JP2001118825A - エッチング方法 - Google Patents

エッチング方法

Info

Publication number
JP2001118825A
JP2001118825A JP29638499A JP29638499A JP2001118825A JP 2001118825 A JP2001118825 A JP 2001118825A JP 29638499 A JP29638499 A JP 29638499A JP 29638499 A JP29638499 A JP 29638499A JP 2001118825 A JP2001118825 A JP 2001118825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
film
etched
gas
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29638499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4388645B2 (ja
Inventor
Ken Kobayashi
小林  憲
N B Baideia
エヌ ビー バイディア
Tomoki Suemasa
智希 末正
Koichiro Inasawa
剛一郎 稲沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP29638499A priority Critical patent/JP4388645B2/ja
Publication of JP2001118825A publication Critical patent/JP2001118825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4388645B2 publication Critical patent/JP4388645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチング面に形成される残渣を除去し,エ
ッチング形状を改善することの可能なエッチング方法を
提供する。 【解決手段】 エッチング対象膜は,上層のFLARE
210及び下層のSiO 膜(あるいはSiN膜)22
0からなり,処理ガスは,エッチング対象膜のジャスト
エッチング時には少なくともNとHとCFとを含
み,オーバーエッチング時には少なくともNとH
を含み,SiO膜またはSiN膜のパターンをエッチ
ングマスク230としてエッチングを行う。CFの流
量は,処理ガスの流量の実質的に0.2〜0.4%であ
る。CFの流量が0.2%以上であると,エッチング
対象膜に含有されるSiに起因する残渣をエッチング時
に十分に除去できる。また,0.4%以下であると,エ
ッチングマスクの肩部がエッチングされにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エッチング方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来,半導体素子の配線にはAl合金が
用いられていたが,近年では,ダマシン・プロセスと称
されるCu配線の形成が行われている。ダマシン・プロ
セスとは,Si(シリコン)基板上の層間絶縁膜(エッ
チング対象膜)にトレンチ,ビアを形成し,このトレン
チ,ビアにCuめっきを埋め込む方法である。Al合金
からCuへの配線材料の変更によって,比抵抗が約半分
になり,高速化しやすくなる。化学的機械研磨(CM
P)による平坦化が可能になっている現在,ダマシン・
プロセスは実用化しやすくなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述の層間
絶縁膜にトレンチ,ビアを形成する工程は,NとH
とからなる処理ガスを用いたエッチング処理により行わ
れるが,層間絶縁膜としてSiを含有する有機膜が用い
られる場合,エッチング面にSiを核とした残留物(残
渣)が形成されてしまう。この残渣は,後工程であるC
uめっきを埋め込みの障害となるため除去することが好
ましいが,上記NとHとを含む処理ガスでは,この
残渣を除去することができないという問題点があった。
【0004】本発明は,従来のエッチング方法が有する
上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的
は,エッチング面に形成される残渣を除去し,エッチン
グ形状を改善することの可能な,新規かつ改良されたエ
ッチング方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,本発明の第1の観点によれば,請求項1に記載のよ
うに,気密な処理室内に処理ガスを導入し,処理室内に
配置された基板上に形成されたエッチング対象膜に対す
るエッチング方法において,処理ガスは少なくともN
