JP2008167096A - 撮影装置および方法並びにプログラム - Google Patents

撮影装置および方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008167096A
JP2008167096A JP2006353599A JP2006353599A JP2008167096A JP 2008167096 A JP2008167096 A JP 2008167096A JP 2006353599 A JP2006353599 A JP 2006353599A JP 2006353599 A JP2006353599 A JP 2006353599A JP 2008167096 A JP2008167096 A JP 2008167096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
image
correction amount
elapsed time
dark current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2006353599A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Watanabe
博文 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006353599A priority Critical patent/JP2008167096A/ja
Publication of JP2008167096A publication Critical patent/JP2008167096A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】撮像素子を有し、撮影による画像を取得する撮影手段を備えた撮影装置において、暗電流ノイズを簡易に補正できるようにする。
【解決手段】デジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間をタイマー37が計測する。内部メモリ36には、あらかじめ測定された、経過時間とCCD18の暗電流ノイズの補正量との関係を記憶しておく。撮像系6が撮影を行うと、補正部38が、デジタルカメラ1の電源をオンとしてから撮影までの経過時間から、経過時間と暗電流ノイズの補正量との関係を参照して撮影により取得した画像を補正するための補正量を取得し、補正量により画像を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は撮影により画像を取得する撮影装置および方法並びに撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
デジタルカメラに用いられるCCD等の撮像素子では、光を受光していない状態では暗電流が発生する。暗電流は半導体の熱励起による電子−正孔対の発生に起因するものであるが、撮像素子から出力される画素値にノイズとして含まれることとなる。このため、暗電流ノイズを補正するための各種手法が提案されている。
例えば、デジタルカメラに温度センサを設けて撮像素子の温度を測定し、あらかじめ測定された温度と暗電流ノイズとの関係を参照して暗電流ノイズを求めて、撮影により取得した画像から暗電流ノイズを減算する手法が提案されている(特許文献1参照)。また、撮像素子を遮光して撮影を行うことにより取得された画像(黒画像)を暗電流ノイズに対応するものとして、撮影により取得した画像から減算する手法も提案されている(特許文献2参照)。さらに、撮像素子の全撮像領域のうち、実際に撮像信号を取得する有効画素領域から外れた領域から取得した信号を暗電流ノイズに対応するものとして、撮影により取得した画像から減算する手法も提案されている(特許文献3参照)。
特開2000−184292号公報 特開平8−51571号公報 特開平7−236093号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された手法では、温度センサをデジタルカメラに設ける必要があるため、デジタルカメラの部品点数が増加し、その結果コストが増大することとなる。また、上記特許文献2に記載された手法では、通常の撮影を行う毎に撮像素子を遮光しての撮影を行う必要があるため、補正された画像を得るまでに長時間を要するものとなる。また、撮像素子の全領域を有効領域として使用している場合には、上記特許文献3に記載された手法では、暗電流ノイズを補正することができない。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、暗電流ノイズを簡易に補正できるようにすることを目的とする。
本発明による撮影装置は、撮像素子を有し、撮影による画像を取得する撮影手段を備えた撮影装置において、
前記撮影装置の電源がオンとされてからの経過時間を計測する計測手段と、
あらかじめ測定された、前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を記憶する記憶手段と、
前記撮影手段が撮影を行うと、該撮影までの前記経過時間から、前記経過時間と前記暗電流ノイズの補正量との関係を参照して、前記撮影により取得した画像を補正するための補正量を取得し、該補正量により該画像を補正する補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による撮影装置においては、前記補正手段を、前記撮影装置の電源がオンとされた直後に前記撮影手段に黒画像を取得させ、該黒画像にも基づいて前記画像を補正する手段としてもよい。
「黒画像」は、撮影素子を遮光して撮影を行うことにより取得される画像であり、撮像素子全体における暗電流ノイズに対応する画素値を有するものとなる。
また、本発明による撮影装置においては、前記記憶手段を、前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を各種ISO感度毎に記憶する手段とし、
前記補正手段を、前記経過時間および前記撮影時において前記撮影手段に設定されたISO感度から前記補正量を取得して、前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
この場合、前記補正手段を、前記ISO感度が所定値よりも大きい場合にのみ、前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記記憶手段を、前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を各種露光時間毎に記憶する手段とし、
前記補正手段を、前記経過時間および前記撮影時において前記撮影手段に設定された露光時間から前記補正量を取得して、前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
