JP2001119380A - クロック生成装置、及びクロック生成方法 - Google Patents

クロック生成装置、及びクロック生成方法

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JP2001119380A JP29515899A JP29515899A JP2001119380A JP 2001119380 A JP2001119380 A JP 2001119380A JP 29515899 A JP29515899 A JP 29515899A JP 29515899 A JP29515899 A JP 29515899A JP 2001119380 A JP2001119380 A JP 2001119380A
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clock
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俊浩 松村
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    • HELECTRICITY
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    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力されるアナログ信号に基づいて、同期化
クロックを生成するクロック生成装置、及びクロック生
成方法を提供する。 【解決手段】 所定の期間内におけるデジタル信号の最
大値及び最小値の平均値を閾値とし、デジタル信号を用
いて立ち上がり時刻、及び立ち下がり時刻を検出し、隣
接する立ち上がり時刻と立ち下がり時刻との時間間隔を
所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力レートと
し、入力レートに基づいて、同期化クロックを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック生成装
置、及びクロック生成方法に関し、特に入力されるアナ
ログ信号に対する同期化クロックを生成するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来のクロック生成装置のブ
ロック図である。図に示すように、従来のクロック生成
装置1300は、アナログ入力端子1301、閾値入力
端子1302、同期化信号出力端子1303、同期化ク
ロック出力端子1304、比較回路1305、クロック
供給回路1306、カウンタ回路1307、デコーダ回
路1308、エッジ検出回路1309、及びD型フリッ
プフロップ1310から構成される。
【0003】比較回路1305は、アナログ信号S13
01のレベルが閾値S1302より大きいか小さいかを
比較して、その比較結果を出力する回路であり、クロッ
ク供給回路1306の発振回路から供給されるクロック
を基準クロックとして動作する。
【0004】クロック供給回路1306は、クリスタル
を用いた水晶発振回路等であり、そのクロック周波数
は、入力されるアナログ信号S1301の入力レートに
対して整数倍の周波数である。
【0005】カウンタ回路1307は、クロック供給回
路1306からのクロック信号S1306を基準クロッ
クとして動作し、そのカウント値はデコーダ回路130
8に供給される。このカウンタ回路1307は、エッジ
検出回路1309からの出力と、デコーダ回路1308
からの出力とをクリア信号として動作する。
【0006】以下に、動作について説明する。まず、ア
ナログ信号S1301、及び閾値S1302が、それぞ
れアナログ入力端子1301、及び閾値入力端子130
2を介し、比較回路1305に入力される。比較回路1
305では、アナログ信号S1301のレベルが閾値S
1302より大きいか小さいかを比較して、その比較結
果を出力する。比較回路1305から出力される2値化
された比較信号S1305は、エッジ検出回路1309
に入力され、ここで比較信号S1305のエッジが検出
される。このエッジが検出された信号は、カウンタ回路
1307に供給され、カウンタをクリアする。この一連
のエッジ検出、及びカウンタクリアの動作により、カウ
ンタ回路1307のカウント値と、比較信号S1305
のエッジ、すなわち位相とが一致する。
【0007】カウンタのカウント値は通常、複数のビッ
トから構成されているので、デコーダ回路1308は、
サンプルクロック信号S1304を供給クロックとし
て、適切な位相でアナログ入力信号S1301をとり込
めるようにデコードを行なう。そして、D型フリップフ
ロップ1310は、比較信号S1305をラッチする。
デコーダ回路1308が出力する,カウンタのクリア信
号S1308は、カウンタ1307の分周比を決定す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、従来のクロック生成装置は、クロック供給回路のク
ロック周波数が入力されるアナログ信号のレートの整数
倍でなければ、アナログ信号がクロック供給回路のクロ
ックの周期に比べて長い期間、同じ状態を保持した場合
(例えばハイレベルが続くような場合)等に、位相誤差
が許容範囲を超えてしまい、誤ってアナログ信号を認識
してしまうことがあるという問題があった。また、アナ
ログ信号のレートが複数の種類を持つ場合には、そのそ
れぞれに対応する複数種類の発振回路が必要になるとい
う問題があった。
【0009】また、従来のクロック生成装置を半導体集
積回路で実現した場合には、その特性を向上させるため
にクロック供給回路のクロック周波数を高くすると、半
導体集積回路から不要輻射が発生するという問題や、消
費電力が増大するという問題があった。
【0010】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、入力されるアナログ信号に基づい
て、同期化クロックを生成するクロック生成装置、及び
クロック生成方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
