JP2001114477A - 両面印字装置 - Google Patents

両面印字装置

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JP2001114477A
JP2001114477A JP29339999A JP29339999A JP2001114477A JP 2001114477 A JP2001114477 A JP 2001114477A JP 29339999 A JP29339999 A JP 29339999A JP 29339999 A JP29339999 A JP 29339999A JP 2001114477 A JP2001114477 A JP 2001114477A
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JP
Japan
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printing apparatus
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JP29339999A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Horikane
吉勝 堀金
Satoshi Narita
成田  敏
Kiminori Takada
公則 高田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】片面印字後の用紙のカールを取り除くことが考
慮されていない。 【解決手段】本発明は、片面印字後の用紙カールの除去
または軽減策として、両面印字するための反転装置内の
紙搬送部にて、その紙搬送経路内に存在する片面印字さ
れた用紙のカール方向とは逆方向に湾曲している部分を
利用し、そこへ紙を一時的に停止させることにより用紙
のカールの除去または軽減をはかった。 【効果】本発明では、構造上、用紙のカール方向とは逆
方向に湾曲した部分に紙を停止させるため、特別な機構
を設ける必要はないので安価に構成できる。また、湾曲
部に用紙を停止させる時間を変えることにより、より最
適に用紙のカールを除去または低減可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置に係わ
り、特に両面印字式の印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、例えば特開平7−128921
号に記載のように、両面印字の際の用紙のスキューに対
しては考慮されているが、片面印字後の用紙のカールを
取り除くことは考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、印字装置にて
印字された用紙は程度の大小,方向の違いはあれ、カー
ルを伴う。両面印字装置の場合、片面印字されカールを
伴った用紙を反転反させ、再度印字装置に送り込み、裏
面の印字を行うことになる。この時、用紙のカールが原
因で紙搬送経路内での紙詰り,スキュー,表面と裏面で
の印字品質の差等の問題の発生が予想される。またはそ
の差をなくすために裏面印字には特別な印字制御等が必
要となる可能性がある。
【0004】このため、前記従来技術では考慮されてい
ない用紙のカールを特別な機構を設けず簡素で安価な構
成で補正することが課題となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、片面印字後の
用紙カールの除去または軽減策として、両面印字するた
めの反転装置内の紙搬送部にて、その紙搬送経路内に存
在する片面印字された用紙のカール方向とは逆方向に湾
曲している部分を利用し、そこへ紙を一時的に停止させ
ることにより用紙のカールの除去または軽減をはかっ
た。
【0006】用紙を停止させる時間は、印字装置が把握
している次回印字開始までの時間と、反転装置内の用紙
搬送時間の関係より自動的に算出し決定することが可能
である。
【0007】また、用紙のカールが除去または低減され
たことにより、印字装置は裏面印字に行うときに特別な
処理も必要がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例の動作を図
1により説明する。
【0009】印字装置本体25は現像器1〜現像器4,
光学ユニット5,帯電器8,感光ベルト22,転写ドラ
ム21,レジストローラ12,転写ローラ13,除電器
15,定着器19,排紙ローラ18、及び給紙カセット
6を、主たる構成部品としている。また、その制御ブロ
ック図は図3に示す。制御ブロックは印字装置本体制御
部30と反転送紙装置制御部31の、大きく2つのブロ
ックになっている。印字装置本体制御部30はホストと
の間で、データのやりとりをするI/F部,露光,現
像,定着部,動力源であるモータ,ソレノイドの駆動
部,操作,表示部,給紙部、幾つかの検知器等から構成
され、用紙反転制御部の信号により作動する。
【0010】印字装置25及び反転送紙装置26の動作
について説明する。
