JPH11156406A - 板厚圧下方法及び設備 - Google Patents

板厚圧下方法及び設備

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JPH11156406A
JPH11156406A JP32466797A JP32466797A JPH11156406A JP H11156406 A JPH11156406 A JP H11156406A JP 32466797 A JP32466797 A JP 32466797A JP 32466797 A JP32466797 A JP 32466797A JP H11156406 A JPH11156406 A JP H11156406A
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信広 田添
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保弘 藤井
Kazuyuki Sato
一幸 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被成形材料の板厚方向への圧下成形を効率よ
く行なえる板厚圧下設備を提供する。 【解決手段】 保加熱炉4で加熱した被成形材料1を板
厚圧下プレス5において、搬送ラインSに沿って並ぶ複
数組の金型30a,30b,33a,33bで板厚方向
に圧下し、被成形材料1の板厚圧下プレス5で圧下成形
された部分を、粗圧延機7の作業ロール6a,6bで板
厚方向に圧下する。また、被成形材料1の板厚圧下プレ
ス5で圧下成形された部分を、ループ機構8により下方
へ弛ませて、板厚圧下プレス5による被成形材料1の板
厚減縮に起因した被成形材料1の材料先進を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板厚圧下方法及び設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は熱間圧延に用いられる粗圧延機の
一例を示すもので、この粗圧延機は、板状の被成形材料
1が略水平に通板される搬送ラインSを挟んで上下に対
向配置された作業ロール2a,2bと、各作業ロール2
a,2bに反搬送ライン側から当接する控えロール3
a,3bとを備えている。
【0003】上記の粗圧延機では、搬送ラインSの上方
の作業ロール2aを反時計回りに回転させ且つ搬送ライ
ンSの下方の作業ロール2bを時計回りに回転させて、
両作業ロール2a,2bの間に被成形材料1を噛み込む
とともに、上方の控えロール3aを下方へ押圧して、被
成形材料1を搬送ライン上流A側から搬送ライン下流B
側へ向って移動させつつ、被成形材料1を板厚方向に圧
下成形するが、被成形材料1に対しての作業ロール2
a,2bの噛み込み角度θを約17°未満にしないと、
被成形材料1の上下面と両作業ロール2a,2bの外周
面との間で滑りが生じ、当該作業ロール2a,2bが被
成形材料1を噛み込めなくなる。
【0004】すなわち、作業ロール2a,2bの直径D
が1200mmである場合には、上記の作業ロール2
a,2bの噛み込み角度θの条件から、1回の圧下成形
における圧下量ΔTは、約50mm程度となり、板厚T
0が250mmの被成形材料1を粗圧延機で圧下成形し
た後の板厚T1は、約200mm程度になる。
【0005】このため、従来は、複数の粗圧延機に対し
て被成形材料1を往復移動させながら板厚を順次減縮す
るリバース圧延を行ない、被成形材料1の板厚が約90
mm程度になった後に、当該被成形材料1を仕上圧延機
へ送り出すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなリバース圧延を行なう場合、圧延機群の搬送ラ
イン上流A側と下流B側とのそれぞれに、被成形材料1
の引き出し場所を設ける必要があり、設備が長大になっ
て被成形材料1の板厚減縮を効率よく行なうことができ
ない。
【0007】また、粗圧延機に通板される回数が多くな
ると、被成形材料1の温度が低下するため、仕上げ圧延
を行なう前に被成形材料1を昇温させる必要がある。
【0008】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、被成形材料の板厚方向への圧下成形を効率よく行な
えるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法では、熱
間加工温度に加熱され且つ搬送ライン上流側より下流側
へ向かって移動する被成形材料の上下から、搬送ライン
方向に並べた複数組の金型を被成形材料に交互に近接離
