JP5371602B2 - 撮像装置、撮像装置の駆動方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の駆動方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の駆動方法及びプログラムに関し、特に、光学ズームと電子ズームとを複合的に用いることにより、ズーム倍率の制御を行う撮像装置、撮像装置の駆動方法及びプログラムに関する。
従来、焦点距離を変更可能な撮影レンズ、いわゆるズームレンズを搭載した銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等が知られている。このズームレンズは複数枚のレンズから構成され、そのレンズ位置を移動させることにより焦点距離、すなわちズーム倍率を変化させるものである。このようにズームレンズによりなされるズームは一般に光学ズームと呼ばれている。また、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラのように、撮像素子からの画像信号を電子的に処理している装置では、電子ズームも行われている。この電子ズームは、撮像装置からの画像信号の一部を拡大して表示することにより、ズーム倍率を変化させるものである。上記のような光学ズームと電子ズームの両方のズーム手段を有する撮像装置においてその両方のズームを複合的に用いることによって、種々の効果がある技術がかねてよりいくつも提案されてきた。
例えば、特許文献1においては、以下のような技術が開示されている。電子ズームと光学ズームを同時に駆動させることにより、光学ズームだけを用いた場合に比べて高速なズームを実現する。さらに、所望のズーム倍率に達したら電子ズームと光学ズームを合成した画角が一定のまま光学ズームが可能な範囲内においてなるべく電子ズームの倍率が小さくなるように光学ズームの倍率を増大させ、電子ズームの倍率を減少させることにより画質の劣化を防ぐ。この構成により、高速な画角変更と画質の低下を最小限に抑えることを実現している。また、特許文献2においては次のような技術が開示されている。ズーム操作に際して、まずは電子ズームを優先して作動させ、次に光学ズーム作動させる。上記の構成により、特許文献2に開示されている技術は、動画撮影中に光学ズームを高速で動かすことによる駆動音が発生することを防いだり、静止画撮影に際してスムーズな画角調整が行えるということを実現している。
特開平10−42183号公報 特開2007−329689号公報
しかしながら、上記した従来の技術は下記のことを想定してはいなかった。現在、コンパクトデジタルカメラにおいては、F値の補正や無限フォーカス位置の補正を焦点距離毎に設定する必要から、焦点距離は無段階には選べずに、予め決められた焦点距離(以下、ズーミングポイントと呼称する)のみを選べるようになっている。上記のように焦点距離が段階的にしか選べないズームレンズでは、撮像装置の使用者の光学ズームのズーミングによる画角選択の自由度が小さかった。上記のような段階的なズーミングしか行えない撮像装置においては、それぞれの撮像装置に搭載されているズームレンズの光学的特性に応じて、ズームミングポイント毎に種々のパラメータが設定されている。
撮像装置の使用者の光学ズームのズーミングによる画角選択の自由度を大きくするためにズーミングポイントを多くすると、上記パラメータを設定する量が増大しカメラの開発期間やコストが膨大となる等のことがあった。また一方で、一般に光学ズームよりも電子ズームの方がズーミングを細かく行うのに適しているが、電子ズームだけを用いてズーミングを行うと画質の低下が顕著になることが多かった。そこで、本発明は、電子ズームと光学ズームを適切に組み合わせることにより、焦点距離が段階的にしか選べない撮像装置において、従来技術に比べてより細かい画角選択を可能にすることを目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、レンズの焦点距離を変化させることで、撮影する画像の画角を段階的に変化させる光学ズームと、前記撮影する画像を電子的に変化させることで、前記撮影する画像の画角を段階的に変化させる電子ズームとを組み合わせて撮影する撮像装置であって、前記電子ズームの画角が変化する段階の間隔は、前記光学ズームの画角が変化する段階の間隔よりも小さく、前記電子ズームのズーム倍率には、基準値があり、前記基準値は、前記光学ズームの一段階における変倍率の内の最大の変倍率の値以上の値であり、望遠方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値より小さい場合は前記電子ズームを望遠方向に駆動し、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値に達したら前記電子ズームを停止するとともに前記光学ズームを望遠方向に駆動し、望遠方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値以上の場合は前記光学ズームを望遠方向に駆動し、広角方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値より大きい場合は前記電子ズームを広角方向に駆動し、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値に達したら前記電子ズームを停止するとともに前記光学ズームを広角方向に駆動し、広角方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値以下の場合は前記光学ズームを広角方向に駆動し、前記光学ズームの画角が前記段階の途中で止まる指示があった場合、前記電子ズームは前記指示があったときの光学ズームと電子ズームを掛け合わせた画角に近づくように前記画角を変化させる。
本発明によれば、焦点距離が段階的にしか選べない撮像装置において、従来技術に比べてより細かい画角選択が可能な撮像装置を実現することができる。
本発明の一実施形態としての撮像装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置100の主ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるズーム処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面等を参照して説明する。なお、以下の説明では、具体的な数値、構成、動作等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
