JP2004356748A - 撮像装置および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の撮像装置は、信号処理メモリー4に記憶された画像情報を読み出して、記録メディア11に記録されるフォーマットに対して画質劣化が無い画素数まで変換可能に画素変換処理を施す画素変換器(1)5と、画素変換器(1)5による画素変換後の変換画素情報を記録メディア11に記録する際に、記録に関わる画素数に対して、CCDまたはCmosにおける光電変換部の画素数は十分に大きいものを有し、光電変換部の画素数範囲で拡大または縮小を行い、且つレンズに対する拡大または縮小の動作を制御するCPU(1)16、(2)18とを有して構成されるものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光学手段および画素変換手段により画像を拡大または縮小して合成の処理をする撮像装置および画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、電子ズームで可変速ズームを実現することを目的として、電子ズーム手段を有するビデオカメラにおいて、設定される倍率に応じて信号を読み出す順番を決定するメモリテーブルが設けられ、このメモリテーブルで決定される上記読み出す順番のデータを順次読み出すか、任意にスキップして読み出すことにより、上記電子ズーム手段の倍率の変化速度を可変とするようにしたビデオカメラが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、ズームレンズを使用することによる問題点を除去でき、しかもズームレンズを使用した場合と同様に連続的なズーム倍率を得ること目的として、焦点距離を切り換えて光学倍率を非連続的に切り換えることができる多焦点撮像レンズと、撮像素子からの撮像信号を処理して得られるビデオ信号に対して画像拡大処理をする電子ズーム手段と、ズーム操作に応じて上記多焦点撮像レンズの上記光学倍率を切り換えると共に上記多焦点撮像レンズで切り換えられる上記光学倍率以外の倍率を補間するように上記電子ズーム手段における電子ズーム倍率を制御してズーム倍率を連続的に変化させるズーム制御手段とを備えるビデオカメラが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−273658号公報
【特許文献2】
特開平8−18842号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のビデオカメラの画像変倍方式(特許文献1)は画面サイズ変更や画像の電子拡大処理中に行われていて、画面サイズが固定および画像の劣化の無い変倍画素変換は行えず、変倍中の拡大縮小処理では時間軸変化における拡大率の不連続性または、画質劣化(特許文献2)を伴うという不都合があった。
【0006】
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、画像劣化の無い連続した変倍画素変換を行うことができる撮像装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、記憶手段に記憶された画像情報を読み出して、記録手段に記録されるフォーマットに対して画質劣化が無い画素数まで変換可能に画素変換処理を施す画素変換手段と、画素変換手段による画素変換後の変換画素情報を記録手段に記録する際に、記録に関わる画素数に対して、撮像手段における光電変換部の画素数は十分に大きいものを有し、光電変換部の画素数範囲で拡大または縮小を行い、且つ光学手段に対する拡大または縮小の動作を制御する制御手段とを有して構成されるものである。
【0008】
従って本発明によれば、以下の作用をする。
光学手段から入る光を撮像手段で光電変換した高精細画素の画像信号を記憶手段に取り込む。
【0009】
その取り込んだ画像情報を画素変換手段にて記録手段が必要とする最小画素レベルまで拡大できるようにし、撮像手段が持つ最大画素数との間を変倍可能とし、且つ光学手段のレンズ特性を最大限に生かせるよう光学変倍制御と並走して画素変換処理を行う。
【0010】
これにより、光学焦点距離を短くして色収差に有利になるような小型レンズに対して画質劣化の無い画素変換処理を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、適宜、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に適用される撮像装置の色収差改善、拡大および縮小合成用のシステムブロック図である。
【0012】
まず、本発明の実施の形態に適用される撮像装置の構成を説明する。
図1に示す撮像装置は、対物レンズ、ズームレンズおよびフォーカスレンズを有する光学系と、光学系を介して入射した被写体の反射光を1に示すCCD(Charge Coupled Device)またはCmos(Complementaly Metal Oxide Semiconducter)により撮像して撮像された被写体の画像に信号処理を施して記録メディア11に記録するように構成される。
【0013】
この撮像装置は、CCDまたはCmos1により撮像されて光電変換された被写体の画像情報をA/D変換器3によりデジタルデータに変換した後に信号処理を施すために記憶する信号処理メモリー4を有して構成される。
【0014】
また、この撮像装置は、信号処理メモリー4に記憶された画像情報を読み出して、記録メディア11に記録されるフォーマットに対して画質劣化が無い画素数まで変換可能に画素変換処理を施す画素変換器(1)5、(2)6を有して構成される。
【0015】
また、この撮像装置は、画素変換器(1)5、(2)6による画素変換後の変換画素情報を記録メディア11に記録する際に、記録に関わる画素数に対して、CCDまたはCmos1における光電変換部の画素数は十分に大きいものを有し、光電変換部の画素数範囲で拡大または縮小を行い、且つ光学系に対する拡大または縮小の動作を制御するCPU(Cenntral processing Unit)(1)16、(2)18を有して構成される。
