JP2001114922A - フェノール樹脂発泡体 - Google Patents

フェノール樹脂発泡体

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JP2001114922A
JP2001114922A JP29131799A JP29131799A JP2001114922A JP 2001114922 A JP2001114922 A JP 2001114922A JP 29131799 A JP29131799 A JP 29131799A JP 29131799 A JP29131799 A JP 29131799A JP 2001114922 A JP2001114922 A JP 2001114922A
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phenolic resin
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foam
phenol
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Yuichi Arito
裕一 有戸
Susumu Sugano
晋 菅野
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡剤が炭酸ガスで、CFC類及びHCFC
類を使用せずに、優れた断熱性能を有し、かつ圧縮強度
等の機械的強度に優れ、脆性が改善されたフェノール樹
脂発泡体を提供する。 【解決手段】 独立気泡率70%以上、熱伝導率0.0
25kcal/m・hr・℃以下、平均気泡径5μm以
上400μm以下の範囲にあり、炭酸ガスを25重量%
〜0.05重量%含有し、かつCFC類およびHCFC
類を実質的に含有せず、気泡壁に実質的に孔が存在しな
いフェノール樹脂発泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建築材料とし
て好適な断熱用フェノール樹脂発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂発泡体は、有機樹脂発泡
体のなかでも、特に難燃性、耐熱性、低発煙性、寸法安
定性、耐溶剤性、加工性に優れているため、各種建築材
料として広く使用されている。一般的にフェノール樹脂
発泡体は、フェノールとホルマリンを触媒により重合し
たフェノール樹脂と、発泡剤、界面活性剤、硬化触媒、
その他添加剤を均一に混合し発泡させることによって製
造される。
【0003】従来のフェノール樹脂発泡体は、発泡剤と
してトリクロロトリフルオロエタン(CFC−11
3)、トリクロロモノフルオロメタン(CFC−11)
等のCFC類や、ジクロロトリフルオロエタン(HCF
C−123)、ジクロロフルオロエタン(HCFC−1
41b)等のHCFC類であるハロゲン化炭化水素やそ
の誘導体が用いられてきた。発泡剤としての、これらハ
ロゲン化炭化水素やその誘導体は製造時の安全性に優
れ、更にガス自体の熱伝導度が低いことから、得られた
発泡体の熱伝導度をも低くできると言う利点を有してい
た。
【0004】しかしながら、現在においては、CFC
類、HCFC類等、塩素を含む物質は成層圏のオゾンを
分解しオゾン層の破壊を引き起こすことが明らかにされ
るに至り、これらの物質は地球レベルでの環境破壊の原
因として世界的に問題とされるようになり、それらの製
造及び使用量が世界的に規制されるようになってきた。
また、塩素を含まないオゾン破壊係数が0のフルオロ炭
化水素である1,1,1,2−テトラフルオロエタン
(HFC−134a)、1,1−ジフルオロエタン(H
FC−152a)なども、地球温暖化係数が比較的大き
いことから、ヨーロッパでは使用が制限される動きにあ
る。
【0005】一方、ペンタン等の炭化水素類は、オゾン
破壊係数が0で地球温暖化係数も比較的小さいことから
注目されているが、可燃性であるという問題がある。そ
こで、地球温暖化係数が小さく、比較的熱伝導率の低い
ガスとして炭酸ガスが注目されている。フェノール樹脂
発泡体の発泡剤として炭酸ガスを使用することは、液化
