JP2018083313A - 記録装置 - Google Patents

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信幸 水島
千葉 悟志
Satoshi Chiba
悟志 千葉
小池 良和
Yoshikazu Koike
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Abstract

【課題】バンディングの抑制に考慮された記録装置、特に搬送ベルトを用いて媒体を搬送する構成においてバンディングを抑制できる記録装置を提供する。
【解決手段】媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段と対向配置され、前記媒体を吸着させつつ搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの上流側に設けられた、前記搬送ベルトに媒体を送る上流側ローラー対と、少なくとも前記搬送ベルト及び前記上流側ローラー対を制御する制御手段と、を備えた記録装置において、前記上流側ローラー対が媒体を保持する保持力は、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より強く、前記上流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度に対応する。
【選択図】図4

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
プリンターに代表される記録装置において、搬送ベルトを用いて被搬送物、即ち記録用紙に代表される媒体を搬送する構成が採用される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−086653号公報
インクジェットプリンターにおいては、バンディングと呼ばれる、印刷結果が搬送方向と交差する方向(用紙幅方向)に沿った筋状に見える記録不良を招く場合がある。このバンディングの発生要因は種々あるが、その一つとして媒体搬送速度の乱れがある。
そして搬送ベルトを用いて媒体を搬送する構成においてもバンディングは生じる虞があるが、従来の搬送ベルトを用いた媒体搬送方式を採用する記録装置においては、必ずしもバンディング対策が充分ではなく、特に搬送ベルトによって媒体が搬送されている際に、媒体の後端が搬送ベルトの上流に設けられた搬送ローラー対から抜ける際や、媒体の後端が搬送ベルトの下流に設けられた排出ローラー対に突入する際に、バンディングが発生し易かった。
そこで本発明はこの様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、バンディングの抑制に考慮された記録装置、特に搬送ベルトを用いて媒体を搬送する構成においてバンディングを抑制できる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段と対向配置され、前記媒体を吸着させつつ搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの上流側に設けられた、前記搬送ベルトに媒体を送る上流側ローラー対と、を備え、前記上流側ローラー対が媒体を保持する保持力は、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より強く、前記上流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度に対応することを特徴とする。
前記上流側ローラー対が媒体を保持する保持力が、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より強い構成においては、媒体が両者により搬送される際、媒体搬送速度は前記上流側ローラー対に依存し易く、前記上流側ローラー対による媒体搬送速度が記録品質により影響し易い。
そして本態様によれば、前記上流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度に対応するので、前記搬送ベルトによる媒体搬送速度に乱れを招き難く、特に前記上流側ローラー対から媒体後端が抜ける際のバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