【0016】
ここで、この撮像装置は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御すると共にタイミングジェネレータ17から発生するタイミング信号TGによりCCDまたはCmos1、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)部2およびA/D変換器3のタイミングを制御するズームレンズ制御部CPU(1)16を有して構成される。
【0017】
また、この撮像装置は、信号処理メモリー4により検出されたフォーカス検出信号に基づいて信号処理メモリー4に対する書き込み信号Rまたは読み出し信号Wを供給して画像情報の書き込みまたは読み出しを制御し、画素変換器(1)5、(2)6に対する倍率指示信号を供給して画素変換処理を制御すると共に、フレームメモリー7に対する書き込み信号Rまたは読み出し信号Wを供給して画素変換器(2)6から画素変換後のデータの書き込みまたは読み出しを制御し、合成部8に合成番地指示信号を供給して画素変換器(1)5からの画素変換後のデータと画素変換器(2)6からの画素変換後のデータとの合成を制御して、切り替え部9に合成オン/オフ信号を供給して合成の有無の切り替えを制御する画素変換制御CPU(2)18を有して構成される。
【0018】
この2つのCPU(1)16、(2)18は、お互いの光学拡大縮小情報および画素変換拡大縮小情報を共有し、最適な制御環境と整えるように機能する。ズームレンズおよびフォーカスレンズの移動情報であるレンズ光学情報はお互いのCPU(1)16、(2)18が管理しこの光学移動位置に応じて、倍率指示信号に基づく画素変換器(1)5、(2)6の変倍率を制御するものである。画素変換後の変換データは記録変換部10によりメディア記録信号に変換し記録メディア11に記録するメディア記録部へ導かれる。
【0019】
また、この撮像装置は、画素変換制御CPU(2)18に対して合成およびズーム指示を入力するためのスイッチ群19、およびこれらを内蔵するタッチパネル20を有している。
【0020】
次に、このように構成された本発明の実施の形態に適用される撮像装置の動作を説明する。
CCDまたはCmos1により撮像されて光電変換された被写体の画像情報をA/D変換器3によりデジタルデータに変換した後に信号処理を施すために信号処理メモリー4に記憶する。
【0021】
画素変換器(1)5、(2)6は、信号処理メモリー4に記憶された画像情報を読み出して、記録メディア11に記録されるフォーマットに対して画質劣化が無い画素数まで変換可能に画素変換処理を施す。
【0022】
(1)16、(2)18は、画素変換器(1)5、(2)6による画素変換後の変換画素情報を記録メディア11に記録する際に、記録に関わる画素数に対して、CCDまたはCmos1における光電変換部の画素数は十分に大きいものを有し、光電変換部の画素数範囲で拡大または縮小を行い、且つ光学系に対する拡大または縮小の動作を制御する。
【0023】
ここでCPU(1)16、(2)18からの変倍情報に基づき画素変換器(1)5、(2)6による拡大縮小の画質劣化の無い画素変換が行われる。
【0024】
これにより、この一連の動作と光学焦点距離の短い性能により劣化の少ない色収差を従来同一光学倍率と等価なステムが実現する。この一連の動作と光学焦点距離の短い性能により劣化の少ない色収差を実現する。よって小型の光学レンズシステムを従来と同一光学倍率で実現できる。
【0025】
図2は、色収差向上の概念図であり、図2Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図2Bは光学対画素変換の移動量に対する倍率と光学および画素変換対色収差の移動量に対する倍率である。
【0026】
図2Aにおいて、CCDまたはCmos1における光電変換部21は光学系の周辺部に相当する画素変換区間22において拡大または縮小の画素変換を行い、変換処理後の画素変換部23を生成する。
【0027】
図2Bにおいて、光学24対色収差25の移動量に対する倍率の図で示すように、光学24の移動量のみで倍率を得る場合には色収差25は最大に増加する。
【0028】
これに対して、光学26および画素変換28対色収差27の移動量に対する倍率の図で示すように、光学26および画素変換28の移動量の総合動作29で31に示すように同じ倍率を得る場合には色収差27は30に示すように差分を得ることができ、光学長の短いレンズで色収差が向上する。
【0029】
また、この撮像装置は、画素変換器(1)5、(2)6にて記録メディア11が必要とする最小画素レベルまで拡大できる構成をとり、CCDまたはCmos1が持つ最大画素数との間を変倍可能とし、且つ光学レンズ特性を最大限に生かせるよう画素変換制御を光学変倍制御と並走し処理を行い実現するものである。これにより、周辺解像度が低下した部分を使用しない制御、光学変倍中の最大空間周波数を活用で来る制御により、画質劣化の無い光学/画素変換を行うように構成される。
【0030】
この撮像装置は、以下のような動作をする。
この変倍に対して、光学上の性能はあらかじめCPU(1)16、(2)18部に入力されている光学情報テーブルを参照しながらレンズ距離情報に基づき制御を行うものとする。
【0031】
これにより、この一連の動作から光学レンズ性能の劣化の少ない部分で光学ズームと画素変換による並走した変倍処理を行いことができるので、従来技術では画質劣化を抑えるアパコンや補間処理を行ってきたのに対して、今までに無い画質劣化の無いまた高性能な変倍をすることができる。
【0032】
図3は、光学長の短いレンズで色収差が気にならなく、倍率を拡大したいケースの色収差向上の概念図であり、図3Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図3Bは光学と画素変換の総合動作の移動量に対する倍率である。
【0033】