炭酸ガスを発泡剤として用いた特開平3−106947
号公報や、炭酸バリウムを分解させて発生した炭酸ガス
を発泡剤として用いた特開平4−239040号公報あ
るいは、CFC発泡剤の量を削減するために、CFC−
113と液化炭酸ガスと炭酸塩を併用している特開平3
−169621号公報等で公知である。
【0006】しかしながら、炭酸ガスは、オゾン層を破
壊することが無く、地球温暖化係数も小さい点で優れて
いるものの、ガス自体の熱伝導率が高い上に、沸点が極
めて低く、ハロゲン化炭化水素と比べ、得られるフェノ
ール樹脂発泡体の独立気泡率が低下したり、セル径が大
きくなったりするため、ハロゲン化炭化水素を併用せず
に発泡した場合、良好な断熱性能は得られず、脆性等の
機械的強度も不十分であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、発泡
剤が炭酸ガスで、CFC類及びHCFC類を使用せず
に、優れた断熱性能を有し、かつ圧縮強度等の機械的強
度に優れ、脆性が改善されたフェノール樹脂発泡体を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記本発
明の課題を達成するために、特定の気泡形態、特定の樹
脂架橋構造を成したフェノール樹脂発泡体が、上記本発
明の課題を達成し得ることを見出し、本発明を完成させ
るに至った。即ち本発明は、 1. 独立気泡率70%以上、熱伝導率0.025kc
al/m・hr・℃以下、平均気泡径5μm以上400
μm以下の範囲にあり、炭酸ガスを25重量%〜0.0
5重量%含有し、かつCFC類およびHCFC類を実質
的に含有せず、気泡壁に実質的に孔が存在しないことを
特徴とするフェノール樹脂発泡体、 2. 熱分解ガスクロマトグラフィーの熱分解パターン
から求められる、熱分解生成物のトリメチルフェノール
の面積(Aと称する。)のフェノールの面積(Bと称す
る。)に対する面積比(Cと称する。C=A/B)が下
記式(1)の範囲にあり、 0.05≦ C≦4.0 (1) 熱分解ガスクロマトグラフィーの熱分解パターンから求
められる、熱分解生成物の尿素架橋由来の成分の総面積
(Dと称する。)のフェノール誘導体成分の総面積(E
と称する。)に対する面積比(Fと称する。F=D/
E)が下記式(2)の範囲である上記1のフェノール樹
脂発泡体、 0.01≦ F≦0.5 (2) 3. 脆性が30%以下である上記1又は2のフェノー
ル樹脂発泡体、である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
よるフェノール樹脂発泡体において、独立気泡率は70
%以上、好ましくは80%以上、更に好ましくは85%
以上であり、99.3%以下である。、独立気泡率が7
0%未満であると、フェノール樹脂発泡体の発泡剤が空
気と置換して断熱性能の経時低下が著しくなる恐れがあ
るばかりではなく、発泡体の表面脆性が増加して機械的
実用性能を満足しなくなる懸念がある。
【0010】本発明のフェノール樹脂発泡体に含まれる
気泡は、気泡壁に実質的に孔がなく、平均気泡径5μm
以上400μm以下の微細な気泡である。本発明のフェ
ノール樹脂発泡体は、気泡壁に実質的に孔が存在しない
ことから、製造時に発泡剤として使用した炭酸ガスをフ
ェノール樹脂発泡体中に含有する。本発明のフェノール
樹脂発泡体中の炭酸ガス含有量は、25〜0.05重量
%であることが好ましく、より好ましくは20〜0.1
重量%である。また、本発明のフェノール樹脂発泡体
は、実質的にCFC類及びHCFC類を含まない。な
お、本発明において実質的にCFC類及びHCFC類を
含まないとは、後述する発泡剤の分析法において未検出
であることをいう。
【0011】一般的にフェノール樹脂発泡体は発泡剤が
気化することによって樹脂中に生じた微細な空間と、こ
の空間と空間との間に形成された樹脂部から構成され
る。本発明では該空間を気泡とよび、樹脂部を気泡壁と
よぶ。気泡径は1μmから2mm程度の大きさである。
本発明におけるフェノール樹脂発泡体の平均気泡径は後
述する方法による測定で5μm以上400μm以下であ
り、好ましくは10μm以上300μm以下である。平
均気泡径が5μm未満であると、気泡壁の厚さに限界が