尚、本明細書において「上流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、搬送ベルトが媒体を搬送する速度に対応する」とは、上流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、搬送ベルトが媒体を搬送する速度と一致するか、或いは両者の差が所定の誤差内にあることを意味し、その誤差はバンディングが目視で確認できない大きさであって当業者が適宜設定し得る事項である。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記搬送ベルトの下流側に、媒体を送る下流側ローラー対を備え、前記下流側ローラー対が媒体を保持する保持力は、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より弱く、前記下流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度より高速であることを特徴とする。
前記下流側ローラー対が媒体を保持する保持力が、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より弱い構成においては、媒体搬送速度は前記搬送ベルトに依存し易いものの、仮に前記下流側ローラー対による媒体搬送速度が前記搬送ベルトによる媒体搬送速度より低速であると、媒体先端が前記下流側ローラー対に突入する際には媒体搬送速度に乱れが生じ易い。
本態様によれば、前記下流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度より高速であるので、前記搬送ベルトによって搬送されている媒体の先端が前記下流側ローラー対に突入する際、前記搬送ベルトによる媒体搬送速度の低下を招き難い。その結果、媒体の先端が前記下流側ローラー対に突入する際のバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、第1の媒体を搬送する際の搬送速度を、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向のサイズが前記第1の媒体より小さい第2の媒体を搬送する際の搬送速度より低速にすることを特徴とする。
媒体先端がローラー対などの搬送手段に突入する際、媒体幅方向のサイズが大きいほど、媒体の先端が搬送手段に突入する際の抵抗が大きくなり、搬送速度の乱れが生じ易くなる。そこで本態様においては、記録装置は、第1の媒体を搬送する際の搬送速度を、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向のサイズが前記第1の媒体より小さい第2の媒体を搬送する際の搬送速度より低速にするので、媒体先端が搬送手段に突入する際の媒体搬送速度の乱れを抑制でき、ひいてはバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、媒体が記録面にコート層を備える専用紙である場合、媒体が記録面にコート層を備えない普通紙の場合に比して媒体の搬送速度を低速にすることを特徴とする。
媒体が記録面にコート層を備える専用紙である場合、搬送速度の乱れに伴うバンディングが目立ち易くなる。そこで本態様においては、記録装置は、媒体が記録面にコート層を備える専用紙である場合、媒体が記録面にコート層を備えない普通紙の場合に比して媒体の搬送速度を低速にするので、搬送速度の乱れに伴うバンディングが目立ち易い媒体について良好な記録結果が得られる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、媒体を反転させる反転経路を備えるとともに、記録を行う媒体の面に応じて、媒体の搬送速度を切り換えることを特徴とする。
媒体に記録を行う場合、特にインクジェット記録の場合には、媒体が液体を吸収することで膨潤し、媒体先端がカールする場合がある。媒体先端がカールしていると、媒体先端がローラー対などの搬送手段に突入する際の抵抗が大きくなり、搬送速度の乱れが生じ易くなる。
そこで本態様においては、記録装置は、記録を行う媒体の面に応じて、媒体の搬送速度を切り換えるので、媒体先端が搬送手段に突入する際の媒体搬送速度の乱れを抑制でき、ひいてはバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記反転経路により反転された媒体は、第1面への記録時の後端が先端となって記録が行われるとともに、前記第1面記録の際の後端領域の記録デューティー値が所定値を超えた場合、少なくとも前記第2面へ記録を行う際の媒体の搬送速度を前記第1面記録時の搬送速度より低速にすることを特徴とする。
媒体の第1面への記録の際の後端領域の記録デューティー値が所定値を超えた場合、媒体を反転した際の先端(第1面への記録の際の後端)のカールが大きくなる。そこで本態様では、記録装置は、前記第1面記録の際の後端領域の記録デューティー値が所定値を超えた場合、少なくとも前記第2面へ記録を行う際の媒体の搬送速度を前記第1面記録時の搬送速度より低速にするので、媒体先端がローラー対などの搬送手段に突入する際の媒体搬送速度の乱れを抑制でき、ひいてはバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
