JP2001120649A - 不飽和炭化水素系アルデヒドガス用消臭剤 - Google Patents

不飽和炭化水素系アルデヒドガス用消臭剤

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JP2001120649A
JP2001120649A JP30469599A JP30469599A JP2001120649A JP 2001120649 A JP2001120649 A JP 2001120649A JP 30469599 A JP30469599 A JP 30469599A JP 30469599 A JP30469599 A JP 30469599A JP 2001120649 A JP2001120649 A JP 2001120649A
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Osamu Takagi
修 高木
Toshiro Hirukawa
敏郎 蛭川
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガスによる
悪臭を除去し、中高年の体臭を無臭化する。 【解決手段】分子中にNH結合を有する化合物を固体に担
持させた消臭剤、珪酸アルミニウムからなる消臭剤、及
び前記の消臭剤から選ばれる少なくとも一種の消臭剤を
含有する消臭性製品。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不飽和脂肪族炭化
水素系アルデヒドガス用消臭剤及びこれを含有させるこ
とにより優れた消臭性能を発揮させることができる各種
繊維、塗料、シート等の消臭性製品に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化先進国である日本では、爽やかで
若々しくありたいと考える中高年の人が増えている。一
方、中高年の体臭を嫌がる人は多く、体臭を除去する消
臭剤の開発が望まれていた。1999年6月に株式会社
資生堂と高砂香料工業株式会社から中高年の体臭の原因
は不飽和基含有脂肪族系炭化水素系アルデヒドガスの一
種であるノネナールであることが、新聞やインターネッ
トで発表された。その発表の中で、ノネナールは、年齢
と共に発散量が増加することが報告されている。ノネナ
ール臭の消臭に対して、ノネナールの生成を抑制する方
法や、他の臭気成分で目立たなくする(マスキング)方法
が考えられる。しかし、マスキング効果は個人差が強
く、また最近の市場動向では、マスキングより無臭化が
求められている。以上の問題などから未だ有効な消臭剤
は開発されていない。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、不飽和脂
肪族炭化水素系アルデヒドガスによる悪臭を除去し、中
高年の体臭を無臭化させる消臭剤を提供し、またその消
臭剤を含有させた消臭性製品を提供することを課題とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、分子中にNH結合を有する化合物を固体に担持
させるか、又は珪酸アルミニウムを用いることが、上記
課題を解決する上で極めて有効であることを見出し、本
発明を完成するに到った。即ち、本発明は、分子中にNH
結合を有する化合物を固体に担持させたことを特徴とす
る不飽和炭化水素系アルデヒドガス用消臭剤、珪酸アル
ミニウムからなることを特徴とする不飽和炭化水素系ア
ルデヒドガス用消臭剤、及び前記の消臭剤から選ばれる
少なくとも一種の消臭剤を含有することを特徴とする不
飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガス用消臭性製品であ
る。
【0005】(1)分子中にNH結合を有する化合物を固
体に担持させた消臭剤 ○分子中にNH結合を有する化合物を担持させた固体 本発明における分子中にNH結合を有する化合物(以下、
NH化合物と略す)を担持する固体は、有機物、無機物
のいずれであっても良い。有機物の具体例として、大豆
粉、血粉、ポリエステル樹脂、ポリアクリル系樹脂等が
あり、無機物の具体例として、多孔質二酸化ケイ素、活
性炭の他、セピオライト、雲母などの粘土鉱物等があ
る。耐熱性の点で無機物が好ましい。更に、NH化合物を
担持させ易いことから、酸化物が好ましい。更にまた、
NH化合物はアルカリ性を示すことが多いので、酸化物と
