JP2001111096A - 光応答型高電子移動度トランジスタ及び半導体受光素子 - Google Patents

光応答型高電子移動度トランジスタ及び半導体受光素子

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JP2001111096A
JP2001111096A JP28308099A JP28308099A JP2001111096A JP 2001111096 A JP2001111096 A JP 2001111096A JP 28308099 A JP28308099 A JP 28308099A JP 28308099 A JP28308099 A JP 28308099A JP 2001111096 A JP2001111096 A JP 2001111096A
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electron mobility
light
high electron
mobility transistor
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English (en)
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Yasuyuki Miyake
康之 三宅
Koichi Hoshino
浩一 星野
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光吸収層の厚さを広げても光に対する応答速度
の低下を抑制できる光応答型高電子移動度トランジスタ
を提供する。 【解決手段】InP基板1上に、i−In0.52Al0.48
Asバッファ層2と、光吸収層3と、i−In0.80Ga
0.20Asキャリア走行層4と、i−In0.52Al 0.48
sゲートコンタクト層5と、i−In0.53Ga0.47As
キャップ層7が積層されている。光吸収層3は、i−I
1-x Gax Asよりなり、Gaの組成「x」が厚さ方
向において0.53から0.7まで増加している(0.
53<x<0.7)。これにより、光吸収層3の伝導帯
の底のエネルギーEcは、キャリア走行層4に近づくほ
ど低くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバー等
の光導波路を介して伝送された光信号を電気信号に変換
するための光応答型高電子移動度トランジスタ(光応答
型HEMT)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10には、従来より提案されているI
nP系のHEMT型フォトトランジスタ(H.Mitra, B.
B.Pal, S.Singh, and R.U.Khan, IEEE Trans. Electron
Devices, Vol.45, No.1, 68 (1998))の断面構造を示
すとともに、図11には、伝導帯のバンドダイアグラム
を示す。
【0003】図10において、光に対する受光感度を向
上するために、キャリア走行層103に対し光吸収層1
02を付加している。これによって、例えば、波長が
1.55μmの赤外光を照射した場合に生成する光キャ
リアが増大するため、受光感度が向上する。
【0004】しかしながら、電子移動度が高い光吸収層
102は基板100を構成するInPと比較するとその
格子定数が大きいため、結晶欠陥の原因となる格子緩和
が生じる臨界膜厚が決まっている。従って、新たに光吸
収層(102)を導入するときにはInPと格子整合す
るIn0.53Ga0.47As層102を積層しなければなら
なかった。
【0005】ところで、In0.53Ga0.47As層102
で生成した電子はInx Ga1-x As(1−x<0.4
7)層103の方が電子親和力が大きいため、ある時間
後(定常状態)ではInx Ga1-x As(1−x<0.
47)層103に拡散する。しかし、加えた光吸収層1
02の膜厚を厚くすればするほど、Inx Ga1-x As
層103に移動するまでの時間がかかり、光に対する応
答速度が低下するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、光吸収層の厚さを広げても光に対する応答速度の
低下を抑制できる光応答型高電子移動度トランジスタを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、伝導帯の底のエネルギーをキャリア走行層に近
づくほど低くすることによって、伝導帯に傾きが生じ、
電子親和力が大きいキャリア走行層に光吸収層で生成し
た電子が拡散する速度が大きくなる。よって、光吸収層
の厚さを広げても光に対する応答速度の低下を抑制する
ことができる。
【0008】また、請求項2に記載の発明によれば、光
を照射したときの光応答性が向上し、より効果的であ
る。特に、請求項5に記載のように、キャリア走行層と
光吸収層を電子移動度の高いIn0.80Ga0.20AsとI
1-x Gax As(例えば、0.53<x<0.7)で
