JP3359310B2 - 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP3359310B2 JP31379299A JP31379299A JP3359310B2 JP 3359310 B2 JP3359310 B2 JP 3359310B2 JP 31379299 A JP31379299 A JP 31379299A JP 31379299 A JP31379299 A JP 31379299A JP 3359310 B2 JP3359310 B2 JP 3359310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、画像処
理装置、画像処理方法、及び記憶媒体に関し、特に、撮
像した静止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録す
る画像処理装置、当該画像処理装置に適用される画像処
理方法、及び当該画像処理方法を実行するプログラムを
記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカ
ードを記録媒体として、CCD等の固体撮像素子で撮像
した静止画像や動画像を記録及び再生する電子カメラ等
の画像処理装置が既に市販されている。
【0003】このような電子カメラでは、撮影モードを
選択することにより、シャッタボタンを押す度に1コマ
ずつ撮影を行う単写撮影と、シャッタボタンを押し続け
ている間、連続して撮影を行う連写撮影とを切り替える
ことができる。
【0004】また、CCD等の固体撮像素子を用いて撮
像する場合、撮像素子を露光しない状態で本撮影と同様
に電荷蓄積を行った後に読み出したダーク画像データ
と、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読
み出した本撮影画像データとを用いて演算処理すること
により、ダークノイズ補正処理を行うことができる。
【0005】これにより、撮像素子で発生する暗電流ノ
イズや撮像素子固有の微少なキズによる画素欠損などの
画質劣化に対し、撮影した画像データを補正して高品位
な撮影画像を得ることができる。
【0006】特に、暗電流ノイズは電荷蓄積時間の長秒
化および撮像素子の温度上昇にしたがって増大するの
で、長秒時の露光や高温時の露光を行う場合、大きな画
質改善効果を得ることが可能となり、電子カメラの使用
者にとってダークノイズ補正処理は有益な機能となって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子カメラなどの画像処理装置では、ダーク画像データ
を取り込んだ後に本撮影を行う場合、ダーク画像撮影時
間分だけシャッタレリーズタイムラグが長くなり、貴重
なシャッタチャンスを逃してしまうことがあるという問
題がある。
【0008】一方、本撮影を行った後にダーク画像デー
タを取り込む場合、連写撮影時に1コマ目と2コマ目の
撮影間隔がダーク画像撮影時間分だけ長くなり、撮影コ
マ間隔を一定に揃えることができないという問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、貴重なシャッタチャンス
を逃してしまうことを防止したり、撮影コマ間隔を一定
に揃えることができる撮像装置、画像処理装置、画像処
理方法、及び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、撮像した静止画像及
び/或いは動画像を記録媒体に記録する画像処理装置に
おいて、露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モード
と、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを
備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像データ
を記憶する記憶手段と、前記第1の撮像モードで前記撮
像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手
段に記憶し終わる前に、前記撮像手段が前記第2の撮像
モードで撮像を行う場合は、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手
段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手
段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に
記憶させる第1の制御手段と、前記第1の撮像モードで
前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
記憶手段に記憶し終わっているときに、前記撮像手段が
前記第2の撮像モードで撮像を行う場合は、前記撮像手
段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デー
タを前記記憶手段に記憶させる第2の制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の発明によれば、撮像
した静止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録する
画像処理装置において、露光せずに電荷蓄積を行う第1
の撮像モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮
像モードとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力す
る撮像データを記憶する記憶手段と、撮像指示手段と、
前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
を前記記憶手段に記憶させる第1の制御手段と、前記第
1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
画像データを前記記憶手段に記憶し終わっているとき
に、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記撮像
手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶させる第2の制御手段とを有
することを特徴とする。
【0012】また、請求項7記載の発明によれば、撮像
した静止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録する
画像処理装置において、露光せずに電荷蓄積を行う第1
の撮像モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮
像モードとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力す
る撮像データを記憶する記憶手段と、撮像準備指示手段
と、撮像指示手段と、前記撮像準備指示手段からの指示
に応じて前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像し
て未露光の画像データを前記記憶手段に記憶する動作を
開始した際に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が
撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶
し終わる前に、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が
前記第2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合
は、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶する動作を
中止し、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像し
た被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、
前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制
御手段と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像
して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終
わっているときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手
段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示があった場
合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した
被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる第2の
制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、請求項10記載の発明によれば、撮
像した静止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録す
る画像処理装置において、露光せずに電荷蓄積を行う第
1の撮像モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の
撮像モードとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力
する撮像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された撮像データを読み出して演算する信号演算手
段と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して
得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる
前に、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行
う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像
した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後
に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1
の制御手段と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が
撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶
し終わっているときに、前記撮像手段が前記第2の撮像
モードで撮像を行う場合は、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手
段に記憶させる第2の制御手段と、前記記憶手段に記憶
された前記未露光の画像データと前記被写体の画像デー
タとを基に、前記信号演算手段に画像補正処理を行なわ
せる第3の制御手段とを有することを特徴とする。
【0014】また、請求項13記載の発明によれば、撮
像した静止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録す
る画像処理装置において、露光せずに電荷蓄積を行う第
1の撮像モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の
撮像モードとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力
する撮像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された撮像データを読み出して演算する信号演算手
段と、撮像指示手段と、前記第1の撮像モードで前記撮
像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手
段に記憶し終わる前に、前記撮像指示手段より、前記撮
像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示があっ
た場合は、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像
して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶する
動作を中止し、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで
撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した
後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して
得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第
1の制御手段と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段
が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記
憶し終わっているときに、前記撮像指示手段より、前記
撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示があ
った場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
第2の制御手段と、前記記憶手段に記憶された前記未露
光の画像データと前記被写体の画像データとを基に、前
記信号演算手段に画像補正処理を行なわせる第3の制御
手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、請求項16記載の発明によれば、撮
像した静止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録す
る画像処理装置において、露光せずに電荷蓄積を行う第
1の撮像モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の
撮像モードとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力
する撮像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された撮像データを読み出して演算する信号演算手
段と、撮像準備指示手段と、撮像指示手段と、前記撮像
準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段が前記第
1の撮像モードで撮像して未露光の画像データを前記記
憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第1の撮像
モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デー
タを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮像指示手
段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
行う指示があった場合は、前記第1の撮像モードで前記
撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶
手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が前記第2
の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶
手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで前記撮像
手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段
に記憶させる第1の制御手段と、前記第1の撮像モード
で前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前
記記憶手段に記憶し終わっているときに、前記撮像指示
手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像
を行う指示があった場合は、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手
段に記憶させる第2の制御手段と、前記記憶手段に記憶
された前記未露光の画像データと前記被写体の画像デー
タとを基に、前記信号演算手段に画像補正処理を行なわ
せる第3の制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】さらに、請求項19記載の発明によれば、
露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
手段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する
記憶手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮影
記録する画像処理装置に適用される画像処理方法におい
て、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前
に、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う
場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像し
た被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、
前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制
御ステップと、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が
撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶
し終わっているときに、前記撮像手段が前記第2の撮像
モードで撮像を行う場合は、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手
段に記憶させる第2の制御ステップとを有することを特
徴とする。
【0017】また、請求項22記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、撮像指示手段とを備え、静止画像及び/或い
は動画像を撮影記録する画像処理装置に適用される画像
処理方法において、前記第1の撮像モードで前記撮像手
段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に
記憶し終わる前に、前記撮像指示手段より、前記撮像手
段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示があった場
合は、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して
得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶する動作
を中止し、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像
した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後
に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1
の制御ステップと、前記第1の撮像モードで前記撮像手
段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に
記憶し終わっているときに、前記撮像指示手段より、前
記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示が
あった場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで
撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させ
る第2の制御ステップとを有することを特徴とする。
【0018】また、請求項25記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、撮像準備指示手段と、撮像指示手段とを備
え、静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処
理装置に適用される画像処理方法において、前記撮像準
備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段が前記第1
の撮像モードで撮像して未露光の画像データを前記記憶
手段に記憶する動作を開始した際に、前記第1の撮像モ
ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
を前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮像指示手段
より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行
う指示があった場合は、前記第1の撮像モードで前記撮
像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手
段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手
段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手
段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に
記憶させる第1の制御ステップと、前記第1の撮像モー
ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
前記記憶手段に記憶し終わっているときに、前記撮像指
示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
像を行う指示があった場合は、前記撮像手段が前記第2
の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶
手段に記憶させる第2の制御ステップとを有することを
特徴とする。
