JP2003304626A - プラグイン分岐構造 - Google Patents

プラグイン分岐構造

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JP2003304626A
JP2003304626A JP2002105119A JP2002105119A JP2003304626A JP 2003304626 A JP2003304626 A JP 2003304626A JP 2002105119 A JP2002105119 A JP 2002105119A JP 2002105119 A JP2002105119 A JP 2002105119A JP 2003304626 A JP2003304626 A JP 2003304626A
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plug
conductor
bus duct
branching
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JP2002105119A
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Shigeru Washisaki
茂 鷲崎
Yukihiko Yamada
幸彦 山田
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Kyodo Ky Tec Corp
Original Assignee
Kyodo Ky Tec Corp
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスダクトの分岐部及びプラグインボックス
を極力小型化することができ、且つ分岐部の形成や分岐
作業を容易にすることが可能なプラグイン分岐構造を提
供する。 【解決手段】 異相導体間及び最外側の導体と側板との
間を絶縁する絶縁セパレータと、絶縁セパレータに添っ
て配設された導電性部材と、絶縁セパレータ及び導電性
部材を一括締着する締着具を備える分岐ユニットを、複
数の導体を収納するバスダクトに設置して分岐部を構成
し、前記分岐部に分岐用端子を有する分岐装置を配設し
て分岐可能であるプラグイン分岐構造であって、前記導
電性部材若しくは分岐用端子のいずれか一方が弾性力を
有し、その弾性力によって導電性部材と分岐用端子を電
気的に接続することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてユニット
化されたバスダクトの導体中間部において、分岐装置で
分岐するプラグイン分岐構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバスダクトの中間部に於けるプラ
グイン分岐構造に関する技術として、実公昭58−53
54号のバスダクトのプラグイン部があり、前記プラグ
イン部は、各相毎に絶縁被覆を施された3相の絶縁導体
を収納したバスダクトと、バスダクトに設けられる3相
の絶縁導体を所定長のみ相互に所定間隙を持つように支
持するプラグイン部と、プラグイン部を覆いプラグイン
用穴を有し、バスダクトに着脱自在に設けられた蓋体と
からなり、蓋体がバスダクトの長手方向に対し反転取付
可能とし、プラグイン部の絶縁導体の蓋体の両取付位置
のプラグイン用穴対応箇所の絶縁被覆をはぎとり、露出
された導体のプラグインブラシの接触面にメッキ等の導
電性を良好にする処理を施したものである。
【0003】上記実公昭58−5354号には、異相導
体間の所定の絶縁距離(空間距離)を確保するために、
プラグインホールを千鳥状又は正三角形状に形成し、こ
の千鳥状又は正三角形状に対応して、プラグインブラシ
も千鳥状或いは正三角形状にする構成が開示されている
が、前記構成ではバスダクトの分岐部やプラグインボッ
クスが長手方向に大型化するという不具合を生ずる。
【0004】かような不具合を解消する技術として、実
公昭48−10080号の絶縁バスダクトがあり、前記
絶縁バスダクトは、ダクト内に互いに密接して並設した
帯状絶縁導体のプラグイン部において、各帯状絶縁導体
の非プラグイン側を互いに密接させたままプラグイン側
のみを選択的に外側に押広げて互いに離間させ、かつ各
帯状絶縁導体のプラグが接触する部分の絶縁被覆を除去
してなる。そして、異相のプラグ間の所定の絶縁距離を
確保するために、導体の絶縁被覆除去部に被差込スプリ
ングを各々ボルトで締付固定し、互いに隣り合う導体及
び被差込スプリングを遮蔽して短絡を防止する遮蔽板を
具えた蓋体を被せて分岐部の上部をおおい、蓋体の導体
の絶縁被覆除去部先端に対向する部分に透孔を設け、こ
の透孔から被差込スプリングの差込先端部をやや覗か
せ、これにプラグインボックスの差込プラグを差込んで
導体から分岐する構成が開示されている。
【0005】上記実公昭48−10080号の技術は、
プラグと導体の接触部分を遮蔽する遮蔽板を設け、異相
のプラグ間の空間距離など所定の絶縁距離を確保するこ
とにより、バスダクトの分岐部やプラグインボックスが
