JP2020058069A - 表示装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば建築物を撮影する場合の水平出しなど、複数の領域を拡大して相互の画像の位置関係を確認しつつ構図を決定する作業においては、拡大領域の指定と解除を複数の領域間で繰り返す煩雑な作業が必要であった。【解決手段】画像を表示する表示部と、画像のうちの第1領域の位置に基づいて、第2領域の位置を第1領域に対して水平又は垂直な位置に設定する制御部と、を備え、表示部は、第1領域の第1拡大画像と、第2領域の第2拡大画像と、を表示する表示装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置および撮像装置に関する。
背面モニタにライブビュー画像を表示する撮像装置であって、例えば被写体である人物の顔領域をそれぞれ拡大する撮像装置が知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2012―186670号公報
例えば建築物を撮影する場合の水平出しなど、複数の領域を拡大して相互の画像の位置関係を確認しつつ構図を決定する作業においては、拡大領域の指定と解除を複数の領域間で繰り返す煩雑な作業が必要であった。
本発明の一態様における表示装置は、画像を表示する表示部と、画像のうちの第1領域の位置に基づいて、第2領域の位置を第1領域に対して水平又は垂直な位置に設定する制御部と、を備え、表示部は、第1領域の第1拡大画像と、第2領域の第2拡大画像と、を表示する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係るカメラのシステム構成図である。 拡大モード選択メニューを表示するカメラの背面図である。 連動拡大モードにより拡大ウィンドウを表示するカメラの背面図である。 アクティブウィンドウと非アクティブウィンドウの移動を説明する図である。 アクティブウィンドウの切り替えを説明する図である。 ウィンドウ配置の切り替えを説明する図である。 表示ラインの移動を説明する図である。 モード間のAF動作の切り替えを説明する図である。 連動拡大モードの一連の処理を表すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るカメラ10のシステム構成図である。カメラ10は、システム制御部11を備え、カメラ10を構成する各要素を直接的または間接的に制御する。システム制御部11は、システムメモリ12と通信する。システムメモリ12は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばフラッシュメモリにより構成される。システムメモリ12は、カメラ10の動作時に必要な定数、変数、設定値、プログラム等を、カメラ10の非動作時にも失われないように記録している。
カメラ10は、光学系20を備える。光学系20は、主にズームレンズ、フォーカスレンズ、手振れ補正レンズを含むレンズ群21、および、絞り22により構成される。被写体像は光軸に沿って光学系20に入射し、撮像素子31の結像面に結像する。
撮像素子31は、光学系20を透過して入射する被写体像である光学像を光電変換する素子であり、例えば、CCD、CMOSセンサが用いられる。撮像素子31で光電変換された被写体像は、A/D変換器32でアナログ信号からデジタル信号に変換される。
デジタル信号に変換された被写体像は、画像データとして順次処理される。A/D変換器32によりデジタル信号に変換された画像データは、メモリ制御部33の制御に従い、一旦内部メモリ34に記憶される。内部メモリ34は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ34は、連写撮影、動画撮影において高速に連続して画像データが生成される場合に、画像処理の順番を待つバッファメモリとしての役割を担う。また、画像処理部35が行う画像処理、圧縮処理において、ワークメモリとしての役割も担うと共に、加工処理された画像データを一時的に保管する役割も担う。更に、システムメモリ12に記録されている定数、変数、設定値、プログラム等が適宜展開されて、カメラ10の制御に利用される。したがって、内部メモリ34は、これらの役割を担うに相当する十分なメモリ容量を備える。メモリ制御部33は、いかなる作業にどれくらいのメモリ容量を割り当てるかを制御する。
画像処理部35は、設定されている撮影モード、ユーザからの指示に則して、画像データを所定の画像フォーマットに従った画像ファイルに変換する。例えば、静止画像としてJPEGファイルを生成する場合、色変換処理、ガンマ処理、ホワイトバランス処理等の画像処理を行った後に適応離散コサイン変換等を施して圧縮処理を行う。また、動画像としてMPEGファイルを生成する場合、所定の画素数に縮小されて生成された連続する静止画としてのフレーム画像に対して、フレーム内符号化、フレーム間符号化を施して圧縮処理を行う。
画像処理部35によって処理された静止画像ファイル、動画像ファイルは、メモリ制御部33の制御により、内部メモリ34から記録媒体IF38を介して、記録媒体50に記録される。記録媒体50は、フラッシュメモリ等により構成される、カメラ10に対して着脱可能な不揮発性メモリである。ただし、記録媒体50は、着脱式に限らず、カメラ10に内蔵される例えばSSDなどの記録媒体であっても良い。このとき、記録媒体50に記録された静止画像ファイル、動画像ファイルは、有線によるUSB、無線によるLAN等により外部へ出力される。
