JP2005050413A - 記録再生装置 - Google Patents

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JP2005050413A JP2003204209A JP2003204209A JP2005050413A JP 2005050413 A JP2005050413 A JP 2005050413A JP 2003204209 A JP2003204209 A JP 2003204209A JP 2003204209 A JP2003204209 A JP 2003204209A JP 2005050413 A JP2005050413 A JP 2005050413A
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Akira Kojima
昭 小島
Minoru Ikeda
稔 池田
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Abstract

【課題】撮影状態に影響されることなく、操作性や保持性を良好にするとともに、記録媒体の着脱を容易に行うことができる記録再生装置を提供する。
【解決手段】画像の撮影、記録、再生機能を有する第1の筐体10と、表示機能を有する第2の筐体20と、第1の筐体と第2の筐体とを回転可能に連結する連結部30とを備え、第1の筐体10は、カメラレンズ41を有するカメラ部40を内蔵する収納体60と、画像の記録、再生を行うディスクデッキ部210とを備え、ディスクデッキ部20は、第1の筐体10と第2の筐体20とを開いた状態で露出する面にヒンジ部90を介して開閉可能に設けられた保護カバー80と、保護カバー80を開いた状態で露出する記録媒体収納部212とを備えるようにする。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体を介して画像情報の記録や再生を行う記録再生装置に関するものであり、特に、記録媒体として光ディスクを使用する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビデオカメラ等の記録再生装置においては、高画質、高精細な画像情報の記録再生を行うために、記録媒体の大容量化が求められている。記録媒体の大容量化を図った記録再生装置としては、例えば、DVD−RAM等の光ディスクを記録媒体として使用したビデオカメラが実用化されている。このようなビデオカメラの従来例としては、ディスクドライブ部やディスク収納部などが内蔵されたディスクデッキ部の一方側の側面に、カメラレンズや撮像素子などを内蔵したカメラ部が一体化され、カメラ部の側面に液晶モニター部を開閉可能に設けた構成とし、カートリッジに収納された光ディスクをディスクデッキ部にセットし、ディスクデッキ部を片手で保持しながら画像の撮影や記録を行うビデオカメラが知られている(特許文献1を参照)。
【特許文献1】
特開2001−111877号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例においては、液晶モニター部に設けられた横長の表示画面に合わせた撮影方向、いわゆる横方向からの撮影(横撮り)を前提とした構成となっている。このため、縦方向からの撮影(縦撮り)を行う場合には、ビデオカメラ全体を寝かせるように保持して撮影を行わなければならない。このように、ビデオカメラを寝かせるようにして撮影(縦撮り)する場合には、手首を返してディスクデッキ部を保持し、身体を傾けるような姿勢で撮影しなければならず、ビデオカメラを保持する手にかかる負担が大きくなる。しかも、操作ボタンやレバー等は横撮りを前提として構成されているため、縦撮りの状態では操作しづらくなる。
このため、上記従来例においては、縦撮りを行う場合におけるカメラの保持性や操作性に対する配慮がなされていない。
また、上記従来例においては、一方の手でディスクデッキ部を保持して使用するため、記録媒体の着脱の際にはビデオカメラを他方の手で持ち変える必要があり、記録媒体の着脱をスムーズに行うという点についての配慮がなされていない。
そこで、本発明の目的とするところは、撮影状態に影響されることなく、操作性や保持性を良好にするとともに、記録媒体の着脱を容易に行うことができる記録再生装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、画像の撮影、記録、再生機能を有する第1の筐体と、表示機能を有する第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを回転可能に連結する連結部とを備え、前記第1の筐体は、カメラレンズを有するカメラ部と、画像の記録、再生を行うディスクデッキ部とを内部に備え、前記ディスクデッキ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で露出する面にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた保護カバーと、前記保護カバーを開いた状態で露出する記録媒体収納部とを備えるようにする。
また、前記目的を達成するために、本発明は、画像の撮影、記録、再生機能を有する第1の筐体と、表示機能を有する第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを回転可能に連結する連結部とを備え、前記第1の筐体は、カメラレンズを有するカメラ部と、画像の記録、再生を行うディスクデッキ部とを内部に備え、前記ディスクデッキ部は、画像の記録、再生を行うピックアップ装置と、記録媒体を収納する記録媒体収納部と、収納された記録媒体を保持する記録媒体装着部とを備え、前記ピックアップ装置は、その一部が前記ディスクデッキ部よりも突出するように配置され、前記カメラ部は、前記ピックアップ装置の突出した部分の近傍に配置されるとともに、前記カメラレンズが露出するように前記ピックアップ装置の突出した部分を収納する収納部を備え、前記収納体は、前記ディスクデッキ部よりも幅の狭い外観形状を備え、前記第1の筐体は、前記収納体と前記ディスクデッキ部とが一体となるように円弧面で連続させた外観形状を備えるとともに、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で露出する面にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた保護カカバーを備え、前記記録媒体収納部は、前記保護カバーを開いた状態で露出するようにする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図13を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1から図11が第1の実施の形態を示し、図12から図13が第2の実施の形態を示している。なお、この説明においては、同一の部位や機能、矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明は省略する。
