JP2001118552A - 携帯機器およびその電池パック - Google Patents
携帯機器およびその電池パックInfo
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Abstract
ック携帯機器の端子との接触による端子の破損防止およ
び接触不良の防止を実現する。 【解決手段】 背面下部に電池パック装着部11を有する
携帯電話機本体1と、携帯電話機本体1に装着される電
池パック2とからなる。電池パック2の裏面の下部の左
右に一対の凸部22cを設ける。また、それに対向する前
記装着部11に、一対の凸部12を設ける。電池パック2を
携帯電話機本体1に対して装着する際に、前記一対ずつ
の凸部12、22cを当接させることで端子ピン13が電池パ
ック2に接触することを防止する。
Description
ックを有する携帯機器に関し、特に、電池パックの軽量
化・薄型化を可能にし、かつ装着時の接触による携帯機
器側の端子の破損防止および接触不良の防止を可能にす
る携帯機器およびその電池パックに関するものである。
が用いられる。この電池パックは、概略箱状に形成され
ており、携帯電話機本体背面の下部に設けられた装着部
に装着される。
どの薄型電池と保護回路と端子板とを備えている。ま
た、前記装着部には、電池パックが装着された際に、前
記端子板と接触する位置に端子ピンが設けられている。
そして、前記薄型電池の電力が保護回路と端子板を介し
て端子ピンに供給され、端子ピンから携帯電話機本体の
内部回路に供給される。
の電池パック2は、電池21と、下側部材22と、上側部材
23とを有する。電池21は、リチウムイオン電池などの薄
型電池である。下側部材21および上側部材22は合成樹脂
製である。下側部材22は電池21のケースとなり、上側部
材23は蓋となる。つまり、下側部材22と上側部材23とを
係合させた時に形成される空間内に電池21が収納され
る。
一対の突起22aが設けられている。また、下側部材22の
裏面の下端部には、電池パック2の端子板を露出させる
ための貫通孔22bが設けられている。
部材22と上側部材23とを係合させた時に形成される空間
内には、保護回路基板24が配設されている。そして、保
護回路基板24の表面(図4では上面)には、保護回路25
が設けられ、保護回路基板24の裏面(図4では下面)に
は、端子ブロック26を間に挟んで端子板27が設けられて
いる 端子板27は、銅片などの薄い金属片を折り曲げたもの
で、一端が保護回路25に接続され、その反対側の面が貫
通孔22bから外部に露出している。
帯電話機本体1に装着する手順について、図5を用いて
説明する。この図において、(a)は装着を開始した状
態を示す図であり、(b)は装着の途中の状態を示す図
であり、(c)は装着が完了した状態を示す図である。
ク2の端子板27の下端(図では右端)を携帯電話機本体
1の裏面に立設されている端子ピン13に接触させる。次
に、図5(b)に示すように、電池パック2の下端が電
池パック装着部11の下端の内壁面に当接するまで電池パ
ック2を下方へ滑らせて移動させる。最後に、図5
(c)に示すように、電池パック2の突起22aを支点と
して、電池パック2を電池パック装着部11の方向に回転
させ、携帯電話機本体1に密着させる。
ックでは、端子ブロック26が存在するため、電池パック
の軽量化・薄型化に限界があった。また、端子ブロック
26に端子板27を取り付ける工程が必要であった。
(a)の状態にする際に、電池パック2における端子板
27よりも下の部分(図では突起22aの左側に位置する部
分)が端子ピン13と接触することにより、端子ピン13の
先端を破損するおそれがあった。また、前記端子板27よ
りも下の部分が端子ピン13と接触した際に、その部分の
表面が剥離して端子ピン13に付着し、端子板27との間で
接触不良を起こすおそれがあった。
たものであって、さらなる軽量化・薄型化と生産性の向
上を可能にした電池パックを提供することを目的とす
る。
の接触による携帯機器側の端子の破損防止および接触不
良の防止を可能にした電池パックおよび携帯機器を提供
することを目的とする。
電池と、前記電池と電気的に接続された保護回路と、前
記保護回路と電気的に接続され、かつ携帯機器本体に装
着された状態においてその電極端子と接触する導電部材
とを有する電池パックであって、前記保護回路の基板上
の導電パターンの一部を前記導電部材とした。この構成
により、端子ブロックと端子板が不要となり、電池パッ
クの軽量化・薄型化が可能となる。また、前記導電部材
は前記保護回路の導電パターンと同時に形成できるた
め、導電部材の取り付け工程が不要となる。
池パックの装着部を有する携帯機器本体と、前記携帯機
器本体に装着される電池パックとからなる携帯機器であ
って、前記電池パックの裏面の下部の左右と、それに対
向する前記装着部に、それぞれ一対の凸部を設け、前記
一対ずつの凸部を当接させることで前記装着動作を規制
することを特徴とする。この構成により、電池パックを
携帯機器本体に装着する際の不要な接触を回避し、部品
の破損などを防止することができる。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
を示す斜視図である。この図において、図4または図5
と対応する部分には、図4または図5で使用した符号と
同一の符号を用いた。
電池パック2とから構成されている。携帯電話機本体1
の背面の下部には、電池パック2を装着するための電池
パック装着部11が設けられている。そして、電池パック
装着部11の下部の左右には一対の凸部12が設けられてい
る。また、電池パック装着部2の下部の中央には、端子
ピン13が設けられている。端子ピン13は、携帯電話機本