クロック生成装置は、入力したアナログ信号をデジタル
信号に変換するA/D変換手段と、上記デジタル信号に
基づいて、同期化クロック、及び閾値を生成する演算手
段と、上記デジタル信号が上記閾値よりも大きいか小さ
いかを比較し、二値化信号を出力する二値化手段と、上
記同期化クロックで上記二値化信号をラッチするラッチ
手段とを備えたものである。
【0012】本発明の請求項2に係るクロック生成装置
は、請求項1に記載のクロック生成装置において、上記
演算手段が、所定の期間内における上記デジタル信号の
最大値及び最小値を検出し、該最大値及び該最小値の平
均値を上記閾値として出力する閾値検出手段と、上記ア
ナログ信号が上記閾値よりも高くなる時刻である立ち上
がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する立ち上
がり時刻検出手段と、上記アナログ信号が上記閾値より
も低くなる時刻である立ち下がり時刻を、上記デジタル
信号を用いて検出する立ち下がり時刻検出手段と、隣接
する上記立ち上がり時刻と上記立ち下がり時刻との時間
間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力レー
トとして出力する入力レート検出手段と、上記入力レー
トに基づいて、上記同期化クロックを出力する同期化ク
ロック出力手段とを備えたものとしたものである。
【0013】本発明の請求項3に係るクロック生成装置
は、請求項1に記載のクロック生成装置において、上記
演算手段が、所定の期間内における上記デジタル信号の
積分値を検出し、該積分値の平均値を上記閾値として出
力する閾値検出手段と、上記アナログ信号が上記閾値よ
りも高くなる時刻である立ち上がり時刻を、上記デジタ
ル信号を用いて検出する立ち上がり時刻検出手段と、上
記アナログ信号が上記閾値よりも低くなる時刻である立
ち下がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する立
ち下がり時刻検出手段と、隣接する上記立ち上がり時刻
と上記立ち下がり時刻との時間間隔を所定の期間求め、
該時間間隔の最小値を入力レートとして出力する入力レ
ート検出手段と、上記入力レートに基づいて、上記同期
化クロックを出力する同期化クロック出力手段とを備え
たものとしたものである。
【0014】本発明の請求項4に係るクロック生成装置
は、請求請1ないし3のいずれかに記載のクロック生成
装置において、隣接する上記デジタル信号を補間するオ
ーバーサンプリングデジタルフィルタを備えたものであ
る。
【0015】本発明の請求項5に係るクロック生成方法
は、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換するA
/D変換ステップと、上記デジタル信号に基づいて、同
期化クロック、及び閾値を生成する演算ステップと、上
記デジタル信号が上記閾値よりも大きいか小さいかを比
較し、二値化信号を出力する二値化ステップと、上記同
期化クロックで上記二値化信号をラッチするラッチステ
ップとを備えたものである。
【0016】本発明の請求項6に係るクロック生成方法
は、請求項5に記載のクロック生成方法において、上記
演算ステップが、所定の期間内における上記デジタル信
号の最大値及び最小値を検出し、該最大値及び該最小値
の平均値を上記閾値として出力する閾値検出ステップ
と、上記アナログ信号が上記閾値よりも高くなる時刻で
ある立ち上がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出
する立ち上がり時刻検出ステップと、上記アナログ信号
が上記閾値よりも低くなる時刻である立ち下がり時刻
を、上記デジタル信号を用いて検出する立ち下がり時刻
検出ステップと、隣接する上記立ち上がり時刻と上記立
ち下がり時刻との時間間隔を所定の期間求め、該時間間
隔の最小値を入力レートとして出力する入力レート検出
ステップと、上記入力レートに基づいて、上記同期化ク
ロックを出力する同期化クロック出力ステップとを備え
たものとしたものである。
【0017】本発明の請求項7に係るクロック生成方法
は、請求項5に記載のクロック生成方法において、上記
演算ステップが、所定の期間内における上記デジタル信
号の積分値を検出し、該積分値の平均値を上記閾値とし
て出力する閾値検出ステップと、上記アナログ信号が上
記閾値よりも高くなる時刻である立ち上がり時刻を、上
記デジタル信号を用いて検出する立ち上がり時刻検出ス
テップと、上記アナログ信号が上記閾値よりも低くなる
時刻である立ち下がり時刻を、上記デジタル信号を用い
て検出する立ち下がり時刻検出ステップと、隣接する上
記立ち上がり時刻と上記立ち下がり時刻との時間間隔を
所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力レートとし
て出力する入力レート検出ステップと、上記入力レート
に基づいて、上記同期化クロックを出力する同期化クロ
ック出力ステップとを備えたものとしたである。
【0018】本発明の請求項8に係るクロック生成方法
は、請求請5ないし7のいずれかに記載のクロック生成
方法において、隣接する上記デジタル信号を補間するオ
ーバーサンプリングステップを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
クロック生成装置のブロック図である。本実施の形態1
によるクロック生成装置100は、アナログ信号入力端
子101、クロック信号入力端子102、同期化信号出
力端子103、同期化クロック出力端子104、A/D
コンバータ105、演算回路106、比較回路107、
及びラッチ回路108から構成され、帰線期間にVBI
データが重畳されているアナログ信号S101と、クロ
ック信号S102とを入力し、同期化信号S103と、
同期化クロックS104とを出力するものである。
【0020】A/Dコンバータ105は、アナログ信号
S101をクロック信号S102のタイミングにしたが
ってサンプリングすることにより、デジタルの離散値で
あるデジタル信号S109を出力するものである。演算
