JPH09280069A - 内燃機関プラント - Google Patents
内燃機関プラントInfo
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- JPH09280069A JPH09280069A JP8094078A JP9407896A JPH09280069A JP H09280069 A JPH09280069 A JP H09280069A JP 8094078 A JP8094078 A JP 8094078A JP 9407896 A JP9407896 A JP 9407896A JP H09280069 A JPH09280069 A JP H09280069A
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数台の内燃機関が並設された内燃機関プラ
ントにおいて運転中の機関の余剰排気エネルギの有効利
用を図るとともに、最少限の台数の補助ブロワにより、
機関の起動を可能として、プラントの効率を向上し、製
造コストを低減する。 【解決手段】 複数台の内燃機関及び同内燃機関毎に装
備される排気ガスタービン過給機を備えた内燃機関プラ
ントにおいて、上記機関のうちの1台の機関の排気管と
他の機関の上記過給機の排ガス入口とを接続する排気連
通管と、同連通管の開度を調整する調整弁と、上記排気
連通管を経た排ガスの他の機関の排気管路への通流を阻
止する逆止弁とを備え、運転中の機関の排気エネルギの
一部を利用して停止している機関を起動する。
ントにおいて運転中の機関の余剰排気エネルギの有効利
用を図るとともに、最少限の台数の補助ブロワにより、
機関の起動を可能として、プラントの効率を向上し、製
造コストを低減する。 【解決手段】 複数台の内燃機関及び同内燃機関毎に装
備される排気ガスタービン過給機を備えた内燃機関プラ
ントにおいて、上記機関のうちの1台の機関の排気管と
他の機関の上記過給機の排ガス入口とを接続する排気連
通管と、同連通管の開度を調整する調整弁と、上記排気
連通管を経た排ガスの他の機関の排気管路への通流を阻
止する逆止弁とを備え、運転中の機関の排気エネルギの
一部を利用して停止している機関を起動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の排気ガス
タービン過給機を備えた内燃機関プラントに関する。
タービン過給機を備えた内燃機関プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】図3には排気タービン過給機を備えた大
型2サイクルディーゼル機関プラントの1例が示されて
いる。図3において、100はディーゼル機関、31は
同ディーゼル機関100の燃焼室、32は排気弁、33
はピストン、34は同ピストン33により開閉される掃
気孔、35は掃気トランク、38は掃気室、40は掃気
弁、37は排気集合管、10は排気ガスタービン過給機
(以下過給機という)、10aは同過給機10の排気タ
ービン、10bはコンプレッサ、36は空気冷却器であ
る。
型2サイクルディーゼル機関プラントの1例が示されて
いる。図3において、100はディーゼル機関、31は
同ディーゼル機関100の燃焼室、32は排気弁、33
はピストン、34は同ピストン33により開閉される掃
気孔、35は掃気トランク、38は掃気室、40は掃気
弁、37は排気集合管、10は排気ガスタービン過給機
(以下過給機という)、10aは同過給機10の排気タ
ービン、10bはコンプレッサ、36は空気冷却器であ
る。
【0003】上記ディーゼル機関の通常運転時におい
て、排気弁32が開弁されると燃焼室31からの排ガス
は排気集合管37に導入され、ここで静圧エネルギを蓄
えられた後、過給機10の排気タービン10aに作用し
てこれを駆動する。同排気タービン10aの駆動によ
り、これと同軸のコンプレッサ10bが回転駆動され外
部からの空気を圧縮して空気冷却器36に送る。同空気
冷却器36にて降温された空気は、掃気トランク35内
に溜められ、ピストン33が掃気孔34を開孔すると同
掃気孔34より燃焼室31に流入する。
て、排気弁32が開弁されると燃焼室31からの排ガス
は排気集合管37に導入され、ここで静圧エネルギを蓄
えられた後、過給機10の排気タービン10aに作用し
てこれを駆動する。同排気タービン10aの駆動によ
り、これと同軸のコンプレッサ10bが回転駆動され外
部からの空気を圧縮して空気冷却器36に送る。同空気
冷却器36にて降温された空気は、掃気トランク35内
