JP2019081659A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面記録時、特に第2面記録時の記録品質の低下を防止し或いは抑制する。【解決手段】プリンター1は、インクジェット記録ヘッド8の上流側及び下流側に延びる記録搬送経路R1と、記録搬送経路R1を通った記録用紙を送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向に搬送するスイッチバック経路R2と、スイッチバックされた記録用紙を、インクジェット記録ヘッド8の上側を迂回させて反転させ、記録搬送経路R1におけるインクジェット記録ヘッド8の上流側位置で合流させる反転経路R3と、を備えている。スイッチバック経路R2は、記録搬送経路R1を通った記録用紙においてインクジェット記録ヘッド8と対向した第1面を内側にして湾曲させる。【選択図】図3

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置、その中でも特に媒体の両面に記録が可能な記録装置に関する。
記録装置の一例としてインクジェットプリンターがあり、インクジェットプリンターには、媒体の一例としての記録用紙の第1面に記録を行った後にこれを反転させ、第1面の裏面である第2面に記録を実行可能に、即ち両面記録可能に構成されたものがある。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、用紙の両面に印刷を行う際、片面(第1面)印刷後の用紙を排紙ローラで装置本体外の排紙トレイ上に排出した後、用紙の印刷面が上を向いた状態で、排紙トレイ上において片面印刷時のインク量に応じた待機時間が経過するまで待機する。そして待機時間の経過後に用紙をインクジェットヘッドによる印刷位置に搬送して、他方の面(第2面)に印刷し、排紙する構成としている。これによれば、両面印刷の画像品質が安定し、小型化を図れる。
特開2009−083225号公報
ところで用紙はインクを吸収することで膨潤するため、特に第1面に記録が行われた用紙は、第1面の側を凸として反り返る傾向がある。すると、その様な用紙が反転させられると用紙は第2面の側を凹として反っている為、第2面への印刷時には用紙先端と用紙後端が浮き上がった状態となり、用紙先端或いは後端が記録ヘッドに擦れたり、またヘッドと用紙との間のギャップが不適切となって記録品質の低下を招く虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、両面記録時、特に第2面記録時の記録品質の低下を防止し或いは抑制することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体を搬送する搬送経路であって、媒体に記録を行う記録部を通り当該記録部の上流側及び下流側に延びる第1搬送経路と、前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体を送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向に搬送する第2搬送経路と、前記第2搬送経路と接続する搬送経路であって、前記逆方向に搬送された媒体を反転させ、前記第1搬送経路における前記記録部の上流側位置で合流させる第3搬送経路と、前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体を湾曲させ、反転させて排出する第4搬送経路と、を備え、前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路を通った媒体において前記記録部を構成する記録ヘッドと対向した第1面を内側にして湾曲させることを特徴とする。
本態様によれば、前記記録部を通った媒体を送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向に搬送する第2搬送経路が、前記第1搬送経路を通った媒体において前記記録部を構成する記録ヘッドと対向した第1面を内側にして湾曲させるので、媒体は第1面に対し反対側の第2面側を凸として癖付けされた状態となる。これにより第2面記録時の先端或いは後端の浮き上がりが抑制され、第2面記録時の記録品質の低下を防止し或いは抑制することができる。
尚、以下では便宜上、前記第2搬送経路を「スイッチバック経路」と呼び或いは付記する場合があり、前記第3搬送経路を「反転経路」と呼び或いは付記する場合があるものとする。また、以下では前記第4搬送経路を「フェイスダウン排出経路」と呼び或いは付記する場合があるものとする。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第2搬送経路が、前記第4搬送経路に沿って形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)が、前記記録部を通った媒体を湾曲させ、反転させて排出する第4搬送経路に沿って形成されているので、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)と前記第4搬送経路とが記録装置内でそれぞれ別個独立に領域を占有せず、装置のより一層の小型化を図ることができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記第2搬送経路において媒体の前記第1面と接するローラーは、外周に複数の歯を有するギザローラーであることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