JP2001112333A - 脱穀装置の選別部 - Google Patents

脱穀装置の選別部

Info

Publication number
JP2001112333A
JP2001112333A JP29087199A JP29087199A JP2001112333A JP 2001112333 A JP2001112333 A JP 2001112333A JP 29087199 A JP29087199 A JP 29087199A JP 29087199 A JP29087199 A JP 29087199A JP 2001112333 A JP2001112333 A JP 2001112333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fulcrum shaft
chaff
support member
support
sorting unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29087199A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Matsuo
理 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP29087199A priority Critical patent/JP2001112333A/ja
Publication of JP2001112333A publication Critical patent/JP2001112333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャフ板の組み付けを簡単にできる構造を提
供する 【解決手段】 支持部材14に、支点軸16を上方から
受け入れ支持する係合凹部19を設け、支点軸16の先
端側には、係合凹部19に係入された支点軸16が支持
部材14から軸芯方向へ抜け出すのを接当阻止する大径
部17を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャフ板の支持部
材への組み付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来での揺動可能なチャフ板の構成は、
チャフ板の上部と下部とに支軸を備え、上部の支軸を支
持部材に揺動可能に枢支連結するとともに、下部の支軸
を前後動可能なリンクアームへ回転自在に軸支してお
り、上部、下部の支軸をともに所定間隔にあけられた孔
に横方向から貫通させて支持させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、チャフ板の枚数が増加するに伴って、組み付け
の際には、複数のチャフ板の支軸を支持部材あるいはリ
ンクアームの孔に合わせて差し込まなくてはならず、わ
ずらわしいものであり、生産効率を低下させるものであ
った。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、チャフ板の組み付けを簡単にできる構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕 本発明の請求
項1にかかるチャフシーブ構造は、前後に並列配置した
多数のチャフ板の左右両端を、左右の支持部材をそれぞ
れ揺動自在に支持し、チャフ板の揺動調節によって漏下
開度を変更調節可能に構成した脱穀装置のチャフシーブ
であって、各チャフ板の両端に揺動支点軸を突設すると
ともに、前記支持部材には、前記支点軸を上方から受け
入れ支持する係合凹部を設け、前記支点軸の先端側に
は、前記係合凹部に係入された前記支点軸が係合凹部か
ら軸芯方向へ抜け出すのを接当阻止する抜け止め部を形
成してあることを特徴構成とする。
【0006】〔作用〕 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、チャフ板の支点軸を支持する支持部材に、上
方から受け入れ支持する係合凹部を設けているため、支
持部材を動かすことなく上方からチャフ板を取付けるこ
とができるとともに、この支持部材をグレンシーブに固
定している状態でも取付け・取外しが可能なものとなっ
ている。また、抜け止め部を設けているので、軸芯方向
への抜け止めに対して接当阻止し、チャフ板が外れてし
まうのを規制できる。
【0007】〔構成〕 本発明の請求項2にかかるチャ
フシーブ構造は、請求項1に記載のものにおいて、前記
抜け止め部を前記支持軸と一体形成するとともに、先端
側に大径部を形成していることを特徴構成とする。
【0008】〔作用〕 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、先端側に抜け止め部である大径部を一体形成
することにより、別に支点軸を抜け止めする割ピン等の
抜け止め部材を用意する必要がなくなる。
【0009】〔構成〕 本発明の請求項3にかかるチャ
フシーブ構造は、請求項1或いは請求項2に記載のもの
において、前記支持部材の係合凹部の上方に、前記支点
軸の上方への離脱を阻止する抜け止め部材を付設してあ
ることを特徴構成とする。
【0010】〔作用〕 本発明の請求項3にかかる発明
によれば、支点軸の上方への抜け止めを阻止する抜け止
め部材を付設しているために、請求項1の軸芯方向への
抜け止めに加えて、上方向に対しても抜け止め部材の規
制によって、シーブケースが揺動する際の不当に支点軸
が外れてしまうことを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明を適用したコンバ
イン搭載用の脱穀装置を示している。この脱穀装置は、
フィードチェーン1で挟持搬送されてきた刈取穀稈を脱
穀処理する扱胴3を扱室2に軸支し、この扱胴3の下方
で脱穀した処理物を漏下処理する受網4を張設する脱穀
部Aと、脱穀処理物を後方に揺動移送しながら篩い選別
ならびに風選別処理し、選別処理物を一番物(穀粒)と
二番物とに分けて回収する選別部Bとを備えて構成して
いる。
【0012】前記選別部Bは、受網4の前部から漏下し
た処理物を穀粒とわら屑とに比重選別しながら後方へ移
送するグレンパン10、グレンパン10や受網4からの
処理物を篩い選別するチャフシーブ11、穀粒を篩い選
別するとともに唐箕5からの選別風で風選別処理するグ
レンシーブ12、扱室2後端からの処理物をわら屑と回
収可能な処理物とに選別処理するストローラック13等
をそれぞれシーブケース6に設け、このシーブケース6
を一定ストロークに揺動駆動するように構成している。
グレンシーブ12から漏下して風選された穀粒は、貯留
タンク(図示せず)に搬出する一番物回収部8aと、グ
レンシーブ12の後端から落下した刺さり籾や枝付き籾
等の二番物を二番物還元装置9を介して選別上手側に還
元して再処理させる二番物回収部8bとに選別されて回
収される。そして、シーブケース6上に浮遊する塵埃
は、排塵ブロア7の吸引風によって機外に排出されるよ
うになっている。
【0013】次に、前記チャフシーブ11の開閉角度調
節構造について説明する。傾斜させた複数のチャフ板1
1aを処理物移送方向の一定間隔おきに並列配置するこ
とによって構成されているチャフシーブ11は、図2に
示されているように、チャフ板11aの上部を位置固定
の支持部材14に揺動軸芯X周りに回転自在に枢支連結
するとともに、下部をチャフ板11aを相互に連結して
いる前後動自在なリンクアーム15に支軸22を介して
回動自在に軸支している。従って、リンクアーム15の
前後の揺動によって、各チャフ板11aをX軸周りに揺
動させることにより、角度が変化するとともに隣接する
チャフ板11aとの間隔を調節することができる。
【0014】次に、前記チャフシーブ11の枢支連結構
造について説明する。図2及び図3,図4に示されてい
るように、チャフ板の上部には左右方向に突出した状態
で支点軸16が設けられ、この支点軸16には、前記支
持部材14に支持される箇所より外方に、前記支点軸1
6よりも径を大きく形成している抜け止め部の一例であ
る大径部17を設けている。また、シーブケース6に固
定されている支持部材14には、支点軸16を上方から
受け入れ支持する係合凹部19を形成するとともに、受
け入れ時に支点軸16の大径部17と干渉しないように
孔21を設けている。そして、支持部材14の上方に
は、支点軸16の上方向への外れを阻止する抜け止め部
材18を付設している。
【0015】よって、支持部材14にチャフ板11aの
支点軸16を上方から受け入れることのできる係合凹部
19と、大径部17が擦り抜け可能な孔21とを備えて
いるので、チャフ板11aの支点軸16を上方から支持
部材14に組み付けることができる。また、上方に対し
ても軸芯方向に対しても支点軸16を抜け止めする部材
を設けているので、上方向、軸芯方向ともにチャフ板1
1aの外れを防止できる。
【0016】〔別実施の形態〕上記実施の形態では、シ
ーブケース6とは別に支持部材14を設けているが、支
点軸16をシーブケース6に直接連結して、シーブケー
ス6を支持部材14として兼用してもよい。
【0017】上記実施の形態では、支持部材14の上方
に、チャフ板が上方に抜け出すのを防止する抜け止め部
材18を付設したが、支持部材14を合成樹脂材で形成
して、図5に示すように、支持部材14の係合凹部19
に抜け止め部20を一体形成し、支点軸16を受け入れ
る場合には、支点軸16の通過を弾性的に許容するよう
に構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】前記請求項1にかかる発明では、チャフ
板を支持部材に係合させる場合、上方から係合できるた
め、取付けが容易になるとともに、支持部材が位置固定
された状態でも取り外すことができ、メンテナンスの行
いやすいチャフシーブを構成することができた。
【0019】前記請求項2にかかる発明では、別に割ピ
ン等の抜け止め部材を用意する必要がなくなるので、部
品点数を削減できるとともに、組み付け工数を低減する
ことができた。
【0020】前記請求項3にかかる発明では、上方に支
点軸が外れてしまう虞がなくなるために、より一層長期
にわたって良好に使用できる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】チャフ板の枢支箇所を示す横断平面図
【図3】チャフ板の枢支箇所を示す分解斜視図
【図4】枢支箇所の側面図
【図5】別実施の形態の枢支箇所の側面図
【符号の説明】
11 チャフシーブ 11a チャフ板 14 支持部材 16 支点軸 17 大径部 18 抜け止め部材 19 係合凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に並列配置した多数のチャフ板の左
    右両端を、左右の支持部材をそれぞれ揺動自在に支持
    し、チャフ板の揺動調節によって漏下開度を変更調節可
    能に構成した脱穀装置の選別部であって、 各チャフ板の両端に揺動支点軸を突設するとともに、前
    記支持部材には、前記支点軸を上方から受け入れ支持す
    る係合凹部を設け、前記支点軸の先端側には、前記係合
    凹部に係入された前記支点軸が係合凹部から軸芯方向へ
    抜け出すのを接当阻止する抜け止め部を形成している脱
    穀装置の選別部。
  2. 【請求項2】 前記抜け止め部を前記支持軸と一体形成
    するとともに、先端側に大径部を形成している請求項1
    に記載の脱穀機の選別部。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の係合凹部の上方に、前記
    支点軸の上方への離脱を阻止する抜け止め部材を付設し
    てある請求項1或いは請求項2に記載の脱穀機の選別
    部。
JP29087199A 1999-10-13 1999-10-13 脱穀装置の選別部 Pending JP2001112333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29087199A JP2001112333A (ja) 1999-10-13 1999-10-13 脱穀装置の選別部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29087199A JP2001112333A (ja) 1999-10-13 1999-10-13 脱穀装置の選別部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001112333A true JP2001112333A (ja) 2001-04-24