回路106は、デジタル信号S109とクロック信号S
102とを入力して、デジタル信号S109を二値化す
るための基準値である閾値S106aと、二値化信号S
110をラッチするための同期化クロックS106bと
を出力するものであり、その詳細については後述する。
【0021】比較回路107は、デジタル変換信号S1
09と閾値S106aとを入力し、クロック信号S10
2に同期して動作し、閾値S106aを基準としてデジ
タル信号S109に対して大小比較を行ない、たとえば
閾値S106aの値よりもデジタル信号S109の方が
大きければ “1”を、逆に小さければ“0”を二値化
信号S110として出力するものである。ラッチ回路1
08は、比較回路107の出力である二値化信号S11
0をD入力とし、同期化クロックS106bをクロック
入力として、同期化信号S103を出力するものであ
る。
【0022】図2は、本発明の実施の形態1によるクロ
ック生成装置の演算回路のブロック図である。本実施の
形態1による演算回路106は、閾値S106aを検出
する閾値検出ブロック200、アナログ信号S101が
閾値S106aよりも高くなる時刻である立ち上がり時
刻を検出する立ち上がり検出ブロック201、アナログ
信号S101が閾値S106aよりも低くなる時刻であ
る立ち下がり時刻を検出する立ち下がり検出ブロック2
02、立ち上がり時刻と立ち下がり時刻とを用いてデジ
タル信号S109のレートを検出する入力レート検出ブ
ロック203、及び同期化クロックS106bを出力す
る同期化クロック出力ブロック204から構成される。
【0023】以下に、クロック生成装置の動作について
説明する。アナログ信号S101は、アナログ信号入力
端子101を介して、A/Dコンバータ105に入力さ
れ、また、クロック信号S102は、クロック信号入力
端子102を介して、A/Dコンバータ105、演算回
路106、及び比較回路107に入力される。
【0024】A/Dコンバータ105は、アナログ信号
S101をクロック信号S102のタイミングにしたが
ってサンプリングすることにより、デジタルの離散値で
あるデジタル信号S109を、演算回路106、及び比
較回路107に出力する。
【0025】演算回路106は、デジタル信号S109
とクロック信号S102とを入力して、デジタル信号S
109を二値化するための基準値である閾値S106a
と、ラッチ回路108で二値化信号S110をラッチす
るための同期化クロックS106bとを出力する。な
お、その詳細については後述する。
【0026】比較回路107は、デジタル信号S109
と閾値S106aとを入力し、クロック信号S102に
同期して、閾値S106aに対してデジタル信号S10
9が大きいか小さいかの比較を行なう。たとえば閾値S
106aよりもデジタル信号S109の方が大きければ
“1”を、逆に小さければ“0”を二値化信号S11
0として出力する。ラッチ回路108は、二値化信号S
110をD入力とし、同期化クロックS106bをクロ
ック入力として、同期化信号出力である同期化信号S1
03を出力する。
【0027】以下に、演算回路106が閾値S106
a、及び同期化クロックS106bを出力する動作につ
いて、図3ないし図10のフローチャートを用いて説明
する。図3は、本発明の実施の形態1による演算回路の
動作を示すフローチャートである。まず、閾値検出ブロ
ック200は、閾値S106aを検出し(ステップ30
0)、立ち上がり検出ブロック201、立ち下がり検出
ブロック202、及び比較回路107に出力する(ステ
ップ301)。なお、閾値検出方法については後述す
る。
【0028】次に、立ち上がり検出ブロック201は、
アナログ信号S101が閾値S106aよりも高くなる
時刻である立ち上がり時刻Rise(j)を検出し(ス
テップ302)、入力レート検出ブロック203、及び
同期化クロック出力ブロック204に出力する(ステッ
プ303)。同様に、立ち下がり検出ブロック202
は、アナログ信号S101が閾値S106aよりも低く
なる時刻である立ち下がり時刻Fall(j)を検出
し、入力レート検出ブロック203、及び同期化クロッ
ク出力ブロック204に出力する。なお、“j”は引数
でありそれぞれの時刻を検出した順序を示す。また、立
ち上がり時刻検出方法、及び立ち下がり時刻検出方法に
ついては後述する。
【0029】次に、入力レート検出ブロック203は、
立ち上がり時刻Rise(j)、及び立ち下がり時刻F
all(j)に基づいて、デジタル信号S109のレー
トRateを検出し(ステップ304)、同期化クロッ
ク出力ブロック204に出力する(ステップ305)。
なお、入力レート検出方法については後述する。そし
て、同期化クロック出力ブロック204は、同期化クロ
ックs106bを出力する(ステップ306)。なお、
同期化クロック出力方法については後述する。
【0030】図4は、本発明の実施の形態1による閾値
検出方法を示すフローチャートである。まず、任意の時
点でA/Dコンバータ出力であるデジタル信号S109
を0番目のデータA0として受け付け、これを初期値と
し(ステップ400)、このデータA0を演算回路10
6の内部レジスタであるAmaxとAminとにそれぞ
れ入力し、内部ポインタiに “1”を入力するととも
に、繰り返し数Nを与える(ステップ401)。なお、
繰り返し数Nはデジタル信号S109の個数を示し、そ
の数が大きいほど閾値S106aの精度が向上する。
【0031】次に、内部ポインタiが指している順にデ
ジタル信号S109の受け付けを行ない、受け付けたデ
ータAiが内部レジスタAmaxのデータよりも大きい
か小さいかの比較を行なう(ステップ402)。このと
きデータAiが内部レジスタAmaxのデータよりも大
きければ、内部レジスタAmaxのデータをデータA i
に置き換える(ステップ403)。逆に、データAi
内部レジスタAmaxのデータよりも小さければ、デー
タAiが内部レジスタAminのデータよりも大きいか
小さいかの比較を行なう(ステップ404)。このとき
データAiが内部レジスタAminのデータよりも小さ
ければ、内部レジスタAminのデータをデータAi
置き換える(ステップ405)。