画像処理部35で処理された画像データは、記録用に処理される画像データに並行して、表示用画像データを生成する。通常の表示用画像データは、記録用に処理される画像データをコピーして間引き処理された、画素数の少ない画像データである。このように生成された表示用画像データは、表示制御部36によりRGB信号に変換されて、表示部37へ出力される。
表示部37は、例えば液晶ディスプレイである。表示部37は、表示制御部36が出力するRGB信号を受け取り、表示用画像データをユーザに視認されるように表示する。記録の有無に関わらず、画像処理部35が撮像素子31の出力に従って逐次表示用のライブビュー画像データを生成して表示部37へ出力すれば、表示部37は、ライブビュー画像を表示する電子ビューファインダーとしての役割を担う。したがって、表示部37は、静止画および動画撮影後の再生表示、撮影前および動画撮影中のライブビュー表示を実現することができる。
表示制御部36は、表示する画像データに付随する情報、および、システムメモリ12に記録されたメニュー画面等も、表示部37に単独で、あるいはライブビュー画像、再生画像に重畳して表示させることもできる。
カメラ10は、ユーザからの操作を受け付ける操作部材39を複数備えている。システム制御部11は、これら操作部材39が操作されたことを検知し、操作に応じた動作を実行する。また、カメラ10は操作部材39の類としてレリーズスイッチ40を備える。レリーズスイッチ40は、押下げ方向に2段階に検知できる押しボタンで構成されており、システム制御部11は、1段階目の押下げであるSW1の検知により撮影準備動作であるAF、AE等を実行し、2段階目の押下げであるSW2の検知により撮像素子31による被写体像の取得動作を実行する。
姿勢センサ41は、例えば加速度センサであり、カメラ10の姿勢を検出する。姿勢センサ41は、撮像素子31の短手方向と重力方向が平行となる横画角と、および撮像素子31の長手方向と重力方向が平行となる縦画角とを少なくとも区別することができる。さらに高い精度のセンサを用いれば、姿勢センサ41の出力結果を表示部37に、例えば水平ラインとして表示することにより電子水準器を実現することもできる。
ズームレンズ、フォーカスレンズ、手振れ補正レンズはレンズ制御部42により制御されて、被写体像の画角を変更し、被写体像の特定領域を撮像素子31の受光面上で合焦させ、手ぶれを打ち消して撮像素子31の受光面上で安定した結像状態を維持する。絞り22は、露光制御部43により制御されて、設定された絞り開口を実現する。
図2は、拡大モード選択メニューを表示するカメラ10の背面図である。カメラ10の背面には、表示部37の他に、操作部材39としての、メニューボタン51、十字キー52、確定ボタン53、拡大ボタン54、縮小ボタン55、アクティブウィンドウ切替ボタン56、ウィンドウ配置切替ボタン57、ライン移動選択ボタン58が配置されている。
メニューボタン51は、メニュー画面を呼び出して表示させるために用いられる。十字キー52は、上下左右方向への押下げが可能な方向スイッチであり、表示された複数の項目からひとつを選択したり、表示された対象要素を画面内で移動させたりするために用いられる。確定ボタン53は、選択した項目を確定させるために用いられる。
拡大ボタン54は、表示されている画像の少なくとも一部を拡大させるために用いられる、縮小ボタン55は、表示されている画像の少なくとも一部を縮小させるために用いられる。
アクティブウィンドウ切替ボタン56は、後述する連動拡大モードにおいて、アクティブウィンドウと非アクティブウィンドウとを切り替えるために用いられる。ウィンドウ配置切替ボタン57は、同様に連動拡大モードにおいて、アクティブウィンドウに対する非アクティブウィンドウの配置を切り替えるために用いられる。ライン移動選択ボタン58は、同様に連動拡大モードにおいて、アクティブウィンドウ内に表示されるメインラインを移動させる場合に用いられる。これらのボタンの具体的な機能については後に詳述する。
なお、これらの操作部材39は、単独の機能を発現させるに限らず、例えば撮影モードと再生モードでそれぞれ異なる機能を発現させるようにも設定されうる。また、操作部材はこれらに限らず、他の操作部材が設けられていても構わない。また、操作部材の態様はボタンの類いに限らず、表示部37に重畳されるタッチパネルのような他の操作部材であっても良い。
図において、表示部37には、ライブビュー画像と共に、拡大モードに関する選択ボタンが表示されている。ユーザは、メニューボタン51を操作することにより当該表示を呼び出すことができる。選択ボタンは、通常拡大モードアイコン101と連動拡大モードアイコン102とから成り、ユーザは十字キー52の左右方向を操作することによりいずれかをアクティブにすることができる。例えば図の連動拡大モードアイコン102のように、アクティブなボタンは枠で囲まれて表示される。ユーザは、確定ボタン53を操作すると、アクティブなボタンの選択を確定することができる。
