JP4821561B2 - ズーム装置、及びズーム制御方法、ズーム制御プログラム - Google Patents

ズーム装置、及びズーム制御方法、ズーム制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に用いて好適なズーム装置、及びズーム制御方法、ズーム制御プログラムに関するものである。
従来、デジタルカメラにおいては、光学ズーム機能とデジタルズーム機能とを有するとともに、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率とを組み合わせることにより高倍率のズームを可能としたものが多い。周知のようにデジタルズーム機能は、撮像した画像から、要求されるズーム倍率に応じた領域サイズの画像領域を切り出し拡大するといった画像処理技術に基づく機能である。
一方、下記特許文献1には、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率とからなる混合ズーム倍率をズーム操作に応じた目標ズーム倍率に制御する場合に、広い倍率範囲のズームを高解像度に行うことを目的として、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率とを以下のように制御する技術が記載されている。
すなわち、光学ズームの最大ズーム倍率が約3.2倍、電子ズームの最大ズーム倍率が4倍である場合を例として、混合ズーム倍率が最低倍率(ワイド端の状態)にあるときに、ズームアップ操作に応じて電子ズームを1倍に固定したまま光学ズーム倍率を徐々に上げて行き、それが2倍に達した時点で光学ズーム倍率を急速に1倍に戻すとともに、電子ズーム倍率を徐々に2倍に移行させる。また、その時点でズームアップ操作が継続されていれば、引き続き電子ズーム倍率を2倍に固定したまま光学ズーム倍率を徐々に上げて行き、再び2倍に達したところで光学ズーム倍率を再び急速に1倍に戻すとともに、電子ズームを4倍に移行させる。さらに、その時点でズームアップ操作が継続されていれば、電子ズームを4倍に固定したまま再び光学ズーム倍率を徐々に上げて行くというものである。
特開2002−314868号公報(第12頁、図19、図20)
しかしながら、上記のズーム制御においては、ズームアップ操作が継続して行われている間、いったん2倍に達した光学ズーム倍率を急速に1倍に戻す変化点、つまり光学ズーム倍率が切り替わるポイントでは、光学系の駆動が完了するまでに一定の時間がかかるため混合ズーム倍率が一時的に低下してしまう。そのため、混合ズーム倍率を制御可能な最低倍率から最大倍率までの全範囲で連続的に変化させることができないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率とからなる混合ズーム倍率を変化させる際、光学ズーム倍率の切り替え時点においても混合ズーム倍率を連続的に変化させることが可能となるズーム装置、ズーム制御方法と、それらの実現に使用されるズーム制御プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1の発明にあっては、光学ズーム機能による光学ズーム倍率を第1の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する光学ズーム制御手段と、電子ズーム機能による電子ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い所定の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する電子ズーム設定手段と、前記光学ズーム倍率と前記電子ズーム倍率との組み合わせにより得られる混合ズーム倍率の変更を指示する混合ズーム倍率変更指示手段と、この混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示に応じ、混合ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い第2の倍率間隔で制御する混合ズーム制御手段とを備え、前記混合ズーム制御手段は、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が所定倍率以上となる第1のポイントで行われたとき、前記光学ズーム倍率を増加させるとともに前記電子ズーム倍率を徐々に減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させる第1のズーム変更手段を含むものとした。
また、請求項2の発明にあっては、前記混合ズーム制御手段は、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、前記電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が前記所定倍率以上とならない第2のポイントで行われたとき、前記電子ズーム倍率のみを増加させる第2のズーム変更手段を含むものとした。
また、請求項3の発明にあっては、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示のあったときの操作形態を判別する操作形態判別手段を備え、前記混合ズーム制御手段は、前記電子ズームが一倍である第3のポイントで行われたとき、前記操作形態判別手段により判別された操作形態が第1の操作形態である場合、前記光学ズーム倍率のみを増加させる第3のズーム変更手段を含むものとした。
また、請求項4の発明にあっては、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示のあったときの操作形態を判別する操作形態判別手段を備え、前記第2のズーム変更手段は、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、前記第2のポイントで行われたとき、前記操作形態判別手段により判別された操作形態が前記第1の操作形態とは異なる第2の操作形態である場合に、前記電子ズーム倍率のみを増加させるものとした。
