JP2001115862A - ディーゼルエンジンの停止装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの停止装置Info
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- JP2001115862A JP2001115862A JP29700499A JP29700499A JP2001115862A JP 2001115862 A JP2001115862 A JP 2001115862A JP 29700499 A JP29700499 A JP 29700499A JP 29700499 A JP29700499 A JP 29700499A JP 2001115862 A JP2001115862 A JP 2001115862A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 停止ソレノイドの引張コイルの焼損の問題を
解消し、併せて安価に実施できるディーゼルエンジンの
停止装置を提供する。 【解決手段】 遠心式ガバナＧのガバナレバー１にレバ
ー支軸２を介して連動レバー３を一体揺動可能に固定
し、この連動レバー３に設けた接当片４にトルクアップ
装置１０のトルクピン１２を押圧接当可能に臨ませる。
上記連動レバー３を停止ソレノイド１５で停止作動させ
ることにより、上記ガバナレバー１の出力部１ｂに連動
連結されたラックピン７を停止位置Ｓｐに移動させて、
燃料の供給を停止させるように構成する。上記連動レバ
ー３の接当片４をレバー支軸２から遠ざかる方向へ延長
してその延長部分４ｂにトルクアップ装置１０の下側空
間に配置したＢ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド
１６を押圧接当させる。
解消し、併せて安価に実施できるディーゼルエンジンの
停止装置を提供する。 【解決手段】 遠心式ガバナＧのガバナレバー１にレバ
ー支軸２を介して連動レバー３を一体揺動可能に固定
し、この連動レバー３に設けた接当片４にトルクアップ
装置１０のトルクピン１２を押圧接当可能に臨ませる。
上記連動レバー３を停止ソレノイド１５で停止作動させ
ることにより、上記ガバナレバー１の出力部１ｂに連動
連結されたラックピン７を停止位置Ｓｐに移動させて、
燃料の供給を停止させるように構成する。上記連動レバ
ー３の接当片４をレバー支軸２から遠ざかる方向へ延長
してその延長部分４ｂにトルクアップ装置１０の下側空
間に配置したＢ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド
１６を押圧接当させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの停止装置に関し、特に停止ソレノイドの組み付け構
造に関する。
ンの停止装置に関し、特に停止ソレノイドの組み付け構
造に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの停止装置は、図２
（Ａ）（Ｂ）に示すように、遠心式ガバナＧのガバナレ
バー１にレバー支軸２を介して連動レバー３を一体揺動
可能に構成し、この連動レバー３に設けた接当片４にト
ルクアップ装置１０のトルクピン１２を押圧接当可能に
構成するとともに、この連動レバー３を停止ソレノイド
１５で停止作動させることにより、そのガバナレバー１
の出力部１ｂに連動連結されたラックピン７を停止位置
Ｓｐに移動させて燃料の供給を停止するように構成され
ている。
（Ａ）（Ｂ）に示すように、遠心式ガバナＧのガバナレ
バー１にレバー支軸２を介して連動レバー３を一体揺動
可能に構成し、この連動レバー３に設けた接当片４にト
ルクアップ装置１０のトルクピン１２を押圧接当可能に
構成するとともに、この連動レバー３を停止ソレノイド
１５で停止作動させることにより、そのガバナレバー１
の出力部１ｂに連動連結されたラックピン７を停止位置
Ｓｐに移動させて燃料の供給を停止するように構成され
ている。
【０００３】上記遠心式ガバナＧは、ガバナレバー１の
入力部１ａにガバナウエイト５を連動連結し、上記ガバ
ナレバー１の出力部１ｂに燃料噴射ポンプ６のラックピ
ン７を連動連結し、調速操作レバー１３に連結したガバ
ナスプリング８で上記連動レバー３を時計回りに引っ張
ることにより、上記連動レバー３と一体揺動するガバナ
レバー１を燃料増量側Ｒに付勢し、当該ガバナレバー１