長手方向に大型化することを防止すると共に、導体の厚
さ方向に大型化することも防止することができるもの
の、遮蔽板間にプラグと導体の接触部分を収納するため
等により、各々の導体毎に被差込スプリングをボルトで
締付固定する必要があり、バスダクトの分岐部の組み立
て作業に多大な労力を必要とする。
【0006】かような不具合を解消する技術として、特
公昭51−15592号の導体分岐接続構造があり、前
記導体分岐接続構造は、扁平断面を有する導体の中間分
岐部に、ほぼ90°の開き角で側縁に開口する分岐導体
挿入用V形切欠部を設けると共にそのV形切欠部の底部
にボルト挿通溝を設け、かつ導体における前記中間分岐
部の側面には導電性接続板を当接して、前記ボルト挿通
孔および導電接続板に挿通したボルトにより導体と導電
接続板とを締付固定するものである。前記導体分岐接続
構造は、バスダクトの分岐部やプラグインボックスのバ
スダクト長手方向及び導体厚さ方向への大型化を防止す
ることが可能であると共に、バスダクトの分岐部や分岐
構造の組立作業を容易化することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特公昭5
1−15592号の導体分岐接続構造は、分岐導体にて
分岐を行う際に、ボルトを一度緩めて分岐導体を挿入
し、その後再度ボルトを締め付ける必要があるため、分
岐を行う際のプラグインボックスの取付作業に多大な労
力が必要となる。更に、前記ボルトの緩め、或いは締付
作業を行うため、例えば複数系統のバスダクトが並設さ
れる場合に、前記作業用のスペースをバスダクト間に確
保することが必要となり、バスダクトの敷設スペースが
大きくなるという不具合を生ずる。
【0008】本発明は、上記不具合を解消するために提
案するものであって、バスダクトの分岐部及びプラグイ
ンボックスを極力小型化することができ、且つ分岐部の
形成や分岐作業を容易にすることが可能なプラグイン分
岐構造を提供することを目的とする。また、他の目的
は、例えばバスダクトを複数系統敷設する場合等にも、
バスダクトの敷設スペースの省スペース化を図ることが
できるプラグイン分岐構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプラグイン分岐
構造は、異相導体間及び最外側の導体と側板との間を絶
縁する絶縁セパレータと、該絶縁セパレータに添って配
設された導電性部材と、該絶縁セパレータ及び該導電性
部材を一括締着する締着具を備える分岐ユニットを、複
数の導体を収納するバスダクトに設置して分岐部を構成
し、該分岐部に分岐用端子を有する分岐装置を配設して
分岐可能であるプラグイン分岐構造であって、少なくと
も、該導電性部材若しくは該分岐用端子のいずれか一方
が弾性力を有し、該弾性力によって該導電性部材と該分
岐用端子を電気的に接続可能であることを特徴とする。
例えば、複数の導体が収納されるバスダクトの導体長さ
方向に於いて、バスダクトのハウジングの端部或いはそ
の側板の端部相互等が離間して対向する箇所或いは複数
の前記箇所の内の任意箇所に分岐ユニットで分岐部を構
成して、前記分岐部に分岐用端子が設けられている分岐
部を配設し、前記導電性部材若しくは前記分岐用端子若
しくはその両者の弾性により、導電性部材と分岐用端子
を電気的に接続する構成とする。
【0010】更に、本発明のプラグイン分岐構造は、少
なくとも、前記分岐部に於けるバスダクトの導体に、前
記分岐ユニットの締着具を配設可能な切欠凹部が形成さ
れていることを特徴とする。例えば、複数の導体が収納
されるバスダクトの導体長さ方向に於いて、バスダクト
のハウジングの端部或いはその側板の端部相互等が離間
して対向する箇所等のバスダクト導体に、前記締着具を
配設可能な切欠凹部が形成され、分岐部に於ける所要の
切欠凹部に締着具を配設する構成とする。
【0011】また、本発明のプラグイン分岐構造は、前
記締着具が、前記分岐部に於けるバスダクトの導体の幅
方向端縁よりも外方に配置されることを特徴とする。
【0012】更に、本発明のプラグイン分岐構造は、前
記分岐部に於ける締着具が複数設けられることを特徴と
する。尚、各作用効果を奏する限度で、各発明の構成要
件を追加、削除、変更したものも本発明に含まれ、ま
た、プラグイン分岐部、分岐ユニット、分岐装置自体等
も本発明に含まれる。
【0013】
【作用】本発明のプラグイン分岐構造は、例えば、少な
くとも、絶縁セパレータと、この絶縁セパレータに添っ
て配設された導電性部材と、少なくともこれらを締着す
る締着具を備える分岐ユニットを設け、少なくとも導電
性部材と分岐装置に設けられた分岐用端子の何れか一方
が弾性力を有するものとし、この弾性力により導電性部
材と分岐用端子を電気的に接続する構成により、ユニッ
ト化された分岐ユニットをバスダクトに取り付けるだけ
で分岐部を形成することが可能となり、且つ形成された
分岐部に分岐用端子を容易に接続することが可能とな
る。
【0014】また、バスダクトの導体において、例えば
導体長さ方向のハウジング端縁或いはその側板相互等間
の任意箇所に、締着具を配設可能な締着具用切欠凹部が