【0019】また、請求項28記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み
出して演算する信号演算手段とを備え、静止画像及び/
或いは動画像を撮影記録する画像処理装置に適用される
画像処理方法において、前記第1の撮像モードで前記撮
像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手
段に記憶し終わる前に、前記撮像手段が前記第2の撮像
モードで撮像を行う場合は、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手
段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手
段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に
記憶させる第1の制御ステップと、前記第1の撮像モー
ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
前記記憶手段に記憶し終わっているときに、前記撮像手
段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合は、前記撮
像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像
データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステップ
と、前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データ
と前記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段
に画像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有
することを特徴とする。
【0020】また、請求項31記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み
出して演算する信号演算手段と、撮像指示手段とを備
え、静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処
理装置に適用される画像処理方法において、前記第1の
撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像
データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮像指
示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モードで
前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が前記
第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記
記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで前記
撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶
手段に記憶させる第1の制御ステップと、前記第1の撮
像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶し終わっているときに、前記
撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モー
ドで撮像を行う指示があった場合は、前記撮像手段が前
記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前
記記憶手段に記憶させる第2の制御ステップと、前記記
憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前記被写
体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画像補正
処理を行なわせる第3の制御ステップとを有することを
特徴とする。
【0021】また、請求項34記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み
出して演算する信号演算手段と、撮像準備指示手段と、
撮像指示手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を
撮影記録する画像処理装置に適用される画像処理方法に
おいて、前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記
撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画
像データを前記記憶手段に記憶する動作を開始した際
に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前
に、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の
撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1
の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画
像データを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記
撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮
像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップ
と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わって
いるときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前
記第2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、
前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体
の画像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ス
テップと、前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像
データと前記被写体の画像データとを基に、前記信号演
算手段に画像補正処理を行なわせる第3の制御ステップ
とを有することを特徴とする。
【0022】さらに、請求項37記載の発明によれば、
露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
手段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する
記憶手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮影
記録する画像処理装置に適用される画像処理方法をプロ
グラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可
能な記憶媒体において、前記画像処理方法が、前記第1
の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画
像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮像
手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合は、前記
撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮
像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップ
と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わって
いるときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
像を行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
で撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶さ
せる第2の制御ステップとを有することを特徴とする。
【0023】また、請求項38記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、撮像指示手段とを備え、静止画像及び/或い
は動画像を撮影記録する画像処理装置に適用される画像
処理方法をプログラムとして記憶した、コンピュータに
より読み出し可能な記憶媒体において、前記画像処理方
法が、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して
得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる
前に、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2
の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第
1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
画像データを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前
記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の
画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の
撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像
データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップ
と、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得
た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わって
いるときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前
記第2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、
前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体
の画像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ス
テップとを有することを特徴とする。
【0024】また、請求項39記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、撮像準備指示手段と、撮像指示手段とを備
え、静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処
理装置に適用される画像処理方法をプログラムとして記
憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体に
おいて、前記画像処理方法が、前記撮像準備指示手段か
らの指示に応じて前記撮像手段が前記第1の撮像モード
で撮像して未露光の画像データを前記記憶手段に記憶す
る動作を開始した際に、前記第1の撮像モードで前記撮
像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手
段に記憶し終わる前に、前記撮像指示手段より、前記撮
像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示があっ
た場合は、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像
して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶する
動作を中止し、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで
撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した
後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して
得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第
1の制御ステップと、前記第1の撮像モードで前記撮像
手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段
に記憶し終わっているときに、前記撮像指示手段より、
前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示
があった場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
で撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶さ
せる第2の制御ステップとを有することを特徴とする。
【0025】また、請求項40記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み
出して演算する信号演算手段とを備え、静止画像及び/
或いは動画像を撮影記録する画像処理装置に適用される
画像処理方法をプログラムとして記憶した、コンピュー
タにより読み出し可能な記憶媒体において、前記画像処
理方法が、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像
して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終
わる前に、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像
を行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで
撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶した
後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して
得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第
1の制御ステップと、前記第1の撮像モードで前記撮像
手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段
に記憶し終わっているときに、前記撮像手段が前記第2
の撮像モードで撮像を行う場合は、前記撮像手段が前記
第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記
記憶手段に記憶させる第2の制御ステップと、前記記憶
手段に記憶された前記未露光の画像データと前記被写体
の画像データとを基に、前記信号演算手段に画像補正処
理を行なわせる第3の制御ステップとを有することを特
徴とする。
【0026】また、請求項41記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み
出して演算する信号演算手段と、撮像指示手段とを備
え、静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処
理装置に適用される画像処理方法をプログラムとして記
憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体に
おいて、前記画像処理方法が、前記第1の撮像モードで
前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮像指示手段より、
前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う指示
があった場合は、前記第1の撮像モードで前記撮像手段
が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記
憶する動作を中止し、前記撮像手段が前記第2の撮像モ
ードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に記
憶した後に、前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮
像して得た未露光の画像データを前記記憶手段に記憶さ
せる第1の制御ステップと、前記第1の撮像モードで前
記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記
憶手段に記憶し終わっているときに、前記撮像指示手段
より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行
う指示があった場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像
モードで撮像した被写体の画像データを前記記憶手段に
記憶させる第2の制御ステップと、前記記憶手段に記憶
された前記未露光の画像データと前記被写体の画像デー
タとを基に、前記信号演算手段に画像補正処理を行なわ
せる第3の制御ステップとを有することを特徴とする。
【0027】また、請求項42記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み
出して演算する信号演算手段と、撮像準備指示手段と、
撮像指示手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を
撮影記録する画像処理装置に適用される画像処理方法を
プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体において、前記画像処理方法が、前記
撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段が前
記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データを前
記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第1の
撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像
データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮像指
示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モードで
前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が前記
第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前記
記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで前記
撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記記憶
手段に記憶させる第1の制御ステップと、前記第1の撮
像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶し終わっているときに、前記
撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モー
ドで撮像を行う指示があった場合は、前記撮像手段が前
記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを前
記記憶手段に記憶させる第2の制御ステップと、前記記
憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前記被写
体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画像補正
処理を行なわせる第3の制御ステップとを有することを
特徴とする。
【0028】また、請求項43記載の発明によれば、撮
像手段と、露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせ
て撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮
像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像
動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像信
号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて処
理すると共に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を行
わせた後に前記第2の撮像動作を行わせる第1のモード
と前記第2の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像動
作を行わせる第2のモードをとる信号処理手段と、前記
信号処理手段が前記第2のモードで前記第2の撮像動作
中に前記第1の撮像動作を指示するシャッタレリーズ操
作が行われた場合は、前記信号処理手段を前記第1のモ
ードに切換える切換え手段とを有する撮像装置とするも
のである。
【0029】また、請求項53記載の発明によれば、撮
像手段と、露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせ
て撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮
像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像
動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像信
号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて処
理すると共に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を行
わせた後に前記第2の撮像動作を行わせる第1のモード
と前記第2の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像動
