JPH09209782A - ディーゼルエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料供給装置

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JPH09209782A
JPH09209782A JP8023536A JP2353696A JPH09209782A JP H09209782 A JPH09209782 A JP H09209782A JP 8023536 A JP8023536 A JP 8023536A JP 2353696 A JP2353696 A JP 2353696A JP H09209782 A JPH09209782 A JP H09209782A
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spring
pin
torque
governor
force
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JP8023536A
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Atsushi Yamaguchi
山口  篤
Manabu Miyazaki
学 宮▲崎▼
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ガバナ力とトルクバネ力との不釣り合い力
により、トルクピン11のピン先端部13を押し出すこ
とにより、ガバナ力入力レバー3のみを揺動させて、調
量ラックを定格負荷領域を越えたトルクアップ領域で調
量移動させるように構成した、ディーゼルエンジンの燃
料調量装置において、トルクバネ12を一対の前後バネ
12a・12bで構成し、トルクピン11のピン先端部
13を押し出して行く際、押し出し初期は各バネ力の合
力でトルクピン11を押し出し、押し出し途中で、いず
れか一方のバネ12bの伸びが限界に達した後は、他方
のバネ12aのバネ力のみでトルクピン11を押し出す
ようにした。 【効果】低速領域でのエンストの抑制機能を高めると同
時に、中速領域での過剰な燃料増量を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの燃料供給装置に関し、詳しくは、低速領域でのエン
ストの抑制機能を高めると同時に、中速領域での過剰な
燃料増量を回避できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃料供給装置の従
来技術として図3に示すものがある。これは、本発明と
同様、次のような基本構造を備えている。すなわち、ガ
バナレバー101をスプリング力入力レバー102とガ
バナ力入力レバー103とで構成し、この一対のレバー
102・103をガバナレバー枢軸104に揺動自在に
枢支し、調速アーム105にカバナスプリング106を
介してスプリング力入力レバー102を連動連結し、ガ
バナ力発生手段107にガバナ力入力レバー103を連
携させ、このガバナ力入力レバー103に燃料噴射ポン
プ108の調量ラック109を連動連結させてある。
【0003】そして、上記一対のレバー102・103
のうち、一方のレバー102にホルダ110を設け、こ
のホルダ110にトルクピン111をそのピン軸線方向
に沿ってスライド自在に支持し、このトルクピン111
をトルクバネ112でピン先端方向に付勢して、ピン先
端部113をホルダ110から押し出すようにし、この
ピン先端部113を他方のレバー103に接当させてあ
る。
【0004】そして、トルクピン111をトルクバネ力
117に抗してそのピン基端部114側に押し込んだ状
態で、ガバナスプリング力116とガバナ力118との
不釣り合い力により、上記一対のレバー102・103
を一体に揺動させるように構成してある。
【0005】そして、上記スプリング力入力レバー10
2に燃料制限具115を臨ませ、このスプリング力入力
レバー102が燃料制限具115に接当した後は、ガバ
ナ力118とトルクバネ力117との不釣り合い力によ
り、トルクピン111のピン先端部113を押し出すこ
とにより、ガバナ力入力レバー103のみを揺動させ
て、調量ラック109を定格負荷位置121を越えたト
ルクアップ領域122で調量移動させるように構成して
ある。
【0006】この従来技術では、図3に示すように、ト
ルクバネ112にバネ定数が変化しない単一のコイルス
プリングが用いられている。図1(C)に示すように、
エンジン回転速度を横軸にとり、トルクを縦軸にとり、
エンジン回転速度毎の最大トルクをプロットすると、こ
の従来のトルクバネ112を用いた場合には、鎖線のト
ルク特性線図123aのように、低速領域でトルクピー
クを有するトルク特性が得られ、また、鎖線のラック位
置特性線図124aのように、低速領域から高速領域に
向けて徐々に燃料減量側にシフトするラック位置特性が
得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題がある(図1(C)参照)。 低速領域でのトルクライズ量を十分に大きくできず、
