JP2006248618A - 両面記録装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両面記録装置において、簡単な構造で安価にするとともに、大型化することなく、シートの搬送を確実にする。
【解決手段】 両面記録時には、片面記録済みシートを両面記録路32から弾性部材28を介してスイッチバック位置30に入れスイッチバックさせて再供給路33に通し、プリンタの作像装置に送り込んで裏面の記録を行う。弾性部材28は、シートにより押されてたわむことにより、両面記録路からスイッチバック位置に向かうシートは通過するが、自らの弾性力により元の形状に戻るため、スイッチバック位置から再供給路に向かうシートが両面記録路32へと入り込むことは阻止される。これにより、スイッチバック位置から出たシートは、両面記録路に戻らないため、ジャムすることがなく、確実に再供給路に送ることができる。また、弾性部材28は、その位置、弾性力が調整される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機やプリンタやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置およびこの画像形成装置に備えられ、シートの両両面に記録を行う両面記録装置に関するものである。
従来より、画像形成装置の両面記録装置に関して、片面コピー済の記録紙の搬入路の搬入方向に沿って回転する反転ローラには分岐爪が揺動自在に係合する。分岐爪の曲面部は反転ローラの回転方向に向かってオーバーラップ量を増加するように形成され、記録紙は反転ローラと分岐爪により挟持されてほぼ鉛直に配設される折り返し路に送り込まれた後、自重で落下し、搬入路内に導入され、レジストローラやサイドフェンスにより姿勢を矯正され、且つ搬入時間を調整されて感光体側に再給紙されるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図7に上記両面記録装置の具体的な構成を示す。
図7において、ほぼ水平に形成する両面記録路1と、図示しない駆動手段により、回転軸2を回転することによって回転する一対のスイッチバックローラ3aおよび3bと、回転軸2と平行に配置する支軸4と、その支軸4に固定する揺動アーム4aおよび分岐爪4bと、その揺動アーム4aの先端に一端を固定し他端を図示しない不動ユニットに固定するスプリング5と、上述した両面記録路1とほぼ直交し、駆動側のスイッチバックローラ3aの近傍から上方の鉛直方向に沿って形成するスイッチバック路6と、そのスイッチバック路6の下方に形成し、図示しない像担持体にシートを搬送する再供給路7とからなる。
この両面記録装置を用いてシートの両面に記録を行うときは、先ず、片面記録済みのシートが、両面記録路1に送り込まれ、一対のスイッチバックローラ3aおよび3bに挟まれつつ、駆動側のスイッチバックローラ3aが反時計回りに回転し、シート先端が分岐爪4bに当接する。このとき、シートは、スイッチバックローラ3aおよび3bの回転力により、スプリング5に抗して揺動アーム4aとともに分岐爪4bを、支軸4を中心に時計回りに回動してから、スイッチバック路6に送り込まれる。次に、シート後端が分岐爪4bを通過すると、揺動アーム4aと分岐爪4bは、スプリング5によりもとの位置まで回動する。一方、シートは、スイッチバック路6で形成するスイッチバック位置でスイッチバックされるとともに重力の作用を受けて落下し、再供給路7側に送り込まれる。次いで、シートは、像担持体側に送られ、未だ記録されていない片面にも記録を行い、シートの両面に記録を行う。
しかしながら、このような両面記録装置は、(1)揺動アーム4aおよび分岐爪4bを支軸4に固定すること、(2)揺動アーム4aおよび分岐爪4bが支軸4を中心になめらかに回動するようにすること、および(3)揺動アーム4aにスプリング5を設けること、などが必要となるため、構造が複雑で高価になるとともに、大型化するという問題があった。
そこで、これらの問題に対応するために、両面記録路の出口に、シートにより押されてたわみ、その両面記録路からスイッチバック位置へと向かうシートは通過するが、スイッチバック位置から再供給路へと向かうシートが両面記録路へと入り込むことは阻止する弾性部材を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−218455号公報 特開2003−312915号公報
しかしながら、上記特許文献2では、前記弾性部材として、フィルム状の弾性部材等が考えられるが、部品の寸法ばらつき、組付け位置のばらつき、弾性のばらつき、カール量のばらつき、等があるため、シートの搬送中心からの左右の負荷ばらつきが生じてしまう。負荷ばらつきが生じると、スキューの原因となり、ジャムや耳折れ、等の不具合が生じてしまうという問題があった。
