JP2001114523A - 光学素子成形用金型、光学素子成形用金型の製造方法及び光学素子成形用金型の使用方法 - Google Patents

光学素子成形用金型、光学素子成形用金型の製造方法及び光学素子成形用金型の使用方法

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JP2001114523A
JP2001114523A JP29649999A JP29649999A JP2001114523A JP 2001114523 A JP2001114523 A JP 2001114523A JP 29649999 A JP29649999 A JP 29649999A JP 29649999 A JP29649999 A JP 29649999A JP 2001114523 A JP2001114523 A JP 2001114523A
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mold
press
molding
glass
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秀直 片岡
Miyoko Doi
美代子 土肥
Makoto Umetani
梅谷  誠
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子の形状に加工されたプレス面を有す
る金型を使用して、光学素子を一度に多数個成形するこ
と。 【解決手段】 上下にプレス面1a、プレス面1bが夫
々形成された金型1と、片面にプレス面3aが形成され
た金型3と、片面にプレス面5aが形成された金型5と
を用意する。これらの金型の間にガラス又は樹脂による
光学素子材料4を充填し、各金型を胴型2で保持する。
そしてプレスヘッド7の加圧と加熱により金型3及び金
型5に対して圧力を加え、光学素子材料4をプレス成形
する。こうすると、従来の複雑な加圧機構を必要とせ
ず、光学性能が良好で、ばらつきの少ない光学素子が一
回の成形で複数個成形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精度で光学性能
の良好な光学素子を、安価に且つ効率よく大量にプレス
成形するための光学素子成形用金型、光学素子成形用金
型の製造方法、及び光学素子成形用金型の使用方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】高精度な光学素子を金型を用いて直接プ
レス成形するためには、金型材料として耐酸化性に優
れ、プレス成形する光学素子材料に対して不活性であ
り、プレスしたときに金型のプレス面形状が崩れないよ
うな高温強度性を有するものが必要である。また金型材
料は加工性に優れ、精密加工が容易でなくてはならな
い。
【0003】以上のような光学素子成形用金型に必要な
条件をある程度満足するものとして、特公昭62−28
091号公報に記載されているものがある。これはWC
を主成分とする超硬合金又はサーメットを金型素材に用
い、金型素材上に貴金属系の保護膜をコーティングした
金型である。この金型を用いて光学素子をプレス成形す
ることにより、量産が可能となっている。
【0004】また、特開昭64−33022号公報、又
は特開平1−239030号公報に記載されているもの
がある。この発明は、プレス面形状が光学素子形状に精
密加工されたマスター型を用意し、このマスター型でガ
ラス材料を加熱し、プレス転写させたガラス金型を光学
素子成形用金型とするものである。また特開平1−14
8714号公報に記載されたものがある。この発明は、
ガラス材のみからなる型本体と、そのプレス面に形成さ
れる薄膜とで構成されるガラス金型を、光学素子成形用
金型とするものである。
【0005】また、高精度な光学素子をプレス成形によ
り、安価で大量に効率よく製造する方法として、特公平
5−32333号公報に示された方法や、特開平9−2
39757号公報に記載された方法がある。これらの方
法では、複数の金型を同一の搬送トレイに乗せ、金型を
同時に加熱、成形、冷却して光学素子を製造する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金型構成では前記の条件を全て満足するものは得られて
いない。例えば、特公昭62−28091号公報に記載
のものでは、金型素材としてWCを主成分とする超硬合
金、またはサーメットを用いる。そして金型素材上に貴
金属系の保護膜をコーティングし、一対の上下金型を製
作する。この一対の上下金型を用いた成形方法では、金
型1組を用いた1回の成形で、1個の光学素子しか得ら
れず、生産性が悪い。
【0007】また、このような問題点を解決するために
提案されている特公平5−32333号公報又は特開平
9−239757号公報に示された方法では、複数の金
型を同一の搬送トレイに乗せ、複数の金型を同時に加
熱、成形、冷却して光学素子を製造する。この方法で
は、搬送トレイに載せられた個々の金型の高さが微妙に
異なるため、各金型に加わるプレス荷重にばらつきが生
じ、得られた光学素子の光学性能が悪く、各光学素子に
もばらつきが生じる。
【0008】また、この荷重ばらつきの課題を解決する
ため、各金型に均一な荷重を加えて成形する方法があ
る。この方法では、成形時に用いるプレス機において、
搬送トレイに保持された複数の成形型の夫々に対向する
位置に、圧縮ばね及び加圧ピンを含む加圧機構を設ける
ものである。この場合は、成形装置が非常に複雑で高額
なものになる。また、搬送トレイに保持された複数の成
形型と加圧機構とに高い位置決め精度が求められる。こ
のため、少しでも加圧ピンに対して金型の位置がずれる
と、下金型に対して上金型が傾き、得られた光学素子の
第1面と第2面に傾きが生じ、光学性能が劣化するとい
う問題がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、光学素子の形状に加工された
プレス面を有する一対の光学素子成形用金型と、その製
造方法を実現すると共に、この金型を用いて光学素子を
一度に多数個成形する光学素子成形用金型の使用方法を
実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1〜3の発明では、タングステンカーバイ
ド(WC)を主成分とする超硬合金、又はチタンナイト
ライド(TiN)、チタンカーバイド(TiC)、クロ
ムカーバイド(Cr32 )、アルミナ(Al 23
を主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリ
ブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(C
o)、タングステン(W)、チタン(Ti)、又はそれ
ら金属を含む合金のうち、いずれかの金属材料から成
り、金型の第1のプレス面に対向した反対の面にも第2
のプレス面を有する光学素子成形用金型であることを特
徴とする。
【0011】この光学素子成形用金型の製造方法として
は、超精密加工機を用い、金型ブランクをダイヤモンド
砥石による研削加工法等により、所望の光学素子の形状
に精密に加工して第1のプレス面とし、さらに、対向す
るもう一方の端面にも研削加工法等により所望の光学素
子の形状に加工して、第2のプレス面とすることによ
り、上下面にプレス面を有する光学素子成形用金型を得
ることができる。
【0012】請求項3〜6の発明では、光学素子成形用
金型において、プレス成形する光学素子材料と金型との
離型性が悪い場合に、請求項1〜3記載の発明で得られ
た両方のプレス面に保護膜を形成するものである。その
製造方法としては、金型ブランクをダイヤモンド砥石に
よる研削加工法等により所望の光学素子の形状に精密に
加工して第1のプレス面とし、さらに、対向するもう一
方の端面も研削加工法等により所望の光学素子の形状に
加工して第2のプレス面とする。この後、両方のプレス
面に、スパッタ法、蒸着法、CVD法等により保護膜を
形成するものである。ここで、保護膜としては、白金
(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、
ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニウム
(Ru)、レニウム(Re)、タングステン(W)、タ
ンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以上の金属を
含む合金薄膜であることが望ましい。
【0013】請求項7〜12の発明では、請求項3〜6
の発明で得られた光学素子成形用金型で金型材料と保護
膜との密着性が悪く、成形時のプレス応力に耐えきれず
保護膜が剥離する場合、保護膜の密着力を向上させるた
めに、金型材料と保護膜との間に両方に対して密着力の
優れた中間膜を形成するものである。その製造方法とし
ては、金型ブランクをダイヤモンド砥石による研削加工
法等により所望の光学素子の形状に精密に加工して第1
のプレス面とし、さらに、対向するもう一方の端面も研
削加工法等により所望の光学素子の形状に加工して第2
のプレス面とする。その後、両方のプレス面にスパッタ
法、蒸着法、CVD法等により中間膜を形成し、その中
間膜上に同様の方法で保護膜を形成するものである。こ
こで、中間膜としては、金型母材となるガラスに含まれ
る成分、又は保護膜に含まれる成分を含む材料、又はク
ローム(Cr)、タンタル(Ta)、モリブデン(M
o)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、ジルコ
ニウム(Zr)、コバルト(Co)、チタン(Ti)、
銅(Cu)から選ばれる金属を含む材料であることが望
ましい。
【0014】請求項13〜16の発明では、ガラスから
成る光学素子成形用金型であって、金型のプレス面の反
対の面にもプレス面を有することを特徴とする光学素子
成形用金型である。この金型の製造方法としては、プレ
ス面が所望の光学素子の形状に加工された一対のマスタ
ー型により、ガラスをプレス成形することにより、上下
面にプレス面を有する光学素子成形用金型を得るもので
ある。ここで、ガラス材料としては、結晶化ガラスを用
いてもよい。ただし、結晶化ガラスを用いる場合は、マ
ザーガラスをプレス成形した後、結晶化処理を実施する
必要がある。
【0015】請求項17〜12の発明では、請求項13
〜16の発明による光学素子成形用金型で、プレス成形
する光学素子材料と金型との離型性が悪い場合に、請求
項13〜16の発明で得られた光学素子成形用金型にお
いて、両方のプレス面に保護膜を形成するものである。
その製造方法としては、プレス面が所望の光学素子の形
状に加工された一対のマスター型により、ガラスをプレ
ス成形し、また、結晶化ガラスを用いた場合には、その
後に、マザーガラスに結晶化処理を施し、上下面にプレ
ス面を有する光学素子成形用金型を得る。そして、上下
の両プレス面に、スパッタ法、蒸着法、CVD法等によ
り保護膜を形成するものである。ここで、保護膜として
は、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム
(Ir)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ル
テニウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
(W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
上の金属を含む合金薄膜であることが望ましい。
【0016】請求項23〜30の発明では、請求項17
〜12の発明による光学素子成形用金型において、金型
材料のガラスと保護膜との密着性が悪く、成形時のプレ
ス応力に耐えきれず保護膜が剥離する場合、保護膜の密
着力を向上させるために、金型材料と保護膜との間に両
方に対して密着力の優れた中間膜を形成するものであ
る。その製造方法としては、プレス面が所望の光学素子
の形状に加工された一対のマスター型により、ガラスを
プレス成形し、また、結晶化ガラスを用いた場合には、
その後に、結晶化処理を施し、上下面にプレス面を有す
る光学素子成形用金型を得る。そして、上下の両プレス
面に、スパッタ法、蒸着法、CVD法等により中間膜を
形成し、その中間膜上に同様の方法で、保護膜を形成す
るものである。ここで、中間膜としては、金型母材とな
るガラスに含まれる成分、又は保護膜に含まれる成分を
含む材料、又はクローム(Cr)、タンタル(Ta)、
モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、タングステン
(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト(Co)、チ
タン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金属を含む材料
であることが望ましい。
【0017】請求項31〜38の発明は、光学素子の成
形用金型の使用方法であって、片面にのみプレス面を持
つ金型を下型とし、下型の上に、上下面にプレス面を有
する本発明の光学素子成形用金型を少なくとも1個以上
乗せ、最後に片面にプレス面を持つ金型を上型として乗
せ、各々のプレス面間に光学素子材料を挿入して加熱、
プレス成形し、冷却した後、成形された光学素子を取り
出すものである。ここで、各々の金型素材としては、タ
ングステンカーバイド(WC)を主成分とする超硬合
金、又はチタンナイトライド(TiN)、チタンカーバ
イド(TiC)、クロムカーバイド(Cr32 )、ア
ルミナ(Al23 )を主成分とするサーメット、又は
クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニッケル(N
i)、コバルト(Co)、タングステン(W)、チタン
(Ti)、又はそれら金属を含む合金、又はガラスのい
ずれかから成ることが望ましい。また、ガラスとして結
晶化ガラスを使用しても良い。
【0018】また、金型と光学素子材料との濡れ性が良
く、成形された光学素子の離型性が悪い場合には、金型
プレス面上に保護膜を形成することが望ましい。ここ
で、保護膜の材料としては、白金(Pt)、パラジウム
(Pd)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、オ
スミウム(Os)、ルテニウム(Ru)、レニウム(R
e)、タングステン(W)、タンタル(Ta)のうち、
少なくとも1種類以上の金属を含む合金薄膜であること
が望ましい。また、金型と保護膜との密着力が弱く、成
形時のプレス応力に耐えきれず保護膜が剥離する場合に
は、金型プレス面と保護膜の間に中間膜を形成すること
が望ましい。ここで、中間膜としては、金型母材となる
ガラスに含まれる成分、又は保護膜に含まれる成分を含
む材料、又はクローム(Cr)、タンタル(Ta)、モ
リブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、タングステン
(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト(Co)、チ
タン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金属を含む材料
であることが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における光学素子成形用金型とその製造方法、及
び光学素子を製造するための光学素子成形用金型の使用
方法について説明する。以下の説明では、各金型及び光
学素子材料に対して、特定の構成材料を明示しない場合
は、符号N(1,2,3・・・)を付け、特定の構成材
料を用いる場合は、符号NA,NB,NC・・・を付け
る。
【0020】図1に示される金型1Aは、例えば外径が
φ8.0mm、長さ5.2mmの円柱形状であり、WC
−Coの超硬合金よりなる光学素子成形用金型(中金
型)である。その一端面はプレス面1aとなっており、
所望の光学素子形状の第1面(曲率半径3.2mm、加
工径φ5.6mmの軸対称非球面)に超精密加工されて
いる。プレス面1aの形状精度は±0.1μm、表面粗