作を行わせる第2のモードをとる信号処理手段と、外部
操作により露光開始を指示する露光開始指示手段と、前
記信号処理手段が前記第2のモードで前記第2の撮像動
作中に前記露光開始指示手段より露光開始の指示があっ
た場合には、前記信号処理手段を前記第1のモードに切
換える切換え手段とを有する撮像装置とするものであ
る。
【0030】また、請求項63記載の発明によれば、露
光状態で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る
第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮像動作
を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記
第1の撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮
像動作により得られる撮像信号にて処理すると共に、前
記撮像手段に前記第1の撮像動作を行わせた後に前記第
2の撮像動作を行わせる第1のモードと前記第2の撮像
動作を行わせた後に前記第1の撮像動作を行わせる第2
のモードをとり、前記第2のモードで前記第2の撮像動
作中に前記第1の撮像動作を指示するシャッタレリーズ
操作が行われた場合は、前記信号処理手段を前記第1の
モードに切換える画像処理方法とするものである。
【0031】また、請求項64記載の発明によれば、露
光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を
得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮像
動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、
前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を前記第2
の撮像動作により得られる撮像信号にて処理すると共
に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を行わせた後に
前記第2の撮像動作を行わせる第1のモードと前記第2
の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像動作を行わせ
る第2のモードをとり、前記第2のモードで前記第2の
撮像動作中に外部操作により露光開始の指示があった場
合には、前記第1のモードに切換える画像処理方法とす
るものである。
【0032】また、請求項65記載の発明によれば、露
光状態で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る
第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮像動作
を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記
第1の撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮
像動作により得られる撮像信号にて処理すると共に、前
記撮像手段に前記第1の撮像動作を行わせた後に前記第
2の撮像動作を行わせる第1のモードと前記第2の撮像
動作を行わせた後に前記第1の撮像動作を行わせる第2
のモードをとり、前記第2のモードで前記第2の撮像動
作中に前記第1の撮像動作を指示するシャッタレリーズ
操作が行われた場合は、前記信号処理手段を前記第1の
モードに切換えるプログラムを有するコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体とするものである。
【0033】また、請求項66記載の発明によれば、露
光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を
得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮像
動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、
前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を前記第2
の撮像動作により得られる撮像信号にて処理すると共
に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を行わせた後に
前記第2の撮像動作を行わせる第1のモードと前記第2
の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像動作を行わせ
る第2のモードをとり、前記第2のモードで前記第2の
撮像動作中に外部操作により露光開始の指示があった場
合には、前記第1のモードに切換えるプログラムを有す
るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とするものであ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0035】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック
図である。
【0036】図中、100は画像処理装置である。
【0037】12は撮像素子14への露光量を制御する
ためのシャッター、14は光学像を電気信号に変換する
CCDやCMOS等の撮像素子である。
【0038】レンズ310に入射した光線は、一眼レフ
方式によって、絞り312、レンズマウント306及び
106、ハーフミラー130、シャッター12を介して
撮像素子14上に導かれ、光学像として撮像素子14上
に結像する。
【0039】16は撮像素子14のアナログ信号出力を
ディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0040】18は撮像素子14,A/D変換器16,
D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する
タイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシ
ステム制御回路50により制御される。
【0041】20は画像処理回路であり、A/D変換器
16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデー
タに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0042】また、画像処理回路20においては、必要
に応じて、撮像した画像データを用いて所定の演算処理
を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路
50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制
御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF
(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、E
F(フラッシュ調光)処理を行うことが出来る。
【0043】さらに、画像処理回路20においては、撮
像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得ら
れた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホ
ワイトバランス)処理も行っている。
【0044】なお、本実施の形態においては、測距手段
42及び測光手段46を専用に備える構成としたため、
測距手段42及び測光手段46を用いてAF(オートフ
ォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッ
シュ調光)処理の各処理を行い、上記画像処理回路20
を用いたAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行わ
ない構成としてもよい。
【0045】或いは、測距手段42及び測光手段46を
用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行
い、さらに、上記画像処理回路20を用いたAF(オー
トフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フ
ラッシュ調光)処理の各処理を行う構成としてもよい。
【0046】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、
圧縮・伸長回路32を制御する。
【0047】A/D変換器16のデータが画像処理回路
20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換
器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画
像表示メモリ24戒いはメモリ30に書き込まれる。
【0048】24は画像表示メモリ、26はD/A変換
器、28はTFTLCD等から成る画像表示部であり、
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データ
はD/A変換器26を介して画像表示部28により表示
される。
【0049】画像表示部28を用いて、撮像した画像デ
ータを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現す
ることが可能である。
【0050】また、画像表示部28は、システム制御回
路50の指示により表示をON/OFFすることが可能
であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置10
0の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0051】30は撮影した静止画像や動画像を格納す
るためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間
に亘る動画像を格納するのに十分な記憶量を備えてい
る。従って、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射
撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書
き込みをメモリ30に対して行うことが可能である。
【0052】また、メモリ30はシステム制御回路50
の作業領域としても使用することが可能である。
【0053】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
やウェーブレット変換等により画像データを圧縮伸長す
る圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像
を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終
えたデータをメモリ30に書き込む。
【0054】40は、測光手段46からの測光情報に基
づいて、絞り312を制御する絞り制御手段340と連
携しながら、シャッター12を制御するシャッター制御
手段である。
【0055】42はAF(オートフォーカス)処理を行
うための測距手段である。レンズ310に入射した光線
を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウン
ト306及び106、ミラー130そして不図示の測距
用サブミラーを介して、測距手段42に入射させること
により、光学像として結像された画像の合焦状態を測定
することが出来る。
【0056】46はAE(自動露出)処理を行うための
測光手段である。レンズ310に入射した光線を、一眼
レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306
及び106、ミラー130及び132そして不図示の測
光用レンズを介して、測光手段46に入射させることに
より、光学像として結像された画像の露出状態を測定す
ることが出来る。
【0057】また、測光手段46は、フラッシュ48と
連携することによりEF(フラッシュ調光)処理機能も
有するものである。
【0058】48はフラッシュであり、AF補助光の投
光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0059】なお、撮像素子14からの画像データを画
像処理回路20が演算して得られた演算結果に基づき、
システム制御回路50が、シャッター制御手段40、絞
り制御手段340、測距制御手段342に対して、ビデ
オTTL方式を用いて露出制御及びAF(オートフォー
カス)制御を行うことも可能である。
【0060】さらに、測距手段42による測定結果と、
撮像素子14からの画像データを画像処理回路20が演
算して得られた演算結果とを共に用いてAF(オートフ
ォ一カス)制御を行ってもよい。
【0061】また、測光手段46による測定結果と、撮
像素子14からの画像データを画像処理回路20が演算
して得られた演算結果とを共に用いて露出制御を行って
もよい。
【0062】50は画像処理装置100全体を制御する
システム制御回路であり、52はシステム制御回路50
の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリ
である。
【0063】54は、システム制御回路50でのプログ
ラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作
状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ
ー等から成る表示部であり、画像処理装置100の操作
部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置さ
れ、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせに
より構成される。また、表示部54は、その一部の機能
が光学ファインダー104内に設置される。
【0064】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示するものとしては、例えば、シングルショット/連
写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画
素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッ
タースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッ
シュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定
表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表
示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び
210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状
態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部
コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
【0065】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダー104内に表示するものとしては、例え
ば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フ
ラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタ
ースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体
書き込み動作表示、等がある。
【0066】さらに、表示部54の表示内容のうち、L
ED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮
影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フ
ラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体
書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池
充電状態表示、等がある。
【0067】そして、表示部54の表示内容のうち、ラ
ンプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ
ー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ラン
プは、AF補助光と共用して用いてもよい。
【0068】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性
メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0069】60,62,64,66,68及び70
は、システム制御回路50へ各種の動作指示を入力する
ための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパ
ネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等
の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0070】ここで、これらの操作手段の具体的な説明
を行う。
【0071】60はモードダイアルスイッチであり、自
動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度
優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影
モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレ
ート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、ス
ポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モー
ド等の各機能撮影モードを切り替え設定することが出来
る。
【0072】62はシャッタースイッチSW1であり、
不図示のシャッターボタンの操作途中(半押し)でON
となり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、E
F(フラッシュ調光)処理等の動作開始を指示する。
【0073】64はシャッタースイッチSW2であり、
不図示のシャッターボタンの操作完了(全押し)でON
となり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換
器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像
データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ
制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30か
ら画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を
行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き
込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0074】66は再生スイッチであり、撮影モード状
態において、撮影した画像をメモリ30、記録媒体20
0,210のいずれか1つから読み出して画像表示部2
8によって表示する再生動作の開始を指示する。
【0075】68は単写/連写スイッチであり、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW
2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モー
ドとを設定することが出来る。
【0076】70は各種ボタンやタッチパネル等からな
る操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マク
ロボタン、マルチ画面再生改ぺ一ジボタン、フラッシュ
設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタ
ン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−
(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタ
ン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタ
ン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマ
モード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択
及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラ
マモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決
定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部2
8の0N/OFFを設定する画像表示0N/OFFスイ
ッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するク
イックレビュー機能を設定するクイックレビューON/
OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択したり、
撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に
記録するCCDRAWモードを選択したりするためのス
イッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ
画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モー
ドを設定するための再生スイッチ、シャッタースイッチ
SW1を押したならばオートフォーカス動作を開始し一
旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショッ
トAEモードと、シャッタースイッチSW1を押してい
る間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボA
Fモードとを設定することが出来るAFモード設定スイ
ッチ等がある。
【0077】また、上記プラスボタン及びマイナスボタ
ンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによ
って、より軽快に数値や機能を選択することが可能とな
る。
【0078】72は電源スイッチであり、画像処理装置
100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定
することが出来る。また、画像処理装置100に接続さ
れたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体2
00,210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの
設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
【0079】80は電源制御手段であり、電池検出回
路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替
えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着
の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果
及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DC
コンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒
体を含む各部へ供給する。
【0080】82はコネクタ、84はコネクタ、86は
電源手段である。電源手段86は、アルカリ電池、リチ
ウム電池等の一次電池や、NiCd電池、NiMH電
池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる
電源手段である。
【0081】90及び94はメモリカードやハードディ
スク等の記録媒体とのインタフェースであり、92及び
96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接
続を行うコネクタであり、98はコネクタ92及び/或
いは96に記録媒体200或いは210が装着されてい
るか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0082】なお、本実施の形態では記録媒体を取り付
けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものと
して説明している。これに代わって、記録媒体を取り付
けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複
数、いずれの系統数を備える構成としてもよい。また、
異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わ
せて備える構成としてもよい。
【0083】インターフェース及びコネクタとしては、
PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カ
ード等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
【0084】さらに、インタフェース90及び94、そ
してコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF
(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したも
のを用いて構成した場合、LANカードやモデムカー
ド、USBカード、IEEE1394カード、P128
4カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等
の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュ
ータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像
データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0085】104は光学ファインダであり、レンズ3
10に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り3
12、レンズマウント306及び106、ミラー130
及び132を介して導き、光学像として結像表示するこ
とが出来る。これにより、画像表示部28による電子フ
ァインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダ
104のみを用いて撮影を行うことが可能である。ま
た、光学ファインダー104内には、表示部54の一部
の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシ
ュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露
出補正表示などが設置されている。
【0086】110は通信手段であり、RS232Cや
USB,IEEE1394,P1284,SCSI、モ
デム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0087】112は、通信手段110により画像処理
装置100を他の機器と接続させるためのコネクタ或い
は無線通信の場合はアンテナである。
【0088】120は、レンズマウント106内におい
て、画像処理装置100をレンズユニット300と接続
するためのインタフェースであり、122は画像処理装
置100をレンズユニット300と電気的に接続するコ
ネクタであり、124はレンズマウント106及び/或
いはコネクタ122にレンズユニット300が装着され
ているか否かを検知するレンズ着脱検知手段である。
【0089】コネクタ122は、画像処理装置100と
レンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デ
ータ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給す
る機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信
のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成として
もよい。
【0090】130,132はミラーで、レンズ310
に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファイン
ダ104に導くことが出来る。なお、ミラー132は、
クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラー
の構成としても、どちらでもよい。
【0091】200はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理
装置100とのインタフェース204、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0092】210はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理
装置100とのインタフェース214、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0093】300は交換レンズタイプのレンズユニッ
トである。
【0094】306は、レンズユニット300を画像処
理装置100と機械的に結合するレンズマウントであ
る。レンズマウント306内には、レンズユニット30
0を画像処理装置100と電気的に接続する各種機能が
含まれている。
【0095】310は撮影レンズ、312は絞りであ
る。
【0096】320は、レンズマウント306内におい
て、レンズユニット300を画像処理装置100と接続
するためのインタフェースであり、322はレンズユニ
ット300を画像処理装置100と電気的に接続するコ
ネクタである。コネクタ322は、画像処理装置100
とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、
データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給
される或いは供給する機能も備えている。なお、コネク
タ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を
伝達する構成としてもよい。
【0097】340は、測光手段46からの測光情報に
基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御手
段40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御
手段である。
【0098】342は撮影レンズ310のフォーカシン
グを制御する測距制御手段であり、344は撮影レンズ
310のズーミングを制御するズーム制御手段である。
【0099】350はレンズユニット300全体を制御
するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制
御回路350は、レンズユニット300動作用の定数、
変数、プログラム等を記憶するメモリの機能や、レンズ
ユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開
放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や
過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備
えている。
【0100】次に、図2乃至図8を参照して、上記構成
の画像処理装置の動作を説明する。
【0101】図2乃至図4は、画像処理装置100の制
御手順を示す主ルーチンのフローチャートである。な
お、このフローチャートではワンショットAFモードで
の画像処理装置の動作例を示す。
【0102】まず図2において、電池交換等に伴う電源
投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数
等を初期化し、画像処理装置100の各部において、必
要な所定の初期設定を行う(S101)。
【0103】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたダー
ク打ち切りフラグを解除する(S102)。
【0104】システム制御回路50は、電源スイッチ6
6の設定位置を判断し、電源スイッチ66が電源OFF
に設定されていたならば(S103)、各表示部の表示
を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要な
パラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56
に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含
む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の
所定の終了処理を行った後(S104)、S102に戻
る。
【0105】電源スイッチ66が電源ONに設定されて
いたならば(S103)、電源制御手段80により、電
池等により構成される電源86の残容量や動作情況が検
出され、システム制御回路50は、この検出結果に基づ
き、画像処理装置100の動作に支障が生じるか否かを
判断し(S105)、支障が生じるようであれば、表示
部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行っ
た後に(S106)、S102に戻る。
【0106】電源86に問題が無いならば(S10
5)、システム制御回路50はモードダイアル60の設
定位置を判断し、モードダイアル60が撮影モードに設
定されていたならば(S107)、S109に進む。
【0107】モードダイアル60がその他のモードに設
定されていたならば(S107)、システム制御回路5
0は、選択されたモードに応じた処理を実行し(S10
8)、処理を終えたならばS102に戻る。
【0108】システム制御回路50は、記録媒体200
或いは210が装着されているかどうかの判断を行い、
また記録媒体200或いは210に記録された画像デー
タの管理情報の取得を行い、そして、記録媒体200或
いは210の動作状態が画像処理装置100の動作に問
題があるか否か、特に記録媒体に対する画像データの記
録再生動作に問題があるか否かの判断を行い(S10
9)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声
により所定の警告表示を行った後に(S106)、S1
02に戻る。
【0109】問題が無いならばS110に進み、システ
ム制御回路50は、単写撮影/連写撮影を設定する単写
/連写スイッチ68の設定状態を調べ(S110)、単
写撮影が選択されていたならば単写/連写フラグを単写
に設定し(S111)、連写撮影が選択されていたなら
ば単写/連写フラグを連写に設定し(S112)、フラ
グの設定を終えたならばS113に進む。
【0110】単写/連写スイッチ68によれば、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW
2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モー
ドとを任意に切り替えて設定切り替えすることが出来
る。
【0111】なお、単写/連写フラグの状態は、システ
ム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶さ
れる。
【0112】システム制御回路50は、表示部54を用
いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状
態の表示を行う(S113)。なお、画像表示部28の
画像表示が0Nであったならば、画像表示部28も用い
て画像により画像処理装置100の各種設定状態の表示
を行う。
【0113】次に図3において、シャッタースイッチS
W1が押されていないならば(S131)、S102に
戻る。
【0114】シャッタースイッチSW1が押されたなら
ば(S131)、システム制御回路50は、測距処理を
行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、さらに
測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する
測距・測光処理を行い、システム制御回路50の内部メ
モリ或いはメモリ52に測光データ及び/或いは設定パ
ラメータを記憶する(S132)。測光処理に於いて、
必要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光
処理S132の詳細は図5を用いて後述する。
【0115】そして、記憶した測光データ及び/或いは
設定パラメータと、モードダイアル60によって設定さ
れた撮影モードとに応じて、絞り値(Av値)、シャッ
ター速度(Tv値)を決定し、ここで決定したシャッタ
ー速度(Tv値)に応じて、電荷蓄積時間を決定してシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶し(S133)、S134に進む。
【0116】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されている
単写/連写フラグの状態を確認し(S134)、単写が
設定されていたならばS139に進む。
【0117】このように、S134において単写が設定
されていた場合は、後述のダーク取り込み処理S137
を行わずにS139に進む。これにより、後述のよう
に、S139においてシャッタースイッチSW2が押さ
れた時のレリーズタイムラグを減少させることが可能と
なる。
【0118】連写が設定されていたならば(S13
4)、システム制御回路50は、シャッタースイッチS
W2が押されているかどうかを判断し(S135)、シ
ャッタースイッチSW2が押されていたならば、ダーク
打ち切りフラグを設定して(S136)、S161に進
む。
【0119】このように、S134において連写が設定
されていた場合に、シャッタースイッチSW2が押され
たならば、ダーク打ち切りフラグを設定して、後述のダ
ーク取り込み処理S137を行わずにS161に進む。
これにより、ダーク取り込みよりも、後述の撮影タイミ
ングを優先して、シャッタースイッチSW2が押された
時のレリーズタイムラグを減少させることが可能とな
る。
【0120】そして、この場合、後述のように、S16
3においてまず次の駒の撮影を行った後に、S166に
おいてダーク取込み(2)処理を行うようにしている。
【0121】連写が設定されていた場合に(S13
4)、シャッタースイッチSW2が押されていないなら
ば(S135)、システム制御回路50は、シャッター
12を閉じた状態で、撮像素子14の暗電流等のノイズ
成分を本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画
像信号を読み出すダーク取り込み(1)処理を行い(S
137)、S138に進む。
【0122】このダーク取り込み(1)処理で取り込ん
だダーク画像データを用いて補正演算処理を行うことに
より、撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子
14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、
撮影した画像データを補正することが出来る。このダー
ク取り込み(1)処理S137の詳細は図7を用いて後
述する。
【0123】このように、S134において連写が設定
されたが、まだシャッタースイッチSW2が押されず連
写撮影が開始されていない場合には、連写撮影の実行に
先んじてダーク取り込み(1)処理S137を行うこと
により、後述のように、S139においてシャッタース
イッチSW2が押されて連写撮影が行われた際に、連写
駒間隔をほぼ一定に揃えることが可能となる。
【0124】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶したダーク
打ち切りフラグの状態を確認し(S138)、ダーク打
ち切りフラグが設定されていたならば、S161に進
む。
【0125】このように、ダーク取込み(1)処理ルー
チンS137においてダーク打ち切りフラグが設定され
ていたならば、S161に進むことにより、ダーク取り
込みよりも、後述のように撮影タイミングを優先して、
シャッタースイッチSW2が押された時のレリーズタイ
ムラグを減少させることが可能となる。
【0126】そして、この場合、後述のように、S16
3においてまず次の駒の撮影を行った後に、S166に
おいてダーク取込み(2)処理を行うようにしている。
【0127】ダーク打ち切りフラグが解除されていたな
らば(S138)、S139に進む。
【0128】この場合、連写撮影の実行に先んじてダー
ク取込み(1)処理S137は実行されており、後述の
ように、S139においてシャッタースイッチSW2が
押されて連写撮影が行われた際に、連写駒間隔をほぼ一
定に揃えることが可能となる。
【0129】シャッタースイッチSW2が押されていな
いならば(S139)、システム制御回路50はシャッ
タースイッチSW1が押されているかどうかを判断し
(S140)、シャッタースイッチSW1が押されてい
るならば、S139に戻る。
【0130】シャッタースイッチSW1が放されたなら
ば(S140)、S102に戻る。
【0131】シャッタースイッチSW2が押されたなら
ば(S139)、S161に進む。
【0132】次に図4において、システム制御回路50
は、撮影した画像データを記憶可能な領域がメモリ30
の画像記憶バッファ領域にあるかどうかを判断し(S1
61)、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新たな
画像データを記憶可能な領域が無いならば、表示部54
を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に
(S162)、S102に戻る。
【0133】例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領
域内に記憶可能な最大枚数に相当する枚数の連写撮影を
行った直後であり、メモリ30から読み出して記憶媒体
200或いは210に書き込むべき最初の画像が、まだ
記録媒体200或いは210に記録されていない状態で
あり、まだメモリ30の画像記憶バッファ領域上に1枚
の空き領域も確保出来ない状態である場合等が、この状
態の一例である。
【0134】なお、撮影した画像データを圧縮処理して
からメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合
は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応
じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをS161
において判断することになる。
【0135】メモリ30の画像記憶バッファ領域に、撮
影した画像データを記憶可能な領域があるならば(S1
61)、システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄
積した撮像信号を撮像素子12から読み出して、A/D
変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を
介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回
路22を介して、メモリ30の所定領域に、撮影した画
像データを書き込む撮影処理を実行する(S163)。
【0136】この撮影処理S163の詳細は図6を用い
て後述する。
【0137】撮影処理S163を終えたならば、システ
ム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶されている単写/連写フラグの
状態を確認する(S164)。
【0138】単写/連写フラグの状態を確認した結果、
単写が設定されていたならば(S164)、システム制