本発明の第1の目的は、両面記録装置において、簡単な構造で安価にするとともに、大型化することなく、シートの搬送を確実にすることにある。
本発明の第2の目的は、シート搬送方向と直交するシート幅方向のずれを矯正してシート上にずれのない記録をすることにある。
本発明の第3の目的は、シートサイズに応じて正確にシート幅方向のずれを矯正することにある。
本発明の第4の目的は、両面記録時のシート1枚当たりの搬送速度を速くすることにある。
本発明の第5の目的は、シートを安定して搬送することにある。
本発明の第6の目的は、上記の目的を有する両面記録装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、片面記録済みのシートを両面記録路を通してスイッチバック位置に入れ、ここでシートをスイッチバックさせて再供給路に通すことにより、シートを画像形成装置本体の作像装置に再供給する両面記録装置において、前記両面記録路の出口に、前記シートにより押されてたわむことにより、前記両面記録路から前記スイッチバック位置に向かうシートは通過させるが、前記スイッチバック位置から前記再供給路に向かうシートが前記両面記録路に入り込むことは阻止する弾性部材と、前記弾性部材を調整する調整手段とを設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スイッチバック位置に、前記シートを幅方向に整合する整合部材を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記整合部材の位置を調整する調整手段を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、前記スイッチバック位置の出入口に、前記シートを前記スイッチバック位置に入れるとき前記シートを挟んで正転し、前記スイッチバック位置から出すとき前記シートを挟んで逆転する一対のスイッチバックローラを設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記再供給路に、前記スイッチバック位置から出た前記シートを挟む一対の再供給ローラと、該再供給ローラの間に前記シートが入り込んだことを検知するシート検知手段とを設けたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、片面記録済みのシートを両面記録路を通してスイッチバック位置に入れ、ここでシートをスイッチバックさせて再供給路に通すことにより、シートを画像形成装置本体の作像装置に再供給する両面記録装置を備えた画像形成装置において、前記両面記録装置は、前記両面記録路の出口に、前記シートにより押されてたわむことにより、前記両面記録路から前記スイッチバック位置に向かうシートは通過させるが、前記スイッチバック位置から前記再供給路に向かうシートが前記両面記録路に入り込むことは阻止する弾性部材と、前記弾性部材を調整する調整手段とを設けたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記スイッチバック位置に、シートを幅方向に整合する整合部材を設けたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記整合部材の位置を調整する調整手段を設けたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項6から8のいずれか1項に記載の発明において、前記スイッチバック位置の出入口に、前記シートを前記スイッチバック位置に入れるとき前記シートを挟んで正転し、前記スイッチバック位置から出すときこのシートを挟んで逆転する一対のスイッチバックローラを設けたことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記再供給路に、前記スイッチバック位置から出たシートが挟まれる一対の再供給ローラと、該再供給ローラの間に前記シートが入り込んだことを検知するシート検知手段とを設けたことを特徴とする。
請求項1,6の発明によれば、弾性部材を設けたので、両面記録路の出口にスイッチバック位置から出たシートが、両面記録路へ戻らないようにするため、ジャムすることがなく、両面記録路の出口に弾性部材を設けるだけの簡単な構造で安価にするとともに、大型化することがない。また、弾性部材を調整可能としたことにより、弾性部材でのシートへの負荷バランスを均一にできるので、シートのスキューを防止でき、両面記録装置におけるシートの搬送を確実に行うことができる。
請求項2,7の発明によれば、スイッチバック位置にシートの幅方向を整合する整合部材を設けたので、スイッチバック位置で、シート搬送方向と直交するシート幅方向のずれを矯正してシート上にずれのない画像を形成することができる。
