JP2001115940A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP2001115940A
JP2001115940A JP29636399A JP29636399A JP2001115940A JP 2001115940 A JP2001115940 A JP 2001115940A JP 29636399 A JP29636399 A JP 29636399A JP 29636399 A JP29636399 A JP 29636399A JP 2001115940 A JP2001115940 A JP 2001115940A
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Japan
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coil
cylinder head
locking
internal combustion
combustion engine
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JP29636399A
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English (en)
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Mitsutoshi Kamakura
光寿 鎌倉
Yoshiyuki Matsuo
義之 松尾
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火コイルを内蔵した高電圧発生部の取付け
または取外しにおける作業性の向上を図った内燃機関用
点火装置を提供する。 【解決手段】 凹設されたコイル収容部3底部に挿通孔
4が形成され、内燃機関のシリンダヘッド上部を覆うよ
うにして取付けられるシリンダヘッドカバー1と、二次
高電圧発生用の点火コイルを内蔵したコイル部2aとそ
のコイル部2aから垂設された接続部2bとを有し、接
続部2bが挿通孔4に挿通されると共にコイル部2aが
コイル収容部3底面上の挿通孔4周りに載置された状態
でシリンダヘッドカバー1に装着された高電圧発生部2
とを備える。コイル部2a両側に係止段部2fが設けら
れると共に、コイル収容部3底部に、コイル部2aがコ
イル収容部3底面上の挿通孔4周りに載置された状態
で、各係止段部2fにそれぞれ係脱自在に抜止係止され
る弾性変形自在な一対の係止爪部10が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の内燃
機関に使用される点火装置であって、特に点火コイルを
直接内燃機関周りに配設した方式の内燃機関用点火装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用点火装置の一種として、図1
2ないし図16に示すように、内燃機関の各気筒毎に点
火コイル部101を有する高電圧発生部102を設け、
各点火コイル部101で発生させた二次高電圧を直接各
気筒の点火プラグに供給するようにしたものがある。
【0003】この種の点火装置においては、各点火コイ
ル部101を内燃機関の各気筒近傍に固定する必要があ
るため、従来では、内燃機関のシリンダヘッドを覆うよ
うに取付けられるシリンダヘッドカバー103に、点火
コイル部101をボルト104を用いて固定する構造が
採用されていた。
【0004】また、その他に、点火コイル部101をシ
リンダヘッドに直接ボルト止めする構造も採用されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造では、点火コイル部101の取付けまたは取外し
に際して、ボルト104の締結もしくは弛緩作業が必要
となり、特に多気筒内燃機関のように多数の高電圧発生
部102が装着される場合にあっては、多数のボルト1
04を締結もしくは弛緩する必要があり、多くの作業時
間を要してしまうという問題があった。
【0006】また、ボルト104を締結もしくは弛緩さ
せるためにスパナ等の工具を準備する必要もあり、点火
コイル部101の取付けまたは取外し作業が面倒なもの
となっていた。
【0007】そこで、この発明は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、点火コイルを内蔵した高電
圧発生部の取付けまたは取外しにおける作業性の向上を
図った内燃機関用点火装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの内燃機関用点火装置の技術的手段は、上面に設けら
れたコイル取付部に挿通孔が形成され、内燃機関のシリ
ンダヘッド上部を覆うようにして取付けられるシリンダ
ヘッドカバーと、二次高電圧発生用の点火コイルを内蔵
したコイル部とそのコイル部から垂設された接続部とを
有し、前記接続部が前記挿通孔に挿通されると共に前記