また、請求項5の発明にあっては、前記第1のズーム変更手段は、前記第1のポイントで前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の増加方向の変更指示が行われる毎に前記電子ズーム倍率を減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させるものとした。
また、請求項6の発明にあっては、前記第1のポイントでの前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の増加方向の変更指示に応じた前記第1のズーム変更手段による前記光学ズーム倍率の増加に伴う前記光学ズーム制御手段による光学ズーム倍率の所定のズーム倍率への制御中に、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更中止になったとき、前記光学ズーム制御手段による光学ズーム倍率の変化とは逆の倍率に前記電子ズーム倍率を自動的に減少させることによって、前記変更中止になったときの混合ズーム倍率を一定に維持する第4のズーム変更手段を備えたものとした。
また、請求項7の発明にあっては、前記混合ズーム制御手段は、前記混合ズーム倍率の制御に伴う前記電子ズーム倍率の変更時における変更幅を前記光学ズーム倍率に基づき制御する変更幅制御手段を含むものとした。
また、請求項8の発明にあっては、光学ズーム機能による光学ズーム倍率と電子ズーム機能による電子ズーム倍率との組み合わせにより得られる混合ズーム倍率を、変更指示に応じ、光学ズーム倍率の制御単位である第1の倍率間隔よりも狭い第2の倍率間隔で制御するズーム制御方法であって、前記変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が前記所定倍率以上となる第1のポイントで前記混合ズーム倍率の増加方向の変更指示が行われたとき、光学ズーム倍率を増加させるとともに電子ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い所定の倍率間隔で徐々に減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させる工程を含む方法とした。
また、請求項9の発明にあっては、コンピュータを、光学ズーム機能による光学ズーム倍率を第1の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する光学ズーム制御手段と、電子ズーム機能による電子ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い所定の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する電子ズーム設定手段と、前記光学ズーム倍率と前記電子ズーム倍率との組み合わせにより得られる混合ズーム倍率の変更を指示する混合ズーム倍率変更指示手段と、この混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示に応じ、混合ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い第2の倍率間隔で制御する手段であって、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が前記所定倍率以上となる第1のポイントで前記混合ズーム倍率の増加方向の変更指示が行われたとき、前記光学ズーム倍率を増加させるとともに前記電子ズーム倍率を徐々に減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させる第1のズーム変更手段を含む混合ズーム制御手段として機能させるためのズーム制御プログラムとした。
本発明によれば、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率とからなる混合ズーム倍率を変化させる際、光学ズーム倍率の切り替え時点においても混合ズーム倍率を連続的に変化させることが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図にしたがって説明する。
(実施形態1)
図1は、各実施形態に共通する、本発明のズーム装置を備えたデジタルカメラのブロック図である。このデジタルカメラは、光学ズーム機能、及びデジタルズーム機能を有するものであり、以下の構成を備えている。
すなわちデジタルカメラは、カメラ本体1と、カメラ本体1に着脱可能な記録メディア15から構成されており、カメラ本体1にはズームレンズやフォーカスレンズからなる光学系2、及び撮像手段であるCCD3が配置されている。CCD3は、CPU13の制御に従いタイミングジェネレータ7によって生成される水平及び垂直駆動信号に基づき駆動され、被写体の光像を光電変換し撮像信号として出力する。
CCD3の出力信号はCDS回路4で相関二重サンプリングされた後、A/D変換回路5でデジタル信号に変換される。A/D変換された撮像信号はDSP(Digital Signal Processor)6に入力され、ペデスタルクランプ等の処理が施された後、ブロック内の輝度・色差マトリックス回路でYUV変換によって輝度(Y)信号及び色差(UV)信号に変換される。
DSP6から出力されたYUVデータは、データバス21を介して1フレーム毎に順次内蔵メモリ14(例えばSDRAM)に格納された後、1フレーム分のYUVデータはCPU13により読み出される。その際、デジタルズーム機能が使用されているときには、全画像領域のYUVデータから所定の切り出し領域に対応したYUVデータのみを読み出す切り出し処理が必要に応じて行われる。
内蔵メモリ14から読み出されたYUVデータは、必要に応じ解像度変換回路8において所定の画像サイズに拡大又は縮小、つまり変倍された後、表示コントローラ11でビデオ信号に変換され、LCD(液晶表示器)12によってスルー画像として表示される。なお、解像度変換回路8における画像データの拡大又は縮小は、0次補間法、1次補間法、3次補間法、投影法といった幾何学的補間法などの所定の変倍アルゴリズムに基づいて行われる。