御回路50は、S166に進み、ダーク取り込み(2)
処理を行う。
【0139】このように、S164において単写が設定
されていた場合は、撮影処理S163を行った後に、後
述のダーク取り込み(2)処理S166を行う。これに
より、S139においてシャッタースイッチSW2が押
された時のレリーズタイムラグを減少させることが可能
となる。
【0140】単写/連写フラグの状態を判断した結果、
連写が設定されていたならば(S164)、システム制
御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或い
は、メモリ52に記憶したダーク打ち切りフラグの状態
を確認し(S165)、ダーク打ち切りフラグが設定さ
れていたならば、S166に進む。
【0141】このように、連写撮影において、S137
においてダーク取り込み(1)処理を行わず、これによ
って、撮影タイミングを優先してシャッタースイッチS
W2が押された時のレリーズタイムラグを減少させた場
合には、S163の撮影処理の後に、後述のように、S
166においてダーク取り込み(2)処理を行う。ダー
ク打ち切りフラグが解除されていたならば(S16
5)、S167に進む。
【0142】このように、連写撮影において、S137
においてダーク取り込み(1)処理が既に行われている
場合には、S166での新たなダーク取り込み(2)処
理は行わない。
【0143】システム制御回路50は、シャッター12
を閉じた状態で撮像素子14の暗電流等のノイズ成分を
本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号
を読み出すダーク取り込み(2)処理を行い(S16
6)、S167に進む。
【0144】このダーク取り込み(2)処理で取り込ん
だダーク画像データを用いて補正演算処理を行うことに
より、撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子
14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、
撮影した画像データを補正することが出来る。
【0145】このダーク取り込み(2)処理S166の
詳細は図8を用いて後述する。
【0146】ダーク取り込み(2)処理を終えたなら
ば、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ
書き込まれた画像データの一部を、メモリ制御回路22
を介して読み出して、現像処理を行うために必要なWB
(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカ
ルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシステム
制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶す
る。
【0147】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22及び必要に応じて画像処理回路20を用い
て、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デー
タを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ或
いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(S167)。
【0148】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像素子14の暗電流ノイ
ズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
【0149】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(S168)、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みを行う。
【0150】一連の撮影の実行に伴い、システム制御回
路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶し
た画像データを読み出して、インタフェース90或いは
94、またはコネクタ92或いは96を介して、メモリ
カードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体20
0或いは210へ書き込みを行う記録処理を開始する
(S169)。
【0151】この記録開始処理は、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、
その画像データに対して実行される。
【0152】なお、記録媒体200或いは210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において例えばL
EDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行
う。
【0153】システム制御回路50は、シャッタースイ
ッチSW1が押されているかどうかを判断する(S17
0)。
【0154】シャッタースイッチSW1が放された状態
であったならば(S170)、S102に戻る。
【0155】シャッタースイッチSW1が押された状態
であったならば(S170)、システム制御回路50の
内部メモリ或いはメモリ52に記憶される単写/連写フ
ラグの状態を確認し(S171)、単写が設定されてい
たならば、S170に戻り、シャッタースイッチSW1
が放されるまで現在の処理を繰り返す。
【0156】連写が設定されていたならば(S17
1)、連続して撮影を行うためにS139に戻り、一連
の処理を繰り返す。
【0157】図5は、図3のS132における測距・測
光処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0158】なお、測距・測光処理においては、システ
ム制御回路50と絞り制御手段340或いは測距制御手
段342との間で行われる各種信号の送受信は、インタ
フェース120、コネクタ122、コネクタ322、イ
ンタフェース320、レンズ制御手段350を介して行
われる。
【0159】システム制御回路50は、撮像素子14、
測距手段42及び測距制御手段342を用いて、AF
(オートフォーカス)処理を開始する(S201)。
【0160】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130、不図示の測距用サブミラーを
介して、測距手段42に入射させることにより、光学像
として結像された画像の合焦状態を判断し、測距(A
F)が合焦と判断されるまで(S203)、測距制御手
段342を用いてレンズ310を駆動しながら、測距手
段42を用いて合焦状態を検出するAF制御を実行する
(S202)。
【0161】測距(AF)が合焦と判断されたならば
(S203)、システム制御回路50は、撮影画面内の
複数の測距点の中から合焦した測距点を決定し、決定し
た測距点データと共に測距データ及び/或いは設定パラ
メータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモ
リ52に記憶し、S205に進む。
【0162】続いて、システム制御回路50は、測光手
段46を用いて、AE(自動露出)処理を開始する(S
205)。
【0163】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130及び132、そして不図示の測
光用レンズを介して、測光手段46に入射させることに
より、光学像として結像された画像の露出状態を測定
し、露出(AE)が適正と判断されるまで(S20
7)、露光制御手段40を用いて測光処理を行う(S2
06)。
【0164】露出(AE)が適正と判断したならば(S
207)、システム制御回路50は、測光データ及び/
或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メ
モリ或いはメモリ52に記憶し、S208に進む。
【0165】なお、測光処理S206で検出した露出
(AE)結果と、モードダイアル60によって設定され
た撮影モードとに応じて、システム制御回路50は、絞
り値(Av値)、シャッター速度(Tv値)が決定す
る。
【0166】そして、ここで決定したシャッター速度
(Tv値)に応じて、システム制御回路50は、撮像素
子14の電荷蓄積時間を決定し、等しい電荷蓄積時間で
撮影処理及びダーク取り込み処理をそれぞれ行う。
【0167】測光処理S206で得られた測定データに
基づき、システム制御回路50は、フラッシュが必要か
否かを判断し(S208)、フラッシュが必要ならばフ
ラッシュフラグをセットし、フラッシュ48の充電が完
了するまで(S210)、フラッシュ48を充電する
(S209)。
【0168】フラッシュ48の充電が完了したならば
(S210)、測距・測光処理ルーチンS132を終了
する。
【0169】図6は、図4のS163における撮影処理
の詳細な手順を示すフローチャートである。なお、撮影
処理においては、システム制御回路50と絞り制御手段
340或いは測距制御手段342との間で行われる各種
信号の送受信は、インタフェース120、コネクタ12
2、コネクタ322、インタフェース320、レンズ制
御手段350を介して行われる。
【0170】システム制御回路50は、ミラー130
を、不図示のミラー駆動手段によってミラーアップ位置
に移動すると共に(S301)、システム制御回路50
の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データ
に従い、絞り制御手段340によって絞り312を所定
の絞り値まで駆動する(S302)。
【0171】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(S303)、撮像素子1
4の電荷蓄積を開始し(S304)、シャッター制御手
段40によって、シャッター12を開き(S305)、
撮像素子14の露光を開始する(S306)。
【0172】ここで、フラッシュ・フラグによりフラッ
シュ48が必要か否かを確認し(S307)、必要な場
合はフラッシュを発光させる(S308)。
【0173】システム制御回路50は、測光データに従
って撮像素子14の露光終了を待ち(S309)、シャ
ッター制御手段40によって、シャッター12を閉じ
(S310)、撮像素子14の露光を終了する。
【0174】システム制御回路50は、絞り制御手段3
40によって絞り312を開放の絞り値まで駆動すると
共に(S311)、ミラー130を、不図示のミラー駆
動手段によってミラーダウン位置に移動する(S31
2)。
【0175】設定した電荷蓄積時間が経過したならば
(S313)、システム制御回路50は、撮像素子14
における電荷蓄積が終了した後(S314)、撮像素子
14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像
処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA
/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、
メモリ30の所定領域への撮影画像データを書き込む
(S315)。
【0176】一連の処理を終えたならば、撮影処理ルー
チンS163を終了する。
【0177】図7は、図3のS137におけるダーク取
り込み(1)処理の詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
【0178】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行う(S401)。
【0179】撮像素子14の電荷クリア動作が終了する
前に(S402)、シャッタースイッチSW2が押され
たならば(S403)、S412に進む。シャッタース
イッチSW2が押されないならば(S403)、S40
1に戻り、撮像素子14の電荷クリア動作を継続する。
【0180】撮像素子14の電荷クリア動作が終了した
ならば(S402)、システム制御回路50は、シャッ
ター12が閉じた状態で、撮像素子14の電荷蓄積を開
始する(S404)。
【0181】設定した所定の電荷蓄積時間が経過する前
に(S405)、シャッタースイッチSW2が押された
ならば(S406)、S412に進む。シャッタースイ
ッチSW2が押されないならば(S406)、S405
に戻る。
【0182】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したな
らば(S405)、システム制御回路50は、撮像素子
14における電荷蓄積が終了した後(S407)、撮像
素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、
画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或い
はA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介し
て、メモリ30の所定領域への画像データ(ダーク画像
データ)を書き込むダーク画像読み出し処理を行う(S
408)。
【0183】ダーク画像の読み出しが終了するまで(S
409)、シャッタースイッチSW2が押されないなら
ば(S410)、S408に戻り、ダーク画像読み出し
処理を継続する。
【0184】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノ
イズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質
劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出
来る。
【0185】なお、このダーク画像データは、新たに測
距・測光処理が行われるか、画像処理装置100の電源
が0FFされるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。そして、このダーク画像データは、この後、撮影処
理が実行されて、そこで、撮影した画像データを撮像素
子14より読み出して、現像処理を行う際に用いられ
る。或いは、先に撮影処理が実行されて、撮影した画像
データを撮像素子14より読み出してメモリ30に書き
込んである状態で、このダーク画像データを用いて現像
処理を行う際に用いられる。
【0186】ダーク画像データの読み出しが終了する前
に(S409)、シャッタースイッチSW2が押された
ならば(S410)、S412に進む。
【0187】ダーク画像データの読み出しが終了したな
らば(S409)、システム制御回路50はダーク打ち
切りフラグを解除した後(S411)、ダーク取り込み
(1)処理ルーチンS137を終了する。
【0188】システム制御回路50はダーク打ち切りフ
ラグを設定した後(S412)、ダーク取り込み(1)
処理ルーチン137を終了する。
【0189】このように、ダーク取込み(1)処理ルー
チンの処理中にシャッタースイッチSW2が押されたな
らばダーク打ち切りフラグを設定して、ダーク取込み処
理を打ち切ることにより、撮影タイミングを優先してシ
ャッタースイッチSW2が押された時のレリーズタイム
ラグを減少させることが可能となる。
【0190】図8は、図4のS166におけるダーク取
り込み(2)処理の詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
【0191】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行う(S501)。撮像素子14の電
荷クリ/ア動作が終了したならば(S502)、システ
ム制御回路50は、シャッター12が閉じた状態で、撮
像素子14の電荷蓄積を開始する(S503)。
【0192】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したな
らば(S504)、システム制御回路50は、撮像素子
14における電荷蓄積が終了した後(S505)、撮像
素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、
画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或い
はA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介し
て、メモリ30の所定領域への画像データ(ダーク画像
データ)を書き込むダーク画像読み出し処理を行う(S
506)。
【0193】ダーク画像の読み出しが終了するまで(S
507)、S506に戻り、ダーク画像読み出し処理を
継続する。
【0194】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノ
イズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質
劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出
来る。
【0195】なお、このダーク画像データは、新たに測
距・測光処理が行われるか、画像処理装置100の電源
がOFFされるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。そして、このダーク画像データは、この後、撮影処
理が実行されて、そこで、撮影した画像データを撮像素
子14より読み出して、現像処理を行う際に用いられ
る。或いは、先に撮影処理が実行されて、撮影した画像
データを撮像素子14より読み出してメモリ30に書き
込んである状態で、このダーク画像データを用いて現像
処理を行う際に用いられる。
【0196】ダーク画像の読み出しが終了したならば
(S507)、ダーク取り込み(2)処理ルーチンS1
66を終了する。
【0197】図9は、第1の実施の形態における撮影動
作の流れを示すタイミングチャートである。
【0198】図9から分かるように、連写撮影におい
て、シャッタースイッチSW1がONになった後、ダー
ク取り込み処理を実施するが、このダーク取り込み処理
を実施している間にシャッタースイッチSW2がONに
なることがなければ、ダーク取り込み処理を完了してし
まう。これによって、その後にシャッタースイッチSW
2がONされて連写撮影が行われても、既にダーク取り
込み処理を完了しているので、連写駒間隔をほぼ一定に
揃えることが可能となる。
【0199】一方、連写撮影において、シャッタースイ
ッチSW1がONになった後、ダーク取り込み処理を実
施し、ダーク取り込み処理を完了する前にシャッタース
イッチSW2がONになることがあれば、ダーク取り込
み処理を途中で打ち切り、撮影を実行する。これによっ
て、撮影タイミングが優先されてシャッタースイッチS
W2が押された時のレリーズタイムラグを減少させるこ
とが可能となる。ただし、この場合には、1回目の撮影
の後にダーク取り込み処理を行わねばならず、そのため
連写駒間隔を一定に揃えることは犠牲にされる。
【0200】なお、単写撮影の場合には、ダーク取り込
み処理を撮影の後に行うようにして、常にシャッタース
イッチSW2が押された時のレリーズタイムラグを減少
させるようにしている。
【0201】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。
【0202】第2の実施形態の構成は、基本的に第1の
実施形態の構成と同じであるので、第2の実施形態の説
明においては第1の実施形態の構成を流用する。
【0203】第2の実施形態では、画像処理装置で行わ
れる制御処理の内容が、第1の実施形態と異なってい
る。
【0204】図10乃至図12は、第2の実施形態に係
る画像処理装置の制御手順を示す主ルーチンのフローチ
ャートである。なお、第1の実施形態ではワンショット
AFモードでの画像処理装置の動作例を示したが、この
第2の実施形態におけるフローチャートではサーボAF
モードでの画像処理装置の動作例を示す。
【0205】まず図10において、電池交換等に伴う電
源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変
数等を初期化し、画像処理装置100の各部において、
必要な所定の初期設定を行う(S601)。
【0206】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたダー
ク打ち切りフラグを解除する(S602)。
【0207】システム制御回路50は、電源スイッチ6
6の設定位置を判断し、電源スイッチ66が電源OFF
に設定されていたならば(S603)、各表示部の表示
を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要な
パラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56
に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含
む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の
所定の終了処理を行った後(S604)、S602に戻
る。
【0208】電源スイッチ66が電源ONに設定されて
いたならば(S603)、電源制御手段80により、電
池等により構成される電源86の残容量や動作情況が検
出され、システム制御回路50は、この検出結果に基づ
き、画像処理装置100の動作に支障が生じるか否かを
判断し(S605)、支障が生じるようであれば、表示
部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行っ
た後に(S606)、S602に戻る。
【0209】電源86に問題が無いならば(S60
5)、システム制御回路50はモードダイアル60の設
定位置を判断し、モードダイアル60が撮影モードに設
定されていたならば(S607)、S609に進む。
【0210】モードダイアル60がその他のモードに設
定されていたならば(S607)、システム制御回路5
0は、選択されたモードに応じた処理を実行し(S60
8)、処理を終えたならばS602に戻る。
【0211】システム制御回路50は、記録媒体200
或いは210が装着されているかどうかの判断を行い、
また記録媒体200或いは210に記録された画像デー
タの管理情報の取得を行い、そして、記録媒体200或
いは210の動作状態が画像処理装置100の動作に問
題があるか否か、特に記録媒体に対する画像データの記
録再生動作に問題があるか否かの判断を行い(S60
9)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声