とHとフッ素含有ガスとを含み,エッチング対象膜
は,Siを含有する有機膜であり,SiO膜またはS
iN膜のパターンをエッチングマスクとしてエッチング
を行うことを特徴とするエッチング方法が提供される。
【0006】かかるエッチング方法によれば,処理ガス
にフッ素含有ガスを添加したので,エッチング対象膜に
含有されるSiに起因する残渣をエッチング時に除去す
ることができる。このため,エッチング形状の改善に優
れた効果を奏する。
【0007】さらに,請求項2に記載のように,フッ素
含有ガスはCFであり,CFの流量は,処理ガスの
流量の実質的に0.2〜0.4%であることが好まし
い。
【0008】CFの流量が処理ガスの流量の実質的に
0.2%以上であると,エッチング対象膜に含有される
Siに起因する残渣をエッチング時に十分に除去でき
る。また,CFの流量が処理ガスの流量の0.4%以
下であると,SiO膜のパターンまたはSiN膜のパ
ターンからなるエッチングマスクの肩部がエッチングさ
れにくくなるため,エッチングにより形成される溝の開
口部が広がらず,エッチング形状の改善に優れた効果を
奏する。
【0009】また,本発明の第2の観点によれば,請求
項3に記載にように,気密な処理室内に処理ガスを導入
し,前記処理室内に配置された基板上に形成されたエッ
チング対象膜に対するエッチング方法において,前記エ
ッチング対象膜は,上層のSiを含有する有機膜及び下
層のSiO膜またはSiN膜からなり,前記処理ガス
は,前記エッチング対象膜の所定深さまでは少なくとも
とHとフッ素含有ガスとを含み,前記エッチング
対象膜の前記所定深さ以降のエッチング時には少なくと
もNとHとを含み,SiO膜またはSiN膜のパ
ターンをエッチングマスクとしてエッチングを行うこと
を特徴とするエッチング方法が提供される。
【0010】かかるエッチング方法によれば,エッチン
グ対象膜の所定深さまでのエッチング時(ジャストエッ
チング時)には,処理ガスにフッ素含有ガスを添加した
ので,エッチング対象膜に含有されるSiに起因する残
渣をエッチング時に除去することができる。このため,
エッチング形状の改善に優れた効果を奏する。ここで所
定深さとは,例えば,エッチング対象膜の上層と実質的
に同じ深さである。なお,請求項4に記載のように,フ
ッ素含有ガスはCFであり,CFの流量が処理ガス
の流量の実質的に0.2〜0.4%であることが好まし
いということは上述の場合と同様である。
【0011】また,基板上の配線を保護するため,保護
膜としてSiO膜またはSiN膜を形成することがあ
る。本発明の上記構成によれば,エッチング対象膜の所
定深さ以降のエッチング時(オーバーエッチング時)に
は,フッ素含有ガスを添加しないようにしたので,エッ
チング対象膜の下層のSiO膜またはSiN膜の除去
を抑えることが可能である。ここでオーバーエッチング
は,例えば,ジャストエッチング時の深さからさらにそ
の30%〜32%程度の深さまでエッチングを進行させ
るものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかるエッチング方法の好適な実施の形態につ
いて詳細に説明する。なお,本明細書及び図面におい
て,実質的に同一の機能構成を有する構成要素について
は,同一の符号を付することにより重複説明を省略す
る。
【0013】(1)エッチング装置の構成 まず,図1を参照しながら,本実施の形態のエッチング
方法が適用されるエッチング装置100について説明す
る。同図に示すエッチング装置100の保安接地された
処理容器102内には,処理室104が形成されてお
り,この処理室104内には,上下動自在なサセプタを
構成する下部電極106が配置されている。下部電極1
06の上部には,高圧直流電源108に接続された静電
チャック110が設けられており,この静電チャック1
10の上面に被処理体,例えば半導体ウェハ(以下,
「ウェハ」と称する。)Wが載置される。さらに,下部
電極106上に載置されたウェハWの周囲には,絶縁性
のフォーカスリング112が配置されている。また,下
部電極106には,整合器118を介して高周波電源1
20が接続されている。
【0014】また,下部電極106の載置面と対向する
処理室104の天井部には,多数のガス吐出孔122a
を備えた上部電極122が配置されている。上部電極1
22と処理容器102との間には絶縁体123が設けら
れている。また,上部電極122には,整合器119を
介してプラズマ生成高周波電力を出力する高周波電源1
21が接続されている。また,ガス吐出孔122aに
は,ガス供給管124が接続され,さらにそのガス供給
管124には,図示の例では第1〜第3分岐管126,
128,130が接続されている。
【0015】第1分岐管126には,開閉バルブ132
と流量調整バルブ134を介して,Nを供給するガス
供給源136が接続されている。また,第2分岐管12
8には,開閉バルブ138と流量調整バルブ140を介
