JP2001115960A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2001115960A
JP2001115960A JP29636899A JP29636899A JP2001115960A JP 2001115960 A JP2001115960 A JP 2001115960A JP 29636899 A JP29636899 A JP 29636899A JP 29636899 A JP29636899 A JP 29636899A JP 2001115960 A JP2001115960 A JP 2001115960A
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valve
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pipe
pressure
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Noboru Chiyouse
昇 蝶勢
Jiyunichiro Higaki
純一朗 檜垣
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Denyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造により、導圧配管から排出空気を
排出する際に生じる騒音を防止することができる圧縮機
を提供する。 【課題手段】 駆動装置(エンジンE)と、圧縮機本体
Cと、吸気配管70を介して前記圧縮機本体の吸気口C
1と接続されている空気濾過装置(エアクリーナA)
と、前記圧縮機本体の吸気口C1を開閉する吸気調整弁
30とを有し、前記吸気調整弁の制御装置(エアシリン
ダ34)と前記圧縮機本体を、圧力調整弁11を備える
導圧配管(吐出配管71,72,導圧配管61,63,
65)を介して接続した圧縮機において、前記圧力調整
弁の下流側の前記導圧配管63に、絞り部(オリフィス
48)を介して、前記吸気配管に接続する分岐配管(バ
イパス配管78)を設けたことを特徴とする圧縮機とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導圧配管からの排
出空気を排出する際において、消音効果に優れている圧
縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機の配管系統と、運転制御方
法について、図2を参照して簡単に説明する。圧縮機を
構成するエンジンE’と圧縮機本体C’は連結されてお
り、当該圧縮機本体C’はエンジンE’により駆動され
るように構成されている。圧縮機本体C’は、吸気配管
70’によりエアクリーナA’に接続されているととも
に、吐出配管72’によりオイルチャンバO’と接続さ
れている。当該オイルチャンバO’は、先端部にサービ
スバルブ43’を備える吐出配管71’に接続されてお
り、当該サービスバルブ43’を介して圧縮空気を各種
空圧機器に供給できるようになっている。なお、符号4
2’は保圧弁を示している。
【0003】前記オイルチャンバO’内には、圧縮空気
と共に送られてきたオイルを分離するためのセパレータ
S’が設けられており、当該セパレータS’内に貯留さ
れたオイルを圧縮機本体C’に戻すために、フィルタ3
8’とオリフィス39’を備える送油配管87’が設け
られている。また、オイルチャンバO’には、当該オイ
ルチャンバO’の内圧が所定の値以上に上昇した場合
に、圧縮空気を噴気するための安全弁49’が付設され
ている。
【0004】前記オイルチャンバO’は、入口空気の圧
力が設定圧力値に達すると開放動作する圧力調整弁1
1’を備える導圧配管65’を介して、エアシリンダ3
4’に接続されており、前記エアシリンダ34’のピス
トンロッド31’は、圧縮機の吸入空気量を調整する吸
気調整弁を構成するバタフライバルブ36’の回動軸に
固定された調整レバー33’に連結している。更に、そ
の調整レバー33’は、エンジンE’の回転数を調整す
るエンジンガバナレバー35’と連結ロッド32’を介
して連結されており、当該ピストンロッド31’の動き
が吸気調整弁の調整レバー33’とエンジンガバナレバ
ー35’とに連動するようになっている。
【0005】また、前記圧力調整弁11’の下流には、
オリフィス48’を介して、サイレンサ49’が分岐し
て接続されている。なお、符号12’は、圧縮機の始動
時に圧縮機本体C’の回転が即座に高速、または高負荷
(高圧)にならないように制御するために設けられてい
るアンローダバルブである。
【0006】前記構成の圧縮機では、エアクリーナA’
を通して圧縮機本体C’に吸入し、圧縮された空気は、