により所定の警告表示を行った後に(S606)、S6
02に戻る。
【0212】問題が無いならばS610に進み、システ
ム制御回路50は、単写撮影/連写撮影を設定する単写
/連写スイッチ68の設定状態を調べ(S610)、単
写撮影が選択されていたならば単写/連写フラグを単写
に設定し(S611)、連写撮影が選択されていたなら
ば単写/連写フラグを連写に設定し(S612)、フラ
グの設定を終えたならばS613に進む。
【0213】単写/連写スイッチ68によれば、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW
2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モー
ドとを任意に切り替えて設定切り替えすることが出来
る。
【0214】なお、単写/連写フラグの状態は、システ
ム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶さ
れる。
【0215】システム制御回路50は、表示部54を用
いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状
態の表示を行う(S613)。なお、画像表示部28の
画像表示が0Nであったならば、画像表示部28も用い
て画像により画像処理装置100の各種設定状態の表示
を行う。
【0216】次に図11において、シャッタースイッチ
SW1が押されていないならば(S631)、S602
に戻る。
【0217】シャッタースイッチSW1が押されたなら
ば(S631)、システム制御回路50は、測距処理を
行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処
理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する測距・
測光処理を行い、システム制御回路50の内部メモリ或
いはメモリ52に測光データ及び/或いは設定パラメー
タを記憶する(S632)。測光処理に於いて、必要で
あればフラッシュの設定も行う。
【0218】この測距・測光処理S632の詳しい内容
は、図5に示す第1の実施形態における測距・測光処理
と同一であるので、説明を省略する。
【0219】そして、記憶した測光データ及び/或いは
設定パラメータと、モードダイアル60によって設定さ
れた撮影モードとに応じて、絞り値(Av値)、シャッ
ター速度(Tv値)を決定し、ここで決定したシャッタ
ー速度(Tv値)に応じて、電荷蓄積時間を決定してシ
ステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記
憶し(S633)、S634に進む。
【0220】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されている
単写/連写フラグの状態を確認し(S634)、単写が
設定されていたならばS639に進む。
【0221】このように、S634において単写が設定
されていた場合は、後述のダーク取り込み処理S637
を行わずにS639に進む。これにより、後述のよう
に、S639においてシャッタースイッチSW2が押さ
れた時のレリーズタイムラグを減少させることが可能と
なる。
【0222】連写が設定されていたならば(S63
4)、システム制御回路50は、シャッタースイッチS
W2が押されているかどうかを判断し(S635)、シ
ャッタースイッチSW2が押されていたならば、ダーク
打ち切りフラグを設定して(S636)、S661に進
む。
【0223】このように、S634において連写が設定
されていた場合に、シャッタースイッチSW2が押され
たならば、ダーク打ち切りフラグを設定して、後述のダ
ーク取り込み処理S637を行わずにS661に進む。
これにより、ダーク取り込みよりも、後述の撮影タイミ
ングを優先して、シャッタースイッチSW2が押された
時のレリーズタイムラグを減少させることが可能とな
る。
【0224】そして、この場合、後述のように、S66
3においてまず次の駒の撮影を行った後に、S666に
おいてダーク取込み(2)処理を行うようにしている。
【0225】連写が設定されていた場合に(S63
4)、シャッタースイッチSW2が押されていないなら
ば(S635)、システム制御回路50は、シャッター
12を閉じた状態で、撮像素子14の暗電流等のノイズ
成分を本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画
像信号を読み出すダーク取り込み(1)処理を行い(S
637)、S638に進む。
【0226】このダーク取り込み(1)処理で取り込ん
だダーク画像データを用いて補正演算処理を行うことに
より、撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子
14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、
撮影した画像データを補正することが出来る。
【0227】このダーク取り込み(1)処理S637の
詳しい内容は、図7に示す第1の実施形態におけるダー
ク取り込み(1)処理と同一であるので、説明を省略す
る。
【0228】このように、S634において連写が設定
されたが、まだシャッタースイッチSW2が押されず連
写撮影が開始されていない場合に、連写撮影の実行に先
んじてダーク取り込み(1)処理S637を行うことに
より、後述のように、S639においてシャッタースイ
ッチSW2が押されて連写撮影が行われた際に、連写駒
間隔をほぼ一定に揃えることが可能となる。
【0229】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶したダーク
打ち切りフラグの状態を確認し(S638)、ダーク打
ち切りフラグが設定されていたならば、S661に進
む。
【0230】このように、ダーク取込み(1)処理ルー
チンS637においてダーク打ち切りフラグが設定され
ていたならば、S661に進むことにより、ダーク取り
込みよりも、後述のように撮影タイミングを優先して、
シャッタースイッチSW2が押された時のレリーズタイ
ムラグを減少させることが可能となる。
【0231】そして、この場合、後述のように、S66
3においてまず次の駒の撮影を行った後に、S666に
おいてダーク取込み(2)処理を行うようにしている。
【0232】ダーク打ち切りフラグが解除されていたな
らば(S638)、S639に進む。
【0233】この場合、連写撮影の実行に先んじてダー
ク取込み(1)処理S637は実行されており、後述の
ように、S639においてシャッタースイッチSW2が
押されて連写撮影が行われた際に、連写駒間隔をほぼ一
定に揃えることが可能となる。
【0234】シャッタースイッチSW2が押されていな
いならば(S639)、システム制御回路50はシャッ
タースイッチSW1が押されているかどうかを判断し
(S640)、シャッタースイッチSW1が押されてい
るならば、S632に戻り、一連の処理を繰り返す。
【0235】シャッタースイッチSW1が放されたなら
ば(S640)、S602に戻る。シャッタースイッチ
SW2が押されたならば(S639)、S661に進
む。
【0236】次に図12において、システム制御回路5
0は、撮影した画像データを記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域にあるかどうかを判断し(S
661)、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に新た
な画像データを記憶可能な領域が無いならば、表示部5
4を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後
に(S662)、S602に戻る。
【0237】例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領
域内に記憶可能な最大枚数に相当する枚数の連写撮影を
行った直後であり、メモリ30から読み出して記憶媒体
200或いは210に書き込むべき最初の画像が、まだ
記録媒体200或いは210に記録されていない状態で
あり、まだメモリ30の画像記憶バッファ領域上に1枚
の空き領域も確保出来ない状態である場合等が、この状
態の一例である。
【0238】なお、撮影した画像データを圧縮処理して
からメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合
は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応
じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをS661
において判断することになる。
【0239】メモリ30の画像記憶バッファ領域に、撮
影した画像データを記憶可能な領域があるならば(S6
61)、システム制御回路50は、撮像して所定時間蓄
積した撮像信号を撮像素子12から読み出して、A/D
変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を
介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回
路22を介して、メモリ30の所定領域に、撮影した画
像データを書き込む撮影処理を実行する(S663)。
【0240】この撮影処理S663の詳しい内容は、図
6に示す第1の実施形態における撮影処理と同一である
ので、説明を省略する。
【0241】撮影処理S663を終えたならば、システ
ム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶されている単写/連写フラグの
状態を確認する(S664)。
【0242】単写/連写フラグの状態を確認した結果、
単写が設定されていたならば(S664)、システム制
御回路50は、S666に進み、ダーク取り込み(2)
処理を行う。
【0243】このように、S664において単写が設定
されていた場合は、撮影処理S663を行った後に、後
述のダーク取り込み(2)処理S666を行う。これに
より、S639においてシャッタースイッチSW2が押
された時のレリーズタイムラグを減少させることが可能
となる。
【0244】単写/連写フラグの状態を判断した結果、
連写が設定されていたならば(S664)、システム制
御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或い
は、メモリ52に記憶したダーク打ち切りフラグの状態
を確認し(S665)、ダーク打ち切りフラグが設定さ
れていたならば、S666に進む。
【0245】このように、連写撮影において、S637
においてダーク取り込み(1)処理を行わず、これによ
って、撮影タイミングを優先してシャッタースイッチS
W2が押された時のレリーズタイムラグを減少させた場
合には、S663の撮影処理の後に、後述のように、S
666においてダーク取り込み(2)処理を行う。ダー
ク打ち切りフラグが解除されていたならば(S66
5)、S667に進む。
【0246】このように、連写撮影において、S637
においてダーク取り込み(1)処理が既に行われている
場合には、S666での新たなダーク取り込み(2)処
理は行わない。
【0247】システム制御回路50は、シャッター12
を閉じた状態で撮像素子14の暗電流等のノイズ成分を
本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を終えたノイズ画像信号
を読み出すダーク取り込み(2)処理を行い(S66
6)、S667に進む。
【0248】このダーク取り込み(2)処理で取り込ん
だダーク画像データを用いて補正演算処理を行うことに
より、撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子
14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化に関して、
撮影した画像データを補正することが出来る。
【0249】このダーク取り込み(2)処理S666の
詳しい内容は、図8に示す第1の実施形態におけるダー
ク取り込み(2)処理と同一であるので、説明を省略す
る。
【0250】ダーク取り込み(2)処理を終えたなら
ば、システム制御回路50は、メモリ30の所定領域へ
書き込まれた画像データの一部を、メモリ制御回路22
を介して読み出して、現像処理を行うために必要なWB
(ホワイトバランス)積分演算処理、OB(オプティカ
ルブラック)積分演算処理を行い、演算結果をシステム
制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶す
る。
【0251】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22及び必要に応じて画像処理回路20を用い
て、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デー
タを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ或
いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う(S667)。
【0252】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像素子14の暗電流ノイ
ズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
【0253】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(S668)、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みを行う。
【0254】一連の撮影の実行に伴い、システム制御回
路50は、メモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶し
た画像データを読み出して、インタフェース90或いは
94、またはコネクタ92或いは96を介して、メモリ
カードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体20
0或いは210へ書き込みを行う記録処理を開始する
(S669)。
【0255】この記録開始処理は、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、
その画像データに対して実行される。
【0256】なお、記録媒体200或いは210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において例えばL
EDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行
う。
【0257】システム制御回路50は、シャッタースイ
ッチSW1が押されているかどうかを判断する(S67
0)。
【0258】シャッタースイッチSW1が放された状態
であったならば(S670)、S602に戻る。
【0259】シャッタースイッチSW1が押された状態
であったならば(S670)、システム制御回路50の
内部メモリ或いはメモリ52に記憶される単写/連写フ
ラグの状態を確認し(S671)、単写が設定されてい
たならば、S670に戻り、シャッタースイッチSW1
が放されるまで現在の処理を繰り返す。
【0260】連写が設定されていたならば(S67
1)、連続して撮影を行うためにS632に戻り、一連
の処理を繰り返す。
【0261】図13は、第2の実施の形態における撮影
動作の流れを示すタイミングチャートである。
【0262】図13から分かるように、第2の実施の形
態では、シャッタースイッチSW1がONになった後、
シャッタースイッチSW2がONになるまでの間に、連
写撮影であれば、オートフォーカス(AF)処理、自動
露出(AE)処理、及びダーク取り込み(1)処理が繰
り返し実行され、また単写であれば、オートフォーカス
(AF)処理及び自動露出(AE)処理が繰り返し実行
される。第1の実施の形態では、こうした繰り返しは無
い。
【0263】こうした繰り返しにより、第2の実施の形
態では、シャッタースイッチSW1のONからシャッタ
ースイッチSW2がONになるまでに時間がかかり、合
焦状態、露出状態、更にはダーク画像データに時間的な
変化が出ていた場合でも、それらの最新のものに基づ
き、撮影処理を行うことが可能となる。
【0264】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、クレームで示した機能、または、実施の形態
の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのような
ものであっても適用できるものである。
【0265】例えば、上述した第1及び第2の実施の形
態に於いては、単写/連写の切り替えを、単写/連写ス
イッチ68を用いて行うとして説明したが、モードダイ
アル60での動作モード選択に応じて単写/連写の切り
替えを行う構成としてもよい。
【0266】また、上記各実施の形態に於いては、本撮
彩処理の電荷蓄積時間とダーク取り込み処理の電荷蓄積
時間を等しくするとして説明したが、暗電流ノイズ等を
補正するのに十分なデータが得られる範囲内であれば、
異なる電荷蓄積時間としても問題無い。
【0267】そして、S166及びS666のダーク取
り込み処理(2)動作の実行中は、撮影動作を行うこと
が出来ないので、表示部54及び/或いは画像表示部2
8によって、画像処理装置100がダーク取込み動作取
り消し不可能状態にあることを示す画像や音声の表示を
行うようにしてもよい。
【0268】一方、S137及びS637のダーク取り
込み処理(1)動作の実行中は、シャッタースイッチS
W2を押すことによってダーク取込み処理を取り消して
本撮影を先に行うことが可能であるため、表示部54及
び/或いは画像表示部28によって、画像処理装置10
0がダーク取込み動作取り消し可能状態にあることを示
す画像や音声の表示を行うようにしてもよい。例えば、
ダーク取込み動作取り消し不可能状態にある場合は、赤
いLEDを点灯し、ダーク取込み動作取り消し可能状態
にある場合は、緑のLEDを点灯して異なる表示を行う
ようにすればよい。或いは、ダーク取込み動作取り消し
不可能状態にある場合は、LEDの早い点滅、ダーク取
込み動作取り消し可能状態にある場合は、LEDの遅い
点滅として異なる表示を行うようにしてもよい。
【0269】さらに、第1の実施の形態においてはワン
ショットAFモードでの動作説明を、第2の実施の形態
においてはサーボAFモードでの動作説明を行ったが、
AFモード設定スイッチによるAFモード選択に応じて
動作を切り替えられるようにし、ワンショットAFモー
ドで動作したり、サーボAFモードで動作したりするよ
うに構成してもよい。
【0270】なおまた、各実施の形態の説明に於いて
は、ミラー130をミラーアップ位置、ミラーダウン位
置に移動して撮影動作を行うとして説明したが、ミラー
130をハーフミラーの構成として、移動せずに撮影動
作を行うようにしてもよい。
【0271】なお、記録媒体200及び210は、PC
MCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカー
ド、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光
磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、
DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿
論問題無い。
【0272】また、記録媒体200及び210が、メモ
リカードとハードディスク等が一体となった複合媒体で
あっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部
が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
【0273】そして、各実施の形態に於いては、記録媒
体200及び210は画像処理装置100と分離してい
て任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或
いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したま
まとなっていても勿論問題無い。
【0274】また、画像処理装置100に記録媒体20
0或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可
能な構成であってもよい。
【0275】さらに、各実施の形態に於いては、画像処
理装置100に記録媒体200及び210を装着する構
成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れ
の組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
【0276】また、上記の各実施形態においては、撮像
素子14の一例として、CCDを用いて図の説明を行っ
たが、CMOSを撮像素子に用いても、有効な効果を上
げることができる。
【0277】また、以上の実施の形態において、撮影前
のダーク画像の取り込みは、連写時に行っているが、本
発明において、撮影前のダーク画像の取り込みは連写時
に限られるものではなく、例えば、サーボオートフォー
カス時であってもよい。更に、本発明は、ダーク画像の
取り込みを、撮影前に行うか、撮影後に行うかを必要に
応じて切換えられるもであれば適用できるものである。
【0278】また、以上の実施の形態のソフト構成とハ
ード構成は、適宜置き換えることができるものである。
【0279】また、本発明は、以上の各実施の形態、又
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0280】また、本発明は、クレーム、または、実施
の形態の構成の全体若しくは一部が、1つの装置を形成
するものであっても、他の装置と結合するようなもので
あっても、装置を構成する要素となるようなものであっ
てもよい。
【0281】また、本発明は、電子スチルカメラ、ビデ
オムービーカメラ、銀塩フィルムを使用するカメラ等、
種々の形態のカメラ、更には、カメラ以外の撮像装置
や、それらカメラ、撮像装置に適用される装置、そし
て、これら装置を構成する要素に対しても適用できるも
のである。
【0282】また、本発明を、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、あるいは1つの機器からなる
装置に適用してもよい。
【0283】また、前述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0284】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体が本発明を構成することになる。