しては、ケイ素系酸化物が好ましく、更により好ましく
はケイ素系酸化物が多孔質二酸化ケイ素であり、含水率
が0.1〜40重量%、比表面積が200〜900m2
/gであり且つ平均細孔径が0.1〜10nmであるも
のが好ましい。多孔質二酸化ケイ素の市販品として、シ
リカゲルやニップシール(微粒子含水二酸化ケイ素)等
がある。比表面積が小さ過ぎると、NH化合物と不飽和脂
肪族炭化水素系アルデヒドガスとの接触面積が減少し、
ガス吸着量が損なわれる。また、比表面積が大きすぎる
ものは、NH化合物が多く担持されすぎて、繊維等に添加
して混練した際、加熱により変色を生じさせる原因とな
り易い。比表面積は、窒素吸着量から算出するBET法
により、容易に測定できる。また、平均細孔径が大きす
ぎると、比表面積が減り、ポリアミン化合物の担持量が
少なくなり、不飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガスに
対する吸着性能が低下する。平均細孔径が大きすぎるに
も係らず比表面積を充分な大きさにしようとすると、多
孔質体における空隙率が大きくなりすぎ、機械的強度が
小さくなったり、NH化合物を担持する能力が弱くなり、
僅かな加熱によりNH化合物を放出してしまうという問題
がある。一方、平均細孔径が小さすぎると、二酸化ケイ
素の比表面積は増加するが、NH化合物が細孔内に入り難
くなり、結果としてNH化合物の担持量を増加できなくな
り、ガス吸収能は減少する。平均細孔径(D)は、BE
T法により求めた細孔容積及び比表面積から下記式を用
いて容易に算出される。
【0006】
【数1】D=4×V/Sc×104 (V:細孔容積[mL/g]、Sc:比表面積[m2/g])
【0007】本発明における二酸化ケイ素の好ましい含
水率は0.1〜40重量%であり、より好ましくは、8
〜15重量%である。含水率が0.1重量%未満の場
合、表面のシラノール結合が少ないため、本発明におけ
るNH化合物に対する担持力が小さい。逆に、含水率が4
0重量%より多いと、樹脂に混練した際、着色、発泡や
劣化の原因となる。二酸化ケイ素の含水率は、JIS
K7120〜7122に準じて容易に測定できる。
【0008】○NH化合物 NH化合物は、アミノ結合、尿素結合、アミド結合または
イミド結合を有する化合物が望ましい。アミノ結合を有
する化合物としては、ヒドロキシルアミン、クロルアミ
ン、アンモニア、メタノールアミン、エタノールアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、イソプロピルア
ミン、ブチルアミン、プロリン、ヒドロキシプロリン、
ジシアノジアミド、エチレンイミン、エチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、2−
ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノ
ール、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプ
ロパン、イミノビスプロピルアミン、テトラメチレンジ
アミン、炭酸グアニジン、グリシン、アラニン、ザルコ
シン、グルタミン酸、ヘキサメチレンジアミン、メラミ
ン、モルホリン、2−アミノ−4,5−ジシアノイミダ
ゾール、3−アザヘキサン−1,6−ジアミン、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、α−ア
ミノ−ε−カプロラクタム、グアニン、ピペリジン、ア
リルアミン、アミノ安息香酸塩などがある。尿素結合を
有する化合物としては、尿素、チオ尿素、エチレン尿
素、アセチル尿素、グアニル尿素、アゾジカルボンアミ
ドなどが挙げられる。アミド結合又はイミド結合を有す
る化合物としては、フタルイミド、スクシンイミド、ヒ
ダントイン、バルビツール酸、イソシアヌル酸などがあ
る。また不飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガスを消臭
する傾向は、NH結合が分子中に多い程高い。本発明の消
臭剤において高い消臭性能を有するものは、下記分子式
で表される化合物を固体に担持させたものである。
【0009】
【化2】H2N(C24NH)n24NH2 (但し、nは0以上の整数。)
【0010】○NH化合物を固体へ担持する量 NH化合物の固体への好ましい担持量は、通常、固体1g
当たり、NH化合物を0.02〜2.0mmolである。