さは0.01μm以下である。また、対向する反対の一
端面もプレス面1bとなっており、所望の光学素子形状
の第2面(曲率半径10.2mm、加工径φ5.6mm
の軸対称非球面)に超精密加工されている。プレス面1
bの形状精度は±0.1μm、表面粗さは0.01μm
以下である。これらの加工面は同軸になっている。
【0021】この金型1Aの加工方法としては、外径が
φ8.0mmで長さ5.2mmの円柱形状に加工された
WC−Coの超硬合金を金型ブランクとして用い、金型
ブランクの両端面を、超精密加工機を用いたダイヤモン
ド砥石による研削加工を行い、所望の光学素子形状の第
1面、第2面を有するプレス面1a、1bを夫々得る。
【0022】次に、このような光学素子成形用金型の使
用方法として、光学素子を製造する方法について、図2
を参照しつつ説明する。円筒形状のWC−Coの超硬合
金製の胴型2の内穴に、片面にのみプレス面3aを有す
る下金型として金型3Aを挿入する。金型3Aにおける
プレス面3aの形状は、所望の光学素子形状の第1面に
超精密に研削加工されたもので、前述した金型1Aのプ
レス面1aと同形状のものである。次に、金型3Aのプ
レス面3a上に、球状の光学素子材料4Aを胴型2の上
部より挿入する。更にこの光学素子材料4Aの上に、下
側に光学素子形状の第2面に形状加工されたプレス面1
bが位置するよう、前述した金型1Aを挿入する。
【0023】さらに、金型1Aのもう一方のプレス面1
a上に、もう一つの光学素子材料4Aを胴型2の上部よ
り挿入する。最後に、片面にのみプレス面5aを有する
上金型として金型5Aを挿入する。金型5Aにおけるプ
レス面5aの形状は、所望の光学素子形状の第2面に超
精密に研削加工されたもので、金型1Aのプレス面1b
と同形状のものである。各金型3A、1A、5Aの挿入
位置は、光学素子材料4Aの球面が各金型に当たる位置
とする。この状態では、図2に示すように金型5Aのフ
ランジ部が胴型2の上部端面と離間している。また各金
型の外径と胴型2の内径は、緩い嵌め合い精度に保持さ
れている。
【0024】このような状態の金型3A,1A,5A
を、ヒーター6が内蔵されたプレスヘッド7間に保持
し、窒素雰囲気中にて金型を加熱してプレス成形する。
加熱成形直後の光学素子は、各金型のプレス面及び胴型
2の内面と密着状態にあるが、冷却後の光学素子は、ガ
ラスの体積膨張率の割合で収縮する。従って金型の冷却
後は、光学素子を容易に胴型2から取り出すことができ
る。こうして、プレス面形状の第1面、第2面が転写さ
れた光学素子を2個得ることができる。
【0025】図2では、金型3A、金型1A、金型5A
を組にして成形を行ったが、図3に示すように中間に金
型1Aを複数個、同方向に挿入することにより、一度の
成形で多数個の光学素子を得ることができる。また、本
実施の形態では、プレス面1bと5a、プレス面1aと
3aが同一の形状である金型3A、金型1A、金型5A
を一組にして成形を行い、同形状の光学素子を複数個成
形した。しかし例えば、プレス面1a、5aを異なる光
学素子の第1面、第2面とすることにより、異なる種類
の光学素子を一度に成形することも可能である。
【0026】本実施の形態では、金型3A、金型5Aの
材料としてWC−Coの超硬合金を用い、光学素子材料
4Aとして球状(φ6.0mm)のポリメチルメタアク
リレート樹脂(PMMA)を使用し、成形温度180
℃、プレス荷重80kgfにて繰り返し成形を実施し
た。成形の結果、光学性能が良好な光学素子を一度の成
形で2個得られ、生産量が2倍になった。また、従来の
光学素子を複数同時成形する方法では、搬送トレイに保
持された複数の成形型の高さが微妙に異なるため、夫々
の金型に対向する位置に設けられた圧縮ばね、及び加圧
ピンを含む加圧機構を具備する複雑な成形機が必要であ
った。本実施の形態の場合、複数個の金型を一つの胴型
内に一列に挿入して成形するため、そのような複雑な成
形機を必要としない。また、圧力が各々の光学素子材料
4に対して均一に加わるため、得られた各光学素子の光
学性能が非常に安定で、ばらつきも少なくなった。そし
て、本実施の形態の金型1Aは、成形温度下でのプレス
加重に耐えうる十分な高温強度性を有しており、金型の
プレス面がプレス加重に耐えきれず変形するということ
はなかった。
【0027】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における光学素子成形用金型とその製造方法につい
て説明する。図4に示される金型1Bは、外径がφ5.
0mm、長さ5.2mmの円柱形状で、チタンカーバイ
ド(TiC)を含むサーメットよりなる。また、その一
端面はプレス面1aとなっており、所望の光学素子形状
の第1面(曲率半径4.5mm、加工径φ4.0mmの
軸対称非球面)に超精密加工されている。プレス面1a
の形状精度は±0.1μm、表面粗さは0.01μm以
下である。また、対向する反対の一端面もプレス面1b
となっており、異なる光学素子の第2面(曲率半径7.
2mm、加工径φ4.5mmの軸対称非球面)に超精密
に加工されている。プレス面1bの形状精度は±0.1
μm、表面粗さは0.01μm以下である。また、両プ
レス面上には、光学素子材料との融着防止(離型性向
上)、酸化防止を目的として、Pt−Tiの保護膜8が
膜厚2.0μmにて成膜されている。
【0028】この金型1Bの加工方法としては、実施の
形態1と同様に、外径がφ5.0mmで長さが5.2m
mの円柱形状に加工されたチタンカーバイド(TiC)
を含むサーメットのプレス面1a、1bを、超精密加工
機を用いたダイヤモンド砥石により研削加工を行う。そ
して光学素子形状の第1面、及び異なる光学素子形状の
第2面として、プレス面1a、1bを得る。最後にスパ
ッタリング法により、プレス面1a、1b上にPt−T
iの保護膜8を膜厚2.0μmに成膜する。
【0029】次に、本実施の形態における光学素子成形
用金型の使用方法として、光学素子を製造する方法につ
いて、図2を用いて説明する。本実施の形態の金型3
B、金型5Bとして、チタンカーバイド(TiC)を含
むサーメットを用いる。金型1Bと同様に超精密加工機
を使用して、互いに異なる光学素子形状の第1面及び第
2面となるように精密研削加工により各々のプレス面3
a、5aの形状を仕上げる。金型3Bのプレス面3a
は、金型1Bの第1面の形状(曲率半径4.5mm、加
工径φ4.0mmの軸対称非球面)と同一にする。一
方、金型5Bのプレス面5aは、金型1Bの第2面の形
状(曲率半径7.2mm、加工径φ4.5mmの軸対称
非球面)と同一にする。プレス面3a、5aの形状精度
は±0.1μm、表面粗さは0.01μm以下である。
【0030】また、金型1B,3B,5Bの各プレス面
上には、光学素子材料との融着防止(離型性向上)、酸
化防止を目的として、スパッタリング法によりPt−T
iの保護膜8を膜厚2.0μmにて成膜する。そして、
光学素子材料4Bとしては、円柱状(φ3.5mm、長
さ3mm)の重フリントガラス(転移点430℃、軟化
点567℃)を使用し、窒素中で成形温度540℃、プ
レス荷重300kgfにて繰り返し成形を実施した。
【0031】また、本実施の形態の比較例として、保護
膜8を形成しない金型1B’、金型3B’、金型5B’
を使用し、同様の繰り返し成形を実施した。その結果、
保護膜8を成膜した本実施の形態の金型では、成形され
た光学素子の離型性が良好で、光学性能が良好なガラス
製の光学素子が得られた。これに対して、比較金型で
は、成形回数が数ショットで、成形時に光学素子材料4
Bが各々のプレス面に融着しやすく、成形後の光学素子
の取り出しが困難なることがある。本実施の形態による
成形方法により、1度の成形で異なる光学素子を2個成
形することが可能となった。そして、本実施の形態の金
型1Bは、成形温度下でのプレス加重に耐えうる十分な
高温強度性を有しており、金型のプレス面がプレス加重
に耐えきれず、変形するということはなかった。
【0032】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3における光学素子成形用金型とその製造方法につい
て説明する。図5に示される金型1Cは、外径がφ5.
