JP2001113981A - 車両用表示装置 - Google Patents
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- Instrument Panels (AREA)
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Abstract
の視認時と前方認識時の視点移動の軽減の両者を行うこ
とのできる車両用表示装置を提供する。 【解決手段】 表示部14は運転時の前方視点位置から
あまり視点移動を伴わない、車室内で運転者から遠いイ
ンストルメントパネル12の中央部に配置し、操作部1
8は運転者から容易に手の届くセンタークラスタ16に
独立的に分離して配置する。この時、運転者は、操作部
18に視線を移すことなく操作部18のポインティング
手段により表示部14上の二次元位置の選択を行い、所
望の機器の機能の選択入力を行う。その結果、車両用表
示装置10の操作性の向上と車両用表示装置10の視認
時と前方認識時の視点移動の軽減の両者を行うことがで
きる。
Description
特に、車両に搭載する複数の機器の情報を表示可能な表
示装置の表示操作の改良に関する。
するために様々な機器(例えば、空気調和装置(以下、
エアコンという)、オーディオ(ラジオ、カセットテー
プ、CD、MD、DVD等)、ナビゲーション装置、外
部情報取得装置等の他、車両走行制御上必要な速度メー
タや燃料計、水温計等からの各種情報を提供するセンサ
システム等)が搭載され、これらの機器から様々な情報
が運転中の運転者に提供されると共に、必要に応じて運
転者の操作により前記機器が制御可能になっている。こ
れらの機器の動作状態を示す表示部や操作スイッチは、
運転者の周囲、特に運転席の周囲に配置され運転者が運
転操作中でも容易に認識し、必要に応じて操作できるよ
うに配慮されている。
スペースには制限がある。つまり、配置できる機器の操
作部等の数に制限が生じたり、機器操作部の密集配置に
よる使い勝手の低下等が発生する場合がある。そこで、
近年では、大型の表示画面上に所望の機器操作部を選択
的に表示させ、表示画面上に表示された仮想スイッチを
表示画面の周囲に配置された、前記仮想スイッチに対応
する数個のファンクションスイッチや表示画面上に形成
されるタッチスイッチ等を操作することにより、その対
応する機器の選択操作を行ったり操作内容や結果を画面
上に表示することのできるマルチディスプレイ装置が知
られている。このマルチディスプレイ装置によれば、単
一の装置により複数種類の機器の操作や表示を行うこと
が可能になり、前述した配置スペースに関する不都合を
解消することができる。
なマルチディスプレイ装置は、表示画面上に表示される
仮想スイッチを表示画面の周囲に配置されたファンクシ
ョンスイッチや表示画面上に形成されたタッチスイッチ
の押下操作により行うため、表示画面は運転者が運転操
作中に容易に手を延ばせる範囲に配置する必要がある。
一方で、表示画面は車室内で運転者からできるだけ遠い
前方位置に配置して、運転時の前方認識(道路状況や先
行車両の走行状況等の認識)時の視点と、表示画面認識
時の視点と、の視点移動をできるだけ少なくするように
することが望ましい。つまり、操作性から考えると表示
画面は運転者のできるだけ近くに配置することが望まし
く、視点移動の軽減を考慮すると表示画面は運転者から
できるだけ遠くに配置することが望ましく、その両立は
困難であるという問題がある。
は、車両の走行状況に応じて自動的に表示内容を適宜変
更する表示装置が開示されているが、この装置において
は、走行に直接関係のないオーディオやエアコン等の機
器を制御する場合は、手動で選択する必要があるため上
述のような操作性と視点移動の両立の問題は解消されな
い。
ロールスイッチユニットを用いて離れた位置に配置され
た機器や前方位置に配置した表示画面上の機器操作を行
うものもあるが、やはりリモートコントロールスイッチ
ユニット上の複数のスイッチと機器や表示装置の表示の
確認を交互に行う必要があり、視点移動の問題は軽減さ
れない。
あり、表示装置の表示選択の操作性向上と表示装置の視
認時と前方認識時の視点移動の軽減の両者を行うことの
できる車両用表示装置を提供することを目的とする。