拡大モードは通常拡大モードと連動拡大モードの2つのモードを含み、ユーザはライブビュー画像を拡大したい場合に、これらのいずれかを選択する。通常拡大モードは、例えばライブビュー画像の中心を基準位置として、ユーザが拡大ボタン54を押すごとに画像全体を順次拡大して表示するモードである。ユーザは、拡大し過ぎた場合および等倍に戻したい場合は、縮小ボタン55を押して画像全体を縮小させる。また、ユーザは、十字キー52を操作して拡大の基準位置を上下左右に移動させることができる。
連動拡大モードは、ライブビュー画像の2つの領域に対応する拡大ウィンドウを設け、それぞれの領域を連動させて拡大表示するモードである。図3は、連動拡大モードにより拡大ウィンドウを表示するカメラ10の背面図である。
ユーザが連動拡大モードを選択すると、表示制御部36は、図示するように2つの拡大ウィンドウを表示部37に表示する。一つはアクティブウィンドウ111であり、もう一つは非アクティブウィンドウ121である。アクティブウィンドウ111は、主にユーザが操作部材39を操作して調整を行う対象となる拡大ウィンドウである。非アクティブウィンドウ121は、アクティブウィンドウ111に連動して、表示画像が拡大されたり、アクティブウィンドウ111との相対的な位置関係を示す位置情報を表示したりする拡大ウィンドウである。図においては、アクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121は、ライブビュー画像に重畳して表示される。
表示制御部36は、表示部37の右下付近に、ライブビュー画像に重畳してナビウィンドウ131を表示する。ナビウィンドウ131は、アクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121が、ライブビュー画像のいずれの領域をそれぞれ拡大表示しているかを示す。具体的には、ナビウィンドウ131の全体がライブビュー画像の全画角を表し、拡大ウィンドウが表示する領域をその相対的な位置と大きさにより2つの指標で示す。2つの指標のうち、アクティブ指標132は、アクティブウィンドウ111に対応し、非アクティブ指標133は、非アクティブウィンドウ121に対応する。
本実施形態においては、アクティブウィンドウ111の拡大領域と非アクティブウィンドウ121の拡大領域は、全画角に対して互いに水平な領域あるいは垂直な領域となるように設定される。図は、水平な領域として設定されている場合を示す。水平ライン134は、拡大領域が互いに水平な領域として設定されている場合の、両拡大ウィンドウの中心間を結ぶラインを表す。
なお、本実施形態においては、撮像素子31は3:2の有効画素領域を有する矩形であり、撮像素子31の短手方向を重力方向と平行になるようにユーザがカメラ10を横画角で構えた場合を正姿勢とする。この正姿勢における撮像素子31の長手方向を水平方向とし、短手方向を垂直方向とする。したがって、撮像素子31の長手方向を重力方向と平行になるようにユーザがカメラ10を縦画角に構えた場合は、撮像素子31の短手方向が水平方向となり、長手方向が垂直方向となる。
アクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121は、それぞれに対応する領域を同じ拡大率で拡大して表示する。例えば、初期拡大率として2.0倍が設定されており、その後ユーザが拡大ボタン54を操作するごとに、表示制御部36は、2.5倍、3.0倍というように0.5倍刻みで両拡大ウィンドウの拡大率を更新して拡大表示する。同様に、ユーザが縮小ボタン55を操作するごとに、表示制御部36は、3.0倍、2.5倍というように0.5倍刻みで両拡大ウィンドウの拡大率を更新して縮小表示する。
なお、上記において、表示用画像データは、記録用に処理される画像データを間引いて処理した画素数の少ない画像データと説明したが、表示制御部36は、拡大率が予め定められた拡大率(例えば10.0倍)を超えて拡大が指示された場合には、間引き処理を行わない精細な画像データを用いて表示処理を行っても良い。この場合は、システム制御部11は、拡大領域に対応する領域に限って精細な画像データを生成するように画像処理部35を制御しても良い。
表示制御部36は、アクティブウィンドウ111に表示した拡大画像に、メインライン112を重畳する。メインライン112は、2つの拡大領域が互いに水平な領域として設定されている場合に、初期状態としてアクティブウィンドウ111の中心を通過する、水平ラインである。表示制御部36は、メインライン112に連動させて、非アクティブウィンドウ121に表示した拡大画像に、メインライン122を重畳する。
表示制御部36は、アクティブウィンドウ111においてメインライン112を、撮像素子31の有効画素における上からx行番目の水平画素に対応するラインとして生成した場合に、非アクティブウィンドウ121においてメインライン122も、x行番目の水平画素に対応するラインとして生成する。すなわち、メインライン112およびメインライン122は、撮像素子31の同一行上に位置する画素から出力された画素信号が形成する像に一致するように生成される。本実施形態においては、2つの拡大領域が全画角に対して互いに水平方向に一致する領域として設定されているので、メインライン122は、初期状態として非アクティブウィンドウ121の中心を通過する水平ラインとして現れる。