順次オイルチャンバO’に貯蔵される。そして、空圧機
器への圧縮空気の供給を停止した場合、又は空圧機器の
空気使用量が減少した場合には、オイルチャンバO’内
の圧力が上昇して、圧力調整弁11’の設定圧力値を超
え、当該圧力調整弁11’のリリーフバルブが開放され
て、リリーフ空気がエアシリンダ34’に流入する。こ
れに伴い、吸気調整弁の調整レバー33’が当該吸気調
整弁により吸気口C1’を閉塞する方向へ回転し、ま
た、エンジンガバナレバー35’は連動して低速方向に
回転することで、圧縮機本体C’の吐出空気量を少なく
して、吐出圧力が圧力調整弁11’の設定圧力値に保た
れる。
【0007】一方、空圧機器の空気使用量が増加した場
合、オイルチャンバO’内の圧力が低下し、圧力調整弁
11’の設定圧力値より低くなり、圧力調整弁11’の
リリーフバルブを閉塞する方向に作動することにより、
エアシリンダ34’に作用する圧力が低下する。これに
伴い、調整レバー33’が吸気口C1’を開く方向に回
転し、また、エンジンガバナレバー35’は、連動して
高速方向に回転して、圧縮機本体C’の吐出空気量を増
加し、吐出圧力が圧力調整弁11’の設定圧力値に保た
れる。このように、サービスバルブ43’からの圧縮空
気の使用量に対して、吐出圧力を一定にして、圧縮機本
体C’の吸い込み空気量とエンジンE’の回転速度を自
動調整する構成になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記圧縮機では、無負
荷運転中は、オイルチャンバO’の空気圧が上昇し、圧
力調整弁11’の設定圧力値に達する。そして、圧力調
整弁11’に内蔵されているリリーフバルブが開放さ
れ、リリーフ空気はエアシリンダ34’に流れて、吸気
調整弁が吸気口C1’を閉塞するとともに、エンジン
E’の回転を低速に制御して、圧縮機本体C’から圧縮
空気を吐出しないようにしている。しかし、吸気調整弁
の弁体がバタフライバルブ36’である場合には、その
機構上、どうしてもバタフライバルブ36’の外周部に
隙間を生じて、吸気口C1’を完全に閉塞することがで
きず、吸気調整弁が吸気口C1’を閉塞している状態で
あっても、圧縮機本体C’は、少量の空気を吸気圧縮
し、オイルチャンバO’に送出してしまう。
【0009】そのため、そのままの状態では、オイルチ
ャンバO’内の内圧が所定の値以上に上昇してしまい、
安全弁49’が作動してしまう。このように、何ら対応
を施さないと、圧縮機が無負荷運転を行う度に、安全弁
49’が作動してしまうことになるため、定格負荷より
低い負荷を使用している間は、常時、導圧配管65’内
の圧縮空気をオリフィス48’とサイレンサ49’を介
して、機外に排出している。
【0010】この排出空気は、直接、機外に排出されて
いるため、使用者が圧縮機に故障等の不具合が生じてい
るとの誤解が生じる恐れがある。また、排出空気の排出
に伴い騒音が生じるため、オリフィス48’の先端部に
サイレンサ49’を設けて消音を行っているが、当該サ
イレンサ49’は小型の簡易な構造であるため、完全に
消音を行うことはできなかった。
【0011】本発明は、前記の課題を除くためになされ
たものであり、簡易な構造により、導圧配管から排出空
気を排出する際に生じる騒音を大幅に低減することが可
能となる圧縮機を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の圧縮機は、駆動装置と、圧縮機本体と、
吸気配管を介して前記圧縮機本体の吸気口と接続されて
いる空気濾過装置と、前記圧縮機本体の前記吸気口を開
閉する吸気調整弁とを有し、前記吸気調整弁の制御装置
と前記圧縮機本体とを、圧力調整弁を備える導圧配管を
介して接続した圧縮機において、前記圧力調整弁の下流
側の前記導圧配管に、絞り部を介して、前記吸気配管に
接続する分岐配管を設けたことを特徴としている。
【0013】したがって、本発明によれば、圧力調整弁
の下流側の導圧配管に、絞り部を介して吸気配管に接続
する分岐配管を設けたことにより、従来機外に直接排出
していた排出空気を分岐配管に導き、絞り部を通過させ
て圧力を低下させた後に、吸気配管に流出させることが
できる。そのため、断面積が大きい吸気配管と、空気濾
過装置のエレメントを通って排出空気の排出時の騒音が
外部に伝わることになり、別途、サイレンサを必要とせ
ずに、エアクリーナを消音器として利用して、消音効果
を大幅に高めることができる。また、従来、直接、機外
に排出されていた排出空気が発生しないため、圧縮機に
故障等が生じていると、使用者が誤解することを防止す
ることができる。さらに、排出空気は圧縮機本体に吸気
される空気の一部として、再利用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の圧縮機を図面に示す実施