)において媒体の前記第1面と接するローラーは、外周に複数の歯を有するギザローラーであるので、前記第1面即ち既記録面における転写や白ヌケを抑制することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記第1搬送経路において媒体を搬送する第1搬送手段と、前記第2搬送経路において媒体を搬送する第2搬送手段とは、独立して駆動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1搬送経路において媒体を搬送する第1搬送手段と、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)において媒体を搬送する第2搬送手段とは、独立して駆動可能であるので、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)における制御の自由度が向上し、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)における癖付けの程度を調整して良好な記録結果を得ることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記第2搬送経路から前記第3搬送経路に向かう媒体は、前記第2搬送経路の最後に設けられたローラー対の下流で、前記第1面を内側にして湾曲されることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)から前記第3搬送経路(反転経路)に向かう媒体は、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)の最後に設けられたローラー対の下流で、前記第1面を内側にして湾曲されるので、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)に加え、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)の最後に設けられたローラー対の下流において媒体に対し癖付け(第2面側を凸とした癖付け)を行うことができる。その結果、より確実に、特に第2面記録時の媒体先端或いは媒体後端の浮き上がりを抑制することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記第3搬送経路において前記第1搬送経路に合流する直前のローラー対より上流側の、媒体の前記第1面と接するローラーは、外周に複数の歯を有するギザローラーであることを特徴とする。
本態様によれば、前記第3搬送経路(反転経路)において前記第1搬送経路に合流する直前のローラー対より上流側の、媒体の前記第1面と接するローラーは、外周に複数の歯を有するギザローラーであるので、記録面における転写や白ヌケを抑制することができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記第2搬送経路において所定の時間媒体の搬送を停止した後に、媒体を前記第3搬送経路に送り込むことを特徴とする。
本態様によれば、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)において所定の時間搬送を停止した後に、媒体を前記第3搬送経路(反転経路)に送り込むので、媒体に対する癖付け(第2面側を凸とした癖付け)をより長く行うことで、第2面記録時の先端或いは後端の浮き上がりをより確実に抑制できる。
本発明の第8の態様は、第2の態様において、前記第2搬送経路は、前記記録部を通った媒体を送り込む際の媒体搬送方向下流側端部から媒体が突出可能に形成されており、前記第2搬送経路から媒体が突出する状態と、前記第4搬送経路から媒体が排出される状態と、が同時に形成されない様制御される。
本態様によれば、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)は、前記記録部を通った媒体を送り込む際の媒体搬送方向下流側端部から媒体が突出可能に形成されているので、長尺の媒体にも対応することができる。そして前記第2搬送経路(スイッチバック経路)から媒体が突出する状態と、前記第4搬送経路(フェイスダウン排出経路)から媒体が排出する状態とが同時に形成されない様に制御されるので、前記第2搬送経路(スイッチバック経路)から突出した媒体と前記第4搬送経路(フェイスダウン排出経路)から排出された媒体とが重なることがなく、媒体が重なることに伴う記録面の汚損などを防止することができる。
本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 (A)、(B)は本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路の要部拡大図。 (A)、(B)は本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路の要部拡大図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路の要部拡大図。 両面記録時の制御を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図2〜図9はプリンター1の用紙搬送経路を示す側断面図、図10(A)、(B)、図11(A)、(B)、図12はプリンター1の用紙搬送経路の要部拡大図である。また、図13は両面記録時の制御を示すフローチャートである。