この場合、前記補正手段を、前記露光時間が所定値よりも大きい場合にのみ、前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記記憶手段を、前記撮像素子を複数の領域に分割することにより得られる各領域毎に、前記暗電流ノイズの補正量を補正する補正係数を記憶する手段とし、
前記補正手段を、前記領域毎に前記暗電流ノイズ補正量を前記補正係数により補正し、該補正した暗電流ノイズ補正量により前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記補正手段を、前記経過時間が所定値よりも大きい場合にのみ、前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
また、本発明による撮影装置においては、前記電源がオンとされた後にオフとされた場合に、該電源がオンとされてから該電源がオフとされるまでの経過時間および該電源がオフとされた時刻を記憶する時間記憶手段をさらに備えるものとし、
前記補正手段を、前記時間記憶手段に前記電源がオンとされてから前記電源がオフとされるまでの時間および前記電源がオフとされた時刻が記憶されている場合には、該時間および該時刻に応じて、前記電源を再度オンとしてから撮影までの経過時間を修正し、該修正された経過時間から前記補正量を取得して前記撮影により取得した画像を補正する手段としてもよい。
本発明による撮影方法は、撮像素子を有し、撮影による画像を取得する撮影手段を備えた撮影装置における撮影方法において、
前記撮影装置の電源がオンとされてからの経過時間を計測し、
前記撮影手段が撮影を行うと、該撮影までの前記経過時間から、あらかじめ測定された前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を参照して、前記撮影により取得した画像を補正するための補正量を取得し、
該補正量により該画像を補正することを特徴とするものである。
なお、本発明による撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、撮影が行われると、撮影装置の電源がオンとされてからの経過時間が計測され、あらかじめ測定された、経過時間と撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係が参照されて暗電流ノイズの補正量が求められる。そして、求められた補正量により撮影により取得した画像が補正される。このため、温度センサのような手段を設けることなく暗電流ノイズを補正でき、その結果、装置のコストアップを防止できる。また、通常の撮影を行う毎に撮像素子を遮光して撮影を行う必要がないため、暗電流ノイズが補正された画像を取得するまでに時間を要することがなくなる。また、撮像素子の全領域が有効領域であっても、暗電流ノイズが補正された画像を取得することができる。
また、撮影装置の電源がオンとされた直後は、撮像素子の温度は上昇していないものの、その際の環境温度における暗電流ノイズが撮像素子から出力される。このため、撮影装置の電源をオンとした直後に黒画像を取得し、これに基づいてさらに画像を補正することにより、電源をオンとした直後の暗電流ノイズおよび経過時間に応じて発生する暗電流ノイズの双方を考慮して画像を補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
また、撮影手段のISO感度が高いほど暗電流ノイズが多くなる。このため、ISO感度毎に補正量を取得して画像を補正することにより、ISO感度に応じて暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
また、撮影手段の露光時間が長いほど暗電流ノイズが多くなる。このため、露光時間毎に補正量を取得して画像を補正することにより、露光時間に応じて暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
また、撮像素子の位置によっても温度の上昇率が異なるものである。このため、撮像素子を複数の領域に分割することにより得られる各領域毎に、暗電流ノイズの補正量を補正するための補正係数を記憶しておき、領域毎に暗電流ノイズ補正量を補正し、補正した暗電流ノイズ補正量により撮影により取得した画像を補正することにより、領域毎に暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
また、電源がオンとされた後に電源をオフとすると撮像素子の温度は低下するが、その後に再度電源がオンとされると、撮像素子の温度も再度上昇する。このため、初めて電源をオンとした場合と、再度電源をオンとした場合とでは、経過時間が同一であっても撮像素子の初期の温度が異なるため、撮像素子の暗電流ノイズも異なる。したがって、電源がオンとされてからオフとされるまでの経過時間および電源がオフとされた時刻を記憶しておき、この経過時間および電源がオフとされた時刻が記憶されている場合には、この経過時間および電源がオフとされた時刻に応じて、電源を再度オンとしてから撮影までの経過時間を修正し、修正された経過時間から補正量を取得して撮影した画像を補正することにより、撮像素子の実際の温度を反映させて暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態によるデジタルカメラ1の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように本実施形態によるデジタルカメラ1は、動作モードスイッチ、上下左右ボタン、レリーズボタンおよび電源スイッチ等の操作系2と、操作系2の操作内容をCPU40に伝えるためのインターフェース部分である操作系制御部3とを有している。
撮像系6としては、撮影レンズ10を構成するフォーカスレンズ10aおよびズームレンズ10bを有している。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部11およびズームレンズ駆動部12によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部11はAF処理部30から出力されるフォーカス駆動量データに基づいて、ズームレンズ駆動部12はズームレバーの操作量データに基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
また、絞り14は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部15によって駆動される。この絞り駆動部15は、AE/AWB処理部31から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。
シャッタ16は、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部17によって駆動される。シャッタ駆動部17は、レリーズボタンの押下により発生する信号と、AE/AWB処理部31から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ16の開閉の制御を行う。
