JP2001119621A - 撮像装置、その倍率変更方法および記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、その倍率変更方法および記憶媒体

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JP2001119621A
JP2001119621A JP29459499A JP29459499A JP2001119621A JP 2001119621 A JP2001119621 A JP 2001119621A JP 29459499 A JP29459499 A JP 29459499A JP 29459499 A JP29459499 A JP 29459499A JP 2001119621 A JP2001119621 A JP 2001119621A
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Yutaka Ogasawara
豊 小笠原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ズームのズーム倍率を連続的に変化させ
る必要がなく、単純な回路で構成することができる撮像
装置を提供する。 【解決手段】 時刻t0でテレスイッチがオンとなり、
ズームレンズ10がテレ方向にズームする。時刻t1で
ズームレンズ10がテレ端(f=70)に達すると、テ
レSWがON状態のまま、500msec経過した時刻
t2で画像表示をフリーズし、ズームレンズ10をワイ
ド方向に移動させる。時刻t3でズームレンズ10がワ
イド端に到達すると、電子ズームを2倍に切り換え、画
像表示のフリーズを解除してEVF状態に戻す。このと
き、焦点距離はフリーズ中と同じ70mmになってい
る。さらに、テレSWがオンであるので、ズームレンズ
10はテレ方向に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学像を電気(画
像)信号に変換する撮像素子などを備えた撮像装置、そ
の倍率変更方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焦点距離を変更可能な撮影レン
ズ、つまり、いわゆるズームレンズを搭載した銀塩カメ
ラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラなどが知られてい
る。このズームレンズは、複数枚のレンズから構成さ
れ、そのレンズ位置を移動させることにより焦点距離、
すなわちズーム倍率を変化させるものである。
【0003】また、電子スチルカメラやビデオカメラの
ように、撮像素子からの画像信号を電気的に処理してい
る装置では、電子ズームも行われている。この電子ズー
ムは、撮像装置からの画像信号の一部を拡大して表示す
ることにより、ズーム倍率を変化させるものである。
【0004】このような光学ズームに加えて電子ズーム
処理を行うことにより、より高倍率のズームを実現する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学ズ
ームおよび電子ズームを用いた電子カメラなどのズーム
システムでは、以下に掲げる問題があった。すなわち、
電子ズームのズーム倍率を滑らかに連続的に変化させる
ためには、任意のズーム倍率に対応させる必要があり、
回路規模が増大してコストアップとなる。
【0006】また、電子ズームおよび光学ズームを連動
させる制御は複雑であり、滑らかに連続的に変化させる
ことが非常に難しかった。このような問題は、特開平0
5−130478号公報の「発明が解決しようとする課
題」の項にも記載されており、従来から指摘されてい
た。
【0007】さらに、光学ズームおよび電子ズームを連
動してズーム倍率を変化させると、瞬時に低倍率から高
倍率に、また高倍率から低倍率に移ることができないと
いう問題があった。
【0008】そこで、本発明は、電子ズームのズーム倍
率を連続的に変化させる必要がなく、単純な回路で構成
することができる撮像装置、その倍率変更方法および記
憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、ズーム倍率を連続的に変
化させる際、電子ズームおよび光学ズームを連動させな
いので、制御を単純化できる撮像装置、その倍率変更方
法および記憶媒体を提供することを他の目的とする。
【0010】さらに、本発明は、電子ズームと光学ズー
ムを極めて操作性良く切り替えることがてぎる撮像装
置、その倍率変更方法および記憶媒体を提供することを
他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の撮像装置は、像倍率を光
学的に変更する第1の倍率変更手段と、前記第1の倍率
変更手段により倍率を変更された光学像を画像信号に変
換する撮像手段と、前記撮像手段からの画像信号を処理
して像倍率を変更する第2の倍率変更手段と、像倍率の
変更を指示する倍率変更指示手段と、前記倍率変更指示
手段からの像倍率の変更の指示に応答して前記第1の倍
率変更手段により像倍率を変更すると共に、前記第1の
倍率変更手段による像倍率の変更がテレ端及びワイド端
のいずれか一方の限界領域に達することに応じて前記第
1の倍率変更手段をテレ端及びワイド端のいずれか他方
の限界領域又は前記第2の倍率変更手段により像倍率を
設定できる前記他方の限界領域に最も近い領域に至らせ
ると共に該第1の倍率変更手段を該他方の限界領域に至
らせることによる像倍率の変化を補完するように前記第
2の倍率変更手段により像倍率の変更を行う制御手段と
を有することを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に
係る撮像装置において、前記第1の倍率変更手段が前記
他方の限界領域に至った後、前記倍率変更指示手段から
の像倍率の変更の指示に応答して前記第2の倍率変更手
段による前記第1の倍率変更手段により像倍率を変更す
ることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の撮像装置は、請求項1又
は2に係る撮像装置において、前記第1、2の倍率変更
手段により倍率が決定された像を表示すると共に、前記
第2の倍率変更手段により前記像倍率の変化の補完が完
了するまで前記第1の倍率変更手段による像倍率の変更
がテレ端及びワイド端のいずれか一方の限界領域に達し
た際の像を表示し続ける表示手段を有することを特徴と
する。
【0014】請求項4に記載の撮像装置は、像倍率を光
学的に変更する第1の倍率変更手段と、前記第1の倍率
変更手段により倍率を変更された光学像を画像信号に変
換する撮像手段と、前記撮像手段からの画像信号を処理
して像倍率を変更する第2の倍率変更手段と、像倍率の
変更を指示する倍率変更指示手段と、前記倍率変更指示
手段からの像倍率の変更の指示に応答して前記第1の倍
率変更手段により像倍率を変更すると共に、前記第1の
倍率変更手段による像倍率の変更がテレ端及びワイド端
のいずれか一方の限界領域に達した後、前記倍率変更指
示手段が像倍率の変更を指示する操作を所定時間継続し
て行うことに応答して前記第2の倍率変更手段による像
倍率の変更を開始する制御手段とを有することを特徴と
する。
【0015】請求項5に記載の撮像装置は、像倍率を光
学的に変更する第1の倍率変更手段と、前記第1の倍率
変更手段により倍率を変更された光学像を画像信号に変
換する撮像手段と、前記撮像手段からの画像信号を処理
して像倍率を変更する第2の倍率変更手段と、像倍率の
変更を指示する操作部材と、前記操作部材の第1の操作
に応答して前記第1の倍率変更手段により像倍率を変更
すると共に、前記操作部材の前記第1の操作とは少なく
とも一部異なる第2の操作に応答して前記第2の倍率変
更手段により像倍率を変更する制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0016】請求項6に記載の撮像装置では、請求項5
に係る撮像装置において、前記第1の操作は、前記操作
部材を押圧し続けることであり、前記第2の操作は、前
記操作部材を所定時間内に所定回数押圧を繰り返す操作
であることを特徴とする。
【0017】請求項7に記載の撮像装置では、請求項1
乃至6のいずれかに係る撮像装置において、前記第1の
倍率変更手段は、連続的に像倍率を変更することを特徴
とする。
【0018】請求項8に記載の撮像装置では、請求項1
乃至7のいずれかに係る撮像装置において、前記第2の