有ることから、必然的に発泡体密度が上昇し、その結果
発泡体における樹脂部の伝熱割合が増加し、フェノール
樹脂発泡体の断熱性能は不十分となる恐れがある。ま
た、逆に気泡径が400μmを越えると、輻射による熱
伝導が増加するようになり、発泡体の断熱性能が低下す
る。
【0012】図1に気泡壁構造の模式図を示す。本発明
によるフェノール樹脂発泡体は、図1aに模式的に示さ
れる気泡壁構造を有する。従来提案されている炭酸ガス
を発泡剤として用いたフェノール樹脂発泡体を模式的に
示したのが図1bであるが、図1bにおいては、3個の
気泡に囲まれた樹脂部の断面(以下、気泡壁切断面と言
う(図1中の2))及び内部気泡表面(以下、気泡壁表
面と言う(図1中の1))に多数の孔又はへこみ(図1
中の3)が認められる。この孔又はへこみは直径50〜
3000nm(通常は100〜1000nm)であり、
気泡壁を貫通している場合が多い。本発明によるフェノ
ールフォームは、図1aが示すように気泡壁切断面及び
気泡壁表面に孔又はへこみが実質的に存在しない。本発
明において、気泡壁に実質的に孔が存在しないとは、電
子顕微鏡で気泡壁切断面を観察して、ひとつの気泡壁切
断面あたりの孔又はへこみが10個以下、好ましくは5
個以下である状態である。
【0013】本発明においては、フェノール樹脂発泡体
を特定の樹脂架橋構造と成すことが好ましい。本発明で
は、この樹脂の架橋構造を間接的に測定する手段とし
て、熱分解ガスクロマトグラフィーを用いる。フェノー
ル樹脂発泡体を試料としたときの熱分解ガスクロマトグ
ラフィーのパイログラムに現れるトリメチルフェノール
やフェノールの各成分の面積は、直接フェノール樹脂発
泡体の構造を示すものではないが、間接的にフェノール
樹脂発泡体を構成している高分子の構造を反映する有力
な指標となり得る。本発明においては、上記パイログラ
ムのトリメチルフェノールの面積(以下、Aと称す。)
のフェノールの面積(以下、Bと称す。)に対する面積
比率(以下、C値と称す。)を、フェノール樹脂のメチ
レン構造ないしメチルエーテル構造の架橋密度を間接的
に反映する指標とする。フェノール樹脂中にメチレン架
橋やメチルエーテル架橋が多いとC値は大きくなり、逆
にメチレン架橋やメチルエーテル架橋が少ないとC値は
小さくなる。
【0014】本発明においては、上記C値は0.05以
上4.0以下であることが好ましい。更に好ましくは
0.1以上3.0以下である。本発明者らは、C値がこ
の範囲になるようにレゾール樹脂の分子量分布、重合時
のホルマリンとフェノールの仕込み比、発泡条件を調整
した場合に、得られた発泡体の樹脂自体の強度及び発泡
特性が著しく改善され、炭酸ガス発泡剤を用いても断熱
性能及び機械的強度に優れたフェノール樹脂発泡体が得
られることを見いだしたのである。
【0015】本発明では、このC値が4.0を越える
と、発泡体が脆く実用性能が不十分となる恐れがある。
さらに、発泡体製造時に樹脂の粘度が高すぎて発泡倍率
が上がらないなどの不都合を生じる可能性がある。ま
た、C値が0.05未満である場合は、フェノール樹脂
発泡体の圧縮強度等が低下する恐れが有る。また、本発
明のフェノール樹脂中には、特定量の尿素架橋構造を有
する事が好ましい。本発明においては、パイログラムの
尿素架橋由来の成分の総面積(以下、Dと称す。)のフ
ェノール誘導体成分の総面積(以下、Eと称す。)に対
する面積比率(以下、F値と称す。)を、フェノール樹
脂の尿素架橋構造の密度の指標とする。尿素架橋構造を
示す指標もC値と同様に、発泡体試料の熱分解ガスクロ
マトグラフィーのパイログラムに現れる成分の面積比率
により求められる。
【0016】本発明において、尿素架橋由来の成分と
は、該パイログラムで、後述する測定条件に置いて、保
持時間8分から18分の間に放出される成分で、分子内
にフェニル基とイソシアナート(−NCO)基を含む化
合物である。具体的には図2のピーク7から11で、こ
れらに対応するマススペクトルが各々図3から図7に示
すものである。ピーク7から11までの面積の総和をD
とする。本発明におけるフェノール誘導体とはフェノー
ル、2−メチルフェノール、4−メチルフェノール、