構成すれば、光を照射したときの光応答性が向上し、よ
り効果的である。
【0009】一方、このように光吸収層を構成する半導
体の伝導帯の底のエネルギーをキャリア走行層に向かっ
て低くすると、価電子帯のバンドダイアグラムにも傾き
が生じ、正孔がキャリア走行層に拡散する構造となり、
正孔がキャリア走行領域に拡散すると、電子が正孔の正
の電荷によって散乱を受けるため、電子移動度が大幅に
低下する。それを解決するには、請求項6に記載のよう
に、キャリア走行層と光吸収層の界面にそれらの半導体
材料より禁制帯幅の広い半導体(バリア層)を挿入すれ
ば、バリア層をトンネルによって抜ける確率がキャリア
の有効質量に反比例するため、有効質量の小さい電子の
方がキャリア走行層に速く到達することができる。よっ
て、キャリア走行層における電子の散乱を減少させて光
応答速度を向上することができる。
【0010】とりわけ、請求項7に記載にようにバリア
層としてIn0.52Al0.48Asを用いれば、基板として
InPを用いた場合に格子整合するために結晶欠陥を低
減できる。
【0011】また、請求項3または4に記載のように、
光吸収層としてn型・p型半導体の積層体構造(または
真性半導体を挟んだn型・p型半導体の積層体構造)と
することによっても、前述した効果と同様な効果を得る
ことができる。つまり、この構造によっても同様に伝導
帯の底のエネルギーに傾斜をつけることができ、光吸収
層で生成した電子をキャリア走行層に高速に拡散させる
ことができる。
【0012】ここで、請求項8に記載にように積層体構
造の光吸収層をIn0.53Ga0.47Asで構成すれば、波
長が1.55μmの赤外光を照射した際に感度を有する
ことができるとともに、基板としてInPを用いた場合
に格子整合するため結晶性良く作製できる。
【0013】また、請求項9に記載のように、n型ドー
プ材料としてシリコン、p型ドープ材料としてベリリウ
ムを用いれば、再現性がよい半導体受光装置が構築でき
る。請求項10に記載のように、請求項1〜9に記載の
トランジスタの出力側に高周波用の整合回路を設けるこ
とによって、ある周波数の信号のみを外部に取り出すこ
とができる。
【0014】一方、基板全面に光反射を防止する膜を形
成して感度をあげようとすると、一般的に半導体に光を
照射すると抵抗が小さくなるが、半導体受光回路におい
て、光応答型HEMT部分以外に光が照射されてしまう
と、回路素子(例えば、抵抗成分)の特性を変化させて
しまい、半導体受光回路から出力される電波信号の雑音
となる。
【0015】そこで、請求項11に記載のように、基板
の表面における光応答型高電子移動度トランジスタ形成
領域のみに反射防止膜を形成することによって、出力信
号の雑音を低減することができる。つまり、光応答型H
EMT以外の部分は空気と基板の屈折率差により、入射
光を反射させる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。
【0017】図1には、本実施形態における光応答型高
電子移動度トランジスタ(HEMT型フォトトランジス
タ)の断面図を示す。また、図2には、半導体の伝導帯
および価電子帯のバンドダイアグラムを示す。
【0018】図1において、半絶縁性InP基板1上
に、i−In0.52Al0.48Asバッファ層2と、光吸収
層3と、i−In0.80Ga0.20Asキャリア走行層4
と、i−In0.52Al0.48Asゲートコンタクト層5
と、i−In0.53Ga0.47Asキャップ層7が積層され
ている。ただし、ゲートコンタクト層5中には、Siに
よるδドープ層6が形成されている。InP基板1上の
各層2,3,4,5,7はエピタキシャル成長法によっ
て積層したものである。
【0019】ここで、光吸収層3は、電子移動度の高い
半導体よりなる。具体的には、i−In1-x Gax As
よりなり、図3に示すように、Gaの組成「x」が厚さ
方向において0.53から0.7まで増加している
(0.53<x<0.7)。詳しくは、Gaの組成
「x」が0.04/1nmで増加している。このよう
に、光吸収層3を構成する複合半導体における元素成分
の比率を厚さ方向に変化させることにより、図2に示す
ように、光吸収層3の伝導帯の底のエネルギーEcは、
キャリア走行層4に近づくほど低くなっている。
【0020】一方、図1において、キャップ層7の上面
にはソース電極8およびドレイン電極9がオーム特性を
示すように形成されている。また、ゲート電極10はシ
ョットキー接合するようにキャップ層7をエッチング
(ウェットエッチング)によって削ることによって、i
−In0.52Al0.48Asゲートコンタクト層5と接触さ
せている。ソース・ドレイン電極8,9はTi/Pt/
Auによって構成されている。
【0021】そして、このフォトトランジスタに、例え
ば、波長1.55μmの赤外光を入射すると、そのフォ
トンエネルギーがおよそ0.8eVであるため、積層し
た半導体の中で、禁制帯幅が0.8eV以下であるi−
In1-x Gax As(0.53<x<0.7)から成る
光吸収層3およびi−In0.80Ga0.20Asから成るキ
