JP2001115715A - 車輛用スイングドアの開閉装置 - Google Patents

車輛用スイングドアの開閉装置

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JP2001115715A
JP2001115715A JP29817599A JP29817599A JP2001115715A JP 2001115715 A JP2001115715 A JP 2001115715A JP 29817599 A JP29817599 A JP 29817599A JP 29817599 A JP29817599 A JP 29817599A JP 2001115715 A JP2001115715 A JP 2001115715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイングドアに一駆動源で動作する開閉装置
を設け、ドアの施錠、解錠及びドア開閉操作する。 【解決手段】 スイングドア1にドア開閉作動装置11を
設置し、該装置11は、リンク34を介してアームヒンジ2
に連繋すると共に、ドアロック装置5のロックアウト状
態を保持する解錠手段9と、ドアロック状態を保持する
施錠手段10の夫々を連繋し、ドア開放時に、施錠手段10
によるドアロック保持状態を解除すると共に、解錠手段
9にてロックアウトした後に、スイングドア1を開放動
作し、又ドア閉鎖動作中において、解錠手段9によるロ
ックアウト保持状態を解除し、ドア閉鎖動作完了後、施
錠手段10にてドアロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロバス等の
車輛用スイングドアの開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉装置としては、ドア
開閉作動装置とドアロック解除装置との連繋により、ド
アを自動開閉自在と成している。ドア開閉作動装置は、
その駆動源を車輛乗降口に設けた車輛ステップの隅に設
置し、ドアがスイング開閉する様にドアと車輛乗降口の
側端部とを連結したドアアームに、前記駆動源に連繋し
たドア開閉用のリンク装置を連繋している。又、ドアロ
ック解除装置は、その駆動源及びこれに連繋した伝動機
構部をドアに内装し、ドア開閉作動装置によるドア開放
操作前に、ドアに装備されたドアロック装置のラッチに
よって車輛側に設けたストライカへの係合状態を解除す
る様に成している。そして、ドア開放時には、ドアロッ
ク解除装置によるドアロック解除後、ドア開閉作動装置
により、ドアをスイング開放する様に成し、ドア閉鎖時
には、ドア開閉作動装置により、ドアを閉鎖方向に移動
させ、ドア閉鎖と同時にドアロックのラッチがストライ
カに係合する様に成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
開閉装置は、ドア閉鎖時において、ストライカがドアロ
ック装置のラッチに係合する間、即ちラッチがハーフラ
ッチ位置からフルラッチ位置までに達するまでの間は、
ドアにウェザストリップやバンパラバー類の反力、ドア
ロック装置のラッチにかかる各リターンスプリング力等
の抵抗力が影響するため、ドアを勢いよく閉めたり、又
は強く押しつける様にせねば、ドアを完全に締め切るこ
とが出来ず、このため上記の開閉装置では、急加速でド
アを閉鎖させることにより、閉鎖時にドアにかかる抵抗
力に対応している。この様に、ドアを急加速で閉鎖させ
るには、ドア開閉作動装置の駆動源を出力大なる大型に
せねばならなかった。従って、車輛乗降口の間口が必然
的に狭くなること、又乗降者の指などが誤ってドアに挟
まった場合、骨がおれる等の危険を招来すること、並び
にドアの閉鎖時に大きな閉鎖音や振動を生じてドア及び
車体に悪影響を及ぼすことなどの課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、スイングドアに設置したドア開閉作動装置をリンク
を介してスイングドアのアームヒンジに連繋して自動開
閉自在と成し、ドア開閉作動装置は、スイングドアに内
装されたドアドアロック装置のラッチをフルラッチ位置
からストライカ解放位置へ強制回動してロックアウト状
態を保持する解錠手段と、前記ラッチをストライカ解放
位置からフルラッチ位置へ強制回動してドアロック状態
を保持する施錠手段の夫々を連繋し、ドア開放時に、施
錠手段によるドアロック保持状態を解除してラッチをス
トライカ解放位置へ回動可能と成すと共に、解錠手段に
てラッチをストライカ解放位置へ回動してロックアウト
した後に、スイングドアを開放動作し、又スイングドア
の閉鎖動作中において、解錠手段によるロックアウト保
持状態を解除し、スイングドアの閉鎖動作完了後、施錠
手段にてドアロックする様に成して、上記課題を解決す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、マイクロバス等の車輛C内部
から見た閉鎖状態のスイングドア1を内部透視した斜視
図である。このドア1は、車輛乗降口M近傍の車輛内壁
Bにアームヒンジ2を介して連結され、車輛乗降口Mを
スイング開閉する様に成している。アームヒンジ2は、
略へ字状に湾曲形成した上下一対のドアアーム3、3aの
各端部を回転軸4、4aに固定し、各回転軸4、4aをドア
1の内側の略中央部及び上記車輛内壁Bの夫々に枢着
し、ドア1をスイング開閉自在と成している。又、ドア
1の前後側端部の夫々には、同一構造のドアロック装置
5が装着され、該ドアロック装置5に対応する車輛乗降
口M適所には、ドアロック装置5のラッチ6が係脱する
ことによってドア1を施錠及び解錠する様に成したスト
ライカ7を設けている。
【0006】そして、ドア1には本発明に係る開閉装置
8を内装している。この開閉装置8は、上記ドアロック
装置5に組み込んだ施錠(ラッチ6とストライカ7との
係合)手段9及び解錠(ラッチ6によるストライカ7へ
の係合解除)手段10と、該施錠及び解錠手段9、10を遠
隔操作すると共に、ドア1をスイング開閉するドア開閉
作動装置11とから構成している。
【0007】又、図2(a) 、(b) に、ストライカ7を開
放したドアロック装置5の内部の正面図及び側面図、図
3(a) 、(b) にハーフラッチ状態のドアロック装置5の
内部の正面図及び側面図、図4(a) 、(b) にフルラッチ
状態のドアロック装置5の内部の正面図及び側面図、図
5(a) 、(b) にフルラッチ状態からドアロック解除する
直前のドアロック装置5の内部の正面図及び側面図を夫
々示す。このドアロック装置5は、そのケーシング12に
ラッチ6とロックキングプレート13を内装して成り、ケ
ーシング12はストライカ7の進入路14を略コ状に開設す
ると共に、その一端に進入口15を開口形成し、ラッチ6
に設けた凹状のストライカ保持部16を進入口15に臨む様
に、ラッチ6をケーシング12の略中央に枢着し、ラッチ
6を固定した回転軸17に巻き付けたねじりコイルバネ
(図示せず)によりストライカ7を解放する方向(図に
おいて右回り)に付勢している。
【0008】又、ストライカ保持部16はラッチ6に突出
形成した二股状のフォーク18、18a間に設けられ、該フ
ォーク18、18a の一方、即ちストライカ7進入時に直接
その押圧力を受けるフォーク18は、ストライカ進入前状
態で進入口15に臨む様に、ストライカ保持部16における
ストライカ受承面19を位置設定している。又、ラッチ6
において、前記ストライカ保持部16の反対側には、ロッ
クキングプレート13が係脱する鋸歯状のノッチ20を設け
ている。ノッチ20は、ラッチ6のストライカ解放位置
(図2参照)、ハーフラッチ位置(図3参照)、フルラ
ッチ位置(図4参照)の各状態で、ロックキングプレー
ト13が係合して各状態を保持する様に、夫々の状態に対
応する位置に3段階に切欠して成り、図に示す様に、ノ
ッチ20は鋸歯状に形しているので、ロッキングプレート
13が、ノッチ20より離脱しない限り、ラッチ6は、施錠
方向(ストライカ解放位置からフルラッチ位置への回
転)方向にのみ回転可能と成している。
【0009】ロッキングプレート13はラッチ6と同一平
面上にしてラッチ6の上方位置でその支点をケーシング
12に揺動自在に枢着して成り、ラッチ6がハーフラッ
チ、フルラッチの各状態でノッチ20にロッキングプレー
ト13が係合する様に成している。又、ロッキングプレー
ト13は、これを固定した回転軸21に巻き付けたねじりコ
イルバネ(図示せず)により、ラッチ6の付勢方向と逆
転方向、即ちラッチ6がストライカ7を解放するための
回動を阻止する方向に付勢している。
【0010】次に、解錠手段9と施錠手段10について説
明する。解錠及び施錠手段9、10は、ケーシング12の外
側面に取付けている。先ず、解錠手段9は、ケーシング
12の外側面に突出したロッキングプレート13の回転軸21
に固定して揺動自在と成した解錠レバー22と、該解錠レ
バー22の直交方向でケーシング12に揺動自在に枢着する
と共に、解錠レバー22の先端下部に当接係合した解錠操
作レバー23とから成り、該解錠操作レバー23の上端に
は、棒状のロッド24を枢着している。そして、図5に示
す様に、ラッチ6によるストライカ7の係合状態におい
て、上記ロッド24を引張することにより、解錠操作レバ
ー23が解錠レバー22を上方へ揺動させ、解錠操作レバー
23と同軸のロッキングプレート13をノッチ20より強制離
脱させる様に揺動させ、ラッチ6をこれに取付けた上記
ねじりコイルバネの付勢力にて、ストライカ解放位置に
復帰させる様に成している。
【0011】又、施錠手段10は、ケーシング12の外側面
に突出したラッチ6の回転軸17に固定して揺動自在と成
した施錠レバー25と、該施錠レバー25の直交方向でケー
シング12に揺動自在に枢着すると共に、施錠レバー25の
先端下部に当接係合した施錠操作レバー26とから成る。
施錠操作レバー26は、インナーワイヤー28及びアウター
ワイヤー29から成る操作ワイヤー27の弛緩及び緊張によ
って揺動する様に成し、アウターワイヤー29の端部を施
錠操作レバー26を枢着したブラケット30に固定すると共
に、インナーワイヤー29を施錠操作レバー26の上端に固
定している。そして、図3、4に示す様に、インナーワ
イヤー29を引張することにより、施錠操作レバー26が施
錠レバー25を上方へ揺動させ、施錠操作レバー26と同軸
のラッチ6をハーフラッチ、フルラッチ位置へ順次に連
続して強制回動する様に成している。
【0012】次に、ドア開閉作動装置11について図6〜
11に基づいて説明する。図6はドア1の全閉及び全開状
態を示す簡略図、図7、8はドア開閉装置11の平面図及
び正面図、図9は図7のAーA断面図、図10は図8のC
ーC断面図、図11は図7のBーB断面図を示す。このド
ア開閉作動装置11は、伝動機構部31と駆動源32とをクラ
ッチ手段33にて係脱自在に設けており、伝動機構部31に
アームヒンジ2をリンク34を介して連結して成り、この
リンク34を作動させることにより、図6に示す様に、ド
ア1をスイングする様に成している。リンク34は、アー
ムヒンジ2のドア側に設けた回転軸4に一端を固定した
梃子杆35と、該梃子杆35の他端に、一端を枢着連結した
連接杆36とから成り、該連接杆36の他端を伝動機構部31
に設けたクランク37の先端に枢着連結している。
【0013】伝動機構部31は、遊星歯車装置38と、これ
に連繋して解錠及び施錠手段9、10を遠隔操作するラッ
ク39と、該ラック39を間歇的に往復直線運動させるラッ
ク動作制御手段40とから成る。遊星歯車装置38は、図8
に示す様に、上下に平行配置した3枚の支持プレート4
1、42、43間に設けられ、下方プレート41には、上記ク
ランク37の基端を固定したクランク軸44を回転自在に挿
通している。又、クランク軸44の基端部には、図9、10
に示す様に、円形状の回転盤45を固定し、該回転盤45の
内側に、その円周方向に複数の遊星歯車46を軸支すると
共に、該遊星歯車46に内歯47aを噛合した外輪47を回転
自在に支持している。そして、遊星歯車46に中間プレー
ト42を挿通した太陽歯車48を噛合し、該太陽歯車48は、
その回転軸の各端部が上方プレート43と、回転盤45から
クランク軸44内部に達する軸孔45aに回転自在に支持さ
れている。又、上記外輪47の外周には、外歯47bを設
け、該外歯47bには、ラック39を噛合している。
【0014】ラック39は、解錠及び施錠手段9、10をロ
ッド24及び操作ワイヤー27を介して夫々遠隔操作する様
に連繋しており、かかる遠隔操作手段49について説明す
る。ここに、ラック39は、その基端部の側面部(図11に
おいて上面)にピン50を突設し、該ピン50を、中間プレ
ート42に貫設したラック39のストローク長さを有する長
穴51に挿通すると共に、ピン50には施錠手段10を遠隔操
作するリモコンプレート52を装着している。このリモコ
ンプレート52は、略帯板状に形成されると共に、中間プ
レート42を介してラック39と平行配置して成り、基端部
にその長さ方向に長い長穴53を貫設し、該長穴53にピン
50を摺動自在に装着している。そして、ピン50には長穴
53の幅より大径な抜止めフランジ54を設け、ラック39を
支持している。又、リモコンプレート52の先端部は、前
後のドアロック装置5から繰り出された操作ワイヤー27
におけるインナーワイヤー28の他端の夫々を固定してお
り、アウターワイヤー29の他端は、図11において中間プ
レート42の右側端部に立ち上がり形成した壁面42aに固
定している。
【0015】ここで、操作ワイヤー27に何らの引張力を
及ぼさないフリー状態で、ピン50が長穴53の(図7、11
において)左端に当接した位置をラック39の中立位置N
と成し、ラック39(ピン50)がこれより左側へ移動する
ことにより、リモコンプレート52がインナーワイヤー28
を引張して、ドアロック装置5をドアロックする様に施
錠手段10を遠隔操作する。又、図11中、中間プレート42
の奥行き方向端部に立ち上がり形成した壁面42bにおい
て、ピン50の中立位置N近傍には、解錠手段9を遠隔操
作するリモコンレバー55を揺動自在に枢着している。こ
のリモコンレバー55は、先端に上記ロッド24を枢着連結
し、基端を中立位置Nのピン50の右側に近接配置してお
り、この状態では、ロッド24に何らの引張力を及ぼさな
いフリー状態で、これよりピン24が長穴53の右端へ移動
することにより、ピン24がリモコンレバー55の基端を押
圧してロッド24を引張する様に揺動させ、ドアロック装
置5をロックアウトする様に解錠手段9を遠隔操作す
る。尚、リモコンレバー55のロッド24は、図1に示すド
ア1内部に設けたロッド連繋部24aを介してドア1の前
後のドアロック装置5の各ロッド24と連繋されており、
リモコンレバー55によるロッド24の引張操作で、ドアロ
ック装置5の各ロッド24が引張される様に成している。
【0016】従って、ラック39の往路J1中において、
ピン50は長穴51の左端との当接位置、即ちラック39のス
トローク始点位置S1からピン50の中立位置Nまでの移
動距離L1中を移動している間では、施錠手段10による
ドアロック装置5のドアロック状態を保持し、ピン50の
中立位置Nで施錠手段10によるドアロック装置5のドア
ロック状態の保持を解除し、ピン50が中立位置Nから長
穴51、53の右端との当接位置、即ちラック39のストロー
ク終点位置S2までの移動距離L2中の移動中で解錠手
段9を遠隔操作して、前記ストローク終点位置S2へ達
した時点で解錠手段9によるドアロック装置5のロック
アウトを完了する。又、逆に、ラック39の復路J2中に
おいて、ピン50がストローク終点位置S2から中立位置
Nまでの移動距離L2中で、解錠手段9によるドアロッ
ク装置5のロックアウト状態を保持し、ピン50の中立位
置Nで解錠手段9によるドアロック装置5のロックアウ
ト状態を解除し、ピン50が中立位置Nからストローク始
点位置S1まで移動距離L1中に、施錠手段10を遠隔操
作して、ドアロック装置5のラッチ6をハーフラッチ、
フルラッチへ順次に連続動作させ、ストローク始点位置
S1へ達した時点で施錠手段10によるドアロック装置5
のドアロックを完了する。
【0017】又、図12〜19に伝動機構部31の各動作状態
を示し、ラック動作制御手段40を説明する。図12〜15は
ドア1の全閉状態から全開状態への各動作状態を示し、
図12はドア1の全閉状態、図13はドアロック装置5のロ
ックアウト状態、図14はドア1の開放動作途中の状態、
図15はドア1の全開状態を示す。又、図15〜19はドア1
の全開状態から全閉状態への各動作状態を示し、図16は
閉鎖動作途中の状態、図17は全閉手前の状態、図18は全
閉時のドアロック装置5のハーフラッチ手前の状態、図
19は全閉時のドアロック装置5のフルラッチ状態を示
す。このラック動作制御手段40は、ラック39背部(ラッ
ク39の歯杆形成面の反対面)の軸線方向に二段の係合段
部56、56aを刻設したカム面57と、該カム面57の各係合
段部56、56aに対し係脱自在に揺動することにより、ラ
ック39を間歇動作させる爪片58と、該爪片58を係合段部
56、56aに対し係脱操作する梃子杆59と、クランク軸44
に設けられ、梃子杆59にカム面60が接離自在に回転する
板カム61とから成る。
【0018】ラック39に設けたカム面57は、図14〜16に
示す様に、ラック39のストローク終点位置S2で上記爪
片58が下段の係合段部56に係合可能に設け、図17に示す
様に、ラック39の中立位置Nで上記爪片58が上段の係合
段部56aに係合可能に設けている。上記爪片58は、ラッ
ク39の中立位置N近傍(図10、17参照)にして下方及び
中間プレート41、42間に架設した枢軸62にその基端を固
定すると共に、先端を略鉤状に切欠してラック39の往路
方向J1に指向させて成り、上記カム面57の係合段部5
6、56aに係脱する様に成している。梃子杆59は、基端
を上記枢軸62に固定し、先端を板カム61の軌道上に指向
させると共に、先端に板カム61のカム面60との接触部63
を凸設している。そして、爪片58及び梃子杆59の枢軸62
には、ねじりコイルバネ64を外嵌して梃子杆59が板カム
61に接触する方向及び爪片58が係合段部56、56aに係合
する方向(図において下方)に付勢している。
【0019】板カム61は、そのカム面60を外輪47と略同
径の円弧状の第1カム面60aと、該第1カム面61aの右
側より段差面を介して連続し、第1カム面60aより小径
(外輪47の内径と略同径)で短い円弧状の第2カム面60
bと、該第2カム面60bより小径面へ移行する間に連続
形成して成る第3カム面60cとから成る。カム面60と爪
片58との関係は、第1カム面60aに梃子杆59の接触部63
が位置している時には、爪片58は、ラック39の係合段部
56、56aより離隔した状態で、ラック39の往復運動を妨
げない位置と成す様に設定している。又、第2カム面60
bに上記接触部63が位置している時には、爪片58は、ラ
ック39の上段の係合段部56aに係合可能な位置に対応
し、又第3カム面60cに上記接触部63が位置している
時、又はカム面60が接触部63から離隔している時には、
爪片58は、ラック39の下段の係合段部56に係合可能な位
置に対応する様に設定している。そして、ドア1の閉鎖
状態で、第1カム面60aに梃子杆59の接触部63が接触
し、爪片58による係合段部56、56aへの係合を抑止する
様に位置設定されており、ドア開放時のクランク軸44の
開放方向(左回り)P1の回転により、カム面60は梃子
杆59の接触部63より離脱して上記抑止を解除し、又クラ
ンク軸44によるドア閉鎖方向(右回り)P2の回転で、
梃子杆59の接触部63が第3カム面60cから第1カム面60
aへ順次に摺動して、爪片58の揺動状態を制御してい
る。
【0020】ここで、ドア開閉作動装置11の動作につい
て説明する。先ず、図12に示すドアの閉鎖状態では、ラ
ック39は、ストローク始点位置S1で停止し、施錠手段
10によるドアロック状態を維持している。又、梃子杆59
は、その接触部63は板カム61の第1カム面60a上に位置
し、爪片58はラック39の係合段部56、56aとの係合が抑
止されており、従ってラック39は何らの障害なく往路方
向J1への移動が可能な状態に設定されている。このド
ア閉鎖状態からドア1を開放する場合、太陽歯車48がド
ア1の開放方向P1へ回転する。ところが、上記の通
り、施錠手段10により、ドア1はドアロック状態が維持
されているため、クランク軸44は回転できない。従っ
て、回転する太陽歯車48により、遊星歯車46がその反対
方向に自転し、外輪47を遊星歯車46と同方向(右回り)
に回転し、ラック39をその往路方向J1に移動させる。
ラック39が中立位置Nに達すると、施錠手段10によるド
アロック状態が解除され、その後、ストローク終点位置
S2で解錠手段9によりロックアウト状態(図13参照)
となる。ここで、ドア1は開放可能状態となると共に、
ラック39はストローク終点位置S2にあるため外輪47は
それ以上回転できず、よって、太陽歯車48の回転がクラ
ンク軸44に切換伝動、即ち、太陽歯車48により、遊星歯
車46がその反対方向に自転しながら、外輪47の内歯47a
に沿って太陽歯車48と同方向に公転し、遊星歯車46を軸
支した回転盤45を前記公転方向と同方向に回転させ、ク
ランク軸44を太陽歯車48と同方向(ドア開放方向P1)
に回転させる。クランク軸44がドア開放方向P1へ回転
することにより、クランク37及びリンク34を介して回転
軸4がドア開放方向P1へ回転し、ドア1をスイング開
放動作させる(図14参照)。又、クランク軸44の回転に
より、同時に板カム61が回転するため、第1カム面60a
上の梃子杆59の接触部63は、第2カム面60b、第3カム
面60cを摺動し、やがて接触部63からカム面60は離脱す
る。上記の動作中、ラック39はストローク終点位置S2
で停止しており、そのカム面57における下段の係合段部
56が爪片58と係合可能な位置にあるため、接触部63が第
2カム面60bに位置すると、爪片58は下段の係合段部56
に係合し、ラック39の上記停止状態を保持すると共に、
解錠手段9によるロックアウト状態を保持する(図14、
15参照)。
【0021】又、ドア1を閉鎖する場合、太陽歯車48が
ドア1の閉鎖方向P2へ回転する。ラック39は爪片58に
より、図15に示す様に、上記停止状態が保持されている
ため、外輪47は回転できないので、遊星歯車46は、外輪
47の内歯47aに沿って太陽歯車48と同方向に公転し、回
転盤45と共にクランク軸44を太陽歯車48と同方向(ドア
閉鎖方向P2)に回転させ、ドア1を閉鎖方向P2にス
イング移動させる(図16参照)。そして、クランク軸44
の閉鎖方向P2への回転により、カム板61の第3カム面
60cが再び梃子杆59の接触部63に当接し、これより接触
部63がその面を摺動して、第2カム面60b上に位置した
時点で、ドア1は全閉手前まで閉鎖方向P2へ移動して
おり、又爪片58は、下段の係合段部56との係合を解除す
ると共に、上段の係合段部56aに係合可能な位置へ揺動
する。この時、爪片58のラック39に対する抑止力が解除
されるので、太陽歯車48の回転が外輪47に伝動、即ち太
陽歯車48によって公転していた遊星歯車46が自転し、外
輪47を太陽歯車48と逆回転(左回り)させ、この外輪47
の回転により、ラック39が復路方向J2へ移動し、上段
の係合段部56aが爪片58に係合して、ラック39は中立位
置Nで停止し、解錠手段9によるロックアウト状態を解
除する(図17参照)。ラック39の停止により、太陽歯車
48の回転は、再びクランク軸44に切り換わり、ドア1の
閉鎖が完了する。同時に、梃子杆59の接触部63は、カム
板61の第1カム面60aに位置し、爪片58は、上段の係合
段部56aから離脱し、ラック39の復路方向J2への移動
が可能と成り(図18参照)、再び外輪47が回転し、ラッ
ク39を中立位置Nからストローク始点位置S1まで移動
させる。ラック39の上記移動により、リモコンプレート
52が操作ワイヤー27を引張し、施錠手段10を遠隔操作
し、これにより、ドアロック装置5のラッチ6がハーフ
ラッチ、フルラッチと順次連続してドアロックする(図
19参照)。
【0022】駆動源32は、電動モータ65とこれに連繋し
たギヤボックス66をモータベース67に固定して成り、ギ
ヤボックス66から突出した駆動歯車68をモータベース67
及び上方プレート43に挿通してる。そして、モータベー
ス67に設けたクラッチ手段33により、駆動歯車68を太陽
歯車48に対し係脱(噛合及び離脱)自在と成す様に、モ
ータベース67を太陽歯車48に対し遠近移動自在に設けて
いる。
【0023】以下、かかる構成について具体的に説明す
る。ここに、図7は太陽歯車48に駆動歯車68が噛合した
状態のドア開閉装置11の平面図を示し、図20は太陽歯車
48から駆動歯車68を離脱させた状態のドア開閉装置11の
平面図を示す。先ず、モータベース67は、その周縁適所
を挿通した上方プレート43の摺動軸69、69a…で以て上
方プレート43上面に重合装着されており、該モータベー
ス67における前記摺動軸69、69a…の挿通孔70、70a…
は、図7、20において左斜め上方へ延びた長円状に形成
され、挿通孔70、70a…内を摺動軸69、69a…が摺動し
て上方プレート43上をモータベース67が摺接すること
で、太陽歯車48より駆動歯車68を係脱自在と成してい
る。従って、上方プレート43において、駆動歯車68を挿
通したギヤホール71も上記挿通孔70、70a…と同方向に
延びた長円状に形成している。又、モータベース67にお
いて、電動モータ65、ギヤボックス66の設置部位以外の
余地(図においてモータベース67の左上隅側)に切換レ
バー72を設置している。
【0024】切換レバー72は、その基体72aを略扇状に
形成して成り、該基体72aにおいて、その1斜辺(図に
おいて下側)の延長線上に、基体72aの円弧部よりドア
1の内壁外方へ突出した持ち手72bを設けると共に、基
体72aの中心角部に固定した枢軸72cをモータベース67
に枢着している。又、基体72aの円弧部において、持ち
手72bの形成位置との対称側(図において上側)にモー
タベース67側へ突出する摺動ピン73を設け、該摺動ピン
73をモータベース67及び上方プレート43に貫設した案内
穴74、75に摺動自在に装着している。又、モータベース
67に設けた案内穴74は、枢軸72cを中心とした円弧状の
穴であり、上方プレート43に設けた案内穴75は、図7、
20において上下方向に略直線状にして、その上端を右側
に屈曲して設けて成り、駆動歯車68と太陽歯車48の噛合
状態で、両案内穴74、75の上端74a、75aが重なり(図
7参照)、又駆動歯車68と太陽歯車48の離隔状態で、両
案内穴74、75の下端74b、75bが重なる(図20参照)様
に成している。従って、持ち手72bによる切換レバー72
の揺動により、摺動ピン73が案内穴74、75の上端74a、
75aに位置した時に、両歯車68、48が噛合し、下端74
b、75bに位置した時に、駆動歯車68が太陽歯車48から
離脱する。又、切換レバー72の基体32aの切換レバー72
形成側斜辺と、モータベース67の適所とを圧縮コイルバ
ネ76で連結している。このバネ76により、切換レバー72
の各揺動(摺動ピン73が案内穴74、75の上端74a、75a
及び下端74b、75bの夫々に位置した)状態を保持する
様に成している。
【0025】又、ラック39には、駆動歯車68と太陽歯車
48の離脱して、手動でドア1を開閉操作する時、又は操
作中に、ラック39を中立位置Nへ自動的に移動させ、ラ
ック39の解錠及び施錠手段9、10によるドアロック装置
5に対する制御(ドアロック状態の保持、ロックアウト
状態の保持)を解除し、ラッチ6が自由に回転できる様
にした規制解除手段77を設け、ドア1の手動開閉を支障
なく操作できる様に成している。この規制解除手段77
は、ラック39のピン50に係合した一対のねじりコイルバ
ネ78、78aから成る。このねじりコイルバネ78、78a
は、ラック39のピン50が中立位置Nに位置した状態で、
中間プレート42におけるピン50の左右側に対応した位置
に、バネ支持ピン79、79aを上方突設し、該バネ支持ピ
ン79、79aにねじりコイルバネ78、78aのコイル部を外
嵌し、各バネ78、78aの先端部及び基端部間の夫々に、
中間プレート42に上方突設したスペーサ80、80aを配置
すると共に、バネ78、78aの最先端部間にピン50を配置
し、ピン50(ラック39)が中立位置Nに移動する方向に
付勢している。尚、ラック39が中立位置Nに位置してお
らず、ラック39の係合段部56、56aに爪片58が係合した
状態で、太陽歯車48から駆動歯車68を離脱させた場合、
ラック39は、その状態では中立位置Nへ移動できない
が、かかる状態からドア1を手動により開閉操作した時
に、同時に回転する板カム61により、梃子杆59が揺動し
て爪片58による前記係合が解除され、この時にバネ78、
78aにてラック39が中立位置Nへ移動するので、ドア1
の開放時点又は閉鎖時点でドアロック装置5を正常に作
動させられる。又、ドア1の手動開閉時におけるドアロ
ック装置5の施錠及び解錠は、当然ながら、通常の車輛
と同様の操作で成し得る。即ち、ドア開放時には、ドア
1に既設されているアウトサイドハンドル及びインサイ
ドハンドル(図示せず)でドアロック装置5のラッチ6
によるストライカ7への係合を解除させて解錠し、又ド
ア閉鎖時には、ドア1を締め切ることで、ドアロック装
置5のラッチ6をストライカ7に係合させて施錠する。
【0026】この様に、ドア1の内壁から突出している
持ち手72bで切換レバー72を揺動することによりドア1
を自動及び手動開閉に切換えられ、通常は、切換レバー
72により、太陽歯車48に駆動歯車68を噛合させ、駆動源
32の作動により、上記の通り、ドア開閉作動装置11を作
動させ、これに連繋した解錠手段9及び施錠手段10を遠
隔操作して、ドア開放時に、施錠手段10によるドアロッ
ク保持状態を解除すると共に、解錠手段9にてロックア
ウトした後に、ドア1を開放動作させ、又ドア閉鎖時
に、解錠手段9によるロックアウト保持状態を解除し、
ドア1の閉鎖動作完了後、施錠手段10にてドアロックす
る様に成している。又、手動開閉時には、切換レバー72
により、太陽歯車48から駆動歯車68を離脱させ、ドア1
を手動で開閉可能な状態と成し、規制解除手段77によ
り、上記の通り、少なくともドア1の閉鎖時点及び開放
時点で、ドアロック装置5が通常の施錠及び解錠できる
様に、ラック39を中立位置Nに移動させ、ラック39の解
錠及び施錠手段9、10に対する規制を解除する様に成し
ている。
【0027】
【発明の効果】要するに本発明は、ドア1に設置したド
ア開閉作動装置11をリンク34を介してドア1のアームヒ
ンジ2に連繋して自動開閉自在と成したので、従来の様
に、車輛ステップにドア開閉作動装置を設置する必要が
ないため、車輛乗降口の間口が狭くならず、車輛乗降時
に躓くこともない。又、ドア開閉作動装置11は、ドア1
に内装されたドアロック装置5のラッチ6をフルラッチ
位置からストライカ解放位置へ強制回動してロックアウ
ト状態を保持する解錠手段9と、前記ラッチ6をストラ
イカ解放位置からフルラッチ位置へ強制回動してドアロ
ック状態を保持する施錠手段10の夫々を連繋し、ドア開
放時に、施錠手段10によるドアロック保持状態を解除し
てラッチ6をストライカ解放位置へ回動可能と成すと共
に、解錠手段9にてラッチ6をストライカ解放位置へ回
動してロックアウトした後に、ドア1を開放動作し、又
ドア1の閉鎖動作中において、解錠手段9によるロック
アウト保持状態を解除し、ドア1の閉鎖動作完了後、施
錠手段10にてドアロックする様に成したので、ドア1の
完全自動化できると共に、特にドア閉鎖時において、全
閉した後に施錠手段10でドアロックするため、従来の様
にドアを急加速で締め切る必要がないため、駆動源32を
小型化できると共に、乗降者がドア1に指などを挟む前
にこれを容易に引き戻すことのできるスピードでもドア
1を閉鎖することも可能で、ドア1を安全に開閉させら
れ、又ドアの閉鎖音や車体に及ぼす振動も従来に比し必
然的に小さくなるため、これらを原因とした故障などの
不具合を低減できる。
【0028】又、ドア開閉作動装置11は、リンク34に枢
着連結したクランク37の軸44基端に回転盤45を固定し、
該回転盤45に遊星歯車46を軸支すると共に、該遊星歯車
46に内歯47aを噛合した外輪47を回転自在に支持し、駆
動源32に連繋した太陽歯車48を前記遊星歯車46に噛合
し、外輪47の外歯47bにラック39を噛合し、該ラック39
には、その往復運動中の位置で解錠手段9と施錠手段10
の夫々を制御する遠隔操作手段49を設けると共に、ドア
1の開閉状態に対応してラック39を間歇的に往復運動さ
せ、ラック39の停止で太陽歯車48の回転を外輪47からク
ランク軸44に切換伝動する様にしたラック動作制御手段
40を設けて成るので、従来の様に2個の駆動源を用いる
ことなく、1個の駆動源32によりドアロック装置5の施
錠及び解錠と、ドア1をスイング開閉動作を行えること
ができ、極力ドア1の重量を軽減できる。
【0029】そして、ラック39は、ドア1の閉鎖状態で
はストローク始点S1に位置し、遠隔操作手段49で施錠
手段10がドアロック状態を保持する様に成したので、ド
ア1の全閉状態を確実に維持できる。又、ドア開放時に
おいて、ラック動作制御手段40はラック39に作用せず、
ラック39のストローク始点S1からストローク終点S2
への往路移動中に、遠隔操作手段40で施錠手段10による
ドアロック状態の保持を解除すると共に、解錠手段9に
よるロックアウトを完了して成るので、ドア1の開放動
作前にラッチ6をストライカ解放位置へ回動してストラ
イカ7を開放可能と成すことができ、ドア1の開放動作
が可能と成る。又、ラック39のストローク終点S2での
停止で太陽歯車48の上記回転がラック39からクランク軸
44に切換伝動されるので、駆動源32を正逆回転させるこ
とにより、ドア1を開閉作動できると共に、ラック動作
制御手段40により、ラック39の停止状態を保持する様に
成したので、ドアロック装置5のロックアウト状態を保
持でき、ラッチ6がドア開放時に勝手に動作するといっ
た誤動作がなく確実にドア1を開放できる。又、ドア閉
鎖動作中の全閉手前で、ラック動作制御手段40によるラ
ック39の停止状態が解除され、ラック39のストローク終
点S2からの復路移動中に、遠隔操作手段49で解錠手段
9によるロックアウト状態の保持を解除したので、この
解除により、ドア全閉時点での施錠手段10によるドアロ
ックをスピーディーに行え、前記解除と同時にラック動
作制御手段40によりラック39を再停止させたので、太陽
歯車48の回転をクランク軸44に切換伝動してドア1を全
閉できる。又、ドア1が全閉した時点で、再度ラック動
作制御手段40によるラック39の停止状態が解除され、太
陽歯車48の回転をクランク軸44からラック39に切換伝動
でき、ラック39のストローク始点S1までの復路移動中
に遠隔操作手段49で施錠手段10によるドアロックを完了
する様に成したので、全閉した後にドアロック装置5を
ドアロックするため、確実な施錠ができると共に、その
ドアロック状態が保持されるため、全閉状態の安全性が
確保できる。
【0030】又、ラック動作制御手段40は、ラック39背
部に往路方向J1へ順次に迫り上げた二段の係合段部5
6、56aを刻設したカム面57と、該カム面57の各係合段
部56、56aに対し係脱自在に揺動することにより、ラッ
ク39を間歇動作させる爪片58と、該爪片58の係合段部5
6、56aへの係脱を操作する梃子杆59と、クランク軸44
に設けられ、梃子杆59にカム面60が接離自在と成した板
カム61とから成るので、ラック39の往復運動を必要に応
じて間歇的に作動させて伝動機構部31、解錠及び施錠手
段9、10を制御して、ドア1を開閉させることができ
る。
【0031】そして、上中下段の第1から第3カム面60
a、60b、60cから成る板カム61のカム面60は、第1カ
ム面60a上に梃子杆59が位置した時に、爪片58を各係合
段部56、56aより離隔した位置に揺動させ、ドア閉鎖状
態で第1カム面60a上に梃子杆59が位置して成るので、
ドア開放時において、ドア閉鎖状態から開放動作させる
までの間、即ち施錠手段10がドアロック装置5のドアロ
ック状態の保持を解除し、解錠手段9がドアロック装置
5をロックアウトする間は、太陽歯車48の回転はラック
39に伝動されてクランク軸44が回転しないため、ラック
39は爪片58による既成されることなく、ストローク始点
S1からストローク終点S2への往路移動でき、その間
に施錠手段10及び解錠手段9を操作して、ロックアウト
装置5をロックアウトでき、ドア1を開放させることが
できる。又、ラック39はストローク終点位置S2で下段
の係合段部56に爪片58を係合可能に設定し、第3カム面
60cに梃子杆59が位置した時、及びカム面60が梃子杆59
より離隔した時に、爪片58が下段の係合段部56に係合可
能な位置に揺動させ、クランク軸44のドア開放方向P1
への回転中に第1から第3カム面60a、60b、60cを梃
子杆59が順次に摺動した後に梃子杆59からカム面60が離
脱する様に成したので、解錠手段9によるロックアウト
を保持した状態で、太陽歯車48の回転力をラック39から
クランク軸44に切換伝動でき、かかる状態において駆動
源32を正逆回転することにより、ドア1を開閉動作させ
ることができる。又、ラック39は遠隔操作手段49が解錠
及び施錠手段9、10によるドアロック及びロックアウト
状態の保持を解除させる中立位置Nで、上段の係合段部
56aに爪片58を係合可能に設定し、第2カム面60b上に
梃子杆59が位置した時に、爪片58を上段の係合段部56a
に係合可能な位置に揺動させ、クランク軸44のドア閉鎖
方向P2への回転中において、ドア1の全閉手前で、第
2カム面60b上に梃子杆59を位置させたので、この時ラ
ック39に太陽歯車48の回転力がクランク軸44から一端切
換伝動して、解錠手段9によるロックアウト状態の保持
を解除でき、その後爪片58が上段の係合段部56aに係合
してラック39が停止し、太陽歯車48の回転力をラック39
からクランク軸44に再度切換伝動でき、ドア1を全閉で
きる。又、ドア全閉状態で第1カム面60a上に梃子杆59
を位置させる様に設定したので、太陽歯車48の回転力を
クランク軸44からラック39に再度切換伝動でき、ドアロ
ック装置5をドアロックできる。
【0032】又、ドア開閉作動装置11は、その駆動源32
と伝動機構部31とをクラッチ手段33にて係脱自在に設け
たので、該クラッチ手段33により、駆動源32と伝動機構
部31を離脱することにより、簡単にドア1を手動にて開
閉できる。又,万一、ドア1の開閉途中で駆動源32が故
障しても、これを伝動機構部31から離脱することで手動
開閉操作と成し得るので、ドア1を手動で確実に閉鎖す
ることができる。又、クラッチ手段33による駆動源32と
伝動機構部31との離脱状態で、ラック39が中立位置Nへ
移動可能と成す様に、バネ78、78aにて付勢したので、
少なくともドア1の閉鎖時点及び開放時点で、解錠及び
施錠手段9、10によるドアロック装置5への規制を解除
してラッチ6を自由に回転させられ、ドアロック装置5
が通常の施錠及び解錠できる様に、ドア1の手動開閉操
作を支障なく行うことができる等その実用的効果甚だ大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輛内部から見た閉鎖状態のスイングドアを内
部透視した斜視図である。
【図2】ストライカを開放したドアロック装置の内部の
正面図及び側面図である。
【図3】ハーフラッチ状態のドアロック装置の内部の正
面図及び側面図である。
【図4】フルラッチ状態のドアロック装置の内部の正面
図及び側面図である。
【図5】フルラッチ状態からロック解除する直前のドア
ロック装置の内部の正面図及び側面図である。
【図6】ドアの全閉及び全開状態を示す簡略図である。
【図7】ドア開閉装置の平面図である。
【図8】ドア開閉装置の正面図である。
【図9】図7のAーA断面図である。
【図10】図8のCーC断面図である。
【図11】図7のBーB断面図である。
【図12】ドア全閉時の伝動機構部を示す図である。
【図13】ドアロック装置のロックアウト時の伝動機構
部を示す図である。
【図14】ドアの開放動作途中の伝動機構部を示す図で
ある。
【図15】ドア全開時の伝動機構部を示す図である。
【図16】ドアの閉鎖動作途中の伝動機構部を示す図で
ある。
【図17】ドア全閉手前の伝動機構部を示す図である。
【図18】ドア全閉状態でのドアロック装置のハーフラ
ッチ手前の伝動機構部を示す図である。
【図19】ドア全閉状態でのドアロック装置のフルフラ
ッチの伝動機構部を示す図である。
【図20】手動状態のドア開閉装置の平面図である。
【符号の説明】
