JP2007246994A - 加熱炉装入方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱炉の装入テーブル上に鋳造順に応じて載置されるスラブに対して、圧延側の制約を満足するように適切に加熱炉への装入順を入れ替えることができ、それによって、DHCRや仮置きHCRの実施を一層拡大することができる加熱炉装入方法を提案する。
【解決手段】加熱炉装入テーブル上に鋳造順に応じて載置されるスラブに対して、各圧延材の属圧延後の製品厚に基づいて、前後のスラブ間の製品厚差が可及的に小さくなるように、圧延材の順番の入れ替えを演算し、その演算結果に基づいて、加熱炉装入テーブルにおいて圧延材の順番の入れ替えを行う。
【選択図】図1
【解決手段】加熱炉装入テーブル上に鋳造順に応じて載置されるスラブに対して、各圧延材の属圧延後の製品厚に基づいて、前後のスラブ間の製品厚差が可及的に小さくなるように、圧延材の順番の入れ替えを演算し、その演算結果に基づいて、加熱炉装入テーブルにおいて圧延材の順番の入れ替えを行う。
【選択図】図1
Description
この発明は、熱間圧延ラインに設置された加熱炉に圧延材を装入するための加熱炉装入方法に関するものである。
近年では生産性向上のために、圧延ラインの上流工程である連続鋳造工程と、圧延工程との時間的同期化が一般的である。この同期化の手法は、非特許文献1(p.42)に記述されている。簡潔にまとめると、加熱炉を経ず直接圧延ラインへ圧延材(スラブ)を供給するHDR(Hot Direct Rolling)、鋳造後スラブヤードを経ず直接加熱炉へ装入し圧延するDHCR(Direct Hot Charge Rolling)、スラブヤードへは一旦払い出すが、ヤード内でスラブ順の変更を行わないで加熱炉へ装入する仮置きHCR、熱片のままヤードでのスラブ順変更を行って加熱炉へ装入するHCR、スラブヤードで手入れ等をおこなって冷片となったスラブを装入するCCR(Cold Charge Rolling)に分けられる。
これらの中で、DHCRや仮置きHCRは、エネルギー効率や製造能率等の点で優れているが、その課題のひとつに、鋳造順の制約条件と圧延順の制約条件との不一致がある。すなわち、通常の連続鋳造工程および熱間圧延工程では、同一製品を継続的に製造することはまれで、多品種の製品の製造順を、設備の能力に応じて決定する必要がある。例えば、連続鋳造機はさらに上流工程の製鋼工場の製鋼鍋単位でしかスラブ鋼種を変更できない。またスラブ幅はスラブ1本につき数十mm程度しか変えることができないし、スラブ長さも前記鋳造鍋をまたがるような切断も品質上問題がある。また、仮置きHCRでヤードにスラブを山付けする際に、下段のスラブに対して上段のスラブが長い場合には、置いたときの姿勢が不安定となってしまうために、スラブ長さにも制約がある。さらに、熱間圧延工程では、製品板厚に関して、先行材の板厚と大幅に異なる場合には圧延機の設定変え精度等に技術的課題があるために、少しずつ製品厚が変化するような圧延順とすることが望ましい。これについても、非特許文献1(p.51)に記載されている。
日本鉄鋼協会、「わが国における最近のホットストリップ製造技術」、第2版、1987年8月10日、p.42、p.51
日本鉄鋼協会、「わが国における最近のホットストリップ製造技術」、第2版、1987年8月10日、p.42、p.51
このように、連続鋳造工程と圧延工程とが非同期なため、前記の制約に関して、CCRでは連続鋳造時には鋳造側の制約のみ、圧延時には圧延側の制約を満足するよう製造順を決定し、その違いをスラブヤードでの配替えによって吸収している。しかしDHCRや仮置きHCRでは、CCRのような配替えの工程がないため、鋳造順に応じて圧延順を決定せざるを得ず、結果として、エネルギー効率や製造能率等の点で優れているにも関わらず、DHCRや仮置きHCRがあまり実施できないという問題があった。
そこで、本発明者等は、加熱炉の装入テーブル上に鋳造順に応じて載置される圧延材を、圧延側の制約を満足するように順番を入れ替えることにより、DHCRや仮置きHCRの実施を拡大することができるとの考えに基づき、その方法について鋭意検討を重ね、本発明を完成させた。