形成する構成や、或いはバスダクトの導体幅方向端縁か
ら外方に締着具が位置する構成は、導体幅方向の長さに
応じて選択することが可能であり、どのような容量のバ
スダクトでも対応することができる。更に、切欠凹部を
形成する構成により、よりバスダクトの分岐部或いは分
岐部分の一層の小型化を図ることが可能となる。
【0015】また、前記締着具を複数有する構成によ
り、バスダクトと分岐ユニットとの固定状態等を強固に
維持する、或いは絶縁セパレータ及び導電性部材を強固
に固定して保持することが可能となり、分岐用端子を接
続した際の電気的安全性を増すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明に関する実施形態につ
いて説明するが、本発明は以下の実施形態に限定される
ものではない。図1から図5までは本発明の第1実施形
態のプラグイン分岐構造に関するものであり、図1、図
2、図3は各々前記プラグイン分岐構造に用いるプラグ
イン分岐部を示す平面説明図、正面図、断面図、図4は
前記プラグイン分岐部の組立前の状態を示す正面説明
図、図5はプラグイン分岐部と分岐用端子との接続状態
を示す部分断面図である。
【0017】第1実施形態のプラグイン分岐構造に於け
るバスダクト10は、例えば図1乃至図3に示すよう
に、複数相からなる絶縁処理された板状の導体11をハ
ウジングで被覆或いはハウジングに収納してなり、3線
の絶縁被覆された導体11が並設され、導体11の幅方
向の両側(上下)に断面略ロ字形のスペーサ12が介在
して設けられ、導体11及びスペーサ12を両外側から
側板13にて挟持し、ボルト及びナット等の締着具14
で締着して固定されている構成である。前記側板13
は、平板の上下の両端縁から外方に略90度で屈曲延設
された第1補強片131と、第1補強片131の外側端
縁を互いに向き合うように略90度で屈曲延設された第
2補強片132を有し、バスダクト10の強度が保持さ
れている。前記構成のバスダクト10を接続することに
より電機幹線路が形成される。
【0018】前記バスダクト10には、図1及び図2に
示すように、例えばその中間部にプラグイン分岐部が設
けられており、前記プラグイン分岐部或いは中間部に於
いて、両外側の導体11にその厚さ方向外側に屈曲して
膨出する膨出部分が形成され、各導体11は一定距離離
間し、後述する分岐装置40の分岐用端子41が接続さ
れる側(本実施形態では上方部)の導体11の絶縁物の
一部が略四角形状の除去されて絶縁物除去部111が形
成され、且つ絶縁物除去部111には略四角形状の切欠
凹部112が形成されている。
【0019】バスダクト10のハウジングは、前記中間
部に於いて上下のスペーサ12が除去され、且つスペー
サ12が除去された位置で側板の補強片131、132
も除去されていると共に、前記導体11の膨出部分に応
じて前記膨出部分を外方から覆うように、側板13の端
縁から側板13或いは別体の側板が外方に膨出して設け
られている膨出部133を有し、且つ膨出部133の一
部が除去され、又は左右等の両側に位置する膨出部13
3の先端同士が対向配置して設けられている構成であ
る。つまり、バスダクト10の中間部においては、導体
11のみが一体形成されており、側板13或いは膨出部
133、スペーサ12は除去された状態になっている。
【0020】更に、バスダクト10の分岐部には、分岐
ユニット20が設けられており、分岐ユニット20は、
略四角形板状である絶縁セパレータ21と、絶縁セパレ
ータ21に添って配設された略四角形板状である導電性
部材22と、両外側に配設される分岐側板23と、絶縁
セパレータ21、導線性部材22及び分岐側板23を一
括締着するボルト24及びナット25等の締着具を備え
る。分岐ユニット20は、バスダクト10の異相導体1
1・11間及び最外側の導体11の外方に導電性部材2
2を添わせた絶縁セパレータ21を介在して設けられ、
絶縁セパレータ21、導電性部材22、最外側の分岐側
板23に挿通されるボルト24及びナット25で締着し
て配設されている。又、分岐ユニット20は、導体11
の切欠凹部112内にボルト24等の締着具が配置され
るように、且つ導電性部材22の上端がバスダクト導体
11の上端よりも上方に位置するように配設され、導体
11の上方或いは導体11の上端よりも上方の位置に於
ける導電性部材22・22間に、後述する分岐装置40
の分岐用端子41を挿入する接続空間26が形成され
る。
【0021】上記絶縁セパレータ21は略平板状であ
り、図1乃至図3に示すように、異相導体11・11間
には2種類の第1絶縁板211と第2絶縁板212を組
み合わせて構成される中間絶縁セパレータが設けられ、
最外側の導体11と分岐側板23間には、それぞれ単体
の第1絶縁板211若しくは単体の第2絶縁板212で
構成される外側絶縁セパレータが設けられる。第1絶縁
板211は略平板状であり、一方の面(例えば背面)か
ら筒状の第1筒状部2111が外方に突出して設けら
れ、筒状の第1筒状部2111内はボルト24等の締着
具の挿通孔になっている或いは挿通孔が形成されてお
り、他方の面(例えば正面)に第1凹凸部2112が形