反させて該被成形材料を板厚方向に圧下成形する複数回
の板厚減縮を行ない、更に、被成形材料の複数回の板厚
減縮を行なった部分に上下から作業ロールを押圧して該
被成形材料を板厚方向に圧下成形する第2の板厚減縮を
行なうとともに、搬送ライン最下流寄りに位置する金型
と作業ロールとの間で、被成形材料を適宜下方へ弛ませ
る。
【0010】また、本発明の請求項2に記載した板厚圧
下設備では、搬送ラインに設けた被成形材料加熱用の保
加熱炉の搬送ライン下流側に、搬送ラインを挾んで上下
に対峙し且つ被成形材料を板厚方向に圧下し得る複数組
の金型が搬送ライン方向に縦列に並んだ板厚圧下プレス
を設置し、該板厚圧下プレスの搬送ライン下流側に、搬
送ラインを挾んで上下に対峙し且つ被成形材料を板厚方
向に圧下し得る作業ロールを備えた粗圧延機を設置し、
前記の板厚圧下プレスと粗圧延機との間に、被成形材料
を下方へ弛ませるループ機構を設けている。
【0011】更に、本発明の請求項3に記載した板厚圧
下設備では、本発明の請求項2に記載の板厚圧下装置の
構成に加えて、板厚圧下プレスの搬送ライン下流側近傍
に配置した上流側テーブルと、該上流側テーブルを昇降
させる昇降手段と、被成形材料に下方から当接し得られ
且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置が順に低くな
るように前記の上流側テーブルに設けた複数の上流側ロ
ーラと、前記の上流側テーブルの搬送ライン上流側寄り
部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向に挟持し得る
上流側ピンチロールと、粗圧延機の搬送ライン上流側近
傍に配置した下流側テーブルと、被成形材料に下方から
当接し得られ且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置
が順に高くなるように前記の下流側テーブルに設けた複
数の下流側ローラと、前記の下流側テーブルの搬送ライ
ン下流側寄り部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向
に挟持し得る下流側ピンチロールとによって、ループ機
構を構成している。
【0012】本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法
においては、熱間加工温度に加熱した圧下成形すべき被
成形材料を、搬送ライン方向に並んだ複数組の上下の金
型で板厚方向へ圧下成形する複数回の板厚減縮を行なっ
た後に、更に、被成形材料の複数回の板厚減縮完了部分
を、上下の作業ロールで板厚方向へ圧下成形する板厚減
縮を行ない、被成形材料を板厚方向へ効率よく圧下成形
する。
【0013】また、被成形材料の複数回の板厚減縮完了
部分を、搬送ライン最下流寄りに位置する金型と作業ロ
ールとの間で下方へ弛ませて、金型での圧下に起因する
被成形材料の材料先進を吸収する。
【0014】本発明の請求項2あるいは請求項3に記載
した板厚圧下設備のいずれにおいても、保加熱炉で加熱
した圧下すべき被成形材料を、板厚圧下プレスの搬送ラ
イン方向に並ぶ複数組の金型で板厚方向に圧下し、被成
形材料の板厚圧下プレスによる圧下成形が完了した部分
を、粗圧延機の作業ロールで板厚方向に圧下成形し、被
成形材料を板厚方向に効率よく圧下成形する。
【0015】また、被成形材料の板厚圧下プレスで圧下
成形された部分を、ループ機構によって下方へ弛ませ
て、板厚圧下プレスによる被成形材料の材料先進を吸収
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1は本発明の板厚圧下設備の実施の形態
の一例であり、搬送ライン上流A側の所定位置に被成形
材料加熱用の保加熱炉4を配置し、該保加熱炉4の搬送
ライン下流B側に、搬送ラインSを挾んで上下に対峙し
且つ被成形材料1を板厚方向に圧下し得る上流側金型3
0a,30bと下流側金型33a,33bとが搬送ライ
ン方向に縦列に並んだ板厚圧下プレス5を設置し、該板
厚圧下プレス5の搬送ライン下流B側に、搬送ラインS
を挾んで上下に対峙し且つ被成形材料1を板厚方向に圧
下し得る作業ロール6a,6bを備えた粗圧延機7を設
置し、前記の板厚圧下プレス5と粗圧延機7との間に、
被成形材料1を下方へ弛ませるループ機構8を設けてい
る。
【0018】保加熱炉4は、搬送ライン上流A側から保
加熱炉4へ挿通され且つ3〜15m/分の速度で移動す
る被成形材料1を、熱間加工温度(600〜750℃程
度)に保つように構成されている。
【0019】板厚圧下プレス5は、搬送ラインSの上側