本発明は、加熱炉の装入テーブル上に鋳造順に応じて載置されるスラブに対して、圧延側の制約を満足するように適切に加熱炉への装入順を入れ替えることができ、それによって、DHCRや仮置きHCRの実施を一層拡大することができる加熱炉装入方法を提案することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]加熱炉装入テーブル上に所定の順番で載置される複数の圧延材に対して、各圧延材の属性値に基づいて圧延材の順番の入れ替えを演算し、その演算結果に基づいて加熱炉装入テーブルにおいて圧延材の順番の入れ替えを行うことを特徴とする加熱炉装入方法。
[2]前記入れ替え演算は、前後の圧延材間の属性値の差が可及的に小さくなるように行うことを特徴とする前記[1]に記載の加熱炉装入方法。
[3]前記入れ替え演算に用いる圧延材の属性値は、圧延後の製品厚、加熱炉からの抽出温度、加熱炉への装入温度のうちの少なくとも1つであることを特徴とする前記[1]または[2]に記載の加熱炉装入方法。
[4]圧延材の入れ替えは、入れ替え対象の圧延材を、圧延材退避装置を用いて一時的にテーブル上から退避させ、後続の圧延材を通過させた後、再びテーブル上に戻すことにより行うことを特徴とする前記[1]ないし[3]のいずれかに記載の加熱炉装入方法。
本発明においては、加熱炉の装入テーブル上に鋳造順に応じて載置されるスラブに対して、圧延側の制約を満足するように適切に加熱炉への装入順を入れ替えることができ、それによって、DHCRや仮置きHCRの実施を一層拡大することができる。
本発明の一実施形態を以下に述べる。
本発明の一実施形態においては、加熱炉装入テーブル上に鋳造順に応じて載置される圧延材(スラブ)に対して、装入テーブルへの載置前に、あるいは、載置後加熱炉装入前までに、各スラブの属性値(例えば、圧延後の製品厚、加熱炉からの抽出温度、加熱炉への装入温度)に基づいて、前後のスラブ間(先行スラブと後行スラブ間)の属性値の差が可及的に小さくなるように、スラブの順番の入れ替えを演算する。具体的には、前後のスラブ間の属性値の差が、予め定めた属性値の差の規定値(上限値)を越えている場合に、スラブの順番の入れ替えを行うように演算する。ただし、本発明では、後述する配替え装置(圧延材退避装置)の能力を考慮して、加熱炉装入テーブル上でスラブの入れ替えが可能な範囲での演算とする。
例えば、図1は、各スラブの圧延後の製品厚(以下、単に、製品厚という)に基づいて、スラブの順番の入れ替え(配替え)を演算する際のフローチャートを示すものであり、以下の手順(ステップ)で演算を行う。
(S0)演算を開始する。その際、スラブの装入テーブルへの載置順と各スラブの製品厚が入力され、各スラブの先行スラブとの間の製品厚差と、各スラブの先行スラブとの平均製品厚が算定される。また、先行スラブとの製品厚差の規定値(製品厚差の上限値)が入力される。そして、各スラブの配替え済サインを0にしておく。
(S1)配替え済サイン0のスラブについて、先行スラブとの製品厚差が最大のスラブを探索し、検出した先行スラブをスラブa、当該スラブ(後行スラブ)をスラブbとする。
(S2)検出したスラブaとスラブb間の製品厚差が規定値超えか否かを判断する。規定値超えであれば、(S3)に進む。規定値以下であれば、(S8)に進み、この演算を終了する。
(S3)製品厚がスラブaとスラブbの製品厚の間にあって、かつスラブaとスラブbの平均製品厚に最も近いスラブcを、スラブaの先行スラブから順次遡って、配替え済サイン1のスラブの後行スラブまでの間(すなわち、この間には配替え済サイン1のスラブはない)で探索する。
(S4)スラブcはあったか否かを判断する。スラブcがあった場合は、(S5)に進む。スラブcがなかった場合は、(S7)に進む。
(S5)スラブcの先行スラブdとスラブcの後行スラブeとの製品厚差が規定値超えか否かを判断する。規定値以下であれば、(S6)に進む。規定値超えであれば、(S7)に進む。
(S6)スラブcを配替えスラブとし、スラブaとスラブbの間に位置するように配替えすることを決定する。これにより、スラブcからスラブbまでのスラブに配替え済サイン1を立てる。そして、(S1)に戻る。
(S7)(S4)においてスラブcがなかった場合、または(S5)においてスラブdとスラブeとの製品厚差が規定値超えの場合、スラブbに配替え済サイン1を立てる。そして、(S1)に戻る。