[実施形態1]
本実施形態では光学ズームの焦点距離が段階的にしか選べない撮像装置を例として説明する。図1は、本発明の一実施形態としての撮像装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置100は、撮像レンズ10と、シャッター12と、撮像素子14と、A/D変換器16と、タイミング発生回路18と、画像処理回路20と、メモリ制御回路22と、システム制御回路50とを備えている。また、画像処理回路100は、画像表示メモリ24と、D/A変換器26と、画像表示部28と、メモリ30と、圧縮・伸長回路32と、露光制御部40と、測距制御部42と、ズーム制御部44と、保護部46と、フラッシュ48と、メモリ52と、を備えている。また、画像処理回路100は、表示部54と、不揮発性メモリ56と、モードダイアルスイッチ60と、シャッタースイッチ62と、画像表示ON/OFFスイッチ64と、ズームスイッチ66と、操作部70とを備えている。また、画像処理回路100は、電源制御部80と、コネクタ82と、コネクタ84と、電源86と、インタフェース90と、コネクタ92と、インタフェース94と、コネクタ96と、記録媒体着脱検知部98とを備えている。また、画像処理回路100は、保護部102と、光学ファインダ104と、通信部110と、コネクタ(アンテナ)112と、記録媒体200と、記録媒体210と、記録部212と、インタフェース214と、コネクタ216と、を備えている。
本実施形態では、撮影レンズ10は焦点距離を変更可能ないわゆるズームレンズとなっている。撮像レンズ10は複数枚のレンズから構成され、そのレンズ位置を移動させることにより焦点距離、すなわちズーム倍率を変化させるものである。本実施形態の撮像レンズ10は、焦点距離を撮像装置の使用者が連続的には選べずに、予め決められた焦点距離(以下、ズーミングポイントと呼称する)のみを撮像装置の使用者が選べるような構成となっている。シャッター12は絞り機能を備える。撮像素子14は光画像を電気信号に変換する。A/D変換器16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するとともに、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。画像処理回路20はA/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理回路20の演算によって得られた結果に基づいて、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。具体的には、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。画像処理回路20は撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、又はメモリ制御回路22のみを介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に直接書き込まれる。画像表示部28はTFT、LCD等からなる画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28によって撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能(モニタ)を実現することが可能である。また、撮像した画像データの上に、アイコンや文字列などのビットマップを重ねて画像表示部28に表示することも可能である。電子ファインダ機能に加え、撮影情報をアイコンや文字列により表示することができる。撮影情報には、ズーム倍率を視認させる表示領域、画素数、フォーカス方式、露出補正値等がある。この画像表示メモリ24により、本実施の形態の情報表示手段が構成されている。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。本実施の形態の撮像状態表示制御手段は、システム制御回路50により構成される。メモリ30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する。圧縮・伸長回路30はメモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。露光制御部40は、シャッター12を制御し、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能を果たすことも可能である。測距制御部42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。ズーム制御部44は撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア制御部46はバリアである保護部102の動作を制御する。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能及びフラッシュ調光機能も果たす。露光制御部40及び測距制御部42はTTL方式によって制御されている。撮像した画像データを画像処理回路20が演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40及び測距制御部42に対して制御する。システム制御回路50は画像処理装置100の全体動作を制御し、具体的にはマイクロコンピュータによって構成される。メモリ52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
表示部54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、液晶表示装置、スピーカー等によって構成され、画像処理装置100の操作部70近辺の視認し易い位置に単数又は複数個所設置され、例えば、LCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、以下のものがある。シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示等である。また、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等である。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。不揮発性メモリ56は電子的に消去・記録可能であり、例えば、EEPROM等が用いられる。