をガバナウエイト５のガバナ力ＧＦとガバナスプリング
８の張力ＳＦとの不釣り合い力で揺動することにより、
燃料供給量を調量可能に構成されている。
入力部１ａにガバナウエイト５を連動連結し、上記ガバ
ナレバー１の出力部１ｂに燃料噴射ポンプ６のラックピ
ン７を連動連結し、調速操作レバー１３に連結したガバ
ナスプリング８で上記連動レバー３を時計回りに引っ張
ることにより、上記連動レバー３と一体揺動するガバナ
レバー１を燃料増量側Ｒに付勢し、当該ガバナレバー１
をガバナウエイト５のガバナ力ＧＦとガバナスプリング
８の張力ＳＦとの不釣り合い力で揺動することにより、
燃料供給量を調量可能に構成されている。
【０００４】上記停止ソレノイド１５は、図２（Ａ）
（Ｂ）に示すように、トルクアップ装置１０の反対側の
空間に配置され、エンジンの停止時に所定時間だけ通電
するＡ接点型ソレノイドであり、その出力ロッド１６で
連動レバー３の係合部９を矢印Ｂ方向に引いて停止作動
させるように構成されている。
（Ｂ）に示すように、トルクアップ装置１０の反対側の
空間に配置され、エンジンの停止時に所定時間だけ通電
するＡ接点型ソレノイドであり、その出力ロッド１６で
連動レバー３の係合部９を矢印Ｂ方向に引いて停止作動
させるように構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このＡ接点型ソレノイ
ド１５は、上記出力ロッド１６を「所定の遊び」をもっ
て引くための引張コイルと、当該出力ロッド１６を引っ
込めた状態で保持する保持コイルとを備えているが、例
えば「所定の遊び」が調節不良等の理由により、出力ロ
ッド１６がその可動ストロークの途中で止まると、引張
コイルに大電流が流れて焼損することがある。また、出
力ロッド１６を「所定の遊び」をもって引くためには、
例えば図２（Ｂ）に示すように、連動レバー３の係合部
９と出力ロッド１６とを特殊の係合可能な形態に形成す
る必要がありコスト高になる。
ド１５は、上記出力ロッド１６を「所定の遊び」をもっ
て引くための引張コイルと、当該出力ロッド１６を引っ
込めた状態で保持する保持コイルとを備えているが、例
えば「所定の遊び」が調節不良等の理由により、出力ロ
ッド１６がその可動ストロークの途中で止まると、引張
コイルに大電流が流れて焼損することがある。また、出
力ロッド１６を「所定の遊び」をもって引くためには、
例えば図２（Ｂ）に示すように、連動レバー３の係合部
９と出力ロッド１６とを特殊の係合可能な形態に形成す
る必要がありコスト高になる。
【０００６】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、停止ソレノイドの引張コイル
の焼損の問題を解消し、併せて安価に実施できるディー
ゼルエンジンの停止装置を提供することにある。
ものであり、その目的は、停止ソレノイドの引張コイル
の焼損の問題を解消し、併せて安価に実施できるディー
ゼルエンジンの停止装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の基本構
成を備える。即ち、遠心式ガバナＧのガバナレバー１に
レバー支軸２を介して連動レバー３を一体揺動可能に固
定し、この連動レバー３に設けた接当片４にトルクアッ
プ装置１０のトルクピン１２を押圧接当可能に構成する
とともに、当該連動レバー３を停止ソレノイド１５で停
止作動させることにより、上記ガバナレバー１の出力部
１ｂに連動連結されたラックピン７を停止位置Ｓｐに移
動させて、燃料の供給を停止させるように構成する。
成を備える。即ち、遠心式ガバナＧのガバナレバー１に
レバー支軸２を介して連動レバー３を一体揺動可能に固
定し、この連動レバー３に設けた接当片４にトルクアッ
プ装置１０のトルクピン１２を押圧接当可能に構成する
とともに、当該連動レバー３を停止ソレノイド１５で停
止作動させることにより、上記ガバナレバー１の出力部
１ｂに連動連結されたラックピン７を停止位置Ｓｐに移
動させて、燃料の供給を停止させるように構成する。
【０００８】前記課題を解決するために、請求項１に記
載の発明は、上記基本構成を備えるディーゼルエンジン
の停止装置において、上記連動レバー３の接当片４をレ
バー支軸２から遠ざかる方向へ延長してその延長部分４
ｂにＢ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド１６を押
圧接当させるように構成したことを特徴とする。
載の発明は、上記基本構成を備えるディーゼルエンジン