尚、記録デューティー値とは、記録面の単位面積当たりを液体(一例としてインク)が覆う割合であり、例えば、50%の記録デューティー値であれば、記録面の単位面積の50%がインクで覆われることとなる。
本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路の略全体を示す側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路の一部領域を示す図。 本発明に係るインクジェットプリンターの用紙搬送経路の一部領域を示す図。 ローラーと用紙サイズとの関係を示す平面図。 用紙先端のカールと搬送ローラー対との関係を示す模式図。 用紙搬送速度を設定する制御の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図、図2はプリンター1の用紙搬送経路の略全体を示す側断面図、図3及び図4はプリンター1の用紙搬送経路の一部領域を示す図である。
また、図5はローラーと用紙サイズとの関係を示す平面図、図6は用紙先端のカールと搬送ローラー対との関係を示す模式図である。また、図7は用紙搬送速度を設定する制御の流れを示すフローチャートである。
以下、図1及び図2を参照しつつ媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行うプリンター1の全体構成について概説する。
図1においてインクジェットプリンター1は、記録用紙に記録を行う装置本体2Aの上部にスキャナー部3を備え、装置本体2Aの下側には増設ユニット2B、2Cを備えている。装置本体2Aは用紙カセット10Aを備え、増設ユニット2Bは、用紙カセット10Bを備え、増設ユニット2Cは用紙カセット10Cを備えている。増設ユニット2B、2Cのこれらは用紙収容枚数を増やす為のオプションユニットであり、装置本体2Aに対して任意的に取り付けられる。
符号5は、プリンター1の各種操作を行う操作部であり、符号4は、記録が行われて排出される記録用紙を受けるトレイであり、より具体的には直近に記録が行われた記録面を下にして排出される記録用紙を受けるフェイスダウン排紙トレイである。また符号35は給送ユニットであり、不図示の回動支点を中心にして回動することにより、装置本体2Aに対して開閉することができる。
符号6は給送ユニット35を構成する開閉カバーであり、揺動軸6a(図2)を中心に揺動可能に構成されており、矢印e、fで示す方向に開くことができる。図1において仮想線及び符号6’は、開閉途中の開閉カバーを示している。
開閉カバー6の内側には手差しトレイ41(図2)が設けられている。手差しトレイ41は揺動軸41aを中心に回動し、開閉カバー6とともに開閉できる様になっている。尚、図2に示す手差しトレイ41は収納姿勢であり、図2の状態から時計回り方向に開き、斜め上方を向いた状態で、手差し給紙を可能とする。
尚、プリンター1は操作部5が配置された側が装置手前側であり、開閉カバー6が設けられた側が装置右側面となる。即ちプリンター1における記録用紙の給送、搬送、排出は、装置左右方向に沿って行われる。
続いて図2を参照しつつプリンター1における用紙搬送経路について概説する。プリンター1は、用紙カセット10Aからの給送経路(カセット給送軌跡S1参照)、図2では図示を省略する用紙カセット10B、10Cからの給送経路(増設カセット給送軌跡S2参照)、媒体としての用紙を載置する手差しトレイ41からの給送経路(手差し給送経路S3参照)、のこれら3つの用紙給送経路を有している。
またプリンター1は、直近に記録が行われた記録面を上にして排出するフェイスアップ排出(フェイスアップ排出軌跡T1参照)、直近に記録が行われた記録面を下にして排出するフェイスダウン排出(フェイスダウン排出軌跡T2参照)、のこれら2つの用紙排出方法を有している。
尚、図2において符号7はフェイスアップ排出される用紙を受けるフェイスアップ排紙トレイを示している。このフェイスアップ排紙トレイ7は、回動軸7aを中心に回動することにより、図2に示す収納状態と、図示しない開放状態とを取り得る。
そしてプリンター1は、第1搬送経路としての記録搬送経路R1、第2搬送経路としてのスイッチバック経路R2、第3搬送経路としての反転経路R3、第4搬送経路としてのフェイスダウン排出経路R4、また更にフェイスアップ排出経路R5、のこれら5つの用紙搬送経路を備えている。
図2において符号33は不図示の駆動源により駆動されるフラップ(経路切り替え部材)を示しており、図2の実線及び符号33で示す状態と、仮想線及び符号33’で示す状態とを切り換える。
フラップ33が図2の実線で示す状態にある場合、記録用紙はフェイスダウン排出経路R4に案内され、そしてフェイスダウン排出軌跡T2で示されるようにフェイスダウン排出される。フラップ33が図2の仮想線および符号33’の状態にある場合、記録用紙はフェイスアップ排出経路R5に案内され、そしてフェイスアップ排出軌跡T1で示されるようにフェイスアップ排出される。
