JP2009076978A - 電子カメラおよびその撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに違和感を与えることなく、本撮影におけるダーク補正を的確に実行できる電子カメラおよびその撮影方法を提供。
【解決手段】ディジタルカメラ10は、操作部22で入射光を取り込むタイミング、撮影条件の設定、このカメラの動作モードの選択および条件入力を行ない、操作により入力された指示信号70をシステム制御部20に出力し、システム制御20のダーク取得制御機能部66で指示信号70の入力に応じて記録する本撮像の画像とこの本撮像の画像の補正に用いるダーク画像との取得を制御し、ダーク補正制御機能部50でこの本撮像の画像の補正を制御し、とくに、ダーク画像の取得が所定の閾値内に得られたものか否かに応じて取得したダーク画像を用いて本撮像の画像を補正するか否か制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子カメラおよびその撮影方法に関し、本発明に係る電子カメラは、とくに、ディジタルカメラ、ビデオカメラのような画像入力装置に関するものであり、本発明に係る電子カメラの撮影方法は、本撮像の画像を補正するダーク画像の取得およびその補正制御に関するものである。
撮像感度が任意に設定可能な電子カメラ、いわゆるディジタルカメラは、撮像素子の暗電流や画素欠陥などによる画質劣化が高感度撮影または長時間露光撮影時に顕著に現れる。このため、ディジタルカメラには、撮像シーンに応じた補正技術の搭載が不可欠である。従来、この補正技術は、シャッタ押下後の撮影時にダーク状態の補正画像を取得し、露光画像を補正していた。
特許文献1は、撮像装置、画像処理装置、画像処理方法および記録媒体であり、速写の場合、撮影後にダーク画像を取得し、単写の場合、撮影前にダーク画像を取得する。特許文献2は、電子カメラであり、ダーク画像の取得による一時的な撮影不能をユーザに通知する。また、特許文献3は、撮像装置、その制御方法およびコンピュータ読み取り可能な媒体であり、電源スイッチをオンにした後に自動的にダーク取り込む。一定時間経過後では、シャッタボタンを半押し操作したS1状態後にダーク取り込み、続けて露光撮影する。さらに、特許文献4は、イメージセンサのオフセット補正方法であり、所定の時間経過後、ユーザによるダーク補正操作があった時点でダークをとっている。
特開2000−201294号公報 特開2000−224532号公報 特開2001−320634号公報 特開平2−110530号公報
ところで、特許文献1は、2回撮影することから1枚の撮影に約2倍の時間を要してしまう。とくに、単写時のダーク時にシャッターチャンスを逃す可能性があり、ユーザに違和感を与える。特許文献2は、一時的な撮影不能期間中に「データ処理中」である事しか知る事ができない。
また、特許文献3は、装置の初期立ち上げまでに時間を要してしまい、間隔を開けて撮影する場合、毎回ダーク取り込みから始まることから、ユーザに不満を与えてしまいやすい。さらに、特許文献4は、所定の時間内にダーク補正操作しても、本撮像前にはダーク撮影していないことから、本撮影時とダーク補正時での温度や感度などの撮影条件が異なる場合がある。
本発明はこのような課題に鑑み、ユーザに違和感を与えることなく、本撮影におけるダーク補正を的確に実行できる電子カメラおよびその撮影方法を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するために、被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラにおいて、このカメラは、入射光を取り込むタイミング、撮影条件の設定、このカメラの動作モードの選択および条件入力を担い、操作により入力された指示信号を出力する操作手段と、指示信号の入力に応じて記録する本撮像の画像とこの本撮像の画像の補正に用いる補正画像とを取得する制御およびこの本撮像の画像を補正する制御を有するシステム制御手段とを含み、このシステム制御手段は、補正画像の取得を制御する取得制御機能ブロックと、補正画像の取得が所定の閾値内に得られたものか否かに応じて取得した補正画像を用いて本撮像の画像を補正するか否か制御する補正制御機能ブロックとを含むことを特徴とする。
本発明は上述の課題を解決するために、被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、この方法は、本撮像の操作と異なる操作に応じて本撮像を補正する補正画像を取得し、本撮像の操作により得られた画像を補正画像で補正することを特徴とする。
また、本発明は上述の課題を解決するために、被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、この方法は、所定の閾値としてタイムをセットアップして、本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、記録モードでの本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、本撮像の操作により得られた画像を補正画像で補正することを特徴とする。
本発明は上述の課題を解決するために、被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録し、記録した画像データを再生して、表示する電子カメラの撮影方法において、この方法は、再生モードにおいて本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、記録モードでの本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、本撮像の操作により得られた画像を補正画像で補正することを特徴とする。
