JP4266807B2 - 撮像装置及び電子ズーミング方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置及び電子ズーミング方法に関し、特に、解像度劣化の少ない電子ズーム機能を備えた動画撮像装置及び電子ズーミング方法に関する。
撮像領域の中から所望の範囲の信号のみを取り出すことにより画像を拡大して電子的にズームを行うようにした電子ズーム機能を有するデジタルカメラやムービーカメラや動画機能付きデジタルカメラが提案されている。
これらの電子ズーム機能は、最も広角時において読み出し画素数と出力画素数が略同一になるように設計されている。このため、ズームアップ(拡大)するにつれて、読み出し画素数が出力画素数に較べて不足してくるので解像度が劣化していくという問題があった。
これに対し、解像度劣化の少ない電子ズームを提供するために、常に最も広角時の領域から全画素(例えば640×480)を読み出し、望遠時にはその中を切り出して(例えば4倍電子ズーム時に160×120)そのまま出力し、広角時には(この例の場合640×480を160×120に)画素数を縮小変換して出力するという方式が提案されている(日経エレクトロニクスNo. 752, 1999年9月20日号, 188〜190)。
この方式では、例えば4倍電子ズームの機能を持たせた場合に640×480の読み出しが可能な素子を用いていながら、出力が160×120になってしまっており、解像度劣化の少ない電子ズームを実現する一方で出力画素数が少なく抑えられてしまう点に問題があった。
そこで、読み出し素子数と出力素子数を略同一にした解像度劣化の少ない電子ズーム方式が提案されている。この方式では、例えば2倍電子ズームの機能を持たせる場合、望遠時には640×480の領域から全画素を読み出し、広角時には1280×960の領域から640×480の素子を縦横1/2間引き、もしくは2×2画素加算で読み出している。ここで、1280×960の領域の全画素は、例えば、静止画撮影の時に利用される。
日経エレクトロニクスNo. 752, 1999年9月20日号, 188〜190頁
これまでは最も望遠時と最も広角時の場合を扱ったが、その中間の拡大倍率については、間引き読み出しあるいは加算読み出しのいずれにおいても飛び飛びの倍率しか取ることができなかった。そのため、このままでは電子ズーミングの際に段差が出てしまい、動画撮影にとって好ましくない状況が発生してしまう。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、解像度劣化の少ない電子ズームであって、且つ、滑らかな電子ズーミングが可能な撮像装置及び電子ズーミング方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る撮像装置は、撮像した画像信号から任意の画素を読み出して電子ズーミングを行う撮像装置であって、前記画像信号に対して、画素の間引き読み出し処理と、画素の加算読み出し処理のうち少なくとも1つの読み出し処理による、画素の読み出し割合に基づく変倍処理を行うものであって、前記画素の読み出し割合に基づいて所定間隔をもたせて設定される第1の複数の倍率位置をもつ撮像処理部と、前記画像信号に対して画素補間処理により変倍処理を行うものであって、前記画素の読み出し割合に基づく変倍処理と組み合わせて用いられ、前記第1の複数の倍率位置の各々の間に設定可能な第2の1つ又は複数の倍率位置をもつ補間処理部と、前記電子ズーミングの停止命令をユーザから受け付ける受付部と、前記受付部で受け付けた停止命令が示すズーミング停止位置が、前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかと合致するか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記ズーミング停止位置が前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかに合致したと判定された場合には、前記第1の複数の倍率位置のうちいずれかの倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する制御部と、を具備する。