2,4−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノ
ール、2,4,6−トリメチルフェノールであり、具体
的には図2のピーク1から6である。本発明ではこれら
のパイログラムの面積の総和をEとする。F値は0.0
1以上0.5以下であることが好ましく、より好ましく
は、0.02以上0.3以下である。F値が0.01未
満の場合は、フェノール樹脂発泡体の著しい強度の向上
は見られず、またF値が0.5を越えると逆に強度が低
下するようになる。
【0017】本発明によるフェノール樹脂発泡体は、従
来の炭酸ガス発泡剤のフェノール樹脂発泡体と比べ脆性
及び圧縮強度も大きく改善されている。これにより、従
来のフェノール樹脂発泡体がその脆さ故に使用が制限さ
れていた用途にも、利用範囲を拡大することが期待され
る。本発明のフェノール樹脂発泡体は、後述する測定法
による脆性が通常30%以下が好ましく、より好ましく
は20%以下である。脆性が30%を越えると、発泡体
表面が削れた樹脂粉が多くなり施工時の作業性が低下
し、運搬、施工などの取り扱い時に製品が破損し易くな
る傾向がある。脆性は、フェノール樹脂発泡体の独立気
泡率、平均気泡径、密度及び樹脂自体の強度と密接に関
わっており、本発明では、独立気泡率70%以上、平均
気泡径5μm以上400μm以下の範囲にすると共に、
特にフェノール樹脂発泡体を形成する樹脂自体を上記の
架橋構造と成すことで樹脂の強度を向上させ、樹脂発泡
体の脆性を著しく改善しうるのである。
【0018】本発明における発泡体の密度は10kg/
3以上70kg/m3以下が好ましく、より好ましくは
20kg/m3以上50kg/m3以下である。密度が1
0kg/m未満だと圧縮強度等の機械的強度が小さく
なり、取り扱い時に破損しやすくなり、表面脆性も増加
する。逆に密度が70kg/m3をこえると樹脂部の伝
熱が増加し断熱性能が低下する懸念がある。本発明のフ
ェノール樹脂発泡体の熱伝導率は、0.025kcal
/m・hr・℃以下であり、好ましくは0.023kc
al/m・hr・℃以下0.010kal/m・hr・
℃以上である。
【0019】次に、本発明によるフェノール樹脂発泡体
の製造法について説明する。フェノール樹脂発泡体の製
造に用いるフェノール樹脂は、フェノールとホルマリン
を原料としてアルカリ触媒により重合させるレゾール樹
脂と、酸性触媒により重合させるノボラック樹脂、ナフ
テン酸鉛などの弱酸性触媒により重合させるベンジリッ
クエーテル型フェノール樹脂又はこれらの混合物があ
る。中でも、レゾール樹脂は、粘度調整等が容易で好ま
しい。レゾール樹脂に尿素架橋構造を導入するには、レ
ゾール重合時に尿素を添加して尿素と反応したレゾール
樹脂を調整しても良いが、予めアルカリ触媒でメチロー
ル化した尿素をレゾール樹脂に混合し塩基性のまま加熱
反応させると更に良い。
【0020】フェノール樹脂組成物中のメチロール化尿
素量は、通常フェノール樹脂に対し1〜40重量%が好
ましく、特に好ましくは2〜30重量%である。尿素成
分を添加したフェノール樹脂組成物は、水分量を調整す
ることにより所望する粘度にして使用される。樹脂組成
物の好適粘度は発泡条件により異なるが、回転式粘度計
(東機産業(株)製R100型粘度計REタイプ)で測
定した40℃における粘度が、好ましくは50〜800
00cpsで、より好ましくは100〜50000cp
sである。
【0021】本発明における発泡剤としては、液化炭酸
ガスや、炭酸塩、炭酸水素塩等分解により炭酸ガスを放
出する物を用いることが出来るが、その中でも液化炭酸
ガスは、フェノール樹脂発泡体中に塩が残らないので好
ましい。本発明における発泡剤の使用量は、所望する発
泡体の密度、発泡条件等によって任意に選択して差し支
えないが、通常、フェノール樹脂が100重量部に対し
て、発泡剤は炭酸ガス換算0.1から25重量部である
ことが好ましく、より好ましくは1から20重量部であ
る。また、必要に応じてHFC類、HC類等を炭酸ガス
と混合して用いても良い。
【0022】適正な粘度に調整されたフェノール樹脂組
成物と、発泡剤、界面活性剤、硬化触媒、更に必要に応
じて高沸点の脂肪族炭化水素、高沸点の脂環式炭化水素
またはそれらの混合物、フルオロエーテル、フルオロア