図3Aにおいて、CCDまたはCmos1における光電変換部21は光学系の周辺部に相当する画素変換区間22において拡大または縮小の画素変換を行い、変換処理後の画素変換部23を生成する。
【0034】
図3Bにおいて、色収差リミット33までの光学32および画素変換34の移動量に対する倍率の図で示すように、色収差リミット33まで光学32および画素変換34の移動量の総合動作35で示すように倍率を拡大することができ、光学長の短いレンズで色収差が向上する。
【0035】
図4は、光学優先方式の色収差向上の概念図であり、図4Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図4Bは光学と画素変換の総合動作の移動量に対する倍率である。
【0036】
図4Aにおいて、CCDまたはCmos1における光電変換部21は光学系の周辺部に相当する画素変換区間22において拡大または縮小の画素変換を行い、変換処理後の画素変換部23を生成する。
【0037】
図4Bにおいて、色収差リミット43における制御可変ポイントP1、P2での光学41,42および画素変換44の移動量に対する倍率の図で示すように、色収差リミット43における制御可変ポイントP1まで光学41のみで倍率を拡大し、色収差リミット43における制御可変ポイントP1からP2までは画素変換44のみで倍率を拡大し、色収差リミット43における制御可変ポイントP2以降は光学42のみで倍率を拡大して、総合動作45で示すように倍率を拡大することができ、光学優先方式で色収差が向上する。
【0038】
図15は、光学優先方式の色収差向上の色収差制御動作を示すフローチャートであり、図15Aは拡大、図15Bは縮小である。
図15Aに示す拡大動作では、ステップS1で拡大ズームスイッチをオンする。具体的には、ユーザーは、図1に示す拡大ズームスイッチ19−3、図14Aに示す拡大キー142−1、図14Bに示す拡大/縮小ダイヤル148の拡大部を操作する。
【0039】
ステップS2で、光学ズーム制御が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0040】
ステップS3で、焦点距離がリミット値であるか否かを判断してリミット値までステップS2の光学ズーム制御処理を繰り返す。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離がリミット値であるか否かを判断する。
【0041】
ステップS3で焦点距離がリミット値であるとき、ステップS4に移行して、光学ズーム制御に替えて画素変換処理が行われる。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して倍率指示信号を供給して、画素変換器(1)5は、倍率指示信号に基づく倍率で信号処理メモリー4から読み出される画像情報に画素変換による拡大変倍処理を施す。
【0042】
ステップS5で、画素変換処理の倍率が最大であるか否かを判断して最大値までステップS4の画素変換処理を繰り返す。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して供給する倍率指示信号の倍率が最大であるか否かを判断する。
【0043】
ステップS5で画素変換処理の倍率が最大であるとき、ステップS6に移行して、画素変換処理制御に替えて光学ズーム制御処理が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0044】
ステップS6で、焦点距離が最大であるか否かを判断して最大値までステップS6の光学ズーム制御処理を繰り返して最大値のとき終了する。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離が最大値であるか否かを判断する。
【0045】
図15Bに示す縮小動作では、ステップS11で縮小ズームスイッチをオンする。具体的には、ユーザーは、図1に示す縮小ズームスイッチ19−4、図14Aに示す縮小キー142−2、図14Bに示す拡大/縮小ダイヤル148の縮小部を操作する。
【0046】
ステップS12で、光学ズーム制御が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0047】
ステップS13で、焦点距離がリミット値であるか否かを判断してリミット値までステップS12の光学ズーム制御処理を繰り返す。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離がリミット値であるか否かを判断する。
【0048】
ステップS13で焦点距離がリミット値であるとき、ステップS14に移行して、光学ズーム制御に替えて画素変換処理が行われる。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して倍率指示信号を供給して、画素変換器(1)5は、倍率指示信号に基づく倍率で信号処理メモリー4から読み出される画像情報に画素変換による縮小変倍処理を施す。
【0049】
ステップS15で、画素変換処理の倍率が最小であるか否かを判断して最小値までステップS14の画素変換処理を繰り返す。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して供給する倍率指示信号の倍率が最小であるか否かを判断する。
【0050】
ステップS15で画素変換処理の倍率が最小であるとき、ステップS16に移行して、画素変換処理制御に替えて光学ズーム制御処理が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0051】
ステップS16で、焦点距離が最小であるか否かを判断して最小値までステップS6の光学ズーム制御処理を繰り返して最小値のとき終了する。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離が最小値であるか否かを判断する。
【0052】