本発明の第2の態様に係る撮像装置は、本発明の第1の態様に係る撮像装置において、前記判定部により前記ズーミング停止位置が前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかに合致したと判定された場合、前記制御部は、前記ズーミング停止位置の直近で、かつ、前記第1の複数の倍率位置のうちいずれかの倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する
本発明の第3の態様に係る撮像装置は、本発明の第2の態様に係る撮像装置において、前記電子ズーミング動作は拡大のズーミング動作であり、前記制御部は、前記ズーミング停止位置の直近で、かつ、前記第1の複数の倍率位置のうち前記ズーミング停止位置におけるズーム倍率よりも大きな倍率を示す倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する
本発明の第4の態様に係る撮像装置は、本発明の第2の態様に係る撮像装置において、前記電子ズーミング動作は縮小のズーミング動作であり、前記制御部は、前記ズーミング停止位置の直近で、かつ、前記第1の複数の倍率位置のうち前記ズーミング停止位置におけるズーム倍率よりも小さな倍率を示す倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する
また、本発明の第5の態様に係る電子ズーミング方法は、撮像した画像信号から任意の画素を読み出して電子ズーミングを行う電子ズーミング方法であって、前記画像信号に対して、画素の間引き読み出し処理と、画素の加算読み出し処理のうち少なくとも1つの読み出し処理による、画素の読み出し割合に基づく変倍処理を行うステップであって、前記画素の読み出し割合に基づいて所定間隔をもたせて設定される第1の複数の倍率位置を用いる撮像処理ステップと、前記画像信号に対して画素補間処理により変倍処理を行うステップであって、前記画素の読み出し割合に基づく変倍処理と組み合わせて用いられ、前記第1の複数の倍率位置の各々の間に設定可能な第2の1つ又は複数の倍率位置を用いる補間処理ステップと、前記電子ズーミングの停止命令をユーザから受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けた停止命令が示すズーミング停止位置が、前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかと合致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記ズーミング停止位置が前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかに合致したと判定された場合には、前記第1の複数の倍率位置のうちいずれかの倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する制御ステップと、を具備する。
本発明によれば、画素の間引き読み出しや加算読み出しによる変倍と、画素補間による変倍とを組み合わせることにより任意のズーム倍率を生成するようにしたので、画像の解像度が劣化するのを防止するとともに、滑らかなズーミングが得られるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。光学系101は図示しない被写体の像を撮像処理部102の光電変換素子1021上に結像する。光電変換素子1021の動作は、読み出し制御部1022によって制御される。ユーザの電子ズーム操作を反映したズーム倍率変更命令は、ユーザインタフェース部11を介してズーム倍率選定部103に伝達されてズーム倍率が選定される。
画素読み出し割合選定部としての間引き率決定部104は、ズーム倍率選定部103からのズーム倍率に最も近い間引き率(画素読み出し割合)を決定する。読み出し制御部1022は、間引き率決定部104で決定された間引き率に従って、読み出す画素のアドレスを決め、光電変換素子1021から画素の値を読み出す。
撮像処理部102は、光電変換素子1021で取得した画像信号に対して、画素の間引き読み出し処理(後述)と、画素の加算読み出し処理(後述)のうち少なくとも1つの読み出し処理による、画素の読み出し割合に基づく変倍処理を行う。この場合、撮像処理部102は、ズーム倍率選定部103で選定したズーム倍率に最も近い画素読み出し割合に基づいて、前記画素の間引き読み出し処理に基づく変倍処理を行ってもよい。または、撮像処理部102は、ズーム倍率選定部103で選定したズーム倍率に最も近い画素読み出し割合に基づいて、画素の加算読み出し処理に基づく変倍処理を行っても良い。または、撮像処理部102は、ズーム倍率選定部103で選定したズーム倍率に最も近い画素読み出し割合に基づいて、前記画素の加算読み出し処理と前記画素の間引き読み出し処理とを組み合わせて変倍処理を行ってもよい。
