JP2001111654A - 携帯電話機における不在着信通知方式 - Google Patents

携帯電話機における不在着信通知方式

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JP2001111654A
JP2001111654A JP28601299A JP28601299A JP2001111654A JP 2001111654 A JP2001111654 A JP 2001111654A JP 28601299 A JP28601299 A JP 28601299A JP 28601299 A JP28601299 A JP 28601299A JP 2001111654 A JP2001111654 A JP 2001111654A
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JP28601299A
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English (en)
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Noriyuki Miura
宣之 三浦
Shinichi Matsutani
紳一 松谷
Hiroshi Fushikida
博 伏木田
Atsushi Shibayama
敦史 柴山
Shinji Yamauchi
真二 山内
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機における不在着信通知方式に関
し、不在着信があったことを自律的に当該携帯電話機の
使用者に通知することができ、且つ、不在着信通知の設
定値や不在着信通知の手段の設定値の変更が容易な不在
着信通知方式を提供する。 【解決手段】 少なくとも不在着信通知の有無を含む、
不在着信通知の条件を指定する不在着信通知設定値と、
不在着信通知の手段を指定する不在着信通知手段設定値
とを参照して、不在着信があった時に、携帯電話機が使
用者に対して自律的に不在着信通知を行なうように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機におけ
る不在着信通知方式に係り、特に、不在着信があったこ
とを自律的に当該携帯電話機の使用者に通知することが
でき、且つ、不在着信通知の条件を指定する設定値や、
不在着信通知の手段を指定する設定値の変更が任意且つ
容易で、携帯電話機の使用者の所在場所に整合した通知
手段によって不在着信を通知する不在着信通知方式に関
する。
【0002】携帯電話システムの最近の普及には目ざま
しいものがあり、既に携帯電話機の加入者数は、家庭電
話機や事業所電話機などの固定電話機の加入者数を上回
っていると言われている。
【0003】これは、無線通信を使用するために、どこ
からでも発呼できて,どこでも着呼できるという使用者
側の利便性と、ケーブルの敷設が不要であるために通信
インフラの設置が容易であるという通信事業者側の利便
性が同時に満足されることが主な理由である。特に、通
信事業者側の利便性から、通信インフラの整備という面
での後進国においては、携帯電話システムは他の電話シ
ステムと比較にならない速度で普及している。
【0004】上記の如き常識的な理由の他に、たとえ家
族にも電話による会話を聞かれたくないという極端な
「個」の時代になっていて、自分だけの電話機の所有を
欲する者が増加しているという理由にもよっている。特
に、若年層において、かかる傾向が顕著になっている。
【0005】しかし、無線通信を利用しているために、
無線基地局との間で通信できないエリアに移動した場合
には、発呼も着呼もできなくなる。
【0006】又、待ち受けが長時間化した場合には、携
帯電話機の使用者の判断で電源を切断していることもあ
り、航空機では電源の切断を要求される。
【0007】更に、列車などに乗車している時や、音楽
会場の如く多くの聴衆がいて、静寂にしている必要があ
る場所では発呼と着呼を制約されることがあり(所謂、
「マナー・ボタン」の使用である。)、着呼してもなん
らかの理由で携帯電話機の使用者が応答しないこともあ
る。
【0008】携帯電話機が、上記の環境にある時に着呼
があった場合、「何時でも、どこでも」というサービス
の本質との整合という意味で、速やかに携帯電話機の使
用者に通知できることが望ましい。
【0009】このような要請に応えるために、携帯電話
機の電源が切断されている時又は通信不能なエリアにい
る時に着呼があった時は、携帯電話網側の交換機に着呼
があった旨を記憶しておき、再び携帯電話機の電源が投
入されて位置登録を要求してきた時又は再び通信が可能
なエリアに戻って位置登録を要求してきた時に網側から
不在着信情報が提供されるというサービスが実施されて
いる。ただ、通信事業者との間に上記サービス授受の契
約が必要であり、上記契約の締結がなされていない場合
には、上記サービスを受けることができない。
【0010】又、従来の技術の欄で説明するような、携
帯電話機において着呼を表示する技術も実用化されてい
るが、迅速且つ確実な着信通知という意味では問題がな
い訳ではない。
【0011】本発明は、携帯電話機が着呼可能な時に、
着呼があっても携帯電話機の使用者がなんらかの理由で
応答しなかったり、携帯電話機において留守番電話機能
が働いて所謂留守録が行なわれた時を対象に、自律的に
携帯電話機の使用者に不在着信通知を行なうためのもの
である。
【0012】この際、不在着信の通知を携帯電話機の使
用者の所在場所に合った手段で通知する必要があるの
で、不在着信の通知をしないことも含めて、不在着信通
知の条件や通知手段を柔軟に設定できることが重要であ
る。
【0013】
【従来の技術】図8は、一般の携帯電話機の機能構成で
ある。
【0014】図8において、1aは、携帯電話機の機能
を制御する制御部、2aは、制御条件などのデータを格