に溜められ、ピストン33が掃気孔34を開孔すると同
掃気孔34より燃焼室31に流入する。
【0004】一方、11は電動モータにより駆動される
補助ブロワであり、同補助ブロワ11は掃気トランク3
5と掃気室38とを掃気弁40をバイパスして接続する
補助空気通路39に設けられている。そして機関10a
の起動時及び低負荷時等の過給機10を駆動するための
排気エネルギが小さいときに、上記補助ブロワ11を運
転し、図3の矢印のように、燃焼用の空気を掃気室38
及び掃気孔34を経て機関100の燃焼室31に送り込
む。
補助ブロワであり、同補助ブロワ11は掃気トランク3
5と掃気室38とを掃気弁40をバイパスして接続する
補助空気通路39に設けられている。そして機関10a
の起動時及び低負荷時等の過給機10を駆動するための
排気エネルギが小さいときに、上記補助ブロワ11を運
転し、図3の矢印のように、燃焼用の空気を掃気室38
及び掃気孔34を経て機関100の燃焼室31に送り込
む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数台の機関100が
並列にて設置されるようなディーゼル機関プラント(例
えば2台以上の機関が並列で設置されている定置用ディ
ーゼル発電プラントの主機関等)にあっては、出力の需
要の変動により全数の機関のうち、一部の機関(例えば
2台のうち1台)を停止したり、また再運転する運転態
様をとることが多々ある。このような運転態様の場合で
も、一部の停止している機関100を起動し、これの過
給機10が機関へ空気を送り込む仕事を始めるまでの低
負荷運転時には、機関100を単独で起動、運転する場
合と同様に、機関毎に装備され電動モータにより駆動さ
れる上記補助ブロワ11を運転する必要がある。
並列にて設置されるようなディーゼル機関プラント(例
えば2台以上の機関が並列で設置されている定置用ディ
ーゼル発電プラントの主機関等)にあっては、出力の需
要の変動により全数の機関のうち、一部の機関(例えば
2台のうち1台)を停止したり、また再運転する運転態
様をとることが多々ある。このような運転態様の場合で
も、一部の停止している機関100を起動し、これの過
給機10が機関へ空気を送り込む仕事を始めるまでの低
負荷運転時には、機関100を単独で起動、運転する場
合と同様に、機関毎に装備され電動モータにより駆動さ
れる上記補助ブロワ11を運転する必要がある。
【0006】一方、運転中の機関100は、通常、機関
効率が最も高い定格出力点付近で運転され、また機関1
00に搭載されている上記過給機10も機関の定格出力
点付近で最も高い過給機効率が得られるように設定され
ている。このため、上記定格出力点付近での機関運転時
には、この機関用の過給機に対して余剰の排気ガスエネ
ルギが供給されていることになるが、上記従来のディー
ゼル機関プラントにあっては、この余剰エネルギは殆ど
有効に利用されていない。
効率が最も高い定格出力点付近で運転され、また機関1
00に搭載されている上記過給機10も機関の定格出力
点付近で最も高い過給機効率が得られるように設定され
ている。このため、上記定格出力点付近での機関運転時
には、この機関用の過給機に対して余剰の排気ガスエネ
ルギが供給されていることになるが、上記従来のディー
ゼル機関プラントにあっては、この余剰エネルギは殆ど
有効に利用されていない。
【0007】本発明の目的は、複数台の内燃機関が並設
された内燃機関プラントにおいて、運転中の機関の余剰
排気エネルギの有効利用を図るとともに、最少限の台数
の補助ブロワにより、機関の起動を可能として、プラン
トの効率を向上し、製造コストを低減することにある。
された内燃機関プラントにおいて、運転中の機関の余剰
排気エネルギの有効利用を図るとともに、最少限の台数
の補助ブロワにより、機関の起動を可能として、プラン
トの効率を向上し、製造コストを低減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする手段は、複数台の内燃機
関及び同内燃機関毎に装備される排気ガスタービン過給
機を備えた内燃機関プラントにおいて、上記機関のうち
の1台の機関の排気管と他の機関の上記過給機の排ガス
入口とを接続する排気連通管と、同連通管の開度を調整
する調整弁と、上記排気連通管を経た排ガスの他の機関
の排気管路への通流を阻止する逆止弁とを備えたことを
特徴とする内燃機関プラントにある。
決するもので、その要旨とする手段は、複数台の内燃機
関及び同内燃機関毎に装備される排気ガスタービン過給
機を備えた内燃機関プラントにおいて、上記機関のうち
