JP2001057649A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2001057649A
JP2001057649A JP2000149410A JP2000149410A JP2001057649A JP 2001057649 A JP2001057649 A JP 2001057649A JP 2000149410 A JP2000149410 A JP 2000149410A JP 2000149410 A JP2000149410 A JP 2000149410A JP 2001057649 A JP2001057649 A JP 2001057649A
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magnification
zoom
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image signal
electronic
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JP2000149410A
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English (en)
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Yasuo Endo
康夫 遠藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ズームと電子ズームを併用する際の画質
の劣化を回避し、しかも、ズーム全域にわたって滑らか
な画像の拡大・縮小変化を得る。 【解決手段】 被写体像を1倍からN倍(但し、N>
1)の所定範囲の倍率で拡大して結像する光学ズーム
と、前記結像を画像信号に変換する変換手段と、前記画
像信号を1倍からM倍(但し、M>1)の所定範囲の倍
率で拡大処理した拡大画像信号を生成する電子ズーム
と、全体の目標ズーム倍率となるように前記光学ズーム
をn倍(但し、1<n<N)及び前記電子ズームをm倍
(但し、1<m<M)とし、n×mを含む任意の組み合
わせで制御する制御手段を備える。ズーム全域にわたっ
て1倍を含む二つの倍率の一方が電子ズームの倍率とし
て適用され、ズーム倍率を大きくしたときの画像劣化の
増大を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに関
し、特に光学ズームと電子ズームを併用する電子カメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、固定焦点カメラは、その画角が
通常の用途(ポートレート撮影や記念撮影など)を対象
に決められているため、例えば、遠くの被写体を撮影す
る場合に不適当となる(画面内に小さく写って見にくく
なる)ことがある。
【0003】このため、一眼レフカメラのように、標準
焦点距離のレンズ(いわゆる標準レンズ)のほかに各種
焦点距離の望遠レンズを取り揃え、それらを適宜に交換
して使用できるようにしたものがあるが、価格が高くな
ることや取り扱いが面倒になることなどから、普及型の
カメラにおいては、一本のレンズで焦点距離を変更でき
るようにしたズームレンズ(Zoom Lens)を実
装することが多い。
【0004】ズームレンズの構造は多種多様であるが、
その基本は、常に等距離を保って対向する一対の正レン
ズ(凸レンズともいう)または正レンズ群の間に、一つ
の負レンズ(凹レンズともいう)または負レンズ群を配
置し、これら正レンズと負レンズの間の相互依存的な相
対移動を可能にしたものである。
【0005】上記相対移動はレンズ鏡筒の外周に設けら
れたリング状部材(ズームリングという)を回転させる
ことによって行われる。ズームリングをストッパに当た
るまで一方向に回転させると最小の画角(長焦点の望遠
レンズを用いたときと同様の効果;以下、この方向を
「ズームアップ」という)が得られ、また、他方のスト
ッパに当たるまで回転させると最大の画角(標準レンズ
または短焦点の望遠レンズを用いたときと同様の効果;
以下、この方向を「ズームダウン」という)が得られ
る。最小の画角が得られたときの倍率を最大倍率、最大
の画角が得られたときの倍率を最小倍率といい、その比
をズーム比という。例えば、最小倍率×1、最大倍率×
10のズームレンズのズーム比は10である。
【0006】ところで、普及型のカメラであっても、当
然のことながら、ズームレンズのズーム比はできるだけ
大きいことが望ましいものの、ズーム比を大きくするた
めには、上述の一対の正レンズまたは正レンズ群の間隔
を広げなければならず、そうすると、ズームレンズの鏡
筒長が長くなってカメラのサイズアップや重量アップを
招くから、特に普及型のカメラにあってはズーム比の増
大は容易なことではなかった。
【0007】そこで、被写体像をイメージセンサで画像
信号に変換して記録する、電子スチルカメラやビデオカ
メラなどの電子カメラにあっては、信号処理技術を利用
して、その画像信号のサイズを拡大したり縮小したりす
ることが容易であることに着目し、いわゆる電子ズーム
と呼ばれる技術を併用することにより、ズームレンズ
(以下、電子ズームと区別するために光学ズームという
ことにする)の全長をそのままに、より大きなズーム比
を得るようにした電子カメラが実用化されている。
【0008】すなわち、ズーム比N(但しN>1)の光
学ズームとズーム比M(但しM>1)の電子ズームを併
用し、×1から×NMまでの倍率を達成することが行わ
れている。これによれば、×1から×Nまでは電子ズー
ムを×1にしたまま光学ズームだけを使用し、それ以上
の倍率を必要とする場合は光学ズームを×Nにしたまま
電子ズームの倍率を×1から×Mまで変化させている。
【0009】例えば、光学ズームの倍率を×1から×1
0(=N)とし、電子ズームの倍率を×1から×2(=
M)とすると、全体のズーム倍率(NM)は20倍とな
り、×1から×10までのズーム域では電子ズームを×
1にしたまま光学レンズの倍率を変化させ、×10から
×20までのズーム域では光学ズームを×10にしたま
ま電子ズームの倍率を変化させるという使い方をしてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、光学ズームの最大倍率(N)を超
える倍率を得る場合、電子ズームの倍率を×1から×M
へと変化させているため、以下の問題点があった。
【0011】(1) 電子ズームの原理は、要するに、
画素情報の間引きや補間を行うことによって画像の拡大
・縮小を行うものであり、間引きや補間の画素数が増え
るにつれて画質が悪くなる。したがって、特に電子ズー
ムの倍率が×Mに近づくほど画像の劣化が増大するとい
う問題点がある。 (2) 光学ズームの倍率は無段階且つ滑らかに変化す
るのに対して、電子ズームの倍率は段階的に変化する。
これは、電子ズームの拡大・縮小率が、例えば、×1.
3、×1.7、・・・、×Mというように離散的に変化
するからである。したがって、電子ズームに切り替わっ
た後の画像の拡大・縮小にギクシャク感が現れるという
問題点がある。
【0012】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、光学ズームと電子ズームを併用する際の画質の劣
化を回避し、しかも、ズーム全域にわたって滑らかな画
像の拡大・縮小変化を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被写体像を1倍からN倍(但し、N>1)の所定範囲の
倍率で拡大して結像する光学ズームと、前記結像を画像
信号に変換する変換手段と、前記画像信号を1倍からM
倍(但し、M>1)の所定範囲の倍率で拡大処理した拡
大画像信号を生成する電子ズームと、全体の目標ズーム
倍率となるように前記光学ズームをn倍(但し、n≦
N)及び前記電子ズームをm倍(但し、m≦M)とし、
n×mを含む任意の組み合わせで制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】これによれば、ズーム全域にわたって1倍
を含む二つの倍率の一方が電子ズームの倍率として適用
され、ズーム倍率を大きくしたときの画像劣化の増大を
解消できる。
【0015】請求項2記載の発明は、被写体像を1倍か
らN倍(但し、N>1)の所定範囲の倍率で拡大して結
像する光学ズームと、前記結像を画像信号に変換する変
換手段は、X×Y画素を有して、X×Y画素の画素数よ
りも少ないx×y画素の画像信号を出力できるものであ
って、前記画像信号を1倍からM倍(但し、M>1)の
所定範囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を生成する
電子ズームは、1倍の倍率のときにx×y画素の画像信
号を出力し、1倍を超える任意の倍率のときはX×Y画
素を上限とする1倍の倍率のときよりも多い画像信号の