成されている。又、第2絶縁板212は略平板状であ
り、一方の面(例えば正面)から前記第1筒状部211
1の断面形状の外形よりも大きい断面形状の内形で、例
えば第1筒状部2111と略相似形の内形を有する筒状
の第2筒状部2121が外方に突出して設けられ、他方
の面(例えば背面)に前記第1凹凸部2112に嵌合或
いは挿入可能な第2凸凹部2122が形成されている。
更に本例では第2筒状部2121の断面形状の外形が切
欠凹部112の内形と略相似形状で且つ僅かに小さい略
四角形に形成されている。
【0022】前記中間絶縁セパレータは、第1凹凸部2
112と第2凸凹部2122が嵌合或いは挿入した状態
で2枚の絶縁板211、212を合わせ或いは結合して
形成され、異相導体11・11間に介在させて配設さ
れ、又、前記外側絶縁セパレータは、それぞれ1枚の第
1絶縁板211若しくは1枚の第2絶縁板212から形
成され、最外側の導体11と分岐側板23間に介在させ
て配設される。更に、第1筒状部2111と第2筒状部
2121は、第1絶縁板211若しくは第2絶縁板21
2に添設されている導電性部材22の中心に挿通され、
前記中間絶縁セパレータ相互、又は前記中間絶縁セパレ
ータと前記外側絶縁セパレータ相互は、第2筒状部21
21に第1筒状部2111を挿入或いは嵌入することに
より一体化した状態になり、前記筒状部2111、21
21の嵌合等により絶縁スリーブが構成される。
【0023】上記絶縁セパレータ21を使用することに
より、絶縁スリーブを使用せずにボルト24と導電性部
材22間の沿面距離を確保することができ、部品点数を
極力減らすことが可能となる。また、第2筒状部212
1の断面形状の外形を切欠凹部112の内形と略相似形
状で且つ僅かに小さい非円形に形成することにより、締
着具の締付に伴う供回りを未然に防止することができ
る。また、第1凹凸部2112と第2凸凹部2122が
嵌合又は挿入されていることから、第1絶縁板211と
第2絶縁板212とも正確に位置決めされることとな
り、安全性の高いプラグイン分岐部を形成することがで
きる。尚、絶縁セパレータ21は、少なくとも、導体1
1の絶縁物除去部111の異相間及び導電性部材22・
22相互間を絶縁可能な大きさであれば良く、導体11
の幅方向の一部(分岐側)のみ被覆する構成であればよ
い。
【0024】また、分岐側板23は、最外側の絶縁セパ
レータ21と内面で隣接し、締着具であるボルト24が
挿通される基面231と、基面231の長さ方向の各端
縁を外方へ略直角に屈曲して延設されている第1突出片
232と、第1突出片232の外方端縁を互いに離反す
るように略直角に前記基面231に平行になるように屈
曲して延設されている第2突出片233とを有する形状
であり、バスダクト側板13の膨出部133の端縁が第
1突出片232に当接し、且つ膨出部133の略先端部
が第2突出片233の内面に接触するように配設され
る。
【0025】上記構成のプラグイン分岐部を組み立てる
場合には、図4に示すように、例えば膨出部133・1
33の先端同士が対向し、スペーサ12が除去され、導
体11に絶縁物除去部111や切欠凹部112が形成さ
れているバスダクト10の分岐箇所に、予め別工程で組
み立てられた分岐ユニット20を、絶縁セパレータ21
・21の導電性部材22・22間に導体11が配置され
るように、分岐方向から挿入する。前記分岐ユニット2
0の挿入では、所定深さを有する切欠凹部112の底辺
に第2筒状部2121の下端縁が当接するまで挿入し、
切欠凹部112の底辺と第2筒状部2121の下端縁の
当接位置により、挿入する際の位置決めが可能な構成と
すると、簡単に正確な位置へ挿入して分岐部を組み立て
ることが可能になって好適である。前記挿入された分岐
ユニット20の分岐側板23の第2突出片233は、ボ
ルト及びナット等の締着具で膨出部133に締着され、
分岐箇所に分岐ユニット20が固設され、プラグイン分
岐部の基本構成が形成される。
【0026】その後、上下の対応開放面にプラグイン開
口部311を有する分岐上板31と分岐下板32を配設
し、分岐上板31と分岐下板32をバスダクト10のハ
ウジング或いは側板13の第1補強片131にビス止め
する等により固定し、プラグイン分岐部が形成される。
尚、本実施形態では分岐方向に位置する分岐上板31に
プラグイン開口部311が設けられているが、プラグイ
ン開口部は分岐方向に位置する分岐上板31若しくは分
岐下板32のいずれかに形成する、又は両者に形成して
おくことが可能である。また、前記プラグイン開口部
は、ハンマーなどで開口可能なノックアウト部が形成さ
れたもの、或いは予め開口部を開口しておき、この開口
部がカバー部材で被覆されているものなど適宜である。
【0027】そして、図5に示すように、プラグインボ
ックス等の分岐装置40の分岐用端子41が組み立てら
れたプラグイン分岐部の接続空間26に挿入され、プラ
グイン分岐部に分岐装置40が配設されることにより、
本実施形態のプラグイン分岐構造が構成される。本実施
形態の分岐装置40の各分岐用端子41は、略先端部が
外方に湾曲した2枚の端子板が隣接して配設され、前記