1 スイングドア 2 アームヒンジ 5 ドアロック装置 6 ラッチ 9 解錠手段 10 施錠手段 11 ドア開閉作動装置 31 伝動機構部 32 駆動源 33 クラッチ手段 34 リンク 37 クランク 39 ラック 40 ラック動作制御手段 44 クランク軸 45 回転盤 46 遊星歯車 47 外輪 47a 内歯 47b 外歯 48 太陽歯車 49 遠隔操作手段 56、56a 係合段部 57 カム面 58 爪片 59 梃子杆 60 カム面 60a 第1カム面 60b 第2カム面 60c 第3カム面 61 板カム 78、78a バネ J1 往路方向 N 中立位置 P1 ドア開放方向 P2 ドア閉鎖方向 S1 ストローク始点 S2 ストローク終点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイングドアに設置したドア開閉作動装
    置をリンクを介してスイングドアのアームヒンジに連繋
    して自動開閉自在と成し、ドア開閉作動装置は、スイン
    グドアに内装されたドアロック装置のラッチをフルラッ
    チ位置からストライカ解放位置へ強制回動してロックア
    ウト状態を保持する解錠手段と、前記ラッチをストライ
    カ解放位置からフルラッチ位置へ強制回動してドアロッ
    ク状態を保持する施錠手段の夫々を連繋し、ドア開放時
    に、施錠手段によるドアロック保持状態を解除してラッ
    チをストライカ解放位置へ回動可能と成すと共に、解錠
    手段にてラッチをストライカ解放位置へ回動してロック
    アウトした後に、スイングドアを開放動作し、又スイン
    グドアの閉鎖動作中において、解錠手段によるロックア
    ウト保持状態を解除し、スイングドアの閉鎖動作完了
    後、施錠手段にてドアロックする様に成したことを特徴
    とする車輛用スイングドアの開閉装置。
  2. 【請求項2】 ドア開閉作動装置は、リンクに枢着連結
    したクランクの軸基端に回転盤を固定し、該回転盤に遊
    星歯車を軸支すると共に、該遊星歯車に内歯を噛合した
    外輪を回転自在に支持し、駆動源に連繋した太陽歯車を
    前記遊星歯車に噛合し、外輪の外歯にラックを噛合し、
    該ラックには、その往復運動中の位置で解錠手段と施錠
    手段の夫々を制御する遠隔操作手段を設けると共に、ス
    イングドアの開閉状態に対応してラックを間歇的に往復
    運動させ、ラックの停止で太陽歯車の回転を外輪からク
    ランク軸に切換伝動する様にしたラック動作制御手段を
    設けて成り、ラックは、スイングドアの閉鎖状態ではス
    トローク始点に位置し、遠隔操作手段で施錠手段がドア
    ロック状態を保持する様に成し、ドア開放時において、
    ラック動作制御手段はラックに作用せず、ラックのスト
    ローク始点からストローク終点への往路移動中に、遠隔
    操作手段で施錠手段によるドアロック状態の保持を解除
    すると共に、解錠手段によるロックアウトを完了し、ラ
    ックのストローク終点での停止で太陽歯車の上記回転が
    クランク軸に切換伝動されると共に、ラック動作制御手
    段により、ラックの停止状態を保持する様に成し、又ド
    ア閉鎖動作中の全閉手前で、ラック動作制御手段による
    ラックの停止状態が解除され、ラックのストローク終点
    からの復路移動中に、遠隔操作手段で解錠手段によるロ
    ックアウト状態の保持を解除し、同時にラック動作制御
    手段によりラックを再停止させ、スイングドアが全閉し
    た時点で、再度ラック動作制御手段によるラックの停止
    状態が解除され、ラックのストローク始点までの復路移
    動中に遠隔操作手段で施錠手段によるドアロックを完了
    する様に成したことを特徴とする請求項1記載の車輛用
    スイングドアの開閉装置。
  3. 【請求項3】 ラック動作制御手段は、ラック背部に往
    路方向へ順次に迫り上げた二段の係合段部を刻設したカ
    ム面と、該カム面の各係合段部に対し係脱自在に揺動す
    ることにより、ラックを間歇動作させる爪片と、該爪片
    の係合段部への係脱を操作する梃子杆と、クランク軸に
    設けられ、梃子杆にカム面が接離自在と成した板カムと
    から成り、ラックのカム面は、遠隔操作手段が解錠及び
    施錠手段によるドアロック及びロックアウト状態の保持
    を解除させる中立位置で、上段の係合段部に爪片を係合
    可能に設定すると共に、ラックのストローク終点位置
    で、下段の係合段部に爪片を係合可能に設定し、板カム
    のカム面は、上中下段の第1から第3カム面から成り、
    第1カム面上に梃子杆が位置した時に、爪片を各係合段
    部より離隔した位置に揺動させ、第2カム面上に梃子杆
    が位置した時に、爪片を上段の係合段部に係合可能な位
    置に揺動させ、第3カム面に梃子杆が位置した時、及び
    カム面が梃子杆より離隔した時に、爪片が下段の係合段
    部に係合可能な位置に揺動させ、ドア閉鎖状態で第1カ
    ム面上に梃子杆が位置し、クランク軸のドア開放方向へ
    の回転中に第1から第3カム面を梃子杆が順次に摺動し
    た後に梃子杆からカム面が離脱する様に成し、又クラン
    ク軸のドア閉鎖方向への回転中において、スイングドア
    の全閉手前で、第2カム面上に梃子杆を位置させ、ドア
    全閉状態で第1カム面上に梃子杆を位置させる様に設定
    したことを特徴とする請求項2記載の車輛用スイングド
    アの開閉装置。
  4. 【請求項4】 ドア開閉作動装置は、その駆動源と伝動
    機構部とをクラッチ手段にて係脱自在に設けると共に、
    該クラッチ手段による駆動源と伝動機構部との離脱状態
    で、ラックが中立位置へ移動可能と成す様に、バネにて
    付勢したことを特徴とする請求項2又は3記載の車輛用
    スイングドアの開閉装置。
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