JP2688945B2 - オイルフリースクリュ圧縮機の容量制御装置 - Google Patents

オイルフリースクリュ圧縮機の容量制御装置

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JP2688945B2 JP63228597A JP22859788A JP2688945B2 JP 2688945 B2 JP2688945 B2 JP 2688945B2 JP 63228597 A JP63228597 A JP 63228597A JP 22859788 A JP22859788 A JP 22859788A JP 2688945 B2 JP2688945 B2 JP 2688945B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オイルフリースクリュ圧縮機の吸入空気容
量を無段階に制御するようにした容量制御装置に関する
ものである。
(従来の技術) オイルフリースクリュ圧縮機は、無負荷運転時にアン
ローダ装置によって吸入口を閉じているので、吸入室内
が次第に負圧となって、前記圧縮機の吸入室と吐出口と
の圧力差が増し、圧縮比が高くなる。これにより、圧縮
機から吐出される圧縮空気の吐出空気温度が上昇すると
いる現象が生ずる。
上記現象を防ぐ為、従来は特開昭61−149596号公報に
示すように電磁弁を切り替えてアンローダ装置に圧縮空
気を送り吸入口の閉塞を行うと共に、圧縮機の吐出口に
接続する吐出配管内の圧縮空気を大気に放出して、吐出
口の圧力を低下させていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来のオイルフリースクリュ圧縮機は、前述のように
電磁弁を切り替えて全負荷運転と無負荷運転との2段階
制御をするため、アンローダ装置の動作後、復帰するま
でに約1kgf/cm2前後の圧力差が必要であり、そのため特
に消費空気量の少ない中間負荷運転状態にあっては消費
側配管内の圧力変動が大きく、使用機器の動作に悪影響
を及ぼしていた。
この対策として、従来から用いられている無段階容量
制御装置を使用することも考えられるが、前述した中間
負荷運転状態における吐出空気温度の上昇に対しては何
ら対策がなかったのが実情である。
したがって、本発明は以上の課題を解決し、消費空気
量に対応して安定した圧力の圧縮空気を消費側に供給す
ると共に、経済性の高い容量性制御装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、圧縮機の吸入口
にアンローダ装置を備え、圧縮機の吐出口に接続する吐
出配管の途中に圧縮空気冷却用の熱交換器を備えたオイ
ルフリースクリュ圧縮機において、前記熱交換器の後流
側の吐出配管内の圧縮空気を、プレッシャバルブ又は開
閉弁を介して吐出口と連通する前の圧縮途中の作用空間
へ供給する空気配管を設けたこと。
または、圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、圧
縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷却
用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機にお
いて、前記熱交換器の後流側の吐出配管とアンローダ装
置制御用のレギュレータとを接続する制御配管の途中
に、該吐出配管内の圧縮空気圧力に応じて通路を開閉す
るプレッシャバルブを備え、前記プレッシャバルブの後
流側の制御配管と圧縮機の吐出口と連通する前の圧縮途
中の作用空間とを空気配管で接続し、中間負荷運転時に
圧縮機の吸入空気量の制御と共に吐出口と連通する前の
圧縮途中の作用空間へ冷却された圧縮空気を供給するこ
と。
さらに、圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、圧
縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷却