担持量が少な過ぎると、不飽和脂肪族炭化水素系アルデ
ヒドガスの吸収能が低下し、担持量が多過ぎると、繊維
に混練したり、シートに加熱加工する際、NH化合物が担
持体から飛び出して、変色の原因になる上、NH化合物自
身が悪臭となる可能性がある。NH化合物の担持量は、有
機元素分析により検出される窒素含有率から容易に算出
できる。
【0011】○NH化合物を固体へ担持する方法 本発明の不飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガス消臭剤
は、NH化合物を固体に担持させれば良く、担持方法は特
に限定されない。一般的には、NH化合物が水溶性である
か液体であれば、担持させる固体と液状で混合してやれ
ば容易に均一に担持できる。特に、固体が酸化物の場
合、高濃度で混合してやれば、容易に担持できるが、更
に多孔質二酸化ケイ素であれば、毛細管現象で担持は非
常に容易となる。固体に担持されなかった過剰の、NH化
合物は、水等で洗浄除去してやれば無臭化ができる。上
記のようにして過剰のNH化合物を適宜洗浄により除去
して得られた担持体は、例えば50℃〜120℃で乾燥
し、粉砕することにより、本発明における不飽和脂肪族
炭化水素系アルデヒドガス消臭剤を得ることができる。
【0012】(2)珪酸アルミニウムからなる消臭剤 本発明における珪酸アルミニウムは天然物あるいは合成
物であっても良い。例えば合成珪酸アルミニウムは下記
式であらわされる。
【0013】
【化3】Al23・nSiO2・mH2O (但し、式中、nはn≧6の整数であり、mは零又は正
の整数を示す。)
【0014】上式において好ましいnは6≦n≦50の
範囲の整数であり、好ましいmは1≦m≦20の範囲の
整数である。特に好ましい珪酸アルミニウムは、8≦n
≦15及び3≦m≦15を満たすものである。
【0015】本発明における珪酸アルミニウムは結晶質
であっても非晶質であって良いが、消臭効果が高いこと
から非晶質である方が好ましい。
【0016】本発明における珪酸アルミニウムの好まし
い比表面積は、20〜800m2/gであり、より好ま
しくは、200〜800m2/gである。比表面積が小
さすぎると悪臭ガスの消臭性能が小さくなる為このまし
くない。なお、比表面積は、窒素吸着量から算出するB
ET法により、容易に測定できる。
【0017】合成の非晶質珪酸アルミニウムは、例えば
以下のような手段によって容易に合成することができ
る。即ち、水溶性アルミニウム塩の水溶液と珪酸アルカ
リ金属塩の水溶液とを混合し、室温、大気圧条件下に必
要に応じて酸もしくはアルカリを加えて、pH約3〜約
7の条件に維持して共沈せしめ、これを、例えば約40
℃〜約100℃程度において熟成し、もしくは熟成せず
に共沈物を水洗、脱水、乾燥することにより合成するこ
とができる。この際、上記アルミニウム塩と珪酸アルカ
リ金属塩の使用量は[SiO2/Al23]モル比が6
以上、例えば6〜50の範囲、より好ましくは8〜15
の範囲となるように選択するのがよい。
【0018】又、他の合成手段としては、例えば、シリ
カゾルに、水溶性アルミニウム塩の水溶液を加え、更
に、酸又はアルカリにより、系のpHを約3〜7に維持
して、十分に均一に混合し、更に、例えば約40℃〜約
100℃程度に加温して、熟成し又は熟成しないで、そ
の後、水洗、脱水、乾燥することにより、形成すること
ができる。この際、シリカゾルと水溶性アルミニウム塩
の使用量も、上記[SiO2/Al23]モル比のよう
に選択するのが良い。
【0019】上記水溶性アルミニウム塩としては、例え
ば硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニ
ウム、沃化アルミニウム、臭化アルミニウム、アルミン
酸ソーダ、アルミン酸カリのごとき水溶性アルミニウム
塩を例示することができる。又、上記珪酸アルカリ金属
塩の例としては、珪酸ソーダ、珪酸カリ、珪酸リチウム
を例示することができる。更に、上記合成で用いるアル
カリ又は酸の例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ソーダ、炭酸カリ、アンモニア水のごとき
アルカリ類、塩酸、硫酸、硝酸のごとき酸類を例示する
ことができる。
【0020】上述した本発明の消臭剤は、いずれも通常
粉体状で得られ、好ましい平均粒径は0.01〜50μ
mであり、より好ましくは0.01〜20μmであり、