中からx×yの画像信号を抽出して出力できるものであ
って、全体の目標ズーム倍率となるように前記光学ズー
ムをn倍(但し、n≦N)及び前記電子ズームをm倍
(但し、m≦M)とし、n×mを含む任意の組み合わせ
で制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】これによれば、補間処理によることなく、
1倍を超える任意の倍率の拡大画像信号が得られ、拡大
画像の画質の劣化を全くなくすことができるとともに、
ズーム全域にわたって、より滑らかなズーム動作を行え
る。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1および請
求項2において、前記光学ズームの倍率が制御されてい
る間、前記画像信号の更新を禁止し、且つ、前記電子ズ
ームの倍率を全体の目標ズーム倍率となるように制御す
る第2制御手段を備えたことを特徴とする。
【0018】これによれば、光学ズームの倍率が制御さ
れている間、画像信号が固定されるとともに、その画像
信号を用いる電子ズームの倍率が目標となるズーム倍率
に制御される。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1および請
求項2において、前記制御手段は、予め記憶されたプロ
グラムマップの内容にしたがって、前記光学ズーム及び
前記電子ズームの倍率を組み合わせることを特徴とす
る。
【0020】これによれば、全体の目標ズーム倍率にな
る最適な光学ズーム及び電子ズームの倍率の組み合わせ
が容易にわかる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1におい
て、前記変換手段は画素を有し、前記電子ズームは、そ
の倍率が1のとき、前記変換手段が有する画素数を間引
いた画像信号を出力し、その倍率が最大倍率のとき、前
記変換手段が有する画素のうち連続した一部の領域の画
素から画像信号を抽出する電子ズームを備えたことを特
徴とする。
【0022】これによれば、補間処理によることなく、
1倍を超える任意の倍率の拡大画像信号が得られ、拡大
画像の画質の劣化を全くなくすことができる。
【0023】請求項6記載の発明は、被写体像を1倍か
らN倍(但し、N>1)の所定範囲の倍率で拡大して結
像する光学ズームと、前記結像を画像信号に変換する変
換手段は、X×Y画素を有して、X×Y画素の画素数よ
りも少ないx×y画素の画像信号にも変換できるもので
あって、前記画像信号を1倍からM倍(但し、M>1)
の所定範囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を生成す
る電子ズーム1と、前記画像信号を1倍からS倍(但
し、S>1)の所定範囲の倍率で、1倍の倍率のときに
x×y画素の画像信号を出力し、1倍を超える任意の倍
率S倍(但し、S>1)のときは1倍の倍率のときより
も少ない画像信号の中からx×yの画像信号を抽出して
出力できる倍率で、拡大処理した拡大画像信号を生成す
る電子ズーム2と、全体の目標ズーム倍率となるように
前記光学ズームをn倍(但し、n≦N)及び前記電子ズ
ーム1をm倍(但し、m≦M)、前記電子ズーム2をs
倍(但し、s≦S)とし、n×m×sを含む任意の組み
合わせで制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0024】これによれば、補間処理によることなく、
1倍を超える任意の倍率の拡大画像信号が得られ、拡大
画像の画質の劣化を全くなくすことができるとともに、
任意倍率へのズーム動作をより滑らかに行うことがで
き、2種類の電子ズームによりさらに拡大率を上げるこ
とができる。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、前記光学ズームと、前記電子ズーム2は全体の目標
倍率となるようにどちらを優先してもよく、全体の目標
倍率にならない場合には前記電子ズーム1を行うように
制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0026】これによれば、拡大画像の画質の劣化を全
くなくすことができるとともに、任意倍率へのズーム動
作をより滑らかに行うことができ、2種類の電子ズーム
によりさらに拡大率を上げることができる。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項6におい
て、前記制御手段は、予め記憶されたプログラムマップ
の内容にしたがって、前記光学ズーム及び前記電子ズー
ム1、前記電子ズーム2の倍率を組み合わせることを特
徴とする。
【0028】これによれば、全体の目標ズーム倍率にな
る最適な光学ズーム及び電子ズームの倍率の組み合わせ
が容易にわかり、素早く目標ズーム倍率に合わせられ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、電
子スチルカメラを例にして、図面を参照しながら説明す
る。図1は、発明の要旨に記載の電子カメラに相当する
電子スチルカメラの背面斜視図である。図示の電子スチ
ルカメラ1は、特に限定しないが、本体部2と、この本
体部2に回動可能に取り付けられたカメラ部3とに分か
れている。カメラ部3の前面(図面の裏面側)には電動
式のズームレンズ(以下「光学ズーム」という)16が
装着されており、ズームレンズ16の後ろにはカメラ部
3の内に隠れたイメージセンサ(CCD:Charge
Coupled Device)が取り付けられてい
る。このイメージセンサは、後述の記録モードの際に、
ズームレンズ16から取り込まれた被写体像を映像信号
に変換し、画素数に応じた高解像度の周期的な画像信号
(フレーム画像信号)を出力するものである。
【0030】本体部2の裏面には、画像(構図調整のた
めのスルー画像や記録済みのキャプチャー画像)を表示
するためのタッチパネル付平面表示装置4が取り付けら
れているほか、その上面に、半押しで露出固定、全押し
で画像のキャプチャを行うシャッターキー5を始めとす
る各種の操作キー、例えば、プラス方向への選択操作を
行うためのプラスキー6、マイナス方向への選択操作を
行うためのマイナスキー7、各種システム設定(記録画
像の精細度、オートフォーカスのオンオフ、動画撮影の
撮影時間など)を行うためのメニューキー8、電子スチ
ルカメラ1の電源をオンオフするための電源スイッチ
9、タッチパネル付平面表示装置4に様々な情報をオー
バラップ表示させるためのディスプレイキー10、通常
撮影やパノラマ撮影などの記録モードを選択するための
記録モードキー11、セルフタイマー機能をオンオフす
るためのセルフタイマーキー12、ストロボ機能のオン
オフや強制発光及び赤目防止機能のオンオフを行うため
のストロボモードキー13などが設けられ、さらに、本
体部2の裏面に記録モードと再生モードを切替えるため
のREC/PLAYキー14が設けられ、且つ、カメラ
部3の上面にズームキー15が設けられている。なお、
ズームキー15はカメラの前後方向に配置された細長の
シーソー式スイッチであり、前方側を押すとズームアッ
プを指示し、後方側を押すとズームダウンを指示するよ
うになっている。
【0031】図2は、電子スチルカメラ1のブロック図
である。図示の電子スチルカメラ1は、その機能から、
被写体の画像信号を生成する画像生成系15、画像信号
を一時的に保存して再生処理やその他の加工処理などに
便宜を図る一時保存記憶系16、キャプチャ画像を長期
保存する長期保存記憶系17、撮影時の構図確認や再生
画像を表示したりする画像表示系18、一時保存記憶系
16又は長期保存記憶系17に記憶した画像信号を外部
に出力したり外部から取り込んだりする通信系19、長
期保存記憶系17に保存する際に画像信号を圧縮処理し
たり長期保存記憶系17から読み出された画像信号を伸
張処理したりする圧縮・伸張処理系20、電子スチルカ
メラ1の動作全体を制御する制御系21、及び、データ
転送系22に分けることができ、以下、それぞれの系毎
に構成を説明する。
【0032】画像生成系15は、被写体像をイメージセ
ンサで電気信号に変換し、この電気信号から所定周期の
画像信号を生成して出力するもので、本実施の形態では
カラーの画像信号を生成しているが、モノクロの画像信
号であっても構わない。画像生成系15は、ズームレン
ズ16や不図示の絞り機構を含む光学系28、所定の制
御信号に従ってズームレンズ16を駆動してその倍率を
変化させる駆動部29、光学系28を通過した被写体か
らの光を電気信号に変換して所定周期のフレーム画像信
号を出力するイメージセンサ(発明の要旨に記載の変換
手段に相当;以下「CCD」という)30、CCD30
を駆動するためのドライバ31、CCD30の撮像時間
(電子的なシャッタ時間)を制御する信号などの各種タ
イミング信号を発生するタイミング発生器32、CCD
30から出力されたフレーム画像信号をサンプリングし
てノイズを除去するサンプルホールド回路33、ノイズ