低速領域で十分なトルクが得られないため、負荷が大き
くなるとエンストを起こしやすく、いわゆる低速ねばり
強さが十分でない。
【0008】上記問題を解決するため、トルクバネ
112のバネ定数を小さくして、低速領域でのトルクラ
イズ量を増加させる措置をとることも考えられるが、こ
の場合には、破線のトルク特性線図123bのように、
低速領域でのトルクライズ量は大きくできるものの、鎖
線のラック位置特性線図124bのように、中速領域で
の過剰な燃料増量を余儀なくされ、熱負荷の増大により
エンジン寿命を低下させる。
【0009】本発明の課題は、低速領域でのエンストの
抑制機能を高めると同時に、中速領域での過剰な燃料増
量を回避できる、ディーゼルエンジンの燃料供給装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)第1発明は、図2に示すように、次の基本
構造を備えている。すなわち、ガバナレバー1をスプリ
ング力入力レバー2とガバナ力入力レバー3とで構成
し、この一対のレバー2・3をガバナレバー枢軸4に揺
動自在に枢支し、調速アーム5にカバナスプリング6を
介してスプリング力入力レバー2を連動連結し、ガバナ
力発生手段7にガバナ力入力レバー3を連携させ、この
ガバナ力入力レバー3に燃料噴射ポンプ8の調量ラック
9を連動連結させてある。
【0011】そして、上記一対のレバー2・3のうち、
一方のレバー2にホルダ10を設け、このホルダ10に
トルクピン11をそのピン軸線方向に沿ってスライド自
在に支持し、このトルクピン11をトルクバネ12でピ
ン先端方向に付勢して、ピン先端部13をホルダ10か
ら押し出すようにし、このピン先端部13を他方のレバ
ー3に接当させてある。
【0012】そして、トルクピン11をトルクバネ力1
7に抗してそのピン基端部14側に押し込んだ状態で、
ガバナスプリング力16とガバナ力18との不釣り合い
力により、上記一対のレバー2・3を一体に揺動させる
ように構成してある。
【0013】そして、上記スプリング力入力レバー2に
燃料制限具15を臨ませ、このスプリング力入力レバー
2が燃料制限具15に接当した後は、ガバナ力18とト
ルクバネ力17との不釣り合い力により、トルクピン1
1のピン先端部13を押し出すことにより、ガバナ力入
力レバー3のみを揺動させて、調量ラック9を定格負荷
位置21を越えたトルクアップ領域22で調量移動させ
るように構成してある。
【0014】本発明は、上記基本構造を備えた、ディー
ゼルエンジンの燃料供給装置において、次のようにした
ことを特徴とする。すなわち、図1(A)に示すよう
に、上記ホルダ10の前後端壁32・33にあけた前後
ピン挿通孔32a・33aにトルクピン11を一連に挿
通し、この前後端壁32・33間で、トルクピン11に
バネ受け面39を形成するとともに、後端壁33よりも
後側で、トルクピン11の先端にバネ受けフランジ40
を形成してある。
【0015】そして、上記トルクバネ12を一対の前後
バネ12a・12bで構成し、前端壁32とトルクピン
11のバネ受け面39との間に前バネ12aを介設する
とともに、後端壁33とトルクピン11のバネ受けフラ
ンジ40との間に後バネ12bを介設し、トルクピン1
1のピン先端部13を押し出して行く際、押し出し初期
は前後バネ12a・12bの各バネ力の合力でトルクピ
ン11を押し出し、押し出し途中で、前後バネ12a・
12bのうちのいずれか一方のバネ12bの伸びが限界
に達した後は、他方のバネ12aのバネ力のみでトルク
ピン11を押し出すようにしたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明では、図1(A)に示すように、トルク
バネ12をバネ定数の異なる前後バネ12a・12bで
構成し、トルクピン11の押し出し初期は前後バネ12
a・12bのバネ力の合力を用い、押し出し途中からは
前バネ12aのバネ力のみでトルクピン11を押し出
す。図1図(C)に示すように、エンジン回転速度を横
軸にとり、トルクを縦軸にとり、エンジン回転速度毎の
最大トルクをプロットすると、このトルクバネ12を用
いた場合には、実線のトルク特性線図23のように、低
速領域で高いトルクピークが得られる一方、実線のラッ
ク位置特性線図24のように、中速領域での過剰な燃料
増量が抑制される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。 図1(C)に示す実線のトルク特性線図23のよう
に、低速領域でのトルクライズ量を十分に大きくできる
ため、負荷が大きくなってもエンストを起こしにくく、
いわゆる低速ねばり強さを確保できる。
【0018】図1(C)に示すように、低速領域での
トルクライズ量を大きくしても、実線のラック位置特性
線図24のように、中速領域での過剰な燃料増量が抑制
され、熱負荷の増大によるエンジン寿命の低下を抑制で
きる。
【0019】図1(A)に示すように、2本の前後バ
ネ12a・12bが重なり合わないので、これらの相互