倍率変更手段は、段階的に像倍率を変更することを特徴
とする。
【0019】請求項9に記載の撮像装置の倍率変更方法
は、第1の倍率変更手段により像倍率を光学的に変更す
る工程と、前記第1の倍率変更手段により倍率を変更さ
れた光学像を画像信号に変換する工程と、第2の倍率変
更手段により前記画像信号を処理して像倍率を変更する
工程と、像倍率の変更を指示する工程と、前記像倍率の
変更の指示に応答して前記第1の倍率変更手段により前
記像倍率を変更すると共に、前記第1の倍率変更手段に
よる前記像倍率の変更がテレ端及びワイド端のいずれか
一方の限界領域に達することに応じて前記第1の倍率変
更手段をテレ端及びワイド端のいずれか他方の限界領域
又は前記第2の倍率変更手段により前記像倍率を設定で
きる前記他方の限界領域に最も近い領域に至らせると共
に該第1の倍率変更手段を該他方の限界領域に至らせる
ことによる像倍率の変化を補完するように前記第2の倍
率変更手段により像倍率の変更を行う工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項10に記載の記憶媒体は、撮像装置
を制御するコンピュータによって実行されるプログラム
を格納する記憶媒体であって、前記プログラムは、第1
の倍率変更手段により像倍率を光学的に変更する手順
と、前記第1の倍率変更手段により倍率を変更された光
学像を画像信号に変換する手順と、第2の倍率変更手段
により前記画像信号を処理して像倍率を変更する手順
と、像倍率の変更を指示する手順と、前記像倍率の変更
の指示に応答して前記第1の倍率変更手段により前記像
倍率を変更すると共に、前記第1の倍率変更手段による
前記像倍率の変更がテレ端及びワイド端のいずれか一方
の限界領域に達することに応じて前記第1の倍率変更手
段をテレ端及びワイド端のいずれか他方の限界領域又は
前記第2の倍率変更手段により前記像倍率を設定できる
前記他方の限界領域に最も近い領域に至らせると共に該
第1の倍率変更手段を該他方の限界領域に至らせること
による像倍率の変化を補完するように前記第2の倍率変
更手段により像倍率の変更を行う手順とを含むことを特
徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の撮像装置、その倍率変更
方法および記憶媒体の実施の形態について説明する。本
実施形態の撮像装置は電子カメラに適用される。
【0022】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
における電子カメラの構成を示す図である。図におい
て、100は電子カメラである。10はズームレンズで
ある。12は絞り機能を備えたシャッタである。14は
光学像を電気信号に変換する撮像素子である。16は撮
像素子14から出力されるアナログ信号をデジタル信号
に変換するA/D変換器である。ズームレンズ10は複
数の光学レンズからなり、レンズ位置を移動させること
により焦点距離を変化させるズーム機能を実現してい
る。本実施形態のズームレンズは、銀塩カメラのレンズ
に換算して焦点距離が35mmから70mmの2倍ズー
ム機能を有する。
【0023】18は撮像素子14、A/D変換器16、
D/A変換器26にクロック信号および制御信号を供給
するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22お
よびシステム制御回路50により制御される。
【0024】20は画像処理回路であり、A/D変換器
16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデ
ータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
画像処理回路20は、後述するように電子ズーム機能を
有する。また、画像処理回路20は、撮像した画像デー
タを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に
基づいて、システム制御回路50が露光制御部40およ
び測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー
ザレンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE
(自動露出)処理およびEF(フラッシュ発光)処理を
行う。さらに、画像処理回路20は、撮像した画像デー
タを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に
基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバラン
ス)処理も行う。
【0025】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、
圧縮伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデー
タが画像処理回路20およびメモリ制御回路22を介し
て、あるいはA/D変換器16のデータが直接メモリ制
御回路22を介して、画像表示メモリ24あるいはメモ
リ30に書き込まれる。
【0026】24は画像表示メモリである。26はD/
A変換器である。28はTFT方式のLCDなどからな
る画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれ
た表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像
表示部28により表示される。画像表示部28を用いて
撮像した画像データを逐次表示することにより、電子フ
ァインダ機能を実現することが可能である。また、画像
表示部28は、システム制御回路50の指示にしたがっ
て、任意に表示をON/OFFすることが可能であり、
表示をOFFにした場合、画像処理装置100の電力消
費を大幅に低減することができる。
【0027】30は撮影した静止画像や動画像を格納す
るためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間
の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。複
数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ
撮影の場合、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30
に対して行うことが可能である。また、メモリ30はシ
ステム制御回路50の作業領域としても使用することが
可能である。
【0028】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
等により画像データを圧縮・伸長する圧縮伸長回路であ
り、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理
あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ
30に書き込む。40は絞り機能を備えたシャッタ12
を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携し
てフラッシュ調光機能も有する。
【0029】42は撮影レンズ10のフォーカシングを
制御する測距制御部である。44は撮影レンズ10のズ
ーミングを制御するズーム制御部である。ズーム制御部
44は、ポテンシャルメータ(図示せず)によりズーム
レンズの位置を検出し、DCモータ(図示せず)により
ズームレンズ10を駆動して焦点距離を変化させる。4
6はバリアである保護部102の動作を制御するバリア
制御部である。
【0030】48はフラッシュであり、AF補助光の投
光機能およびフラッシュ調光機能を有する。露光制御部
40および測距制御部42はTTL方式で制御されてい
る。撮像した画像データを画像処理回路20によって演
算した演算結果に基づき、システム制御回路50は露光
制御部40および測距制御部42に対して制御を行う。
【0031】50は電子カメラ100全体を制御するシ
ステム制御回路である。システム制御回路50はCPU
を含むマイクロコンピュータユニットから構成されてお
り、メモリ52に格納されたプログラムを実行する。5
2はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プロ
グラム等を記憶するメモリである。54はシステム制御
