JP4161453B2 - 熱間材料の板厚プレス装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スラブ等を板厚方向にプレスする板厚プレス方法を用いた熱間材料の板厚プレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱延鋼板等の薄板の熱間圧延は、一般に、高温のスラブを粗圧延機により中間厚さに圧延し(この状態の圧延材をシートバーと呼ぶ)、その後、仕上圧延機で最終製品の厚さに圧延している。ここで、スラブの寸法は、スラブを加熱する加熱炉の寸法が上限となる。その結果、転炉1杯分の鋼は、通常10数本のスラブに分割される。
【0003】
粗圧延機から出てくるシートバーは、通常の板の圧延と同様、先後端部にタングやフィッシュテールと呼ばれる形状不良部分が、程度の差はあれ生じている。タングは板幅中央部が舌のように突出したもの、フィッシュテールは板幅両端部が魚の尻尾のように突出したものであり、いずれも正常部より幅が狭いため変形し易い。
【0004】
そのため、これらの形状不良部分を放置しておくと、次工程の仕上圧延機でさらに変形が進み、圧延トラブルの原因となるので、シートバーの段階で切断する。これらの切断された部分(いわゆるクロップ)は、歩留り低下の原因となる。
【0005】
仕上圧延機は、一般に数スタンドからなる連続圧延機であり、板厚の薄くなった鋼帯に張力を付与した状態で圧延を行う。しかしながら、仕上圧延された熱延鋼板の先端部から100m前後の部分は、先端部がコイラに到達するまでの期間、張力が作用しない状態で圧延される。また、この間、先端部は搬送ロールとの衝突や風圧による浮き上がり等により走行が不安定となるため、一般に定常状態(コイラ到達後)の半分近くまで、圧延速度を低下させて圧延せざるを得ない。
【0006】
また、後端部についても、仕上圧延機の最終スタンドを出た後は、張力0となるため形状が劣化する。このような非定常部は、搬送中の温度低下や形状不良に伴う冷却の不均一等により、一般に材質・形状とも定常部に比べて劣る。これらの材質・形状不良、あるいは形状不良に伴う蛇行等による圧延トラブルは、歩留りを低下させる原因となる。
【0007】
仕上圧延における歩留りの向上については、複数のシートバーを接続して仕上げ圧延を行う方法が開発されている。例えば、特開平4−89109号公報(従来技術1)には、先行するシートバーの後端部に後続のシートバーの先端部を順次接合して、複数のシートバーに対して連続的に仕上げ圧延を行う方法が提案されている。
【0008】
この技術では、接合された前後端部についても、定常状態と同様の圧延が可能となるので、上記の前後端部(非定常部)の歩留りが向上する。また、先端部についても、定常状態(コイラ到達後)と同じ圧延速度で圧延することが可能となるので、圧延能率が向上する。さらに、複数のシートバーを接続して圧延するので、間欠的に圧延する場合よりも圧延能率が向上する。
【0009】
これとは別に、複数のスラブの接合、あるいは連続鋳造スラブの直接圧延等、長尺のシートバーを製造する方法も提案されている。複数のスラブを接合する方法としては、特開昭57−106403号公報(従来技術2)には、先行するスラブの後端部に後続のスラブの先端部を順次接合して、これら接合された複数のスラブを、プラネタリミル群により連続的にシートバーに圧延する方法が提案されている。
【0010】
また、特開昭59−92103号公報(従来技術3)には、転炉1杯分のスラブを大圧下圧延機によりシートバーとし、そのままコイルに巻取り、その後このシートバーのコイルを巻戻して仕上圧延を行う方法が提案されている。同様に、特開昭59−85305号公報(従来技術4)には、特殊な連続鋳造機(ロータリキャスタと称している)により高速鋳造されたスラブを、圧延によりシートバーとし、一旦コイルボックスの中に巻き取った後、仕上圧延を行う方法が提案されている。
【0011】
これらの長尺のシートバーを製造する方法によれば、クロップの切断は、長尺のシートバーの先後端部だけでよく、個々のスラブ毎のクロップ発生がなくなるので、その分、歩留りが向上する。さらに、これらの方法では、仕上圧延においても、前述の複数のシートバーを接続して仕上げ圧延を行う方法と同様の効果が得られることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの従来技術1〜4には、次のような問題点がある。
