JP2001118750A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ

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JP2001118750A
JP2001118750A JP29858999A JP29858999A JP2001118750A JP 2001118750 A JP2001118750 A JP 2001118750A JP 29858999 A JP29858999 A JP 29858999A JP 29858999 A JP29858999 A JP 29858999A JP 2001118750 A JP2001118750 A JP 2001118750A
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capacitor element
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external
capacitor
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Masatoshi Mizobata
正俊 溝端
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Rohm Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/38Multiple capacitors, i.e. structural combinations of fixed capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽極リードの長さによるパッケージ内の空間
の無駄をなくし、できるだけ体積の大きいコンデンサ素
子を小さいパッケージ内に内蔵し、容量などの電気的特
性を向上させることができる構造の固体電解コンデンサ
を提供する。 【解決手段】 弁作用金属の焼結体の一壁面からその焼
結体内に陽極リード11の一端部が埋め込まれており、
その焼結体の外周壁に陰極12が形成されることにより
コンデンサ素子1が形成されている。そして、陽極リー
ド11および陰極12が第1および第2の外部リード
2、3とそれぞれ電気的に接続され、その周囲がパッケ
ージ5により被覆されているが、本発明では、陽極リー
ド11と第1の外部リード2との電気的接続が、抵抗溶
接ではなく、導電性接着剤によりなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンタル粉末などの
弁作用金属の焼結体からなる固体電解コンデンサに関す
る。さらに詳しくは、パッケージをできるだけ小さくし
ながら大きなコンデンサ素子を内蔵し、容量を大きくす
るなどの電気的特性を向上させると共に、コンデンサ素
子の信頼性を向上させることができる構造の固体電解コ
ンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体電解コンデンサは、図3に示
されるように、コンデンサ素子1の陽極リード11が第
1の外部リード2と抵抗溶接などにより電気的に接続さ
れ、コンデンサ素子1の側壁に形成される陰極12がZ
曲げ加工された第2の外部リード3と接着剤6などによ
り接続され、その周囲が樹脂によりモールド成形されて
樹脂製パッケージ5で被覆されることにより形成されて
いる。各外部リード2、3は、モールドにより樹脂製パ
ッケージ5が形成された後にリードフレームから切断さ
れて分離され、フォーミングされることにより、図3に
示される構造に形成されている。なお、13はテフロン
リングである。
【0003】また、図4に示されるようにコンデンサ素
子1の陰極12と第2の外部リード3との間にヒューズ
4を内蔵する構造のものもある。この構造も陽極リード
11と第1の外部リード2との電気的接続は抵抗溶接に
より行われている。他の構造は図3と同様で、同じ部分
には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0004】前述のように、陽極リード11と第1の外
部リード2との間を抵抗溶接により電気的に接続する
と、陽極リード11は、たとえばタンタルワイヤなどか
らなり、溶接の信頼性を得るために、溶接部分の長さD
が少なくとも0.4mm程度は必要となる。また、抵抗