モードダイアルスイッチ60と、シャッタースイッチ62と、画像表示ON/OFFスイッチ64と、ズームスイッチ66と、操作部70とは、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段としての機能を果たす。これらの各部は、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティングデバイス、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。ここで、これらの部の具体的な説明を行う。モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
シャッタースイッチ62は、2段階に押圧するようになっており、1段目の押圧でSW1がONし、さらに2段目の押圧でSW2がONする構成になっている。SW1は不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、ONとなるとAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。SW2は不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなる。SW2がONとなると、一連の処理が開始する。具体的には、以下で説明される三つの処理が行われる。露光処理と、現像処理と、記録処理との三つである。まず、露光処理は、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む処理である。現像処理は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた処理である。記録処理は、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200又は210に画像データを書き込む処理である。画像表示ON/OFFスイッチ64は、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT、LCD等からなる画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
ズームスイッチ66は、テレスイッチとワイドスイッチとからなっている。テレスイッチがONになると望遠方向(テレ方向)にズームが行われ、ワイドスイッチがONになると広角方向(ワイド方向)にズームが行われる。操作部70は各種ボタンやタッチパネル等からなる。操作部70には、具体的には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタンがある。また、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。電源制御部80は、電池検出回路、DC・DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいて、DC・DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。電源86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池、NiMH電池、Li ion電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
インタフェース90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースとしての機能を果たす。コネクタ92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続をとる。記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92及び96の少なくともに一方に、記録媒体200又は210が装着されているか否かを検知する。なお、本実施の形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統有するものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数又は複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード又はSDカード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード又はSDカード等の規格に準拠したものを用いて構成する。その場合、下記の各種カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。例えば、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等の各種通信カードである。保護部102は、画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである。
光学ファインダ104は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用せずに、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を果たす。コネクタ(アンテナ)112は、通信部110により画像処理装置100を他の機器と接続する。コネクタ(アンテナ)112は、有線通信の場合はコネクタであり、無線通信の場合はアンテナである。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等である。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202と、画像処理装置100とのインタフェース204と、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206とを備えている。記録媒体210はメモリカードやハードディスク等である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212と、画像処理装置100とのインタフェース214と、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216とを備えている。画像表示メモリ24に記録されるLCD表示画像は、メモリ制御部22を介して画像表示部28に表示される。このLCD表示画像は、画像表示部28の画素数と同じ画素数の大きさを有する。撮像素子14からの画像データを順次取り込んで画像表示部28に表示することにより電子ファインダ機能を実現する。