【0011】ここには示していないホストからの印字開
始信号により、帯電器8は感光ベルト22を一様に帯電
する。光学ユニット5はホストから送られてくる印字デ
ータによって、感光ベルト22の上に潜像を描く。描か
れた潜像は、現像器1〜現像器4の何れか一つにより現
像され、感光ベルト22の上に現像器の中の着色粒子を
塗布する。感光ベルト22はここには示さない駆動源に
よって、回転し、転写ドラム21の上に、感光ベルト2
2上の着色粒子を転写する。感光ベルト22はイレーズ
ランプ160によって除電され、感光ベルト22上に残
った、余剰の着色粒子はクリーナ23によって除去さ
れ、再び、帯電器8により帯電される。カラー印字の場
合には、現像器を切り替えながら、この工程を複数回繰
り返す。転写ドラム21上には、単色、または複数色の
着色粒子により可視像が形成され、所望の転写が終了す
る時点、あるいは事前に、給紙カセットa6、あるいは
給紙カセットb7から、用紙27が給紙ローラa10、
あるいは給紙ローラb24により引き出され、レジスト
ローラ12のところで待機する。検知器161で用紙を
検出した後、所定の時間をおいて給紙ローラa10ある
いは、給紙ローラb24は停止する。転写ドラム21上に
形成した可視像の位置が、用紙上への転写位置と合致す
るタイミングを見計らって、レジストローラ12の所に
待機していた用紙は再び搬送を開始し、転写ローラ13
の所で可視像を用紙側に転写する。除電器15により、
用紙は転写ドラム21より剥離し、定着器19により、
着色粒子が用紙に定着される。片面のみの印字の場合
は、切替器17は動作せず、排紙トレー28側に排出さ
れる。両面印字の場合は、ソレノイド171が動作し、
切替器17が図1で言う下側に下がり、用紙を図2に示
すような反転送紙装置26側に取り込み、用紙ガイド1
4,搬送ローラ16により印字装置本体25の排出部の
上部にある、用紙反転部9に搬送される。
【0012】用紙検知器a172は、用紙反転部9に入
った用紙の後端部を検出し、用紙反転部9への用紙の搬
送を終了する。その後、搬送ローラb177を駆動し用
紙検知器b29が用紙を検出するところまで用紙を搬送
し、第2面の印字開始信号がくるまでここで待機するこ
とになる。
【0013】このとき、用紙反転部9は、定着器19と
は逆方向の曲路をとる構造となっていることがわかる。
すなわち、片面印字にて用紙がカールする方向と逆とな
っている。これにより、第1面を印字した用紙27に付
けられた用紙のカールを用紙反転部9に用紙27を一定
時間停止させて置くことにより、用紙のカールを補正す
ることが可能である。
【0014】次に用紙27を用紙反転部9に停止させて
おく時間の決定には、印字装置本体制御部30が第2面
の印字を開始する場合は、前述したように描かれた潜像
に対して、感光ベルト22の上に現像器1〜現像器4の
何れか一つの着色粒子を塗布し、4色の場合は4回この
工程を繰り返す必要があることがわかる。すなわち、こ
の間用紙27は用紙反転部9から用紙検知器b29まで
搬送されるには十分な時間があり、着色料塗布工程が終
了するまでは用紙引き込み口でもある用紙検知器b29
が用紙を検出する場所で待機することになる。
【0015】用紙搬送路長は一定なものであるため、用
紙反転部9から用紙検知器b29までの搬送時間をt1
とし、現像器1〜現像器4の何れの着色粒子塗布工程も
一定であるためt2とすると、第1面を印字後、印字装
置本体制御部30は第2面の印字準備に入るが、この時
に着色料塗布工程がt2×n(n=1,2,3,4)だ
けかかると判断でき、用紙反転部9にある用紙27は単
純にt2−t1だけ用紙反転部9に停止させておくこと
が可能である。図3に印字装置本体制御部30が行う処
理の流れ図を示す。
【0016】(1)第1面印字の終了が第2面印字のス
タート。
【0017】(2)ホストから第2面印字の要求あれば
切替器17を反転装置側へ切り替える。
【0018】(3)反転装置のモータを駆動し、搬送ロ
ーラを回転させる。
【0019】(4)用紙の後端を用紙検知器a172に
て検出する。
【0020】(5)用紙の後端を検出したら反転装置の
モータを停止させ搬送を停止する。 (6)第2面印字開始までに要する着色料塗布工程時間
t2を算出する。
【0021】(7)t2より反転部9から用紙引き込み
口までに要する用紙搬送時間t1を減算し用紙の停止可
能な時間を算出する。結果が0以下であれば用紙を停止
させず(9)の用紙搬送を開始する。
【0022】(8)(7)で算出された停止時間を消化
する。
【0023】(9)反転部9から用紙引き込み口までの
用紙搬送を開始する。
【0024】(10)用紙引き込み口、すなわち用紙検
知器b29まで用紙が到達したら終了。
【0025】この方法では、印字される画像が単色の場
合は停止させる時間を多くとれないが、複数色であれば
従来と両面印字時間がまったく同じで、用紙のカールが
除去または軽減されているため、第2面印字に対して安
定した印字品質を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、反転装置の構造上存在
する湾曲部を用いることにより、一切の構造変更は必要
