JP2001320634A - 撮像装置、その制御方法およびコンピュータ読み取り可能な媒体 - Google Patents

撮像装置、その制御方法およびコンピュータ読み取り可能な媒体

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JP2001320634A
JP2001320634A JP2000140232A JP2000140232A JP2001320634A JP 2001320634 A JP2001320634 A JP 2001320634A JP 2000140232 A JP2000140232 A JP 2000140232A JP 2000140232 A JP2000140232 A JP 2000140232A JP 2001320634 A JP2001320634 A JP 2001320634A
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imaging
image
unit
signal
image pickup
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JP2000140232A
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Makoto Ise
誠 伊勢
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Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連写撮影時、秒当たりの連写コマ数の減少を
抑え、単写撮影時、貴重なシャッタチャンスを逃すこと
なく、ダーク画像の撮影および記憶動作を行うことがで
きる撮像装置を提供する。 【解決手段】 単写撮影の場合、シャッタスイッチSW
1が押されると、AF動作、AE動作を行った後、前回
ダーク取り込みを行ってからの経過時間が所定時間に達
している場合、ダーク取り込みを行い、達していない場
合、ダーク取り込みを行わず、シャッタスイッチSW2
が押されると撮影を行う。連写撮影の場合、同様に、シ
ャッタスイッチSW1の押下に応じてAF動作、AE動
作を行った後、前回ダーク取り込みを行ってからの経過
時間が所定時間に達している場合、ダーク取り込みを行
い、達していない場合、ダーク取り込みを行わず、シャ
ッタスイッチSW2が押されている間、連続して撮影を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像や動画像
を撮像、記録、再生する撮像装置、その制御方法および
コンピュータ読み取り可能な媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカ
ードを記録媒体として、CCDなどの固体撮像素子で撮
像した静止画像や動画像を記録・再生する電子カメラな
どの画像処理装置が既に市販されている。
【0003】これらの電子カメラでは、撮影モードを選
択することにより、シャッタボタンを押す度に1コマず
つ撮影を行う単写撮影と、シャッタボタンを押し続けて
いる間、連続して撮影を行う連写撮影とを切り替えるこ
とが可能である。
【0004】また、CCDなどの固体撮像素子を用いて
撮像する場合、撮像素子を露光しない状態で本撮影と同
様に電荷蓄積を行った後に読み出したダーク画像データ
と、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読
み出した本撮影画像データとを用いて演算処理すること
により、ダークノイズ補正処理を行うことが可能であ
る。
【0005】これにより、撮像素子で発生する暗電流ノ
イズや撮像素子固有の微少な傷による画素欠損などの画
質劣化に対し、撮影した画像データを補正して高品位な
画像を撮影することができる。
【0006】特に、暗電流ノイズは、電荷蓄積時間、お
よび時間の経過とともに上昇する撮像素子の温度に応じ
て増大するので、暗電流ノイズを補正することは、長秒
時の露光や高温時の露光を行う場合に大きな画質改善効
果を得ることが可能であり、電子カメラの使用者にとっ
てダークノイズ補正処理は有益な機能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子カメラなどの画像処理装置では、ダーク画像データ
を撮影した後に本撮影を行う場合、単写撮影時にダーク
画像撮影時間分だけシャッタレリーズタイムラグが大き
くなり、貴重なシャッタチャンスを逃すおそれがあった
り、連写撮影時にコマ間に挿入されるダーク画像撮影時
間分だけ秒当たりの連写コマ数が減少するという問題が
あった。
【0008】そこで、本発明は、連写撮影時、秒当たり
の連写コマ数の減少を抑えてダーク画像の撮影および記
憶動作を行うことができ、単写撮影時、貴重なシャッタ
チャンスを逃すことなくダーク画像の撮影および記憶動
作を行うことができる撮像装置、その制御方法およびコ
ンピュータ読み取り可能な媒体を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の撮像装置は、露光状態で
撮像動作を行い撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非
露光状態で撮像動作を行い撮像信号を得る第2の撮像動
作を行う撮像手段と、前記第2の撮像動作により得られ
る撮像信号を記憶する記憶手段と、前記第1の撮像動作
により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮
像信号にて処理する信号処理手段と、撮影開始指示操作
部材が操作された際に、前記記憶手段に前記第2の撮像
動作により得られた撮像信号が記憶されてから所定時間
経過しているか否かを判定し、前記所定時間経過してい
ると判定した場合には、前記第2の撮像動作により得ら
れる撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させる制御手
段とを有することを特徴とする。
【0010】請求項19に記載の撮像装置は、露光状態
で撮像動作を行い撮像信号を得る第1の撮像動作並びに
非露光状態で撮像動作を行い撮像信号を得る第2の撮像
動作を行う撮像手段と、前記第2の撮像動作により得ら
れる撮像信号を記憶する記憶手段と、前記第1の撮像動
作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された
撮像信号にて処理する信号処理手段と、計時手段と、撮
影開始指示操作部材が操作された際に、前記計時手段が
所定時間計時している場合には、前記第2の撮像動作に
より得られる撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させ
る制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】請求項35に記載の撮像装置は、露光状態
で撮像動作を行い撮像信号を得る第1の撮像動作並びに
非露光状態で撮像動作を行い撮像信号を得る第2の撮像
動作を行う撮像手段と、前記第2の撮像動作により得ら
れる撮像信号を記憶する記憶手段と、前記第1の撮像動
作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された
撮像信号にて処理する信号処理手段と、温度を検出する
温度検出手段と、前記温度検出手段が所定の温度変動を
検出した場合には、前記第2の撮像動作により得られる
撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させる制御手段と
を有することを特徴とする。
【0012】請求項53に記載の撮像装置の制御方法
は、露光状態で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号
を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で前記撮像手段
に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を
行い、前記第2の撮像動作により得られる撮像信号を記
憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作により得られる
撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像信号にて処理
すると共に、撮影開始指示操作部材が操作された際に、
前記記憶手段に前記第2の撮像動作により得られた撮像
信号が記憶されてから所定時間経過しているか否かを判
定し、前記所定時間経過していると判定した場合には、
前記第2の撮像動作により得られる撮像信号を前記記憶
手段に新たに記憶させることを特徴とする。
【0013】請求項54に記載の撮像装置の制御方法
は、露光状態で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号
を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で前記撮像手段
に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を
行い、前記第2の撮像動作により得られる撮像信号を記
憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作により得られる
撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像信号にて処理
すると共に、温度を検出する温度検出手段が所定の温度
変動を検出した場合には、前記第2の撮像動作により得
られる撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させること
を特徴とする。
【0014】請求項55に記載のコンピュータ読み取り
可能な媒体は、露光状態で撮像手段に撮像動作を行わせ
て撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で前
記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の
撮像動作を行い、前記第2の撮像動作により得られる撮
像信号を記憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作によ
り得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像信
号にて処理すると共に、撮影開始指示操作部材が操作さ
れた際に、前記記憶手段に前記第2の撮像動作により得
られた撮像信号が記憶されてから所定時間経過している
か否かを判定し、前記所定時間経過していると判定した
場合には、前記第2の撮像動作により得られる撮像信号
を前記記憶手段に新たに記憶させる内容を有することを
特徴とする撮像装置に適用される。
【0015】請求項56に記載のコンピュータ読み取り
可能な媒体は、露光状態で撮像手段に撮像動作を行わせ
て撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で前
記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の
撮像動作を行い、前記第2の撮像動作により得られる撮
像信号を記憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作によ
り得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像信
号にて処理すると共に、温度を検出する温度検出手段が
所定の温度変動を検出した場合には、前記第2の撮像動
作により得られる撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶
させる内容を有することを特徴とする撮像装置に適用さ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の撮像装置、その制御方法
およびコンピュータ読み取り可能な媒体の実施の形態に
ついて説明する。本実施形態の撮像装置は電子カメラに
適用される。
【0017】[第1の実施形態]図1は第1の実施の形
態における電子カメラの構成を示すブロック図である。
図において、100は画像処理装置である。12は撮像
素子14の露光量を制御する絞り機能を有したシャッタ
である。14は光学像を電気信号に変換する撮像素子で
ある。
【0018】レンズユニット300内の撮影レンズ31
0に入射した光線は、絞り312、レンズマウント30
6、106、ミラー130およびシャッタ12を通じて
一眼レフ方式により導かれた撮像素子14上に光学像と
して結像する。
【0019】16は撮像素子14から出力されるアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器であ
る。18は撮像素子14、A/D変換器16およびD/
A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイ
ミング発生回路であり、メモリ制御回路22およびシス
テム制御回路50によって制御される。
【0020】20は画像処理回路であり、A/D変換器
16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデ
ータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
画像処理回路20は必要に応じて撮像した画像データを
用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づ
き、システム制御回路50が露光(シャッタ)制御部4
0および測距制御部42を制御するためのTTL(スル
ー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処
理、AE(自動露出)処理およびEF(フラッシュ調
光)処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像した
画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演
算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイト
バランス)処理を行う。
【0021】尚、本実施形態では、測距制御部42およ
び測光制御部46を専用に備えているので、システム制
御回路50は、測距制御部42および測光制御部46を
用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行
い、画像処理回路20を用いてAF(オートフォーカ
ス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調
光)処理の各処理を行わない構成としてもよい。
【0022】また、測距制御部42および測光制御部4
6を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動
露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行