略先端部は外方に付勢する弾性を有する構造であり、導
体11の上端縁より上方位置で、且つ絶縁セパレータ2
1・21の導電性部材22・22間或いは接続空間26
に各分岐用端子41を挿入すると、分岐用端子41の略
先端部は前記弾性力による付勢で導電性部材22・22
に接触し且つその接触状態を保持し、分岐用端子41と
その両側の導電性部材22・22が電気的に接続される
構成である。
【0028】尚、ボルト24及びナット25等の締着具
による締着は、分岐ユニット20内の絶縁セパレータ2
1及び導電性部材22を位置決めするもので、分岐用端
子41を狭持固定するものではないから、分岐作業中に
分岐ユニット20の締着具を緩める作業或いは緊締作業
を行う必要はない。
【0029】本発明の第1実施形態のプラグイン分岐構
造を用いることにより、組み立て時に別工程で組み立て
られた分岐ユニット20をバスダクト10の分岐箇所に
挿入して固定するだけでプラグイン分岐部を容易に形成
することができ、更に前記プラグイン分岐部に分岐用端
子41を挿入して分岐装置40を配設するだけでプラグ
イン分岐構造を容易に形成することができる。
【0030】また、上記プラグイン分岐部に分岐装置4
0の分岐用端子41を挿入し、その弾性で導電性部材2
2・22間に分岐用端子41が狭持されることにより、
分岐用端子41を接続し分岐をとることができるので、
分岐装置40の取り付け或いは取り外し作業を容易に行
うことができる。従って、締着具の締め付け及び緩める
作業が不要で、予め締め付け及び緩める作業を行うため
の空間を用意する必要がなくなり、例えばバスダクト1
0を複数系統並設する場合にも、バスダクト10の敷設
間隔をよりコンパクトにすることができる。
【0031】また、分岐装置40の分岐用端子41等を
千鳥配置や三角形状に配置する必要が無く、幅方向に並
設することが可能であると共に、異相間に絶縁セパレー
タ21が介在し、異相間の空間距離を拡大することが可
能な構成であることから、分岐装置40及びプラグイン
分岐部が長手方向及び幅方向に小型化することができ、
コンパクトに配設或いは施工することができる。更に、
各部材も小型化するので、低コストでの製造が可能であ
る。
【0032】また、上記構成の絶縁セパレータ21は、
第1絶縁板211と第2絶縁板212との間に、第1筒
状部2111及び第2筒状部2121により、所定の導
体配置用空隙部が形成されるので、別途にスペーサなど
を設ける必要なしに、分岐ユニット20の各部を正確な
位置に配置することができ、分岐ユニット20を小さな
力で容易に且つ正確にプラグイン分岐部に挿入すること
ができる。更に、前記第1筒状部2111及び第2筒状
部2121により絶縁スリーブが形成されるので、別途
に絶縁スリーブを設ける必要なしに、所定の絶縁強度を
得ることができる。
【0033】次に、本発明の第2実施形態のプラグイン
分岐構造について、上記第1実施形態と異なる箇所を中
心に説明する。図6から図8までは本発明の第2実施形
態のプラグイン分岐構造に関するものであり、図6、図
7、図8はそれぞれプラグイン分岐部を示す平面説明
図、正面図、断面図である。
【0034】第2実施形態に於けるバスダクト10は、
図6乃至図8に示すように、導体11の中間部におい
て、絶縁物が除去され絶縁物除去部111が形成されて
いるのみで、切欠凹部が形成されていない。他は第1実
施形態のバスダクト10と略同一構成であり、同一部分
については同一符号で示す。また、分岐ユニット20
は、第1絶縁板211に第1凹凸部が形成されておら
ず、第2絶縁板212に第2凸凹部が形成されていない
構成であると共に、第1筒状部2111と第2筒状部は
それぞれ分岐空間を中心に長さ方向に2箇所設けられ、
前記2箇所にボルト24を挿通してナット25を締着し
てなる締着具が設けられ、前記締着具が導体11の上端
縁よりも上方に位置する構成になっている。他の構成は
第1実施形態の分岐ユニット20と略同一構成であり、
同一部分については同一符号で示す。そして、本実施形
態のプラグイン分岐構造では、前記2箇所の締着具の相
互間で、導電性部材22・22間で、且つ導体11の上
端縁より上方に形成される接続空間26に、例えば第1
実施形態と同様の分岐装置40の弾性を有する分岐用端
子41が挿入される。
【0035】第2実施形態のプラグイン分岐構造を用い
ることにより、導体11に切欠凹部を設ける必要がなく
なり、製造コストを削減することが可能となる。更に、
締着具を2箇所設け、前記2箇所の締着具相互間で、導
電性部材22・22相互間で、且つ導体11の上方に接
続空間26が形成されるので、例えば第1実施形態の分
岐用端子41を挿入した際に、導電性部材22・22相
互が厚さ方向に広がることを未然に防止することが可能
となり、より安定した分岐接続が可能となると共に、接
続空間26を大きく且つ有効に形成することができる。
また、導体11に切欠凹部を形成する必要がないため、
例えば導体幅が小さいバスダクトなど容量が小さいバス
ダクトの場合にも対応することができる。
【0036】次に、本発明の第3実施形態のプラグイン
分岐構造について、上記第1実施形態及び第2実施形態
