JP2001116009A - 吐出圧力切換装置 - Google Patents

吐出圧力切換装置

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JP2001116009A
JP2001116009A JP29636799A JP29636799A JP2001116009A JP 2001116009 A JP2001116009 A JP 2001116009A JP 29636799 A JP29636799 A JP 29636799A JP 29636799 A JP29636799 A JP 29636799A JP 2001116009 A JP2001116009 A JP 2001116009A
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valve
regulating valve
pressure regulating
oil
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Noboru Chiyouse
昇 蝶勢
Jiyunichiro Higaki
純一朗 檜垣
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Denyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な装置により、容易に流体の吐出圧力を
切換可能である吐出圧力切換装置を提供する。 【解決手段】 第1圧力調整弁11及び第2圧力調整弁
12を配管(導圧配管61〜66)で並列に接続した吐
出圧力切換装置10において、前記第1圧力調整弁及び
前記第2圧力調整弁の入力側の前記配管は圧力源(圧縮
機本体C)に接続されており、前記第1圧力調整弁及び
前記第2圧力調整弁の出力側の前記配管はアクチュエー
タ(エアシリンダ34)に接続されているとともに、前
記第2圧力調整弁に接続されている入力側の前記配管又
は出力側の前記配管が開閉自在に設けられており、さら
に、前記第1圧力調整弁の設定圧力値は、前記第2圧力
調整弁の設定圧力値と比較して高圧力であることを特徴
とする吐出圧力切換装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧を使用した
作動装置における吐出圧力切換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】流体圧を使用した作動装置としては種々
の装置が存在するが、以下、エンジン駆動型圧縮機(以
下、「圧縮機」という)を例に挙げてその説明を行う。
【0003】まず、従来の圧縮機の配管系統と、運転制
御方法について、図2を参照して簡単に説明する。圧縮
機を構成するエンジンE’と圧縮機本体C’は連結され
ており、当該圧縮機本体C’はエンジンE’により駆動
されるように構成されている。圧縮機本体C’は、吸気
配管70’によりエアクリーナA’に接続されていると
ともに、吐出配管72’によりオイルチャンバO’と接
続されている。当該オイルチャンバO’は、先端部にサ
ービスバルブ43’を備える吐出配管71’に接続され
ており、当該サービスバルブ43’を介して圧縮空気を
各種空圧機器に供給できるようになっている。なお、符
号42’は保圧弁、符号49’は安全弁を示している。
また、前記オイルチャンバO’内には、圧縮空気と共に
送られてきたオイルを分離するためのセパレータS’が
設けられており、当該セパレータS’内に貯留されたオ
イルを圧縮機本体C’に戻すために、フィルタ38’と
オリフィス39’を備える送油配管87’が設けられて
いる。
【0004】前記オイルチャンバO’は、入口空気の圧
力が設定圧力値に達すると開放動作する圧力調整弁1
1’を備える導圧配管73’を介して、エアシリンダ3
4’に接続されており、前記エアシリンダ34’のピス
トンロッド31’は、圧縮機の吸入空気量を調整する吸
気調整弁を構成するバタフライバルブ36’の回動軸に
固定された調整レバー33’に連結している。さらに、
その調整レバー33’は、エンジンE’の回転数を調整
するエンジンガバナレバー35’と連結ロッド32’を
介して連結されており、当該ピストンロッド31’の動
きが吸気調整弁の調整レバー33’とエンジンガバナレ
バー35’とに連動するようになっている。なお、符号
14’は、圧縮機の始動時に圧縮機本体C’の回転が即
座に高速、または高負荷(高圧)にならないように制御
するために設けられているアンローダバルブである。
【0005】前記構成の圧縮機では、エアクリーナA’
を通して圧縮機本体C’に吸入し、圧縮された空気は、
順次オイルチャンバO’に貯蔵される。そして、空圧機
器への圧縮空気の供給を停止した場合、又は空圧機器の
空気使用量が減少した場合には、オイルチャンバO’内
の圧力が上昇して、圧力調整弁11’の設定圧力値を超
え、当該圧力調整弁11’のリリーフバルブが開放され
て、リリーフ空気がエアシリンダ34’に流入する。こ
れに伴い、吸気調整弁の調整レバー33’が当該吸気調
整弁により吸気口C1’を閉塞する方向へ回転し、ま
た、エンジンガバナレバー35’は連動して低速方向に
回転することで、圧縮機本体C’の吐出空気量を少なく
して、吐出圧力が圧力調整弁11’の設定圧力値に保た
れる。
【0006】一方、空圧機器の空気使用量が増加した場
合、オイルチャンバO’内の圧力が低下し、圧力調整弁
11’の設定圧力値より低くなり、圧力調整弁11’の
リリーフバルブを閉塞する方向に作動することにより、
エアシリンダ34’に作用する圧力が低下する。これに
伴い、調整レバー33’が吸気口C1’を開く方向に回
転し、また、エンジンガバナレバー35’は、連動して
高速方向に回転して、圧縮機本体C’の吐出空気量を増
加し、吐出圧力が圧力調整弁11’の設定圧力値に保た
れる。このように、サービスバルブ43’からの圧縮空
気の使用量に対して、吐出圧力を一定にして、圧縮機本
体C’の吸い込み空気量とエンジンE’の回転速度を自
動調整する構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように圧縮機で
は、圧力調整弁の設定圧力値に応じて一つの吐出圧力値
が定められる。一方、圧縮機のサービスバルブに接続し
て使用される空圧機器における圧縮空気の入力圧力値
(圧縮機の吐出圧力値)は、当該空圧機器の種類により
様々(例えば、1.27MPa,2.40MPa等)で
ある。そのため、従来の圧縮機では、前記空圧機器にお
ける様々な入力圧力値に対応するために、以下の方法で
前記圧縮機が備えている圧力調整弁の調整を行う必要が
あった。すなわち、圧力調整弁の調整は、当該圧力調整
弁に設けられている調圧ハンドルのロックを外し、手動
で設定圧力値の調整をした後、再度、調圧ハンドルのロ
ックを施し、設定圧力値の切り換えを行う作業が必要で
あった。これらの一連の作業は、使用する空圧機器を変
更する度に行わなければならないため、作業が煩雑であ
り、作業効率が著しく悪いという問題点と、正確に設定
圧力値を調整できない危険を伴うという問題点を有して
いた。
【0008】さらに、前記の煩雑な作業を避けるために
は、設定圧力値を適切に調節した複数の圧縮機を用意し
なければならず、非常に不経済であった。
【0009】本発明は、前記の各課題を除くためになさ
れたものであり、簡易な装置により、容易に流体の吐出
圧力値を切換可能である吐出圧力切換装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の吐出圧力切換装置は、第1圧力調整弁及
び第2圧力調整弁を配管で並列に接続した吐出圧力切換
装置において、前記第1圧力調整弁及び前記第2圧力調
整弁の入力側の前記配管は圧力源に接続されており、前
記第1圧力調整弁及び前記第2圧力調整弁の出力側の前
記配管はアクチュエータに接続されているとともに、前
記第2圧力調整弁に接続されている入力側の前記配管又
は出力側の前記配管が開閉自在に設けられており、さら
に、前記第1圧力調整弁の設定圧力値は、前記第2圧力
調整弁の設定圧力値と比較して高圧力であることを特徴
としている。
【0011】したがって、本発明によれば、第1圧力調
整弁及び第2圧力調整弁を並列に接続して、圧力源とア
クチュエータの間に介設し、さらに、前記第2圧力調整
弁に接続されている入力側の配管又は出力側の配管を開
閉自在に構成することで、2種類の前記圧力調整弁の設
定圧力値を事前に所望の値に設定しさえすれば、前記第
2圧力調整弁が接続されている配管を開閉することによ
り、前記2種類の吐出圧力値を容易に切り替えることが