コイル部が前記コイル取付部上の前記挿通孔周りに載置
された状態で前記シリンダヘッドカバーに装着された高
電圧発生部と、を備え、前記コイル取付部または前記コ
イル部のいずれか一方側に、複数の抜止係止部が設けら
れると共に、他方側に、前記コイル部が前記コイル取付
部上の前記挿通孔周りに載置された状態で、前記各抜止
係止部にそれぞれ係脱自在に抜止係止される弾性変形自
在な複数の係止爪部が設けられてなる点にある。
【0009】また、前記抜止係止部が前記コイル部に設
けられ、前記係止爪部が前記コイル取付部に取付固定さ
れてなる構造としてもよい。
【0010】さらに、前記シリンダヘッドカバーに給電
回路が埋設配置され、前記各係止爪部が前記各抜止係止
部に抜止係止された状態で互いに配線接続されるべく、
前記係止爪部と前記抜止係止部のそれぞれに、シリンダ
ヘッドカバー側の給電回路の各接点部と前記高電圧発生
部側の各接点部が配設されてなる構造としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる第1の実
施形態の内燃機関用点火装置について説明する。
【0012】この内燃機関用点火装置は、4気筒直列タ
イプの内燃機関に用いられるものであり、図1ないし図
4に示すように、シリンダヘッドHを覆うように取付け
られた樹脂製のシリンダヘッドカバー1に、内燃機関の
各気筒に対応する4つの高電圧発生部2が装着された構
造とされている。
【0013】前記シリンダヘッドカバー1の上面には、
シリンダヘッドHに直列に並べて形成された4つのプラ
グホールHaの配置領域に対応して平面視略長方形状の
コイル取付部としてのコイル収容部3が凹設されてお
り、このコイル収容部3の底部に、各プラグホールHa
にそれぞれ連通する4つの挿通孔4が形成されている。
なお、最終的な組立状態では、コイル収容部3の開口を
閉塞する蓋体が取付けられるが(図12参照)、以下の
各図1ないし図4ではその蓋体の図示は省略されてい
る。
【0014】一方、各高電圧発生部2は、コイル部2a
と、このコイル部2aより下方に向けて垂設された接続
部2bとを備えている。
【0015】接続部2bは、挿通孔4内に挿通可能な円
柱状に形成され、また、コイル部2aは、挿通孔4の開
口形状よりも大きな平面視略矩形状の厚板状に形成され
ている。そして、接続部2bが挿通孔4内に挿通される
と共に、コイル部2aがコイル収容部3の底面上であっ
て挿通孔4の周縁部に載置された状態で、高電圧発生部
2がコイル収容部3に装着されて固定されるように構成
されている。
【0016】コイル部2aは、絶縁性樹脂等により形成
されたケース内に、一次コイル及び二次コイルからなる
点火コイルや一次コイル電流を断続させるためのスイッ
チング素子等が封入されており、これらの諸要素により
二次高電圧発生用の所定の電気回路が形成されている。
【0017】また、接続部2bの下端部にプラグホール
Haの底部に設けられた点火プラグのターミナル部Tに
接続可能なプラグ接続部2cが形成されると共に、接続
部2bの内部にコイル部2aの点火コイルで発生させた
二次コイル電流をプラグ接続部2cに導くための回路が
内蔵されている。
【0018】そして、高電圧発生部2がコイル収容部3
に装着された状態で、プラグ接続部2cがプラグホール
Ha底部の点火プラグのターミナル部Tに電気的に接続
され、これによりコイル部2a内の点火コイルで発生さ
れた二次コイル電流が接続部2bを介してプラグに供給
されるように構成されている。
【0019】また、コイル部2aの一側に接続コネクタ
部2dが一体形成されると共に、シリンダヘッドカバー
1のコイル収容部3の底面であって各挿通孔4の周縁部
の前記接続コネクタ部2dと対応する位置に前記接続コ
ネクタ部2dと接続可能な被接続コネクタ部5が形成さ
れている。
【0020】これら接続コネクタ部2dと被接続コネク
タ部5とは、前記接続部2bを挿通孔4に挿入する際の
挿入方向と同一の接続方向によって接続可能に構成され
ており、接続部2bを挿通孔4に挿入してコイル部2a
をコイル収容部3の底面に載置する作業と同時に、接続
コネクタ部2dと被接続コネクタ部5との接続が行われ
るように構成されている。
【0021】また、図3および図4に示すように、シリ
ンダヘッドカバー1内には、導電性材料によって形成さ
れた複数の細帯状の配線回路体6が所定の給電回路とし
ての配線パターンをなしてインサート成形等により埋設
配置されており、上記被接続コネクタ部5内の端子5a
が、この配線回路体6を経てシリンダヘッドカバー1の
一端側に形成された外部接続コネクタ部7内の各端子7
aにそれぞれ電気的に接続されている。そして、図示省
略のエンジン制御装置との間の配線を行うワイヤーハー
ネスの端部のコネクタを、外部接続コネクタ部7に接続
することにより、外部接続コネクタ部7の各端子7a、
配線回路体6、被接続コネクタ部5内の各端子5aおよ
び接続コネクタ部2d内の各端子を通じて、エンジン制
御装置から各コイル部2aへの点火信号および電源の供