回路50によるプログラムの実行に応じて、動作状態や
メッセージ等を文字および画像で表示する表示器、およ
び音声で報知するスピーカなどを有する表示部である。
表示部54は電子カメラ100の操作部近傍の視認し易
い位置に単数あるいは複数設置される。本実施形態で
は、表示部54はLCD、LED、発音素子などを組み
合わせて構成されている。また、光学ファインダ104
内にも、表示部54の一部の機能が設置されている。
【0032】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示されるものとしては、シングルショット/連写撮影
表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表
示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピ
ード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表
示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、
時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数
桁の数字による情報表示、記録媒体200および210
の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示
などがある。
【0033】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダ104内に表示されるものとしては、合焦表
示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタス
ピード表示、絞り値表示、露出補正表示などがある。
【0034】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性
メモリであり、例えばEEPROMからなる。
【0035】60、62、64、66、68および70
は、システム制御回路50に対して各種の動作指示を入
力するための操作部であり、スイッチ、ダイアル、タッ
チパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装
置などを単数あるいは複数組み合わせて構成される。
【0036】各操作部について具体的に説明する。60
はモードダイアルであり、電源オフ、自動撮影モード、
撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ
画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モー
ドを切り替えて設定することできる。
【0037】62はシャッタスイッチSW1であり、シ
ャッタボタン(図示せず)の操作途中でONとなり、A
F(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、
AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッ
シュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0038】64はシャッタスイッチSW2であり、シ
ャッタボタン(図示せず)の操作完了でONとなり、撮
像素子12から読み出した信号をA/D変換器16でア
ナログデジタル変換した後、メモリ制御回路22を介し
て画像データをメモリ30に書き込む露光処理、画像処
理回路20およびメモリ制御回路22での演算による現
像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸
長回路32で圧縮を行い、記録媒体200、210に画
像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開
始を指示する。
【0039】66は画像表示ON/OFFスイッチであ
り、画像表示部28のON/OFFを設定することがで
きる。この機能により、光学ファインダ104を用いて
撮影を行う際、TFT方式のLCDなどからなる画像表
示部28への電流供給を遮断することで、省電力化を図
ることが可能である。
【0040】68はズームスイッチであり、ズームレン
ズ10を望遠側にズームさせるテレスイッチ(SW)
と、広角側にズームさせるワイドスイッチ(SW)とか
らなる。スイッチの状態としては、「SWオフ」、「テ
レSWオン」、「ワイドSWオフ」の3つの状態があ
る。
【0041】70は各種ボタン、タッチパネル等からな
る操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マク
ロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ
設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタ
ン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−
(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタ
ン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタ
ン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタンなどを有す
る。
【0042】80は電源制御部であり、電池検出回路、
DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替える
スイッチ回路(いずれも図示せず)などから構成されて
おり、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出
を行い、検出結果およびシステム制御回路50の指示に
基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を
必要な期間、記録媒体を含む各部に供給する。
【0043】82および84は着脱自在なコネクタであ
る。86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、
NiCd電池、NiMH電池、Li電池等の二次電池、
ACアダプタ(ACカプラ)などからなる電源である。
【0044】90および94はメモリカードやハードデ
ィスク等の記録媒体とのインタフェースである。92お
よび96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体
との接続を行うコネクタである。98はコネクタ92、
96にそれぞれ記録媒体200、210が装着されてい
るか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
【0045】尚、本実施形態では、記録媒体を取り付け
るインターフェースおよびコネクタを2系統設けられて
いる。記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコ
ネクタは、単数あるいは複数の系統数で構成してもよ
い。また、異なる規格のインターフェースおよびコネク
タを組み合わせて構成してもよい。
【0046】また、インターフェースおよびコネクタと
しては、PCMCIAカード、CF(コンパクトフラッ
シュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成して
もよい。
【0047】さらに、インタフェース90、94および
コネクタ92、96をPCMCIAカードやCF(コン
パクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用
いて構成した場合、LANカードやモデムカード、US
Bカード、IEEE1394カード、P1284カー
ド、SCSIカード、PHS等の通信カードなど、各種
通信カードを接続することにより、他のコンピュータや
プリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データ
に付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0048】102は電子カメラ100のレンズ10を
含む撮像部を覆うことで撮像部の汚れや破損を防止する
バリア(保護部)である。104は光学ファインダであ