するために、第1の発明は、車両搭載機器に関する情報
を表示する表示部と、当該表示部に表示された情報を操
作する操作部と、前記操作部の操作に応じて前記表示部
の制御及び車両搭載機器の制御指示を行う制御部を含む
車両用表示装置であって、前記表示部と操作部は、離れ
た位置に独立的に配置され、前記操作部は、前記表示部
上の二次元位置を指示可能なポインティング手段と、前
記ポインティング手段で指示した二次元位置に表示され
ている情報の選択を行う選択入力手段と、を含み、前記
制御部は、前記操作部で選択可能な機器毎の複数の情報
を前記表示部に表示する情報表示手段と、前記操作部の
選択に基づく情報内容を前記表示部に表示する選択情報
表示手段と、を含むことを特徴とする。
調和装置(以下、エアコンという)、オーディオ(ラジ
オ、カセットテープ、CD、MD、DVD等)、ナビゲ
ーション装置、外部情報取得装置等の他、車両走行制御
上必要な速度メータや燃料計、水温計等からの各種情報
を提供するセンサシステム等を含む。また、車両搭載機
器に関する情報とは、車両搭載機器を操作するためのス
イッチ等に関する情報や車両搭載機器の動作状態を示す
画像情報であり、情報を操作するとは、表示部上に表示
されたスイッチ等を表示部上で選択したり、表示されて
いる機能を実行することを意味する。また、ポインティ
ング手段は、表示部上の二次元位置を指示することが可
能な手段であって、ポインティング手段によって指示さ
れた画面上の所定位置(スイッチ等を示すエリア)は、
その部分の色や輝度を変更するようにしてもよい。選択
入力手段はポインティング手段により選択された位置が
示す機能を選択確定する手段で、実行時には、色や輝度
の変更、ビープ音等の音声の出力を行うようにしてもよ
い。
的に分離されて配置されているので、表示部を運転時の
前方視点位置からあまり視点移動を伴わない、車室内で
運転者から遠い位置に配置することが可能になると同時
に、操作部を運転者が姿勢を変えたりすることなく容易
に手を延ばせる位置に配置することが可能になる。この
時、運転者は、表示部を確認しながら操作部のポインテ
ィング手段を操作し表示部上の二次元位置の選択を行
い、所望の情報の選択入力を行うことができるので、表
示装置の操作性の向上と表示装置の視認時と前方認識時
の視点移動の軽減の両者を行うことができる。
の発明は、前記ポインティング手段は、操作者の接触状
態に反応して、指示位置を変更可能な操作パネルである
ことを特徴とする。
触に基づく押圧力や温度や静電容量等の変化によって、
表示部上の指示位置を特定するものである。この時、操
作パネルは指等の連続的な動き(操作パネル上をなぞっ
て移動)や間欠的な動き(操作パネルから指が接離しな
がら移動)に応じて指示位置を認識することができる。
なお、指等が操作パネル上をなぞって移動する場合、操
作パネル上の指の移動量と表示部上の移動量とは必ずし
も一致する必要はない。
操作部の接触位置に関して、操作者の位置感覚を一致さ
せることができるので、違和感のないポインティング動
作を行うことができる。
の発明は、前記操作部は、押圧操作可能な操作パネルを
含み、前記ポインティング手段は、操作部に対する第1
の操作力に反応して前記表示部上の二次元位置の指示を
行い、前記選択入力手段は、前記第1の操作力より大き
な第2の操作力に反応して情報の選択を行うことを特徴
とする。
異なるスイッチ体を組み合わせて認識してもよいし、2
段階操作可能なスイッチ体によって認識してもよい。
入力動作を容易な操作によって行うことができる。
の発明は、前記操作パネルは、操作者が、操作パネル上
の大まかな操作位置を認識可能とするための凹凸部を有
することを特徴とする。
の触っている位置を認識可能にするもので、凹凸部の配
置形態を表示部上に表示される情報(スイッチ)の位置
形態と対応させてもよいし、情報とは対応せずに、表面
上に数カ所(中央部分や左右部分等)に配置してもよ
い。
確認しないで操作しても表示部上の指示位置と操作部上
の接触位置との一致感覚が容易に得られ違和感のないポ
インティング動作を行うことができる。
の発明は、前記操作部は、車両に対して着脱自在である
ことを特徴とする。
側と接続され、操作者の所望の位置に移動して使用する
ことができる。例えば、操作に不慣れな間は、操作部を
