柄変動表示装置84aを駆動制御する
図柄変動表示回路84とに接続された状態で、CPU8
0及びメモリ81を含む制御回路、音発生回路82、ラ
ンプ照明回路83及び図柄変動表示回路84を一枚の基
板85上に設けてもよい。この場合、賞球回路を設けた
賞球基板(図示せず)及び主基板(図示せず)が基板8
5と別体となって、この賞球回路及び主基板の制御回路
から、CPU80及びメモリ81を含む制御回路に駆動
信号が出力されることになる。尚、音発生回路82は必
ずしも入出力装置を備える必要はなく、例えばオペアン
プ等の増幅器であってもよい。上記実施の形態では、演
算処理装置として、CPU80、43A、83A、85
A乃至87A(中央処理装置)が使用されるが、それ以
外に、例えば加算、減算及び論理演算を行うALU(算
術論理演算装置)等の処理装置を使用してもよい。ま
た、メモリには、主に、不揮発性記憶装置(ROM)及
び揮発性記憶装置(RAM)を使用できる他に、フロッ
ピディスク(FD)、ハードディスク(HD)等のその
他の記憶装置を使用してもよい。更に、演算処理装置と
しては、メモリを内蔵したCPU、いわゆる1チップマ
イコンを使用しても良い。
【0093】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に係るパチ
ンコ機によれば、パチンコ機用ランプの点灯等を制御す
るためランプ照明回路と、このランプ照明回路を制御す
る主基板上の制御回路とを少なくとも備えるパチンコ機
において、このランプ照明回路は、演算処理装置と、こ
の演算処理装置が駆動する際に使用するパチンコ機用ラ
ンプの点灯データを少なくとも記憶するメモリーとを備
え、前記主基板上の制御回路が、前記ランプ照明回路に
制御信号を出力することにより、前記ランプ照明回路の
演算処理装置は、メモリーに記憶された点灯データを読
み出して、前記パチンコ機用ランプの点灯を制御するの
で、制御信号を入力するランプ照明回路の演算処理装置
は、点灯データに基づき、パチンコ機用ランプの点灯を
制御する。それにより、主基板上の制御回路は、パチン
コ機用ランプの点灯制御の際にも、図15に示すよう
に、同期を取るためのトリガ信号を、ランプ照明回路に
出力する必要がなくなるため、主基板上の制御回路の負
担を軽減でき、結果的に、主基板上のメモリーに記憶す
べきプログラムデータ等の容量が減って、主基板を小型
化することができる。
【0094】また、請求項2に係るパチンコ機によれ
ば、パチンコ球の入賞の際の効果音等を発生する音発生
回路を備え、この音発生回路は、演算処理装置と、この
演算処理装置が駆動する際に使用する音用データを少な
くとも記憶するメモリーとを備えており、前記主基板上
の制御回路は、前記音発生回路に制御信号を出力するこ
とにより、音発生回路の演算処理装置が、前記メモリー
に記憶された音用データを読み出して、効果音等の発生
を制御するので、制御信号を入力する音発生回路の演算
処理装置は、音用データに基づき、効果音等の発生を制
御し、主基板上の制御回路は、効果音等の発生制御の際
にも、図15に示すような同期を取るためのトリガ信号
を、その都度出力する必要がなくなる。それにより、主
基板上の制御回路の負担を軽減でき、結果的に、主基板
を小型化することができる。
【0095】また、請求項3に係るパチンコ機によれ
ば、パチンコ機用の盤面上に設けられた図柄変動表示装
置を制御する図柄変動表示回路を備え、この図柄変動表
示回路は、演算処理装置と、この演算処理装置が駆動制
御する際に使用する図柄変動表示用データを少なくとも
記憶するメモリーとを備えており、前記主基板上の制御
回路は、前記図柄変動表示回路に制御信号を出力するこ
とにより、図柄変動表示回路の演算処理装置が、前記メ
モリーに記憶された図柄変動用表示データを読み出し
て、図柄変動表示装置の表示を制御するので、制御信号
を入力する図柄変動表示回路の演算処理装置は、図柄変
動用表示データに基づき、図柄変動表示装置の表示を制
御し、主基板上の制御回路は、図柄変動表示装置の表示
制御の際にも、図15に示すような同期を取るためのト
リガ信号を、その都度出力する必要がなくなる。それに
より、主基板上の制御回路の負担を軽減でき、結果的
に、主基板を小型化することができる。
【0096】また、請求項4に係るパチンコ機によれ
ば、パチンコ機用の賞球の払い出しを制御する賞球払出
回路を備え、この賞球払出回路は、演算処理装置と、こ
の演算処理装置が駆動する際に使用する賞球の払い出し
