JP2001111877A - 光ディスク付きビデオカメラ - Google Patents

光ディスク付きビデオカメラ

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JP2001111877A JP28322099A JP28322099A JP2001111877A JP 2001111877 A JP2001111877 A JP 2001111877A JP 28322099 A JP28322099 A JP 28322099A JP 28322099 A JP28322099 A JP 28322099A JP 2001111877 A JP2001111877 A JP 2001111877A
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deck
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Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Atsutoshi Sato
敦俊 佐藤
Hiroshi Suso
公士 須曽
Michiaki Ezure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVDを用いたディスクデッキと一体型の小
型ビデオカメラにおいて、多岐にわたる機能を維持しつ
つ、使い勝手の向上を図る。 【解決手段】 DVDのディスクデッキ1の一方の側面
側にカメラ部2が一体化され、カメラ部2の外形輪郭が
ディスクデッキ1の外形輪郭から突出しないようにして
いる。また、ディスクデッキの他方の側面にハンドスト
ラップ(図示せず)が取り付けられており、ディスクデ
ッキ1を掴んでビデオカメラを持つようにしている。カ
メラ部2の側面には、好ましくは120゜以上開くこと
ができる液晶モニタ部3が設けられ、この液晶モニタ部
3の収納部32には、液晶モニタ部3の表示画面3aに
表示される記録目次からDVDに録画されている映像を
選択するためのモニタ操作部33やDVDの再生音を出
力するスピーカ37が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクのデッ
キと一体化されたビデオカメラに係り、特に、レンズ側
にマイクロホンやフラッシュ部などを備え、また、筐体
側面部にモニタ部が設けられた光ディスク付きビデオカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】筐体内にカメラ部とテープドライブなど
を内蔵し、この筐体の側面に液晶表示部(LCD部)が
設けられたビデオカメラが、例えば、特開平9ー910
8号公報に記載されている。かかるビデオカメラにおい
ては、この筐体の側面に形成された凸部に開口が設けら
れ、この開口内に設けられたヒンジ機構にLCD部が取
り付けられており、これにより、LCD部が筐体に回動
可能に取り付けられている。
【0003】ここで、このヒンジ機構は、筐体の側面に
沿って上下方向に、即ち、垂直方向に伸延して配置され
る回動軸と、この回動軸に垂直な方向、即ち、水平方向
に伸延して配置される回転軸とからなり、この回転軸が
LCD部の表示面に平行となるようにして、LCD部が
このヒンジ機構に取り付けられている。
【0004】かかる構成のヒンジ機構により、LCD部
は、垂直な回動軸を中心として、回動することができ、
また、水平な回転軸を中心として回転することができ
る。従って、ビデオカメラで撮像するときには(撮像モ
ード)、LCD部を回動軸を中心に回動させることによ
り、このLCD部の表示面を筐体の側面に対してある角
度を持たせることができ、撮像画面をこの表示画面で表
示させることにより、ユーザは、ファインダを用いずと
も、撮像画面を観察することができる。しかも、このよ
うにLCD部を回動軸を中心に回動させた状態で、さら
に、LCD部を上記回転軸を中心に回動させることによ
り、その表示画面を斜め上向き、あるいは斜め下向きに
することができ、ユーザが見易い状態にLCD部の表示
画面を設定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
9ー9108号公報に記載のビデオカメラでは、筐体の
側面にLCD部の収納部が設けられており、上記回動軸
を中心とするLCD部の回動範囲は、LCD部がこの収
納部に収納されている状態を0゜とすると、0゜〜90
゜の範囲である。上記特開平9ー9108号公報に記載
のビデオカメラに限らず、従来のビデオカメラでは、L
CD部の回動範囲がこのように決められている。
【0006】このような回動範囲のLCD部を90゜ま
でいっぱいに回動させた状態で撮像を行なう撮像モード
では、ビデオカメラの後方、即ち、ファインダ側からこ
のLCD部の表示画面をみることができ、ファインダを
覗いているのと同様の姿勢で撮像することができる。ま
た、LCD部を回転軸を中心に180゜回転させて筐体
側面の収納部に収納した状態では、筐体の側面にLCD
部の表示画面が外部に向かって配置されることになるか
ら、この場合も、このLCD部の表示画面を身ながら撮
像することができる。
【0007】しかしながら、かかるビデオカメラの多機
能化のために操作ボタンを多く筐体に設ける場合、かか
る操作ボタンの配置について考慮する必要があり、場合
によっては、操作ボタンを筐体側面のLCD部の収納部
内に設けざるを得ない場合もあり、かかる操作ボタンを
操作して所定の機能を調整する際、機能の調整結果を確
認するためにLCD部の表示画面の表示内容を確認する
必要がある場合には、LCD部の回動範囲が、上記のよ
うに、0゜〜90゜であるときには、LCD部を最大開
いた状態にしても、上記の操作ボタンの配置面とLCD
部の表示画面とのなす角度が最大90゜であって、この
表示画面を見ながら操作ボタンを操作して機能調整を行
なうという動作が非常にやりにくいものとなる。即ち、
使い勝手の面で問題が生ずることになる。
【0008】また、DVD(ディジタル・ビデオ・ディ
スク)などのコンパクトな光ディスクのドライブと一体
化することにより、ビデオカメラの小型化を図ることも
考えられるが、このような小型化を図る上で生ずる問題
の1つは、操作ボタンなどの部材の配置をいかにするか
ということである。即ち、かかる部材を、ビデオカメラ
の性能の点も考慮しながら、狭い面積内に効率良く配置
し、しかも使い勝手の面も考慮して配置することが必要
となる。
【0009】本発明は、以上のような点に勘案してなさ
れたものであって、その目的は、性能を高め、使い勝手
が向上した光ディスク付きビデオカメラを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光ディスクを記録媒体とするディスクデ
ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化されて装置本
体とし、カメラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶モ
ニタ部がカメラ部の側面に対して開閉可能に取り付けら
れた光ディスク付きビデオカメラにおいて、カメラ部の
側面に対する液晶モニタ部の開閉角度範囲を90゜より
も大きく、好ましくは120゜以上とした構成とする。
これにより、かかる光ディスク付きビデオカメラの使用
に際し、この可視範囲が狭い液晶表示画面が見易くな
る。
【0011】また、本発明は、この液晶モニタ部が閉じ
たときにこの液晶モニタ部によって覆われるカメラ部の
側面の部分に、光ディスクに記録されている情報を選択
するための操作部とスピーカとを設けた構成とし、光デ
ィスクを記録媒体として小型化が可能となる本発明にお
いて、従来使用されていなかった上記のカメラ部の側面
の部分を、液晶を開いたときしか使用しない操作部とス
ピーカを配置するというで有効に利用するものであり、
しかも、上記のように、液晶モニタ部の開閉角度範囲を
90゜よりも大きく、好ましくは120゜以上としてい
るので、液晶表示画面を見ながらのこの操作部の操作も
し易いものとなる。
【0012】また、本発明は、上記の液晶モニタ部の液
晶表示画面が設けられている面とは反対側の背面に、電
源投入とともに少なくともディスクデッキの動作状態を
表示する表示部を設けた構成としており、スペースの有
効利用を図ってディスクデッキの動作状態をユーザに知
らせるという新たな機能が付加されている。しかも、こ
の表示部には、バッテリの残量も表示されるが、このバ
ッテリ残量は、電源が投入されなくとも、予め決められ
た操作ボタンの操作によっても表示されることができる
ようにしており、バッテリ残量の把握に要する手間を低
減している。
【0013】また、本発明は、カメラ部の側面上の上記
液晶表示画面の片側にディスクデッキの操作部を配置し
た構成としており、光ディスクからの再生時に液晶表示
画面を見ながらの再生操作が容易となる。
【0014】また、本発明は、カメラ部の背面の一部を
垂直方向に円弧状をなす面として、この円弧状をなす面
の上部と下部とで使用頻度が異なる操作ボタンを配置し
たカメラ部の操作部を設けた構成としており、このた
め、カメラ部を動作させながらの操作がし易くなる。
【0015】また、本発明は、ディスクデッキ部の側面
にハンドストラップを取り付けた構成としており、本発
明を抱えて使用するときには、ディスクデッキ部を持つ
ことになるので、光ディスクを用いたディスクデッキで
の振動による影響を低減できる。
【0016】また、本発明は、カメラレンズとは反対側
のディスクデッキの端面に、ディスクデッキからの光デ
ィスクのイジェクトボタンを設けるとともに、ディスク
デッキの記録モード時にイジェクトボタンが操作される
と点滅するアクセスランプを設けた構成としており、イ
ジェクトボタンが操作されても、記録モードにあるから
光ディスクがイジェクトされないことをユーザに知らせ
るようにしてする。光ディスクへの記録の場合、情報は
一旦内蔵のメモリに格納され、所定量の情報がメモリに
溜まると、これが読み出されて光ディスクに記録され
る。従って、記録停止操作が行なわれても、メモリから
光ディスクへの記録が終了するまでは光ディスクをイジ
ェクトできず、イジェクトボタンを操作しても、イジェ
クトされない。アクセスランプはこのことをユーザに知
らせる。
【0017】また、本発明は、カメラ部の前面上のカメ
ラレンズから下方向の位置にマイクロホンを配置し、か
つディスクデッキ部の前面上のカメラレンズの光軸に対
して横方向の位置にフラッシュ部を配置した構成とす
る。これにより、撮影シーンからの音を正確に取り込む
ことができるし、また、カメラレンズから見てフラッシ
ュ部から被写体に適正に照明されることになって、被写
体像に不所望な影などが生ずることがない。
【0018】また、本発明は、カメラ部の前面のカメラ
レンズの下側に、外部装置との接続用の入出力端子を全
て収納する収納部を設けた構成としており、しかも、か
かる入出力端子の一部の複数個は大きい面積を占めるジ
ャックであって、これらジャック間の垂直方向の間隔
を、ジャックに差し込まれたコネクタが他のジャックに
近接する程度に設定した構成としている。このため、か
かる入出力端子の収納部の垂直方向の寸法を縮小でき、
カメラ部の小型化が図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による光ディスク付きビデ
オカメラの一実施形態の前面側(カメラレンズ側)から
見た斜視図であって、1はディスクデッキ部、1aは上
面、2はカメラ部、3は液晶モニタ部、4はカメラレン
ズ部、5はファインダ、6aは右マイクロホン(以下、
右マイクという)、6bは左マイクロホン(以下、左マ
イクという)、7はタリーランプ、8は蓋、9はフラッ
シュ部、10はズーム操作部、11はディスク操作部、
12は液晶モニタ部3の背面、13は突出部、14はヒ
ンジ部、15は表示部、16はハンドストラップ、17
は録画モード選択ボタンである。
【0020】同図において、ディスクデッキ部1の筐体
内には、ディスクドライブやディスク収納部などが内蔵
されており、光ディスクを、カートリッジに収納したま
ま、そのディスク収納部に挿入したり、そこから取り出
すことができるようにしている。ここでは、この光ディ
スクをDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)とし、
このDVDは、カートリッジに収納されたままディスク
ドライブで駆動されて録画再生ができるように構成され
ている。
【0021】このディスクデッキ部1の筐体の一方の側
面側にカメラ部2の筐体が一体に配置され、カメラ部2
の筐体でのディスクデッキ部1の筐体とは反対側の側面
に液晶モニタ部3が設けられている。カメラ部2の一方
の端面側にズームレンズなどからなるカメラレンズ部4
が、この端面とは反対側の端面にファインダ5が設けら
れている。カメラ部2の筐体内には、カメラレンズ4の
光軸上に配置されて絞りやCCD撮像素子などが内蔵さ
れ、また、各種回路の回路基板なども内蔵されている。
【0022】以下では、カメラレンズ4側をこの実施形
態の光ディスク付きビデオカメラの前面側、ファインダ
5側を同じく背面側といい、背面側から前面側を見てデ
ィスクデッキ部1やカメラ部2の右側の側面を右側面と
いい、同じく左側の側面を左側面という。
【0023】ここで、カメラ部2の筐体の上面はディス
クデッキ部1の筐体の上面1aよりも下方にあり、カメ
ラ部2の筐体の前面側の端面,背面側の端面は夫々、デ