表示部の下方位置や側方位置等のように、表示部になる
べく接近させた位置に配置し、表示部上の表示と操作部
の対応を感覚的に得やすくすることができる。また、操
作に慣れた場合、より操作しやすい操作者の手元(ステ
アリングの周囲やコンソールボックスの上等)に配置す
ることができる。
上と表示装置の視認時と前方認識時の視点移動の軽減の
両者をさらに行うことができる。
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
表示装置10を含む車両車室内の概略説明図が示されて
いる。本実施形態の車両は、インストルメントパネル1
2の略中央部分、すなわち、運転席と助手席との間の位
置に大型画面の表示部14を配置している。前記表示部
14は、液晶ディスプレイやCRTで構成される、いわ
ゆるマルチディスプレイであり、車両に搭載される複数
の機器の中から所望の機器を操作者(運転者)が選択す
ることにより、操作スイッチ画像(操作スイッチ群)や
動作状態を表示する画像が選択的に表示されるようにな
っている。前記操作スイッチ群は、階層構造を有しても
よく、操作スイッチ群の中の特定のスイッチを選択する
ことにより、更に下層の操作スイッチ群が表示され、所
望の機器の詳細な制御を行うことができる。また、前記
表示部14の下方のセンタークラスタ16には、前記表
示部14に表示される操作スイッチ群を選択実行して機
器の制御指示を行う操作部18が配置されている。
装置10及びそれに接続される機器を説明する構成ブロ
ック図である。前述したように表示部14は液晶ディス
プレイやCRTで構成され、制御部20によって表示内
容等が制御されている。この制御部20には車両に搭載
される各種機器、例えば、空気調和装置(以下、エアコ
ンという)22、オーディオ(ラジオ、カセットテー
プ、CD、MD、DVD等)24、ナビゲーション装置
26、外部情報取得装置28等の他、車両走行制御上必
要な速度メータや回転計や燃料計、水温計等からの各種
情報を提供するセンサシステム30等が接続されてい
る。この制御部20は、前記操作部18で選択可能な機
器毎の複数の情報(この場合、情報は操作スイッチ群)
を前記表示部14に表示する情報表示手段と、前記操作
部18の選択に基づく情報内容(選択された操作スイッ
チの内容)を前記表示部14に表示する選択情報表示手
段と、を含んでいる。
無線(赤外線や電波等)で接続されている。更に、制御
部20には、前記操作部18とは別に、所定の入力操作
を行う固定スイッチ18aが接続されてもよく、操作部
18の入力の補助を行うようにしてもよい。また、制御
部20には、スピーカ32aが接続された音声処理シス
テム32が接続され、必要に応じて、各機器の動作状況
や表示部14の表示切換動作の実行を音声やビープ音で
操作者に通知している。
4に表示された操作スイッチ群の選択を行う操作部18
が前記表示部14から離れた位置に独立的に配置可能な
ところである。すなわち、前記表示部14と操作部18
とがそれぞれ任意の位置に配置可能なところである。
る車両運転者は、走行中車両前方の比較的遠い位置に視
点を置いて、周囲の状況や前方車両の走行状態の認識、
自車両の直進感覚等を得ている。走行中に視点の移動、
特に前方位置から視点を移動することは極力避けること
が望ましい。そこで本実施形態において、表示部14
は、走行時の視点から視点移動を極力小さくできる位
置、すなわち走行時の視点を含む視線上かつ車室内で最
も遠い前方位置であるインストルメントパネル12の略
中央部分に表示部14を配置している。
チ群の操作を操作部18に視線(視点)を向けることな
く手探り(手探りで操作できる構成に関しては後述す
る)で行えるように、当該操作部18は、運転者(操作
者)がシートから体を起こすことなく手の届く位置、す
なわち、センタークラスタ16に配置している。
部18を完全に独立させることで、上述のような配置が
可能になり、走行時に視点の移動を軽減しつつ、表示部
14の認識を良好に行い、かつ表示部14に表示された
操作スイッチ群の操作性を向上させることができる。
グの速度メータ34、回転計36、燃料計38、ナビゲ
ーションの地図40等)が示されている。前述したよう
に、本実施形態では、走行時に前方視点位置からの視点