このような手順によってスラブの配替えを演算することにより、前後のスラブ間の製品厚差が可及的に小さくなる。そして、加熱炉への装入順がそのように変更されることによって、少しずつ製品厚が変化するような圧延順となり、圧延側の制約を満足することができるようになる。
次に、図2は、各スラブの加熱炉抽出目標温度に基づいて、スラブの配替えを演算する際のフローチャートを示すものである。その手順(ステップ)S10〜S18は、前述の製品厚差に基づいて演算する際の手順(ステップ)S0〜S8と同様である。
このような手順によってスラブの配替えを演算することにより、前後のスラブ間の加熱炉抽出目標温度差が可及的に小さくなる。そして、加熱炉への装入順がそのように変更されることによって、加熱炉の燃料原単位が向上する。すなわち、加熱炉でのスラブの加熱は1本ずつ独立した加熱は不可能であり、仮に1本だけ抽出目標温度の高いスラブがあった場合、その前後のスラブも不必要に加熱され、燃料原単位が悪化することから、類似する抽出目標温度のスラブを並べた方が燃料原単位は向上するからである。
また、図3は、各スラブの加熱炉装入温度に基づいて、スラブの配替えを演算する際のフローチャートを示すものである。その手順(ステップ)S20〜S28は、前述の製品厚差に基づいて演算する際の手順(ステップ)S0〜S8と同様である。
このような手順によってスラブの配替えを演算することにより、前後のスラブ間の加熱炉装入温度差が可及的に小さくなる。そして、加熱炉への装入順がそのように変更されることによって、加熱炉の燃料原単位が向上する。すなわち、スラブの加熱炉装入時の温度は、鋳造後のスラブ置き場での置き方、あるいは搬送経路によって異なる。同じ抽出目標温度への加熱であっても、装入温度の低いスラブは相対的に高い加熱炉温での加熱が必要であり、その前後するスラブは不必要に加熱され燃料原単位が悪化することから、類似する装入温度のスラブを並べた方が燃料原単位は向上するからである。
さらに、これらの演算を組み合わせることもできる。例えば、まず図1に示す各スラブの圧延後の製品厚に基づいてスラブの順番の配替えを演算し、(S8)まで進んでこれが終了したら、次に図2に示す(S10)へ進み、各スラブの加熱炉抽出目標温度に基づいてスラブの配替えを演算する。ただし、その際に(S10)において各スラブの配替え済みサインは0にリセットせず、(S8)の状態のままとする。
このような手順によってスラブの配替えを演算することにより、前後のスラブ間の製品厚差と加熱炉抽出目標温度差の両方が可及的に小さくなるようになる。そして、加熱炉への装入順がそのように変更されることによって、圧延側の制約を満足し、且つ加熱炉の燃料原単位が向上する。
なお、言うまでもなく、これらに図3に示す加熱炉装入温度に基づくスラブの配替え演算を組み合わせてもよく、本実施形態では、これら3つの演算のうち少なくとも1つを実施する。
そして、以上のような演算結果に基づいて、例えば加熱炉装入テーブルに圧延材退避装置(スラブ退避装置)を設け、これを用いて配替えを行うスラブを一時的にテーブル上から退避させ、後続のスラブを通過させた後、所望の装入順となる位置でテーブル上に戻すことにより、スラブの順番を入れ替えて、加熱炉への装入順を変更する。
ここで、圧延材退避装置としては、例えば図8に示す装置を用いることができる。すなわち、加熱炉装入テーブル20に、ローラテーブル21上のスラブを一時的にローラテーブル21上から退避させる圧延材退避装置(例えば、スラブトング)22を備える。そして、図8(a)に示すように、ローラテーブル21上の先行のスラブ11と後続のスラブ12を入れ替えて加熱炉に装入したい場合には、図8(b)に示すように、先行のスラブ11を圧延材退避装置22によって吊り上げて一時的にローラテーブル21上から退避させ、後続のスラブ12を下流側に搬送する。そして、後続のスラブ12が先行のスラブ11を追い越したら、図8(c)に示すように、先行のスラブ11をローラテーブル21上に戻す。