【0032】その後、内部ポインタiをインクリメント
し(ステップ406)、内部ポインタiの値が繰り返し
数Nと等しいか否かのチェックを行なう(ステップ40
7)。このとき内部ポインタiの値と繰り返し数Nとが
等しくなければ、すなわち内部ポインタiの値が繰り返
し数Nより小さければ、次のデジタル信号S109を受
け付けるべくステップ402に移行し、等しければ内部
レジスタAmaxのデータと内部レジスタAminのデ
ータとの平均値を閾値S106aとして出力する(ステ
ップ408)。
【0033】図5は、本発明の実施の形態1による立ち
上がり時刻検出方法を示すフローチャートである。ま
ず、内部ポインタiに“2”を入力し、さらに内部ポイ
ンタjをクリアする。そして、任意の時点で受け付けた
デジタル信号S109をデータA0とし、データA0の次
に受け付けたデジタル信号S109をデータA1とし、
さらに繰り返し数Mの入力を受け付ける(ステップ50
0)。
【0034】さらに、デジタル信号S109を受け付け
る(ステップ501)。ここでステップ501が初めて
実行される場合には、内部ポインタiはすでに“2”が
設定されているから、このとき受け付けたデジタル信号
S109はデータA2となる。
【0035】次に、データAi-1の値が閾値S106a
よりも小さく、かつデータAiの値が閾値S106aよ
りも大きいかどうかを判別する(ステップ502)。こ
のときデータAi-1の値が閾値S106aよりも大きい
か、データAiの値が閾値S106aよりも小さけれ
ば、内部ポインタiをインクリメントして、ステップ5
01を実行する(ステップ503)。また、データA
i-1の値が閾値S106aよりも小さく、かつデータAi
の値が閾値S106aよりも大きければ、アナログ信号
S101は閾値S106aと交差して立ち上がり時刻を
発生させているので、j番目の立ち上がり時刻Rise
(j)を出力する(ステップ504)。なお、この演算
の詳細については後述する。
【0036】次に、内部ポインタjをインクリメントし
(ステップ505)、立ち上がり時刻Rise(j)を
M個検出したかどうかを監視する(ステップ506)。
このとき、M個検出している場合には完了となるが、そ
うでなければステップ501に戻り、立ち上がり時刻を
M個検出するまで上述の処理を繰り返す。
【0037】図6は、本発明の実施の形態1による立ち
上がり時刻検出方法を説明するためのタイミング図であ
る。時刻Ti-1において、A/Dコンバータ105の出
力であるデジタル信号S109のデータAi-1を受付け
ており、この値は閾値S106aを下回っている。ま
た、時刻Tiにおいては、デジタル信号S109のデー
タAiを受付けている。このデータAiは、閾値S106
aを上回っている。したがって時刻Ti-1と時刻Tiとの
間において、アナログ信号S101は閾値S106aと
交差している。
【0038】一点鎖線600はその2点のデータにより
直線近似された直線を示している。アナログ信号S10
1が閾値S106aと交差した時刻は、一点鎖線600
と閾値S106aとが交差した時刻であると近似すれ
ば、時刻Ti-1から時間xi-1が経過した時刻ということ
になる。つまり、一点鎖線600は交差時刻近似直線で
あり、x1-1は立ち上がり交差時刻補正時間である。
【0039】ここで、一点鎖線600の時間軸の原点を
データAi-1が入力された時点とし、時間軸のパラメー
タをx、入力信号の振幅軸をyとすれば、 y=Ai-1+(Ai−Ai-1)x となり、一点鎖線600が閾値S106aと交差する時
刻xi-1は、閾値をTHRとすると、 THR=Ai-1+(Ai−Ai-1)xi-1 で与えられる。
【0040】したがって、この一次方程式を計算してx
i-1を求めれば、 xi-1=(THR−Ai-1)/(Ai−Ai-1) となる。このxi-1は立ち上がり時刻Rise(j)の
小数部に該当するものとなるから、ステップ504で求
める立ち上がり時刻Rise(j)は、 Rise(j)=i−1+xi-1 となる。
【0041】図7は、本発明の実施の形態1による立ち
下がり時刻検出方法を示すフローチャートである。図7
において、図5と同符号のものは、図5のものに対応す
る。図7のフローチャートで示される立ち下がり時刻検
出方法は、ステップ702が立ち下がったかどうかを検
出するものであるので、ステップ502とは判別条件が
逆になり、データAi-1の値が閾値S106aよりも大
きく、かつデータAiの値が閾値S106aよりも小さ
いかどうかを判別する点、及びステップ704での演算
結果がFall(j)として出力される点が、それぞれ
上述の立ち上がり時刻検出方法の、ステップ502、及
びステップ504とは異なる。
【0042】以上に説明した処理により検出される立ち
上がり時刻、及び立ち下がり時刻に基づいて、アナログ
信号の入力レートを検出することができる。つまり、あ
る立ち上がり時刻Rise(j)からその次に発生する
立ち下がり時刻Fall(j)までの時間を求めれば、
その時間は必ず入力レートの倍数になるので、複数個の
立ち上がり時刻と立ち下がり時刻との差分値を求め、そ
の最小値を入力レートとすればよい。
【0043】図8は、本発明の実施の形態1による入力
レート検出方法を示すフローチャートである。まず、内
部レジスタRateに初期値を入力し、内部ポインタj
に初期値“1”を入力し、繰り返し数Mを設定する(ス
テップ800)。ここでMは、ステップ302で得られ
た複数個の立ち上がり時刻Rise、及び立ち下がり時
刻Fallのデータの個数を意味する。
【0044】次に、立ち上がり時刻Rise(j)と立
ち下がり時刻Fall(j)との時間間隔を演算し、そ
の結果を内部レジスタTempに保持させる(ステップ
801)。内部レジスタTempは、演算の便宜のため
に用意される引数に対応する立ち上がり時刻Rise
(j)、及び立ち下がり時刻Fall(j)の差分値を
待避させる待避レジスタである。
【0045】次に、内部レジスタRateの値と、内部
レジスタTempの値との大小比較を行なう(ステップ
802)。このとき内部レジスタTempの値の方が内
部レジスタRateの値より小さければ、内部レジスタ