り、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用す
ることなく、光学ファインダだけを用いて撮影すること
が可能である。また、光学ファインダ104内には、表
示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告
表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞
り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0049】110は通信部であり、RS232C、U
SB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデ
ム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。1
12は通信部110により電子カメラ100を他の機器
と接続するコネクタ、あるいは無線通信の場合のアンテ
ナである。
【0050】200はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体200は半導体メモリや磁
気ディスク等から構成される記録部202、電子カメラ
100とのインタフェース204およびコネクタ206
を備える。210は記録媒体200と同様、メモリカー
ドやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体21
0は半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録
部212、画像処理装置100とのインタフェース21
4およびコネクタ216を備える。
【0051】つぎに、上記構成を有する電子カメラのズ
ーム動作について説明する。図2は電子ズーム動作を示
す図である。同図(a)は撮像素子14からの画像デー
タをA/D変換器16でデジタル変換したCCD入力画
像である。このCCD入力画像は横1600ドット×縦
1200ドットの大きさからなる画素で構成されてい
る。
【0052】また、同図(b)は画像処理回路20によ
り画素補間処理および色変換処理が行われ、画像表示メ
モリ24に記録されるLCD表示画像であり、メモリ制
御部22を介して画像表示部28に表示される。このL
CD表示画像は画像表示部28の画素数と同じ画素数の
大きさを有する。そして、撮像素子14からの画像デー
タを順次取り込んで画像表示部28に表示することによ
り電子ファインダ機能を実現する。
【0053】画像処理回路20は電子ズーム機能を有し
ており、同図(a)のCCD入力画像から同図(b)の
LCD表示画像への画像変換を行っている。同図(1)
は電子ズーム等倍処理を示す。電子ズーム等倍処理で
は、画像処理回路20は、1600×1200の全ての
画素からなるCCD入力画像がLCD表示画像になるよ
うに、画像処理を行う。
【0054】同図(2)は電子ズーム2倍処理を示す。
電子ズーム2倍処理では、画像処理回路20は、中心部
の800×600の画素からなるCCD入力画像がLC
D表示画像になるように、画像処理を行う。この結果、
画像表示部28では、ズーム倍率が2倍となる。
【0055】同図(3)は電子ズーム4倍処理を示す。
電子ズーム4倍処理では、画像処理回路20は、中心部
の400×300の画素からなるCCD入力画像がLC
D表示画像になるように、画像処理を行う。この結果、
画像表示部28では、ズーム倍率が4倍となる。
【0056】図3は電子カメラのズーム動作処理手順を
示すフローチャートである。この処理プログラムはメモ
リ52に格納されており、システム制御回路50内のC
PUによって実行される。まず、電池交換等により電源
が投入されると、システム制御回路50はフラグや制御
変数などを初期化し(ステップS101)、画像表示部
28の画像表示をOFF状態に初期設定する(ステップ
S102)。
【0057】そして、システム制御回路50は、モード
ダイアル60の設定位置を判別する(ステップS10
3)。モードダイアル60が電源OFFに設定されてい
た場合、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護部1
02のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変
数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不
揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像
表示部28を含む電子カメラ100各部の不要な電源を
遮断する等の所定の終了処理を行った後(ステップS1
05)、ステップS103の処理に戻る。
【0058】一方、ステップS103でモードダイアル
60がその他のモードに設定されていた場合、システム
制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し
(ステップS104)、処理を終えると、ステップS1
03の処理に戻る。
【0059】また一方、ステップS103でモードダイ
アル60が撮影モードに設定されていた場合、システム
制御回路50は、電源制御部80により電池などで構成
される電源86の残容量や動作状況が電子カメラ100
の動作に問題があるか否かを判断する(ステップS10
6)。
【0060】電源86の残容量や動作状況が電子カメラ
100の動作に問題がある場合、表示部54を用いて画
像や音声により所定の警告表示を行った後(ステップS
108)、ステップS103の処理に戻る。ステップS
106で電源86に問題が無い場合、システム制御回路
50は、記録媒体200、210の動作状態が電子カメ
ラ100の動作、特に記録媒体における画像データの記
録再生動作に問題があるか否かを判別し(ステップS1
07)、問題がある場合、表示部54を用いて画像表示
や音声により所定の警告を行った後(ステップS10
8)、ステップS103の処理に戻る。
【0061】一方、ステップS107で記録媒体20
0、210の動作状態に問題が無い場合、表示部54を
用いて画像や音声により電子カメラ100の各種設定状
態の表示を行う(ステップS109)。
【0062】画像表示ON/OFFスイッチ66がON
であるか否かを判別し(ステップS110)、画像表示
ON/OFFスイッチ66がONである場合、システム
制御回路50は電源制御部80により画像表示部28を
含む電子カメラ100各部の電源をオンにし、撮像素子
14からの画像データを入力して画像表示部28の画像
表示を開始する(ステップS111)。始めて、画像表
示がオンである場合、画像処理回路20は電子ズーム倍
率を等倍とする処理を行う。
【0063】一方、ステップS110で画像表示ON/
OFFスイッチ66がOFFである場合、電源制御部8
0により画像表示部28を含む電子カメラ100各部の
不要な電源を遮断し、画像表示を終了する(ステップS
112)。
【0064】この後、ズームスイッチ68の状態に応じ
たズーム処理を実行する(ステップS113)。このズ
ーム処理については後述する。そして、シャッタスイッ
チ62、操作部70その他のスイッチの状態がオンであ
るか否かを判別し(ステップS114)、シャッタスイ
ッチ62、操作部70その他のスイッチの状態がオンで
ある場合、撮影動作など、選択されたスイッチの状態に
応じた処理を実行した後(ステップS115)、ステッ
プS103の処理に戻る。一方、シャッタスイッチ6
2、操作部70その他のスイッチ状態がOFFである場
合、何もせず、ステップS103の処理に戻る。
【0065】図4および図5はステップS113におけ
るズーム処理手順を示すフローチャートである。まず、
ズームスイッチ68の状態を調べ、テレ(Tele)S
Wがオンであるか否かを判別する(ステップS12
0)。テレSWがオンである場合、ズーム制御部44の
ポテンシャルメータ(図示せず)でズームレンズ位置を
読み出し、ズーム位置が最望遠側、いわゆるテレ端であ
るか否かを判別する(ステップS130)。テレ端でな
い場合、ズーム制御部44によりDCモータ(図示せ
ず)を駆動し、ズームレンズ10のテレ方向への移動を
開始し(ステップS132)、処理を終了する。
【0066】一方、ステップS130でズーム位置がテ
レ端である場合、ズーム制御部44のDCモータ駆動を
停止する(ステップS131)。その後、画像表示部2
8の画像表示ON/OFFスイッチ66がONであるか
否かを判別する(ステップS133)。画像表示ON/