本発明は上述の課題を解決するために、被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、この方法は、このカメラのパワーセーブおよび電源遮断のいずれかに応じて本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、記録モードでの本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、本撮像の操作により得られた画像を補正画像で補正することを特徴とする。
本発明は上述の課題を解決するために、被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、この方法は、このカメラが有する表示手段のパワーセーブに応じて本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、記録モードでの本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、本撮像の操作により得られた画像を補正画像で補正することを特徴とする。
本発明に係る電子カメラおよびその撮影方法によれば、操作手段で入射光を取り込むタイミング、撮影条件の設定、このカメラの動作モードの選択および条件入力を行ない、操作により入力された指示信号をシステム制御手段に出力し、システム制御手段の取得制御機能ブロックで指示信号の入力に応じて記録する本撮像の画像とこの本撮像の画像の補正に用いる補正画像との取得を制御し、補正制御機能ブロックでこの本撮像の画像の補正を制御し、とくに、補正画像の取得が所定の閾値内に得られたものか否かに応じて取得した補正画像を用いて本撮像の画像を補正するか否か制御することにより、撮影していない期間中に取得した補正画像が取得した本撮像の画像の補正に適するか否か判断して、補正することから、得られる画像の画質を向上させ、ユーザに違和感を持たせることなく、撮影間隔を短縮することができる。
次に添付図面を参照して本発明による電子カメラの実施例を詳細に説明する。図1を参照すると、本発明による電子カメラの実施例は、操作部22で入射光を取り込むタイミング、撮影条件の設定、このカメラの動作モードの選択および条件入力を行ない、操作により入力された指示信号70をシステム制御部20に出力し、システム制御20のダーク取得制御機能部66で指示信号70の入力に応じて記録する本撮像の画像とこの本撮像の画像の補正に用いるダーク画像との取得を制御し、ダーク補正制御機能部50でこの本撮像の画像の補正を制御し、とくに、ダーク画像の取得が所定の閾値内に得られたものか否かに応じて取得したダーク画像を用いて本撮像の画像を補正するか否か制御することにより、撮影していない期間中に取得したダーク画像が取得した本撮像の画像の補正に適するか否か判断して、補正することから、得られる画像の画質を向上させ、ユーザに違和感を持たせることなく、撮影間隔を短縮することができる。
本実施例は、本発明の撮像システムをディジタルカメラ10に適用した場合である。本発明と直接関係のない部分について図示および説明を省略する。以下の説明で、信号はその現れる接続線の参照番号で指示する。
ディジタルカメラ10は、図1に示すように、光学系12、撮像部14、前処理部16、信号処理部18、システム制御部20、操作部22、タイミング信号発生器24、ドライバ26、メモリ28、モニタ30およびストレージ32を含む。
光学系12は、図示しないがレンズおよびレンズ絞りを有する。光学系12は、レンズおよびレンズ絞りを図示しない機構の駆動により所望の位置に、レンズの位置を移動させて、被写界の画角を広角およびズームに調整する。この機構は、後述するドライバ26から供給される駆動信号36に応じて動作する。光学系12は、レンズ絞りにより被写界からの入射光34の光束を所定の光量に設定し、収束させた入射光38を、撮像部14に供給する。
撮像部14は、入射光を電気信号に変換する複数の受光素子を有し、受光素子それぞれには、入射光側にマイクロレンズおよびカラーフィルタセグメントが形成されている。複数の受光素子は、2次元状に配置されている。撮像部14は、CCD(Charge Coupled Device)型でもC-MOS(Complementary-Metal-Oxide Semiconductor)型でもよい。本実施例で撮像部14は、CCD型撮像素子を適用している。撮像部14は、後述するドライバ26から供給される駆動信号40に応じて光電変換して得られた電気信号を読み出している。撮像部14は、得られたアナログ電圧信号42を前処理部16に供給する。
前処理部16は、図示しないが供給される信号の黒レベルをクランプする機能を有するクランプ回路、ノイズを除去する機能を有する相関二重サンプリング回路とノイズ除去した信号に対する増幅機能を有するAGC(Automatic Gain Controller)を含む。クランプ回路、相関二重サンプリング回路およびAGCは、タイミング信号発生器24から供給されるタイミング信号44に応じて動作し、クランプし、ノイズ除去した信号をディジタル変換し、画像データ46として信号処理部18に出力する。
信号処理部18は、図示しないが、供給される画像データ46に対してガンマ補正、ホワイトバランス処理、パラメータ演算およびダーク補正機能というディジタル信号処理機能を有する。ガンマ補正機能部は、供給される画像データ46の色データが実際に出力される際の信号の相対関係を調節して、より自然に近い表示を得るための補正処理である。この補正におけるガンマ値は、画像の明るさの変化に対する電圧換算値の変化の比で、この比が1に近づくのが理想である。ガンマ補正は、素子の特性により機器によってそれぞれ異なった値となることから、元データに忠実な表示を再現したい場合、これらの誤差を修正する処理である。
ホワイトバランス機能部は、太陽光や蛍光灯といった光源の種類により、変化する被写体の色に対応させる上で白を白に補正する機能である。パラメータ演算機能部は、供給される画像データ46を基にレンズ絞りおよびシャッタ速度をどのくらいの値にするか演算する機能である。