Tempの値を内部レジスタRateに入力して値の入
れ替えを行なう(ステップ803)。また、内部レジス
タTempの値の方が内部レジスタRateの値より大
きければ、内部ポインタjをインクリメントし、再びス
テップ801を実行する。
【0046】そして、内部ポインタjの値が繰り返し数
Mの値と等しいとき、すなわち規定回数の処理が完了し
た場合には完了となり、このときの内部レジスタRat
eの値を入力レートとし、規定回数の処理が完了してい
ない場合にはステップ804を実行する(ステップ80
5)。
【0047】図9は、本発明の実施の形態1による同期
化クロック出力方法を示すフローチャートである。ま
ず、ステップ300で検出された閾値S106aと、ス
テップ305で検出された入力レートRateとを受け
付け、さらに内部ポインタiをクリアする(ステップ9
00)。
【0048】次に、内部ポインタiが指している順にデ
ジタル信号S109の受け付けを行ない、受け付けたデ
ータAiと閾値S106aとの差と、前回受け付けたデ
ータAi-1と閾値S106aとの差、との積をとり(ス
テップ902)、その値が0以上であれば、内部ポイン
タiをインクリメントし(ステップ903)、逆にその
値が0未満であれば、ステップ504、及びステップ7
04と同様の原理により、Xi、及び閾値S106aと
交差する時刻であるエッジ時刻Edge(j)を演算す
る(ステップ904)。これにより得られたEdge
(i)は整数部iと、小数部Xiとに分かれ、Rate
/2も整数部rと、小数部riとに分かれる。そして、
Edge(i)とRate/2とを加算し、その結果、整
数部Samと小数部Xsとを得る(ステップ905)。
このステップでの演算により、信号のエッジがきてか
ら、第1番目の同期化クロックS106bは入力レート
Rateの半分のタイミング、すなわち入力信号の1レ
ートに対して真中のタイミングとなる。
【0049】次に、同期化クロックS106bを発生さ
せるべきSam番目のデータAsamが入力されるのを
監視し(ステップ906)、データAsamが入力され
たのが検出された場合に、同期化クロックS106bを
一回発生させる(ステップ907)。そして、第2番目
以降の同期化クロックタイミング値の演算を行う(ステ
ップ908)。このステップにおいては、すでにステッ
プ905において第1の同期化クロックを発生する際
に、入力レートの真中で同期化クロックを発生させるタ
イミングであるSam+Xsを演算しているから、単に
内部レジスタRateの値を加算すれば第2番目以降の
クロックは、入力レートの真中で発生させることができ
る。
【0050】以降、上記の処理を繰り返し、同期化クロ
ックを出力していく。このような本実施の形態1による
クロック生成装置、及びクロック生成方法では、入力さ
れるアナログ信号をA/D変換したデジタル信号から入
力レートを検出し、これに基づいて同期化クロックを生
成するようにしているので、二値化信号をラッチする際
に、同期化クロックと二値化信号との位相誤差を同期化
クロックの1クロック分以内に収めることができる。ま
た、入力されるアナログ信号が複数種類の入力レートを
持つ場合でも、供給するクロックは1種類のみで回路を
動作させることができる。
【0051】さらに、本実施の形態1によるクロック生
成装置は、通常半導体集積回路で実現されるが、この場
合、その特性を向上させるために、供給されるクロック
の周波数を高くする必要がないことにより、半導体集積
回路から発生する不要輻射が増大するという問題や、消
費電力が増大するという問題が生じることはない。
【0052】(実施の形態2)図10は、本実施の形態
2によるクロック生成装置の演算回路のブロック図であ
る。本実施の形態2によるクロック生成装置は、図1に
示される上記実施の形態1によるクロック生成装置の演
算回路106が、図10に示されるものとしたものであ
り、その他の構成は上記実施の形態1によるクロック生
成装置におけるものと同様である。
【0053】図10に示されるように、演算回路106
は、閾値S106aを検出する閾値検出ブロック100
0、アナログ信号S101が閾値S106aよりも高く
なる時刻である立ち上がり時刻を検出する立ち上がり検
出ブロック201、アナログ信号S101が閾値S10
6aよりも低くなる時刻である立ち下がり時刻を検出す
る立ち下がり検出ブロック202、立ち上がり時刻と立
ち下がり時刻とを用いてデジタル信号S109のレート
を検出する入力レート検出ブロック203、及び同期化
クロックS106bを出力する同期化クロック出力ブロ
ック204から構成される。
【0054】以下に、動作について説明する。なお、立
ち上がり検出ブロック201、立ち下がり検出ブロック
202、入力レート検出ブロック203、及び同期化ク
ロック出力ブロック204の動作については、上記実施
の形態1と同様であり、ここではその説明を省略し、以
下に、閾値検出ブロック1000が閾値S106aを検
出する動作について、図11を用いて説明する。
【0055】図11は、本実施の形態2による閾値検出
方法を示すフローチャートである。まず、演算回路10
6の内部レジスタAcc、及び内部ポインタiを各々ク
リアし、繰り返し数Nを受け付ける(ステップ110
0)。なお、繰り返し数Nはデジタル信号S109の個
数を示し、その数が大きいほど閾値S106aの精度が
向上する。
【0056】次に、デジタル信号S109を受け付ける
とともに、内部ポインタiの値が繰り返し数Nより大き
いか否かを監視する(ステップ1101)。このとき内
部ポインタiの値が繰り返し数Nよりも小さければ、ス
テップ1101で受付けたデータAiを次々と内部レジ
スタAccに加算し、さらに内部ポインタiをインクリ
メントする(ステップ1102)。これにより、内部レ
ジスタAccには、デジタル信号S109のデータAi
のi=0、すなわち0番目のデータから、i=N、すな
わちN番目までのN+1個のデジタル信号S109のデ
ータAiの積分値が内部レジスタAccに蓄積されるこ
とになる。また、内部ポインタiの値が繰り返し数Nよ
りも大きければ、内部レジスタAccの値を、積分した
データ数、すなわちN+1で割り算を行ない、その値を