接触によるトルクピン11の作動不良が起こりにくく、
トルクライズの信頼性が高い。
【0020】図1(A)に示すように、トルクピン1
1とこれを支持するホルダ10とがそれぞれ単一でよい
ため、レバー3の重量が小さくて済み、ガバナ感度を高
く維持できる。
【0021】図1(A)に示すように、トルクピン1
1がホルダ10の前後端壁32・33の2個所でガイド
されるため、その直進性が高く、摺動抵抗を小さくでき
るため、片方のバネ12aのみの小さなバネ力でもトル
クピン11の押し出し機能を確保できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1及び図2に示すディーゼルエンジン
の燃料供給装置の構成は次のようになっている。すなわ
ち、図2に示すように、ガバナレバー1をスプリング力
入力レバー2とガバナ力入力レバー3とで構成し、この
一対のレバー2・3をガバナレバー枢軸4に揺動自在に
枢支し、調速アーム5にカバナスプリング6を介してス
プリング力入力レバー2を連動連結し、ガバナ力発生手
段7にガバナ力入力レバー3を連携させ、このガバナ力
入力レバー3に燃料噴射ポンプ8の調量ラック9を連動
連結させてある。
【0023】そして、スプリング力入力レバー2にホル
ダ10を設け、このホルダ10にトルクピン11をその
ピン軸線方向に沿ってスライド自在に支持し、このトル
クピン11をトルクバネ12でピン先端方向に付勢し
て、ピン先端部13をホルダ10から押し出すように
し、このピン先端部13をガバナ力入力レバー3に接当
させてある。
【0024】そして、トルクピン11をトルクバネ力1
7に抗してそのピン基端部14側に押し込んだ状態で、
ガバナスプリング力16とガバナ力18との不釣り合い
力により、上記一対のレバー2・3を一体に揺動させる
ように構成してある。
【0025】そして、スプリング力入力レバー2に燃料
制限具15を臨ませ、このスプリング力入力レバー2が
燃料制限具15に接当した後は、ガバナ力18とトルク
バネ力17との不釣り合い力により、トルクピン11の
ピン先端部13を押し出すことにより、ガバナ力入力レ
バー3のみを揺動させて、調量ラック9を定格負荷位置
21を越えたトルクアップ領域22で調量移動させるよ
うに構成してある。
【0026】図2に示すように、この実施形態では、シ
リンダブロック(図外)の横側に配置したポンプケース
25内に燃料噴射ポンプ8を収容し、その下方に燃料噴
射カム軸26を架設し、ポンプケース25の後部に形成
したガバナケース27内にガバナを配置してある。スプ
リング力入力レバー2とガバナ力入力レバー3とは、い
ずれも板金の折り曲げ加工品である。ガバナ力発生手段
7は、ガバナケース27内に突出させた燃料噴射カム軸
26の突出端部28にフライウェイト29とガバナスリ
ーブ30を取り付けて構成し、フライウェイト29の遠
心力でガハナスリーブ30を軸線方向にスライドさせる
ようにしてある。ガバナ力入力レバー3には連動ロッド
31を介して調量ラック9を連動連結してある。
【0027】図2に示すように、燃料制限具15には、
カバナケース27のケース壁36に螺動自在に挿通した
ボルトを用いている。また、調量ラック9はスタートス
プリング37で燃料増量側に付勢され、エンジン始動時
には調量ラック9を始動増量位置38に位置させ、始動
性が高まるようにしてある。
【0028】この実施形態では、低速領域でのエンスト
の抑制機能を高めると同時に、中速度領域での過剰な燃
料増量を回避するため、次のような構成を採用した。す
なわち、ホルダ10の前後端壁32・33にあけた前後
ピン挿通孔32a・33aにトルクピン11を一連に挿
通し、この前後端壁32・33間で、トルクピン11に
バネ受け面39を形成するとともに、後端壁33よりも
後側で、トルクピン11の先端にバネ受けフランジ40
を形成し、上記トルクバネ12を一対の前後バネ12a
・12bで構成し、前端壁32とトルクピン11のバネ
受け面39との間に前バネ12aを介設するとともに、
後端壁33とトルクピン11のバネ受けフランジ40と
の間に後バネ12bを介設し、トルクピン11のピン先
端部13を押し出して行く際、押し出し初期は前後バネ
12a・12bの各バネ力の合力でトルクピン11を押
し出し、押し出し途中で、後バネ12bの伸びが限界に
達した後は、前バネ12aのバネ力のみでトルクピン1
1を押し出すようにした。
【0029】このような前後バネ12a・12bを用い
ると、これらの総合的バネ特性は次のようになる。すな
わち、図1(B)のバネ特性線図35に示すように、タ
ワミ量が大きい間、すなわち、トルクピン11がそのピ
ン基端部14側に大きく押し込まれている間は、前後バ
ネ12a・12bの合力が作用して、バネ定数が比較的
大きくなるのに対し、タワミ量が小さくなると、すなわ
ち押し込み量が少なくなると、前バネ12aのみが作用
して、バネ定数が大きくなる。このため、図1(C)に
それぞれ実線で示すトルク特性線図23、ラック位置特
性線図24、出力特性線図41のような各特性が得られ
る。
【0030】前後端壁32・33は、スプリング力入力