い、さらに、画像処理回路20を用いてAF(オートフ
ォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッ
シュ調光)処理の各処理を行う構成としてもよい。
【0023】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30お
よび圧縮・伸長回路32を制御する。
【0024】A/D変換器16からのデータは、画像処
理回路20およびメモリ制御回路22を介して、あるい
は直接、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ2
4あるいはメモリ30に書き込まれる。
【0025】24は画像表示メモリ、26はD/A変換
器である。28はTFT方式のLCDからなる画像表示
部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の
画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28
に表示される。撮像された画像データを画像表示部28
で逐次表示する場合、電子ファインダ機能を実現するこ
とが可能である。また、画像表示部28はシステム制御
回路50の指示にしたがって表示のON/OFFを任意
に行うことが可能であり、表示をOFFにした場合、画
像処理装置100の電力消費を大幅に低減することがで
きる。
【0026】30は撮影された静止画像や動画像を格納
するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時
間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を有してい
る。したがって、複数枚の静止画像を連続して撮影する
連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画
像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能であ
る。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領
域としても使用することが可能である。
【0027】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
などにより画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路で
あり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処
理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモ
リ30に書き込む。これらのデータは画像データを取り
込んだ際の情報、例えば撮影日時、連写、パノラマ撮影
等の情報とともに記録媒体に格納される。
【0028】40は測光制御部46からの測光情報に基
づいて絞り312を制御する絞り制御部340と連携し
ながらシャッタ12を制御するシャッタ制御部である。
42はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距
制御部であり、レンズユニット300内の撮影レンズ3
10に入射した光線を絞り312、レンズマウント30
6、106、ミラー130および測距用サブミラー(図
示せず)を介して一眼レフ方式で入射することにより、
光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
【0029】46はAE(自動露出)処理を行うための
測光制御部であり、レンズユニット300内の撮影レン
ズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウン
ト306、106、ミラー130および測光用サブミラ
ー(図示せず)を介して一眼レフ方式で入射することに
より、光学像として結像された画像の露出状態を測定す
る。測光制御部46はフラッシュ部48と連携すること
により、EF(フラッシュ調光)処理機能も有する。4
8はフラッシュ部であり、AF補助光の投光機能および
フラッシュ調光機能を有する。
【0030】尚、前述したように、撮像素子14によっ
て撮像された画像データを用いて画像処理回路20によ
り演算された演算結果に基づき、システム制御回路50
が露光(シャッタ)制御部40、絞り制御部340、測
距制御部342に対し、ビデオTTL方式を用いた露出
制御およびAF(オートフォーカス)制御を行うことが
可能である。
【0031】また、測距制御部42による測定結果と、
撮像素子14によって撮像された画像データを画像処理
回路20によって演算した演算結果とを用いて、AF
(オートフォーカス)制御を行うようにしてもよい。さ
らに、測光制御部46による測定結果と、撮像素子14
によって撮像された画像データを画像処理回路20によ
って演算した演算結果とを用いて露出制御を行うように
してもよい。
【0032】50は画像処理装置100全体を制御する
システム制御回路であり、周知のCPUなどを内蔵す
る。52はシステム制御回路50の動作用の定数、変
数、プログラムなどを記憶するメモリである。54はシ
ステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文
字、画像、音声などで動作状態やメッセージなどを表示
する液晶表示装置、スピーカなどを有する表示部であ
り、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い単数
あるいは複数箇所に設置されている。表示部54は、L
CD、LED、発音素子などの組合わせにより構成され
ている。また、表示部54の一部の機能は光学ファイン
ダ104内に設けられている。
【0033】表示部54の表示内容のうち、LCDなど
に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影
表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表
示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピ
ード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表
示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、
時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数
桁の数字による情報表示、記録媒体200、210の着
脱状態表示、レンズユニット300の着脱状態表示、通
信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータ
との接続状態を示す表示などがある。
【0034】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表
示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充
電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタスピード表
示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作
表示などがある。
【0035】さらに、表示部54の表示内容のうち、L
ED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮
影準備完了表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表
示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表
示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電表示などが
ある。
【0036】また、表示部54の表示内容のうち、ラン
プ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ通
知ランプ等がある。このセルフタイマ通知ランプはAF
補助光と共用してもよい。
【0037】56は後述するプログラムなどが格納され
た電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、不
揮発性メモリとしてEEPROMなどが用いられる。6
0、62、64、66、68および70はシステム制御
回路50の各種動作指示を入力するための操作部であ
り、スイッチ、ダイヤル、タッチパネル、視線検知によ
るポインティング、音声認識装置などの単数あるいは複
数の組み合わせで構成される。これら操作部の詳細を以
下に示す。
【0038】60はモードダイアルスイッチであり、自
動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッタ速度優
先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モ
ード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレー
ト撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポ
ーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モード
などの各機能撮影モードを切り替えて設定可能である。
【0039】62はシャッタースイッチ(SW1)であ
り、シャッターボタン(図示せず)の操作途中でONと
なり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、E
F(フラッシュ調光)処理などの動作開始を指示する。
【0040】64はシャッタースイッチ(SW2)であ
り、シャッターボタン(図示せず)の操作完了でONと
なる。このシャッタースイッチ(SW2)64は、撮像
素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモ
リ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き
込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22
での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データ
を読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒
体200、201に画像データを書き込む記録処理とい
う一連の処理の動作開始を指示する。
【0041】66は再生スイッチであり、撮影モード状
態で撮影した画像をメモリ30あるいは記録媒体20
0、210から読み出して画像表示部28に表示する再
生動作の開始を指示する。
【0042】68は単写/連写スイッチであり、シャッ
タスイッチSW2を押した場合、1コマの撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタスイッチSW2
を押している間、連続して撮影を行い続ける連写モード
とを設定可能である。
【0043】70は各種ボタンやタッチパネルなどから
なる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マ
クロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシ
ュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切替ボタン、
メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マ
イナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再
生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露
出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード
等の撮影および再生を実行する際に各種機能の選択およ
び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマ
モード等の撮影および再生を実行する際に各種機能の決
定および実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部
28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFス
イッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生する
クイックレビュー機能を設定するクイックレビューON
/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するた
め、あるいは撮像素子の信号をそのままディジタル化し
て記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するた
めのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、
マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機
能モードを設定可能な再生スイッチ、シャッタスイッチ
SW1を押した際にオートフォーカス動作を開始し、一
旦合焦した場合、その合焦状態を保ち続けるワンショッ
トAFモードとシャッタスイッチSW1を押している
間、連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAF
モードとを設定可能なAFモード設定スイッチなどがあ
る。
【0044】また、上記プラスボタンおよびマイナスボ
タンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることに
よって、より軽快に数値や機能を選択することが可能と
なる。
【0045】72は電源スイッチであり、画像処理装置
100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定
可能である。また、画像処理装置100に接続されたレ
ンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200、
210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も
合わせて切り替え設定可能である。
【0046】74はリアルタイムクロック回路である。
システム制御回路50はリアルタイムクロック回路74
を用いて経過時間を計測し、後述するダーク取り込みの
有無の判断基準となるタイマ機能を実現する。
【0047】80は電源制御部であり、電池検出回路、
DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替える
