JP2001111638A - 複素ディジタル変調器、変調された複素キャリアを発生する方法、およびアナログ信号を取り出す装置 - Google Patents

複素ディジタル変調器、変調された複素キャリアを発生する方法、およびアナログ信号を取り出す装置

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JP2001111638A JP2000251050A JP2000251050A JP2001111638A JP 2001111638 A JP2001111638 A JP 2001111638A JP 2000251050 A JP2000251050 A JP 2000251050A JP 2000251050 A JP2000251050 A JP 2000251050A JP 2001111638 A JP2001111638 A JP 2001111638A
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル3、チャンネル4またはベースバ
ンド信号を選択的に取り出すことができるVSBディジ
タル再変調器の実装構成をより簡単にする。 【解決手段】 ディジタル方法および装置は、信号源か
らのディジタル化サンプルのストリーム(202)でキ
ャリアのディジタル表現(804)を変調して、例えば
63MHz(チャンネル3)、69MHz(チャンネル
4)または5.38MHzIF(ベースバンド)のいず
れかを選択的に中心とする6MHz帯域幅のテレビジョ
ン信号を供給する。特に、その方法は、まずそのディジ
タル化サンプルのストリームをリサンプルし(80
0)、次いで、ディジタル指数キャリアを表す複素数値
の反復する短いシーケンスでそのリサンプルされたサン
プルのストリームを変調する(802)ことを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継続する(ong
oing)ディジタル・サンプルのストリームを処理す
るための種々のアプローチ(方法)に関する。それらの
アプローチは、一緒に用いたときに、テレビジョン受信
機用の、特に、圧縮型ディジタル・テレビジョン受信機
またはセットトップ・ボックス用の63MHz(チャン
ネル3)、69MHz(チャンネル4)または5.38
MHzIF(ベースバンド)の何れかに中心周波数が選
択的に設定された6MHz帯域幅の入力信号を取り出す
残留側波帯(VSB:Vestigial Sideb
and)ディジタル変調器に使用するのに適したもので
ある。
【0002】
【従来の技術】Hauge氏他の文献“ATSC Re
−modulator System(ATSC再変調
システム)”、IEEE Transactions
onConsumer Electronics、Vo
l.44、No.3、August、1998を参考文
献として挙げる。この文献には、種々のディジタル製品
(例えば、地上波ディジタル放送、衛星、ディジタル・
ケーブル・セットトップ・ボックス、ケーブル・モデ
ム、DVD、DVCR、PC、等)とディジタル・テレ
ビジョン(TV)受像機の間を相互接続するためのVS
Bディジタル再変調器の実装構成(インプレメンテーシ
ョン)が記載されている。このようなVSBディジタル
再変調器は、VCRおよびビデオ・ゲームにおいて見ら
れる現在のアナログ再変調器と同等のディジタル再変調
器である。
【0003】チャンネル3、チャンネル4またはベース
バンド信号を選択的に取り出すことができるVSBディ
ジタル再変調器の集積回路(IC)の実装構成を、より
簡単に、従ってより安価に行うアプローチ(方法)に対
するニーズ(要望)が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、キャリア
(搬送波)のディジタル表現されたものを、ソース(信
号源)からのディジタル化サンプルのストリームで変調
して、例えば63MHz(チャンネル3)、69MHz
(チャンネル4)または5.38MHzIF(ベースバ
ンド)の何れかを選択的に中心とする6MHz帯域幅の
テレビジョン信号を供給するディジタル的方法および装
置に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】特に、その方法は、まず
ディジタル化サンプルのストリームをリサンプル(再サ
ンプル、再標本化)し、次いで、ディジタル化指数キャ
リアを表す複素数値の反復する短いシーケンスでリサン
プルされたサンプルのストリームを変調することを含ん
でいる。
【0006】
【発明の実施の形態】詳細な説明において、初めに、
“DCを中心とする”(DC centered、DC
中心の)という用語は0(ゼロ)Hz周波数を中心とす
ることを言い、DC振幅を中心とすることではないこと
に留意すべきである。この詳細な説明において、典型的
には、それはDCを中心とする信号変調帯域幅に関する
ものである。
【0007】図1を参照すると、(1)ディジタル化パ
ルス・コード変調(PCM)信号サンプルのストリーム
のソース(信号源、供給源)100、(2)ディジタル
残留側波帯(VSB)変調器102、(3)ディジタル
−アナログ(D/A)変換器104、および(4)アナ
ログ・フィルタ106が示されている。ソース100
は、ディジタル・プロダクト(digital pro
duct)を含んでおり、このディジタル・プロダクト
からディジタル処理回路と共に用いて初期信号情報が得
られ、場合によってはそれに追加的所望の信号情報を付
加しおよび/またはその信号情報の形式を変形すること
が必要であり、それによって、ソース100からサンプ
ル・ストリーム出力が取り出され、その出力がディジタ
ルVSB変調器102にその入力として供給される。本
発明の特徴を取り入れたディジタルVSB変調器102
の好ましい実施形態について以下詳細に説明する。何れ
にしても、ディジタルVSB変調器102からのディジ
タル出力は、所定の相対的に高いサンプル周波数レート
(sample−frequency rate)で発
生する変調済み(変調された)データ・サンプルのスト
リームを含んでおり、このストリームは、D/A変換器
104によりアナログ信号に変換された後、チャンネル
3、チャンネル4または5.38MHzを中心周波数と
するIFベースバンド信号を選択的に生じさせる。D/
A変換器104によってアナログ信号に変換された後、
所定のサンプル周波数レートより高い周波数帯域の外側
に位置する、結果として生じた不要な周波数成分が、ア
ナログ・フィルタ106によって除去される。
【0008】図2に示されているように、ディジタルV
SB変調器102は、1サンプル/1PCMシンボル−
DC中心複素VSB変換器200(1PCMシンボル当
たり1サンプルをDC中心の複素VSBに変換する変換
器)(この変換器については図3〜図7に関連して後で
詳しく説明する)、ディジタルのsinx/x補償器2
02、マルチスケール(multi−scale)ディ
ジタル変調器204(この変調器については図8〜図1
6に関連して後で詳しく説明する)、および無符号変換
器206(unsigned converter、符
号なし変換器)206(この変換器につては後で詳しく
説明する)を具えている。
【0009】ソース100からの信号PCMサンプルの
ストリームは、VSB変換器200にその入力として供
給され、その変換器は、符号つき(signed)実部
(R)および虚部(I)の複素形式の2つのVSB出力
ストリームを取り出し、その出力ストリームはsinx
/x補償器202にその入力として供給される。sin
x/x補償器202からの2つの出力ストリームは、符
号つき複素形式のまま、マルチスケール・ディジタル変
調器204にその入力として供給され、変調器204は
符号つきR形式で信号出力ストリームを取り出し、その
出力ストリームは無符号変換器206を介してD/A変
換器104にその入力として転送される(即ち、無符号
変換器206によって実行される演算は、1つの出力ス
トリームの各シンボルの符号つき(±)大きさの値(レ
ベル値)に、同じ所定の正(+)の大きさの値を加える
ことであり、その所定の正の大きさの値は、結果とし
て、無符号変換器206からの出力ストリームの各シン
ボルの合計の大きさの値が正となるのに十分な値であ
り、従って、D/A変換器104に入力として供給され
る全てのシンボル・サンプルは正の値だけを有する)。
【0010】本発明の好ましい実施形態の説明における
例示として、(1)VSB変換器200にその入力とし
て供給されるPCMシンボル・サンプルのストリームの
各サンプルは、サンプル周波数クロック・レート10.