次に、図を参照して、本実施形態の動作を説明する。図2は、本実施の形態の画像処理装置100の主ルーチンを示すフローチャートである。図2を用いて、画像処理装置100の動作を説明する。まず、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(ステップS101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(ステップS102)。次に、システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断する(ステップS103)。モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば、所定の終了処理を行った後(ステップS105)、ステップS103に戻る。所定の終了処理とは、以下の一連の各処理をいう。すなわち、各表示部の表示を終了状態に変更する。そして、保護部102のバリアを閉じて撮像部を保護する。それから、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。そして、電源制御部80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する。これらの各処理をすることによって、終了処理は完了する。
モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(ステップS103)、ステップS106に進む。また、モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(ステップS103)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS104)、ステップS103に戻る。システム制御回路50は、電源制御部80により電池等により構成される電源86の残容量や動作状況が画像処理装置100の動作に問題があるか否かを判断する(ステップS106)。問題があるならば表示部54によって画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステップS103に戻る。一方、ステップS106の判断の結果、電源86に問題がないならば、ステップS107に進む。
ステップS107では、システム制御回路50は記録媒体200又は210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断する(ステップS107)。問題があるならば(ステップS107/No)、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステップS103に戻る。一方、ステップS107の判定の結果、記録媒体200又は210の動作状態に問題がないならば(ステップS107/Yes)、表示部54によって画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う(ステップS109)。続いて、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66が押されたかどうかを判定する(ステップS110)。この判定の結果、画像表示ON/OFFスイッチ66が押されていれば(ステップS110/Yes)、画像表示フラグのON/OFFを調べる(ステップS111)。画像表示フラグがOFFに設定されていたならば、画像表示フラグをONに設定するとともに(ステップS112)、画像表示部28の画像表示をON状態に設定する(ステップS113)。
さらに、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定し(ステップS114)、スルー表示の上にズーム倍率を視認させる表示領域を重ねて表示して(ステップS115)、ステップS118に進む。ズーム倍率を視認させる表示は、ビットマップの描画・表示により行われる。描画したビットマップを、EVFの上に重ねて表示する。ビットマップをEVFの上に重ねて表示する方法は、広く知られており、ここでは特に説明しない。スルー表示状態においては、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現している。画像表示メモリ24への書き込みは、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して行われる。画像表示部28への表示は、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して行われる。
画像表示フラグがONに設定されていたならば(ステップS111)、画像表示フラグを解除するとともに(ステップS116)、画像表示部28の画像表示をOPF状態に設定して(ステップS117)、ステップS118に進む。画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用せず、光学ファインダ104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。なお、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶する。また、起動時においては画像表示フラグがOFFである。続いて、システム制御回路50は、選択されているズームモードに応じたズーム処理を行う(ステップS118)。ステップS118のズーム処理の詳細は後記する。その後、システム制御回路50は、シャッタースイッチ62、操作部70その他のスイッチの状態がONであるか否かを判別する(ステップS119)。スイッチの状態がONであった場合は、撮影動作など、選択されたスイッチの状態に応じた処理を実行した後(ステップS120)、ステップS103に戻る。一方、スイッチの状態がOFFであった場合は、処理をせずにステップS103に戻る。