給が行われるように構成されている。
【0022】また、シリンダヘッドカバー1のコイル収
容部3には、前記各挿通孔4をそれぞれ挟んで、コイル
収容部3の底面より一対の係止爪部10がそれぞれ上方
突出状に一体形成されている。
【0023】そして、各係止爪部10はコイル収容部3
の長手方向に沿った適宜幅を有すると共に、互いに対向
する対の係止爪部10の上部にはそれぞれ内向きに突出
する係止爪10aが備えられており、互いに対向する対
の係止爪部10はシリンダヘッドカバー1の材質に基づ
く可撓性により接近離反方向に弾性変形自在に構成され
ている。また、互いに対向する対の係止爪10aの上部
対向面は、互いに上方向に漸次拡開状となる傾斜案内面
10bとされている。
【0024】一方、この互いに対向する対の係止爪部1
0に対応した高電圧発生部2におけるコイル部2aの外
周部両側には、各係止爪部10が上下方向に沿ってスラ
イド案内されるスライド溝2eがそれぞれ形成されると
共に、コイル部2aがコイル収容部3の底面に載置され
た状態で各係止爪部10の係止爪10aが抜止係止され
る係止段部2fがそれぞれ形成されている。
【0025】そして、前記高電圧発生部2の接続部2b
を挿通孔4に挿入する際、各係止爪部10は各スライド
溝2eに沿ってスライド案内される。この際、各係止爪
部10は係止爪10aによって互いに離反する方向に弾
性変形される。その後、コイル部2aがコイル収容部3
の底面に到着すると、各係止爪10aはスライド溝2e
における係止段部2f位置に到着し、弾性復帰して各係
止爪10aと各係止段部2fとが抜止係止された状態が
得られるように構成されている。ここに、これらスライ
ド溝2eおよび係止段部2fにより抜止係止部が構成さ
れる。
【0026】本実施形態は以上のように構成されてお
り、シリンダヘッドカバー1に高電圧発生部2を取付け
る場合には、高電圧発生部2の接続部2bを挿通孔4内
にその上方から挿通させるようにして、高電圧発生部2
を下方へ押込む。この際、接続コネクタ部2dと被接続
コネクタ部5とを対向させると共に各係止爪部10を各
スライド溝2eに対応させる。
【0027】そして、高電圧発生部2を下方に押し込ん
でいけば、各係止爪部10と各スライド溝2eとによる
スライド案内下、接続コネクタ部2dと被接続コネクタ
部5とが互いに接続されていき、コイル部2aがコイル
収容部3の底面に到着すると接続コネクタ部2dと被接
続コネクタ部5との接続状態が得られると共に、各係止
爪部10の係止爪10aと各係止段部2fとが抜止係止
された状態が得られ、ここに、高電圧発生部2が所定位
置に抜止状に装着された状態が得られる。
【0028】次に、高電圧発生部2をシリンダヘッドカ
バー1から取外す場合には、両側の係止爪部10を弾性
力に抗して互いに離反させて各係止爪10aと各係止段
部2fとの係止状態を解除し、コイル部2aを上方に引
き抜けば、接続コネクタ部2dと被接続コネクタ部5と
の接続状態が解除されると共に、各スライド溝2eから
各係止爪部10が離脱し、高電圧発生部2の取外しが完
了する。
【0029】以上のように、シリンダヘッドカバー1に
対する高電圧発生部2の取付けに際しては、高電圧発生
部2を押し込み操作するだけでよく、また、高電圧発生
部2の取外しに際しては、各係止爪部10を弾性力に抗
して互いに離反させた状態で高電圧発生部2を引き抜き
操作するだけでよく、従来のように、ボルトの締結もし
くは弛緩作業が不要で、かつ、その締結もしくは弛緩作
業のためのスパナ等の工具が不要となるため、迅速かつ
簡易に高電圧発生部2を取付けまたは取外しすることが
可能となり、作業性の向上が図れる。
【0030】なお、上記実施形態において、各係止爪部
10がシリンダヘッドカバー1に一体に形成された構造
を示しているが、図5ないし図8に示される如く、別体
に構成し、シリンダヘッドカバー1のコイル収容部3底
面に取付固定する構造であってもよい。
【0031】即ち、図5ないし図7に示される第2の実
施形態によれば、バネ材等からなる弾性金属片を適宜屈
曲形成することにより各係止爪部10が構成され、各係
止爪部10は下部でリング部10dにより互いに連結さ
れている。
【0032】そして、金属製もしくは樹脂製等からなる
シリンダヘッドカバー1のコイル収容部3における挿通
孔4の周縁部に沿って備えられた環状ボス部12にリン
グ部10dが外嵌状とされて、その環状ボス部12上面
部をカシメや加熱等により変形させて抜止状に取付固定
する構造とされている。
【0033】また、図8に示される第3の実施形態によ
れば、第2の実施形態と同様に、バネ材等からなる弾性
金属片を適宜屈曲形成することにより各係止爪部10が
構成され、各係止爪部10は下部でリング部10dによ
り互いに連結されている。
【0034】そして、金属製もしくは樹脂製等からなる
シリンダヘッドカバー1のコイル収容部3における挿通
孔4の周縁部に一対のボス部14が突出形成されてお
り、リング部10dには、各ボス部14が嵌通される嵌