して,Hを供給するガス供給源142が接続されてい
る。さらに,第3分岐管130には,開閉バルブ144
と流量調整バルブ146を介して,フッ素含有ガスの一
例たるCFを供給するガス供給源148が接続されて
いる。なお,処理室104内に励起されるプラズマを調
整することができるガス,例えば,Ar,He,Kr等
の不活性ガスを処理ガスに添加することもできる。
【0016】また,処理容器102の下方には,不図示
の真空引き機構と連通する排気管150が接続されてお
り,その真空引き機構の作動により,処理室104内を
所定の減圧雰囲気に維持することができる。
【0017】(2)ウェハの構成 次に,本実施の形態にかかるエッチング方法によりエッ
チング処理を施すウェハWの構成について説明する。本
実施の形態で使用するウェハWは,Si基板上にエッチ
ング対象膜たるSiを含有する有機膜が形成されてい
る。このエッチング対象膜は,比誘電率が従来のSiO
よりも非常に小さい,例えばFLARE(商品名)
や,ポリオルガノシロキサン架橋ビスベンゾシクロブテ
ン樹脂(BCB)や,DowChemical社製のSiLK(商
品名)等の有機系低誘電率材料から構成されている。ま
た,エッチング対象膜として,上層に上記有機系低誘電
率材料を有し,その下層に,Si基板上の配線を保護す
るための保護膜としてSiO膜あるいはSiN膜を有
する2層構造を採用することもできる。
【0018】また,上述のエッチング対象膜上には,所
定のパターンを有するエッチングマスクが形成されてい
る。本実施の形態では,SiO膜またはSiN膜のパ
ターンをエッチングマスクとして採用する。
【0019】次に,上述したエッチング装置100を用
いて,本実施の形態にかかるエッチング方法によりウェ
ハWにコンタクトホールを形成する場合のエッチング工
程について説明する。
【0020】まず,予め所定温度に調整された下部電極
106上にウェハWを載置し,該ウェハWの温度を処理
に応じて−20℃〜50℃程度に維持する。例えば,コ
ンタクトホールの底部を−20℃程度,開口部を30℃
程度,側壁部を50℃程度に維持する。また,処理室1
04内の圧力雰囲気を処理に応じた所定の圧力,例えば
100mTorr(13.3Pa)程度になるように,
処理室104内を真空引きする。
【0021】次いで,本実施の形態にかかる処理ガス,
すなわちNとHとCFとを混合した処理ガスを,
ガス供給管124に介挿された流量調整バルブ134,
140,146により上記各ガスの流量を調整しながら
処理室104内に導入する。この際,処理ガスのCF
の流量は,NとHとCFの総流量の実質的に0.
2〜0.4%となるようにガス流量を調整する。例え
ば,Nを400sccm程度,Hを400sccm
程度,CFを2sccm程度に調整することができ
る。あるいは,Nを400sccm程度,Hを40
0sccm程度,CFを4sccm程度に調整するこ
とができる。
【0022】次いで,下部電極106に対して,例えば
周波数が13.56MHzで,電力が1000W程度の
高周波電力を印加する。また,上部電極122に対し
て,例えば周波数が60MHz程度で,電力が2500
W程度の高周波電力を印加する。これにより,処理室1
02内に高密度プラズマが生成され,かかるプラズマに
よってウェハWに形成されたエッチング対象膜に所定形
状のコンタクトホールが形成される。
【0023】また,エッチング対象膜として,上層にS
iを含有する有機膜を有し,その下層のSiO膜ある
いはSiN膜を有する2層構造を採用した場合には,上
層のエッチングが終了した時点(ジャストエッチング
時)で,CFの導入を止めることもできる。すなわ
ち,それ以降のエッチング時(オーバーエッチング時)
には,NとHとからなる処理ガスによりエッチング
を進行させる。このオーバーエッチングは,例えば,ジ
ャストエッチングの深さからさらに30%〜32%程度
の深さまでエッチング処理を進行させるものとする。
【0024】本実施の形態は,以上のように構成されて
おり,処理ガスにフッ素含有ガスの一例としてCF
添加したので,エッチング対象膜に含有されるSiに起
因する残渣をエッチング時に除去することができる。こ
のため,エッチング形状の改善に優れた効果を奏する。
【0025】さらに,CFの流量がNとHとCF
の総流量の実質的に0.2%以上であるため,エッチ
ング対象膜に含有されるSiに起因する残渣をエッチン
グ時に十分に除去できる。また,CFの流量がN
とCFの総流量の実質的に0.4%以下である
と,SiO膜のパターンまたはSiN膜のパターンか
らなるエッチングマスクの肩部がエッチングされにくく
なるため,エッチングにより形成されるコンタクトホー
ルの開口部が広がらず,エッチング形状の改善に優れた
効果を奏する。
【0026】
【実施例】次に,図2〜図3を参照しながら本発明にか
かるエッチング方法の実施例について説明する。なお,
以下の実施例1,実施例2は,上記実施の形態で説明し