表示制御部36は、アクティブウィンドウ111に表示した拡大画像に、サブライン113を重畳する。サブライン113は、2つの拡大領域が互いに水平な領域として設定されている場合に、初期状態としてアクティブウィンドウ111の中心を通過する、垂直ラインである。
メインライン112、メインライン122およびサブライン113は、重畳表示される各拡大ウィンドウの中心領域において寸断されている。つまり、各拡大ウィンドウの中心領域は各ラインが重畳されない。また、後述するように、メインライン112が移動される場合には、当該移動に伴って寸断領域が中心領域から移動する。
ここで、アクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121を、並べて表示する意義について説明する。
例えば図2および図3で示すような建築物を撮影する場合に、ユーザは、撮影画像の水平方向および垂直方向に、建築物の水平ラインおよび垂直ラインを厳密に一致させたいことがある。このとき通常の拡大モードで画角を決定しようとすれば、ユーザは、例えば建築物の水平部分の一端を一度拡大して確認し、拡大基準位置を水平方向へ移動して他端部を拡大して確認し、ずれていれば三脚の傾きを調整し、再度一端を拡大して確認することになる。すなわち、煩雑な作業が必要な上に、画角調整中にカメラを操作することになるので、傾きのずれを解消することが困難である。
一方、2つの拡大ウィンドウを用意し、互いの拡大領域間の位置関係を表す例えば水平ラインのような位置情報を重畳すれば、ユーザは、容易に撮影画像の水平方向および垂直方向と、建築物の水平ラインおよび垂直ラインを厳密に一致させることができる。例えば、それぞれの拡大ウィンドウが建築物の水平部分の一端と他端を同時に拡大表示させ、同一の画素ラインを表す水平ラインを重畳させれば、一見にして水平出しが完了しているか否かを確認することができる。拡大ウィンドウに表示されている画像はライブビュー画像の一部であるので、建築物の水平ラインと撮影画像の水平方向がずれている場合であっても、ユーザは拡大表示を確認しながら三脚を調整するだけで、ずれを解消することができる。
水平出しあるいは垂直出しを行う対象となる被写体画像の2つの部分は、システム制御部11が定める初期領域と一致するとは限らない。したがって、システム制御部11は、ユーザの操作を介して、各拡大ウィンドウが拡大表示する画像領域の指定を受け付ける。
図4は、アクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121のそれぞれの拡大領域の移動を説明する図である。アクティブウィンドウ111および非アクティブウィンドウ121の表示位置は、表示部37に対して固定されており、それぞれの拡大領域が全画角に対していずれの領域であるかは、ナビウィンドウ131によって示される。したがって、ここではナビウィンドウ131の変化の様子を追って説明する。特に、拡大領域が互いに水平な領域として設定されている場合を説明する。
図4(a)左端の初期状態で、ユーザが十字キー52の下方向を操作すると、図4(a)右端で示すように、アクティブ指標132、非アクティブ指標133および水平ライン134の全体が、ユーザの操作量に応じて下方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域を下方へ移動させると共に、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域も連動して下方へ移動させる。同様に、ユーザが十字キー52の上方向を操作した場合は、アクティブ指標132、非アクティブ指標133および水平ライン134の全体が、ユーザの操作量に応じて上方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域を上方へ移動させると共に、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域も連動して上方へ移動させる。
図4(b)左端の初期状態で、ユーザが十字キー52の右方向を操作すると、図4(b)右端で示すように、アクティブ指標132のみが、ユーザの操作量に応じて右方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域のみを右方へ移動させ、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域は移動させない。同様に、ユーザが十字キー52の左方向を操作した場合は、アクティブ指標132のみが、ユーザの操作量に応じて左方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域のみを左方へ移動させ、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域は移動させない。