ミン、フルオロアルカン等の添加剤を混合機に導入し、
均一に混合して、発泡性組成物を得ることが出来る。そ
の際、界面活性剤を予め樹脂に混合しておいて、混合機
に導入しても良いし、これらを別々に混合機に導入して
も良い。また、高沸点の脂肪族炭化水素、高沸点の脂環
式炭化水素またはそれらの混合物、フルオロエーテル、
フルオロアミン、フルオロアルカンを用いる場合には、
これらを予めフェノール樹脂と混合して混合機に導入し
ても良いし、発泡剤と混合して混合機に導入しても良い
し、混合機に単独で供給しても良い。混合機で混合して
得られた発泡性組成物を、型枠などに流し込み、加熱処
理により発泡硬化を完了させ、フェノール樹脂発泡体を
得る。
【0023】発泡硬化させる際の硬化触媒としては、塩
酸、硫酸、燐酸などの無機酸、酢酸、ぎ酸、トルエンス
ルホン酸、キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
フェノールスルホン酸、スチレンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸などの有機酸を単独又は2種類以上混合し
て使用できる。また硬化助剤としてレゾルシノール、ク
レゾール、サリゲニン(o−メチロールフェノール)、
p−メチロールフェノールなどを添加しても良い。ま
た、これら硬化触媒を、ジエチレングリコール、エチレ
ングリコールなどの溶媒で希釈しても良い。
【0024】発泡の際に用いる硬化触媒組成物量は、樹
脂100重量部に対して1重量部から60重量部がこの
ましく、より好ましくは3重量部から50重量部であ
る。本発明で使用する界面活性剤は、ノニオン系の界面
活性剤が効果的であり、例えば、エチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドの共重合体であるアルキレンオキ
サイドや、アルキレンオキサイドとヒマシ油の縮合物、
アルキレンオキサイドとノニルフェノール、ドデシルフ
ェノールのようなアルキルフェノールとの縮合生成物、
更にはポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の脂肪酸エ
ステル類、ポリジメチルシロキサン等のシリコーン系化
合物、ポリアルコール類等がある。これらの界面活性剤
は一種類で用いても良いし、二種類以上を組み合わせて
用いても良い。また、その使用量についても特に制限は
ないが、本発明ではフェノール樹脂100重量部当たり
0.3〜10重量部の範囲で好ましく使用される。
【0025】次に本発明におけるフェノール樹脂発泡体
の組織、構造、特性の評価方法について説明する。本発
明における発泡体の平均気泡径とは、発泡体断面の50
倍拡大写真上に9cmの長さの直線を4本引き、各直線
が横切った気泡の数を各直線で求め、それらの平均値
(JIS K6402に準じて測定したセル数)で18
00μmを割った値である。
【0026】本発明における気泡壁の孔又はへこみの数
は、次のようにして測定した。試験片はフォームの厚み
方向のほぼ中央の表裏面に平行な断面からトリミングカ
ッターで2から3mm程度の厚さで1cm2程度に切削
した。試料台に固定した試験片に金スパッタリング処理
(15mA、3分間)を行い、走査型電子顕微鏡(日立
S−800)で気泡壁切断面の5000倍の拡大写真を
撮り観察した。5カ所の切断面を観察して孔又はへこみ
の数を数え平均して判断した。
【0027】密度は、20cm角のフェノール樹脂発泡
体を試料とし、この試料の面材、サイディング材を取り
除いて重量と見かけ容積を測定して求めた値であり、J
ISK7222に従い測定した。独立気泡率は、次のよ
うにして測定した。フェノール樹脂発泡体からコルクボ
ーラーでくり貫いた直径35〜36mmの円筒試料を、
高さ30〜40mmに切りそろえ、空気比較式比重計1
000型(東京サイエンス社製)の標準使用方法により
試料容積を測定する。その試料容積から試料重量と樹脂
密度から計算した気泡壁の容積を差し引いた値を、試料
の外寸から計算した見かけの容積で割った値であり、A
STM D2856に従い測定した。ただし、フェノー
ル樹脂の密度は1.27g/cmとした。