尚、図2において符号9は各種制御を行う制御部を示している。制御部9は、不図示の外部コンピューターで動作するプリンタドライバ或いは制御部9が備えるプリンタドライバにより生成された、記録を行う為のデータである記録データを取得する。そして当該記録データに基づき、インクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」)8や不図示のモーターにより駆動される各種用紙搬送ローラー類や、各経路切り替え部材(フラップ)、また後述するリフター40や変位部43bなどを制御する。また制御部9は、各種センサー(例えば記録用紙の通過を検出するセンサー)の検出状態に基づき必要な制御を行う。尚、図2において制御部9は概念的に示したものであり、実際には装置本体2A内の所定の位置に設けられた回路基板により構成される。
以下、更に図2ではレジストローラー対17までの用紙給送経路を説明する。
装置本体2Aに着脱可能に設けられる用紙カセット10Aはホッパー11を備えており、ホッパー11が軸11aを中心に揺動することでより、用紙カセット10Aに収容された記録用紙Pが、図示しないモーターにより回転駆動される給送ローラー12に対し接離する。
給送ローラー12により用紙カセット10Aから送り出された記録用紙は、分離ローラー対13によるニップ位置を通過することで分離(重送防止)され、搬送ローラー対14からの送り力を受けてレジストローラー対17に到達する。装置本体2Aの下に位置する増設ユニット2B、2C(図1)も同様に給送ローラー12、分離ローラー対13を備えており、各用紙カセットから送り出された記録用紙Pは図2に示す搬送ローラー対14からの送り力を受けて、レジストローラー対17に到達する。
尚、手差しトレイ41からの用紙給送経路(手差し給送経路S3)については後に詳述する。
以下、図3を参照しつつレジストローラー対17より下流の用紙搬送経路について説明する。尚、図3では記録用紙がフェイスダウン排出経路R4を介してフェイスダウン排出されることを前提に説明する。
先ず、各用紙搬送経路に設けられたローラーについて説明する。図3において符号17はレジストローラー対、符号20〜29は全て記録用紙を搬送する搬送ローラー対を示しており、特に搬送ローラー対20〜28の一方側のローラーは符号Fで示され、他方側のローラーは符号Gで示される。ローラーFは不図示のモーターにより駆動される駆動ローラーであり、一例として用紙幅方向に適宜の間隔を置いて複数設けられるゴムローラーである。
ローラーGは、不図示の付勢手段によってローラーFに向けて付勢され、記録用紙と接して従動回転する従動ローラーであり、用紙幅方向に適宜の間隔を空けて、ローラーFと一対で設けられる。ローラーGは外周に複数の歯を有するギザローラーであり、記録面に対して点接触することにより既記録面のインクの白ヌケや転着を抑制する。
尚、従動ローラーGは、各搬送ローラー対を構成する以外にも、用紙搬送経路上の適宜の位置に設けられており、特に既記録面に接する側に設けられている。
一方、レジストローラー対17及び搬送ローラー対29については、上記搬送ローラー対20〜28とは構成が異なる。具体的には、搬送ローラー対29は、回転駆動される駆動ローラー29aと、駆動ローラー29aに向けて付勢された、従動回転可能な従動ローラー29bとを備え、このうち従動ローラー29bは、外周面が滑らかな樹脂ローラーである。
レジストローラー対17は、回転駆動される駆動ローラー17aと、不図示の付勢手段によって駆動ローラー17aに向けて付勢された、従動回転可能な従動ローラー17bとを備えている。このうち駆動ローラー17aは、外周に微細な凹凸を有するローラーであり、従動ローラー17bは、外周面が滑らかな樹脂ローラーである。
駆動ローラー17aは、回転軸17cに対し軸線方向に沿って適宜の間隔を空けて複数設けられ、従動ローラー17bも同様に、回転軸17dに対し軸線方向に沿って適宜の間隔を空けて複数設けられる。
上述した各ローラー間では、記録用紙は上下のガイド部材によって案内される。図2〜図4では図の煩雑化を避ける為、ガイド部材に符号は付していないが、各ローラー間を接続する太線が、上記ガイド部材を示している。また、図4以降では適宜上記ガイド部材の図示を省略している。
次に、第1搬送経路としての記録搬送経路R1は、記録用紙に記録を行う記録部としての記録ヘッド8の下を通り、その上流側及び下流側に延びる。本実施例では便宜上、記録搬送経路R1は、概ね図3の位置M1〜位置M2までとする。記録搬送経路R1において記録用紙は、レジストローラー対17、ベルトユニット18から送り力を受ける。
尚、本実施例において記録ヘッド8は、インクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッド(所謂ラインヘッド)であり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