請求項3,8の発明によれば、整合部材の位置を調整する調整手段を設けたので、調整手段で整合部材の位置を調整することにより、シートサイズに応じて正確にシート幅方向のずれを矯正することができる。
請求項4,9の発明によれば、スイッチバック位置の出入口に一対のスイッチバックローラを設け、シートをスイッチバック位置へと入れるとき正転させ、スイッチバック位置から出すとき逆転させることにより、シートをスイッチバック位置において出し入れするとき、スイッチバックローラで挟んだままの状態で逆転してシートを搬送するので、シート1枚当たりの搬送速度を速くすることができる。さらに、一対のスイッチバックローラにより、スイッチバック位置にシートを出し入れするので、少ない部品と小さなスペースでシートをスイッチバックして反転することもできる。
請求項5,10の発明によれば、再供給路にシート検知手段を設け、スイッチバック位置から出たシートが一対の再供給ローラ間に入り込んだことを検知するので、シート検知手段で検知したとき、一対のスイッチバックローラを離してシートを一対の再供給ローラのみで安定して搬送することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施形態による両面記録装置を備える画像形成装置としてのプリンタの全体的な概略構成を示す。
図1において、10はプリンタ装置本体である。プリンタ装置本体10内には、ドラム状の像担持体11を回転自在に設ける。像担持体11の周りには、帯電ユニット12、現像ユニット13、転写ユニット14、クリーニングユニット15を配置して作像装置16を構成する。また、少し離れた位置に、図示しない光書込み装置を設置する。プリンタ装置本体10の下方には、転写材、例えば用紙、またはオーバーヘッドプロジェクター用シートなどのシートsを収納する給紙カセット17をプリンタ装置本体10に着脱自在に取り付ける。
給紙カセット17の先端側(図中右側)上には、給紙コロ18を備える。その給紙コロ18位置からは、上方に向けて伸び、像担持体11と転写ユニット14間の転写位置aを過ぎてさらに上方に向けて伸びる用紙搬送路Rを形成する。用紙搬送路Rには、転写位置aの上流側に搬送ローラ19、合流ローラ20、レジストローラ21を設け、下流側に定着装置22、分岐爪23、排紙ローラ24を設ける。定着装置22は、定着ローラ25と加圧ローラ26を備える。また、プリンタ装置本体10中には、記録済みシートsのスタック部27を設ける。
また、給紙カセット17の上方には、両面記録路32、スイッチバック位置30、再給紙路33を有する両面記録装置31を設ける。両面記録装置31には、用紙搬送路Rの分岐爪23から分岐して、弾性部材28に至る両面記録路32と、再供給ローラ29から合流ローラ20に至り、それにより用紙搬送路Rに合流する再供給路33がある。
このプリンタでシートsに記録を行うときは、例えばホストからの書き込み信号に基づき、像担持体11を時計まわりに回転するとともに、給紙コロ18を反時計まわりに回転する。そして、給紙カセット17から矢印b方向に繰り出したシートsを用紙搬送路Rに入れて搬送ローラ19で搬送し、レジストローラ21に当ててループの形成によりシートsの斜行を矯正して止める。他方、像担持体11の回転とともに、まず帯電ユニット12でその表面を所定の極性に一様に帯電し、次いで、光書込み装置から出射するレーザ光Lを照射して書き込みを行い、静電潜像を形成する。
次に、現像ユニット13でトナーを付着してその静電潜像を現像し、像担持体11上にトナー画像を形成する。そして、その像担持体11上のトナー画像に位置合わせするタイミングで、レジストローラ21を回転してシートsを送り出し、そのシートsに、転写位置aで転写ユニット14により像担持体11上のトナー画像を順次転写する。画像転写後のシートsは、定着装置22の定着ローラ25と加圧ローラ26のニップ間に入れ、熱と圧力とを加えてシートs上の転写画像を定着して後、排紙ローラ24で排出してスタック部27上にスタックする。一方、画像転写後の像担持体11は、その回転とともに、クリーニングユニット15で、画像転写後になお表面上に残留する残留トナーを除去し、帯電からはじまる再度の画像形成に備える。
ところで、このプリンタを用いてシートの裏面にも記録を行うときには、片面記録済みのシートを分岐爪23により両面記録装置31の両面記録路32からスイッチバック位置30へと入れ、そのスイッチバック位置30でスイッチバックさせて再供給路33を通して、用紙搬送路Rから再びプリンタ装置本体10の像担持体11の下方へと送り込み、作像装置16により同様に裏面にも記録してから、スタック部27上に排出する。
図2に図1のプリンタ装置本体10における両面記録装置31の詳細を示す。