【0028】熱伝導率はサンプル200mm角、低温板
5℃、高温板35℃でJIS A1412の平板熱流計
法に従い測定した。脆性試験の試験片は、一つの面に成
形スキン又は面材を含むように一辺25±1.5mmの
立方体12個切り出して試料とした。ただし、発泡体の
厚さが25mmに満たない場合の試験片の厚さは発泡体
の厚さとした。室温乾燥した一辺19±08mmの樫製
の立方体24個と試験片12個を、埃が箱の外へ出ない
ように密閉できる内寸191×197×197mmの樫
製の木箱に入れ、毎分60±2回転の速度で600±3
回転させる。回転終了後、箱の中身を呼び寸法9.5m
mの網に移し、ふるい分けをして小片を取り除き、残っ
た試験片の重量を測定し、試験前の試験片重量からの減
少率を計算した値が脆性であり、JIS A9511に
従い測定した。
【0029】フェノール樹脂発泡体中に含まれるガスの
量は、フェノール樹脂発泡体サンプルの発生ガスをヘッ
ドスペース法によりトラップし濃縮した後GC/MS分
析を行い、定量した。ヘッドスペース法による処理は、
日本分析工業社製のJHS−100Aを用い、加熱条件
300℃−15分、吸着剤tenax TA(−40
℃)、脱着条件358℃−10秒、試料量3〜5mgで
行った。ガスクロマトグラフィーの測定はヒューレット
パッカード社 HP5890A社で、低分子量化合物分
析用のキャピラリーカラムであるスペルキュー ピーエ
ルオーティーカラム(Supel−QTM PLOT)
(内径0.32mm、長さ30m)を用いた。オーブン
温度は、35℃からスタートし毎分20℃のスピードで
220℃まで昇温し10.75分間保持した。マススペ
クトル日本電子JMS AX−505Hにより、電子衝
撃イオン化法(EI法)でイオン化電圧70eV、イオ
ン化電流300mAで測定した。
【0030】熱分解ガスクロマトグラフィーのパイログ
ラムの測定は次のように行った。測定に用いるフェノー
ル樹脂発泡体サンプルは、面材、サイディング材を取り
除いた発泡体コア部分よりカッターナイフなどで削りだ
した粉末を更に乳鉢で入念に粉砕し、一度の測定当たり
0.3〜0.4mgを試料量とした。熱分解装置は、加
熱炉型熱分解装置であるフロンティアラボ社製PY20
10Dを用いた。熱分解温度は670℃で行った。ガス
クロマトグラフィーの測定はヒューレットパッカード社
HP5890A型で、無極性液相のキャピラリーカラ
ムであるデュラボンド(Durabondo) DB−
1(内径0.25mm、膜厚0.25μm、長さ30
m)を用いた。キャリヤーガスはヘリウム(He)、全
流量は100cc/min、ヘッドプレッシャー100
kPa、オーブン温度は、50℃からスタートし毎分2
0℃のスピードで340℃まで昇温し15.5分間保持
した。
【0031】各成分の検出は水素炎イオン化検出器(F
ID)で行い、各ピークの面積値を全検出成分で規格化
し、それぞれの成分の比率とした。ただし、ピークの裾
が重なる場合には、ピークの重なりの谷間から、ベース
ラインへ垂線を下ろし、ベースラインと垂線に囲まれた
範囲をピーク面積とした。本発明によるフェノール樹脂
発泡体サンプルのガスクマトグラムの一例を図2に示
す。各成分の構造は、ガスクロマトグラフィーにより分
離した成分を質量分析機に導入して得たマススペクトル
により確認した。マススペクトルは日本電子JMS A
X−505Hにより、電子衝撃イオン化法(EI法)で
イオン化電圧70eV、イオン化電流300mAで測定
した。
【0032】該フェノール樹脂発泡体中の尿素架橋由来
構造の比率は、フェノールとトリメチルフェノールの比
率を求めたのと同様に熱分解ガスクロトグラフィーを測
定し、その各成分の面積より計算できる。パイログラム
の尿素架橋由来構造の成分の面積の総和Dと、フェノー
ル、2−メチルフェノール、4−メチルフェノール、
2,4−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノ
ール、2,4,6−トリメチルフェノールの面積の総和
Eを求め、DのEに対する面積比をFとする。本発明に
よるフェノール樹脂発泡体の尿素架橋由来の分解生成物
のマススペクトルの例は図3から図7に示す。
【0033】
【発明の実施の形態】次に実施例および比較例によって