0mmで長さが3.2mmの円柱形状でアルミナ(Al
23 )を主成分とするサーメットよりなる。また、そ
の一端面はプレス面1aとなっており、所望の光学素子
形状の第1面(曲率半径4.2mm、加工径φ4.0m
mの軸対称非球面)に超精密加工されている。プレス面
1aの形状精度は±0.1μm、表面粗さは0.01μ
m以下である。また、対向する反対の一端面もプレス面
1bとなっており、所望の光学素子形状の第2面(曲率
半径6.6mm、加工径φ4.0mmの軸対称非球面)
に超精密加工されている。プレス1bの形状精度は±
0.1μm、表面粗さは0.01μm以下である。
【0033】また、両プレス面1a、1b上には、光学
素子材料との融着防止(離型性向上)、酸化防止を目的
として、Pt−Wの保護膜8が膜厚1.5μmにて成膜
されている。また、両プレス面1a、1bと保護膜8の
間には、両者の密着性を向上させる目的で、中間膜9と
してCrが膜厚0.1μmにて形成されている。
【0034】この金型1Cの加工方法としては、前述の
実施の形態と同様に、外径がφ5.0mmで長さ3.2
mmの円柱形状に加工されたアルミナ(Al23 )を
主成分とするサーメットの両端面を、超精密加工機を用
いたダイヤモンド砥石により研削加工する。そして、所
望の光学素子形状の第1面、第2面を有するプレス面1
a、1bを得る。それらのプレス面上に対して、中間膜
9として蒸着法によりCrを膜厚0.1μmに成膜す
る。そしてこの後に同様の方法で、Pt−Wの保護膜8
を膜厚1.5μmに成膜する。
【0035】次に、本実施の形態における光学素子成形
用金型の使用方法として、光学素子を製造する方法につ
いて、図2又は図3を用いて説明する。本実施の形態の
金型3C、金型5Cとして、WC−Coの超硬合金を用
い、各々のプレス面3a、5aの形状を仕上げるため、
超精密加工機を使用して所望の光学素子形状の第1面及
び第2面に対して精密研削加工を行う。また、金型3C
及び金型5Cのプレス面3a、5aには、保護膜8とし
てスパッタリング法によりPt−Wを膜厚1.5μmに
形成した。そして、光学素子材料4Cとしては、円柱状
(φ3.0mm、長さ3mm)の重リン酸クラウンガラ
ス(転移点382℃、軟化点440℃)を使用し、窒素
中で成形温度430℃、プレス荷重350kgfにて繰
り返し成形を実施した。
【0036】また、本実施の形態では、図3に示すよう
に金型3Cと金型5Cの間に金型1Cを2個同方向に挿
入した。また、比較例として、中間膜9を形成しない金
型1C’を使用して同様に繰り返し成形を実施した。そ
の結果、中間膜9を成膜した本実施の形態の金型は、成
形時のプレス圧力で保護膜8がプレス面から剥離すると
いう問題もなく、光学性能が良好な光学素子を得られ
た。比較金型では、成形時のプレス圧力に耐えきれず、
保護膜8がプレス面から剥離しやすく、得られた光学素
子の一部に光学性能の悪いものがあった。ここでは、金
型3Cと金型5Cの間に金型1Cを2個挿入して成形を
実施したため、1度の成形で3個の光学素子の成形が可
能となり、生産性が3倍となった。そして、本実施の形
態の金型1Cは、成形温度下でのプレス加重に耐えうる
十分な高温強度性を有しており、金型のプレス面が、プ
レス加重に耐えきれず変形するということはなかった。
【0037】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4における光学素子成形用金型とその製造方法につい
て説明する。図6に示される金型1Dは、外径がφ5.
0mmで長さ3.2mmの円柱形状のガラスとし、例え
ばホウケイ酸ガラス、転移点Tg516℃、軟化点Ts
607℃を用いる。また、その一端面はプレス面1aと
なっており、所望の光学素子形状の第1面(曲率半径
3.2mm、加工径φ5.6mmの軸対称非球面)に超
精密加工されている。プレス面1aの形状精度は±0.
1μm、表面粗さは0.01μm以下である。また、対
向する反対の一端面もプレス面1bとなっており、所望
の光学素子形状の第2面(曲率半径10.2mm、加工
径φ5.6mmの軸対称非球面)に超精密加工されてい
る。プレス面1bの形状精度は±0.1μm、表面粗さ
は0.01μm 以下である。
【0038】この金型1Dの製造方法としては、図7に
示すように、上金型としてプレス面10aが所望の光学
素子の第1面の形状に加工されたマスター型10を用い
る。また下金型として、プレス面11aが所望の光学素
子形状の第2面の形状に加工されたマスター型11を用
いる。このマスター型10及び11を胴型12の内穴に
そのプレス面10a、11aを対向させて挿入する、ま
た、両金型間には金型素材13であるガラスを充填す
る。
【0039】この状態で、ヒーター6が内蔵されたプレ
スヘッド7を上下に設置し、窒素雰囲気中にて金型を加
熱してプレス成形する。そして冷却後に成形したガラス
を取り出すことにより、プレス面10aとプレス面11
aとを有するガラス製の金型1Dを得ることができる。
本実施の形態では、WC−Coの超硬合金製のマスター
型10及び11と胴型12とを用いた。またプレス面1
0a、11aには、ガラスとの融着防止、酸化防止を目
的として、Ptの保護膜を成膜した。また、金型素材1
3として、ホウケイ酸ガラス(転移点Tg516℃、軟
化点Ts607℃)を用いた。また、成形条件として
は、加熱温度600℃、プレス加重300kgfとし
た。
【0040】次に、本実施の形態による光学素子成形用
金型の使用方法として、光学素子を製造する方法につい
て、図2を用いて説明する。本実施の形態の金型3D、
金型5Dとして、WC−Coの超硬合金素材を用いる。
金型3D、金型5Dのプレス面3a、5aの形状は、超
精密加工機を使用して、所望の光学素子形状の第1面及
び第2面に精密研削加工する。プレス面3a、5aの形
状は夫々金型1Dのプレス面1a、プレス面1bと同形
状のものとした。また、光学素子材料4Dとして、球状
(φ6.0mm)のポリメチルメタアクリレート樹脂
(PMMA)を使用し、成形温度180℃、プレス荷重
80kgfにて繰り返し成形を実施した。成形の結果、
光学性能が良好な光学素子を一度の成形で2個得られ
た。このため、生産量が2倍になった。
【0041】また、本実施の形態の金型1Dの製造方法
によれば、所望の光学素子形状に精密に加工されたマス
ター型10、11によりガラスを加熱してプレス転写す
ることにより、対向する両面にプレス面を有する金型を
安価に且つ短時間に多数個作製することができた。ま
た、プレス成形によりプレス面を加工するため、金型1
Dを複数個成形しても、その形状のばらつきが非常に小
さくなった。このため、この金型を使用して光学素子材
料をプレス成形したときに得られる光学素子の光学性能
は、非常に安定なものとなった。そして、本実施の形態
の金型1Dは、成形温度下でのプレス加重に耐えうる十
分な高温強度性を有しており、金型のプレス面がプレス
加重に耐えきれず変形するということはなかった。
【0042】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5における光学素子成形用金型とその製造方法につい
て説明する。図8に示される金型1Eは、外径がφ5.