の停止装置において、上記連動レバー３の接当片４をレ
バー支軸２から遠ざかる方向へ延長してその延長部分４
ｂにＢ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド１６を押
圧接当させるように構成したことを特徴とする。
【０００９】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
したディーゼルエンジンの停止装置において、前記停止
ソレノイド１５をトルクアップ装置１０の下側空間に配
置したことを特徴とする。
したディーゼルエンジンの停止装置において、前記停止
ソレノイド１５をトルクアップ装置１０の下側空間に配
置したことを特徴とする。
【００１０】
【発明の作用・効果】本発明によれば、以下の作用・効
果を奏する。 （イ）請求項１に記載の発明では、連動レバー３の接当
片４をレバー支軸２から遠ざかる方向へ延長してその延
長部分４ｂにＢ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド
１６を押圧接当させるように構成したことから、接当片
４を延長した分だけ停止ソレノイド１５の出力ロッド１
６の押圧接当力が小さくて済む。
果を奏する。 （イ）請求項１に記載の発明では、連動レバー３の接当
片４をレバー支軸２から遠ざかる方向へ延長してその延
長部分４ｂにＢ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド
１６を押圧接当させるように構成したことから、接当片
４を延長した分だけ停止ソレノイド１５の出力ロッド１
６の押圧接当力が小さくて済む。
【００１１】（ロ）上記Ｂ接点型停止ソレノイド１５
は、エンジンの停止作動時の通電オフで出力ロッド１６
を突出させる弾発バネと、エンジン始動時の通電オンで
弾発バネに抗して出力ロッド１６を引くための引張コイ
ルと、出力ロッド１６を引っ込めた状態で保持する保持
コイルとを備えているが、上述のように停止ソレノイド
１５の出力ロッド１６の押圧接当力が小さくて済むの
で、弾発バネの弾発力も小さくて済み、この弾発バネに
抗して出力ロッド１６を引くための引張コイルや保持コ
イルは小能力で足りる。しかも、エンジン始動時の通電
オンで出力ロッド１６を引くための引張り時間も一瞬で
あるから、引張コイルに大電流が流れて焼損することは
回避できる。
は、エンジンの停止作動時の通電オフで出力ロッド１６
を突出させる弾発バネと、エンジン始動時の通電オンで
弾発バネに抗して出力ロッド１６を引くための引張コイ
ルと、出力ロッド１６を引っ込めた状態で保持する保持
コイルとを備えているが、上述のように停止ソレノイド
１５の出力ロッド１６の押圧接当力が小さくて済むの
で、弾発バネの弾発力も小さくて済み、この弾発バネに
抗して出力ロッド１６を引くための引張コイルや保持コ
イルは小能力で足りる。しかも、エンジン始動時の通電
オンで出力ロッド１６を引くための引張り時間も一瞬で
あるから、引張コイルに大電流が流れて焼損することは
回避できる。
【００１２】（ハ）弾発バネに抗して出力ロッド１６を
引くための引張コイルや保持コイルは小能力で足りるの
で、Ｂ接点型停止ソレノイド１５を小型で安価に実施で
きる。また、連動レバー３の接当片４の延長部分４ｂに
停止ソレノイド１５の出力ロッド１６を押圧接当させる
ように構成したことから、従来例のように、連動レバー
３と出力ロッド１６とを特殊の係合形態にする必要がな
く、この点でも安価に実施できる。
引くための引張コイルや保持コイルは小能力で足りるの
で、Ｂ接点型停止ソレノイド１５を小型で安価に実施で
きる。また、連動レバー３の接当片４の延長部分４ｂに
停止ソレノイド１５の出力ロッド１６を押圧接当させる
ように構成したことから、従来例のように、連動レバー
３と出力ロッド１６とを特殊の係合形態にする必要がな
く、この点でも安価に実施できる。
【００１３】（ニ）請求項２に記載の発明では、停止ソ
レノイド１５をトルクアップ装置１０の下側空間に配置
し、その出力ロッド１６を連動レバー３の接当片４の延
長部分４ｂに押圧接当させることから、従来例の特殊な
係合形態に比較して、その組み付け調整も簡便になる。
レノイド１５をトルクアップ装置１０の下側空間に配置
し、その出力ロッド１６を連動レバー３の接当片４の延
長部分４ｂに押圧接当させることから、従来例の特殊な
係合形態に比較して、その組み付け調整も簡便になる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエンジン停止