さらに好ましくは0.1〜5μmである。平均粒径が
0.01μm未満では取扱いが困難である、再凝集しや
すいといった問題があり好ましくない。また、50μmよ
り大きいと、バインダー等の表面処理剤に分散させ繊維
等に後加工する場合に表面処理剤中で均一に分散させに
くい等の問題があり好ましくない。また、使用目的によ
り本発明の消臭剤を粒状化してもよい。粒状体の製造方
法は通常粉体を粒状化する方法はいずれも用いることが
できる。例えば、シリカゲル、アルミナゾル、粘土等を
バインダーとして用い、粒状体とする方法がある。粒径
は粒状体の硬さや、密度、粉砕強度のなどにより様々に
調整することができるが、取り扱いのし易さから0.1
mm以上とすることが好ましい。
【0021】本発明における消臭剤は、特に不飽和脂肪
族炭化水素系アルデヒドガスに対して有効である。体臭
には、不飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガス以外にも
各種成分が含まれるので、対象とするガスによって、そ
の他の消臭剤と混合したり、併用することも当然可能で
ある。更に、他の機能性の液体や固体と混合しても良
い。他の機能を有した物としては、抗菌剤や防カビ剤、
紫外線吸収剤、昆虫忌避剤など、希望する機能を有する
ものであれば、特に限定しない。
【0022】本発明の消臭剤は、熱及び光の暴露に対し
て安定であり、200℃以上での加熱後であっても、構
造及び組成が殆ど変化せず、紫外線の照射によっても何
等変色を起こさない。又、液体状態にある水と接触させ
ても骨格構造の変化がみられない。
【0023】○その他 本発明においては、硫化水素、メチルメルカプタンなど
の悪臭を消臭する為に、上述した不飽和脂肪族炭化水素
系アルデヒドガス臭消臭剤に、銅、亜鉛、マンガンから
選ばれる少なくとも1種以上の金属イオンを担持した4
価金属リン酸塩を併用することもできる。
【0024】4価金属リン酸塩は、水に対して不溶性叉
は難溶性の4価金属リン酸塩から選ばれる。好ましい具
体例として、リン酸ジルコニウム、リン酸チタン、リン
酸スズ等がある。これらの化合物には、α型結晶、β型
結晶、γ型結晶、ナシコン型結晶等、種々の結晶系を有
する結晶質のものと非晶質のものがあるが、イオン交換
性を有するものは、いずれも本発明に含まれる。4価金
属リン酸塩に担持する金属イオンの中でも特に銅イオン
が硫化水素などの消臭効果が高いことから好ましい。
【0025】4価金属リン酸塩に金属イオンを担持させ
るには、4価金属リン酸塩を、金属イオンの塩溶液に接
触させ、イオン交換により担持させればよい。金属イオ
ンの担持量は、4価金属リン酸塩のイオン交換容量内で
あれば、100%まで所望により自由に調整することが
できる。
【0026】また、本発明においては酢酸、イソ吉草
酸、酪酸などの悪臭を消臭する為に、上述した不飽和脂
肪族炭化水素系アルデヒドガス臭消臭剤に、無機陰イオ
ン交換体を混合することもできる。陰イオン交換体は陰
イオン交換能を有するものであればいずれも用いること
ができる。例えば、水和酸化ジルコニウム、ハイドロタ
ルサイト化合物およびその焼成物などがある。特に好ま
しくはハイドロタルサイト化合物およびその焼成物であ
る。ハイドロタルサイト化合物は下記一般式〔1〕で表
わされるハイドロタルサイト構造を有する化合物であ
り、マグネシウム−アルミニウムハイドロタルサイト、
亜鉛−アルミニウムハイドロタルサイトなどがあるが、
最も好ましくは亜鉛−アルミニウムハイドロタルサイト
である。
【0027】
【化4】 M1 (1-x)2 x (OH)2 An-(x/n) ・mH2 O 〔1〕
【0028】(M1 は2価の金属であり、M2 は3価の
金属であり、xは0より大きく0.5以下の数であり、
An-は炭酸イオン、硫酸イオン等のn価の陰イオンで
あり、mは正数である。)
【0029】ハイドロタルサイト焼成物は、ハイドロタ
ルサイト化合物を約500℃以上で焼成し、炭酸根や水
酸基が脱離することにより得られる化合物である。水和
酸化ジルコニウムは、オキシ水酸化ジルコニウム、水酸
化ジルコニウム、含水酸化ジルコニウム、酸化ジルコニ
ウム水和物など、いろいろな言い方がなされる場合があ
るが、本特許で言う水和酸化ジルコニウムと同じであ
る。
【0030】水和酸化ジルコニウムは、オキシ塩化ジル
コニウム水溶液などのジルコニウム含有溶液を、水やア
ルカリ溶液で加水分解することにより作製することがで
きる。