まず、従来技術1に記載の技術では、複数のシートバーを接合するためには、シートバーの先後端部の形状不良部分を切断する必要がある。従って、クロップ発生による歩留り低下の問題は、依然として解決されていない。さらに、シートバーの接合部は、他の部分に比べて強度が低く、仕上圧延の最中に接合部で破断して、ライン停止を余儀なくされるおそれがある。また、シートバーの接合は実際には溶接により行われるため、接合部の組織が粗大化し、材質不良あるいは表面割れ発生の原因となる可能性もある。
【0013】
従来技術2に記載の複数のスラブを接合する方法は、接合するスラブは板厚が厚いため、短時間で完全に接合するのは困難である。また、仮に短時間で接合できたとしても、大圧下で圧延すると接合部に静水圧成分の他に、引張り応力が作用して接合面が剥離する。そのため、圧下率を小さくする必要があり、粗圧延の能率が低下する。
【0014】
従来技術3、従来技術4に記載の連続鋳造されたスラブを直接圧延する方法では、鋳造速度の制限から、圧延の能率を低下させるという問題がある。鋳造能力(単位時間当り重量)は、後者の公報によれば10mpmの鋳造速度が可能としているが、現実には操業上および品質上の観点から、このような高速の鋳造に成功したという報告例はない。
【0015】
これらの従来技術のように、連続鋳造されたスラブを直接圧延する方法では、鋳造速度の制限から、粗圧延機の初段の圧延速度は、速くても数m/min前後に抑えられる。これは、圧延機のロール回転数にすると1rpm前後となり超低速の圧延となる。その結果、圧延機のロールが1200℃前後の高温の材料と長時間(数秒)接触することになるため、ロールの表面割れや変形あるいは焼付きが発生するという問題がある。従って、小規模な場合はともかく、熱延鋼板の製造のように大規模かつ高温材料を対象とした設備では、実現困難と言える。
【0016】
また、シートバーをコイルに巻き取る方法では、通常の薄板の熱延工場に適用した場合、これらのシートバーのコイルは製品コイルの数個分を想定しており、100トン近くの巨大なコイルとなる。その結果、巻取り装置等のコイリング設備が巨大化することが避けられず、設備コスト、工場のスペース等の観点から問題である。
【0017】
この発明は、以上のような従来技術の問題点を解決し、シートバーやスラブの接合をすることなく、長尺のシートバーを使用することが可能な熱間材料の板厚プレス装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、次の比較例に係る発明及び本発明により解決される。
(1)比較例1に係る発明は、長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるため板厚プレス装置であり、材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、入り側又は出側の少なくとも一方に配置された、材料の板厚方向の位置を拘束するための材料拘束手段とを具備することを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置である。
【0019】
この装置は、連続鋳造されたスラブについて、粗圧延の前段の圧延を行う代りに板厚方向のプレスを行う場合等、長尺の板状の熱間材料の板厚プレスに用いる。この場合の圧下率は、鋳造欠陥等の内部欠陥の発生率の観点から0.3以上とすることが望ましい。後述のように、圧下率を0.3以上とすることにより、内部欠陥の発生率を0.01%以下に抑えることができる。
【0020】
次に、入り側の傾斜部と出側の平行部を備えた一対の金型を用いてプレス加工を行うが、金型の入り側に傾斜部を設けているのは、金型の端部で材料に段差が生じないようにするためである。金型の入り側の傾斜部と接触した部分は、圧下率が平行部の0.3以上から非接触部の0まで連続的に変化するので、段差発生による表面割れ等のトラブルが防止できる。
【0021】
ところで、板厚プレス加工においても圧延の場合と同様、材料の反りが発生することがある。この反りが発生する原因としては、材料の温度分布の不均一やパスラインのずれ(金型の中心と材料の板厚中心とのずれ)、あるいは、双方の金型の摩擦係数の違い等が考えられる。反りの発生は、これらの何らかの不均一を解消することにより、原理的には可能であるが、温度分布や金型の摩擦係数等は、一般には均一化することが困難である。
【0022】