以下、図1及び図2を参照しつつ媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行うプリンター1の全体構成について概説する。
図1においてインクジェットプリンター1は、記録用紙に記録を行う装置本体2Aの上部にスキャナー装置3を備え、装置本体2Aの下側には増設ユニット2B、2Cを備えている。装置本体2Aは用紙カセット10Aを備え、増設ユニット2Bは、用紙カセット10Bを備え、増設ユニット2Cは用紙カセット10Cを備えている。増設ユニット2B、2Cのこれらは用紙収容枚数を増やす為のオプションユニットであり、装置本体2Aに対して任意的に取り付けられる。
符号5は、プリンター1の各種操作を行う操作部であり、符号4は、記録が行われて排出される記録用紙を受けるトレイであり、より具体的には直近に記録が行われた記録面を下にして排出される記録用紙を受けるフェイスダウン排紙トレイである。また符号35は給送ユニットであり、不図示の回動支点を中心にして回動することにより、装置本体2Aに対して開閉することができる。符号6は給送ユニット35に設けられた手差し給紙トレイであり、図2に示す回動軸6aを中心に回動し、開閉できる様になっている。図2に示す手差し給紙トレイ6は収納姿勢であり、図2の状態から時計回り方向に開き、斜め上方を向いた状態で、手差し給紙を可能とする。
尚、プリンター1は操作部5が配置された側が装置手前側であり、手差し給紙トレイ6が設けられた側が装置右側面となる。即ちプリンター1における用紙の給送、搬送、排出は、装置左右方向に沿って行われる。後述するフェイスアップ排出トレイ7(図2)は、装置左側面に設けられる(図1では不図示)。
続いて図2を参照しつつプリンター1における用紙搬送経路について概説する。プリンター1は、用紙カセット10Aからの給送経路(カセット給送軌跡S1参照)、図2では図示を省略する増設カセット10B、10Cからの給送経路(増設カセット給送軌跡S2参照)、手差しトレイ6からの給送経路(手差し給送経路S3参照)、のこれら3つの用紙給送経路を有している。
またプリンター1は、直近に記録が行われた記録面を上にして排出するフェイスアップ排出(フェイスアップ排出軌跡T1参照)、直近に記録が行われた記録面を下にして排出するフェイスダウン排出(フェイスダウン排出軌跡T2参照)、のこれら2つの用紙排出方法を有している。
尚、図2において符号7はフェイスアップ排出される用紙を受けるフェイスアップ排紙トレイを示している。このフェイスアップ排紙トレイ7は、回動軸7aを中心に回動することにより、図2に示す収納状態と、図示しない開放状態とを取り得る。
そしてプリンター1は、「第1搬送経路」としての記録搬送経路R1、「第2搬送経路」としてのスイッチバック経路R2、「第3搬送経路」としての反転経路R3、「第4搬送経路」としてのフェイスダウン排出経路R4、また更にフェイスアップ排出経路R5、のこれら5つの用紙搬送経路を備えている。
上記5つの用紙搬送経路のうち、フェイスアップ排出経路R5を除く経路については後に図3以降を参照しつつ詳述することとし、ここではフェイスアップ排出経路R5についてのみ概説する。
図2において符号33は不図示の駆動源により駆動されるフラップ(経路切り替え部材)を示しており、図2の実線及び符号33で示す状態と、仮想線及び符号33’で示す状態とを切り換える。
フラップ33が図2の実線で示す状態にある場合、記録用紙はフェイスダウン排出経路R4に案内され、そしてフェイスダウン排出軌跡T2で示されるようにフェイスダウン排出される。フラップ33が図2の仮想線および符号33’の状態にある場合、記録用紙はフェイスアップ排出経路R5に案内され、そしてフェイスアップ排出軌跡T1で示されるようにフェイスアップ排出される。
尚、図2において符号9は各種制御を行う制御部を示している。制御部9は、後述するインクジェット記録ヘッド8や不図示のモーターにより駆動される各種ローラー、また各経路切り替え部材(フラップ)を制御し、また不図示の各種センサー(例えば記録用紙の通過を検出するセンサー)の検出状態に基づき必要な制御を行う。尚、図2において制御部9は概念的に示したものであり、実際には装置本体2A内の所定の位置に設けられた回路基板により構成される。
以下、更に図2では搬送ローラー対17までの用紙給送経路を説明する。
装置本体2Aに着脱可能に設けられる用紙カセット10Aはホッパー11を備えており、ホッパー11が軸11aを中心に揺動することでより、用紙カセット10Aに収容された記録用紙Pが、図示しないモーターにより回転駆動される給送ローラー12に対し接離する。
給送ローラー12により用紙カセット10Aから送り出された記録用紙は、分離ローラー対13によるニップ位置を通過することで分離(重送防止)され、搬送ローラー対14からの送り力を受けて搬送ローラー対17に到達する。装置本体2Aの下に位置する増設ユニット2B、2C(図1)も同様に給送ローラー12、分離ローラー13を備えており、各用紙カセットから送り出された記録用紙Pは図2に示す搬送ローラー対14からの送り力を受けて、搬送ローラー対17に到達する。
手差し給紙トレイ6を介して供給される記録用紙Pは、給送ローラー対15からの送り力を受けて、搬送ローラー対17に到達する。
以下、図3を参照しつつ搬送ローラー対17より下流の用紙搬送経路について説明する。尚、図3以降は記録用紙がフェイスダウン排出経路R4を介してフェイスダウン排出されることを前提に示されており、以下ではこれを前提に説明する。