溶接の際に陽極リード11の根元(焼結体に埋め込まれ
る部分)に外力が加わり、クラックが入ったり、剥離が
生じたりすることがあるため、陽極リード11が焼結体
から突出する長さBは、0.65mm程度は必要とな
る。
【0005】一方、近年の電子部品の軽薄短小化に伴
い、固体電界コンデンサでも非常にパッケージの小さい
ものが要求され、平均的なものとしても、パッケージの
外形寸法Cが、たとえば2mm程度に形成されており、
さらに小型のものも使用されている。この外形寸法に抑
えるためには、コンデンサ素子1の縦方向の長さ(高
さ)Aを0.7mm程度にしかすることができず、コン
デンサ素子1の上面(陽極リード11が挿入されている
面)と樹脂製パッケージ5の側面までの距離Eが0.8
mm程度以上、コンデンサ素子1の底面(陽極リード1
1が挿入される面と対向する面)と樹脂製パッケージ5
の側面との距離Fが0.38mm程度であり、陰極側よ
り、陽極リード11の長さによるパッケージ5内での空
間の占める割合が非常に大きくなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
固体電解コンデンサの構造では、陽極リードの抵抗溶接
の信頼性を確保するためには、陽極リードの長さを短く
することができず、パッケージを小型にし、かつ、容量
(値)を大きくするなどの電気的特性を向上させるため
にコンデンサ素子の体積を大きくするという両方の要求
を満たすのが限界に達している。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、陽極リードの長さによるパッケージ内の空間
の無駄をなくし、できるだけ体積の大きいコンデンサ素
子を小さいパッケージ内に内蔵し、容量などの電気的特
性を向上させることができる構造の固体電解コンデンサ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による固体電解コ
ンデンサは、弁作用金属粉末の焼結体の一側面から該焼
結体内に一端部が埋め込まれて形成される陽極リードお
よび前記焼結体の外周壁に形成される陰極を有するコン
デンサ素子と、前記陽極リードおよび陰極がそれぞれ電
気的に接続される第1および第2の外部リードと、前記
コンデンサ素子の周囲を被覆するパッケージとからな
り、前記陽極リードと第1の外部リードとの電気的接続
が導電性接着剤によりなされている。
【0009】この構造にすることにより、陽極リードを
溶接しなくてもよいため、陽極リードに溶接しろや溶接
時の応力などの問題がなくなり、接着剤の厚さ分程度と
非常に短くすることができ、その分コンデンサ素子を長
くすることができる。その結果、コンデンサ素子の体積
を大きくすることができ、同じ粒径の金属粉末を用いれ
ば容量(値)を大きくすることができ、または粉末の粒
径を大きくすることにより、リーク電流を減らし、ま
た、等価直列抵抗(高周波における直列抵抗)を小さく
することができ、電気的特性を向上させることができ
る。
【0010】具体的には、前記第1および第2の外部リ
ードが、リードフレームにより形成される板状リードか
らなり、前記第1の外部リードの先端部が前記陽極リー
ドの軸方向と直交する方向に折り曲げられ、前記陽極リ
ードの先端部が前記第1の外部リードの折り曲げられた
部分に突き当ての状態で、該折り曲げられた部分と前記
コンデンサ素子の陽極リードの根元に設けられるテフロ
ンリングとの間に前記導電性接着剤が充填されることに
より、前記陽極リードと前記第1の外部リードとが電気
的に接続されている。この構造にすることにより、外部
リードの折曲げ部によるスプリング性(折曲げ部が戻ろ
うとする力)により、陽極リードの先端部に外部リード
を押し付けることができ、接着剤による接続が容易にな
る。
【0011】さらに、前記コンデンサ素子の陰極と電気
的に接続される第2の外部リードの先端部が、前記コン
デンサ素子の軸方向と直交する方向に折り曲げられ、前
記第1および第2の外部リードの折曲げ部の戻ろうとす
るスプリング性により前記コンデンサ素子を該素子の軸
方向の両端部側から挟みつける状態で前記コンデンサ素
子の底面と第2の外部リードの折曲げ部との間で導電性
接着剤により電気的接続される構造にすることにより、
折曲げ部によるスプリング性を有する外部リードにより
コンデンサ素子を挟みつけることができ、組立も容易に
なる。
【0012】陰極側は元々パッケージ内でのスペースを
それほど占有していないので、前記コンデンサ素子の外