閾値S106aとして出力する(ステップ1103)。
【0057】このような本実施の形態2によるクロック
生成装置、及びクロック生成方法では、デジタル信号の
積分値の平均値を閾値としたことにより、上記実施の形
態1によるクロック生成装置、及びクロック生成方法に
おける効果に加えて、閾値を検出する際にノイズ等の影
響を受けにくくなり、より正確な閾値を検出することが
できる効果が得られる。
【0058】(実施の形態3)図12は、本発明の実施
の形態3によるクロック生成装置のブロック図であり、
図において、図1と同様の構成には同じ参照符号を付与
し、ここではその説明を省略する。本実施の形態3によ
るクロック生成装置は、上記実施の形態1によるクロッ
ク生成装置のA/Dコンバータ105の後段に、オーバ
ーサンプリングデジタルフィルタ1201を備えたもの
である。オーバーサンプリングデジタルフィルタ120
1は、入力される信号に対して任意の周波数特性を与
え、かつオーバーサンプリングを行ない、比較回路10
7に出力する。
【0059】このような本実施の形態3によるクロック
生成装置、及びクロック生成方法では、オーバーサンプ
リングデジタルフィルタがデジタル信号に対して任意の
周波数特性を与えることにより、ノイズなどの不要な信
号を除去することができ、さらにオーバーサンプリング
を行なうことによってサンプルデータの数も増えること
となり、デジタル信号の時間分解能を高くすることがで
きる。
【0060】なお、本実施の形態3によるクロック生成
装置は、上記実施の形態1によるクロック生成装置のA
/Dコンバータの後段にオーバーサンプリングデジタル
フィルタを備えるものとしたが、これは、上記実施の形
態2によるクロック生成装置のA/Dコンバータの後段
に備えるものとしてもよい。
【0061】また、上記実施の形態1ないし3では、本
発明によるクロック生成装置、及びクロック生成方法
を、帰線期間にVBIデータが重畳されているテレビ信
号を入力する場合を例に示したが、これに限られるもの
ではなく、CD(Compact Disk)やMD(Mini Disk)
等の再生信号を入力するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
クロック生成装置によれば、入力したアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換手段と、デジタル信号
に基づいて、同期化クロック、及び閾値を生成する演算
手段と、デジタル信号が閾値よりも大きいか小さいかを
比較し、二値化信号を出力する二値化手段と、同期化ク
ロックで二値化信号をラッチするラッチ手段とを備えた
ものとしたので、入力されるアナログ信号をA/D変換
したデジタル信号に基づいて同期化クロックを生成する
ことにより、二値化信号をラッチする際に、同期化クロ
ックと二値化信号との位相誤差を同期化クロックの1ク
ロック分以内に収めることができ、さらに、入力される
アナログ信号が複数種類の入力レートを持つ場合でも、
供給するクロックは1種類のみで回路を動作させること
ができるという効果がある。
【0063】本発明の請求項2に係るクロック生成装置
によれば、請求項1に記載のクロック生成装置におい
て、演算手段が、所定の期間内におけるデジタル信号の
最大値及び最小値を検出し、該最大値及び該最小値の平
均値を閾値として出力する閾値検出手段と、アナログ信
号が閾値よりも高くなる時刻である立ち上がり時刻を、
デジタル信号を用いて検出する立ち上がり時刻検出手段
と、アナログ信号が閾値よりも低くなる時刻である立ち
下がり時刻を、デジタル信号を用いて検出する立ち下が
り時刻検出手段と、隣接する立ち上がり時刻と立ち下が
り時刻との時間間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最
小値を入力レートとして出力する入力レート検出手段
と、入力レートに基づいて、同期化クロックを出力する
同期化クロック出力手段とを備えたものとしたので、入
力されるアナログ信号をA/D変換したデジタル信号か
ら入力レートを検出し、これに基づいて同期化クロック
を生成することにより、二値化信号をラッチする際に、
同期化クロックと二値化信号との位相誤差を同期化クロ
ックの1クロック分以内に収めることができ、さらに、
入力されるアナログ信号が複数種類の入力レートを持つ
場合でも、供給するクロックは1種類のみで回路を動作
させることができるという効果がある。
【0064】本発明の請求項3に係るクロック生成装置
によれば、請求項1に記載のクロック生成装置におい
て、演算手段が、所定の期間内におけるデジタル信号の
積分値を検出し、該積分値の平均値を閾値として出力す
る閾値検出手段と、アナログ信号が閾値よりも高くなる
時刻である立ち上がり時刻を、デジタル信号を用いて検
出する立ち上がり時刻検出手段と、アナログ信号が閾値
よりも低くなる時刻である立ち下がり時刻を、デジタル
信号を用いて検出する立ち下がり時刻検出手段と、隣接
する立ち上がり時刻と立ち下がり時刻との時間間隔を所
定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力レートとして
出力する入力レート検出手段と、入力レートに基づい
て、同期化クロックを出力する同期化クロック出力手段
とを備えたものとしたので、請求項2に記載のクロック
生成装置における効果に加えて、閾値を検出する際にノ
イズ等の影響を受けにくくなり、より正確な閾値を検出
することができるという効果がある。
【0065】本発明の請求項4に係るクロック生成装置
によれば、請求請1ないし3のいずれかに記載のクロッ
ク生成装置において、隣接するデジタル信号を補間する
オーバーサンプリングデジタルフィルタを備えたものと
したので、デジタル信号に対して任意の周波数特性を与
えることにより、ノイズなどの不要な信号を除去するこ
とができ、さらにオーバーサンプリングを行なうことに
よってサンプルデータの数も増えることとなり、デジタ
ル信号の時間分解能を高くすることができるという効果
がある。
【0066】本発明の請求項5に係るクロック生成方法