反りが発生すると、材料が板厚プレス装置本体やその周辺装置に接触して、装置を損傷したり、それに至らない場合でも、次工程の圧延等の操業安定性を損なうことがある。例えば材料先端部に反りが発生すると、次工程の装置に装入できなくなる。また、材料先端部が下向きに反る下反りが発生すると、搬送テーブルで搬送ロール等に衝突するなど、操業トラブルの原因となる。又、上反りが発生すると、やはり次工程の装置に装入できなくなり、甚だしい場合は、180度以上の反りとなって材料が戻って来ることにより、板厚プレス装置本体を破損するおそれがある。
【0023】
このような反りは、板厚プレス装置の出側に発生し易いが、入側においても、材料の後端部では反りが発生することがある。この場合も、板厚プレス装置本体や入側の搬送テーブルの破損を招く。
【0024】
比較例1に係る発明では、材料拘束手段を備えているので、材料の板厚方向の位置を拘束することができる。従って、反りの発生を防止することができ、これらの反りの発生に伴うトラブルを防止できる。
【0025】
(2)比較例1に係る発明において、前記材料拘束手段は、材料の板厚方向の位置を調節する板厚方向位置調節機構を有することを特徴とする。
【0026】
この発明では、材料拘束手段により材料の板厚方向の位置を調節できるので、単に材料の反りを拘束するだけではなく、反りの発生を低減できる。これは、反りの大きさおよび方向が、金型の中心と材料の板厚中央との位置関係により変化することを、利用している。材料に反りが発生した場合は、それと反対の方向に反りが発生するよう、金型と材料の板厚方向の相対位置を調節することにより、反りが相殺される。このようにして、反りの発生およびその大きさを低減することができる。
【0027】
(3)第1の発明は、長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるための板厚プレス装置であり、材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、これらの金型を周期的に往復運動させる金型往復手段と、材料の反りを検出する反り検出手段と、その検出結果を用いて前記金型往復手段を制御して一対の金型の往復運動の位相差を制御する位相差制御手段とを具備し、前記一対の金型に位相差を持たせて駆動させることにより、位相の早い方の金型を先に熱間材料に接触し、双方の金型の中心点を位相の遅い方の金型の方向に移動させることを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置である
【0028】
第1の発明では、板厚プレス装置本体の金型を周期的に往復運動させる。通常は、双方の金型は同時に運動しており、位相差は0である。しかし、双方の金型の運動に位相差がある場合、双方の金型の中心点は一方に移動する。具体的には、位相の早い方の金型が先に材料に接触し、双方の金型の中心点は位相の遅い方の金型の方向に移動する。このようにして、この発明では、双方の金型に位相差を持たせて駆動することにより、双方の金型の中心点の位置の調節を図ることができる。
【0029】
そこで、第1の発明では、反り検出手段により材料の反りを検出し、位相差制御手段により、金型往復手段を制御して双方の金型の往復運動の位相差を制御する。このようにして、前述と同様、金型と材料の板厚方向の相対位置を調節することにより、反りの発生およびその大きさを低減することができる。
【0030】
(4)第2の発明は、長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるための板厚プレス装置であり、熱間材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、入り側又は出側の少なくとも一方に設けられ,熱間材料の流れ方向に延びたフレームを上下動する昇降機構を備えた搬送テーブルと、材料の反りを検出する反り検出手段と、その検出結果を用いて昇降機構を制御する昇降機構制御手段とを具備し、昇降機構により搬送テーブルを昇降させて熱間材料の板厚方向の位置を調節することを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置である。
【0031】
第2の発明では、搬送テーブルが昇降機構を有しており、材料の板厚方向の位置を調節することができる。そこで、反り検出手段により材料の反りを検出し、昇降機構制御手段により、昇降機構を制御して搬送テーブルの位置を調節する。このようにして、前述と同様、金型と材料の板厚方向の相対位置を調節することにより、反りの発生およびその大きさを低減することができる。
【0032】