76MHzで発生する3ビット(8VSB)または4ビ
ット(16VSB)実数データを規定する4ビットから
なり、(2)VSB変換器200およびディジタルのs
inx/x補償器202の各々はサンプル周波数クロッ
ク・レート10.76MHzで動作し、(3)マルチス
ケール・ディジタル変調器204の入力サンプル周波数
クロック・レートは10.76MHzであり、マルチス
ケール・ディジタル変調器204の出力サンプル周波数
クロック・レートは86.08MHz(即ち10.76
MHzの8倍)であり、一方、マルチスケール・ディジ
タル変調器204の動作サンプル周波数クロック・レー
トは86.08MHzと10.76MHzの中間の8
6.08MHzの少なくとも1つの劣調波成分(サブハ
ーモニック)をも含んでいてもよいと仮定する。
【0011】次に、図3を参照して説明すると、VSB
変換器200に入力として供給される前述の4ビットP
CMシンボル・サンプルのストリームに加えて、VSB
変換器200は、さらに、パイロット・トーン振幅を所
望のレベルに調整するのに利用できる、b>4ビットで
規定されたより高精度のPCMパイロットDC値を有す
る。このb>4ビットのPCMパイロットDC値は変調
器300−Pに変調信号として供給され、一方、そのス
トリームの各4ビットPCMシンボル・サンプルは変調
器300−Sに変調信号として供給される。ディジタル
符号値{1,−1,−1,1}からなる反復4ビット・
シーケンスの、10.76MHzサンプル周波数レート
で発生する継続(ongoing)ストリーム302
は、変調器300−Pと300−Sの双方にDC中心の
キャリアとして供給される。この継続するストリーム3
02は、サンプルの{1,−1,−1,1,1,−1,
−1,1,1...}であり、関数cos(π*n/
2)−sin(π*n/2)=1.414*cos(π
*n/2+π/4)の連続する各サイクルの各象限値
(quadrant value)を規定していると考
えられる。ここで、1.414は√2(ルート2)の有
理数近似値であり、n=シンボル・インデックス(sy
mbol index)である。従って、変調器300
−Pからの変調済みパイロット出力ストリーム304−
Pと、変調器300−Sからの変調済みデータ信号出力
ストリーム304−Sとは、コード化(符号化)形式の
複素信号を規定するのに用いられる各実数信号を構成す
る。即ち、そのような実数信号は、各サイクルの各象限
でサンプルされた継続するシンボル変調済み正弦波から
なる。その実部“cos”成分は±符号つき非0(ゼ
ロ)値からなり、その非0値は復号(デコード)しない
ときは対応する複素信号の±符号つき非0値R成分を構
成するが、実部“sin”成分は0(ゼロ)値からな
り、その0値はコード化形式では対応する複素信号の0
値の±I成分を構成する。従って、変調済みパイロット
出力ストリーム304−Pおよび変調済みデータ信号出
力ストリーム304−Sの双方は、2分岐(bifur
cated)多重Nタップ・ルート(平方根)ナイキス
ト有限インパルス応答(FIR)フィルタ306に入力
として供給されるものであり、1シンボル当たり1サン
プルだけからなるDCを中心とする実数の信号である。
しかし、図3に示されているように、フィルタ306
は、複素DC中心のVSBシンボル・サンプルの継続ス
トリームからなる出力を取り出し、そのサンプルにおい
て±R成分と±I成分の双方は非0値を有する。
【0012】より詳しく説明すると、Nタップ・フィル
タ306は、奇数個のタップ(例えば、55タップ)を
有する単一のフィルタである。但し、図4に示されてい
るように、Nタップ・フィルタ306は、第1の入力重
み付け(N+1)/2タップFIRサブフィルタ308
(即ち、例えば28タップ・サブフィルタ)、第2の入
力重み付け(N−1)/2タップFIRサブフィルタ3
10(即ち、例えば27タップ・サブフィルタ)、およ
びマルチプレクサ311の形に編成される。
【0013】第1のサブフィルタ308はNタップ・フ
ィルタ306の中の全ての偶数番号のタップ0、2、
4、…(N−3)および(N−1)を含んでおり、一
方、第2のサブフィルタ310はNタップ・フィルタ3
06の中の全ての奇数番号のタップ1、3、5、…(N
−4)および(N−2)を含んでいる。構成上、第1の
サブフィルタ308は(1)それぞれの乗算器312
n-1、312n-3、…3122および3120を含んでお
り、その各手段は乗算器入力として供給される係数an
-1、an-3、…a2、a0の中の対応する1つの適当な値
を有し、第1のサブフィルタ308はさらに(2)それ
ぞれの2サンプル期間遅延ラッチ314n-1、31
n-3、…3144、および3142と、1サンプル期間
(周期)遅延ラッチ31611(サンプル周波数10.7
6MHz)とを含んでおり、さらに(3)合計器318
n-3、…3182および3180を含んでいる。構成上、
第2のサブフィルタ310は(1)それぞれの乗算器3
12n-2、312n-4、…および3121を含んでおり、
各手段は乗算器入力として供給される係数an-2
n-4、…およびa1の中の対応する1つの適当な値を有
し、第2のサブフィルタ310はさらに(2)それぞれ
の2サンプル期間遅延ラッチ314n-2、314n-4、…
314 5(図示せず)および3143(図示せず)と、1
サンプル期間遅延ラッチ316 12および31622とを含
んでおり、さらに(3)合計器318n-4、…3181
合計器320とを含んでいる。さらに、DC中心のデー
タ信号出力ストリーム304−Sの連続的に発生する各
シンボル・サンプルの値は、第1のサブフィルタ308
の乗算器手段312n-1、312n-3、…3122および
3120の各々且つ全てと、第2のサブフィルタ310
の乗算器手段312n-2、312n-4、…および3121
の各々且つ全ての双方に、被乗数入力として同時に供給
される。さらに、DC中心のパイロット出力ストリーム
304−Pの連続的に発生する各シンボル・サンプルの
値は、xクロック遅延322によって処理された後で
[ここでx=(中心タップ・インデックス)mod4で
ある]、合計器320に加数入力として供給される。
【0014】フィルタ306とその構成要素(コンポー
ネント)サブフィルタ308および310の各々とが実
部(即ち複素数でない)フィルタであることは明らかで
ある。それにもかかわらず、サブフィルタ308、サブ
フィルタ310およびマルチプレクサ311の組合せ
は、協働して、フィルタ306から複素出力を供給する
ように動作する。第1に、サブフィルタ308および3
10の各々の動作の結果として、連続する各4サンプル
・シーケンスにおいて符号つきRサンプル値と符号つき
Iサンプル値の双方を含んだサンプル済み(サンプルさ
れた)データストリームがその出力に生じる。第2に、
サブフィルタ308からのデータ出力ストリーム324
は、サブフィルタ310からのデータ出力ストリーム3
26が受ける合計遅延より長い1クロック期間(周期)
の合計遅延を受けたものである。従って、10.76M
Hzサンプリング周波数周期の関数であるサブフィルタ
308からのデータ出力ストリーム324の±Rおよび
±Iサンプルと、10.76MHzサンプリング周波数
周期の関数であるサブフィルタ310からのデータ出力
ストリーム326の±Rおよび±Iサンプルとの間の関
係は、次の通りである。
【表1】
【0015】しかし、図4に示されているように、サブ
フィルタ308および310からのデータ出力ストリー
ム324および326はマルチプレクサ311にデータ
入力ストリームとして供給される。マルチプレクサ31
1は、サンプル周波数クロック・レート10.76MH
zの各サンプル周期でトグルして(切り換えて)、
(1)サブフィルタ308からのデータ出力ストリーム
324を、各奇数サンプル期間(周期)において±Rデ
ータ出力ストリーム328に、各偶数サンプル期間にお
いて±Iデータ出力ストリーム330に接続し、(2)
サブフィルタ310からのデータ出力ストリーム326
を、各奇数サンプル期間において±Iデータ出力330
に、各偶数サンプル期間において±Rデータ出力ストリ
ーム328に接続する。従って、連続するサンプル期間
の関数であるデータストリーム出力330の±Iサンプ
ルと、連続するサンプル期間の関数である出力328の
±Rサンプルとの間の相対的関係は次の通りである。
【表2】
【0016】次に、図5、図6および図7を参照する
と、図5は、第1のサブフィルタ308からのサンプル
・ストリーム出力324における連続するサンプルの各
々の正規化された大きさの値1のZ領域における関係
を、実部−虚部の平面におけるサンプルの位置の関数と
して示している(ここで、太線400は、表1のサンプ