スイッチ回路などから構成されており、電池の装着の有
無、電池の種類、電池残量の検出を行い、その検出結果
およびシステム制御回路50の指示に基づいてDC−D
Cコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録
媒体を含む各部に供給する。
【0048】82および84はコネクタ、86はアルカ
リ電池やリチウム電池などの一次電池、NiCd電池、
NiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプタ
などからなる電源部である。
【0049】90および94はメモリカードやハードデ
ィスク等の記録媒体とのインターフェース、92および
96はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体と
の接続を行うコネクタ、98はコネクタ92、96に記
録媒体200、210が装着されているか否かを検知す
る記録媒体着脱検知部である。
【0050】尚、本実施形態では、記録媒体を取り付け
るインターフェースおよびコネクタが2系統装備されて
いるが、記録媒体を取り付けるインターフェースおよび
コネクタは単数あるいは任意の数の系統数装備されてい
てもよい。また、異なる規格のインターフェースおよび
コネクタとして、PCMCIAカードやCF(コンパク
トフラッシュ(登録商標))カードなどの規格に準拠し
たものを用いてもよい。
【0051】さらに、インターフェース90、94、コ
ネクタ92、96をPCMCIAカードやCF(コンパ
クトフラッシュ)カードなどの規格に準拠したものを用
いて構成した場合、LANカード、モデムカード、US
Bカード、IEEE1394カード、P1284カー
ド、SCSIカード、PHSなどの通信カードなどの各
種通信カードを接続することより、他のコンピュータや
プリンタなどの周辺機器との間で画像データや画像デー
タに付属した管理情報を相互に転送することが可能であ
る。
【0052】104は光学ファインダであり、撮影レン
ズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞
り312、レンズマウント306、106、ミラー13
0、132を介して導き、光学像として結像させて表示
することが可能である。これにより、画像表示部28に
よる電子ファインダ機能を使用することなく、光学ファ
インダ104だけを用いて撮影を行うことが可能であ
る。また、光学ファインダ104内には、表示部54の
一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラ
ッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、
露出補正表示などが設けられている。
【0053】110は通信部であり、RS232C、U
SB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデ
ム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。1
12は通信部110により画像処理装置100を他の機
器と接続するコネクタ、もしくは無線通信を行う場合の
アンテナである。
【0054】120はレンズマウント106内で画像処
理装置100をレンズユニット300と接続するための
インタフェースである。122は画像処理装置100を
レンズユニット300と電気的に接続するコネクタであ
る。124はレンズマウント106および/またはコネ
クタ122にレンズユニット300が装着されているか
否かを検知するレンズ着脱検知部である。
【0055】コネクタ122は画像処理装置100とレ
ンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デー
タ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給す
る機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信
だけでなく、光通信、音声通信などを伝達する構成とし
てもよい。
【0056】130、132はミラーであり、撮影レン
ズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学
ファインダ104に導く。ミラー132はクイックリタ
ーンミラーの構成にしてもハーフミラーの構成にしても
どちらでもよい。
【0057】200はメモリカードやハードディスクな
どの記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリ
や磁気ディスクなどから構成される記録部202、画像
処理装置100とのインターフェース204、および画
像処理装置100との接続を行うコネクタ206を有し
ている。210は、記録媒体200と同様、メモリカー
ドやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体21
0は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記
録部212、画像処理装置100とのインターフェース
214、および画像処理装置100との接続を行うコネ
クタ216を有している。
【0058】300は交換レンズタイプのレンズユニッ
トである。306はレンズユニット300を画像処理装
置100と機械的に結合するレンズマウントである。レ
ンズマウント306内には、レンズユニット300を画
像処理装置100と電気的に接続する各種機能が含まれ
ている。
【0059】310は撮影レンズ、312は絞りであ
る。320はレンズマウント306内でレンズユニット
300を画像処理装置100と接続するためのインタフ
ェースである。322はレンズユニット300を画像処
理装置100と電気的に接続するコネクタである。
【0060】コネクタ322は画像処理装置100とレ
ンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デー
タ信号などを伝え合うと共に、各種電流が供給され、あ
るいは電流を供給する機能を備えている。また、コネク
タ322は電気信号だけでなく、光信号、音声信号など
を伝達する構成としてもよい。
【0061】340は測光制御部46からの測光情報に
基づいて、シャッタ12を制御するシャッタ制御部40
と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御部であ
る。342は撮影レンズ310のフォーカシングを制御
する測距制御部である。344は撮影レンズ310のズ
ーミングを制御するズーム制御部である。350はレン
ズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回
路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の
定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリやレンズ
ユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、
開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在
や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も
備えている。
【0062】上記構成を有する電子カメラの動作につい
て説明する。図2、図3および図4は画像処理装置10
0の撮影動作処理手順を示すフローチャートである。こ
の処理プログラムは不揮発メモリ56などの記憶媒体に
格納されており、メモリ52にロードされてシステム制
御回路50内のCPUによって実行される。
【0063】電池交換などの電源投入により、システム
制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し、画像処
理装置100の各部に対して必要な所定の初期設定を行
う(ステップS101)。システム制御部50は、電源
スイッチ72の設定位置を判別し、電源スイッチ72が
電源OFFに設定されているか否かを判別する(ステッ
プS102)。
【0064】電源スイッチ72が電源OFFに設定され
ている場合、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラ
グや制御変数などを含む必要なパラメータや設定値、設
定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部8
0により画像表示部28を含む画像処理装置100各部
の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後
(ステップS103)、ステップS102の処理に戻
る。
【0065】一方、電源スイッチ72が電源ONに設定
されていた場合、システム制御回路50は電源制御部8
0により電池などの電源86の残容量や動作状況が画像
処理装置100の動作に問題があるか否かを判別する
(ステップS104)。問題があると判別された場合、
表示部54に画像の表示や音声の出力により所定の警告
を行った後(ステップS105)、ステップS102の
処理に戻る。
【0066】一方、電源86に問題がないと判別された
場合、システム制御回路50はモードダイアルスイッチ
60の設定位置を判断し、モードダイアルスイッチ60
が撮影モードに設定されているか否かを判別する(ステ
ップS106)。モードダイアルスイッチ60がその他
のモードに設定されている場合、システム制御回路50
は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS
107)、実行後にステップS102の処理に戻る。
【0067】一方、モードダイアルスイッチ60が撮影
モードに設定されている場合、記録媒体200、201
が装着されているか否かの判断、記録媒体200、20
1に記録された画像データの管理情報の取得、および記
録媒体200、201の動作状態が画像処理装置100
の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動
作に問題があるか否かを判別する(ステップS10
8)。問題があると判別された場合、表示部54に画像
の表示や音声の出力により所定の警告を行った後(ステ
ップS105)、ステップS102の処理に戻る。
【0068】一方、ステップS108で問題がないと判
別された場合、システム制御回路50は単写撮影/連写
撮影を選択する単写/連写スイッチ68の選択状態を調
べる(ステップS109)。単写撮影が選択されている
場合、単写/連写フラグを単写に設定し(ステップS1
10)、連写撮影が選択されている場合、単写/連写フ
ラグを連写に設定する(ステップS111)。単写/連
写スイッチ68では、シャッタスイッチSW2を押した
場合、1コマの撮影を行って待機状態とする単写モード
と、シャッタスイッチSW2を押している間、連続して
撮影を行い続ける連写モードとを任意に切り替えて設定
することが可能である。尚、単写/連写フラグの状態は
システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52
に記憶される。
【0069】この後、システム制御回路50は、シャッ
タスイッチSW2を閉じた状態で撮像素子14の暗電流
などのノイズ成分を予め設定された時間蓄積し、蓄積を
終えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り込み処理を
行う(ステップS112)。このダーク取り込み処理で
取り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理を行
うことにより、撮像素子14で発生する暗電流ノイズや
撮像素子14固有の傷による画素欠損などの画質劣化に
対し、撮影した画像データを補正することが可能であ
る。このダーク取り込み処理については、後述する。
【0070】システム制御回路50は表示部54を用い
て画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態
の表示を行う(ステップS113)。ここで、画像表示
部28の画像表示スイッチがONである場合、画像表示
部28を用いて画像や音声により画像処理装置100の
各種設定状態を表示するようにしてもよい。
【0071】シャッタスイッチSW1が押されているか
否かを判別し(ステップS114)、シャッタスイッチ
SW1が押されていない場合、後述するステップS12
8の処理に移行する。一方、シャッタスイッチSW1が
押されている場合、システム制御回路50は、測距処理
を行って撮影レンズ310の焦点を被写体に合わせ、測
光処理を行って絞り値およびシャッタ速度を決定する測
距・測光処理を行う(ステップS115)。測光処理で
は、必要であればフラッシュの設定を行う。この測距・
測光処理の詳細については、後述する。
【0072】システム制御回路50はその内部メモリあ
るいはメモリ52に記憶されているタイマ設定時刻(前
回ダーク取り込み終了時の時刻)とこの時点でリアルタ
イムクロック74から読み出した時刻とから経過時間を
計算し、予め設定された所定時間以上の時間が経過して
いるか否かを判別する(ステップS116)。ここで、
所定時間はダーク画像データの変化が予想される適当な
時間などに設定されていればよい。尚、電源が投入され
てから始めてステップS116の処理を行う場合、タイ
マ設定時刻はステップS101で設定される電源供給開
始時刻であってもよく、この場合、ステップS116で
は電源供給開始時刻とこの時点でリアルタイムクロック
74から読み出した時刻とから経過時間を計算すること
になる。
【0073】経過時間が所定時間以上経過していた場
合、シャッタ12を閉じた状態で撮像素子14の暗電流
などのノイズ成分を本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終
えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り込み処理を行
い(ステップS117)、ステップS118の処理に移
行する。このダーク取り込み処理により取り込んだダー
ク画像データを用いて補正演算処理(暗電流ノイズ補正
処理)を行うことにより、撮像素子14で発生する暗電
流ノイズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損など
の画質劣化に対し、撮影した画像データを補正すること
ができる。このダーク取り込み処理については後述す
る。
【0074】一方、ステップS116で経過時間が所定
時間に達していない場合、ダーク取り込み処理を行わず
にステップS118の処理に移行する。このように、経
過時間が所定時間に達していない場合、ダーク取り込み
処理を行わないことによりシャッタスイッチSW2が押
されたときのレリーズタイムラグを減少させることが可
能となる。
【0075】そして、シャッタスイッチSW2が押され
ているか否かを判別し(ステップS118)、シャッタ
スイッチSW2が押されていない場合、シャッタスイッ