図5は、画素変換併用で長焦点のみ光学変倍のケースの色収差向上の概念図であり、図5Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図5Bは光学と画素変換の総合動作の移動量に対する倍率である。
【0053】
図5Aにおいて、CCDまたはCmos1における光電変換部21は光学系の周辺部に相当する画素変換区間22において拡大または縮小の画素変換を行い、変換処理後の画素変換部23を生成する。
【0054】
図5Bにおいて、色収差リミット53における画素変換リミットおよび制御可変ポイントP11での光学51,52および画素変換54の移動量に対する倍率の図で示すように、色収差リミット53における画素変換リミットおよび制御可変ポイントP11まで光学51および画素変換54の併用で倍率を拡大し、色収差リミット53における画素変換リミットおよび制御可変ポイントP11以降は光学52のみで倍率を拡大して、総合動作55で示すように倍率を拡大することができ、画素変換併用で長焦点のみ光学変倍で色収差が向上する。
【0055】
図16は、画素変換併用で長焦点のみ光学変倍のケースの色収差向上の色収差制御動作その2を示すフローチャートであり、図16Aは拡大、図16Bは縮小である。
【0056】
図16Aに示す拡大動作では、ステップS21で拡大ズームスイッチをオンする。具体的には、ユーザーは、図1に示す拡大ズームスイッチ19−3、図14Aに示す拡大キー142−1、図14Bに示す拡大/縮小ダイヤル148の拡大部を操作する。
【0057】
ステップS22で、光学ズーム制御および画素変換処理が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。これと同時に、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して倍率指示信号を供給して、画素変換器(1)5は、倍率指示信号に基づく倍率で信号処理メモリー4から読み出される画像情報に画素変換による拡大変倍処理を施す。
【0058】
ステップS23で、焦点距離がリミット値であるか否かを判断してリミット値までステップS2の光学ズーム制御処理を繰り返す。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離がリミット値であるか否かを判断する。
【0059】
ステップS23で焦点距離がリミット値であるとき、ステップS24に移行して、光学ズーム制御を停止する。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズの制御を停止する。
【0060】
ステップS25で、画素変換処理のリミットであるか否かを判断してリミット値までステップS24の光学ズーム制御の停止処理を繰り返す。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して供給する倍率指示信号のリミット値であるか否かを判断する。
【0061】
ステップS25で画素変換処理のリミット値であるとき、ステップS26に移行して、画素変換処理制御に替えて光学ズーム制御処理が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0062】
ステップS2で、焦点距離が最大であるか否かを判断して最大値までステップS26の光学ズーム制御処理を繰り返して最大値のとき終了する。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離が最大値であるか否かを判断する。
【0063】
図16Bに示す縮小動作では、ステップS31で縮小ズームスイッチをオンする。具体的には、ユーザーは、図1に示す縮小ズームスイッチ19−4、図14Aに示す縮小キー142−2、図14Bに示す拡大/縮小ダイヤル148の縮小部を操作する。
【0064】
ステップS32で、光学ズーム制御が行われる。具体的には、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0065】
ステップS33で、焦点距離がリミット値を下回っているか否かを判断してリミット値を下回るまでステップS32の光学ズーム制御処理を繰り返す。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離がリミット値を下回っているか否かを判断する。
【0066】
ステップS33で焦点距離がリミット値を下回っているとき、ステップS34に移行して、画素変換処理可能領域であるか否かを判断する。CPU(2)18は、CPU(1)16からの信号処理メモリー4を介して得られるフォーカス検出信号に基づいて、画素変換器(1)5に対する画素変換処理可能領域であるか否かを判断する。
【0067】
ステップS34で画素変換処理可能領域であるときステップS35に移行して、光学ズーム制御に替えて画素変換処理が行われる。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して倍率指示信号を供給して、画素変換器(1)5は、倍率指示信号に基づく倍率で信号処理メモリー4から読み出される画像情報に画素変換による縮小変倍処理を施す。
【0068】
ステップS36で、画素変換処理の倍率が総合倍率整合係数であるか否かを判断して総合倍率整合係数までステップS35の画素変換処理を繰り返す。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して供給する倍率指示信号の倍率が総合倍率整合係数であるか否かを判断する。
【0069】
ステップS36で画素変換処理の倍率が総合倍率整合係数であるとき、ステップS37に移行して、画素変換処理制御に加えて光学ズーム制御処理が行われる。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(1)5に対して倍率指示信号を供給して、画素変換器(1)5は、倍率指示信号に基づく倍率で信号処理メモリー4から読み出される画像情報に画素変換による縮小変倍処理を施す。これと同時に、CPU(1)16は、ドライブ15、ズーム駆動部13およびフォーカス駆動部14を介してズームレンズおよびフォーカスレンズを制御する。