このようにして、この実施形態においては、DHCRや仮置きHCR操業において、加熱炉の装入テーブル上にスラブが鋳造順に応じて載置される場合でも、圧延側の制約を満足するように加熱炉への装入順を入れ替えることが可能となる。したがって、加熱炉に装入されて圧延されるスラブの各種諸元(属性値)の変動が緩和されるので、DHCRや仮置きHCRの実施を一層拡大することができ、生産性の向上や加熱炉原単位の向上などが実現できる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明は、何らかの配替え位置決定手順と、配替え装置(圧延材退避装置)との結合により、装入テーブル上で鋳造工程制約と圧延工程制約との競合を緩和するものである。したがって、配替え位置決定の巧拙によりその効果は異なるが、配替え位置決定手順は、図1〜図3に示した手順だけによらない。また、配替え装置(圧延材退避装置)についても、図8に示した装置に限られるものではなく、装入テーブル上でスラブを一時的に退避させることができる装置であれば、どのような装置を用いてもよい。さらに、本発明は、DHCRや仮置きHCRでの実施で大きな効果を発揮するが、これらに限定されるものではなく、HCRやCCRの際に実施することもでき、相応の生産性の向上や加熱炉原単位の向上効果が得られる。
本発明の実施例として、図1のように、各スラブの製品厚に基づいてスラブの配替えを演算した場合の例を示す。
図4は、装入テーブルへのスラブの載置順、すなわち、配替えを行う前のスラブの加熱炉装入順(圧延順)と、各スラブ(スラブA〜Z)の製品厚、先行スラブとの製品厚差、先行スラブとの平均製品厚を示すものであり、図5は、配替えを行った後のスラブの加熱炉装入順(圧延順)と、各スラブの製品厚、先行スラブとの製品厚差、先行スラブとの平均製品厚を示すものである。
そして、図1に示した手順によってスラブの配替えを演算した過程を図6に示す。すなわち、以下のように演算を行った。
S100:演算を開始する。スラブA〜Zの配替え済サインを0にしておく。また、製品厚差の規定値は1.5mmとしている。
S101:先行スラブとの製品厚差が最大のスラブを探索し、製品厚差が3.5mmであるスラブQ、Rを検出する(S1)。
S102:この製品厚差3.5mmは規定値以上であるので(S2)、スラブQ、Rの平均製品厚3.25mmに最も近い製品厚のスラブを、スラブQの先行スラブであるスラブPから順次遡ってスラブAまでの間で探索し(S3)、製品厚3.5mmのスラブHを検出する(S4)。
S103:スラブHの前後のスラブG、Iの製品厚差は1.3mmであり、規定値以下であるので(S5)、スラブHを配替えスラブとし、スラブQ、Rの間に配替えすることを決定する。これにより、スラブHからスラブRまでのスラブに配替え済サイン1を立てる(S6)。
S104:スラブH〜R以外のスラブで先行スラブとの製品厚差が最大のスラブを探索し、製品厚差が2.0mmであるスラブV、Wを検出する(S1)。
S105:この製品厚差2.0mmは規定値以上であるので(S2)、スラブV、Wの平均製品厚5.0mmに最も近い製品厚のスラブを、スラブVの先行スラブであるスラブUから順次遡って配替え済サイン1のスラブRの後行スラブであるスラブSまでの間で探索し(S3)、製品厚5.0mmのスラブSを検出する(S4)。
S106:スラブSの前後のスラブR、Tの製品厚差は1.0mmであり、規定値以下であるので(S5)、スラブSを配替えスラブとし、スラブV、Wの間に配替えすることを決定する。これにより、スラブSからスラブWまでのスラブに配替え済サイン1を立てる(S6)。
S107:スラブH〜R、スラブS〜W以外のスラブで先行スラブとの製品厚差が最大のスラブを探索し、製品厚差が1.7mmであるスラブD、Eを検出する(S1)。
S108:この製品厚差1.7mmは規定値以上であるので(S2)、スラブD、Eの平均製品厚2.65mmに最も近い製品厚のスラブを、スラブDの先行スラブであるスラブCから順次遡ってスラブAまでの間で探索し(S3)、製品厚3.0mmのスラブCを検出する(S4)。
S109:スラブCの前後のスラブB、Dの製品厚差は1.2mmであり、規定値以下であるので(S5)、スラブCを配替えスラブとし、スラブD、Eの間に配替えすることを決定する。これにより、スラブCからスラブEまでのスラブに配替え済サイン1を立てる(S6)。