なく、用紙搬送制御のみで実現可能であり、安価に構成
できる。また、湾曲部に紙を停止させる時間を一定とせ
ず、紙の種類,印字された絵柄に応じて決定すれば用紙
カール除去の最適化もはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す印字装置の断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す印字装置の制御ブロッ
ク図。
【図3】本発明の一実施例を示す反転装置制御部の処理
の流れ図。
【符号の説明】
1…現像器a、2…現像器b、3…現像器c、4…現像
器d、5…光学ユニット、6…給紙カセットa、7…給
紙カセットb、8…帯電器、9…用紙反転部、10…給
紙ローラa、12…レジストローラ、13…転写ロー
ラ、14,176…用紙ガイド、15…除電器、16…
搬送ローラa、17…切替器、18…排紙ローラ、19
…定着器、20…クリーナ、21…転写ドラム、22…
感光ベルト、23…クリーナ、24…給紙ローラb、2
5…印字装置本体、26…反転送紙装置、27…用紙、
28…排紙トレー、29…用紙検知器b、160…イレ
ーズランプ、161…検知器、170…保護カバー、1
71…ソレノイド、172…用紙検知器a、173…排
紙検知器、177…搬送ローラb。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 公則 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所オフィス情報機器事業部 内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16 BB02 3F053 BA03 BA12 BA14 BA18 LA03 LB01 3F100 AA02 BA12 CA12 DA01 EA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面印字された用紙を送るための排紙切り
    替え部と、用紙を搬送する搬送経路内に湾曲した構造を
    持つ用紙搬送部と、反転された用紙を再度印字装置へ送
    り込む用紙引き込み部と、用紙を反転させる反転駆動部
    と、反転装置の制御を行う反転制御部を有する両面印字
    装置において、前記用紙搬送部の湾曲した経路内に用紙
    を停止させることが可能なことを特徴とする両面印字装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1における両面印字装置において、
    用紙の停止位置を任意の場所に制御可能なことを特徴と
    する両面印字装置。
  3. 【請求項3】請求項1,2における両面印字装置におい
    て、用紙を停止させる時間を任意に制御可能なことを特
    徴とする両面印字装置。
JP29339999A 1999-10-15 1999-10-15 両面印字装置 Pending JP2001114477A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115842A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Canon Inc 画像形成装置
US7775656B2 (en) 2007-09-28 2010-08-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording apparatus
JP2011011488A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Fujifilm Corp 画像形成システム
JP2015189006A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2019081659A (ja) * 2018-12-21 2019-05-30 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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JP2009115842A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Canon Inc 画像形成装置
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JP2015189006A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 セイコーエプソン株式会社 記録装置
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A711 Notification of change in applicant

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Effective date: 20041001