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いて、本発明の吐出圧力切換装置は圧縮機に使用するこ
ととし、その圧力源として圧縮機を構成する圧縮機本体
Cを、アクチュエータとして圧縮機本体Cにおける吸気
調整弁30の調整レバー33及びエンジンガバナレバー
35を制御するエアシリンダ34を用いる。
【0013】[構成]図1は、本発明の吐出圧力切換装
置10を用いた圧縮機における配管系統図である。な
お、本図においては、図面のスペース上、図中左部に記
載されている吸気調整弁30の調整レバー33及びエン
ジンガバナレバー35を制御するためのエアシリンダ3
4(アクチュエータ)等を、図中の右部に別系統として
示している。
【0014】○エンジンE、圧縮機本体C、オイルチャ
ンバO 圧縮機を構成するエンジンEと圧縮機本体Cは連結され
ており、当該圧縮機本体CはエンジンEにより駆動され
るように構成されている。エンジンEの前端部には、エ
ンジンファンFが軸着されており、当該エンジンファン
Fが回動することにより、前面に配設されているオイル
クーラIを冷却可能となっている。
【0015】また、エアクリーナAが、吸気調整弁30
の動作で開閉制御される圧縮機本体Cの吸気口C1に、
吸気配管70により接続されている。さらに、圧縮機本
体Cは、逆止弁41を備える吐出配管72により、オイ
ルチャンバOと接続されており、圧縮空気をオイルチャ
ンバOに送気可能となっている。前記オイルチャンバO
の吐出側は、保圧弁42を備える吐出配管71と接続さ
れており、当該吐出配管71の先端部に設けられている
サービスバルブ43を介して各種空圧機器に圧縮空気を
供給できるようになっている。また、オイルチャンバO
には、当該オイルチャンバOの内圧が所定の値以上に上
昇した場合に、圧縮空気を噴気するための安全弁49が
付設されている。さらに、前記オイルチャンバO内に
は、圧縮空気と共に送られてきたオイルを分離するため
のセパレータSが設けられている。
【0016】○吐出圧力切換装置10 前記オイルチャンバOは、本発明の吐出圧力切換装置1
0を介して、後記するエアシリンダ34と接続されてい
る。当該吐出圧力切換装置10において、第1圧力調整
弁11、第2圧力調整弁12及びアンローダバルブ14
が導圧配管61〜66により並列に接続されている。第
1圧力調整弁11、第2圧力調整弁12及びアンローダ
バルブ14の入力側の導圧配管61〜63は、圧力源で
ある圧縮機本体Cに接続されているオイルチャンバOの
吐出側に接続されている。また、当該第1圧力調整弁1
1、第2圧力調整弁12及びアンローダバルブ14の出
力側の導圧配管64〜66は、他の導圧配管73を介し
てエアシリンダ34に接続されている。さらに、第2圧
力調整弁12に接続されている出力側の導圧配管65に
は、当該第2圧力調整弁12と直列に切換弁13が設け
られており、前記第2圧力調整弁12に接続されている
出力側の導圧配管65が開閉自在に構成されている。な
お、導圧配管73には、安全弁37が付設されている。
【0017】前記第1圧力調整弁11及び第2圧力調整
弁12は、導圧配管61,62の圧力が設定圧力値に達
した場合には内蔵のリリーフバルブを開放し、リリーフ
空気を導圧配管64,65及び導圧配管73内に流すも
のである。加えて、第1圧力調整弁11の設定圧力値
は、第2圧力調整弁12の設定圧力値と比較して高圧力
に設定されている。なお、以下の説明において、前記第
1圧力調整弁11の設定圧力値(例えば、2.40MP
a)を「高設定圧力値」、前記第2圧力調整弁12の設
定圧力値(例えば、1.27MPa)を「低設定圧力
値」という。
【0018】前記切換弁13は、2接点式のリミットス
イッチ(図示せず)が付設したボールバルブであり、導
圧配管65を開放しているときにはリミットスイッチの
1接点が導通して、操作盤に設けられている低圧力表示
灯(図示せず)を点灯させて、低圧力状態で運転してい
ることを示すように構成されている。また、導圧配管6
5を閉止している時にはリミットスイッチの他の接点が
導通して、高圧力表示灯(図示せず)を点灯させて、高
圧力状態で運転していることを示すように構成されてい
る。さらに、前記切換弁13は、簡単に誤操作されるこ
とがないように、施錠可能な操作箱(図示せず)内に収