に位置する上流側金型30aを被成形材料1に対して近
接離反させる圧下機構31aと、搬送ラインSの下側に
位置する上流側金型30bを被成形材料1に対して近接
離反させる圧下機構31bと、搬送ラインSの上側に位
置する下流側金型33aを被成形材料1に対して近接離
反させる圧下機構34aと、搬送ラインSの下側に位置
する下流側金型33bを被成形材料1に対して近接離反
させる圧下機構34bとを備えている。
【0020】これらの圧下機構31a,31b,34
a,34bは、搬送ラインSを横切る方向へ略水平に延
びるクランク軸と、該クランク軸の偏心部の変位を金型
30a,30b,33a,33bに伝達するロッドなど
によって構成されている。
【0021】また、圧下機構31a,31b,34a,
34bのクランク軸は、上下位置が調整できるようにな
っている。
【0022】更に、板厚圧下プレス5の搬送ライン上流
A側には、被成形材料1を板厚方向に挾持し得るピンチ
ロール32a,32bが設けられている。
【0023】この板厚圧下プレス5では、被成形材料1
に上流側金型30a,30bが同調して近接する際に、
被成形材料1から下流側金型33a,33bが同調して
離反し、また、被成形材料1に下流側金型33a,33
bが同調して近接する際に、被成形材料1から上流側金
型30a,30bが同調して離反するように、圧下機構
31a,31b,34a,34bの駆動系が構成されて
いる。
【0024】すなわち、上流側金型30a,30bによ
る被成形材料1の圧下成形と、下流側金型33a,33
bによる被成形材料1の圧下成形とが交互に行なわれ、
各金型30a,30b,33a,33bに付与すべき圧
下荷重の軽減が図られることになる。
【0025】粗圧延機7は、一対の作業ロール6a,6
b及び控えロール10a、10bと、ハウジング9など
によって構成されている。
【0026】更に、粗圧延機7の搬送ライン下流B側に
は、中間コイラー、接合装置、仕上圧延機などの下流設
備が設置されている。
【0027】ループ機構8は、板厚圧下プレス5の搬送
ライン下流B側近傍に配置した上流側テーブル11と、
該上流側テーブル11を昇降させる流体圧シリンダ12
と、被成形材料1に下方から当接し得られ且つ搬送ライ
ン下流B側へ向かって枢支位置が順に低くなるように前
記の上流側テーブル11に設けた複数の上流側ローラ1
3と、前記の上流側テーブル11の搬送ライン上流A側
寄り部分に設けられ且つ被成形材料1を板厚方向に挟持
し得る上流側ピンチロール14a,14bと、粗圧延機
7の搬送ライン上流A側近傍に配置した下流側テーブル
15と、被成形材料1に下方から当接し得られ且つ搬送
ライン下流B側へ向かって枢支位置が順に高くなるよう
に前記の下流側テーブル15に設けた複数の下流側ロー
ラ16と、前記の下流側テーブル15の搬送ライン下流
B側寄り部分に設けられ且つ被成形材料1を板厚方向に
挟持し得る下流側ピンチロール17a,17bとを備え
ている。
【0028】上流側テーブル11は、搬送ライン下流B
側へ向かって徐々に低くなるように形成された上面を有
し且つ床面18の所定位置に配置された複数のガイド部
材19に沿って昇降し得るようになっている。
【0029】流体圧シリンダ12は、シリンダ部が前記
のガイド部材19の近傍の床面18に枢支され且つピス
トンロッド先端部が上流側テーブル11の下面を枢支す
るように配置されており、流体圧シリンダ12のロッド
側流体室及びヘッド側流体室へ適宜流体圧を付与するこ
とによって、上流側テーブル11を昇降させるようにな
っている。
【0030】下流側テーブル15は、搬送ライン下流B
側へ向かって徐々に高くなるように形成された上面を有
し且つ床面18に固定されている。
【0031】更に、前記の下流側ピンチロール17a,
17bと粗圧延機7との間には、搬送ラインSを挟んで
横方向に対峙し且つアクチュエータ(図示せず)によっ
て被成形材料1の幅方向縁部を押圧し得る一対のエッジ
ャーロール20が設けられている。
【0032】以下、図1に示す板厚圧下設備の作動につ
いて説明する。
【0033】長尺の被成形材料1を板厚方向へ圧下成形
する際には、板厚圧下プレス5の圧下機構31a,31
b,34a,34bのクランク軸の上下位置を調整する
ことによって、板厚圧下プレス5の上流側金型30a,
30bの間隔、並びに下流側金型33a,33bの間隔
を圧下成形すべき被成形材料1の板厚に応じて設定す
る。
【0034】また、上流側テーブル11を支持している
流体圧シリンダ12のロッド側流体室及びヘッド側流体
室へ適宜流体圧を付与して上流側テーブル11を昇降さ
せることによって、上流側テーブル11に設けた上流側