の1台の機関の排気管と他の機関の上記過給機の排ガス
入口とを接続する排気連通管と、同連通管の開度を調整
する調整弁と、上記排気連通管を経た排ガスの他の機関
の排気管路への通流を阻止する逆止弁とを備えたことを
特徴とする内燃機関プラントにある。
【0009】上記手段によれば、複数台の内燃機関のう
ち定格出力付近で運転されている機関と停止している機
関との間の排気連通管の調整弁を開くと、運転中の機関
からの排ガスが上記連通管を経て停止している機関の過
給機に導かれて、この過給機が駆動される。同過給機か
らの燃焼用空気は機関の給気路に送り込まれ、これによ
って停止中の機関が起動され、低負荷運転に入る。
ち定格出力付近で運転されている機関と停止している機
関との間の排気連通管の調整弁を開くと、運転中の機関
からの排ガスが上記連通管を経て停止している機関の過
給機に導かれて、この過給機が駆動される。同過給機か
らの燃焼用空気は機関の給気路に送り込まれ、これによ
って停止中の機関が起動され、低負荷運転に入る。
【0010】機関の出力が上昇し、運転に充分な排気エ
ネルギが得られるようになったら調整弁を閉じ、通常の
負荷運転となる。従って、停止中の機関の起動に運転中
の機関の排気エネルギの余剰分を利用することができ、
停止中の機関を起動し、過給機が充分に能力を発揮する
までの低負荷運転を行うための補助ブロワの運転は不要
となる。
ネルギが得られるようになったら調整弁を閉じ、通常の
負荷運転となる。従って、停止中の機関の起動に運転中
の機関の排気エネルギの余剰分を利用することができ、
停止中の機関を起動し、過給機が充分に能力を発揮する
までの低負荷運転を行うための補助ブロワの運転は不要
となる。
【0011】また、上記手段に加えて、上記複数台の機
関に対して共通に設置され、各機関の給気路に開閉弁に
より開閉される補助空気管路を介して接続される補助ブ
ロワが付設されたことも本発明の特徴とする手段であ
る。
関に対して共通に設置され、各機関の給気路に開閉弁に
より開閉される補助空気管路を介して接続される補助ブ
ロワが付設されたことも本発明の特徴とする手段であ
る。
【0012】かかる手段を備えたことにより、最初に起
動する1台の機関への補助空気管を開いてこの機関の起
動を補助ブロワによって行い、続いて起動される他の機
関については上記のように最初に起動された機関の排気
エネルギの一部を利用できることとなり、補助ブロワを
用いた起動は不要となる。
動する1台の機関への補助空気管を開いてこの機関の起
動を補助ブロワによって行い、続いて起動される他の機
関については上記のように最初に起動された機関の排気
エネルギの一部を利用できることとなり、補助ブロワを
用いた起動は不要となる。
【0013】以上の作用により、通常、機関1台毎に搭
載されている補助ブロワを必ずしも運転する必要が無く
なるのみならず、複数台の機関が全数、完全に停止して
いる時にのみ補助ブロワの運転を行えば済むこととな
る。
載されている補助ブロワを必ずしも運転する必要が無く
なるのみならず、複数台の機関が全数、完全に停止して
いる時にのみ補助ブロワの運転を行えば済むこととな
る。
【0014】更に、複数台の機関のうち、最初に起動す
る機関を予め決めておくか、あるいは流路制御が可能な
空気通路を有する補助ブロワを複数台の機関に対し、1
台あるいは1セットのみ設置することが可能となる。
る機関を予め決めておくか、あるいは流路制御が可能な
空気通路を有する補助ブロワを複数台の機関に対し、1
台あるいは1セットのみ設置することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図1〜図2を参照して本発明
の実施形態につき詳細に説明する。図1には本発明の実
施形態に係る大型2サイクルディーゼル機関プラントの
系統図、図2には外観配置図が夫々示されている。
の実施形態につき詳細に説明する。図1には本発明の実
施形態に係る大型2サイクルディーゼル機関プラントの
系統図、図2には外観配置図が夫々示されている。
【0016】この実施形態は、2台のディーゼル機関
(以下機関という)を並置したディーゼル機関プラント
であり、図1〜図2において、100A,100Bは2
台の機関(A)及び機関(B)であり、夫々の機関に過
給機(A)10A及び過給機(B)10Bが装備されて
いる。尚図2には過給機(A),(B)が各2台装備さ
れたものが示されている。
(以下機関という)を並置したディーゼル機関プラント
であり、図1〜図2において、100A,100Bは2
台の機関(A)及び機関(B)であり、夫々の機関に過