先ず、各用紙搬送経路に設けられたローラーについて説明する。図2において符号17〜29は全て記録用紙を搬送する搬送ローラー対を示しており、特に搬送ローラー対19〜28の一方側のローラーは符号Fで示され、他方側のローラーは符号Gで示される。ローラーFは不図示のモーターにより駆動される駆動ローラーであり、一例として用紙幅方向に適宜の間隔を置いて複数設けられるゴムローラーである。
ローラーGは記録用紙と接して従動回転する従動ローラーであり、用紙幅方向に適宜の間隔を置いて、ローラーFと一対で設けられる。ローラーGは外周に複数の歯を有するギザローラーであり、記録面に対して点接触することにより既記録面のインクの白ヌケや転着を抑制する。
尚、従動ローラーGは、各搬送ローラー対を構成する以外にも、用紙搬送経路上の適宜の位置に設けられており、特に既記録面に接する側に設けられている。
一方、搬送ローラー対17、18、29のこれらについては、上記搬送ローラー対19〜28とは構成が異なる。具体的には、搬送ローラー対17は、回転駆動される駆動ローラー17aと、従動回転可能な従動ローラー17bとを備え、このうち従動ローラー17bは、外周面が滑らかな樹脂ローラーである。同様に搬送ローラー対18は、回転駆動される駆動ローラー18aと、従動回転可能な従動ローラー18bとを備え、このうち従動ローラー18bは、外周面が滑らかな樹脂ローラーである。更に同様に、搬送ローラー対29は、回転駆動される駆動ローラー29aと、従動回転可能な従動ローラー29bとを備え、このうち従動ローラー29bは、外周面が滑らかな樹脂ローラーである。
上述した各ローラー間では、記録用紙は上下のガイド部材によって案内される。図3及びその他の図では図の煩雑化を避ける為、ガイド部材に符号は付していないが、各ローラー間を接続する太線が、上記ガイド部材を示している。
続いて、各用紙搬送経路(R1〜R4)について説明する。
第1搬送経路としての記録搬送経路R1は、記録用紙に記録を行う記録部としてのインクジェット記録ヘッド8の下を通り、その上流側及び下流側に延びる。本実施例では便宜上、記録搬送経路R1は、概ね図3の位置M1〜位置M2までとする。記録搬送経路R1において記録用紙は、搬送ローラー対17、18、19から送り力を受ける。
尚、本実施例においてインクジェット記録ヘッド8は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
第2搬送経路としてのスイッチバック経路R2は、記録搬送経路R1と接続する搬送経路であって、インクジェット記録ヘッド8の下を通った記録用紙を送り込んだ後(図3左方向)、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向(図3右方向)に搬送する経路であり、後述するフェイスダウン排出経路R4に対し湾曲の内側に位置している。本実施例では便宜上、スイッチバック経路R2は概ね図3の位置M3より左側とする。スイッチバック経路R2において記録用紙は、搬送ローラー対26から送り力を受ける
第3搬送経路としての反転経路R3は、スイッチバック経路R2と接続する搬送経路であって、前記逆方向(図3右方向)に搬送された記録用紙を、インクジェット記録ヘッド8の上側を迂回させて反転させ、記録搬送経路R1におけるインクジェット記録ヘッド8の上流側位置(本実施例では搬送ローラー対17の上流位置)で合流させる。本実施例では便宜上、反転経路R3は概ね図3の位置M3から位置M4に至る経路とする。反転経路R3において記録用紙は、搬送ローラー対27、28、29から送り力を受ける
第4搬送経路としてのフェイスダウン排出経路R4は、記録搬送経路R1と接続する搬送経路であって、インクジェット記録ヘッド8の下を通った記録用紙をインクジェット記録ヘッド8と対向した面を内側にして湾曲させ、反転させて排出する為の経路である。本実施例では便宜上、フェイスダウン排出経路R4は概ね図3の位置M2より左側とする。フェイスダウン排出経路R4において記録用紙は、搬送ローラー対20、21、22、23、24、25から送り力を受ける
次に、各搬送経路の接続部には搬送経路の切り替えを行う経路切り替え部材としての第1フラップ31および第2フラップ32が設けられている。以下、これらフラップについて図10を参照しつつ説明する。
第1フラップ31は不図示の駆動手段から駆動力を受けることにより、揺動支点31aを中心に揺動可能となっている。また第2フラップ32は不図示の係合部を介し第1フラップ31と係合可能に設けられており、第1フラップ31の揺動に応じ、揺動支点32aを中心に揺動する。
図10(A)の状態では、第1フラップ31は記録用紙を記録搬送経路R1からスイッチバック経路R2へと案内し、第2フラップ32は記録搬送経路R1からスイッチバック経路R2に向かう接続経路を開放する。図10(A)における破線は、記録搬送経路R1からスイッチバック経路R2に向かう用紙の通過軌跡を示している。
図10(B)の状態では、第1フラップ31は記録用紙を記録搬送経路R1からフェイスダウン排出経路R4(或いはフェイスアップ排出経路R5)へと案内し、第2フラップ32は記録用紙をスイッチバック経路R2から反転経路R3へと案内する。また、第2フラップ32はスイッチバック経路R2から記録搬送経路R1に記録用紙が入り込まないように、記録搬送経路R1とスイッチバック経路R2との接続経路を遮る。図10(B)において破線は、記録搬送経路R1からフェイスダウン排出経路R4(或いはフェイスアップ排出経路R5)に向かう記録用紙の通過軌跡を示しており、また、スイッチバック経路R2から反転経路R3に向かう記録用紙の通過軌跡を示している。
続いて、以上のように構成されたプリンター1の用紙搬送経路における用紙搬送の一例を図4以降を参照しつつ説明する。