図5は、アクティブウィンドウ111の切り替えを説明する図である。図の左端の初期状態で、ユーザがアクティブウィンドウ切替ボタン56を操作すると、図の右端で示すように、アクティブ指標132が元の非アクティブ指標133の位置へ移り、非アクティブ指標133が元のアクティブ指標132の位置へ移る。すなわち、アクティブ指標132と非アクティブ指標133の相互の位置が入れ替わる。この場合、表示制御部36は、図3で示したアクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121の位置関係も入れ替える。すなわち、2つの拡大ウィンドウのうち左側の拡大ウィンドウを非アクティブウィンドウ121とし、右側の拡大ウィンドウをアクティブウィンドウ111とする。
図6は、ウィンドウ配置の切り替えを説明する図である。図6(a)左端の状態で、ユーザがウィンドウ配置切替ボタン57を操作すると、図6(a)右端で示すように、非アクティブ指標133が、アクティブ指標132の中心を基準に、反時計回りに90度回転される。アクティブ指標132と非アクティブ指標133の間隔は、回転に伴い適宜調整される。非アクティブ指標133が90度回転されると、それぞれの指標の相対的な位置関係は水平方向から垂直方向に変わるので、水平ライン134に変えて垂直ライン135が表示される。垂直ライン135は、それぞれの指標の中心を通過するラインである。
また、相対的な位置関係が垂直方向に変わったことに伴い、それぞれの指標も縦長形状から横長形状に変化する。すなわち、表示制御部36は、図3で示したアクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121の形状を横長とする。そして、両指標の相対的な位置関係に対応させて、アクティブウィンドウ111を下に、非アクティブウィンドウ121を上に並置する。また、表示制御部36は、メインライン112を水平方向から垂直方向へ変更し、サブライン113を垂直方向から水平方向へ変更する。このような垂直方向への表示態様の変更により、ユーザは、例えば撮影画像の垂直方向に建築物の垂直ラインを厳密に一致させることが容易となる。
図6(a)で90度回転させた図6(b)左端の状態で、ユーザが十字キー52の下方向を操作すると、図6(b)右端で示すように、アクティブ指標132のみが、ユーザの操作量に応じて下方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域のみを下方へ移動させ、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域は移動させない。同様に、ユーザが十字キー52の上方向を操作した場合は、アクティブ指標132のみが、ユーザの操作量に応じて上方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域のみを上方へ移動させ、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域は移動させない。
図6(a)で90度回転させた図6(c)左端の状態で、ユーザが十字キー52の右方向を操作すると、図6(c)右端で示すように、アクティブ指標132、非アクティブ指標133および垂直ライン135の全体が、ユーザの操作量に応じて右方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域を右方へ移動させると共に、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域も連動して右方へ移動させる。同様に、ユーザが十字キー52の左方向を操作した場合は、アクティブ指標132、非アクティブ指標133および垂直ライン135の全体が、ユーザの操作量に応じて左方向へ移動する。すなわち、表示制御部36は、アクティブウィンドウ111が表示する拡大領域を左方へ移動させると共に、非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域も連動して左方へ移動させる。
したがって、図4から図6を用いて説明した操作を組み合わせれば、画角内の任意の位置に拡大領域を設定することができ、また、2つの拡大領域の相対的な位置関係を水平方向および垂直方向から選択することができる。また、拡大ボタン54および縮小ボタン55を組み合わせて操作すれば、拡大ウィンドウの視認性をさらに高めることができる。なお、拡大ボタン54が操作された場合は、拡大領域が全画角領域に対して占める割合が小さくなるので、アクティブ指標132および非アクティブ指標133は縮小して表示される。同様に、縮小ボタン55が操作された場合は、拡大領域が全画角領域に対して占める割合が大きくなるので、アクティブ指標132および非アクティブ指標133は拡大して表示される。
図7は、表示ラインの移動を説明する図である。図3で示した初期状態である図7左端の状態で、ユーザがライン移動選択ボタン58を操作し、十字キー52の下方向を操作すると、図7右端で示すように、メインライン112とメインライン122が連動して、ユーザの操作量に応じて下方向へ移動する。この場合、サブライン113は、寸断されている位置がメインライン112の移動に追従するように移動する。このように表示ラインの移動を許容することにより、ユーザは、例えばメインライン112と建築物の水平ラインを重ねて一致具合を確認することができるので、撮影画像の水平方向と建築物の水平ラインをより厳密に一致させることができる。また、各メインラインの中心付近を寸断させることにより、建築物の水平ラインを確認する場合に各メインラインが邪魔とならない。