OFFスイッチ66がONである場合、画像処理回路2
0の電子ズーム倍率が本システムにおける最高倍率の4
倍に既になっているか否かを判別する(ステップS13
4)。画像表示ON/OFFスイッチ66がOFF、あ
るいは電子ズーム倍率が4倍になっている場合、処理を
終了する。
【0067】一方、ステップS134で電子ズームが4
倍になっていない場合、ズームスイッチ68の入力を判
定する(ステップS135)。このズームスイッチの入
力判定処理の詳細については、後述する。
【0068】ズームスイッチの入力判定の結果、テレS
Wが一定時間押されていた場合(ステップS137)、
電子ズーム倍率を変更するために、まず、画像処理回路
20の画像表示メモリ24への画像データ書き込みを停
止し、画像表示部28への表示画像をフリーズする(ス
テップS138)。そして、ズーム制御部44によりD
Cモータ(図示せず)を駆動し、ズームレンズ10のワ
イド方向への移動を開始し、ポテンシャルメータでズー
ムレンズ10がワイド端に達したことを確認した後、D
Cモータの駆動を停止する(ステップS139)。そし
て、画像処理回路20の電子ズーム倍率を現在の設定の
2倍に変更し(ステップS140)、画像表示メモリ2
4への画像データの書きこみを再開し(ステップS14
1)、処理を終了する。このとき、光学ズームは1/2
倍、電子ズームは2倍になっているので、画像表示部2
8の画角はフリーズする前後で同じである。
【0069】一方、ステップS136におけるズームス
イッチの入力判定で、一定時間内にテレSWが2回クリ
ックされた(ON/OFFを2回繰り返した)と判定さ
れた場合(ステップS142)、ズームレンズを動かさ
ず、画像処理回路20の電子ズーム倍率を現在の設定の
2倍に変更し(ステップS143)、処理を終了する。
このとき、画像表示部28の画角は一気に2倍になる。
【0070】また一方、ステップS136におけるズー
ムスイッチ入力判定で、テレSWの一定時間押しおよび
テレSWの2回クリックのいずれでもない場合(ステッ
プS144)、何もせずに処理を終了する。
【0071】一方、ステップS120でテレSWがオフ
である場合、ワイドSWがオンであるか否かを判別する
(ステップS121)。ワイドSWがオフである場合、
ズーム動作を停止し(ステップS122)、処理を終了
する。ステップS121でズームスイッチ68の状態が
ワイドSWオンである場合、ズーム制御部44のポテン
シャルメータ(図示せず)によりズームレンズ位置を読
み出し、ズーム位置が最広角側、いわゆるワイド端であ
るか否かを判別する(ステップS150)。いわゆるワ
イド端でない場合、ズーム制御部44によりDCモータ
(図示せず)を駆動し、ズームレンズ10のワイド方向
への移動を開始し(ステップS152)、処理を終了す
る。
【0072】一方、ステップS150でズーム位置がワ
イド端である場合、ズーム制御部44のDCモータの駆
動を停止する(ステップS151)。その後、画像表示
部28の画像表示ON/OFFスイッチ66がオンであ
るか否かを判別する(ステップS153)。画像表示O
N/OFFスイッチ66がONである場合、画像処理回
路20の電子ズーム倍率が等倍になっているか否かを判
別する(ステップS154)。画像表示ON/OFFス
イッチ66がOFF、あるいは画像処理回路20の電子
ズーム倍率が最低倍率の等倍に既になっている場合、処
理を終了する。
【0073】一方、ステップS154で電子ズームが等
倍でない場合、ズームスイッチ68の入力を判定する
(ステップS155)。このズームスイッチ68の判定
処理の詳細については後述する。
【0074】判定処理の結果(ステップS156)、ワ
イドSWが一定時間押されている場合(ステップS15
7)、電子ズーム倍率を変更するために、まず、画像処
理回路20の画像表示メモリ24への画像データ書き込
みを停止し、画像表示部28への表示画像をフリーズす
る(ステップS158)。そして、ズーム制御部44に
よりDCモータ(図示せず)を駆動し、ズームレンズ1
0のテレ方向への移動を開始し、ポテンシャルメータ
(図示せず)でズームレンズ10がテレ端に達したこと
を確認した後、DCモータの駆動を停止する(ステップ
S159)。
【0075】そして、画像処理回路20の電子ズーム倍
率を現在の設定の1/2倍に変更し(ステップS16
0)、画像表示メモリ24への画像データ書き込みを再
開し(ステップS161)、処理を終了する。このと
き、光学ズームは2倍、電子ズームは1/2倍になって
いるので、画像表示部28の画角はフリーズする前後で
同じである。
【0076】一方、ステップS156におけるズームス
イッチの入力判定で、一定時間内にワイドSWが2回ク
リックされた(ON/OFFを2回繰り返した)と判定
された場合(ステップS162)、ズームレンズ10を
動かさず、画像処理回路20の電子ズーム倍率を現在の
設定の1/2倍に変更し(ステップS163)、処理を
終了する。このとき、画像表示部28の画角は一気に1
/2倍になる。
【0077】また一方、ステップS156におけるズー
ムスイッチの入力判定で、ワイドSWの一定時間押しお
よびワイドSWの2回クリックのいずれでもない場合
(ステップS164)、何もせず、処理を終了する。
【0078】図6はステップS135およびステップS
155におけるズームスイッチ入力判定処理手順を示す
フローチャートである。まず、ズームスイッチ68の状
態を判別する(ステップS200)、スイッチがオフで
ある場合、判定結果を「スイッチ(SW)オフ」とし
(ステップS200A)、処理を終了する。一方、スイ
ッチがオフでない場合、時間計測のためにシステム制御
部50内のタイマ(図示せず)を起動する(ステップS
201)。
【0079】そして、ズームスイッチ68の状態を調
べ、テレSWがオンであるか否かを判別する(ステップ
S202)。テレSWがオンでない場合、ステップS2
11の処理に移行する。一方、テレSWがオンである場
合、タイマ値が500msecを経過しているか否かを
判別する(ステップS203)。
【0080】タイマ値が500msecを経過している
場合、判定結果を「テレSWオン」とし(ステップS2
03A)、処理を終了する。一方、500msec経過
していない場合、ズームスイッチ68がオフであるか否
かを判別する(ステップS204)。ズームスイッチ6
8がオンである場合、ステップS202からの処理を繰
り返す。
【0081】一方、ズームSWがオフである場合、50
0msec経過しているか否かを判別する(ステップS
205)。500msec経過している場合、判定結果
を「スイッチオフ」とし(ステップS205A)、処理
を終了する。
【0082】一方、ステップS205で500msec
経過していない場合、ワイドSWがオンであるか否かを
判別し(ステップS206)、ワイドSWがオンである
場合、ステップS211の処理に移行する。一方、ワイ
ドSWがオンでない場合、テレSWがオンであるか否か
を判別し(ステップS207)、テレSWがオンでない
場合、ステップS205の処理に戻る。
【0083】一方、ステップS207でテレSWがオン
である場合、500msec経過しているか否かを判別
し(ステップS208)、500msec経過している
場合、ステップS201の処理に戻る。一方、500m
sec経過していない場合、ズームSWがオフであるか
否かを判別し(ステップS209)、ズームSWがオフ
でない場合、ステップS208の処理に戻る。一方、ズ
ームSWがオフである場合、判定結果を「テレ2回クリ
ック」とし(ステップS210)、処理を終了する。
【0084】一方、ステップS202あるいはステップ
S206でワイドSWがオンである場合、時間計測のた
めにシステム制御部50内のタイマ(図示せず)を起動
する(ステップS211)。ズームスイッチ68の状態
を調べ、ワイドSWがオンであるか否かを判別する(ス
テップS212)。
【0085】ワイドSWがオンでない場合、ステップS
201の処理に戻る。一方、ワイドSWがオンである場
合、タイマ値が500msecを経過しているか否かを
判別する(ステップS213)。タイマ値が500ms
ecを経過している場合、判定結果を「ワイドSWオ
ン」とし(ステップS213A)、処理を終了する。
【0086】一方、500msecを経過していない場
合、ズームスイッチ68がオフであるか否かを判別する
(ステップS214)。ズームスイッチ68がオフでな
い場合、ステップS212の処理に戻り、同様の処理を
繰り返す。
【0087】一方、ステップS214でズームSWがオ