図4において符号P1は、1枚目に記録される記録用紙を示している。この記録用紙P1の第1面に記録が行われると、当該記録用紙P1は、図5に示す様にスイッチバック経路R2に送られる。その際、並行して用紙カセット10Aからの用紙給送も行われており、搬送ローラー対17の上流位置にまで2枚目の記録用紙P2が給送されている。
次いで、1枚目の記録用紙P1はスイッチバックされて図6、図7に示すように反転経路R3に送り込まれる。2枚目の記録用紙P2は、スイッチバック経路R2へと送り込まれる。
次いで、反転経路R3に送り込まれた記録用紙P1は、反転させられて再びインクジェット記録ヘッド8の下へと図8に示すように送られ、第1面に対し反対側の面である第2面に対し記録が行われる。2枚目の記録用紙P2は、スイッチバックされて反転経路R3へと向かう。また、並行して用紙カセット10Aからの用紙給送も行われており、搬送ローラー対17の上流位置にまで3枚目の記録用紙P3が給送されている。
次いで、第2面に記録が行われた1枚目の記録用紙P1は、図9に示す様にフェイスダウン排出経路R4を通り、その後にフェイスダウン排出される。2枚目の記録用紙P2は、反転経路R3により反転され、その後に第2面に記録が行われる。3枚目の記録用紙P1は、第1面に対し記録が行われ、そしてスイッチバック経路R2へと案内される。
以降、同様にして4枚目、5枚目、・・・と順次記録用紙の給送、第1面への記録、反転、第2面への記録、排出、の一連の処理が行われる。
尚、プリンター1の制御部9は、反転経路R3における搬送ローラー対29を利用し、回転が停止した状態の搬送ローラー対17に対し用紙先端を突き当てることで記録用紙の斜行を矯正する、所謂スキュー取りを行う。
本実施形態に係るプリンター1は、以上のように専用のスイッチバック経路R2を有するので、先行する記録用紙の処理を待つ必要が殆どなく、記録用紙を次の搬送経路へ順次速やかに送り込むことができる。その結果、プリンター1は、より一層のスループットの向上を図ることができる。
続いて、以上の様に構成された本発明に係るプリンター1の特徴的構成について更に説明する。
先ず、プリンター1においてスイッチバック経路R2は、記録搬送経路R1を通った記録用紙においてインクジェット記録ヘッド8と対向した第1面を内側にして湾曲させる形態を成している。
この構成による作用効果は、以下の通りとなる。即ち、記録用紙はインクを吸収することで膨潤するため、特に第1面に記録が行われた記録用紙は、第1面の側を凸として反り返る傾向がある。すると、その様な記録用紙が反転させられると、記録用紙は第2面の側を凹として反っている為、第2面への記録時には用紙先端と用紙後端が浮き上がった状態となり、用紙先端或いは後端がインクジェット記録ヘッド8に擦れたり、またインクジェット記録ヘッド8と記録用紙との間のギャップが不適切となって記録品質の低下を招く虞がある。
しかしながら本発明に係るプリンター1は、上述の通りスイッチバック経路R2が、記録搬送経路R1を通った記録用紙においてインクジェット記録ヘッド8と対向した第1面を内側にして湾曲させる形態を成しているので、記録用紙は第1面に対し反対側の第2面側を凸として癖付けされた状態となる。これにより第2面記録時の先端或いは後端の浮き上がりが抑制され、第2面記録時の記録品質の低下を防止し或いは抑制することができる。
また、スイッチバック経路R2が、インクジェット記録ヘッド8の下を通った記録用紙を湾曲させ、反転させて排出するフェイスダウン排出経路に沿って形成されているので、スイッチバック経路R2とフェイスダウン排出経路とが装置内でそれぞれ別個独立に領域を占有せず、装置のより一層の小型化を図ることができる。
また、スイッチバック経路R2において記録用紙の第1面(最初に記録が行われた面)と接するローラーである従動ローラーGは、外周に複数の歯を有するギザローラーであるので、第1面即ち既記録面における転写や白ヌケを抑制することができる。
また、記録搬送経路R1において記録用紙を搬送する搬送ローラー対17、18、19を第1搬送手段とし、スイッチバック経路R2において記録用紙を搬送する搬送ローラー対26を第2搬送手段とすると、本実施形態において第1搬送手段と第2搬送手段とは、独立して駆動可能に構成されている。従ってスイッチバック経路R2における制御の自由度が向上し、スイッチバック経路R2における癖付けの程度を調整して良好な記録結果を得ることができる。
ここで、スイッチバック経路R2における癖付けの程度の調整は、搬送ローラー対26の停止時間を調整することで行うことができる。この調整を、図13を参照しつつ説明する。
図13は、1枚の記録用紙に対する記録動作の流れを示しており、例えば図4〜図9に示した記録用紙P1を例に説明すると、先ず用紙給紙を行い(ステップS101)、第1面に記録を実行し(ステップS102:図4)、スイッチバック経路R2に送り込む(ステップS103:図5)。
スイッチバック経路R2に送り込まれた記録用紙P1は、第1面記録時の後端が図5に示す様に搬送ローラー対26によってニップされた状態で、搬送方向が切り替えられる(スイッチバック)。このとき、搬送ローラー対26の駆動を所定時間停止する、即ち時間t1のウェイトを設けることで(ステップS104)、第1面に対し反対側の第2面側を凸とした状態の記録用紙は、第2面側を凸とした癖付けが確実に行われる。
次いで、記録用紙P1は反転経路R3へ送り込まれ(ステップS105:図7)、反転され(ステップS106:図8)、第2面に記録が行われる(ステップS107:図8)。第2面に記録が行われた記録用紙P1は、フェイスダウン排出経路R4に送り込まれ(ステップS108:図9)、排出される(ステップS109)。