ィスクデッキ部1の筐体の前面側の端面,背面側の端面
よりも前面,背面側に突出しておらず、カメラ部2の筐
体の底面はディスクデッキ部1の筐体の底面とほぼ同一
平面上にある。従って、カメラ部2の筐体のディスクデ
ッキ部1の側面への投影は、この側面から突出しておら
ず、カメラ部2の筐体の側面形状がディスクデッキ部1
の側面よりも小型となっている。このことを、カメラ部
の外形輪郭はディスクデッキの外形輪郭から突出しない
という。
【0024】カメラ部2の筐体の前面側の端面には、カ
メラレンズ4の下側に右マイク6aと左マイク6bとが
配置され、これらマイク6a,6bの下側に、ディスク
デッキ部1が録画状態にあるときに点灯するタリーラン
プ7が、さらにその下側に、ケーブル接続用のジャック
(入出力端子)の収納部の蓋8が配置されている。
【0025】図2は図1に示した実施形態を前面側から
見た平面図であって、マイク6a,6bはカメラレンズ
4の光軸0を含む垂直な平面Aに関して対称な位置に配
置されている。また、ディスクデッキ部1の前面側の端
面には、照明撮像するためのフラッシュ部9が設けられ
ているが、そこに取り付けられている図示しないフラッ
シュランプは、その中心軸がカメラレンズ4の光軸0を
含む水平な平面B上にあるように、位置付けられてい
る。
【0026】図1において、ディスクデッキ部1の上面
1aの背面側に、カメラレンズ部2の図示しないズーム
レンズをノーマル,望遠,至近と切り換えるためのズー
ム操作部10が設けられている。また、カメラ部2の左
側面には、その前面側に垂直方向に伸延した突起部13
が形成され、その突起部13の切欠部13aに設けられ
てヒンジ部14に液晶モニタ部3が取り付けられてい
る。このヒンジ部14は、上記従来技術と同様に、垂直
方向に伸延した回動軸とこれに垂直な水平方向に伸延し
た回転軸とを有しており、これにより、液晶モニタ部3
は、この回動軸を中心にして、カメラ部2の左側面が開
く方向に回動してその表示画面の向きを水平方向に変え
ることができ、また、この水平方向の回転軸を中心に、
液晶モニタ部3の図示しない表示画面の向きを上下方向
に変えることができる。
【0027】ここでは、液晶モニタ部3が、その背面1
2を外側にして、カメラ部2の左側面の収納部に収納さ
れている状態にあるが、この背面12には、後述するよ
うに、ディスクデッキ部の動作モードやバッテリ,フラ
ッシュ部9の状態などを表示する表示部15が設けられ
ている。
【0028】また、カメラ部2の左側面には、液晶モニ
タ部3の上方にディスクデッキ部1の録画モード(動
画,静止画,音付きの静止画など録画モード)を選択で
きるようにした録画モード選択ボタン17が設けられて
いる。また、液晶モニタ部3よりも背面側にディスク操
作部11が設けられている。これを、カメラ部2の左側
面を正面から見た図3を用いて説明する。なお、18は
カメラ/画面調整部である。
【0029】このディスク操作部11には、ディスクデ
ッキ部1(図1)を操作するための操作ボタンが垂直方
向に配置されているものであって、図3において、上か
ら順に、再生/一時停止ボタン11a,停止ボタン11
b,FF(早送り)ボタン11c,Rew(巻戻し)ボ
タン11d,スキップFFボタン11e,スキップRe
wボタン11fが配列されている。
【0030】なお、このディスク操作部11は、カメラ
部2が停止して撮像が行なわれないときに機能するもの
である。
【0031】このディスク操作部11は、上下方向に凸
状の湾曲した面をなしているが、図3に右端部に図示す
るカメラ部2の背面側の端面に設けられたカメラ/画面
調整部18も、上下方向に凸状の湾曲した面をなしてい
る。これをカメラ部2の背面側の端面を示す図4によっ
て説明する。なお、18aはプログラムAEボタン、1
8bはゲイン調整ボタン、18cはオート/マニュアル
フォーカス選択ボタン、18dはカメラ用操作ボタン、
18eはメニューボタン、18fはメニューの選択/決
定ボタン、19は電源スイッチ、20はディスクイジェ
クトボタン、20aはアクセスLED、21は録画/録
画停止ボタン、22はバッテリ収納部であり、前出図面
に対応する部分には同一符号を付けている。
【0032】同図において、カメラ部2の背面側の端面
には、ファインダ4よりも下方の領域の左部分に上記の
カメラ/画面調整部18が設けられており、そこに上か
ら使用頻度が高い順に、プログラムAEボタン18a,
ゲイン調整ボタン18b,オート/マニュアルフォーカ
ス選択ボタン18c,カメラ用操作ボタン18d,録画
するときの日付やフェードの可否,ディジタルズームの
可否などを選択するためのメニュー画面を表示させるた
めのメニューボタン18e,メニューの選択/決定ボタ
ン18fが配列されている。従って、使用頻度の高い操
作ボタンはカメラ/画面調整部18のいくらか上向きの
面に設けられており、これにより、使用頻度の高い操作
ボタンを使い易くしている。このことは、ディスク操作
部11の場合も同様である。
【0033】また、ディスクデッキ部1の背面側の端面
の上方部には、電源スイッチ19とディスクイジェクト
ボタン20とアクセスLED20aと録画/録画停止ボ
タン21が設けられている。このアクセスLED20a
は、録画終了の指示があっても(録画/録画停止ボタン
21を押すと、録画が開始し、この録画/録画停止ボタ
ン21を再度押すと、録画終了が指示される)、ディス
クデッキ部1での録画モードが終了していないときにイ
ジェクトボタン20が操作されたとき、点滅する。DV
Dなどの光ディスクでのディスクドライブでは、記録信
号を一旦内蔵のメモリに記憶し、所定量の記録信号(例
えば、10秒間分)が記憶されると、これが読み出され
て光ディスクに録画される。このため、録画モードの停
止ボタンを操作しても、メモリに記憶されている記録信
号が光ディスクに記録されるまでは録画モードが終了し
ていない。また、録画モードが終了するまでは、光ディ
スクを取り出すことができない。しかし、ユーザは、録
画停止の操作を行なって直ちにイジェクトボタン20を
操作し、DVDを取り出すようにする場合もあるが、上
記の録画モードが終了しない限り、DVDを取り出すこ
とができない。このように録画終了のための操作をした
後、実際に録画モードが終了しないうちのイジェクトボ
タン20が操作されると、アクセスLED20aが点滅
し、まだ、録画モードが終了しておらず、メモリからD
VDへの信号記録状態、即ち、DVDへのアクセス状態
にあることをユーザに知らせるようにする。
【0034】ディスクデッキ部1の背面側の端面とカメ
ラ部2の背面側の端面とにわたって、バッテリ22が取
り付けられている。
【0035】このように、この実施形態では、電源ボタ
ン19やイジェクトボタン20、さらに、カメラ操作に
関するカメラ/画面調整部18は、全て背面側に設けら
れている。これにより、カメラ部2を用いた撮像モード
では、ユーザは、撮像しながら、これらを容易に見るこ
とができるから、これらの操作がし易くなり、使い勝手
が向上する。
【0036】また、この実施形態では、電源ボタン20
を操作すると、ディスクデッキ部1の電源も、カメラ部
2の電源も、また、液晶モニタ部3の電源も同じにON
する。このため、この電源ボタン20を操作して電源を
ONすれば、カメラ/画面調整部18のカメラ操作用ボ
タン18dを操作するだけでカメラ部2が動作し、撮像
を開始させることができるし、撮像時に録画/録画停止
ボタン21を操作することにより、直ちに録画モード選
択ボタン17の操作で選択された録画モードで録画が行
なわれるし、撮像モードにないときに再生/一時停止ボ
タン11aを操作することにより、直ちにDVDの再生
が行なわれる。従来のビデオテープ付きのビデオカメラ
では、録画や再生するときと撮像するときとでは、それ
毎に電源のON操作をしなければならなかったが、この
実施形態では、その手間を省いている。なお、再生モー
ド中に再生/一時停止ボタン11aを操作すると、再生
一時停止モードとなり、再度再生/一時停止ボタン11
aを操作すると、再生モードに戻る。
【0037】図5は図1に示した実施形態のディスクデ
ッキ部1の右側面を正面から見た図であって、この側面
には、従来のビデオカメラと同様にして、ハンドストリ
ップ16が取り付けられており、また、ディスクデッキ
部1の上面1aがカメラ部2の上面よりも突出している
から、図6に示すように、このハンドストリップ16と
ディスクデッキ部1の右側面との間に右手を通し、右手
の各指の先をディスクデッキ部1の上面1aのカメラ部
2側の角部に引っ掛けるようにすることにより、この実
施形態のディスク付きビデオカメラを片手で安全に抱え
ることができるようにしている。この場合、ディスクデ
ッキ部1の上面1aは、カメラレンズ4側が低くなるよ
うに曲面をなしており、これにより、ファインダ5側が
突出している状態になっているので、右手の指のこの上
面1aでの引っ掛かり位置がこの低くなった部分に自然
と決まることになり、この部分で安定して指を引っ掛け
ることができるので、この実施形態のディスク付きビデ
オカメラを安定して安全に抱えることができる。
【0038】また、ハンドストリップ16がディスクデ
ッキ部1の側面に設けられているので、この実施形態
は、ディスクデッキ部1が直接手で持たれて抱えられる
ものであるから、このディスクデッキ部1はカメラ部2
などよりも受ける振動が小さくてすむことになる。即
ち、この実施形態がこれを持っている手から振動を受け
ても、この持っている手から離れたカメラ部2の方が、
ディスクデッキ部1よりも、振動を大きく受けることに
なる。ディスクデッキ部1では、DVDなどの光ディス
クを用いているため、その動作が大きな振動に影響され
易い。この実施形態では、上記のように、ハンドストリ
ップ16がディスクデッキ部1の側面に設けているの
で、光ディスクに対する振動の影響を効果的に低減でき
ることになる。
【0039】なお、図7に示すように、ディスクデッキ
部1において、右側面と上面1aとの境23では、丸み
が形成されており、これにより、さらに、指に負担がか
からないようにしている。なお、図7では、前出図面に
対応する部分には同一符号を付けている。
【0040】図8は図1に示した実施形態の内部を示す
分解斜視図であって、1Aはディスクデッキ部ケース、
1Bはディスクドライブ、1Cはディスクカバー、2A
はカメラ部ケース、2Bはフロントケース、24はCC
D基板、25はアナログ回路基板、26はディジタル回
路基板、27はフラッシュランプ、28はフラッシュ基
板、29はリアユニット、30はディスクカートリッジ
であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて
いる。
【0041】同図において、ディスクデッキ部1では、
枠状のディスクデッキ部ケース1A内にディスクドライ
ブ1Bが収納され、このディスクデッキ部ケース1Aの
一方側がディスクカバー1Cによってカバーされる。こ
のディスクカバー1Cの内側にディスクカートリッジ3
0の収納部が設けられており、また、このディスクカバ
ー1Cは、その前面側がディスクデッキ部ケース1Aの
前面側に取り付けられ、この取り付け部に関して回動可
能となっている。即ち、このディスクカバー1Cはディ
スクデッキ部ケース1Aに対してドア状に開閉可能であ
って、ディスクカバー1Cが開いた状態で、このディス
クカバー1Cの収納部にディスクカートリッジ30を出
し入れすることができる。
【0042】カメラ部2では、カメラ部ケース2Aにレ
ンズ部4やCCD撮像素子を備えたCCD基板24,映
像信号や音声信号の処理回路などを搭載したアナログ回
路基板25,ディジタル回路基板26,フラッシュラン
プ27を搭載したフラッシュ基板28を組み込み、しか
る後、このカメラ部ケース2Aにフロントケース2Bや
リヤユニット29,ファインダ5を取り付けて、ディス
クデッキ部ケース1Aのディスクカバー1Cとは反対側
の側面に固定する。また、このカメラ部ケース2Aの側
面に、ヒンジ部14を介して液晶モニタ部3を取り付け
る。なお、リアケース29にバッテリ22が取り付けら
れるように構成されている。
【0043】図9は図1に示した実施形態の液晶モニタ
部3を開いた状態(即ち、ヒンジ部の回動軸を中心にし
て回動させた状態)を示す斜視図であって、3aは表示
画面、32は液晶モニタ部3の収納部、33はモニタ操
作部、34aはカーソルシフトキー、34bはカーソル
決定キー、34cはシフトキャンセルキー、34dは消
去キー、35はカーソル上下操作キー、36は記録目次
ボタン、37はスピーカであり、前出図面に対応する部
分には同一符号を付けている。
【0044】同図において、カメラ部2の左側面には、
液晶モニタ部3を収納する収納部32が設けられてお
り、液晶モニタ部3を収納部32に収納することによ
り、図1で示した状態となる。
【0045】この収納部32内には、スピーカ37やデ
ィスクドライブ1に装着されたDVDの記録内容を選択
するためのモニタ操作部33が設けられており、このモ
ニタ操作部33は、図示するように、カーソルシフトキ
ー34aやカーソル決定キー34b,シフトキャンセル
キー34c,消去キー34d,カーソル上下操作キー3
5,記録目次ボタン36が配置されている。
【0046】液晶モニタ3の表示画面3aには、撮像時
の映像やDVDの再生映像(動画や静止画)が表示さ
れ、再生される映像が音付きの場合には、その再生音が
スピーカ37から出力される。液晶モニタ部3が収納部
32に収納されて閉じたときには、スピーカ37から音
は出力されない。
【0047】ここで、液晶モニタ部3は、従来のビデオ