通孔がそれぞれ対応して形成され、各嵌通孔に各ボス部
14が嵌通された状態で各ボス部14上面部をカシメや
加熱等により変形させて抜止状に取付固定する構造とさ
れている。
【0035】これら第2の実施形態や第3の実施形態に
よっても、第1の実施形態と同様に高電圧発生部2の取
付け、取外し作業が迅速かつ簡易に行える利点があると
共に、各係止爪部10がシリンダヘッドカバー1と別体
とされているため、シリンダヘッドカバー1の構造の簡
略化が図れる利点もある。
【0036】図9は第4の実施形態を示しており、コイ
ル部2aの外周面両側部に、上下方向中間部で弾性変形
自在に支持された係止爪部20がそれぞれ備えられ、各
係止爪部20の下端部に内向きに突出する係止爪20a
がそれぞれ備えられた構造とされている。
【0037】また、各係止爪部20と対応するコイル収
容部3の底部には、係止爪部20の下端部が挿通されて
その周縁部下面側に係止爪20aが抜止係止される抜止
係止部としての係止孔21がそれぞれ形成されている。
【0038】従って、本実施形態によれば、シリンダヘ
ッドカバー1に高電圧発生部2を取付ける場合には、高
電圧発生部2の接続部2bを挿通孔4内にその上方から
挿通させるようにして、高電圧発生部2を下方へ押込
む。この際、接続コネクタ部2dと被接続コネクタ部5
とを対向させると共に各係止爪部20を各係止孔21に
対応させる。
【0039】そして、高電圧発生部2を下方に押し込ん
でいけば、各係止爪部20の下端部側が弾性変形により
若干広がりながら各係止爪部20は各係止孔21内にそ
れぞれ挿入されると共に、接続コネクタ部2dと被接続
コネクタ部5とが互いに接続されていき、コイル部2a
がコイル収容部3の底面に到着すると接続コネクタ部2
dと被接続コネクタ部5との接続状態が得られると共
に、各係止爪部20が弾性復帰して各係止爪部20の係
止爪20aと各係止孔21周縁部とが抜止係止された状
態が得られ、ここに、高電圧発生部2が所定位置に抜止
状に装着された状態が得られる。
【0040】次に、高電圧発生部2をシリンダヘッドカ
バー1から取外す場合には、両側の係止爪部20の上端
部を挟んで下端部側を弾性力に抗して互いに離反させ
て、各係止爪20aと各係止孔21周縁部との係止状態
を解除し、コイル部2aを上方に引き抜けば、接続コネ
クタ部2dと被接続コネクタ部5との接続状態が解除さ
れると共に、各係止孔21から各係止爪部20が離脱
し、高電圧発生部2の取外しが完了する。
【0041】従って、第1の実施形態と同様、迅速かつ
簡易に高電圧発生部2を取付けまたは取外しすることが
できる利点がある。
【0042】図10および図11は第5の実施形態を示
しており、第1実施形態における前記接続コネクタ部2
dや被接続コネクタ部5を無くして、接続コネクタ部2
dの各端子2g(接点部)を各スライド溝2eの底部に
露出状に配置し、被接続コネクタ部5の各端子5a(接
点部)を各係止爪部10の対向する内面側に露出状に配
置した構造とされている。
【0043】即ち、本実施形態では、一方のスライド溝
2eに1端子2gが露出配置され、他方のスライド溝2
eに2端子2gが所定間隔を有して露出配置され、対応
する一方の係止爪部10内面側に1端子5aが露出配置
され、他方の係止爪部10内面側に2端子5aが所定間
隔を有して露出配置されている。この際、コイル部2a
側の各端子2gは弾性変形自在に外側方膨出状とされ、
シリンダヘッドカバー1に高電圧発生部2が装着された
状態において、各端子2gが各端子5aに弾接する構造
とされている。
【0044】本実施形態によっても、第1の実施形態と
同様、シリンダヘッドカバー1に対する高電圧発生部2
の取付けに際しては、高電圧発生部2を押し込み操作す
るだけでよく、また、高電圧発生部2の取外しに際して
は、各係止爪部10を弾性力に抗して互いに離反させた
状態で高電圧発生部2を引き抜き操作するだけでよく、
迅速かつ簡易に高電圧発生部2を取付けまたは取外しす
ることができ、作業性の向上が図れる。
【0045】また、各端子2g、5aがスライド溝2e
や係止爪部10に直接配置された構造であるため、接続
コネクタ部2dや被接続コネクタ部5が不要となり、シ
リンダヘッドカバー1や高電圧発生部2の構造の簡略化
が図れると共に生産コスト低減が図れる利点もある。
【0046】なお、上記各実施形態において、係止爪部
10、20が一対、対向状に備えられた構造を示してい
るが、三方等に配置される構造であってもよく、実施形
態の数に何ら限定されない。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明の内燃機関用点
火装置によれば、コイル取付部またはコイル部のいずれ
か一方側に、複数の抜止係止部が設けられると共に、他
方側に、前記コイル部が前記コイル取付部上の挿通孔周
りに載置された状態で、前記各抜止係止部にそれぞれ係
脱自在に抜止係止される弾性変形自在な複数の係止爪部
が設けられてなるものであり、高電圧発生部の取付けま
たは取外しに際して、従来のようなボルトの締結もしく