ャリア走行層4で光が吸収される。
【0022】そして、光照射によって光吸収層3で生じ
た電子は該領域における伝導帯の傾きから、キャリア走
行層であるIn0.80Ga0.20As層4に高速で拡散する
ことができる。
【0023】このように本実施形態は下記の特徴を有す
る。 (イ)光吸収層3を構成する複合半導体における元素成
分の比率を厚さ方向に変化させることにより、伝導帯の
底のエネルギーEcを、キャリア走行層4に近づくほど
低くするようにしたので、伝導帯に傾きが生じ、電子親
和力が大きいキャリア走行層4に光吸収層3で生成した
電子が拡散する速度が大きくなり、光吸収層3の厚さを
広げても光に対する応答速度の低下を抑制できる。 (ロ)キャリア走行層4と光吸収層3を電子移動度の高
いIn0.80Ga0.20AsとIn1-x Gax As(0.5
3<x<0.7)で構成したので、光を照射したときの
光応答性が向上し、より効果的である。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0024】図4には、本実施形態における光応答型高
電子移動度トランジスタ(HEMT型フォトトランジス
タ)の断面図を示す。本例では、光吸収層20を3層積
層体構造としている。つまり、キャリア走行層4側をn
型不純物をドーピングした半導体層21とするととも
に、InP基板1側をp型不純物をドーピングした半導
体層22とし、さらに、n型半導体層21とp型半導体
層22との間に真性半導体層23を配置している。これ
により、図5に示すように、光吸収層20における伝導
帯の底のエネルギーEcを、キャリア走行層4に近づく
ほど低くなっている。
【0025】より具体的には、半絶縁性InP基板1上
に、i−In0.52Al0.48Asバッファ層2を積層し、
次に、p型のIn0.53Ga0.47As層22を積層してい
る。そして、p型のIn0.53Ga0.47As層22上に真
性半導体であるIn0.53Ga 0.47As層(ドーピングを
施さない半導体層)23を積層し、その上にn型のIn
0.53Ga0.47As層21を積層している。詳しくは、n
型半導体層21は不純物としてのシリコンを一様にドー
ピングすることにより構成するとともに、p型半導体層
22は不純物としてのベリリウムを一様にドーピングす
ることにより構成している。よって、再現性がよい半導
体受光装置が構築できる。また、真性半導体層23を挿
入することによって、n型不純物およびp型不純物がお
互いの領域に拡散することを抑制している。
【0026】この光応答型高電子移動度トランジスタ
(HEMT型フォトトランジスタ)に、例えば、波長
1.55μmの赤外光を入射すると、そのフォトンエネ
ルギーがおよそ0.8eVであるため、積層した半導体
の中で、禁制帯幅が0.8eV以下であるn型、p型お
よび真性のIn0.53Ga0.47As層20(光吸収層)お
よびキャリア走行層であるIn0.80Ga0.20As層4に
おいて光が吸収される。そして、光照射によって光吸収
層20で生じた電子は該領域における伝導帯の傾きか
ら、キャリア走行層であるIn0.80Ga0.20As層4に
高速で拡散することができる。
【0027】このように本実施形態は下記の特徴を有す
る。 (イ)光吸収層20を3層積層体構造とし、そのうちの
キャリア走行層4側をn型半導体層21、InP基板1
側をp型半導体層22、両層21,22間を真性半導体
層23とすることにより、伝導帯の底のエネルギーEc
を、キャリア走行層4に近づくほど低くするようにし
た。よって、伝導帯の底のエネルギーEcに傾斜をつけ
ることができ、光吸収層20で生成した電子をキャリア
走行層4に高速に拡散させることができる。 (ロ)3つの層21,22,23をIn0.53Ga0.47
sによって構成しているので、波長が1.55μmの赤
外光を照射した際に感度を有することができるととも
に、InP基板1と格子整合するため結晶性良く作製で
きる。
【0028】なお、図4,5では光吸収層20を3層積
層体構造(p型半導体層/真性半導体層/n型半導体
層)としたが、真性半導体層23を介在させない2層積
層体構造(p型半導体層/n型半導体層)としてもよ
い。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0029】図6には、本実施形態における光応答型高
電子移動度トランジスタ(HEMT型フォトトランジス
タ)の断面図を示す。図7には、バンドダイアグラムを
示す。
【0030】i−In0.80Ga0.20Asキャリア走行層
4とi−In1-x Gax As光吸収層3の間にバリア層
30を挿入しており、バリア層30は両層3,4より禁
制帯幅が広い半導体であるIn0.52Al0.48Asよりな
る。つまり、図7において、Eg3>Eg1,Eg3>
Eg2となっている。
【0031】ここで、第1の実施形態で説明したように
光吸収層3を構成する半導体の伝導帯の底のエネルギー
Ecをキャリア走行層4に向かって低くすると、価電子
帯のバンドダイアグラムにも傾きが生じ、正孔がキャリ
