JP2001112663A - 液体吐出方法及びその装置並びにこれを用いた手洗い装置 - Google Patents

液体吐出方法及びその装置並びにこれを用いた手洗い装置

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JP2001112663A
JP2001112663A JP29484799A JP29484799A JP2001112663A JP 2001112663 A JP2001112663 A JP 2001112663A JP 29484799 A JP29484799 A JP 29484799A JP 29484799 A JP29484799 A JP 29484799A JP 2001112663 A JP2001112663 A JP 2001112663A
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liquid
pressure air
discharge port
soap
drying
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JP29484799A
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English (en)
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Hiroaki Kodama
浩明 児玉
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Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウン及び装置の小型化を図る。 【解決手段】 乾燥用空気吐出口2aから吐出させて使
用者の手を乾燥させるための高圧空気を供給するターボ
ファン14から供給される高圧空気を、電磁弁16〜1
8で切り替えて、水石鹸9及び消毒液11を収容したタ
ンク10,12内に供給する。タンク10,12内に供
給された高圧空気の圧力によって、水石鹸9及び消毒液
11を吐出口3a,4aから吐出させる。これにより、
乾燥用の高圧空気を供給するターボファン14が、タン
ク10,12内の水石鹸9及び消毒液11を吐出させる
ためのアクチュエータとして兼用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内に収容され
た液体を所定の吐出口から吐出させる液体吐出方法及び
その装置に関するものである。また、本発明は、この液
体吐出装置を用いた、洗面所等において使用者が手を洗
うための手洗い装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の装置において、容器内
に収容された液体を所定の吐出口から吐出させることが
行われているが、当該装置自体にあるいは当該装置の付
近に、被乾燥体を乾燥させるための空気を吐出させる吐
出口が設けられているものもある。
【0003】例えば、従来から、洗浄液としての水又は
湯等を吐出する洗浄液吐水口の他に、使用者の手を乾燥
させるための空気を吐出させる乾燥用空気吐出口や、石
鹸液を吐出させる石鹸液吐出口あるいはムース状石鹸を
吐出させるムース状石鹸吐出口や、アルコール等の消毒
液を吐出させる消毒液吐出口などを有する手洗い装置
が、提供されている。水石鹸及び消毒液は、それぞれタ
ンク等の容器に収容されている。
【0004】このような従来の手洗い装置では、乾燥用
空気として高圧空気を供給する乾燥専用のターボファン
や空気圧縮機などの高圧空気供給部が設けられている。
また、石鹸液を吐出口から吐出させる場合には、石鹸液
吐出専用に設けられたポンプによって、容器内の石鹸液
を負圧にして引っ張って石鹸液に吐出圧を与えている。
さらに、石鹸液を空気と混合してムース状石鹸として吐
出口から吐出させる場合には、容器内の石鹸液を混合部
に供給する専用のポンプが設けられるとともに、ムース
状石鹸生成用の空気を供給する専用のエアーポンプが設
けられている。また、前述したような従来の手洗い装置
では、消毒液吐出専用に設けられたポンプによって、消
毒液に吐出圧を与えている。
【0005】このように、従来の手洗い装置では、乾燥