尚、上記ウェイト時間t1は、第1面記録の内容によって調整することができる。例えば、第1面への記録が、インク吐出量の少ないテキスト印字のみの場合には、ウェイト時間t1を短縮するか、或いはゼロにしても良い。勿論、第1面に記録を行わず第2面のみに記録を行う場合は当然に、ウェイト時間t1はゼロにして良い。また、第1面記録時の記録デューティ値に応じてウェイト時間t1を調整しても良い。
ここで、記録デューティ値とは、記録面の単位面積当たりをインクが覆う割合である。例えば、50%の記録デューティ値であれば、記録面の単位面積の50%がインクで覆われる。
そして例えば、記録デューティ値が高ければインクの吸収に伴う膨潤の程度、即ち第2面記録時の用紙浮きが顕著となる為、ウェイト時間t1を長くする。逆に記録デューティ値が低ければ、ウェイト時間t1を短くする(ゼロも含む)。
このようにすることで、記録スループットの低下を最小限に抑えつつ、効果的に第2面記録時の先端或いは後端領域の浮き上がりを抑制でき、第2面記録時の記録品質の低下を防止し或いは抑制することができる。
更に、第2面記録時の先端或いは後端領域の浮き上がり抑制に着目すれば、上記記録デューティ値は、第1面記録時の用紙先端或いは用紙後端領域の記録デューティ値を用いても良い。これにより例えば用紙中央領域は記録デューティ値が高くても、用紙先端或いは後端領域の記録デューティ値が低ければ、ウェイト時間t1は短くて済み、記録品質の低下防止とスループット低下防止の両立を図ることができる。
また、用紙種類に応じてウェイト時間t1を調整しても良い。例えば、記録用紙が光沢紙の様に厚手の場合には、インクの吸収に伴う膨潤の程度、即ち第2面記録時の用紙浮きは軽微となる為、ウェイト時間t1を短くするか、ゼロにする。逆に記録用紙が薄手の普通紙の様にインクの吸収に伴う膨潤の程度が顕著になる様な場合には、ウェイト時間t1を長くする。
このように用紙種類に応じてウェイト時間t1を調整すれば、より適切且つ確実に、第2面記録時の先端或いは後端領域の浮き上がりを抑制でき、第2面記録時の記録品質の低下を防止し或いは抑制することができる。
また、本実施形態に係る用紙搬送経路の特徴を利用して、更に以下のようにすることもできる。図6においてスイッチバック経路R2から反転経路R3に向かう記録用紙の先端は、スイッチバック経路R2の最後に設けられた搬送ローラー対26の下流(図において右側)の湾曲区間A2で、第1面(図において上側)を内側にして湾曲される。
この湾曲区間A2の曲率は、本実施形態においてはスイッチバック経路R2における湾曲区間A1の曲率よりも大きい。
従って、スイッチバック経路R2に加え、スイッチバック経路R2の最後に設けられた搬送ローラー対26の下流において記録用紙先端或いは後端に対しより強力な癖付け(第2面側を凸とした癖付け)を行うことができる。特に、図6に示す様な状態でウェイト時間t2を設ければ、より確実に、特に第2面記録時の記録用紙先端或いは後端の浮き上がりを抑制することができる。尚、上記ウェイト時間t1とウェイト時間t2は、双方を設定しても良いし、或いはいずれか一方のみを設定しても良い。
続いて本発明に係るプリンター1の特徴について更に説明する。反転経路R3において記録搬送経路R1に合流する直前の搬送ローラー対29より上流側の、記録用紙の第1面と接する従動ローラーGは、外周に複数の歯を有するギザローラーであるので、第1面における転写や白ヌケを抑制することができる。
また、本実施形態においてスイッチバック経路R2は、インクジェット記録ヘッド8の下を通った(記録搬送経路R1を通った)記録用紙を送り込む際の搬送方向下流側端部から記録用紙が突出可能に形成されている。図11(B)はこの状態を示すものであり、記録用紙P5は、スイッチバック経路R2から外側に突出した状態となっている。この様にスイッチバック経路R2から記録用紙が突出できる為、サイズの大きい(長さの長い)記録用紙を反転させる場合でも、スイッチバック経路R2を延設する必要がなく、装置の大型化を抑制できる。
そして本実施形態では、スイッチバック経路R2から記録用紙が突出する状態と、フェイスダウン排出経路R4から記録用紙が排出される状態とが同時に発生しないように制御される。図11(A)はフェイスダウン排出経路R4から記録用紙P4が排出される状態を示しており、即ちプリンター1の制御部9は、図11(A)に示す状態と図11(B)に示す状態とが同時に発生しないように制御する。
これにより、スイッチバック経路R2から突出した記録用紙(図11において符号P5)と、フェイスダウン排出経路R4から排出された記録用紙(図11において符号P4)とが重なることがなく、記録用紙が重なることに伴う記録面の汚損などを防止することができる。
尚、スイッチバック経路R2或いはフェイスダウン排出経路R4において紙ジャムが生じた場合、図12に示す経路開放機構によって容易にジャム処理作業を行うことができる。図12及び図2において符号34は搬送ユニットを示しており、この搬送ユニット34は装置本体2A(図1)に対してスライド可能に設けられている。搬送ユニット34は、スイッチバック経路R2及びフェイスダウン排出経路R4を構成する一部のローラー及び経路形成部材を一体に備えており、装着状態(図2)から図12に示す様に引き出されると、スイッチバック経路R2が大きく開放されるとともに、フェイスダウン排出経路R4も途中で分離された状態となる。これにより、スイッチバック経路R2或いはフェイスダウン排出経路R4において紙ジャムが生じた場合でも、容易にジャム処理作業を行うことが可能となる。