除去後のフレーム画像信号をディジタル信号に変換する
アナログディジタル変換器34を含み、さらに、アナロ
グディジタル変換器34からの出力を用いて輝度・色差
合成信号、すなわち、カラーの画像信号を生成するカラ
ープロセス回路35、カラープロセス回路35から出力
された画像信号のサイズを所定の制御信号に従って拡大
処理する電子ズーム回路(以下「電子ズーム」と略す)
Eを含む。
【0033】一時保存記憶系16は、書き換え可能な記
憶媒体(例えば、DRAMやSRAMなどの半導体メモ
リ)で構成された所定記憶容量のバッファメモリ37を
含み、このバッファメモリ37は、少なくとも、データ
転送系22を介して画像生成系15から取り込まれた画
像信号、又は、データ転送系22を介して通信系19か
ら取り込まれた画像信号、若しくは、データ転送系22
を介して長期保存記憶系17から取り込まれた画像信号
を展開できる充分な大きさ(記憶容量)のバッファ領域
を備える。このバッファ領域は、少なくとも1枚の静止
画を一時保存できる程度の大きさを持つが、動画の撮影
や再生が可能な場合は、その動画を構成する複数の画像
を一時保存できる程度の大きさを持つ。静止画用のバッ
ファ領域と動画用のバッファ領域は一部が重複していて
も各々が独立していても構わない。さらに、バッファメ
モリ37は、上記のバッファ領域のほかに、画像加工用
の一つまたは複数の作業エリアを持つこともある。
【0034】長期保存記憶系17は、書き換え可能な不
揮発性記憶媒体、例えば、フラッシュメモリ39で構成
されており、このフラッシュメモリ39は、圧縮・伸張
処理系20で圧縮処理された所定形式の画像ファイル
(一般に静止画の場合はJPEG形式の圧縮画像ファイ
ル)を数十ないし数百個記憶できる容量を持つ。なお、
フラッシュメモリ39は取り外し可能な形状(例えば、
カード型)になっていてもよい。
【0035】画像表示系18は、画像生成系15から所
定周期で出力される画像信号を構図確認のために再生表
示(いわゆるスルー画像表示)したり、フラッシュメモ
リ39に記録済みの画像や通信系19を介して外部から
取り込まれた画像を再生表示したりするもので、再生画
像の大きさを表示サイズに変換したりするディジタルビ
デオエンコーダ42、ディジタルビデオエンコーダ42
からの出力を画面上に表示するカラーの液晶ディスプレ
イ43、液晶ディスプレイ43の表示画面上のタッチ座
標を検出するタッチパネル44、タッチパネル44の出
力信号を所定の形式に変換して制御系21に出力するタ
ッチパネルI/F(インターフェース)45を含み、液
晶ディスプレイ42とタッチパネル44は図1のタッチ
パネル付平面表示装置4を構成する。
【0036】通信系19は、外部の情報処理機器との間
で光学通信、無線通信又は有線通信によるデータの授受
を行うための通信部46を含む。通信部46の構成はそ
の通信方式に依存し、例えば、公衆電話回線を介して外
部の情報処理端末などに接続する場合は、モデムを備え
た電話端末相当の構成を有する。
【0037】圧縮・伸張処理系20は、バッファメモリ
37に保存された画像信号を所定のフォーマットで圧縮
処理し、また、フラッシュメモリ39に保存された圧縮
画像ファイルを同フォーマットで伸張処理する。静止画
の場合の圧縮・伸長フォーマット標準はJPEG(jo
int photographic expertsg
roup)であり、同標準の画像ファイルの拡張子は"
jpg"である。但し、JPEG互換の拡張フォーマッ
トを採用した場合はjpg以外の拡張子を使用すること
もあるが、以下の説明では両者を区別しない。
【0038】制御系21は、所定の制御プログラムを実
行して電子スチルカメラ1の動作全体を制御するCPU
(発明の要旨に記載の制御手段、第1制御手段、第2制
御手段、第3制御手段に相当)40、及び、シャッター
キー5をはじめとする各種キー(図1の符号5〜15参
照)の操作に応答して所要のキー操作信号を発生し、そ
のキー操作信号をCPU40に出力するキー入力部40
を含む。
【0039】データ転送系22は、各系間のデータの流
れを調停するビデオトランスファー回路36、及び、各
系間を接続するバス(データバス、アドレスバス及びコ
ントロールラインの総称)47を含む。
【0040】図3は、電子ズームEの構成図であり、電
子ズームEは、カラープロセス回路35からの画像信号
を保持するフィールドメモリ101と、このフィールド
メモリ101に保持された画像信号をライン毎に取り込
んで保持する直列接続されたn本のラインメモリ(図で
は「1HDL」と略記)1021〜102nを含むライン
メモリ部102と、ラインメモリ102に保持されてい
るライン毎の画像信号に所定の補間係数を用いた線形補
間演算(または3次畳み込み内挿演算)を適用して出力
する補間演算回路103と、CPU40からの制御信号
(電子ズーム倍率を示す制御信号)に応じた補間係数を
発生する補間係数発生回路105と、同電子ズーム倍率
に応じた読み書き制御信号を発生する読み書き制御回路
106とを有する。
【0041】線形補間法は、補間画素をy、補間画素y
の前後の画素をそれぞれxi、xi+1、補間係数をwと
し、次の補間関数L(x)を用いて、 L(x)=1−|x| 但し、0≦|x|<1 L(x)=0 但し、|x|≧1 ・・・・(式1) 前記補間画素yを、 y=L(w)xi+L(1−w)xi-1 ・・・・(式2) で表すというものである。
【0042】また、3次畳み込み内挿法は、補間画素を
y、補間画素yの前後に位置する計4個の画素をそれぞ
れxi-1、xi、xi+1、xi+2、補間係数をwとし、次の
補間関数q(x)を用いて、 q(x)=1−2|x|2+|x|3 但し、0≦|x|<1 q(x)=4−8|x|+5|x|2+|x|3 但し、1≦|x|<2 q(x)=0 但し、|x|≧2 ・・・・(式3) 前記補間画素yを、 で表すというものである。
【0043】図4は、線形補間の一例であり、この例
は、電子ズーム倍率を4/3倍(拡大)にしたときの動
作例である。補間演算回路103で原画像の四つのライ
ンk、k+1、k+2、k+3ごとに五つの補間ライン
k′、(k+1)′、(k+2)′、(k+3)′、
(k+4)′を生成し、原画像のライン間距離1に対し
て補間画像のライン間距離を3/4とすることにより、
原画像を4/3倍に拡大した補間画像を得る。
【0044】原画像はフィールドメモリ101に保存さ
れている画像であり、この画像を構成する各ラインのう
ち補間演算に必要なラインを、CPU40から入力され
る電子ズーム倍率(この場合、4/3の倍率)を示す制
御信号に応じて動作する読み書き制御回路106によっ
て選択的に読み出す。そして、補間演算回路103にフ
ィールドメモリ101から読み出したラインとラインメ
モリ部102で1ライン分ずつ遅らせたラインとを入力
し、この入力に、補間係数発生回路105で電子ズーム
倍率(この場合、4/3の倍率)に応じて発生した補間
係数(w=0、w=3/4、w=1/2、w=1/4)
を適用して上述の線形補間演算(式2)を実行した後、
その演算結果である補間画像をフィールドメモリ104
を介してビデオトランスファー回路36へ出力する。
【0045】図5は、電子ズーム倍率を3/4倍(縮
小)にしたときの動作例である。補間演算回路103で
原画像の四つのラインk、k+1、k+2、k+3ごと
に四つの補間ラインk′、(k+1)′、(k+
2)′、(k+3)′を生成し、原画像のライン間距離
1に対して補間画像のライン間距離を4/3とすること
により、原画像を3/4倍に縮小した補間画像を得る。
【0046】拡大処理と同様に、原画像はフィールドメ
モリ101に保存されている画像であるが、この画像を
構成する各ラインを線順次に読み出す点で相違する。さ
らに、拡大処理と同様に、補間演算回路103にフィー
ルドメモリ101から読み出したラインとラインメモリ
部102で1ライン分ずつ遅らせたラインとを入力し、
この入力に、補間係数発生回路105で電子ズーム倍率
(この場合、3/4の倍率)に応じて発生した補間係数
(w=0、w=1/3、w=2/3、w=0、w=0)
を適用して上述の線形補間演算(式2)を実行するが、
その演算結果である補間画像をフィールドメモリ104
を介してビデオトランスファー回路36へ出力する際
に、4ライン毎に1ラインの割合でラインの間引き(図
ではライン(k−3)″の間引き)を行う点で相違す
る。
【0047】なお、図3の電子ズームEは、上述のとお
り、CPU40から与える制御信号(電子ズーム倍率)
を変えることによって、様々な拡大・縮小率の画像信号
を得られるが、本実施の形態においては、後の説明から
も明らかになるように、×1(DZmin)と×M(D
Zmax:但し、M>1)の二つの倍率しか使用しな
い。
【0048】次に、作用を説明する。図6は、制御系2
1で実行される制御プログラムの全体的な概略を示すフ
ローチャートである。このプログラムは、電源を投入し
たとき(図1の電源スイッチ9をオンにしたとき)に実
行を開始し、まず、ステップS1で動作チェックなどの