S110:スラブC〜E、スラブH〜R、スラブS〜W以外のスラブで先行スラブとの製品厚差が最大のスラブを探索し、製品厚差が1.5mmであるスラブZを検出する(S1)。しかし、この製品厚差1.5mmは規定値以下であるので(S2)、この演算を終了する(S8)。
図7に、配替え前と配替え後での製品厚の変動および製品厚差を示す。図7の「あ」、「い」、「う」の各点において、先行スラブとの製品厚差が縮小されていることがわかる。
次に、図8に示す圧延材退避装置を用い、上記配替え演算により配替えスラブに決定したスラブC、H、Sに対し、それぞれ一時的に装入テーブル上から退避させ、後続の圧延材を通過させた後、配替え後の所定の順序となる位置において再び装入テーブル上に戻した。そして、このように配替えしたスラブを、順次加熱炉に装入し、熱間圧延を行った。
その結果、圧延制約にかかることなく、順調に圧延することができた。
11 先行のスラブ
12 後続のスラブ
20 加熱炉装入テーブル
21 ローラテーブル
22 圧延材退避装置(スラブ退避装置)
12 後続のスラブ
20 加熱炉装入テーブル
21 ローラテーブル
22 圧延材退避装置(スラブ退避装置)
Claims (4)
- 加熱炉装入テーブル上に所定の順番で載置される複数の圧延材に対して、各圧延材の属性値に基づいて圧延材の順番の入れ替えを演算し、その演算結果に基づいて加熱炉装入テーブルにおいて圧延材の順番の入れ替えを行うことを特徴とする加熱炉装入方法。
- 前記入れ替え演算は、前後の圧延材間の属性値の差が可及的に小さくなるように行うことを特徴とする請求項1に記載の加熱炉装入方法。
- 前記入れ替え演算に用いる圧延材の属性値は、圧延後の製品厚、加熱炉からの抽出温度、加熱炉への装入温度のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱炉装入方法。
- 圧延材の入れ替えは、入れ替え対象の圧延材を、圧延材退避装置を用いて一時的にテーブル上から退避させ、後続の圧延材を通過させた後、再びテーブル上に戻すことにより行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱炉装入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006072602A JP2007246994A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 加熱炉装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006072602A JP2007246994A (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 加熱炉装入方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114309080A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-12 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种常规热连轧生产线判断直装热装的方法 |
-
2006
- 2006-03-16 JP JP2006072602A patent/JP2007246994A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114309080A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-12 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种常规热连轧生产线判断直装热装的方法 |
CN114309080B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-10-03 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种常规热连轧生产线判断直装热装的方法 |
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