(5)第3の発明は、長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるための板厚プレス装置であり、材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、材料の位置に対してこの一対の金型の中心の位置を調整する金型位置調整機構と、材料の反りを検出する反り検出手段と、その検出結果を用いて前記金型位置調整機構を制御する金型位置制御手段とを具備することを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置である。
【0033】
第3の発明では、金型位置調整機構を備えているので、一対の金型の中心の位置を調整することができる。そこで、反り検出手段により材料の反りを検出し、金型位置制御手段により、金型位置調整機構を制御して一対の金型の中心の位置を調節する。このようにして、前述と同様、金型と材料の板厚方向の相対位置を調節することにより、反りの発生およびその大きさを低減することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1を参照して説明する。ここで、図1は、この発明の実施に用いる連続鋳造・熱延鋼帯製造設備列の一例を示す説明図である。
【0037】
この連続鋳造・鋳造鋼帯製造設備列は、連続鋳造設備と熱間圧延工程とを直結した直送圧延技術を利用し、熱延鋼帯コイル複数本分に相当しかつ最大で転炉11チャージ分に相当する長さのスラブを連続鋳造し、直送圧延(但し、一部で圧延以外の加工を行う)を行うことを可能とする設備であり、熱間スラブを連続鋳造する連続鋳造設備と、該連続鋳造設備で連続鋳造された熱間スラブをシートバーに減厚加工する粗加工設備と、該粗加工設備で得られたシートバーを圧延して所定の板厚の熱延鋼帯とする仕上圧延機構群と、前記熱延鋼帯を巻き取るコイラをこの順に配置した設備構成を有する。
【0038】
図1において、符番1は連続鋳造設備、符番2は粗加工設備、符番3は仕上圧延機構群、符番4は走間シャー、符番5a,5bはコイラである。ここで、前記粗加工設備2の減厚加工手段を、前段の一対の金型6a,6bと、後段の粗圧延機7とで構成している。前記金型6a,6bは、夫々入り側が傾斜部8、出側が平坦部9となっており、スラブをプレスの途中の段階ではテ−パ状に加工する。前記連続鋳造設備1と粗加工設備間のオフラインには、通常長さのスラブを加熱する加熱炉10が併設している。前記粗加工設備2と仕上圧延機群3との間に、シートバーの板端及び/又は板全面を加熱できる加熱装置11を設けている。
【0039】
こうした構成の連続鋳造・鋳造鋼帯製造設備列において、長尺の連続鋳造スラブ20は、切断しないまま粗加工設備2に供給し、この粗加工設備2の金型6a,6bで鍛造加工してシートバー厚さまで減厚し(板厚方向にプレス加工し)、その後連続的に粗圧延機7にて圧延してシートバーとし、引き続き仕上圧延機構群3にて所定の製品板厚まで圧延して熱圧鋼帯21とする。なお、板厚方向のプレス加工は、材料(連続鋳造スラブ12)を所定の送り量で移動しながら繰り返して行われる。次に、熱延鋼帯13を先ずコイラ5aで巻き取り、製品コイルとして所定の巻き取り長さになったところで走間シャー4によって走行中の鋼帯21を切断し、この切断部より後行の鋼帯13をコイラ5bで巻き取る。そして、このコイラ5bについても製品コイルとして所定の巻き取り長さになったところで走間シャー4によって鋼帯13を切断し、上記と同様に鋼帯13を巻き取るコイラをコイラ5bからコイラ5aへと切り替える。
【0040】
図2は、板厚プレスにおける鍛造圧下率(%)と内部欠陥の発生率(%)の関係を示す図である。材料には、板厚100mmおよび200mmの連続鋳造スラブを用い、内部欠陥の発生率は通常の金属組織検査(マクロ腐食法)により行った。いずれの材料についても、鍛造圧下率0.3でほぼ許容範囲の0.01%となる。
【0041】
比較例1
図3は、比較例1を示す熱間材料の板厚プレス装置の説明図である。なお、図1と同部材は同符号を付して説明を省略する。
金型6a,6bは、上下に夫々に設けられた金型ホルダー21a,21bに固定されている。前記金型6a,6bを上下動することでスラブ12を圧下する。前記金型ホルダー21a,21b及び金型6a,6bを備えた板厚プレス装置本体20の前後(スラブ12の入り側と出側)には、夫々反り防止装置(材料拘束手段)28が配置されている。ここで、反り防止装置28としては、通常のピンチロール等を用いることができる。
【0042】