によれば、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換ステップと、デジタル信号に基づいて、
同期化クロック、及び閾値を生成する演算ステップと、
デジタル信号が閾値よりも大きいか小さいかを比較し、
二値化信号を出力する二値化ステップと、同期化クロッ
クで二値化信号をラッチするラッチステップとを備えた
ものとしたので、入力されるアナログ信号をA/D変換
したデジタル信号に基づいて同期化クロックを生成する
ことにより、二値化信号をラッチする際に、同期化クロ
ックと二値化信号との位相誤差を同期化クロックの1ク
ロック分以内に収めることができ、さらに、入力される
アナログ信号が複数種類の入力レートを持つ場合でも、
供給するクロックは1種類のみで回路を動作させること
ができるという効果がある。
【0067】本発明の請求項6に係るクロック生成方法
によれば、請求項5に記載のクロック生成方法におい
て、演算ステップが、所定の期間内におけるデジタル信
号の最大値及び最小値を検出し、該最大値及び該最小値
の平均値を閾値として出力する閾値検出ステップと、ア
ナログ信号が閾値よりも高くなる時刻である立ち上がり
時刻を、デジタル信号を用いて検出する立ち上がり時刻
検出ステップと、アナログ信号が閾値よりも低くなる時
刻である立ち下がり時刻を、デジタル信号を用いて検出
する立ち下がり時刻検出ステップと、隣接する立ち上が
り時刻と立ち下がり時刻との時間間隔を所定の期間求
め、該時間間隔の最小値を入力レートとして出力する入
力レート検出ステップと、入力レートに基づいて、同期
化クロックを出力する同期化クロック出力ステップとを
備えたものとしたので、入力されるアナログ信号をA/
D変換したデジタル信号から入力レートを検出し、これ
に基づいて同期化クロックを生成することにより、二値
化信号をラッチする際に、同期化クロックと二値化信号
との位相誤差を同期化クロックの1クロック分以内に収
めることができ、さらに、入力されるアナログ信号が複
数種類の入力レートを持つ場合でも、供給するクロック
は1種類のみで回路を動作させることができるという効
果がある。
【0068】本発明の請求項7に係るクロック生成方法
によれば、請求項5に記載のクロック生成方法におい
て、演算ステップが、所定の期間内におけるデジタル信
号の積分値を検出し、該積分値の平均値を閾値として出
力する閾値検出ステップと、アナログ信号が閾値よりも
高くなる時刻である立ち上がり時刻を、デジタル信号を
用いて検出する立ち上がり時刻検出ステップと、アナロ
グ信号が閾値よりも低くなる時刻である立ち下がり時刻
を、デジタル信号を用いて検出する立ち下がり時刻検出
ステップと、隣接する立ち上がり時刻と立ち下がり時刻
との時間間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最小値を
入力レートとして出力する入力レート検出ステップと、
入力レートに基づいて、同期化クロックを出力する同期
化クロック出力ステップとを備えたものとしたので、請
求項6に記載のクロック生成装置における効果に加え、
閾値を検出する際にノイズ等の影響を受けにくくなり、
より正確な閾値を検出することができるという効果があ
る。
【0069】本発明の請求項8に係るクロック生成方法
によれば、請求請5ないし7のいずれかに記載のクロッ
ク生成方法において、隣接するデジタル信号を補間する
オーバーサンプリングステップを備えたものとしたの
で、デジタル信号に対して任意の周波数特性を与えるこ
とにより、ノイズなどの不要な信号を除去することがで
き、さらにオーバーサンプリングを行なうことによって
サンプルデータの数も増えることとなり、デジタル信号
の時間分解能を高くすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるクロック生成装置
のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるクロック生成装置
の演算回路のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1による演算回路の動作を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1による閾値検出方法を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1による立ち上がり時刻検
出方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1による立ち上がり時刻検
出方法を説明するためのタイミング図である。
【図7】本発明の実施の形態1による立ち下がり時刻検
出方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態1による入力レート検出方
法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態1による同期化クロック出
力方法を示すフローチャートである。
【図10】本実施の形態2によるクロック生成装置の演
算回路のブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態2による閾値検出方法を
示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態3によるクロック生成装
置のブロック図である。
【図13】従来のクロック生成装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 クロック生成装置 101 アナログ信号入力端子 102 クロック入力端子 103 同期化信号出力端子 104 同期化クロック出力端子 105 A/Dコンバータ 106 演算回路 107 比較回路 108 ラッチ回路 1201 オーバーサンプリングデジタルフィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したアナログ信号をデジタル信号に
    変換するA/D変換手段と、 上記デジタル信号に基づいて、同期化クロック、及び閾