次に、通常のライブビューモードにおけるオートフォーカス(AF)動作と連動拡大モードにおけるAF動作の切り替えについて説明する。図8は、両モード間のAF動作の切り替えを説明する図である。
ユーザは、カメラ10が用意する様々なAFモードを選択することができる。例えば、レリーズスイッチ40のSW1の操作により、選択された焦点調整領域141で1回の焦点調整を実行させ、合焦したらフォーカスロックを行うシングルAFモード(AF−S)を選択し得る。また、SW1の状態を継続することにより、選択された焦点調整領域141で被写体の動きに追従して焦点調整を実行させ続けるコンティニュアスAFモード(AF―C)を選択し得る。図8(a)は、通常のライブビューモードにおいて、被写体の人物の動作に追従するように焦点調整領域141が設定され、かつAF−Cモードが選択されている様子を示す。表示部37の左下には、選択されているAFモードを示すAFモードアイコン142が表示されている。
図8(a)の状態から連動拡大モードへ移行させる指示を受け付けると、表示制御部36は、図3で示したように、アクティブウィンドウ111を重畳させる。そして、システム制御部11は、ユーザによるSW1の操作を受けて、メインライン112とサブライン113の交点近傍を焦点調整領域141と定め、当該領域における被写体に対して焦点調整を行う。
このように、主被写体が例えば水平出しを行いたい建築物でない場合であっても、連動拡大モードにおいて一時的に焦点調整領域141を当該建築物に変更することにより、ユーザは、焦点の合った当該建築物を視認しながら水平出しを行うことができる。また、連動拡大モードにおいては、それまでに設定されたAFモードに関わらず、AF−Sモードに切り替える。AF−Sモードに一律に切り替えることにより、水平出しの作業中に不意にピント状態が変動することを防ぐことができる。
連動拡大モードが解除されて通常のライブビューモードに戻されると、システム制御部11は、連動拡大モードへ移行する前の焦点調整領域141とAFモードへ設定を戻す。このように設定を自動的に戻すことにより、ユーザは、主被写体を設定したAFモードによりいち早く追うことができる。
次に、連動拡大モードにおける処理フローについて説明する。図9は、連動拡大モードの一連の処理を表すフロー図である。フローは、撮影モードにより電源がオンにされた時点から開始する。
撮影モードが開始されると、システム制御部11は、ステップS101で、ライブビュー表示を実行する。システム制御部11は、ライブビュー表示が実行されている間にSW1を検知すれば設定されたAFモードにより焦点調整を実行し、SW2を検知すれば撮像素子31による被写体像の取得動作を実行する。被写体の取得動作は、静止画取得動作であっても、動画取得動作であっても良い。
ライブビュー表示時には、システム制御部11は、図2を用いて説明したような連動拡大モードへ移行する指示を受け付けたか否かを定期的に判断する(ステップS102)。受け付けていないと判断したら、ステップS111へ進む。受け付けたと判断したら、ステップS103へ進む。
システム制御部11は、ステップS103で、ライブビューモードで設定されていた焦点調整領域の位置情報と選択されていたAFモードとをAF情報として内部メモリ34へ記憶する。そしてステップS104へ進み、システム制御部11は、姿勢センサ41の出力を得てカメラ10の姿勢を検出する。検出した姿勢が横画角であれば、図3で示したように、撮像素子31の長手方向に沿う水平方向に2つの拡大領域を初期状態として設定する。検出した姿勢が縦画角であれば、撮像素子31の短手方向に沿う水平方向に2つの拡大領域を初期状態として設定する。そして、ステップS105へ進み、連動拡大表示を実行する。
連動拡大表示中には、システム制御部11は、図4から図7を用いて説明したような表示を変更する指示を受け付けたか否かを定期的に判断する(ステップS106)。受け付けたと判断したらステップS107へ進み、受けた指示に従って表示を変更してステップS108へ進む。受け付けていないと判断したらステップS107をスキップしてステップS108へ進む。
システム制御部11は、ステップS108で、SW1によるAF動作実行の指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けたと判断したらステップS109へ進み、焦点調整を実行する。このとき、システム制御部11は、図8を用いて説明したように、焦点調整領域141をアクティブウィンドウ111の領域に移し、AFモードをAF−Sモードに切り替え、レンズ制御部42を介して焦点調整を実行する。そして、ステップS110へ進む。受け付けていないと判断したらステップS109をスキップしてステップS110へ進む。
システム制御部11は、ステップS110で、連動拡大モードが解除されたか否かを判断する。解除されていないと判断したら、ステップS105へ戻って連動拡大表示を継続する。解除されたと判断したら、ステップS111へ進む。
システム制御部11は、ステップS111で、電源がオフにされたか否かを判断する。オフにされていないと判断したらステップS101へ戻り、ライブビュー表示を実行する。オフにされたと判断したら一連の処理を終了する。なお、電源オフの判断は、連動拡大表示中に追加しても良い。