装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図１
（Ａ）はそのエンジン停止装置を備える空冷エンジンの
下半部右側面図、図１（Ｂ）は遠心式ガバナの縦断面図
である。ここで、図１（Ａ）（Ｂ）中の符号６Ｇは遠心
式ガバナを、６は燃料噴射ポンプを、１８はクランク軸
を、２０はクランクケースを、２１はギヤケース蓋を、
２２はファンケースを、２３は検油装置を、２４はポン
プ駆動用カム軸を、それぞれ示す。
装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図１
（Ａ）はそのエンジン停止装置を備える空冷エンジンの
下半部右側面図、図１（Ｂ）は遠心式ガバナの縦断面図
である。ここで、図１（Ａ）（Ｂ）中の符号６Ｇは遠心
式ガバナを、６は燃料噴射ポンプを、１８はクランク軸
を、２０はクランクケースを、２１はギヤケース蓋を、
２２はファンケースを、２３は検油装置を、２４はポン
プ駆動用カム軸を、それぞれ示す。
【００１５】このエンジン停止装置は、遠心式ガバナＧ
のガバナレバー１にレバー支軸２を介して連動レバー３
を一体揺動可能に固定し、この連動レバー３に設けた接
当片４にトルクアップ装置１０のトルクピン１２を押圧
接当可能に構成するとともに、当該連動レバー３を停止
ソレノイド１５で停止作動させることにより、上記ガバ
ナレバー１の出力部１ｂに連動連結したラックピン７を
停止位置Ｓｐに移動させて燃料の供給を停止させるよう
に構成されており、従来例（図２）と同様の基本構成を
備えている。
のガバナレバー１にレバー支軸２を介して連動レバー３
を一体揺動可能に固定し、この連動レバー３に設けた接
当片４にトルクアップ装置１０のトルクピン１２を押圧
接当可能に構成するとともに、当該連動レバー３を停止
ソレノイド１５で停止作動させることにより、上記ガバ
ナレバー１の出力部１ｂに連動連結したラックピン７を
停止位置Ｓｐに移動させて燃料の供給を停止させるよう
に構成されており、従来例（図２）と同様の基本構成を
備えている。
【００１６】上記遠心式ガバナＧは、図１（Ｂ）及び図
２（Ｂ）に示すように、ガバナレバー１の入力部１ａに
ガバナウエイト５を連動連結し、上記ガバナレバー１の
出力部１ｂに燃料噴射ポンプ６のラックピン７を連動連
結し、調速操作レバー１３に連結したガバナスプリング
８で上記連動レバー３を時計回りに引っ張ることによ
り、上記連動レバー３と一体揺動するガバナレバー１を
燃料増量側Ｒに付勢し、当該ガバナレバー１をガバナウ
エイト５のガバナ力ＧＦとガバナスプリング８の張力Ｓ
Ｆとの不釣り合い力で揺動することにより、燃料供給量
を調量可能に構成されている。
２（Ｂ）に示すように、ガバナレバー１の入力部１ａに
ガバナウエイト５を連動連結し、上記ガバナレバー１の
出力部１ｂに燃料噴射ポンプ６のラックピン７を連動連
結し、調速操作レバー１３に連結したガバナスプリング
８で上記連動レバー３を時計回りに引っ張ることによ
り、上記連動レバー３と一体揺動するガバナレバー１を
燃料増量側Ｒに付勢し、当該ガバナレバー１をガバナウ
エイト５のガバナ力ＧＦとガバナスプリング８の張力Ｓ
Ｆとの不釣り合い力で揺動することにより、燃料供給量
を調量可能に構成されている。
【００１７】上記トルクアップ装置１０は、図１（Ａ）
に示すように、そのケース本体１１がクランクケース２
０の外壁リブ２５に進退調節可能に設けられ、上記ケー
ス本体１１内に設けたトルクスプリングで接当ピン１２
を突出させて上記連動レバー３の接当片４に接当可能に
臨ませてある。
に示すように、そのケース本体１１がクランクケース２
０の外壁リブ２５に進退調節可能に設けられ、上記ケー
ス本体１１内に設けたトルクスプリングで接当ピン１２
を突出させて上記連動レバー３の接当片４に接当可能に
臨ませてある。
【００１８】このトルクアップ装置１０は、図２（Ｂ）
に示すように、連動レバー３を全負荷（Ｑ2）相当位置
に揺動規制するとともに、エンジンが過負荷運転域に移
行した際に、上記連動レバー３の接当片４がトルクスプ
リングの弾発力に抗して上記接当ピン１２を退入させる
ことにより、ガバナレバー１を燃料増量側Ｒへ揺動させ
てラックピン７を全負荷（Ｑ2）相当位置より増量側Ｒ
のトルクアップ（Ｑ3）位置に移動させ、エンジンが粘
り強さを発揮するように構成されている。
に示すように、連動レバー３を全負荷（Ｑ2）相当位置
に揺動規制するとともに、エンジンが過負荷運転域に移
行した際に、上記連動レバー３の接当片４がトルクスプ