一方、補間倍率決定部105は、(ズーム倍率)/{間引き率(画素読み出し割合)から定まる倍率}の値を補間倍率として決定する。尚、ズーム倍率が与えられると、間引き率と補間倍率の組合せが定まるので、高速化のためにはそれらをテーブル化しておく方が好ましい。次に、補間処理部106は、補間倍率決定部105で決定された補間倍率に従って、画素補間処理により変倍処理を行う。ここでの補間処理は、よく知られた線形補間処理や3次補間処理等で良い。尚、この補間処理の前や補間処理と同時に、不均一であった読み出し位置を均一な位置に補正する処理も行う方が好ましい。また、補間倍率決定部105で決定された補間倍率が等倍であった場合、補間処理部106は前記変倍処理で行った画像信号をそのまま出力する。
本実施形態では、撮像処理部102での前記画素の読み出し割合に基づく変倍処理と、補間処理部106での前記画素補間による変倍処理を適宜組み合わせることによって、予め設定した電子ズーミング(以下では単にズーミングと呼ぶ)刻みと該位置の倍率に対応した画像を生成する。
画像信号処理部107は、補間処理の後、画像信号に対してフルカラー化等の処理を行い、画像記録部108にその結果を出力したり、リアルタイムの情報を電子ビューファインダや液晶画面で構成される画像表示部109に出力する。読み出し制御部1022では、画像信号を画像記録部108に記録する場合と、画像表示部109に表示する場合に応じて、ここには図示していない画像サイズ変更制御部の制御に従って、読み出し制御を切り替える。
ここで、ズーム倍率選定部103、間引き率決定部104、読み出し制御部1022、光電変換素子1021、補間処理部106、補間倍率決定部105はユーザインタフェース部11からのズーミング命令に応じて入力画像に対して電子的に倍率変換処理を行って出力するズーミング処理部を構成する。
図2及び図3は、間引き読み出しによる倍率変換の一例を説明するための図である。図2は、ベイヤ配列をなすRGB画素において、16画素のうち14画素を読み出す例を示している。また、図3は、ベイヤ配列をなすRGB画素において、8画素のうち6画素を読み出す例を示している。
なお、ここではm画素のうちn画素(m≧n, m,n:自然数)を読み出すことを画素の読み出し割合として記号n/mで表すことにする。この例では、ベイヤ配列のRGB画素配列の周期が2であることから、最小の読み飛ばし幅を2画素に設定しているが、読み飛ばし幅は、1画素の場合も可能である。倍率変換に対応する読み出し規則は周期的であり、その周期は多くとも30画素程度である。
図4は、周期m=22とし、これらの条件下でm、nの取り得る組合せを変更することによって生成される種々の倍率の例を示している。一般に倍率という用語は、最も広角を基準として何倍の望遠であるかを表すことが多いが、ここでは、最も望遠側を基準にして何パーセント縮小されているかという縮小率のことも倍率と呼ぶことにする。図4は、100%から60%までの間の倍率を示している。もちろん、60%よりも小さい倍率に対しても同様の表現が可能であるし、以下の第2の実施形態のような方法でも実現可能である。
上記した第1実施形態によれば、画素の間引き読み出しによる変倍と、画素補間による変倍とを組み合わせることにより任意のズーム倍率を生成するようにしたので、画像の解像度が劣化するのを防止するとともに、滑らかなズーミングが得られる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、画素の間引き読み出しによる倍率変換の例を示したが、この第2実施形態では、画素の加算読み出し処理と、画素の間引き読み出し処理の併用による倍率変換について説明する。
例えば、2×2画素加算で全画素を読み出すと縮小率は50%である。そして、この2×2画素加算による加算読み出しのうち、読み出しをある割合で間引くことで、50%以下の縮小率を実現できる。例えば、2×2画素加算の読み方を9回繰り返し、2×2画素を読み飛ばすような9/10の間引き読み出しを行えば、50%×90%=45%の倍率を得ることができる。これは、45%の倍率を生成するために9/20の間引き読み出しだけを行う場合よりも、多くの画素の値を反映しているので画質の点で有利である。