こうした構成の板厚プレス装置において、スラブ12等の材料は、板厚プレス装置本体20に連続的に供給され、板厚方向にプレスされる。その際、板厚プレス装置本体20の前後(入・出側)に設けられた反り防止装置28が、スラブ12をその表裏の面から拘束する。なお、スラブ12に対する拘束力は、油圧シリンダ等で適切に制御することができる。
【0043】
上記比較例1においては、反り防止装置28により、板厚プレス加工により仮にスラブ12に反りが発生する状況となっても、板厚方向からの拘束力により、反りが抑制される。
なお、前記反り防止装置28の設置位置は、スラブの入り側又は出側の少なくとも一方に設置すれば、反り防止の効果が得られるが、一般には出側の方が効果的である。
【0044】
比較例2
比較例2では、上記比較例1において、材料の表裏面(図1ではスラブ12の上下面)の反り列防止装置28が、図示しない板厚方向位置調節機構を有していることを特徴とする。これにより、材料の板厚方向の位置を調節することができる。これにより、材料の表裏面に対して、等しいプレス加工を施すことができるので、プレス加工の不均一を原因とする材料の反りが防止できる。なお、表裏面の温度差等、材料の不均一を原因とする反りに対しても、板厚方向の位置を調節することにより、その影響をキャンセルできるという効果もある。
【0045】
この板厚方向の位置調節の具体的な制御方法については、別途、材料の板厚方向の位置を検出して、板厚方向位置調節機構を制御することで実現できる。その場合の制御は、位置検出結果について、板厚プレス装置の材料の中心位置を基準として、位置の偏差等を出力することにより行う。板厚方向位置調節機構は図示はしていないが、通常の油圧制御機器により容易に実現できる。
【0046】
実施形態1
図4は、本発明の実施形態1を示す熱間材料の板厚プレス装置の説明図である。なお、図1、図3と同部材は同符号を付して説明を省略する。
図中の符番31は、板厚プレス装置本体である。この板厚プレス装置本体31は、ハウジング32と、上部軸箱33と、下部軸箱34と、上下の回転軸35a,35bと、上下のロッド36a,36bと、上下のロッドサポート37a,37bと、上下の金型6a,6bとによって構成されている。
【0047】
前記ハウジング32は、スラブ12が横方向へ搬送される搬送ラインSの幅方向の両側に立設されかつ垂直方向へ伸びるウインド部38を有する。前記軸箱33は、ウインド部38の上端部に上下方向へ摺動し得るように嵌入されており、ハウジング32の上部に設けられかつ駆動装置(図示せず)により捻転される調整用ねじ39によって上下方向の位置が決められるようになっている。
【0048】
前記下部軸箱34は、各ハウジング32のウインド部38の下端部に上下方向へ摺動し得るように嵌設されており、ハウジング32の下部に設けられかつ駆動装置(図示せず)により捻転される調整用ねじ39によって上下方向の位置が決められるようになっている。前記回転軸35a,35bは、軸線方向中間部に偏心部40を有しかつ両端部が前記の上部軸箱33と下部軸箱34との夫々によって支承され、更に一端がユニバーサルジョイントを介して駆動装置(図示せず)に連結されている。
【0049】
上下の各ロッド36a,36bの基端部は、各回転軸35a,35bの夫々の偏心部40に転がり軸受41を介して外嵌され、また各ロッド36a,36bの先端部にはボールジョイント(図示せず)を介して金型座42a,42bが連結されている。金型座42a,42bには、ロッド36a,36bに枢着された流体圧シリンダー43のピストンロッドが連結されており、該流体圧シリンダー43の作動によって金型座42a,42bに装着される金型6a,6bの搬送ラインSに対する角度を調整し得るようになっている。
【0050】
前記各ロッドサポート箱37a,37bは、前記各ロッド36a,36bの夫々の中間部を、略中央部に嵌着された球面軸受(図示せず)を介して支持し、また前記ウインド部38に上下方向へ摺動し得るように嵌入されている。前記金型6a,6bは、前記金型座42a,42bの夫々に着脱自在に装着されており、回転軸35a,35bの回転に伴いロッド36a,36bを介して駆動され、相互に同調して搬送ラインSに対して近接離反し得るようになっている。
【0051】
上流側テーブル43は、プレス装置本体31の搬送ライン上流A側に搬送ラインSに沿って略水平に延びるように設けられた固定フレーム44と、この固定フレーム44上に、プレス装置本体31の各金型6a,6bの間に挿通すべきスラブ12の下面を略水平に支持し得るように搬送ライン方向へ所定の間隔を隔てて回転自在に設けられた複数の上流側テーブルロール45とによって構成されている。
【0052】
第1の昇降テーブル46は、プレス装置本体31の搬送ライン下流B側の直近に搬送ラインSに沿って略水平に延びかつ昇降可能に設けられた第1の昇降フレーム47と、この昇降フレーム47上に、プレス装置本体31の各金型6a,6bの間から送り出されるスラブ12の下面を支持し得るように搬送ライン方向へ所定の間隔を隔てて回転自在に設けられた複数の昇降テーブルロール48とによって構成されている。
【0053】
前記第1の昇降フレーム47は、搬送ラインSの下方の床面49の所定位置に立設された複数のガイド部材50と、このガイド部材50に沿って昇降し得るように形成された脚部を有するフレーム本体51とからなる。このフレーム本体51には、フレーム本体51の長手方向に処置の間隔を隔てて配置されかつ床面49に枢着された流体圧シリンダ52のピストンロッドが連結されており、前記流体圧シリンダ52の作動によってフレーム本体51を略水平状態で昇降させ、搬送ラインSに対する各昇降テーブルローラ48の高さを調整し得るようになっている。
【0054】
第2の昇降テーブル53は、第1の昇降テーブル46の搬送ライン下流B側に搬送ラインSに沿って延びかつ昇降可能に設けられた第2の昇降フレーム54と、この昇降フレーム54上に、第1の昇降テーブル46から送り出されるスラブ12の下面を支持し得るように搬送ライン方向へ所定の間隔を隔てて回転自在に設けられた複数の昇降テーブルローラ55とによって構成されている。
【0055】
第2の昇降フレーム54は、搬送ラインSの下方の床面49の所定位置に立設された複数のガイド部材56と、このガイド部材56に沿って昇降し得るように形成された脚部57と、この脚部57の上部に枢支されたフレーム本体58とからなる。このフレーム本体58には、フレーム本体58の長手方向に所定の間隔を隔てて配置されかつ床面49に枢着された複数の流体圧シリンダ59のピストンロッドが連結されている。
【0056】
前記各流体圧シリンダ59は、夫々が個別に作動するようになっており、該各流体圧シリンダ59を個別に作動させることによって、第2の昇降テーブル53の搬送ラインS上流側端部の高さが第1の昇降テーブル56の高さと一致しかつ搬送ラインS下流側端部の高さが後述の下流側テーブル60の高さより僅かに高い位置を占めるように第2の昇降フレーム54を昇降させ得よるようになっている。
【0057】
なお、前記の第1の昇降テーブル46及び第2の昇降テーブル53は、夫々が備えている流体圧シリンダ52,59の作動によって前記上流側テーブル47と略同一高さの水平位置に降下できるようになっている。
【0058】
下流側テーブル60は、第2の昇降テーブル53の搬送ライン下流B側に搬送ラインSに沿って略水平に延びるように設けられた固定フレーム61と、この固定フレーム61上に、第2の昇降テーブル53から送り出されたスラブ12の下面を、前記上流側テーブル43と略同一高さで略水平に支持し得るように搬送ライン方向へ所定の間隔を隔てて回転自在に設けられた複数の下流側テーブルローラ62とによって構成されている。
【0059】
前記スラブ12の表裏面には、スラブ12の反りを検出する反り検出手段63が設けられている。この反り検出手段63には、スラブ12の反りを検出し、その検出結果を送信するモータコントローラ(位相差制御手段)64が電気的に接続されている。前記モータコントローラ64には、金型6a,6bを周期的に往復運動させるモータ(金型往復手段)65が電気的に接続されている。
【0060】
この例では、反り検出手段63として、図示したようなピンチロールや,材料上面あるいは下面の位置を検出する接触あるいは非接触の距離計などを用いることができる。図の場合,反り検出手段63のピンチロールを材料の表裏面に接触させ、ピンチロールの位置の変動により反りを検出する。反り検出手段63は、この反り検出の情報、即ち接触ロールの位置情報を、エンコーダ等で信号としてモータコントローラ64に送信する。
【0061】
モータコントローラ64は、この反り検出の情報から、所定の数式等に基づき、金型の往復運動の位相差を決定する。次いで、この位相差で金型を往復運動させるため、金型のモータ65を制御して双方の金型の往復運動のタイミングを調節する。
【0062】
双方の金型6a,6bの運動に位相差がある場合、双方の金型6a,6bの中心点は一方に移動する。具体的には、位相の早い方の金型が先に移動するため、双方の金型6a,6bの中心点は、位相の遅い方の金型の方向に移動する。このようにして、この発明では、双方の金型6a,6bに位相差を持たせて駆動することにより、双方の金型6a,6bの中心点の位置の調節を図ることができる。