本実施例でダーク補正機能部48は、画像データ46からあらかじめ取得したダーク画像データを差し引いて、供給される画像を補正する機能を有する。あらかじめ取得したダーク画像データは、たとえば信号処理部18の図示しないバッファまたはメモリ28に一時的に格納しておき、システム制御部20の制御に応じてメモリ28から信号処理部18に読み出したものである。
ダーク補正機能部48は、システム制御部20のダーク補正制御機能50から供給される制御信号52に応じて供給される画像データ46のダーク成分をダーク画像データ54で補正して、補正した画像データ54を生成する。信号処理部18は、このように信号処理した画像データ54をシステム制御部20に供給する。画像データ54は、条件に応じてダーク補正が施されたり、ダーク補正が施されなかったりする。
なお、信号処理部18には、図示しないが圧縮/伸長処理機能部が含まれている。圧縮/伸長処理機能部は、圧縮の指示に応じて信号処理された画像データに圧縮処理を施して、ストレージ32に記録する。また、圧縮/伸長処理機能部は、再生の指示に応じてストレージ32から圧縮された画像データを読み出して、伸長処理を施す。
システム制御部20は、供給されるパラメータに関するデータ54を基に光学系12、信号処理部18、タイミング信号発生器24、ドライバ26、メモリ28、モニタ30およびストレージ32を制御する機能を有する。システム制御部20は、供給されるパラメータに関するデータ54を基に制御信号を生成し、信号処理部18、タイミング信号発生器24、ドライバ26、メモリ28、モニタ30およびストレージに制御信号52、56、58、60、62および64を、それぞれに供給し、動作を制御する。とくに、本実施例でシステム制御部20は、ダーク取得制御機能部66、ダーク補正制御機能部50およびパワーセーブ制御機能部68を含む。
ダーク取得制御機能部66は、条件に応じてダーク取得するか否か判定し、取得制御信号56を生成し、取得に応じて得られたダーク画像を信号処理部18のバッファまたはメモリ28に一時格納させる制御信号60を生成する機能を有する。ダーク取得制御機能部60は、生成した取得制御信号56をタイミング信号発生器24に供給する。撮像部14では、この制御に応じて得られたダーク画像を前処理部16、信号処理部18に供給する。ダーク取得制御機能部60は、生成した制御信号52を信号処理部18に供給する。ダーク取得制御機能部60は、供給される制御信号52に応じて信号処理部18から得られたダーク画像54を、システム制御部20を介して供給させ、メモリ28に格納する場合、制御信号60を書込み制御信号としてメモリ28に供給し、取得したダーク画像60をメモリ28に一時格納させる。
ダーク補正制御機能部50は、所定の期間内に取得したダーク画像の存在に応じて制御信号を、生成してメモリ28に供給してメモリ28からダーク画像を読み出し、読み出したダーク画像を信号処理部18に供給し、取得した画像から供給されたダーク画像を用いて取得した画像を補正する機能を有する。システム制御部20は、生成した制御信号64に応じて補正した画像をストレージ32に供給して、供給された画像を記録する制御機能を有する。
ダーク補正制御機能部50は、制御信号60を読出し制御信号としてメモリ28に供給し、メモリ28に一時格したダーク画像を読み出して、読み出したダーク画像60を、信号線54を介して信号処理部18に供給する。信号処理部18は、供給される制御信号52に応じて取得した画像データ46から供給されたダーク画像54を差し引いて、ダーク成分を除去して、画像データ46を補正する。ダーク画像を信号処理部18のバッファに格納する場合、ダーク補正制御機能部50は、メモリ28に対して行なっていた制御を信号処理部のバッファに対して行なえばよい。ダーク補正制御機能部50は、制御信号52に応じて補正した画像データ54をシステム制御部20に出力する。システム制御部20は、モニタ30に補正した画像データ54を、信号線62を介して供給して、補正画像を表示させ、ストレージ32に補正した画像データ54を、信号線64を介して供給して、補正画像を記録する。
また、パワーセーブ制御機能部68は、条件に応じてディジタルカメラ10全体やモニタ30のパワーをセーブするように制御信号52、56ないし64を生成して、動作を停止させる機能を有する。
システム制御部20は、操作部22の操作に応じて制御信号58を生成し、ドライバ26に供給する。ドライバ26は、供給される制御信号58に応じて光学系12のズーム機構を動作させる駆動信号36を生成する。
また、システム制御部20は、図示しないが、タイムスタンプの記録やダーク画像取得からのタイムカウントを制御する機能も有する。さらに、システム制御部20は、ダーク画像取得にともなうブラックアウトにおいてメッセージを表示させる機能も有する。これらシステム制御部20の制御については、後段でさらに詳述する。
操作部22は、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードおよび静止画撮影モードにおけるスルー画表示といった操作、電源スイッチ、レリーズシャッタボタンの半押し/全押し操作、撮影パラメータ設定に関わる条件設定操作およびズーム操作の機能を有する。操作部22は、設定および選択したタイミングに応じて指示信号70をシステム制御部20に供給する。
タイミング信号発生器24は、制御信号56に応じてタイミング信号44および72を生成する機能を有する。また、タイミング信号発生器24は、制御信号56に応じて生成したタイミング信号44および72を前処理部16およびドライバ26にそれぞれ、供給する。タイミング信号44は、相関二重サンプリングにおけるサンプリングタイミング信号およびディジタル変換におけるサンプリングタイミング信号として用いられる。タイミング信号72は、撮像部14の駆動タイミングを示す信号である。
ドライバ26は、供給されるタイミング信号72に応じた駆動信号と、供給される制御信号58に応じてズーム機構を駆動させる駆動信号とを生成する機能を有する。ドライバ26は、生成した駆動信号36を図示しない光学系12のズーム機構に供給して画角を調整し、生成した駆動信号40を撮像部14に供給して、露光した光学像をアナログ信号の画像に変換して、前処理部16に読み出させる。