【0031】本発明の消臭剤は種々の消臭性製品として
利用できる。 ○消臭性繊維 本発明の消臭性繊維は、本発明の消臭剤を含有させた繊
維である。繊維としては、天然繊維及び合成繊維のいず
れであっても良く、また、短繊維、長繊維及び芯鞘構造
をもった複合繊維等いずれであっても良い。
【0032】用いることができる繊維用樹脂は公知のも
のはいずれも使用することはできるが、好ましい具体例
として、例えばポリエステル、ナイロン、アクリル、ポ
リエチレン、ポリビニル、ポリビニリデン、ポリウレタ
ン及びポリスチレン樹脂等がある。これらの樹脂は、単
独ポリマーであっても共重合体であってもよい。共重合
体とする場合、その各成分の重合割合に特に制限はな
い。
【0033】繊維用樹脂に消臭剤を含有させる方法には
特に制限はなく、例えば、消臭剤を後加工で塗布する場
合には、消臭剤を含有した水系あるいは有機系懸濁液
を、塗布やディッピング等の方法で繊維表面に付着さ
せ、溶媒を除去することにより繊維表面にコーティング
することができる。必要に応じ水系あるいは有機系懸濁
液に、界面活性剤等の分散性を向上させるための薬剤を
添加してもよい。界面活性剤等はアニオン系、ノニオン
系、カチオン系等いずれのものでも必要に応じて使用で
きる。また、繊維表面への付着力を増すためのバインダ
ーを混合してもよい。バインダーとしては、溶媒を除去
した後に付着力が出ればいずれでもよい。消臭剤を含有
する水系の懸濁液のpHは特に制限はないが、消臭剤の
性能を十分に発揮させるためにはpHが6〜8付近であ
ることが好ましい。
【0034】繊維用樹脂に含有させる消臭剤の割合は、
特に限定はされない。一般に担持量を増やせば消臭性を
強力に発揮させ、長期間持続させることができるが、あ
る程度以上に担持させても消臭効果に大きな差が生じな
いこと、あるいは繊維の強度が低下することがあるの
で、好ましくは繊維用樹脂100重量部当たり0.1〜
20重量部であり、より好ましくは0.5〜10重量部
である。また、樹脂中には目的に応じて添加剤、例え
ば、艶消し剤、着色剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、安定
剤、難燃剤、抗菌防臭剤、防黴剤、赤外線吸収剤及び紫
外線吸収剤等を含んでいても良い。
【0035】○消臭性塗料 塗料成分は、塗膜形成要素と塗膜形成助剤からなる。塗
膜形要素剤は、塗膜の主体となる塗膜要素の他、可塑
剤、硬化剤、乳化剤及び分散剤等の塗膜副要素並びに顔
料からなり、塗膜形成助要素は溶剤又は希釈剤等からな
る。
【0036】上記塗膜主要素に特に制限はなく、天然植
物油、天然樹脂、半合成樹脂及び合成樹脂のいずれであ
っても良く、また熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれ
であっても良い。
【0037】好ましい油脂及び樹脂としては、例えばあ
まに油、しなきり油、大豆油等の乾性油又は半乾性油、
ロジン、ニトロセルロース、エチルセルロース、酢酸酪
酸セルロース、ベンジルセルロース、ノボラック型又は
レゾール型のフェノール樹脂、アルキド樹脂、アミノア
ルキド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル、シリコーン樹
脂、ホモポリマー型熱硬化性、コポリマー型熱硬化性、
変成型熱硬化性又は熱硬化性のフッ素樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹
脂及びポリ塩化ビニリデン樹脂等がある。
【0038】本発明の塗料組成物は液状であり、溶液型
及び分散型のいずれでもよく、溶媒も特に制限はなく、
親油性有機溶剤、親水性有機溶剤及び水のいずれでもよ
い。
【0039】又、本発明の液状組成物はいかなる機構に
より硬化するタイプでもよく、具体的には酸化重合型、
湿気重合型、加熱硬化型、触媒硬化型、紫外線硬化型、
及びポリオール硬化型等がある。
【0040】本発明における消臭剤が水に対して不溶性
又は難溶性であるため、その形成成分の溶出が少なく、
又有機溶剤に対して安定であるため、塗料組成物を極め
て容易に調整することができる。具体的には、上記消臭
剤と塗料成分をボールミル、ロールミル、デイスパーや
ミキサー等の一般的な混合装置を用いて十分に分散、混
合すればよい。
【0041】本発明の塗料組成物を塗布する方法には特
に制限はなく、塗膜形成要素の特性に応じて公知の方法