ア走行層4に拡散する構造となる。そして、正孔がキャ
リア走行層4に拡散すると、電子が正孔の正の電荷によ
って散乱を受けるため、電子移動度が大幅に低下する。
これに対し、本実施形態では、キャリア走行層4と光吸
収層3の界面にそれらの半導体材料より禁制帯幅の広い
半導体(バリア層)30を挿入することにより、バリア
層30をトンネルによって抜ける確率がキャリアの有効
質量に反比例するため、有効質量の小さい電子の方がキ
ャリア走行層4に速く到達することができる。その結
果、キャリア走行層4における電子の散乱を減少させて
光応答速度を向上することができる。
【0032】また、バリア層30としてIn0.52Al
0.48Asを用いており、InP基板1と格子整合するの
で結晶欠陥を低減できる。 (第4の実施の形態)次に、第4の実施の形態を、第1
〜3の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0033】図8は、本実施の形態における半導体受光
回路を示している。第1〜3の実施の形態で説明してき
た光応答型高電子移動度トランジスタ(高電子移動度フ
ォトトランジスタ)40に対し、ゲート電極に例えばコ
プレナー型高周波伝送線路41が接続されている。ま
た、ドレイン電極には、コプレナー型高周波伝送線路4
2およびスタブ43から構成される出力整合回路44が
接続されている。さらに、スタブ43および伝送線路4
1にはコンデンサ(金属−絶縁体−金属コンデンサ)4
5,46が高周波信号の接地用として接続されている。
これらの各素子40,41,42,43,45,46は
同一基板の上に形成されている。
【0034】このように、ゲート側に伝送線路41を接
続すると、出力ポートから取り出される電波信号の感度
を高くすることができる。また、例えば入射する光の強
度変調を行った場合、ドレイン側に出力整合回路44を
接続することによって所望の周波数信号を感度よく取り
出すことができる。
【0035】このように、本実施の形態は下記の特徴を
有する。 (イ)ゲート電極に受光回路形成用高周波伝送線路41
を接続し、ドレイン電極側に、受光回路形成用のスタブ
43および高周波伝送線路42からなる整合回路44を
接続した。よって、例えば強度変調された光を照射した
場合に、所望の周波数を有する信号だけを感度よく取り
出すことができる。つまり、トランジスタの出力側に高
周波用の整合回路44を設けることによって、ある周波
数の信号のみを外部に取り出すことができる。 (第5の実施の形態)次に、第5の実施の形態を、第4
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0036】図9には、本実施形態における光応答型高
電子移動度トランジスタ(HEMT型フォトトランジス
タ)を具備したOEIC(半導体受光素子)の断面図を
示す。
【0037】基板1の全面に光反射を防止する膜を形成
して感度をあげようとすると、一般的に半導体に光を照
射すると抵抗が小さくなるが、半導体受光回路におい
て、光応答型HEMT部分以外に光が照射されてしまう
と、回路素子(例えば、抵抗成分)の特性を変化させて
しまい、半導体受光回路から出力される電波信号の雑音
となる。
【0038】これに対し本例では、InP基板1の表面
における受光デバイス(HEMTの活性層)がある部分
にのみ誘電体反射防止膜50を形成している。つまり、
基板1の上に光応答型HEMTが形成されるが、基板1
における光ファイバー51から光の照射を受ける面での
HEMT形成領域にのみ誘電体反射防止膜50を配置し
ている。
【0039】このように、半導体受光回路の基板表面に
おける光応答型HEMT形成領域のみに誘電体反射防止
膜41を形成することによって、出力信号の雑音を低減
することができる。つまり、HEMT以外の部分は空気
とInP基板1の屈折率差により、入射光を反射させ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態における光応答型高電子移
動度トランジスタの断面図。
【図2】 バンドダイアグラムを示す図。
【図3】 組成を説明するための図。
【図4】 第2の実施の形態における光応答型高電子移
動度トランジスタの断面図。
【図5】 バンドダイアグラムを示す図。
【図6】 第3の実施の形態における光応答型高電子移
動度トランジスタの断面図。
【図7】 バンドダイアグラムを示す図。
【図8】 第4の実施の形態における半導体受光回路の
構成図。
【図9】 第5の実施の形態におけるOEICの断面
図。
【図10】 従来技術を説明するための光応答型高電子
移動度トランジスタの断面図。
【図11】 従来技術を説明するためのバンドダイアグ
ラム。
【符号の説明】
1…InP基板、2…i−In0.52Al0.48Asバッフ
ァ層、3…光吸収層、4…In0.80Ga0.20Asキャリ
ア走行層、5…i−In0.52Al0.48Asゲートコンタ
クト層、7…In052 Al0.48Asキャップ層、8…ソ
ース電極、9…ドレイン電極、10…ゲート電極、21
…半導体層、22…半導体層、23…真性半導体層、3
0…バリア層、41…伝送線路、42…伝送線路、43