第2搬送経路としてのスイッチバック経路R2は、記録搬送経路R1と接続する搬送経路であって、記録ヘッド8の下を通った記録用紙を送り込んだ後(図3左方向)、スイッチバックさせて送り込み方向とは逆方向(図3右方向)に搬送する経路であり、後述するフェイスダウン排出経路R4に対し湾曲の内側に位置している。本実施例では便宜上、スイッチバック経路R2は概ね図3の位置M3より左側とする。スイッチバック経路R2において記録用紙は、搬送ローラー対26から送り力を受ける。
第3搬送経路としての反転経路R3は、スイッチバック経路R2と接続する搬送経路であって、前記逆方向(図3右方向)に搬送された記録用紙を、記録ヘッド8の上側を迂回させて反転させ、記録搬送経路R1における記録ヘッド8の上流側位置(本実施例ではレジストローラー対17の上流位置)で合流させる。本実施例では便宜上、反転経路R3は概ね図3の位置M3から位置M4に至る経路とする。反転経路R3において記録用紙は、搬送ローラー対27、28、29から送り力を受ける。
第4搬送経路としてのフェイスダウン排出経路R4は、記録搬送経路R1と接続する搬送経路であって、記録ヘッド8の下を通った記録用紙を記録ヘッド8と対向した面を内側にして湾曲させ、反転させて排出する為の経路である。本実施例では便宜上、フェイスダウン排出経路R4は概ね図3の位置M2より左側とする。フェイスダウン排出経路R4において記録用紙は、搬送ローラー対20、21、22、23、24、25から送り力を受ける。
尚、各搬送経路の接続部には搬送経路の切り替えを行う経路切り替え部材としての第1フラップ31および第2フラップ32が設けられている。第1フラップ31は不図示の駆動手段から駆動力を受けることにより、揺動支点31aを中心に揺動可能となっている。また第2フラップ32は不図示の係合部を介し第1フラップ31と係合可能に設けられており、第1フラップ31の揺動に応じ、揺動支点32aを中心に揺動する。
これらフラップにより、用紙の進む経路が設定される。
続いて、図4を参照しつつ搬送ベルト18cまわりの構成について更に説明する。搬送ベルト18cは、上流側の駆動プーリー18aと、下流側の従動プーリー18bとに掛け回されている。駆動プーリー18aは制御部9(図2)により制御される不図示のモーターにより回転駆動される。駆動プーリー18aが回転駆動されると、搬送ベルト18cが稼働し、搬送ベルト18cに吸着された記録用紙が搬送される。
搬送ベルト18cの内側には支持プレート45、46が設けられており、搬送ベルト18cはこれら支持プレート45、46によって内側への撓みが規制された状態に設けられている。尚、搬送ベルト18cは、不図示のテンショナーによって所定のテンションが付与されている。
搬送ベルト18cを挟んで駆動プーリー18aと対向する位置には、帯電ローラー44が設けられている。帯電ローラー44は搬送ベルト18cの外面に接触しており、搬送ベルト18cの稼働に応じて従動回転する。そして帯電ローラー44は、搬送ベルト18cに電荷を供給し、これによって搬送ベルト18cが帯電する。
また、搬送ベルト18cを挟んで駆動プーリー18aの上側には、従動ローラー19aが設けられており、同様に搬送ベルト18cを挟んで従動プーリー18bの上側には、従動ローラー19bが設けられている。搬送ベルト18cによって搬送される記録用紙は、これら従動ローラー19a、19bによって搬送ベルト18cに押し付けられる。
記録ヘッド8の上流側には記録用紙に接触する除電ブラシ43が設けられており、この除電ブラシ43によって記録用紙の上面の電荷が除去される。搬送ベルト18cが稼働すると、帯電ローラー44によって搬送ベルト18cの外面に電荷が発生し、これにより搬送ベルト18cに載置された記録用紙には、搬送ベルト18cと接する面にも電荷(搬送ベルト18cの電荷とは反対極性の電荷)が生じ、更に記録用紙の反対側の面すなわち印刷面にもその電荷と反対極性の電荷が生じる。この印刷面側の電荷は、除電ブラシ43により除去され、これにより記録用紙には搬送ベルト18cと接する側の電荷だけが残り、その結果搬送ベルト18cに対して記録用紙が吸着されることとなる。
尚、符号47は除電部材であり、搬送ベルト18c上の電荷は、除電部材47により除去される。
尚、本実施形態では帯電方式により搬送ベルト18cに対して記録用紙を吸着させる構成であるが、これに限られず、例えば搬送ベルト18cに吸引孔を複数形成してこの吸引孔を介して記録用紙をエアで吸着させる方式であっても良く、或いはその他の方式で搬送ベルト18cに対して記録用紙を吸着させても良い。
続いて、図4において矢印F1は、レジストローラー対17による用紙搬送速度を表しており、同様に矢印F2は搬送ベルト18cによる用紙搬送速度を、矢印F3は搬送ローラー対20による用紙搬送速度を、それぞれ示している。尚、ここでの用紙搬送速度とは、各搬送手段が単独で記録用紙を搬送する際の用紙搬送速度を意味するものである。