チSW1が離されたか否かを判別し(ステップS11
9)、シャッタスイッチSW1が離されるかシャッタス
イッチSW2が押されるまでステップS118およびス
テップS119の処理を繰り返す。ステップS119で
シャッタスイッチSW1が離された場合、ステップS1
28の処理に移行する。
【0076】一方、ステップS118でシャッタスイッ
チSW2が押された場合、システム制御回路50は、撮
影した画像データの記憶可能な画像記憶バッファ領域が
メモリ30にあるか否かを判別する(ステップS12
0)。メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画
像データの記憶可能な領域がないと判別された場合、表
示部54に画像の表示や音声の出力により所定の警告を
行った後(ステップS121)、ステップS128の処
理に進む。
【0077】例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領
域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後であ
り、メモリ30から読み出して記憶媒体200、210
に書き込むべき最初の画像がまだ記憶媒体200、21
0に未記録な状態であり、まだ1枚の空き領域もメモリ
30の画像記憶バッファ領域上に確保できない状態であ
る場合などである。
【0078】尚、撮影した画像データを圧縮処理してか
らメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合、
圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて
異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ30の
画像記憶バッファ領域上にあるか否かをステップS12
0の処理で判断することになる。
【0079】一方、ステップS120でメモリ30に撮
影した画像データの記憶可能な画像記憶バッファ領域が
あると判別された場合、システム制御回路50は、撮像
して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み
出し、A/D変換器16、画像処理回路20およびメモ
リ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16か
ら直接、メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所
定領域に撮影した画像データを書き込む撮影処理を実行
する(ステップS122)。この撮影処理の詳細につい
ては、後述する。
【0080】ステップS122の撮影処理を終えると、
システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き
込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介し
て読み出して現像処理を行うために必要なWB(ホワイ
トバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラッ
ク)積分演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路
50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶する。
【0081】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22、必要に応じて画像処理回路20を用い
て、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デー
タを読み出し、システム制御回路50の内部メモリある
いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS12
3)。
【0082】現像処理では、ダーク取り込み処理で取り
込んだダーク画像データを用いて減算処理を行うことに
より、撮像素子14の暗電流ノイズ等を打ち消すダーク
補正演算処理も併せて行う。
【0083】システム制御回路50は、メモリ30の所
定領域に書き込まれた画像データを読み出して、設定さ
れたモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32
により行い、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き
画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの
書き込みを行う(ステップS124)。
【0084】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の画像記憶バッファ領域に記憶された画像データを
読み出し、インタフェース90、94、コネクタ92、
96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカ
ード等の記録媒体200、210に読み出した画像デー
タを書き込む記録処理を開始する(ステップS12
5)。この記録開始処理は、メモリ30の画像記憶バッ
ファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終え
た画像データの書き込みが新たに行われる度に、その画
像データに対して実行される。
【0085】尚、記録媒体200、201に画像データ
の書き込みを行っている間、書き込み動作中であること
を示すために、表示部54に例えばLEDを点滅させる
等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
【0086】さらに、システム制御回路50は、シャッ
タスイッチSW1が押されているか否かを判別する(ス
テップS126)。シャッタスイッチSW1が離された
状態である場合、後述するステップS128の処理に移
行する。一方、シャッタスイッチSW1が押された状態
である場合、システム制御回路50の内部メモリあるい
はメモリ52に記憶された単写/連写フラグの状態を判
別し(ステップS127)、単写が設定されていた場
合、ステップS126の処理に戻り、シャッタスイッチ
SW1が離されるまで現在の処理を繰り返す。一方、連
写が設定されていた場合、連続して撮影を行うために、
ステップS118の処理に戻り、次の撮影を行う。
【0087】ステップS128からステップS137ま
での処理は、前述したステップS102からステップS
111までの処理と同じであるので、その説明を省略す
る。ステップS136で単写/連写フラグを単写に設定
した後、あるいはステップS137で単写/連写フラグ
を連写に設定した後、システム制御回路50は表示部5
4を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種
設定状態を表示する(ステップS138)。この後、ス
テップS114に戻って前述した処理を繰り返す。
【0088】このように、第1の実施形態では、電源ス
イッチ72のオン後にダーク取り込みを行い、シャッタ
スイッチSW1が押されたとき、経過時間が所定時間内
である場合、ダーク取り込みを行わず、シャッタスイッ
チSW2のオン後、撮影動作を行う。一方、シャッタス
イッチSW1が押されたとき、経過時間が所定時間を越
えている場合、ダーク取り込みを行い、シャッタスイッ
チSW2のオン後、撮影動作を行う。一方、シャッタス
イッチSW1が押された場合でも、前回ダーク取り込み
を行ってからの経過時間が所定時間内である限り、ダー
ク取り込みを行わない。
【0089】これにより、所定時間以上が経過してダー
クの取り込みの必要が生じた場合以外には本撮影前にダ
ーク画像の撮影および記憶動作を行うことがないので、
連写撮影時、ダーク画像の撮影および記憶動作による秒
当たりの連写コマ数の減少を抑えることができ、単写撮
影時にもダーク画像撮影時間分だけシャッタレリーズタ
イムラグが大きくなり、貴重なシャッタチャンスを逃す
ことなく撮影できる。
【0090】図5はステップS115における測距・測
光処理手順を示すフローチャートである。測距・測光処
理では、システム制御回路50と、絞り制御部340あ
るいは測距制御部342との間の各種信号のやり取り
は、インターフェース120、コネクタ122、コネク
タ322、インターフェース320およびレンズシステ
ム制御回路350を介して行われる。
【0091】システム制御回路50は、撮像素子14、
測距制御部42および測距制御部342を用いて、AF
(オートフォーカス)処理を開始する(ステップS20
1)。
【0092】システム制御回路50は、撮影レンズ31
0に入射した光線を、絞り312、レンズマウント30
6、106、ミラー130、測距用サブミラー(図示せ
ず)を介して、測距制御部42に入射させることによ
り、光学像として結像された画像の合焦状態を判断し、
測距(AF)が合焦と判断されるまで、測距制御部34
2を用いて撮影レンズ310を駆動しながら、測距制御
部42を用いて合焦状態を検出するAF制御を実行する
(ステップS202、S203)。
【0093】ステップS203で測距(AF)が合焦と
判断された場合、システム制御回路50は、撮影画面内
の複数の測距点の中から合焦した測距点を決定し、決定
した測距点データと共に測距データおよび/または設定
パラメータをシステム制御回路50の内部メモリあるい
はメモリ52に記憶する(ステップS204)。
【0094】つづいて、システム制御回路50は、測光
制御部46を用いてAE(自動露出)処理を開始する
(ステップS205)。システム制御回路50は、撮影
レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマ
ウント306、106、ミラー130、132および測
光用レンズ(図示せず)を介して、測光制御部46に入
射させることにより、光学像として結像された画像の露
出状態を測定し、露出(AE)が適正と判断されるまで
露光(シャッタ)制御部40を用いて測光処理を行う
(ステップS206、S207)。
【0095】ステップS207で露出(AE)が適正で
あると判断された場合、システム制御回路50は、測光
データおよび/または設定パラメータをシステム制御回
路50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶する(ス
テップS207A)。
【0096】尚、ステップS206の測光処理で検出し
た露出(AE)結果と、モードダイアルスイッチ60に
よって設定された撮影モードとに応じて、システム制御
回路50では絞り値(Av値)およびシャッター速度
(Tv値)が決定される。
【0097】ここで、決定されたシャッター速度(Tv
値)に応じて、システム制御回路50は、撮像素子14
の電荷蓄積時間を決定し、この決定された同じ電荷蓄積
時間で撮影処理およびダーク取り込み処理をそれぞれ行
う。
【0098】ステップS206の測光処理で得られた測
定データにより、システム制御回路50はフラッシュが
必要であるか否かを判別し(ステップS208)、フラ
ッシュが必要である場合、フラッシュフラグをセット
し、充電が完了するまでフラッシュ部48を充電する
(ステップS209、S210)。そして、フラッシュ
部48の充電が完了すると、本処理を終了してメインの
処理に復帰する。
【0099】図6および図7はステップS122におけ
る撮影処理手順を示すフローチャートである。この撮影
処理では、システム制御回路50と、絞り制御部340
あるいは測距制御部342との間の各種信号のやり取り
は、インターフェース120、コネクタ122、コネク
タ322、インターフェース320およびレンズシステ
ム制御回路350を介して行われる。
【0100】システム制御回路50は、ミラー130を
ミラー駆動部(図示せず)によってミラーアップ位置に
移動させ(ステップS301)、システム制御回路50
の内部メモリあるいはメモリ52に記憶された測光デー
タに従い、絞り制御部340によって絞り312を所定
の絞り値まで駆動する(ステップS302)。
【0101】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後(ステップS303)、撮像
素子14の電荷蓄積を開始し(ステップS304)、シ
ャッタ制御部40によってシャッタ12を開き(ステッ
プS305)、撮像素子14の露光を開始する(ステッ
プS306)。
【0102】そして、フラッシュフラグによりフラッシ
ュ部48が必要であるか否かを判別し(ステップS30
7)、必要である場合、フラッシュ部48を発光させる
(ステップS308)。
【0103】システム制御回路50は、測光データにし
たがって撮像素子14の露光終了を待ち(ステップS3
09)、露光が終了すると、シャッタ制御部40によっ
てシャッタ12を閉じ(ステップS310)、撮像素子
14の露光を終了する。
【0104】システム制御回路50は、絞り制御部34
0によって絞り312を開放の絞り値まで駆動し(ステ
ップS311)、ミラー130をミラー駆動部(図示せ
ず)によってミラーダウン位置に移動させる(ステップ
S312)。
【0105】設定した電荷蓄積時間が経過したか否かを
判別し(ステップS313)、設定した電荷蓄積時間が
経過した場合、システム制御回路50は撮像素子14の
電荷蓄積を終了した後(ステップS314)、撮像素子
14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像
処理回路20、メモリ制御回路22を介して、あるいは
A/D変換器16から直接、メモリ制御回路22を介し
てメモリ30の所定領域に撮影画像データを書き込む
(ステップS315)。一連の処理を終了すると、本処
理を終了してメインの処理に復帰する。
【0106】図8はステップS112およびステップS
117におけるダーク取り込み処理手順を示すフローチ
ャートである。システム制御回路50は、撮像素子14
の電荷クリア動作を行った後(ステップS401)、シ
ャッタ12が閉じた状態で撮像素子14の電荷蓄積を開
始する(ステップS402)。
【0107】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したか
否かを判別する(ステップS403)。電荷蓄積時間が
経過した場合、システム制御回路50は、撮像素子14
の電荷蓄積を終了した後(ステップS404)、撮像素
子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画
像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、あるい
はA/D変換器16から直接、メモリ制御回路22を介
して、メモリ30の所定領域に画像データ(ダーク画像
データ)を書き込む(ステップS405)。
【0108】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14で発生する暗電流ノ
イズや、撮像素子14固有の傷による画素欠損等の画質
劣化に対し、撮影した画像データを補正することが可能
である。
【0109】尚、このダーク画像データは、新たに測距
・測光処理が行われるか、画像処理装置100の電源が
OFFになるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。また、電源がOFFされた場合でも、不揮発性メモ
リなどに保持するようにしてもよい。そして、このダー
ク画像データは、この後に撮影処理が実行されて撮影し
た画像データを、撮像素子14から読み出して現像処理
を行う際に用いられる。あるいは、先に撮影処理が実行
されて撮影した画像データを、撮像素子14から読み出
してメモリ30に書き込んである状態で、このダーク画
像データを用いて現像処理を行う際に用いられる。
【0110】この後、システム制御回路50は、リアル
タイムクロック74からこの時点における時刻を読み出
し、内部メモリあるいはメモリ52に記憶した後、シス
テム制御回路50内部のタイマ設定値をリセットする
(ステップS406)。これにより、本処理を終了して
メインの処理に復帰する。
【0111】このように、第1の実施形態では、ステッ
プS116で経過時間が所定時間に達していない場合、
ダーク取り込み処理を行わないことによりシャッタスイ
ッチSW2が押されたときのレリーズタイムラグを減少
させることが可能となる。また、シャッタスイッチSW
1、SW2によって始動される撮影シーケンスに先立っ
て、ステップS112でダーク取り込みを行うことで、
その分だけレリーズタイムを減少させることができる。
【0112】図9は第1の実施形態の撮影動作の流れを
示す図である。同図(A)に示すように、単写撮影およ
び連写撮影のいずれの場合も電源のオン後、無条件にダ
ーク取り込みを行う。また、同図(B)に示すように、
単写撮影の場合、シャッタスイッチSW1が押される
と、AF(オートフォーカス)動作、AE(自動露出)
動作を行った後、タイマが所定時間経過している場合、
ダーク取り込みを行ってから、一方、所定時間経過して
いない場合、ダーク取り込みを行わずにシャッタスイッ
チSW2が押されると、撮影を行う。また、連写撮影の
場合、シャッタスイッチSW1が押されると、AF(オ
ートフォーカス)動作、AE(自動露出)動作を行った
後、タイマが所定時間経過している場合、ダーク取り込
みを行ってから、一方、所定時間経過していない場合、
ダーク取り込みを行わずにシャッタスイッチSW2が押
されている間、連続して撮影を行う。
【0113】このように、所定時間以上が経過し、ダー
クの取り込みの必要が生じた場合以外には本撮影前にダ
ーク画像の撮影および記憶動作を行うことがないので、
連写撮影時、ダーク画像の撮影および記憶動作による秒
当たりの連写コマ数の減少を抑えることができ、単写撮
影時にもダーク画像撮影時間分だけシャッタレリーズタ
イムラグが小さくなり、貴重なシャッタチャンスを逃す
ことなく撮影できる。
【0114】[第2の実施形態]第2の実施形態の電子
カメラは前記第1の実施形態と同一の電気的構成(図1
参照)を有するので、その説明を省略する。また、第2
の実施形態の撮像動作処理は、前記第1の実施形態にお
ける撮像動作処理とほぼ同様であり、同一のステップ処
理については、同一の符号を用いることによりその説明
を省略する。即ち、前記第2の実施形態では、ステップ
S127Aの処理を除き、前記第1の実施形態の図2〜
図8の処理と同じ処理が行われる。
【0115】図10は第2の実施形態における撮影動作
処理手順の図3に対応する部分を示すフローチャートで
ある。この処理プログラムは、前記第1の実施形態と同
様、不揮発メモリ56などの記憶媒体に格納されてお
り、メモリ52にロードされてシステム制御回路50内
のCPUによって実行される。
【0116】ステップS126でシャッタスイッチSW
1が離されてオフになった場合、システム制御回路50
はシャッタ12を閉じた状態で撮像素子14の暗電流な
どのノイズ成分を予め設定された時間蓄積し、蓄積を終
えたノイズ画像信号(ダーク画像データ)を読み出すダ
ーク取り込み処理を行い(ステップS127A)、ステ
ップS128の処理に移行する。
【0117】このように、第2の実施形態では、シャッ
タスイッチSW1が離されて単写撮影あるいは連写撮影
の動作が一旦、終了した直後、ダーク取り込み処理を行
うことで、システム制御回路50内部のタイマ設定をリ
セットし、再びステップS114でシャッタスイッチS
W1が押されたときにステップS116、S117でダ
ーク取り込み処理をなるべく行わないようにすることが
できる。これにより、シャッタスイッチSW2が押され
た時のレリーズタイムラグをより一層、減少させること
ができる。
【0118】図11は第2の実施形態の撮像動作の流れ
を示す図である。単写撮影および連写撮影いずれの場合
も、電源のオン後、無条件にダーク取り込みを行い、シ
ャッタスイッチSW1が押されると、AF(オートフォ
ーカス)動作、AE(自動露出)動作を行った後、タイ
マが所定時間経過している場合、ダーク取り込みを行
い、所定時間経過していない場合、ダーク取り込みを行
わない。そして、シャッタスイッチSW2が押される
と、撮影を行う。撮影が一旦、終了した後にシャッタス
イッチSW1が離されると、無条件にダーク取り込みを
行う。
【0119】[第3の実施形態]第3の実施形態の電子
カメラは前記第1の実施形態と同一の電気的構成(図1
参照)を有するので、その説明を省略する。また、第3
の実施形態の撮像動作処理は、前記第1の実施形態にお
ける撮像動作処理とほぼ同様であり、同一のステップ処
理については、同一の符号を用いて説明する。
【0120】図12および図13は第3の実施形態にお
ける撮影動作処理手順を示すフローチャートである。こ
の処理プログラムは、前記第1および第2の実施形態と
同様、不揮発メモリ56などの記憶媒体に格納されてお
り、メモリ52にロードされてシステム制御回路50内
のCPUによって実行される。
【0121】まず、電池交換などの電源投入により、シ
ステム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し、
画像処理装置100の各部に対して必要な所定の初期設
定を行う(ステップS101)。システム制御部50
は、電源スイッチ72の設定位置を判別し、電源スイッ
チ72が電源OFFに設定されているか否かを判別する
(ステップS102)。
【0122】電源スイッチ72が電源OFFに設定され
ている場合、各表示部の表示を終了状態に変更し、フラ
グや制御変数などを含む必要なパラメータや設定値、設
定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部8
0により画像表示部28を含む画像処理装置100各部
の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後
(ステップS103)、ステップS102の処理に戻
る。
【0123】一方、電源スイッチ72が電源ONに設定
されていた場合、システム制御回路50は電源制御部8
0により電池などの電源86の残容量や動作状況が画像
処理装置100の動作に問題があるか否かを判別する
(ステップS104)。問題があると判別された場合、
表示部54に画像の表示や音声の出力により所定の警告
を行った後(ステップS105)、ステップS102の
処理に戻る。
【0124】一方、電源86に問題がないと判別された
場合、システム制御回路50はモードダイアルスイッチ
60の設定位置を判断し、モードダイアルスイッチ60
が撮影モードに設定されているか否かを判別する(ステ
ップS106)。モードダイアルスイッチ60がその他
のモードに設定されている場合、システム制御回路50
は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS
107)、実行後にステップS102の処理に戻る。
【0125】一方、モードダイアルスイッチ60が撮影
モードに設定されている場合、記録媒体200、201
が装着されているか否かの判断、記録媒体200、20
1に記録された画像データの管理情報の取得、および記
録媒体200、201の動作状態が画像処理装置100
の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動
作に問題があるか否かを判別する(ステップS10
8)。問題があると判別された場合、表示部54に画像
の表示や音声の出力により所定の警告を行った後(ステ
ップS105)、ステップS102の処理に戻る。
【0126】一方、ステップS108で問題がないと判
別された場合、システム制御回路50は単写撮影/連写
撮影を選択する単写/連写スイッチ68の選択状態を調
べる(ステップS109)。単写撮影が選択されている
場合、単写/連写フラグを単写に設定し(ステップS1
10)、連写撮影が選択されている場合、単写/連写フ
ラグを連写に設定する(ステップS111)。単写/連
写スイッチ68では、シャッタスイッチSW2を押した
場合、1コマの撮影を行って待機状態とする単写モード
と、シャッタスイッチSW2を押している間、連続して
撮影を行い続ける連写モードとを任意に切り替えて設定
することが可能である。尚、単写/連写フラグの状態は
システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ52
に記憶される。
【0127】この後、システム制御回路50は、内部メ
モリあるいはメモリ52記憶されているタイマ設定時刻
(前回のダーク取り込み終了時刻)と、この時点でリア
ルタイムクロック74から読み出した時刻とから経過時
間を算出し、経過時間が予め設定された所定の時間内で
あるか否かを判別する(ステップS111A)。尚、電
源が投入されてから始めてステップS111Aの処理を
行う場合、タイマ設定時刻はステップS101で設定さ
れる電源供給開始時刻であってもよく、この場合、ステ
ップS111Aでは電源供給開始時刻とこの時点でリア
ルタイムクロック74から読み出した時刻とから経過時
間を計算することになる。
【0128】経過時間が所定の時間内である場合、その
ままステップS113の処理に移行し、経過時間が所定
の時間を越えている場合、システム制御回路50は、シ
ャッタスイッチSW2を閉じた状態で撮像素子14の暗
電流などのノイズ成分を予め設定された時間蓄積し、蓄
積を終えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り込み処
理を行う(ステップS112)。このダーク取り込み処
理で取り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理
を行うことにより、撮像素子14で発生する暗電流ノイ
ズや撮像素子14固有の傷による画素欠損などの画質劣
化に対し、撮影した画像データを補正することが可能で
ある。このダーク取り込み処理は、前記第1の実施形態
の図8に示した処理と同じであるので、その説明を省略
する。
【0129】このように、シャッタスイッチSW1、S
W2によって始動される撮影シーケンスに先立って、ダ
ーク取り込み処理を行うことで、その分だけレリーズタ
イムラグを減少させることができる。
【0130】システム制御回路50は表示部54を用い
て画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態
の表示を行う(ステップS113)。ここで、画像表示
部28の画像表示スイッチがONである場合、画像表示
部28を用いて画像や音声により画像処理装置100の
各種設定状態を表示するようにしてもよい。
【0131】シャッタスイッチSW1が押されているか
否かを判別し(ステップS114)、シャッタスイッチ
SW1が押されていない場合、ステップS102の処理
に戻る。一方、シャッタスイッチSW1が押されている
場合、システム制御回路50は、測距処理を行って撮影
レンズ310の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行っ
て絞り値およびシャッタ速度を決定する測距・測光処理
を行う(ステップS115)。測光処理では、必要であ
ればフラッシュの設定を行う。この測距・測光処理は、
前記第1の実施形態の図5に示した処理と同じであるの
で、その説明を省略する。
【0132】システム制御回路50はその内部メモリあ
るいはメモリ52に記憶されているタイマ設定時刻(前
回のダーク取り込み終了時の時刻)とこの時点でリアル
タイムクロック74から読み出した時刻とから経過時間
を計算し、予め設定された所定時間以上の時間が経過し
ているか否かを判別する(ステップS116)。ここ
で、所定時間はダーク画像データの変化が予想される適
当な時間に設定されている。経過時間が所定時間以上経
過していた場合、シャッタ12を閉じた状態で撮像素子
14の暗電流などのノイズ成分を本撮影と同じ時間蓄積
し、蓄積を終えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り
込み処理を行い(ステップS117)、ステップS11
8の処理に移行する。このダーク取り込み処理により取
り込んだダーク画像データを用いて補正演算処理(暗電
流ノイズ補正処理)を行うことにより、撮像素子14で
発生する暗電流ノイズや撮像素子14固有のキズによる
画素欠損などの画質劣化に対し、撮影した画像データを
補正することができる。このダーク取り込み処理はステ
ップS112の処理と同じである。
【0133】一方、ステップS116で経過時間が所定
時間に達していない場合、ダーク取り込み処理を行わず
にステップS118の処理に移行する。このように、経
過時間が所定時間に達していない場合、ダーク取り込み
処理を行わないことによりシャッタスイッチSW2が押
されたときのレリーズタイムラグを減少させることが可
能となる。
【0134】そして、シャッタスイッチSW2が押され
ているか否かを判別し(ステップS118)、シャッタ
スイッチSW2が押されていない場合、シャッタスイッ
チSW1が離されたか否かを判別し(ステップS11
9)、シャッタスイッチSW1が離されるかシャッタス
イッチSW2が押されるまでステップS118およびス
テップS119の処理を繰り返す。ステップS119で
シャッタスイッチSW1が離された場合、ステップS1
02の処理に戻る。
【0135】一方、ステップS118でシャッタスイッ
チSW2が押された場合、システム制御回路50は、撮
影した画像データの記憶可能な画像記憶バッファ領域が
メモリ30にあるか否かを判別する(ステップS12
0)。メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな画
像データの記憶可能な領域がないと判別された場合、表
示部54に画像の表示や音声の出力により所定の警告を
行った後(ステップS121)、ステップS102の処
理に戻る。
【0136】例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領
域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後であ
り、メモリ30から読み出して記憶媒体200、210
に書き込むべき最初の画像がまだ記憶媒体200、21
0に未記録な状態であり、まだ1枚の空き領域もメモリ
30の画像記憶バッファ領域上に確保できない状態であ
る場合などである。
【0137】尚、撮影した画像データを圧縮処理してか
らメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合、
圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応じて
異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ30の
画像記憶バッファ領域上にあるか否かをステップS12
0の処理で判断することになる。
【0138】一方、ステップS120でメモリ30に撮
影した画像データの記憶可能な画像記憶バッファ領域が
あると判別された場合、システム制御回路50は、撮像
して所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子14から読み
出し、A/D変換器16、画像処理回路20およびメモ
リ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16か
ら直接、メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所
定領域に撮影した画像データを書き込む撮影処理を実行
する(ステップS122)。この撮影処理は前記第1の
実施形態の図6および図7に示した処理と同じであるの
で、その説明を省略する。
【0139】ステップS122の撮影処理を終えると、
システム制御回路50は、メモリ30の所定領域に書き
込まれた画像データの一部をメモリ制御回路22を介し
て読み出して現像処理を行うために必要なWB(ホワイ
トバランス)積分演算処理、OB(オプティカルブラッ
ク)積分演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路
50の内部メモリあるいはメモリ52に記憶する。
【0140】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22、必要に応じて画像処理回路20を用い
て、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デー
タを読み出し、システム制御回路50の内部メモリある
いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(ステップS12
3)。
【0141】現像処理では、ダーク取り込み処理で取り
込んだダーク画像データを用いて減算処理を行うことに
より、撮像素子14の暗電流ノイズ等を打ち消すダーク
補正演算処理も併せて行う。
【0142】システム制御回路50は、メモリ30の所
定領域に書き込まれた画像データを読み出して、設定さ
れたモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32
により行い、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き
画像部分に、撮影して一連の処理を終えた画像データの
書き込みを行う(ステップS124)。
【0143】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の画像記憶バッファ領域に記憶された画像データを
読み出し、インタフェース90、94、コネクタ92、
96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカ
ード等の記録媒体200、210に読み出した画像デー
タを書き込む記録処理を開始する(ステップS12
5)。この記録開始処理は、メモリ30の画像記憶バッ
ファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理を終え
た画像データの書き込みが新たに行われる度に、その画
像データに対して実行される。
【0144】尚、記録媒体200、201に画像データ
の書き込みを行っている間、書き込み動作中であること
を示すために、表示部54に例えばLEDを点滅させる
等の記録媒体書き込み動作表示を行う。
【0145】さらに、システム制御回路50は、シャッ
タスイッチSW1が押されているか否かを判別する(ス
テップS126)。シャッタスイッチSW1が離された
状態である場合、ステップS102の処理に戻る。一
方、シャッタスイッチSW1が押された状態である場
合、システム制御回路50の内部メモリあるいはメモリ
52に記憶された単写/連写フラグの状態を判別し(ス
テップS127)、単写が設定されていた場合、ステッ
プS126の処理に戻り、シャッタスイッチSW1が離
されるまで現在の処理を繰り返す。一方、連写が設定さ
れていた場合、連続して撮影を行うために、ステップS
118の処理に戻り、次の撮影を行う。
【0146】このように、第3の実施形態では、シャッ
タスイッチSW1、SW2によって始動される撮影シー
ケンスに移行する際、前回のダーク取り込み終了から所
定時間が経過している場合にだけ撮影シーケンスに先立
ってダーク取り込み処理を行い、所定時間経過していな
い場合、ダーク取り込みを行わないことで、その分、レ
リーズタイムラグを一層減少させることができる。
【0147】図14は第3の実施形態の撮影動作の流れ
を示す図である。同図(A)に示すように、単写撮影お
よび連写撮影のいずれの場合も撮影モードではタイマが
所定時間経過している場合、ダーク取り込みを行い、タ
イマが所定時間経過していない場合、ダーク取り込みを
行わない。また、同図(B)に示すように、単写撮影の
場合、シャッタスイッチSW1が押されると、AF(オ
ートフォーカス)動作、AE(自動露出)動作を行った
後、タイマが所定時間経過している場合、ダーク取り込
みを行ってから、一方、所定時間経過していない場合、
ダーク取り込みを行わずにシャッタスイッチSW2が押
されると、撮影を行う。また、連写撮影の場合、シャッ
タスイッチSW1が押されると、AF(オートフォーカ
ス)動作、AE(自動露出)動作を行った後、タイマが
所定時間経過している場合、ダーク取り込みを行ってか
ら、一方、所定時間経過していない場合、ダーク取り込
みを行わずにシャッタスイッチSW2が押されている
間、連続して撮影を行う。
【0148】尚、前記第2の実施形態と同様、シャッタ
スイッチSW1が離されて単写撮影あるいは連写撮影の
動作が一旦、終了した直後、ダーク取り込み処理を行っ
てシャッタスイッチSW1が押されたときにダーク取り
込み処理をなるべく行わないようにしてもよい。
【0149】[第4の実施形態]第4の実施形態の電子
カメラは前記第1の実施形態とほぼ同一の電気的構成
(図1参照)を有する。図15は第4の実施形態におけ
る電子カメラの電気的構成を示す図である。この電子カ
メラは、システム制御回路50に温度センサ76が接続
されている点を除き、前記第1の実施形態と同一の構成
を有する。
【0150】温度センサ76は画像処理装置100内部
の温度を検出し、後述するダーク取り込みの有無の判断
基準となる温度変動量の測定に用いられる。
【0151】図16は第4の実施形態における撮影動作
処理手順の図12に対応する部分を示すフローチャート
である。この処理プログラムは、前記第1、第2および
第3の実施形態と同様、不揮発メモリ56などの記憶媒
体に格納されており、メモリ52にロードされてシステ
ム制御回路50内のCPUによって実行される。
【0152】この撮像動作処理は、前記第3の実施形態
における図12および図13に示した処理とほぼ同じで
あり、図12のステップS111Aの処理を図16のス
テップS111Bの処理に置き代えることにより実現さ
れるので、前記第3の実施形態と異なる処理についてだ
け説明することとする。
【0153】すなわち、ステップS110およびS11
1で単写/連写フラグをそれぞれ単写、連写に設定し、
単写/連写フラグの状態をシステム制御回路50の内部
メモリあるいはメモリ52に記憶した後、システム制御
回路50は、内部メモリあるいはメモリ52に記憶され
ている変数で表された装置内の温度(後述する図17の
ダーク取り込み処理の終了時に更新された温度)と、こ
の時点で温度センサ76により検出した装置内の温度と
から温度変動量を算出し、算出された温度変動量が所定
の温度変動量以内であるか否かを判別する(ステップS
111B)。ここで、所定の温度変動量は初期設定値
(固定値)であってもよいし、温度に応じて予め与えら
れた変動値であってもよい。
【0154】算出された温度変動量が所定の温度変動量
以内である場合、ステップS112でシステム制御回路
50はダーク取り込み処理を行い、算出された温度変動
量が所定の温度変動量に達していない場合、ダーク取り
込み処理を行わずにステップS114の処理に移行す
る。
【0155】このように、シャッタスイッチSW1、S
W2で始動される撮影シーケンスに先立って、装置内の
温度が所定量以上に変動した場合にダーク取り込み処理
を行うことで、その分だけレリーズタイムラグを減少さ
せることが可能である。
【0156】図17は第4の実施形態のステップS11
2およびステップS117におけるダーク取り込み処理
手順を示すフローチャートである。システム制御回路5
0は、撮像素子14の電荷クリア動作を行った後(ステ
ップS401)、シャッタ12が閉じた状態で撮像素子
14の電荷蓄積を開始する(ステップS402)。
【0157】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したか
否かを判別する(ステップS403)。電荷蓄積時間が
経過した場合、システム制御回路50は、撮像素子14
の電荷蓄積を終了した後(ステップS404)、撮像素
子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画
像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、あるい
はA/D変換器16から直接、メモリ制御回路22を介
して、メモリ30の所定領域に画像データ(ダーク画像
データ)を書き込む(ステップS405)。
【0158】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14で発生する暗電流ノ
イズや、撮像素子14固有の傷による画素欠損等の画質
劣化に対し、撮影した画像データを補正することが可能
である。
【0159】尚、このダーク画像データは、新たに測距
・測光処理が行われるか、画像処理装置100の電源が
OFFになるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。電源がOFFになっても不揮発性メモリなどに保持
するようにしてもよい。そして、このダーク画像データ
は、この後に撮影処理が実行されて撮影した画像データ
を、撮像素子14から読み出して現像処理を行う際に用
いられる。あるいは、先に撮影処理が実行されて撮影し
た画像データを、撮像素子14から読み出してメモリ3
0に書き込んである状態で、このダーク画像データを用
いて現像処理を行う際に用いられる。
【0160】この後、システム制御回路50は、リアル
タイムクロック74からこの時点における時刻を読み出
し、内部メモリあるいはメモリ52に記憶した後、シス
テム制御回路50内部のタイマ設定値をリセットすると
ともに(ステップS406)、この時点で温度センサ7
6により検出された温度をシステム制御回路50の内部
メモリあるいはメモリ52に記憶して、装置内部の温度
を表す変数を更新する(ステップS407)。これによ
り、本処理を終了してメインの処理に復帰する。
【0161】図18は第4の実施形態の撮影動作の流れ
を示す図である。同図(A)に示すように、単写撮影お
よび連写撮影のいずれの場合も温度変動量が所定量を越
えている場合、ダーク取り込みを行い、温度変動量が所
定量を越えていない場合、ダーク取り込みを行わない。
また、同図(B)に示すように、単写撮影の場合、シャ
ッタスイッチSW1が押されると、AF(オートフォー
カス)動作、AE(自動露出)動作を行った後、タイマ
が所定時間経過している場合、ダーク取り込みを行って
から、一方、所定時間経過していない場合、ダーク取り
込みを行わずにシャッタスイッチSW2が押されると、
撮影を行う。また、連写撮影の場合、シャッタスイッチ
SW1が押されると、AF(オートフォーカス)動作、
AE(自動露出)動作を行った後、タイマが所定時間経
過している場合、ダーク取り込みを行ってから、一方、
所定時間経過していない場合、ダーク取り込みを行わず
にシャッタスイッチSW2が押されている間、連続して
撮影を行う。
【0162】このように、第4の実施形態では、シャッ
タスイッチSW1、SW2で始動される撮影シーケンス
に先立って、装置内の温度が所定量以上に変動した場合
にダーク取り込み処理を行うことで、その分だけレリー
ズタイムラグを減少させることが可能である。
【0163】尚、以上が本発明の実施の形態の説明であ
るが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるも
のではなく、特許請求の範囲で示した機能、または、実
施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればど
のようなものであっても適用できるものである。
【0164】例えば、上記実施形態では、温度センサに
よる検出領域は、画像処理装置100の内部温度だけで
ある場合を示したが、温度変動によって直接に暗電流出
力に影響が現れる撮像素子14自体、あるいはその近傍
であってもよい。
【0165】また、上記実施形態では、単写/連写の切
り替えを単写/連写スイッチ68を用いて行ったが、モ
ードダイアルスイッチ60での動作モード選択に応じて
単写/連写の切り替えを行うようにしてもよい。
【0166】また、上記実施形態では、装置各部への電
源投入を電源スイッチ72を用いて行う場合を示した
が、モードダイアル60に電源オフのポジションを設
け、動作モードの選択に応じて電源のオン/オフを切り
替える構成としてもよい。
【0167】またさらに、上記実施形態では、本撮影処
理の電荷蓄積時間とダーク取り込み処理の電荷蓄積時間
については敢えて言及していないが、両者の電荷蓄積時
間は同じであっても異なってもよく、暗電流ノイズなど
を補正するのに十分なデータが得られる範囲内であれ
ば、取り込んだダーク画像データをそのまま用いて補正
演算処理を行い、そうでない場合は、電荷蓄積時間の違
いを考慮した上で補正演算処理を行うようにすればよ
い。
【0168】さらに、ステップS112、S117およ
びS117のダーク取り込み処理動作の実行中は、撮影
動作を行うことができないので、表示部54および/あ
るいは画像表示部28に画像処理装置100がビジー状
態にあることを示す画像の表示や音声の出力を行うよう
にしてもよい。
【0169】また、上記実施形態では、ミラー130を
ミラーアップ位置、ミラーダウン位置に移動して撮影動
作を行ったが、ミラー130をハーフミラーの構成とし
て移動せずに撮影動作を行うようにしてもよい。
【0170】さらに、記録媒体200、210を、PC
MCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカー
ド、ハードディスクに限らず、マイクロDAT、光磁気
ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DV
D等の相変化型光ディスク等で構成してもよい。また、