尚、本実施形態においてインクジェット記録ヘッド8は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されたが、用紙幅方向への移動を伴って用紙幅全体への記録が可能な記録ヘッドとして構成されていても良い。
また、フェイスダウン排出経路R4(第4搬送経路)は、必ずしもスイッチバック経路(第2搬送経路)に沿って形成されていなくても良い。
1 インクジェットプリンター、2A 装置本体、2B、2C 増設ユニット、3 スキャナー部、4 フェイスダウン排紙トレイ、5 操作パネル、6 手差し給紙トレイ、7
フェイスアップ排紙トレイ、8 記録ヘッド、9 制御部、10A〜10C 用紙カセット、11 ホッパー、12 給送ローラー、13 分離ローラー対、14 搬送ローラー対、15 給送ローラー対、17〜29 搬送ローラー対、31 第1フラップ、32
第2フラップ、33 フラップ、34 搬送ユニット、35 給送ユニット、F 駆動ローラー、G 従動ローラー、R1 記録搬送経路(第1搬送経路)、R2 スイッチバック経路(第2搬送経路)、R3 反転経路(第3搬送経路)、R4 フェイスダウン排出経路(第4搬送経路)、R5 フェイスアップ排出経路、P、P1、P2、P3、P4、P5 記録用紙、S1 カセット給送軌跡、S2 増設カセット給送軌跡、S3 手差し給送軌跡、T1 フェイスアップ排出軌跡、T2 フェイスダウン排出軌跡

Claims (16)

  1. 媒体を収容する媒体収容部と、
    前記媒体収容部から給送された媒体を搬送する搬送経路であって、媒体に記録を行う記録部を通り当該記録部の上流側及び下流側に延びる第1搬送経路と、
    前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体を送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向に搬送する第2搬送経路と、
    前記第2搬送経路と接続する搬送経路であって、前記逆方向に搬送された媒体を反転させ、前記第1搬送経路における前記記録部の上流側位置で合流させる第3搬送経路と、
    前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体を湾曲させ、反転させて排出する第4搬送経路と、を備え、
    前記第2搬送経路は、前記第1搬送経路を通った媒体において前記記録部を構成する記録ヘッドと対向した第1面を内側にして湾曲させ、
    前記第2搬送経路は、前記第4搬送経路の湾曲の内側に形成されるとともに、前記第2搬送経路の湾曲は、前記第4搬送経路の湾曲よりきつい、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記第2搬送経路は、湾曲経路を有し、
    前記第2搬送経路は、前記記録部を構成する記録ヘッドによって記録された媒体の前記第1面が、前記湾曲経路の湾曲の内側に対面する状態で媒体を搬送し、
    前記第2搬送経路は、前記第4搬送経路の湾曲の内側に沿って形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 媒体を収容する媒体収容部と、
    前記媒体収容部から給送された媒体を搬送する搬送経路であって、媒体に記録を行う記録部を通り当該記録部の上流側及び下流側に延びる第1搬送経路と、
    前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体をスイッチバック経路に送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向に搬送する第2搬送経路と、
    前記第2搬送経路と接続する搬送経路であって、前記逆方向に搬送された媒体を反転させ、前記第1搬送経路における前記記録部の上流側位置で合流させる第3搬送経路と、
    前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体を湾曲させる第1湾曲経路によって、媒体を反転させて排出する第4搬送経路と、を備え、
    前記第1搬送経路における前記記録部よりも下流の位置から、前記第3搬送経路の最上流位置との間の経路である前記第2搬送経路には、前記第1搬送経路を通った媒体において前記記録部を構成する記録ヘッドと対向した第1面を内側にして湾曲させる第2湾曲経路が含まれ、
    前記第2湾曲経路は、前記第1湾曲経路の内側に形成され、前記第2湾曲経路の湾曲は、前記第1湾曲経路の湾曲よりきつい、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 媒体を収容する媒体収容部と、
    前記媒体収容部から給送された媒体を搬送する搬送経路であって、媒体に記録を行う記録部を通り当該記録部の上流側及び下流側に延びる第1搬送経路と、
    前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体をスイッチバック経路に送り込んだ後、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向に搬送する第2搬送経路と、
    前記第2搬送経路と接続する搬送経路であって、前記逆方向に搬送された媒体を反転させ、前記第1搬送経路における前記記録部の上流側位置で合流させる第3搬送経路と、