すなわち、第2実施形態によれば、画素の間引き読み出し及び加算読み出しによる変倍と、画素補間による変倍とを併用することにより任意の電子ズーム倍率を生成するようにしたので、第1実施形態では間引き率が大きくなってしまうような倍率に対して画像の劣化を少なくできる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態の詳細を図5を用いて説明する。ここでは動画撮影により得られる画像を想定する。図5に示すように、予め用意された(画素の間引き読み出しあるいは画素の加算読み出しによる画素の読み出し割合に基づく)複数の倍率位置(太い実線で示された刻みの部分)が所定間隔で設定され、各倍率位置の間には、線形補間や3次補間等の補間処理による変倍処理を施すことにより作成可能な1つまたは複数の倍率位置(破線で示された倍率位置)が図示されている。複数の太い実線で示された倍率位置は、ズーミング中及びズーミング停止時に使用される倍率位置であり、破線で示された倍率位置は、ズーミング中においてのみ使用される倍率位置である。そして、ここでは、ズーミング中のズーミング刻みの総数(太い実線で示された倍率位置の総数と、破線で示された倍率位置の総数の和)は、ユーザインタフェース部11からのズーミング停止命令によって停止する位置(太い実線で示された倍率位置)の総数を上回るように設定されている。
今、倍率が80%の位置で撮影しているとする。この時、8/10の割合の間引き読み出しが行われている。撮影者が、ズームレバーを望遠側に動かす。すると、拡大命令が伝達され、まず、8/10の割合の間引き読み出しから生成される画像に102%の線形補間による拡大処理を施す。その結果、80%×102%=81.6%の倍率の画像が生成される。ただし、ここでズームが停止することはなく、仮に撮影者がズームレバーから手を離して、ズーミング停止命令が伝達された場合には、例えば、10/12の間引き読み出しから生成される倍率83.3の画像を生成してここでズーミングが停止する。
上述のように、予め用意された複数の所定倍率を用いるとともに、その間の倍率については、線形補間や3次補間等の補間処理による変倍処理を施すことによって滑らかなズーミング画像が得られる。この場合、予め用意されたズーミング停止位置では、高解像度な画像が生成されるが、ズーミング動作中の位置ではそれよりも低解像度な画像となる。また、撮影者がズームレバーから手を離したときにはズーミング停止命令が伝達され、予め用意された複数の所定倍率のいずれかの倍率位置で停止する。
なお、一般にズーミングの刻み幅は、ズーミングが滑らかに感じられるように、また、ズーミングの停止位置の間隔については、撮影者に違和感を与えないように選定する。
また、ズーミング中やズーミング停止位置でのズーム倍率が選定されれば、それ以降の動作は、第1、第2実施形態で説明した動作と同様に行われる。
上記した第3実施形態によれば、ズーミング中においては、第1あるいは第2実施形態と同様に滑らかなズーミングを行う一方、ユーザインタフェース部11からズーミング停止命令が伝達された場合に応答してズーミングを停止させる場合には、予め用意された所定の倍率位置(例えば間引き率の変更だけで実現できる倍率)のみで停止させるようにしたので、ズーミング停止位置において高画質な画像を取得することができる。
また、ユーザがズーミングボタンから手を離し、ズーミング停止命令が伝達された場合に、電子ビューファインダ中や液晶表示画面上で高解像となる倍率位置でズーミングを停止するようにしたので、撮影者がカメラのシャッタ操作を行う際の視認性を向上させることができる。
(第4実施形態)
第3実施形態では、動画撮影の例について説明したが、第4実施形態では、静止画撮影用の電子ビューファインダもしくは、液晶画面に表示する電子ズーム画像を例に説明する。電子ビューファインダまたは液晶画面への表示は、ユーザインタフェース部11の表示切替ボタンによってユーザが好みの表示方法を選択できるので、以下では液晶画面への表示について説明するが、電子ビューファインダについても同様のことが言える。