データを少なくとも記憶するメモリーとを備えており、
前記主基板上の制御回路は、前記賞球払出回路に制御信
号を出力することにより、賞球払出回路の演算処理装置
が、前記メモリーに記憶された賞球の払い出しデータを
読み出して、賞球の払い出しを制御するので、制御信号
を入力する賞球払出回路の演算処理装置は、賞球の払い
出しデータに基づき、賞球の払い出しを制御し、主基板
上の制御回路は、賞球の払い出し制御の際にも、図15
に示すような同期を取るためのトリガ信号を、その都度
出力する必要がなくなる。それにより、主基板上の制御
回路の負担を軽減でき、結果的に、主基板を小型化する
ことができる。
【0097】更に、請求項5に係るパチンコ機によれ
ば、前記主基板上の制御回路は、前記ランプ照明回路に
エラー制御信号を出力し、ランプ照明回路の演算処理装
置が、エラー制御信号に基づき、ランプ照明回路のメモ
リーに記憶されたエラー表示用点灯データを読み出し
て、前記パチンコ機用ランプの点灯を制御するので、エ
ラー制御信号を入力するランプ照明回路の演算処理装置
は、エラー表示用点灯データに基づき、パチンコ機用ラ
ンプの点灯をエラー表示用に制御する。それにより、主
基板上の制御回路は、パチンコ機用ランプのエラー表示
用制御の際にも、図15に示すような同期を取るための
トリガ信号を、その都度出力する必要がなくなり、主基
板上の制御回路の負担を軽減でき、結果的に、主基板を
小型化することができる。
【0098】また、請求項6に係るパチンコ機によれ
ば、前記ランプ照明回路、音発生回路及び図柄変動表示
回路が一枚の基板上に設けられているので、基板枚数が
減るとともにその組み立てが容易になって、製造コスト
が低減化する。
【0099】また、請求項7に係るパチンコ機によれ
ば、前記主基板及びランプ照明回路を備えるランプ基板
が盤面機構部に配置されるのに対して、賞球払出回路を
備える賞球基板は、枠機構部に配置されているので、盤
面機構部についてはパチンコ機の機種毎に部品の共通化
が困難であるが、枠機構部はパチンコ機の種類が異なっ
ても、部品をなるべく共通化できることから、量産によ
るコストの低減を図ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態に係るカード式パチンコ機全体を
示した正面図である。
【図2】実施形態に係るパチンコ機の背面図である。
【図3】実施形態に係るパチンコ機の賞球及び貸球の払
い出しに係る機構セット盤の要部を拡大した背面図であ
る。
【図4】実施形態に係るパチンコ機に係る制御システム
の概略を示すブロック図である。
【図5】(a)及び(b)は、実施形態に係るパチンコ
機の音楽データテーブルを示す図である。
【図6】(a)乃至(d)は、実施形態に係るパチンコ
機の発光データテーブルを示す図である。
【図7】(a)及び(b)は、実施形態に係るパチンコ
機の表示データテーブルを示す図である。
【図8】実施形態に係るパチンコ機の主基板の制御回路
の概略動作を示すフローチャートである。
【図9】実施形態に係るパチンコ機の賞球基板の賞球回
路の概略動作を示すフローチャートである。
【図10】実施形態に係るパチンコ機の表示基板の表示
回路の概略動作を示すフローチャートである。
【図11】実施形態に係るパチンコ機の音声回路の概略
動作を示すフローチャートである。
【図12】実施形態に係るパチンコ機のランプ照明回路
の概略動作を示すフローチャートである。
【図13】実施形態に係るパチンコ機のランプ照明回路
のエラー制御の概略動作を示すフローチャートである。
【図14】他の実施の形態の音声回路、表示回路、ラン
プ照明回路及び制御回路を備えた基板のブロック図であ
る。
【図15】従来のパチンコ機に係る制御システムの概略
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機 2・・・遊技盤 3a・・・スピーカ 3・・・上皿 5・・・下皿 28・・・第1種始動口 30a・・・大入賞口 43・・・主基板 44a・・・音声基板 44b・・・ランプ基板 44c・・・表示基板 45・・・賞球基板 43A、83A、85A、86A、87A・・・CPU 43C、83C、85C、86C、87C・・・RAM 43B、83B、85B、86B、87B・・・ROM 49・・・電源基板 W1・・・枠機構部 W2・・・盤面機構部 W3・・・枠ランプ W4・・・表示器 W5・・・盤面ランプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 7/02 350 A63F 7/02 350B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機用ランプの点灯等を制御する