カメラでは、収納部32に収納されている状態から90
゜まで回動し、その状態が最大に開いた状態であった
が、この実施形態では、収納部32にモニタ操作部33
を設け、これを液晶モニタ部3の表示画面3aを見なが
ら操作する場合もあるので、図10(a)に示すよう
に、90゜を越える角度、好ましくは120゜以上回動
できるようにしている。また、図10(b)に示すよう
に、180゜まで開くようにしてもよい。
【0048】図11(a)は液晶モニタ部3の収納部3
2のモニタ操作部33を操作する場合を示すものであっ
て、このようにモニタ操作部33を操作する場合、液晶
モニタ部3の表示画面3aに表示される画像を見ながら
操作することもあり、このような場合、従来のビデオカ
メラのように、液晶モニタ部3が90゜までしか開かな
い場合には、表示画面3aが液晶画面であることから、
その可視範囲が狭く、モニタ操作部33を操作するとき
のユーザの眼の位置(視点位置)と表示画面3aを見る
ときの視点位置とを異ならせなければならず、操作がし
にくいものであった。
【0049】これに対し、この実施形態では、液晶モニ
タ部3を90゜よりもさらに開き、好ましくは120゜
以上開くようにするものであるから、モニタ操作部33
の操作がし易い視点の位置が液晶の表示画面3aの可視
範囲内にあるようにすることができ、ユーザは眼の位置
を動かさずにモニタ操作部33を操作することができる
から、その操作が非常にし易くなる。
【0050】また、撮像時に液晶モニタ部3の表示画面
で映像をモニタするにしても、図11(b)に示すよう
に、液晶モニタ部3を90゜よりも大きく開くことによ
り、その表示画面3aへの視線をビデオカメラ本体の中
心線(即ち、カメラレンズ4の光軸)に平行にする必要
がなくなる。従って、ビデオカメラ本体とユーザの眼と
の間の位置関係の制約が緩和され、撮像に際しても、非
常に使い易いものとなる。
【0051】DVDとして直径8cmのシングルCDサ
イズのものを使用する場合、ディスクデッキ部1として
も、これにあわせて小型化でき、また、カメラ部2とし
ても、CCD素子やレンズ部4などを小型のものを用い
ることにより、上記のように、ディスクデッキ部1の外
面輪郭よりも小さい外面輪郭とすることができ、実施形
態として、全体として小型化された光ディスク付きビデ
オカメラを提供するものであるが、かかる小型化された
実施形態において、操作部などの各部材を、その使い易
さを保ちながら、いかに配列するかが問題となるが、上
記のように、液晶モニタ部3の表示画面3aの表示画像
を見ながら操作するモニタ操作部33をこの液晶モニタ
部3の収納部32内に設けることにより、しかも、この
液晶モニタ部3を90゜を越える角度まで開くことがで
きるようにしたことにより、通常では使用しないスペー
スを有効に利用し、かつこのモニタ操作部32の操作性
を良好に保つことになる。
【0052】なお、図9において、液晶モニタ部3をヒ
ンジ部14の水平な回転軸を中心として180゜回転さ
せてから、この液晶モニタ部3を収納部32に収納する
ことができ、この場合には、図3に示す状態に対し、液
晶モニタ部3の表示部3aが外部に現れることになる。
この場合、この表示画面3aの傍らにディスク操作部1
1があるので、これを操作することによってDVDに録
画される映像を再生表示させることができる。この場
合、表示画面3aに表示される映像は上下左右逆になる
が、この表示画面3aの傍らにディスク操作部11があ
るので、この画面を見ながらの操作、例えば、一時停止
や早送り,巻戻しなどの操作がし易いことになる。
【0053】次に、図12に示す記録目次画面38を用
いて図9に示すモニタ操作部33の操作について説明す
る。
【0054】まず、図9に示すように、液晶モニタ部3
を、例えば、120゜開いた状態として、記録目次ボタ
ン36を押すと、表示画面3aに図12に示す記録目次
画面38が表示される。この記録目次画面38は、ディ
スクデッキ部1に装着されたDVDに録画されている夫
々の映像(動画や静止画,音付き静止画,静止画の連写
など)の最初の画面(動画の場合には、最初のフィール
ドまたはフレームの映像、静止画の場合には、その静止
画、連写した複数の静止画の場合には、その最初の静止
画)A,B,C,……,Lと3×4=12個からなる映
像のマルチ画面として表示されるものである。なお、こ
の記録目次画面38は、記録目次ボタン36を押すと、
DVDに録画されている各映像の先頭の画像を順次読み
出し、これをメモリを用いて作成される。
【0055】DVDに録画されている映像が13個以上
あって、1つの記録目次画面38にすべてを表示できな
い場合には、他の記録目次画面に含まれることになり、
記録目次ボタン36を再度操作することにより、次の記
録目次画面の表示に移る。
【0056】このマルチ画面では、夫々の映像の種類を
示すマーク38a〜38dが夫々の映像画面の左上隅部
に表示されている。ここで、マーク38aは動画、マー
ク38bは静止画、マーク38cは連写した静止画、マ
ーク38dは音付きの静止画を夫々表わしているものと
する。なお、「音付き」の音とは、撮像時にマイク6
a,6b(図1)から収録される音である。
【0057】かかる状態において、カーソル上下操作キ
ー35を操作すると、記録目次画面38上で図示しない
カーソルを上下左右に移動させることができ、これによ
り、記録目次画面38上の再生希望の映像を指定するこ
とができる。このようにして指定を行なって決定キー3
4bを操作すると、この指定されて決定された映像が再
生可能となり、ディスク操作部11を操作することによ
り、この映像を再生することができる。
【0058】記録目次画面38での複数の映像を選択す
る場合には、夫々の映像毎にカーソル上下操作キー35
を操作してカーソルで指定し、決定キー34bを操作し
てそれを決定すればよく、このようにして複数の映像を
選択してディスク操作部11を操作すると、これら複数
の映像画素の選択順に再生される。
【0059】また、記録目次画面38での複数の映像を
選択する場合、カーソルシフトキー34aを用いること
ができる。このカーソルシフトキー34aを操作する
と、カーソルは記録目次画面38上で映像単位にシフト
する。例えば、記録目次画面38において、映像A,
B,Dを選択したい場合には、まず、カーソル上下操作
キー35を操作してカーソルで映像Aを指定して決定キ
ー34bで決定し、しかる後、カーソルシフトキー34
aを操作すると、カーソルは次の映像Bにシフトする。
そして、決定キー34bを操作し、次に、カーソルシフ
トキー34aを2度操作すると、カーソルは映像Dを指
定する。これで決定キー34bを操作すると、映像A,
B,Dが選択されたことになる。このように、複数の映
像を選択する場合の操作が簡単になる。
【0060】シフトキャンセルキー34cは、以上のシ
フトキー34aの操作をキャンセルするものであって、
上記のようにシフトキー34aと決定キー34bとで映
像A,B,Dが選択された後、シフトキャンセルキー3
4cを操作すると、これら映像A,B,Dの選択がキャ
ンセルされる。なお、シフトキャンセルキー34cを操
作する毎に選択された映像が1つずつキャンセルされる
ようにしてもよい。
【0061】消去キー34dはDVDに録画されている
映像を消去するためのものであって、例えば、カーソル
上下操作キー35またはカーソルシフトキー34aで消
去希望の映像を指定し、この消去キー34dを操作する
と、この指定された映像がDVDから消去される。
【0062】以上のようにして、DVDに録画されてい
る映像から所望の映像を選択して表示画面3aに表示さ
せることができる。
【0063】なお、このように所望の映像を選択せず、
DVDから録画順に映像を再生させる場合には、ディス
ク操作部11の再生/一時停止ボタン11a(図3)を
操作すればよい。
【0064】図13は図1におけるディスクデッキ部1
でのディスクカートリッジ30の挿入/イジェクト手段
の具体例を示す斜視図であって、1bはカートリッジ挿
入口であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付
けている。
【0065】図13(a)は、先に説明したように、デ
ィスクデッキ部1のディスクカバー1Cを開閉可能と
し、このディスクカバーの内側にカートリッジ挿入口1
bを備えたカートリッジ収納部を設けたものである。こ
の場合には、イジェクトボタン20(図4)を操作する
ことにより、ディスクカバー1Cが図示するように開く
ことになる。カートリッジ挿入口1bからディスクカー
トリッジ30を挿入した後では、指で押すことにより、
ディスクカバー1Cは閉じてDVDがディスクデッキ部
1に装着されることになる。
【0066】図13(b)はカートリッジ挿入口1bを
ディスクデッキ部1の背面側の端面に設けたもの、図1
3(c)はカートリッジ挿入口1bをディスクデッキ部
1の前面側の端面に設けたもの、図13(d)はカート
リッジ挿入口1bをディスクデッキ部1の上面1aに設
けたもの、図13(e)はカートリッジ挿入口1bをデ
ィスクデッキ部1の底面に設けたものであり、これらい
ずれも、カートリッジ挿入口1bから手でディスクカー
トリッジ30を押し込むことにより、DVDはディスク
デッキ部1内に装着され、上記のイジェクトボタン20
(図4)を操作することにより、DVDが装着されてい
たディスクカートリッジ30がカートリッジ挿入口1b
からイジェクトされる。
【0067】図14は図2の蓋8を取り外した入出力端
子の収納部を示す図であって、40〜43はジャック、
44,45はコネクタであり、前出図面に対応する部分
には同一符号を付けている。
【0068】同図(a)において、この収納部には、テ
レビジョン受像機と接続するためのアナログ映像/音声
の出力端子(AV端子)としてのジャック40と、外部
マイクと接続するための音声の入力端子としてのジャッ
ク41と、ビデオテープレコーダなどの記録再生装置と
接続するためのディジタル映像/音声の出力端子(S端
子)としてのジャック42と、パソコンに接続するため
の映像の出力端子(USB端子)としてのジャックとが
収納されている。
【0069】ここで、ジャック40,41は端子として
のピンを差し込むための小径のジャックであるが、ジャ
ック42,43は多数のピンを有する大径のコネクタが
接続される大径のジャックである。しかし、これら大径
のジャック42,43は、その用途からして、同時に使
用されることがない。
【0070】そこで、図14(b)に示すように、ジャ
ック42に、破線で示すように、大径のコネクタ44が
接続されたとき、このコネクタ44が他のジャック43
に当たらず、また、図14(c)に示すように、ジャッ
ク43に、破線で示すように、大径のコネクタ45が接
続されたとき、このコネクタ45が他のジャック42に
当たらないできるだけ小さい間隔をこれら大径のジャッ
ク42,43間に持たせる。これにより、これらジャッ
ク42,43が占める高さ方向の寸法を最小のものとす
ることができ、従って、これらジャック40〜43の収
納部の高さ寸法を最小にすることができる。そして、こ
れにより、カメラ部2の高さ寸法を小さくすることがで
きるのである。
【0071】図15は図1での液晶モニタ部3の背面1
2に設けられた表示部に表示される画像の一具体例を示
す図であり、46〜54はアイコンの表示領域である。
【0072】同図において、電源ボタン19(図4)の
操作で電源がONすると、この実施形態の状態に応じて
表示領域46〜54のいずれかでアイコンが表示され
る。いま、録画状態にあるとすると、領域46に録画モ
ードであることを示す情報が表示され、さらに、録画モ
ードに応じて、例えば、動画の録画モードであるときに
は、領域47にそれを示すアイコンが、静止画の録画モ
ードにあるときには、領域48にそれを示すアイコン
が、音付き静止画の録画モードにあるときには、領域4
9にそれを示すアイコンが夫々表示される。また、図1
4に示したジャック43により、パソコンに接続されて
いるときには、領域50にそれを示す情報が表示され
る。このときには、撮像や録画,再生の各動作モードは
パソコンによって制御される。また、録画や再生時の画
像表示もパソコンで行なわれる。
【0073】再生モードにある場合には、DVDの回転
を表わすように、リング状の領域51で複数の発光領域
がクルクル回る表示がなされる。領域52はバッテリ2
2(図3)の残量が表示され、領域53では、フラッシ
ュ部9(図1)の電源がONしていることを表示する。
また、領域54では、タイマが作動しているとき、その
残り時間とともに変化するアイコンが表示される。
【0074】また、電源がONしていないとき、ディス
ク操作部11やカメラ/画面調整部18のいずれかの操
作ボタン、例えば、メニュー選択ボタン18f(図4)
を所定時間(例えば、1秒間)押すことにより、領域5
2でバッテリ22の残量を表示させることができる。従
って、電源をONにすることなくバッテリ22の残量を
知ることができ、この場合、カメラ部2やディスクデッ
キ部1の動作を必要としないから、電源をONする操作
もなくして操作が簡略化する。
【0075】なお、上記説明では、DVDなどの光ディ
スクを収納したディスクカートリッジをディスクデッキ
1に装着するものとしたが、この光ディスク自体を直接
挿入口1b(図13)から挿入してディスクデッキ1に
装着するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラ部の側面に設けた液晶表示画面を備える液晶モニ