本実施形態では、用紙搬送経路に設けられた用紙搬送手段のうち、少なくともレジストローラー対17、搬送ベルト18c(駆動プーリー18a)、搬送ローラー対20(駆動ローラーF)、のこれらは共通のモーターを駆動源としており、各搬送手段による用紙搬送速度が、モーターから各用紙搬送手段に動力を伝達する際の歯車(不図示)の減速比や各ローラーの径などによって定まる構成である。
但し、少なくともレジストローラー対17、搬送ベルト18c(駆動プーリー18a)、搬送ローラー対20(駆動ローラーF)、のこれらをそれぞれ別モーターで駆動しても良いし、或いは任意の二つの用紙搬送手段を一つのモーターで駆動しても良い。
本実施形態では、搬送ベルト18cの上流側にある上流側ローラー対としてのレジストローラー対17が記録用紙を保持する保持力が、搬送ベルト18cが記録用紙を保持する保持力より強い為、記録用紙が両者により搬送される際、搬送速度はレジストローラー対17に依存し、レジストローラー対17による用紙搬送速度F1が記録品質に影響する。
本実施形態では、レジストローラー対17による用紙搬送速度F1が、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2に対応するので、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度に乱れを招き難く、特にレジストローラー対17から用紙後端が抜ける際のバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
尚、「レジストローラー対17による用紙搬送速度F1が、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2に対応する」とは、用紙搬送速度F1が用紙搬送速度F2と一致するか、或いは両者の差が所定の誤差内にあることを意味し、その誤差はバンディングが目視で確認できない大きさであって当業者が適宜設定し得る事項である。
また本実施形態では、搬送ベルト18cの下流側に設けられた下流側ローラー対としての搬送ローラー対20が記録用紙を保持する保持力は、搬送ベルト18cが記録用紙を保持する保持力より弱い。この様な構成においては、用紙搬送速度は搬送ベルト18cに依存し易いものの、搬送ベルト18cによって搬送されている用紙の先端が搬送ローラー対20に突入する際には搬送ローラー対20の影響を受け、用紙搬送速度に乱れが生じ易い。
そして本実施形態では、搬送ローラー対20による用紙搬送速度F3が、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2より高速に設定されている。従って搬送ベルト18cによって搬送されている用紙の先端が搬送ローラー対20に突入する際、用紙搬送速度の低下を招き難い。その結果、用紙先端が搬送ローラー対20に突入する際のバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
尚、他の実施例として、搬送ローラー対20による用紙搬送速度F3を、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2に対応させても良い。ここで「搬送ローラー対20による用紙搬送速度F3が、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2に対応する」とは、用紙搬送速度F3が用紙搬送速度F2と一致するか、或いは両者の差が所定の誤差内にあることを意味し、その誤差はバンディングが目視で確認できない大きさであって当業者が適宜設定し得る事項である。
そして少なくとも搬送ローラー対20による用紙搬送速度F3を、搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2以上とすることで、搬送ベルト18cによって搬送されている用紙の先端が搬送ローラー対20に突入する際の用紙搬送速度の乱れに起因するバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
尚、他の実施例として、第1の媒体を搬送する際の用紙搬送速度を、用紙搬送方向と交差する方向である用紙幅方向のサイズが第1の媒体より小さい第2の媒体を搬送する際の搬送速度より低速に設定しても良い。
図5において符号S1は上記第1の媒体を示し、符号S2は上記第2の媒体を示している。図示する様に第2の媒体S2の用紙幅方向サイズは、第1の媒体S1の用紙幅方向サイズより小さい。
そして図5は一例として搬送ローラー対20を示しているが、用紙先端が搬送ローラー対20に突入する際、用紙幅方向のサイズが大きいほど、用紙先端はより多くの搬送ローラー対20から抵抗を受ける為、用紙搬送速度の乱れが生じ易くなる。