光学系の後方には撮像素子であるCCD18を有している。CCD18は、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。CCD18は、CCD制御部19から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルなアナログ撮影信号として出力する。各画素において電荷を蓄積する時間、すなわち、露光時間は、CCD制御部19から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。また、CCD18はCCD制御部19により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるようにゲインが調整されている。
なお、撮影レンズ10、絞り14、シャッタ16およびCCD18が撮像系6を構成する。
CCD18から取り込まれたアナログ撮影信号は、アナログ信号処理部20に入力される。アナログ信号処理部20は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。なお、アナログ信号処理部20が行う処理をアナログ信号処理とする。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
タイミングジェネレータ21は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部17、CCD制御部19、アナログ信号処理部20に供給することにより、レリーズボタンの操作、シャッタ16の開閉、CCD18の電荷の取込み、およびアナログ信号処理部20の処理の同期をとっている。
フラッシュ制御部23は、撮影時にフラッシュ24を発光させる。
画像入力コントローラ25は、アナログ信号処理部20から入力されたCCD−RAWデータをフレームメモリ26に書き込む。
フレームメモリ26は、画像データに対して後述の各種画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部27は、フレームメモリ26に格納された画像データをスルー画像としてモニタ28に表示させたり、再生モード時に記録メディア35に保存されている画像データをモニタ28に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、所定時間間隔でCCD18により撮影される。
AF処理部30およびAE/AWB処理部31は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU40がCCD18にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
AF処理部30は、プレ画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。
AE/AWB処理部31は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値およびシャッタスピード等を決定し、絞り値データおよびシャッタスピードデータを露出設定値として決定するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。なお、露出およびホワイトバランスについては、撮影モードがマニュアルモードに設定されている場合には、デジタルカメラ1の撮影者がマニュアル操作により設定可能である。また、露出およびホワイトバランスが自動で設定された場合にも、撮影者が操作系5から指示を行うことにより、露出およびホワイトバランスをマニュアル調整することが可能である。
画像処理部32は、本画像の画像データに対して、階調補正、シャープネス補正、色補正等の画質補正処理、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影によりCCD18から取り込まれ、アナログ信号処理部20、画像入力コントローラ25経由でフレームメモリ26に格納された画像データによる画像である。本画像の画素数の上限は、CCD18の画素数によって決定されるが、例えば、ファイン、ノーマル等の設定により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画像およびプレ画像の画像数は、本画像よりも少なく、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれる。
圧縮/伸長処理部33は、画像処理部32によって補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。また、圧縮/伸長処理部33は、再生モードの場合には、記録メディア35から圧縮された画像ファイルを読み出し、伸長処理を行う。伸長後の画像データはモニタ28に出力され、画像データの画像が表示される。
メディア制御部34は、記録メディア35にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
内部メモリ36は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、およびCPU40が実行するプログラム等を記憶する。また、内部メモリ36は、後述するデジタルカメラ1の電源をオンとしてから撮影までの経過時間とCCD18の暗電流ノイズの補正量との関係を表すテーブルを記憶する。
ここで、経過時間とCCD18の暗電流ノイズとの関係について説明する。図2は経過時間とCCD18の上昇温度との関係を示す図である。図2に示すようにデジタルカメラ1の電源がオンとされてからCCD18の温度は上昇を開始し、時間の経過につれて上昇の仕方が鈍くなり、一定時間が経過すると一定の温度となる。図3はCCD18の温度上昇とCCD18の暗電流ノイズの増加量との関係を示す図である。図3に示すように、CCD18の温度が上昇すると、これに比例して暗電流ノイズが増加する。ここで、増加した暗電流ノイズを撮影により取得した画像から減算することにより、撮影により取得された画像に含まれる暗電流ノイズを補正することができる。
したがって、図2に示す関係および図3に示す関係をあらかじめ測定しておくことにより、経過時間とCCD18の暗電流ノイズの増加量、すなわち暗電流ノイズの補正量との関係を求めることができる。本実施形態においては、この関係をテーブルLUT1としてあらかじめ求めておいて、内部メモリ36に記憶しておくものである。図4はテーブルLUT1を示す図である。図4に示すようにテーブルLUT1には、経過時間t1,t2…と暗電流ノイズ補正量H1,H2…とが対応づけられて登録されている。なお、計測した経過時間がテーブルLUT1に登録された経過時間と一致しない場合には、その近傍の経過時間に対応する暗電流ノイズ補正量を補間演算して、計測した経過時間に対応する暗電流ノイズ補正量を求めることができる。
タイマー37は、デジタルカメラ1の電源をオンとしてからの経過時間を計測する。