たエッチング装置100を用いて処理を行い,また,エ
ッチングプロセス条件は,以下で特に示さない限り,上
述した実施の形態と略同一に設定されている。また,本
実施例では,ウェハWのエッチング対象膜として,上層
にSiを含有する有機膜であるFLARE210を有
し,その下層にSiO膜(あるいはSiN膜)220
を有する2層構造を採用した。なお,図2,図3中の符
号230はエッチングマスクであり,SiO膜(ある
いはSiN膜)220より下の層については図示及び説
明を省略する。
【0027】(A)実施例1 実施例1は,NとHをそれぞれ400sccmと
し,これにCFを2sccm添加したものを処理ガス
として用い,上述したウェハWのエッチング対象膜にト
レンチ,ビアを形成したものである。本実施例の結果
は,図2に示した通りである。図2(A)はウェハWの
中央部(センター)に幅の狭いトレンチを形成したもの
を示し,図2(B)はウェハWの端部(エッジ)に幅の
狭いトレンチを形成したものを示し,図2(C)はウェ
ハWのセンターに幅の広いトレンチを形成したものを示
し,図2(D)はウェハWのエッジに幅の広いトレンチ
を形成したものを示している。
【0028】本実施例では,図2に示したように,トレ
ンチの幅に関わらず,また,ウェハWのセンター,エッ
ジのいずれの箇所においてもエッチング形状が良好であ
る。ただし,図2(C),(D)に示したように,エッ
チング面にエッチング対象膜に含有されるSiに起因す
る残渣Xが若干形成されており,本実施例の条件よりも
CFの流量を少なくして,残渣の量を増加させてしま
うことは好ましくないと判断される。
【0029】(B)実施例2 実施例2は,NとHをそれぞれ400sccmと
し,これにCFを第1の実施例に対して100%増量
した4sccm添加したものを処理ガスとして用い,上
述したウェハWのエッチング対象膜にビア,トレンチを
形成したものである。本実施例の結果は,図3に示した
通りである。図3(A)はウェハWのセンターに幅の狭
いトレンチを形成したものを示し,図3(B)はウェハ
Wのエッジに幅の狭いトレンチを形成したものを示し,
図3(C)はウェハWのセンターに幅の広いトレンチを
形成したものを示し,図3(D)はウェハWのエッジに
幅の広いトレンチを形成したものを示している。
【0030】本実施例では,図3に示したように,トレ
ンチの幅に関わらず,また,ウェハWのセンター,エッ
ジのいずれの箇所においてもエッチング形状が良好であ
る。ただし,図3(A),(B)に示したように,トレ
ンチの開口部Yが若干広がっており,本実施例の条件よ
りもCFの流量を多くして,トレンチの開口部を広げ
てしまうことは好ましくないと判断される。
【0031】以上説明したように,実施例1の結果から
は,CFの流量が処理ガスの流量の0.2%より少な
いと,エッチング対象膜に含有されるSiに起因する残
渣をエッチング時に十分に除去することができないこと
が分かる。また,実施例2の結果からは,CFの流量
が処理ガスの流量の0.4%より多いと,SiO膜の
パターンまたはSiN膜のパターンからなるエッチング
マスクの肩部がエッチングされてしまい,エッチングに
より形成されるトレンチの開口部が広がってしまう。従
って,実施例1,実施例2の結果を総合すると,CF
の流量は,処理ガスの流量の実質的に0.2%〜0.4
%であることが好ましいと言える。
【0032】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かるエッチング方法の好適な実施形態及び実施例につい
て説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業
者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の
範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得る
ことは明らかであり,それらについても当然に本発明の
技術的範囲に属するものと了解される。
【0033】例えば,上記実施の形態及び実施例におい
て,NとHとCFとを混合した処理ガスを採用し
た構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に
限定されるものではない。フッ素含有ガスとして,C
,C,SF等を用いることもできる。ま
た,ガス流量を制御するための不活性ガス,例えば,A
rやOを添加した場合であっても,本発明を実施する
ことができる。すなわち,処理ガス中に少なくともN
とHとフッ素含有ガスが含まれていれば,本発明を実
施することが可能である。
【0034】また,上記実施の形態及び実施例において
は,ジャストエッチング時にNとHとCFとから
なる処理ガスを用い,オーバーエッチング時にNとH
とからなる処理ガスを用いてエッチング処理を行った
場合の一例について説明したが,本発明はこれに限定さ