両面記録装置は、ガイド板p,q,rなどにより、両面記録路32、スイッチバック位置30、再供給路33を形成する。両面記録路32の途中には、一対の入口ローラ34を設ける。その入口ローラ34の下側近傍には、図示しないシート検知センサを設ける。また、両面記録路32の出口には、その出口を塞ぐようにして、フィルム状の弾性部材28を設ける。その弾性部材28は、例えばポリエチレンテレフタレートを用いて作り、ガイド板qに基端側を取り付けて支持する。
弾性部材28の下流側には、一対のスイッチバックローラ35a、35bを設けてなる。上部に設けた従動スイッチバックローラ35aは、上昇および下降することができるよう設ける。そして、それにより従動スイッチバックローラ35aは、下部の駆動スイッチバックローラ35bと接離することができる。通常、従動スイッチバックローラ35aは、駆動スイッチバックローラ35bに接している。また、駆動スイッチバックローラ35bは、正転および逆転することができるように設ける。
スイッチバックローラ35a、35bの右側には、シートを出し入れするスイッチバック位置30を設け、そのスイッチバック位置30の出入口に、一対のスイッチバックローラ35が設けられている。また、駆動スイッチバックローラ35bの逆転により、スイッチバック位置30から出たシートが搬送される位置に、一対の再供給ローラ29を設ける。また、再供給ローラ29とスイッチバックローラ35a、35bとの間で、再供給路33には、スイッチバック位置30から出たシートが、再供給ローラ29間に入り込んだことを検知するシート検知手段36を設ける。そして、図1に示すように、再供給ローラ29を入口として、合流ローラ20により用紙搬送路Rに合流し、複数の再搬送ローラ33aを設ける再供給路33を形成する。また、シート検知手段36の本体部cにL字状のシート検知部dを回動自在に設ける。
図1において、両面記録装置31を用いてシートsの両面に記録を行うときは、ホストからの両面記録の書き込み信号に基づき、分岐爪23は、シートsを両面記録装置31側へ搬送するように回動する(図1に、その状態の分岐爪23を実線で示す)。そして、その入口ローラ34間にシート先端が入り込むと、その入口ローラ34によりシートsを搬送し、前記シート検知センサの個所をシートが通過すると、それを検知し、その検知により、駆動スイッチバックローラ35bが正転を始めるとともに、設定パルスをカウントし始める。それから、シート先端は、入口ローラ34の搬送力により、両面記録路32の出口の弾性部材28を押してたわませながら、その弾性部材28位置を通過する。弾性部材28は、シート後端が通過すると、自らの弾性力によりもとの形状に戻る。
次いで、正転する駆動スイッチバックローラ35bにより、スイッチバックローラ35a、35bによりシートをスイッチバック位置30に入れる。しかし、フィルム状の弾性部材28は、部品の寸法ばらつき、組付け位置ばらつき、弾性のばらつき、カール量のばらつき等があり、必ずしもシートが通過する範囲において均一の弾性力ではなく、シートに対しての負荷ばらつきが生じてしまう。負荷ばらつきが生じるとシートのスキューの原因となり、ジャムや耳折れ等の不具合が生じてしまう。
図3にスキュー発生時の様子を示している(この図3には図2に示すガイド板pは省略している)。弾性部材28においてシートsへの負荷ばらつき(左側の負荷を大、右側の負荷を小)が生じた場合、スイッチバックローラ対35によって矢印方向に搬送されると、負荷ばらつきにより回転モーメントがシートsに生じ、それにより矢印で示すスキュー方向へスキューしてしまうことになる。そこで、弾性部材を調整可能とし、負荷バランスを均一にすることによりスキューを防止する。なお、37a,37bは後述する整合部材である。
図4は弾性部材28の調整手段の一例を示す。
弾性部材28を支持材tに固定して一体とし、この支持材tを矢印a方向に調整可能としている。この調整により、両面記録路32の出口から矢印b方向に出てくるシートが弾性部材28を押す時の弾性部材28の飛び出し量を変えることができ、シートへの負荷を調整することができる。
図5は弾性部材28の調整手段の他の例を示す。
弾性部材28と支持体tを一体とし、シートの搬送経路に対する角度を矢印c方向に調整可能としている。シートが弾性部材28を押す時の弾性部材28のたわみ量を変えることにより、シートへの負荷を調整することができる。
図4、図5の調整手段により、弾性部材28を通過したシートは、スキューすることなく、確実にスイッチバック位置30へ送られる。
次に、入口ローラ34の下側近傍の前記シート検知センサの設定パルスのカウントが終了すると、駆動スイッチバックローラ35bは、今度は逆転をはじめ、スイッチバックローラ35a、35bで挟んだままの状態で、シートをスイッチバック位置30から出す。その後、シート後端がスイッチバックローラ35a、35bを通過した後、従動ローラ35aが上昇し、次のシートの搬送に備える。