補正部38は、本撮影が行われると、デジタルカメラ1の電源がオンとされてから撮影までの経過時間をタイマー37から取得し、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT1を参照してCCD18の暗電流ノイズの補正量を取得し、取得した補正量によりCCD−RAWデータを補正する。
CPU40は、操作系2およびAF処理部30等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。
データバス41は、画像入力コントローラ25、各種処理部、フレームメモリ26およびCPU40等に接続されており、デジタル画像データ等のやり取りを行う。
次いで、第1の実施形態において行われる処理について説明する。図5は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。電源がオンとされることによりCPU40が処理を開始し、タイマー37がデジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間の計測を開始する(ステップST1)。そして、CPU40がレリーズボタンが押下されたか否かの監視を開始し(ステップST2)、ステップST2が肯定されると撮像系6により撮影を行わせる(ステップST3)。
続いて、補正部38が、電源がオンとされてから撮影が完了するまでの経過時間をタイマー37から取得する(ステップST4)。ここで、「撮影が完了する」とは、レリーズボタンが押下されて、CCD18への露光が終了することを意味する。そして、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT1を参照して、取得した経過時間から暗電流ノイズ補正量を取得する(ステップST5)。なお、ステップST4,5と並列して、アナログ信号処理部20が、撮像系6が取得した撮像信号にアナログ信号処理を施してデジタルのCCD−RAWデータを取得する(ステップST6)。
そして、補正部38がCCD−RAWデータから暗電流ノイズ補正量を減算することによりCCD−RAWデータを補正する(ステップST7)。続いて、画像処理部32が補正されたCCD−RAWデータに画像処理を施し(ステップST8)、これにより取得された画像データを記録メディア35に記録し(ステップST9)、処理を終了する。
このように、第1の実施形態によれば、撮影が行われると、デジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間を計測し、あらかじめ測定された、経過時間と撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を参照して暗電流ノイズの補正量を取得し、取得した補正量により撮影により取得した画像を補正するようにしたものである。このため、温度センサのような手段を設けることなく暗電流ノイズを補正でき、その結果、デジタルカメラ1のコストアップを防止できる。また、本撮影を行う際にCCD18を遮光して撮影を行う必要がないため、暗電流ノイズが補正された画像を取得するまでに時間を要することがなくなる。また、CCD18の全領域が有効領域であっても、暗電流ノイズが補正された画像を取得することができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラは、上記第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラと同一の構成を有し、行われる処理のみが異なるものであるため、ここでは構成についての詳細な説明は省略する。
ここで、デジタルカメラ1の電源がオンとされた直後は、CCD18の温度は上昇していないものの、そのときの環境温度における暗電流ノイズがCCD18から出力されている。このため、第2の実施形態においては、デジタルカメラ1の電源をオンとした直後にCCD18を遮光した状態で撮影を行って、そのときの環境温度における暗電流ノイズを表す黒画像を取得し、取得した黒画像に基づいてさらに画像を補正することにより、電源をオンとした直後の暗電流ノイズおよび経過時間により求められる暗電流ノイズの双方を考慮して画像を補正するようにした点が第1の実施形態と異なる。
次いで、第2の実施形態において行われる処理について説明する。図6は第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。電源がオンとされることによりCPU40が処理を開始し、絞り14を閉じてCCD18を遮光した状態により撮像系6に撮影を行わせ(ステップST11)、黒画像を取得する(ステップST12)。なお、取得した黒画像の画像データは内部メモリ36に記憶される。次いで、タイマー37がデジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間の計測を開始する(ステップST13)。そして、CPU40がレリーズボタンが押下されたか否かの監視を開始し(ステップST14)、ステップST14が肯定されると撮像系6により撮影を行わせる(ステップST15)。
続いて、補正部38が、電源がオンとされてから撮影が完了するまでの経過時間をタイマー37から取得する(ステップST16)。そして、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT1を参照して、取得した経過時間から暗電流ノイズ補正量を取得する(ステップST17)。なお、ステップST16,17と並列して、アナログ信号処理部20が、撮像系6が取得した撮像信号にアナログ信号処理を施してデジタルのCCD−RAWデータを取得する(ステップST18)。
そして、補正部38がCCD−RAWデータから暗電流ノイズ補正量および黒画像を減算することによりCCD−RAWデータを補正する(ステップST19)。続いて、画像処理部32が補正されたCCD−RAWデータに画像処理を施し(ステップST20)、これにより取得された画像データを記録メディア35に記録し(ステップST21)、処理を終了する。
このように、第2の実施形態においては、デジタルカメラ1の電源をオンとした直後に黒画像を取得し、これに基づいてさらに画像を補正することにより、電源をオンとした直後の暗電流ノイズおよび経過時間に応じて発生する暗電流ノイズの双方を考慮して画像を補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラは、上記第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラと同一の構成を有し、行われる処理のみが異なるものであるため、ここでは構成についての詳細な説明は省略する。
ここで、CCD18は、撮影時におけるISO感度が高いほど暗電流ノイズが多くなる。第3の実施形態はISO感度を考慮して画像を補正するようにした点が第1の実施形態と異なる。このため、第3の実施形態においては、図7に示すように、各種ISO感度毎に経過時間t1,t2…と暗電流ノイズ補正量KH1,KH2…とを対応づけて登録したテーブルLUT2を内部メモリ36に記憶しておき、テーブルLUT1に代えてテーブルLUT2を参照して、暗電流ノイズ補正量を取得するようにしたものである。