以上説明した本実施形態においては、拡大ウィンドウとして一つのアクティブウィンドウ111と一つの非アクティブウィンドウ121を設ける態様を示したが、非アクティブウィンドウ121を2つ以上に増やしても良い。例えば、アクティブウィンドウ111に対して水平方向に一つの非アクティブウィンドウ121を設け、垂直方向に別の非アクティブウィンドウ121を設けることができる。
また、アクティブウィンドウ111と非アクティブウィンドウ121のそれぞれの拡大領域の配置は、水平方向および垂直方向に限らなくても良い。45度方向の配置を許容しても良いし、さらには、それぞれの拡大領域を独立して自由に配置できるようにしても良い。いずれにしても、拡大領域間の位置関係を表す位置情報が、拡大ウィンドウの少なくともいずれかに重畳して表示されれば良い。例えば、拡大領域が独立して移動できる場合には、アクティブウィンドウ111に水平のメインライン112を表示させ、メインライン112が表す水平ラインと非アクティブウィンドウ121が表示する拡大領域とが重なった場合に、非アクティブウィンドウ121にもメインライン122を表示する。
また、拡大領域間の位置関係を表す位置情報の表示態様は、ラインに限らない。グラフィカルな描画の他、座標を数値で示す態様も採用し得る。
また、装着される撮影レンズがシフト撮影、ティルト撮影を可能とする特殊レンズである場合には、システム制御部11は、操作されたレンズのシフト方向、ティルト方向の情報を取得して、拡大領域の初期位置を設定しても良い。このように制御することにより、ユーザの意思を反映した連動拡大表示を行うことができる。
なお、拡大ウィンドウにビルの窓などの周期的な像が表示されている場合は、傾きによる像のずれがわかり辛いことがある。しかし、メインライン112、122やサブライン113が表示されていることで、ユーザは、これらを頼りに傾きを認識することができ、周期的な像に対しても水平出しを容易に行うことができる。
以上の実施形態においては、カメラ10を例に説明したが、撮像装置の例としてはこれに限らない。カメラユニットを備えるタブレット端末、スマートフォン、ゲーム機器等であっても上記の実施形態を採用し得る。
以上の実施形態における撮像装置、または撮像装置の制御プログラムは、以下のような項目により、少なくとも一部の特徴が表現される。
ライブビュー画像を表示する表示部と、前記ライブビュー画像を拡大する拡大指示を受け付ける受付部と、前記拡大指示に基づいて前記ライブビュー画像の複数の領域をそれぞれ拡大した複数の拡大ウィンドウを生成すると共に、前記複数の拡大ウィンドウが表示するそれぞれの拡大領域間の位置関係を表す位置情報を前記複数の拡大ウィンドウの少なくともいずれかに重畳して前記表示部に表示する表示制御部とを備える撮像装置。
前記受付部は、前記複数の拡大ウィンドウのうちのひとつであるアクティブウィンドウが表示する前記拡大領域を移動させる移動指示を受け付け、前記表示制御部は、前記アクティブウィンドウの前記拡大領域の移動方向と重畳された前記位置情報との関係に基づいて、前記アクティブウィンドウ以外の非アクティブウィンドウの前記拡大領域を前記アクティブウィンドウの前記拡大領域の移動に連動して移動させる撮像装置。
前記表示制御部は、前記位置情報として、前記ライブビュー画像の長手方向に平行な第1ラインと、前記ライブビュー画像の短手方向に平行な第2ラインとを選択的に重畳する撮像装置。
前記表示制御部は、前記第1ラインを重畳させている場合には、前記受付部が前記アクティブウィンドウの前記拡大領域を前記長手方向に移動させる前記移動指示を受け付けたときには前記非アクティブウィンドウは移動させず、前記短手方向に移動させる前記移動指示を受け付けたときには前記非アクティブウィンドウを同方向へ連動して移動させ、前記第2ラインを重畳させている場合には、前記受付部が前記アクティブウィンドウの前記拡大領域を前記短手方向に移動させる前記移動指示を受け付けたときには前記非アクティブウィンドウは移動させず、前記長手方向に移動させる前記移動指示を受け付けたときには前記非アクティブウィンドウを同方向へ連動して移動させる撮像装置。
前記受付部は、前記複数の拡大ウィンドウ内で重畳表示された前記第1ラインおよび前記第2ラインを変位させる変位指示を受け付ける撮像装置。
前記拡大領域の中心領域は前記第1ラインおよび前記第2ラインを表示しない撮像装置。
前記受付部は、前記第1ラインと前記第2ラインの一方から他方へ重畳するラインを切り替える切替指示を受け付け、前記表示制御部は、前記切替指示に連動して、前記アクティブウィンドウの前記拡大領域に対して前記非アクティブウィンドウの前記拡大領域を前記長手方向と前記短手方向の一方から他方へ変更する撮像装置。
前記表示制御部は、撮像素子に対して光軸を変位させる撮影レンズが装着されている場合には、前記光軸の変位に基づいて前記第1ラインと前記第2ラインとを選択的に重畳する撮像装置。
焦点を調整する焦点調整部を備え、前記焦点調整部は、前記アクティブウィンドウの前記拡大領域において焦点調整を実行する撮像装置。
前記表示制御部が前記複数の拡大ウィンドウを表示する前の焦点調整領域を記憶する記憶部を備え、前記焦点調整部は、前記複数の拡大ウィンドウの表示が解除されたら、前記記憶部に記憶された前記焦点調整領域において焦点調整を実行する撮像装置。