0mmで長さが5.2mmの円柱形状で、NiOを含む
結晶化ガラス(結晶化前のマザーガラスの転移点442
℃、軟化点610℃)よりなる。また、その一端面はプ
レス面1aとなっており、所望の光学素子形状の第1面
(曲率半径4.5mm、加工径φ5.0mmの軸対称非
球面)に超精密に加工されている。プレス面1aの形状
精度は±0.1μm、表面粗さは0.01μm以下であ
る。また、対向する反対の一端面もプレス面1bとなっ
ており、所望の光学素子形状の第2面(曲率半径8.6
mm、加工径φ5.0mmの軸対称非球面)に超精密に
加工されている。プレス面1bの形状精度は±0.1μ
m、表面粗さは0.01μm以下である。また、両プレ
ス面上には、光学素子材料との融着防止(離型性向
上)、酸化防止を目的として、Pt−SiCの保護膜8
が膜厚2.0μmにて成膜されている。
【0043】この金型1Eの製造方法としては、図7に
示すように、プレス面10aが所望の光学素子の第1面
の形状に加工されたマスター型10を用いる。またプレ
ス面11aが所望の光学素子形状の第2面の形状に加工
されたマスター型11を用いる。そして、このマスター
型10及び11を、胴型12の内穴にそのプレス面10
a、11aを対向させて挿入する。また、両プレス面1
0a、11a間に、金型素材13であるマザーガラス
(未結晶品)を充填する。
【0044】ここで、金型素材13として、NiOを含
むマザーガラス(ガラス転移点442℃、軟化点610
℃)を用いた。この状態で、ヒーター6が内蔵されたプ
レスヘッド7を設置し、窒素雰囲気中にて620℃に加
熱し、360kgfの加重にてプレス成形した。そして
冷却後に、成形したガラスを取り出す。更にこの金型を
電気炉で700℃にて高温熱処理して、ガラスを完全に
結晶化する。
【0045】最後に、マスター型10、11によるプレ
ス成形により得られたプレス面1a、1b上に対して、
スパッタリング法によりPt−SiCの保護膜8を膜厚
2.0μmに成膜する。この方法によって、結晶化ガラ
スよりなり、金型のプレス面の対向する反対の面にもプ
レス面を有し、両プレス面上に保護膜が形成された金型
1Eを得ることができる。本実施の形態では、マスター
型及び胴型の材料として、実施の形態4と同様に、WC
−Coの超硬合金を用い、マザー型10、11のプレス
面にはPtの保護膜を形成した。
【0046】次に、本実施の形態による光学素子成形用
金型の使用方法として、光学素子を製造する方法につい
て、図2を用いて説明する。本実施の形態の金型3E、
金型5Eとして、WC−Coの超硬合金素材を用いる。
プレス面形状は、超精密加工機を使用して所望の光学素
子形状の第1面及び第2面に精密研削加工を行う。金型
3E、金型5Eのプレス面形状は、金型1Eのプレス面
1a、プレス面1bと同形状のものを用いた。また、金
型3E、金型5Eのプレス面3a、5aには、保護膜8
としてスパッタリング法によりPt−Taを膜厚2.0
μmにて形成した。
【0047】そして、光学素子材料4Eとしては、円柱
状(φ3.5mm、長さ3mm)の重フリントガラス
(転移点430℃、軟化点567℃)を使用し、窒素中
で成形温度580℃、プレス荷重300kgfにて繰り
返し成形を実施した。また、本実施の形態の比較金型と
して、保護膜8を形成しない金型1E’、金型3E’、
金型5E’を使用して同様に繰り返し成形を実施した。
【0048】その結果、保護膜8を成膜した本実施の形
態の金型は、成形された光学素子の離型性が良好で、光
学性能の良好な光学素子を得られた。これに対して、比
較金型では、成形時に光学素子材料4Eが各々のプレス
面に融着しやすく、成形後の光学素子の取り出しが困難
になることがある。また、実施の形態1と同様、本成形
において1度の成形で複数個の光学素子の成形が可能と
なり、生産性が2倍となった。
【0049】また、本実施の形態の金型1Eの製造方法
によれば、所望の光学素子形状に精密に加工されたマス
ター型10、11により、ガラスを加熱してプレス転写
することにより、対向する両面にプレス面を有する金型
を安価に且つ短時間に作製できた。また、プレス成形に
よりプレス面を加工するため、金型1Eを複数個を成形
しても、その形状のばらつきが非常に小さくなった。こ
のため、この金型を使用して光学素子材料をプレス成形
したときに得られる光学素子の光学性能は、非常に安定
なものとなった。そして、本実施の形態の金型1Eは、
成形温度下でのプレス加重に耐えうる十分な高温強度性
を有しており、金型のプレス面がプレス加重に耐えきれ
ず変形するということはなかった。
【0050】(実施の形態6)次に、本発明の実施の形
態6における光学素子成形用金型とその製造方法につい
て説明する。図9に示される金型1Fは、外径がφ5.
0mmで、長さが3.2mmの円柱形状で、ZrO2
含む結晶化ガラス(結晶化前のマザーガラスの転移点4
60℃、軟化点550℃)よりなる。また、その一端面
はプレス面1aとなっており、所望の光学素子形状の第
1面(曲率半径4.2mm、加工径φ4.0mmの軸対
称非球面)に超精密加工されている。プレス面1aの形
状精度は±0.1μmであり、表面粗さは0.01μm
以下である。また、対向する反対の一端面もプレス面1
bとなっており、所望の光学素子形状の第2面(曲率半
径6.6mm、加工径φ4.0mmの軸対称非球面)に
超精密加工されている。プレス1bの形状精度は±0.
1μmであり、表面粗さは0.01μm以下である。
【0051】また、両プレス面1a、1b上には、光学
素子材料との融着防止(離型性向上)、酸化防止を目的
として、Pt−Irの保護膜8が膜厚1.2μmにて成
膜されている。また、両プレス面1a、1bと保護膜8
との間には、両者の密着性を向上させる目的として、中
間膜9としてPt−Tiが膜厚0.1μmにて形成され
ている。
【0052】この金型1Fの製造方法としては、図7に
示すように、プレス面10aが所望の光学素子の第1面
の形状に加工されたマスター型10を用いる。またプレ
ス面11aが所望の光学素子形状の第2面の形状に加工
されたマスター型11を用いる。このマスター型10及
び11を胴型12の内穴にそのプレス面10a、11a
を対向させて挿入する。また、両金型10、11間には
ガラス製の金型素材13を充填する。
【0053】ここで、本実施の形態では、金型素材13
として、ZrO2 を含む結晶化前のマザーガラス(ガラ
ス転移点460℃、軟化点550℃)を用いた。この状
態で、ヒーター6が内蔵されたプレスヘッド7を取り付
け、窒素雰囲気中にて570℃に加熱し、250kgf
の加重にてプレス成形する。更にプレス加重を保持した
まま、680℃まで加熱昇温し、マザーガラスを完全に
結晶化する。そして、この金型の冷却後、成形された結
晶化後のガラス製の金型1Fを取り出す。
【0054】そして最後に、プレス面1a、1b上にス
パッタリング法により中間膜9としてPt−Tiを膜厚
0.1μmにて成膜する。この後、保護膜8としてPt
−Irを同様のスパッタリング法により膜厚1.2μm
に成膜する。以上の製造方法により、結晶化ガラスより
成り、金型のプレス面の対向する反対の面にもプレス面
を有し、両プレス面上に中間膜と保護膜とが形成された
金型1Fを得ることができる。本実施の形態では、マス
ター型及び胴型の材料として、実施の形態4と同様にW
C−Coの超硬合金を用い、マザー型10、11のプレ
ス面にPtの保護膜を形成した。
【0055】次に、本実施の形態における光学素子成形
用金型の使用方法として、光学素子を製造する方法につ
いて、図2を用いて説明する。本実施の形態の金型3
F、金型5Fとして、WC−Coの超硬合金を用いる。
金型3F、金型5Fのプレス面3a、5aの形状は、超
精密加工機を使用して、所望の光学素子形状の第1面及
び第2面が形成されるように精密研削加工を行う。金型
3F、金型5Fのプレス面3a、5aの形状は、金型1
Fのプレス面1a、プレス面1bと同形状とした。ま
た、金型3F及び金型5Fのプレス面3a、5aには、
保護膜8としてスパッタリング法によりPt−Wを膜厚
2.0μmにて形成した。
【0056】そして、光学素子材料4Fとしては、円柱
状(φ3.0mm、長さ3mm)の重リン酸クラウンガ
ラス(転移点382℃、軟化点440℃)を使用し、窒
素中で成形温度430℃、プレス荷重350kgfにて
繰り返し成形を実施した。また、本実施の形態では、金
型3Fと金型5Fの間に金型1Fを2個、同方向に挿入
した。また、本実施の形態の比較用として、中間膜9を
形成しない金型1F’を使用して、同様の繰り返し成形
を実施した。その結果、中間膜9を成膜した本実施の形
態の金型は、成形時のプレス圧力で保護膜8がプレス面
から剥離するという問題もなく、光学性能が良好な光学
素子を得られた。比較金型では、成形時に保護膜8がプ
レス面から剥離しやすく、得られた光学素子の一部に光
学性能が悪いものがある。
【0057】また、本成形においては、図3に示すよう
に金型3Fと金型5Fの間に金型1Fを2個挿入して成
形を実施すると、1度の成形で3個の光学素子の成形が
可能となった。このため生産性が3倍となった。また、
本実施の形態の金型1Fの製造方法によれば、所望の光
学素子形状に精密に加工されたマスター型10、11に
よりガラスを加熱してプレス転写することにより、対向
する両面にプレス面を有する金型を安価に且つ短時間に
作製できた。また、プレス成形によりプレス面を加工す
るため、金型1Fを複数個成形しても、その形状のばら
つきが非常に小さくなった。このため、この金型を使用
して光学素子材料をプレス成形したときに得られる光学
素子の光学性能は、非常に安定なものとなった。そし
て、本実施の形態の金型1Fは、成形温度下でのプレス
加重に耐えうる十分な高温強度を有しており、金型のプ