本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例及び比較
例で用いたレゾール樹脂は以下のようにして準備した。 (A) レゾール樹脂の合成 反応機に、50%ホルマリン(三菱ガス化学(株)製)2
4.5kgとフェノール(99.5%以上 三井化学
(株)製)18kgを仕込み、プロペラ回転式の撹拌機に
より撹拌し、温調機により反応機内部液温度を40℃に
調整する。次いで、50%水酸化ナトリウム(NaO
H)水溶液を400g加え、反応液を40℃から85℃
に上昇させ100分間保持した。その後、反応液を5℃
まで冷却する。これを、レゾール樹脂A−1とする。
【0034】別途、反応機に50%ホルマリン2kgと
水3kgと50%水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液
200gを加え、尿素(和光純薬社製、試薬特級)4k
gを仕込み、プロペラ回転式の撹拌機により撹拌し、温
調機により反応機内部液温度を40℃に調整する。次い
で、反応液を50℃から70℃に上昇させ60分間保持
した。これを、メチロール尿素Uとする。次に、10k
gのレゾール樹脂A−1に対しメチロール尿素Uを18
00g混合して液温度を60℃に上昇させ一時間保持し
た。次いで反応液を30℃まで冷却し、パラトルエンス
ルホン酸一水和物の50%水溶液でpHが6になるまで
中和した。この反応液を、60℃で脱水処理して、レゾ
ール樹脂Aを得た。 (B) レゾール樹脂の合成 レゾール樹脂Bの合成は添加するメチロール尿素Uの重
量を400gに変更した以外はレゾール樹脂Aと同様に
行った。 (C) レゾール樹脂の合成 レゾール樹脂Cの合成は添加するメチロール尿素Uの重
量を2700gに変更した以外はレゾール樹脂Aと同様
に行った。
【0035】(D) レゾール樹脂の合成 反応機に、50%ホルマリン16kgとフェノール18
kgを仕込み、プロペラ回転式の撹拌機により撹拌し、
温調機により反応機内部液温度を40℃に調整する。次
いで、50%水酸化ナトリウム水溶液400gを加え、
反応液を40℃から50℃に20分間保持した。その後
温度を徐々に85℃まで上げ、温度が85℃に達してか
ら170分間保持した。その後、反応液を5℃まで冷却
した。これを、レゾール樹脂D−1とする。D−1をパ
ラトルエンスルホン酸一水和物の50%水溶液でpHが
6になるまで中和した。この反応液を、60℃で脱水処
理して、レゾール樹脂Dを得た。 (E) レゾール樹脂の合成 反応機に、50%ホルマリン23kgとフェノール15
kgを仕込み、プロペラ回転式の撹拌機により撹拌し、
温調機により反応機内部液温度を40℃に調整する。次
いで、50%水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液を4
00g加え、反応液を40℃から85℃に上昇させ18
0分間保持した。その後、反応液を5℃まで冷却する。
これを、レゾール樹脂E−1とする。E−1をパラトル
エンスルホン酸一水和物の50%水溶液でpHが6にな
るまで中和した。この反応液を、60℃で脱水処理し
て、レゾール樹脂Eを得た。
【0036】
【実施例1】レゾール樹脂Aに界面活性剤としてエチレ
ンオキサイド−プロピレンオキサイドのブロック共重合
体(BASF製 プロニックF127)をレゾール樹脂
100gに対して3.5gの割合で溶解した。この、レ
ゾール樹脂混合物と、発泡剤として、窒素を0.1重量
%溶解した液化炭酸ガスと、硬化触媒としてキシレンス
ルホン酸(テイカ(株)製 テイカトックス110)80
重量%とジエチレングリコール20重量%(和光純薬9
8+%)の混合物をそれぞれ、レゾール樹脂混合物10
0重量部、発泡剤20重量部、硬化触媒15重量部の割
合で温調ジャケット付きピンミキサーに供給した。ミキ
サーから出てきた混合物をポリエステル不織布(スパン
ボンドE1040 旭化成工業(株)製 商品名)を敷
いた型枠に流し込み、70℃のオーブンに入れ2時間、
80℃のオーブンに1時間、90℃のオーブンに1時間
保持してフェノール樹脂発泡体を得た。
【0037】
【実施例2〜3及び比較例1〜2】実施例2、3、比較