納されている。なお、前記切換弁13は、前記第2圧力
調整弁12に接続されている入力側の導圧配管62に設
けられているものであってもよい。
【0019】前記アンローダバルブ14は電磁弁であ
り、圧縮機の始動時に圧縮機本体Cの回転が即座に高
速、または高負荷(高圧)にならないように制御するた
めに設けられている。ここで、アンローダバルブ14
は、エンジンEの停止時には閉止した状態であるが、始
動スイッチ(図示せず)を予熱にすると通電して開放さ
れ、エンジンEを作動させて暖機運転を行った後、負荷
運転を行う前に、アンローダボタン(図示せず)を押圧
して閉止することができように構成されており、アンロ
ーダバルブ14を閉止後、サービスバルブ43を介して
圧縮空気を空圧機器に供給できるようになっている。
【0020】○エアシリンダ34 前記エアシリンダ34は、導圧配管73から送圧される
リリーフ空気により作動する装置であり、そのピストン
ロッド31には、吸気調整弁30を構成するバタフライ
バルブ36の回動軸に固定された、当該バタフライバル
ブ36を回動させるための調整レバー33の一端が連結
されている。また、調整レバー33の他端は、連結ロッ
ド32を介してエンジンガバナレバー35と連結されて
おり、調整レバー33の動きがエンジンガバナレバー3
5と連動するようになっている。すなわち、吸気調整弁
30の調整レバー33は、中心部が軸支されており、回
動可能となっている。エンジンガバナレバー35も、調
整レバー33が閉方向に動くと、低速方向となるよう
に、当該調整レバー33と連動して回動可能となってい
る。また、調整レバー33が開方向に動くと、エンジン
ガバナレバー35は、高速方向となるように、当該調整
レバー33と連動して回動可能となっている(回動方向
は図1参照)。これにより、導圧配管73内を送圧され
たリリーフ空気が、エアシリンダ34を作動させ、調整
レバー33及びエンジンガバナレバー35の制御を行う
ことができるようになっている。
【0021】図1の右部の配管系統図により詳しく説明
すると、エアシリンダ34にリリーフ空気が流れて導圧
されると、調整レバー33が時計回り(図1における
「閉方向」)に回転し、吸気調整弁30が吸気口C1を
閉塞する。このとき、エンジンガバナレバー35は、反
時計回り(図1における「低速方向」)に回転し、低速
側に移動する。一方、エアシリンダ34に作用するリリ
ーフ空気圧が低下すると、当該エアシリンダ34に作用
するリリーフ空気圧がバネ圧に負けて、調整レバー33
が反時計回り(図1における「開方向」)に回転し、吸
気調整弁30が吸気口C1を開口する。このとき、エン
ジンガバナレバー35は、時計回り(図1における「高
速方向」)に回転し、低速側から高速側に移動する。
【0022】このように、サービスバルブ43からの圧
縮空気の使用量に対して、吐出圧力を一定にして、圧縮
機本体Cの吸い込み空気量とエンジンEの回転速度を自
動調整する構成になっている。
【0023】○油循環回路 前記オイルチャンバOは、油循環回路により圧縮機本体
Cと接続されている。当該油循環回路は、送油配管81
〜87により構成されており、まず、送油配管81〜8
4によりオイルチャンバO側から圧縮機本体C方向に向
かって順次、オイルクーラI、オイルバイパス弁51
(自動温度調整弁)、オイルフィルタ52を介し、圧縮
機本体Cに接続するようになっている。また、オイルチ
ャンバOとオイルフィルタ52は、低温時等においてオ
イル粘度が高く、当該オイルチャンバOとオイルフィル
タ52の圧力差が大きい時に給油補助用に作動するリリ
ーフ弁53を備える他の送油配管85で接続されてい
る。さらに、送油配管81は中途部で分岐した他の送油
配管86により、前記オイルバイパス弁51と接続して
いる。
【0024】なお、オイルバイパス弁51は、オイル温
度を調節するために送油配管82と送油配管86とを切
り替えるための弁であり、オイル温度が低温であるとき
には、送油配管86と送油配管83とを接続するととも
に、オイル温度が高温であるときには、送油配管82と
送油配管83とを接続することができるように切り替え
自在に構成されている。
【0025】さらに、オイルチャンバOのセパレータS
内に貯溜されたオイルを圧縮機本体Cに戻すために、フ
ィルタ38とオリフィス39を備える送油配管87が設