納し、又、制御プログラムを一時的に格納するランダム
・アクセス・メモリ(図では「RAM」と標記してい
る。以降も、図においては同様に標記する。尚、これは
「Random Access Memory」の頭文字をとった略語であ
る。)、3は、着信情報や制御条件などのデータを表示
する液晶ディスプレイ(図では、「LCD」と標記して
いる。以降も、図においては同様に標記する。尚、これ
は「Liquid Crystal Display」の頭文字による略語であ
る。)、4は、着信があった時に携帯電話機の使用者に
音で着信を知らせるためのブザー、6は、音で着信を知
らせるのが適切でない場合に、携帯電話機の使用者に振
動によって着信を知らせるバイブレータ、7は、発呼す
る時に電話番号を入力したり、携帯電話機の種々の機能
を指定するために携帯電話機の使用者が操作する入力
部、8は、制御部1aが実行する制御プログラムを格納
しておく読み出し専用メモリ(図では「ROM」と標記
している。以降も、図では同様に標記する。尚、これは
「Read Only Memory」の頭文字による略語である。)、
9は、制御部1aと、ランダム・アクセス・メモリ2
a、液晶ディスプレイ3、ブザー4、バイブレータ6、
入力部7及び読み出し専用メモリ8を接続するバスであ
る。
【0015】10は、制御部1aと連携して会話情報と
接続情報の送信と受信を行なう無線部、11は、無線部
10が送信する電波を空間に放射し、基地局から受信す
る電波を捉えるアンテナである。
【0016】尚、一般の携帯電話機には発光ダイオード
が備えられているケースが多いが、これは、電池の充電
を表示するためのものが主であるので、図示を省略して
いる。
【0017】図9は、不在着信時の従来の技術(その
1)である。以降、図9に示す動作について説明する。
【0018】尚、図9の無線部は図8の無線部10、図
9の制御部は図8の制御部1a、図9のRAMは図8の
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)2a、図9のL
CDは図8の液晶ディスプレイ(LCD)3と同一のも
のである。
【0019】着呼があった場合、無線部は制御部に着信
通知を出す。該着信通知を受けた制御部は液晶ディスプ
レイに着信があった旨の表示(着信表示)をする。当
然、液晶ディスプレイへの表示と同時にブザーを鳴動さ
せるか、バイブレータを振動させて使用者に直接着信が
あった旨を知らせるが、これについては図示を省略して
いる。
【0020】着信通知をした後、所定の時間内に携帯電
話機の使用者の応答がない場合には、無線部は切断通知
を制御部に出して、当該携帯電話機を無線回線から切り
離す。
【0021】制御部は、切断通知を受けた時に、上記着
信通知に発呼者番号が含まれている場合にはランダム・
アクセス・メモリに発呼者番号を着信情報として書き込
み、該着信通知に発呼者番号が含まれていない場合には
非通知理由を着信情報としてランダム・アクセス・メモ
リに書き込み、液晶ディスプレイに着信情報を表示す
る。
【0022】これにより、携帯電話機の使用者は、液晶
ディスプレイに表示された着信情報を読むことによって
着呼があったことや、発呼者の情報などを知ることが可
能になる。
【0023】図10は、不在着信時の従来の技術(その
2)である。以降、図10に示す動作について説明す
る。
【0024】尚、図10の無線部は図8の無線部10、
図10の制御部は図8の制御部1a、図10のRAMは
図8のランダム・アクセス・メモリ(RAM)2a、図
10のLCDは図8の液晶ディスプレイ(LCD)3と
同一のものであることは、図9と同じである。
【0025】着呼があった場合、無線部は制御部に着信
通知を出す。該着信通知を受けた制御部は液晶ディスプ
レイに表示(着信表示)する。当然、液晶ディスプレイ
への表示と同時にブザーを鳴動させるか、バイブレータ
を振動させるが、これは図示を省略している。
【0026】着信通知の後、所定時間内に使用者の応答
がない場合には、無線部は切断通知を制御部に出して、
携帯電話機を無線回線から切り離す。
【0027】制御部は、切断通知を受けて、上記着信通
知に発呼者番号がある場合にはランダム・アクセス・メ
モリに発呼者番号を着信情報として書き込み、該着信通
知に発呼者番号がない場合には非通知理由を着信情報と
してランダム・アクセス・メモリに書き込む。
【0028】その後、携帯電話機の使用者が入力部を操
作してアクセスした時、制御部はランダム・アクセス・
メモリに格納した着信情報の読み出し要求をして着信情
報を取得し、液晶ディスプレイに転送、表示する。
【0029】これによって、携帯電話機の使用者は着信
があったことや発呼者の情報を知ることができる。
【0030】図11は、不在着信時の従来の技術(その
3)で、図9の不在着信時の従来の技術(その1)に対
して、携帯電話機が留守番電話機能を備えている時の不
在着信があった場合の処理動作を示している。以降、図
11に示す動作について説明する。
【0031】尚、図11の無線部は図8の無線部10、
図11の制御部は図8の制御部1a、図11のRAMは
図8のランダム・アクセス・メモリ(RAM)2a、図
11のLCDは図8の液晶ディスプレイ(LCD)3と
同一のものであることは図9及び図10と同じである。
【0032】着呼があった場合、無線部は制御部に着信
通知を出す。該着信通知を受けた制御部は液晶ディスプ
レイに表示(着信表示)する。当然、液晶ディスプレイ
への表示と同時にブザーを鳴動させるか、バイブレータ
を振動させるが、これは図示を省略している。
【0033】着信通知の後、所謂留守録を行なう場合に
は、留守番電話起動タイマ満了(図では、「留守電起動
タイマ」と略記している。)により留守番電話録音機能
が働いて、留守番電話録音タイマ(図では、「留守電録
音タイマ」と略記している。)を始動させ、下り音声
(通常、携帯電話システムでは、基地局から携帯電話機