メモリ28は、一時的に画像データを格納可能な容量を有する記憶回路であり、具体的にはSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)やDRAMがある。メモリ28は、システム制御部20を介して、供給される制御信号に応じて画像データを書き込んだり、読み出したりする。モニタ30は、画像を表示する機能を有し、LCD(Liquid Crystal Display)を用いるとよい。
ストレージ32は、図示しないメモリカードIF部を介して、信号処理部18から供給される画像データを所定の形式に変換して書き込んだり、ストレージ32から所定の形式で蓄積している画像データを、読み出したりする機能を有する。ストレージ32は、信号線64を介してメモリカードIF部とデータをやり取りする。ストレージ32には、マイクロドライブやメモリカードがある。
次に本発明に係る電子カメラを適用したディジタルカメラ10の動作手順について記述する。ディジタルカメラ10は、図2に示すように、操作部22がユーザまたは撮影者によって操作されたか否かを判断する(ステップS10)。操作部22が操作された場合(YES)、長時間露光の判定処理に進む(ステップS12へ)。また、操作部22が操作されなかった場合(NO)、本撮像の判断処理に進む(ステップS14へ)。
次に操作部22の設定が長時間露光か否か判断する(ステップS12)。長時間露光が設定されている場合(YES)、システム制御部20は、ダーク取得制御機能部66で取得制御信号56を生成し、後述する処理に進む(ステップS16へ)。また、長時間露光が設定されていない場合(NO)、設定された指示に応じて処理させる(ステップS18へ)。
システム制御部20は、生成した取得制御信号56に応じてダーク撮影し、記録させる(ステップS16)。ダーク撮影は、タイミング信号発生器24で生成したタイミング信号72をドライバ26に供給し、ドライバ26で生成した駆動信号を撮像部14で被写界からの入射光をダーク画像として撮影する。さらに、ダーク撮影は、撮像部14で得られたアナログ信号のダーク画像を前処理部でダーク画像データに変換し、変換して得られたダーク画像データを信号処理部18に供給し、信号処理部18、システム制御部20を介して、メモリ28に格納する。
また、システム制御部20は、長時間露光でない場合、設定された指示に応じてディジタルカメラ10に動作設定する(ステップS18)。ダーク撮影・記録処理や指示動作処理後、本撮像か否かの判断処理に進む(ステップS14へ)。
システム制御部20は、操作部22のレリーズシャッタボタンが全押しされたか否か判断する(ステップS14)。レリーズシャッタボタンが全押しされていない場合(NO)、操作の有無判断処理に戻る(ステップS10へ)。また、レリーズシャッタボタンが全押しされた場合(YES)、全押しのタイミングで測光処理に進む(ステップS20へ)。
測光処理は、システム制御部20での制御により自動露出および自動焦点調節機能を動作させ、被写界からの入射光を基に信号処理部18で得られたパラメータのデータ54をシステム制御部20で受け、絞り、シャッタ速度および被写体までの焦点距離という撮影パラメータをそれぞれ、測定する。システム制御部20は、制御信号56および58を生成し、生成した制御信号56をタイミング信号発生器24に出力し、生成した制御信号58をドライバ26に出力する(ステップS20)。タイミング信号発生器24は、タイミング信号44および72を生成し、ドライバ26に供給し、ドライバ26は、供給されるタイミング信号72に応じた駆動信号40と、絞りや焦点距離調節する駆動信号36を生成し、生成した駆動信号40および36を撮像部14および光学系12にそれおれ供給する。
次にディジタルカメラ10は、測光で得られた撮影パラメータに従って各部を動作させ、撮像する(ステップS22)。すなわち、ディジタルカメラ10は、光学系12および撮像部14を駆動して、所望の画角のアナログ画像を取得する。撮像部14は、取得したアナログ画像を前処理部14に供給し、前処理部14で供給されるアナログ画像をディジタル画像に変換し、変換したディジタル画像を信号処理部18に供給する。
次に画像処理・記録を行なう(ステップS24)。画像処理は、システム制御部20の制御に応じて信号処理部18で供給されるディジタル画像データ46に施す。信号処理部18は、所定の時間以内に得られたダーク画像の存在に応じてシステム制御部20の制御を受ける。信号処理部18は、ダーク画像がメモリ28にない場合、ディジタル画像データ46に通常のガンマ補正およびホワイトバランスを調整する。また、信号処理部18は、ダーク画像がメモリ28に存在する場合、ダーク補正機能部48にメモリ28からダーク画像を読み出して、供給されるディジタル画像データ46が含むダーク成分を読み出したダーク画像で差し引いて、除去する。信号処理部18は、ダーク補正機能部48でダーク成分を除去して、補正したディジタル画像データにガンマ補正およびホワイトバランス調整を施し、得られた画像データ54をシステム制御部20に供給する。さらに、システム制御部20は、供給された画像データをディジタル画像データ64として、ストレージ32に供給して記録する。システム制御部20は、供給された画像データをディジタル画像データ62として、モニタ30に供給して表示してもよい。ディジタルカメラ10は、これらの処理を終えると、終了に進む。
本実施例では、レリーズシャッタボタンを押し下げた後に、ダーク画像を取得する場合と異なり、撮影者がディジタルカメラ10を操作中にダーク画像を取得することから、撮影時にブラックアウト等の待ち時間がなく、撮影者に違和感を持たせることなく、撮影できるという効果を奏する。