続いて、ズームの制御方法について詳細な説明を行う。本実施形態では光学ズームと電子ズームとを複合的に用いる。光学ズームレンズの焦点距離を変化させることで撮影する画像の画角を段階的に変化させ、電子ズームは撮影する画像を電子的に変化させることで撮影する画像の画角を段階的に変化させる。図3は、本実施の形態のズーム処理を示すフローチャートである。まず、撮像装置の使用者によるズームスイッチの操作情報がシステム制御回路50に伝達される。システム制御回路はズームスイッチがOFFであるかどうかを判定する(ステップS301)。OFFの場合は、ステップS301に戻る。ズームスイッチがONである場合は、望遠方向にONであるかどうかを判定する(ステップS302)。望遠方向にONである場合は(ステップS302/Yes)、電子ズームの倍率が電子ズームの基準値以上であるか判定する(ステップS303)。電子ズーム倍率が電子ズームの基準値以上の場合は光学ズームのみを望遠方向に駆動し(ステップS304)、その後ズームスイッチがOFFであるかどうかを判定する(ステップS305)。電子ズームの基準値については後に詳細に説明する。
ズームスイッチがONであると判定された場合は(ステップS305/No)、ステップS304に戻る。ズームスイッチがOFFであると判定された場合は(ステップS305/Yes)、光学ズームがズーミングポイントにあるかどうかを判定する(ステップS306)。光学ズームがズーミングポイントにあると判定された場合は(ステップS306/Yes)、ステップS301に戻る。光学ズームがズーミングポイントにないと判定された場合は(ステップS306/No)、光学ズームを望遠方向に次のズーミングポイントまで駆動する。それとともに、ステップS305以降の光学ズームによる画角変動を打ち消すように電子ズームを光学ズームの駆動が停止するまで広角方向に駆動する(ステップS307)。
その後、ステップS301に戻る。電子ズームが電子ズームの基準値より小さい値であると判定された場合は(ステップS303/No)、電子ズームのみを望遠方向に駆動し(ステップS308)、その後ズームスイッチがOFFであるかどうかを判定する(ステップS309)。ズームスイッチがONであると判定された場合は(ステップS309/No)、ステップS303に戻る。ズームスイッチがOFFであると判定された場合は、ステップS301に戻る。ステップS302で、望遠方向にONではない、すなわち広角方向にONであると判定された場合は(ステップS302/No)、電子ズームの倍率が電子ズームの基準値以下であるかどうかを判定する(ステップS310)。判定の結果、電子ズームの倍率が電子ズームの基準値以下であると判定された場合は(ステップS310/Yes)、光学ズームのみを広角方向に駆動し(ステップS311)、その後ズームスイッチがOFFであるかどうかを判定する(ステップS312)。
ズームスイッチがONであると判定された場合は(ステップS312/No)、ステップS311に戻る。ズームスイッチがOFFであると判定された場合は(ステップS312/Yes)、光学ズームがズーミングポイントにあるかどうかを判定する(ステップS313)。光学ズームがズーミングポイントにあると判定された場合は(ステップS313/Yes)、ステップS301に戻る。光学ズームがズーミングポイントにないと判定された場合は(ステップS313/No)、光学ズームを広角方向に次のズーミングポイントまで駆動する。それとともに、ステップS312以降の光学ズームによる画角変動を打ち消すように電子ズームを光学ズームの駆動が停止するまで望遠方向に駆動する(ステップS314)。その後、ステップS301に戻る。ステップS310での判定の結果、電子ズームの倍率が電子ズームの基準値より大きいと判定された場合は(ステップS310/No)、電子ズームのみを広角方向に駆動する(ステップS315)。その後ズームスイッチがOFFであるかどうかを判定する(ステップS316)。ズームスイッチがONであると判定された場合は(ステップS316/No)、ステップS310に戻る。ズームスイッチがOFFであると判定された場合は(ステップS316/Yes)、ステップS301に戻る。
上記したように本実施形態では、撮影者が望遠方向にズーミングする際は、以下の処理を行っている。すなわち、光学ズームを望遠方向に次のズーミングポイントまで駆動する。それとともに、ステップS306でズームスイッチがOFFであると判定された時間以降の光学ズームによる画角変動を打ち消すように電子ズームを光学ズームの駆動が停止するまで広角方向に駆動している。又、撮影者が広角方向にズーミングする際は、ステップS314において、光学ズームを広角方向に次のズーミングポイントまで駆動する。それとともに、ステップS312でズームスイッチがOFFであると判定された時間以降の光学ズームによる画角変動を打ち消すように電子ズームを光学ズームの駆動が停止するまで望遠方向に駆動している。
以上のように光学ズームと電子ズームを複合的に用いるような制御を行うことにより、光学ズームが予め決められたズーミングポイントのみしか選べない構成となっているにも関わらず、ズームスイッチがOFFになった時点の画角で撮影を行うことができる。ズームスイッチがOFFになった時点の画角で撮影を行うことができるということは、すなわち、撮像装置の使用者が意図した画角により撮影を行うことができるということである。
ここで、電子ズームの基準値について説明を行う。上記のように電子ズームは、ズームスイッチがOFFとなった後に光学ズームが次のズーミングポイントまで駆動される際の画角変化を打ち消すように制御される。ところで、望遠方向へのズーミングの際は、電子ズームがある一定の倍率以上でなければ、ズームスイッチがOFFであると判定された時間以降の光学ズームによる画角変動のすべてを打ち消すことができない。すなわち、例えば撮像装置の使用者が光学ズーム倍率と電子ズーム倍率とを掛け合わせた倍率が1.95倍のときの画角のときに望遠方向のズームスイッチを放したとする。このときの電子ズームの倍率が1.3倍であった場合、光学ズームの倍率は1.95倍(光学ズーム倍率と電子ズームを掛け合わせた倍率)/1.3倍(電子ズームの倍率)=1.5倍(光学ズームの倍率)より1.5倍である。光学ズームのズーミングポイントが1.2倍の次が1.7倍であれば、光学ズームは1.5倍では止まらずに1.7倍となってしまう。1.95倍の画角を維持するには1.95倍(光学ズーム倍率と電子ズームを掛け合わせた倍率)/1.7倍(光学ズームの倍率)=1.147倍(電子ズームの倍率)より電子ズームは1.147倍となればよい。そのため、電子ズームを1.147倍とすることにより撮像装置の使用者の意図した光学ズーム倍率と電子ズームを掛け合わせた倍率1.95倍を維持できる。