の方向を「下り」、携帯電話機から基地局の方向を「上
り」という。)をランダム・アクセス・メモリに格納
し、留守番電話録音タイマが満了した時に制御部から無
線部に対して切断通知を出して、当該携帯電話機の無線
回線からの切り離しを行なう。
【0034】更に、制御部は、上記着信通知に発呼者番
号がある場合にはランダム・アクセス・メモリに発呼者
番号を着信情報として書き込み、該着信通知に発呼者番
号がない場合には非通知理由を着信情報としてランダム
・アクセス・メモリに書き込む。
【0035】そして、携帯電話機の使用者は、液晶ディ
スプレイに表示された着信情報を読むことで着呼があっ
たこと及び発呼者を知ることができ、更に、ランダム・
アクセス・メモリに格納された音声を再生、聴取するこ
とによって発呼者の用件を知ることができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9の不在着
信時の従来の技術(その1)では、携帯電話機の使用者
が液晶ディスプレイを自発的に見なければ、不在着信が
あったことを携帯電話機の使用者に知らせることができ
ず、使用者が不在着信があったことに気がつくのに時間
がかかるということや、或いは、使用者が不在着信を確
認しないことも大いにありうる。
【0037】又、図10の不在着信時の従来の技術(そ
の2)では、携帯電話機の使用者が入力部を操作してラ
ンダム・アクセス・メモリに格納されている内容を自発
的に液晶ディスプレイに表示しなければ、不在着信があ
ったことを携帯電話機の使用者に知らせることができ
ず、使用者が不在着信があったことに気がつくのに時間
がかかることや、使用者が不在着信を確認しないことが
ありうるのは図9の不在着信時の従来の技術(その1)
と同じである。
【0038】更に、図11の不在着信時の従来の技術
(その3)では、携帯電話機の使用者が液晶ディスプレ
イを自発的に見なければ、不在着信があったことを携帯
電話機の使用者に知らせることができず、使用者が不在
着信があったことに気がつくのに時間がかかることや、
或いは、使用者が不在着信を確認しないことも大いにあ
り得、この場合には折角行なった所謂留守録も無駄にな
る。
【0039】その上、不在着信の通知を携帯電話機の使
用者の所在場所に合った手段で行なう必要があるので、
不在着信の通知をしないことも含めて、不在着信通知の
条件を柔軟に設定できることが重要である。
【0040】本発明は、かかる問題に鑑み、自律的に不
在着信があったことを当該携帯電話機の使用者に通知す
ることができ、且つ、不在着信通知の条件の設定値や不
在着信通知の手段の設定値の変更が容易な不在着信通知
方式を提供することを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の手段は、
不在着信通知の有無、不在着信通知を行なう間隔、不在
着信通知を行なう回数、1回の不在着信通知の時間など
の不在着信通知の条件を示す設定値と、ブザー、バイブ
レータ、発光ダイオードなどの不在着信通知の手段を示
す設定値とを参照して、携帯電話機の使用者の指定に基
づいて不在着信通知を行なう不在着信通知方式である。
【0042】本発明の第一の手段によれば、不在着信通
知の有無、不在着信通知を行なう間隔、不在着信通知を
行なう回数、1回の不在着信通知の時間などの不在着信
通知条件の設定値と、ブザー、バイブレータ、発光ダイ
オードなどの不在着信通知の手段の設定値とを参照して
不在着信通知を行なうので、使用者の指定通りに携帯電
話機が自律的に不在着信通知を行なうことができる。従
って、携帯電話機の使用者の不在着信の確認が遅れるこ
とを避けることができる上に、使用者の所在場所に整合
した不在着信通知手段によって不在着信を通知すること
ができる。
【0043】本発明の第二の手段は、本発明の第一の手
段による不在着信通知方式において、不在着信通知の有
無、不在着信通知を行なう間隔、不在着信通知を行なう
回数、1回の不在着信通知の時間などの不在着信通知条
件の設定値を柔軟に設定することができ、又、本発明の
第一の手段による不在着信通知方式において、ブザー、
バイブレータ、発光ダイオードなどの不在着信通知の手
段を携帯電話機の使用者が柔軟に設定することができる
不在着信通知方式である。
【0044】本発明の第二の手段によれば、不在着信通
知の有無、不在着信通知を行なう間隔、不在着信通知を
行なう回数、1回の不在着信通知の時間などの不在着信
通知条件の設定値を柔軟に設定することができるため
に、携帯電話機の使用者が不在着信に気がつきやすい不
在着信通知方式となる。
【0045】又、ブザー、バイブレータ、発光ダイオー
ドなどの不在着信通知の手段を携帯電話機の使用者が柔
軟に設定することができる。従って、携帯電話機の使用
者の所在場所に合った手段で不在着信通知が可能な不在
着信通知方式とすることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の携帯電話機の機
能構成である。
【0047】図1において、1は、携帯電話機の機能を
制御する制御部で、従来の制御機能に加えて、本発明の
不在着信通知機能の中心的役割を果たす部位である。
【0048】2は、制御条件などのデータを格納し、
又、制御の実行のために制御プログラムを一時的に格納
する上に、不在着信通知条件の設定値や不在着信通知の
手段の設定値を格納するランダム・アクセス・メモリ、
3は、着信情報や制御条件などのデータを表示する上
に、不在着信通知条件の設定値や不在着信通知の手段の
設定値を表示する液晶ディスプレイ、4は、携帯電話機
の使用者に、音によって着信があった時に着信を知ら
せ、又、不在着信があった旨を音で知らせるためのブザ
ー、6は、音で着信又は不在着信を知らせるのが適切で
ない場合に、携帯電話機の使用者に着信を振動によって
知らせたり、不在着信を振動によって知らせるためのバ
イブレータ、7は、携帯電話機の使用者が、発呼する時
に電話番号を入力したり、携帯電話機の種々の機能を指