ル期間1における出力324のサンプルの位置を表して
いる)。図6は、第2のサブフィルタ310からのサン
プル・ストリーム出力326における連続するサンプル
の各々の正規化された大きさの値1のZ領域における関
係を、実部−虚部平面におけるそのサンプルの位置の関
数として示している(ここで、太線400は、表1のサ
ンプル期間1における出力326のサンプルの位置を表
している)。図6を図5と比較すると、図6が図5の時
計回り方向への1/4シーケンス・サイクル回転を表し
ていることは明らかである。マルチプレクサ311の動
作は、第1のサブフィルタ308からのサンプル・スト
リーム出力324と、第2のサブフィルタ310からの
サンプル・ストリーム出力326とを実効的に加算して
合計を得るものである。図7は、この合計のサンプル・
ストリームにおける連続するサンプルの各々の正規化さ
れた大きさの値のZ領域における関係を示している(表
2の出力328および330によって表される)。図7
に示したように、1つのシーケンス・サイクルの第1の
1/4と1つのシーケンス・サイクルの第4の1/4と
において正規化された大きさの値は1であるが、1つの
シーケンス・サイクルの第2の1/4と1つのシーケン
ス・サイクルの第3の1/4とにおいて正規化された大
きさの値は0に低下する。その結果、上側のVSB信号
エネルギが捕捉され、下側の側波帯エネルギは除去され
る。従って、図4に示される実部出力328および虚部
出力330は、図3に示されるフィルタ306のDC中
心の複素VSB出力を構成する。
【0017】パイロット・トーン振幅制御手段を有する
上述の1サンプル/1PCMシンボル−DC中心VSB
変換器200は、パイロット・トーン振幅制御手段を有
する通常の2サンプル/1PCMシンボル−DC中心V
SB変換器よりも、ハードウェア実装するための複雑さ
とコストが著しく低下する。第1に、2サンプル/1P
CMシンボル(即ち2サンプル・パー・PCMシンボ
ル)ではなくて1サンプル/1PCMシンボルだけを必
要とすることによって、ハードウェア実装が50%減少
する。第2に、複素変調器ではなくて実部変調器300
−Sおよび300−Pを用いることによって、ハードウ
ェア実装がさらに減少する。第3に、2つの(即ち、複
素数の実部および虚部の)nタップ・フィルタを使用す
るのではなくて単一の2分岐実部nタップ・フィルタを
用いることによって、フィルタ・ハードウェアがさらに
50%節減できる。第4に、単一の2分岐実部nタップ
・フィルタを用いることによって、ハードウェアをさら
に35%節減する固有のパイロット振幅制御方法が可能
になる。第5に、1サンプル/1PCMシンボル−DC
中心VSB変換器から複素出力を発生させるのに複素数
の数学が必要でないことによって、実装ハードウェアが
さらに減少する。
【0018】図2に戻り、本発明の好ましい実施形態に
おいて、ディジタルのsinx/x補償器202は、1
0.76MHzサンプル周波数レートで発生するVSB
変換器200からのDC中心の複素VSBサンプル・ス
トリーム出力と、マルチスケール・ディジタル変調器2
04への入力との間に配置される。その理由は、より高
いサンプル周波数レートではなくて、より低い10.7
6MHzサンプル周波数レートでディジタルsinx/
x補償を実行する方が好ましいからである。より高いサ
ンプル周波数レートで補償を行うと、概して、消費電力
がより多く、電流がより多く、不所望な電磁波干渉(E
MI)がより多いという欠点を有する。しかし、マルチ
スケール(multi−scale)・ディジタル変調
器204において、キャリアを複素±Rおよび±Iデー
タ・サンプル・ストリームで任意の形態で実際に変調す
る前に、そのシステムにおける任意のサンプル周波数レ
ートで(86.08MHzを含む)ディジタルsinx
/x補償が行われてもよい。従って、sinx/x補償
器202について詳しく説明する前に、マルチスケール
・ディジタル変調器204について詳しく説明する。
【0019】マルチスケール・ディジタル変調器204
は、10.76MHzのサンプル周波数レートで発生す
る入力として供給される1シンボル当たり1サンプルの
±Rおよび±Iストリームに応答して、ユーザにより制
御された変調済み出力として、(1)相対的に低い擬似
キャリア周波数−23.08MHzを中心とする符号つ
き8サンプル/1シンボル±Rストリーム、(2)さら
により低い擬似キャリア周波数−17.08MHzを中
心とする符号つき8サンプル/1シンボルRストリー
ム、または(3)非常に低いキャリア周波数5.38M
Hzを中心とする符号つき8サンプル/1シンボル±R
ストリーム、を選択的に取り出す。その全ての出力スト
リームは、サンプル周波数レート86.08MHzで発
生する。−23.08MHzディジタル出力ストリーム
は、無符号変換器206およびD/A変換器104によ
ってアナログに変換された後、不所望なシンボル−スト
リーム変調済みの23.08MHzのアナログ信号と、
所望のシンボル−ストリーム変調済み63MHz(チャ
ンネル3)アナログ影像(イメージ、画像)信号(即
ち、63MHz=(86.08−23.08)MHz)
との双方を結果として生じさせる。同様に、−17.0
8MHzディジタル出力ストリームは、不所望なシンボ
ル−ストリーム変調済みの17.08MHzのアナログ
信号と、所望のシンボル−ストリーム変調済みの69M
Hz(チャンネル4)のアナログ影像信号(即ち、69
MHz=(86.08−17.08)MHz)との双方
を結果として生じさせる。5.38MHzディジタル出
力ストリームによって、所望のシンボル−ストリーム変
調済みの5.38MHzのアナログ信号が結果として直
接的に得られる。
【0020】マルチスケール・ディジタル変調器204
は、後で説明する図8〜図11に示される第1の好まし
いアプローチ、または後で説明する図12〜図16に示
される第2の好ましいアプローチの何れかに従って実装
構成される。その両方のアプローチは、図3に示される
反復される短いシーケンスの継続ストリームに或る点で
類似した反復される短いシーケンスの継続ストリームの
形式の複素指数キャリアの変調を利用するものである。
より詳しくは、その変調器は、変調信号をリサンプル
(resample:再サンプル)するリサンプラ(再
サンプル器)を含んでおり、その後に指数キャリアの供
給を受ける複素変調器が続く。このリサンプリング比率
は、出力サンプル・レートで発生する反復する相対的に
短いシーケンスによりその指数キャリアが実現されるよ
うに選択される。この指数キャリア・シーケンスは補間
によって発生される。キャリアを発生する理想的な補間
フィルタは次の関数で表される。
【数1】 この関数は、無限(infinite)レベルであり、
非因果関係(non−causal)であり、理論的な
興味だけのものである。しかし、反復される短いシーケ
ンスの継続ストリームの周期性と仮定される無限性とに
よって、所定の時間におけるこの反復される短いシーケ
ンスの継続ストリームに供給(適用)される任意のイン
パルス応答幅の任意のフィルタの出力は、この短いシー
ケンスのサンプルの重み付けされた合計である。或る複
素指数キャリアと短いシーケンスの間の関係が次の表3
に示されている。ここで、n=サンプル・インデックス
である。
【表3】
【0021】1つのシーケンスにおける項の数が4また
はそれより少ない場合は、補間関数の全ての選択肢に対
して無視し得るエラー(error:誤差)が生じる。
1つのシーケンスにおける項の数が6または8である場
合は、或る補間関数に対して無視し得るエラーが生じる
(この補間関数は、マルチスケール・ディジタル変調器
204によって用いられる前述の第1または第2の実装
法の何れかにおいて用いられる補間関数を含んでい
る)。
【0022】次いで、図8を参照すると、sinx/x
補償器202から入力として供給される1サンプル/1
シンボル±RおよびIストリームから、−23.08M
Hzを中心とする8サンプル/1シンボル±Rストリー
ム(チャンネル3信号を発生するのに使用される)を、
マルチスケール・ディジタル変調器の出力として取り出
す第1の実装法の例が示されている。サンプル・レート
変換器500は、データ・ストリームが6.24MHz
でサンプルされた場合に、各10.76MHzサンプル
が有するであろう補間値を計算することにより10.7
6MHzの±Rおよび±Iデータ・ストリームを実効的
に6.24MHzにダウンサンプル(減リサンプル)す
る。具体的には、このような補間値には比率係数10.
76/6.24が関係し、この係数は269/156に
等しい(即ち、10.76MHzサンプル周波数レート
の269個のサンプル期間の1つのストリングは、6.