給機(A)10A及び過給機(B)10Bが装備されて
いる。尚図2には過給機(A),(B)が各2台装備さ
れたものが示されている。
【0017】101は機関((A)あるいは(B))の
燃焼室、102は排気弁、103はピストン、104は
掃気孔、105(A)及び105(B)は掃気トラン
ク、108は掃気室、110は掃気弁、106は空気冷
却器、51及び52は上記過給機(A)の排気タービン
及びコンプレッサ、53及び54は上記過給機(B)の
排気タービン及びコンプレッサである。以上の個々の構
成及び機能は従来のものと同様である。
燃焼室、102は排気弁、103はピストン、104は
掃気孔、105(A)及び105(B)は掃気トラン
ク、108は掃気室、110は掃気弁、106は空気冷
却器、51及び52は上記過給機(A)の排気タービン
及びコンプレッサ、53及び54は上記過給機(B)の
排気タービン及びコンプレッサである。以上の個々の構
成及び機能は従来のものと同様である。
【0018】4A及び4Bは、夫々機関(A)及び機関
(B)の排気集合管、6Aは同排気集合管(A)4Aと
過給機(A)の排気タービン51入口とを接続する排気
入口管、6Bは排気集合管(B)4Bと過給機(B)の
排気タービン53入口とを接続する排気入口管である。
(B)の排気集合管、6Aは同排気集合管(A)4Aと
過給機(A)の排気タービン51入口とを接続する排気
入口管、6Bは排気集合管(B)4Bと過給機(B)の
排気タービン53入口とを接続する排気入口管である。
【0019】1は上記機関(A)側の排気集合管4Aと
機関(B)側の排気入口管6Bとを接続する排気連通管
である。上記排気連通管1には、これの開度即ち流量を
調整する調整弁3及び逆止弁2aが設けられている。上
記調整弁3は手動、あるいはコントローラ(図示せず)
からの制御信号により開閉される自動弁で構成される。
機関(B)側の排気入口管6Bとを接続する排気連通管
である。上記排気連通管1には、これの開度即ち流量を
調整する調整弁3及び逆止弁2aが設けられている。上
記調整弁3は手動、あるいはコントローラ(図示せず)
からの制御信号により開閉される自動弁で構成される。
【0020】上記逆止弁2aは、排気集合管(A)から
過給機(B)の排気タービン53への排気入口管(6
B)へ向かう流れのみを許容するように構成される。
過給機(B)の排気タービン53への排気入口管(6
B)へ向かう流れのみを許容するように構成される。
【0021】2bは過給機(B)10B側の排気入口管
6Bの排気連通管1との分岐部よりも排気集合管(B)
4B側の部位に設けられた逆止弁であり、上記排気集合
管(B)4B側から過給機(B)の排気タービン53へ
向かう排ガスの流れを許容し、排気連通管1を経た排ガ
スの排気集合管(B)4Bへの流入を阻止するように構
成される。
6Bの排気連通管1との分岐部よりも排気集合管(B)
4B側の部位に設けられた逆止弁であり、上記排気集合
管(B)4B側から過給機(B)の排気タービン53へ
向かう排ガスの流れを許容し、排気連通管1を経た排ガ
スの排気集合管(B)4Bへの流入を阻止するように構
成される。
【0022】13は機関(A)の掃気トランク105A
と機関(B)の掃気トランク105Bとを接続する補助
空気管であり、同補助空気管13には補助ブロワ11が
接続されている。12A及び12Bは、夫々掃気トラン
ク105A側の補助空気管13及び掃気トランク105
B側の補助空気管13を開閉する開閉弁である。
と機関(B)の掃気トランク105Bとを接続する補助
空気管であり、同補助空気管13には補助ブロワ11が
接続されている。12A及び12Bは、夫々掃気トラン
ク105A側の補助空気管13及び掃気トランク105
B側の補助空気管13を開閉する開閉弁である。
【0023】上記のように構成されたディーゼル機関プ
ラントにおいて、1台の機関(A)100Aを定格出力
付近で運転し、停止している他の一台の機関(B)10
0Bを続いて運転する際には、排気連通管1の調整弁3
を開くと、機関(A)100A側の排気集合管(A)4
A内の排ガスの一部が排気連通管1及び機関(B)10
0B側の排気入口管6Bを経て過給機(B)10Bの排
気タービン53に導かれ、これを駆動する。
ラントにおいて、1台の機関(A)100Aを定格出力
付近で運転し、停止している他の一台の機関(B)10
0Bを続いて運転する際には、排気連通管1の調整弁3
を開くと、機関(A)100A側の排気集合管(A)4
A内の排ガスの一部が排気連通管1及び機関(B)10
0B側の排気入口管6Bを経て過給機(B)10Bの排
気タービン53に導かれ、これを駆動する。