例1、2は、それぞれ、レゾール樹脂として表1に示す
樹脂を用い、その他は実施例1と全く同様にしてフェノ
ール樹脂発泡体を製造した。なお、以上の実施例、比較
例で得たC値、F値及び発泡体の独立気泡率、平均気泡
径、熱伝導率、炭酸ガス含有量、脆性、セル壁の孔の有
無を表1にまとめて示す。
【0038】また、図8にはセル壁の孔に無い状態のS
EM写真を示し、図9にはセル壁に孔の有る状態のSE
M写真を示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明によるフェノール樹脂発泡体は、
優れた断熱性能を有し、圧縮強度等の機械的強度に優
れ、表面脆性が著しく改善されている。本発明による樹
脂発泡体は、オゾン層破壊の恐れがなく地球温暖化係数
の低い発泡剤を使用しているため、地球環境により適合
した建築用断熱材として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フェノールフォームの気泡壁構造の模式図であ
る。(a)は本発明の気泡壁に実質的に孔が存在しない
気泡壁構造模式図であり、(b)は従来技術の孔又はへ
こみが存在する気泡壁構造模式図である。
【図2】本発明のフェノール樹脂発泡体サンプルの、熱
分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムの一例であ
る。
【図3】本発明のフェノール樹脂発泡体サンプルの、熱
分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムの一つの尿
素架橋由来構造成分のマススペクトルの例である。
【図4】本発明のフェノール樹脂発泡体サンプルの、熱
分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムの一つの尿
素架橋由来構造成分のマススペクトルの例である。
【図5】本発明のフェノール樹脂発泡体サンプルの、熱
分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムの一つの尿
素架橋由来構造成分のマススペクトルの例である。
【図6】本発明のフェノール樹脂発泡体サンプルの、熱
分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムの一つの尿
素架橋由来構造成分のマススペクトルの例である。
【図7】本発明のフェノール樹脂発泡体サンプルの、熱
分解ガスクロマトグラフィーのパイログラムの一つの尿
素架橋由来構造成分のマススペクトルの例である。
【図8】孔又はへこみが存在しない気泡壁切断面の電子
顕微鏡写真である。
【図9】孔又はへこみが存在する気泡壁切断面の電子顕
微鏡写真である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡率70%以上、熱伝導率0.0
    25kcal/m・hr・℃以下、平均気泡径5μm以
    上400μm以下の範囲にあり、炭酸ガスを25重量%
    〜0.05重量%含有し、かつCFC類およびHCFC
    類を実質的に含有せず、気泡壁に実質的に孔が存在しな
    いことを特徴とするフェノール樹脂発泡体。
  2. 【請求項2】 熱分解ガスクロマトグラフィーの熱分解
    パターンから求められる、熱分解生成物のトリメチルフ
    ェノールの面積(Aと称する。)のフェノールの面積
    (Bと称する。)に対する面積比(Cと称する。C=A
    /B)が下記式(1)の範囲にあり、 0.05≦ C≦4.0 (1) 熱分解ガスクロマトグラフィーの熱分解パターンから求
    められる、熱分解生成物の尿素架橋由来の成分の総面積
    (Dと称する。)のフェノール誘導体成分の総面積(E
    と称する。)に対する面積比(Fと称する。F=D/
    E)が下記式(2)の範囲である請求項1記載のフェノ
    ール樹脂発泡体。 0.01≦ F≦0.5 (2)
  3. 【請求項3】 脆性が30%以下である請求項1又は2
    記載のフェノール樹脂発泡体。
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