と異なる箇所を中心に説明する。図9及び図10は本発
明の第3実施形態のプラグイン分岐構造に関するもので
あり、図9はプラグイン分岐部の組立前の状態を示す正
面説明図、図10はプラグイン分岐部を示す平面説明図
である。
【0037】第3実施形態に於けるバスダクト10は、
図9及び図10に示すように、第1実施形態のバスダク
ト10の側板13の膨出部133を設けずに、側板13
の幅方向上端から導体11の幅方向下端より下方まで、
一方或いは上方の補強片131、132を含んで側板1
3を切り欠いて切欠部134を設けることにより、導体
11の膨出部分に対応している。即ち、導体11の膨出
部分に対してハウジングを膨出させて対応するのではな
く、例えば略四角形状の切欠部134を設けることによ
り、導体11の膨出部分をハウジングの厚さ方向に側板
13から突出させる構成になっている。更に、上記第1
補強片131、第2補強片132は、後述する分岐ユニ
ット20を挿入可能にするために、側板13の基面以上
に切り欠かれている。尚、側板13の幅方向の他方の端
部は補強片131、132を含み切り欠かれておらず、
スペーサ12及び第1補強片131、第2補強片132
が連続して設けられている構成である。他の構成は第1
実施形態のバスダクト10と略同一構成であり、同一部
分については同一符号で示す。
【0038】また、分岐ユニット20は、第1実施形態
のバスダクト10と分岐側板23が異なる構成であり、
その分岐側板23は、導体11の膨出部分を外方から覆
うことが可能で、最外側の絶縁セパレータ21と内面で
隣接し、締着具であるボルト24が挿通される基面23
4と、基面234の長さ方向の各端縁を内方へ略直角に
屈曲して延設されている第1屈曲片235と、第1屈曲
片235の外方端縁を互いに離反するように略直角で、
且つ前記基面234に平行になるようにしてバスダクト
側板13の外面に隣接するように、屈曲して延設されて
いる第2屈曲片236とを有する形状である。他の絶縁
セパレータ21、導電性部材22、ボルト24及びナッ
ト25など締着具等の構成は、第1実施形態の分岐ユニ
ット20と略同一構成であり、同一部分については同一
符号で示す。
【0039】本実施形態に於けるバスダクト10に分岐
ユニット20を組み付ける場合、バスダクト10の絶縁
被覆された導体11及びスペーサ12を側板13にて挟
持固定するための締着具14を利用し、分岐側板23の
第2屈曲片236と側板13を締着具14で共締して固
定する。その後、分岐方向の対応開放面にプラグイン開
口部311を有する分岐上板31を配置し、バスダクト
10のハウジングにビス止め等により固定し、プラグイ
ン分岐部が形成される。そして、第1実施形態とほぼ同
様に、導電性部材22・22間に分岐用端子41が挿入
されてプラグイン分岐部に分岐装置40が設置され、プ
ラグイン分岐構造が構成される。
【0040】第3実施形態のプラグイン分岐構造を用い
ることにより、上記第1実施形態の効果に加え、分岐下
板32を使用する必要が無く、且つ例えば下側など分岐
しない側のスペーサ12及び補強片131、132を一
体として形成することが可能となることから、部品点数
を削減することができると共に、組み立て工数を削減す
ることができ、結果的にコストダウンに繋げられる。ま
た、分岐ユニット20を挿入する前のバスダクト10の
強度を確保することが可能となることから、組み立て時
の変形などを未然に防止することができ、且つ組み立て
後の強度も増し、短絡及び地絡時のバスダクト10の変
形を未然に防止することができる。
【0041】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
以下のような拡張及び変形が可能である。例えば、上記
実施形態に於けるバスダクト10は3線式のバスダクト
10について説明したが、本発明の対象とするバスダク
トは、2線式或いは4線式のバスダクトでもよい。
【0042】また、図11及び図12に示すように、上
記第2実施形態の2個の締着具或いは2組のボルト24
及びナット25にて締着する構成で、且つ導体11に切
欠凹部を形成しない構成を、第3実施形態のバスダクト
10に切欠部134を設け、第1屈曲片235や第2屈
曲片236を有する分岐側板23で導体の膨出部分を覆
う構成に適用することが可能である。即ち、第2実施形
態と第3実施形態の組み合わせの構成でもよく、かかる
構成により第2実施形態と第3実施形態のそれぞれの効
果が得られる。
【0043】また、上記実施形態では、絶縁被覆された
導体11がハウジングに収納される密着絶縁型のバスダ
クト10について説明したが、本発明は、例えば図13
に示すように、異相間を空気にて絶縁する空気絶縁型の
バスダクト10に対しても適用することが可能であり、
空気絶縁型バスダクト10aに第1実施形態のプラグイ
ン分岐構造を使用する、或いは第2実施形態、若しくは
第3実施形態、若しくは上記第2実施形態と第3実施形
態の組み合わせのプラグイン分岐構造を使用するなど適
宜である。更に、例えば図13に示す空気絶縁型バスダ
クト10に本発明のプラグイン分岐構造を使用する場合