用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機にお
いて、前記熱交換器の後流側の吐出配管とアンローダ装
置制御用のレギュレータとを接続する制御配管の途中
に、該吐出配管内の圧縮空気圧力に応じて通路を開閉す
るプレッシャバルブを備え、前記熱交換器の後流側の吐
出配管と圧縮機の吐出口と連通する前の圧縮途中の作用
空間とを吐出配管内の圧力又は吸入室内の圧力に応じて
作動する開閉弁を介して空気配管で接続し、中間負荷運
転時に圧縮機の吸入空気量の制御と共に吐出口と連通す
る前の圧縮途中の作用空間へ冷却された圧縮空気を供給
すること。
さらに、前記圧縮機の吐出口に接続する吐出配管の途
中に圧縮空気冷却用の熱交換器を備え、この吐出配管を
高圧段圧縮機の吸入口に接続したこと。
さらに、圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、圧
縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷却
用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機にお
いて、前記吐出配管とアンローダ装置制御用のレギュレ
ータとを接続する制御配管の途中に、該吐出配管内の圧
縮空気圧力に応じて開閉制御するプレッシャバルブを備
え、前記熱交換器の後流側の吐出配管内の圧縮空気を、
プレッシャバルブ又は開閉弁を介して吐出口と連通する
前の圧縮途中の作用空間へ供給する空気配管を設け、さ
らに前記プレッシャバルブ前後の空気配管を、電磁弁を
介してバイパス管で接続し、かつ前記吐出配管には放気
弁を接続し、前記電磁弁と放気弁とを吐出配管内の圧力
又は吸入室の圧力の何れかを検知する圧力スイッチから
の信号により、それぞれ開閉するように構成したこと。
(作用) アフタークーラ11の後流側の吐出配管9内の圧縮空気
をプレッシャバルブ13を介して吐出口8と連通する前の
圧縮途中の作用空間14へ供給する空気配管15を設けたオ
イルフリースクリュ圧縮機においては、圧縮機1を運転
し消費側における圧縮空気の消費量が減少すると、圧縮
機1の吐出口8に接続する吐出配管9内の圧力が徐々に
昇圧しプレッシャバルブ13を開弁し、アフタークーラ11
で冷却された圧縮空気が制御配管16を介してアンローダ
装置3制御用のレギュレータ7の圧力室26に、また、空
気配管15を介して吐出口8と連通する前の圧縮途中の作
用空間14に送られる。
これにより、レギュレータ7の制御レバー28は圧力室
26に導入された圧縮空気圧力に応じた量だけ回動しアン
ローダバルブ4を動かして吸入口2から吸入する吸入空
気量を無段階に制御する。
一方、前記作用空間14に供給された冷たい圧縮空気
は、前記吸入口2から大気を吸入し、この大気を圧縮す
る過程で高温になった圧縮空気と混合してその圧縮空気
の温度を下げ、該圧縮空気と共に吐出口8より排出され
て再び排出配管9からアフタークーラ11へ供給される。
また、低圧段圧縮機1′の吐出口8と高圧段圧縮機42
の吸入口45とを中間吐出管44で接続した多段圧縮式のオ
イルフリースクリュ圧縮機において、中間負荷運転時又
は無負荷運転時には、低圧段圧縮機1′から吐出され、
インタークーラ43で冷却された圧縮空気が、配管48を通
り前記低圧段圧縮機1′の吸入口2から外気を吸入し、
この外気を圧縮する過程で高温になった圧縮空気と吐出
口8と連通する前の作用空間14で混合してその圧縮空気
の温度を低下させた後、この圧縮空気が高圧段圧縮機42
に送られて圧縮され、吐出口46から排出されて、その
後、アフタークーラ11で冷却された圧縮空気が空気配管
50を介して高圧段圧縮機42の吐出口46と連通する前の圧
縮途中の作用空間49に供給され、その作用空間内の圧縮
空気の温度を下げて吐出口8より排出されると共に、レ
ギュレータ7に供給されてアンローダバルブ4を開閉制
御する。
さらに、前記プレッシャバルブ13前後の空気配管15を
電磁弁60を介してバイパス管61で接続し、かつ吐出配管
9に放風電磁弁62を接続し、前記電磁弁60と放風電磁弁
62とを吐出配管9内の圧力又は吸入室の圧力の何れかを
検知する圧力スイッチPS1(又はPS2)からの信号によ
り、それぞれを開閉するように構成したオイルフリース
クリュ圧縮機においては、消費側における圧縮空気の消
費がある所定量まで減少又は完全に停止した場合に、こ
れを圧力スイッチPS1(又はPS2)が吐出口8内の圧力
(又は吸入室17内の圧力)を検知して電磁弁60及び放風
電磁弁62を動作させて開き、吐出口8内の圧縮空気を大
気開放して圧縮機1のスクリューロータに加わる背圧を
下げ、吸入室17と吐出口8との圧力差を減じ、圧縮比を
低下させる。これにより無負荷運転時における圧縮機の
駆動動力を軽減する。
同時に、アフタークーラ11で冷却された圧縮空気がバ
イパス管61を経て空気配管15で、プレッシャバルブ13を
介して導入済みの圧縮空気と合流してレギュレータ7に
供給され、アンローダバルブ4の閉塞をより確実にする
と共に、吐出口8と連通する前の圧縮途中の作用空間14
に対しても冷却された圧縮空気を供給し、前記作用空間
14内の圧縮空気の温度を下げて吐出口8より排出する。
そして、この状態は圧力スイッチPS1(又はPS2)が復
帰動作するまで継続する。
さらに、アンローダ装置3制御用のレギュレータ7に
よる吸入空気量の制御と、吐出口8と連通する前の圧縮
途中の作用空間14への冷却された圧縮空気の供給とを個
別に行うようにしたオイルフリースクリュ圧縮機におい
ては、消費側における圧縮空気の消費がある一定量まで
減少した中間負荷運転の場合では、レギュレータ7によ
って吸入空気量のみを無段階制御し、その後さらに消費
空気量が減少したときに電磁弁65を開き、アフタークー
ラ11で冷却された圧縮空気を吐出口8に連通する前の圧
縮途中の作用空間14内に送り、吐出空気の降温を図る。
(第1実施例) 以下本発明の第1実施例を第1図により説明する。
1は圧縮機で吸入口2にはバタフライ式のアンローダ
装置3を配置し、その中空部にはアンローダバルブ4が
回動自在に設けられており、レバー5,ロッド6を介して
接続するレギュレータ7の動作により消費側の空気使用
量に応じた量だけ開閉し、吸入口2から吸入する吸入空
気量を無段階に制御する。
また、吐出口8と接続する吐出配管9′の途中には吐
出空気冷却用の熱交換器であるプレクーラ10とアフター
クーラ11とを逆止弁12を挾んで直列に配設し、その末端
部は消費側配管(図示せず)と接続している。
それと共に、アフタークーラ11の後流側の吐出配管9
からは、プレッシャバルブ13を介して、圧縮機1の吐出
口8と連通する前の圧縮途中の作用空間14と接続する空
気配管15と、アンローダ装置3制御用のレギュレータ7
に接続する制御配管16とが設けられ、吐出配管9内の圧
力が所定圧力以上となったときに、プレッシャバルブ13
のスプリング21の張力に打ち勝ってダイヤフラム22に装
着のニードルバルブ23のシート24を開き、排出配管9と
空気配管15,制御配管16のそれぞれとが連通するように
なっている。
一方、レギュレータ7にはダイヤフラム25を挾んで圧
力室26の反対側に支軸27を支点としてR−R′方向に回
動自在な制御レバー28が設けられ、前記圧力室内の圧力
とスプリング29との張力バランスにより回動して、これ
に連結するアンローダバルブ4で吸入口2の開閉制御を
行う。
なお、30は可変絞り弁で、制御配管16内を所望の圧力
に保持してレギュレータ7の円滑な作動を図ると共に、
作用空間14に対するアフタークーラ11通過後の圧縮空気
の供給量を調製するものである。
また、31は圧縮機駆動用のモータである。
次に動作について説明する。
圧縮機1の運転中に消費側の圧縮空気の消費があると
きには、レギュレータ7のレバー28は図中R′の位置に
あり、アンローダバルブ2は吸入口を全開し、よって圧
縮機1は全負荷運転状態にあって、圧縮機1の吐出口8
から排出された圧縮空気は吐出配管9,9′の途中に設け
られたプレクーラ10,アフタークーラ11により冷却され
て消費側に供給される。
そして、消費側の消費空気量が減少すると、吐出配管
9内の圧力は次第に昇圧し、この昇圧によってプレッシ
ャバルブ13のダイヤフラム22はスプリング21の張力に打
ち勝ち、ニードルバルブ23と共に図中右方向に移動し、
そのシート部24を開き、アフタークーラ11で冷却された
圧縮空気を空気配管15を介して圧縮機1の吐出口8に連
通する前の圧縮途中の作用空間14に供給する。
これにより、アンローダバルブ4も回動し、吸入口2
は閉じられ、圧縮機1は無負荷運転へ移行する。
このとき、アンローダバルブ4のシート部(図示せ
ず)からは、吸入室17内が高真空となりすぎない程度の
微少の大気を吸入するようになっており、この吸入した
大気が圧縮される過程で高温の圧縮空気となり、この圧
縮空気が吐出口8と連通する前の作用空間14において前
記空気配管15から導入されたアフタークーラ11通過後の
圧縮空気と混合して、その圧縮空気温度を下げて吐出口
8から排出する。
また、消費側で僅かな圧縮空気の消費が開始されたと
きにはプレッシャバルブ13のニードルバルブ23は、その
シート部24を吐出配管9内の圧力に応じて適量に開閉制
御し、レギュレータ7及び作用空間14に圧縮空気を送
る。
したがって、レギュレータ7の制御レバー28はその送
給圧力に応じた分だけ回動し、アンローダバルブ4から
吸入する空気量を無段階に制御する一方、作用空間14を
経て吐出される圧縮空気もアフタークーラ11通過後の圧
縮空気と混合して、その圧縮空気の温度を下げて吐出口
から吐出し、安定した無段階制御がなされる。
(第2実施例) 第2図は本発明の第2実施例を示すもので、以下、第
1実施例と同一部品は同一符号をもって説明する。
この第2実施例は、2段圧縮式オイルフリースクリュ
圧縮機の例で、増速装置41には低圧段圧縮機1′と高圧
段圧縮機42が共に装着し駆動されると共に、低圧段圧縮
機1′の吐出口8はインタークーラ43を介して中間吐出
管44によって高圧段圧縮機42の吸入口45と接続し、該高
圧段圧縮機の吐出口46には逆止弁12,アフタークーラ11
を介して消費側と接続する吐出配管9が連結している。
また、インタークーラ43の後流側の中間吐出管44から
は、該管内の圧力が所定圧力以下のときに開弁するプレ
ッシャバルブ47と、可変絞り弁30を介して空気配管48が
前記低圧段圧縮機1′の吐出口8と連通する前の圧縮途
中の作用空間14と接続する一方、アフタークーラ11の後
流側の吐出配管9からは、該配管内の圧力が所定圧力以
上のときに開弁するプレッシャバルブ13と、可変絞り弁
30を介して高圧段圧縮機42の吐出口46と連通する前の圧
縮途中の作用空間49と接続する空気配管50が各々設けら
れている。
そして、その動作は第1実施例で説明したのと同様
に、消費側での圧縮空気の消費が停止すると、吐出配管
9内の圧力は徐々に昇圧してプレッシャバルブ13が動作
する。すると、アフタークーラ11通過後の冷却された圧
縮空気が制御配管51に送られ、これによりレギュレータ
7はその送給圧力に応じた分だけ制御レバー28を回動
し、アンローダバルブ4で吸入口2を閉じつつ吸入空気
量を無段階制御する。
他方、空気配管50からは高圧段圧縮機42の吐出口46に
連通する前の圧縮途中の作用空間49に対しても前記冷却
された圧縮空気が送給されるので、該作用空間内の圧縮
空気はこの冷却された圧縮空気と混合して、圧縮空気の
温度を下げて吐出口46から吐出する。
さらに、前記動作に伴い中間吐出管44内の圧力も低下
するのでプレッシャバルブ47も開弁し、その圧力に対応
した量の圧縮空気を低圧段圧縮機1′の吐出口8と連通
する前の作用空間14に送り、該作用空間内の圧縮空気は
冷却された圧縮空気と混合して、圧縮空気の温度を下げ
て吐出口から排出し、再びインタークーラ43を通過して
冷却され、高圧段圧縮機42に吸入される。
なお、この場合中間吐出管44に接続する空気配管48の
回路は機種により省略することも可能である。
(第3実施例) 第3図は本発明の第3実施例を示すもので、第1実施
例で説明した吐出配管9(又は吸入室17)に圧力スイッ
チPS1(又はPS2)を設け、プレッシャバルブ13の前後の
空気配管15を電磁弁60を介してバイパス管61で接続し、
さらにプレクーラ10を通過した後の吐出配管9′には放
風電磁弁62を接続する。
そして、この電気制御回路は第4図に示すように、電
磁弁60と放風電磁弁62とを電源に対して並列に接続し、
圧力スイッチPS1(又はPS2)を電磁弁60と放風電磁弁62
に対して直列に接続して結線し、該圧力スイッチのON−
OFFによって前記両電磁弁が開閉するように構成する。
なお、この場合圧力スイッチPS1は吐出配管9内の圧
力が所定圧力以上のときにON,それ以下のときにOFF,圧
力スイッチPS2は吸入室17内の圧力が所定の負圧以下の
ときにON,それ以上のときにはOFFとなるもので、その何
れを用いても構わない。
また、電磁弁60及び放風電磁弁62は何れも通電時に
開,非通電時に閉となるものである。
以上の構成において、消費側での圧縮空気の消費が減
少すると、吐出配管9内の圧力が徐々に昇圧し、プレッ
シャバルブ13が動作してレギュレータ7及び吐出口8と
連通する前の圧縮途中の作用空間14へアフタークーラ11
で冷却された圧縮空気を供給し、第1実施例で説明した
のと同じ動作で吸入空気量の制御及び圧縮空気の冷却が
成される。
また、上記動作は圧縮機1が中間負荷運転状態にある
間、消費空気量の程度に応じて無段階に行われる。
そして、消費側における圧縮空気の消費がある程度ま
で減少又は完全に停止すると、圧力スイッチPS1(又はP
S2)は吐出口8内の圧力(又は吸入室17内の圧力)を検
知してONとなり、放風電磁弁62が開き、逆止弁12の前流
側の吐出配管9′内の圧縮空気を大気に開放して圧縮機
1のスクリュロータに加わる背圧を下げ、無負荷運転時
における圧縮機1の駆動動力を軽減する。同時に、電磁
弁同時に開くので、アフタークーラ11で冷却された圧縮
空気がバイパス管61を経て空気配管15で、プレッシャバ
ルブ13を介して導入済みの圧縮空気と合流してレギュレ
ータ7に供給され、アンローダバルブ4の閉塞をより確
実にすると共に、吐出口8と連通する前の圧縮途中の作
用空間14に対しても冷却された圧縮空気を送り前記作用
空間14内の圧縮空気の温度を下げて吐出口8より排出す
る。
そして、この状態は圧力スイッチPS1(又はPS2)が復
帰動作するまでの間(概ね1kgf/cm2の範囲)継続され、
その復帰動作後は通常の全負荷運転に移行する。
なお、この場合、他の圧力スイッチと電磁弁を用い、
前記放風電磁弁によって吐出配管内の圧縮空気を大気に
放出する前に吐出口と連通する前の圧縮途中の作用空間
にアフタークーラで冷却された圧縮空気を供給するよう
にしてもよい。
(第4実施例) 第5図は本発明の第4実施例で、アンローダ装置3制
御用のレギュレータ7による吸入空気量の制御と、吐出
口8と連通する前の圧縮途中の作用空間14への冷却され
た圧縮空気の供給とを個別に行うようにしたことによ
り、さらに効果的な容量制御と吐出空気の温度を下げる
ものである。
以下、第1実施例と異なる部分についてのみ説明す
る。
即ち、アフタークーラ11の後流側の吐出配管9からプ
レッシャバルブ13と可変絞り弁30とを介して圧縮機1の
吸入室17と連通する空気配管15と、アンローダ装置3制
御用のレギュレータ7に接続する制御配管16とが設けら
れ、また、前記吸入室17には該室内の圧力を検知して、
この圧力が所定の負圧以下となったときにONする圧力ス
イッチPSを設け、さらに、アフタークーラ11の後流側の
吐出配管9には圧力スイッチPSからの信号を受けて動作
する電磁式の開閉弁65,可変絞り弁30を介して吐出口8
と連通する前の圧縮途中の作用空間14に接続する空気配
管66を設けている。
これにより、例えば消費空気量が減少し、プレッシャ
バルブ13が動作すると、レギュレータ7によってアンロ
ーダバルブ4が吸入口2を次第に閉じ、吸入室17内の負
圧は第6図中のグラフAの如く次第に増加する。
そして、前記負圧が所定圧力Pに達すると、圧力スイ
ッチPSがONして開閉弁を65を開き、吐出口8に連通する
前の作用空間14にアフタークーラ11通過後の冷却された
圧縮空気を供給する。
即ち、所定の空間負圧運転の範囲まではレギュレータ
7によって消費空気量に応じた吸入空気量の無段階制御
を行い、さらに消費空気量が減少して吸入室17内の圧力
が所定の負圧以下になったときに、吐出口8に連通する
前の作用空間14に対してアフタークーラ11通過後の冷却
された圧縮空気の供給を開始するのである。
これは、実験によると、第6図中の線Bで示すように
圧縮機1の吐出口8から吐出された圧縮空気の温度は、
吸入室7内の圧力が所定の負圧以下に成るまではほぼ一
定で、圧力が所定の負圧を超えたときに急速に上昇する
傾向がある。よって吐出空気温度の昇温が許容される直
前の負圧に達したときに(第6図中の線Cの位置)吐出
口8に連通する前の作用空間14に対してアフタークーラ
11通過後の冷却された圧縮空気の供給を開始することに
よって、その吐出空気温度を線Dの如く一定温度に押さ
えることができ、これにより圧縮空気の圧縮に伴う動力
も低く抑えられる。
なお、本実施例において、開閉弁65は電磁式のものに
限定されるものではなく、例えば負圧によって開弁する
機械式のプレッシャバルブでもよい。その場合、プレッ
シャスイッチPSは不要となる。
また、電磁弁65に信号を出す圧力スイッチPSの代わり
に、吐出空気温度を検知して電磁弁65を作動させるよう
にしてもよい。
さらに、プレッシャバルブ13を介してレギュレータ17
に接続する制御配管16は、吐出口8に連通する吐出配管
の何れの位置から取り出してもよい。
(発明の効果) 本発明は、以上で説明したように、オイルフリースク
リュ圧縮機の排出配管の途中に設けた熱交換機の後流側
の吐出配管から、冷却された圧縮空気を、アンローダ装
置の作動状況に応じて、吐出口と連通する前の圧縮途中
の作用空間に供給するようにしたので、中間負荷運転時
における吐出空気温度の上昇を防ぎ、かつ消費空気量に
応じた無段階容量制御を可能とする他、消費側に対して
は圧力変動の少ない一定圧力の圧縮空気を供給できる。
また、圧縮機の無負荷運転時には吐出空気温度の昇温
を防止できる。
また、第2実施例の如く、本発明を2段圧縮式のオイ
ルフリースクリュ圧縮機に用いた場合には、高圧段圧縮
機に吸入される圧縮空気の温度を従来より低く抑えられ
るので、その空気を圧縮するのに要する動力も低くで
き、中間負荷運転時や無負荷運転時における駆動動力の
軽減が図れる。
さらに、第3実施例で示すように、無負荷運転時に放
風電磁弁を開き、吐出口内の圧縮空気を大気に開放する
と共に、同時に吐出口と連通する前の圧縮途中の作用空
間に対しても冷却された圧縮空気を送ることで、該運転
時の駆動動力を大幅に軽減できる。
また、第4実施例の如く所定の中間負圧運転の範囲ま
ではレギュレータによって消費空気量に応じた吸入空気
量の無段階制御を行い、吸入室内の圧力が所定の負圧以
下になったときに、吐出口に連通する前の作用空間に対
してアフタークーラ通過後の冷却された圧縮空気の供給
を開始するようにすれば、前記冷却された圧縮空気の再
圧縮に伴う動力を最小限にとどめることができる。
また、本発明のエンジン駆動型のオイルフリースクリ
ュ圧縮機に用いる場合には、レギュレータの制御レバー
とエンジンがガバナーレバーとを連結することによっ
て、圧縮機側の容量制御と連動してエンジンの回転数も
制御できるから大きな省エネ効果が期待できる。
なお、本発明はオイルフリースクリュ真空ポンプにも
採用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す詳細図,第2図は第
2実施例の詳細図,第3図は第3実施例の詳細図,第4
図は第3実施例における圧力スイッチ及び電磁弁の電気
回路,第5図は第4実施例の詳細図,第6図はその作用
を示す説明図である。 1……圧縮機、4……アンローダバルブ 7……レギュレータ、11……アフタークーラ 13……プレッシャバルブ、14……作用空間 15……空間配管、16……制御配管 28……制御レバー、30……可変絞り弁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、
    圧縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷
    却用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機に
    おいて、前記熱交換器の後流側の吐出配管内の圧縮空気
    を、プレッシャバルブ又は開閉弁を介して吐出口と連通
    する前の圧縮途中の作用空間へ供給する空気配管を設け
    たことを特徴とするオイルフリースクリュ圧縮機の容量
    制御装置。
  2. 【請求項2】圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、
    圧縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷
    却用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機に
    おいて、前記熱交換器の後流側の吐出配管とアンローダ
    装置制御用のレギュレータとを接続する制御配管の途中
    に、該吐出配管内の圧縮空気圧力に応じて通路を開閉す
    るプレッシャバルブを備え、前記プレッシャバルブの後
    流側の制御配管と圧縮機の吐出口と連通する前の圧縮途
    中の作用空間とを空気配管で接続し、中間負荷運転時に
    圧縮機の吸入空気量の制御と共に吐出口と連通する前の
    圧縮途中の作用空間へ冷却された圧縮空気を供給するこ
    とを特徴とする。
  3. 【請求項3】圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、
    圧縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷
    却用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機に
    おいて、前記熱交換器の後流側の吐出配管とアンローダ
    装置制御用のレギュレータとを接続する制御配管の途中
    に、該吐出配管内の圧縮空気圧力に応じて通路を開閉す
    るプレッシャバルブを備え、前記熱交換器の後流側の吐
    出配管と圧縮機の吐出口と連通する前の圧縮途中の作用
    空間とを吐出配管内の圧力又は吸入室内の圧力に応じて
    作動する開閉弁を介して空気配管で接続し、中間負荷運
    転時に圧縮機の吸入空気量の制御と共に吐出口と連通す
    る前の圧縮途中の作用空間へ冷却された圧縮空気を供給
    することを特徴とする。
  4. 【請求項4】前記圧縮機の吐出口に接続する吐出配管の
    途中に圧縮空気冷却用の熱交換器を備え、この吐出配管
    を高圧段圧縮機の吸入口に接続したことを特徴とする請
    求項1又は3のいずれか1項に記載のオイルフリースク
    リュ圧縮機の容量制御装置。
  5. 【請求項5】圧縮機の吸入口にアンローダ装置を備え、
    圧縮機の吐出口に接続する吐出配管の途中に圧縮空気冷
    却用の熱交換器を備えたオイルフリースクリュ圧縮機に
    おいて、前記吐出配管とアンローダ装置制御用のレギュ
    レータとを接続する制御配管の途中に、該吐出配管内の
    圧縮空気圧力に応じて開閉制御するプレッシャバルブを
    備え、前記熱交換器の後流側の吐出配管内の圧縮空気
    を、プレッシャバルブ又は開閉弁を介して吐出口と連通
    する前の圧縮途中の作用空間へ供給する空気配管を設
    け、さらに前記プレッシャバルブ前後の空気配管を、電
    磁弁を介してバイパス管で接続し、かつ前記吐出配管に
    は放気弁を接続し、前記電磁弁と放気弁とを吐出配管内
    の圧力又は吸入室の圧力の何れかを検知する圧力スイッ
    チからの信号により、それぞれを開閉するように構成し
    たことを特徴とするオイルフリースクリュ圧縮機の容量
    制御装置。
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