用空気を供給する高圧空気供給部とは別に、液体(石鹸
液、ムース状石鹸、消毒液等)に吐出圧を与える専用の
ポンプ等のアクチュエータが設けられていた。
【0006】そして、このような事情は、手洗い装置の
みならず、他の種々の装置においても同様であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の手洗い装置等の種々の装置では、前述したように、
乾燥用空気を供給する高圧空気供給部とは別に、液体
(石鹸液、ムース状石鹸、消毒液等)に吐出圧を与える
専用のポンプ等のアクチュエータが設けられていたた
め、アクチュエータの数が増え、コストアップを免れな
いとともに装置の大型化を招いていた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、コストダウン及び装置の小型化を図ることが
できる、液体吐出方法及びその装置並びに手洗い装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による液体吐出方法は、容器内
に収容された液体を所定の吐出口から吐出させる液体吐
出方法において、乾燥用空気吐出口から吐出させて被乾
燥体を乾燥させるための高圧空気を供給する高圧空気供
給部から供給される高圧空気を、前記乾燥用空気吐出口
から切り替えて前記容器内に供給し、前記容器内に供給
された高圧空気の圧力により前記液体を前記吐出口から
吐出させるものである。
【0010】この第1の態様によれば、乾燥用の高圧空
気を供給する高圧空気供給部が、容器内の液体を吐出さ
せるためのアクチュエータとして兼用されることとな
る。したがって、液体吐出用として別個にポンプ等のア
クチュエータを設ける必要がなくなり、コストダウン及
び装置の小型化を図ることができる。
【0011】本発明の第2の態様による液体吐出方法
は、容器内に収容された液体を混合部にて空気と混合し
てムース状にして所定の吐出口から吐出させる液体吐出
方法において、乾燥用空気吐出口から吐出させて被乾燥
体を乾燥させるための高圧空気を供給する高圧空気供給
部から供給される高圧空気を、前記乾燥用空気吐出口か
ら切り替えて前記容器内及び前記混合部に供給し、前記
容器内に供給された高圧空気の圧力により前記液体を前
記混合部に供給し、前記混合部に供給された高圧空気及
び前記液体を前記混合部にて混合してムース状にし、ム
ース状となった液体を前記吐出口から吐出させるもので
ある。前記液体としては、例えば石鹸液を挙げることが
できるが、これに限定されるものではない。
【0012】この第2の態様によれば、乾燥用の高圧空
気を供給する高圧空気供給部が、容器内の液体を混合部
に供給するためのアクチュエータとしても、またムース
状にするための空気を混合部に供給するアクチュエータ
としても兼用されることとなる。したがって、混合部へ
の液体供給用及び空気供給用として別個にポンプ等のア
クチュエータを設ける必要がなくなり、コストダウン及
び装置の小型化を図ることができる。
【0013】本発明の第3の態様による液体吐出装置
は、容器内に収容された液体を所定の吐出口から吐出さ
せる液体吐出装置において、乾燥用空気吐出口から吐出
させて被乾燥体を乾燥させるための高圧空気を供給する
高圧空気供給部から供給される高圧空気を、前記乾燥用
空気吐出口から切り替えて前記容器内に供給する切り替
え部を備えたものである。
【0014】この第3の態様によれば、前記第1の態様
による液体吐出方法が実現され、前記第1の態様と同様
の利点が得られる。
【0015】本発明の第4の態様による液体吐出装置
は、容器内に収容された液体を混合部にて空気と混合し
てムース状にして所定の吐出口から吐出させる液体吐出
装置において、乾燥用空気吐出口から吐出させて被乾燥
体を乾燥させるための高圧空気を供給する高圧空気供給
部から供給される高圧空気を、前記乾燥用空気吐出口か
ら切り替えて前記容器内及び前記混合部に供給する切り
替え部を備えたものである。
【0016】この第4の態様によれば、前記第2の態様
による液体吐出方法が実現され、前記第2の態様と同様
の利点が得られる。
【0017】本発明の第5の態様による液体吐出装置
は、前記第3又は第4の態様による液体吐出装置におい
て、前記吐出口からの前記液体の吐出時には、前記高圧
空気供給部が前記乾燥用空気吐出口からの乾燥用空気の
吐出時と異なる作動状態で作動するように、前記高圧空
気供給部を制御する制御部を備えたものである。
【0018】前記第3及び第4の態様においては、液体
の吐出時も乾燥用空気の吐出時も同じ作動状態で高圧空
気供給部を作動させてもよいが、この第5の態様のよう
に両者の場合に異なる作動状態で高圧空気供給部を作動
させると、乾燥に適した空気の吹き出し状態を実現しつ
つ前記液体の吐出状態(吐出量等)の最適化を図ること
が容易になる。
【0019】本発明の第6の態様による手洗い装置は、
液体を収容する容器と、該容器内に収容された液体を吐
出させる液体吐出口と、使用者の手を乾燥させるための
空気を吐出させる乾燥用空気吐出口と、高圧空気供給部
と、前記高圧空気供給部から供給された高圧空気を、前
記容器及び前記乾燥用空気吐出口のうちの1つに選択的
に切り替えて供給する切り替え部とを備えたものであ
る。前記液体としては、例えば、石鹸液や消毒液などを
挙げることができる。
【0020】この第6の態様によれば、手洗い装置にお
いて前記第1の態様による液体吐出方法が実現され、前
記第1の態様と同様の利点が得られる。
【0021】本発明の第7の態様による手洗い装置は、
前記第6の態様による手洗い装置において、石鹸液を収
容する石鹸液容器と、ムース状石鹸を吐出させるムース
状石鹸吐出口と、供給された石鹸液及び高圧空気を混合
してムース状石鹸を生成する混合部とを備え、前記切り
替え部は、前記高圧空気供給部から供給された高圧空気
を、前記容器及び前記乾燥用空気吐出口のうちの1つか
あるいは前記石鹸液容器及び前記混合部に選択的に切り
替えて供給するものである。
【0022】この第7の態様によれば、手洗い装置にお
いて前記第2の態様による液体吐出方法も実現され、前
記第1の態様と同様の利点に加えて前記第2の態様と同
様の利点も得られる。
【0023】本発明の第8の態様による手洗い装置は、
石鹸液を収容する石鹸液容器と、供給された石鹸液及び
高圧空気を混合してムース状石鹸を生成する混合部と、
該混合部により生成されたムース状石鹸を吐出させるム
ース状石鹸吐出口と、使用者の手を乾燥させるための空
気を吐出させる乾燥用空気吐出口と、高圧空気供給部
と、前記高圧空気供給部から供給された高圧空気を、前
記乾燥用空気吐出口かあるいは前記石鹸液容器及び前記
混合部に選択的に切り替えて供給する切り替え部とを備
えたものである。
【0024】この第8の態様によれば、手洗い装置にお
いて前記第2の態様による液体吐出方法が実現され、前
記第2の態様と同様の利点が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]
【0026】以下、本発明の一実施の形態による液体吐
出装置を組み込んだ本発明の第1の実施の形態による手
洗い装置について、図1及び図2を参照して説明する。
【0027】図1は、本実施の形態による手洗い装置を
示す概略構成図である。図2は、図1に示す手洗い装置
の動作の一例の概略を示すタイムチャートである。
【0028】本実施の形態による手洗い装置は、洗面台
(図示せず)付近に配設された吐水用シャワーヘッド
(例えば、蛇口状の吐水金具でもよい。)1、乾燥用空
気吐出金具2、水石鹸吐出金具3及び消毒液吐出金具4
と、吐水用シャワーヘッド1の付近に設けられたセンサ
(以下、「吐水センサ」という。)5と、乾燥用空気吐
出金具2の付近に設けられたセンサ(以下、「乾燥セン
サ」という。)6と、水石鹸吐出金具3の付近に設けら
れたセンサ(以下、「石鹸センサ」という。)7と、消
毒液吐出金具4の付近に設けられたセンサ(以下、「消
毒センサ」という。)8と、水石鹸(石鹸液)9を収容
する水石鹸タンク10と、消毒液11を収容する消毒液
タンク12と、加熱ユニット13と、高圧空気供給部と
してのターボファン14と、吐水用電磁弁15と、切替
用電磁弁16〜18と、制御部19とを備えている。タ
ーボファン14に代えて、空気圧縮機等の他の高圧空気
供給部を用いてもよい。なお、タンク10,12及びタ
ーボファン14等は、例えば、前記洗面台の下方に設置
される。
【0029】吐水センサ5は吐水用シャワーヘッド1の
吐出口1aの付近に手が差し出されていることを感知す
るセンサであり、乾燥センサ6は乾燥用空気吐出金具2
の乾燥用空気吐出口2aの付近に手が差し出されている
ことを感知するセンサであり、石鹸センサ7は水石鹸吐
出金具3の吐出口3aの付近に手が差し出されているこ
とを感知するセンサであり、消毒センサ8は消毒液吐出
金具4の吐出口4aの付近に手が差し出されていること
を感知するセンサである。
【0030】図1に示すように、吐水用シャワーヘッド
1に接続された給水管20には、吐水用電磁弁15が設
けられている。ターボファン14の出口ポートに一端が
接続された空気搬送管21は、分岐点Aで3本の分岐管
21a〜21cに分岐され、各分岐管21a〜21cの
他端は、各電磁弁16〜18の一方のポートにそれぞれ
接続されている。電磁弁16の他方のポートは、接続管
22を介して加熱ユニット13の一方のポートに接続さ
れている。加熱ユニット13の他方のポートは、接続管
23を介して乾燥用空気吐出金具2に接続されている。
電磁弁17,18の他方のポートは、それぞれ接続管2
4,25を介してタンク10,12の上部に接続されて
いる。水石鹸タンク10の下部付近と水石鹸吐出金具3
との間が、水石鹸搬送管26により接続されている。消
毒液タンク12の下部付近と消毒液吐出金具4との間
が、消毒液搬送管27により接続されている。タンク1
0,12は、接続管24,26,25,27との接続箇
所を除いて、密閉できるように構成されている。
【0031】本実施の形態では、前記切替用電磁弁16
〜18が、ターボファン14からの高圧空気を、タンク
10,12及び乾燥用空気吐出金具2の乾燥用空気吐出
口2aのうちの1つに選択的に切り替えて供給する空気
切り替え部を構成している。もっとも、空気切り替え部
としては、切替用電磁弁16〜18に代えて、例えば、
回転型切替バルブなどを用いてもよい。
【0032】前記制御部19は、例えばマイクロコンピ
ュータ等を用いて構成され、各センサ5〜8からの感知
信号に応答して、電磁弁15〜18、加熱ユニット13
及びターボファン14を制御する。
【0033】例えば、制御部19は、図2に示すような
制御を行う。なお、図2の例では、空気切替部の切替動
作、すなわち、切替用電磁弁16〜18の切替動作に
は、回転型切替バルブと同様に、比較的時間を要するも
のとして示している。ただし、実際には、電磁弁16〜
18の切替動作にはさほど時間を要しない。
【0034】この図2に示す制御について説明すると、
センサ5〜8から感知信号が得られていない待機状態で
は、制御部19は、ターボファン14及び加熱ユニット
13をOFFさせ、電磁弁15を閉じておく。この待機
状態においては、ターボファン14がOFFであるの
で、電磁弁16〜18のON、OFFは本来いずれでも
よいが、本例では、制御部19は、電磁弁17をONに
するとともに電磁弁16,18をOFFしておき、ター
ボファン14を水石鹸タンク10へ接続した状態となる
ように、制御している。これは、電磁弁16〜18のタ
イムラグが多くても、次回に水石鹸吐出金具3から水石
鹸9を吐出させる際に、吐出開始のタイムラグを少なく
することができるからである。特に、電磁弁16〜18
に代えて、切り替え動作に比較的時間を要する回転型切
替バルブなどを用いた場合には、待機状態において、タ
ーボファン14を水石鹸タンク10へ接続した状態とな
るようにしておくことが、好ましい。後述するように、
乾燥用空気吐出金具2からの乾燥用空気の吐出及び消毒
液吐出金具4からの消毒液11の吐出に先立って、予め
次に行われるべき状態に対応する切り替え状態となるよ
うに、電磁弁16〜18が制御されるのは、同様の理由
による。
【0035】このような待機状態において、石鹸センサ
7から感知信号が得られると、制御部19は、ターボフ
ァン14を所望の回転数(本例では比較的低い回転数)
で回転させる。これにより、高圧空気がターボファン1
4から水石鹸タンク10内に供給され、この高圧空気の
圧力によりタンク10内の圧力が高まり、その結果、タ
ンク10内の水石鹸9が、水石鹸吐出金具3の吐出口3
aから吐出され、使用者の手に与えられる。
【0036】そして、石鹸センサ7から感知信号が得ら
れなくなると、制御部19は、ターボファン14をOF
Fする。これにより、高圧空気が水石鹸タンク10内に
供給されなくなり、タンク10内の圧力が低下し、水石
鹸9が吐出されなくなる。
【0037】その後、吐水センサ5から感知信号が得ら
れると、制御部19は、吐水用電磁弁15を開く。これ
により、吐水用シャワーヘッド1から吐水され、使用者
は手洗い動作を行うことができる。また、吐水センサ5
から感知信号が得られると、制御部19は、後述する乾
燥動作に先立って、電磁弁17を閉じるとともに電磁弁
16を開いて、ターボファン14を乾燥用空気吐出金具
2へ接続した状態に切り替えておく。
【0038】次いで、吐水センサ5から感知信号が得ら
れなくなると、制御部19は、吐水用電磁弁15を閉じ
る。これにより、吐水用シャワーヘッド1から吐水され
なくなる。
【0039】その後、乾燥センサ6から感知信号が得ら
れると、制御部19は、ターボファン14を所望の回転
数(本例では比較的高い回転数)で回転させるととも
に、加熱ユニット13をONにする。これにより、ター
ボファン14からの高圧空気が、加熱ユニット13を経
て加熱された後に、乾燥用空気吐出金具2に供給され、
その吐出口2aから吹き出され、手が乾燥される。
【0040】次に、乾燥センサ6から感知信号が得られ
なくなると、制御部19は、ターボファン14及び加熱
ユニット13をOFFする。これにより、高圧空気が乾
燥用空気吐出口2aから吹き出されなくなる。また、乾
燥センサ6から感知信号が得られなくなると、制御部1
9は、後述する消毒液11の吐出に先立って、電磁弁1
6を閉じるとともに電磁弁18を開いて、ターボファン
14を消毒液タンク12へ接続した状態に切り替えてお
く。
【0041】その後、消毒液センサ8から感知信号が得
られると、制御部19は、ターボファン14を所望の回
転数(本例では比較的低い回転数)で回転させる。これ
により、高圧空気がターボファン14から消毒液タンク
12内に供給され、この高圧空気の圧力によりタンク1
2内の圧力が高まり、その結果、タンク12内の消毒液
11が、消毒液吐出金具4の吐出口4aから吐出され、
使用者の手に与えられる。
【0042】そして、消毒センサ8から感知信号が得ら
れなくなると、制御部19は、ターボファン14をOF
Fする。これにより、高圧空気が消毒液タンク12内に
供給されなくなり、タンク12内の圧力が低下し、消毒
液11が吐出されなくなる。また、消毒液センサ8から
感知信号が得られなくなると、制御部19は、電磁弁1
8を閉じるとともに電磁弁17を開いて、ターボファン
14を水石鹸タンク10へ接続した状態に切り替えてお
き、当初の待機状態に戻る。
【0043】本実施の形態によれば、乾燥用の高圧空気
を供給するターボファン14が、タンク10,12内の
水石鹸9及び消毒液11を吐出させるためのアクチュエ
ータとして兼用されている。したがって、水石鹸吐出用
及び消毒液吐出用として別個にポンプ等のアクチュエー
タを設ける必要がなくなり、コストダウン及び装置の小
型化を図ることができる。
【0044】また、本実施の形態によれば、水石鹸9の
吐出時及び消毒液11の吐出時と乾燥用空気の吐出時と
で、ターボファン14の作動状態(すなわち、本例では
回転数)が異なっているので、乾燥に適した空気の吹き
出し状態を実現しつつ水石鹸9及び消毒液11の吐出量
の最適化を図ることができる。
【0045】なお、高圧空気供給部として、ターボファ
ン11に代えて空気圧縮機を用いた場合には、電磁弁1
7が閉じている時にタンク10内の圧力を大気に解放す
る電磁弁(図示せず)及び電磁弁17が閉じている時に
タンク12内の圧力を大気に解放する電磁弁(図示せ
ず)を設けることが好ましい。これは、水石鹸9及び消
毒液11の吐出を停止させようとした時に、直ちにその
吐出を停止させることができるからである。
【0046】[第2の実施の形態]
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態による手
洗い装置について、図3を参照して説明する。
【0048】図3は、本実施の形態による手洗い装置を
示す概略構成図である。図3において、図1中の要素と
同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複す
る説明は省略する。
【0049】本実施の形態が前記第1の実施の形態と異
なる所は、前記第1の実施の形態では水石鹸9がそのま
ま吐出されるように構成されていたのに対し、本実施の
形態では、水石鹸9が混合部35で空気と混合されてム
ース状石鹸とされ、このムース状石鹸が吐出されるよう
に構成されている点のみである。
【0050】すなわち、本実施の形態では、図3に示す
ように、図1中の水石鹸吐出金具3に代えて、ムース状
石鹸をその吐出口3a’から吐出する供給栓3’が設け
られている。図1中の水石鹸搬送管26が取り除かれ、
水石鹸タンク10の下部付近と混合部35の一方の入口
ポートとの間が、水石鹸搬送管30により接続されてい
る。接続管24における分岐点Bと混合部35の他方の
入口ポートとの間が、接続管31により接続されてい
る。接続管31の途中には、混合部35へ供給される高
圧空気の圧力を調整する圧力制御弁34が設けられてい
る。混合部35の出口ポートと供給栓3’との間が、ム
ース状石鹸供給管により接続されている。なお、混合部
35は、供給栓3’に内蔵することも可能である。電磁
弁17と分岐点Bとの間には、逆止弁33が設けられて
いる。
【0051】本実施の形態では、ムース状石鹸を吐出す
る場合には、電磁弁16,18が閉じるとともに電磁弁
17が開いて、ターボファン14が水石鹸タンク10へ
接続された切り替え状態において、ターボファン14を
所望の回転数で回転させる。これにより、ターボファン
14からの高圧空気の一部が水石鹸タンク10内に供給
され、この高圧空気の圧力によりタンク10内の圧力が
高まり、その結果、タンク10内の水石鹸9が、混合部
35に供給される。一方、ターボファン14からの高圧
空気の他の一部が混合部35に供給される。このため、
混合部35によって、混合部35に供給された水石鹸9
及び高圧空気が混合されてムース状石鹸となり、このム
ース状石鹸が、供給栓3’の吐出口3a’から吐出さ
れ、使用者の手に与えられる。
【0052】本実施の形態によれば、乾燥用の高圧空気
を供給するターボファン14が、タンク12内の消毒液
11を吐出させるためのアクチュエータとして兼用され
るとともに、タンク10内の水石鹸9を混合部35に供
給するためのアクチュエータとしても、またムース状石
鹸にするための空気を混合部に供給するためのアクチュ
エータとしても兼用されている。したがって、消毒液吐
出用、並びに、混合部への水石鹸供給用及び空気供給用
として別個にポンプ等のアクチュエータを設ける必要が
なくなり、コストダウン及び装置の小型化を図ることが
できる。
【0053】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0054】例えば、前記各実施の形態において、消毒
が必要ない場合には、消毒液吐出金具4、消毒液搬送管
27、消毒液タンク12、接続管25、電磁弁18及び
分岐管21cを取り除いてもよい。
【0055】また、前記各実施の形態は本発明を手洗い
装置に適用した例であるが、本発明は、これに限定され
るものではなく、例えば、自動的に洗髪するオートシャ
ンプー装置などにも適用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乾燥用の高圧空気を供給する高圧空気供給部を有効に活
用することによって、コストダウン及び装置の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による手洗い装置を
示す概略構成図である。
【図2】図1に示す手洗い装置の動作の一例の概略を示
すタイムチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態による手洗い装置を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 吐水用シャワーヘッド 2 乾燥用空気吐出金具 3 水石鹸吐出金具 3’ 供給栓 4 消毒液吐出金具 1a〜4a,3a’ 吐出口 9 水石鹸 10 水石鹸タンク 11 消毒液 12 消毒液タンク 14 ターボファン 15〜18 電磁弁 19 制御部 35 混合部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に収容された液体を所定の吐出口
    から吐出させる液体吐出方法において、乾燥用空気吐出
    口から吐出させて被乾燥体を乾燥させるための高圧空気
    を供給する高圧空気供給部から供給される高圧空気を、
    前記乾燥用空気吐出口から切り替えて前記容器内に供給
    し、前記容器内に供給された高圧空気の圧力により前記
    液体を前記吐出口から吐出させることを特徴とする液体
    吐出方法。
  2. 【請求項2】 容器内に収容された液体を混合部にて空
    気と混合してムース状にして所定の吐出口から吐出させ
    る液体吐出方法において、乾燥用空気吐出口から吐出さ
    せて被乾燥体を乾燥させるための高圧空気を供給する高
    圧空気供給部から供給される高圧空気を、前記乾燥用空
    気吐出口から切り替えて前記容器内及び前記混合部に供
    給し、前記容器内に供給された高圧空気の圧力により前
    記液体を前記混合部に供給し、前記混合部に供給された
    高圧空気及び前記液体を前記混合部にて混合してムース
    状にし、ムース状となった液体を前記吐出口から吐出さ
    せることを特徴とする液体吐出方法。
  3. 【請求項3】 容器内に収容された液体を所定の吐出口
    から吐出させる液体吐出装置において、乾燥用空気吐出
    口から吐出させて被乾燥体を乾燥させるための高圧空気
    を供給する高圧空気供給部から供給される高圧空気を、
    前記乾燥用空気吐出口から切り替えて前記容器内に供給
    する切り替え部を備えたことを特徴とする液体吐出装
    置。
  4. 【請求項4】 容器内に収容された液体を混合部にて空
    気と混合してムース状にして所定の吐出口から吐出させ
    る液体吐出装置において、乾燥用空気吐出口から吐出さ
    せて被乾燥体を乾燥させるための高圧空気を供給する高
    圧空気供給部から供給される高圧空気を、前記乾燥用空
    気吐出口から切り替えて前記容器内及び前記混合部に供
    給する切り替え部を備えたことを特徴とする液体吐出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記吐出口からの前記液体の吐出時に
    は、前記高圧空気供給部が前記乾燥用空気吐出口からの
    乾燥用空気の吐出時と異なる作動状態で作動するよう
    に、前記高圧空気供給部を制御する制御部を備えたこと
    を特徴とする請求項3又は4記載の液体吐出装置。
  6. 【請求項6】 液体を収容する容器と、該容器内に収容
    された液体を吐出させる液体吐出口と、使用者の手を乾
    燥させるための空気を吐出させる乾燥用空気吐出口と、
    高圧空気供給部と、前記高圧空気供給部から供給された
    高圧空気を、前記容器及び前記乾燥用空気吐出口のうち
    の1つに選択的に切り替えて供給する切り替え部とを備
    えたことを特徴とする手洗い装置。
  7. 【請求項7】 石鹸液を収容する石鹸液容器と、ムース
    状石鹸を吐出させるムース状石鹸吐出口と、供給された
    石鹸液及び高圧空気を混合してムース状石鹸を生成する
    混合部とを備え、前記切り替え部は、前記高圧空気供給
    部から供給された高圧空気を、前記容器及び前記乾燥用
    空気吐出口のうちの1つかあるいは前記石鹸液容器及び
    前記混合部に選択的に切り替えて供給することを特徴と
    する請求項6記載の手洗い装置。
  8. 【請求項8】 石鹸液を収容する石鹸液容器と、供給さ
    れた石鹸液及び高圧空気を混合してムース状石鹸を生成
    する混合部と、該混合部により生成されたムース状石鹸
    を吐出させるムース状石鹸吐出口と、使用者の手を乾燥
    させるための空気を吐出させる乾燥用空気吐出口と、高
    圧空気供給部と、前記高圧空気供給部から供給された高
    圧空気を、前記乾燥用空気吐出口かあるいは前記石鹸液
    容器及び前記混合部に選択的に切り替えて供給する切り
    替え部とを備えたことを特徴とする手洗い装置。
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JP2002345662A (ja) * 2001-05-30 2002-12-03 Toto Ltd 手洗装置
KR100737990B1 (ko) * 2006-06-20 2007-07-12 (주) 디엔디전자 손의 소독, 세척, 건조를 위한 손 소독기
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