レス面がプレス加重に耐えきれず変形するということは
なかった。
【0058】尚、以上の各実施の形態において、金型
1,3,5の材料として、WC−Coの超硬合金、チタ
ンカーバイド(TiC)を主成分とするサーメット、ア
ルミナ(Al23 )を主成分とするサーメット、ホウ
ケイ酸ガラス、NiOを含む結晶化ガラス、ZrO2
含む結晶化ガラスのいずれかを用いた。また、保護膜8
として、Pt−Ti、Pt−W、Pt−SiC、又はP
t−Irを用いた。更に中間膜9として、Cr、又はP
t−Tiを用いた。
【0059】しかし、金型1の材料として、その他の材
料、即ちタングステンカーバイド(WC)を主成分とす
る超硬合金、又はチタンナイトライド(TiN)、チタ
ンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド(Cr3
2 )、アルミナ(Al23)を主成分とするサーメッ
ト、又はクロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニッケ
ル(Ni)、コバルト(Co)、タングステン(W)、
チタン(Ti)や、それら金属を含む合金、又はガラ
ス、結晶化ガラスを用いることができる。
【0060】また、保護膜8として、その他の材料、即
ち白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
(W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
上の金属を含む合金を用いることができる。
【0061】また中間膜9として、その他の金型母材と
なるガラスに含まれる成分、又は保護膜に含まれる成分
を含む材料、又はCr、Ta、Mo、Ni、W、Zr、
Co、Ti、Cuから選ばれる金属を含む材料を用いて
も同様の効果が得られる。
【0062】また、中間膜9、保護膜8の成膜方法とし
て、蒸着法、スパッタリング法を用いたが、その他の成
膜方法により形成しても何ら変わらない。また、金型素
材の機械的加工法として、超精密加工機を使用した研削
加工を用いたが、その他の加工法を用いても問題ない。
また、光学素子材料4として、PMMA、重フリントガ
ラス、重リン酸クラウンガラスを用いたが、その他の光
学素子材料を使用しても、同様の効果が得られる。ま
た、結晶化処理の方法として、電気炉による熱処理、成
形による高温熱処理を実施したが、その他の方法でも良
い。
【0063】また、成形方法として、金型1を1個又は
2個使用して、光学素子を成形したが、さらに多くの金
型1を使用して成形しても良い。また、同品種の光学素
子を多数個成形するだけでなく、プレス面の組み合わせ
により、他品種の光学素子材料を複数個同時に成形して
も良い。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光学素子
成形用金型の構成において、金型のプレス面に対向した
反対の面にもプレス面を有する。また、金型材料とし
て、タングステンカーバイド(WC)を主成分とする超
硬合金、又はチタンナイトライド(TiN)、チタンカ
ーバイド(TiC)、クロムカーバイド(Cr3
2 )、アルミナ(Al23 )を主成分とするサーメッ
ト、又はクロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニッケ
ル(Ni)、コバルト(Co)、タングステン(W)、
チタン(Ti)、又はそれら金属を含む合金、又はガラ
ス、結晶化ガラスのうち、いずれかを用いるようにして
いるので、加熱時のプレス成形に耐えうる十分な機械的
強度が得られる。このために、成形による金型プレス面
の変形が発生しない。
【0065】また、光学素子材料と金型素材との離型性
が悪い場合には、保護膜として、スパッタ法、蒸着法、
CVD法等により、白金(Pt)、パラジウム(P
d)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、オスミ
ウム(Os)、ルテニウム(Ru)、レニウム(R
e)、タングステン(W)、タンタル(Ta)のうち、
少なくとも1種類以上の金属を含む合金薄膜をプレス面
上に形成するため、成形された光学素子が金型に融着し
て、離型しないといった問題が発生しない。
【0066】また、金型と保護膜との密着性が悪い場合
には、両者の間に中間膜として、金型に含まれる成分、
又は保護膜に含まれる成分を含む材料、又はCr、T
a、Mo、Ni、W、Zr、Co、Ti、Cuから選ば
れる金属を含む材料を、保護膜と同様に、スパッタ法、
蒸着法、CVD法等により形成するようにしている。こ
のため、光学素子成形時のプレス圧力に耐えきれず、保
護膜が剥離するといった問題が発生しない。
【0067】また、金型素材が、タングステンカーバイ
ド(WC)を主成分とする超硬合金、又はチタンナイト
ライド(TiN)、チタンカーバイド(TiC)、クロ
ムカーバイド(Cr32 )、アルミナ(Al23
を主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリ
ブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(C
o)、タングステン(W)、チタン(Ti)、又はそれ
ら金属を含む合金のうち、いずれかの場合には、超精密
加工機を使用して、ダイヤモンド砥石による研削加工に
より、プレス面を光学素子形状に精密加工することがで
きる。このため、高精度な金型を得ることができる。
【0068】また、金型素材が、ガラス及び結晶化ガラ
スの場合には、光学素子形状に超精密に加工されたマス
ター型によるプレス成形により金型を加工できるため、
金型間の形状のばらつきの小さい金型を安価に短時間で
得ることができる。
【0069】また、本発明の金型を使用した光学素子の
成形方法では、複数個の金型を一つの胴型内に一列に挿
入して成形できるため、複雑な成形機を必要とせず、ま
た、圧力が各々の光学素子材料に対して均一に加わるた
め、得られた各光学素子の光学性能が非常に安定で、ば
らつきが少ないものとなる。また、両面にプレス面を有
する金型を複数個使用することにより、光学素子を一度
の成形で多数個得られることができ、生産効率が飛躍的
に伸びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光学素子成形用
金型の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1〜6における光学素子の
製造方法(2個取り)を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1〜6における光学素子の
製造方法(3個取り)を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態2における光学素子成形用
金型の構成図である。
【図5】本発明の実施の形態3における光学素子成形用
金型の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態4における光学素子成形用
金型の構成図である。
【図7】本発明の実施の形態4〜6における光学素子成
形用金型の製造方法を示す概略図である。
【図8】本発明の実施の形態5における光学素子成形用
金型の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態6における光学素子成形用
金型の構成図である。
【符号の説明】
1,1A〜1F 金型(中金型) 1a 金型1のプレス面 1b 金型1のプレス面 2 胴型 3,3A〜3F 金型(下金型) 3a 金型3のプレス面 4,4A〜4F 光学素子材料 5 金型(上金型) 5a 金型5のプレス面 6 ヒーター 7 プレスヘッド 8 保護膜 9 中間膜 10 マスター型 10a マスター型10のプレス面 11 マスター型 11a マスター型11のプレス面 12 胴型 13 ガラス

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タングステンカーバイド(WC)を主成
    分とする超硬合金、又はチタンナイトライド(Ti
    N)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド
    (Cr32 )、アルミナ(Al23 )のいずれかを
    主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリブ
    デン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、
    タングステン(W)、チタン(Ti)のいずれかを主成
    分とする金属、又はそれら金属を含む合金のうち、いず
    れかの金型材料から成り、 第1の光学素子材料をプレス成形する第1プレス面と、 前記第1プレス面と反対面に設けられ、第2の光学素子
    材料をプレス成形する第2プレス面と、を有することを
    特徴とする光学素子成形用金型。
  2. 【請求項2】 タングステンカーバイド(WC)を主成
    分とする超硬合金、又はチタンナイトライド(Ti
    N)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド
    (Cr32 )、アルミナ(Al23 )のいずれかを
    主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリブ
    デン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、
    タングステン(W)、チタン(Ti)のいずれかを主成