れない。例えば,ジャストエッチング時にNとH
からなる処理ガスを用い,オーバーエッチング時にN
とHとフッ素含有ガスとからなる処理ガスを用いても
本発明を実施可能である。また,ジャストエッチング
時,オーバーエッチング時ともにNとHとフッ素含
有ガスとからなる処理ガスを用いても本発明を実施可能
である。
【0035】また,上記実施の形態及び実施例において
は,NとHとの流量をそれぞれ400sccm(N
とHとの流量比=5:5)とした場合の一例につい
て説明したが,本発明はこれに限定されない。例えば,
とHとの流量比を6:4あるいは7:3にした場
合であっても同様に本発明を実施可能である。
【0036】また,上記実施の形態および実施例におい
て,平行平板型エッチング装置を例に挙げて説明した
が,本発明はかかる構成に限定されるものではない。処
理室内に磁界を形成するエッチング装置や,静電シール
ドを設けた誘導結合型のエッチング装置,あるいは,マ
イクロ波型エッチング装置などの各種プラズマエッチン
グ装置等にも,本発明を適用することができる。
【0037】さらに,上記実施の形態において,ウェハ
に形成されたエッチング対象膜にコンタクトホールを形
成する構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構
成に限定されるものではなく,被処理体に形成されたエ
ッチング対象膜にいかなるエッチング処理を施す場合に
も適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
エッチング対象膜に含有されるSiに起因する残渣をエ
ッチング時に十分に除去でき,さらに,エッチングによ
り形成される溝の開口部が広がらず,エッチング形状の
改善に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なエッチング装置を示す概略
的な断面図である。
【図2】実施例1を説明するための概略的な説明図であ
る。
【図3】実施例2を説明するための概略的な説明図であ
る。
【符号の説明】
100 エッチング装置 102 処理容器 104 処理室 106 下部電極 108 高圧電流電源 110 静電チャック 112 フォーカスリング 118 整合器 119 整合器 120 高周波電源 121 高周波電源 122 上部電極 122a ガス供給孔 123 絶縁体 124 ガス供給管 126,128,130 分岐管(第1分岐管,第2分
岐管,第3分岐管) 132,138,144 開閉バルブ 134,140,146 流量調整バルブ 126,142,148 ガス供給源 150 排気管 W ウェハ 210 FLARE 220 SiO膜(あるいはSiN膜) 230 エッチングマスク X 残渣 Y 開口部
フロントページの続き (72)発明者 末正 智希 山梨県韮崎市藤井町北下条2381番地の1 東京エレクトロン山梨株式会社内 (72)発明者 稲沢 剛一郎 東京都府中市住吉町2丁目30番地の7 東 京エレクトロン山梨株式会社内 Fターム(参考) 5F004 AA01 AA09 BA04 BA20 BB13 BB22 BB28 CA02 CA06 DA01 DA22 DA23 DA24 DA25 DA30 DB23 DB24 EA06 EA07 EB01 EB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密な処理室内に処理ガスを導入し,前
    記処理室内に配置された基板上に形成されたエッチング
    対象膜に対するエッチング方法において,前記処理ガス
    は少なくともNとHとフッ素含有ガスとを含み,前
    記エッチング対象膜は,Siを含有する有機膜からな
    り,SiO膜またはSiN膜のパターンをエッチング
    マスクとしてエッチングを行うことを特徴とする,エッ
    チング方法。
  2. 【請求項2】 前記フッ素含有ガスはCFであり,前
    記CFの流量は,前記処理ガスの流量の実質的に0.
    2〜0.4%であることを特徴とする,請求項1に記載
    のエッチング方法。
  3. 【請求項3】 気密な処理室内に処理ガスを導入し,前
    記処理室内に配置された基板上に形成されたエッチング
    対象膜に対するエッチング方法において,前記エッチン
    グ対象膜は,上層のSiを含有する有機膜及び下層のS
    iO膜またはSiN膜からなり,前記処理ガスは,前
    記エッチング対象膜の所定深さまでのエッチング時には
    少なくともNとHとフッ素含有ガスとを含み,前記
    エッチング対象膜の前記所定深さ以降のエッチング時に
    は少なくともNとHとを含み,SiO膜またはS
    iN膜のパターンをエッチングマスクとしてエッチング
    を行うことを特徴とする,エッチング方法。
  4. 【請求項4】 前記フッ素含有ガスはCFであり,前
    記CFの流量は,前記処理ガスの流量の実質的に0.