移動を最小限に抑えつつ、走行に必要な速度情報等を取
得しつつ、ナビゲーション情報等も取得することができ
る。
の周囲の配置される固定スイッチ18aが示されてい
る。前記操作部18は、所定面積の矩形表面形状の操作
パネル42を有している。この操作パネル42上に操作
者が指等を接触させることにより、当該操作パネル42
上の指の位置を検出し、表示部14に表示された操作ス
イッチ群の中から対応する操作スイッチを選択するもの
である。操作パネル42上における指位置の検出は、例
えば、指が操作パネル42の表面に接触して変化する押
圧力や温度や静電容量等で検出してもよいし、光学的に
検出してもよい。なお、この操作パネル42は、平坦で
もよいが、操作者が表示部14(図3参照)の操作スイ
ッチ群側を確認しながら操作パネル42を手探りで操作
することを考慮すると、操作パネル42上の位置を指の
接触感で容易に認識できるように、表面に凸部42a、
凹部42bを設けてもよい。この凸部42a、凹部42
bは、表示部14上に表示される操作スイッチ群に対応
させて、例えば6分割にするように複数の凸部42a、
凹部42bを付けてもよいし、操作パネル42の略中心
に凹部または凸部を設けてもよい。
置を上述のような手段で検出することにより、操作者の
所望する操作スイッチが認識できた場合に、更に認識し
た操作スイッチを確定するための確定スイッチを内蔵し
ている。この確定スイッチは、例えば、操作パネル42
の内部中央に配置され、操作パネル42上の如何なる位
置に指が存在している場合でも、その位置で、操作パネ
ル42を押下すれば、表示部14上で認識した操作スイ
ッチを確定実行することができる。
に指が接触する第1の操作力(押圧力、温度、静電容
量、光等の検出手段を変化させる力)に反応して前記表
示部14上の二次元位置を指示し、第1の操作力より大
きな第2の操作力(この場合、押圧力)に反応して、指
示した二次元位置における入力動作を行うように構成さ
れている。なお、図4においては、操作部18(具体的
には操作パネル42)の周囲には、複数の固定スイッチ
18a(18a1〜18a9)が配置され、表示部14の
基本画面の切り換えや主要操作スイッチ群の表示、慣習
上単独操作することが好ましいスイッチ等が配置されて
いる。図4においては、画面デザインの切り換えを行う
画面切換スイッチ18a1、画面選択中に前画面へ戻る
場合に使用する戻りスイッチ18a2、エアコン制御ス
イッチ18a3、オーディオ制御スイッチ18a4、ナビ
ゲーション制御スイッチ18a5、内外気切換スイッチ
18a6、ウィンドウ電熱線スイッチ18a7、ハザード
スイッチ18a8、オーディオ音量スイッチ18a9が配
置されているが、この固定スイッチ18aは任意であ
り、その内容は適宜選択可能である。また、これらの固
定スイッチ18aを全て操作部18の操作で実行するよ
うにしてもよい。すなわち、操作パネル42に初回に触
れることにより各固定スイッチ18aと同等の操作スイ
ッチ群を表示部14上に表示させて操作部18で順次選
択できるようにしてもよい。なお、以下の説明において
は、固定スイッチ18aの操作により各機器の初期操作
画面を表示する例を示す。
イッチ群の表示例が示されている。図5は、図3のアナ
ログメータ表示時のナビゲーション画面で、画面切換ス
イッチ18a1を押下した場合を示している。画面切換
スイッチ18a1は、表示部14のデザインを主に変更
するスイッチであり、画面切換スイッチ18a1を押下
すると、制御部20に含まれる情報表示手段は、表示部
14の略中央に選択スイッチ群44aを表示する。この
選択スイッチ群44aは、例えば、速度メータや回転
計、燃料計等のデジタル表示とアナログ表示とを切り換
える『デジタル』スイッチ(最初に表示される基本画面
がデジタル表示の場合、前記スイッチは、『アナログ』
として表示される)44a1、回転計(タコメータ)の
表示の有無を切り換える『タコメータ』スイッチ44a
2、基本画面で、情報画面(外部情報取得装置28等か
ら得られる文字放送等)の表示を行うか否かを選択する
『情報画像』スイッチ44a3、基本画面で、地図表示
を行うか否かを選択する『地図』スイッチ44a4、画
面全体の輝度を調整する調整スイッチ44a5(『明る
く』),44a6(『暗く』)の6分割で表示される。