タ部のカメラ部の側面に対する開閉角度範囲を90゜よ
りも大きく、好ましくは120゜以上としたので、本発
明の使用に際し、可視範囲が狭いこの液晶表示画面が見
易くなる。
【0077】また、本発明によれば、液晶モニタ部が閉
じたときにこの液晶モニタ部によって覆われるカメラ部
の側面の部分に、光ディスクに録画されている情報を選
択するための操作部とスピーカとを設けているので、光
ディスクを記録媒体として装置の小型化を達成しなが
ら、従来使用されていなかった上記のカメラ部の側面の
部分を、液晶を開いたときしか使用しない操作部とスピ
ーカを配置するということで、有効に利用するものであ
り、しかも、上記のように、液晶モニタ部の開閉角度範
囲を90゜よりも大きく、好ましくは120゜以上とし
ているので、液晶表示画面を見ながらのこの操作部の操
作性も優れたものとなる。
【0078】また、本発明によれば、液晶モニタ部の液
晶表示画面が設けられている面とは反対側の背面に、電
源投入とともに少なくともディスクデッキの動作状態を
表示する表示部を設けているので、スペースの有効利用
を図ってディスクデッキの動作状態をユーザに知らせる
という新たな機能が付加されるし、この表示部には、バ
ッテリの残量も表示されるが、このバッテリ残量は、電
源が投入されなくとも、予め決められた操作ボタンの操
作によっても表示されることができるようにしており、
バッテリ残量の把握に要する手間を低減している。
【0079】また、本発明によれば、カメラ部の側面上
の上記液晶表示画面の片側に、ディスクデッキの操作部
を配置しているので、光ディスクからの再生時に液晶表
示画面を見ながらの再生操作が容易となる。
【0080】また、本発明によれば、カメラ部の背面の
一部を垂直方向に円弧状をなす面として、この円弧状を
なす面の上部と下部とで使用頻度が異なる操作ボタンを
配置したカメラ部の操作部を設けているので、カメラ部
を動作させながらの操作がし易くなる。
【0081】また、本発明によれば、ディスクデッキ部
の側面にハンドストラップを取り付けたので、本発明を
抱えて使用するときには、ディスクデッキ部を持つこと
になるので、光ディスクを用いたディスクデッキでの振
動による影響を低減できる。
【0082】また、本発明によれば、カメラレンズとは
反対側のディスクデッキの端面に、ディスクデッキから
の光ディスクのイジェクトボタンを設けるとともに、デ
ィスクデッキの録画モード時にイジェクトボタンが操作
されると点滅するアクセスランプを設けているので、録
画終了の指示後、録画モードが終了しないうちにイジェ
クトボタンが操作された場合、不具合、即ち、まだ録画
モードにあるから光ディスクがイジェクトされないこと
をユーザに知らせることができ、光ディスクがイジェク
トされない理由をユーザは正しく認識できる。
【0083】また、本発明によれば、カメラ部の前面上
のカメラレンズから下方向の位置にマイクロホンを配置
し、かつディスクデッキ部の前面上のカメラレンズの光
軸に対して横方向の位置にフラッシュ部を配置している
ので、撮影シーンからの音を正確に取り込むことができ
るし、また、カメラレンズから見てフラッシュ部から被
写体に適正に照明されることになって、被写体像に不所
望な影などが生ずることがない。
【0084】また、本発明によれば、カメラ部の前面の
カメラレンズの下側に、外部装置との接続用の入出力端
子を全て収納する収納部を設け、かかる入出力端子の一
部の複数個は大きい面積を占めるジャックであって、こ
れらジャック間の垂直方向の間隔を、ジャックに差し込
まれたコネクタが他のジャックに近接する程度に設定し
たものであるから、かかる入出力端子の収納部の垂直方
向の寸法を縮小でき、カメラ部の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク付きビデオカメラの一
実施形態を前面側から見た斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態を前面側から見た平面図
である。
【図3】図1に示した実施形態の左側面図である。
【図4】図1に示した実施形態の背面図である。
【図5】図1に示した実施形態の右側面図である。
【図6】図1に示した実施形態を持った状態を示した図
である。
【図7】図1に示した実施形態を背面側から見た斜視図
である。
【図8】図1に示した実施形態の分解斜視図である。
【図9】図1に示した実施形態の液晶モニタ部を開いた
状態を示す斜視図である。
【図10】図1に示した実施形態の液晶モニタ部の開く
角度を示す図である。
【図11】図1に示した実施形態の液晶モニタ部が開い
て使用する状態を示す図である。
【図12】図1における液晶モニタ部の表示画面に表示
される記録目次の一具体例を示す図である。
【図13】図1に示した実施形態でのディスクカセット
の挿入手段の具体例を示す図である。
【図14】図1における入出力端子収納部の一具体例を
示す図である。
【図15】図1における液晶モニタ部の背面の表示部に
表示される画像の一具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスクデッキ部 1a 上面 1b カセット挿入口 2 カメラ部 3 液晶モニタ部 3a 表示画面 4 カメラレンズ部 5 ファインダ 6a,6b マイクロホン 7 タリーランプ 8 蓋 9 フラッシュ部 10 ズーム操作部 11 ディスク操作部 11a 再生/一時停止ボタン 12 液晶モニタ部3の背面 13 突出部 14 ヒンジ部 15 表示部 16 ハンドストラップ 17 録画モード選択ボタン 18 カメラ/画面調整部 19 電源スイッチ 20 ディスクイジェクトボタン 20a アクセスLED 21 録画/録画停止ボタン 22 バッテリ収納部 23 境 32 液晶モニタ部3の収納部 33 スピーカ 34a カーソルシフトキー 34b カーソル決定キー 34c シフトキャンセルキー 34d 消去キー 35 カーソル上下操作キー 36 記録目次ボタン 37 スピーカ 38 記録目次画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 敦俊 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 須曽 公士 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 江連 美知明 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5C018 FA02 FA03 FB05 FB06 FB09 5C022 AB15 AC06 AC13 AC25 AC32 AC69 AC71 AC78 AC79

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを記録媒体とするディスクデ
    ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化されて装置本
    体とし、該カメラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶
    モニタ部が該カメラ部の側面に対して開閉可能に取り付
    けられた光ディスク付きビデオカメラにおいて、 該カメラ部の側面に対する該液晶モニタ部の開閉角度範
    囲を90゜よりも大きく、好ましくは120゜以上とし
    たことを特徴とする光ディスク付きビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記液晶モニタ部が閉じたときに前記液晶モニタ部によ
    って覆われる前記カメラ部の側面の部分に、前記光ディ
    スクに記録されている情報を選択するための操作部とス
    ピーカとを設けたことを特徴とする光ディスク付きビデ
    オカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記液晶モニタ部の前記液晶表示画面が設けられている
    面とは反対側の背面に、電源投入とともに少なくとも前
    記ディスクデッキの動作状態を表示する表示部を設けた
    ことを特徴とする光ディスク付きビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記表示部には、バッテリの残量も表示され、該バッテ
    リ残量は、電源の投入前も、予め決められた操作ボタン
    の操作によっても表示されることを特徴とする光ディス
    ク付きビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 光ディスクを記録媒体とするディスクデ
    ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化され、該カメ
    ラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶モニタ部が該カ
    メラ部の側面に対して開閉可能に取り付けられた光ディ
    スク付きビデオカメラにおいて、 該カメラ部の側面上の該液晶表示画面の片側に、該ディ
    スクデッキの操作部を配置したことを特徴とする光ディ
    スク付きビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 光ディスクを記録媒体とするディスクデ
    ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化され、該カメ
    ラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶モニタ部が該カ
    メラ部の側面に対して開閉可能に取り付けられた光ディ
    スク付きビデオカメラにおいて、 カメラレンズとは反対側の該カメラ部の端面を該カメラ
    部の背面とし、該カメラ部の背面の一部を垂直方向に円
    弧状をなす面として、該円弧状をなす面の上部と下部と
    で使用頻度が異なる該カメラ部の操作部を配置したこと
    を特徴とする光ディスク付きビデオカメラ。
  7. 【請求項7】 光ディスクを記録媒体とするディスクデ
    ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化された光ディ
    スク付きビデオカメラにおいて、 該ディスクデッキ部の他方側の側面に、ハンドストラッ
    プを取り付けたことを特徴とする光ディスク付きビデオ
    カメラ。
  8. 【請求項8】 光ディスクを記録媒体とするディスクデ
    ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化され、該カメ
    ラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶モニタ部が該カ
    メラ部の側面に対して開閉可能に取り付けられた光ディ
    スク付きビデオカメラにおいて、 カメラレンズとは反対側の該ディスクデッキの端面に、
    該ディスクデッキからの該光ディスクのイジェクトボタ
    ンを設けるとともに、該ディスクデッキの記録モード時
    に該イジェクトボタンが操作されると点滅するアクセス
    ランプを設けたことを特徴とする光ディスク付きビデオ
    カメラ。
  9. 【請求項9】 光ディスクを記録媒体とするディスクデ
    ッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化され、該カメ
    ラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶モニタ部が該カ
    メラ部の側面に対して開閉可能に取り付けられた光ディ
    スク付きビデオカメラにおいて、 カメラレンズ側の該カメラ部及び該ディスクデッキの端
    面を夫々該カメラ部及び該ディスクデッキの前面とし
    て、 該カメラ部の前面上の該カメラレンズから下方向の位置
    にマイクロホンを配置し、 かつ該ディスクデッキ部の前面上の該カメラレンズの光
    軸に対して横方向の位置にフラッシュ部を配置したこと
    を特徴とする光ディスク付きビデオカメラ。
  10. 【請求項10】 光ディスクを記録媒体とするディスク
    デッキ部の一方側の側面にカメラ部が一体化され、該カ
    メラ部の側面に液晶表示画面を備えた液晶モニタ部が該
    カメラ部の側面に対して開閉可能に取り付けられた光デ
    ィスク付きビデオカメラにおいて、 カメラレンズ側の該カメラ部の端面を該カメラ部の前面
    として、該カメラ部の前面の該カメラレンズの下側に、
    外部装置との接続用の入出力端子を全て収納する収納部
    を設けたことを特徴とする光ディスク付きビデオカメ
    ラ。複数の大きい面積を占める外部装置との接続用のジ
    ャックを少なくとも含む入出力端子の収納部が設けら
    れ、
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記入出力端子の一部の複数個は大きい面積を占めるジ
    ャックであって、 該ジャック間の垂直方向の間隔を、該ジャックに差し込
    まれたコネクタが他の該ジャックに近接する程度に設定
    したことを特徴とする光ディスク付きビデオカメラ。
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