フである場合、500msecを経過しているか否かを
判別し(ステップS215)、500msecを経過し
ている場合、判定結果を「スイッチオフ」とし(ステッ
プS215A)、処理を終了する。
【0088】一方、ステップS215で500msec
を経過していない場合、テレSWがオンであるか否かを
判別する(ステップS216)。テレSWがオンである
場合、ステップS211の処理に戻る。一方、テレSW
がオンでない場合、ワイドSWがオンであるか否かを判
別し(ステップS217)、ワイドSWがオフである場
合、ステップS215に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0089】一方、ステップS217でワイドSWがオ
ンである場合、500msecを経過しているか否かを
判別し(ステップS218)、500msecを経過し
ている場合、ステップS201の処理に戻る。一方、5
00msecを経過していない場合、ズームSWがオフ
であるか否かを判別し(ステップS219)、ズームS
Wがオフでない場合、ステップS218の処理に戻り、
ズームSWがオフである場合、判定結果を「ワイド2回
クリック」とし(ステップS220)、処理を終了す
る。
【0090】図7は光学ズーム(ズームレンズ)がワイ
ド端で電子ズームが等倍の状態から連続的にテレ方向に
ズームさせた場合の焦点距離および光学ズーム位置の変
化を示すタイミングチャートである。図中、縦軸は焦点
距離f、横軸は時間tである。ズームレンズ10の焦点
距離は銀塩カメラ換算で35mm〜70mmである。ま
た、画像処理回路20の電子ズーム倍率は等倍、2倍、
4倍であるので、ズームレンズおよび電子ズームを合わ
せた焦点距離は35mm〜280mmの8倍ズームとな
る。図中、実線は焦点距離であり、点線はズームレンズ
10の位置を表す。
【0091】また、同図には、画像表示部28の状態と
して、画像表示メモリ24を順次更新しているEVF
(Electric View Finder)状態
と、画像表示メモリ24の更新を停止したFreeze
状態が示されている。さらに、ズームスイッチ68のテ
レスイッチおよびワイドスイッチのON/OFF状態が
示されている。初期状態では、ズームレンズ10はワイ
ド端(f=35)にあり、電子ズームは等倍になってい
る。
【0092】図7では、光学ズーム(ズームレンズ)が
ワイド端で電子ズームが等倍の状態から連続的にテレ方
向にズームさせた場合のズームレンズおよび電子ズーム
の動きが示されている。まず、時刻t0でテレスイッチ
がオンとなり、ズームレンズ10がテレ方向にズームす
る。時刻t1でズームレンズ10がテレ端(f=70)
に達すると、テレSWがON状態のまま、500mse
c経過した時刻t2で画像表示をフリーズし、ズームレ
ンズ10をワイド方向に移動させる。
【0093】時刻t3でズームレンズ10がワイド端に
到達すると、電子ズームを2倍に切り換え、画像表示の
フリーズを解除してEVF状態に戻す。このとき、焦点
距離はフリーズ中と同じ70mmになっている。
【0094】さらに、テレSWがオンであるので、ズー
ムレンズ10はテレ方向に移動する。時刻t4でズーム
レンズ10がテレ端に達すると、テレSWがON状態の
まま500msec経過した時刻t5で画像表示をフリ
ーズし、ズームレンズ10をワイド方向に移動させる。
【0095】時刻t6でズームレンズ10がワイド端に
到達すると、電子ズームを4倍に切り換え、画像表示の
フリーズを解除してEVF状態に戻す。このとき、焦点
距離はフリーズ中と同じ140mmになっている。さら
に、テレSWがオンであるので、ズームレンズ10はテ
レ方向に移動する。時刻t7でズームレンズ10がテレ
端に達すると、焦点距離は280mmになる。
【0096】図8はズームレンズと連動させずに電子ズ
ームだけを一気に切り換えてズーム倍率を変化させた場
合の焦点距離および光学ズーム位置の変化を示すタイミ
ングチャートである。
【0097】まず、時刻u0でテレスイッチがオンとな
り、ズームレンズ10がテレ方向に移動する。このと
き、焦点距離は35mmから70mmに連続的に変化す
る。ズームレンズがテレ端に到達した後、テレSWが2
回クリックされると、時刻u1で電子ズームを等倍から
2倍に切り換え、焦点距離は一気に70mmから140
mmに変わる。さらに、テレSWが2回クリックされる
と、時刻u2で電子ズームを2倍から4倍に切り換え、
焦点距離は一気に140mmから280mmに変わる。
この間、画像表示部28の画像表示はフリーズすること
なくEVF状態となっている。
【0098】そして、時刻u3でワイドSWがオンにな
ると、ズームレンズ10はワイド方向に移動し、時刻u
4でワイド端に達すると、焦点距離は280mmから連
続的に140mmへと変化する。ここで、ワイドSWが
2回クリックされると、時刻u5で電子ズームを4倍か
ら2倍に切り換え、焦点距離は一気に140mmから7
0mmに変わる。さらに、ワイドSWが2回クリックさ
れると、時刻u6で電子ズームを2倍から等倍に切り換
え、焦点距離は一気に70mmから35mmになる。こ
の間、画像表示部28の画像表示はフリーズすることな
く、EVF状態となっている。
【0099】このように、本実施形態の電子カメラで
は、電子ズームのズーム倍率を連続的に変化させる必要
がなく、単純な回路で構成することができる。また、ズ
ーム倍率を連続的に変化させる際、電子ズームおよび光
学ズームを連動させないので、制御を単純化できる。さ
らに、電子ズームだけを切り換えることにより、ズーム
倍率を瞬時に低倍率から高倍率に、あるいは高倍率から
低倍率に移すことが可能となる。
【0100】[第2の実施形態]第2の実施形態の電子
カメラは前記第1の実施形態と同一の構成を有するの
で、その説明を省略し、前記第1の実施形態と異なるス
テップS113のズーム処理についてだけ説明する。図
9は第2の実施形態におけるステップS113のズーム
処理手順を示すフローチャートである。
【0101】まず、ズームスイッチ入力判定を行う(ス
テップS301)。この判定方式は、前記第1の実施形
態の図6と同じである。判定結果(ステップS301
A)、テレSWがオンである場合(ステップS31
0)、ズーム制御部44のポテンシャルメータ(図示せ
ず)によりズームレンズ位置を読み出し、ズーム位置が
最望遠側、いわゆるテレ端であるか否かを判別し(ステ
ップS311)、テレ端である場合、ステップS351
の処理に移行する。
【0102】一方、テレ端でない場合、ズーム制御部4
4のDCモータ(図示せず)でズームレンズ10をワイ
ド方向に駆動中であるか否かを判別し(ステップS31
2)、ワイド方向に駆動中である場合、ズーム駆動を停
止した後(ステップS313)、テレ方向へのズーム駆
動を開始し(ステップS314)、処理を終了する。一
方、ワイド方向に駆動中でない場合、そのままテレ方向
へのズーム駆動を開始し(ステップS314)、処理を
終了する。
【0103】また、ステップS301Aの判定結果、ワ
イドSWがオンである場合(ステップS320)、ズー
ム制御部44のポテンシャルメータでズームレンズ位置
を読み出し、ズーム位置が最広角側、いわゆるワイド端
であるか否かを判別し(ステップS321)、ワイド端
である場合、ステップS351の処理に移行する。
【0104】一方、ワイド端でない場合、ズーム制御部
44のDCモータでズームレンズ10をテレ方向に駆動
中であるか否かを判別し(ステップS322)、テレ方
向に駆動中である場合、ズーム駆動を停止した後(ステ
ップS323)、ワイド方向へのズーム駆動を開始し
(ステップS324)、処理を終了する。一方、テレ方
向に駆動していない場合、そのままワイド方向にズーム
駆動を開始し(ステップS324)、処理を終了する。
【0105】また、ステップS301Aの判定結果がテ
レSW2回クリックである場合(ステップS330)、
画像表示部28の画像表示がONであるか否かを判別し
(ステップS331)、画像表示がONである場合、画
像処理回路20の電子ズーム倍率が最高倍率の4倍に既
になっているか否かを判別する(ステップS332)。
ステップS331で画像表示部28の画像表示がOFF
である場合、あるいはステップS332で画像処理回路
20の電子ズーム倍率が最高倍率の4倍に既になってい
る場合、ステップS351の処理に移行する。
【0106】一方、ステップS332で電子ズームが4
倍でない場合、ズーム制御部44によりズームレンズ1
0を駆動中であるか否かを判別する(ステップS33
3)。ズームレンズ10を駆動中である場合、ズーム駆