ダーク画像の取得は、上述した実施例の手順に限定されるものでなく、様々な場合が考えられる。次にタイムセットアップ時のダーク画像を取得する手順を図3に示す。ここで、以下の手順において共通する手順には、同じ参照符号を付して、記述を省略する。ディジタルカメラ10は、接続子Aを介して、タイムセットアップの判断処理に進む(ステップS30へ)。
操作部22でタイムセットアップ中およびはセットアップ済みのいずれにあるか否かを判断する(ステップS30)。タイムセットアップ中およびセットアップ済みにない場合(NO)、本撮像の判断処理に進む(ステップS14へ)。また、タイムセットアップ中またはセットアップ済みにある場合(YES)、セットアップ処理に進む(ステップS32へ)。
セットアップ処理は、時間が未設定でセットアップ中の場合、ユーザの操作により所定の閾値として時間を設定する(ステップS32)。ユーザは、たとえばモニタ30に表示される時間の中から時間を選択する。
次にダーク画像を撮影し、撮影したダーク画像を記録する(ステップS16)。本実施例では、たとえば時刻をタイムスタンプとしてダーク画像とともに記録する。この記録後、ディジタルカメラ10は、本撮像までの経過時間をカウントする(ステップS34)。接続子Bを介して、本撮像の判断処理に進む(ステップS14へ)。
次に本撮像か否かを判断する(ステップS14)。本撮像でない場合(NO)、待機し、本撮像の判断処理に戻る(ステップS14へ)。また、本撮像と判断した場合(YES)、接続子CおよびDを介して、図4の時間判断処理に進む(ステップS36へ)。時間判断は、システム制御部20のダーク取得制御機能部66で経過時間が所定の閾値以下か否かを判断する(ステップS36)。経過時間が所定の閾値以下の場合(YES)、測光(ステップS20)、撮像(ステップS22)および補正(ステップS38)の順に進む。また、経過時間が所定の閾値より大きい場合(NO)、所得したダーク画像が古いと判断して、接続子Eを介して、測光(ステップS20)および撮像(ステップS22)だけを行ない、ダーク画像による補正をしない。
補正(ステップS38)とは、前述したように、得られたダーク画像の存在に応じてシステム制御部20のダーク補正制御機能部50で信号処理部18のダーク補正機能部48を制御して、メモリ28からダーク画像を読み出し、ダーク補正機能部48では信号処理部18に供給されるディジタル画像データ46が含むダーク成分を読み出したダーク画像で差し引いて、除去することである。
次に信号処理部18で画像処理(ガンマ補正・ホワイトバランス調整・パラメータ演算)し、画像処理した画像データをストレージ32に記録する(ステップS40)。信号処理部18は、たとえば補正したディジタル画像データや補正していないディジタル画像データ46に対してガンマ補正し、ホワイトバランスを調整する。そして、信号処理部18は、システム制御部20の制御により得られた画像データ54をシステム制御部20に供給する。さらに、システム制御部20は、供給された画像データをディジタル画像データ64として、ストレージ32に供給して記録する。ディジタルカメラ10は、これらの処理を終えると、終了に進む。
本実施例では、タイムセットアップ後、直ちにダーク画像を取得し、メモリ28にタイムスタンプも併せて、取得したダーク画像を記録する。記録モードでカウント値または現在の時刻と記録されているダーク画像のタイムスタンプとの差から求めた経過時間が所定の閾値(時間)以内にあれば、すでに取得しているダーク画像を補正用画像として使用する。このように動作させることによっても、ユーザが気付かないうちにダーク画像を取得することができ、撮影時にブラックアウト等の待ち時間がなく、撮影者に違和感を持たせずに、撮影することができる。
次にダーク画像の取得は、上述した記録モード時に限定されない。図5に示すように、再生モードでダーク画像を取得してもよい。この場合、すでにタイムセット済みの状況にある。ここで、再生モードか否かを判断する(ステップS42)。再生モードの場合(YES)、ダーク画像の取得に進む(ステップS16へ)。記録モードの場合(NO)、接続子Aを介して、図3に示した記録モードに進む。
次にダーク画像を取得し、タイムスタンプも記録する(ステップS16)。この記録後、ディジタルカメラ10は、カウンタをクリアし、本撮像までの経過時間をカウントする(ステップS34)。
次にモードを切り換える(ステップS44)。ディジタルカメラ10は、ユーザの操作により現段階での再生モードを記録モードに切り換える。図示しないが、この切換えまでの間に再生モードの操作・表示を行なう。この切換え後、再生モードか否かの判断処理に戻る(ステップS42へ)。
接続子Aを介して、図3に示した記録モードに進んだ場合、すでにタイムセット済みの状況にあり、再生モードでダーク画像を取得済みであることから、システム制御部20は、接続子Aから接続子Bの間の処理を飛ばす。この場合、システム制御部20は、図6に示すように、接続子Cと接続子Dの間に、ダーク画像の有無の判断処理を設ける。
ダーク画像の有無の判断処理は、ディジタルカメラ10がすでにダーク画像を有しているか否かを判断する(ステップS46)。ダーク画像がある場合(YES)、接続子Dを介して、経過時間の判断処理に進む(ステップS36へ)。また、ダーク画像を持っていない場合(NO)、接続子Eを介して、測光処理に進む(ステップS20へ)。
本実施例では、再生モード中に、ダーク画像を取得し、タイムスタンプも併せて、ダーク画像をメモリ28に記録する。記録モードでタイムスタンプからの経過時間が所定の時間以内にあれば、このダーク画像を補正用画像として使用することができる。このように動作させても、ユーザが気付かないうちにダーク画像を取得することができ、撮影時にブラックアウト等の待ち時間がなく、撮影者に違和感を持たせずに、撮影することができる。
また、タイムセットアップにパワーセーブで設定された閾値を用いるようにしてもよい。この場合の手順について図7ないし図9を参照しながら、記述する。ユーザは、ディジタルカメラ10に対して電源スイッチを押して、ディジタルカメラ10をオン状態にする(ステップS50)。