次いで、第3の実施形態において行われる処理について説明する。図8は第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。電源がオンとされることによりCPU40が処理を開始し、タイマー37がデジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間の計測を開始する(ステップST31)。そして、CPU40がレリーズボタンが押下されたか否かの監視を開始し(ステップST32)、ステップST32が肯定されると撮像系6により撮影を行わせる(ステップST33)。
続いて、補正部38が、電源がオンとされてから撮影が完了するまでの経過時間をタイマー37から取得するとともに(ステップST34)、撮像系6に設定されたISO感度を取得する(ステップST35)。そして、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT2を参照して、取得した経過時間およびISO感度から暗電流ノイズ補正量を取得する(ステップST36)。なお、ステップST34,35,36と並列して、アナログ信号処理部20が、撮像系6が取得した撮像信号にアナログ信号処理を施してデジタルのCCD−RAWデータを取得する(ステップST37)。
そして、補正部38がCCD−RAWデータから暗電流ノイズ補正量を減算することによりCCD−RAWデータを補正する(ステップST38)。続いて、画像処理部32が補正されたCCD−RAWデータに画像処理を施し(ステップST39)、これにより取得された画像データを記録メディア35に記録し(ステップST40)、処理を終了する。
このように、第3の実施形態においては、ISO感度に応じた暗電流ノイズ補正量を取得して画像を補正するようにしたため、ISO感度に応じて暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
なお、上記第3の実施形態においては、テーブルLUT1,LUT2の双方を内部メモリ36に記憶しておき、ISO感度が暗電流ノイズ補正量に影響を与えないほど小さい場合には、テーブルLUT2に代えてテーブルLUT1を参照して暗電流ノイズ補正量を取得するようにしてもよい。この場合、ISO感度のしきい値Th1を設定しておき、ISO感度がしきい値Th1以下の場合にテーブルLUT2に代えてテーブルLUT1を使用するようにすればよい。
次いで、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラは、上記第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラと同一の構成を有し、行われる処理のみが異なるものであるため、ここでは構成についての詳細な説明は省略する。
ここで、撮影時における露光時間が長いほど暗電流ノイズが多くなる。第4の実施形態は露光時間を考慮して画像を補正するようにした点が第1の実施形態と異なる。このため、第3の実施形態においては、図9に示すように、各種露光時間毎に経過時間t1,t2…と暗電流ノイズ補正量EH1,EH2…とを対応づけて登録したテーブルLUT3を内部メモリ36に記憶しておき、テーブルLUT1に代えてテーブルLUT3を参照して、暗電流ノイズ補正量を取得するようにしたものである。
次いで、第4の実施形態において行われる処理について説明する。図10は第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。電源がオンとされることによりCPU40が処理を開始し、タイマー37がデジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間の計測を開始する(ステップST41)。そして、CPU40がレリーズボタンが押下されたか否かの監視を開始し(ステップST42)、ステップST42が肯定されると撮像系6により撮影を行わせる(ステップST43)。
続いて、補正部38が、電源がオンとされてから撮影が完了するまでの経過時間をタイマー37から取得するとともに(ステップST44)、撮像系6に設定された露光時間を取得する(ステップST45)。そして、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT3を参照して、取得した経過時間および露光時間から暗電流ノイズ補正量を取得する(ステップST46)。なお、ステップST44,45,46と並列して、アナログ信号処理部20が、撮像系6が取得した撮像信号にアナログ信号処理を施してデジタルのCCD−RAWデータを取得する(ステップST47)。
そして、補正部38がCCD−RAWデータから暗電流ノイズ補正量を減算することによりCCD−RAWデータを補正する(ステップST48)。続いて、画像処理部32が補正されたCCD−RAWデータに画像処理を施し(ステップST49)、これにより取得された画像データを記録メディア35に記録し(ステップST50)、処理を終了する。
このように、第4の実施形態においては、露光時間に応じた暗電流ノイズ補正量を取得して画像を補正するようにしたため、露光時間に応じて暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
なお、上記第4の実施形態においては、テーブルLUT1,LUT3の双方を内部メモリ36に記憶しておき、露光時間が暗電流ノイズ補正量に影響を与えないほど短い場合には、テーブルLUT3に代えてテーブルLUT1を参照して、暗電流ノイズ補正量を取得するようにしてもよい。この場合、露光時間のしきい値Th2を設定しておき、露光時間がしきい値Th2以下の場合にテーブルLUT3に代えてテーブルLUT1を使用するようにすればよい。
次いで、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラは、上記第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラと同一の構成を有し、行われる処理のみが異なるものであるため、ここでは構成についての詳細な説明は省略する。
ここで、CCD18は、デジタルカメラ1の電源がオンとされてから全面が均一に温度上昇するものではなく、ディフュージョンアンプ等の影響により、均一には温度は上昇しない。このため、第5の実施形態においては、CCD18を例えば図11に示すように8×8の領域に分割し、図12に示すように分割した領域A1,A2…毎に暗電流ノイズ補正量を補正するための補正係数α1,α2…を対応づけて登録したテーブルLUT4を内部メモリ36に記憶しておき、テーブルLUT4を参照して、暗電流ノイズ補正量をCCD18の領域毎に補正するようにしたものである。