リングの弾発力に抗して上記接当ピン１２を退入させる
ことにより、ガバナレバー１を燃料増量側Ｒへ揺動させ
てラックピン７を全負荷（Ｑ2）相当位置より増量側Ｒ
のトルクアップ（Ｑ3）位置に移動させ、エンジンが粘
り強さを発揮するように構成されている。
【００１９】以下、本発明の特徴構成について説明す
る。本発明では、上記連動レバー３の接当片４をレバー
支軸２から遠ざかる方向へ延長してその延長部分４ｂに
Ｂ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド１６を押圧接
当させるように構成されている。これは、接当片４を延
長した分だけ停止ソレノイド１５の出力ロッド１６の押
圧接当力を小さくできることを考慮したものである。
る。本発明では、上記連動レバー３の接当片４をレバー
支軸２から遠ざかる方向へ延長してその延長部分４ｂに
Ｂ接点型停止ソレノイド１５の出力ロッド１６を押圧接
当させるように構成されている。これは、接当片４を延
長した分だけ停止ソレノイド１５の出力ロッド１６の押
圧接当力を小さくできることを考慮したものである。
【００２０】また、上記Ｂ接点型停止ソレノイド１５
は、エンジン始動時の通電オンで出力ロッド１６を引く
ための引張コイルと、出力ロッド１６を引っ込めた状態
で保持する保持コイルと、エンジン停止時の通電オフで
出力ロッド１６を突出させる弾発バネとを備えており、
上記のように停止ソレノイド１５の出力ロッド１６の押
圧接当力が小さくて済むことから、弾発バネの弾発力も
小さくて済み、この弾発バネに抗して出力ロッド１６を
引くための引張コイルや保持コイルは小能力で足りる。
しかも、エンジン始動時の通電オンで出力ロッド１６を
引く時間も一瞬であるから、引張コイルに大電流が流れ
て焼損する問題も解消する。
は、エンジン始動時の通電オンで出力ロッド１６を引く
ための引張コイルと、出力ロッド１６を引っ込めた状態
で保持する保持コイルと、エンジン停止時の通電オフで
出力ロッド１６を突出させる弾発バネとを備えており、
上記のように停止ソレノイド１５の出力ロッド１６の押
圧接当力が小さくて済むことから、弾発バネの弾発力も
小さくて済み、この弾発バネに抗して出力ロッド１６を
引くための引張コイルや保持コイルは小能力で足りる。
しかも、エンジン始動時の通電オンで出力ロッド１６を
引く時間も一瞬であるから、引張コイルに大電流が流れ
て焼損する問題も解消する。
【００２１】また、弾発バネに抗して出力ロッド１６を
引くための引張コイルや保持コイルも小さい能力で足り
るので、Ｂ接点型停止ソレノイド１５を小型で安価に実
施できる。しかも、停止ソレノイド１５の出力ロッド１
６を連動レバー３の接当片４の延長部分４ｂに押圧接当
させるように構成したことから、従来例のように、連動
レバー３と出力ロッド１６とを特殊の係合形態にする必
要がなく、この点でも安価に実施できる。さらに、停止
ソレノイド１５をトルクアップ装置１０の下側空間に配
置し、その出力ロッド１６を連動レバー３の接当片４の
延長部分４ｂに押圧接当させることで、従来例の特殊な
係合形態に比較して、その組み付け調整も簡便になる。
引くための引張コイルや保持コイルも小さい能力で足り
るので、Ｂ接点型停止ソレノイド１５を小型で安価に実
施できる。しかも、停止ソレノイド１５の出力ロッド１
６を連動レバー３の接当片４の延長部分４ｂに押圧接当
させるように構成したことから、従来例のように、連動
レバー３と出力ロッド１６とを特殊の係合形態にする必
要がなく、この点でも安価に実施できる。さらに、停止
ソレノイド１５をトルクアップ装置１０の下側空間に配
置し、その出力ロッド１６を連動レバー３の接当片４の
延長部分４ｂに押圧接当させることで、従来例の特殊な
係合形態に比較して、その組み付け調整も簡便になる。
【００２２】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内に
おいて多様な変更を加えて実施することが可能である。
るものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内に
おいて多様な変更を加えて実施することが可能である。
【図１】図１（Ａ）は本発明に係るエンジン停止装置を
備える空冷エンジンの下半部右側面図、図１（Ｂ）は遠
心式ガバナの縦断面図である。
備える空冷エンジンの下半部右側面図、図１（Ｂ）は遠
心式ガバナの縦断面図である。
【図２】図２（Ａ）は従来例に係る図１（Ａ）相当図、