【0070】
ステップS38で、焦点距離が最小であるか否かを判断して最小値までステップS37の画素変換処理制御および光学ズーム制御処理を繰り返して最小値のとき終了する。具体的には、CPU(1)16は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて、被写体に対するズームレンズおよびフォーカスレンズの焦点距離が最小値であるか否かを判断する。
【0071】
また、この撮像装置は、画素変換器(1)5、(2)6は、記録メディア11が必要とする最小画素レベルまで拡大できる構成をとり、CCDまたはCmos1が持つ最大画素数との間を変倍可能とし、且つ光学レンズ特性を最大限に生かせるよう画素変換制御を光学変倍制御と並走し処理を行い実現するものであり、かつ被写体(人物)が全画面上一番近い距離にある確率よりフォーカス合焦時の距離情報から画素変換器(2)6への変倍指示を行った後にフレームメモリー7に書き込み、読み出しを行って、合成(MIX回路)部8へ入力する。この合成部8は画素変換器(1)5から入力される変換後の画像情報とCPU(2)18からの合成番地指示信号により行うように構成される。
【0072】
また、この撮像装置は、被写体が動いた場合はフレームメモリー7でのフィールド間の差分を動き検出しCPU(2)18へ情報として送り込み、CPU(2)18はこの信号から合成番地指示信号へ変更して合成させるように構成されるものである。
【0073】
この撮像装置は、以下のような動作をする。
CPU(2)18からの変倍情報に基づき画素変換器(1)5、(2)6では、拡大縮小の画質劣化の無い画素変換が行われる。CPU(2)18は画素変換器(2)6への変倍指示を行いフレームメモリー7に変換データを書き込み、読み出しを行って、合成(MIX回路)部8へ入力する。この合成部8は画素変換器(1)5から入力される変換後の画像情報とフレームメモリー7から読み出される至近側被写体の画像の変換データとの合成をCPU(2)18からの合成番地指示信号により行う。
【0074】
また、被写体が動いた場合はフレームメモリー7でのフィールド間の差分を動き検出しCPU(2)18へ情報として送り込み、CPU(2)18はこの信号から合成番地指示信号を変更して合成させる。
【0075】
これにより、画像情報上2つ以上の異なる距離をもったものに対して、近くの映像を拡大できることにより画像の構図をより早く決定撮影が出来ることが可能となる。また、画像情報上の2つ以上の異なる距離をもった画像に対して、距離の近い映像を拡大できることにより画像の構図をより早く決定撮影が出来ることが可能となる。
【0076】
以下に、具体的な処理を説明する。
図6は、拡大および合成の概念図であり、図6Aは撮像画像および画素変換合成部、図6Bは被写体の距離に対する拡大率である。
【0077】
図6Aに示す撮像画像61のうち被写体Aのみを拡大してBおよびCと合成すると画素変換合成部62のようになる。
ここで、図6Bに示すように被写体A、BおよびCの距離に対する拡大率が同じとき、一番近い距離の被写体Aのみの拡大率を大きくしてBおよびCと合成する。
【0078】
図7は、縮小および合成の概念図であり、図7Aは撮像画像および画素変換合成部、図7Bは被写体の距離に対する縮小率である。
図7Aに示す撮像画像71のうち被写体Aのみを拡大率を変えずにBおよびCを縮小して被写体AとBおよびCとを合成すると画素変換合成部72のようになる。
【0079】
ここで、図7Bに示すように被写体A、BおよびCの距離に対する拡大率が同じとき、一番近い距離の被写体Aのみの拡大率を変えずにBおよびCの拡大率を小さくしてBおよびCと合成する。
【0080】
このとき、後述するように、オートフォーカス機能で、一番距離の近い被写体Aの画像を記憶して、領域を確定して、画素変換器(2)6で拡大の変倍処理をする。
【0081】
図8は、拡大および合成の動作図であり、図8Aは撮像画像および画素変換合成部、図8Bは被写体の距離に対する拡大率である。
図8Aに示す撮像画像81のうち被写体Aのみを拡大してBおよびCの拡大率を変えずに被写体AとBおよびCとを合成すると画素変換合成部82のようになる。
【0082】
ここで、図8Bに示すように被写体A、BおよびCの距離に対する拡大率が同じとき、一番近い距離の被写体Aのみの拡大率を変えずにBおよびCの拡大率を大きくしてBおよびCと合成する。
【0083】
このとき、83で示すように、オートフォーカス機能で、一番距離の近い被写体Aの画像を記憶して、領域を確定して、84で示すように、画素変換器(2)6で被写体Aの拡大の変倍処理をする。
【0084】
図9は、縮小および合成の動作図であり、図9Aは撮像画像および画素変換合成部、図9Bは被写体の距離に対する縮小率である。
図9Aに示す撮像画像91のうち被写体Aの拡大率を変えずにBおよびCのみを縮小して被写体AとBおよびCとを合成すると画素変換合成部92のようになる。
【0085】
ここで、図9Bに示すように被写体A、BおよびCの距離に対する拡大率が同じとき、一番近い距離の被写体Aのみの拡大率を変えずにBおよびCの拡大率を小さくしてBおよびCと合成する。
【0086】
このとき、93で示すように、オートフォーカス機能で、一番距離の近い被写体の画像を記憶して、領域を確定して、94で示すように、画素変換器(2)6でBおよびCの拡大の変倍処理をする。
【0087】
図10は、合焦自動検出方法を示す図であり、図10Aは撮像画像、図10Bは輝度信号情報、図10CはLPF(積分)後の信号、図10Dは検出信号出力である。
【0088】
図10Aに示す被写体Aの撮像画像は、信号処理メモリー4において図10Bに示す輝度信号情報および図10Cに示すLPF(積分)後の信号として処理され、図10Dに示す検出信号出力が102に示すようにCPU(2)18に供給され、合成切り換えの制御が行われる。
【0089】