次いで、第5の実施形態において行われる処理について説明する。図13は第5の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。電源がオンとされることによりCPU40が処理を開始し、タイマー37がデジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間の計測を開始する(ステップST51)。そして、CPU40がレリーズボタンが押下されたか否かの監視を開始し(ステップST52)、ステップST52が肯定されると撮像系6により撮影を行わせる(ステップST53)。
続いて、補正部38が、電源がオンとされてから撮影が完了するまでの経過時間をタイマー37から取得し(ステップST54)、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT1を参照して、取得した経過時間から暗電流ノイズ補正量を取得する(ステップST55)。さらに補正部38は、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT4を参照して、暗電流ノイズ補正量をCCD18の領域毎に補正する(ステップST56)。なお、ステップST54,55,56と並列して、アナログ信号処理部20が、撮像系6が取得した撮像信号にアナログ信号処理を施してデジタルのCCD−RAWデータを取得する(ステップST57)。
そして、補正部38がCCD−RAWデータから補正された暗電流ノイズ補正量を減算することによりCCD−RAWデータを補正する(ステップST58)。続いて、画像処理部32が補正されたCCD−RAWデータに画像処理を施し(ステップST59)、これにより取得された画像データを記録メディア35に記録し(ステップST60)、処理を終了する。
このように、第5の実施形態においては、CCD18を複数の領域に分割することにより得られる各領域毎に暗電流ノイズの補正量を補正するための補正係数を記憶しておき、領域毎に暗電流ノイズ補正量を補正し、補正した暗電流ノイズ補正量により撮影により取得した画像を補正するようにしたため、領域毎に暗電流ノイズを補正することができ、その結果、より正確に暗電流ノイズを補正して、高画質の画像を取得することができる。
なお、上記第1から第5の実施形態において、デジタルカメラ1の電源がオンとされてからの経過時間が暗電流ノイズ補正量に影響を与えないほど短い場合には、暗電流ノイズ補正量により画像を補正する処理を停止するようにしてもよい。以下、これを第6の実施形態として説明する。
図14は第6の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでは第6の実施形態を第1の実施形態に適用しているが、第2から第5の実施形態に対しても同様に適用できる。電源がオンとされることによりCPU40が処理を開始し、タイマー37が経過時間の計測を開始する(ステップST61)。そして、CPU40がレリーズボタンが押下されたか否かの監視を開始し(ステップST62)、ステップST62が肯定されると撮像系6により撮影を行わせる(ステップST63)。
続いて、補正部38が、電源がオンとされてから撮影が完了するまでの経過時間をタイマー37から取得する(ステップST64)。そして、補正部38は経過時間が所定のしきい値Th3以下であるか否かを判定し(ステップST65)、ステップST65が否定されると、内部メモリ36に記憶されたテーブルLUT1を参照して、取得した経過時間から暗電流ノイズ補正量を取得する(ステップST66)。ステップST65が肯定されると、何ら補正量を取得することなくステップST68に進む。なお、ステップST64,65,66と並列して、アナログ信号処理部20が、撮像系6が取得した撮像信号にアナログ信号処理を施してデジタルのCCD−RAWデータを取得する(ステップST67)。
そして、補正部38がCCD−RAWデータから暗電流ノイズ補正量を減算することによりCCD−RAWデータを補正する(ステップST68)。なお、ステップST65が肯定された場合には、補正量は算出されていないため、補正は行われないこととなる。続いて、画像処理部32が補正されたCCD−RAWデータに画像処理を施し(ステップST69)、これにより取得された画像データを記録メディア35に記録し(ステップST70)、処理を終了する。
なお、上記第1から第6の実施形態において、撮影を中断して電源をオフとする場合があるが、電源をオフとしてしまうと再度電源をオンとしたときに、電源をオンとしてからの経過時間が計測し直されることとなる。しかしながら、電源をオフとしてから再度電源をオンとするまでの経過時間が短いと、CCD18の温度は下がりきっておらず、その結果、再度電源をオンとしてからの経過時間を用いて暗電流ノイズ補正量を取得したのでは、正確に暗電流ノイズを補正することができない。
このような場合、電源をオフとしたときまでの経過時間および電源をオフとしたときの時刻を内部メモリ36に記憶しておくことが好ましい。ここで、電源をオフとしたときの時刻と、再度電源をオンとしたときの時刻から、電源をオフとしてから再度電源をオンとするまでの時間(オフ時間とする)を知ることができる。再度電源をオンとしたときのCCD18の温度は、実質的には、内部メモリ36に記憶した電源をオフとしたときの経過時間からオフ時間を減算することにより得られる時間に対応する温度となる。したがって、オフ時間に基づいてテーブルLUT1等を参照して、CCD18の暗電流ノイズ補正量の初期値を取得することができ、再度電源をオンとしてからの経過時間から取得した暗電流ノイズ補正量を、暗電流ノイズ補正量の初期値と合わせて用いて撮影により取得した画像を補正することにより、より正確に暗電流ノイズを補正することができる。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラについて説明したが、コンピュータを、上記の補正部38に対応する手段として機能させ、図5,6,8,10,13,14に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の1つである。
本発明の第1の実施形態による撮影装置を適用したデジタルカメラの構成を示す概略ブロック図 経過時間とCCDの上昇温度との関係を示す図 CCDの上昇温度とCCDの暗電流ノイズの増加量との関係を示す図 経過時間と暗電流ノイズ補正量との関係を登録したテーブルを示す図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート ISO感度毎に経過時間と暗電流ノイズ補正量との関係を登録したテーブルを示す図 第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 露光時間毎に経過時間と暗電流ノイズ補正量との関係を登録したテーブルを示す図 第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャート CCDの分割を説明するための図 CCDの各領域と補正係数との関係を登録したテーブルを示す図 第5の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第6の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 操作系