【0285】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0286】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した各実施形態の機能が実現される場合も、本発
明に含まれることは言うまでもない。
【0287】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現
される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0288】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
貴重なシャッタチャンスを逃してしまうことを防止した
り、撮影コマ間隔を一定に揃えることができる撮像装
置、画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体を提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】画像処理装置の制御手順を示す主ルーチンのフ
ローチャートである。
【図3】画像処理装置の制御手順を示す主ルーチンの図
2の続きのフローチャートである。
【図4】画像処理装置の制御手順を示す主ルーチンの図
3の続きのフローチャートである。
【図5】図3のS132における測距・測光処理の詳細
な手順を示すフローチャートである。
【図6】図4のS163における撮影処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。
【図7】図3のS137におけるダーク取り込み(1)
処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
【図8】図4のS166におけるダーク取り込み(2)
処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施の形態における撮影動作の流れを示
すタイミングチャートである。
【図10】第2の実施形態に係る画像処理装置の制御手
順を示す主ルーチンのフローチャートである。
【図11】第2の実施形態に係る画像処理装置の制御手
順を示す主ルーチンの図10の続きのフローチャートで
ある。
【図12】第2の実施形態に係る画像処理装置の制御手
順を示す主ルーチンの図11の続きのフローチャートで
ある。
【図13】第2の実施の形態における撮影動作の流れを
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
12 シャッター 14 撮像素子 16 A/D変換器 18 タイミング発生回路 20 画像処理回路 22 メモリ制御回路 24 画像表示メモリ 26 D/A変換器 28 画像表示部 30 メモリ 32 画像圧縮・伸長回路 40 シャッター制御手段 42 測距手段 46 測光手段 48 フラッシュ 50 システム制御回路 52 メモリ 54 表示部 56 不揮発性メモリ 60 モードダイアルスイッチ 62 シャッタースイッチSW1 64 シャッタースイッチSW2 66 再生スイッチ 68 単写/連写スイッチ 70 操作部 72 電源スイッチ 80 電源制御手段 82 コネクタ 84 コネクタ 86 電源手段 90 インタフェース 92 コネクタ 94 インタフェース 96 コネクタ 98 記録媒体着脱検知手段 100 画像処理装置 104 光学ファインダ 106 レンズマウント 110 通信手段 112 コネクタ(またはアンテナ) 120 インタフェース 122 コネクタ 130 ミラー 132 ミラー 200 記録媒体 202 記録部 204 インタフェース 206 コネクタ 210 記録媒体 212 記録部 214 インタフェース 216 コネクタ 300 レンズユニット 306 レンズマウント 310 撮影レンズ 312 絞り 320 インタフェース 322 コネクタ 340 露光制御手段 342 測距制御手段 344 ズーム制御手段 350 レンズシステム制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/243 H04N 5/335

Claims (66)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像した静止画像及び/或いは動画像を
    記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合
    は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被
    写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記
    第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光
    の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御手
    段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
    行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第2の制御手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記未露光の画像データは前記撮像手段
    の暗電流ノイズデータであることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手段
    の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮像
    手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを特
    徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 撮像した静止画像及び/或いは動画像を
    記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 撮像指示手段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
    モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
    像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
    ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶させる第1の制御手段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記未露光の画像データは前記撮像手段
    の暗電流ノイズデータであることを特徴とする請求項4
    記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手段
    の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮像
    手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを特
    徴とする請求項4又は5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 撮像した静止画像及び/或いは動画像を
    記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 撮像準備指示手段と、 撮像指示手段と、 前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段
    が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮
    像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モー
    ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
    前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が
    前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを
    前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで
    前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
    記憶手段に記憶させる第1の制御手段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記未露光の画像データは前記撮像手段
    の暗電流ノイズデータであることを特徴とする請求項7
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手段
    の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮像
    手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを特
    徴とする請求項7又は8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 撮像した静止画像及び/或いは動画像
    を記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された撮像データを読み出して演算
    する信号演算手段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合
    は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被
    写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記
    第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光
    の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御手
    段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
    行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第2の制御手段と、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項10又は11記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 撮像した静止画像及び/或いは動画像
    を記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された撮像データを読み出して演算
    する信号演算手段と、 撮像指示手段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
    モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
    像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
    ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶させる第1の制御手段と、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わっているとき
    に、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の
    撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶させる第2の制御手段と、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項13又は14記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 撮像した静止画像及び/或いは動画像
    を記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された撮像データを読み出して演算
    する信号演算手段と、 撮像準備指示手段と、 撮像指示手段と、 前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段
    が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮
    像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モー
    ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
    前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が
    前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを
    前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで
    前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
    記憶手段に記憶させる第1の制御手段と、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御手段
    と、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御手段とを有すること
    を特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項16記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】前記第1の撮像モードでの前記撮像手段
    の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮像
    手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを特
    徴とする請求項16又は17記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段とを備え、静止画像及び/或
    いは動画像を撮影記録する画像処理装置に適用される画
    像処理方法において、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合
    は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被
    写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記
    第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光
    の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ス
    テップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
    行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第2の制御ステップとを有することを特徴とする画像処
    理方法。
  20. 【請求項20】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであることを特徴とする請求項
    19記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項19又は2記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、撮像指示手段とを備え、
    静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処理装
    置に適用される画像処理方法において、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
    モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
    像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
    ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プとを有することを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであることを特徴とする請求項
    22記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項22又は23記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、撮像準備指示手段と、撮
    像指示手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮
    影記録する画像処理装置に適用される画像処理方法にお
    いて、 前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段
    が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮
    像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モー
    ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
    前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が
    前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを
    前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで
    前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
    記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プとを有することを特徴とする画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであることを特徴とする請求項
    25記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項25又は26記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た撮像データを読み出して演算する信号演算手段とを備
    え、静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処
    理装置に適用される画像処理方法において、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合
    は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被
    写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記
    第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光
    の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ス
    テップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
    行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第2の制御ステップと、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項28記載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項28又は29記載の画像処理方法。
  31. 【請求項31】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、撮
    像指示手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮
    影記録する画像処理装置に適用される画像処理方法にお
    いて、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
    モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
    像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
    ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プと、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項31記載の画像処理方法。
  33. 【請求項33】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項31又は32記載の画像処理方法。
  34. 【請求項34】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、撮
    像準備指示手段と、撮像指示手段とを備え、静止画像及
    び/或いは動画像を撮影記録する画像処理装置に適用さ
    れる画像処理方法において、 前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段