図11は、合成の制御方法を示す図であり、図11Aは撮像画像および画素変換合成部、図11Bは焦点距離に対する倍率である。
図11Aにおいて、CCDまたはCmos1における光電変換部21は光学系の周辺部に相当する画素変換区間22において拡大または縮小の画素変換を行い、変換処理後の画素変換部23を生成する。
【0090】
図11Bにおいて、制御ポイントでの光学111および画素変換112,113の移動量に対する倍率の図で示すように、制御ポイントまで光学および画素変換の併用で倍率を拡大し、制御ポイント以降は光学に対して画素変換112,113で示すように合成対象の画像の倍率を拡大することができ、画素変換併用で変倍画像の合成をすることができる。
【0091】
図12合成領域指定方法その1を示す図である。
図12において示すように、表示画面121の被写体Aを122で示すように、スタイラスペンでタッチパネルをなぞると、123で示すように、指定された領域が区別されて表示される。指定された領域123がCPU(2)18に供給され、合成切り換えの制御が行われる。
【0092】
図13合成領域指定方法その2を示す図である。
図13において示すように、表示画面131の被写体Aを132で示すように、タッチパネルをユーザーが指でなぞると、133で示すように、指定された領域が区別されて表示される。134で示すように、この指定された領域133の画像がフリーズして、画面表示の裏の処理のレンズ合焦処理後に検出回路で画像領域を認識し、135で示すように、認識した領域も表示する。136で示すように指定された領域がCPU(2)18に供給され、合成切り換えの制御が行われる。
【0093】
図14は、操作方法を示す図であり、図14Aはタッチパネル、図14Bは外部キーによる場合である。
図14Aに示すタッチパネル141では、拡大/縮小部142の拡大キー142−1または縮小キー142−2およびモード表示内容部143の終了キー143−1、自動合成キー143−2、背景の前後キー143−3および143−4を、144で示すように、ユーザーの指またはスタイラスペンで操作する。
【0094】
また、図14Bに示す外部キーでは、表示部145に表示されたモード表示内容部143の終了キー143−1、自動キー143−2、前後キー143−3および143−4に対応して、切替スイッチ146でモードを選択し、拡大/縮小ダイヤル148および至近側自動合成スイッチ147を操作する。
【0095】
図17は、拡大または縮小の合成制御動作を示すフローチャートである。
図17に示す拡大または縮小の合成制御動作では、ステップS41で合成スイッチをオンする。具体的には、ユーザーは、図1に示す至近側自動合成スイッチ19−1、図14Aに示す自動合成キー143−2、図14Bに示す至近側自動合成スイッチ147を操作する。このとき、同時に、背景の前後キー143−3および143−4、切替スイッチ146の背景の前後キーを操作する。
【0096】
ステップS42で、自動合成モードであるか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、自動合成モードであるか否かを判断する。
【0097】
ステップS42で自動合成モードであるときは、ステップS43で、至近側自動合成検出を行う。具体的には、CPU(2)18は、信号処理メモリー4からのフォーカス検出信号に基づいて至近側被写体の画像を自動合成するために検出する。
【0098】
ステップS44で拡大操作を行う。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(2)6への変倍指示を行いフレームメモリー7に至近側被写体の画像の変換データを書き込み、読み出しを行って、合成(MIX回路)部8へ入力する。合成部8は画素変換器(1)5から入力される変換後の画像情報とフレームメモリー7から読み出される至近側被写体の画像の変換データとの合成をCPU(2)18からの合成番地指示信号により行う。
【0099】
また、被写体が動いた場合はフレームメモリー7でのフィールド間の差分を動き検出しCPU(2)18へ情報として送り込み、CPU(2)18はこの信号から合成番地指示信号を変更して合成させる。
【0100】
ステップS42で自動合成モードでないときは、ステップS45で、背景の前の画像の合成であるか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、背景の前の画像の合成モードであるか否かを判断する。
【0101】
ステップS45で背景の前の画像の合成モードであるときは、ステップS46で、ペンで領域指定されているか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、タッチパネル20で表示画面に対して図12で示したようにスタイラスペンで領域指定されているか否かを判断する。
【0102】
ステップS46でペンで領域指定されているときは、ステップS47で、自動合成検出を行う。具体的には、CPU(2)18は、タッチパネル20からのスタイラスペンによる領域指定の検出信号に基づいて領域指定の被写体の画像を自動合成するために検出する。
【0103】
ステップS48で拡大操作を行う。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(2)6への変倍指示を行いフレームメモリー7に領域指定の被写体の画像の変換データを書き込み、読み出しを行って、合成(MIX回路)部8へ入力する。合成部8は画素変換器(1)5から入力される変換後の画像情報とフレームメモリー7から読み出される領域指定の被写体の画像の変換データとの合成をCPU(2)18からの合成番地指示信号により行う。
【0104】
また、被写体が動いた場合はフレームメモリー7でのフィールド間の差分を動き検出しCPU(2)18へ情報として送り込み、CPU(2)18はこの信号から合成番地指示信号を変更して合成させる。
【0105】