各スイッチ44a1〜44a6の位置は、図4に示す操作
部18を形成する操作パネル42上の位置と一致してい
る。操作者は、移動操作パネル42に視線を向けること
なく、走行時に僅かな視点の移動で表示部14を認識し
(基本的に車両前方に視点を置く場合に、本実施形態に
おいては、前方目視時の視野内に表示部14が入るの
で、視線の移動等を伴うことなく認識できる)、手探り
で操作パネル42を操作して、表示部14に表示されて
いる選択スイッチ群44aの中から所望のスイッチの二
次元位置を選択する。図5には、操作者が操作パネル4
2の左上位置に指を接触させている状態が示されてい
る。この場合、表示部14で選択された選択スイッチ
は、色や輝度が変化する。操作者は、この変化により所
望の操作スイッチが選択されたことを認識し、その操作
スイッチを確定実行するために、操作パネル42をさら
に強く押下する。『デジタル』スイッチ44a1を選択
した状態で操作パネル42を強く押下すると、図6に示
すように、速度メータや回転計、燃料計等がアナログ表
示からデジタル表示46に切り替わる。
18とを分離して配置可能にすることによって、表示部
14のみを走行時に視点移動をほとんど行わずに確認で
きる車室内の遠い位置に配置することが可能になると同
時に、表示部14に表示される選択スイッチ群44aを
選択操作する操作部18を操作者が運転姿勢を変えるこ
となく容易に手の届く位置に配置することが可能にな
る。さらに、選択スイッチ群44aの選択は、視線を向
けることなく手探りで操作できるので、容易かつ迅速に
情報(選択スイッチ)の選択操作を行うことができる。
従って、車両用表示装置の操作に関して、操作性の向上
と視点移動の軽減の両方を行うことが可能になる。
ッチ群44aの分割数を各選択スイッチの表示面積や視
認性、制御対象になる機器の機能等を考慮して6分割と
しているが、この分割数は任意であり、機器毎や表示さ
れている選択スイッチ群の階層に応じて変更するするこ
とができる。また、操作者自身でカスタマイズできるよ
うにしてもよい。また、図4においては、操作パネル4
2の表面に実質的に6分割を示す凸部42a、凹部42
bを形成しているが、操作パネル42上の操作者の指の
位置と表示部14上の指示位置の対応が認識できれば十
分であり、操作パネル42の表面形状は適宜選択するこ
とができる。
示部14の表示例を示す。
示すエアコン制御スイッチ18a3を押下した場合に表
示部14で表示される操作スイッチ群44bを示してい
る。図7の場合、選択スイッチ群44bは、エアコンの
制御において、オート(AUTO;ファンの噴出し風量、噴
出し口の選択の両方を自動で行う)と、マニュアル(MA
NU;ファンの噴出し風量、噴出し口の選択を手動で行
う)の切換スイッチ44b1(表示時に上方に示される
状態表示46aがAUTOの場合、切換スイッチ44b1の
表示はMANU、状態表示46aがMANUの場合、切換スイッ
チ44b1の表示はAUTO)、A/C作動スイッチ44b2
(A/Cが動作している場合は、状態表示46bが点
灯)、エアコンの設定温度調節スイッチ44b3(U
P),44b4(DOWN)が表示される。なお、設定温度調
節スイッチ44b3,44b4で設定された温度は状態表
示46cに示される。
2によって、切換スイッチ44b1(MANU表示時)を選
択(切換スイッチ44b1の表示色または輝度が変化)
し、更なる押下により選択確定を行うと(確定時には、
さらに表示色や輝度が変化したりビープ音等により操作
者に確定したことを通知する)、図8に示すようなエア
コン制御における下位の階層を示す選択スイッチ群44
cに移行する。選択スイッチ群44cにおいては、ファ
ンの風の噴出し口を選択する『MODE』スイッチ44c
1、ファンの噴出し風量を選択する『FAN』スイッチ44
c2、マニュアル時に設定温度の選択を行う『TEMP』ス
イッチ44c3が表示され、この中のいずれかを選択す
ると更に詳細な選択スイッチ群が表示される。図8の場
合、マニュアル時に『MODE』スイッチ44c1が操作パ
ネル42の操作により選択され、ファンの風の噴出し口
の詳細を示す操作スイッチ群(例えば、左からFACE、BI
-LEVEL、FOOT、DEFを示す4種類のマーク)が表示され
る。これらの選択スイッチの選択も操作パネル42上に