に従って塗布すればよい。又、本発明の塗料組成物を硬
化する方法も特に制限はなく、常温乾燥、加熱、紫外
線、可視光又は電子線等の光線を照射する方法等のいず
れでもよく、塗料組成物の硬化機構に応じて適宜公知の
硬化手段を採用することができる。
【0042】本発明の塗料組成物に含有させる消臭剤の
割合は、特に限定はされない。一般に含有量を増やせば
消臭性を強力に発揮させ、長期間持続させることができ
るが、ある程度以上に含有させても消臭効果に大きな差
が生じないこと、あるいは塗装面の光沢がなくなった
り、割れが生じたりするので、好ましくは塗料組成物1
00重量部当たり0.1〜20重量部であり、より好ま
しくは0.5〜10重量部である。又、塗料組成物中の
消臭剤含有量を多くし、塗料の粘度を上げたペースト状
の塗料組成物を予め用意し、塗装時に溶剤で希釈して用
いることもできる。この場合、ペースト状の塗料組成物
中の消臭剤の好ましい含有量は、塗料組成物100重量部
あたり、30〜70重量部である。
【0043】○消臭性シート 本発明におけるシートは、柔軟で折り曲げ可能なもので
あれば、その材質、微構造等に制限はない。好ましい材
質は樹脂、紙等、あるいはこれらの複合物であり、好ま
しい微構造は多孔質である。シートの好ましい具体例と
して、和紙、合成紙、不織布、樹脂フィルム等があり、
特に好ましいシートは天然パルプ及び/又は合成パルプ
からなる紙である。
【0044】好ましい天然パルプとして、木材パルプ、
靭皮繊維、葦パルプ、バガスパルプ、ワラパルプ、竹パ
ルプ等があり、好ましい合成パルプとして、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、アルミナ繊維、炭素繊
維、ガラス繊維、ジルコニア繊維、アルミナ・シリカ繊
維等からなる合成繊維がある。
【0045】天然パルプを使用すると、微細に枝分かれ
した繊維間に消臭剤粒子の粉末が挟まれ、特に結合剤を
使用しなくても実用的な担持体となるが、耐薬品性の点
で天然パルプの繊維は合成パルプより若干劣るので、使
用される系によってはこの点を改善するため合成パルプ
を使用してもよい。
【0046】合成パルプを使用する場合には、繊維間に
粉体を挟み込むことにより消臭剤粒子を担持することが
困難となることがあるので、抄紙後の乾燥工程において
繊維の一部を溶融し、粉末と繊維との間の付着力を増加
させたり、繊維の一部に別の熱硬化性樹脂繊維を混在さ
せることもよい。
【0047】このように天然パルプと合成パルプとを適
当な割合で混合して使用すると、種々の特性を調整した
紙を得ることができ、一般に合成パルプの割合を多くす
ると、強度、耐水性、耐薬品性及び耐油性等に優れた紙
を得ることができ、一方、天然パルプの割合を多くする
と、吸水性、ガス透過性、親水性、成形加工性及び風合
い等に優れた紙を得ることができる。
【0048】シートに上記消臭剤を担持させる方法には
特に制限はない。消臭剤の担持は、シートの製造時又は
シートの製造後のいずれでもよく、例えば、紙に担持す
る場合、抄紙工程のいずれかの工程において消臭剤を導
入したり、バインダーと共に消臭剤を分散させた液体を
予め製造した紙に塗布、浸漬又は吹き付ける方法があ
る。以下、一例として、抄紙工程時に消臭剤を導入する
方法について、更に詳細に説明する。
【0049】抄紙工程自体は公知の方法に従って行えば
よく、例えば、以下のようにして行うことができる。ま
ず、所定の割合で消臭剤とパルプとを含むスラリーに、
カチオン性及びアニオン性の凝集剤をそれぞれ全スラリ
ー重量の5重量%以下添加して凝集体を生成する。各凝
集剤の使用量をスラリー全体の5重量%よりも多くする
と、凝集体が大きくなり過ぎたり、所定の大きさの凝集
体とならず、消臭剤粒子を均一に分散した紙を得ること
が困難となることがあるにで、その使用量は5重量%以
下とすることが好ましい。次いで、この凝集体を公知の
方法によって抄紙を行うと共に、これを温度100〜1
90℃で乾燥させることにより、消臭剤を担持した紙を
得ることができる。
【0050】好ましいカチオン性の無機凝集体として、
硫酸アルミニウム、水酸化亜鉛等があり、好ましいカチ
オン性有機凝集剤として、カチオン性デンプン、ポリア
クリルアミド−カチオン性モノマー共重合体、ポリビニ
ルベンジルトリメチル、アンモニウムクロライド、ポリ
ビニルピリジン塩、縮合型高分子凝集剤としての陽性ポ
リアミド、水溶性尿素樹脂、ポリチオ尿素塩、陽性ポリ
尿素、ポリアミノトリアゾール、アミン−エピクロルヒ