ピンチロール14の上下方向位置が、板厚圧下プレス5
から送り出される板厚減縮後の被成形材料1の搬送ライ
ン下流B側の端部を噛み込み得る高さ位置となるように
上流側テーブル11の上下方向位置を設定する。
【0035】更に、粗圧延機7の両作業ロール6a,6
bの間隔を、板厚圧下プレス5から送り出される板厚減
縮後の被成形材料1の板厚、及び粗圧延機7による板厚
減縮量に応じて設定する。
【0036】次いで、保加熱炉4で熱間加工温度に保持
された被成形材料1を、板厚圧下プレス5の上流側金型
30a,30bと下流側金型33a,33bとで順次圧
下成形する。
【0037】このとき、上流側金型30a,30bによ
る被成形材料1の圧下成形と、下流側金型33a,33
bによる被成形材料1の圧下成形とが交互に行なわれる
ので、各金型30a,30b,33a,33bに付与す
べき圧下荷重の軽減を図りつつ、被成形材料1の板厚を
減縮することができる。
【0038】被成形材料1の板厚圧下プレス5で板厚減
縮が行なわれた部分は、ループ機構8の上流側ピンチロ
ール14a,14bと、下流側ピンチロール17a,1
7bを経て、粗圧延機7の両作業ロール6a,6bによ
って圧下成形される。
【0039】また、板厚圧下プレス5での板厚減縮に伴
い、マスフロー現象により被成形材料1が搬送ライン下
流B側へ伸張する材料先進が生じると、被成形材料1の
板厚圧下プレス5と粗圧延機7との間に位置する部分の
下面が、上流側テーブル11の上面に沿って配置された
上流側ローラ13と、下流側テーブル15の上面に沿っ
て配置された下流側ローラ16とに支持され、板厚圧下
プレス5と粗圧延機7との間における被成形材料1の材
料先進が吸収される。
【0040】更に、流体圧シリンダ12で上流側テーブ
ル11を昇降させて、上流側ピンチロール14a,14
b及び上流側ローラ13の上下位置を調整することによ
り、板厚圧下プレス5から送出される被成形材料1が上
方へ曲ろうとする反り上げ、あるいは、被成形材料1が
下方へ曲ろうとする反り下げを抑制することができる。
【0041】このように、図1に示す板厚圧下設備にお
いては、被成形材料1の未圧下成形部分を、板厚圧下プ
レス5の上流側金型30a,30bによって板厚方向へ
圧下成形した後に、当該被成形材料1の板厚減縮完了部
分を、板厚圧下プレス5の下流側金型33a,33bに
よって板厚方向へ圧下成形し、更に被成形材料1の板厚
圧下プレス5による板厚減縮完了部分を、粗圧延機7の
作業ロール6a,6bによって板厚方向へ圧下成形する
ので、被成形材料1を板厚方向へ効率よく圧下成形する
ことができる。
【0042】なお、本発明の板厚圧下方法及び装置は上
述した実施の形態のみに限定されるものではなく、その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え
得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の板厚圧下方
法及び装置によれば下記のような種々の優れた効果を奏
し得る。
【0044】(1)本発明の請求項1に記載した板厚圧
下方法では、被成形材料の未圧下成形部分を、搬送ライ
ン方向に並んだ複数の金型で交互に板厚方向に圧下する
ので、それぞれの金型に付与すべき圧下荷重の軽減を図
ることができる。
【0045】(2)本発明の請求項1に記載した板厚圧
下方法では、複数の金型で板厚減縮を行なった被成形材
料を、更に、作業ロールで板厚方向に圧下するので、被
成形材料を板厚方向に効率よく圧下成形することができ
る。
【0046】(3)本発明の請求項1に記載した板厚圧
下方法では、被成形材料の金型による圧下成形部分を、
搬送ライン最下流寄りの金型と作業ロールとの間で適宜
下方へ弛ませるので、金型での圧下に起因した被成形材
料の材料先進を吸収することができる。
【0047】(4)本発明の請求項2あるいは請求項3
に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、保加熱炉
で加熱した圧下すべき被成形材料を、板厚圧下プレスの
搬送ライン方向に並んだ複数組の金型で板厚方向に交互
に圧下することにより、それぞれの金型に付与すべき圧
下荷重の軽減を図ることができる。
【0048】(5)本発明の請求項2あるいは請求項3
に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、板厚圧下
プレスで板厚減縮を行なった被成形材料を、更に、粗圧
延機で板厚方向に圧下成形するので、被成形材料を板厚
方向に効率よく圧下成形することができる。
【0049】(6)本発明の請求項2あるいは請求項3