24MHzサンプル周波数レートの156個だけのサン
プル期間の1つのストリングに時間長さが等しい)。し
かし、好ましい実施形態において、サンプル・レート変
換器500からの出力における±Rおよび±Iストリー
ム(このストリームは第1の複素変調器502にデータ
入力として供給される)の実際のサンプル周波数レート
は、依然として10.76MHzを維持する。
【0023】上述の説明に従って、第1の変調器502
へのキャリア入力e-jnπ/2は、10.76MHzのサ
ンプル周波数レートの反復4サンプル・シーケンス1、
−j、−1、jの継続ストリームを構成する。変調器5
02は、変調器502へのデータ入力におけるRおよび
Iストリームのサンプルの各々に、変調器502へのキ
ャリア入力における継続ストリームの対応するサンプル
を独立に(別々に)乗算して、RおよびIの両方のサン
プルをそれぞれ含む2つの積(product)ストリ
ームを供給する。但し、変調器502は、動作が上述の
マルチプレクサ311に類似したマルチプレクサを含ん
でおり、そのマルチプレクサは、両方の積ストリームの
全てのR積サンプルを、変調器502からのR出力スト
リームに分配し、両方の積ストリームの全てのI積サン
プルを、変調器502からのI出力ストリームに分配す
るようにする(第1の変調器502からのRおよびI出
力ストリームの各々は、10.76MHzサンプル周波
数レートでサンプルされた−6.24/4=−1.56
MHzのストリームを示す)。
【0024】第1の変調器502からのRおよびI出力
ストリームはサンプル・レート変換器504にその入力
として供給され、変換器504は、86.08MHzク
ロックおよび補間を用いて、10.76MHzサンプル
周波数レートの1サンプル/1シンボルを、86.08
MHzサンプル周波数レートの8サンプル/1シンボル
に変換し、且つ、表示の第1の変調済み6.24MHz
ストリームが86.08MHzでサンプルされた場合
に、実際の各86.08MHzのサンプルが有するであ
ろう補間値を計算することによって、表示の第1の変調
済み6.24MHzストリームを実効的に86.08M
Hzにアップサンプル(増リサンプル)する。具体的に
は、そのような補間された値には比率係数6.24/8
6.08が関係し、この係数は39/538に等しく
(即ち、表示の6.24MHzサンプル周波数レートの
39個だけのサンプル期間の1ストリングは、86.0
8MHzサンプル周波数レートの538個のサンプル期
間の1ストリングに時間長さが等しい)。従って、サン
プル・レート変換器504からの出力におけるRおよび
Iストリームのサンプル周波数レート(そのストリーム
は複素第2変調器506にデータ入力として供給され
る)は、今度は86.86MHzとなる。
【0025】先の説明に従って、第2の変調器506に
供給されるキャリア入力e-jnπ/2は、86.08MH
zのサンプル周波数の反復4サンプル・シーケンス1、
−j、−1、jの継続ストリームを構成する。変調器5
06は、変調器506へのデータ入力におけるRおよび
Iストリームのサンプルの各々に、変調器506へのキ
ャリア入力における継続ストリームの対応するサンプル
を独立に(別々に)乗算して、RおよびIの両方のサン
プル(502)をそれぞれ含む2つの積ストリームを供
給する(第1の変調器502からのRおよびI出力スト
リームの各々は、10.76MHzサンプル周波数レー
トでサンプルされた−6.24/4=−1.56MHz
のストリームを示す)。但し、変調器506は、動作が
上述のマルチプレクサ311に類似したマルチプレクサ
を含んでおり、そのマルチプレクサは、両方の積ストリ
ームの全てのR積サンプルを、変調器506からのR出
力ストリームに分配し、両方の積ストリームの全てのI
積サンプルを、“トラッシュ(trash:ごみ)”に
分配して、変調器506からのR出力ストリームだけが
D/A変換器104(図8におけるブロック508によ
って示されている)に入力として転送されるようにす
る。
【0026】第1の変調器502からの出力ストリーム
は、e-jnπ/2キャリア入力の連続する各4サンプル・
シーケンスの作用による−6.24/4=−1.56M
Hzの表示周波数を中心とするシンボル変調済み成分
(コンポーネント)を含んでいるので、第1の変調器5
02とカスケード(cascade:縦続)接続された
第2の変調器506は、この−1.56MHz中心のシ
ンボル変調済み成分を入力として受け取り、R出力スト
リームを取り出す。このR出力ストリームは、−1.5
6MHz、−86.08/4=−21.52MHz、お
よびその結果として相互変調(intermodula
tion)周波数−1.56+(−21.52)=−2
3.08MHzを中心とするシンボル変調済み成分を含
んでいる。マルチスケール・ディジタル変調器204か
らの−23.08MHzのシンボル変調済み成分こそ
が、D/A変換器104からのアナログ信号出力に63
MHz(チャンネル3)影像(イメージ)を生じさせ
る。
【0027】サンプル・レート変換器500によって用
いられる比率係数269/156またはサンプル・レー
ト変換器504によって使用される比率係数39/53
8の何れもが整数でなく、一方、それらの比率係数のカ
スケード積269/156*39/538=8は整数で
あって、この整数値は、サンプル・レート変換器500
への1サンプル/1シンボル入力ストリームの10.7
6MHzサンプル周波数レートに対するサンプル・レー
ト変換器504からの8サンプル/1シンボル出力スト
リームの86.08MHzサンプル周波数の比率に値が
等しい。従って、サンプル・レート変換器500と共に
使用される6.24MHzクロックが存在しないこと
は、サンプル・レート変換器504または第2の変調器
506の何れかからの8サンプル/1シンボル出力スト
リームの補間済みシンボル値の精度に影響を与えない。
【0028】次に、図9を参照すると、sinx/x補
償器202から入力として供給される1サンプル/1シ
ンボルRおよびIストリームから、−17.08MHz
を中心とする8サンプル/1シンボルRストリーム(チ
ャンネル4信号を発生するのに使用される)を、マルチ
スケール・ディジタル変調器の出力として取り出すため
の第1の実装法の一例が示されている。第1に、サンプ
ル・レート変換器600aは、10.76MHzRおよ
びIストリームが17.76MHzに実効的にアップサ
ンプルされる点で、上述のサンプル・レート変換器50
0と異なる。即ち、10.76MHzサンプルされた信
号によって表される信号が17.76MHzで実際にサ
ンプルされた場合に発生するであろう補間済みサンプル
が計算される。具体的には、このような補間された値に
は、比率係数17.76/10.76が関係し、この係
数は444/269に等しく(即ち、17.76MHz
サンプル周波数レートの444個のサンプル期間の1ス
トリングは、10.76MHzサンプル周波数レートの
269個だけのサンプル期間の1ストリングに時間長さ
が等しい)。第2に、上述の第1の変調器502へのe
-jnπ/2キャリア入力ではなくて、第1の変調器602
aへのキャリア入力はejnπ/2であって、このejnπ/2
は反復4サンプル・シーケンス1、j、−1、−jの連
続ストリームを構成する。第3に、サンプル・レート変
換器604aは、17.76MHzRおよびIストリー
ムが86.08MHzでサンプルされた場合に、各1
7.76MHzサンプルが有するであろう補間された値
を計算することによって、17.76MHzRおよびI
ストリームが86.04MHzに実効的にアップサンプ
ルされる点で、上述のサンプル・レート変換器504と
は異なる。具体的には、このような補間された値には、
比率係数86.08/17.76が関係し、この係数は
269/111に等しく(即ち、表示の86.08MH
zのサンプル周波数レートの269個のサンプル期間の
1ストリングは、17.76MHzサンプル周波数レー
トの111個のサンプル期間の1ストリングに時間長さ
が等しい)。他の観点では、図9の構成要素600a、
602a、604a、606aおよび608aの動作
は、図8の上述の対応する構成要素500、502、5
04、506および508と同様である。
【0029】第1の変調器602aからの出力ストリー
ムは、ejnπ/2キャリア入力の連続する各4サンプル・
シーケンスの作用(effect)による表示周波数1
7.76/4=4.44MHzを中心とするシンボル変
調済み成分を含んでいるので、第1の変調器602aと
カスケード接続された第2の変調器606aは、この
4.44MHz中心のシンボル変調済み成分を入力とし
て受け取り、R出力ストリームを取り出す。このR出力
ストリームは、4.44MHz、−86.08/4=−
21.52MHz、およびその結果として所望の相互変
調周波数4.44+(−21.52)=−17.08M
Hzを中心とするシンボル変調済み成分を含んでいる。
マルチスケール・ディジタル変調器204からの−1
7.08MHzシンボル変調済み成分こそが、D/A変
換器104からのアナログ信号出力に69MHz(チャ
ンネル4)影像(イメージ)を生じさせる。
【0030】図9に示される一例のハードウェア実装に
おける欠点は、サンプル・レート変換器600aが相対
的に高い品質のものが要求されることである。その理由
は、それがトランスペアレント(透明)であるナイキス
トの割合(パーセント)が小さいからである。しかし、
その要求は、図10に示される代替構成の別の一例にお
いて、サンプル・レート変換器600aを、10.76
MHzから35.52MHzにアップサンプルするのに
有効なサンプル・レート変換器600bで置き換えるこ
とによって緩和される。それによって、サンプル・レー
ト変換器604aを、35.52MHzを86.08M
Hzにアップサンプルするのに有効なサンプル・レート
変換器604bに置き換えることができる。但し、図1
0の場合において、第2の変調器606bによってR出
力ストリームを取り出すためには、サンプル・レート変
換器604bへのejnπ/4キャリア入力を用いることが
必要である(ここでejnπ/4は、86.08MHzのサ
ンプル周波数レートの継続する反復される8サンプル・
シーケンス1、0.707+(±j*0.707)、−
(±j)、−0.707+(±j*0.707)、−
1、−0.707−(±j*0.707)、−(±
j)、0.707−(±j*0.707)を構成す
る)。このR出力ストリームは、マルチスケール・ディ
ジタル変調器204からのR出力ストリームのシンボル
変調済み成分の4.44MHz、−86.08/4=−
21.52MHz、およびその結果として所望の相互変
調周波数4.44+(−21.52)=−17.08M
Hzを中心とするシンボル変調済み成分を含んでいる。
マルチスケール・ディジタル変調器204からのR出力
ストリームのシンボル変調済み成分は、D/A変換器1