以下に、図6を参照して第4実施形態の詳細を説明する。まず、撮影者がズームレバーを操作したときに、それが望遠側への移動かテレ側への移動かを検出することにより、拡大命令か否かを判断する(ステップS1)。ここで拡大命令であると判断された場合には、拡大処理命令が伝達され、1刻み分の拡大処理が実行され(ステップS6)、処理された画像が液晶画面に表示される。拡大命令が続いている間は、1刻み分の拡大処理及び液晶画面への画像表示を繰り返し行う。その間、ズーミング停止命令が伝達されたか否かを判断し(ステップS7)、ズーミング停止命令が伝達されたならば、予め選択されたズーミング停止位置(太い実線で示された倍率位置のいずれかの位置)に到達するまで1刻み分の拡大処理を続行し(ステップS8、S9)、液晶画面へ処理結果を表示する。予め選択された当該ズーミング停止位置に到達したら、ズーミング動作を終了する。
一方、ステップS1で拡大命令ではないと判断された場合には、縮小処理命令が伝達され、1刻み分の縮小処理が実行され(ステップS2)、処理された画像が液晶画面に表示される。縮小命令が続いている間は、1刻み分の縮小処理及び液晶画面への画像表示を繰り返し行う。その間、ズーミング停止命令が伝達されたか否かを判断し(ステップS3)、ズーミング停止命令が伝達されたならば、予め選択された当該ズーミング停止位置に到達するまで1刻み分の拡大処理を続行し(ステップS4、S5)、液晶画面へ処理結果を表示する。予め選択された当該ズーミング停止位置に到達したら、ズーミング動作を終了する。
ここで、拡大(あるいは縮小)のズーミング動作を行っているときに、太い実線で示された複数の倍率位置のうち、停止すべき倍率の直近で、且つ停止すべき倍率よりも大きな倍率の位置を実際の停止位置として選択するようにしてもよい。あるいは、拡大(あるいは縮小)のズーミング動作を行っているときに、太い実線で示された複数の倍率位置のうち、停止すべき倍率の直近で、且つ停止すべき倍率よりも小さな倍率の位置を実際の停止位置として選択するようにしてもよい。あるいは、拡大(あるいは縮小)のズーミング動作を行っているときに、太い実線で示された複数の倍率位置のうち、停止すべき倍率に一番近い倍率の位置を実際の停止位置として選択するようにしてもよい。
また、ズーミング停止命令が伝達されたときの停止すべき倍率が、太い実線で示された複数の倍率位置の何れとも異なる場合には、当該複数の倍率のうち、停止すべき倍率に一番近い倍率を実際の停止位置として選択するようにしてもよい。
なお、第3実施形態でも説明したように、予め選択されたズーミング停止位置では、高解像度な画像を生成し、ズーミングの過程においては、それよりも低解像度な画像を併せて利用するようにしている。
上記した第4実施形態でも第3実施形態と同様の効果を得られる。
なお、デジタルカメラが一眼レフの場合には、撮影用のデジタルカメラ本体の電子ズームと液晶表示装置の電子ズームは、同じズーミング工程をとることになる。つまり、いずれの画像も滑らかなズーミングとズーミング停止位置での高解像度表示を併せて持っている。
その一方で、一眼レフでないデジタルカメラの場合には、撮影記録用の画像を撮影者が観察し続けるわけではないので、撮影記録用の画像のズーミングは、滑らかである必要はない。撮影記録用の画像は、ズーミング停止位置での倍率でシャッターボタンが押された場合に、その倍率に変換して画像を生成し記録できればよい。つまり、一眼レフでないデジタルカメラにおいては、撮影記録用の画像については、ズーミング過程の画像を生成する必要はなく、表示確認のため液晶画面上へ生成する画像のズーミング過程を滑らかにすればよい。
また、以下の実施形態では、電子ズーム単独の例を説明したが、もちろん、ここで示した電子ズームは、光学ズーム手段による光学ズームと併用可能である。光学ズームは、連続的なズームでも良いし、飛び飛びの値しかとらないようなステップズームでも良い。光学ズームがステップズームであっても、滑らかな電子ズームと組み合わせることによって、最広角から最望遠まで動画像を滑らかにズーミングさせることができる。さらに、ズーミングの停止位置は、光学特性を加味した位置に限定しておいても良い。
さらに、ズーミング停止命令が伝達されたときのズーミングの停止すべき倍率と、選択されたズーミングの倍率との差を補うように上記光学ズーム手段を駆動させる光学ズーム駆動手段を備えさせることができる。この場合、上記光学ズーム駆動手段が、上記光学ズームの駆動をさせた後に撮像された入力画像に対して、上記選択された電子ズームの倍率に基いて電子的に倍率変換処理を行って出力するようにする。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 間引き読み出しにおいて、16画素のうち14画素を読み出す例を示す図である。 間引き読み出しにおいて、8画素のうち6画素を読み出す例を示す図である。 倍率変換に対応する読み出し規則の周期をm=22としたときにm、nの取り得る組み合わせを変更することによって生成される種々の倍率の例を示す図である。 本発明の第3実施形態の作用を説明するための図である。 本発明の第4実施形態の詳細を説明するための図である。