ステップS46でペンにより領域指定されていないときは、ステップS49で、指で被写体を指定されているか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、タッチパネル20で表示画面に対して図13で示したように指で領域指定されているか否かを判断する。
【0106】
ステップS49で指により被写体を指定されているときは、ステップS50で、領域枠表示をする。具体的には、タッチパネル20で表示画面に対して図13で示したように表示画面131の被写体Aを132で示すように、タッチパネルをユーザーが指でなぞると、133で示すように、指定された領域が区別されて表示される。134で示すように、この指定された領域133の画像がフリーズして、画面表示の裏の処理のレンズ合焦処理後に検出回路で画像領域を認識し、135で示すように、認識した領域を表示する。
【0107】
ステップS51で、領域クローズ拡大操作を行う。具体的には、タッチパネル20で表示画面に対して図13で示したように136で示すように指定された領域がCPU(2)18に供給され、拡大合成切り換えの制御が行われる。
【0108】
ステップS45で背景の前の画像の合成でないときは、ステップS52で、背景の後の画像の合成であるか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、背景の後の画像の合成モードであるか否かを判断する。
【0109】
ステップS52で背景の後の画像の合成モードであるときは、ステップS53で、ペンで領域指定されているか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、タッチパネル20で表示画面に対して図12で示したようにスタイラスペンで領域指定されているか否かを判断する。
【0110】
ステップS53でペンで領域指定されているときは、ステップS54で、自動合成検出を行う。具体的には、CPU(2)18は、タッチパネル20からのスタイラスペンによる領域指定の検出信号に基づいて領域指定の被写体の画像を自動合成するために検出する。
【0111】
ステップS55で拡大操作を行う。具体的には、CPU(2)18は、画素変換器(2)6への変倍指示を行いフレームメモリー7に領域指定の被写体の画像の変換データを書き込み、読み出しを行って、合成(MIX回路)部8へ入力する。合成部8は画素変換器(1)5から入力される変換後の画像情報とフレームメモリー7から読み出される領域指定の被写体の画像の変換データとの合成をCPU(2)18からの合成番地指示信号により行う。
【0112】
また、被写体が動いた場合はフレームメモリー7でのフィールド間の差分を動き検出しCPU(2)18へ情報として送り込み、CPU(2)18はこの信号から合成番地指示信号を変更して合成させる。
【0113】
ステップS53でペンにより領域指定されていないときは、ステップS56で、指で被写体を指定されているか否かを判断する。具体的には、CPU(2)18は、タッチパネル20で表示画面に対して図13で示したように指で領域指定されているか否かを判断する。
【0114】
ステップS56で指により被写体を指定されているときは、ステップS57で、領域枠表示をする。具体的には、タッチパネル20で表示画面に対して図13で示したように表示画面131の被写体Aを132で示すように、タッチパネルをユーザーが指でなぞると、133で示すように、指定された領域が区別されて表示される。134で示すように、この指定された領域133の画像がフリーズして、画面表示の裏の処理のレンズ合焦処理後に検出回路で画像領域を認識し、135で示すように、認識した領域を表示する。
【0115】
ステップS58で、領域クローズ縮小操作を行う。具体的には、タッチパネル20で表示画面に対して図13で示したように136で示すように指定された領域がCPU(2)18に供給され、縮小合成切り換えの制御が行われる。
【0116】
なお、上述した本発明の実施の形態に限らず、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない限り、適宜、他の構成をとりうることは言うまでもない。
【0117】
【発明の効果】
この発明の撮像装置によれば、光学手段から入る光を撮像手段で光電変換した高精細画素の画像信号を記憶手段に取り込み、取り込んだ画像情報を画素変換手段にて記録手段が必要とする最小画素レベルまで拡大できるようにし、撮像手段が持つ最大画素数との間を変倍可能とし、且つ光学手段のレンズ特性を最大限に生かせるよう光学変倍制御と並走して画素変換処理を行うことにより、光学焦点距離を短くして色収差に有利になるような小型レンズに対して画質劣化の無い画素変換処理を行うことができるので、これにより、画像劣化の無い連続した変倍画素変換を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される撮像装置の色収差改善、拡大および縮小合成用のシステムブロック図である。
【図2】色収差向上の概念図であり、図2Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図2Bは光学対色収差の移動量に対する倍率と光学および画素変換対色収差の移動量に対する倍率である。
【図3】光学長の短いレンズで色収差が気にならなく、倍率を拡大したいケースの色収差向上の概念図であり、図3Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図3Bは光学と画素変換の総合動作の移動量に対する倍率である。
【図4】光学優先方式の色収差向上の概念図であり、図4Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図4Bは光学と画素変換の総合動作の移動量に対する倍率である。
【図5】画素変換併用で長焦点のみ光学変倍のケースの色収差向上の概念図であり、図5Aは光電変換部における画素変換区間および画素変換部、図5Bは光学と画素変換の総合動作の移動量に対する倍率である。
【図6】拡大および合成の概念図であり、図6Aは撮像画像および画素変換合成部、図6Bは被写体の距離に対する拡大率である。
【図7】縮小および合成の概念図であり、図7Aは撮像画像および画素変換合成部、図7Bは被写体の距離に対する縮小率である。
【図8】拡大および合成の動作図であり、図8Aは撮像画像および画素変換合成部、図8Bは被写体の距離に対する拡大率である。
【図9】縮小および合成の動作図であり、図9Aは撮像画像および画素変換合成部、図9Bは被写体の距離に対する縮小率である。
【図10】合焦自動検出方法を示す図であり、図10Aは撮像画像、図10Bは輝度信号情報、図10CはLPF(積分)後の信号、図10Dは検出信号出力である。
【図11】合成の制御方法を示す図であり、図11Aは撮像画像および画素変換合成部、図11Bは焦点距離に対する倍率である。
【図12】合成領域指定方法その1を示す図である。
【図13】合成領域指定方法その2を示す図である。
【図14】操作方法を示す図であり、図14Aはタッチパネル、図14Bは外部キーによる場合である。
【図15】光学優先方式の色収差向上の色収差制御動作を示すフローチャートであり、図15Aは拡大、図15Bは縮小である。
【図16】画素変換併用で長焦点のみ光学変倍のケースの色収差向上の色収差制御動作その2を示すフローチャートであり、図16Aは拡大、図16Bは縮小である。
【図17】拡大または縮小の合成制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……CCDまたはCmos、2……CDS、3……A/D変換器、4……信号処理メモリー、5……画素変換器(1)、6……画素変換器(2)、7……フレームメモリー、8……合成部、9……切り替え部、10……記録変換部、11……記録メディア、12……ズーム位置検出部、13……ズーム駆動部、14……フォーカス駆動部、15……ドライブ、16……CPU(1)、17……タイミングジェネレータ、18……CPU(2)、19……拡大/縮小、合成スイッチ、20……タッチパネル
Claims (10)
- 光学手段を介して撮像手段により撮像された被写体の画像に信号処理を施して記録手段に記録する撮像装置において、
上記撮像手段により撮像されて光電変換された被写体の画像情報を信号処理を施すために記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された画像情報を読み出して、上記記録手段に記録されるフォーマットに対して画質劣化が無い画素数まで変換可能に画素変換処理を施す画素変換手段と、
上記画素変換手段による画素変換後の変換画素情報を上記記録手段に記録する際に、記録に関わる画素数に対して、上記撮像手段における光電変換部の画素数は十分に大きいものを有し、上記光電変換部の画素数範囲で拡大または縮小を行い、且つ上記光学手段に対する拡大または縮小の動作を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
上記画素変換手段は上記光学手段の周辺部の画像範囲を避けた画像範囲の拡大または縮小の処理をすることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
上記画素変換手段は上記光学手段の周辺解像度の低い領域で画素変換処理を行い、また上記光学手段の周辺解像度の低い領域から高い領域への移行時には上記光学手段による光学動作を一気に行い、上記光学動の作飛び越し動作及び画素変換動作で補正して画像の拡大または縮小することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
上記画素変換手段は上記光学手段の色収差の劣化を避けた画像範囲の拡大または縮小の処理をすることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
上記画素変換手段は任意の距離の被写体の画像を拡大または縮小して合成の処理をすることを特徴とする撮像装置。 - 光学手段を介して撮像手段により撮像された被写体の画像に信号処理を施して記録手段に記録する撮像装置における画像処理方法において、
上記撮像手段により撮像されて光電変換された被写体の画像情報を信号処理を施すために記憶手段に記憶する記憶ステップと、
上記記憶手段に記憶された画像情報を読み出して、上記記録手段に記録されるフォーマットに対して画質劣化が無い画素数まで変換可能に画素変換手段により画素変換処理を施す画素変換ステップと、
上記画素変換手段による画素変換後の変換画素情報を上記記録手段に記録する際に、記録に関わる画素数に対して、上記撮像手段における光電変換部の画素数は十分に大きいものを有し、上記光電変換部の画素数範囲で拡大または縮小を行い、且つ上記光学手段に対する拡大または縮小の動作を制御手段により制御する制御ステップと
を備えたことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項6記載の画像処理方法において、
上記画素変換ステップ手段は上記光学手段の周辺部の画像範囲を避けた画像範囲の拡大または縮小の処理をすることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項6記載の画像処理方法において、
上記画素変換ステップ手段は上記光学手段の周辺解像度の低い領域で画素変換処理を行い、また上記光学手段の周辺解像度の低い領域から高い領域への移行時には上記光学手段による光学動作を一気に行い、上記光学動の作飛び越し動作及び画素変換動作で補正して画像の拡大または縮小することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項6記載の画像処理方法において、
上記画素変換ステップは上記光学手段の色収差の劣化を避けた画像範囲の拡大または縮小の処理をすることを特徴とする画像処理方法。 - 請求項6記載の画像処理方法において、
上記画素変換ステップ手段は任意の距離の被写体の画像を拡大または縮小して合成の処理をすることを特徴とする画像処理方法。
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