【0063】
上記実施態様1によれば、反り検出手段63によりスラブ12の反りを検出し、モータコントローラ64により、モータ(金型往復手段)65を制御して双方の金型6a,6bの往復運動の位相差を制御するため、前述と同様、金型6a,6bとスラブ12の板厚方向の相対位置を調節することにより、スラブ12の反りの発生及びその大きさを低減することができる。
【0064】
実施形態2
図5は、本発明の実施形態2を示す熱間材料の板厚プレス装置の説明図である。なお、図1、図3と同部材は同符号を付して説明を省略する。
【0065】
金型6a,6bは、上下に夫々設けられた金型ホルダー21a,21bに固定されている。ここで、金型ホルダー21a,21bに固定された金型6a,6bを上下動してスラブ12を圧下するとともに、スラブ流れ方向に往復動する。金型6a,6bのスラブ12の入り側と出側には夫々入側搬送装置22と出側搬送装置23とが設けられており、夫々の搬送装置22,23はスラブ12の表裏面に設けられた反り検出器(反り検出手段)24及び搬送テーブル25から構成されている。前記反り検出器24が材料の反りを検出すると、その検出結果がコントローラ(昇降機構制御手段)26に送信される。
【0066】
前記搬送テーブル25は、スラブ12の流れ方向に伸びたフレーム25aと、このフレーム25a上に配置された複数の搬送ロール25bと、フレーム25aの上下動を案内する昇降ガイド25cと、フレーム25aを上下動する昇降シリンダ(昇降機構)25dから構成されている。なお、昇降は平行リフトでも傾斜方法(チルチング法)でもよい。コントローラ26は、金型ホルダー21a,21b、反り検出器24及び搬送テーブル25を制御する。
【0067】
前記反り検出器24としては、図示したようなピンチロールや,材料上面あるいは下面の位置を検出する接触あるいは非接触の距離計などを用いることができる。図の場合,反り検出器24は、この反り検出器の情報、即ちピンチロールの位置情報を、コントローラ26に送信する。コントローラ26は、この反り検出器の情報に基づき、昇降シリンダ25dの油圧機器等を制御する。昇降シリンダ25dは、入り側あるいは出側の搬送テーブル25、25を昇降させ、材料の位置調節を行う。なお、コントローラ26による制御は通常のPID制御等でよいが、プレス加工に伴う振動を拾わないように、係数を設定することは言うまでもない。
【0068】
図5の動作は次の通りである。即ち、コントローラ26には予め投入されるスラブ12の厚みやプレスの圧下量が与えられるので、このデータに基づき、入側搬送装置22の反り検出器24及び搬送テーブル25の搬送高さを、プレス(これはプレス固有の高さ)に対して投入されるスラブ12の厚みの1/2を引いた高さに設定し、出側搬送装置23の反り検出器24及び搬送テーブル25の搬送高さを、プレス中心線に対してプレス後のスラブ12の厚みの1/2を引いた高さに設定する。また、入側と出側の反り検出器24の上側のロールは上限まで上げておき、金型6a,6bも限度まで開いておく。この状態でスラブ12を金型6a,6bの入側まで搬入し、金型6a,6bで圧下しつつ往方向(スラブ12の流れ方向)運動により送り出して行く。
【0069】
上記実施形態2によれば、搬送テーブル25が昇降シリンダ25dを有しているため、スラブ12の板厚方向の位置を調節することができ、反り検出器24によりスラブ12の反りを検出し、コントローラ26により昇降シリンダ25dを制御して搬送テーブル25の位置を調節することができる。従って、前述と同様、金型6a,6bとスラブ12の板厚方向の相対位置を調節することにより、スラブ12の反りの発生及びその大きさを低減できる。
【0070】
実施形態3
図6は、本発明の実施形態3を示す熱間材料の板厚プレス装置の説明図である。なお、図1、図3、図4と同部材は同符号を付して説明を省略する。また、本実施形態3は、上述した実施形態1と大部分が似ているため、要部のみを説明する。
【0071】
図6は、スラブ12の表裏面に設けられた反り検出手段63でスラブ12の反りを検出し、その検出結果を高さ調整装置(金型位置制御手段)70に送信するとともに、高さ調整装置70からの反り検出の情報に基づき、金型位置調整機構71に制御信号を送信する用にしたことを特徴とする。ここで、金型位置調整機構71は、双方の金型6a,6bを昇降させ、金型6a,6bの位置調節を行う。金型位置調整機構71としては、ここではスクリュー機構により位置調整を行っている。その他油圧機器等で実現することもできる。