しかし、このときの電子ズームの倍率が1.1倍であった場合は、光学ズームの倍率は1.95倍(光学ズーム倍率と電子ズームを掛け合わせた倍率)/1.1倍(電子ズームの倍率)=1.7727倍(光学ズームの倍率)より1.7727倍である。ズーミングポイントが1.7倍の次が2.2倍であった場合、ズームレンズは1.7727倍では止まらずに2.2倍となる。撮像装置の使用者が意図した光学ズーム倍率と電子ズームを掛け合わせた倍率は1.95倍であるので、光学ズームが2.2倍となったとき1.95倍の倍率を維持するには電子ズームは1.95倍/2.2倍=0.886倍とならなければならない。電子ズームは原理的に1倍より小さな倍率とはならない。そのため、電子ズームが1倍となるまで最大限光学ズームの画角変動を打ち消しても光学ズーム倍率と電子ズーム倍率を掛け合わせた倍率は1倍2.2倍=2.2倍となる。そのため、撮像装置の使用者が意図した画角である1.95倍よりも大きな値となってしまう。このように電子ズームの値によっては、望遠方向に撮像装置の使用者がズーミングを行った際に撮像装置の使用者が意図した画角を維持できなくなる。
次に、望遠方向に撮像装置の使用者がズーミングを行った際に撮像装置の使用者が意図した任意の画角を維持するための、電子ズームの条件について説明する。光学ズームのn段階あるズーミングポイントの内、i番目のズーミングポイントにおける倍率をa(i=1、2、3、・・・、n)とする。一段階における変倍率αはaを用いて以下のように表すことができる。
α=ai+1/a(i=1、2、3・・・、n)
α(i=1、2、3・・・、n)の内最大のものをαmaxとする。光学ズームの倍率がaからai+1に変わったときの変倍率αを電子ズームの広角方向への駆動によって打ち消すには、電子ズームの倍率が1/α変倍すればよい。電子ズームの倍率は原理上1倍より小さな値とはなれないので、電子ズームが1/α変倍するには電子ズームの倍率がα以上である必要がある。本実施形態では、電子ズームの画角が変化する段階の間隔は、光学ズームの画角が変化する段階の間隔よりも小さい。ところで、電子ズームによる補正は、以下の方法で行うことができる。撮像装置の使用者がズームスイッチをOFFにしたときの光学ズーム倍率がax+1>b>aであるbであった場合、光学ズーム倍率bから次のズーミングポイントの倍率ax+1への変倍βを打ち消すような変倍を行う。このようにすることで、撮像装置の使用者がズームスイッチをOFFにしてから光学ズームが次のズーミングポイントで止まるまでの光学ズームによる変倍を打ち消すことができる。βは次のように表すことができる。
β=ax+1/b
変倍βを打ち消すような変倍とはすなわち変倍1/βであるので、電子ズーム倍率は1倍よりも小さな値を取れないという条件から、撮像装置の使用者がズームスイッチをOFFにしたときの電子ズーム倍率をσとして
σ×1/β≧1
σ≧β
すなわち、電子ズーム倍率σ≧βが、撮像装置の使用者がズームスイッチをOFFにしてから光学ズームが次のズーミングポイントで止まるまでの光学ズームによる変倍を打ち消すことができるための条件である。
ここで、ax+1>b>aより
α>β
さらに
αmax≧α
であるので
αmax>β
である。上記したようにσ≧βが撮像装置の使用者がズームスイッチをOFFにしてから光学ズームが次のズーミングポイントで止まるまでの光学ズームによる変倍を打ち消すことができるための条件である。
そのため、電子ズームの倍率σがαmax以上であれば、使用者がズームスイッチをOFFにした時の光学ズーム倍率がいかなる倍率であっても、撮像装置の使用者がズームスイッチをOFFにしてから光学ズームが次のズーミングポイントで止まるまでの光学ズームによる変倍を打ち消すことができる。したがって、望遠方向に撮像装置の使用者がズーミングする際、任意の画角を選べるようにするには、電子ズームの基準値をこのαmax以上として本実施形態で示した制御を行えばよい。また、一方で、電子ズームの倍率の増加は画質の劣化を伴うので、望遠方向に撮像装置の使用者がズーミングする際に任意の画角を選べる電子ズームの条件内で、電子ズームの倍率はなるべく小さいことが望ましい。そこで、本実施形態では、広角方向へのズーミングの際、電子ズームの倍率が電子ズームの基準値よりも大きいときには、電子ズームの倍率が電子ズームの基準値になるまで、電子ズームのみを広角方向へ駆動している。このような構成とすることにより、撮像装置の使用者がズーミングする際に任意の画角を選べ、さらに電子ズームの倍率はなるべく小さくすることを実現している。
[他の実施の形態]
記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等でもよい。また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であってもよい。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としてもよい。そして、上記の実施形態においては、記録媒体200及び210は画像処理装置100と分離していて任意に接続可能なものを適用したが、いずれか又はすべての記録媒体が画像処理装置100に固定したままとなっていてもよい。また、画像処理装置100に記録媒体200又は210が、単数又は複数の任意の個数で、接続可能な構成であっても構わない。そして、画像処理装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数又は複数のいずれの組み合わせであってもよい。本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、上記した実施の形態の機能を実現するために、コンピュータに格納されたプログラムに従って動作する構成にしてもよい。