動を停止し(ステップS334)、画像処理回路20の
電子ズーム倍率を現在の設定の2倍に変更し(ステップ
S335)、処理を終了する。一方、ステップS333
でズームレンズ10を駆動中でない場合、そのままステ
ップS335の処理に移行する。
【0107】また、ステップS301Aの判定結果がワ
イドSW2回クリックである場合(ステップS34
0)、画像表示部28の画像表示がONであるか否かを
判別する(ステップS341)。画像表示がONである
場合、画像処理回路20の電子ズーム倍率が最低倍率の
等倍に既になっているか否かを判別する(ステップS3
42)。ステップS341で画像表示部28の画像表示
がOFFであるか、あるいはステップS342で電子ズ
ーム倍率が最低倍率の等倍に既になっている場合、ステ
ップS351の処理に移行する。
【0108】一方、ステップS342で電子ズームが等
倍でない場合、ズーム制御部44がズームレンズ10を
駆動中であるか否かを判別し(ステップS343)、ズ
ームレンズ10を駆動中である場合、ズーム駆動を停止
し(ステップS334)、画像処理回路20の電子ズー
ム倍率を現在の設定の1/2倍に変更し(ステップS3
45)、処理を終了する。一方、ステップS343でズ
ームレンズ10を駆動中でない場合、そのままステップ
S345の処理に移行する。
【0109】また、ステップS301Aの判定結果がス
イッチオフである場合(ステップS350)、ズーム制
御部44がズームレンズ10の駆動を停止し(ステップ
S351)、処理を終了する。
【0110】尚、本実施形態では、光学ズームは倍率2
倍であり、焦点距離が銀塩カメラ換算で35mmから7
0mmに段階に切り替わり、また、電子ズームの倍率は
等倍、2倍、4倍としているが、この組み合わせに限定
されるものではなく、光学ズームレンズの焦点距離およ
び電子ズーム倍率は任意の値でよく、その組み合わせも
任意に選ぶことが可能である。例えば、光学ズームは倍
率2.5倍であり、焦点距離が銀塩カメラ換算で35m
mから98mmに段階に切り替わり、電子ズームの倍率
は同様に等倍、2倍、4倍であるとしてもよい。
【0111】この場合、テレ方向への電子ズーム切り替
えで画像をフリーズした後、ズームレンズ10をワイド
端f=35mmに戻すのではなく、フリーズ画と同じ画
角になるように、光学ズーム倍率を2.5倍の半分の
1.25倍の位置(f=53mm)に移動させ、電子ズ
ームを現在の倍率x2にする。また、ワイド方向への電
子ズーム切り替えも同様に、画像をフリーズした後、ズ
ームレンズ10をテレ端f=98mmに戻すのではな
く、フリーズ画と同じ画角になるように、光学ズーム倍
率を2倍の位置(f=70mm)に移動させ、電子ズー
ムを現在の倍率÷2にする。
【0112】また、前記第1の実施形態では、電子ズー
ム切り替えの指示をズームスイッチ68のテレSWまた
はワイドSWの2回クリックとしたが、この操作に限定
する必要はなく、例えば、操作部70にある他のスイッ
チによる指示、または2つのスイッチの同時押しなどに
より、電子ズーム切り替え指示を行うことも可能であ
る。さらに、本実施形態では、ズームスイッチ入力判定
でのタイマ時間を500msec、クリック回数を2回
としているが、この値に限定されるものではなく、シス
テムに合った任意の時間、回数に変更することも可能で
ある。
【0113】また、上記実施形態では、電子ズームへの
切り替え倍率をズームスイッチ68のテレSWまたはワ
イドSWの2回クリックで現倍率の2倍または1/2と
したが、この操作に限定する必要はなく、電子ズーム切
り替え倍率を任意に変更することも可能である。例え
ば、テレSWの2回クリックである場合、2倍、3回ク
リックである場合、4倍としてもよい。
【0114】また、前記第1の実施形態では、光学ズー
ムの位置がテレ端またはワイド端である場合、電子ズー
ム切り替えを行うようにしているが、テレ端またはワイ
ド端に限定する必要はなく、他の任意の光学ズーム位置
でもよい。例えば、光学ズーム倍率2.5倍(f=35
〜98mm)の場合、テレ方向への電子ズーム切り替え
ではズームレンズ10がテレ端(f=98mm)で画像
をフリーズし、光学ズーム倍率を2.5倍の半分の1.
25倍の位置(f=53mm)に移動させ、電子ズーム
を現在の倍率x2にするが、ワイド方向への電子ズーム
切り替えは、ズームレンズ10がワイド端(f=35)
ではなく、f=53のところで画像をフリーズし、ズー
ムレンズ10をテレ端f=98mmに戻し、電子ズーム
を1/2することでフリーズ画と同じ画角にすることが
できる。
【0115】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるも
のではなく、クレームで示した機能、または、実施の形
態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよう
なものであっても適用できるものである。
【0116】例えば、以上の実施の形態では、光学ズー
ムのテレ端とワイド端間のズーム倍率と同じ倍率を電子
ズームで設定できるようになっているので、光学ズーム
がテレ端及びワイド端のいずれか一方の限界領域に達す
ることに応じてテレ端及びワイド端のいずれか他方の限
界領域に至らせてもそれを電子ズームで補完できるが、
光学ズームのテレ端とワイド端間のズーム倍率を電子ズ
ームで設定できない場合には、光学ズームを電子ズーム
で設定できる前記他方の限界領域に最も近い領域に至ら
せるようにすればよい。
【0117】また、以上の実施の形態のソフトウェア構
成とハードウェア構成は、適宜置き換えることができる
ものである。
【0118】また、本発明は、以上の実施の形態の技術
要素を必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。
【0119】また、本発明は、クレーム、または、実施
の形態の構成の全体もしくは一部が1つの装置を形成す
るものであっても、他の装置と結合するようなものであ
っても、装置を構成する要素となるようなものであって
もよい。
【0120】また、本発明は、電子スチルカメラ、ビデ
オムービーカメラ等、種々の形態のカメラ、更には、カ
メラ以外の撮像装置や、それらカメラ、撮像装置に適用
される装置、そして、これら装置を構成する要素に対し
ても適用できるものである。
【0121】さらに、本発明は複数の機器から構成され
るシステムに適用してもよいし、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。また、本発明はシステムあるいは
装置にプログラムを供給することによって達成される場
合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本
発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプ
ログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に
読み出すことによってそのシステムあるいは装置が本発
明の効果を享受することが可能となる。
【0122】図10は記憶媒体としてのメモリ52のメ
モリマップを示す図である。ROMからなるメモリ52
には、図3のフローチャートに示すズーム動作処理プロ
グラムモジュール、図4および図5のフローチャートに
示すズーム処理プログラムモジュール、図6のズームス
イッチ入力判定処理プログラムモジュール、図9のズー
ム処理プログラムモジュールなどが格納されている。
【0123】プログラムモジュールを供給する記憶媒体
としては、ROMに限らず、例えばフロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性
のメモリカードなどを用いることができる。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、電子ズームのズーム倍
率を連続的に変化させる必要がなく、単純な回路で撮像
装置を構成することができる。また、ズーム倍率を連続
的に変化させる際、電子ズームおよび光学ズームを連動
させないので、制御を単純化できる。さらに、電子ズー
ムと光学ズームを極めて操作性良く切り替えることがて
ぎる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における電子カメラの構成を示
すブロック図である。
【図2】電子ズーム動作を示す図である。