けられている。なお、当該送油配管87は、オイルチャ
ンバOから戻された圧縮空気とオイルの両方を流通させ
ている。
【0026】前記のように構成されていることから、ま
ず、圧縮機の潤滑、冷却に使用されたオイルは、圧縮空
気と共に圧縮機本体CからオイルチャンバO内に送ら
れ、当該オイルチャンバO内の内壁に沿って旋回しなが
らオイル分が分離されて、オイルチャンバO内の底部に
貯溜される。さらに、前記圧縮空気は、セパレータSに
導入され、オイル分が分離される。この分離されたオイ
ルは、前記セパレータSの底部に貯溜される。前記オイ
ルチャンバO底部に貯溜されたオイルは、送油配管81
〜86により、圧縮機本体Cに供給され、圧縮機本体C
の吸入側の吸い込み負圧と吐出空気圧の圧力差を利用し
て圧縮機本体C内を循環させる。また、セパレータS底
部に貯溜されたオイルは、送油配管87により圧縮機本
体Cの吸気側に回収される。なお、前記オイルチャンバ
O底部に貯溜されたオイルは、ギアポンプを利用して圧
縮機本体C内を循環させるものであってもよい。
【0027】○その他 圧縮機本体Cの吐出側とオイルチャンバOの吐出側を接
続する導圧配管74が設けられており、当該導圧配管7
4は自動放出弁45を備えている。自動放出弁45は、
オイルチャンバO側と圧縮機本体C側の圧力差により作
動する弁であり、エンジンEの停止時において、圧縮機
本体C側の圧力が下がり圧力差が発生した場合に、開放
されるようになっている。なお、自動放出弁45の先端
部には、オリフィス46を介してサイレンサ47が設け
られている。
【0028】また、吐出圧力切換装置10におけるアン
ローダバルブ14の出力側における導圧配管66の一部
は、分岐されて、オリフィス48を備えるバイパス配管
78により、吸気配管70に接続されている。これは、
吸気調整弁30が閉塞された場合であっても、少量の空
気の吸入漏れにより余分な圧縮空気が発生してしまうた
め、当該圧縮空気を排出するためのものである。このと
き、圧縮空気を直接機外に排出させた場合には、吐出騒
音が発生するため、吐出圧力切換装置10を通って流れ
た圧縮空気をバイパス配管78に導き、オリフィス48
を通過させた後、吸気配管70に吐出させることで消音
を図ると共に、再度吸気することができるようにしたも
のである。
【0029】[作用]前記のように構成されている本発
明の吐出圧力切換装置10を用いた圧縮機の作用につい
て説明する。エンジンEを始動すると、外気はエアクリ
ーナA及び吸気口C1を通して圧縮機本体Cに取り入れ
られ、圧縮された後、オイルチャンバO内に貯蔵され
る。その後、以下の作用を奏する。
【0030】(1)切換弁13を開放した場合 前記状態において、更にエンジンEの運転を継続する
と、オイルチャンバO内の圧力が上昇し、第2圧力調整
弁12における低設定圧力値に達し、内蔵のリリーフバ
ルブを開放する。このとき、切換弁13が開放されてい
るため、当該第2圧力調整弁12が接続されている導圧
配管62,65を通じてオイルチャンバOとエアシリン
ダ34が連通する。そのため、リリーフ空気がエアシリ
ンダ34に流通し、吸気調整弁30の調整レバー33が
前記閉方向に、エンジンガバナレバー35が前記低速方
向(図1参照)になるように制御されることになる。そ
して、吸気調整弁30は圧縮機本体Cの吸気口C1を閉
塞し、また、エンジンガバナレバー35は、エンジンE
の回転速度を低速となるように制御し、圧縮機本体Cの
吐出空気量が自動調整されて、オイルチャンバO内の圧
力が低設定圧力値に保持されることになる。これらの一
連の動作と前記圧力調整弁の動作(従来の技術の項参
照)により、サービスバルブ43を介して供給される圧
縮空気は、低吐出圧力値に保持されることになる。
【0031】(2)切換弁13を閉止した場合 エンジンEの運転を継続すると、オイルチャンバO内の
圧力が上昇し、第2圧力調整弁12における低設定圧力
値に達し、内蔵のリリーフバルブを開放する。このと
き、切換弁13が閉止されているため、第2圧力調整弁
12が開放しても、エアシリンダ34にリリーフ空気は
流れないため、圧力は上昇し続けることになる。その
後、さらに、オイルチャンバO内の圧力が上昇して、第
1圧力調整弁11における高設定圧力値に達し、第1圧
力調整弁11内のリリーフバルブが開放されると、当該
第1圧力調整弁11が接続されている導圧配管61,6