定したり、不在着信通知の条件を設定・変更するための
入力部、8は、制御部1が実行する制御プログラムを格
納しておく読み出し専用メモリ、9は、制御部1と、ラ
ンダム・アクセス・メモリ2、液晶ディスプレイ3、ブ
ザー4、発光ダイオード5、バイブレータ6、入力部7
及び読み出し専用メモリ8を接続するバスである。
【0049】10は、制御部1と連携して会話情報と接
続情報の送信と受信を行なう無線部、11は、無線部が
送信する電波を空間に放射し、基地局から受信する電波
を捉えるアンテナである。
【0050】図2は、ランダム・アクセス・メモリの格
納内容で、本発明に直接的に関係がある格納内容、即
ち、不在着信通知の条件及び不在着信の手段について示
している。
【0051】アドレスa0には、不在着信情報として、
着信呼の発呼者番号、又は、発呼者番号が非通知の場合
には非通知理由が格納される。
【0052】発呼者番号は2進数で格納する。又、非通
知理由は2進数で格納しておき、読み出した2進数を手
掛かりに非通知理由のセンテンスを読み出すことができ
るようにしておけばよい。
【0053】アドレスa1には、不在着信通知を行なう
(オン)か否(オフ)かを指定する不在着信通知フラグ
として、1ビットの2進数である“1”又は“0”が格
納される。
【0054】アドレスa2には、不在着信通知を行なう
時間間隔を指定する情報として、秒単位の時間が格納さ
れる。尚、一般的には秒単位で小数点以下の時間もあり
うるが、実用的には秒単位で小数点以下を指定すること
の意味は少ないので、正の整数に秒よって秒単位で指定
すればことたりる。又、正確には、正の整数を2進数化
して格納する。
【0055】アドレスa3には、不在着信通知を行なう
回数を指定する情報として、0及び正の整数で表現され
る回数が格納される。尚、ここで「0」を指定すること
は、不在着信通知を行なわないことを指定することを意
味する。又、正確には、0又は正の整数を2進数化して
格納する。
【0056】アドレスa4には、1回の不在着信通知の
継続時間として、秒単位の時間が格納される。尚、一般
的には秒単位で小数点以下の時間もありうるが、実用的
には秒単位で小数点以下を指定することの意味は少ない
ので、正の整数によって秒単位で指定すればことたり
る。尚、正確には、正の整数を2進数化して格納する。
【0057】アドレスa5には、発光ダイオードを点灯
させる(オン)か否(オフ)かを指定する発光ダイオー
ド点灯フラグ(図では、「LED点灯フラグ」と略記し
ている。)として、1ビットの2進数である“1”又は
“0”が格納される。
【0058】アドレスa6には、バイブレータを振動さ
せる(オン)か否(オフ)かを指定するバイブレータ振
動フラグとして、1ビットの2進数である“1”又は
“0”が格納される。
【0059】アドレスa7には、ブザーを鳴動させる
(オン)か否(オフ)かを指定するブザー鳴動フラグと
して、1ビットの2進数である“1”又は“0”が格納
される。
【0060】アドレスa8には、ブザーを鳴動させる時
のパターン即ちトーン・パターンとして0及び正の整数
で表現されるパターン番号が格納される。尚、ここで
「0」を指定することは、ブザー鳴動フラグが“1”で
あってもブザー鳴動を行なわないことを意味する。又、
正確には、0又は正の整数を2進数化して格納する。
【0061】尚、不在着信通知の条件や不在着信通知の
手段の格納順序、即ち、不在着信通知の条件や不在着信
手段を格納するアドレスは順不同である。
【0062】図1の制御部1は、図2に示した不在着信
通知の条件を参照しながら不在着信通知動作を制御す
る。
【0063】図3は、本発明の不在着信通知動作を示す
シーケンス・チャートで、留守番電話機能がない場合の
制御部の動作を示すフローチャートを中心に図示してい
る。以降、図3の符号に沿って本発明の不在着信通知動
作を説明する。
【0064】尚、図3の無線部は図1の無線部10、図
3の制御部は図1の制御部1、図3のRAMは図1のラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)2、図3のLCD
は図1の液晶ディスプレイ(LCD)3、図3のブザー
は図1のブザー4、図3のバイブレータは図1のバイブ
レータ5、図3のLEDは図1の発光ダイオード6と同
一のものである。
【0065】無線部は、着信呼があった場合に制御部に
対して着信通知を出す。
【0066】着信通知を出してから所定の時間が経過し
ても携帯電話機の使用者の応答がない場合には、無線部
は制御部に対して切断通知を出して、携帯電話機を無線
回線から切り離す。
【0067】この時点から、不在着信通知を行なうため
の制御部の処理が開始される。
【0068】S1.無線部から転送されてきた着信情報
をランダム・アクセス・メモリに書き込む。
【0069】着信情報は、着信呼の発呼者番号又は発呼
者番号の非通知理由のいずれかである。
【0070】S2.制御部は、ステップS1の着信情報
の書き込みに次いで、液晶ディスプレイに当該着信情報
を表示する。
【0071】即ち、ここまでは、従来の不在着信通知方
式と同じ内容の処理が行なわれる。以降は、携帯電話機
の使用者に速やかに不在着信を通知するために新たに追
加された処理内容及び処理手順である。
【0072】S3.制御部は、ランダム・アクセス・メ
モリのアドレスa1乃至アドレスa4に格納されている
不在着信通知の条件と示す設定値(フラグ又は数)と、
アドレスa5乃至アドレスa7に格納されている不在着
信通知の手段を示す設定値(フラグ)を読み出す。
【0073】S4.ステップS3で読み出した不在着信
通知条件のうち、不在着信通知フラグ(図では、「通知
フラグ」と略記している。)が“1”であるか否かを判
定する。
【0074】不在着信通知フラグが“0”であると判定
された場合(No)には、不在着信通知を行なわないと
いう設定なので、ステップS20にジャンプして、待ち