初期設定を行った後、ステップS2でREC/PLAY
キー14の設定動作モード(記録モードか再生モード
か)を判定し、その判定結果に応じた分岐処理(ステッ
プS3の記録モード処理やステップS4の再生モード処
理)を実行するという動作を繰り返す。なお、システム
設定モードなど他の動作モードもあるが、説明の簡単化
のために、ここでは省略する。
【0049】なお、再生モード処理は、記録モード処理
によって記録された画像(フラッシュメモリ39に保存
された画像)を選択して読み出し、圧縮・伸張回路38
で伸張処理した後、液晶ディスプレイ43に表示すると
いう処理であるが、本発明の思想を理解する上で直接の
関係がないため、その詳細な説明は省略する。
【0050】・記録モード処理 図7は、記録モード処理プログラムのフローチャートを
示す図である。このフローチャートを開始すると、ま
ず、ステップS11でCCD画像、すなわち、画像生成
系15からの画像信号を読み込み、ステップS12でそ
の画像信号を画像表示系18に表示するという動作をシ
ャッターキー5が半押しされるまで繰り返し実行する。
これにより、画像表示系18の液晶ディスプレイ43に
構図調整のためのスルー画像が所定周期で更新されつつ
表示される。但し、スルー画像の表示中にステップS1
3でズーム操作を検出すると、すなわち、図1のズーム
キー15の操作を検出すると、ステップS18でズーム
処理(処理内容は後述する)を実行する。
【0051】しかる後、ステップS14でシャッターキ
ー5の半押しを検出すると、ステップS15でそのとき
の被写体の明るさに応じた露出で光学系28の絞り開度
を固定し、ステップS16でシャッターキー5の全押し
を検出すると、ステップS17でそのときのCCD画像
を圧縮処理してフラッシュメモリ39に記録する。な
お、この動作を画像のキャプチャといい、記録された画
像をキャプチャ画像という。このキャプチャ画像は圧縮
・伸張処理系20によってJPEG圧縮された画像であ
り、前述の再生モード処理では、このキャプチャ画像を
フラッシュメモリ39から選択的に読み出し、圧縮・伸
張処理系20で伸張処理した後、液晶ディスプレイ43
に表示する。
【0052】・・ズーム処理 図8は、図7のステップS18に対応するズーム処理プ
ログラムのフローチャートである。このプログラムを開
始すると、まず、ステップS31でズーム方向を判定
し、その判定結果に応じたプログラム(ステップS32
のズームアップ処理またはステップS33のズームダウ
ン処理)に分岐して、そのプログラムを実行した後、図
7の記録モード処理プログラムに復帰する(記録モード
処理プログラムのステップS14に進む)。
【0053】ここで、ズーム方向の判定は、例えば、図
1のズームキー15のどの部分が押されたかを検出する
ことによって行うことができる。これは、先に説明した
とおり、図1のズームキー15は、その前側が押された
ときにズームアップ(画角が小さくなる方向:長焦点の
望遠レンズを用いたときと同様の効果)、後ろ側が押さ
れたときにズームダウン(画角が大きくなる方向:標準
レンズまたは短焦点の望遠レンズを用いたときと同様の
効果)となるように定義されているからである。
【0054】・・・ズームアップ処理 図9は、図8のステップS32に対応する「ズームアッ
プ処理」プログラムのフローチャートである。なお、こ
のプログラムで使用する変数及び定数とその意味は、次
のとおりである。
【0055】 MZ:全体の目標ズーム倍率を格納するための変数。 MZmax:目標ズーム倍率の最大倍率(※)を格納す
るための定数。※光学ズーム16の最大倍率(KZma
x)と電子ズームEの最大倍率(DZmax)の積(K
Zmax×DZmax)で与えられる。 DZ:電子ズームEの現在倍率または目標倍率を格納す
るための変数。 DZmax:電子ズームEの最大倍率を格納するための
定数。 DZmin:電子ズームEの最小倍率を格納するための
定数。 KZ:光学ズーム16の現在倍率または目標倍率を格納
するための変数。 KZmax:光学ズーム16の最大倍率を格納するため
の定数。
【0056】ここで、本実施の形態における光学ズーム
16は×1から×10までの線形的な倍率変化特性を持
つものとし、且つ、電子ズームEは×1と×2の2段階
の倍率変化特性を持つものとする。すなわち、KZma
x=10、DZmin=1、DZmax=2、MZma
x=KZmax×DZmax=10×2=20とし、光
学ズーム16と電子ズームEを併用して×1から×20
までのズーム倍率を得られるものとする。
【0057】このプログラムの実行を開始すると、ま
ず、ステップS41で全体の目標ズーム倍率をMZにセ
ットする。この目標ズーム倍率は、図1のズームキー1
5の操作によって任意に入力されたものである。次に、
ステップS42で式(MZ>MZmax)を評価する。
式(MZ>MZmax)を満たす場合(式の答えがTr
ueの場合;以下同様)、図1のズームキー15の操作
によって任意に入力された目標ズーム倍率(MZ)が、
最大倍率(MZmax)を超えていれば、プログラムを
終了して、図7の記録モード処理プログラムに復帰する
(記録モード処理プログラムのステップS14に進
む)。
【0058】一方、式(MZ>MZmax)を満たして
いない場合(式の答えがFalseの場合;以下同
様)、図1のズームキー15の操作によって任意に入力
された目標ズーム倍率(MZ)が最大倍率(MZma
x)を超えておらず、ズームアップ可能であるから、こ
の場合、ステップS43に進み、現在の電子ズームEの
倍率をDZにセットするとともに、現在の光学ズーム1
6の倍率をKZにセットする。
【0059】先に定義したとおり、本実施の形態におけ
る光学ズーム16は×1から×10までの線形的な倍率
変化特性を持ち、且つ、電子ズームEは×1と×2の2
段階の倍率変化特性を持つので、DZには「1」または
「2」のいずれかの値がセットされるとともに、KZに
は「1」から「10」までの範囲内の値がセットされる
こととなる。
【0060】次に、ステップS44で式(DZ×KZ=
MZmax)を評価する。式(DZ×KZ=MZma
x)を満たす場合、現在のズーム倍率(DZ×KZ)が
最大倍率(MZmax)に達しているから、プログラム
を終了して、図7の記録モード処理プログラムに復帰す
る(記録モード処理プログラムのステップS14に進
む)。
【0061】一方、式(DZ×KZ=MZmax)を満
たしていない場合、現在のズーム倍率(DZ×KZ)が
最大倍率(MZmax)に達しておらず、ズームアップ
可能であるから、この場合、ステップS45で式(DZ
=DZmax)を評価し、式(DZ=DZmax)を満
たす場合はステップS46でDZにDZminをセット
し、式(DZ=DZmax)を満たさない場合は何もし
ない。ここで、DZmaxは先に定義したとおり、
「2」であり、且つ、DZminは「1」であるので、
ステップS45及びステップS46の処理は、要する
に、DZの値をDZmin(「1」)に強制セットして
いることになる。
【0062】次に、ステップS47で式(MZ/DZ)
を演算し、その答えをKZにセットする。このときのD
Zの値は、ステップS45及びステップS46でDZm
in(「1」)にセットされているので、ステップS4
7における式(MZ/DZ)は、MZ/DZmin、す
なわち、MZ/1と置き換えることができ、結局、ステ
ップS47では、MZの値がそのままKZにセットされ
ることとなる。
【0063】次に、ステップS48で式(KZ>KZm
ax)を評価する。式(KZ>KZmax)を満たす場
合、ステップS47でセットされたKZの値が光学ズー
ム16の最大倍率(KZmax)を超えているから、ス
テップS49に進んでDZにDZmax(「2」)をセ
ットするとともに、ステップS50で式(MZ/DZ)
を演算し、その答えをKZにセットする。このときのD
Zの値は、ステップS49でDZmax(「2」)にセ
ットされているので、ステップS50における式(MZ
/DZ)は、MZ/DZmax、すなわち、MZ/2と
置き換えることができ、結局、ステップS50では、M
Zの1/2の値がKZにセットされることとなる。
【0064】そして、最後に、ステップS51で電子ズ
ームEの倍率にDZを適用するとともに、光学ズーム1
6の倍率にKZを適用して、全体のズーム倍率を変更し
た後、プログラムを終了して、図7の記録モード処理プ
ログラムに復帰する(記録モード処理プログラムのステ
ップS14に進む)。
【0065】・・・・具体例1(×1→×10へのズー
ムアップ動作) 今、現在の電子ズームEの倍率と現在の光学ズーム16
の倍率を共に「1」とし、目標ズーム倍率を「10」と
すると、ステップS41でMZ=10となり、且つ、ス
テップS43でDZ=KZ=1となる。
【0066】したがって、ステップS47の式(MZ/
DZ)の演算結果が「10」となり、KZ=10とな
る。ここに、KZmax=10であるから、ステップS
48の式(KZ>KZmax)がFalse評価され、
ステップS51で電子ズームEと光学ズーム16の倍率