<第1の実施の形態>
先ず、図1を参照して、第1の実施の形態に係る記録再生装置の外観構成を、ビデオカメラを例として説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るビデオカメラの外観図であって、図1(a)は正面図、図1(b)は左側面図、図1(c)は右側面図、図1(d)は平面図、図1(e)は底面図、図1(f)は背面図である。
図1(a)において、符号1で総括的に示すのは、記録媒体として光ディスクを備えたビデオカメラであり、このビデオカメラ1は、画像の撮影機能や記録機能、再生機能などを有する第1の筐体10と、表示機能を有する第2の筐体20とを有し、この2つの筐体が連結部30を介して上下方向および左右方向へ回動可能となるように連結された構成としている。
第1の筐体10は、光ディスク等の記録媒体を収納し、収納された記録媒体への画像の記録や、記録媒体に記録された画像の読み出し(画像再生)などを行う円形のディスクデッキ部210と、このディスクデッキ部210の上方に設けられ、カメラ部40(図1(b)参照)や記録ボタン50(図1(c)参照)等が内蔵された収納体60とで構成され、このディスクデッキ部210と収納体60とが一体となるように、緩やかな円弧面70で凹ますように連続させた外観形状(図1(e)参照)を備えている。そして、表示機能を有し、第1の筐体10より小さな外形の円形を基調とした外観形状の第2の筐体20を、収納体60の上面に配置された連結部30を介し、第1の筐体10に対して上下方向および左右方向へ回転可能に取り付けることで、2つの筐体が折り畳まれた状態では、第2の筐体20が第1の筐体10に収納されるような「カスタネット型」の外観形状としている。
このような構成とすることにより、例えば、ビデオカメラ1を一方の手で保持するような場合に円弧面70を手掛け部とすることができるので、ビデオカメラ1の保持性を良好にすることができる。しかも、ビデオカメラ1を保持していない他方の手で第2の筐体20の開閉動作や位置調節を行うことができる使い勝手の良好なビデオカメラとすることができる。
また、第1の筐体10には、第1の筐体10と第2の筐体20とを開いた状態で露出する第1の筐体10の内面10aに、ディスクデッキ部210に収納された記録媒体を保護するための保護カバー80が設けられており、この保護カバー80は、ディスクデッキ部210の上面を構成するとともに、ディスクデッキ部210の上面にヒンジ部90を介して開閉可能に取り付けられている。
このような構成とすることにより、記録媒体の収納や各種機能などを第1の筐体10に集中させることができるので、ビデオカメラ1の大きさをコンパクトにすることができる。しかも、保護カバー80に触れることなくビデオカメラ1を保持することができるので、ビデオカメラ1を持ち替えることなく保護カバー80の開閉することができ、記録媒体の着脱を容易に行うことができる。
図1(b)および図1(c)において、第1の筐体10は、一方の側面に画像の撮影を行うカメラ部40と、撮影時における音声等を拾うマイク部100と、PCやビデオテープレコーダー、電源アダプター等を接続する外部入力端子230が設けられ、カメラ部40はカメラレンズ41を備えている。また、第1の筐体10は、他方の側面にビデオカメラ1のモード設定や画像の撮影、画像調整等の各種操作を行うための操作部57(図2参照)を構成する複数の操作ボタンが設けられている。本実施形態では、第1の筐体10の左側面にカメラ部40やカメラレンズ41、マイク部100、外部入力端子230等が設けられ、第1の筐体10の右側面には複数の操作ボタンが縦一列に配置された形態としている。
【0006】
また、本実施形態では、第1の筐体10の右側面に配置される複数の操作ボタンを、記録ボタン50と電源/モード切替ボタン51、フルオートボタン52、逆光補正ボタン53、ホワイトバランス切替ボタン54、画面表示切替ボタン55で構成し、各種操作ボタンは縦一列に配置されている。このように、ビデオカメラ1の側面に操作部57を集中配置することで、ビデオカメラ1を片手で保持して使用するような場合に、ビデオカメラ1を持つ手で操作部57を操作することができ、ビデオカメラ1の使用時における各種操作ボタンの操作性を良好にすることができる。
【0007】
次に、操作部57を構成する各種操作ボタンの機能について説明する。まず、記録ボタン50は、主に画像の撮影や記録、再生等を行うボタンであり、ビデオカメラ1の動作モードが動画モードのときには、記録ボタン50が録画ボタンとして機能し、この記録ボタン50を操作することで、カメラ部40による画像の撮影を開始し、撮影された画像が記録媒体に記録され、記録ボタン50の操作を中止すると、画像の撮影、記録が止まるようになっている。
また、ビデオカメラ1の動作モードが後述する静止画モードのときには、記録ボタン50が撮影時におけるシャッターボタンとして機能し、記録ボタン50を押すごとに、静止画像を1枚ずつ撮影(スナップ撮影)を行うことができるようになっている。
さらに、ビデオカメラ1の動作モードが後述する画像再生モードのときには、記録ボタン50が記録画像の再生/停止ボタンとして機能し、記録ボタン50を押すと記録画像が再生され、再生中に再度、記録ボタン50を押すと再生を停止するようになっている。そして、記録ボタン50を押すごとに、記録画像の再生、停止を繰り返すようになっている。
このような構成とすることで、画像の撮影や記録、再生を一つの操作ボタンで行うことができるので、ビデオカメラ1の使い勝手を良好にすることができる。
電源/モード切替ボタン51は、主にビデオカメラ1の電源制御やビデオカメラ1の動作モードを切り替えるボタンである。ビデオカメラ1の電源がオフの状態で、この電源/モード切替ボタン51を、例えば、1秒程度の長押し操作をすると、制御部200(図2参照)は、ビデオカメラ1の電源をオンにするとともに、ビデオカメラ1に設定されている動作モードを起動させ、記録ボタン50の操作により、画像の撮影や記録、再生等が行えるように制御する。
例えば、ビデオカメラ1の電源がオンの状態で、電源/モード切替ボタン51を操作すると、制御部200は、電源/モード切替ボタン51が操作されるごとに、ビデオカメラ1の動作モードを動画撮影モード、静止画撮影モード、画像再生モードのサイクルで切り替えるように制御する。
また、制御部200は、電源/モード切替ボタン51の操作による動作モードの切替に伴い、ビデオカメラ1の各動作モードに対応した機能を記録ボタン50に設定するように制御している。例えば、ビデオカメラ1の電源がオンの状態で動画撮影モードが起動しているときに電源/モード切替ボタン51を操作すると、制御部200は、ビデオカメラ1の動作モードを動画撮影モードから静止画撮影モードに切り替えるとともに、記録ボタン50がシャッターボタンとして機能するように制御する。
さらに、静止画撮影モードの状態から電源/モード切替ボタン51を操作すると、制御部200は、ビデオカメラ1の動作モードを静止画撮影モードから画像再生モードに切り替えるとともに、記録ボタン50が画像の再生/停止ボタンとして機能するように制御する。
【0008】
ビデオカメラ1の電源がオンの状態で、電源/モード切替ボタン51を、例えば、1秒程度の長押し操作をすると、制御部200は、ビデオカメラ1の電源がオフとなるように制御する。なお、本実施形態では、ビデオカメラ1の電源がオフの状態から電源/モード切替ボタン51を再度、短時間(例えば、1秒程度)の長押し操作をすると、制御部200は、ビデオカメラ1の電源をオンにするとともに、電源をオフにしたときに起動していた動作モードを再度起動させるように制御する。
このような構成とすることで、電源制御や動作モードの設定を一つの操作ボタンで容易に行うことができる。
逆光補正ボタン53は、逆光状態で撮影を行うときに操作されるボタンであり、この逆光補正ボタン53を操作することで、制御部200は、レンズの絞り値を低くして表示部110の画面全体を明るくし、画面の暗い部分を明るくするように制御している。
ホワイトバランス切替ボタン54は、撮影時に使用する光源の種類に合わせて色温度を調整するボタンであり、このホワイトバランス切替ボタン54が操作されるごとに、制御部200は、屋内(蛍光灯)、屋外(自然光)、オートのサイクルで切り替えるように制御しており、撮影時における色温度を調節することができるようになっている。
フルオートボタン52は、カメラ部40により撮影を行うときに操作されるボタンであり、このフルオートボタン52を操作すると、制御部200は、フォーカスやシャッタースピード、レンズ絞り値や上述したホワイトバランスなどを、撮影状態に合わせて自動設定するように制御している。
画像表示切替ボタン55は、表示部100に表示されるバッテリー121(図1(f)参照)の残量や記録媒体の残時間、画質レートなどの字幕表示を切り替えるボタンであり、この画像表示切替ボタン55が操作されるごとに、制御部200は、表示部110に表示される字幕表示のオンオフを切り替えるように制御している。
このような構成とすることで、必要に応じて各種の機能を任意に調節できるので、ビデオカメラ1の使い勝手を良好にすることができる。
図1(d)および図1(e)において、第1の筐体10は、側面が緩やかな円弧面70で凹まされた外観形状を有している。このような構成とすることにより、緩やかな円弧面70に指などを引っかけるように保持することができるので、ビデオカメラの保持性を良好にすることができる。
第1の筐体10の底面には、第2の筐体20および保護カバー80を開閉するためのスイッチ120が設けられている。このスイッチ120は、第1の筐体10と第2の筐体20が閉じた状態で操作すると、第1の筐体10と第2の筐体20とをロックしている図示しないロック機構を解除し、第2の筐体20が図1(c)で示す矢印A方向(上下方向)に回動できるようになっている。
また、スイッチ120は、第1の筐体10と第2の筐体20が開いた状態で操作すると、第1の筐体10と保護カバー80とをロックしている図示しないロック機構を解除し、保護カバー80が図1(c)で示す矢印A方向(上下方向)に回動できるようになっている。
このような構成とすることにより、折り畳んだ状態で携帯しているときに、第2の筐体20が不用意に回動することがないので、ビデオカメラ1の携帯性を良好にすることができる。また、第2の筐体20が開いた状態(使用状態)においても、保護カバー80が不用意に回動することがないので、ディスクデッキ部210に収納された記録媒体を保護することができる。
なお、本実施形態では、スイッチ120により保護カバー80の開閉を行っているが、保護カバー80の開閉を行う独立したスイッチ(図示省略)を第1の筐体10に設けるようにしてもよい。
【0009】
図1(f)において、第1の筐体10の背面には、ビデオカメラ1に電源を供給するバッテリー121と、撮影時におけるズーム調整を行うズーム調整レバー122とが設けられている。バッテリー121は、第1の筐体10の背面から僅かに突出するようなドーム型の外観形状を備えると共に、手掛け用の凹部123が設けられている。そして、この凹部123に指を掛けてバッテリー121を回転させることで、第1の筐体10に設けられた端子(図示省略)とバッテリー端子(図示省略)との接触を解除し、バッテリー121を第1の筐体10から取り外すことができるようになっている。また、第1の筐体10の背面にバッテリー121を装着する場合には、第1の筐体10の背面にバッテリー121をセットし、凹部123に指を掛けて回転させることで、第1の筐体10に設けられた端子とバッテリー端子とが接触し、ビデオカメラ1への電源供給が可能な状態となる。
【0010】
このような構成とすることにより、バッテリー121の着脱を容易に行うことができる。また、ビデオカメラ1を保持する際に、円弧面70に指などを引っかけるとともに、ドーム型に突出した部分を手の平で保持することができるので、安定した状態で画像の撮影や記録、再生を行うことができる。
図1(a)に戻り、第2の筐体20は、第1の筐体10と第2の筐体20とを開いた状態で露出する内面20aに設けられた表示部110と円形の板状部材130を有するとともに、背面にドーム型の隆起部150が形成された外観形状を備えている。
板状部材130は、横長矩形状の表示部110と、この表示部110を挟み込むように形成された一対の凹部140とを有するとともに、第1の筐体10と第2の筐体20とを開いた状態で、第2の筐体20の内周面に沿って時計方向および反時計方向へ回転可能に設けられている。そして、第2の筐体20の内面20aが露出した状態で、凹部140に指などを引っかけて板状部材130を回転させることで、表示部110が第2の筐体20に対して回転するようになっている。
このような構成とすることで、撮影方向に影響されず、表示部110の向きを任意に変えることができる。しかも、表示部110の向きに影響されることなく操作部57を操作することができるので、使用状態に合わせた最適な形態で画像の撮影や記録、再生を行うことができる。
【0011】
次に、図2および図3を参照して、第1の実施の形態に係るビデオカメラの装置構成を説明する。図2はビデオカメラの構成を示す装置ブロック図である。図3は第1の筐体の内部レイアウトを示す透視平面図である。
図2において、ビデオカメラ1の動作を統括的に制御する制御部200が設けられており、この制御部200にバスを介して上述した各種装置やスイッチ類が接続される。
ディスクデッキ部210は、記録再生用のピックアップ装置211と記録媒体装着部212とモーター213とから構成されたドライブ部216を備え、ドライブ部216は図3で示すように、第1の筐体10の内部に設けられている。
また、ディスクデッキ部210には、記録媒体214を保護する保護カバー80(図1参照)が設けられている。この保護カバー80は、ディスクデッキ部210の上面を構成するとともに、その背面とディスクデッキ部210との間で空間を形成するようにヒンジ部90を介して回転可能に設けられており、通常は図示しないロック機構によりロックされている。そして、この保護カバー80の背面とディスクデッキ部210との間に形成された空間が記録媒体収納部215(図10参照)となる。この記録媒体収納部215は、保護カバー80とディスクデッキ部210とをロックしているロック機構を解除し、保護カバー80を開くことで露出するようになっている。そして、記録媒体214を記録媒体収納部215へ挿入して記録媒体装着部212に装着し、保護カバー80を閉じることにより、記録媒体214を記録媒体収納部215に収納、即ち、ディスクデッキ部210に記録媒体214を収納することができる。
外部入力端子230は、第1の筐体10の側面に設けられ、この外部入力端子230を介して携帯電話機やPDA、PC等の端末装置やビデオテープレコーダー等の映像機器、電源アダプターなどを接続することができる。外部入力端子230は、通常、キャップ231(図1参照)でカバーされており、携帯電話機やPDA、PC等の端末装置やビデオテープレコーダー等の映像機器、電源アダプターなどを接続する際には、キャップ231を取り外し、露出した接続端子(図示省略)を介して接続されるようになっている。そして、これらの端末装置や映像機器を接続した状態では、ビデオカメラ1と端末装置、映像機器との間で、画像データの送受信が行えるようになっている。例えば、外部入力端子230を介してビデオテープレコーダーを接続した場合、ビデオテープに記録されたアナログ映像を再生し、再生されたアナログ映像信号を、A/D変換部220を通してデジタル映像信号に変換し、光ディスク等の記録媒体214にデジタル映像として記録することができるようになっている。
【0012】
次に、図3を参照して、上述した各種装置やスイッチ類の内部レイアウトについて説明する。
図3において、第1の筐体10は、その内部の略中央にメイン基板91が配置されており、このメイン基板91に上述した制御部200やピックアップ装置211、カメラ40、バッテリー121等の各種装置が接続されている。また、第1の筐体10は、操作部57が接続されるスイッチ基板92がその内周面に沿って配置されており、このスイッチ基板92はメイン基板91と接続されている。
メイン基板91と接続されたピックアップ装置211は、その一部がディスクデッキ部210よりも突出するように配置され、ピックアップ装置211の突出した部分は、ディスクデッキ部210の上方に配置された収納体60に収納されるようになっている。そして、このピックアップ装置211の突出した部分の近傍、例えば、ピックアップ装置211の突出した部分の左側にメイン基板91と接続されるカメラ部40、右側にスイッチ基板92と接続される記録ボタン50をそれぞれ配置し、ビックアップ装置211の突出した部分とともに、カメラレンズ41が露出するように収納体60に収納されるようになっている。
このような構成とすることにより、第1の筐体10の内部に各種装置を効率よく配置することができるので、ビデオカメラ1の大きさをコンパクトにすることができる。
また、モーター213の先端には、光ディスク等の記録媒体214を装着する記録媒体装着部212が設けられており、記録媒体214の装着時には、モーター213の回転により記録媒体214が回転し、ピックアップ装置211を介して画像の記録や再生が行われるようになっている。このような構成とすることにより、カートリッジ等に収納することなく、光ディスク等の記録媒体を直接装着することができる。
【0013】
次に、図4を参照して、第1の実施形態に係るビデオカメラの折り畳み状態の外観構成について説明する。図4は第1の筐体と第2の筐体とを閉じた状態を示す外観図であって、図4(a)は正面図、図4(b)は左側面図、図4(c)は右側面図、図4(d)は平面図、図4(e)は底面図である。
図4において、第1の筐体10と第2の筐体20を閉じた状態においては、2つの筐体を折り畳んだ状態で隠蔽される第2の筐体20の内面20aに設けられた円形の板状部材130(図1参照)と、2つの筐体を折り畳んだ状態で隠蔽される第1の筐体10の内面10aに設けられた保護カバー80とが相対するように第2の筐体20が第1の筐体10へ収納されるようになっている。また、図4(b)および図4(c)で示すように、第1の筐体10と第2の筐体20を閉じた状態においては、第1の筐体10の背面からドーム型に突出するように設けられたバッテリー121と、第2の筐体の背面に形成されたドーム型の隆起部150とが相対するような前後対称の外観形状を取り得るようになっている。
さらに、図4(d)および図4(e)で示すように、第1の筐体10は、平面および底面から見た造形を、ドーム型のバッテリー121とドーム型の隆起部150とを緩やかな円弧面70で連続させた外観形状とすることで、前後対称で丸みを基調とした柔らかな造形の外観形状としている。
このような構成とすることにより、ビデオカメラ1を保持した際に、バッテリー121を手の平で保持し、かつ緩やかな円弧面70に指などを引っかけて保持することができるので、安定した状態で画像の撮影や記録、再生を行うことができる。
【0014】
次に、図5から図9を参照して、第1の実施の形態に係るビデオカメラの第2の筐体の回転動作およびビデオカメラの使用状態について説明する。
図5は連結部の構成を示す部分断面図であり、図5(a)は右部分断面図、図5(b)は正面部分断面図である。図6は第2の筐体の回転状態を示す図であり、図6(a)は上下方向への回転状態を示す右側面図、図6(b)は左右方向への回転状態を示す平面図である。図7は第2の筐体の回転状態を示す図であり、図7(a)は第2の筐体を左右方向へ回転させた状態を示す右側面図、図7(b)は第2の筐体を左右方向へ回転させた状態を示す左側面図である。
また、図8および図9は第1の実施の形態に係るビデオカメラの使用状態を示す図であり、図8(a)は第2の筐体を上下方向へ回転した状態での使用状態を示す図、図8(b)は第2の筐体を反転させ、第1の筐体に収納した状態での使用状態を示す図、図9(a)は第2の筐体を左右方向へ回転した状態での使用状態を示す図、図9(b)は第2の筐体を左右方向へ回転させ、かつ表示部を回転させた状態での使用状態を示す図である。
図5(a)で示すように、連結部30は、第2の筐体20を上下方向に回転させる第1連結体310と、第2の筐体20を左右方向に回転させる第2連結体320とから構成されている。第1連結体310は第1回転軸311を備え、この第1回転軸311を第1の筐体10に形成された第1回転軸受部312へ嵌合させることにより、第2の筐体20を上下方向へ回転可能に支持している。
また、図5(b)で示すように、第2連結体320は、第1回転軸311と直交するように設けられており、この第2連結体320を第1連結体310に形成された嵌合部313と嵌合させることにより、第2の筐体20を左右方向へ回転可能に支持されている。
このような構成とすることにより、第2の筐体20を上下方向および左右方向へ自由に回転させることができるので、使用状態に合わせた最適な形態でビデオカメラ1を使用することができる。
【0015】
図6(a)において、第1の筐体10と第2の筐体20とを閉じた状態から、スイッチ120を操作することにより、第1の筐体10と第2の筐体20とをロックするロック機構(図示省略)が解除され、第2の筐体20が回転可能な状態となる。この状態から、第2の筐体20を手などで保持し、第1連結体310の第1回転軸311を中心として、第2の筐体20を矢印A方向(上下方向)へ0°から180°の範囲で回転させることができるようになっている。この結果、第2の筐体20を閉じたり、開いたりすることができる。
また、図6(b)で示すように、第2の筐体20は、第1の筐体10と第2の筐体20とを開いた状態から、第2の筐体20を手などで保持し、第2連結体320の第2回転軸321を中心として矢印B方向(左右方向)へ360°回転させることができるようになっている。この結果、第2の筐体20に配置された表示部110の向きを水平、斜め、上向きなど、任意の方向に変えることができる。
例えば、第2の筐体20を矢印A方向に90°回転させた状態から、第2の筐体20を矢印B方向に90°回転させることにより、図7で示すように、第2の筐体20がカメラ部40に対して平行な状態となり、使用者(撮影者)はカメラ部40を被写体に向け、カメラ部40で捉えた映像を表示部110で確認しながら撮影を行うことができるので、カメラ部40による撮影を行うのに最適な形態をとることができる。
このように、第1の筐体10と第2の筐体20とを、図5で示すような構成の連結部300を介して接続することで、図6で示すように、第2の筐体20を使用状況に応じて上下方向および左右方向へ自由に回転させることができ、ビデオカメラ1を使用状態に合わせた最適な形態とすることができる。例えば、図8(a)は、第2の筐体20を第1の筐体10に対して上下方向へ回転させた状態を示しており、表示部110に表示される映像を、少し離れた視点で見るのに適した形態としている。また、図8(b)で示す状態では、第2の筐体20を上下方向へ回転させ、更に左右方向へ180°回転させた後に、第2の筐体20を上下方向へ回転させて折り畳んだ状態を示しており、表示部110に表示される映像を、近い視点で見るのに適した形態としている。なお、図8で示す形態においては、特に記録媒体に記録された画像を再生するような場合に適している。
また、図7で示した形態では、例えば、図9(a)で示すように、使用者は右手で第1の筐体10を握り、右手の親指以外の4本の指と手の平とでマイク100よりも下の部分を握ることで、親指により記録ボタン50や各種操作ボタンとから構成される操作部57を操作することができる。
さらに、図9(a)で示す状態から、凹部140に指等をかけ、板状部材130を90°回転させて表示部110を縦向きにすることで、図9(b)で示すように、縦方向での撮影が可能となり、縦長の被写体を撮影するのに最適な形態とすることができる。
【0016】
次に、図10を参照して、第1の実施の形態に係るビデオカメラの第1の筐体の内部機構について説明する。図10は第2の筐体と保護カバーを開いた状態の外観斜視図である。
図10において、第1の実施の形態に係るビデオカメラ1は、第2の筐体20を開くと、ヒンジ部90を介して開閉可能に設けられた保護カバー80が露出するようになっている。この保護カバー80は、ディスクデッキ部210の上端面210aよりも低い位置に設けられており、この保護カバー80の上面と上端面210aとの間に、折り畳み時に第2の筐体20を収納するための収納空間210bが形成されている。また、保護カバー80は、図示しないロック機構により第1の筐体10にロックされており、第1の筐体10と第2の筐体20とが開いた状態で、第1の筐体10の底面に設けられたスイッチ120を操作することによりロックが解除され、ヒンジ部90を介して開閉できるようになっている。
そして、この保護カバー80をヒンジ部90を介して開くと記録媒体収納部215が露出し、DVD−RAM等の光ディスクを収納できるようになっている。この記録媒体収納部215は、光ディスク等の記録媒体の形状に合わせた円形の外観形状を備えており、中央に配置された記録媒体装着部212にDVD−RAM等の光ディスクを装着し、保護カバー80を閉じることで、記録媒体収納部215に光ディスク等の記録媒体が収納されるようになっている。
【0017】
このような構成とすることで、ディスクデッキ部210とカメラ部40とが一体に形成されたコンパクトなビデオカメラ1とすることができる。また、このような構成とすることで、ビデオカメラ1を保持して撮影等を行う際に、保護カバー80に直接触れることなくビデオカメラ1を保持することができるので、例えば、記録媒体を交換するような場合に、ビデオカメラ1を持ち替えることなく記録媒体を交換することができる。しかも、保護カバー80を閉じた状態では、保護カバー80と第1の筐体10がロック機構によりロックされるので、ビデオカメラ1の使用時に保護カバー80が不用意に開くことが無く、記録媒体の落下や傷付きを防止することができる。
【0018】
次に、図11を参照して、第1の実施の形態に係るビデオカメラの動作フローについて説明する。図11は、第1の実施の形態に係るビデオカメラの動作フロー図である。
図11において、まず、ビデオカメラ1の電源がオフの状態から、電源/モード切替ボタン51を、例えば、短時間の長押し操作すると(ステップ171)、制御部200は、電源/モード切替ボタン51が長押し操作されたことを検知し、バッテリー121からビデオカメラ1に電源が供給されるように制御すると共に、画像の撮影あるいは記録、再生等の各種動作を行うことが可能な状態にビデオカメラ1を制御する(ステップ172)。同時に、表示部110には、光ディスク等の記録媒体214の装着状態や、電源立ち上げ時に設定されている撮影モード等の各種情報が表示されるようになっている。
ステップ173において、表示部110に表示された情報から記録媒体214の装着状態を確認し、ビデオカメラ1に記録媒体214が装着されていれば、撮影状態に合わせて第2の筐体20の位置や撮影方向などを調整する(ステップ174)。
ステップ173において、ビデオカメラ1に記録媒体214が装着されていない場合には、スイッチ120を操作して保護カバー80を開き、記録媒体装着部212を介してビデオカメラ1に記録媒体214を装着する(ステップ175)。
そして、記録媒体214の装着が完了したら保護カバー80を閉じ、撮影状態に合わせて第2の筐体20の位置や撮影方向などを調整する(ステップ174)。
ステップ176において、第2の筐体20の位置や撮影方向などを調整したら、表示部110に表示された情報から、電源供給時に設定されている動作モードを確認し、動作モードに従って撮影や記録、画像再生等を行う。例えば、電源供給時に静止画モードが設定されており、引き続き静止画モードで撮影を行う場合、制御部200は記録ボタン50がシャッターボタンとして機能するように制御し、シャッターボタン(記録ボタン50)を操作することにより(ステップ177)、静止画像を1枚ずつ撮影し、撮影した静止画像を記録媒体に記録するように制御する(ステップ178)。
ステップ176において、例えば、ビデオカメラ1の動作モードを静止画モードから他の動作モードに変更する場合には、電源/モード切替ボタン51を操作すると(ステップ179)、制御部200は、電源/モード切替ボタン51の操作回数を検知し、検知した操作回数に対応した動作モードが設定されるように制御している。
例えば、ステップ179において、静止画モードに設定された状態から、電源/モード切替ボタン51を1回操作することにより、制御部200はビデオカメラ1の動作モードを、静止画モードから動画モードに切り替えるように制御する(ステップ180)。
ステップ181において、ビデオカメラ1の動作モードを、動画モードから変更する必要がなければ、ステップ182で示すように、録画ボタン(記録ボタン50)を操作することにより、制御部200は、録画ボタンが押されている間における動画像の撮影、記録を行うように制御する(ステップ183)。
ステップ181において、ビデオカメラ1の動作モードを、動画モードから変更する必要があれば、ステップ184で示すように、電源/モード切替ボタン51をさらに1回操作すると、制御部200はビデオカメラ1の動作モードを動画モードから画像再生モードに切り替えるように制御する(ステップ185)。
ステップ186において、ビデオカメラ1の動作モードを、画像再生モードから変更する必要がなければ、ステップ187で示すように、再生/停止ボタン(記録ボタン50)を操作することにより、制御部200は、記録媒体に記録された静止画像あるいは動画像の再生を行うように制御する(ステップ188)。
ステップ186において、ビデオカメラ1の動作モードを、画像再生モードから他の動作モードに変更する場合には、電源/モード切替ボタン51を操作すると(ステップ193)、制御部200が電源/モード切替ボタン51の操作状態を検知し、所望の動作モードを設定、あるいはビデオカメラ1の電源をオフとするように制御する。
ステップ189において、再生中の画像を停止する場合には、ステップ190で示すように、再生/停止ボタンを操作すると、制御部200は再生中の画像を停止させるように制御している(ステップ191)。停止した画像を再度、再生する場合には、再生/停止ボタンを操作すると(ステップ187)、制御部200は画像の再生を行うようにビデオカメラ1を制御している(ステップ188)。
また、ステップ189において、画像の停止が必要ない場合には、画像再生を継続し、画像再生が終了したら(ステップ192)、画像の再生が自動的に停止するので、電源/モード切替ボタン51を操作し(ステップ193)、ビデオカメラ1の電源をオフにするか、あるいはビデオカメラ1の動作モードを再度設定する。
【0019】
以上説明したように、第1の実施の形態においては、記録再生装置の保持性や操作性を良好にすることができ、かつ各動作モードに最適な形態をとることができる。
【0020】
また、記録媒体を交換するような場合に、記録再生装置を持ち替える必要がないので、記録媒体の交換を容易に行うことができる。
<第2の実施の形態>
次に、図12および図13を参照して、第2の実施の形態に係る記録再生装置の外観構成を、ビデオカメラを例として説明する。図12は第2の実施の形態に係るビデオカメラの外観図であり、図12(a)は正面図、図12(b)は左側面図、図12(c)は右側面図、図12(d)は平面図、図12(e)は底面図、図12(f)は背面図である。図13は保護カバーに配置された操作キーの応用例を示す正面図であり、図13(a)は保護カバーにカーソルキーとテンキー、ファンクションキーが配置された正面図、図13(b)は保護カバーにタッチパネルが配置された正面図である。なお、第1の実施の形態と同一な部位や矢印などは、同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
【0021】
図12において、符号2で総括的に示すのはビデオカメラであり、第1の実施の形態で説明したビデオカメラに、電話機能やメール機能等の通信機能を設けた点に大きな特徴を有している。
【0022】
図12(a)において、ビデオカメラ2は、画像の撮影機能や記録機能、画像再生機能、通信機能などを有する第1の筐体10と、表示機能を有する第2の筐体20とを備え、この2つの筐体が連結部30を介して上下方向および左右方向へ回動可能となるように接続された構成としている。
【0023】
第1の筐体10は、楕円形のディスクデッキ部210と、ディスクデッキ部210上方に配置された収納体60とを有し、このディスクデッキ部210と収納体60とを緩やかな円弧面70で連続させた外観形状を備えている。また、第2の筐体20は、楕円形状の外観形状を備え、折り畳んだ状態では、第1の筐体10へ収納されるようになっている。これにより、保持性や携帯性を良好にすることができる。
ビデオカメラ2は、折り畳んだ状態で隠蔽される第1の筐体10の内面10aにヒンジ部90を介して開閉可能に配置された保護カバー80と、この保護カバー80の上面に配置されたテンキー250と保護カバー80の下方に配置されたマイク部260とを備えている。
第2の筐体20は、折り畳んだ状態で隠蔽される内面20aに回転可能に配置され、矩形状の表示部110と一対の凹部140とを有する円形の板状部材130と、この板状部材130の周囲に配置されたスピーカー部270とを備えている。そして、第1の筐体10と第2の筐体20とを開いた状態では、表示部110や一対の凹部140、テンキー250やマイク部260、スピーカー部270が露出するようになっている。
このような構成とすることで、カメラ機能を有する携帯電話機、即ち、カメラ付き携帯電話機として使用することができる。
具体的には、ビデオカメラ2の電源がオンの状態で、電源/モード切替ボタン51を操作し、動作モードを通信モードに設定することにより通信可能な状態となる。そして、テンキー250を操作することにより、電話やメール、画像送信など、一般の携帯電話機が有する機能を実行することができる。
このように、ビデオカメラ2に通信機能を設けた場合、例えば、制御部200は、電源/モード切替ボタン51が操作されるごとにその動作モードを、動画撮影モード、静止画撮影モード、画像再生モード、通信モードのサイクルで制御するように構成されている。
なお、第2の実施の形態では、テンキー250の操作により一般の携帯電話機の機能を実行しているがこれに限定されるものではない。例えば、図13(a)で示すように、保護カバー80の上面にテンキー250とファンクションキー255とカーソルキー256とで操作キー群を構成し、これらを操作して電話やメール、画像送信など、一般の携帯電話機が有する機能を実行してもよい。また、図13(b)で示すように、保護カバー80の上面にタッチパネル257を配置し、このタッチパネル257に設けられた操作キー258を操作することにより、電話やメール、画像送信など、一般の携帯電話機が有する機能を実行してもよい。
また、第2の実施の形態では、第2の筐体20の内面20aに表示部110を設けた構成としているが、表示部110に加え、第2の筐体20の外面(背面)に図示しないサブ表示部を設けるようにしてもよい。このサブ表示部を設けることにより、例えば、動作モードが通信モードの場合に、第1の筐体10と第2の筐体20とを折り畳んだ状態でも、電話やメールの着信状態を確認することができるので、使い勝手をより向上させることができる。
【0024】
さらに、サブ表示部にファインダー機能を持たせることにより、例えば、動作モードが動画撮影モードあるいは静止画撮影モードの場合に、第1の筐体10と第2の筐体20とを折り畳んだ状態でもカメラ部40による画像の撮影や記録を行うことができるので、カメラ部の使い勝手を良好にすることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、撮影状態に影響されることなく、操作性や保持性を良好にするとともに、記録媒体の着脱を容易に行うことができる記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るビデオカメラの外観図である。
【図2】第1の実施の形態に係るビデオカメラの構成を示す装置ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係るビデオカメラの第1の筐体の内部レイアウトを示す透視平面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るビデオカメラの第1の筐体10と第2の筐体20とを閉じた状態を示す外観図である。
【図5】第1の実施の形態に係るビデオカメラの連結部の構成を示す部分断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係るビデオカメラの第2の筐体の回転状態を示す図である。
【図7】第1の実施の形態に係るビデオカメラの第2の筐体の回転状態を示す図である。
【図8】第1の実施の形態に係るビデオカメラの使用状態を示す図である。
【図9】第1の実施の形態に係るビデオカメラの使用状態を示す図である。
【図10】第1の実施の形態に係るビデオカメラの第2の筐体と保護カバーを開いた状態の外観斜視図である。
【図11】第1の実施の形態に係るビデオカメラの動作フロー図である。
【図12】第2の実施の形態に係るビデオカメラの外観図である。
【図13】第2の実施の形態に係るビデオカメラの第1の筐体に配置された操作キーの応用例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ、10…第1の筐体、20…第2の筐体、30…連結部、40…カメラ部、41…カメラレンズ、50…記録ボタン、51…電源/モード切替ボタン、52…フルオートボタン、53…逆光補正ボタン、54…ホワイトバランス切替ボタン、55…画面表示切替ボタン、57…操作部、60…収納体、70…円弧面、80…保護カバー、90…ヒンジ部、91…メイン基板、92…スイッチ基板、100…マイク部、110…表示部、120…スイッチ、121…バッテリー、122…ズーム調整レバー、123…凹部、130…板状部材、140…凹部、150…隆起部、230…外部入力端子、200…制御部、210…ディスクデッキ部、210a…上端部、210b:収納空間、211…ピックアップ装置、212…記録媒体装着部、213…モーター、214…記録媒体、215…記録媒体収納部、220…A/D変換部、230…外部入力端子、231…キャップ、250…テンキー、255…ファンクションキー、256…カーソルキー、257…タッチパネル、258…操作キー、260…マイク部、270…スピーカー部、310…第1連結体、311…第1回転軸、312…第1回転軸受部、313…嵌合部、320…第2連結体。

Claims (6)

  1. 画像の撮影、記録、再生機能を有する第1の筐体と、表示機能を有する第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを回転可能に連結する連結部とを備え、
    前記第1の筐体は、カメラレンズを有するカメラ部を内蔵する収納体と、画像の記録、再生を行うディスクデッキ部とを備え、
    前記ディスクデッキ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で露出する面にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた保護カバーと、前記保護カバーを開いた状態で露出する記録媒体収納部とを備えていることを特徴とする記録再生装置。
  2. 画像の撮影、記録、再生機能を有する第1の筐体と、表示機能を有する第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを回転可能に連結する連結部とを備え、
    前記第1の筐体は、カメラレンズを有するカメラ部と、画像の記録、再生を行うディスクデッキ部とを備え、
    前記ディスクデッキ部は、画像の記録、再生を行うピックアップ装置と、記録媒体を収納する記録媒体収納部と、収納された記録媒体を保持する記録媒体装着部とを備え、
    前記ピックアップ装置は、その一部が前記ディスクデッキ部よりも突出するように配置され、
    前記カメラ部は、前記ピックアップ装置の突出した部分の近傍に配置されるとともに、前記カメラレンズが露出するように前記ピックアップ装置の突出した部分を収納する収納体を備え、
    前記収納体は、前記ディスクデッキ部よりも幅の狭い外観形状を備え、
    前記第1の筐体は、前記収納体と前記ディスクデッキ部とが一体となるように円弧面で連続させた外観形状を備えるとともに、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で露出する面にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた保護カバーを備え、
    前記記録媒体収納部は、前記保護カバーを開いた状態で露出することを特徴とする記録再生装置。
  3. 画像の撮影、記録、再生機能を有する第1の筐体と、表示機能を有する第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを回転可能に連結する連結部とを備え、
    前記第1の筐体は、カメラレンズを有するカメラ部を内蔵する収納体と、画像の記録、再生を行うディスクデッキ部とを備え、
    前記第2の筐体は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で露出する面に設けられた表示部と板状部材とを備え、
    前記板状部材は、前記表示部を有するとともに、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で、前記表示部を前記第2の筐体に対して回転可能となるように設けられ、
    前記ディスクデッキ部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開いた状態で露出する面にヒンジ部を介して開閉可能に設けられた保護カバーと、前記保護カバーを開いた状態で露出する記録媒体収納部とを備えていることを特徴とする記録再生装置。
  4. 請求項1から請求項3記載の何れかの記録再生装置において、
    前記第1の筐体は、一方の側面に操作部が配置され、他方の側面に前記カメラレンズが配置されることを特徴とする記録再生装置。
  5. 請求項1から請求項4記載の何れかの記録再生装置において、
    前記第2の筐体は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを閉じた状態で、前記第1の筐体に収納されることを特徴とする記録再生装置。
  6. 請求項1から請求項5記載の何れかの記録再生装置において、
    前記連結部は、前記第2の筐体を上下方向に回転させる第1連結体と、前記第2の筐体を左右方向に回転させる第2連結体とを備え、
    前記第1連結体は、前記収納体の上面で支持されていることを特徴とする記録再生装置。
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