周壁と前記第2の外部リードとがヒューズを介して電気
的に接続される構造にすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の固体電解コンデンサについて説明をする。本発明の
固体電解コンデンサは、図1に本発明の固体電解コンデ
ンサの一実施形態である断面説明図が示されるように、
弁作用金属の焼結体の一壁面からその焼結体内に陽極リ
ード11の一端部が埋め込まれており、その焼結体の外
周壁に陰極12が形成されることによりコンデンサ素子
1が形成されている。そして、陽極リード11および陰
極12が第1および第2の外部リード2、3とそれぞれ
電気的に接続され、その周囲がパッケージ5により被覆
されているが、本発明では、陽極リード11と第1の外
部リード2との電気的接続が、抵抗溶接ではなく、導電
性接着剤6によりなされていることに特徴がある。
【0014】図1に示される例では、第1および第2の
外部リード2、3は共にその先端部がコンデンサ素子1
の軸方向に対して直交する方向に折り曲げられており、
その折り曲げられた先端部分により、コンデンサ素子1
の陽極リード11の先端とコンデンサ素子1の底面(陽
極リード11が設けられる面と対向する面)とを挟みつ
ける構造になっている。すなわち、外部リード2、3
は、銅合金などからなる0.1mm程度の厚さの板状体
を打ち抜くことにより、各リードが連結したリードフレ
ームの状態で形成されており、その打ち抜く際に外部リ
ード2、3を少し長めに形成しておいて、打抜き後その
外部リード2、3の先端部を上方に折り曲げることによ
り形成されており、その折曲げ部の間隔を一定にするこ
とができると共に、リードフレームにより固定された外
部リード2、3の折曲げ部が戻ろうとするスプリング性
により、コンデンサ素子1をその間に挟みこむことがで
きる。
【0015】接着剤6としては、従来の陰極12側にヒ
ューズを介さないで、直接第2の外部リード3と接続す
る場合に使用されるものと同様に、銀ペーストなどの導
電性接着剤を使用することができる。この接着剤6は、
コンデンサ素子1側に塗布されていてもよいし、外部リ
ード2、3側に塗布されていてもよい。この場合、陽極
リード11側の接着剤が余り多すぎると、テフロンリン
グ13からはみ出して垂れ、陽極と陰極とを短絡するこ
とになる。すなわち、テフロンリング13は絶縁性であ
るが、コンデンサ素子1の上面(テフロンリング13か
らはみ出ている部分)は陰極になっているからである。
そのため、陽極リード11側の接着剤6は、多すぎない
ように、かつ、充分な接着をできるようにする必要があ
る。ディスペンサなどにより接着剤を塗布することによ
り、正確な量の接着剤を塗布することができる。また、
テフロンリング13をできるだけ大きくすることによ
り、コンデンサ素子1の上面への接着剤6のたれを防止
することができる。
【0016】コンデンサ素子1は、タンタル、アルミニ
ウム、ニオブなどの弁作用金属の粉末が、その一側面に
陽極リード11が埋め込まれるように角形に成形され、
焼結された後に陽極酸化により粉末の周囲にTa25
などの酸化皮膜が形成され、焼結体の外周に二酸化マン
ガン層、グラファイト層、銀層などが形成されて陰極1
2が形成されている。焼結体の大きさは、たとえば底面
積が0.6mm×1mm程度で、高さ(図1のA寸法)
が1.3mm程度に形成される。すなわち従来は、その
高さAが0.7mm程度のものであったが、本発明によ
り陽極リード11を非常に短くすることができたため、
その分コンデンサ素子1の高さAを長くすることができ
た。
【0017】陽極リード11の根元には、厚さが0.1
mm程度で直径が0.3〜0.8mm程度(種類によって
異なる)のテフロンリング13が被せられ、後述する化
成処理などの液が陽極リード11側に這い上がるのを防
止している。陽極リード11は、化成処理や再化成処理
などのコンデンサ素子1の製造工程が終了した段階で、
上面からの長さB(テフロンリング13の厚さを含んだ
距離)が0.15mm程度の長さに切断される。なお、
テフロンリング13の大きさは、コンデンサ素子の上面
の一辺と同じ直径くらいのできるだけ径の大きいものを
使用することが、前述のように接着剤6のコンデンサ素
子1の上面への垂れによるショート不良を防止しやすく
なるため好ましい。
【0018】つぎに、この固体電解コンデンサの製法に
ついて説明をする。たとえばタンタル粉末を前述の大き
さに成形すると共にその一側面に、たとえば太さが0.
2mmφ程度のタンタル線を埋め込んで真空中で焼結す
ることにより、陽極リード11が一壁面(上面)に埋め
込まれた焼結体を形成する。そして、陽極リード11の
付け根部分にテフロンリング13を被せ、このコンデン
サ素子の陽極リード11の先端部を、たとえばステンレ
ス板で形成した図示しないステンレスバーに数十個程度
溶接する。
【0019】ついで、ステンレスバーに溶接された分を
まとめて、たとえばリン酸水溶液中に浸漬し、陽極リー
ド11を陽極として陽極酸化をすることにより、タンタ
ル粉末の周囲にTa25 からなる酸化物皮膜を形成す
る(化成処理)。その後、硝酸マンガン水溶液中に浸漬
し、二酸化マンガン層(図示せず)を焼結体の内部およ
びその外周面に形成すると共に、酸化皮膜の熱損傷を修
復するための再化成処理を行う。さらにその外表面にグ
ラファイト層(図示せず)を形成し、さらにその外表面
に銀層(図示せず)を形成することにより、その表面が
陰極12とされたコンデンサ素子1が形成される。
【0020】このように製造されたコンデンサ素子1を
1個づつステンレスバーから切り離し、陽極リード11
の長さが、その上面(陽極リード11が埋め込まれてい
る壁面)から0.15mm程度になるように切断し、そ
の陽極リード11の周囲、およびコンデンサ素子1の底
面(前述の上面に対向する面)にそれぞれ銀ペーストな
どの接着剤をディスペンサなどにより一定量塗布する。
そして、先端部が折り曲げられた外部リード2、3の間
隔を外力により広げた状態でコンデンサ素子1を挿入
し、外部リード2、3への外力を取り除くと、外部リー
ド2、3の先端部の折り曲げられた部分のスプリング性
によりコンデンサ素子1が保持される。
【0021】そして、コンデンサ素子1が数十個分の外
部リード2、3の組が形成されたリードフレームの各リ
ード2、3間にコンデンサ素子1を装着した後、または
1個づつ連続的に装着しながら、そのままの状態でオー
ブン炉に入れて150〜200℃程度に加熱することに
より、接着剤6が硬化し、コンデンサ素子1が外部リー
ド2、3間に接着固定されると共に、その陽極と陰極が
それぞれ外部リード2、3と電気的に接続される。
【0022】このコンデンサ素子1が取り付けられたリ
ードフレームを、モールド金型の下型と上型の間にセッ
ティングし、モールド金型の空洞内に樹脂を流し込み、
硬化させることにより、図1に示されるような樹脂製の
パッケージ5が形成される。その後、リードフレームか
ら各リードを切断し、パッケージ5の底面側に折り曲げ
ることにより、図1に示される構造の固体電解コンデン
サが得られる。
【0023】本発明によれば、陽極リードと第1の外部
リードとの電気的接続および固定を、導電性接着剤によ
り行っているため、コンデンサ素子の上面(陽極リード
が突っ込まれる面)から突出する陽極リードの長さBを
従来の0.65mm程度から0.15mm程度に短くする
ことができた。そのため、コンデンサ素子の高さAを
0.6mm程度長くして(第2の外部リード3の形状を
変えたことにより、さらに0.1mm程度長くでき
た)、1.3mm程度にしても、従来と同じパッケージ
の外形寸法(たとえばC=2mm)で形成することがで
きた。
【0024】その結果、底面積は従来と同じで、高さA
が0.7mmから1.3mm程度になることにより、コン
デンサ素子の体積は約1.85倍となり、焼結粉末とし
て同じものを使用すれば、容量(値)が約1.85倍と
なる。また、容量を大きくする必要がなければ、焼結粉
末の粒径を大きくする(粒径を大きくすると容量が小さ
くなる)ことにより、等価直列抵抗が小さくなり、ま
た、粒子が大きくなることにより、粉末表面の結晶性酸
化膜が少なくなるため、リーク電流を減らすことがで
き、電気的特性を向上させることができる。さらにこれ
らの電気的特性を向上させなければ、従来のコンデンサ
素子のままで、パッケージを小型にすることができる。
【0025】さらに本発明によれば、陽極リードを溶接
しないため、溶接時の応力が陽極リードの根元に加わる
ということもなく、陽極リード周辺でのクラックや剥が
れなどに伴う直列抵抗の増加やリーク電流の増加を防止
することができる。
【0026】前述の例は、陰極と接続する第2の外部リ
ード3も、第1の外部リードと同じようにコンデンサ素
子1の軸方向と直角方向に折り曲げ、その折り曲げた部
分同士の間にコンデンサ素子1を挟みこんだ構造であっ
たが、このような構造にすれば、コンデンサ素子1を両
側から挟みこめるため、組立工程が容易になると共に、
Z曲げ加工によりコンデンサ素子1の側面側(図1の上
側)にはリードが形成されないため、図1の上下方向
(底面積)にも素子を大きくすることができるため好ま
しい。しかし、陽極リード11が導電性接着剤により接