また、内蔵メモリ14から読み出された1フレーム分のYUVデータは、静止画撮影時においては、前記データ圧縮伸長ブロック9でJPEG方式等でデータ圧縮した後コード化され、内蔵メモリ14内でファイル化された後、メディアコントローラ10を介して記録メディア15に静止画データ(静止画ファイル)として記録される。さらに、動画撮影時には、順次データ圧縮伸長ブロック9へ送られ、所定の動画記録方式(例えばMotion−JPEGやMPEG)のコーデックによりデータ圧縮した後コード化され、最終的にはメディアコントローラ10を介して動画ファイルとして記録メディア15(画像記録手段)に記録される。
一方、再生モードにおいてデータ圧縮伸長ブロック9は、記録メディア15から読み出された静止画や動画のデータを伸張し、静止画データや動画像のフレームデータとして内蔵メモリ14の画像データ作業領域に展開する。
キー入力ブロック16は、電源キーと、モード切替キー、MENUキー、シャッターキー、ズーム釦等の複数の操作キーを含み、使用者によるキー操作に応じたキー入力信号をCPU13に出力する。モード切替キーは静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードの各動作モードの切り替えに使用されるスイッチである。またズーム釦はズーム倍率の変更指示すなわちズームアップ指示、及びズームダウン指示に使用されるスイッチであって、本発明の混合ズーム倍率変更指示手段である。
また、前記光学系2内のフォーカスレンズ及びズームレンズは、CPU13の指令に従いレンズドライバ17により生成される駆動信号によって駆動される。すなわちフォーカスレンズはCPU13によるAF制御によって駆動され、また、ズームレンズはユーザーによるズーム釦の操作に基づく後述するズーム制御によって駆動される。
プログラムメモリ18はEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリであり、プログラムメモリ18にはCPU13が上述した各ブロックの制御に必要とするプログラムや各種データが記憶されている。特に本実施形態では、CPU13を本発明の光学ズーム制御手段、電子ズーム設定手段、操作形態検出手段、混合ズーム制御手段(第1のズーム変更手段、第2のズーム変更手段、第3のズーム変更手段を含む)として機能させるためのズーム制御プログラムと、後述するズーム制御に際してCPU13が使用する倍率設定テーブル100(図2参照)が記憶されている。
ここで、本実施形態では、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率が、予め決められている所定の倍率間隔で複数段階にそれぞれ制御可能であり、前記倍率設定テーブル100には、ズーム釦の操作に応じて変化する目標ズーム倍率を得るための具体的な光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率との組み合わせが示されている。
図2は、前記倍率設定テーブル100の内容を示した概念図である。本実施形態においては、光学ズーム倍率が0.5倍を単位として制御可能であり、かつデジタルズーム倍率の制御幅が、光学ズーム倍率の倍率間隔(0.5倍)よりも狭い制御幅で制御可能となっている。より具体的には、デジタルズーム倍率の倍率間隔は、混合ズーム倍率の間隔が一定となるように光学ズーム倍率が高くなるほど狭くなっている。
なお、これに限らず、デジタルズーム倍率の倍率間隔は、例えば光学ズーム倍率の違いに関係なく、同一の倍率にある間に、例えば1倍から1.20倍まで同一の倍率間隔で制御するようにしてもよい。図5は、その場合に使用される他の倍率設定テーブル101の例である。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラにおけるズーム動作について説明する。図3は、静止画撮影モードや動画撮影モードが設定されているときのCPU13によるズーム処理の内容を示したフローチャートである。
CPU13は静止画撮影モードまたは動画撮影モードの設定とともに処理を開始し、ズーム釦押下のタイミングポイント、すなわち所定のタイミングポイントが到来する毎に(ステップSA1でYES)、ズーム釦が押下されたか否かを確認する。
ここでズーム釦が押下されていなければ(ステップSA1でYES,ステップSA2でNO)、そのままステップSA1へ戻り、また、ズーム釦が押下されている場合には(ステップSA2でYES)、ズーム釦の操作形態が長押し(第1の操作形態)であるか否か、つまり所定時間以上継続して押下されたか否かをさらに判別する(ステップSA3)。
そして、ズーム釦の操作形態が長押しでないとき、つまり押下時間が所定時間未満である短押し(第2の操作形態)であるときには(ステップSA3でNO)、引き続き、現在のズームポイント(混合ズーム倍率)が、後述するように光学ズーム倍率と混合ズーム倍率との組み合わせと、ズーム指示内容(ズームアップ指示、又はズームダウン指示)によって異なる動作ポイントのうちの混合ズームのポイントであるか否かを判別する(ステップSA6)。ここで上記混合ズームのポイントは、光学ズーム倍率とデジタルズーム倍率との双方を同時に変更すべきズームポイントであって、デジタルズーム倍率が最大倍率(1.20倍)、又は最小倍率(1.0倍)であるときの混合ズーム倍率である。
すなわち、図4(a)は、ユーザーによって、ズーム釦の長押しによるズームアップ指示が連続して行われた場合の制御内容、同図(b)は、ユーザーによって、ズーム釦の短押しによるズームアップ指示が連続して行われた場合の制御内容をそれぞれ示した図である。同図においてP1〜P11がズーム釦の操作に応じて制御可能なズームポイントであり、P5,P10が前述した混合ズームのポイントである。逆に、ズーム釦の短押しがズームダウン指示であったときには、図でP1,P6,P11のズームポイントが混合ズームのポイントとなる。
そして、ズーム釦が短押しされたときのズームポイントが前述した混合ズームのポイントでなければ(ステップSA6でNO)、デジタルズーム倍率のみを1段階増減させた後(ステップSA7)、ステップSA1へ戻る。つまりズーム釦の短押しによりズームアップ指示が行われ、そのポイントが、デジタルズーム倍率を1段階分増加させた場合の混合ズーム倍率が光学ズーム倍率の制御幅(倍率間隔)の整数倍とならないポイント(第2のポイント)の場合には、図4(b)に示したように、デジタルズーム倍率(D)のみを1段階上げる。