図２（Ｂ）は遠心式ガバナの斜視図である。
図２（Ｂ）は遠心式ガバナの斜視図である。
１…ガバナレバー、１ｂ…ガバナレバーの出力部、２…
レバー支軸、３…連動レバー、４…連動レバーの接当
片、４ｂ…接当片の延長部分、７…ラックピン、１０…
トルクアップ装置、１２…トルクピン、１５…停止ソレ
ノイド、１６…停止ソレノイドの出力ロッド、Ｇ…遠心
式ガバナ、Ｓｐ…停止位置。
レバー支軸、３…連動レバー、４…連動レバーの接当
片、４ｂ…接当片の延長部分、７…ラックピン、１０…
トルクアップ装置、１２…トルクピン、１５…停止ソレ
ノイド、１６…停止ソレノイドの出力ロッド、Ｇ…遠心
式ガバナ、Ｓｐ…停止位置。
Claims (2)
- 【請求項１】 遠心式ガバナ（Ｇ）のガバナレバー
（１）にレバー支軸（２）を介して連動レバー（３）を
一体揺動可能に固定し、この連動レバー（３）に設けた
接当片（４）にトルクアップ装置（１０）のトルクピン
（１２）を押圧接当可能に構成するとともに、当該連動
レバー（３）を停止ソレノイド（１５）で停止作動させ
ることにより、上記ガバナレバー（１）の出力部（５）
に連動連結されたラックピン（７）を停止位置（Ｓｐ）
に移動させて、燃料の供給を停止させるように構成した
ディーゼルエンジンの停止装置において、 上記連動レバー（３）の接当片（４）をレバー支軸
（２）から遠ざかる方向へ延長してその延長部分（４
ｂ）にＢ接点型停止ソレノイド（１５）の出力ロッド
（１６）を押圧接当させるように構成した、ことを特徴
とするディーゼルエンジンの停止装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載したディーゼルエンジン
の停止装置において、 前記停止ソレノイド（１５）をトルクアップ装置（１
０）の下側空間に配置した、ことを特徴とするディーゼ
ルエンジンの停止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29700499A JP2001115862A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ディーゼルエンジンの停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29700499A JP2001115862A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ディーゼルエンジンの停止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001115862A true JP2001115862A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17841012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29700499A Pending JP2001115862A (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | ディーゼルエンジンの停止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001115862A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109958538A (zh) * | 2017-12-14 | 2019-07-02 | 株式会社久保田 | 发动机用停止装置 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP29700499A patent/JP2001115862A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109958538A (zh) * | 2017-12-14 | 2019-07-02 | 株式会社久保田 | 发动机用停止装置 |
| US10815911B2 (en) | 2017-12-14 | 2020-10-27 | Kubota Corporation | Engine stopping device |
| CN109958538B (zh) * | 2017-12-14 | 2023-01-31 | 株式会社久保田 | 发动机用停止装置 |
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