そこで制御部9(図2)は、ドライバ情報から取得した用紙サイズに基づき、第1の媒体S1を搬送する際の用紙搬送速度を、第2の媒体S2を搬送する際の用紙搬送速度より低速にする。例えば、図4に示した用紙搬送速度F1、F2、F3を例にすれば、第2の媒体S2を搬送する際の用紙搬送速度がそれぞれF1、F2、F3である場合、第1の媒体S1を搬送する際の用紙搬送速度を、それぞれに補正係数α(α<1)を乗じたものとする。また、用紙搬送経路の全領域で用紙搬送速度を低速にしても良い。
これにより、用紙幅が大きい記録用紙について、用紙先端が用紙搬送手段に突入する際の搬送速度の乱れを抑制でき、ひいてはバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
また、他の実施例として制御部9が、ドライバ情報から取得した用紙情報に基づき、記録用紙が記録面にコート層を備える専用紙である場合、記録面にコート層を備えない普通紙の場合に比して用紙搬送速度を低速にしても良い。
即ち記録用紙が記録面にコート層を備える専用紙である場合、用紙搬送速度の乱れに伴うバンディングが目立ち易くなるので、記録用紙が記録面にコート層を備える専用紙である場合には用紙搬送速度を低速にすることで、搬送速度の乱れに伴うバンディングが目立ち易い記録用紙について良好な記録結果が得られる。
また、他の実施例として、制御部9が、記録を行う用紙の面に応じて、用紙搬送速度を切り換えても良い。
即ち、特にインクジェット記録の場合には、記録用紙がインクを吸収することで膨潤し、用紙先端がカールする場合がある。用紙先端がカールしていると、用紙先端が用紙搬送手段に突入する際の抵抗が大きくなり、搬送速度の乱れが生じ易くなる。
そこで例えば、記録用紙の第1面(おもて面)に記録を行った後、第2面(うら面)に記録を行う際に、用紙搬送速度を第1面に記録を行った際の用紙搬送速度より低速にする。これにより、用紙先端が用紙搬送手段に突入する際の搬送速度の乱れを抑制でき、ひいてはバンディングの発生を回避でき、或いはバンディングの程度を抑制できる。
またこのとき、制御部9は、第1面(おもて面)記録の際の後端領域の記録デューティー値が所定値を超えた場合、第2面(うら面)記録時の用紙搬送速度を第1面に記録を行った際の用紙搬送速度より低速にしても良い。
図6において符号Pは記録用紙を、符号P1は第1面(おもて面)を、符号P2は第2面(うら面)を示している。また符号Paは第1面記録時の用紙先端であって、第2面記録時の用紙後端を示しており、符号Pbは第2面記録時の用紙先端であって、第1面記録時の用紙後端を示している。また符号Lは第1面記録の際の後端領域を示している。そして図6は第2面記録時に用紙先端Pbが搬送ローラー対20に突入する際の状態を示している。
記録用紙Pの第1面P1にインクが吐出されると、第1面P1が膨潤し、第1面P1側が凸となって反る関係上、第1面記録の際の後端領域Lの記録デューティー値が高いほど、即ち多量のインクが吐出されるほど、第2面P2に記録を行う際には用紙先端Pbが図示する様に上側に反り上がる様なカールが顕著となる。用紙先端Pbのカールが顕著になると、用紙先端Pbが搬送ローラー対20に突入する際に、ローラー周面に突き当たり(図6の例では従動ローラーFのローラー周面に突き当たる)、搬送ベルト18cで搬送中の記録用紙の搬送速度に乱れが生じる虞がある。
従って第1面P1記録の際の後端領域Lの記録デューティー値が所定値を超えた場合、第2面P2記録時の用紙搬送速度を第1面P1に記録を行った際の用紙搬送速度より低速にすることで、第2面記録時の用紙先端Pbが搬送ローラー対20に突入する際の用紙搬送速度の乱れを抑制することができる。
尚、後端領域Lの範囲は、記録デューティーと後端カールの状況との関係を予め試験することで適宜設定することができ、またその際、用紙サイズや用紙種別に応じて後端領域Lの最適範囲が異なる場合には、用紙サイズや用紙種別ごとに後端領域Lの範囲を設定し、それを用いる様にしても良い。
また、図6の例では第2面記録時の用紙先端Pbのカール方向が、外径が小さい従動ローラーFに向いており、ローラー周面に用紙先端がより衝突しやすい状態となっている。従って用紙先端のカール方向と、ローラー外径との関係をも踏まえて、用紙搬送速度を設定しても良い。即ち用紙先端のカール方向が、ローラー外径が小さいほうのローラーに向いているならば、逆の場合に比べて、用紙搬送速度を低速にする。これにより、用紙搬送速度の乱れを効果的に抑制できる。
以下、図7を参照しつつ制御の一例を説明する。制御部9は、記録ジョブを受信すると(ステップS101)、用紙搬送速度を第1面(おもて面)用の速度V1に設定する(ステップS102)。この用紙搬送速度V1は、図6における搬送ベルト18cによる用紙搬送速度F2に相当する。