受け処理に入り、不在着信通知の動作を終了する。
【0075】S5.ステップS4で、不在着信通知フラ
グが“1”であると判定された場合(Yes)には、原
則的に不在着信を行なうという設定なので、不在着信通
知の手段を示すフラグ(図では、「手段フラグ」と略記
している。)が全て“0”であるか否かを判定する。
【0076】不在着信通知の手段を示すフラグが全て
“0”である場合、即ち、発光ダイオード点灯フラグ、
バイブレータ振動フラグ及びブザー鳴動フラグが全て
“0”である場合(Yes)には、ステップS20にジ
ャンプして、待ち受け処理に入り、不在着信通知の動作
を終了する。
【0077】S6.ステップS5で、不在着信通知の手
段を示すフラグの全てが“0”ではないと判定された場
合(No)には、通知回数をカウントするカウンタ(こ
れを「通知回数カウンタ」と呼ぶことにする。)のカウ
ント値を初期化して、カウント・イネーブルにする。
【0078】S7.通知回数カウンタのカウント値が通
知回数の設定値即ち不在着信通知回数に等しいか否かを
判定する。
【0079】通知回数カウンタのカウント値が通知回数
の設定値に等しい場合(Yes)には、通知回数の設定
値に等しい回数の通知をした場合なので、ステップS2
0にジャンプして、待ち受け処理に入り、不在着信通知
の動作を終了する。
【0080】尚、通知回数の設定値が「0」であれば、
このステップにおいて直ちに通知回数カウンタのカウン
ト値と設定値が「0」で一致するので、ステップS20
の待ち受け処理にジャンプする。
【0081】S8.ステップS7で、通知回数カウンタ
のカウント値が通知回数の設定値に等しくないと判定さ
れた場合(No)には、不在着信通知間隔を計測するタ
イマーと、1回の不在着信通知を行なう時間を計測する
タイマーを初期化して起動する。
【0082】尚、図では、「タイマー初期化」とだけ記
載してタイマーが1個であるかのように表現している
が、一般的には、上記2つのタイマーを初期化する必要
がある。
【0083】S9.ステップS3で読み出した不在着信
通知間隔を参照して、所定の時間が経過したか否か、即
ち、タイムアウトしたか否かを判定する。
【0084】タイムアウトしていないと判定された場合
(No)には、このステップの頭に戻って時間の計測を
継続する。
【0085】S10.ステップS9で、タイムアウトし
たと判定された場合(Yes)には、通知回数カウンタ
のカウント値を歩進する。
【0086】S11.発光ダイオードを点灯させるか否
かの発光ダイオード点灯フラグ(図では、単に「LED
フラグ」と略記している。)が“1”であるか否かを判
定する。
【0087】S12.ステップS10で、発光ダイオー
ド点灯フラグが“1”であると判定された場合(Ye
s)には、発光ダイオードに対して点灯制御信号を出力
して点灯させる。
【0088】S13.ステップS11で、発光ダイオー
ド点灯フラグが“0”であると判定された場合(No)
と、ステップS12で、発光ダイオードを点灯させた後
には、バイブレータを振動させるか否かのバイブレータ
振動フラグ(図では、「バイブレータ」を「バイブ」と
縮めて「バイブ・フラグ」と略記している。)が“1”
であるか否かの判定を行なう。
【0089】S14.ステップS13で、バイブレータ
振動フラグが“1”であると判定された場合(Yes)
には、バイブレータ振動制御信号を出力してバイブレー
タを振動させる。
【0090】S15.ステップS13で、バイブレータ
振動フラグが“1”でないと判定された場合(No)
と、ステップS14で、バイブレータを振動させた後に
は、ブザーを鳴動させるか否かのブザー鳴動フラグ(図
では、「ブザー・フラグ」と略記している。)が“1”
であるか否かを判定する。
【0091】S16.ステップS15で、ブザーを鳴動
させるか否かのブザー鳴動フラグが“1”であると判定
され場合(Yes)には、ブザー鳴動制御信号を出力し
てブザーを鳴動させる。
【0092】正確には、トーン・パターンを指定するパ
ターン番号が「0」でない時にパターン番号に該当する
トーン・パターンによってブザーを鳴動させ、パターン
番号が「0」の時には鳴動させずに次のステップに移行
するが、パターン番号の判定については図示を省略して
いる。
【0093】さて、この段階で、携帯電話機の使用者が
ランダム・アクセス・メモリに格納した着信情報の読み
出しを行なうものとする。
【0094】着信情報の読み出し操作に伴って、制御部
に割込み信号が入力されるようにすることは当業者にと
っては容易に可能である。
【0095】S17.従って、制御部は着信情報読み出
しに伴う割込み信号の有無を判定する。
【0096】割込み信号が検出されて、携帯電話機の使
用者が着信情報の読み出しを行なったことが判った場合
(Yes)には、不在着信通知の動作を継続する必要性
がないので、ステップS20にジャンプして待ち受け処
理に入り、不在着信通知動作を終了する。
【0097】S18.ステップS3で読み出した1回の
不在着信通知時間を参照して、1回の不在着信通知時間
が経過したか否かを判定する。
【0098】1回の不在着信通知時間が経過していない
と判定された場合(No)には、ステップS11にジャ
ンプして、発光ダイオードの点灯又はバイブレータの振
動又はブザーの鳴動を継続し、ステップS18までを繰
り返す。
【0099】S19.ステップS18で、1回の不在着
信通知時間が経過したと判断された場合(Yes)に
は、発光ダイオードの点灯、バイブレータの振動、ブザ
ーの鳴動の全てを停止して、ステップS7にジャンプし
て、次の回の不在着信通知に備える。
【0100】そして、最終的には、ステップS7で、通
知回数カウンタのカウント値が設定した不在着信通知回
数に等しくなったと判定された時に、待ち受け処理に移
行して不在着信通知動作を終了する。
【0101】ところで、上の説明では着信情報の読み出
しに伴う割込み信号の検出をステップS17で行なうも
のとしたが、これは、割込みが不在着信通知処理の中で
何時生ずるか特定できないので、不在着信通知の処理手
順の説明を優先するために、仮にステップS17の段階
で割込みがあるものとして説明しただけのことである。
【0102】何時でも割込みに備えるように処理の手順
を組むならば、例えば、ステップS2の後で割込み検出
を行ない、割込みがなかったらステップS3に移行し、
ステップS3の処理を終了したら再び割込み検出を行な
い、割込みがなかったらステップS4に移行するという
手順で処理をし、割込みがあった場合には不在着信通知
動作を終了すればよい。
【0103】即ち、ステップS2以降では、割込み検出
を最優先で行ない、割込み検出がなかったら既に処理済
のステップの次のステップに以降し、割込みがあったら
不在着信通知動作を終了させればよい。
【0104】そして、上記の処理を行なうためには、処
理済のステップ数をカウントするカウンタをもう1つ準
備しておき、処理を行なう度に該カウンタのカウント値
を歩進すればよい。
【0105】更に、後で述べるように、別の理由で割込
みが行なわれることがありうるので、正確には、割込み
を示す特定の符号を検出したら割込みがあったと判定
し、その上、特定の符号に付されている数字を認識し
て、着信情報読み出しの割込みであることを判定すれば
よい。
【0106】又、不在着信通知間隔に該当する時間が経
過したか否かの判定をステップS9の段階で行なうもの
としているが、ステップS19が終了した段階で判定し
てもよい。ただ、この場合には、不在着信通知間隔に該
当する時間が経過していないと判定された場合には、ス
テップS10にジャンプする必要がある。
【0107】上記の如くして、本発明の不在着信通知動
作が実行される。
【0108】尚、留守番電話機能がある場合には、ステ
ップS1以前に所謂留守録を済ませておき、携帯電話機
の使用者が留守録を聞くための操作で割り込みを生じさ
せ、割り込みを検出した場合には不在着信通知を終了さ
せればよい。
【0109】又、図1の説明においては、ブザー、バイ
ブレータ及び発光ダイオードが制御部のパスに接続され
る例を示しているが、これらはバスを介さずに直接接続
することも可能である。
【0110】前者の場合には、ブザー、バイブレータ及
び発光ダイオードには制御信号が出力され、ブザー、バ
イブレータ及び発光ダイオード自身が備える制御回路が
制御信号を解読して点灯、振動又は鳴動させることにな
る。
【0111】後者の場合には、制御部が点灯、振動又は
鳴動のための電源電圧を供給することになるので、ブザ
ー、バイブレータ及び発光ダイオード自身には制御回路
は不要になる。
【0112】次いで、不在着信通知の条件を指定する設
定値の変更と、不在着信通知の手段を指定するフラグ及
びパターン番号の変更に関して説明する。
【0113】図4は、不在着信通知条件の設定値変更動
作を示すシーケンス・チャートで、制御部の処理を示す
フローチャートを中心に図示している。
【0114】又、図5は、不在着信通知条件の表示画面
の例で、図5では、未だ設定をしたことがない状態の初
期画面と、該初期画面を変更した変更後の画面を図示し
ている。
【0115】以降、図5を参照しながら、図4の符号に
沿って不在着信通知条件の設定値変更動作を説明する。
【0116】S31.制御部は、割込みがあるか否かを
常に判定している。
【0117】これは、特定の符号を割込み符号として登
録しておき、当該符号が検出されるか否かを判定してい
ればよい。
【0118】割込みがないと判定された場合(No)に
は、このステップの頭に戻って割込み検出を継続する。
【0119】S32.ステップS31で、割込みがあっ
たと判定された場合(Yes)には、不在着信通知条件
の設定値変更を指定した割込みか否かを判定する。
【0120】これは、ステップS31で説明した特定符
号の後に不在着信通知条件の設定値変更を指定する予め
決められた数字を付して割込みを行なうようにしてお
き、特定符号を検出したら付随している数字で割込み内
容が不在着信手段の変更のためその割込みであると判定
すればよい。
【0121】不在着信通知条件の設定値変更を指定した
割込みではないと判定された場合(No)には、ステッ
プS39にジャンプして、他の割込み処理に移行し、不
在着信通知条件の設定値変更処理は終了する。
【0122】S33.ステップS32で、不在着信通知
条件の設定値変更を指定した割込みであると判定された
場合(Yes)には、不在着信通知条件の設定値をラン
ダム・アクセス・メモリから読み出すように、アドレス
を指定する。
【0123】S34.不在着信通知条件の設定値をラン
ダム・アクセス・メモリから受信する。
【0124】S35.ランダム・アクセス・メモリから
受信した不在着信通知条件の設定値を液晶ディスプレイ
に表示する。
【0125】読み出されて液晶ディスプレイに表示され
た不在着信通知条件の設定値の初期画面が図5(イ)で
あるとする。これは、先にも記載した如く、設定を未だ
行なっていない状態の画面で、全ての設定値が2進数の
“0”又は10進数の0である。尚、10進数も2進数
で格納されるのが通常であるが、ここでは、表現の簡単
さのために10進数で表示している。
【0126】S36.不在着信通知条件の設定値の変更
を行なう。
【0127】これについては、本発明の本質ではないの
で簡単な説明に止めるが、設定の内容を指定するには、
携帯電話機の入力部から行なう時には、特定の符号に続
けて設定内容を指定する数字を入力すればよい。
【0128】又、感圧式又は容量変化検出式の液晶ディ
スプレイの場合には、設定内容が表示されている位置を
指で触ることで指定することができる。そして、設定内
容を指定した直後に入力部から数字を入力することによ
って設定値の変更を行なうことができる。
【0129】S37.不在着信通知条件の設定値の変更
結果を液晶ディスプレイに表示する。
【0130】手順を説明しているのでこうなるが、実際
には、不在着信通知条件の設定値を変更すれば自動的に
液晶ディスプレイに表示されるようにできる。
【0131】S38.不在着信通知条件の設定値の変更
結果をランダム・アクセス・メモリに格納する。
【0132】この場合には、自動的に格納するより、入
力部から格納指示があったか否かを判定した後で格納す
るのが好ましい。このことは、通常行なわれることであ
るので、フローチャート上では図示を省略している。
【0133】そして、不在着信通知条件の設定値変更動
作を終了する。
【0134】さて、上記では、不在着信通知の有無、不
在着信通知間隔、不在着信通知回数、1回の不在着信通
知時間を全て設定・変更できるものとしているが、不在
着信通知の有無を除いては固定にして、使用者による設
定変更を禁止することもありうる。
【0135】図6は、不在着信通知条件の変更動作を示
すシーケンス・チャートで、制御部の処理を示すフロー
チャートを中心に図示している。
【0136】又、図7は、不在着信通知条件の表示画面
の例で、図7では、未だ設定をしたことがない状態の初
期画面と、該初期画面を変更した変更後の画面を図示し
ている。
【0137】以降、図7を参照しながら、図6の符号に
沿って不在着信通知手段の変更動作を説明する。
【0138】S51.制御部は、割込みがあるか否かを
常に判定している。
【0139】これは、特定の符号を割込み符号として登
録しておき、当該符号が検出されるか否かを判定してい
ればよい。
【0140】割込みがないと判定さた場合(No)に
は、このステップの頭に戻って割込み検出を継続する。
【0141】S52.ステップS51で、不在着信通知
手段の変更のための割込みがあったと判定された場合
(Yes)には、不在着信通知手段の変更を指定した割
込みか否かを判定する。
【0142】これは、ステップS51で説明した特定符
号の後に不在着信通知手段の変更を指定する予め決めら
れた数字を付して割込みを行なうようにしておき、特定
符号を検出したら付随している数字で割込み内容を不在
着信手段の変更のための割込みであると判定すればよ
い。
【0143】不在着信通知手段の変更を指定した割込み
ではないと判定された場合(No)には、ステップS5
9にジャンプして、他の割込み処理に移行し、不在着信
通知手段の変更処理は終了する。
【0144】S53.ステップS52で、不在着信通知
手段の変更を指定した割込みであると判定された場合
(Yes)には、不在着信通知手段をランダム・アクセ
ス・メモリから読み出すべくアドレスを指定する。
【0145】S54.不在着信通知手段をランダム・ア
クセス・メモリから受信する。
【0146】S55.ランダム・アクセス・メモリから
受信した不在着信通知手段を液晶ディスプレイに表示す
る。
【0147】読み出されて液晶ディスプレイに表示され
た初期画面が図7(イ)であるとする。これは、先にも
記載した如く、設定を未だ行なっていない状態の画面
で、全ての手段が2進数の“0”又は10進数の0であ
る。尚、10進数も2進数で格納されるのが通常である
が、ここでは、表現の簡単さのために10進数で表示す
る。
【0148】S56.不在着信通知手段の変更を行な
う。
【0149】これについては、本発明の本質ではないの
で簡単な説明に止めるが、設定の内容を指定するには、
携帯電話機の入力部から行なう時には、特定の符号に設
定内容を指定する数字を入力すればよい。
【0150】又、感圧式又は容量変化検出型の液晶ディ
スプレイの場合には、設定内容が表紙されている位置を
指で触ることで指定できる。そして、設定内容を指定し
た直後に入力部から数字を入力することによって手段の
変更を行なう。
【0151】S57.不在着信通知手段の変更結果を液
晶ディスプレイに表示する。
【0152】手順を説明しているのでこうなるが、実際
には、不在着信通知手段を変更すれば自動的に液晶ディ
スプレイに表示されるようにできる。
【0153】S58.不在着信通知手段の変更結果をラ
ンダム・アクセス・メモリに格納する。
【0154】この場合には、自動的に格納するより、入
力部から格納指示があったか否かを判定した後で格納す
るのが好ましい。このことは、通常行なわれることであ
るので、フローチャート上では図示を省略した。
【0155】そして、不在着信通知手段の変更動作を終
了する。
【0156】不在着信通知手段の設定については、上記
の如く、全ての手段を設定・変更可能にしておき、携帯
電話機の使用者の判断によって設定することが望まし
い。これは、携帯電話機の使用者が所在する場所によっ
ては音による不在着信が適切でないこともあり、逆に、
携帯電話機をバッグに収納して移動中には音による不在
着信の通知が必要となるなど、場所に適した手段で不在
着信通知条件を選択できるようにするために重要なこと
である。
【0157】さて、上記においては、不在着信通知の条
件や不在着信通知の手段の設定値をランダム・アクセス
・メモリに格納しておくものとして説明している。これ
は、携帯電話機においては、ランダム・アクセス・メモ
リは電池から電源を供給され続けているので、使用者が
スイッチを切断してもランダム・アクセス・メモリの格
納内容が消滅することがないからである。
【0158】又、最近の携帯電話機の待ち受け時間は非
常に長くなっており、一方電池の充電は簡便に行なえる
ようになっている。従って、実質的に電池切れが起きる
心配が少なく、ランダム・アクセス・メモリに種々の設
定値を格納しておくことが可能だからである。
【0159】しかし、携帯電話機の使用者が長期にわた
って出張しており、待ち受け時間が極めて長い時間にな
る場合、電池切れが起きることも完全には否定できな
い。こういうケースを考慮すると、図1の機能構成にお
いて、バス9に書き替えが可能な不揮発性メモリである
フラッシュ・メモリを接続して、不在着信通知の条件や
不在着信通知の手段の設定値をフラッシュ・メモリに格
納するように構成しておくことが好ましい。
【0160】そして、この場合には、読み出し専用メモ
リに格納する制御プログラムをフラッシュ・メモリに格
納して、不揮発性メモリを統一することが好ましい。
【0161】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の第一の手段
により、不在着信通知の有無、不在着信通知を行なう間
隔、不在着信通知を行なう回数、1回の不在着信通知の
時間などの不在着信通知条件の設定値と、ブザー、バイ
ブレータ、発光ダイオードなどの不在着信通知手段の設
定値とを参照して不在着信通知を行なうので、不在着信
通知を行なわないことも含めて、使用者の指定通りに携
帯電話機が自律的に不在着信通知を行なうことができ
る。従って、携帯電話機の使用者の不在着信の確認が遅
れることを避けることができ、又、使用者の所在場所に
整合した不在着信通知手段によって不在着信通知をする
ことができる。
【0162】本発明の第二の手段によれば、本発明の第
一の手段による不在着信通知方式において、不在着信通
知の有無、不在着信通知を行なう間隔、不在着信通知を
行なう回数、1回の不在着信通知の時間などの不在着信
通知の設定値を柔軟に変更することができるために、携
帯電話機の使用者が不在着信に気がつきやすい不在着信
通知方式となる。
【0163】又、ブザー、バイブレータ、発光ダイオー
ドなどの不在着信通知の手段を携帯電話機の使用者が柔
軟に設定することができるので、携帯電話機の使用者の
所在場所に合った手段で不在着信通知が可能なことを保
証する不在着信通知方式となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯電話機の機能構成。
【図2】 ランダム・アクセス・メモリの格納内容。
【図3】 本発明の不在着信通知動作。
【図4】 不在着信通知条件の変更動作。
【図5】 不在着信通知条件の表示画面の例。
【図6】 不在着信通知手段の変更動作。
【図7】 不在着信通知手段の表示画面の例。
【図8】 一般の携帯電話機の機能構成。
【図9】 不在着信時の従来の技術(その1)。
【図10】 不在着信時の従来の技術(その2)。
【図11】 不在着信時の従来の技術(その3)。
【符号の説明】
1 制御部 2 ランダム・アクセス・メモリ(RAM) 3 液晶ディスプレイ(LCD) 4 ブザー 5 発光ダイオード(LED) 6 バイブレータ 7 入力部 8 読み出し専用メモリ(ROM) 9 バス 10 無線部 11 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松谷 紳一 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内 (72)発明者 伏木田 博 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内 (72)発明者 柴山 敦史 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内 (72)発明者 山内 真二 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目1番5号 富士通北海道通信システム 株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 FF03 FF21 FF22 FF25 5K036 AA01 AA07 DD48 JJ11 JJ12 JJ15 5K039 BB04 CC06 FF13 JJ06 JJ08 5K067 AA34 BB04 DD13 EE02 FF13 FF23 FF24 FF27 FF28 FF31 GG11 HH22 HH23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも不在着信通知の有無を意味す
    る設定値を含む、不在着信通知の条件を指定する不在着
    信通知設定値と、 携帯電話機が備えることが可能な不在着信通知の手段を
    指定する不在着信通知手段設定値とを参照して、 不在着信があった時に、該携帯電話機が使用者に対して
    自律的に不在着信通知を行なうことを特徴とする不在着
    信通知方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不在着信通知方式におい
    て、 少なくとも不在着信通知の有無を意味する設定値を含
    む、不在着信通知の条件を指定する不在着信通知設定値
    と、携帯電話機が備えることが可能な不在着信通知の手
    段を指定する不在着信通知手段設定値とを任意設定可能
    なことを特徴とする不在着信通知方式。
JP28601299A 1999-10-06 1999-10-06 携帯電話機における不在着信通知方式 Pending JP2001111654A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004056637A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信メール報知装置及び受信メール報知方法
US6889063B2 (en) 2000-12-05 2005-05-03 Nec Corporation Cellular phone having an in-absence incoming call reporting function
JP2015073303A (ja) * 2014-11-25 2015-04-16 京セラ株式会社 携帯通信端末、着信報知方法

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JP2004056637A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信メール報知装置及び受信メール報知方法
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