前記焦点調整部は、前記アクティブウィンドウの前記拡大領域において焦点調整を実行する場合には、前記表示制御部が前記複数の拡大ウィンドウを表示する前の設定に関わらず、合焦後に焦点調整を停止させるフォーカスロックを行う撮像装置。
ライブビュー画像を表示する第1表示ステップと、前記ライブビュー画像を拡大する拡大指示を受け付ける受付ステップと、前記拡大指示に基づいて前記ライブビュー画像の複数の領域をそれぞれ拡大した複数の拡大ウィンドウを生成すると共に、前記複数の拡大ウィンドウが表示するそれぞれの拡大領域間の位置関係を表す位置情報を前記複数の拡大ウィンドウの少なくともいずれかに重畳して表示する第2表示ステップとをコンピュータに実行させる撮像装置の制御プログラム。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 カメラ、11 システム制御部、12 システムメモリ、20 光学系、21 レンズ群、22 絞り、31 撮像素子、32 A/D変換器、33 メモリ制御部、34 内部メモリ、35 画像処理部、36 表示制御部、37 表示部、38 記録媒体IF、39 操作部材、40 レリーズスイッチ、41 姿勢センサ、42 レンズ制御部、43 露光制御部、50 記録媒体、51 メニューボタン、52 十字キー、53 確定ボタン、54 拡大ボタン、55 縮小ボタン、56 アクティブウィンドウ切替ボタン、57 ウィンドウ配置切替ボタン、58 ライン移動選択ボタン、101 通常拡大モードアイコン、102 連動拡大モードアイコン、111 アクティブウィンドウ、112 メインライン、113 サブライン、121 非アクティブウィンドウ、122 メインライン、131 ナビウィンドウ、132 アクティブ指標、133 非アクティブ指標、134 水平ライン、135 垂直ライン、141 焦点調整領域、142 AFモードアイコン

Claims (12)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記画像のうちの第1領域の位置に基づいて、第2領域の位置を前記第1領域に対して水平又は垂直な位置に設定する制御部と、を備え、
    前記表示部は、前記第1領域の第1拡大画像と、前記第2領域の第2拡大画像と、を表示する
    表示装置。
  2. 前記表示部は、前記第1領域に対して水平な位置に前記第2領域が設定された場合は前記第1拡大画像と前記第2拡大画像とを水平方向に並べて表示し、前記第1領域に対して垂直な位置に前記第2領域が設定された場合は前記第1拡大画像と前記第2拡大画像とを垂直方向に並べて表示する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、ユーザの操作によって前記第1領域の位置を変更可能である
    請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記第1領域の位置が変更されると、前記第1領域の位置の変更に連動して前記第2領域の位置を変更する
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記第1領域に対して水平な位置に前記第2領域が設定された場合、前記第1領域の位置が垂直方向に移動すると、前記第2領域の位置を垂直方向に移動する
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記第1領域に対して水平な位置に前記第2領域が設定された場合、前記第1領域の位置が水平方向に移動すると、前記第2領域の位置を移動しない
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 前記制御部は、前記第2領域の位置が変更されると、前記第2領域の位置の変更に連動して前記第1領域の位置を変更する
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の表示装置。
  8. 前記表示部は、前記第1拡大画像と前記第2拡大画像とを同じ拡大率で表示する
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記表示部は、前記第1拡大画像の拡大率が変更されると、前記第1拡大画像の拡大率の変更に連動して前記第2拡大画像の拡大率を変更する
    請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記画像を取得する撮像部に焦点調整を指示する操作部、を備え、
    前記表示部に前記第1拡大画像及び前記第2拡大画像が表示されている状態で前記操作部によって焦点調整が指示されると、前記撮像部は前記第1領域内の被写体に対して焦点調整を行う
    請求項1から請求項9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 前記表示部は、前記第1拡大画像及び前記第2拡大画像を前記画像に重畳して表示する
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の表示装置。
  12. 請求項1から11の何れか1項に記載の表示装置を備える撮像装置。
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