    前記第1搬送経路と接続する搬送経路であって、前記記録部を通った媒体を湾曲させる第1湾曲経路によって、媒体を反転させて排出する第4搬送経路と、
    前記第4搬送経路で搬送されて排出された媒体を受ける排出トレイと、を備え、
    前記第1搬送経路における前記記録部よりも下流の位置から、前記第3搬送経路の最上流位置との間の経路である前記第2搬送経路には、前記第1搬送経路を通った媒体において前記記録部を構成する記録ヘッドと対向した第1面を内側にして湾曲させる第2湾曲経路が含まれ、
    前記媒体収容部、前記第1搬送経路、前記記録部、前記第3搬送経路、及び前記排出トレイ、のこれら構成要素は、装置下方からこの順に、構成要素間に他の経路が介在することなく順次重なっている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記第3搬送経路は、前記記録部の上側を迂回するように形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記第2搬送経路から突出する媒体と、前記第4搬送経路から排出される媒体とは水平方向で重なりを有するように前記第2搬送経路および前記第4搬送経路は構成され、
    前記第4搬送経路から第1の媒体が排出される状態と、前記第1の媒体よりも後続の第2の媒体が前記第2搬送経路から突出する状態と、が同時に形成されないように制御される、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記第1搬送経路において媒体を搬送する第1搬送手段と、前記第2搬送経路において媒体を搬送する第2搬送手段とを備え、前記第1搬送手段と前記第2搬送手段は、各々独立して駆動可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項6に記載の記録装置において、
    前記第1搬送経路の下流と前記第2搬送経路の上流とを接続状態と非接続状態とに切り替える第1フラップと、
    前記第1フラップが前記接続状態から前記非接続状態に切り替わった状態において、前記第2搬送経路と前記第3搬送経路とを接続する第2フラップと、を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8に記載の記録装置において、
    前記第1フラップが前記接続状態の際、前記第1搬送経路から前記第2搬送経路へ搬送された前記第2の媒体の搬送方向後端側が前記第1フラップを通過し、
    その後、前記第1フラップを前記非接続状態に切り替え、
    その後、前記第1の媒体が前記記録部から前記第4搬送経路に搬送され、前記第1の媒体が前記第4搬送経路から排出される前に、前記第2フラップが前記第2搬送経路と前記第3搬送経路とを接続し、前記第2の媒体が前記第3搬送経路に搬送される、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項9に記載の記録装置において、
    前記第2搬送経路へ搬送された前記第2の媒体を、前記第2搬送経路内で所定の時間待機させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項8に記載の記録装置において、
    前記第1フラップが前記接続状態で、前記第1搬送経路から前記第2搬送経路へ搬送された前記第2の媒体の搬送方向後端側が前記第1フラップを通過した後、前記第1フラップを前記非接続状態に切り替え、
    前記第2の媒体よりも後続の第3の媒体が前記媒体収容部から給送され、前記第3の媒体が前記記録部を通過して前記第2搬送経路へ向かうために前記第1フラップが前記接続状態とされる前に、前記第2フラップが前記第2搬送経路と前記第3搬送経路とを接続することにより、前記第2の媒体が前記第3搬送経路に搬送される、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項11に記載の記録装置において、
    前記第1の媒体が前記第4搬送経路から排出される前に、前記第2の媒体が前記第3搬送経路に向かって搬送される、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記記録装置は、
    前記第2搬送経路の少なくとも一部及び前記第4搬送経路の少なくとも一部を構成する搬送ユニットを有し、
    前記搬送ユニットは前記記録装置の本体から引き出し可能であるとともに、引き出すことにより、前記第2搬送経路が開放され、前記第4搬送経路が分断される、
    ことを特徴とする記録装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第2搬送経路において媒体の前記第1面と接するローラーは、外周に複数の歯を有するギザローラーである、
    ことを特徴とする記録装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第2搬送経路から前記第3搬送経路に向かう媒体は、前記第2搬送経路の最後に設けられたローラー対の下流で、前記第1面を内側にして湾曲される、
    ことを特徴とする記録装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第3搬送経路において前記第1搬送経路に合流する直前のローラー対より上流側の、媒体の前記第1面と接するローラーは、外周に複数の歯を有するギザローラーである、
    ことを特徴とする記録装置。
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