4を介してオイルチャンバOとエアシリンダ34が連通
する。そのため、リリーフ空気がエアシリンダ34に流
通し、調整レバー33が前記閉方向に、エンジンガバナ
レバー35が前記低速方向(図1参照)になるように制
御されることになる。これにより、前記と同様の動作に
より、サービスバルブ43を介して供給される圧縮空気
は、高吐出圧力値に保持されることになる。
【0032】このように、第1圧力調整弁11及び第2
圧力調整弁12の2種類の圧力調整弁の設定圧力値を事
前に所望の値に設定しておくことにより、1つの切換弁
13の単純な操作により、圧縮空気の吐出圧力値を容易
に切り替えることができる。なお、使用している設定圧
力値については、操作盤に設けられている圧力表示灯に
より、容易に確認することができる。
【0033】以上、本発明について、好適な実施形態に
ついての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限
られず、各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜設計変更が可能である。特に、流体は空
気に限られるものではなく、また、流体圧を使用した作
動装置における圧力源及びアクチュエータは、エンジン
駆動型の圧縮機やエアシリンダに限られず、他の装置に
おいても使用可能である。
【0034】
【発明の効果】前記のように、本発明によれば、第1圧
力調整弁及び第2圧力調整弁を並列に接続して、圧力源
とアクチュエータの間に介設し、さらに、前記第2圧力
調整弁に接続されている入力側の配管又は出力側の配管
を開閉自在に構成することで、2種類の前記圧力調整弁
の設定圧力値を事前に所望の値に設定しさえすれば、前
記第2圧力調整弁が接続されている配管を開閉すること
により、前記2種類の吐出圧力値を容易に切り換えるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吐出圧力切換装置を用いた圧縮機にお
ける配管系統図である。
【図2】従来の圧縮機における概略配管系統図である。
【符号の説明】
E エンジン C 圧縮機本体 O オイルチャンバ 10 吐出圧力切換装置 11 第1圧力調整弁 12 第2圧力調整弁 13 切換弁 14 アンローダバルブ 30 吸気調整弁 33 調整レバー 34 エアシリンダ(アクチュエータ) 35 エンジンガバナレバー 36 バタフライバルブ 61〜66,73 導圧配管
フロントページの続き Fターム(参考) 3H071 AA06 CC17 CC34 DD11 DD13 DD16 DD17 DD26 DD31 DD35 DD37 3H089 AA04 BB30 CC01 DA05 DA13 DB03 DB07 DB43 GG01 5H316 AA20 BB02 CC01 DD15 EE02 EE10 EE15 GG03 HH04 HH11 HH14 JJ01 JJ14 KK02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1圧力調整弁及び第2圧力調整弁を配
    管で並列に接続した吐出圧力切換装置において、 前記第1圧力調整弁及び前記第2圧力調整弁の入力側の
    前記配管は圧力源に接続されており、前記第1圧力調整
    弁及び前記第2圧力調整弁の出力側の前記配管はアクチ
    ュエータに接続されているとともに、 前記第2圧力調整弁に接続されている入力側の前記配管
    又は出力側の前記配管が開閉自在に設けられており、 さらに、前記第1圧力調整弁の設定圧力値は、前記第2
    圧力調整弁の設定圧力値と比較して高圧力であることを
    特徴とする吐出圧力切換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109420A1 (ja) * 2003-06-09 2004-12-16 Ckd Corporation 相対的圧力制御システム及び相対的流量制御システム
JP2009041396A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Denyo Co Ltd エンジン駆動圧縮機

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