次に再生モードか否か判断する(ステップS42)。再生モードの場合(YES)、ディジタルカメラ10が何等か操作を受けたか操作監視に進む(ステップS52へ)。記録モードの場合(NO)、接続子Fを介して、記録モードの本撮像の判断処理に進む(ステップS14へ)。
操作監視は、システム制御部20にて操作部22から指示信号70が供給されたか否かで判断する(ステップS52)。操作部22から指示信号70が供給された場合(YES)、該当する操作処理に進む(ステップS54へ)。また、操作部22から指示信号70が供給されなかった場合(NO)、無操作の時間カウントに進む(ステップS56へ)。
操作処理は、モード切換えの操作も含めて、キー操作に応じた処理を施す(ステップS54)。この処理後、再生モードか否かの判断処理に戻る(ステップS42へ)。無操作の時間カウントは、一つの操作後、直ちに時間計測を開始する(ステップS56)。
次にディジタルカメラ10をパワーセーブするか否かを判断する(ステップS58)。ディジタルカメラ10には、あらかじめパワーセーブする時間をパワーセーブ閾値として設定されている。システム制御部20は、無操作時間のカウント値を経過時間として用い、パワーセーブ閾値と経過時間を比較する。経過時間がパワーセーブ閾値内にある場合(NO)、操作監視に戻る(ステップS52へ)。また、経過時間がパワーセーブ閾値以上の場合(YES)、接続子Gを介して、図8のダーク撮影処理に進む(ステップS16へ)。
記録モードの場合、接続子Fを介して、本撮像の判断処理に進む(ステップS14へ)。本撮像するように、レリーズシャッタボタンが全押しされたか否かを判断する(ステップS14)。本撮像の場合(YES)、時間のカウンタのクリア処理に進む(ステップS62へ)。また、本撮像でない場合(NO)、無操作時間のカウントに進む(ステップS56へ)。
システム制御部20は、本撮像のタイミングに応じて無操作時間のカウント値をクリアする(ステップS62)。次にダーク画像の有無の判断処理に進む(ステップS46へ)。すでにダーク画像が存在する場合(YES)、時間判断処理に進む(ステップS36へ)。また、ダーク画像が存在しない場合(NO)、ダーク画像を補正しない一連の処理に進む(ステップS20、S22およびS40へ)。
時間判断処理は、システム制御部20のダーク取得制御機能部66で経過時間が所定の閾値以下か否かを判断する(ステップS36)。経過時間が所定の閾値以下の場合(YES)、測光(ステップS20)、撮像(ステップS22)およびダーク画像による補正(ステップS38)の順に進む。また、経過時間が所定の閾値より大きい場合(NO)、所得したダーク画像が古い画像と判断して、測光(ステップS20)および撮像(ステップS22)だけを行ない、画像処理・記録処理に進む(ステップS40へ)。
画像処理・記録処理は、信号処理部18で画像処理(ガンマ補正・ホワイトバランス調整・パラメータ演算)し、画像処理した画像データをストレージ32に記録する(ステップS40)。
次に電源スイッチがオフ状態にあるか否かを判断する(ステップS64)。電源スイッチがオン状態のままにある場合(NO)、接続子Hを介して、再生モードの判断処理に戻る(ステップS42へ)。また、電源スイッチがオフ状態にされた場合(YES)、接続子Iを介して、図9のダーク撮影処理に進む(ステップS16へ)。
ダーク撮影処理は、直ちにダーク画像を取得し、メモリ28にタイムスタンプも併せて、取得したダーク画像を記録する(ステップS16)。ダーク撮影処理後、時間をクリアし、カウントアップを開始する。
この後、ディジタルカメラ10は、電源をオフに制御して、電源遮断する(ステップS66)。電源のオフにより、この一連の処理を終了する。
また、本撮像の判断処理(ステップS14)において本撮像でない場合(NO)、システム制御部20は、無操作に応じて無操作時間の計測、すなわちカウントを継続する(ステップS56)。
次にパワーセーブ判断処理ではパワーセーブするか否かを判断する(ステップS58)。システム制御部20は、無操作時間のカウント値を経過時間として用い、パワーセーブ閾値と経過時間を比較する。経過時間がパワーセーブ閾値内にある場合(NO)、本撮像の判断処理に戻る(ステップS14へ)。また、経過時間がパワーセーブ閾値以上の場合(YES)、ダーク撮影処理に進む(ステップS16へ)。
ダーク撮影処理は、直ちにダーク画像を取得し、メモリ28にタイムスタンプも併せて、取得したダーク画像を記録する(ステップS16)。
次にオートセーブ処理は、システム制御部20により最低限の動作させるために電圧を低下させたり、完全に電源遮断させたりして、ディジタルカメラ10の消費電力を抑制する処理である(ステップS60)。この処理後、ディジタルカメラ10は、接続子Jを介して、操作監視に進む(ステップS52へ)。
このように動作させることにより、オートパワーセーブを含む電源オフ時にダーク画像を取得し、タイムスタンプも併せて、取得したダーク画像を記録する。これにより、電源を再投入した際にタイムスタンプからの経過時間が所定の時間内であれば、このダーク画像を補正用画像として使用することができる。ディジタルカメラ10は、ユーザが気付かないうちにダーク画像を取得することができ、撮影時にブラックアウト等の待ち時間がなく、撮影者に違和感を持たせずに、撮影することができる。
次にディジタルカメラ10は、ダーク撮影の手順をパワーセーブ処理だけでなく、モニタのパワーセーブ処理に適用してもよい。この動作手順は、図10および図11を参照しながら、相違点に着目して記述する。ディジタルカメラ10は、図10に示すように、再生モードで無操作の判断に応じて無操作時間をカウントした後、LCDパワーセーブの判断処理に進む(ステップS68へ)。
ディジタルカメラ10は、システム制御部20でLCDパワーセーブするか否かを判断する(ステップS68)。ディジタルカメラ10には、あらかじめLCDパワーセーブする時間をLCDパワーセーブ閾値として設定されている。システム制御部20は、無操作時間のカウント値を経過時間として用い、パワーセーブ閾値と経過時間を比較する。経過時間がLCDパワーセーブ閾値内にある場合(NO)、操作監視に戻る(ステップS52へ)。また、経過時間がLCDパワーセーブ閾値以上の場合(YES)、LCDパワーセーブ処理に進む(ステップS70へ)。