にDZ=1、KZ=10が適用される結果、全体のズー
ム倍率が、DZ×KZ、すなわち、10倍に変更され
る。
【0067】かかる動作は×1から×10へのズームア
ップ動作に限らない。×1から×10までの間の任意倍
率へのズームアップ動作であっても同様である。例え
ば、当該任意倍率をf(但し、1<f<10)とする
と、ステップS41でMZ=fとなり、且つ、ステップ
S43でDZ=KZ=1となる。
【0068】したがって、ステップS47の式(MZ/
DZ)の演算結果が「f」となり、KZ=fとなる。こ
こに、1<f<10、且つ、KZmax=10であるか
ら、ステップS48の式(KZ>KZmax)がFal
se評価され、ステップS51で電子ズームEと光学ズ
ーム16の倍率にDZ=1、KZ=fが適用される結
果、全体のズーム倍率が、DZ×KZ、すなわち、f倍
に変更されるからである。
【0069】その結果、×1からKZmaxまでの間の
任意倍率へのズームアップ動作を滑らかに行うことがで
きるとともに、この間の電子ズームEの倍率がDZmi
n、すなわち、×1に維持されるから、画像の劣化も招
かない。
【0070】・・・・具体例2(×10→×20へのズ
ームアップ動作) 今、現在の電子ズームEの倍率を「1」、現在の光学ズ
ーム16の倍率を「10」とし、目標ズーム倍率を「2
0」とすると、ステップS41でMZ=20となり、且
つ、ステップS43でDZ=1、KZ=10となる。
【0071】したがって、ステップS47の式(MZ/
DZ)の演算結果が「20」となり、KZ=20となる
が、KZmax=10であるから、ステップS48の式
(KZ>KZmax)がTrue評価され、ステップS
49でDZにDZmax(「2」)がセットされる結
果、ステップS50の式(MZ/DZ)の演算結果が
「10」となり、KZ=10となる。そして、ステップ
S51で電子ズームEと光学ズーム16の倍率にDZ=
2、KZ=10が適用される結果、全体のズーム倍率
が、DZ×KZ、すなわち、20倍に変更される。
【0072】かかる動作は×10から×20へのズーム
アップ動作に限らない。×10から×20までの間の任
意倍率へのズームアップ動作であっても同様である。例
えば、当該任意倍率をg(但し、10<g<20)とす
ると、ステップS41でMZ=gとなり、且つ、ステッ
プS43でDZ=1、KZ=10となる。
【0073】したがって、ステップS47の式(MZ/
DZ)の演算結果が「g」となり、KZ=gとなるが、
10<g<20、且つ、KZmax=10であるから、
ステップS48の式(KZ>KZmax)がTrue評
価され、ステップS49でDZにDZmax(「2」)
がセットされる結果、ステップS50の式(MZ/D
Z)の演算結果が「g/2」となり、KZ=g/2とな
る。そして、ステップS51で電子ズームEと光学ズー
ム16の倍率にDZ=2、KZ=g/2が適用される結
果、全体のズーム倍率が、DZ×KZ、すなわち、g倍
に変更される。
【0074】その結果、KZmaxからMZmaxまで
の間の任意倍率へのズームアップ動作を滑らかに行うこ
とができるとともに、この間の電子ズームEの倍率がD
Zmax、すなわち、×2に維持されるから、ズーム倍
率の"増加"に伴う画像の劣化も招かない。
【0075】・・・ズームダウン処理 図10は、図8のステップS33に対応する「ズームダ
ウン処理」プログラムのフローチャートである。なお、
このプログラムで使用する変数及び定数とその意味は、
次のとおりである。但し、ズームアップ処理と共通する
変数及び定数の説明は省略する。
【0076】MZmin:目標ズーム倍率の最小倍率
(※)を格納するための定数。※光学ズーム16の最小
倍率(KZmin)と電子ズームEの最小倍率(DZm
in)の積(KZmin×DZmin)で与えられる
が、KZmin=DZmin=1であるので、MZmi
n=1である。 KZmin:光学ズーム16の最小倍率(×1)を格納
するための定数。
【0077】ここで、本実施の形態における光学ズーム
16は、ズームアップ処理と同様に、×1から×10ま
での線形的な倍率変化特性を持つものとし、且つ、電子
ズームEは×1と×2の2段階の倍率変化特性を持つも
のとする。すなわち、KZmin=1、KZmax=1
0、DZmin=1、DZmax=2、MZmax=K
Zmax×DZmax=10×2=20とし、光学ズー
ム16と電子ズームEを併用して×1から×20までの
ズーム倍率を得られるものとする。
【0078】このプログラムの実行を開始すると、ま
ず、ステップS61で全体の目標ズーム倍率をMZにセ
ットする。この目標ズーム倍率は、図1のズームキー1
5の操作によって任意に入力されたものである。次に、
ステップS62で式(MZ<MZmin)を評価する。
式(MZ<MZmin)を満たす場合、図1のズームキ
ー15の操作によって任意に入力された目標ズーム倍率
(MZ)が最小倍率(MZmin)を下回っていれば、
プログラムを終了して、図7の記録モード処理プログラ
ムに復帰する(記録モード処理プログラムのステップS
14に進む)。
【0079】一方、式(MZ<MZmin)を満たして
いない場合、図1のズームキー15の操作によって任意
に入力された目標ズーム倍率(MZ)が最小倍率(MZ
min)を下回っておらず、ズームダウン可能であるか
ら、この場合、ステップS63に進み、現在の電子ズー
ムEの倍率をDZにセットするとともに、現在の光学ズ
ーム16の倍率をKZにセットする。
【0080】先に定義したとおり、本実施の形態におけ
る光学ズーム16は×1から×10までの線形的な倍率
変化特性を持ち、且つ、電子ズームEは×1と×2の2
段階の倍率変化特性を持つので、DZには「1」または
「2」のいずれかの値がセットされるとともに、KZに
は「1」から「10」までの範囲内の値がセットされる
こととなる。
【0081】次に、ステップS64で式(DZ×KZ=
MZmin)を評価する。式(DZ×KZ=MZmi
n)を満たす場合、現在のズーム倍率(DZ×KZ)が
最小倍率(MZmin)に達しているから、プログラム
を終了して、図7の記録モード処理プログラムに復帰す
る(記録モード処理プログラムのステップS14に進
む)。
【0082】一方、式(DZ×KZ=MZmin)を満
たしていない場合、現在のズーム倍率(DZ×KZ)は
最小倍率(MZmin)に達しておらず、ズームダウン
可能であるから、この場合、ステップS65で式(DZ
=DZmax)を評価し、式(DZ=DZmax)を満
たしている場合はステップS66でDZにDZminを
セットし、式(DZ=DZmax)を満たしていない場
合は何もしない。ここで、DZmaxは先に定義したと
おり、「2」であり、且つ、DZminは「1」である
ので、ステップS65及びステップS66の処理は、要
するに、DZの値をDZmin(「1」)に強制セット
していることになる。
【0083】次に、ステップS67で式(MZ/DZ)
を演算し、その答えをKZにセットする。このときのD
Zは、ステップS65及びステップS66でDZmin
(「1」)にセットされているので、ステップS67に
おける式(MZ/DZ)は、MZ/DZmin、すなわ
ち、MZ/1と置き換えることができ、結局、ステップ
S67では、MZの値がそのままKZにセットされるこ
ととなる。
【0084】次に、ステップS68で式(KZ>KZm
ax)を評価する。式(KZ>KZmax)を満たす場
合、ステップS67でセットされたKZの値が光学ズー
ム16の最大倍率(KZmax)を超えているから、ス
テップS69に進んでDZにDZmax(「2」)をセ
ットするとともに、ステップS70で式(MZ/DZ)
を演算し、その答えをKZにセットする。このときのD
Zは、ステップS69でDZmax(「2」)にセット
されているので、ステップS70における式(MZ/D
Z)は、MZ/DZmax、すなわち、MZ/2と置き
換えることができ、結局、ステップS70では、MZの
1/2の値がKZにセットされることとなる。
【0085】そして、最後に、ステップS71で電子ズ
ームEの倍率にDZを適用するとともに、光学ズーム1
6の倍率にKZを適用して、全体のズーム倍率を変更し
た後、プログラムを終了して、図7の記録モード処理プ
ログラムに復帰する(記録モード処理プログラムのステ
ップS14に進む)。
【0086】・・・・具体例3(×10→×1へのズー
ムダウン動作) 今、現在の電子ズームEの倍率を「1」、現在の光学ズ
ーム16の倍率を「10」とし、目標ズーム倍率を
「1」とすると、ステップS61でMZ=1となり、且
つ、ステップS63でDZ=1、KZ=10となる。
【0087】したがって、ステップS67の式(MZ/
DZ)の演算結果が「1」となり、KZ=1となる。こ
こに、KZmax=10であるから、ステップS68の
式(KZ>KZmax)がFalse評価され、ステッ
プS71で電子ズームEと光学ズーム16の倍率にDZ
=1、KZ=1が適用される結果、全体のズーム倍率
が、DZ×KZ、すなわち、1倍に変更される。