04からのアナログ信号出力に69MHz(チャンネル
4)影像(イメージ)を生じさせる。
【0031】前述の装置において、構成要素600aま
たは600bのようなリサンプラは、リサンプル・レー
ト(例えば17.76MHz)のサンプルを実際に供給
する必要はない。必要なことは、そのレートにリサンプ
ルした場合に生じるであろうサンプルの数を発生させる
ことである。次いで、増大された数のサンプルで指数キ
ャリア・シーケンスを連続的に変調する。この変調は、
連続サンプルで連続シーケンス値を変調するような反復
するキャリア・シーケンスを適用(供給)することによ
って実行される。その全てが利用可能な時間で実行でき
る。その理由は、86.08MHzのクロックはサンプ
ルの補間を行うのに利用でき、それによって例えばアッ
プサンプルされた値のような値が生成され、そのような
値が、メモリに格納されて任意のサンプル・レートで変
調を行うために読み出されるからである。また、入力サ
ンプル期間に対応する期間に必要な数のサンプル(1入
力サンプル当たりの数)が発生される(それによってリ
アルタイム動作が実現される)限り、例えばリサンプラ
604aまたは604bの補間は、任意のサンプル・レ
ートで実行されてもよい。但し、出力変調器(例えば6
06aまたは606b)によって供給される変調済み値
は、所定のレート(この例では、86.08MHz)で
発生して、所望の変調済みキャリア周波数が発生されな
ければならない。
【0032】次に、図11を参照すると、5.38MH
zIFを中心とする8サンプル/1シンボルRストリー
ム(それはベースバンド信号を発生するのに用いられ
る)を取り出す第1の実装法が示されている。sinx
/x補償器202からの1サンプル/1シンボルRおよ
びIストリームはサンプル・レート変換器700に供給
される。サンプル・レート変換器700は10.76M
HzRおよびIストリームをアップサンプルする。2
1.52MHzの比率は10.76MHzのちょうど2
倍なので、この変換は、通常、サンプル変換器700用
の21.52MHzサンプル・レート・クロックを使用
し、各1対の10.76MHzRおよびIストリームの
連続する各サンプルの間に0(ゼロ)値のサンプルを挿
入し、その0値をその1対のサンプル値の平均値で置換
することによって実行される。
【0033】変調器702へのキャリア入力e
jnπ/2は、21.52MHzのサンプル周波数レートの
反復された4サンプル・シーケンス1、j、−1、−j
の継続ストリームを構成する。変調器702は、変調器
702へのデータ入力におけるRおよびIストリームの
サンプルの各々に、変調器702へのキャリア入力にお
ける継続ストリームの対応するサンプルを独立に(別々
に)乗算して、RおよびIの両方のサンプルをそれぞれ
含む2つの積ストリームを供給する。但し、変調器70
2は、その動作が上述のマルチプレクサ311に類似し
たマルチプレクサを含んでおり、そのマルチプレクサ
は、両方の積ストリームの全てのR積サンプルを、変調
器702からのR出力ストリームに分配し、両方の積ス
トリームの全てのI積サンプルを、変調器702からの
I出力ストリームに分配するようにする(第1の変調器
702からのRおよびI出力ストリームの各々は、2
1.52MHzサンプル周波数レートでサンプルされた
5.38MHzのストリームである)。
【0034】サンプル・レート変換器704は、第1の
変調器702からの21.52MHzサンプル周波数レ
ートRおよびI出力ストリームのデータを、サンプル・
レート変換器704からの86.08MHzサンプル・
レートRおよびI出力ストリームのデータにアップサン
プルする必要がある。この変換は、通常、サンプル・レ
ート変換器704用の86.08MHzサンプル・レー
ト・クロックを使用し、各1対の21.52MHzRお
よびIストリームの連続する各サンプルの間に3つの0
(ゼロ)値のサンプルを挿入し、その対の3つの0値の
各々を適当な補間サンプル値で置換することによって実
行される。その結果、マルチスケール・ディジタル変調
器204からサンプル周波数レート86.08MHzの
R出力ストリームのシンボル変調済みデータ成分が得ら
れ、その成分が、D/A変換器104からのアナログ信
号出力に所望の5.38MHzIFベースバンドを生じ
させる。
【0035】マルチスケール・ディジタル変調器204
によって用いられる第1のアプローチにおいて、図11
に示される実装構成は、単一の複素変調器だけを必要と
していて、2つのカスケード接続された複素変調器を各
々が必要とする図8、図9および図10に示されるそれ
ぞれの実装構成とは異なる。しかし、これらの第1のア
プローチの実装構成においては、サンプル・レート変換
器504、604a、604bおよび704(これらは
1サンプル/1シンボルを8サンプル/1シンボルに変
換するものである)に入力としてそれぞれ供給される複
素変調器502、602a、602bおよび702から
の複素RおよびI入力ストリームの各々は、データ・シ
ンボル値によって既に変調された1つまたはそれより多
いキャリア周波数のサンプル値からなる。
【0036】図12に示すマルチスケール・ディジタル
変調器204によって用いられる第2のアプローチにお
いて、86.08MHzサンプル周波数レートで動作す
る1サンプル/1シンボル−8サンプル/1シンボル変
換器800は、それに入力として供給されるsinx/
x補償器202からの複素±Rおよび±I入力ストリー
ムの各々と、そこから複素変調器802に変調入力とし
て供給されるまだ変調されていないデータ・シンボル値
の複素±Rおよび±I出力ストリームの各々とを有す
る。86.08MHzサンプル周波数レートで動作する
複素キャリア発生器804は、チャンネル3用の一定の
大きさの−23.08MHz擬似キャリアのサンプル値
(一定の大きさの−21.52および−1.56MHz
周波数の複素数の積によって生成されるもの)、チャン
ネル4用の一定の大きさの−17.08MHz擬似キャ
リアのサンプル値(一定の大きさの−21.52および
4.44MHz周波数の複素数の積によって生成される
もの)、またはベースバンド用の一定の大きさの5.3
8MHzのサンプル値、を選択的に規定する複素±Rお
よび±Iキャリア出力ストリームを取り出す。複素キャ
リア発生器804からの複素±Rおよび±Iキャリア出
力ストリームは、複素変調器802にキャリア入力とし
て供給される。複素キャリア発生器804からの変調済
みデータ・シンボル値の複素±Rおよび±I出力ストリ
ームは、86.08MHzサンプル周波数レートで発生
し、ブロック806にその入力として供給され、そのブ
ロック806は±R出力ストリームだけを無符号変換器
206に転送する。
【0037】複素発生器804の第1の構成の実施形態
は、図13に示される位相制御手段と共に、図15に示
されるサンプル形(サンプルされた、sampled)
複素周波数発生器を具えている。この位相制御手段は、
図15のサンプル形複素周波数発生器にその入力として
供給される位相制御値の5つの継続ストリームを発生す
る。図13に示されているように、これらの5つの継続
ストリームは、(1)所望のサンプル形正弦波周波数F
0(即ち、所定の(即ち86.08MHz)サンプル周
波数Fsで発生するチャンネル3用の1.56MHzま
たはチャンネル4用の4.44MHz)の継続する±R
および±Iストリームの位相値を図15において発生す
るのに必要な位相制御値を規定するμおよび18μの継
続ストリームと、(2)図15のサンプル形複素周波数
発生器によっても必要とされるP LSB、PMSBおよびP
MDSBの継続する矩形タイミング波形とを含んでいる。
【0038】図13を参照すると、一定の値J(ここ
で、チャンネル3に対してJ=39、チャンネル4に対
してJ=111)は、第1の合計器900に第1の加数
として供給される。第1の合計器900からの合計出力
ストリームの連続する各値は、ラッチ902によって所
定の(即ち86.08MHz)サンプル周波数Fsの1
サンプル期間(周期)だけ遅延された後で、モジュラス
(modulus、モジュロ)K=538の2進論理手
段904にその入力として供給される。論理手段904
からの出力ストリームの各値は、第1の合計器900に
第2の加数としておよび第2の合計器906に第1の加
数として供給される。モジュラスK2進論理手段904
への入力値が1とK−1の間(ここでK−1=537)
である限り、出力値は入力に等しいが、入力値がK−1
(例えば、K≧538)より大きい場合は、その出力値
は入力値マイナスK(入力値−K)(例えば、K=53
8)に等しい。従って、J、第1の合計器900、ラッ
チ902およびモジュラスK2進論理手段904の組合
せは、協働して、手段904から出力値を取り出し、そ
の出力値は正の累積値が正の値Kより大きくなるまで各
サンプル期間毎に正の値Jずつ増大し、正の累積値が正
の値Kより大きくなった時点でその累積値から正の値K
が減算される。−K/2(例えば、−K/2=−26
9)は第2の合計器906に第2の加数として供給され
る。従って、第2の合計器906からの出力ストリーム
のそれぞれの合計値は、−269〜+268の範囲に収
まり、図15に示されるサンプル形複素周波数発生器へ
のμ位相制御入力ストリームを構成し、0(ゼロ)値を
中心とする(全て正の値を有するのではない)。このμ
位相制御入力ストリームのそれぞれの値は、ブロック9
08によって18を乗算された後で、図15に示される
このサンプル形複素周波数発生器への18μ位相制御入
力ストリームを構成する出力ストリームを形成する。
【0039】モジュラスK2進論理904は、その累積
値から正の値Kを減算するたびに、ラップ(wrap:
循環)クロックを、2ビット2進カウンタ910および
遅延フリップフロップ912に入力として供給する。カ
ウンタ910からの最下位ビットPLSBおよび最上位ビ
ットPMSB出力ストリームのそれぞれの2進値状態は、
図15に示されるサンプル形複素周波数発生器にタイミ
ング制御入力ストリームとして供給される。さらに、カ
ウンタ910からのPMSB出力ストリームは遅延フリッ
プフロップ912に入力ストリームとして供給され、遅
延フリップフロップ912からの出力ストリームは排他
的論理和(EXCLUSIVE OR)ゲート914の
第1の入力に供給される。選択された指数符号値は、±
I出力ストリームの位相符号に対する、図15に示され
るサンプル形複素周波数発生器からの±R出力ストリー
ムの所望の位相符号に対応しており、排他的論理和ゲー
ト914の第2の入力に供給される。排他的論理和ゲー
ト914からの出力ストリームは、図15に示されるサ
ンプル形複素周波数発生器へのPMDSBタイミング制御入
力ストリームを構成する。
【0040】次に、図15を参照すると、PMDSBタイミ
ング制御入力は9個の1サンプル期間(例えば、96.
08MHz周期)遅延ラッチ1000−1〜1000−
9のチェーン(chain)に供給される。PLSBタイ
ミング制御入力は6個の1サンプル期間遅延ラッチ10
01−1〜1001−6のチェーンに供給される。P
MSBタイミング制御入力は9個の1サンプル期間遅延ラ
ッチ1002−1〜1002−9のチェーンに供給され
る。μ位相制御入力は7個の1サンプル期間遅延ラッチ
1003−1〜1003−7のチェーンに供給される。
そして、18μ位相制御入力は10個の1サンプル期間
遅延ラッチ1004−1〜1004−10からなるRチ
ェーンに供給される。
【0041】Rチェーンの遅延ラッチ1004−1、1
004−3、1004−6および1004−9の各々の
直ぐ後に、符号(S)回路1005−1、1005−
3、1005−6および1005−9の中の対応するも
のが続く。符号回路1005−1および1005−6の
各々の符号値は、遅延ラッチ1001−1および100
1−6のうちの対応するものからの出力の2進値に従っ
て決定される。インバータ1006−3の存在によっ
て、符号回路1005−3の符号値は、遅延ラッチ10
01−3からの出力の2進値の負の値に従って決定され
る。符号回路1005−9の符号値は、遅延ラッチ10
00−9からの出力の2進値に従って決定される。
【0042】Rチェーンの遅延ラッチ1004−2、1
004−5および1004−8の各々の直ぐ後に、合計
器1007−2、1007−5および1007−8の中
の対応するものが続く。合計器1007−2によって、
値31が、遅延ラッチ1004−2からの出力値に加算
される。合計器1007−5によって、値41が、遅延
ラッチ1004−5からの出力値に加算される。そし
て、合計器1007−8によって、値26が、遅延ラッ
チ1004−8からの出力値に加算される。
【0043】Rチェーンの遅延ラッチ1004−4およ
び1004−7の各々の直ぐ後に、乗算器1008−4
および1008−7の中の対応するものが続く。乗算器
1008−4は、第1の複素指数変調関数のR部分を実
行し、遅延ラッチ1004−4からの出力値に遅延ラッ
チ1003−4からの出力値を乗算する。また、乗算器
1008−7は、第2の複素指数変調関数のR部分を実
行し、遅延ラッチ1004−7からの出力値に遅延ラッ
チ1003−7からの出力値を乗算する。図15のラッ
チ1004−10からの出力値のストリームは、複素キ
ャリア発生器804からの±R出力値を構成する。ディ
ジタル回路設計の分野の専門家は、合計器1007−8
からの信号出力が次の形式の多項式関数で記述されるこ
とが分るであろう。
【数2】 図15の典型例の回路において、α、β、κおよびρの
値はそれぞれ18、31、41および26である。処理
チェーンにおける最後の符号回路1005−9は、生成
された値に、その得られた信号の極性を決定する値の反
復シーケンスを実際に乗算する。
【0044】複素キャリア発生器804からの±I出力
ストリームは、図15において、遅延ラッチ1004−
1からの出力ストリーム18μを(即ち、1サンプル期
間だけ遅延した図15への18μ入力ストリームを)、
遅延ラッチ1004−1に対応する遅延ラッチが存在し
ない場合を除いて、前述のRチェーンに対応するIチェ
ーンに供給する。具体的には、Iチェーンは、遅延ラッ
チ1009−2〜1009−10、符号回路1010−
1、1010−3、1010−6および1010−9、
合計器1011−2、1011−5および1011−
8、および乗算器1012−4および1012−7から
なる。
【0045】インバータ(反転器)1006−1および
1006−6の存在によって、符号回路1010−1お
よび1010−6の各々の符号値は、遅延ラッチ100
1−1および1001−6の中の対応するものからの出
力の2進値の負の値に従って決定される。符号回路10
10−3の符号値は、遅延ラッチ1001−3からの出
力の2進値に従って決定される。符号回路1010−9
の符号値は遅延ラッチ1002−9からの出力の2進値
に従って決定される。
【0046】Iチェーンの合計器1011−2、101
1−5および1011−8は、Rチェーンの合計器10
07−2、1007−5および1007−8と同じ機能
を実行し、Iチェーンの乗算器1012−4および10
12−7は、乗算器1008−4および1008−7に
よって実行されるRチェーンに対する第1と第2の指数
変調関数に類似した第1と第2の指数変調関数のI部分
を実行する。合計器1011−8の出力は、次の多項式
関数によって記述してもよい。
【数3】 符号回路1010−9は±I出力信号の極性を決定す
る。
【0047】図15に示されるサンプル形複素周波数発
生器の動作において、このサンプル形複素周波数発生器
からの±Rおよび±Iサンプル済み出力ストリームによ
って発生される波形のタイプは、μに乗じる値と、Rお
よびIチェーンの各合計器に供給される加数のそれぞれ
の値とによって決定される。この場合、RおよびIチェ
ーンの合計器に供給される加数である、μに乗じる値1
8および値31、41および26のそれぞれは、サンプ
ル形複素周波数発生器からの±Rおよび±Iサンプル済
み出力ストリーム用の複素正弦波形を規定する最小エイ
リアス(alias)エネルギ4タップ補間値である。
但し、この±Rおよび±Iサンプル済み出力ストリーム
のサンプリング周波数Fsでの発生された所望の周波数
値F0は、図15に供給されるμおよび18μ入力スト
リームの連続するサンプルされた位相値によって決定さ
れる(その理由は、周波数は位相の変化の時間レート
(割合)に等しいからである)。より具体的には、F0
/Fs≦1/4である限り、比率4F0/Fsは図13に
おける整数比率J/Kに等しい。従って、チャンネル3
に対してサンプリング周波数86.08MHzで−2
3.08MHz擬似キャリアを取り出すための適当な所
望の周波数−1.56MHzおよび−21.52MHz
は、Jの値39およびKの値538によって発生され
る。同様に、チャンネル4に対してサンプリング周波数
86.08MHzで−17.08MHz擬似キャリアを
取り出すための適当な所望の周波数4.44MHzおよ
び−21.52MHzは、Jの値111およびKの値5
38によって発生される。さらに、所望の5.38MH
zベースバンド・キャリアF0は、Fs=86.08MH
zに対して、Jとして整数値269およびKとして整数
値1076を用いて取り出され、それによってJ/K=
1/4が得られる。
【0048】幾つかの場合において、第2の合計器90
6とx18ブロック908の間に、図14に示されるリ
スケーラ(rescaler、再スケール器)916を
挿入することによって、実装ハードウェアを最小化して
もよい。例えば、5.38MHzベースバンド・キャリ
ア、チャンネル3用の適当なキャリアまたはチャンネル
4用の適当なキャリアを選択的に取り出すことができる
(Jに対して値39、111または269が選択的に使
用される)ハードウェアにおいて、チャンネル3または
チャンネル4の何れかのための適当なキャリアを取り出
すのに使用される−269〜268の値の範囲を、5.