LCDパワーセーブ処理は、所定の時間の経過後、バックライトを消灯するように制御して、消費電力を抑制する(ステップS70)。この後、接続子KおよびLを介して、ダーク撮影処理に進む(ステップS16へ)。
ダーク撮影処理は、直ちにダーク画像を取得し、メモリ28にタイムスタンプも併せて、取得したダーク画像を記録する(ステップS16)。この後、操作監視に戻る(ステップS52へ)。
また、記録モードでシステム制御部20は、本撮像の判断処理で本撮像でない場合、無操作時間のカウントを開始し、LCDパワーセーブ処理に進む(ステップS70へ)。LCDパワーセーブ処理は、所定の時間の経過後、バックライトを消灯するように制御して、消費電力を抑制する(ステップS70)。この後、接続子MおよびNを介して、ダーク撮影処理に進む(ステップS16へ)。
ダーク撮影処理は、直ちにダーク画像を取得し、メモリ28にタイムスタンプも併せて、取得したダーク画像を記録する(ステップS16)。この後、本撮像の判断処理に戻る(ステップS14へ)。
このように動作させることから、電源スイッチがオフ状態にあるか否かを判断する(ステップS64)。電源スイッチがオン状態のままにある場合(NO)、接続子Hを介して、再生モードの判断処理に戻る(ステップS42へ)。また、電源スイッチがオフ状態にされた場合(YES)、ダーク撮影することなく、電源オフ処理に進む(ステップS66へ)。
ディジタルカメラ10は、電源をオフに制御して、電源遮断する(ステップS66)。電源のオフにより、この一連の処理を終了する。
本実施例では、LCDパワーセープ期間中にダーク画像を取得し、タイムスタンプも併せて、メモリ28に記録する。LCDパワーセーブ解除時にタイムスタンプからの経過時間が所定の時間内であれば、このダーク画像を補正用画像として使用することができる。ディジタルカメラ10は、ユーザが気付かないうちにダーク画像を取得することができ、撮影時にブラックアウト等の待ち時間がなく、撮影者に違和感を持たせずに、撮影することができる。
また、図12および図13に示すように、システム制御部20は、ダーク取得中のブラックアウト期間中に、接続子Kと接続子L、ならびに接続子Mと接続子Nの間にメッセージを表示させる(ステップS72)。メッセージ内容は、図14に示すように、モニタ30の画面74に、ダーク取得中で操作不能である旨とユーザに有益な情報を表示するとよい。この情報には、電池残量や撮影可能枚数(時間)など撮像装置の情報や撮影テクニック情報がある。
このように表示することにより、操作不能時間においてユーザが抱く不快感を軽減でき、撮像装置の情報や撮影テクニックの情報を有効にユーザに提供できる。
最後に、図3および図4の動作手順の改善について記述する。この動作手順において、システム制御部20は、図15に示すように、一旦記録したダーク画像をメモリ28またはストレージ32に、撮影条件とともに記憶する(ステップS16)。メモリ28は、SDRAMを用いるとよい。システム制御部20は、タイムカウントを開始させ、本撮像の判断処理で本撮像の場合(YES)、経過時間の判断処理に進む(ステップS36へ)。
次にシステム制御部20は、経過時間の判断処理で経過時間が所定の閾値以下の場合(YES)、測光処理(ステップS20)後に、撮影条件の判断処理に進む(ステップS74へ)。これは、測光で得られた条件が、補正画像と同一なISO(International Organization for Standardization)感度、かつシャッタ速度を表わすTV(Time Value)値が±1の範囲内にあることである。撮影条件の判断処理は、この条件を満足するか否かを判断する処理である。撮影条件のパラメータセットが、ルックアップテーブル化して格納されていることから、条件の検索は容易にできる。測光で得られた撮影条件がこの条件を満足する場合(YES)、撮像およびダーク画像の補正に進む(ステップS22およびS38へ)。また、測光で得られた撮影条件がこの条件を満足しない場合(NO)、ダーク画像を補正しない撮像に進む(ステップS22へ)。
このように、露光撮影の撮影条件が補正画像の撮影条件と同じまたは所定の範囲内のシャッタ速度、たとえば±0.3TV値であれば、すでにメモリ28に格納しているダーク画像を用いて、本撮像で取得した画像を補正する。この条件を適用することにより、撮影毎にダーク画像(補正画像)を撮影しなくて済むことから、図3および図4の動作手順に比べて、撮影間隔を短縮することができる。
本発明に係る電子カメラを適用したディジタルカメラの実施例における概略的なブロック図である。 図1のディジタルカメラにおける動作手順(長時間露光)を記述するフローチャートである。 図1のディジタルカメラにおけるタイムセットに応じたダーク撮影を含む動作手順を記述するフローチャートである。 図3の続きを記述するフローチャートである。 図1のディジタルカメラにおける再生モードにダーク撮影を含めた動作手順を記述するフローチャートである。 図5の動作手順に追加するダーク画像の有無の判断手順を記述するフローチャートである。 図1のディジタルカメラにおけるパワーセーブにダーク撮影を含めた動作手順を記述するフローチャートである。 図7の続きを記述するフローチャートである。 図8の続きを記述するフローチャートである。 図1のディジタルカメラにおけるLCDパワーセーブにダーク撮影を含めた動作手順を記述するフローチャートである。 図10の続きを記述するフローチャートである。 図10の接続子Kと接続子Lの間に設ける手順を記述するフローチャートである。 図11の接続子Mと接続子Nの間に設ける手順を記述するフローチャートである。 図12および図13において表示されるメッセージの一例を示す図である。 図3および図4に示した手順において、測光で得られた撮影条件とダーク撮像の撮影条件の比較に応じてダーク補正させるか否かの判断処理を追加したフローチャートである。