【0088】かかる動作は×10から×1へのズームダ
ウン動作に限らない。×10から×1までの間の任意倍
率へのズームダウン動作であっても同様である。例え
ば、当該任意倍率をh(但し、1<h<10)とする
と、ステップS61でMZ=hとなり、且つ、ステップ
S63でDZ=1、KZ=10となる。
【0089】したがって、ステップS67の式(MZ/
DZ)の演算結果が「h」となり、KZ=hとなるが、
1<h<10、且つ、KZmax=10であるから、ス
テップS68の式(KZ>KZmax)がFalse評
価され、ステップS71で電子ズームEと光学ズーム1
6の倍率にDZ=1、KZ=hが適用される結果、全体
のズーム倍率が、DZ×KZ、すなわち、h倍に変更さ
れるからである。
【0090】その結果、KZmaxからKZminまで
の間の任意倍率へのズームダウン動作を滑らかに行うこ
とができる。
【0091】・・・・具体例4(×20→×10へのズ
ームダウン動作) 今、現在の電子ズームEの倍率を「2」、現在の光学ズ
ーム16の倍率を「10」とし、目標ズーム倍率を「1
0」とすると、ステップS61でMZ=10となり、且
つ、ステップS63でDZ=2、KZ=10となる。
【0092】したがって、ステップS67の式(MZ/
DZ)の演算結果が「10」となり、KZ=10となる
が、KZmax=10であるから、ステップS68の式
(KZ>KZmax)がFalse評価され、ステップ
S71で電子ズームEと光学ズーム16の倍率にDZ=
1、KZ=10が適用される結果、全体のズーム倍率
が、DZ×KZ、すなわち、10倍に変更される。
【0093】かかる動作は×20から×10へのズーム
ダウン動作に限らない。×20から×10までの間の任
意倍率へのズームダウン動作であっても同様である。例
えば、当該任意倍率をi(但し、10<i<20)とす
ると、ステップS61でMZ=iとなり、且つ、ステッ
プS63でDZ=2、KZ=10となる。
【0094】したがって、ステップS67の式(MZ/
DZ)の演算結果が「i」となり、KZ=iとなるが、
10<i<20、且つ、KZmax=10であるから、
ステップS68の式(KZ>KZmax)がTrue評
価され、ステップS69でDZにDZmax(「2」)
がセットされる結果、ステップS70の式(MZ/D
Z)の演算結果が「i/2」となり、KZ=i/2とな
る。そして、ステップS71で電子ズームEと光学ズー
ム16の倍率にDZ=2、KZ=i/2が適用される結
果、全体のズーム倍率が、DZ×KZ、すなわち、i倍
に変更される。
【0095】その結果、MZmaxからKZmaxまで
の間の任意倍率へのズームダウン動作を滑らかに行うこ
とができる。
【0096】・・・ズームアップ処理とズームダウン処
理のまとめ以上のとおり、本実施の形態によれば、電子
ズームEの倍率を×1(DZmin)と×2(DZma
x)の2段階に変化させるとともに、光学ズーム16の
倍率を×1(KZmin)と×10(KZmax)の間
で線形的に変化させるようにし、且つ、これらの倍率を
組み合わせて全体の目標ズーム倍率(MZ)を実現して
いるので、(a)ズーム域の全体にわたって光学ズーム
16の滑らかな倍率変化が得られるうえ、(b)電子ズ
ームEの補間処理が実質的にDZmax(=2)に対応
した一種類だけで行われるため、ズーム倍率を上げた場
合の画像劣化の"増大"を回避できるという格別の効果が
得られる。
【0097】すなわち、電子ズームEで1倍以上の拡大
処理を行う場合、前述したとおり、線形補間法や3次畳
み込み内挿法などの補間処理を行うために、補間処理を
行わない場合に比べて若干の画質劣化を否めないが、本
実施の形態では拡大処理の倍率をDZminとDZma
xの2種類とし、且つ、DZminを「×1」としてい
るので、電子ズームEの拡大処理は実質的にDZmax
の一種類だけしか行われない。したがって、ズーム全域
にわたって、電子ズームの拡大率が×1とDZmaxの
2段階にしか変化しないから、従来技術のように、電子
ズームの倍率が最大倍率に近づくにつれて画質の劣化
が"増大"するという欠点を解消することができる。
【0098】また電子ズームの倍率をDZminとDZ
maxの2種類としたがDZmax以下の倍率を任意に
選べるとしてもよいし、全体の目標ズーム倍率(MZ)
にともなう光学ズームと電子ズームの各倍率の最適な組
み合わせを情報テーブルとしてもっていて、そのデータ
をもとに各倍率を決定してもよい。
【0099】なお、DZmaxの選択に際しては、電子
ズームEの拡大率を様々に変化させてみて、最も画質の
劣化が少ない値を見つけ出して設定することが望ましい
が、高画素のCCDを備えた電子スチルカメラの場合
は、以下のようにすることにより、画質の劣化を全くな
くすことができる。
【0100】ズーム全体の作用は、前記実施例で示した
動作と同じであるので説明を省略する。ズーム処理に関
しては図8に示す図7のステップS18に対応するズー
ム処理プログラムのフローチャートと同じである。ま
た、ズームアップ処理は図9に示す図8のステップS3
2に対応する「ズームアップ処理」プログラムのフロー
チャートと同じである。なお、このプログラムで使用す
る変数及び定数とその意味も同様である。ズームダウン
処理は図10に示す図8のステップS33に対応する
「ズームダウン処理」プログラムのフローチャートと同
じである。なお、このプログラムで使用する変数及び定
数とその意味も同様である。電子ズームの処理を次のよ
うに行う。
【0101】すなわち、CCDの有効画素をX×Y個と
し、その1/M個に相当するx×y個の画素を用いて画
像信号を生成できる電子スチルカメラの場合、DZma
xをMとし、そのDZmaxを用いて拡大処理する際の
画像信号をCCDのX×Y個の有効画素全部を用いて生
成する。例えば、図13に示すようにCCDの有効画素
を1280×960個とし、その1/4個に相当する6
40×480個の画素を用いて画像信号を生成できる電
子スチルカメラの場合、DZmaxを4とし、そのDZ
maxを用いて拡大処理する際の画像信号をCCDの1
280×960個の有効画素全部を用いて生成すること
になる。つまりCCDの有効画素1280×960個か
らCCDの中心より均等に画素数を間引いた640×4
80個の画素を用いて生成した画像を1倍としてDZm
ax=4、つまり4倍の拡大処理した画像ではCCDの
有効画素1280×960個をすべて使った全画素から
CCDの中心より640×480個の画素に相当する画
像を切り出すと全く画像劣化のない4倍にズームアップ
処理した画像が得られる。もちろん倍率は4倍に限らず
任意の倍率でも可能であることは言うまでもない。この
ようにすると、1280×960個の有効画素からなる
画像をそのまま拡大画像に使用できるため、電子ズーム
Eの補間処理が不要になり、しかも、拡大画像の画質劣
化を完全に解消することができる。
【0102】図14に「画像劣化がない電子ズーム処
理」プログラムのフローチャートを示す。ステップS1
01で電子ズームの倍率をDZにセットし、ステップS
102の式(DZ≦DZmax)でDZmaxよりも大
きければFalse評価でステップS101に戻り再度
DZをセットする。DZmax以下ならばTrue評価
になりステップS103でCCD有効画素数の1/DZ
個の画素数になるようにCCDの中心より均等に画素を
間引く。これを1倍として、ステップS104ではDZ
倍つまりCCD有効画素数に拡大処理する。ステップS
105で拡大処理した画像からCCDの中心より1/D
Z個の画素数分の画像を切り出すとDZ倍の拡大画像が
でき終了する。
【0103】このように任意の倍率に画像劣化のない拡
大画像を得ることができる。以上ように画質の劣化を全
くなくした電子ズームでは、全体の目標ズーム倍率(M
Z)が光学ズームKZmax以下でも電子ズームを組み
合わせて全体の目標ズーム倍率(MZ)を実現してもよ
い。さらに全体の目標ズーム倍率(MZ)が光学ズーム
KZmax以上でも光学ズームより電子ズームを優先し
て使用してもよい。
【0104】さらに、上記のような拡大画像の画質劣化
を完全に解消することができる電子ズームEを電子ズー
ムモード1とし、実施の形態で示した補間処理が必要な
電子ズームEを電子ズームモード2として、2種類の電
子ズームと光学ズームそれぞれを組み合わせて、全体の
目標ズーム倍率(MZ)を実現することも可能である。
以下に各ズーム動作の組み合わせの一例を説明をする。
【0105】図12は「ズーム組み合わせモード処理」
プログラムのフローチャートである。まずステップS8
1で光学ズームを優先するか否かを選択する。光学ズー
ムが選択されるとステップS82に進み光学ズームを行
い、ステップS83で全体の目標倍率(MZ)に達した
かどうか判断し、達したならプログラムを終了して、図
7の記録モード処理プログラムに復帰する(記録モード
処理プログラムのステップS14に進む)。全体の目標
倍率(MZ)に達してないならステップS84でさらに
電子ズームモード1を行う。
【0106】またステップS81で光学ズームを優先し
