JP2001111002A - 半導体記憶容量素子のストレージノード及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶容量素子のストレージノード及びその製造方法

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JP2001111002A
JP2001111002A JP29079599A JP29079599A JP2001111002A JP 2001111002 A JP2001111002 A JP 2001111002A JP 29079599 A JP29079599 A JP 29079599A JP 29079599 A JP29079599 A JP 29079599A JP 2001111002 A JP2001111002 A JP 2001111002A
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silicon film
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Ayumi Kenmochi
亜由美 剣持
Katsuyoshi Kamihisa
勝義 上久
Yoshiyuki Shibata
義行 柴田
Hiroki Sakamoto
裕樹 坂本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンホールの発生を防止しつつ、表面が粗面
化されたストレージノードを薄膜化できるようにする。 【解決手段】 半導体基板101上の層間絶縁膜102
の上に膜厚30nmの第1の非晶質シリコン膜103を
堆積した後、NH4OH 溶液とH22溶液との混合溶液
を用いて、第1の非晶質シリコン膜103の表面を酸化
して膜厚2nmのSiO2 膜からなるバリア膜104を
形成する。バリア膜104の上に膜厚30nmの第2の
非晶質シリコン膜105を堆積した後、第2の非晶質シ
リコン膜105を表面が粗面化された第1の多結晶シリ
コン膜106に変化させると共に第1の非晶質シリコン
膜103を第2の多結晶シリコン膜107に変化させ
て、粗面化された第1の多結晶シリコン膜106、バリ
ア膜104及び第2の多結晶シリコン膜107からなる
ストレージノード108を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶容量素子
のストレージノード及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電荷蓄積用キャパシタ等の半導体記憶容
量素子における蓄積容量を向上させるためには、ストレ
ージノード(下部電極)の表面積を増大させる必要があ
る。そのための技術として、ストレージノードとなる非
晶質シリコン膜に対して真空中で熱処理を行なって、該
非晶質シリコン膜を表面が粗面化された多結晶シリコン
膜に変化させるという方法がある。
【0003】以下、従来の半導体記憶容量素子のストレ
ージノードの製造方法について図5(a)〜(c)を参
照しながら説明する。
【0004】まず、図5(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板1の上に全面に亘ってシリコン酸化
膜からなる層間絶縁膜2を形成した後、該層間絶縁膜2
の上に、例えば減圧CVD法を用いて不純物濃度が1×
1020cm-3に制御された非晶質シリコン膜3を堆積す
る。
【0005】次に、図5(b)に示すように、非晶質シ
リコン膜3に対して真空中で熱処理を行なうことによ
り、非晶質シリコン膜3を表面が粗面化された多結晶シ
リコン膜に変化させて、該多結晶シリコン膜からなるス
トレージノード4を形成する。
【0006】しかし、従来のストレージノードの製造方
法によると、ストレージノード4の薄膜化つまり非晶質
シリコン膜3の薄膜化が進むにつれて、非晶質シリコン
膜3を表面が粗面化された多結晶シリコン膜に変化させ
るときに、図5(b)に示すように、シリコン原子の不
均一なマイグレーションに起因してストレージノード4
に微小なピンホール4aが形成されてしまう。このた
め、ストレージノード4の形成後に、例えばフッ酸水溶
液を用いた洗浄処理を行なうと、図5(c)に示すよう
に、層間絶縁膜2におけるピンホール4aの下側の部分
が浸食されてしまうという問題が生じる。
【0007】図6は、従来のストレージノードの製造方
法により形成されたストレージノードにおける、非晶質
シリコン膜の膜厚とピンホールの発生数との関係を示し
ている。
【0008】図6に示すように、非晶質シリコン膜の膜
厚が115nm以上の場合、ピンホールの発生数が1ウ
ェハ当たり0個である一方、非晶質シリコン膜の膜厚が
105nmの場合、ピンホールの発生数は1ウェハ当た
り10個程度となり、非晶質シリコン膜の膜厚が90n
mの場合、ピンホールの発生数は1ウェハ当たり10 3
個程度となり、非晶質シリコン膜の膜厚が75nmの場
合、ピンホールの発生数は1ウェハ当たり1010個程度
にも達する。
【0009】従って、従来のストレージノードの製造方
法を用いてピンホールのないストレージノードを高歩留
まりで製造するためには、非晶質シリコン膜の膜厚を1
15nm以上にしなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DRAM等
の半導体装置の微細化に伴って、メモリセル構造として
2次元構造のプレーナ型に代えて3次元構造のスタック
型又はカップ型等を用いることにより、単位面積当たり
の蓄積容量を増大させるようになってきた。
【0011】図7は、従来のカップ型キャパシタの断面
構成を示している。尚、図7においては、キャパシタの
容量絶縁膜及び上部電極の図示を省略していると共に、
図5(b)、(c)に示すストレージノード(及びその