は、導体11の膨出部分を設けない構成とすると、製造
コストを低減することが可能となって好適である。
【0044】また、上記実施形態では、分岐ユニット2
0に分岐側板23を有する構成について説明したが、本
発明は必ずしも分岐側板を必要とするものではなく、例
えば図14から図16に示す構成でもよい。図14乃至
図16では、例えばバスダクト10の中間部において、
上記実施形態と同様に導体中間部で導体11の膨出部分
を形成すると共に、側板13に前記導体の膨出部分を覆
う膨出部133を一体として連続形成し、前記膨出部1
33の上端の補強部131、132を切り欠いて、分岐
側端部に締着具配置用の凹部135を正面視で左右に並
んで2箇所形成している。又、導体11には上記と同様
に凹形の絶縁物除去部111が形成されている。
【0045】上記構成のバスダクト10に、絶縁セパレ
ータ21と導電性部材22を、正面視で左右に並んで2
箇所設けられているボルト24及びナット25等の締着
具にて締着してなる分岐ユニット20を、前記各締着具
が対応するバスダクト側板13の締着具配置用の凹部1
35の下縁に当接するまで挿入し、対応開放面にプラグ
イン開口部311を有する分岐上板31を配置して、バ
スダクト10のハウジングなどにビス止めすることによ
り、プラグイン分岐部が形成される。尚、本例では、締
着具配置用の凹部135を側方から目視不能にするため
等に、上記締着具として、凹部135を隠すことの可能
な大きさの大径のワッシャー27を用いている。
【0046】上記構成により、分岐側板23を製造及び
組み立てすることが不要となり、コストダウンに繋がる
と共に、分岐ユニット20の挿入前及び挿入後において
も充分な強度を確保することが可能となる。尚、大径の
ワッシャー27は、例えば分岐上板31により締着具配
設用の凹部135を隠せることが可能であれば、通常の
ワッシャーでもよく、また分岐上板31に下方に突出す
る板状体を形成し、分岐上板31を取り付けた際に締着
具配設用の凹部135を隠すことが可能な構成にしても
よい。更には、前記板状体を締着具等に対する位置を確
認する確認用の板状体とし、締着具に対し正確な位置に
存在する場合は分岐上板31をバスダクト10に容易に
固定可能とし、不正確な位置に存在する場合は分岐上板
31をバスダクト10に固定することが困難な構成とす
ると好適である。
【0047】また、分岐用端子41及び導電性部材22
の構成は、第1実施形態等で示す構成の他、例えば図1
7及び図18に示す構成のように、分岐用端子41或い
は導電性部材22の少なくとも一方が弾性を有し、弾性
接続する構成であれば、本発明に含まれる。図17に示
す構成は、導電性部材22の例えば上端部である分岐方
向端部を内側に弾性を有するように折返し、この折返し
部分の相互間に平板からなる分岐用端子41を挿入する
ものである。また、図18に示す構成は、導電性部材2
2の例えば上端部である分岐方向端部を互いに当接し、
この当接箇所にクリップ状の分岐用端子41にて挟む構
成である。また、図18に示す構成の場合、導電性部材
22は導体11に対して一方の面のみに設ける構成でも
よい。尚、図17及び図18のプラグイン分岐部は、第
1実施形態のプラグイン分岐部に類似する構成である。
【0048】また、上記実施形態の絶縁セパレータ2
1、導電性部材22、分岐側板23などの形状、個数、
構成は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0049】また、上記実施形態では、分岐ユニット2
0の締着具であるボルト24に絶縁スリーブを挿通しな
い構成について説明したが、本発明は、第1筒状部21
11、第2筒状部2121を設けずに、別途の絶縁スリ
ーブにボルト24を挿通する構成でもよい。この際、絶
縁セパレータ21・21相互間に別体のスペーサを介在
すると好適である。
【0050】また、上記第2実施形態などの切欠凹部を
形成しない例では、締着具であるボルト24が挿通され
た第1筒状部2111及び第2筒状部2121の下端
縁、或いは絶縁スリーブの下端縁と、導体11の幅方向
上端縁の間に空間が形成されているが、前記空間は設け
なくてもよく、例えば前記空間を設けない構成とするこ
とにより、分岐ユニット20の挿入位置を規制すること
が可能となり、より正確な位置にて組み立てが可能とな
る効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】本発明のプラグイン分岐構造を使用する
ことにより、バスダクトの分岐部及びプラグインボック
スを極力小型化することができると共に、プラグイン分
岐部の形成及び分岐作業等を容易に行うことができる効
果を奏する。
【0052】また、本発明のプラグイン分岐構造によ
り、分岐用端子を接続する際に、分岐ユニットの締着具
を緩める作業及び締め付ける作業を行う必要がないた
め、例えば複数系統のバスダクトを並設した場合等であ
っても、バスダクトの敷設間隔を広げておく必要がな
く、バスダクトの敷設スペースの省スペース化を図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部を示す平面説明図。