また、現在のズームポイントが前述した混合ズームのポイントであれば(ステップSA6でYES)、光学ズーム倍率を1段階増減すると同時に、デジタルズーム倍率を逆の倍率方向に徐々に4段階増減させた後(ステップSA8)、ステップSA1へ戻る。つまりズーム釦の短押しによりズームアップ指示が行われたときのポイントが、デジタルズーム倍率を1段階分増加させた場合の混合ズーム倍率が光学ズーム倍率の制御幅(倍率間隔)の整数倍となるポイント(第1のポイント)の場合には、図4(b)に示したように、光学ズーム倍率(K)を1段上げ、同時にデジタルズーム倍率(D)を逆の倍率方向に徐々に4段階下げる。
これにより、ユーザーにあっては、ズーム釦を短押しすることにより、ズーム倍率を最低倍率から最大倍率までの全範囲で連続的に変化させることができ、しかもズーム倍率(混合ズーム倍率)を全範囲内のいずれの倍率位置にも細かく調整することができる。
一方、前述したステップSA3がYESであって、ズーム釦が長押しされたときには、ズームポイントが光学ズームのポイントであるか否かを判別する(ステップSA4)。上記光学ズームのポイントは、光学ズーム倍率を変更すべき混合ズーム倍率であって、ズーム釦が長押しがズームアップ指示であるときには、前述した混合ズームのポイントと同様に図4に示したP1,P6,P11のズームポイントである。
そして、ズーム釦が長押しされたときのズームポイントが、前述した光学ズームのポイントであれば(ステップSA4でYES)、光学ズーム倍率を1段階増減させた後(ステップSA5)、ステップSA1戻る。つまりズーム釦の長押しによりズームアップ指示が行われたときのポイントが、混合ズーム倍率が前記第1の倍率間隔の整数倍となっているポイント(第3のポイント)の場合には、図4(a)に示したように、光学ズーム倍率(K)を1段上げる。
これにより、ユーザーにあっては、ズーム釦を長押し操作を繰り返す、すなわちズーム釦を押し続けることにより、ズーム倍率(混合ズーム倍率)を光学ズーム倍率の大きな倍率間隔で連続して変化させることができる。
そして、ズーム釦が長押しされたときのズームポイントが、前述した光学ズームのポイントでなければ(ステップSA4でNO)、前述したステップSA6へ進み、前述したように、そのときのズームポイントが前述した混合ズームのポイントでなければ(ステップSA6でNO)、デジタルズーム倍率のみを1段階増減させた後(ステップSA7)、また混合ズームのポイントであれば(ステップSA6でYES)、光学ズーム倍率を1段階増減すると同時に、デジタルズーム倍率を逆の倍率方向に4段階増減させた後(ステップSA8)、ステップSA1へ戻る。
つまり、ズーム釦の長押しによりズームアップが指示された時点のズームポイントが、例えば図4に示したP2〜P5のときには、ズーム釦の短押しによりズームアップが指示されたとき同様に、デジタルズーム倍率、またはデジタルズーム倍率と光学ズーム倍率との双方を増減させる処理を繰り返し、ズームポイントを光学ズームのポイント(P6)となるまで変化させる。しかる後、光学ズーム倍率を1段階増減させる(ステップSA5)。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラにおいては、ズーム釦を短押しすれば、ズーム倍率を最低倍率から最大倍率までの全範囲で連続的に変化させることができ、しかもズーム倍率(混合ズーム倍率)を全範囲内のいずれの倍率位置にも細かく調整することができる。その結果、ズーム機能の品質感を向上させることができる。
また、例えば撮影時に構図を決める際に画角を大きく変更したい場合には、ズーム釦を押し続けることにより画角をスムーズに変化させるとともに、所望とする画角に近い画角を直ちに得ることができる。そのため、ユーザーがズーム倍率を調整する際の作業性や、ズーム機能の品質感を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、ズーム釦が長押しされた時点のズームポイント(混合ズーム倍率)が光学ズームのポイントでない場合には、デジタルズーム倍率を増減させてズームポイントを光学ズームのポイントまで移動させるため、ズーム釦が長押しされた直後におけるズーム倍率の変化を常に滑らかなものとすることができる。そのため、ズーム釦が単発的に長押しされた場合であっても、ユーザーに違和感を抱かせることがなく、これによってもズーム機能の品質感を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、光学ズーム倍率を0.5倍を単位として制御可能としたが、光学ズーム倍率の制御間隔は、例えば1倍を単位として1倍、2倍、・・・に制御可能としてもよい。
また、本実施形態においては、ズーム釦の操作形態を判別して、ズーム釦が長押しされたときには、ズーム倍率(混合ズーム倍率)を光学ズーム倍率の大きな倍率間隔で連続して変化させることができる構成としたが、これに限らず、その操作形態に関係なくズーム釦が操作されたとき、及び操作中には所定の処理間隔で連続的に、前述したズーム釦が短押しされた場合と同様の図4(b)に示したズーム倍率制御のみを行う構成としてもよい。
また、本実施例では、ズーム釦の長押しと短押しで操作形態を分けるように記載したが、これに限らず、操作形態毎に別々のズーム釦が設けられていても良く、操作形態の切替釦が設けられていても良い。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、前述したプログラムメモリ18に図6に示した倍率制御テーブル200と、この倍率制御テーブル200に基づき、CPU13を本発明の光学ズーム制御手段、電子ズーム設定手段、混合ズーム制御手段(第1のズーム変更手段、第4のズーム変更手段)として機能させるためのズーム制御プログラムが記録されているものである。