ドリン重縮合物塩、アンモニアエピクロルヒドリン重縮
合部塩等があり、好ましいアニオン性有機凝集剤とし
て、重合型高分子のカルボキシル−メチル−スターチ
(CMS)、カルボキシル−メチル−セルロース(CM
C)、ポリアクリルアミド−カチオン性モノマー共重合
体、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、マレイン酸共
重合体等がある。アニオン性凝集剤とカチオン性凝集剤
とを併用すると、消臭剤粒子とパルプとの凝集により良
好に行うことができる。尚、上記以外の凝集剤としてポ
リアクリルアミド系等のノニオン系或いは両性凝集剤も
使用することができる。
【0051】又、抄紙工程時又は抄紙工程後に、塗布、
浸漬又は吹き付け等により、紙に対する消臭剤の付着力
を向上させる好ましいバインダーとして、以下のものが
ある。すなわち、天然樹脂、天然樹脂誘導体、フェノー
ル樹脂、キシレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ケト
ン樹脂、クマロン・インデン樹脂、石油樹脂、テルペン
樹脂、環化ゴム、塩化ゴム、アルキド樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、塩化ビニル、酢
酸ビニル共重合樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアル
コール、ポリビニルブチラール、塩素化ポリプロピレ
ン、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン及びセルロ
ース誘導体等である。尚、アルミナ繊維等の無機繊維を
用いる場合、紙100重量部あたり5重量部以内のNBR
ラテックスあるいはSBRラテックス等の結合剤を併用
することが好ましい。
【0052】塗布、浸漬又は吹き付けにより消臭剤を担
持させることが好ましい紙として、例えば、複雑紙、薄
葉紙(例えば、ティシュペーパー、トイレットペーパ
ー、ナプキン、タオル紙及び生理紙)、包装紙、塗工紙
(例えば、アート紙、コート)、非塗工紙、印刷紙、図
面紙、ラミネート紙等があり、板紙としては、ダンボー
ル紙、白板紙、黄板紙、チップボール紙、コルゲート
紙、紙幣原紙及び台紙等がある。
【0053】消臭剤の担持量は、一般に担持量を増やせ
ば消臭性を強力に発揮させ、長期間持続させることがで
きるが、ある程度以上に担持させても消臭効果に大きな
差が生じないので、消臭剤の好ましい担持量は、抄紙工
程時に消臭剤担持させて、シートの表面と内部の全体に
担持させる場合、シート100重量部あたり0.1〜10重
量部であり、塗布等、シートの表面に消臭剤を担持させ
る場合0.05〜10g/m 2である。
【0054】本発明の消臭性シートは消臭剤が化学的及
び物理的に優れた安定性を有しているため、加工方法に
制限ははく、長期にわったて消臭性を発揮させることが
できる。従って、成形することができる形態には特に制
限はなく、通常の紙に可能な形態はすべて可能であり、
例えば、パイプ、ハニカム、箱、巻き物、袋および折り
紙で作られる各種形態等がある。
【0055】○用途 本発明の消臭剤は、アクロレイン、クロトンアルデヒ
ド、プロピオールアルデヒド、ノネナール等の不飽和脂
肪族炭化水素系アルデヒドガスに対する消臭効果に優れ
ているので、中高年の体臭に対する消臭効果が望まれる
種々の分野で利用可能である。本発明の消臭繊維は、消
臭性を必要とする各種の分野で利用可能であり、例えば
肌着、ストッキング、靴下、布団、布団カバー、座布
団、毛布、絨毯、カーテン、カバー、ソファー、シー
ト、カーシート、エアーフィルターを始めとして、多く
の繊維製品に使用できる。又、本発明の消臭塗料は、消
臭性を必要とする各種の分野で利用可能であり、例え
ば、建物の内壁、外壁、鉄道車両の内壁等で使用でき
る。又、本発明の消臭性シートは消臭性を必要とする各
種の分野で利用可能であり、例えば、医療用包装紙、食
品用包装紙、鮮度保持紙、紙製衣料、空気清浄フィルタ
ー、壁紙、不織布、紙、フィルム、ティッシュペーパ
ー、トイレットペーパー等がある。
【0056】
【実施例及び比較例】(実施例1〜5および比較例1〜
5)実施例1〜5の消臭剤(表1)、及び比較の為、比
較例1〜5の消臭剤(表2)にを調製した。各消臭剤の
一種0.05gをテドラーバッグに入れ、表3に示す悪臭ガ
ス1Lを注入し、2時間後のテドラーバッグ中の残存ガ