Family

ID=17761589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29087199A Pending JP2001112333A (ja) 1999-10-13 1999-10-13 脱穀装置の選別部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001112333A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252720A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Kubota Corp コンバインにおけるチャフシーブ構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252720A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Kubota Corp コンバインにおけるチャフシーブ構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001112333A (ja) 脱穀装置の選別部
JP3411521B2 (ja) 脱穀装置のシーブケース構造
JPH0618445Y2 (ja) 脱穀装置のチャフシ−ブ構造
JP3573665B2 (ja) 脱穀装置の選別構造
JP3308151B2 (ja) 脱穀装置
JP2009060842A (ja) 脱穀装置
JP3212499B2 (ja) 脱穀機の扱室
JP3534673B2 (ja) 脱穀装置のシーブケース構造
JPH0631866Y2 (ja) 脱穀装置
JP2000333528A (ja) 流量検出装置及びこれを備えた脱穀機
JPH11262317A (ja) 脱穀機
JP3435059B2 (ja) 脱穀機
JP3515687B2 (ja) 脱穀機
JP3210453B2 (ja) コンバインの選別装置
JP3746459B2 (ja) 脱穀装置
JP2671274B2 (ja) 脱穀機の選別装置
JPH086438Y2 (ja) 穀粒選別部構造
JPH0618449Y2 (ja) 収穫機
JP3618467B2 (ja) コンバインの選別装置
JPH0610762Y2 (ja) 脱穀機の選別部構造
JP2528545Y2 (ja) 普通型コンバインにおける脱穀装置
JP2019083803A (ja) 脱穀装置
JPH0191715A (ja) スクリュー式脱穀装置
JPH09289827A (ja) コンバインの還元処理装置
JPH11318182A (ja) 自脱型コンバインの脱穀装置