おける選択と押下操作によって行われ、選択や確定時に
は、選択スイッチの表示色や輝度の変化を伴う。なお、
選択して確定された内容は、上段の状態表示48a〜4
8dに示される。同様に、図8において、『FAN』スイ
ッチ44c2を選択すれば、風量の調整(例えば、OFF、
Lo、Mi、Hi等)が可能になる。
示すオーディオ制御スイッチ18a4を押下した場合に
表示部14で表示される操作スイッチ群44dを示して
いる。図9においては、3種類のオーディオ機器(ラジ
オ、CD、MD)を制御可能な操作スイッチ群44dが
示されている。図9の場合、操作スイッチ群44dとし
て、オーディオ制御スイッチ18a4を押下時に選択さ
れていないラジオ(FM/AM)の選択スイッチ44d1とM
Dの選択スイッチ44d2が表示されている。従って、
オーディオ制御スイッチ18a4を押下時にラジオが選
択されていた場合、ラジオとMDの選択スイッチが表示
される。この他、音質を調整する『SOUND』スイッチ4
4d3が表示されている。また、CDやMDが選択され
ている場合には、トラック選択スイッチ44d4,44
d5が表示され、複数のCDやMDが連装されている場
合には、ディスク選択スイッチ44d6,44d7が表示
される。もちろん、ラジオ(FM/AM)の選択スイッチ4
4d1が選択された場合には、周波数選択スイッチが表
示され、『SOUND』スイッチ44d3が選択された場合に
は、高音域や低音域、バランス等を調節する選択スイッ
チが表示される。
4に示すナビゲーション制御スイッチ18a5を押下し
た場合に表示部14で表示される操作スイッチ群44e
が示されている。ナビゲーション画面の場合、操作スイ
ッチ群44eは、地図の表示を妨げないように各操作ス
イッチが地図画面の周囲に表示されるように配慮されて
いる。操作スイッチ群44eは、自車の現在位置を確認
するための『現在位置』スイッチ44e1、表示中の地
図をスクロールする『スクロール』スイッチ44e2、
地図の広域表示と詳細表示を切り換える広域表示スイッ
チ44e3と詳細表示スイッチ44e4の他、更に下位の
階層の進み目的地の設定や施設の検索等を行うメニュー
画面に移行するための『メニュー』スイッチ44e5等
が表示される。
点位置から視点移動を最小限に抑えつつ、表示部14の
表示内容を認識し、操作部18を目視することなく、ま
た、姿勢を変更することなく操作部18を手探りで操作
し、順次所望の操作スイッチの選択決定を行うことがで
きるので、表示装置の操作性の向上と表示装置の視認時
と前方認識時の視点移動の軽減の両者を行うことができ
る。
であり、車両に搭載される機器に応じて適宜変更可能で
ある。また、操作者の好みによりその表示内容や一度に
表示する操作スイッチの数を適宜カスタマイズしてもよ
い。例えば、図5において、常時アナログメータを表示
させ使用する場合には、『デジタル』スイッチ44a1
の表示を削除してもよく、タコメータの表示を行わない
場合には、『タコメータ』スイッチ44a2を削除した
状態で、選択スイッチ群44aを表示するようにしても
よい。また、選択スイッチ群44aの表示の大きさ、
色、選択や確定時の通知方法等も適宜カスタマイズする
ことによって、表示部14の視認性を向上することがで
きる。また、表示部14をインストルメントパネル12
の略中央位置に配置する例を示したが、配置位置も適宜
変更可能である。
イッチの選択のために操作パネル42上における指の位
置を検出する手段(センサ)と、選択した選択スイッチ
を確定するための手段(センサ)を有するスイッチとし
て説明したが、例えば、操作パネル42の内部に2段階
の押下力(半押しと全押し)を検出可能なスイッチを複
数(例えば、6個)配置し、半押し状態で、選択スイッ
チの選択動作を行い、全押しで選択した選択スイッチの
確定を行うようにしてもよい。ただし、この場合、表示
部14に表示する選択スイッチ群の数は、2段階検出可
能なスイッチ数以下にする必要がある。
をセンタークラスタ16に配置する例を示したが、操作
部18を車両に対して着脱自在な構成とし、操作者の所
望する位置に取り付け可能にしてもよい。例えば、表示
部14から離れた位置で操作する操作部18の操作に不
慣れな間は、操作部18を表示部14の下方位置や側方
位置のようになるべく接近させた位置に配置し、表示部
14上の表示と操作部18の対応を感覚的に得やすくす
ることができる。また、操作に慣れた場合、より操作し
やすい操作者の手元(ステアリングの周囲やコンソール
ボックスの上等)に配置することにより、より操作性を
向上することができる。なお、この場合、操作部18と
制御部20との接続は、無線(赤外線や電波)で行うこ
とが望ましい。
置等の構成は一例であり、表示部と操作部が離れた位置
に独立的に配置可能であり、表示部のみを確認しながら
操作部の操作を手探りで行うことができる構成であれ
ば、車両用表示装置の構成や表示内容は適宜変更可能で
あり、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
的に分離されて配置されるので、表示部を運転時の前方
視点位置からあまり視点移動を伴わない、車室内で運転
者から遠い位置に配置し、操作部を運転者から容易に手
の届く位置に配置することが可能になる。この時、運転
者は、表示部を確認しながら操作部のポインティング手
段を操作し表示部上の二次元位置の選択を行い、所望の
情報の選択入力を行うことができるので、表示装置の操
作性の向上と表示装置の視認時と前方認識時の視点移動
の軽減の両者を行うことができる。
える車両車室内の概略説明図である。
それに接続される機器を説明する構成ブロック図であ
る。
示部の表示例を説明する説明図である。
作部の構成を説明する説明図である。
示部の選択スイッチ群の表示例を説明する説明図であ
る。
示部のデジタル表示例を説明する説明図である。
示部のエアコン制御における選択スイッチ群の表示例を
説明する説明図である。
示部のエアコン制御における選択スイッチ群の別の表示
例を説明する説明図である。
示部のオーディオ制御における選択スイッチ群の表示例
を説明する説明図である。
表示部のナビゲーション制御における選択スイッチ群の
表示例を説明する説明図である。
ル、14 表示部、16センタークラスタ、18 操作
部、20 制御部、22 エアコン、24 オーディ
オ、26 ナビゲーション装置、28 外部情報取得装
置、30 センサシステム、32 音声処理システム。
12)
Claims (5)
- 【請求項1】 車両搭載機器に関する情報を表示する表
示部と、当該表示部に表示された情報を操作する操作部
と、前記操作部の操作に応じて前記表示部の制御及び車
両搭載機器の制御指示を行う制御部を含む車両用表示装
置であって、 前記表示部と操作部は、離れた位置に独立的に配置さ
れ、 前記操作部は、 前記表示部上の二次元位置を指示可能なポインティング
手段と、 前記ポインティング手段で指示した二次元位置に表示さ
れている情報の選択を行う選択入力手段と、 を含み、 前記制御部は、 前記操作部で選択可能な機器毎の複数の情報を前記表示
部に表示する情報表示手段と、 前記操作部の選択に基づく情報内容を前記表示部に表示
する選択情報表示手段と、 を含むことを特徴とする車両用表示装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記ポインティング手段は、操作者の接触状態に反応し
て、指示位置を変更可能な操作パネルであることを特徴
とする車両用表示装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記操作部は、押圧操作可能な操作パネルを含み、 前記ポインティング手段は、操作部に対する第1の操作
力に反応して前記表示部上の二次元位置の指示を行い、
前記選択入力手段は、前記第1の操作力より大きな第2
の操作力に反応して情報の選択を行うことを特徴とする
車両用表示装置。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の装置にお
いて、 前記操作パネルは、操作者が操作パネル上の大まかな操
作位置を認識可能とするための凹凸部を有することを特
徴とする車両用表示装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
の装置において、 前記操作部は、車両に対して着脱自在であることを特徴
とする車両用表示装置。
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