【0024】この場合、上記分岐排ガスは、逆止弁2b
が設けられているので、機関(B)側の排気集合管
(B)4Bへは流れない。また補助ブロワ11側の開閉
弁12A,12Bは双方共閉じられている。
が設けられているので、機関(B)側の排気集合管
(B)4Bへは流れない。また補助ブロワ11側の開閉
弁12A,12Bは双方共閉じられている。
【0025】機関(B)側の過給機(B)10Bが駆動
されると、これのコンプレッサ54から圧送される空気
が、空気冷却器106、掃気トランク105B、掃気弁
110を経て、掃気孔104から機関(B)100Bの
燃焼室101に導かれ、燃焼に供される。これにより、
機関(B)100Bは、起動に必要な空気を機関(A)
100Aの排気エネルギの一部つまり余剰エネルギによ
って与えられることとなる。
されると、これのコンプレッサ54から圧送される空気
が、空気冷却器106、掃気トランク105B、掃気弁
110を経て、掃気孔104から機関(B)100Bの
燃焼室101に導かれ、燃焼に供される。これにより、
機関(B)100Bは、起動に必要な空気を機関(A)
100Aの排気エネルギの一部つまり余剰エネルギによ
って与えられることとなる。
【0026】機関(B)100Bが起動し、これの過給
機(B)10Bが単独で機関(B)への燃焼用空気を供
給できるようになった時点で、調整弁3を閉じる。これ
により、機関(B)側の排気集合管(B)4B内の排ガ
スが逆止弁2bを開き、過給機(B)10Bの排気ター
ビン53を駆動し、機関(B)100Bは定常運転に入
る。
機(B)10Bが単独で機関(B)への燃焼用空気を供
給できるようになった時点で、調整弁3を閉じる。これ
により、機関(B)側の排気集合管(B)4B内の排ガ
スが逆止弁2bを開き、過給機(B)10Bの排気ター
ビン53を駆動し、機関(B)100Bは定常運転に入
る。
【0027】機関(A)100A及び(B)100Bの
双方共停止状態にある場合には、先に起動する側の機関
(例えば機関(A)100A)側の補助空気通路の開閉
弁12Aを開き、機関(B)側の開閉弁12Bを閉じ、
補助ブロワ11を運転し、機関(A)100Aを起動す
る。機関(A)100Aを起動し、これが定格出力付近
に出力上昇したら、上記と同様に排気連通管1の調整弁
3を開いて、機関(B)100Bを起動する。
双方共停止状態にある場合には、先に起動する側の機関
(例えば機関(A)100A)側の補助空気通路の開閉
弁12Aを開き、機関(B)側の開閉弁12Bを閉じ、
補助ブロワ11を運転し、機関(A)100Aを起動す
る。機関(A)100Aを起動し、これが定格出力付近
に出力上昇したら、上記と同様に排気連通管1の調整弁
3を開いて、機関(B)100Bを起動する。
【0028】機関が3台以上設置されている場合でも、
図1,図2と同様な排気連通管1及び調整弁3を備えた
排気管系を構成し、特定の1台の機関を補助ブロワを使
用して起動し、他の機関は先に起動された機関の余剰排
気エネルギにより起動し低負荷運転に入るようにすれば
よい。
図1,図2と同様な排気連通管1及び調整弁3を備えた
排気管系を構成し、特定の1台の機関を補助ブロワを使
用して起動し、他の機関は先に起動された機関の余剰排
気エネルギにより起動し低負荷運転に入るようにすれば
よい。
【0029】以上のように、この実施形態によれば、停
止中の機関の起動及び低負荷運転に定格運転中の機関の
排ガスの余剰エネルギを利用することができ、また複数
の機関夫々の補助ブロワ11を運転して起動することを
要さず、補助ブロワ11の運転は1台で足りる。
止中の機関の起動及び低負荷運転に定格運転中の機関の
排ガスの余剰エネルギを利用することができ、また複数
の機関夫々の補助ブロワ11を運転して起動することを
要さず、補助ブロワ11の運転は1台で足りる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によれば、複数台の内燃機関を並列に運転する際
において、運転中の機関の排気エネルギを利用して停止
中の機関を起動するための燃焼用空気を供給することが
でき、電動モータ駆動の補助ブロワの運転が不要となる
とともに、運転中の機関の余剰エネルギの有効利用をな
すことができ、補機電力が節減されプラントの効率が向
上される。
本発明によれば、複数台の内燃機関を並列に運転する際
において、運転中の機関の排気エネルギを利用して停止
中の機関を起動するための燃焼用空気を供給することが
でき、電動モータ駆動の補助ブロワの運転が不要となる
とともに、運転中の機関の余剰エネルギの有効利用をな