Claims (5)

  1. 撮像した画像信号から任意の画素を読み出して電子ズーミングを行う撮像装置であって、
    前記画像信号に対して、画素の間引き読み出し処理と、画素の加算読み出し処理のうち少なくとも1つの読み出し処理による、画素の読み出し割合に基づく変倍処理を行うものであって、前記画素の読み出し割合に基づいて所定間隔をもたせて設定される第1の複数の倍率位置をもつ撮像処理部と、
    前記画像信号に対して画素補間処理により変倍処理を行うものであって、前記画素の読み出し割合に基づく変倍処理と組み合わせて用いられ、前記第1の複数の倍率位置の各々の間に設定可能な第2の1つ又は複数の倍率位置をもつ補間処理部と、
    前記電子ズーミングの停止命令をユーザから受け付ける受付部と、
    前記受付部で受け付けた停止命令が示すズーミング停止位置が、前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかと合致するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記ズーミング停止位置が前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかに合致したと判定された場合には、前記第1の複数の倍率位置のうちいずれかの倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定部により前記ズーミング停止位置が前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかに合致したと判定された場合、前記制御部は、前記ズーミング停止位置の直近で、かつ、前記第1の複数の倍率位置のうちいずれかの倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記電子ズーミング動作は拡大のズーミング動作であり、前記制御部は、前記ズーミング停止位置の直近で、かつ、前記第1の複数の倍率位置のうち前記ズーミング停止位置におけるズーム倍率よりも大きな倍率を示す倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記電子ズーミング動作は縮小のズーミング動作であり、前記制御部は、前記ズーミング停止位置の直近で、かつ、前記第1の複数の倍率位置のうち前記ズーミング停止位置におけるズーム倍率よりも小さな倍率を示す倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 撮像した画像信号から任意の画素を読み出して電子ズーミングを行う電子ズーミング方法であって、
    前記画像信号に対して、画素の間引き読み出し処理と、画素の加算読み出し処理のうち少なくとも1つの読み出し処理による、画素の読み出し割合に基づく変倍処理を行うステップであって、前記画素の読み出し割合に基づいて所定間隔をもたせて設定される第1の複数の倍率位置を用いる撮像処理ステップと、
    前記画像信号に対して画素補間処理により変倍処理を行うステップであって、前記画素の読み出し割合に基づく変倍処理と組み合わせて用いられ、前記第1の複数の倍率位置の各々の間に設定可能な第2の1つ又は複数の倍率位置を用いる補間処理ステップと、
    前記電子ズーミングの停止命令をユーザから受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受け付けた停止命令が示すズーミング停止位置が、前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかと合致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記ズーミング停止位置が前記第2の1つ又は複数の倍率位置のいずれかに合致したと判定された場合には、前記第1の複数の倍率位置のうちいずれかの倍率位置で停止するように前記電子ズーミング動作を制御する制御ステップと、
    を具備することを特徴とする電子ズーミング方法。
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