記録媒体200、210がメモリカードとハードディス
ク等が一体となった複合媒体であってもよい。さらに、
その複合媒体から一部が着脱可能な構成としてもよい。
【0171】また、上記実施形態では、記録媒体20
0、210は画像処理装置100と分離していて任意に
接続可能なものであったが、いずれかあるいは全ての記
録媒体が画像処理装置100に固定したままであっても
よい。
【0172】さらに、記録媒体200、210は、画像
処理装置100に単数あるいは任意の複数接続可能な構
成であってもよい。
【0173】また、以上の実施の形態のソフト構成とハ
ード構成は、適宜置き換えることができるものである。
【0174】また、本発明は、以上の各実施の形態、又
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0175】また、本発明は、特許請求の範囲、また
は、実施の形態の構成の全体若しくは一部が、1つの装
置を形成するものであっても、他の装置と結合するよう
なものであっても、装置を構成する要素となるようなも
のであってもよい。
【0176】また、本発明は、静止画を撮影する電子ス
チルカメラ、動画を撮影するビデオムービーカメラ、銀
塩フィルムを使用するカメラ等、種々の形態のカメラ、
更には、カメラ以外の撮像装置や、それらカメラ、撮像
装置に適用される装置、そして、これら装置を構成する
要素に対しても適用できるものである。
【0177】さらに、本発明は複数の機器から構成され
るシステムに適用してもよいし、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。また、本発明はシステムあるいは
装置にコンピュータ読み取り可能なプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフ
トウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒
体をシステムあるいは装置に読み出すことによってその
システムあるいは装置が本発明の効果を享受することが
可能となる。
【0178】図19は記憶媒体としての不揮発性メモリ
56のメモリマップを示す図である。EEPROMから
なる不揮発性メモリ56には、図2、図3および図4の
フローチャートに示すメインの撮影動作処理プログラム
モジュール、図5のフローチャートに示す測距・測光処
理プログラムモジュール、図6および図7のフローチャ
ートに示す撮影処理プログラムモジュール、図8のフロ
ーチャートに示すダーク取り込み処理プログラムモジュ
ール、図10のフローチャートに示すメインの撮影動作
処理プログラムモジュール、図12および図13のフロ
ーチャートに示すメインの撮影動作処理プログラムモジ
ュール、図16のフローチャートに示すメインの撮影動
作処理プログラムモジュールおよび図17のフローチャ
ートに示すダーク取り込み処理プログラムモジュールな
どが格納されている。
【0179】プログラムモジュールを供給する媒体とし
ては、ROMに限らず、例えばフロッピー(登録商標)
ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不
揮発性のメモリカード、更には他のコンピュータからの
ダウンロードなどを用いることができる。
【0180】
【発明の効果】本発明によれば、ダークの取り込みの必
要が生じた場合以外には本撮影前にダーク画像の撮影お
よび記憶動作を行うことがないので、連写撮影時、ダー
ク画像の撮影および記憶動作による秒当たりの連写コマ
数の減少を抑えることができ、単写撮影時にもダーク画
像撮影時間分だけシャッタレリーズタイムラグが大きく
なり、貴重なシャッタチャンスを逃すことなく撮影でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における電子カメラの構成を
示すブロック図である。
【図2】画像処理装置100の撮影動作処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】図2につづく画像処理装置100の撮影動作処
理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2および図3につづく画像処理装置100の
撮影動作処理手順を示すフローチャートである。
【図5】ステップS115における測距・測光処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】ステップS122における撮影処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】図6につづくステップS122における撮影処
理手順を示すフローチャートである。
【図8】ステップS112およびステップS117にお
けるダーク取り込み処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】第1の実施形態の撮影動作の流れを示す図であ
る。
【図10】第2の実施形態における撮影動作処理手順の
図3に対応する部分を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態の撮像動作の流れを示す図で
ある。
【図12】第3の実施形態における撮影動作処理手順を
示すフローチャートである。
【図13】図12につづく第3の実施形態における撮影
動作処理手順を示すフローチャートである。
【図14】第3の実施形態の撮影動作の流れを示す図で
ある。
【図15】第4の実施形態における電子カメラの電気的
構成を示す図である。
【図16】第4の実施形態における撮影動作処理手順の
図12に対応する部分を示すフローチャートである。
【図17】第4の実施形態のステップS112およびス
テップS117におけるダーク取り込み処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】第4の実施形態の撮影動作の流れを示す図で
ある。
【図19】記憶媒体としての不揮発性メモリ56のメモ
リマップを示す図である。
【符号の説明】
12 シャッタ 14 撮像素子 50 システム制御回路 56 不揮発性メモリ 60 モードダイアル 62 シャッタスイッチSW1 64 シャッタスイッチSW2 74 リアルタイムクロック 76 温度センサ 100 画像処理装置

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光状態で撮像動作を行い撮像信号を得
    る第1の撮像動作並びに非露光状態で撮像動作を行い撮
    像信号を得る第2の撮像動作を行う撮像手段と、前記第
    2の撮像動作により得られる撮像信号を記憶する記憶手
    段と、前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を前
    記記憶手段に記憶された撮像信号にて処理する信号処理
    手段と、撮影開始指示操作部材が操作された際に、前記
    記憶手段に前記第2の撮像動作により得られた撮像信号
    が記憶されてから所定時間経過しているか否かを判定
    し、前記所定時間経過していると判定した場合には、前
    記第2の撮像動作により得られる撮像信号を前記記憶手
    段に新たに記憶させる制御手段とを有することを特徴と
    する撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段の前記所定時間の判定は、
    前記記憶手段に前記第2の撮像動作により得られた撮像
    信号が最後に記憶されてからの時間であることを特徴と
    する請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記撮影開始指示
    操作部材が操作された際に、前記記憶手段に前記第2の
    撮像動作により得られた撮像信号が記憶されてから所定
    時間経過していることが判定された場合には、前記記憶
    手段に新たに記憶される撮像信号にて前記第1の撮像動
    作により得られる撮像信号を処理することを特徴とする
    請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操作
    部材が操作された際に、前記記憶手段に前記第2の撮像
    動作により得られた撮像信号が記憶されてから所定時間
    経過していることが判定された場合には、前記撮像手段
    に前記第2の撮像動作を行わせ、それによって得られる
    撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、前記撮影開始指示
    操作部材が操作された際に、前記記憶手段に前記第2の
    撮像動作により得られた撮像信号が記憶されてから所定
    時間経過していないことが判定された場合には、前記記
    憶手段に既に記憶される撮像信号にて前記第1の撮像動
    作により得られる撮像信号を処理することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操作
    部材が操作された際に、前記撮像手段に前記第1の撮像
    動作を行わせることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記撮影開始指示操作部材は、第1の操
    作で撮影準備指示を行い、第2の操作で撮影開始指示を
    行うと共に、前記制御手段は、前記撮影開始指示操作部
    材の前記第1の操作に応答して前記記憶手段に前記第2
    の撮像動作により得られた撮像信号が記憶されてから所
    定時間経過しているか否かを判定することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操作
    部材の前記第1の操作が行われた際に、前記撮像手段に
    前記第1の撮像動作を行わせることを特徴とする請求項
    7記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操作
    部材の前記第1の操作が行われた際に、前記撮像手段に
    前記第2の撮像動作を行わせることを特徴とする請求項
    7又は8記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記記憶手段に前記
    第2の撮像動作により得られた撮像信号が記憶されてか
    ら所定時間経過しているか否かを判定するための計時手
    段を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに
    記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、電源スイッチのオン
    に応答して前記第2の撮像動作により得られる撮像信号
    を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1
    〜10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、撮影動作終了時に前
    記第2の撮像動作により得られる撮像信号を前記記憶手
    段に記憶させることを特徴とする請求項1〜11のいず
    れかに記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段が所定の温度変動を
    検出した場合には、前記第2の撮像動作により得られる
    撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させることを特徴
    とする請求項1〜12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記信号処理手段は、前記第1の撮像
    動作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶され
    た撮像信号にて処理することにより前記撮像手段の暗電
    流補正処理を行うことを特徴とする請求項1〜13のい
    ずれかに記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記信号処理手段が前記第1の撮像動
    作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された
    撮像信号にて処理した信号を記憶する第2の記憶手段を
    有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記
    載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の記憶手段は、前記信号処理
    手段によって処理された信号を圧縮して記憶することを
    特徴とする請求項15記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の記憶手段は、バッファであ
    ることを特徴とする請求項15又は16記載の撮像装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第2の記憶手段に記憶された情報
    を記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とす
    る請求項15〜17のいずれかに記載の撮像装置。
  19. 【請求項19】 露光状態で撮像動作を行い撮像信号を
    得る第1の撮像動作並びに非露光状態で撮像動作を行い
    撮像信号を得る第2の撮像動作を行う撮像手段と、前記
    第2の撮像動作により得られる撮像信号を記憶する記憶
    手段と、前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を
    前記記憶手段に記憶された撮像信号にて処理する信号処
    理手段と、計時手段と、撮影開始指示操作部材が操作さ
    れた際に、前記計時手段が所定時間計時している場合に
    は、前記第2の撮像動作により得られる撮像信号を前記
    記憶手段に新たに記憶させる制御手段とを有することを
    特徴とする撮像装置。
  20. 【請求項20】 前記信号処理手段は、前記撮影開始指
    示操作部材が操作された際に、前記計時手段が前記所定
    時間を計時している場合には、前記記憶手段に新たに記
    憶される撮像信号にて前記第1の撮像動作により得られ
    る撮像信号を処理することを特徴とする請求項19記載
    の撮像装置。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操
    作部材が操作された際に、前記計時手段が前記所定時間
    を計時している場合には、前記撮像手段に前記第2の撮
    像動作を行わせ、それによって得られる撮像信号を前記
    記憶手段に新たに記憶させることを特徴とする請求項1
    9又は20記載の撮像装置。
  22. 【請求項22】 前記信号処理手段は、前記撮影開始指
    示操作部材が操作された際に、前記計時手段の計時が前
    記所定時間に達していない場合には、前記記憶手段に既
    に記憶される撮像信号にて前記第1の撮像動作により得