なければステップS85に進み電子ズームモード1を行
い、ステップS86で全体の目標倍率(MZ)に達した
かどうか判断し、達したならプログラムを終了して、図
7の記録モード処理プログラムに復帰する(記録モード
処理プログラムのステップS14に進む)。全体の目標
倍率(MZ)に達してないならステップS87でさらに
光学ズームを行う。
【0107】ステップS84で電子ズームモード1を行
った後、またはステップS87で光学ズームを行った後
どちらもステップS88へ進み全体の目標倍率(MZ)
に達したかどうか判断し、達したならプログラムを終了
して、図7の記録モード処理プログラムに復帰する(記
録モード処理プログラムのステップS14に進む)。全
体の目標倍率(MZ)に達してないならステップS89
でこれ以上拡大する場合は、画像の劣化が生じることを
警告し、ステップS90に進み、さらに電子ズームモー
ド2を行い全体の目標倍率(MZ)へ達した後、プログ
ラムを終了して、図7の記録モード処理プログラムに復
帰する(記録モード処理プログラムのステップS14に
進む)。
【0108】その結果、光学ズームと電子ズームモード
1では拡大画像の画質の劣化を全くなくすことができる
とともに、任意倍率へのズーム動作をより滑らかに行う
ことができる。さらに電子ズームモード2を行うことに
より、さらに拡大率を上げることが可能となる。
【0109】拡大画像の画質劣化を完全に解消すること
ができる電子ズームEの電子ズームモード1と、補間処
理が必要な電子ズームEの電子ズームモード2の2種類
の電子ズームと光学ズームの動作の組み合わせは一例に
過ぎず、例えば光学ズームと電子ズームモード1及び電
子ズームモード2の倍率を全体の目標倍率(MZ)に応
じて最適な倍率の組み合わせを情報テーブルとして持
ち、そのデータをもとに組み合わせるようにしてもよい
し、様々な組み合わせが可能なことは言うまでもない。
【0110】・・・ズームアップ及びズームダウン処理
の改良 上記の実施の形態の場合、目標ズーム倍率(MZ)が光
学ズーム16の最大倍率(KZmax)を超えて設定さ
れたとき、又は、同最大倍率(KZmax)を下回って
設定されたとき、短時間にせよ光学ズーム16の倍率が
大きく変化して画像の大きさが不本意に変化するという
欠点がある。この変化は光学ズーム16の最大倍率(K
Zmax)の付近でしか生じないが、ズーム全域にわた
って滑らかな画像を得るという観点からは好ましくない
特性であり、改善することが望ましい。
【0111】図11は、かかる欠点を解消するための、
図9のステップS51及び図10のステップS71と置
き換え可能な改良型の部分フローチャートである。
【0112】このフローチャートにおいて、ステップS
51aは画像生成系15の出力を禁止するステップであ
る。このステップS51aを実行すると、電子ズームE
のフィールドメモリ101に保存されている画像信号が
更新されない。ステップ51bは電子ズームEの倍率に
目標ズーム倍率(MZ)を適用するステップである。こ
のステップS51bを実行すると、電子ズームEのフィ
ールドメモリ101に保存されている画像信号(非更新
の画像信号であることに留意)が目標ズーム倍率(M
Z)に応じて拡大処理され、その拡大処理画像が液晶デ
ィスプレイ43に表示される。ステップS51cは光学
ズーム16の倍率にKZ(図9のステップS51を実行
する際のKZまたは図10のステップS71実行する際
のKZ)を適用するステップである。このステップS5
1cを実行すると、ズームアップ処理の場合は、図9の
ステップS51を実行する際のKZで光学ズーム16の
倍率が制御され、または、ズームダウン処理の場合は、
図10のステップS71を実行する際のKZで光学ズー
ム16の倍率が制御される。
【0113】ステップS51d及びステップS51e
は、光学ズーム16の倍率がその設定倍率(KZ)に到
達したか否かを判定するステップである。すなわち、ス
テップS51dで現在の光学ズーム16の倍率をテンポ
ラリ変数(TZ)に取り込み、ステップS51eで式
(KZ=TZ)を評価する。式(KZ=TZ)がFal
seであれば、光学ズーム16の倍率がその設定倍率
(KZ)に到達していないと判断してステップS51d
に戻る一方、式(KZ=TZ)がTrueであれば、光
学ズーム16の倍率がその設定倍率(KZ)に到達した
と判断する。
【0114】ステップS51fは、光学ズーム16の倍
率がその設定倍率(KZ)に到達したときに、画像生成
系15の出力を許容するステップである。このステップ
S51fを実行すると、電子ズームEのフィールドメモ
リ101に保存されている画像信号が新たな画像信号で
更新される。ステップS51gは電子ズームEの倍率に
DZ(図9のステップS51を実行する際のDZまたは
図10のステップS71実行する際のDZ)を適用する
ステップである。このステップS51gを実行すると、
ズームアップ処理の場合は、図9のステップS51を実
行する際のDZで電子ズームEの倍率が制御され、また
は、ズームダウン処理の場合は、図10のステップS7
1を実行する際のDZで電子ズームEの倍率が制御され
る。
【0115】したがって、この改良例によれば、光学ズ
ーム16の倍率を変更する際に、まず、画像生成系15
の出力を禁止し、その禁止直前の画像信号を用いて電子
ズームEで目標ズーム倍率MZとなるように拡大処理し
て、液晶ディスプレイ43に表示する一方、並行して光
学ズーム16の倍率を変更し、その倍率の変更完了と同
時に、画像生成系15の出力を許容し、その許容後の画
像信号を用いて電子ズームEの倍率を変更するので、光
学ズーム16の倍率を変更している間の画像が液晶ディ
スプレイ43に表示されず、上述の不都合、すなわち、
光学ズーム16の瞬間的な倍率変化に伴う画像のサイズ
変化をユーザの目に触れなくすることができるという格
別の効果が得られる。
【0116】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、被写体像
を1倍からN倍(但し、N>1)の所定範囲の倍率で拡
大して結像する光学ズームと、前記結像を画像信号に変
換する変換手段と、前記画像信号を1倍からM倍(但
し、M>1)の所定範囲の倍率で拡大処理した拡大画像
信号を生成する電子ズームと、全体の目標ズーム倍率と
なるように前記光学ズームをn倍(但し、n≦N)及び
前記電子ズームをm倍(但し、m≦M)とし、n×mを
含む任意の組み合わせで制御する制御手段と、を備えた
ので、ズーム全域にわたって1倍を含む二つの倍率の一
方が電子ズームの倍率として適用されるという作用が得
られ、その結果、ズーム倍率を大きくしたときの画像劣
化の増大を解消できるという効果が得られる。
【0117】請求項2記載の発明によれば、被写体像を
1倍からN倍(但し、N>1)の所定範囲の倍率で拡大
して結像する光学ズームと、前記結像を画像信号に変換
する変換手段は、X×Y画素を有して、X×Y画素の画
素数よりも少ないx×y画素の画像信号を出力できるも
のであって、前記画像信号を1倍からM倍(但し、M>
1)の所定範囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を生
成する電子ズームは、1倍の倍率のときにx×y画素の
画像信号を出力し、1倍を超える任意の倍率のときは1
倍の倍率のときよりも少ない画像信号の中からx×yの
画像信号を抽出して出力できるものであって、全体の目
標ズーム倍率となるように前記光学ズームをn倍(但
し、n≦N)及び前記電子ズームをm倍(但し、m≦
M)とし、n×mを含む任意の組み合わせで制御する制
御手段と、を備えたので、補間処理によることなく、1
倍を超える任意の倍率の拡大画像信号が得られ、拡大画
像の画質の劣化を全くなくすことができるとともに、ズ
ーム全域にわたって任意倍率へのズーム動作をより滑ら
かに行うことができるので、拡大画像の画質の向上を図
ることができるとともに、電子ズームから補間処理機能
を省いてコスト削減を図ることができる。
【0118】請求項3記載の発明によれば、請求項1お
よび2において、前記光学ズームの倍率が制御されてい
る間、前記画像信号の更新を禁止し、且つ、前記電子ズ
ームの倍率を全体の目標ズーム倍率となるように制御す
る第2制御手段を備えたので、光学ズームの倍率が制御
されている間、画像信号が固定されるとともに、その画
像信号を用いる電子ズームの倍率が目標となるズーム倍
率に制御されるという作用が得られ、その結果、光学ズ
ームの瞬間的な大きな倍率変化に伴う画像サイズの変化
を隠すことができ、使用感の改善を図ることができる
【0119】請求項4記載の発明によれば、請求項1お
よび2において、前記制御手段は、予め記憶されたプロ
グラムマップの内容にしたがって、前記光学ズーム及び
前記電子ズームの倍率を組み合わせるので、全体の目標
ズーム倍率になる最適な光学ズーム及び電子ズームの倍
率の組み合わせが容易にわかるので、全体の目標ズーム
倍率に素早く合わせることができる。