レバー2の上部を折り曲げ加工して構成してある。ピン
基端部14には抜け止め部34を設け、この抜け止め部
34を前端壁32にその前側から接当させて、トルクピ
ン11を抜け止めしている。前バネ12aのバネ定数は
後バネ12bのバネ定数よりも小さくしてある。
【0031】本発明の実施形態の内容は以上の通りであ
るが、ホルダ10をガバナ力入力レバー3に取り付け
て、ピン先端部13をスプリング力入力レバー2に接当
させても、上記各実施形態と同様の機能が得られる。ま
た、前バネ12aのバネ定数と後バネ12bのバネ定数
とは同じにしてもよいし、前バネ12aのバネ定数を後
バネ12bのバネ定数よりも大きくしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図で、図1(A)は要
部縦断面図、図1(B)はトルクバネのバネ特性線図の
グラフ、図1(C)はトルク特性等の特性線図のグラフ
である。
【図2】本発明の実施形態のメカニカルガバナ周辺の縦
断面図である。
【図3】従来技術の模式図である。
【符号の説明】
1…ガバナレバー、2…スプリング力入力レバー、3…
ガバナ力入力レバー、4…ガバナレバー枢軸、5…調速
アーム、6…ガバナスプリング、7…ガバナ力発生手
段、8…燃料噴射ポンプ、9…調量ラック、10…ホル
ダ、11…トルクピン、12…トルクバネ、12a…前
バネ、12b…後バネ、13…ピン先端部、14…ピン
基端部、15…燃料制限具、16…ガバナスプリング
力、17…トルクバネ力、18…ガバナ力、21…定格
負荷位置、22…トルクアップ領域、32…前端壁、3
2a…前ピン挿通孔、33…後端壁、33a…後ピン挿
通孔、39…バネ受け面、40…バネ受けフランジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガバナレバー(1)をスプリング力入力レ
    バー(2)とガバナ力入力レバー(3)とで構成し、この一
    対のレバー(2)・(3)をガバナレバー枢軸(4)に揺動自
    在に枢支し、調速アーム(5)にカバナスプリング(6)を
    介してスプリング力入力レバー(2)を連動連結し、ガバ
    ナ力発生手段(7)にガバナ力入力レバー(3)を連携さ
    せ、このガバナ力入力レバー(3)に燃料噴射ポンプ(8)
    の調量ラック(9)を連動連結させ、 上記一対のレバー(2)・(3)のうち、一方のレバー(2)
    にホルダ(10)を設け、このホルダ(10)にトルクピン
    (11)をそのピン軸線方向に沿ってスライド自在に支持
    し、このトルクピン(11)をトルクバネ(12)でピン先
    端方向に付勢して、ピン先端部(13)をホルダ(10)か
    ら押し出すようにし、このピン先端部(13)を他方のレ
    バー(3)に接当させ、 トルクピン(11)をトルクバネ力(17)に抗してそのピ
    ン基端部(14)側に押し込んだ状態で、ガバナスプリン
    グ力(16)とガバナ力(18)との不釣り合い力により、
    上記一対のレバー(2)・(3)を一体に揺動させるように
    構成し、 上記スプリング力入力レバー(2)に燃料制限具(15)を
    臨ませ、このスプリング力入力レバー(2)が燃料制限具
    (15)に接当した後は、ガバナ力(18)とトルクバネ力
    (17)との不釣り合い力により、トルクピン(11)のピ
    ン先端部(13)を押し出すことにより、ガバナ力入力レ
    バー(3)のみを揺動させて、調量ラック(9)を定格負荷
    位置(21)を越えたトルクアップ領域(22)で調量移動
    させるように構成した、ディーゼルエンジンの燃料供給
    装置において、 上記ホルダ(10)の前後端壁(32)・(33)にあけた前
    後ピン挿通孔(32a)・(33a)にトルクピン(11)を
    一連に挿通し、この前後端壁(32)・(33)間で、トル
    クピン(11)にバネ受け面(39)を形成するとともに、
    後端壁(33)よりも後側で、トルクピン(11)の先端に
    バネ受けフランジ(40)を形成し、上記トルクバネ(1
    2)を一対の前後バネ(12a)・(12b)で構成し、前
    端壁(32)とトルクピン(11)のバネ受け面(39)との
    間に前バネ(12a)を介設するとともに、後端壁(33)
    とトルクピン(11)のバネ受けフランジ(40)との間に
    後バネ(12b)を介設し、トルクピン(11)のピン先端
    部(13)を押し出して行く際、押し出し初期は前後バネ
    (12a)・(12b)の各バネ力の合力でトルクピン(1
    1)を押し出し、押し出し途中で、前後バネ(12a)・
    (12b)のうちのいずれか一方のバネ(12b)の伸びが
    限界に達した後は、他方のバネ(12a)のバネ力のみで
    トルクピン(11)を押し出すようにした、ことを特徴と
    するディーゼルエンジンの燃料供給装置。
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