【図3】電子カメラのズーム動作処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】ステップS113におけるズーム処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】図4につづくステップS113におけるズーム
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】ステップS135およびステップS155にお
けるズームスイッチ入力判定処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】光学ズームがワイド端で電子ズームが等倍の状
態から連続的にテレ方向にズームさせた場合の焦点距離
および光学ズーム位置の変化を示すタイミングチャート
である。
【図8】ズームレンズと連動させずに電子ズームだけを
一気に切り換えてズーム倍率を変化させた場合の焦点距
離および光学ズーム位置の変化を示すタイミングチャー
トである。
【図9】第2の実施形態におけるステップS113のズ
ーム処理手順を示すフローチャートである。
【図10】記憶媒体としてのメモリ52のメモリマップ
を示す図である。
【符号の説明】
10 ズームレンズ 20 画像処理回路 28 画像表示部 44 ズーム制御部 50 システム制御回路 52 メモリ 66 画像表示ON/OFFスイッチ 68 ズームスイッチ 70 操作部 104 光学ファインダ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像倍率を光学的に変更する第1の倍率変
    更手段と、前記第1の倍率変更手段により倍率を変更さ
    れた光学像を画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像
    手段からの画像信号を処理して像倍率を変更する第2の
    倍率変更手段と、像倍率の変更を指示する倍率変更指示
    手段と、前記倍率変更指示手段からの像倍率の変更の指
    示に応答して前記第1の倍率変更手段により像倍率を変
    更すると共に、前記第1の倍率変更手段による像倍率の
    変更がテレ端及びワイド端のいずれか一方の限界領域に
    達することに応じて前記第1の倍率変更手段をテレ端及
    びワイド端のいずれか他方の限界領域又は前記第2の倍
    率変更手段により像倍率を設定できる前記他方の限界領
    域に最も近い領域に至らせると共に該第1の倍率変更手
    段を該他方の限界領域に至らせることによる像倍率の変
    化を補完するように前記第2の倍率変更手段により像倍
    率の変更を行う制御手段とを有することを特徴とする撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の倍率変更手段が前記他方の限
    界領域に至った後、前記倍率変更指示手段からの像倍率
    の変更の指示に応答して前記第2の倍率変更手段による
    前記第1の倍率変更手段により像倍率を変更することを
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、2の倍率変更手段により倍率
    が決定された像を表示すると共に、前記第2の倍率変更
    手段により前記像倍率の変化の補完が完了するまで前記
    第1の倍率変更手段による像倍率の変更がテレ端及びワ
    イド端のいずれか一方の限界領域に達した際の像を表示
    し続ける表示手段を有することを特徴とする請求項1又
    は2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 像倍率を光学的に変更する第1の倍率変
    更手段と、前記第1の倍率変更手段により倍率を変更さ
    れた光学像を画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像
    手段からの画像信号を処理して像倍率を変更する第2の
    倍率変更手段と、像倍率の変更を指示する倍率変更指示
    手段と、前記倍率変更指示手段からの像倍率の変更の指
    示に応答して前記第1の倍率変更手段により像倍率を変
    更すると共に、前記第1の倍率変更手段による像倍率の
    変更がテレ端及びワイド端のいずれか一方の限界領域に
    達した後、前記倍率変更指示手段が像倍率の変更を指示
    する操作を所定時間継続して行うことに応答して前記第
    2の倍率変更手段による像倍率の変更を開始する制御手
    段とを有することを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 像倍率を光学的に変更する第1の倍率変
    更手段と、前記第1の倍率変更手段により倍率を変更さ
    れた光学像を画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像
    手段からの画像信号を処理して像倍率を変更する第2の
    倍率変更手段と、像倍率の変更を指示する操作部材と、
    前記操作部材の第1の操作に応答して前記第1の倍率変
    更手段により像倍率を変更すると共に、前記操作部材の
    前記第1の操作とは少なくとも一部異なる第2の操作に
    応答して前記第2の倍率変更手段により像倍率を変更す
    る制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の操作は、前記操作部材を押圧
    し続けることであり、前記第2の操作は、前記操作部材
    を所定時間内に所定回数押圧を繰り返す操作であること
    を特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の倍率変更手段は、連続的に像
    倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の倍率変更手段は、段階的に像
    倍率を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 第1の倍率変更手段により像倍率を光学
    的に変更する工程と、前記第1の倍率変更手段により倍
    率を変更された光学像を画像信号に変換する工程と、第
    2の倍率変更手段により前記画像信号を処理して像倍率
    を変更する工程と、像倍率の変更を指示する工程と、前
    記像倍率の変更の指示に応答して前記第1の倍率変更手
    段により前記像倍率を変更すると共に、前記第1の倍率
    変更手段による前記像倍率の変更がテレ端及びワイド端
    のいずれか一方の限界領域に達することに応じて前記第
    1の倍率変更手段をテレ端及びワイド端のいずれか他方
    の限界領域又は前記第2の倍率変更手段により前記像倍
    率を設定できる前記他方の限界領域に最も近い領域に至
    らせると共に該第1の倍率変更手段を該他方の限界領域
    に至らせることによる像倍率の変化を補完するように前
    記第2の倍率変更手段により像倍率の変更を行う工程と
    を有することを特徴とする撮像装置の倍率変更方法。
  10. 【請求項10】 撮像装置を制御するコンピュータによ
    って実行されるプログラムを格納する記憶媒体であっ
    て、前記プログラムは、第1の倍率変更手段により像倍
    率を光学的に変更する手順と、前記第1の倍率変更手段
    により倍率を変更された光学像を画像信号に変換する手
    順と、第2の倍率変更手段により前記画像信号を処理し
    て像倍率を変更する手順と、像倍率の変更を指示する手
    順と、前記像倍率の変更の指示に応答して前記第1の倍
    率変更手段により前記像倍率を変更すると共に、前記第
    1の倍率変更手段による前記像倍率の変更がテレ端及び
    ワイド端のいずれか一方の限界領域に達することに応じ
    て前記第1の倍率変更手段をテレ端及びワイド端のいず
    れか他方の限界領域又は前記第2の倍率変更手段により
    前記像倍率を設定できる前記他方の限界領域に最も近い
    領域に至らせると共に該第1の倍率変更手段を該他方の
    限界領域に至らせることによる像倍率の変化を補完する
    ように前記第2の倍率変更手段により像倍率の変更を行
    う手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
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