【0120】請求項5記載の発明によれば、請求項1に
おいて、前記変換手段は画素を有し、前記電子ズーム
は、その倍率が1のとき、前記変換手段が有する画素数
を間引いた画像信号を出力し、その倍率が最大倍率のと
き、前記変換手段が有する画素のうち連続した一部の領
域の画素から画像信号を抽出する電子ズームを備えたの
で、補間処理によることなく、1倍を超える任意の倍率
の拡大画像信号が得られ、拡大画像の画質の劣化を全く
なくすことができる。
【0121】請求項6記載の発明によれば、被写体像を
1倍からN倍(但し、N>1)の所定範囲の倍率で拡大
して結像する光学ズームと、前記結像を画像信号に変換
する変換手段は、X×Y画素を有して、X×Y画素の画
素数よりも少ないx×y画素の画像信号にも変換できる
ものであって、前記画像信号を1倍からM倍(但し、M
>1)の所定範囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を
生成する電子ズーム1と、前記画像信号を1倍からS倍
(但し、S>1)の所定範囲の倍率で、1倍の倍率のと
きにx×y画素の画像信号を出力し、1倍を超える任意
の倍率S倍(但し、S>1)のときは1倍の倍率のとき
よりも少ない画像信号の中からx×yの画像信号を抽出
して出力できる倍率で、拡大処理した拡大画像信号を生
成する電子ズーム2と、全体の目標ズーム倍率となるよ
うに前記光学ズームをn倍(但し、n≦N)及び前記電
子ズーム1をm倍(但し、m≦M)、前記電子ズーム2
をs倍(但し、s≦S)とし、n×m×sを含む任意の
組み合わせで制御する制御手段と、を備えたので、補間
処理によることなく、1倍を超える任意の倍率の拡大画
像信号が得られ、拡大画像の画質の劣化を全くなくすこ
とができるとともに、任意倍率へのズーム動作をより滑
らかに行うことができ、2種類の電子ズームによりさら
に拡大率を上げることができる。
【0122】請求項7記載の発明によれば、請求項6に
おいて、前記光学ズームと、前記電子ズーム2は全体の
目標倍率となるようにどちらを優先してもよく、全体の
目標倍率にならない場合には前記電子ズーム1を行うよ
うに制御する制御手段を備えたので、拡大画像の画質の
劣化を全くなくすことができるとともに、任意倍率への
ズーム動作をより滑らかに行うことができ、2種類の電
子ズームによりさらに拡大率を上げることができる。
【0123】請求項8記載の発明によれば、請求項6に
おいて、前記制御手段は、予め記憶されたプログラムマ
ップの内容にしたがって、前記光学ズーム及び前記電子
ズーム1、前記電子ズーム2の倍率を組み合わせるの
で、全体の目標ズーム倍率になる最適な光学ズーム及び
電子ズームの倍率の組み合わせが容易にわかり、全体の
目標ズーム倍率に素早く合わせられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子スチルカメラの背面斜視図である。
【図2】電子スチルカメラのブロック図である。
【図3】電子ズーム回路の構成図である。
【図4】線形補間法による拡大処理の概念図である。
【図5】線形補間法による縮小処理の概念図である。
【図6】制御系で実行される制御プログラムの全体的な
概略を示すフローチャートである。
【図7】記録モード処理プログラムのフローチャートで
ある。
【図8】ズーム処理プログラムのフローチャートであ
る。
【図9】ズームアップ処理プログラムのフローチャート
である。
【図10】ズームダウン処理プログラムのフローチャー
トである。
【図11】ズームアップ及びズームダウン処理プログラ
ムの改良部分のフローチャートである。
【図12】ズーム組み合わせモード処理プログラムのフ
ローチャート。
【図13】画像劣化がない電子ズーム処理の概念を示す
図。
【図14】画像劣化がない電子ズーム処理プログラムの
フローチャート。
【符号の説明】
E 電子ズーム回路(電子ズーム) 16 光学ズーム 30 CCD(変換手段) 40 CPU(制御手段、第2制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/228 H04N 5/228 Z 5/262 5/262 // H04N 101:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を1倍からN倍(但し、N>
    1)の所定範囲の倍率で拡大して結像する光学ズーム
    と、 前記結像を画像信号に変換する変換手段と、 前記画像信号を1倍からM倍(但し、M>1)の所定範
    囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を生成する電子ズ
    ームと、 全体の目標ズーム倍率となるように前記光学ズームをn
    倍(但し、n≦N)及び前記電子ズームをm倍(但し、
    m≦M)とし、n×mを含む任意の組み合わせで制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 被写体像を1倍からN倍(但し、N>
    1)の所定範囲の倍率で拡大して結像する光学ズーム
    と、 前記結像を画像信号に変換する変換手段は、X×Y画素
    を有して、X×Y画素の画素数よりも少ないx×y画素
    の画像信号を出力できるものであって、 前記画像信号を1倍からM倍(但し、M>1)の所定範
    囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を生成する電子ズ
    ームは、1倍の倍率のときにx×y画素の画像信号を出
    力し、1倍を超える任意の倍率のときは1倍の倍率のと
    きよりも少ない画像信号の中からx×yの画像信号を抽
    出して出力できるものであって、 全体の目標ズーム倍率となるように前記光学ズームをn
    倍(但し、n≦N)及び前記電子ズームをm倍(但し、
    m≦M)とし、n×mを含む任意の組み合わせで制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2において、 前記光学ズームの倍率が制御されている間、前記画像信
    号の更新を禁止し、且つ、前記電子ズームの倍率を全体
    の目標ズーム倍率となるように制御する第2制御手段を
    備えたことを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1および請求項2において、 前記制御手段は、予め記憶されたプログラムマップの内
    容にしたがって、前記光学ズーム及び前記電子ズームの
    倍率を組み合わせることを特徴とした電子カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記変換手段は画素を有し、前記電子ズームは、その倍
    率が1のとき、前記変換手段が有する画素数を間引いた
    画像信号を出力し、その倍率が最大倍率のとき、前記変
    換手段が有する画素のうち連続した一部の領域の画素か
    ら画像信号を抽出する電子ズームを備えたことを特徴と
    する電子カメラ。
  6. 【請求項6】 被写体像を1倍からN倍(但し、N>
    1)の所定範囲の倍率で拡大して結像する光学ズーム
    と、 前記結像を画像信号に変換する変換手段は、X×Y画素
    を有して、X×Y画素の画素数よりも少ないx×y画素
    の画像信号にも変換できるものであって、 前記画像信号を1倍からM倍(但し、M>1)の所定範
    囲の倍率で拡大処理した拡大画像信号を生成する電子ズ
    ーム1と、 前記画像信号を1倍からS倍(但し、S>1)の所定範
    囲の倍率で、1倍の倍率のときにx×y画素の画像信号
    を出力し、1倍を超える任意の倍率S倍(但し、S>
    1)のときは1倍の倍率のときよりも少ない画像信号の
    中からx×yの画像信号を抽出して出力できる倍率で、
    拡大処理した拡大画像信号を生成する電子ズーム2と、 全体の目標ズーム倍率となるように前記光学ズームをn
    倍(但し、n≦N)及び前記電子ズーム1をm倍(但
    し、m≦M)、前記電子ズーム2をs倍(但し、s≦
    S)とし、n×m×sを含む任意の組み合わせで制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記光学ズームと、前記電子ズーム2は全体の目標倍率
    となるようにどちらを優先してもよく、全体の目標倍率
    にならない場合には前記電子ズーム1を行うように制御
    する制御手段を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記制御手段は、予め記憶されたプログラムマップの内
    容にしたがって、前記光学ズーム及び前記電子ズーム
    1、前記電子ズーム2の倍率を組み合わせることを特徴
    とした電子カメラ。
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