    値を生成する演算手段と、 上記デジタル信号が上記閾値よりも大きいか小さいかを
    比較し、二値化信号を出力する二値化手段と、 上記同期化クロックで上記二値化信号をラッチするラッ
    チ手段とを備えた、 ことを特徴とするクロック生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロック生成装置にお
    いて、 上記演算手段は、 所定の期間内における上記デジタル信号の最大値及び最
    小値を検出し、該最大値及び該最小値の平均値を上記閾
    値として出力する閾値検出手段と、 上記アナログ信号が上記閾値よりも高くなる時刻である
    立ち上がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち上がり時刻検出手段と、 上記アナログ信号が上記閾値よりも低くなる時刻である
    立ち下がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち下がり時刻検出手段と、 隣接する上記立ち上がり時刻と上記立ち下がり時刻との
    時間間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力
    レートとして出力する入力レート検出手段と、 上記入力レートに基づいて、上記同期化クロックを出力
    する同期化クロック出力手段とを備えたものである、 ことを特徴とするクロック生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のクロック生成装置にお
    いて、 上記演算手段は、 所定の期間内における上記デジタル信号の積分値を検出
    し、該積分値の平均値を上記閾値として出力する閾値検
    出手段と、 上記アナログ信号が上記閾値よりも高くなる時刻である
    立ち上がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち上がり時刻検出手段と、 上記アナログ信号が上記閾値よりも低くなる時刻である
    立ち下がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち下がり時刻検出手段と、 隣接する上記立ち上がり時刻と上記立ち下がり時刻との
    時間間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力
    レートとして出力する入力レート検出手段と、 上記入力レートに基づいて、上記同期化クロックを出力
    する同期化クロック出力手段とを備えたものである、 ことを特徴とするクロック生成装置。
  4. 【請求項4】 請求請1ないし3のいずれかに記載のク
    ロック生成装置において、 隣接する上記デジタル信号を補間するオーバーサンプリ
    ングデジタルフィルタを備えた、 ことを特徴とするクロック生成装置。
  5. 【請求項5】 入力したアナログ信号をデジタル信号に
    変換するA/D変換ステップと、 上記デジタル信号に基づいて、同期化クロック、及び閾
    値を生成する演算ステップと、 上記デジタル信号が上記閾値よりも大きいか小さいかを
    比較し、二値化信号を出力する二値化ステップと、 上記同期化クロックで上記二値化信号をラッチするラッ
    チステップとを備えた、 ことを特徴とするクロック生成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のクロック生成方法にお
    いて、 上記演算ステップは、 所定の期間内における上記デジタル信号の最大値及び最
    小値を検出し、該最大値及び該最小値の平均値を上記閾
    値として出力する閾値検出ステップと、 上記アナログ信号が上記閾値よりも高くなる時刻である
    立ち上がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち上がり時刻検出ステップと、 上記アナログ信号が上記閾値よりも低くなる時刻である
    立ち下がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち下がり時刻検出ステップと、 隣接する上記立ち上がり時刻と上記立ち下がり時刻との
    時間間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力
    レートとして出力する入力レート検出ステップと、 上記入力レートに基づいて、上記同期化クロックを出力
    する同期化クロック出力ステップとを備えたものであ
    る、 ことを特徴とするクロック生成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のクロック生成方法にお
    いて、 上記演算ステップは、 所定の期間内における上記デジタル信号の積分値を検出
    し、該積分値の平均値を上記閾値として出力する閾値検
    出ステップと、 上記アナログ信号が上記閾値よりも高くなる時刻である
    立ち上がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち上がり時刻検出ステップと、 上記アナログ信号が上記閾値よりも低くなる時刻である
    立ち下がり時刻を、上記デジタル信号を用いて検出する
    立ち下がり時刻検出ステップと、 隣接する上記立ち上がり時刻と上記立ち下がり時刻との
    時間間隔を所定の期間求め、該時間間隔の最小値を入力
    レートとして出力する入力レート検出ステップと、 上記入力レートに基づいて、上記同期化クロックを出力
    する同期化クロック出力ステップとを備えたものであ
    る、 ことを特徴とするクロック生成方法。
  8. 【請求項8】 請求請5ないし7のいずれかに記載のク
    ロック生成方法において、 隣接する上記デジタル信号を補間するオーバーサンプリ
    ングステップを備えた、 ことを特徴とするクロック生成方法。
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