38MHzベースバンド・キャリアを取り出すのに使用
される−538〜537の値の範囲に拡大するために、
リスケーラ916を用いることが望ましいかもしれな
い。
【0049】図13に示される位相制御回路の利点は、
図15と共に使用して正確な所望の周波数値を発生する
ことができ、そのハードウェア実装において相対的に複
雑でコストが高い除算器を必要としないことである。
【0050】代替構成の位相制御回路が図16に示され
ている。図16の代替構成の位相制御回路の利点は、発
生された所望の周波数値が正確なことである。
【0051】次に、図16を参照して説明すると、一定
値Jが第1の合計器1100aに第1の加数として供給
される。第1の合計器1100aからの合計出力ストリ
ームの連続する各値は、ラッチ1102aによってサン
プル周波数Fsの1サンプル期間(周期)だけ遅延され
た後、モジュラス4K2進論理1104aに入力として
供給される。論理1104aからの出力ストリームの各
値は、第1の合計器1100aに第2の加数としておよ
びK除算器1105aにその入力として供給される。K
除算器1105aからの第1の出力ストリームは、それ
によって計算された商の連続する剰余値を規定し、第2
の合計器1106aに第1の加数として供給される。第
2の合計器1106aは第2の加数として値−K/2が
供給される。第2の合計器1106aからの出力ストリ
ームのぞれぞれの合計値は、−K/2〜K/2−1の範
囲に収まり、図15へのμ位相制御入力を構成し、0値
を中心とする(全て正の値を有するのではない)。この
μ位相制御入力のそれぞれの値は、ブロック1108a
によって18を乗算された後、図15への18μ位相制
御入力を構成する位相制御出力ストリームを形成する。
【0052】また、K除算器1105aは、4K/K=
4であるから、この除算器によって計算された商の連続
する2ビット整数部の値を規定する第2の出力ストリー
ムを取り出す。従って、第2の出力ストリームは、各2
ビット整数部値の最下位ビットの2進値状態を規定する
LSBタイミング制御ストリームと、各2ビット整数部
値の最上位ビットの2進値状態を規定するPMSBタイミ
ング制御ストリームとからなり、そのタイミング制御P
LSBおよびPMSBストリームは、図15に入力として、お
よび排他的論理和ゲート1113aに第1と第2の入力
として供給される。排他的論理和ゲート1113aから
の出力ストリームは、排他的論理和ゲート1114aに
その第1の入力として供給される。排他的論理和ゲート
1114aに第2の入力として指数符号値が供給され
る。その指数符号値は、±I出力ストリームの位相符号
に対する、図15に示されるサンプル形複素周波数発生
器からの±R出力ストリームの所望の位相符号に対応す
る。排他的論理和ゲート1114aからの出力ストリー
ムは図15にPMDSBタイミング制御入力ストリームとし
て供給される。
【0053】マルチスケール・ディジタル変換器204
からのサンプル済み±R値出力ストリームは、無符号変
換器206によって全て正(+)のR値出力ストリーム
に変換された後、D/A変換器104の入力にディジタ
ル・サンプルのストリームとして供給される。D/A変
換器104からのアナログ出力は、擬似キャリア周波数
(−17.08または−23.08MHz)を中心とす
る6MHzシンボル帯域幅信号または5.38MHzを
中心とする6MHzシンボル帯域幅信号のサンプリング
・レート周波数(86.08MHz)に関して、影像周
波数(チャンネル4用の69MHzまたはチャンネル3
用の63MHz)を中心とする6MHzシンボル帯域幅
信号を含んでいる。アナログ・フィルタ106は、69
MHzを中心とするチャンネル4信号、63MHzを中
心とするチャンネル3信号、および5.38MHzを中
心とするベースバンド信号を通過させる周波数通過帯域
を有するが、シンボル変調済みの−17.08および−
23.08MHz擬似キャリア信号の両方を除去(阻
止)する。
【0054】次に、図17を参照して説明すると、この
図は、−86.08MHz〜86.08MHzに広がる
周波数範囲にわたるsinx/x表現の正規化された大
きさのグラフである。さらに、図17には、注目のそれ
ぞれの周波数−69MHz(チャンネル4)、−63M
Hz(チャンネル3)、−23.08MHz擬似キャリ
ア、−17.08MHz擬似キャリア、−5.38MH
zベースバンド、5.38MHzベースバンド、17.
08MHz擬似キャリア、23.08MHz擬似キャリ
ア、63MHz(チャンネル3)および69MHz(チ
ャンネル4)を中心とする6MHzの帯域幅にわたる大
きさに対するsinx/x表現の可変効果が示されてい
る。ベースバンドの各々の6MHz帯域幅にわたるsi
nx/x表現のスペクトル形状の“スロープ(slop
e:傾斜)”だけが、平坦にするために(これは、図1
8において、x/sinx表現1300と、チャンネル
3、チャンネル4および5.38MHzIFベースバン
ドの各々の6MHz帯域幅との交差(交点)によって示
されている)、その6MHz帯域幅にわたるx/sin
x傾斜補正を必要とする。
【0055】5.38MHz、63MHzおよび69M
Hz中心周波数の各々に対する適正なx/sinxゲイ
ン(利得)値は、D/A変換器104によって使用され
るDC基準大きさ(レベル)を変えることによって得ら
れる。しかし、ディジタルsinx/x補償器による動
作は、キャリアを変調する±Rおよび±I複素サンプル
済みデータストリームの前に生じ、それらのサンプル済
みデータストリームのサンプリング周波数レートで6M
Hz帯域幅にわたるスペクトル形状“スロープ”の適当
なx/sinx傾斜補正を行う。図2に示されているよ
うに、sinx/x補償器202は、マルチスケール変
調器204の直前に位置し、10.76MHzのサンプ
リング周波数レートで動作する。
【0056】sinx/x補償器202は、サンプリン
グ周波数レート10.76MHzで動作し、6MHz帯
域幅にわたる5.38MHz、63MHzまたは69M
Hzsinx/xスペクトル形状の簡単だが近似的な線
形のスロープx/sinx傾斜補正、またはこれらのス
ペクトル形状の中の任意のもののより正確な曲線に適合
する“スロープ”x/sinx傾斜補正の何れかを実行
することができる。
【0057】近似的アプローチは、VSB変換器200
からsinx/x補償器202への±Rおよび±I複素
データ入力ストリームの各々を処理する次の3タップ・
フィルタを用いて実装構成される。
【数4】
【0058】このフィルタは、D/A変換器104によ
って後で行われる“sinx/x”による“傾斜(チル
ト:tilt)”の反対方向に、その±Rおよび±I複
素データ入力ストリームを予め傾斜(予備傾斜)させ
る。しかし、この近似的アプローチは、真のインバース
(逆処理)ではなく、その結果として“補正された”帯
域のパラボラ(放物線)歪みが生じる。
【0059】sinx/xスペクトル形状の実際のスロ
ープ形状が非線形なので、近似的予備傾斜技術は、次善
のもの(sub−optimal)であるが、依然とし
て有効である。具体的には、近似的予備傾斜技術を用い
た結果、得られるアナログ信号のルート(平方根、ro
ot raised)コサイン形状に歪みが生じるが、
テレビジョン受信機の等化器はその残りの損傷(歪み)
を補償することができる。
【0060】非線形x/sinx予備傾斜技術におい
て、補償しようとするチャンネルにおけるD/A変換器
104のx/sinx特性は、そのチャンネル中心につ
いて偶数または奇数対称部分に分解(decompos
e)される。偶数対称部分は、リボン(bow)形状で
あり、実部係数偶数対称フィルタ(チャンネル中心では
なくてDCについて)とマッチ(整合)する。奇数対称
部分は{x/sinx/((1−2*β)+2*β*c
os(2*π*f/fs))}に等しく、4またはそれ
より多いサンプル/1シンボル(これは、D/A変換器
104の供給される変調済みキャリア・データストリー
ムの8サンプル/1シンボルによって満たされるより多
い)の所望の6MHz補正帯域幅を横切る残留線形形状
を実効的に有する。この残留線形形状の奇数対称部分は
複素係数奇数非対称フィルタとマッチ(整合)する。
【0061】カスケード接続された偶数スペクトル対称
フィルタと奇数スペクトル非対称フィルタによるディジ
タルsinx/x補償器202における濾波は、1サン
プル/1シンボル±Rおよび±I複素DC中心データス
トリームのサンプル上でサンプリング周波数レート1
0.76MHzで発生することが好ましい。6MHzの
チャンネル帯域幅におけるシンボル・レート10.76
Msym/secにおいて、補償は、z領域(z-1=e
-jωTs、Ts=時間的シンボル間隔)における単位円の
55%の上で生じる。ディジタルsinx/x補償器2
02における補正された信号は、特定のアナログ・チャ
ンネル(例えばTVチャンネル3または4)に属し、サ
ンプリング周波数10.76MHzで1サンプル/1シ
ンボル処理によって先に予備補正されるが、それによっ
て消去(減殺)される効果は、8倍高いサンプリング周
波数レート86.08MHzでクロック制御されるD/
A変換器104によって後で生じる。
【0062】図19には、カスケード接続されたsin
x/x補償フィルタの典型的な回路が例示されており、
その図は2つの3タップ・トランスバーサル・フィルタ
のカスケード接続であることが分かるであろう。sin
x/x補償のより高い精度を実現するには、多数のタッ
プを有するフィルタを用いればよい。
【0063】さらに、ディジタルsinx/x補償器2
02は、VSB変換器200の上述のマルチプレクサ3
11に動作が類似しているマルチプレクサ(図示せず)
を組み込んで、実数である全ての計算済みx/sinx
値をそこから±Rデータ出力ストリームとして転送さ
せ、虚数である全ての計算済みx/sinx値をそこか
ら±Iデータ出力ストリームとして転送させる。
【0064】ディジタルVSB変調器102の実際のハ
ードウェア実装においては、2の補数の2進コードを用
いて全ての計算を行った。さらに、本発明の上述の多数
の特徴の全てはディジタルVSB変調器102の環境に
ついて説明したが、これらの発明の特徴の1つまたはそ
れより多くのサブセット(sub−set:部分)は、
例えばQAMまたはOFDM変調器のようなディジタル
VSB変調器102とは異なる種々のタイプの装置にお
いて一般的な利用性が見つかることを理解すべきであ
る。従って、本発明は特許請求の範囲によってのみ限定
されるよう意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ストリーム・ソースから変調器に入力
として転送されたディジタルPCMサンプル・ストリー
ムから、HDTVへの入力信号を取り出すためのVSB
ディジタル変調器を含んでいる装置の機能ブロック図で
ある。
【図2】図2は、図1に示されるVSBディジタル変調
器の諸構成要素の機能ブロック図である。
【図3】図3は、図2に示される1サンプル/1PCM
シンボル−DC中心VSB変換器の好ましい実施形態を
図的に示している。
【図4】図4は、図3に示される2分岐多重Nタップ・
ルート・ナイキストFIRフィルタの詳細を概略的に示
している。
【図5】図5は、図6および図7と共に、図4に示され
る2分岐多重Nタップ・ルート・ナイキストFIRフィ
ルタの動作によってVSB変換器出力を発生する方法を
グラフ的に示している。
【図6】図6は、図5および図7と共に、図4に示され
る2分岐多重Nタップ・ルート・ナイキストFIRフィ
ルタの動作によってVSB変換器出力を発生する方法を
グラフ的に示している。
【図7】図7は、図5および図6と共に、図4に示され
る2分岐多重Nタップ・ルート・ナイキストFIRフィ
ルタの動作によってVSB変換器出力を発生する方法を
グラフ的に示している。
【図8】図8は、チャンネル3、チャンネル4およびベ
ースバンドに対するそれぞれのデータ変調されたキャリ
ア周波数を決定するサンプル値のストリームを所定のサ
ンプリング周波数レートで取り出すための第1の設計ア
プローチを用いた、図2のマルチスケールのディジタル
変調器の実施形態を示している。
【図9】図9は、チャンネル3、チャンネル4およびベ
ースバンドに対するそれぞれのデータ変調されたキャリ
ア周波数を決定するサンプル値のストリームを所定のサ
ンプリング周波数レートで取り出すための第1の設計ア
プローチを用いた、図2のマルチスケールのディジタル
変調器の実施形態を示している。
【図10】図10は、チャンネル3、チャンネル4およ
びベースバンドに対するそれぞれのデータ変調されたキ
ャリア周波数を決定するサンプル値のストリームを所定
のサンプリング周波数レートで取り出すための第1の設
計アプローチを用いた、図2のマルチスケールのディジ
タル変調器の実施形態を示している。
【図11】図11は、チャンネル3、チャンネル4およ
びベースバンドに対するそれぞれのデータ変調されたキ
ャリア周波数を決定するサンプル値のストリームを所定
のサンプリング周波数レートで取り出すための第1の設
計アプローチを用いた、図2のマルチスケールのディジ
タル変調器の実施形態を示している。
【図12】図12は、チャンネル3、チャンネル4およ
びベースバンドに対するそれぞれのデータ変調されたキ
ャリア周波数を決定するサンプル値のストリームを所定
のサンプリング周波数レートで取り出すための第2の設
計アプローチを用いた、図2のマルチスケールのディジ
タル変調器の実施形態を示している。
【図13】図13は、図12の複素キャリア発生器の代
替実施形態を示している。
【図14】図14は、図13において使用されるリスケ
ーラ手段を示している。
【図15】図15は、図12の複素キャリア発生器の代
替実施形態を示している。
【図16】図16は、図12の複素キャリア発生器の代
替実施形態を示している。
【図17】図17は、ディジタル−アナログ変換器によ
って出力される変調済みの擬似キャリアおよび所望のキ
ャリアを示すグラフである。
【図18】図18は、図2および図19に示されるディ
ジタルsinx/x補償器によって行われる所望のキャ
リアの改善の図的表現を示すグラフである。
【図19】図19は、カスケード接続されたsinx/
x補償フィルタの典型例の回路を示している。
【符号の説明】
202 ディジタル化サンプルのストリーム 800 1サンプル/1シンボル−8サンプル/1シン
ボル変換器 802 複素変調器 804 複素キャリア発生器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号によって変調されたキャ
    リアを発生する複素ディジタル変調器であって、 所定のサンプル・レートで発生するディジタル信号のソ
    ースと、 上記ディジタル信号に応答して上記所定のサンプル・レ
    ートより高いサンプル・レートのサンプルを供給する出
    力を有するアップサンプラと、 上記アップサンプラの出力に結合された信号入力と、キ
    ャリア入力とを有する複素変調器と、 上記キャリア入力に供給される上記より高いサンプル・
    レートで発生する各複素数値を有するS複素数値の反復
    シーケンスのソースと、を具え、 上記シーケンスの複素数値は、所望の周波数に対応する
    影像を有する擬似キャリアを中心とする複素変調を与え
    るように上記変調器を条件付けるように選択されるもの
    である、複素ディジタル変調器。
  2. 【請求項2】 上記アップサンプラと変調器は、リサン
    プラ、第1の変調器、アップサンプラおよび第2の変調
    器のカスケード接続からなるものである、請求項1に記
    載のディジタル変調器。
  3. 【請求項3】 上記リサンプラは実効的に第1の比率で
    アップサンプルし、上記アップサンプラは実効的に第2
    の比率でアップサンプルし、これら2つの比率の積は上
    記所定のレートに対する上記より高いサンプル・レート
    の比率に対応するものである、請求項2に記載のディジ
    タル変調器。
  4. 【請求項4】 上記リサンプラは実効的に第1の比率で
    ダウンサンプルするダウンサンプラであり、上記アップ
    サンプラは実効的に第2の比率でアップサンプルする、
    請求項2に記載のディジタル変調器。
  5. 【請求項5】 さらに、各値が上記リサンプラによって
    供給されるサンプルの発生レートに等しいレートで発生
    し、上記第1の変調器にキャリア信号として結合される
    第1の反復シーケンスの値のソースと、 各値が上記アップサンプラによって供給されるサンプル
    の発生レートに相当するレートで発生し、上記第2の変
    調器にキャリア信号として供給される第2の反復シーケ
    ンスの値のソースと、を具える、請求項2に記載のディ
    ジタル変調器。
  6. 【請求項6】 さらに、変調された信号として上記複素
    変調の実数部分のみを使用する手段を具える、請求項1
    に記載のディジタル変調器。
  7. 【請求項7】 複素信号で変調された複素キャリアを発
    生する方法であって、 所定のサンプル・レートで発生する複素信号値として上
    記複素信号を供給するステップと、 上記複素信号値をより高いサンプル・レートにアップサ
    ンプルするステップと、 上記より高いサンプル・レートで発生する別の複素数値
    の反復シーケンスを供給するステップと、 アップサンプルされた上記複素信号値で上記別の複素数
    値を変調して、複素信号で変調された上記複素キャリア
    を供給するステップと、を含む、変調された複素キャリ
    アを発生する方法。
  8. 【請求項8】 上記アップサンプルするステップは2つ
    の段階で実行され、変調は各段階の後で実行されるもの
    である、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 或る周波数帯域幅にわたってデータによ
    って変調された所望の所定のキャリア周波数値からなる
    アナログ信号を取り出す装置であって、 出力として上記データによって変調されたサンプルされ
    たキャリアを規定するディジタル・サンプル値のストリ
    ームを取り出すディジタル回路を具え、 上記ストリームの連続するサンプルは所定のサンプリン
    グ周波数値のレートで発生し、上記サンプルされたキャ
    リアは或るキャリア周波数値を有するものであり、 さらに、ディジタル−アナログ 変換器(D/A)と、 上記所定のサンプリング周波数の上記レートでディジタ
    ル・サンプル値の上記ストリームを上記D/A変換器に
    その入力として供給する手段と、を具え、 それによって、上記D/A変換器からの出力は上記アナ
    ログ信号を構成するものであり、 上記ディジタル回路によって引出された上記サンプルさ
    れたキャリアの上記或る周波数値と上記予め決定された
    サンプリング周波数値との間の関係は、上記所望の所定
    のキャリア周波数値が上記サンプルされた値の上記或る
    周波数値の影像となるようにするものであり、 それによって、上記データ変調されたサンプルされたキ
    ャリアは、データ変調されたサンプルされた擬似キャリ
    アとみなせるものである、アナログ信号を取り出す装
    置。
  10. 【請求項10】 上記所望の所定のキャリア周波数値
    は、6MHzの帯域幅を有する所定のテレビジョン・チ
    ャンネルの中心周波数である、請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 上記ディジタル回路はディジタル複素
    変調器を含み、このディジタル複素変調器は、この変調
    器に変調信号入力として供給されるデータ・サンプル値
    の、DC中心の実部(±R)および虚部(±I)のサン
    プルされたデータストリームに応答して、上記ディジタ
    ル回路から上記サンプルされたデータ変調されたキャリ
    ア出力として全て正(+)のサンプル値からなる1つの
    データ変調されたサンプルされたRストリームを取り出
    すものである、請求項9に記載の装置。
JP2000251050A 1999-08-24 2000-08-22 複素ディジタル変調器、変調された複素キャリアを発生する方法、およびアナログ信号を取り出す装置 Expired - Fee Related JP4562105B2 (ja)

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