体1の筐体内に内蔵された回路基板から電池パック装着
部2の表面に露出するように立設されている。一方、電
池パック2の下部の左右には、一対の凸部22c(左側の
凸部のみ図示)が設けられている。また、電池パック2
の下部の左右には一対の突起22aが設けられている。
ク装着部11に装着する際に、一対の凸部12が一対の凸部
22cと互いに対向する位置に設けられている。そして、
互いに対向する凸部を当接させた際に、端子ピン13の電
池パック2に接触しないように、凸部12、22cそれぞれ
の高さ、端子ピン13の長さ、および電池パック2の裏面
の形状が選定されている。
において、図4または図5と対応する部分には、図4ま
たは図5で使用した符号と同一の符号を用いた。
22と、上側部材23とを有する。電池21は、リチウムイオ
ン電池などの薄型電池である。下側部材21および上側部
材22は合成樹脂製である。下側部材22は電池21のケース
となり、上側部材23は蓋となる。下側部材22の裏面の下
端部には、電池パック2の端子パターンを露出させるた
めの貫通孔22bが設けられている。
路基板24が配設されている。そして、保護回路基板24の
表面には、保護回路25が設けられ、保護回路基板24の裏
面には、端子パターン30(便宜上、図2では省略し、図
3に記載)が形成されている。端子パターンは保護回路
基板24の上に配線用の導電パターンを形成する際に同時
に形成されたものである。端子パターンは保護回路25に
接続されており、かつ貫通孔22bから外部に露出してい
る。
帯電話機本体1に装着する手順について、図3を用いて
説明する。この図において、(a)は装着を開始した状
態を示す図であり、(b)は装着の途中の状態を示す図
であり、(c)は装着が完了した状態を示す図である。
ク2に設けられた一対の凸部22cの先端を、携帯電話機
本体1本体に設けられた一対の凸部12の先端に当接させ
る。この時、前述したように、端子ピン13の先端は電池
パック2の裏面に接触することはない。次に、図3
(b)〜(c)に示すように、前記一対の凸部22cの先
端を前記一対の凸部12の斜面に沿って滑り落とす。そし
て、斜面の下まで滑り落ちると、電池パック2の突起22
aが電池パック装着部11の下端の内壁面に当接するの
で、その突起22aを支点として、電池パック2を電池パ
ック装着部11の方向に回転させる。この時、凸部22cと
凸部12の作用により、端子ピン13が端子パターン30に接
触される位置まで規制され、端子ピン13と端子パターン
30が接触し、電池パック2が携帯電話機本体1に密着す
る。
ックによれば、保護回路基板24の導電パターンの一部を
端子パターンとしているため、従来の電池パックでは必
要であった端子ブロックが不要となる。この結果、電池
パックのさらなる軽量化・薄型化が可能となる。また、
端子ブロックに端子板を取り付ける工程が不要となるた
め、電池パックの製造工程が簡素化され、電池パックの
生産性が向上する。
に装着する際に、凸部12、22cの作用により、端子ピン1
3と電池パック2の裏面との接触が回避されるため、端
子ピン13の破損を防止することができる。また、端子ピ
ン13と電池パック2の裏面との接触が回避されるため、
電池パック2の裏面の材料が剥離して端子ピン13に付着
し、接触不良を起こす事態を防止することができる。
ックによれば、保護回路の基板上の導電パターンの一部
を携帯機器本体へ電力を供給するための導電部材とする
ことにより、電池パックの軽量化・薄型化と生産性の向
上が実現できるという効果が得られる。
ックの裏面の下部の左右と、それに対向する携帯機器の
装着部に、それぞれ一対の突起を設け、前記一対ずつの
突起を当接させることで前記装着動作を規制することに
より、電池パックを携帯機器本体に装着する際の不要な
接触を回避し、部品の破損などを防止することができる
という効果が得られる。
図、
手順を説明するための図、
手順を説明するための図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 電池と、前記電池と電気的に接続された
保護回路と、前記保護回路と電気的に接続され、かつ携
帯機器本体に装着された状態においてその電極端子と接
触する導電部材とを有する電池パックであって、前記保
護回路の基板上の導電パターンの一部を前記導電部材と
したことを特徴とする電池パック。 - 【請求項2】 携帯機器本体に装着され、前記携帯機器
本体に電力を供給する電池パックであって、前記装着動
作を規制する一対の凸部を前記電池パックの裏面の下部
の左右に設けたことを特徴とする電池パック。 - 【請求項3】 背面下部に電池パックの装着部を有する
携帯機器本体であって、前記装着部の下部の左右に前記
電池パックの装着動作を規制する一対の凸部を設けたこ
とを特徴とする携帯機器本体。 - 【請求項4】 背面下部に電池パックの装着部を有する
携帯機器本体と、前記携帯機器本体に装着される電池パ
ックとからなる携帯機器であって、前記電池パックの裏
面の下部の左右と、それに対向する前記装着部に、それ
ぞれ一対の凸部を設け、前記一対ずつの凸部を当接させ
ることで前記装着動作を規制することを特徴とする携帯
機器。 - 【請求項5】 前記電池パックの裏面の下部の中央に導
電部材を設け、かつ前記装着部の下部の中央に電極端子
を設け、さらに、前記突起を当接させた際に前記電極端
子の先端が前記電池パックに接触しないようにしたこと
を特徴とする請求項4記載の携帯機器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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