の形態に基づいて詳細に説明するが、以下の説明におい
て、圧縮機は、駆動装置としてエンジンEを用いたエン
ジン駆動型圧縮機とする。ここで、図1は、本発明の圧
縮機における配管系統図である。なお、本図において
は、図面のスペース上、図中左部に記載されている吸気
調整弁30の調整レバー33及びエンジンガバナレバー
35を制御するためのエアシリンダ34(吸気調整弁3
0の制御装置)等を、図中の右部に別系統として示して
いる。
【0015】[構成] ○エンジンE、圧縮機本体C、オイルチャンバO 圧縮機を構成するエンジンEと圧縮機本体Cは連結され
ており、当該圧縮機本体CはエンジンEにより駆動され
るように構成されている。エンジンEの前端部には、エ
ンジンファンFが軸着されており、当該エンジンファン
Fが回動することにより、前面に配設されているオイル
クーラIを冷却可能となっている。また、圧縮機本体C
に吸入する空気を浄化するためのエアクリーナA(空気
濾過装置)が、吸気調整弁30の動作で開閉制御される
圧縮機本体Cの吸気口C1に、吸気配管70を介して接
続されている。さらに、圧縮機本体Cは、逆止弁41を
備える吐出配管72(導圧配管)により、オイルチャン
バOと接続されており、圧縮空気をオイルチャンバOに
送気可能となっている。
【0016】前記オイルチャンバOの吐出側は、保圧弁
42を備える吐出配管71と接続されており、当該吐出
配管71(導圧配管)の先端部に設けられているサービ
スバルブ43を介して各種空圧機器に圧縮空気を供給で
きるようになっている。また、オイルチャンバOには、
当該オイルチャンバOの内圧が所定の値以上に上昇した
場合に、圧縮空気を噴気するための安全弁49が付設さ
れている。さらに、前記オイルチャンバO内には、圧縮
空気と共に送られてきたオイルを分離するためのセパレ
ータSが設けられている。
【0017】○圧力調整部10 前記オイルチャンバOは、圧力調整部10を介して、後
記するエアシリンダ34と接続されている。当該圧力調
整部10は、圧力調整弁11とアンローダバルブ12か
ら構成されており、これらは、導圧配管61〜64によ
り並列に接続されている。ここで、圧力調整弁11とア
ンローダバルブ12の入力側の導圧配管61,62は、
圧力源である圧縮機本体Cに接続されているオイルチャ
ンバOの吐出側に接続されている。また、圧力調整弁1
1とアンローダバルブ12の出力側の導圧配管63,6
4は、他の導圧配管65を介してエアシリンダ34に接
続されている。さらに、導圧配管65には、安全弁37
が付設されている。前記圧力調整弁11は、導圧配管6
1の圧力が設定圧力値に達した場合には内蔵のリリーフ
バルブを開放し、そのリリーフ空気を導圧配管63,6
5内に流すものである。
【0018】また、前記アンローダバルブ12は電磁弁
であり、圧縮機の始動時に圧縮機本体Cの回転が即座に
高速、または高負荷(高圧)にならないように制御する
ために設けられている。ここで、アンローダバルブ12
は、エンジンEの停止時には閉止した状態であるが、始
動スイッチ(図示せず)を予熱にすると通電して開放さ
れ、エンジンEを作動させて無負荷運転を行った後、負
荷運転を行う前に、アンローダボタン(図示せず)を押
圧して閉止することができるように構成されており、ア
ンローダバルブ12を閉止後、サービスバルブ43を介
して圧縮空気を空圧機器に供給できるようになってい
る。
【0019】○バイパス配管78(分岐配管) 圧力調整弁11の下流側の導圧配管63は、分岐され
て、オリフィス48(絞り部)を備えるバイパス配管7
8により、吸気配管70に接続されている。これによ
り、リリーフ空気をバイパス配管78に導き、オリフィ
ス48を通過させた後、吸気配管70に流出させること
で消音を図ると共に、圧縮空気を直接外部に排出させな
いで、再度、吸気口C1から吸気することができるよう
になっている。
【0020】○エアシリンダ34 前記エアシリンダ34は、導圧配管65から送圧される
リリーフ空気により作動する装置であり、そのピストン
ロッド31には、吸気調整弁30を構成するバタフライ
バルブの回動軸に固定された、当該バタフライバルブ3
6を回動させるための調整レバー33の一端が連結され
ている。また、調整レバー33の他端は、連結ロッド3
2を介してエンジンガバナレバー35と連結されてお
り、調整レバー33の動きがエンジンガバナレバー35
と連動するようになっている。すなわち、吸気調整弁3
0の調整レバー33は、中心部が軸支されており、回動
可能となっている。エンジンガバナレバー35も、調整
レバー33が閉方向に動くと、低速方向となるように、
当該調整レバー33と連動して回動可能となっている。