    られる撮像信号を処理することを特徴とする請求項19
    〜21のいずれかに記載の撮像装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操
    作部材が操作された際に、前記撮像手段に前記第1の撮
    像動作を行わせることを特徴とする請求項19〜22の
    いずれかに記載の撮像装置。
  24. 【請求項24】 前記撮影開始指示操作部材は、第1の
    操作で撮影準備指示を行い、第2の操作で撮影開始指示
    を行うと共に、前記制御手段は、前記撮影開始指示操作
    部材の前記第1の操作に応答して前記計時手段の計時が
    前記所定時間に達しているか否かを判定することを特徴
    とする請求項19〜23のいずれかに記載の撮像装置。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操
    作部材の前記第1の操作が行われた際に、前記撮像手段
    に前記第1の撮像動作を行わせることを特徴とする請求
    項24記載の撮像装置。
  26. 【請求項26】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操
    作部材の前記第1の操作が行われた際に、前記撮像手段
    に前記第2の撮像動作を行わせることを特徴する請求項
    24又は25記載の撮像装置。
  27. 【請求項27】 前記制御手段は、電源スイッチのオン
    に応答して前記第2の撮像動作により得られる撮像信号
    を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1
    9〜26のいずれかに記載の撮像装置。
  28. 【請求項28】 前記制御手段は、撮影動作終了時に前
    記第2の撮像動作により得られる撮像信号を前記記憶手
    段に記憶させることを特徴とする請求項19〜27のい
    ずれかに記載の撮像装置。
  29. 【請求項29】 温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段が所定の温度変動を
    検出した場合には、前記第2の撮像動作により得られる
    撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させることを特徴
    とする請求項19〜28のいずれかに記載の撮像装置。
  30. 【請求項30】 前記信号処理手段は、前記第1の撮像
    動作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶され
    た撮像信号にて処理することにより前記撮像手段の暗電
    流補正処理を行うことを特徴とする請求項19〜29の
    いずれかに記載の撮像装置。
  31. 【請求項31】 前記信号処理手段が前記第1の撮像動
    作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された
    撮像信号にて処理した信号を記憶する第2の記憶手段を
    有することを特徴とする請求項19〜30のいずれかに
    記載の撮像装置。
  32. 【請求項32】 前記第2の記憶手段は、前記信号処理
    手段によって処理された信号を圧縮して記憶することを
    特徴とする請求項31記載の撮像装置。
  33. 【請求項33】 前記第2の記憶手段は、バッファてあ
    ることを特徴とする請求項31又は32記載の撮像装
    置。
  34. 【請求項34】 前記第2の記憶手段に記憶された情報
    を記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とす
    る請求項31〜33のいずれかに記載の撮像装置。
  35. 【請求項35】 露光状態で撮像動作を行い撮像信号を
    得る第1の撮像動作並びに非露光状態で撮像動作を行い
    撮像信号を得る第2の撮像動作を行う撮像手段と、前記
    第2の撮像動作により得られる撮像信号を記憶する記憶
    手段と、前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を
    前記記憶手段に記憶された撮像信号にて処理する信号処
    理手段と、温度を検出する温度検出手段と、前記温度検
    出手段が所定の温度変動を検出した場合には、前記第2
    の撮像動作により得られる撮像信号を前記記憶手段に新
    たに記憶させる制御手段とを有することを特徴とする撮
    像装置。
  36. 【請求項36】 前記温度検出手段の前記所定の温度変
    動は、前記記憶手段に前記第2の撮像動作により得られ
    た撮像信号の記憶時からの温度変動であることを特徴と
    する請求項35記載の撮像装置。
  37. 【請求項37】 前記温度検出手段の前記所定の温度変
    動は、前記記憶手段に前記第2の撮像動作により得られ
    た撮像信号の最後の記憶時からの温度変動であることを
    特徴とする請求項35又は36記載の撮像装置。
  38. 【請求項38】 前記信号処理手段は、前記温度検出手
    段が前記所定の温度変動を検出した場合には、前記記憶
    手段に新たに記憶される撮像信号にて前記第1の撮像動
    作により得られる撮像信号を処理することを特徴とする
    請求項35〜37のいずれかに記載の撮像装置。
  39. 【請求項39】 前記制御手段は、前記温度検出手段が
    前記所定の温度変動を検出した場合には、前記撮像手段
    に前記第2の撮像動作を行わせ、それによって得られる
    撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させることを特徴
    とする請求項35〜38のいずれかに記載の撮像装置。
  40. 【請求項40】 前記信号処理手段は、前記温度検出手
    段が前記所定の温度変動があったことを検出しなかった
    場合には、前記記憶手段に既に記憶される撮像信号にて
    前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を処理する
    ことを特徴とする請求項35〜39のいずれかに記載の
    撮像装置。
  41. 【請求項41】 前記制御手段は、撮影開始指示操作部
    材が操作された際に、前記撮像手段に前記第1の撮像動
    作を行わせることを特徴とする請求項35〜40のいず
    れかに記載の撮像装置。
  42. 【請求項42】 前記制御手段は、撮影開始指示操作部
    材が操作された際に、前記温度検出手段が前記所定の温
    度変動を検出した場合には、前記第2の撮像動作により
    得られる撮像信号を前記記憶手段に新たに記憶させるこ
    とを特徴とする請求項35〜41記載の撮像装置。
  43. 【請求項43】 前記撮影開始指示操作部材は、第1の
    操作で撮影準備指示を行い、第2の操作で撮影開始指示
    を行うと共に、前記制御手段は、前記撮影開始指示操作
    部材の前記第1の操作に応答して前記温度検出手段が前
    記所定の温度変動を検出したか否かを判定することを特
    徴とする請求項35〜42のいずれかに記載の撮像装
    置。
  44. 【請求項44】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操
    作部材の前記第1の操作が行われた際に、前記撮像手段
    に前記第1の撮像動作を行わせることを特徴とする請求
    項43記載の撮像装置。
  45. 【請求項45】 前記制御手段は、前記撮影開始指示操
    作部材の前記第1の操作が行われた際に、前記撮像手段
    に前記第2の撮像動作を行わせることを特徴とする請求
    項43又は44に記載の撮像装置。
  46. 【請求項46】 前記制御手段は、電源スイッチのオン
    に応答して前記第2の撮像動作により得られる撮像信号
    を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項3
    5〜45のいずれかに記載の撮像装置。
  47. 【請求項47】 前記制御手段は、撮影動作終了に応答
    して前記第2の撮像動作により得られる撮像信号を前記
    記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項35〜4
    6のいずれかに記載の撮像装置。
  48. 【請求項48】 前記信号処理手段は、前記第1の撮像
    動作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶され
    た撮像信号にて処理することにより前記撮像手段の暗電
    流補正処理を行うことを特徴とする請求項35〜47の
    いずれかに記載の撮像装置。
  49. 【請求項49】 前記信号処理手段が前記第1の撮像動
    作により得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された
    撮像信号にて処理した信号を記憶する第2の記憶手段を
    有することを特徴とする請求項35〜48のいずれかに
    記載の撮像装置。
  50. 【請求項50】 前記第2の記憶手段は、前記信号処理
    手段によって処理された信号を圧縮して記憶することを
    特徴とする請求項49記載の撮像装置。
  51. 【請求項51】 前記第2の記憶手段は、バッファであ
    ることを特徴とする請求項49又は50記載の撮像装
    置。
  52. 【請求項52】 前記第2の記憶手段に記憶された情報
    を記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とす
    る請求項49〜51のいずれかに記載の撮像装置。
  53. 【請求項53】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で
    前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2
    の撮像動作を行い、前記第2の撮像動作により得られる
    撮像信号を記憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作に
    より得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像
    信号にて処理すると共に、撮影開始指示操作部材が操作
    された際に、前記記憶手段に前記第2の撮像動作により
    得られた撮像信号が記憶されてから所定時間経過してい
    るか否かを判定し、前記所定時間経過していると判定し
    た場合には、前記第2の撮像動作により得られる撮像信
    号を前記記憶手段に新たに記憶させることを特徴とする
    撮像装置の制御方法。
  54. 【請求項54】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で
    前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2
    の撮像動作を行い、前記第2の撮像動作により得られる
    撮像信号を記憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作に
    より得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像
    信号にて処理すると共に、温度を検出する温度検出手段
    が所定の温度変動を検出した場合には、前記第2の撮像
    動作により得られる撮像信号を前記記憶手段に新たに記
    憶させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  55. 【請求項55】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で
    前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2
    の撮像動作を行い、前記第2の撮像動作により得られる
    撮像信号を記憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作に
    より得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像
    信号にて処理すると共に、撮影開始指示操作部材が操作
    された際に、前記記憶手段に前記第2の撮像動作により
    得られた撮像信号が記憶されてから所定時間経過してい
    るか否かを判定し、前記所定時間経過していると判定し
    た場合には、前記第2の撮像動作により得られる撮像信
    号を前記記憶手段に新たに記憶させる内容を有すること
    を特徴とする撮像装置に適用されるコンピュータ読み取
    り可能な媒体。
  56. 【請求項56】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作並びに非露光状態で
    前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2
    の撮像動作を行い、前記第2の撮像動作により得られる
    撮像信号を記憶手段に記憶させ、前記第1の撮像動作に
    より得られる撮像信号を前記記憶手段に記憶された撮像
    信号にて処理すると共に、温度を検出する温度検出手段
    が所定の温度変動を検出した場合には、前記第2の撮像
    動作により得られる撮像信号を前記記憶手段に新たに記
    憶させる内容を有することを特徴とする撮像装置に適用
    されるコンピュータ読み取り可能な媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100380926C (zh) * 2004-08-05 2008-04-09 索尼株式会社 图像摄取装置和图像摄取控制方法
JP2008167096A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujifilm Corp 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2009076978A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Fujifilm Corp 電子カメラおよびその撮影方法
JP2012009983A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Konica Minolta Opto Inc 画像入力装置
JP2013251872A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Canon Inc 撮像装置

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