に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、被成形材
料の板厚圧下プレスで板厚減縮された部分を、板厚圧下
プレスと粗圧延機との間のループ機構によって下方へ弛
ませるので、板厚圧下プレスでの圧下に起因した被成形
材料の材料先進を吸収することができる。
【0050】(7)本発明の請求項3に記載した板厚圧
下設備では、上流側テーブルとともに、上流側ローラと
上流側ピンチロールとが昇降するので、板厚圧下プレス
から送出される被成形材料の反り上げや反り下げを抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板厚圧下設備の実施の形態の一例の側
方から見た概念図である。
【図2】粗圧延機の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 被成形材料 4 保加熱炉 5 板厚圧下プレス 6a 作業ロール 6b 作業ロール 7 粗圧延機 8 ループ機構 11 上流側テーブル 12 昇降手段(アクチュエータ) 13 上流側ローラ 14 上流側ピンチロール 15 下流側テーブル 16 下流側ローラ 17 下流側ピンチロール 30a 上流側金型 30b 上流側金型 33a 下流側金型 33b 下流側金型 S 搬送ライン A 搬送ライン上流 B 搬送ライン下流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田添 信広 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 藤井 保弘 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 佐藤 一幸 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間加工温度に加熱され且つ搬送ライン
    上流側より下流側へ向かって移動する被成形材料の上下
    から、搬送ライン方向に並べた複数組の金型を被成形材
    料に交互に近接離反させて該被成形材料を板厚方向に圧
    下成形する複数回の板厚減縮を行ない、更に、被形成材
    料の複数回の板厚減縮を行なった部分に上下から作業ロ
    ールを押圧して被成形材料を板厚方向に圧下成形する板
    厚減縮を行なうとともに、搬送ライン最下流寄りに位置
    する金型と作業ロールとの間で、被成形材料を適宜下方
    へ弛ませることを特徴とする板厚圧下方法。
  2. 【請求項2】 搬送ラインに設けた被成形材料加熱用の
    保加熱炉の搬送ライン下流側に、搬送ラインを挟んで上
    下に対峙し且つ被成形材料を板厚方向に圧下し得る複数
    組の金型が搬送ライン方向に縦列に並んだ板厚圧下プレ
    スを設置し、該板厚圧下プレスの搬送ライン下流側に、
    搬送ラインを挟んで上下に対峙し且つ被成形材料を板厚
    方向に圧下し得る作業ロールを備えた粗圧延機を設置
    し、前記の板厚圧下プレスと粗圧延機との間に、被成形
    材料を下方へ弛ませるループ機構を設けたことを特徴と
    する板厚圧下設備。
  3. 【請求項3】 板厚圧下プレスの搬送ライン下流側近傍
    に配置した上流側テーブルと、該上流側テーブルを昇降
    させる昇降手段と、被成形材料に下方から当接し得られ
    且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置が順に低くな
    るように前記の上流側テーブルに設けた複数の上流側ロ
    ーラと、前記の上流側テーブルの搬送ライン上流側寄り
    部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向に挾持し得る
    上流側ピンチロールと、粗圧延機の搬送ライン上流側近
    傍に配置した下流側テーブルと、被成形材料に下方から
    当接し得られ且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置
    が順に高くなるように前記の下流側テーブルに設けた複
    数の下流側ローラと、前記の下流側テーブルの搬送ライ
    ン下流側寄り部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向
    に挾持し得る下流側ピンチロールとによって、ループ機
    構を構成した請求項2に記載の板厚圧下設備。
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