スを後述する臭気試験方法で試験した。その結果を表4
に示した。
【0057】(実施例6〜10及び比較例6〜10)純
水100重量部に対して表1に示す本発明における特定の
消臭剤、又は比較の為、表2に示す消臭剤を10重量部、
アクリル系バインダー(NS-1200 東亞合成(株)製)を2
0重量部添加した懸濁液を調製した。この懸濁液をポリ
エステル繊維100重量部に対して10重量部を塗布し150℃
で乾燥後、消臭性繊維(消臭剤の含有量は樹脂100重量
部に対して1部)を得た。この繊維3gをテドラーバッ
グに入れ、表3に示す悪臭ガス1Lを注入し、2時間後
のテドラーバッグ中の残存ガスを臭気試験方法で試験し
た。その結果を表5に示した。
【0058】(実施例11〜15及び比較例11〜1
5)溶剤としてのキシレン100重量部に対して、アクリ
ル樹脂(J-500 SCジョンソンポリマー社(株)製)を7
0重量部、分散剤(BYK-10 BYK Chemie(株)製)を3
重量部、増粘剤(ベントンSD2 ウィルバーエルス(株)
製)を2重量部、表1に示す本発明における消臭剤、又
は比較の為、表2に示す消臭剤を200重量部添加し、3本
ロールで良く練り分散させたペースト状組成物を得た。
これをキシレンで10倍に希釈し、70×150mmの亜鉛めっ
き鋼板の両面に膜厚100μmで塗付した。この70×150mm
の亜鉛めっき鋼板1枚をテドラーバッグに入れ、表3に
示す悪臭ガス1Lを注入し、2時間後のテドラーバッグ
中の残存ガス臭気を臭気試験方法で試験した。その結果
を表6に示した。。
【0059】(実施例16〜20及び比較例16〜2
0)純水100重量部に対して表1に示す本発明の消臭
剤、又は比較の為、表2に示す消臭剤を10重量部、アク
リル系バインダー(NS-1200 東亞合成(株)製)を20重
量部添加した懸濁液を調製した。この懸濁液を和紙100
重量部に対して10重量部を塗布し150℃で乾燥後、消臭
性和紙(消臭剤の塗布量は和紙1m2あたり2g)を得た。
この消臭性和紙3.0gをテドラーバッグに入れ、表3に示
す悪臭ガス1Lを注入し、2時間後のテドラーバッグ中
の残存ガス臭気を臭気試験方法で試験した。その結果を
表7に示した。
【0060】○臭気試験方法 上記のようにして得たテドラーバッグ中の臭いを事務系
の職員10人に目隠しをして嗅いでもらい、無臭と感じ
たものを「○」、臭気を感じるが、我慢できる程度と感
じたものを「△」、中高年臭で我慢できないと感じたも
のを「×」と評価させ、各々の評価をした人数を表し
た。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】表4の結果より、本発明の消臭剤は不飽和
脂肪族炭化水素系アルデヒドガスガスに対する消臭性能
に優れることがわかる。又、表5〜表7の結果より本発明
の消臭剤を繊維の表面へ添加したり、塗料に入れて塗装
したり、あるいは紙(シート)へ添加したりした場合に
おいても、不飽和脂肪族炭化水素系アルデヒドガスに対
する消臭性能に優れることがわかる。
【0069】
【発明の効果】本発明の消臭剤は、不飽和脂肪族炭化水
素系アルデヒドガスによる悪臭を除去する能力に優れる
ため、各種の物品から放散されたり、部屋に充満した中
高年の体臭を無臭化させることができる。また。本発明
の消臭剤を含有させた消臭性製品は、不飽和脂肪族炭化
水素系アルデヒドガスによる悪臭を除去することができ
るので、本発明の消臭剤と同様の用途に利用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子中にNH結合を有する化合物を固体に担
    持させたことを特徴とする不飽和炭化水素系アルデヒド
    ガス用消臭剤。
  2. 【請求項2】分子中にNH結合を有する化合物が下記分子
    式で表される化合物であることを特徴とする請求項1記
    載の不飽和炭化水素系アルデヒドガス用消臭剤。 【化1】H2N(C24NH)n24NH2 (但し、nは0以上の整数。)
  3. 【請求項3】珪酸アルミニウムからなることを特徴とす
    る不飽和炭化水素系アルデヒドガス用消臭剤。
  4. 【請求項4】請求項1〜3記載の消臭剤から選ばれる少
    なくとも一種の消臭剤を含有することを特徴とする不飽
    和炭化水素系アルデヒドガス用消臭性製品。
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