上記のように、スイッチバック位置30の出入口に一対のスイッチバックローラ35a、35bを設け、シートをスイッチバック位置30へと入れるとき正転し、そのスイッチバック位置30から出すとき逆転し、シートをスイッチバック位置30において出し入れするとき、スイッチバックローラ35a、35bで挟んだままの状態で正転してスイッチバック位置30へ入れ、その後逆転してそのスイッチバック位置30から出して搬送するので、シート1枚当たりの搬送速度を速くすることができる。
ここで、弾性部材28は、シートにより押されてたわみ、両面記録路32からスイッチバック位置30へと向かうシートは通過するが、自らの弾性力によりもとの形状に戻るため、スイッチバック位置30から再供給路33へと向かうシートが両面記録路32へと入り込むことは阻止される。これにより、スイッチバック位置30から出たシートは、両面記録路32へ戻らないため、ジャムすることがなく、確実に再供給路33へ送られる。
次いで、シートは、駆動スイッチバックローラ35bの逆転の搬送力によりスイッチバック位置30から出て、その先端が、L字状のシート検知部dを押してこれを回動させる。そして、シートの通過を検知し、従動スイッチバックローラ35aは、今度は上昇してシートから離れる。これにより、再供給路33にシート検知手段36を設け、スイッチバック位置30から出たシートが一対の再供給ローラ29間に入り込んだことを検知するので、シート検知手段36で検知したとき、一対のスイッチバックローラ35a、35bを離してシートを一対の再供給ローラ29のみで安定して搬送することができる。
次いで、図1に示すように、シートsは、再供給路33の複数の再搬送ローラ33aにより合流ローラ20まで搬送され、用紙搬送路Rに再び合流する。そして、上述したのと同様に、再びプリンタ装置10本体の像担持体11の下方へと送り込み、作像装置16により別途の画像を同様に裏面にも記録する。その記録のとき、分岐爪23は、二点鎖線で示す排紙ローラ24側へ回動する。最後に、排紙ローラ24により、両面記録済みのシートsをスタック部27へと排出する。
なお、上記スイッチバック位置30には、図3、図6に示すように一対の整合部材37a,37bを配置するとともに調整手段38を設けてもよい。それらの整合部材37a,37bの形状は、例えば右側の整合部材37aが細長で断面コ字状に折り曲げてなり、左側の整合部材37bが細長で逆コ字状に折り曲げてなる。そして、それらの整合部材37a,37bは平行に配置される。また、一方の整合部材37aには、突部kを設けている。また、調整手段38は、駆動モータ39と、2つのギヤプーリ40a,40bと、タイミングベルト41と、ホームポジションセンサ42とからなる。
駆動モータ39は、その回転軸jにギヤプーリ40aを噛合し、もう一方のギヤプーリ40bとの間に、タイミングベルト41を噛合するよう掛け渡してなる。タイミングベルト41は、一方の張り渡し部分に片側の整合部材37aを取り付けるとともに、他方の張り渡し部分に別の整合部材37bを取り付けてなる。また、この調整手段38には、整合部材37a,37bのホームポジション(最大開位置)の位置を検出するホームポジションセンサ42がある。通常、整合部材37aと37bは、ホームポジションの位置で待機している。
このような整合部材37a,37bおよび調整手段38を用いて、スイッチバック位置30でシートの整合を行う場合は、以下のように行う。
上述したとおり、図2に示すように、駆動スイッチバックローラ35bの正転によりスイッチバック位置30にシートを入れる。次に、スイッチバック位置30にシートを入れてから、入口ローラ34の下側に設けた前記シート検知センサの設定パルスに基づき、従動スイッチバックローラ35aが上昇してシートより離れる。
一方、整合部材37a,37bは、ホームポジションで待機しているが、従動スイッチバックローラ35aが上昇してから、調整手段38の駆動モータ39が起動し、それにより駆動モータ39の回転軸jが反時計回りに回転し、それにより一対のギヤプーリ40a,40bが時計回りに回転し、それによりタイミングベルト41が時計回りに回転し、それにより整合部材37a,37bが間隔を狭くする方に移動して、スイッチバック位置のシートを整合する。
次いで、従動スイッチバックローラ35aは、今度は下降してシートに接してから、駆動スイッチバックローラ35bが逆転し、スイッチバック位置からシートを出す。シートがスイッチバック位置30から出て後、調整手段38は、先ほどとは反対に動作し、整合部材37aがホームポジションの位置に達すると、整合部材37aの突部kをホームポジションセンサ42により検知して、調整手段38が停止する。