    2〜0.4%であることを特徴とする,請求項3に記載
    のエッチング方法。
JP29638499A 1999-10-19 1999-10-19 プラズマエッチング方法 Expired - Fee Related JP4388645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29638499A JP4388645B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 プラズマエッチング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29638499A JP4388645B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 プラズマエッチング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001118825A true JP2001118825A (ja) 2001-04-27
JP4388645B2 JP4388645B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=17832859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29638499A Expired - Fee Related JP4388645B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 プラズマエッチング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4388645B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002080230A2 (en) * 2001-03-30 2002-10-10 Lam Research Corporation Method of plasma etching low-k organosilicate materials
JP2003100718A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Tokyo Electron Ltd エッチング方法
WO2003049169A1 (en) * 2001-12-05 2003-06-12 Tokyo Electron Limited Plasma etching method and plasma etching device
JP2007537602A (ja) * 2004-05-11 2007-12-20 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド フルオロカーボン化学エッチングにおけるh2添加物を使用しての炭素ドープ酸化ケイ素エッチング
US7419613B2 (en) 2002-12-27 2008-09-02 Tokyo Electron Limited Method and device for plasma-etching organic material film
CN106024617A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 台湾积体电路制造股份有限公司 制造半导体器件的干蚀刻气体和方法
CN107833831A (zh) * 2016-09-15 2018-03-23 东京毅力科创株式会社 对氧化硅和氮化硅有选择地进行蚀刻的方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7311852B2 (en) 2001-03-30 2007-12-25 Lam Research Corporation Method of plasma etching low-k dielectric materials
WO2002080230A3 (en) * 2001-03-30 2003-03-20 Lam Res Corp Method of plasma etching low-k organosilicate materials
WO2002080230A2 (en) * 2001-03-30 2002-10-10 Lam Research Corporation Method of plasma etching low-k organosilicate materials
JP2003100718A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Tokyo Electron Ltd エッチング方法
WO2003030237A1 (fr) * 2001-09-26 2003-04-10 Tokyo Electron Limited Procede de gravure
US7125806B2 (en) 2001-09-26 2006-10-24 Tokyo Electron Limited Etching method
US7625494B2 (en) 2001-12-05 2009-12-01 Tokyo Electron Limited Plasma etching method and plasma etching unit
WO2003049169A1 (en) * 2001-12-05 2003-06-12 Tokyo Electron Limited Plasma etching method and plasma etching device
US8840753B2 (en) 2001-12-05 2014-09-23 Tokyo Electron Limited Plasma etching unit
US7419613B2 (en) 2002-12-27 2008-09-02 Tokyo Electron Limited Method and device for plasma-etching organic material film
JP2007537602A (ja) * 2004-05-11 2007-12-20 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド フルオロカーボン化学エッチングにおけるh2添加物を使用しての炭素ドープ酸化ケイ素エッチング
CN106024617A (zh) * 2015-03-31 2016-10-12 台湾积体电路制造股份有限公司 制造半导体器件的干蚀刻气体和方法
CN107833831A (zh) * 2016-09-15 2018-03-23 东京毅力科创株式会社 对氧化硅和氮化硅有选择地进行蚀刻的方法
CN113936987A (zh) * 2016-09-15 2022-01-14 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置
CN113936987B (zh) * 2016-09-15 2024-04-16 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4388645B2 (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101083211B1 (ko) 높은 선택도로 유전체 배리어층을 에칭하는 방법
JP4657458B2 (ja) 低容量の誘電体層をエッチングするための技術
US6489248B2 (en) Method and apparatus for etch passivating and etching a substrate
US7166535B2 (en) Plasma etching of silicon carbide
JP4071069B2 (ja) 絶縁膜のエッチング方法
JP2002124568A (ja) デュアルダマシン構造のエッチング方法
US6432832B1 (en) Method of improving the profile angle between narrow and wide features
US20040106293A1 (en) Method for etching organic insulating film and dual damasene process
JP2008198659A (ja) プラズマエッチング方法
US5849641A (en) Methods and apparatus for etching a conductive layer to improve yield
EP0933802B1 (en) Process for the production of semiconductor device
WO2002001619A1 (fr) Procede de gravure
JP4153708B2 (ja) エッチング方法
KR100917291B1 (ko) 듀얼 다마신 분야에서 바닥부 무반사 코팅층의 2단계 에칭
JP2001118825A (ja) エッチング方法
JP2000036484A (ja) プラズマ処理方法
JP3987637B2 (ja) エッチング方法
JP2007266291A (ja) 半導体装置の製造方法、プラズマ処理装置及び記憶媒体。
JP4381526B2 (ja) プラズマエッチング方法
JP3844413B2 (ja) エッチング方法
JP2003086568A (ja) エッチング方法
JP3780204B2 (ja) バリアメタル膜又は密着層形成方法及び配線形成方法
US6979579B1 (en) Methods and apparatus for inspecting contact openings in a plasma processing system
JP4681215B2 (ja) 低誘電率層間絶縁膜のドライエッチング方法
JP2001044173A (ja) エッチング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151009

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees