JPH1164928A - ディジタルメモリ付きカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラレンズを保護して、かつ使用時でも、
大型になりすぎるのを防止する。 【構成】 カメラ本体１にスライドカバー２が設けら
れ、図示する位置にあるときには、内蔵のビデオカメラ
のカメラレンズ３が露出し、撮影をすることができる。
撮影された画像は、ケース背面１ｂの表示画面４で表示
され、また、内蔵のＰＣカードに記録される。スライド
カバー２を矢印とは逆の方向にスライドさせると、カメ
ラレンズ３はこのスライドカバー２で塞がれるが、表示
画面４は露出したままとなっている。このようにして、
カメラレンズ３が、不使用時、保護されるとともに、ス
ライドカバー２の移動範囲はカメラレンズ３を隠すか出
すかの程度であり、撮影に使用する際でも、大型になる
ことがない。また、撮影しない場合でも、内蔵のＰＣカ
ードから画像情報の再生表示をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルメモリ
を内蔵し、撮像した画像を記録再生可能とするディジタ
ルメモリ付きカメラに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ビデオカメラの小型化が進み、片
手で持ちながらその手で操作できるようなものまでも開
発されている。さらに、かかるビデオカメラでは、ＰＣ
カードなどのメモリを内蔵し、カメラ内で撮像した画像
をディジタル記録したり、再生したりすることができ、
その再生画像も、カメラ本体に設けられた表示画面でモ
ニタすることができるようにしている。

【０００３】かかるディジタルメモリ付きカメラでは、
電源が投入されると、カメラが撮像を開始して、その撮
像画像が表示画面に表示され、かかる状態で記録ボタン
を操作すると、そのときの撮像画像がメモリに記録され
る。そして、再生ボタンを操作すると、このメモリから
画像が再生されて表示画面に表示される。また、かかる
ディジタルメモリ付きカメラをパソコンに接続すること
により、メモリが画像を再生してパソコン画面に表示さ
せることもできる。

【０００４】このようなメモリ付きカメラの一例が登録
意匠第９７７１７０号公報に記載されている。これは、
表示画面を備えた本体に向きを可変とするカメラ部が設
けられており、さらに、この本体にスライド可能が設け
られていて、使用時には、カバーを開いて表示画面が露
出されて見えるようにし、不使用時には、この表示画面
が蓋でカバーされて保護されるようにしたものである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
メモリ付きカメラでは、表示画面は蓋で保護されるもの
の、ビデオカメラのカメラレンズは、露出したままであ
って、不使用時においても、保護されていない。カメラ
レンズはほこりが付き易いし、傷も付き易く、わずかな
ほこりや傷などで撮影画質が劣化することになる。

【０００６】また、上記従来のメモリ付きカメラでは、
不使用時、蓋が本体をカバーするときには、装置全体が
小型になるとしても、蓋を開く場合には、これが表示画
面をカバーした状態から露出した状態にするために、蓋
の移動量を非常に大きくしなければならず、また、蓋は
表示画面全体をカバーすることができる程度に広い幅を
持っていなければならず、装置全体が横長に大型化す
る。このように横長に大きくなったメモリ付きカメラを
片手で持って撮影しながら記録操作を行なうことは、手
に重みが加わって操作がしにくい面もある。

【０００７】また、上記従来のメモリ付きカメラでは、
操作部が、蓋とは反対側のカメラ部に設けられており、
上記のように横長となった状態では、この点でも、操作
がやりにくいものとなる。

【０００８】本発明の目的は、かかる問題を解消し、カ
メラレンズを保護して、かつ使用時でも、大型になりす
ぎるのを防止することができるようにしたディジタルメ
モリ付きカメラを提供することにある。

【０００９】本発明の第２の目的は、横向きの姿勢にし
て撮像しても、記録操作をし易くすることができるよう
にしたディジタルメモリ付きカメラを提供することにあ
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために、本発明は、カメラ本体のケース前面にカメラ
レンズを、該カメラ本体のケース背面に表示画面を夫々
設けるとともに、該カメラ本体にスライド可能にスライ
ドカバーを設け、該スライドカバーが第１の終端位置に
スライドしたときに該カメラレンズを隠蔽し、該スライ
ドカバーが第２の終端位置にスライドしたときに該カメ
ラレンズを開放する構成とする。

【００１１】かかる構成により、不使用時には、カメラ
レンズがスライドカバーで塞がれて保護することがで
き、使用時には、このカメラレンズが露出される程度に
スライドカバーをスライドさせるだけでよいので、装置
全体が格別大型化することもない。

【００１２】また、本発明は、スライドカバーが上記の
第２の終端位置にスライドしたとき、スライドカバーの
ケース背面における端辺が表示画面から人間の親指の幅
を越える所定の距離だけ離れているようにする。

【００１３】かかる構成により、使用時、スライドカバ
ー側を手で握って撮影を行なうが、スライドカバーと表
示画面とが充分離れるので、手の指が表示画面に触れる
ことはなく、表示画面の汚れや傷つきを防ぐことができ
る。

【００１４】さらに、本発明は、ケース背面での、上記
第２の終端位置にスライドしたスライドカバーと表示画
面との間に、記録モード切換ボタンを設けるし、さらに
は、カバーケースの上面に記録ボタンを設ける。

【００１５】かかる構成により、スライドカバー側を持
った手の指で記録モード切換ボタンの操作ができ、この
モード切換えが容易となるし、記録ボタンも同様に操作
できて、記録操作も容易となる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。

【００１７】図１は本発明によるディジタルメモリ付き
カメラの一実施形態を示す構成図であって、同図（ａ）
はその上面図、同図（ｂ）はその正面図、同図（ｃ）は
底面図、同図（ｄ）は背面図であり、１はカメラ本体、
１ａはケース前面、１ｂはケース背面、１ｃはケース上
面、１ｄはケース底面、２はスライドカバー、２ａはス
ライドカバーの上面、２ｂは開口、３はカメラレンズ、
４は表示画面、５は記録ボタン、６は電源投入／撮影・
再生切換ボタン、７はデータ送受信部、８はＰＣカード
の挿入口、９は記録モード切換ボタン、１０はバッテリ
収納部、１１は通常／マクロ撮像切換レバー、１２は突
起部、１３は再生操作ボタン、１４は編集ボタン、１５
は削除ボタン、１６はマイクロホンである。

【００１８】同図において、カメラ本体１には、ビデオ
カメラ（図示せず）が内蔵されており、同図(ｂ)に示す
ように、そのカメラレンズ２がケース前面１ａに設けら
れている。カメラ本体は縦長のほぼ矩形状をなしてお
り、カメラレンズ２はこのケース前面１ａの右端上部に
配置されている。そして、このケース前面１ａのカメラ
レンズ２の近傍に、例えば、赤外線によるデータ送受信
部７が設けられている。

【００１９】また、カメラ本体１のケース背面１ｂに
は、図１（ｄ）に示すように、そのほぼ中央部に液晶な
どの表示画面４が設けられ、その左側には、再生操作ボ
タン１３と編集ボタン１４が設けられた操作部となって
いる。カメラ本体１のケース底面１ｄ側には、図１
（ｃ）に示すように、そのほぼ中央部にＰＣカードの挿
入口８が設けられており、カメラ本体１のケース上面１
ｃ側には、図１（ａ）に示すように、そのほぼ中央部に
電源投入／撮影・再生切換ボタン６が設けられ、これを
操作することにより、電源がオンするとともに、撮影ま
たはＰＣカードからの再生を行なうことができる。

【００２０】かかるカメラ本体１に、図面上横方向にス
ライド可能にスライドカバー２が取り付けられている。
図１はこのスライドカバー２が矢印方向にスライドされ
て、一方の終端部に係止されている状態を示している。
かかる状態では、図１（ｂ）に示すように、カメラレン
ズ３が外部に露出されており、データ送受信部７もこの
スライドカバー２外にあって外部に露出している。ま
た、図１（ｄ）に示すように、ケース背面１ｂでスライ
ドカバー２が矢印方向にスライドして露出した部分に記
録モード切換ボタン９が設けられている。この記録モー
ド切換ボタン９により、動画＋音声記録モード，静止画
記録モード，音声記録モード，静止画＋音声記録モード
などの記録モードを選択することができ、この記録モー
ド切換ボタン９を１回操作する毎に選択する記録モード
が切り換わる。

【００２１】また、図１（ａ）に示すように、スライド
カバー２の上面２ａに記録ボタン５が設けられており、
この記録ボタン５を操作することにより、記録モード切
換ボタン９で設定されたモードの記録を行なうことがで
きる。さらに、図１（ｃ）に示すように、スライドカバ
ー２の側部にバッテリ収納部１０が設けられている。

【００２２】図１に示すスライドカバー２の状態で、電
源投入／撮影・再生切換ボタン６を撮影側に操作する
と、電源が投入し、内蔵のビデオカメラが撮影を開始し
てその撮影画像が動画で表示画面４に表示される。この
とき、ユーザは右手で図１（ｄ）に示すスライドカバー
２の部分を持っており、この場合、この右手の親指はケ
ース背面１ｂに、人差指は図１（ａ）に示すスライドカ
バー２の上面２ａに、残りの３本の指は図１（ｂ）に示
すケース前面１ａに夫々あることになり、これらの指と
右手の甲とによってディジタルメモリ付きカメラの装置
全体が保持されることになる。

【００２３】なお、スライドカバー２の上面２ａは、表
示が面４側の面が外側に凸とした湾曲の面で構成されて
おり、カメラ本体１を右手で保持したときに、右手の親
指で作られる膨らみに馴染み、しっかりとカメラ本体１
を保持することができる。

【００２４】また、表示画面４側の面を外側に凸とした
湾曲の面としたために、表示画面４を下向きにしてカメ
ラ本体１をテーブル上などにおいたときには、表示画面
４の表面が直接テーブルなどに触れることがないので、
表示が面４の表面に傷が付いたり、汚れたりするのを防
止することができる。

【００２５】さらに、図１（ｂ）に示すように、スライ
ドカバー２に突起部１２が設けられている。この突起部
１２は、撮影するためにカメラ本体１を右手で保持した
とき、この右手の親指と人差指以外の指が届く位置に配
置されており、また、記録された映像を再生して表示画
面４で観るときには、右手の親指以外の指が届く位置に
この突起部１２が配置されている。このため、スライド
カバー２側でカメラ本体１を保持する指がこの突起部１
２に掛かり、指が滑ることなく、安定にカメラ本体１を
保持することができる。

【００２６】ここで、図１（ｂ）では、この突起部１２
は、略Ｓ字状の形態として図示しているが、本発明で
は、これにのみ限定されるものではなく、スライドカバ
ー２ガワにおかれた指が触れるものであれば、他の形
態、例えば、直線状の形態や単一の湾曲した形態であっ
てもよい。

【００２７】このようにこの装置全体を持った状態で、
右手の親指により、図１（ｄ）において、記録モード切
換ボタン９を操作して所望の記録モードを設定すること
ができる。この場合、スライドカバー２の端辺と表示画
面４との間隔Ｌは、この親指の幅を越える所定の値、例
えば、２〜３ｃｍ程度に設定されており、これにより、
記録モード切換ボタン９を操作するために親指を動かし
ても、この親指が表示画面４に触らないようにしてい
る。これにより、表示画面４を汚れや傷つきから保護す
ることができる。

【００２８】このようにして、記録モード切換ボタン９
を操作して所望の記録モードを設定し、右手の人差指で
記録ボタン９を操作すると、この設定されたモードで記
録が行なわれる。ここで、動画＋音声記録モードや音声
記録モードが設定されているときには、記録ボタン５を
操作することにより、内蔵のビデオカメラの撮像画像や
マイクロホン１６からの音声のＰＣカードへの記録が開
始し、再度記録ボタン５を操作すると、記録が終了す
る。また、静止画記録モードが設定されているときに
は、記録ボタン５はシャッタとして機能し、記録ボタン
５を操作する毎に静止画像がＰＣカードに記録される。
静止画＋音声モードが設定されているときには、静止画
モードと同様、記録ボタン５を操作する毎に静止画像が
記録されるが、それとともに、所定時間の音声が同時に
記録される。

【００２９】このように、撮影に必要な記録ボタン５と
記録モード切換ボタン９とは、右手の指が届く範囲内に
配置されており、撮影のための操作は右手、撮影の準備
が完了した後のカメラ本体１を確実に保持するのは左手
として、左右の手の役割を示唆した配置構成としてい
る。このために、撮影の操作に神経を使うことがないの
で、カメラ本体１を安定した状態で維持し、かつ被写体
に集中することができる使い易いディジタルメモリ付き
カメラを提供することができる。

【００３０】なお、図１（ａ）に示すケース上面１ｃに
は、カメラレンズ３に対向して通常／マクロ撮像切換レ
バー１１が設けられており、これを操作することによ
り、接写撮影と通常の撮影とを切り換えることができ
る。

【００３１】また、このスライドカバー２が開いた状態
で電源投入／撮影・再生切換ボタン６を再生側に切換操
作すると、ビデオカメラによる撮影が停止し、ＰＣカー
ドからの再生可能状態となる。そこで、図１（ｄ）に示
す表示画面４の左側の再生操作ボタン１３を適宜操作す
ることにより、表示画面４上にその再生画像が表示さ
れ、また、図示しないスピーカから再生音声が出力され
る。

【００３２】さらに、通常、再生状態では、カメラ本体
１を保持するのは右手が主体となり、左手は親指が図１
（ｄ）で示すケース背面１ｂ側に、その他の指は図１
（ｂ）で示すケース前面１ａに夫々あることになる。

【００３３】このような状態で、再生操作ボタン１３が
表示画面の左側に配置されていることから、左手の指で
再生操作ボタン１３の操作を行なっても、左手の親指が
表示画面４を覆うことなく、また、左手の親指の付け根
を軸として動かす程度の動作で再生操作ボタン１３の操
作が可能となり、カメラ本体１を手に持ちながら再生の
操作をすることが可能となる。

【００３４】さらに、データ送受信部７により、例え
ば、パソコンなどに撮影した画像データやＰＣカードに
記録されている画像データを送信することができるし、
また、パソコンなどから必要なデータを受信してＰＣカ
ードに記録することもできる。このような動作も、ケー
ス背面１ｂに設けられた操作部を適宜操作することによ
って行なうことができる。

【００３５】次に、スライドカバー２を矢印とは反対側
にスライドさせて他方の終端部に係止させると、図２に
示す状態となる。なお、図２（ａ）は上面図、図２
（ｂ）は正面図、図２（ｃ）は背面図であって、図１に
対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略
する。

【００３６】図２において、ケース背面１ｂでのスライ
ドカバー２のスライド部とそれ以外の部分とで段差が設
けられており、この段差部が上記の他の終端部となる。
スライドカバー２がこの終端部に係止したときには、図
２（ｃ）に示すように、表示画面４やその左側の再生操
作ボタン１３はスライドカバー２から離れて外部に露出
しているが、図２（ｂ）に示すように、カメラレンズ３
（図１）はスライドカバー２によって完全に塞がれてい
る。従って、図１に示した撮影状態からこの図２に示す
状態になると、自動的に電源がオフして撮影が停止す
る。このとき、この撮像が停止することによって不要と
なる記録モード切換ボタン９や通常／マクロ撮像切換レ
バー１１などがスライドカバー２によって覆い隠され
る。

【００３７】このように、撮影以外では不要となる記録
モード切換ボタン９や通常／マクロ切換レバー１１がス
ライドカバー２によって覆われているので、持ち運ぶと
きには、カメラ本体１の表面が平滑な状態となり、ポケ
ットや鞄などに収納することが容易になる。

【００３８】なお、図１（ａ）に示した編集ボタン１４
（図では、メディアナビゲーションとして示している）
は、記録された情報の編集に使用するものである。編集
ボタン１４を操作すると、表示画面４に複数の記録され
た情報が表示され、そのうちで削除したい情報に再生操
作ボタン１３を操作してカーソルを合わせ、削除ボタン
１５を操作することにより、この情報を削除することが
できるし、また、記録された情報の順番の入替えなども
できる。

【００３９】ところで、図２に示す状態では、このよう
に、表示画面４や操作部が外部に出ているので、電源投
入／撮影・再生切換ボタン６を再生側に操作すると、電
源がオンし、操作部を再生操作することにより、ＰＣカ
ードからの情報の再生ができる。また、図２（ｂ）に示
すように、スライドカバー２が閉じても、このスライド
カバー２の開口２ｂにより、データ送受信部７が外部に
露出しており、これにより、例えば、パソコンなどと上
記のようなデータ通信を行なうことができる。

【００４０】このようにして、この実施形態では、スラ
イドカバー２は、撮影を行なわないときには、不要とな
るカメラレンズ３や記録モード切換ボタン９，通常／マ
クロ撮像切換レバー１１などを覆うだけで、表示画面４
や再生／データ通信などのための操作部は覆わないよう
にしているので、スライドカバー２のスライド量を小さ
くすることができ、撮影に使用するときに不当に大型化
しないようにすることができるし、また、ＰＣカードに
記録された情報や外部からの情報の表示に使用すること
が可能となる。

【００４１】なお、以上の説明では、ＰＣカードを使用
するものとしたが、他のディジタルメモリを用いてもよ
いことはいうまでもない。

【００４２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影を行なわないときには、撮影のときに使用するカメ
ラレンズなどをカバーして、撮影を行なうときには、こ
れらカメラレンズなどが露出するように、スライドカバ
ーをスライドするものであるから、撮影を行なわないと
きに不要となるカメラレンズの保護を確保できるし、ま
た、これらカメラレンズを隠す程度にスライドカバーを
スライドさせるだけてよいので、撮影に使用するときで
も、装置の大型化を回避できる。

【００４３】また、本発明によれば、撮影に使用しない
ときでも、表示画面は露出しているので、ディジタルメ
モリに記録された画像情報を再生してこの表示画面で表
示させることができ、単独で表示装置としての機能も持
たせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるディジタルメモリ付きカメラの一
実施形態のスライドカバーが開いているときの状態を示
す構成図である。

【図２】図１に示した実施形態のスライドカバーが閉じ
ているときの状態を示す図である。

【符号の説明】

１ カメラ本体 １ａ ケース前面 １ｂ ケース背面 １ｃ ケース上面 １ｄ ケース底面 ２ スライドカバー ２ａ 上面 ２ｂ 開口 ３ カメラレンズ ４ 表示画面 ５ 記録ボタン ６ 電源投入／撮影・再生切換ボタン ７ データ送受信部 ８ ＰＣカードの挿入口 ９ 記録モード切換ボタン １０ バッテリ収納部 １１ 通常／マクロ撮像切換レバー １２ 突起部 １３ 再生操作ボタン １４ 編集ボタン １５ 削除ボタン １６ マイクロホン

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ビデオカメラを内蔵したカメラ本体のケ
   ース前面にカメラレンズが、該カメラ本体のケース背面
   に表示画面が夫々設けられたディジタルメモリ付きカメ
   ラにおいて、 該カメラ本体にスライド可能にスライドカバーを設け、 該スライドカバーが第１の終端位置にスライドしたとき
   に該カメラレンズを隠蔽し、該スライドカバーが第２の
   終端位置にスライドしたときに該カメラレンズを開放す
   ることを特徴とするディジタルメモリ付きカメラ。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記スライドカバーが第１の終端位置にあるときも、前
   記表示画面が前記スライドカバーから開放されているこ
   とを特徴とするディジタルメモリ付きカメラ。
3. 【請求項３】 請求項１または２において、 前記スライドカバーが前記第２の終端位置にスライドし
   たとき、前記スライドカバーの前記ケース背面における
   端辺が前記表示画面から人間の親指の幅を越える所定の
   距離だけ離れていることを特徴とするディスクメモリ付
   きカメラ。
4. 【請求項４】 請求項３において、 前記ケース背面での、前記第２の終端位置にスライドし
   た前記スライドカバーと前記表示画面との間に、記録モ
   ード切換ボタンを設けたことを特徴とするディジタルメ
   モリ付きカメラ。
5. 【請求項５】 請求項１，２，３または４において、 前記スライドカバーの上面に記録ボタンを設けたことを
   特徴とするディジタルメモリ付きカメラ。