以上によれば、整合部材37a,37bの間隔を、例えばシートのサイズにより、その整合部材37a,37bの位置を調整して、シート搬送方向と直交するシート幅方向のずれを矯正して、シート上にずれのない画像を記録することができる。さらに、そのように整合部材37a,37bの位置を調整する調整手段38を設けるので、その調整手段38で整合部材37a,37bの位置を調整することにより、シートのサイズに応じて正確にシート幅方向のずれを矯正することができる。
本発明の実施形態による両面記録装置を備える画像形成装置としてのプリンタの全体的な構成図である。 本発明の実施形態による両面記録装置の構成図である。 スイッチバック位置付近におけるスキュー発生の様子を示す構成図である。 弾性部材とその調整手段の一例を示す構成図である。 弾性部材とその調整手段の他の例を示す構成図である。 整合部材とその調整手段の一例を示す構成図である。 従来の両面記録装置の構成図である。
符号の説明
10 プリンタ装置本体
11 像担持体
16 作像装置
28 弾性部材
29 再供給ローラ
30 スイッチバック位置
31 両面記録装置
32 両面記録路
33 再供給路
35a、35b スイッチバックローラ
36 シート検知手段
37a,37b 整合部材
38 調整手段
s シート
t 支持材

Claims (10)

  1. 片面記録済みのシートを両面記録路を通してスイッチバック位置に入れ、ここでシートをスイッチバックさせて再供給路に通すことにより、シートを画像形成装置本体の作像装置に再供給する両面記録装置において、
    前記両面記録路の出口に、前記シートにより押されてたわむことにより、前記両面記録路から前記スイッチバック位置に向かうシートは通過させるが、前記スイッチバック位置から前記再供給路に向かうシートが前記両面記録路に入り込むことは阻止する弾性部材と、
    前記弾性部材を調整する調整手段とを設けたことを特徴とする両面記録装置。
  2. 前記スイッチバック位置に、前記シートを幅方向に整合する整合部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の両面記録装置。
  3. 前記整合部材の位置を調整する調整手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の両面記録装置。
  4. 前記スイッチバック位置の出入口に、前記シートを前記スイッチバック位置に入れるとき前記シートを挟んで正転し、前記スイッチバック位置から出すとき前記シートを挟んで逆転する一対のスイッチバックローラを設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の両面記録装置。
  5. 前記再供給路に、前記スイッチバック位置から出た前記シートを挟む一対の再供給ローラと、該再供給ローラの間に前記シートが入り込んだことを検知するシート検知手段とを設けたことを特徴とする請求項4に記載の両面記録装置。
  6. 片面記録済みのシートを両面記録路を通してスイッチバック位置に入れ、ここでシートをスイッチバックさせて再供給路に通すことにより、シートを画像形成装置本体の作像装置に再供給する両面記録装置を備えた画像形成装置において、前記両面記録装置は、
    前記両面記録路の出口に、前記シートにより押されてたわむことにより、前記両面記録路から前記スイッチバック位置に向かうシートは通過させるが、前記スイッチバック位置から前記再供給路に向かうシートが前記両面記録路に入り込むことは阻止する弾性部材と、
    前記弾性部材を調整する調整手段とを設けたことを特徴とする両面記録装置。
  7. 前記スイッチバック位置に、シートを幅方向に整合する整合部材を設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記整合部材の位置を調整する調整手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記スイッチバック位置の出入口に、前記シートを前記スイッチバック位置に入れるとき前記シートを挟んで正転し、前記スイッチバック位置から出すときこのシートを挟んで逆転する一対のスイッチバックローラを設けたことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記再供給路に、前記スイッチバック位置から出たシートが挟まれる一対の再供給ローラと、該再供給ローラの間に前記シートが入り込んだことを検知するシート検知手段とを設けたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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