…スタブ、44…整合回路、50…反射防止膜。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)上に、電子移動度の高い半導
    体による光吸収層(3)が積層されるとともに、その上
    にキャリア走行層(4)が積層された光応答型高電子移
    動度トランジスタであって、 前記光吸収層(3)の伝導帯の底のエネルギーを、キャ
    リア走行層(4)に近づくほど、低くするようにしたこ
    とを特徴とする光応答型高電子移動度トランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光応答型高電子移動度
    トランジスタにおいて、 前記光吸収層(3)を構成する複合半導体における元素
    成分の比率を厚さ方向に変化させることにより、伝導帯
    の底のエネルギーを、キャリア走行層(4)に近づくほ
    ど低くするようにしたことを特徴とする光応答型高電子
    移動度トランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光応答型高電子移動度
    トランジスタにおいて、 前記光吸収層(20)を2層積層体構造とし、そのうち
    のキャリア走行層(4)側をn型半導体層(21)とす
    るとともに、基板(1)側をp型半導体層(22)とす
    ることにより、伝導帯の底のエネルギーを、キャリア走
    行層(4)に近づくほど低くするようにしたことを特徴
    とする光応答型高電子移動度トランジスタ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光応答型高電子移動度
    トランジスタにおいて、 前記光吸収層(20)を3層積層体構造とし、そのうち
    のキャリア走行層(4)側をn型半導体層(21)、基
    板(1)側をp型半導体層(22)、両層(21,2
    2)間を真性半導体層(23)とすることにより、伝導
    帯の底のエネルギーを、キャリア走行層(4)に近づく
    ほど低くするようにしたことを特徴とする光応答型高電
    子移動度トランジスタ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の光応答型高電子移動度
    トランジスタにおいて、 ゲートコンタクト層(5)がIn0.52Al0.48Asから
    なり、キャリア走行層(4)がIn0.80Ga0.20Asか
    らなり、光吸収層(3)がIn1-x Gax Asから構成
    されていることを特徴とする光応答型高電子移動度トラ
    ンジスタ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の光応答型高電子移動度
    トランジスタおいて、 キャリア走行層(4)と光吸収層(3)の間に、該半導
    体より禁制帯幅が広い半導体よりなるバリア層(30)
    を挿入したことを特徴とする光応答型高電子移動度トラ
    ンジスタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光応答型高電子移動度
    トランジスタおいて、 バリア層(30)がIn0.52Al0.48Asにて構成され
    ていることを特徴とする光応答型高電子移動度トランジ
    スタ。
  8. 【請求項8】 請求項3または4に記載の光応答型高電
    子移動度トランジスタにおいて、 前記積層体構造の光吸収層(20)がIn0.53Ga0.47
    Asによって構成されていることを特徴とする光応答型
    高電子移動度トランジスタ。
  9. 【請求項9】 請求項3または4に記載の光応答型高電
    子移動度トランジスタにおいて、 n型半導体層(21)は不純物としてのシリコンを一様
    にドーピングすることにより構成するとともに、p型半
    導体層(22)は不純物としてのベリリウムを一様にド
    ーピングすることにより構成したことを特徴とする光応
    答型高電子移動度トランジスタ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    光応答型高電子移動度トランジスタにおいて、 ゲート電極に受光回路形成用高周波伝送線路(41)を
    接続するとともに、ドレイン電極側に、受光回路形成用
    のスタブ(43)および高周波伝送線路(42)からな
    る整合回路(44)を接続したことを特徴とする光応答
    型高電子移動度トランジスタ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の光応答型高電子移動度トランジスタを用いたものであ
    って、 基板(1)の表面における光応答型高電子移動度トラン
    ジスタ形成領域のみに反射防止膜(50)を形成したこ
    とを特徴とする半導体受光素子。
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