    が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮
    像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モー
    ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
    前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が
    前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを
    前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで
    前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
    記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プと、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項34記載の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいことを
    特徴とする請求項34又は35記載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段とを備え、静止画像及び/或
    いは動画像を撮影記録する画像処理装置に適用される画
    像処理方法をプログラムとして記憶した、コンピュータ
    により読み出し可能な記憶媒体において、 前記画像処理方法が、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合
    は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被
    写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記
    第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光
    の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ス
    テップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
    行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第2の制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  38. 【請求項38】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、撮像指示手段とを備え、
    静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処理装
    置に適用される画像処理方法をプログラムとして記憶し
    た、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記画像処理方法が、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
    モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
    像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
    ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プとを有することを特徴とする記憶媒体。
  39. 【請求項39】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、撮像準備指示手段と、撮
    像指示手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮
    影記録する画像処理装置に適用される画像処理方法をプ
    ログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し
    可能な記憶媒体において、 前記画像処理方法が、 前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段
    が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮
    像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モー
    ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
    前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が
    前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを
    前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで
    前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
    記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プとを有することを特徴とする記憶媒体。
  40. 【請求項40】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た撮像データを読み出して演算する信号演算手段とを備
    え、静止画像及び/或いは動画像を撮影記録する画像処
    理装置に適用される画像処理方法をプログラムとして記
    憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体に
    おいて、 前記画像処理方法が、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を行う場合
    は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被
    写体の画像データを前記記憶手段に記憶した後に、前記
    第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光
    の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ス
    テップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像を
    行う場合は、前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像した被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第2の制御ステップと、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  41. 【請求項41】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、撮
    像指示手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮
    影記録する画像処理装置に適用される画像処理方法をプ
    ログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し
    可能な記憶媒体において、 前記画像処理方法が、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、
    前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像
    モードで撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮
    像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像
    手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像デ
    ータを前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モ
    ードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プと、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  42. 【請求項42】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
    ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
    データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
    た撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、撮
    像準備指示手段と、撮像指示手段とを備え、静止画像及
    び/或いは動画像を撮影記録する画像処理装置に適用さ
    れる画像処理方法をプログラムとして記憶した、コンピ
    ュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記画像処理方法が、 前記撮像準備指示手段からの指示に応じて前記撮像手段
    が前記第1の撮像モードで撮像して未露光の画像データ
    を前記記憶手段に記憶する動作を開始した際に、前記第
    1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未露光の
    画像データを前記記憶手段に記憶し終わる前に、前記撮
    像指示手段より、前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像を行う指示があった場合は、前記第1の撮像モー
    ドで前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを
    前記記憶手段に記憶する動作を中止し、前記撮像手段が
    前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画像データを
    前記記憶手段に記憶した後に、前記第1の撮像モードで
    前記撮像手段が撮像して得た未露光の画像データを前記
    記憶手段に記憶させる第1の制御ステップと、 前記第1の撮像モードで前記撮像手段が撮像して得た未
    露光の画像データを前記記憶手段に記憶し終わっている
    ときに、前記撮像指示手段より、前記撮像手段が前記第
    2の撮像モードで撮像を行う指示があった場合は、前記
    撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像した被写体の画
    像データを前記記憶手段に記憶させる第2の制御ステッ
    プと、 前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データと前
    記被写体の画像データとを基に、前記信号演算手段に画
    像補正処理を行なわせる第3の制御ステップとを有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  43. 【請求項43】 撮像手段と、露光状態で前記撮像手段
    に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の撮像動作と
    非露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信
    号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の撮像動作に
    より得られる撮像信号を前記第2の撮像動作により得ら
    れる撮像信号にて処理すると共に、前記撮像手段に前記
    第1の撮像動作を行わせた後に前記第2の撮像動作を行
    わせる第1のモードと前記第2の撮像動作を行わせた後
    に前記第1の撮像動作を行わせる第2のモードをとる信
    号処理手段と、 前記信号処理手段が前記第2のモードで前記第2の撮像
    動作中に前記第1の撮像動作を指示するシャッタレリー
    ズ操作が行われた場合は、前記信号処理手段を前記第1
    のモードに切換える切換え手段とを有することを特徴と
    する撮像装置。
  44. 【請求項44】 前記信号処理手段によって処理された
    前記第1のモード及び前記第2のモードの信号を記憶す
    る記憶手段を有することを特徴とする請求項43記載の
    撮像装置。
  45. 【請求項45】 前記記憶手段は、前記信号処理手段に
    よって処理された信号を圧縮して記憶することを特徴と
    する請求項44記載の撮像装置。
  46. 【請求項46】 前記記憶手段は、バッファであること
    を特徴とする請求項45記載の撮像装置。
  47. 【請求項47】 前記記憶手段に記憶された情報を記録
    媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求
    項46記載の撮像装置。
  48. 【請求項48】 前記信号処理手段の前記第1のモード
    と前記第2のモードを外部操作により切換える切換え手
    段を有することを特徴とする請求項43〜47のいずれ
    かに記載の撮像装置。
  49. 【請求項49】 前記切換え手段は、前記第1のモード
    と前記第2のモードの切換えに単写モードと連写モード
    の切換えを伴うことを特徴とする請求項48記載の撮像
    装置。
  50. 【請求項50】 前記切換え手段は、前記第1のモード
    の切換えに単写モードの切換えを伴い、前記第2のモー
    ドの切換えに連写モードの切換えを伴うことを特徴とす
    る請求項48記載の撮像装置。
  51. 【請求項51】 前記信号処理手段は、連写モードの際
    には前記第2のモードで、単写モードの際には前記第1
    のモードで動作することを特徴とする請求項43記載の
    撮像装置。
  52. 【請求項52】 前記信号処理手段の前記第1のモード
    と前記第2のモードを撮影モードに応じて切換える切換
    え手段を有することを特徴とする請求項43記載の撮像
    装置。
  53. 【請求項53】 撮像手段と、 露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号
    を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮
    像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を行
    い、前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を前記
    第2の撮像動作により得られる撮像信号にて処理すると
    共に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を行わせた後
    に前記第2の撮像動作を行わせる第1のモードと前記第
    2の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像動作を行わ
    せる第2のモードをとる信号処理手段と、 外部操作により露光開始を指示する露光開始指示手段
    と、前記信号処理手段が前記第2のモードで前記第2の
    撮像動作中に前記露光開始指示手段より露光開始の指示
    があった場合には、前記信号処理手段を前記第1のモー
    ドに切換える切換え手段とを有することを特徴とする撮
    像装置。
  54. 【請求項54】 前記信号処理手段によって処理された
    前記第1のモード及び前記第2のモードの信号を記憶す
    る記憶手段を有することを特徴とする請求項53記載の
    撮像装置。
  55. 【請求項55】 前記記憶手段は、前記信号処理手段に
    よって処理された信号を圧縮して記憶することを特徴と
    する請求項54記載の撮像装置。
  56. 【請求項56】 前記記憶手段は、バッファであること
    を特徴とする請求項55記載の撮像装置。
  57. 【請求項57】 前記記憶手段に記憶された情報を記録
    媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求
    項56記載の撮像装置。
  58. 【請求項58】 前記信号処理手段の前記第1のモード
    と前記第2のモードを外部操作により切換える切換え手
    段を有することを特徴とする請求項53〜57のいずれ
    かに記載の撮像装置。
  59. 【請求項59】 前記切換え手段は、前記第1のモード
    と前記第2のモードの切換えに単写モードと連写モード
    の切換えを伴うことを特徴とする請求項58記載の撮像
    装置。
  60. 【請求項60】 前記切換え手段は、前記第1のモード
    の切換えに単写モードの切換えを伴い、前記第2のモー
    ドの切換えに連写モードの切換えを伴うことを特徴とす
    る請求項58記載の撮像装置。
  61. 【請求項61】 前記信号処理手段は、連写モードの際
    には前記第2のモードで、単写モードの際には前記第1
    のモードで動作することを特徴とする請求項5記載の
    撮像装置。
  62. 【請求項62】 前記信号処理手段の前記第1のモード
    と前記第2のモードを撮影モードに応じて切換える切換
    え手段を有することを特徴とする請求項53記載の撮像
    装置。
  63. 【請求項63】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記
    撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮
    像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像
    信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて
    処理すると共に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を
    行わせた後に前記第2の撮像動作を行わせる第1のモー
    ドと前記第2の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像
    動作を行わせる第2のモードをとり、前記第2のモード
    で前記第2の撮像動作中に前記第1の撮像動作を指示す
    るシャッタレリーズ操作が行われた場合は、前記信号処
    理手段を前記第1のモードに切換えることを特徴とする
    画像処理方法。
  64. 【請求項64】 露光状態で前記撮像手段に撮像動作を
    行わせて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で
    前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2
    の撮像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる
    撮像信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号
    にて処理すると共に、前記撮像手段に前記第1の撮像動
    作を行わせた後に前記第2の撮像動作を行わせる第1の
    モードと前記第2の撮像動作を行わせた後に前記第1の
    撮像動作を行わせる第2のモードをとり、前記第2のモ
    ードで前記第2の撮像動作中に外部操作により露光開始
    の指示があった場合には、前記第1のモードに切換える
    ことを特徴とする画像処理方法。
  65. 【請求項65】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記
    撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮
    像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像
    信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて
    処理すると共に、前記撮像手段に前記第1の撮像動作を
    行わせた後に前記第2の撮像動作を行わせる第1のモー
    ドと前記第2の撮像動作を行わせた後に前記第1の撮像
    動作を行わせる第2のモードをとり、前記第2のモード
    で前記第2の撮像動作中に前記第1の撮像動作を指示す
    るシャッタレリーズ操作が行われた場合は、前記信号処
    理手段を前記第1のモードに切換えるプログラムを有す
    ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  66. 【請求項66】 露光状態で前記撮像手段に撮像動作を
    行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記第
    1の撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮像
    動作により得られる撮像信号にて処理すると共に、前記
    撮像手段に前記第1の撮像動作を行わせた後に前記第2
    の撮像動作を行わせる第1のモードと前記第2の撮像動
    作を行わせた後に前記第1の撮像動作を行わせる第2の
    モードをとり、前記第2のモードで前記第2の撮像動作
    中に外部操作により露光開始の指示があった場合には、
    前記第1のモードに切換えるプログラムを有することを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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