は弛緩作業が不要となり、そのためのスパナ等の工具が
不要となるため、迅速かつ簡易に点火コイルを着脱する
ことができ、作業性の向上が図れるという利点がある。
【0048】また、抜止係止部がコイル部に設けられ、
係止爪部がコイル取付部に取付固定されてなる構造とす
れば、構造の簡略化も図れるという利点がある。
【0049】さらに、シリンダヘッドカバーに給電回路
が埋設配置され、各係止爪部が各抜止係止部に抜止係止
された状態で互いに配線接続されるべく、係止爪部と抜
止係止部のそれぞれに、シリンダヘッドカバー側の給電
回路の各接点部と高電圧発生部側の各接点部が配設され
てなる構造とすれば、より構造の簡略化が図れるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1の実施形態の内燃機関用
点火装置を示す分解斜視図である。
【図2】同組立状態の斜視図である。
【図3】同断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面矢視図である。
【図5】第2の実施形態を示す要部分解斜視図である。
【図6】同一部断面説明図である。
【図7】同一部断面説明図である。
【図8】第3の実施形態を示す一部斜視図である。
【図9】第4の実施形態を示す分解斜視図である。
【図10】第5の実施形態を示す分解斜視図である。
【図11】同一部拡大図である。
【図12】従来の内燃機関用点火装置を示す斜視図であ
る。
【図13】従来の内燃機関用点火装置の分解斜視図であ
る。
【図14】従来の内燃機関用点火装置の他の分解斜視図
である。
【図15】図12のXV−XV線断面矢視図である。
【図16】同一部拡大図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッドカバー 2 高電圧発生部 2a コイル部 2b 接続部 2c プラグ接続部 2d 接続コネクタ部 2e スライド溝 2f 係止段部 2g 端子 3 コイル収容部 4 挿通孔 5 被接続コネクタ部 5a 端子 6 配線回路体 7 外部接続コネクタ部 10 係止爪部 10a 係止爪 20 係止爪部 20a 係止爪 21 係止孔 H シリンダヘッド
フロントページの続き (72)発明者 鎌倉 光寿 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松尾 義之 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 3G019 CA00 KC10 3G024 AA04 AA72 BA29 DA01 DA18 FA00 FA14 GA25 HA01 HA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に設けられたコイル取付部に挿通孔
    が形成され、内燃機関のシリンダヘッド上部を覆うよう
    にして取付けられるシリンダヘッドカバーと、 二次高電圧発生用の点火コイルを内蔵したコイル部とそ
    のコイル部から垂設された接続部とを有し、前記接続部
    が前記挿通孔に挿通されると共に前記コイル部が前記コ
    イル取付部上の前記挿通孔周りに載置された状態で前記
    シリンダヘッドカバーに装着された高電圧発生部と、を
    備え、 前記コイル取付部または前記コイル部のいずれか一方側
    に、複数の抜止係止部が設けられると共に、他方側に、
    前記コイル部が前記コイル取付部上の前記挿通孔周りに
    載置された状態で、前記各抜止係止部にそれぞれ係脱自
    在に抜止係止される弾性変形自在な複数の係止爪部が設
    けられてなることを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 前記抜止係止部が前記コイル部に設けら
    れ、前記係止爪部が前記コイル取付部に取付固定されて
    なることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用点火装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シリンダヘッドカバーに給電回路が
    埋設配置され、前記各係止爪部が前記各抜止係止部に抜
    止係止された状態で互いに配線接続されるべく、前記係
    止爪部と前記抜止係止部のそれぞれに、シリンダヘッド
    カバー側の給電回路の各接点部と前記高電圧発生部側の
    各接点部が配設されてなることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関用点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100444483C (zh) * 2003-08-12 2008-12-17 株式会社电装 用于内燃机的点火装置
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