また、調整レバー33が開方向に動くと、エンジンガバ
ナレバー35は、高速方向となるように、当該調整レバ
ー33と連動して回動可能となっている(回動方向は図
1参照)。これにより、導圧配管65内を送圧されたリ
リーフ空気が、エアシリンダ34を作動させ、調整レバ
ー33及びエンジンガバナレバー35の制御を行うこと
ができるようになっている。
【0021】図1の右部の配管系統図により詳しく説明
すると、エアシリンダ34にリリーフ空気が流れてリリ
ーフ空気圧が上昇すると、調整レバー33が時計回り
(図1における「閉方向」)に回転し、吸気調整弁30
が吸気口C1を閉塞する。このとき、エンジンガバナレ
バー35は、反時計回り(図1における「低速方向」)
に回転し、低速側に移動する。一方、エアシリンダ34
に作用するリリーフ空気圧が低下すると、当該リリーフ
空気圧がバネ圧に負けて、調整レバー33が反時計回り
(図1における「開方向」)に回転し、吸気調整弁30
が吸気口C1を開口する。このとき、エンジンガバナレ
バー35は、時計回り(図1における「高速方向」)に
回転し、低速側から高速側に移動する。
【0022】このように、サービスバルブ43からの圧
縮空気の使用量に対して、吐出圧力を一定にして、圧縮
機本体Cの吸い込み空気量とエンジンEの回転速度を自
動調整する構成になっている。
【0023】○油循環回路 前記オイルチャンバOは、油循環回路により圧縮機本体
Cと接続されている。当該油循環回路は、送油配管81
〜87により構成されており、まず、送油配管81〜8
4によりオイルチャンバO側から圧縮機本体C方向に向
かって順次、オイルクーラI、オイルバイパス弁51
(自動温度調整弁)、オイルフィルタ52を介し、圧縮
機本体Cに接続するようになっている。また、前記オイ
ルチャンバOとオイルフィルタ52は、低温時等におい
てオイル粘度が高く、当該オイルチャンバOとオイルフ
ィルタ52の圧力差が大きい時に、給油補助用に作動す
るリリーフ弁53を備える他の送油配管85で接続され
ている。さらに、送油配管81は中途部で分岐した他の
送油配管86により、前記オイルバイパス弁51と接続
している。
【0024】なお、オイルバイパス弁51は、オイル温
度を調節するために送油配管82と送油配管86とを切
り替えるための弁であり、オイル温度が低温であるとき
には、送油配管86と送油配管83とを接続するととも
に、オイル温度が高温であるときには、送油配管82と
送油配管83とを接続することができるように切り替え
自在に構成されている。
【0025】さらに、オイルチャンバOのセパレータS
内に貯留されたオイルを圧縮機本体Cに戻すために、フ
ィルタ38とオリフィス39を備える送空油配管87が
設けられている。なお、当該送油配管87は、オイルチ
ャンバOから戻された圧縮空気とオイルの両方を流通さ
せている。
【0026】前記のように構成されていることから、ま
ず、圧縮機の潤滑、冷却に使用されたオイルは、圧縮空
気と共に圧縮機本体CからオイルチャンバO内に送ら
れ、当該オイルチャンバO内の内壁に沿って旋回しなが
らオイル分が分離されて、オイルチャンバO内の底部に
貯溜される。さらに、前記圧縮空気は、セパレータSに
導入され、オイル分が分離される。この分離されたオイ
ルは、前記セパレータSの底部に貯溜される。前記オイ
ルチャンバO底部に貯溜されたオイルは、送油配管81
〜86により、圧縮機本体Cに供給され、圧縮機本体C
の吸入側の吸い込み負圧と吐出空気圧の圧力差を利用し
て圧縮機本体C内を循環させる。また、セパレータS底
部に貯溜されたオイルは、フィルタ38とオリフィス3
9を介して、送油配管87により圧縮機本体Cの吸気側
に回収される。なお、前記オイルチャンバO底部に貯溜
されたオイルは、ギアポンプを利用して圧縮機本体C内
を循環させるものであってもよい。
【0027】○その他 圧縮機本体Cの吐出側とオイルチャンバOの吐出側を接
続する導圧配管74が設けられており、当該導圧配管7
4は自動放出弁45を備えている。自動放出弁45は、
オイルチャンバO側と圧縮機本体C側の圧力差により作
動する弁であり、エンジンEの停止時において、圧縮機
本体C側の圧力が下がり圧力差が発生した場合に、開放
されるようになっている。なお、自動放出弁45の先端
部には、オリフィス46を介してサイレンサ47が設け
られている。
【0028】[作用]前記のように構成されている本発
明の圧縮機の作用について説明する。エンジンEの始動
スイッチ(図示せず)を予熱にするとアンローダバルブ
12が開放され、導圧配管62,64,65が連通した
状態になる。圧縮機が始動すると、空気はエアクリーナ
A及び吸気口C1を通して圧縮機本体Cに取り入れら
れ、圧縮された後、オイルチャンバO内に貯蔵される。
この貯蔵された圧縮空気は、アンローダバルブ12を通
り、エアシリンダ34に流通して、吸気調整弁30を閉
塞し、エンジンEを低速回転にして、圧縮機を無負荷運
転にする。そして、圧縮機を無負荷運転で暖機した後、
負荷運転を行う前に、アンローダバルブ12を閉止す
る。
【0029】前記状態において、エンジンEの運転を継
続すると、オイルチャンバO内の圧力が上昇して、圧力
調整弁11における設定圧力値に達し、内蔵するリリー
フバルブが開放するため、導圧配管61,63,65を
通じてオイルチャンバOとエアシリンダ34が連通す
る。そのため、リリーフ空気がエアシリンダ34に流通
し、吸気調整弁30の調整レバー33及びエンジンガバ
ナレバー35が適切に制御されることになる。
【0030】このとき、導圧配管63を通ったリリーフ
空気の一部はバイパス配管78に導かれ、オリフィス4
8を通過して圧力が低下した後に、吸気配管70に流出
する。そのため、断面積が大きい吸気配管70と、エア
クリーナAのエレメント(図示せず)を通って排出空気
の排出時の騒音が外部に伝わることになり、サイレンサ
を別途設けることなく、エアクリーナAを消音器として
利用することができる。従って、従来、小型かつ簡易な
装置であるサイレンサを使用していたために生じてい
た、リリーフ空気の排出時における騒音を、大幅に低減
させることができるという顕著な効果を奏することにな
る。
【0031】また、従来、直接、機外に排出されていた
排出空気が発生しないため、圧縮機に故障等が生じてい
ると、使用者が誤解することを防止することができる。
さらに、排出空気は圧縮機本体Cに吸気される空気の一
部として、再利用することができる。
【0032】なお、前記のバイパス配管78から吸気配
管70への圧縮空気の流出は、圧縮機が定格負荷より低
い負荷を使用している間(導圧配管63内にリリーフ空
気が流通している間)、常時、行われているものであ
る。
【0033】以上、本発明について、好適な実施形態に
ついての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限
られず、各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜設計変更が可能である。特に、分岐配管
は、圧力調整弁の下流に設けるものであればよく、必ず
しも、圧力調整弁の近傍における下流側に設ける必要は
ない。したがって、前記実施形態において、アンローダ
バルブの下流側に設ける構成としてもよい。また、駆動
装置はエンジンの他、モータ等を使用するものであって
もよいことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】前記のように、本発明の圧縮機によれ
ば、簡易な構造により、導圧配管から排出空気を排出す
る際に生じる騒音を大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮機における配管系統図である。
【図2】従来の圧縮機における概略配管系統図である。
【符号の説明】
E エンジン(駆動装置) C 圧縮機本体 C1 吸気口 O オイルチャンバ A エアクリーナ(空気濾過装置) 10 圧力調整部 11 圧力調整弁 12 アンローダバルブ 30 吸気調整弁 34 エアシリンダ(吸気調整弁の制御装置) 36 バタフライバルブ 48 オリフィス(絞り部) 61〜65 導圧配管 70 吸気配管 71,72 吐出配管(導圧配管) 78 バイパス配管(分岐配管)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置と、圧縮機本体と、 吸気配管を介して前記圧縮機本体の吸気口と接続されて
    いる空気濾過装置と、 前記圧縮機本体の前記吸気口を開閉する吸気調整弁とを
    有し、 前記吸気調整弁の制御装置と前記圧縮機本体とを、圧力
    調整弁を備える導圧配管を介して接続した圧縮機におい
    て、 前記圧力調整弁の下流側の前記導圧配管に、絞り部を介
    して、前記吸気配管に接続する分岐配管を設けたことを
    特徴とする圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109653982A (zh) * 2018-12-04 2019-04-19 北京化工大学 一种缸头旁路回流的活塞压缩机气量无级调节方法

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CN109653982A (zh) * 2018-12-04 2019-04-19 北京化工大学 一种缸头旁路回流的活塞压缩机气量无级调节方法

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