    分とする金属、又はそれら金属を含む合金のうち、いず
    れかの金型材料を用いて金型ブランクを製作する工程
    と、 前記金型ブランクの一方の加工面に対し、第1の光学素
    子材料をプレス成形して光学素子の第1面が形成される
    よう、研削加工を行って第1プレス面を得る工程と、 前記金型ブランクの他方の加工面に対し、第2の光学素
    子材料をプレス成形して光学素子の第2面が形成される
    よう、研削加工を行って第2プレス面を得る工程と、を
    有することを特徴とする光学素子成形用金型の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 タングステンカーバイド(WC)を主成
    分とする超硬合金、又はチタンナイトライド(Ti
    N)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド
    (Cr32 )、アルミナ(Al23 )のいずれかを
    主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリブ
    デン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、
    タングステン(W)、チタン(Ti)のいずれかを主成
    分とする金属、又はそれら金属を含む合金のうち、いず
    れかの金型材料から成り、 第1の光学素子材料をプレス成形する第1プレス面と、 前記第1プレス面と反対面に設けられ、第2の光学素子
    材料をプレス成形する第2プレス面と、 プレス成形時に前記第1,第2の光学素子材料の融着を
    防止するため、前記第1プレス面及び第2プレス面に形
    成された保護膜と、を有することを特徴とする光学素子
    成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    3記載の光学素子成形用金型。
  5. 【請求項5】 タングステンカーバイド(WC)を主成
    分とする超硬合金、又はチタンナイトライド(Ti
    N)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド
    (Cr32 )、アルミナ(Al23 )のいずれかを
    主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリブ
    デン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、
    タングステン(W)、チタン(Ti)のいずれかを主成
    分とする金属、又はそれら金属を含む合金のうち、いず
    れかの金型材料を用いて金型ブランクを製作する工程
    と、 前記金型ブランクの一方の加工面に対し、第1の光学素
    子材料をプレス成形して光学素子の第1面が形成される
    よう、研削加工を行って第1プレス面を得る工程と、 前記金型ブランクの他方の加工面に対し、第2の光学素
    子材料をプレス成形して光学素子の第2面が形成される
    よう、研削加工を行って第2プレス面を得る工程と、 プレス成形時に前記光学素子材料の融着を防止するた
    め、前記第1プレス面及び第2プレス面に保護膜を形成
    する工程と、を有することを特徴とする光学素子成形用
    金型の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    5記載の光学素子成形用金型の製造方法。
  7. 【請求項7】 タングステンカーバイド(WC)を主成
    分とする超硬合金、又はチタンナイトライド(Ti
    N)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド
    (Cr32 )、アルミナ(Al23 )のいずれかを
    主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリブ
    デン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、
    タングステン(W)、チタン(Ti)のいずれかを主成
    分とする金属、又はそれら金属を含む合金のうち、いず
    れかの金型材料から成り、 第1の光学素子材料をプレス成形する第1プレス面と、 前記第1プレス面と反対面に設けられ、第2の光学素子
    材料をプレス成形する第2プレス面と、 前記第1プレス面及び前記第2プレス面に、保護膜の密
    着性を向上するために形成された中間膜と、 プレス成形時に前記光学素子材料の融着を防止するた
    め、前記中間膜に形成された保護膜と、を有することを
    特徴とする光学素子成形用金型。
  8. 【請求項8】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    7記載の光学素子成形用金型。
  9. 【請求項9】 前記中間膜は、 前記金型ブランクに含まれる成分、又は前記保護膜に含
    まれる成分を含む材料、又はクローム(Cr)、タンタ
    ル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、
    タングステン(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト
    (Co)、チタン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金
    属を含む材料のうち、いずれかであることを特徴とする
    請求項7記載の光学素子成形用金型。
  10. 【請求項10】 タングステンカーバイド(WC)を主
    成分とする超硬合金、又はチタンナイトライド(Ti
    N)、チタンカーバイド(TiC)、クロムカーバイド
    (Cr32 )、アルミナ(Al23 )のいずれかを
    主成分とするサーメット、又はクロム(Cr)、モリブ
    デン(Mo)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、
    タングステン(W)、チタン(Ti)のいずれかを主成
    分とする金属、又はそれら金属を含む合金のうち、いず
    れかの金型材料を用いて金型ブランクを製作する工程
    と、 前記金型ブランクの一方の加工面に対し、第1の光学素
    子材料をプレス成形して光学素子の第1面が形成される
    よう、研削加工を行って第1プレス面を得る工程と、 前記金型ブランクの他方の加工面に対し、第2の光学素
    子材料をプレス成形して光学素子の第2面が形成される
    よう、研削加工を行って第2プレス面を得る工程と、 前記第1プレス面及び前記第2プレス面の表面に、保護
    膜の密着性を向上するために中間膜を形成する工程と、 プレス成形時に前記光学素子材料の融着を防止するた
    め、前記中間膜の表面に保護膜を形成する工程と、を有
    することを特徴とする光学素子成形用金型の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    10記載の光学素子成形用金型の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記中間膜は、 前記金型ブランクに含まれる成分、又は前記保護膜に含
    まれる成分を含む材料、又はクローム(Cr)、タンタ
    ル(Ta)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、
    タングステン(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト
    (Co)、チタン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金
    属を含む材料のうち、いずれかであることを特徴とする
    請求項10記載の光学素子成形用金型の製造方法。
  13. 【請求項13】 ガラスの金型材料から成り、 第1の光学素子材料をプレス成形する第1プレス面と、 前記第1プレス面と反対面に設けられ、第2の光学素子
    材料をプレス成形する第2プレス面と、を有することを
    特徴とする光学素子成形用金型。
  14. 【請求項14】 前記ガラスは、 結晶化ガラスであることを特徴とする請求項13記載の
    光学素子成形用金型。
  15. 【請求項15】 プレス面が所望の光学素子の形状に加
    工された第1及び第2のマスター型の間に、金型材料と
    してガラスを充填する工程と、 前記第1及び第2のマスター型を加圧及び加熱すること
    により、前記ガラスの2つの加圧面が第1プレス面、第
    2プレス面に形成されたガラス金型を得る工程と、を有
    することを特徴とする光学素子成形用金型の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記ガラス金型を得る工程は、 前記ガラスをプレス成形した後、前記ガラスに結晶化処
    理を施す工程を含むことを特徴とする請求項15記載の
    光学素子成形用金型の製造方法。
  17. 【請求項17】 ガラスの金型材料から成り、 第1の光学素子材料をプレス成形する第1プレス面と、 前記第1プレス面と反対面に設けられ、第2の光学素子
    材料をプレス成形する第2プレス面と、 プレス成形時に前記光学素子材料の融着を防止するた
    め、前記第1プレス面及び第2プレス面に形成された保
    護膜と、を有することを特徴とする光学素子成形用金