すことができ、補機電力が節減されプラントの効率が向
上される。
【0031】また請求項2のように構成すれば、複数台
の機関に共通の補助ブロワが1台で済み、補助ブロワ及
びこれの関連部材の数が低減され、装置コストの低減及
び補助ブロワの共通化によるこれの使用能率の向上によ
る運転コストの低減が得られる。
の機関に共通の補助ブロワが1台で済み、補助ブロワ及
びこれの関連部材の数が低減され、装置コストの低減及
び補助ブロワの共通化によるこれの使用能率の向上によ
る運転コストの低減が得られる。
【図1】本発明の実施形態に係るディーゼル機関プラン
トの系統図。
トの系統図。
【図2】上記実施形態におけるプラント全体の外観斜視
図。
図。
【図3】従来のディーゼル機関プラントを示す図1応当
図。
図。
100A,100B ディーゼル機関 1 排気連通管 2a,2b 逆止弁 3 調整弁 4a,4b 排気集合管 6a,6b 排気入口管 10A,10B 排気ガスタービン過給機 11 補助ブロワ 12A,12B 開閉弁 13 補助空気管 104 掃気孔 105A,105B 掃気トランク
Claims (2)
- 【請求項1】 複数台の内燃機関及び同内燃機関毎に装
備される排気ガスタービン過給機を備えた内燃機関プラ
ントにおいて、 上記機関のうちの1台の機関の排気管と他の機関の上記
過給機の排ガス入口とを接続する排気連通管と、同連通
管の開度を調整する調整弁と、上記排気連通管を経た排
ガスの他の機関の排気管路への通流を阻止する逆止弁と
を備えたことを特徴とする内燃機関プラント。 - 【請求項2】 上記複数台の機関に対して共通に設置さ
れ、各機関の給気路に開閉弁により開閉される補助空気
管路を介して接続される補助ブロワが付設された請求項
1記載の内燃機関プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8094078A JPH09280069A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 内燃機関プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8094078A JPH09280069A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 内燃機関プラント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09280069A true JPH09280069A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14100461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8094078A Withdrawn JPH09280069A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 内燃機関プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09280069A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103422982A (zh) * | 2012-05-15 | 2013-12-04 | 曼柴油机和涡轮机欧洲股份公司 | 驱动系统及其工作方法 |
JP2020128746A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | ヴィンタートゥール ガス アンド ディーゼル アーゲー | 補助ブロワを備えた大型エンジン及び運転方法 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP8094078A patent/JPH09280069A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103422982A (zh) * | 2012-05-15 | 2013-12-04 | 曼柴油机和涡轮机欧洲股份公司 | 驱动系统及其工作方法 |
JP2020128746A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | ヴィンタートゥール ガス アンド ディーゼル アーゲー | 補助ブロワを備えた大型エンジン及び運転方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |