JP2001113338A - スラブのキャンバー矯正方法及び矯正金型 - Google Patents

スラブのキャンバー矯正方法及び矯正金型

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JP2001113338A
JP2001113338A JP29775599A JP29775599A JP2001113338A JP 2001113338 A JP2001113338 A JP 2001113338A JP 29775599 A JP29775599 A JP 29775599A JP 29775599 A JP29775599 A JP 29775599A JP 2001113338 A JP2001113338 A JP 2001113338A
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camber
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Hisashi Sato
久 佐藤
Yasushi Momo
泰 百々
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅圧下プレスで幅圧下の際にスラブ板幅方向
の温度差により発生するキャンバーを容易かつ効率的に
矯正でき、圧延材の生産性の向上を図ることができるス
ラブのキャンバー矯正方法及び矯正金型を提供する。 【解決手段】 スラブ2を所定の温度に加熱する加熱炉
3と、加熱炉から圧延ラインPに搬出されるスラブに対
して夫々に傾斜部aと平行部bとを有して板幅方向H、
Lに前進・後退して幅圧下可能に対向配置される金型2
1、22を取付けた幅圧下プレス20であって、加熱炉
から搬出されるスラブの両板幅方向の温度差から幅圧下
時に発生するスラブの板幅方向のキャンバーを金型間
で、圧下位相を変化させて又は塑性流動差を持たせて又
はこれらを組合わせて幅圧下中に矯正可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅圧下プレスによ
る幅圧下の際に生じるスラブのキャンバーを矯正するス
ラブのキャンバー矯正方法及び矯正金型に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧延ラインの短縮化による設備コ
ストの低減と、更に少量多品種の圧延材を効率的に生産
するために圧延ラインの上流側の縦型圧延機設備に替え
て、スラブの板幅方向に対向配置された金型で幅圧下す
る幅圧下プレスが使用されている。
【0003】図7は、かかる従来の圧延ラインの上流側
に配置される幅圧下プレスによる幅圧下の状態を示す模
式図である。この図に示すように幅圧下プレス1の上流
側には、図示しない連続鋳造装置で製造された所定の大
きさの複数本のスラブ2が、加熱炉、例えばウォーキン
グビーム式加熱炉3内に搬入され所定の温度となるよう
保加熱されている。所定の温度に達すると、スラブ2は
加熱炉3の出口扉4から圧延ラインPを構成する回転自
在なテーブルローラ群5に載置されて下流側に配置され
た幅圧下プレス1に搬送される。幅圧下プレス1内は、
図示しないプレス本体内に圧延ラインPの上流側方向に
向かって開口する所定角度x(約12度)の傾斜部aと
この傾斜部aに連続する平行部bを夫々有してスラブ2
の板幅方向に対して勝手反対に対向配置される金型6と
7とが取付けられている。また、金型6と7の反スラブ
2側には、金型6と7の傾斜部aと平行部bとでスラブ
2の板幅W1を所定の板幅W2に前進・後退して幅圧下
させる偏心機構8と、コネクティングロッド9が夫々連
結されている。また、金型6と7の夫々の一方の側面c
に、スラブ2の長手方向に金型6と7を往復移動(位相
送り)させる油圧シリンダ10が取付けられている。な
お、幅圧下プレス1は、スラブ2の板幅方向に対する金
型6と7の偏心機構8の前進・後退による幅圧下動作
と、この幅圧下動作と同調して油圧シリンダ10による
スラブ2の長手方向の位相送りにより、スラブ2を停止
することなく一定速度でテーブルローラ群5で搬送中に
連続的に幅圧下を行うことができる(いわゆるフライン
グ式幅圧下プレスという。)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、スラブの幅圧下
の際に対向配置される一対の金型の位相送りを完全に一
致するよう運転していた。一方、保加熱炉で加熱される
スラブの出口扉側の炉外側板幅側面Lは、炉内側スラブ
板幅側面Hに比べ輻射熱による加熱が少ないために幅圧
下プレスの近傍では温度差が約50℃低下していた。こ
のように両スラブ板幅側面間に約50℃の温度差がある
と、金型間でスラブ板幅方向を幅圧下すると、金型の出
側から図7に点線に示すように低温側の炉外側スラブ板
幅側面L方向にL反り(いわゆるキャンバー)が発生す
る。キャンバーは、同時位相送りしかできない従来の金
型間でスラブを幅圧下すると、温度差により両スラブ板
幅方向に塑性流動差が生じて、高温側Hが伸び逆に低温
側Lが縮むことで板幅の厚さが異なるので発生する。こ
のキャンバー量が増加すると圧延ラインPの下流側に配
置される粗圧延機やルーパ等の設備を破損させたり、キ
ャンバーの修正のため圧延ラインPを停止させて圧延材
の生産性が低下する問題点があった。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、幅
圧下プレスで幅圧下の際にスラブ板幅方向の温度差によ
り発生するキャンバーを容易かつ効率的に矯正でき、圧
延材の生産性の向上を図ることができるスラブのキャン
バー矯正方法及び矯正金型を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、スラ
ブを所定の温度に加熱する加熱炉(3)と、加熱炉から
圧延ラインPに搬出されるスラブ2に対し夫々に傾斜部
(a,a1,a2)と平行部(b,b1,b2)とを有
して板幅方向に前進・後退して幅圧下可能に対向配置さ
れる金型(21,22,31,32,41,42)を取
付けた幅圧下プレス(20,30,40,50)であっ
て、加熱炉から搬出されるスラブの両板幅方向の温度差
から幅圧下時に発生するスラブの板幅方向のキャンバー
を対向する金型間で、圧下位相を変化させて又は塑性流
動差を持たせて又はこれらを組合わせて幅圧下中に矯正
可能とする、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯正
方法が提供される。
【0007】また、本発明によれば、スラブを所定の温
度に加熱する加熱炉(3)と、加熱炉の下流側に配置し
加熱されて圧延ラインPに搬出されるスラブ2の板幅方
向を搬送中又は停止中に幅圧下が可能な幅圧下プレス
(20,30,40,50)と、幅圧下プレス内で対向
配置に取付けられスラブの板幅方向に対して夫々に傾斜
部と平行部とを有して前進・後退して幅圧下可能とする
金型(21,22,31,32,41,42)と、を備
え、加熱炉から搬出されるスラブの両板幅部の温度差か
ら幅圧下時に発生するスラブの板幅方向のキャンバーを
対向する金型間で、圧下位相を変化させて又は塑性流動
差を持たせて又はこれらを組合わせて幅圧下中に矯正可
能な金型である、ことを特徴とするスラブのキャンバー
矯正金型が提供される。
【0008】上記本発明の方法と金型によれば、保加熱
炉の下流側に配置された幅圧下プレス内に、対向配置し
かつスラブの板幅方向に対して夫々に傾斜部と平行部と
を有して前進・後退して幅圧下可能とする金型を取付
け、この金型間でスラブの両板幅方向に対して圧下位相
を変化させて又は塑性流動差を持たせて又はこれらを組
合わせて幅圧下させることができる。これにより、スラ
ブの両板幅方向で発生する約50℃という温度差から幅
圧下により起こる低温側の板幅方向へのスラブのキャン
バーを、この本発明の方法と金型によりスラブを搬送中
又は停止中に容易かつ効率的に矯正できる。従って、下
流側の圧延ラインPにキャンバーのないスラブを供給し
て、作業性と生産性を向上させることができる。
【0009】本発明の好ましい実施形態は、前記対向す
る金型間で圧下位相を変化させる矯正を、スラブを一定
速度で搬送中に略同一の形状を有して勝手反対に取付け
た金型で幅圧下と同調させて行う位相送りを、スラブ板
幅部が高温側の金型を低温側の金型より所定量早めに開
始させて行う、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯
正方法が提供される。
【0010】本発明の好ましい実施形態は、前記圧下位
相を変化させて矯正する金型は、傾斜部と平行部からな
る形状と大きさが略同一でスラブに対し勝手反対に対向
配置され、かつスラブの搬送中にスラブ板幅部が高温側
の金型の位相送りを低温側より早めに開始して矯正可能
に配置されている、ことを特徴とするスラブのキャンバ
ー矯正金型が提供される。
【0011】上記本発明の方法と金型によれば、スラブ
を一定速度で搬送中に幅圧下できるいわゆるフライング
式幅圧下プレスを使用して、この走間プレス内に傾斜部
と平行部からなる形状と大きさが略同一で、スラブに対
し勝手反対に対向配置に金型が取付けられている。な
お、これらの金型の各動作は、従来から使用されている
幅圧下プレスと同様に、スラブの板幅方向に対する金型
の幅圧下動作を偏心機構によって前進・後退させ、更に
この幅圧下動作と同調させて油圧シリンダでスラブを長
手方向へ位相送りさせている。この構成で、偏心機構に
より前進・後退して幅圧下中の金型のうち高温側の金型
の位相送りを行う油圧シリンダの作動を、低温側の金型
の油圧シリンダより所定量S分だけ早く開始させる。こ
の所定量S分は、温度差から幅圧下中に低温側の板幅方
向に発生するキャンバーを、低温側の金型の出側近傍で
キャンセル可能な量である。すなわち、対向する金型間
に圧下位相を変化させるよう所定量S分だけ早く高温側
を開始させると、幅圧下中に金型表面での圧下力の分布
を変更でき、塑性流動速度を変えることができる。この
塑性流動速度の変化によりスラブ内に高温側の金型方向
に向かう曲げモーメントmを発生させて、このベンディ
ングにより低温側方向への反りを高温側に戻す矯正力を
生じさせて、スラブのキャンバーを未然に防止させるこ
とができる。
【0012】また、本発明の好ましい別の実施形態は、
前記対向する金型間で圧下位相を変化させる矯正を、ス
ラブの搬送中又は停止中にスラブ板幅部が高温側の金型
の傾斜部と平行部の交点位置を、低温側の金型のこの交
点位置より所定量位相送りを早めに開始させて行う、こ
とを特徴とするスラブのキャンバー矯正方法が提供され
る。
【0013】また、本発明の好ましい別の実施形態は、
前記圧下位相を変化させて矯正する金型は、スラブ板幅
部が高温側の金型の傾斜部と平行部の交点位置を低温側
の金型の交点位置より位相送りを早めに開始できる形状
で、かつスラブの搬送中又は停止中に矯正可能に配置さ
れている、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯正金
型が提供される。
【0014】上記本発明の方法と金型によれば、傾斜部
の角度は同一であるが、スラブ板幅部が高温側の金型の
傾斜部と平行部の交点位置を低温側の金型の交点位置よ
り位相送りを所定量S分だけ早めに開始できるよう油圧
シリンダ側の高温側の先端部を移動させた形状とした。
すなわち、高温側の金型の全長L2を、低温側の金型の
全長L1より所定量S分だけ長くしている。この高温側の
金型の形状によっても、上述と同様に幅圧下中に金型表
面での圧下力の分布を変更でき、塑性流動速度を変える
ことができる。この塑性流動速度の変化によりスラブ内
に高温側の金型方向に向かう曲げモーメントmを発生さ
せて、このベンディングにより反りを戻す矯正力を生じ
させて、スラブのキャンバーを未然に防止させることが
できる。なお、この位相送りは、スラブの搬送中又は停
止中にも可能である。
【0015】更に、本発明の好ましい別の実施形態は、
前記対向する金型間で圧下位相を変化させる矯正を、ス
ラブの搬送中又は停止中にスラブ板幅部が高温側の金型
の傾斜部の角度を低温側の金型の傾斜部の角度より減少
させ位相送りを早めに開始させて行う、ことを特徴とす
るスラブのキャンバー矯正方法が提供される。
【0016】更に、本発明の好ましい別の実施形態は、
前記圧下位相を変化させて矯正する金型は、スラブ板幅
部が高温側の金型の傾斜部の角度を低温側の金型の傾斜
部の角度より減少させて位相送りを早めに開始できる形
状で、かつスラブの搬送中又は停止中に矯正可能に配置
されている、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯正
金型が提供される。
【0017】上記本発明の方法と金型によれば、対向し
位置される金型のうち低温側の傾斜部の角度xを12度
とし、一方高温側の角度yを上述の位相送りを所定量S
分だけ早めに開始できるように低温側の角度xより減少
させ、例えば10度とした。従って、このように角度を
変えても塑性流動速度を変えることができので、曲げモ
ーメントmを発生させ、このベンディングにより反りを
戻す矯正力を生じさせて、スラブのキャンバーを未然に
防止させることができる。なお、この位相送りは、スラ
ブの搬送中又は停止中にも可能である。
【0018】また、本発明の好ましい更に別の実施形態
は、前記対向する金型間で塑性流動差を持たせる矯正
を、スラブの搬送中又は停止中にスラブ板幅部が高温側
の金型の傾斜部と平行部の表面部分に凹凸加工し、かつ
低温側の金型には凹凸加工を有しない金型間で行う、こ
とを特徴とするスラブのキャンバー矯正方法が提供され
る。
【0019】また、本発明の好ましい更に別の実施形態
は、前記塑性流動差を持たせて矯正する金型は、スラブ
板幅部が高温側の金型には傾斜部と平行部の表面部分に
凹凸加工し、一方低温側の金型には凹凸加工を有しない
で、かつスラブの搬送中又は停止中に矯正可能に配置さ
れている、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯正金
型が提供される。
【0020】上記本発明の方法と金型によれば、スラブ
板幅部が高温側の金型だけ傾斜部と平行部の表面部分に
凹凸加工(ラギングマーク)を施し、ラギングマークを
しない低温側の金型との間でスラブの幅圧下を行うと、
ラギングマークの高温側の金型と接触する高温側のスラ
ブ板幅部の表面近傍に拘束力が発生して、スラブ内部に
低温側のスラブ板幅部間に塑性流動差を持たせる。この
塑性流動差により幅圧下中に発生しようとする低温側へ
の反りを高温側に戻す矯正力を生じさせて、スラブのキ
ャンバーを未然に防止させることができる。なお、この
スラブ板幅部間に塑性流動差を持たせることは、スラブ
の搬送中又は停止中にも可能である。
【0021】また、本発明の好ましい更に別の実施形態
は、前記圧下位相の変化と塑性流動差を持たせる組合わ
せによる矯正を、スラブ板幅部が高温側の金型を低温側
の金型より位相送りを早めに開始させ、かつこの高温側
の金型の傾斜部と平行部の表面部分に凹凸加工を設け低
温側の金型には凹凸加工しない金型間で行う、ことを特
徴とするスラブのキャンバー矯正方法が提供される。
【0022】また、本発明の好ましい更に別の実施形態
は、前記圧下位相の変化と塑性流動差を持たせる組合わ
せにより矯正させる金型は、スラブ板幅部が高温側の金
型を低温側の金型より位相送りを早めに開始できるよう
に配置し、かつこの高温側の金型の傾斜部と平行部の表
面部分に凹凸加工を設け一方低温側の金型には凹凸加工
しない、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯正金型
が提供される。
【0023】上記本発明の方法と金型によれば、対向配
置された金型間に圧下位相の変化を持たせるために、
(1)両金型間の位相をずらす、(2)両金型間の傾斜
部と平行部の交点位置を変更する、(3)両金型間の傾
斜部の角度を変更させ、更に両金型間に塑性流動差を持
たせるためにスラブ板幅部が高温側の金型の傾斜部と平
行部の表面部分にラギングマークを施した。このように
金型間に圧下位相の変化に付加させて塑性流動差を持た
せるよう組合わせたので、温度差から幅圧下中に発生す
るスラブ板幅部が低温側への反りを圧下位相の変化させ
る曲げモーメントによるベンディングでの高温側に戻す
矯正力に、更に高温側の金型にラギングマークを施して
塑性流動差を持たせて低温側への反りを高温側に戻す矯
正力を付加させたので、スラブのキャンバーを更に容易
にかつ効率的に矯正できので、下流側の圧延ラインPに
キャンバーのないスラブを供給できる。また、作業性と
生産性を向上させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通
する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略す
る。
【0025】図1は、本発明の幅圧下プレスによるスラ
ブのキャンバーを矯正させる第1実施形態を示す全体構
成図である。この図面において、本発明の幅圧下プレス
20は、上流側に図示しない連続鋳造装置で製造された
所定の大きさの複数本のスラブ2が、加熱炉、例えばウ
ォーキングビーム式加熱炉3内に搬入され所定の温度と
なるよう保加熱している。スラブ2が所定の温度に達す
ると、加熱炉3の出口扉4から圧延ラインPを構成する
回転自在なテーブルローラ群5に載置されて下流側に配
置された幅圧下プレス1に搬送される。更に、幅圧下プ
レス20内は、図示しないプレス本体内に略同一の形状
を成す圧延ラインPの上流側方向に向かって開口する所
定角度x(約12度)の傾斜部aとこの傾斜部aに連続
する平行部bを夫々有してスラブ2の板幅方向に対して
勝手反対に対向配置される金型21と22とが取付けら
れている。また、金型21と22の反スラブ2側には、
金型21と22の傾斜部aと平行部bとでスラブ2の板
幅W1を所定の板幅W2に前進・後退して幅圧下させる
偏心機構8と、コネクティングロッド9が夫々連結され
ている。また、金型21と22の夫々の一方の側面c
に、スラブ2の長手方向に金型21と22を往復移動
(位相送り)させる油圧シリンダ10が取付けられてい
る。なお、幅圧下プレス20は、スラブ2の板幅方向に
対する金型21と227の偏心機構8の前進・後退によ
る幅圧下動作と、この幅圧下動作と同調して油圧シリン
ダ10によるスラブ2の長手方向の位相送りにより、ス
ラブ2を停止することなく一定速度でテーブルローラ群
5で搬送中に連続的に幅圧下を行うことができる、いわ
ゆるフライング式幅圧下プレスである。このフライング
式幅圧下プレスは、本願出願人が出願した例えば、実公
平6−9682号(対向型走間プレス)が提案されてい
る。
【0026】更に、図1に示すように、スラブ板幅側面
Lが高温側の金型22は、偏心機構8により前進・後退
して幅圧下中に金型22の位相送りを行う油圧シリンダ
10の作動を、低温側の金型21の油圧シリンダ10よ
り所定量S分だけ早く開始できるよう調整可能になって
いる。なお、この所定量S分とは、保加熱炉3で輻射熱
による加熱の相違からスラブ2の炉外側板幅側面L(低
温)と、炉内側スラブ板幅側面H(高温)の加熱状態か
ら発生し、幅圧下プレスの近傍では温度差が約50℃と
いう温度差から幅圧下中に低温側の板幅方向に発生する
キャンバーを、低温側の金型の出側近傍でキャンセル可
能な量である。
【0027】従って、フライング式幅圧下プレスでスラ
ブに、偏心機構で前進・後退して幅圧下中の金型のうち
高温側の金型の位相送りを行う油圧シリンダの作動を、
低温側の金型の油圧シリンダより所定量S分だけ早く開
始させることができる。このように所定量S分だけ早く
高温側を開始させると、幅圧下中に金型表面での圧下力
の分布を変更し、塑性流動速度を変えることができる。
この塑性流動速度の変化によりスラブ内に高温側の金型
方向に向かう曲げモーメントmを発生させて、このベン
ディングにより低温側方向への反りを高温側に戻す矯正
力を生じさせ、容易かつ効率的に矯正できるので、スラ
ブのキャンバーを未然に防止させることができる。ま
た、下流側の圧延ラインPにキャンバーのないスラブを
供給できるので、作業性と生産性を向上させることがで
きる。
【0028】図2は、本発明の幅圧下プレスによるスラ
ブのキャンバーを矯正させる第2実施形態を示す全体構
成図である。この図面において、本発明の幅圧下プレス
30は、前記図1の幅圧下プレス20の金型21と22
が対向配置され略同一の形状で、かつ勝手反対に取付け
られられているのに対して、傾斜部aの角度は同一であ
るが、スラブ板幅部が高温側の金型32の傾斜部aと平
行部bの交点位置d2を低温側の金型31の交点位置d
1より位相送りを所定量S分だけ早めに開始できるよう
油圧シリンダ10の高温側の金型32の先端部c2を低
温側の金型31の先端部c1より移動させた形状とし
た。すなわち、高温側の金型の全長L2を、低温側の金
型の全長L1より所定量S分だけ長くしている。従って、
この高温側の金型の形状によっても、上述と同様に幅圧
下中に金型表面での圧下力の分布を変更でき、塑性流動
速度を変えることができる。この塑性流動速度の変化に
よりスラブ内に高温側の金型方向に向かう曲げモーメン
トmを発生させて、このベンディングにより反りを戻す
矯正力を生じさせて、スラブのキャンバーを未然に防止
させることができる。なお、この位相送りを早めに開始
させることは、スラブの搬送中すなわち走間プレスで
も、又は停止中いわゆる停止プレスでも可能である。
【0029】図3は、本発明の幅圧下プレスによるスラ
ブのキャンバーを矯正させる第3実施形態を示す全体構
成図である。この図面において、本発明の幅圧下プレス
40は、前記図1の幅圧下プレス20の金型21と22
が対向配置され略同一の形状で、かつ勝手反対に取付け
られられているのに対して、対向配置される金型のうち
低温側の金型41の傾斜部a1の角度xを12度とし、
一方高温側の金型42の傾斜部a2の角度yを上述の位
相送りを所定量S分だけ早めに開始できるように低温側
の角度xより減少させ、例えば10度とした。従って、
このように角度を変えても塑性流動速度を変えることが
できので、曲げモーメントmを発生させ、このベンディ
ングにより反りを戻す矯正力を生じさせて、スラブのキ
ャンバーを未然に防止させることができる。なお、この
位相送りを早めに開始させることは、スラブの搬送中す
なわち走間プレスでも、又は停止中いわゆる停止プレス
でも可能である。
【0030】図4は、本発明の幅圧下プレスによるスラ
ブのキャンバーを矯正させる第4実施形態を示す全体構
成図である。図5は、図4の高温側のK−K矢視図で傾
斜部a2と平行部b2の凹凸加工(ラギングマーク)を
示す模式図である。図6は、図5のM−M断面図で縦横
に所定の大きさと深さのラギングマークの形状の一例を
示す模式図である。図4において、本発明の幅圧下プレ
ス50は、前記図1の幅圧下プレス20の金型21と2
2が対向配置され略同一の形状で、かつ勝手反対に取付
けられられているのに対して、スラブ板幅部が高温側の
金型52だけ傾斜部a2と平行部b2の表面部分に凹凸
加工(ラギングマーク)を施し、ラギングマークをしな
い低温側の金型51との間でスラブ2の幅圧下を行う
と、ラギングマークを施した高温側の金型52と接触す
る高温側のスラブ板幅部の表面近傍に拘束力が発生し
て、スラブ2の内部に低温側のスラブ板幅部間で塑性流
動差を持たせることができる。このラギングマークは、
本願出願人が出願した例えば、特公平7−90318号
(幅圧下プレスの金型)が提案されている。従って、こ
の塑性流動差により幅圧下中に発生しようとする低温側
への反りを高温側に戻す矯正力を生じさせて、スラブの
キャンバーを未然に防止させることができる。なお、ス
ラブ板幅部間に塑性流動差を持たせることは、スラブの
搬送中すなわち走間プレスでも、又は停止中いわゆる停
止プレスでも可能である。
【0031】更に、図示はしないが本発明の幅圧下プレ
スによるスラブのキャンバーを矯正させる第5実施形態
は、対向配置された金型間に圧下位相の変化を持たせる
ために、(1)第1実施形態の両金型間の位相をずら
す、(2)第2実施形態の両金型間の傾斜部と平行部の
交点位置を変更する、(3)第3実施形態の両金型間の
傾斜部の角度を変更させ、これらの各形態に更に第4実
施形態の両金型間に塑性流動差を持たせるためにスラブ
板幅部が高温側の金型の傾斜部と平行部の表面部分にラ
ギングマークを施して付加させたものである。このよう
に金型間に圧下位相の変化に付加させて塑性流動差を持
たせるよう組合わせたので、温度差から幅圧下中に発生
するスラブ板幅部が低温側への反りを圧下位相の変化さ
せる曲げモーメントによるベンディングでの高温側に戻
す矯正力に、更に高温側の金型にラギングマークを施し
て塑性流動差を持たせて低温側への反りを高温側に戻す
矯正力を付加させたので、スラブのキャンバーを更に容
易にかつ効率的に矯正できる。従って、下流側の圧延ラ
インPにキャンバーのないスラブを供給できる。また、
作業性と生産性を向上させることができる。
【0032】次に図1により、本発明のスラブのキャン
バー矯正方法を説明する。この図に示すように、スラブ
2を所定の温度に加熱する加熱炉3と、加熱炉3から圧
延ラインPに搬出されるスラブ2に対し夫々に傾斜部a
と平行部bとを有して板幅方向に前進・後退して幅圧下
可能に対向配置される金型21と22を取付けた走間式
幅圧下プレス20であって、(1)対向する金型間で圧
下位相を変化させる矯正を、(2)スラブ2を一定速度
で搬送中に略同一の形状を有して勝手反対に取付けた金
型21と22とで幅圧下と同調させて行う位相送りを、
スラブ板幅部が高温側の金型を低温側の金型より所定量
S分だけ早めに開始させて行う。これにより、幅圧下中
に金型表面での圧下力の分布を変更でき、塑性流動速度
を変えることができる。この塑性流動速度の変化により
スラブ内に高温側の金型方向に向かう曲げモーメントm
を発生させて、この曲げモーメントによるベンディング
で低温側方向への反りを高温側に戻すことができる矯正
力を生じさせて、スラブのキャンバーを未然に防止す
る。
【0033】更に図4乃至図6により、本発明の別のス
ラブのキャンバー矯正方法を説明する。これらの図に示
すように、夫々に傾斜部と平行部とを有して板幅方向に
前進・後退して幅圧下可能に対向配置される金型51と
52を取付けた走間式幅圧下プレス50であって、
(1)対向する金型51と52間で塑性流動差を持たせ
る矯正を、(2)スラブ2の搬送中又は停止中にスラブ
板幅部が高温側の金型52の傾斜部a2と平行部b2の
表面部分に凹凸加工し、かつ低温側の金型51には凹凸
加工を有しない金型間で行う。これにより、ラギングマ
ークの高温側の金型と接触する高温側のスラブ板幅部の
表面近傍に拘束力が発生して、スラブ内部に低温側のス
ラブ板幅部間に塑性流動差を持たせる。この塑性流動差
により幅圧下中に発生しようとする低温側への反りを高
温側に戻す矯正力を生じさせて、スラブのキャンバーを
未然に防止させることができる。
【0034】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0035】
【本発明の効果】上述したように、本発明のスラブのキ
ャンバー矯正方法及び矯正金型によれば、幅圧下プレス
で幅圧下の際にスラブ板幅方向の温度差により発生する
キャンバーを容易かつ効率的に矯正でき、圧延材の生産
性の向上を図ることができる、等の優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の幅圧下プレスの第1実施形態を示す全
体構成図である。
【図2】本発明の幅圧下プレスの第2実施形態を示す全
体構成図である。
【図3】本発明の幅圧下プレスの第3実施形態を示す全
体構成図である。
【図4】本発明の幅圧下プレスの第4実施形態を示す全
体構成図である。
【図5】図4のK−K矢視図である。
【図6】図5のM−M断面図である。
【図7】従来の幅圧下プレスを示す模式図である。
【符号の説明】
1、20、30、40、50 幅圧下プレス 2 スラブ 3 加熱炉(ウォーキングビーム式加熱炉、保加熱炉) 4 出口扉 5 テーブルローラ群 6、7、21、22、31、32、41、42、51、
54 金型 8 偏心機構 9 コネクティングロッド 10 油圧シリンダ P 圧延ライン L1、L2 金型の全長 W1、W2 板幅 a、a1、a2 傾斜部 b、b1、b2 平行部 c、c1、c2 先端部 d1、d2 交点(交点位置) m 曲げモーメント H、L 炉内・炉外側板幅側面 S 所定量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E087 BA13 CA01 CB01 DA03 EC01 FA01 FA07 FA21 FA23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブを所定の温度に加熱する加熱炉
    (3)と、加熱炉から圧延ラインPに搬出されるスラブ
    2に対し夫々に傾斜部(a,a1,a2)と平行部
    (b,b1,b2)とを有して板幅方向に前進・後退し
    て幅圧下可能に対向配置される金型(21,22,3
    1,32,41,42)を取付けた幅圧下プレス(2
    0,30,40,50)であって、加熱炉から搬出され
    るスラブの両板幅方向の温度差から幅圧下時に発生する
    スラブの板幅方向のキャンバーを対向する金型間で、圧
    下位相を変化させて又は塑性流動差を持たせて又はこれ
    らを組合わせて幅圧下中に矯正可能とする、ことを特徴
    とするスラブのキャンバー矯正方法。
  2. 【請求項2】 前記対向する金型間で圧下位相を変化さ
    せる矯正を、スラブを一定速度で搬送中に略同一の形状
    を有して勝手反対に取付けた金型で幅圧下と同調させて
    行う位相送りを、スラブ板幅部が高温側の金型を低温側
    の金型より所定量早めに開始させて行う、ことを特徴と
    する請求項1に記載のスラブのキャンバー矯正方法。
  3. 【請求項3】 前記対向する金型間で圧下位相を変化さ
    せる矯正を、スラブの搬送中又は停止中にスラブ板幅部
    が高温側の金型の傾斜部(a,a1,a2)と平行部
    (b,b1,b2)の交点位置を、低温側の金型のこの
    交点位置より所定量位相送りを早めに開始させて行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスラブのキャンバー
    矯正方法。
  4. 【請求項4】 前記対向する金型間で圧下位相を変化さ
    せる矯正を、スラブの搬送中又は停止中にスラブ板幅部
    が高温側の金型の傾斜部の角度を低温側の金型の傾斜部
    の角度より減少させ位相送りを早めに開始させて行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスラブのキャンバー
    矯正方法。
  5. 【請求項5】 前記対向する金型間で塑性流動差を持た
    せる矯正を、スラブの搬送中又は停止中にスラブ板幅部
    が高温側の金型の傾斜部と平行部の表面部分に凹凸加工
    し、かつ低温側の金型には凹凸加工を有しない金型間で
    行う、ことを特徴とする請求項1に記載のスラブのキャ
    ンバー矯正方法。
  6. 【請求項6】 前記圧下位相の変化と塑性流動差を持た
    せる組合わせによる矯正を、スラブ板幅部が高温側の金
    型を低温側の金型より位相送りを早めに開始させ、かつ
    この高温側の金型の傾斜部と平行部の表面部分に凹凸加
    工を設け低温側の金型には凹凸加工しない金型間で行
    う、ことを特徴とする請求項2乃至4項に記載のスラブ
    のキャンバー矯正方法。
  7. 【請求項7】 スラブを所定の温度に加熱する加熱炉
    (3)と、加熱炉の下流側に配置し加熱されて圧延ライ
    ンPに搬出されるスラブ2の板幅方向を搬送中又は停止
    中に幅圧下が可能な幅圧下プレス(20,30,40,
    50)と、幅圧下プレス内で対向配置に取付けられスラ
    ブの板幅方向に対して夫々に傾斜部と平行部とを有して
    前進・後退して幅圧下可能とする金型(21,22,3
    1,32,41,42)と、を備え、 加熱炉から搬出されるスラブの両板幅部の温度差から幅
    圧下時に発生するスラブの板幅方向のキャンバーを対向
    する金型は、圧下位相を変化させて又は塑性流動差を持
    たせて又はこれらを組合わせて幅圧下中に矯正可能な金
    型である、ことを特徴とするスラブのキャンバー矯正金
    型。
  8. 【請求項8】 前記圧下位相を変化させて矯正する金型
    は、傾斜部と平行部からなる形状と大きさが略同一でス
    ラブに対し勝手反対に対向配置され、かつスラブの搬送
    中にスラブ板幅部が高温側の金型の位相送りを低温側よ
    り早めに開始して矯正可能に配置されている、ことを特
    徴とする請求項7に記載のスラブのキャンバー矯正金
    型。
  9. 【請求項9】 前記圧下位相を変化させて矯正する金型
    は、スラブ板幅部が高温側の金型の傾斜部と平行部の交
    点位置を低温側の金型の交点位置より位相送りを早めに
    開始できる形状で、かつスラブの搬送中又は停止中に矯
    正可能に配置されている、ことを特徴とする請求項7に
    記載のスラブのキャンバー矯正金型。
  10. 【請求項10】 前記圧下位相を変化させて矯正する金
    型は、スラブ板幅部が高温側の金型の傾斜部の角度を低
    温側の金型の傾斜部の角度より減少させて位相送りを早
    めに開始できる形状で、かつスラブの搬送中又は停止中
    に矯正可能に配置されている、ことを特徴とする請求項
    7に記載のスラブのキャンバー矯正金型。
  11. 【請求項11】 前記塑性流動差を持たせて矯正する金
    型は、スラブ板幅部が高温側の金型には傾斜部と平行部
    の表面部分に凹凸加工し、一方低温側の金型には凹凸加
    工を有しないで、かつスラブの搬送中又は停止中に矯正
    可能に配置されている、ことを特徴とする請求項7に記
    載のスラブのキャンバー矯正金型。
  12. 【請求項12】 前記圧下位相の変化と塑性流動差を持
    たせる組合わせにより矯正させる金型は、スラブ板幅部
    が高温側の金型を低温側の金型より位相送りを早めに開
    始できるように配置し、かつこの高温側の金型の傾斜部
    と平行部の表面部分に凹凸加工を設け一方低温側の金型
    には凹凸加工しない、ことを特徴とする請求項8乃至1
    0項に記載のスラブのキャンバー矯正金型。
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