    型。
  18. 【請求項18】 前記ガラスは、 結晶化ガラスであることを特徴とする請求項17記載の
    光学素子成形用金型。
  19. 【請求項19】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    17記載の光学素子成形用金型。
  20. 【請求項20】 プレス面が所望の光学素子の形状に加
    工された第1及び第2のマスター型の間に、金型材料と
    してガラスを充填する工程と、 前記第1及び第2のマスター型を加圧及び加熱すること
    により、前記ガラスの2つの加圧面が第1プレス面、第
    2プレス面に形成されたガラス金型を得る工程と、 プレス成形時に光学素子材料の融着を防止するため、前
    記第1プレス面及び第2プレス面に保護膜を形成する工
    程と、を有することを特徴とする光学素子成形用金型の
    製造方法。
  21. 【請求項21】 プレス面が所望の光学素子の形状に加
    工された第1及び第2のマスター型の間に、金型材料と
    してガラスを充填する工程と、 前記第1及び第2のマスター型を加圧及び加熱すること
    により、前記ガラスの2つの加圧面が第1プレス面、第
    2プレス面に形成されたガラス金型を得る工程と、 前記ガラス金型のガラスに結晶化処理を施す工程と、 プレス成形時に光学素子材料の融着を防止するため、前
    記第1プレス面及び第2プレス面に保護膜を形成する工
    程と、を有することを特徴とする光学素子成形用金型の
    製造方法。
  22. 【請求項22】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    20又は21記載の光学素子成形用金型の製造方法。
  23. 【請求項23】 ガラスの金型材料から成り、 第1の光学素子材料をプレス成形する第1プレス面と、 前記第1プレス面と反対面に設けられ、第2の光学素子
    材料をプレス成形する第2プレス面と、 前記第1プレス面及び前記第2プレス面に、保護膜の密
    着性を向上するために形成された中間膜と、 プレス成形時に前記光学素子材料の融着を防止するた
    め、前記中間膜に形成された保護膜と、を有することを
    特徴とする光学素子成形用金型。
  24. 【請求項24】 前記ガラスは、 結晶化ガラスであることを特徴とする請求項23記載の
    光学素子成形用金型。
  25. 【請求項25】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    23記載の光学素子成形用金型。
  26. 【請求項26】 前記中間膜は、 前記ガラスに含まれる成分、又は前記保護膜に含まれる
    成分を含む材料、又はクローム(Cr)、タンタル(T
    a)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、タング
    ステン(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト(C
    o)、チタン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金属を
    含む材料のうち、いずれかであることを特徴とする請求
    項23記載の光学素子成形用金型。
  27. 【請求項27】 プレス面が所望の光学素子の形状に加
    工された第1及び第2のマスター型の間に、金型材料と
    してガラスを充填する工程と、 前記第1及び第2のマスター型を加圧及び加熱すること
    により、前記ガラスの2つの加圧面が第1プレス面、第
    2プレス面に形成されたガラス金型を得る工程と、 前記第1プレス面及び前記第2プレス面の表面に、保護
    膜の密着性を向上するために中間膜を形成する工程と、 プレス成形時に光学素子材料の融着を防止するため、前
    記第1プレス面及び第2プレス面に前記保護膜を形成す
    る工程と、を有することを特徴とする光学素子成形用金
    型の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記ガラス金型を得る工程は、 前記ガラスをプレス成形した後、前記ガラスに結晶化処
    理を施す工程を含むことを特徴とする請求項27記載の
    光学素子成形用金型の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    27記載の光学素子成形用金型の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記中間膜は、 前記ガラスに含まれる成分、又は前記保護膜に含まれる
    成分を含む材料、又はクローム(Cr)、タンタル(T
    a)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、タング
    ステン(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト(C
    o)、チタン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金属を
    含む材料のうち、いずれかであることを特徴とする請求
    項27記載の光学素子成形用金型。
  31. 【請求項31】 光学素子材料としてのガラスをプレス
    成形して所定形状の光学素子を得るための光学素子成形
    用金型の使用方法であって、 上面に第1のプレス面を持つ下金型を筒状の胴型の下部
    に配置し、 前記下金型の上部の第1の空間に前記光学素子材料とし
    てガラスを挿入し、 上面に第1プレス面が形成され、下面に第2プレス面が
    形成された前記光学素子成形用金型を中金型として前記
    胴型の中部に配置し、 前記光学素子成形用金型の上部の第2の空間に前記光学
    素子材料としてガラスを更に挿入し、 下面に第2プレス面を持つ上金型を前記胴型の上部に配
    置し、 前記下金型、前記光学素子成形用金型、前記上金型を加
    圧及び加熱することにより、前記第1及び第2の空間に
    保持された前記光学素子材料を所定形状に成形し、2つ
    の加圧面が前記第1プレス面及び第2プレス面と同形に
    形成された光学素子を製造することを特徴とする光学素
    子成形用金型の使用方法。
  32. 【請求項32】 前記下金型と前記上金型との間に、上
    面に第1プレス面が形成され、下面に第2プレス面が形
    成された複数の前記光学素子成形用金型を中金型として
    配置し、前記光学素子成形用金型の間に形成された空
    間、及び前記下金型の上部空間、及び前記上金型の下部
    空間に、前記光学素子材料としてガラスを挿入し、夫々
    の空間から光学素子を同時に得るようにしたことを特徴
    とする請求項31記載の光学素子成形用金型の使用方
    法。
  33. 【請求項33】 前記下金型、前記光学素子成形用金
    型、前記上金型は、 タングステンカーバイド(WC)を主成分とする超硬合
    金、又はチタンナイトライド(TiN)、チタンカーバ
    イド(TiC)、クロムカーバイド(Cr3 2 )、ア
    ルミナ(Al23 )のいずれかを主成分とするサーメ
    ット、又はクロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニッ
    ケル(Ni)、コバルト(Co)、タングステン
    (W)、チタン(Ti)のいずれかを主成分とする金
    属、それら金属を含む合金、ガラスのうち、いずれかの
    金型材料から成ることを特徴とする請求項31又は32
    記載の光学素子成形用金型の使用方法。
  34. 【請求項34】 前記ガラスは、 結晶化ガラスであることを特徴とする請求項33記載の
    光学素子成形用金型の使用方法。
  35. 【請求項35】 前記下金型、前記光学素子成形用金
    型、前記上金型は、 各プレス面上に保護膜が形成されたことを特徴とする請
    求項31又は32記載の光学素子成形用金型の使用方
    法。
  36. 【請求項36】 前記保護膜は、 白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(I
    r)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、ルテニ
    ウム(Ru)、レニウム(Re)、タングステン
    (W)、タンタル(Ta)のうち、少なくとも1種類以
    上の金属を含む合金薄膜であることを特徴とする請求項
    35記載の光学素子成形用金型の使用方法。
  37. 【請求項37】 前記下金型、前記光学素子成形用金
    型、前記上金型は、 各プレス面と前記保護膜の間に中間膜が形成されたこと
    を特徴とする請求項35記載の光学素子成形用金型の使
    用方法。
  38. 【請求項38】 前記中間膜は、 前記ガラスに含まれる成分、又は前記保護膜に含まれる
    成分を含む材料、又はクローム(Cr)、タンタル(T
    a)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、タング
    ステン(W)、ジルコニウム(Zr)、コバルト(C
    o)、チタン(Ti)、銅(Cu)から選ばれる金属を
    含む材料のうち、いずれかであることを特徴とする請求
    項37記載の光学素子成形用金型。
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