【図2】第1実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部を示す正面図。
【図3】第1実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部を示す断面図。
【図4】第1実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部の組立前の状態を示す正面説明図。
【図5】第1実施形態のプラグイン分岐構造に於けるプ
ラグイン分岐部と分岐用端子との接続状態を示す部分断
面図。
【図6】第2実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部を示す平面説明図。
【図7】第2実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部を示す正面図。
【図8】第2実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部を示す断面図。
【図9】第3実施形態のプラグイン分岐構造に用いるプ
ラグイン分岐部の組立前の状態を示す正面説明図。
【図10】第3実施形態のプラグイン分岐構造に用いる
プラグイン分岐部を示す平面説明図。
【図11】第2実施形態と第3実施形態の組み合わせ例
のプラグイン分岐構造に用いるプラグイン分岐部を示す
平面説明図。
【図12】第2実施形態と第3実施形態の組み合わせ例
のプラグイン分岐構造に用いるプラグイン分岐部を示す
正面図。
【図13】本発明に於ける空気絶縁型バスダクトに形成
されたプラグイン分岐部の例を示す平面説明図。
【図14】本発明に於ける分岐側板を設けない場合のプ
ラグイン分岐部の例の組立前の状態を示す正面説明図。
【図15】本発明に於ける分岐側板を設けない場合のプ
ラグイン分岐部の例を示す平面説明図。
【図16】本発明に於ける分岐側板を設けない場合のプ
ラグイン分岐部の例を示す正面図。
【図17】本発明に於ける分岐用端子と導電性部材の第
2例を示す部分断面図。
【図18】本発明に於ける分岐用端子と導電性部材の第
3例を示す部分断面図。
【符号の説明】
10 バスダクト 11 導体 111 絶縁物除去部 112 切欠凹部 13 側板 133 膨出部 20 分岐ユニット 21 絶縁セパレータ 211 第1絶縁板 212 第2絶縁板 22 導電性部材 23 分岐側板 24 ボルト 25 ナット 31 分岐上板 32 分岐下板 40 分岐装置 41 分岐用端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異相導体間及び最外側の導体と側板との
    間を絶縁する絶縁セパレータと、該絶縁セパレータに添
    って配設された導電性部材と、該絶縁セパレータ及び該
    導電性部材を一括締着する締着具を備える分岐ユニット
    を、複数の導体を収納するバスダクトに設置して分岐部
    を構成し、該分岐部に分岐用端子を有する分岐装置を配
    設して分岐可能であるプラグイン分岐構造であって、少
    なくとも、該導電性部材若しくは該分岐用端子のいずれ
    か一方が弾性力を有し、該弾性力によって該導電性部材
    と該分岐用端子を電気的に接続可能であることを特徴と
    するプラグイン分岐構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも、前記分岐部に於けるバスダ
    クトの導体に、前記分岐ユニットの締着具を配設可能な
    切欠凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のプラグイン分岐構造。
  3. 【請求項3】 前記締着具が、前記分岐部に於けるバス
    ダクトの導体の幅方向端縁よりも外方に配置されること
    を特徴とする請求項1記載のプラグイン分岐構造。
  4. 【請求項4】 前記分岐部に於ける締着具が複数設けら
    れることを特徴とする請求項1、2又は3記載のプラグ
    イン分岐構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100958725B1 (ko) * 2009-08-21 2010-05-18 (주)동신이에이 배전반용 부스바 연결클램프
KR101439704B1 (ko) 2012-12-28 2014-09-12 대한전선 주식회사 부스덕트 도체 접속부에 체결되는 절연팩
CN110635428A (zh) * 2018-06-25 2019-12-31 江苏中顺电气有限公司 一种密集母线槽带插口接头器的弹性支撑结构
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WO2020156082A1 (zh) * 2019-01-29 2020-08-06 威腾电气集团股份有限公司 高散热母线槽及母线槽接头结构

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