具体的には、各種のデバイスを動作させるように、上記の各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータに対し、実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータ(CPU又はMPU)に格納されたプログラムに従って各種デバイスを動作させる。また、この場合、ソフトウェアのプログラムコード自体が上記した実施の形態の機能を実現することになる。すなわち、そのプログラムコード自体及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、このプログラムコードを格納した記憶媒体が本発明を構成することになる。このプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS又は他のアプリケーションソフト等と協働して上記の実施の形態で示した機能が実現される場合にもこのプログラムコードは、本発明に含まれることはいうまでもない。さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納される場合も本発明に含まれる。具体的には、メモリに格納されたプログラムコードの指示に基づいて、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって実施される場合である。なお、上記の実施形態は、いずれも本発明を実施するに当たっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術範囲が限定的に解釈されてはならない。本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することが可能である。
本発明は、光学ズームと電子ズームとを複合的に用いてズーム倍率の制御を行う撮像装置に利用可能である。
100 画像処理装置
10 撮像レンズ
14 撮像素子
28 画像表示部
44 ズーム制御回路
50 システム制御回路
64 画像表示ON/OFFスイッチ
66 ズームスイッチ


Claims (3)

  1. レンズの焦点距離を変化させることで、撮影する画像の画角を段階的に変化させる光学ズームと、前記撮影する画像を電子的に変化させることで、前記撮影する画像の画角を段階的に変化させる電子ズームとを組み合わせて撮影する撮像装置であって、
    前記電子ズームの画角が変化する段階の間隔は、前記光学ズームの画角が変化する段階の間隔よりも小さく、
    前記電子ズームのズーム倍率には、基準値があり、前記基準値は、前記光学ズームの一段階における変倍率の内の最大の変倍率の値以上の値であり、
    望遠方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値より小さい場合は前記電子ズームを望遠方向に駆動し、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値に達したら前記電子ズームを停止するとともに前記光学ズームを望遠方向に駆動し、
    望遠方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値以上の場合は前記光学ズームを望遠方向に駆動し、
    広角方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値より大きい場合は前記電子ズームを広角方向に駆動し、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値に達したら前記電子ズームを停止するとともに前記光学ズームを広角方向に駆動し、
    広角方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値以下の場合は前記光学ズームを広角方向に駆動し、
    前記光学ズームの画角が前記段階の途中で止まる指示があった場合、前記電子ズームは前記指示があったときの光学ズームと電子ズームを掛け合わせた画角に近づくように前記画角を変化させることを特徴とする撮像装置。
  2. レンズの焦点距離を変化させることで、撮影する画像の画角を段階的に変化させる光学ズームと、前記撮影する画像を電子的に変化させることで、前記撮影する画像の画角を段階的に変化させる電子ズームとを組み合わせて撮影する撮像装置の駆動方法であって、
    前記電子ズームの画角が変化する段階の間隔は、前記光学ズームの画角が変化する段階の間隔よりも小さく、
    前記電子ズームのズーム倍率には、基準値があり、前記基準値は、前記光学ズームの一段階における変倍率の内の最大の変倍率の値以上の値であり、
    望遠方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値より小さい場合は前記電子ズームを望遠方向に駆動し、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値に達したら前記電子ズームを停止するとともに前記光学ズームを望遠方向に駆動し、
    望遠方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値以上の場合は前記光学ズームを望遠方向に駆動し、
    広角方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が基準値より大きい場合は前記電子ズームを広角方向に駆動し、前記電子ズームのズーム倍率が基準値に達したら前記電子ズームを停止するとともに前記光学ズームを広角方向に駆動し、
    広角方向にズームする指示があった時点で、前記電子ズームのズーム倍率が前記基準値以下の場合は前記光学ズームを広角方向に駆動し、
    前記光学ズームの画角が前記段階の途中で止まる指示があった場合、前記電子ズームは前記指示があったときの光学ズームと電子ズームを掛け合わせた画角に近づくように前記画角を変化させることを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  3. 請求項2に記載の撮像装置の駆動方法を撮像装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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