3 操作系制御部
4 電源スイッチ
6 撮像系
10 撮影レンズ
24 フラッシュ
28 モニタ
35 記録メディア
37 タイマー
38 補正部
40 CPU

Claims (11)

  1. 撮像素子を有し、撮影による画像を取得する撮影手段を備えた撮影装置において、
    前記撮影装置の電源がオンとされてからの経過時間を計測する計測手段と、
    あらかじめ測定された、前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を記憶する記憶手段と、
    前記撮影手段が撮影を行うと、該撮影までの前記経過時間から、前記経過時間と前記暗電流ノイズの補正量との関係を参照して、前記撮影により取得した画像を補正するための補正量を取得し、該補正量により該画像を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記補正手段は、前記撮影装置の電源がオンとされた直後に前記撮影手段に黒画像を取得させ、該黒画像にも基づいて前記画像を補正する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記記憶手段は、前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を各種ISO感度毎に記憶する手段であり、
    前記補正手段は、前記経過時間および前記撮影時において前記撮影手段に設定されたISO感度から前記補正量を取得して、前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の撮影装置。
  4. 前記補正手段は、前記ISO感度が所定値よりも大きい場合にのみ、前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. 前記記憶手段は、前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を各種露光時間毎に記憶する手段であり、
    前記補正手段は、前記経過時間および前記撮影時において前記撮影手段に設定された露光時間から前記補正量を取得して、前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の撮影装置。
  6. 前記補正手段は、前記露光時間が所定値よりも大きい場合にのみ、前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
  7. 前記記憶手段は、前記撮像素子を複数の領域に分割することにより得られる各領域毎に、前記暗電流ノイズの補正量を補正する補正係数を記憶する手段であり、
    前記補正手段は、前記領域毎に前記暗電流ノイズ補正量を前記補正係数により補正し、該補正した暗電流ノイズ補正量により前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の撮影装置。
  8. 前記補正手段は、前記経過時間が所定値よりも大きい場合にのみ、前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の撮影装置。
  9. 前記電源がオンとされた後にオフとされた場合に、該電源がオンとされてから該電源がオフとされるまでの経過時間および該電源がオフとされた時刻を記憶する時間記憶手段をさらに備え、
    前記補正手段は、前記時間記憶手段に前記電源がオンとされてから前記電源がオフとされるまでの時間および前記電源がオフとされた時刻が記憶されている場合には、該時間および該時刻に応じて、前記電源を再度オンとしてから撮影までの経過時間を修正し、該修正された経過時間から前記補正量を取得して前記撮影により取得した画像を補正する手段であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の撮影装置。
  10. 撮像素子を有し、撮影による画像を取得する撮影手段を備えた撮影装置における撮影方法において、
    前記撮影装置の電源がオンとされてからの経過時間を計測し、
    前記撮影手段が撮影を行うと、該撮影までの前記経過時間から、あらかじめ測定された前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を参照して、前記撮影により取得した画像を補正するための補正量を取得し、
    該補正量により該画像を補正することを特徴とする撮影方法。
  11. 撮像素子を有し、撮影による画像を取得する撮影手段を備えた撮影装置における撮影方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記撮影装置の電源がオンとされてからの経過時間を計測する手順と、
    前記撮影手段が撮影を行うと、該撮影までの前記経過時間から、あらかじめ測定された前記経過時間と前記撮像素子の暗電流ノイズの補正量との関係を参照して、前記撮影により取得した画像を補正するための補正量を取得する手順と、
    該補正量により該画像を補正する手順とを有することを特徴とするプログラム。
JP2006353599A 2006-12-28 2006-12-28 撮影装置および方法並びにプログラム Abandoned JP2008167096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353599A JP2008167096A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 撮影装置および方法並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006353599A JP2008167096A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 撮影装置および方法並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008167096A true JP2008167096A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39695942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006353599A Abandoned JP2008167096A (ja) 2006-12-28 2006-12-28 撮影装置および方法並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008167096A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011124700A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Canon Inc 撮像装置、その駆動制御方法、及びその駆動制御プログラム、並びに記録媒体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10271398A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Konica Corp 固体撮像素子の暗電流制御装置及びスチルビデオカメラ