そして、第1面(おもて面)への記録を実行する(ステップS103)。次いで、両面記録の場合であって(ステップS104においてYes)、第1面記録時の後端領域の記録デューティー値が所定値を超える場合(ステップS105においてYes)、用紙搬送速度をV3に設定する(ステップS106)。第1面記録時の後端領域の記録デューティー値が所定値以下である場合は(ステップS105においてNo)、用紙搬送速度をV2に設定する(ステップS107)。尚、用紙搬送速度の高低関係は、V3<V2<V1となる。
そして、設定された用紙搬送速度により第2面(うら面)への記録を実行し、記録完了後に用紙を排出する(ステップS109)。
尚、上記実施例ではV2<V1としているが、V2=V1としても良い。
以上のように、第1面(おもて面)記録の際の後端領域の記録デューティー値が所定値を超えた場合、第2面(うら面)記録時の用紙搬送速度を第1面に記録を行った際の用紙搬送速度より低速にすることで、用紙搬送速度の乱れを抑制して良好な記録結果が期待できる。
1…インクジェットプリンター、2A…装置本体、2B、2C…増設ユニット、3…スキャナー部、4…フェイスダウン排紙トレイ、5…操作部、6…開閉カバー、7…フェイスアップ排紙トレイ、8…記録ヘッド、9…制御部、10A〜10C…用紙カセット、11…ホッパー、12…給送ローラー、13…分離ローラー対、14…搬送ローラー対、15…給送ローラー、16…分離ローラー、17…レジストローラー対、18…ベルトユニット、18a…駆動プーリー、18b…従動プーリー、18c…搬送ベルト、18d…ベルト支持部、18e…ベルト支持部、19a、19b…従動ローラー、20〜29…搬送ローラー対、31…第1フラップ、32…第2フラップ、33…フラップ、35…給送ユニット、36…摩擦部材、37〜39…センサー、40…リフター、41…手差しトレイ、43…除電ブラシ、44…帯電ローラー、45…支持プレート、46…支持プレート、47…除電部材、
F…駆動ローラー、G…従動ローラー、R1…記録搬送経路(第1搬送経路)、R2…スイッチバック経路(第2搬送経路)、R3…反転経路(第3搬送経路)、R4…フェイスダウン排出経路(第4搬送経路)、R5…フェイスアップ排出経路(第4搬送経路)、
S1…カセット給送軌跡、S2…増設カセット給送軌跡、S3…手差し給送軌跡、T1…フェイスアップ排出軌跡、T2…フェイスダウン排出軌跡

Claims (6)

  1. 媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段と対向配置され、前記媒体を吸着させつつ搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの上流側に設けられた、前記搬送ベルトに媒体を送る上流側ローラー対と、
    少なくとも前記搬送ベルト及び前記上流側ローラー対を制御する制御手段と、を備え、
    前記上流側ローラー対が媒体を保持する保持力は、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より強く、
    前記上流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度に対応する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記搬送ベルトの下流側に、媒体を送る下流側ローラー対を備え、
    前記下流側ローラー対が媒体を保持する保持力は、前記搬送ベルトが媒体を保持する保持力より弱く、
    前記下流側ローラー対が媒体を搬送する速度が、前記搬送ベルトが媒体を搬送する速度より高速である、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、第1の媒体を搬送する際の搬送速度を、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向のサイズが前記第1の媒体より小さい第2の媒体を搬送する際の搬送速度より低速にする、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、媒体が記録面にコート層を備える専用紙である場合、媒体が記録面にコート層を備えない普通紙の場合に比して媒体の搬送速度を低速にする、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、媒体を反転させる反転経路を備えるとともに、記録を行う媒体の面に応じて、媒体の搬送速度を切り換える、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記反転経路により反転された媒体は、第1面への記録時の後端が先端となって記録が行われるとともに、前記第1面記録の際の後端領域の記録デューティー値が所定値を超えた場合、少なくとも前記第2面へ記録を行う際の媒体の搬送速度を前記第1面記録時の搬送速度より低速にする、
    ことを特徴とする記録装置。
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