符号の説明
10 ディジタルカメラ
12 光学系
14 撮像部
16 前処理部
18 信号処理部
20 システム制御部
22 操作部
24 タイミング信号発生器
26 ドライバ
48 ダーク補正機能部
50 ダーク補正制御機能部
66 ダーク取得制御機能部
68 パワーセーブ制御機能部

Claims (12)

  1. 被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラにおいて、該カメラは、
    前記入射光を取り込むタイミング、撮影条件の設定、該カメラの動作モードの選択および条件入力を担い、操作により入力された指示信号を出力する操作手段と、
    前記指示信号の入力に応じて記録する本撮像の画像と該本撮像の画像の補正に用いる補正画像とを取得する制御および該本撮像の画像を補正する制御を有するシステム制御手段とを含み、
    該システム制御手段は、前記補正画像の取得を制御する取得制御機能ブロックと、
    前記補正画像の取得が所定の閾値内に得られたものか否かに応じて取得した補正画像を用いて前記本撮像の画像を補正するか否か制御する補正制御機能ブロックとを含むことを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、前記システム制御手段は、前記補正画像の取得にともないタイムスタンプの記録や前記補正画像の取得に応じたタイムカウントの開始を制御する機能を含むことを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、前記システム制御手段は、該カメラのパワーセーブに連動して、前記補正画像の取得を制御することを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載のカメラにおいて、前記システム制御手段は、該カメラに設けた表示手段のパワーセーブに連動して、前記補正画像の取得を制御することを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1に記載のカメラにおいて、前記システム制御手段は、前記補正画像の取得にともなうブラックアウトにおいてメッセージを表示させる機能を含むことを特徴とする電子カメラ。
  6. 被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、該方法は、
    本撮像の操作と異なる操作に応じて前記本撮像を補正する補正画像を取得し、前記本撮像の操作により得られた画像を前記補正画像で補正することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  7. 被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、該方法は、
    所定の閾値としてタイムをセットアップして、本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、
    記録モードでの前記本撮像の取得までの経過時間が前記所定の閾値以内にある場合、前記本撮像の操作により得られた画像を前記補正画像で補正することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  8. 被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録し、記録した画像データを再生して、表示する電子カメラの撮影方法において、該方法は、
    再生モードにおいて本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、
    記録モードでの前記本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、前記本撮像の操作により得られた画像を前記補正画像で補正することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  9. 被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、該方法は、
    該カメラのパワーセーブおよび電源遮断のいずれかに応じて本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、
    記録モードでの前記本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、前記本撮像の操作により得られた画像を前記補正画像で補正することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  10. 被写界からの入射光を画像データに変換して、変換した画像データを記録媒体に記録する電子カメラの撮影方法において、該方法は、
    該カメラが有する表示手段のパワーセーブに応じて本撮像を補正する補正画像を取得するとともに、時間情報を記録し、
    記録モードでの前記本撮像の取得までの経過時間が所定の閾値以内にある場合、前記本撮像の操作により得られた画像を前記補正画像で補正することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、該方法は、前記補正画像の取得にともないブラックアウト中にメッセージを表示することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  12. 請求項7に記載の方法において、該方法は、前記補正画像および前期時間情報とともに、撮影条件も記録し、
    前記本撮像の画像取得における撮影条件が同じと判断した場合、記録している補正画像を読み出して、再利用して、前記本撮像の画像を補正することを特徴とする電子カメラの撮影方法。
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