前記倍率制御テーブル200は、ズーム動作に関する光学ズーム倍率と混合ズーム倍率との組み合わせと、ズーム指示内容(ズームアップ指示、又はズームダウン指示)によって異なる動作ポイントの種類(U1,U2,U3,D1,D2,D3)と、ズーム釦の操作状態(UP:ズームアップ、DOWN:ズームダウン、無し)との組み合わせに応じた、目標混合ズーム倍率と、目標光学ズーム倍率、目標デジタルズーム倍率の制御内容とから構成されている。前記目標混合ズーム倍率はユーザーによるズーム釦操作に応じて確保すべきズーム倍率である。
図7及び図8は、前記デジタルカメラにおいて、静止画撮影モードや動画撮影モードが設定されているとき、CPU13が所定の処理ポイントが到来する毎に実行するズーム処理の内容を示したフローチャートである。ここで、上記所定の処理ポイントは、光学ズーム倍率を1段階変更するのに必要な光学系2の駆動時間よりも短い所定の時間間隔で到来するポイントである。
ここで、所定時間間隔毎に処理ポイントが到来するように記載しているが、このようでなくとも構わず、ズーム処理の精度を向上する為には、ズームの状態を確認した上で、ズームが所定の状態になったときに処理ポイントに到来したと判断するように構成する、つまり時間よりもズームの状態を優先して処理ポイントの到来を判断するように設計することが好ましい。
また、この所定時間間隔は、ズームの状態によって変化するように構成しても構わない。
また、図9〜図14は、前記ズーム処理中における各処理ポイントでの光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率、混合ズーム倍率の変化をそれぞれ示す図である。より具体的には、図9は、ユーザーによりズームアップ釦の押下(ズーム釦によるズームアップ指示操作)が継続して行われることにより、ズーム倍率が最小倍率(1.0倍)から最大倍率(4.0倍)まで連続して変化するときの混合ズーム倍率の変化である。
また、図10は、その場合における混合ズーム倍率と、光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率の設定値と、混合ズーム倍率の各段階を示すとともに、図9の横軸の目盛となるズームポイント等を示した図である。なお、図10における「デジタルズーム倍率差分」は、各段階のズームポイントのデジタルズーム倍率における1つ前の段階のズームポイントのデジタルズーム倍率との差分である。
また、図11は、ユーザーによりズームダウン釦の押下(ズーム釦によるズームアップ指示操作)が継続して行われることにより、ズーム倍率が最大倍率(4.0倍)から約1.8倍まで連続して変化するときの混合ズーム倍率の変化、図12は、その場合における図10に対応する図である。また、図13は、ユーザーによりズームアップ釦の押下とズームダウン釦の押下とが行われた場合の混合ズーム倍率の変化、図14は、その場合における図10に対応する図である。
以下、CPU13による本実施形態のズーム処理について説明する。図7に示したようにCPU13は、所定の処理ポイントが到来する毎に、まずズームアップ釦の押下の有無を確認し、ズームアップ釦が押下されているときには(ステップSB1がYES)、さらに、現時点の処理ポイントが、デジタルズームのみを動作させるポイントU1であるか、又は光学ズームをズームアップすると同時にデジタルズームをズームダウンするポイントU2であるか、又は光学ズームが動作中(ズームアップ中)であるとともに、ズームアップ釦の押下に応じてデジタルズームの倍率を変更するポイントU3であるかを順に確認する(ステップSB2〜SB4)。なお、上記ポイントU1,U2,U3については、図10及び図14に示した上昇側のポイントである。また、上記ポイントU2が本発明の第1のポイントである。
そして、現時点における処理ポイントが上記のいずれかのポイントU1,U2,U3であれば(ステップSB2〜SB4のいずれかがYES)、そのまま後述するズーム倍率変更処理を実施する(ステップSB11)。
また、ズームアップ釦が押下されていないとき(ステップSB1がNO)、及びズームアップ釦が押下されているが、現時点における処理ポイントが上記のいずれかのポイントU1,U2,U3でもないときには(ステップSB2〜SB4が全てNO)、引き続き、ズームダウン釦の押下の有無を確認する。ここでズームダウン釦が押下されているときには(ステップSB5がYES)、さらに、現時点の処理ポイントが、デジタルズームのみを動作させるポイントD1であるか、又は光学ズームをズームダウンすると同時にデジタルズームをズームダウンするポイントD2であるか、又は光学ズームが動作中(ズームダウン中)であるとともに、ズームダウン釦の押下に応じてデジタルズームの倍率を変更するポイントD3であるかを順に確認する(ステップSB6〜SB8)。なお、上記ポイントD1,D2,D3については、図12及び図14に示した上昇側のポイントである。
そして、現時点における処理ポイントが上記のいずれかのポイントD1,D2,D3であれば(ステップSB6〜SB8のいずれかがYES)、そのまま後述するズーム倍率変更処理を実施する(ステップSB11)。
また、ズームアップ釦もズームダウン釦も押下されていないとき(ステップSB5がNO)、及びズームダウン釦のいずれかが押下されていても、現時点の処理ポイントが上述したいずれのポイントD1,D2,D3でもないときには(ステップSB8がNO)、光学ズームがズームアップ中のポイントU3(図12及び図14に示した上昇側のポイントを参照)であるかを確認し、ズームアップ中であれば(ステップSB9がYES)、そのまま後述するズーム倍率変更処理を実施する(ステップSB11)。
また、光学ズームがズームアップ中でなければ(ステップSB9がNO)、さらに光学ズームがズームダウン中のポイントD3(図12及び図14に示した下降側のポイントを参照)であるかを確認し、ズームダウン中であれば(ステップSB10でYES)、そのままズーム倍率変更処理を実施する(ステップSB11)。
さらに、光学ズームがズームアップ中でも、ズームダウン中でもなければ(ステップSB10でNO)、何もせずにそのままステップSB1へ戻る。
一方、図8に示したように、ステップSB11のズーム倍率変更処理では、まず、前述した倍率制御テーブル200(図6)に基づき、上述した処理で確認した内容に応じた目標混合委ズーム倍率と、目標光学ズーム倍率、目標デジタルズーム倍率を以下のような倍率にそれぞれ設定する(ステップSB101)。
まず、ズームアップ釦の押下が確認された場合においては、まず目標混合ズーム倍率を0.1倍(1段階分)アップするとともに、そのときの処理ポイントに応じて目標光学ズーム倍率、目標デジタルズーム倍率を以下のように設定する。
すなわち処理ポイントがデジタルズームのみを動作させるポイントU1であれば、光学目標ズーム倍率をそれまでと同様の倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、光学目標ズーム倍率との組み合わせにより新たな目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率に設定する。また、処理ポイントが光学ズームをズームアップすると同時にデジタルズームをズームダウンするポイントU2であれば、目標光学ズーム倍率を+1倍した倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、仮に+0.33とした光学ズーム倍率との組み合わせにより新たな目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率に設定する。さらに、処理ポイントが、光学ズームが動作中(ズームアップ中)であるとともに、ズームアップ釦の押下に応じてデジタルズームの倍率を変更するポイントU3であれば、光学目標ズーム倍率をそれまでと同様の倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、光学目標ズーム倍率が0.33倍アップしているものと仮定して、新たな目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率を演算して設定する。
また、ズームダウン釦の押下が確認された場合においては、まず目標混合ズーム倍率を0.1倍(1段階分)ダウンするとともに、そのときの処理ポイントに応じて目標光学ズーム倍率、目標デジタルズーム倍率を以下のように設定する。
すなわち処理ポイントがデジタルズームのみを動作させるポイントD1であれば、光学目標ズーム倍率をそれまでと同様の倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、光学目標ズーム倍率との組み合わせにより新たな目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率に設定する。また、処理ポイントが光学ズームをズームダウンすると同時にデジタルズームをズームダウンするポイントD2であれば、目標光学ズーム倍率を−1倍した倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、仮に−0.33とした光学ズーム倍率との組み合わせにより新たな目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率に設定する。さらに、処理ポイントが、光学ズームが動作中(ズームダウン中)であるとともに、ズームダウン釦の押下に応じてデジタルズームの倍率を変更するポイントD3であれば、光学目標ズーム倍率をそれまでと同様の倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、光学目標ズーム倍率が0.33倍ダウンしているものと仮定して、新たな目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率を演算して設定する。
一方、ズームアップ釦もズームダウン釦も押下されていないが、光学ズームがズームアップ中である処理ポイントU3のときには、目標混合ズーム倍率と光学目標ズーム倍率とをそれまでと同様の倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、光学目標ズーム倍率が0.33倍アップしているものと仮定して、それまでの目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率を演算して設定する。
また、ズームアップ釦もズームダウン釦も押下されていないが、光学ズームがズームダウン中である処理ポイントD3のときには、目標混合ズーム倍率と光学目標ズーム倍率とをそれまでと同様の倍率に設定し、かつ目標デジタルズーム倍率を、光学目標ズーム倍率が0.33倍ダウンしているものと仮定して、それまでの目標デジタルズーム倍率が確保可能なズーム倍率を演算して設定する。
すなわち、ズームアップ釦もズームダウン釦も押下されていないが、光学ズームがズームアップ中、又はズームダウン中である間、言い換えると、光学ズーム倍率が光学系2の駆動に伴いズームアップ方向、又はズームダウン方向に変化している間に、ズームアップ釦の押下、又はズームダウン釦の押下が中止されたとき、及びその直後には、目標デジタルズーム倍率を光学ズーム倍率とは逆の倍率方向に自動的に変化させることにより目標混合ズーム倍率を維持する設定を行う。
そして、上記のように設定した各ズーム倍率を現在のズーム状態を示す現状ズーム設定値として記憶した後(ステップSB102)、目標光学ズーム倍率に応じた光学ズーム処理、及び目標デジタルズーム倍率に応じたデジタルズーム処理を実施する(ステップSB103)。なお、目標光学ズーム倍率を変更するときは、この時点で目標光学ズーム倍率の確保に向けて光学系2の駆動が開始される。
しかる後、図7の処理に戻るとともに、これ以降においても、所定の処理ポイントが到来する毎に、上述した処理を繰り返す。
これにより、図9、図11、図13に示したように、ズーム釦の操作(ズームアップ釦またはズームダウン釦の押下)を継続して行うことにより、その間においては、ズーム倍率(混合ズーム倍率)が最低倍率から最大倍率までの全範囲で連続的に、かつスムーズに変化させることができる。その結果、ユーザーがズーム倍率を調整する際の作業性や、ズーム機能の品質感を向上させることができる。