    ためランプ照明回路と、 このランプ照明回路を制御する主基板上の制御回路とを
    少なくとも備えるパチンコ機において、 前記ランプ照明回路は、演算処理装置と、この演算処理
    装置が駆動する際に使用するパチンコ機用ランプの点灯
    データを少なくとも記憶するメモリーとを備え、 前記主基板上の制御回路が、前記ランプ照明回路に制御
    信号を出力することにより、前記ランプ照明回路の演算
    処理装置は、前記ランプ照明回路のメモリーに記憶され
    た点灯データを読み出して、前記パチンコ機用ランプの
    点灯を制御することを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機において、 パチンコ球の入賞の際の効果音等を発生する音発生回路
    を備え、この音発生回路は、演算処理装置と、この演算
    処理装置が駆動する際に使用する音用データを少なくと
    も記憶するメモリーとを備えており、 前記主基板上の制御回路は、前記音発生回路に制御信号
    を出力することにより、音発生回路の演算処理装置が、
    前記音発生回路のメモリーに記憶された音用データを読
    み出して、効果音等の発生を制御することを特徴とする
    パチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパチンコ機において、 パチンコ機用の盤面上に設けられた図柄変動表示装置を
    制御する図柄変動表示回路を備え、この図柄変動表示回
    路は、演算処理装置と、この演算処理装置が駆動制御す
    る際に使用する図柄変動表示用データを少なくとも記憶
    するメモリーとを備えており、 前記主基板上の制御回路は、前記図柄変動表示回路に制
    御信号を出力することにより、図柄変動表示回路の演算
    処理装置が、図柄変動表示回路のメモリーに記憶された
    図柄変動用表示データを読み出して、図柄変動表示装置
    の表示を制御することを特徴とするパチンコ機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載のパチンコ機において、 パチンコ機用の賞球の払い出しを制御する賞球払出回路
    を備え、この賞球払出回路は、演算処理装置と、この演
    算処理装置が駆動する際に使用する賞球の払い出しデー
    タを少なくとも記憶するメモリーとを備えており、 前記主基板上の制御回路は、前記賞球払出回路に制御信
    号を出力することにより、賞球払出回路の演算処理装置
    が、賞球払出回路のメモリーに記憶された賞球の払い出
    しデータを読み出して、賞球の払い出しを制御すること
    を特徴とするパチンコ機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載のパチンコ機において、 前記主基板上の制御回路は、前記ランプ照明回路にエラ
    ー制御信号を出力し、ランプ照明回路の演算処理装置
    が、そのエラー制御信号に基づき、ランプ照明回路のメ
    モリーに記憶されたエラー表示用点灯データを読み出し
    て、前記パチンコ機用ランプの点灯を制御することを特
    徴とするパチンコ機。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のパチンコ機において、 前記ランプ照明回路、音発生回路及び図柄変動表示回路
    が一枚の基板上に設けられていることを特徴とするパチ
    ンコ機。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のパチンコ機において、 前記主基板、及び、前記ランプ照明回路を備えるランプ
    基板が、盤面機構部に配置されるのに対して、前記賞球
    払出回路を備える賞球基板は、枠機構部に配置されてい
    ることを特徴とするパチンコ機。
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JP4732633B2 (ja) * 2001-08-10 2011-07-27 株式会社平和 遊技機

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