着される構造であれば、外部リードの形状には限定され
ない。とくに、陰極側の第2の外部リード3は、従来の
ようなZ曲げ加工を施したものでコンデンサ素子1を保
持するようにしてもよい。また、陰極側にヒューズを介
在させてもよい。
【0027】図2は、コンデンサ素子1の陰極12と第
2の外部リード3との間にヒューズ4を介在させた構造
である。第2の外部リード3の形状とヒューズ4が設け
られていることを除き、他の構造は図1に示される構造
と同じで、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省
略する。このような構造にすると、第2のリード3とコ
ンデンサ素子1の底面との間に空隙部を設ける必要があ
るため、図1に示される構造ほどコンデンサ素子1の高
さを大きくすることはできないが、ヒューズを内蔵した
高性能な固体電解コンデンサとなりながら、コンデンサ
素子1の高さ(図2のA寸法)が1.1mm程度とな
り、従来の0.7mmより大幅に体積を増加させること
ができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、パッケージ内に効率よ
くコンデンサ素子を内蔵させることができるため、同じ
外形寸法のパッケージ内に容量を大きくしたり、リーク
電流を減らした、電気的特性の向上した固体電解コンデ
ンサが得られる。また、電気的特性を変化させなけれ
ば、パッケージの外形寸法を小さくすることができ、最
近の電子機器における軽薄短小化の要求に応えることが
できる。
【0029】さらに、本発明によれば、陽極リードを抵
抗溶接により固着していないため、抵抗溶接時の応力な
どが生ぜず、クラックなどに起因する不良や信頼性の低
下を防止し、その後の使用に対しても非常に信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体電解コンデンサの一実施形態
の断面説明図である。
【図2】図1の変形例を示す断面説明図である。
【図3】従来の固体電解コンデンサの断面説明図であ
る。
【図4】従来の固体電解コンデンサの断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 第1の外部リード 3 第2の外部リード 5 パッケージ 11 陽極リード 12 陰極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁作用金属粉末の焼結体の一壁面から該
    焼結体内に一端部が埋め込まれて形成される陽極リード
    および前記焼結体の外周壁に形成される陰極を有するコ
    ンデンサ素子と、前記陽極リードおよび陰極がそれぞれ
    電気的に接続される第1および第2の外部リードと、前
    記コンデンサ素子の周囲を被覆するパッケージとからな
    り、前記陽極リードと第1の外部リードとの電気的接続
    が導電性接着剤によりなされてなる固体電解コンデン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の外部リードが、リ
    ードフレームにより形成される板状リードからなり、前
    記第1の外部リードの先端部が前記陽極リードの軸方向
    と直交する方向に折り曲げられ、前記陽極リードの先端
    部が前記第1の外部リードの折り曲げられた部分に突き
    当ての状態で、該折り曲げられた部分と前記コンデンサ
    素子の陽極リードの根元に設けられるテフロンリングと
    の間に前記導電性接着剤が充填されることにより、前記
    陽極リードと前記第1の外部リードとが電気的に接続さ
    れてなる請求項1記載の固体電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサ素子の陰極と電気的に接
    続される第2の外部リードの先端部が、前記コンデンサ
    素子の軸方向と直交する方向に折り曲げられ、前記第1
    および第2の外部リードの折曲げ部の戻ろうとするスプ
    リング性により前記コンデンサ素子を該素子の軸方向の
    両端部側から挟みつける状態で前記コンデンサ素子の底
    面と第2の外部リードの折曲げ部との間で導電性接着剤
    により電気的接続されてなる請求項2記載の固体電解コ
    ンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサ素子の外周壁と前記第2
    の外部リードとがヒューズを介して電気的に接続されて
    なる請求項1または2記載の固体電解コンデンサ。
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