しかも、ズーム釦の操作の有無を、光学ズーム倍率の変更に伴う光学ズーム動作時間よりも短い所定の時間間隔で確認し、光学ズーム倍率及び/又はデジタルズーム倍率を制御することにより、前述したように光学ズーム倍率が光学系2の駆動に伴いズームアップ方向、又はズームダウン方向に変化している間に、ズームアップ釦の押下、又はズームダウン釦の押下が中止されたとしても、その時点におけるズーム倍率(混合ズーム倍率)を維持することができる。したがって、ズーム倍率(混合ズーム倍率)を、制御可能な最低倍率から最大倍率までの全範囲内のいずれの倍率位置にも細かく制御することができる。
さらに、前述したズーム処理が繰り返される間には、目標デジタルズーム倍率の倍率間隔(変更幅)が各ズームポイントにおける光学ズーム倍率に基づき調整されるため、例えばズーム倍率(混合ズーム倍率)をズームアップ方向、又はズームダウン方向に連続して変化する場合におけるズーム倍率の変化度合(変倍速度)を一定とすることができる。これによってもユーザーがズーム倍率を調整する際の作業性や、ズーム機能の品質感を向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、デジタルズームの値を細かく設定しているが、この値は仮のズーム値として、実際のデジタルズームは、仮のズーム値より大まかな値をとるように構成しても良い。
さらに、本実施形態においては、デジタルズームが光学ズームの倍率間隔に等しくなろうとする場合に、光学ズームを一段階ズームアップすると共にデジタルズームを一倍に戻すように構成したが、このようではなくとも良く、別のポイントで光学ズームを動作させても良い。例えば、図15に記載したように、ズームアップを押し続けている場合、光学ズームのズームアップが完了すると同時に、混合ズームのズーム倍率が光学ズームの倍率間隔の整数倍となるようなポイントで光学ズームを動作させても良い。これにより設計の自由度を向上させることが出来る。なお、図16が、その場合における混合ズーム倍率と、光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率の設定値と、混合ズーム倍率の各段階を示すとともに、図15の横軸の目盛となるズームポイント等を示した図10に対応する図である。
なお、以上の説明においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合の実施形態について説明したが、これに限らず本発明は、デジタルビデオカメラや、撮影機能を備えたPDAやカメラ付き携帯電話装置といったデジタルカメラ以外の他の撮像装置にも適用することができる。さらには、上記撮像装置に限らず、光学ズーム機能、及びデジタルズーム機能を有する他の装置にも適用することができる。例えば画像データに基づく画像を光学系を介してスクリーンやホワイトボード等の任意の投影対象に投影する、所謂データプロジェクターに採用することもできる。
本発明に係るデジタルカメラのブロック図である。 実施形態1においてプログラムメモリに記憶されている倍率設定テーブルの内容を示した概念図である。 実施形態1におけるCPUによるズーム処理の内容を示すフローチャートである。 ズーム釦の操作形態の違いによるズーム処理内容の違いを示す説明図である。 他の倍率設定テーブルの内容を示した概念図である。 実施形態2においてプログラムメモリに記憶されている倍率制御テーブルの内容を示した概念図である。 実施形態2におけるCPUによるズーム処理の内容を示すフローチャートである。 同ズーム処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 ズームアップ釦が継続して押下された場合における光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率、混合ズーム倍率の変化をそれぞれ示す図である。 同混合ズーム倍率と、光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率の設定値と、ズームポイント等を示す図である。 ズームダウン釦が継続して押下された場合における光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率、混合ズーム倍率の変化をそれぞれ示す図である。 ズームダウン釦が継続して押下された場合における図10に対応する図である。 ズームアップ釦の押下とズームダウン釦の押下とが行われた場合における光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率、混合ズーム倍率の変化をそれぞれ示す図である。 ズームアップ釦の押下とズームダウン釦の押下とが行われた場合における図10に対応する図である。 ズームアップ釦が継続して押下された場合における光学ズーム倍率、デジタルズーム倍率、混合ズーム倍率の変化をそれぞれ示す図である。 ズームダウン釦が継続して押下された場合における図10に対応する図である。
符号の説明
2 光学系
3 CCD
6 DSP
13 CPU
14 内蔵メモリ
15 記録メディア
16 キー入力ブロック
17 レンズドライバ
18 プログラムメモリ
20 記録メディア
100 倍率設定テーブル
200 倍率制御テーブル

Claims (9)

  1. 光学ズーム機能による光学ズーム倍率を第1の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する光学ズーム制御手段と、
    電子ズーム機能による電子ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い所定の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する電子ズーム設定手段と、
    前記光学ズーム倍率と前記電子ズーム倍率との組み合わせにより得られる混合ズーム倍率の変更を指示する混合ズーム倍率変更指示手段と、
    この混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示に応じ、混合ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い第2の倍率間隔で制御する混合ズーム制御手段と