【0072】
上記実施形態3によれば、高さ調整装置70を備えているので、一対の金型6a,6bの中心の位置を調整することができる。そこで、反り検出手段63によりスラブ12の反りを検出し、コントローラ26により高さ調整装置70を制御して一対の金型6a,6bの中心の位置を調節する。このようにして、前述と同様、金型6a,6bとスラブ12の板厚中央との板厚方向の相対位置を調節することにより、スラブ12の反りの発生及びその大きさを低減することができる。
【0073】
【発明の効果】
この発明は、連続鋳造されたスラブを、板厚方向のプレス加工を行い、引き続き連続的に圧延してシートバーとすることにより、シートバーやスラブの接合をすることなく、長尺のシートバーを得ることができる。プレス加工では、圧延に比べて加工歪を大きくできるので、内部欠陥の発生率の低減が可能となる。
【0074】
さらにこの発明では、材料の板厚方向の拘束により、あるいは、2つの金型の往復運動の位相差の調節や搬送テーブル又は金型の位置調節により、金型の中心と材料の位置関係を調節することにより、板厚プレス加工における反りの発生の低減ないし防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に用いる連続鋳造・熱延鋼帯製造設備の一例を示す説明図。
【図2】 鍛造圧下率と内部欠陥の発生率の関係を示す特性図。
【図3】 比較例1に係る熱間材料の板厚プレス装置の説明図。
【図4】 比較例2に係る熱間材料の板厚プレス装置の説明図。
【図5】 本発明の実施形態1に係る熱間材料の板厚プレス装置の説明図。
【図6】 本発明の実施形態2に係る熱間材料の板厚プレス装置の説明図。
【符号の説明】
1…連続鋳造設備、2…粗加工設備、3…仕上圧延機構群、4…走間シャー、5a,5b…コイラ、6a,6b…金型、7…粗圧延機、8…傾斜部、9…平坦部、12…連続鋳造スラブ、20…板厚プレス装置本体、21a,21b…金型ホルダー、22…入側搬送装置、23…出側搬送装置、24…反り検出器、25…搬送テーブル、25a…フレーム、25b…搬送ロール、25c…昇降ガイド、25d…昇降シリンダー、26…コントローラ、28…反り防止装置、63…反り検出手段、70…高さ調整装置、71…金型位置調整機構。

Claims (3)

  1. 長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるための板厚プレス装置であり、材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、これらの金型を周期的に往復運動させる金型往復手段と、材料の反りを検出する反り検出手段と、その検出結果を用いて前記金型往復手段を制御して一対の金型の往復運動の位相差を制御する位相差制御手段とを具備し、前記一対の金型に位相差を持たせて駆動させることにより、位相の早い方の金型を先に熱間材料に接触し、双方の金型の中心点を位相の遅い方の金型の方向に移動させることを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置。
  2. 長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるための板厚プレス装置であり、熱間材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、入り側又は出側の少なくとも一方に設けられ,熱間材料の流れ方向に延びたフレームを上下動する昇降機構を備えた搬送テーブルと、材料の反りを検出する反り検出手段と、その検出結果を用いて昇降機構を制御する昇降機構制御手段とを具備し、昇降機構により搬送テーブルを昇降させて熱間材料の板厚方向の位置を調節することを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置。
  3. 長尺の板状の熱間材料に板厚方向にプレス加工を加えるための板厚プレス装置であり、材料の入り側に傾斜部、出側に平行部が形成された一対の金型と、材料の位置に対してこの一対の金型の中心の位置を調整する金型位置調整機構と、材料の反りを検出する反り検出手段と、その検出結果を用いて前記金型位置調整機構を制御する金型位置制御手段とを具備することを特徴とする熱間材料の板厚プレス装置。
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