JP2001320634A (ja) * 2000-05-12 2001-11-16 Canon Inc 撮像装置、その制御方法およびコンピュータ読み取り可能な媒体
JP2002027329A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Canon Inc 撮像装置
JP2004328744A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Eastman Kodak Co 様々な動作条件に亘るcmosイメージャにおける固定パターンノイズの除去
JP2004356734A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Olympus Corp カメラ
JP2006041935A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Nikon Corp 画像処理装置および画像処理プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10271398A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Konica Corp 固体撮像素子の暗電流制御装置及びスチルビデオカメラ
JP2001320634A (ja) * 2000-05-12 2001-11-16 Canon Inc 撮像装置、その制御方法およびコンピュータ読み取り可能な媒体
JP2002027329A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Canon Inc 撮像装置
JP2004328744A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Eastman Kodak Co 様々な動作条件に亘るcmosイメージャにおける固定パターンノイズの除去
JP2004356734A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Olympus Corp カメラ
JP2006041935A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Nikon Corp 画像処理装置および画像処理プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011124700A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Canon Inc 撮像装置、その駆動制御方法、及びその駆動制御プログラム、並びに記録媒体
US8830371B2 (en) 2009-12-09 2014-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus including image pickup element provided with charge holding portion, control method and control program therefor, and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11024342B2 (en) Digital image processing apparatus and method of controlling the same
JP4444936B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP4733068B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2010166304A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム
JP2008301013A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP4717836B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2007257465A (ja) 画像表示装置および方法並びにプログラム
JP2004274285A (ja) 電子カメラ
JP5144451B2 (ja) 撮像装置およびフラッシュの制御方法
JP2008167096A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2007027984A (ja) 撮影装置およびその制御方法
JP5248928B2 (ja) 撮影制御装置およびその方法並びにプログラム
JP2004186919A (ja) デジタルカメラ
JP5184325B2 (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム
JP5266077B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2013016905A (ja) 撮像装置
JP5027055B2 (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP4671893B2 (ja) 電子カメラ
JP2010136239A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法並びにプログラム
JP2004193884A (ja) デジタルカメラ
JP2009303111A (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP4976049B2 (ja) 撮像装置
JP2009076978A (ja) 電子カメラおよびその撮影方法
JP2010107752A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2009071515A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090910

RD15 Notification of revocation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435

Effective date: 20110415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20111104