    を備え、
    前記混合ズーム制御手段は、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が所定倍率以上となる第1のポイントで行われたとき、前記光学ズーム倍率を増加させるとともに前記電子ズーム倍率を徐々に減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させる第1のズーム変更手段を含む
    ことを特徴とするズーム装置。
  2. 前記混合ズーム制御手段は、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、前記電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が前記所定倍率以上とならない第2のポイントで行われたとき、前記電子ズーム倍率のみを増加させる第2のズーム変更手段を含むことを特徴とする請求項1記載のズーム装置。
  3. 前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示のあったときの操作形態を判別する操作形態判別手段を備え、
    前記混合ズーム制御手段は、前記電子ズームが一倍である第3のポイントで行われたとき、前記操作形態判別手段により判別された操作形態が第1の操作形態である場合、前記光学ズーム倍率のみを増加させる第3のズーム変更手段を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のズーム装置。
  4. 前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示のあったときの操作形態を判別する操作形態判別手段を備え、
    前記第2のズーム変更手段は、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、前記第2のポイントで行われたとき、前記操作形態判別手段により判別された操作形態が前記第1の操作形態とは異なる第2の操作形態である場合に、前記電子ズーム倍率のみを増加させる
    ことを特徴とする請求項2記載のズーム装置。
  5. 前記第1のズーム変更手段は、前記第1のポイントで前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の増加方向の変更指示が行われる毎に前記電子ズーム倍率を減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させることを特徴とする請求項1記載のズーム装置。
  6. 前記第1のポイントでの前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の増加方向の変更指示に応じた前記第1のズーム変更手段による前記光学ズーム倍率の増加に伴う前記光学ズーム制御手段による光学ズーム倍率の所定のズーム倍率への制御中に、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更中止になったとき、前記光学ズーム制御手段による光学ズーム倍率の変化とは逆の倍率に前記電子ズーム倍率を自動的に減少させることによって、前記変更中止になったときの混合ズーム倍率を一定に維持する第4のズーム変更手段を備えたことを特徴とする請求項1又は5記載のズーム装置。
  7. 前記混合ズーム制御手段は、前記混合ズーム倍率の制御に伴う前記電子ズーム倍率の変更時における変更幅を前記光学ズーム倍率に基づき制御する変更幅制御手段を含むことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載のズーム装置。
  8. 光学ズーム機能による光学ズーム倍率と電子ズーム機能による電子ズーム倍率との組み合わせにより得られる混合ズーム倍率を、変更指示に応じ、光学ズーム倍率の制御単位である第1の倍率間隔よりも狭い第2の倍率間隔で制御するズーム制御方法であって、
    前記変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が前記所定倍率以上となる第1のポイントで前記混合ズーム倍率の増加方向の変更指示が行われたとき、光学ズーム倍率を増加させるとともに電子ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い所定の倍率間隔で徐々に減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させる工程を含むことを特徴とするズーム制御方法。
  9. コンピュータを、
    光学ズーム機能による光学ズーム倍率を第1の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する光学ズーム制御手段と、
    電子ズーム機能による電子ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い所定の倍率間隔で所定のズーム倍率に制御する電子ズーム設定手段と、
    前記光学ズーム倍率と前記電子ズーム倍率との組み合わせにより得られる混合ズーム倍率の変更を指示する混合ズーム倍率変更指示手段と、
    この混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示に応じ、混合ズーム倍率を前記第1の倍率間隔よりも狭い第2の倍率間隔で制御する手段であって、前記混合ズーム倍率変更指示手段による混合ズーム倍率の変更指示が混合ズーム倍率の増加方向の変更指示であるとともに、電子ズーム倍率を前記所定の倍率間隔で増加させた場合の電子ズーム倍率が前記所定倍率以上となる第1のポイントで前記混合ズーム倍率の増加方向の変更指示が行われたとき、前記光学ズーム倍率を増加させるとともに前記電子ズーム倍率を徐々に減少させることによって、混合ズーム倍率を第2の倍率間隔で徐々に変化させる第1のズーム変更手段を含む混合ズーム制御手段と
    して機能させるためのズーム制御プログラム。
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