周辺部)と同一の部材には同一の符号を付している。
【0012】図7に示すように、半導体基板1上には第
1の絶縁膜2A、第2の絶縁膜2B及び第3の絶縁膜2
Cが順次形成されて、第1の絶縁膜2A、第2の絶縁膜
2B及び第3の絶縁膜2Cからなる層間絶縁膜2が形成
されている。また、第3の絶縁膜2Cにはキャパシタ形
成用カップ5が形成されていると共に、キャパシタ形成
用カップ5には表面が粗面化された多結晶シリコン膜か
らなるストレージノード4が、キャパシタ形成用カップ
5に凹部が残存するように埋め込まれている。さらに、
第1の絶縁膜2A及び第2の絶縁膜2Bには、半導体基
板1とストレージノード4とを電気的に接続するプラグ
6が形成されている。
【0013】すなわち、図7に示すような3次元のメモ
リセル構造を用いる場合、ストレージノードとなる非晶
質シリコン膜の膜厚を薄くするに伴って、その表面を粗
面化したときにストレージノードの表面積が増大して蓄
積容量が増大する。
【0014】ところが、前述したように、従来のストレ
ージノードの製造方法を用いてピンホールのないストレ
ージノードを製造するためには、非晶質シリコン膜の膜
厚つまりストレージノードの膜厚を115nm以上にし
なければならないので、従来のストレージノードの製造
方法を3次元のメモリセル構造に対して適用した場合に
は、蓄積容量を十分に増大してやることができなくな
る。
【0015】本件発明者らは、ピンホールの発生を防止
しつつ、表面が粗面化されたストレージノードを薄膜化
できるようにするために、ストレージノードの構造とし
て、ストレージノードの下層となる第1のシリコン膜
と、該第1のシリコン膜上に形成され、第1のシリコン
膜の表面が粗面化されることを防止するバリア膜と、該
バリア膜上に形成され、表面が粗面化された第2のシリ
コン膜とからなる3層構造を利用することを検討してみ
た。
【0016】ここで、前記のバリア膜に対して要求され
る性質は、 (1)第2のシリコン膜の表面を粗面化するときに、第
1のシリコン膜を構成するシリコン原子のマイグレーシ
ョンを防止できること (2)ストレージノードの導電性を劣化させないこと の2点である。
【0017】そこで、本件発明者らは、前記のバリア膜
として薄い酸化膜である自然酸化膜を用いてみた。
【0018】以下、バリア膜として自然酸化膜を用いた
3層構造を有するストレージノードの製造方法につい
て、図8(a)、(b)を参照しながら説明する。
【0019】まず、図8(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板11の上に全面に亘ってシリコン酸
化膜からなる層間絶縁膜12を形成した後、該層間絶縁
膜12の上に、例えば減圧CVD法を用いて不純物濃度
が1×1020cm-3に制御された第1の非晶質シリコン
膜13を堆積する。その後、大気開放して第1の非晶質
シリコン膜13上に自然酸化膜からなるバリア膜14A
を形成した後、該バリア膜14A上に、例えば減圧CV
D法を用いて不純物濃度が1×1020cm-3に制御され
た第2の非晶質シリコン膜15を堆積する。
【0020】次に、図8(b)に示すように、第2の非
晶質シリコン膜15に対して真空中で熱処理を行なうこ
とにより、第2の非晶質シリコン膜15を表面が粗面化
された第1の多結晶シリコン膜16に変化させる。この
とき、前記の熱処理により、第1の非晶質シリコン膜1
3が第2の多結晶シリコン膜17に変化する。これによ
り、第2の多結晶シリコン膜17、バリア膜14A及び
第1の多結晶シリコン膜16の三層構造からなるストレ
ージノード18が形成される。
【0021】ところが、前記の方法を用いた場合、スト
レージノード18にピンホール18aが形成される事態
を阻止できなかった。すなわち、ストレージノード18
の形成後に、例えばフッ酸水溶液を用いた洗浄処理を行
なうと、図8(b)に示すように、層間絶縁膜12にお
けるピンホール18aの下側の部分が浸食されてしまっ
た。
【0022】図9は、バリア膜として自然酸化膜を用い
た3層構造を有するストレージノードにおける、第1の
非晶質シリコン膜の膜厚とピンホールの発生数との関係
を示している。尚、図9に示す結果は第2の非晶質シリ
コン膜の膜厚を30nmに設定して得られたものであ
る。
【0023】図9に示すように、第1の非晶質シリコン
膜の膜厚が70nm以上の場合、ピンホールの発生数が
1ウェハ当たり0個である一方、第1の非晶質シリコン
膜の膜厚が50nmの場合、ピンホールの発生数は1ウ
ェハ当たり103 個程度となり、第1の非晶質シリコン
膜の膜厚が25nmの場合、ピンホールの発生数は1ウ
ェハ当たり1010個程度にも達する。
【0024】従って、前記の方法を用いてピンホールの
ないストレージノードを製造するためには、第1の非晶
質シリコン膜の膜厚を70nm以上にしなければならな
いので、言い換えると、ストレージノードの膜厚を10
0nm以上にしなければならないので、前記の方法を3
次元のメモリセル構造に対して適用した場合には、蓄積
容量を十分に増大してやることができなくなる。
【0025】前記に鑑み、本発明は、ピンホールの発生
を防止しつつ、表面が粗面化されたストレージノードを
薄膜化できるようにすることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本件発明者らは、バリア
膜として自然酸化膜を用いた3層構造を有するストレー
ジノードにピンホールが形成されてしまう原因について
検討した結果、自然酸化膜の膜厚が不均一であるため
(図8(a)参照)、自然酸化膜が過度に薄くなった部
分の下側において、第1の非晶質シリコン膜を構成する
シリコン原子がマイグレーションを生じるので、ストレ
ージノードにピンホールが形成されること(図8(b)
参照)が判明した。
【0027】そこで、本件発明者らは、前記のバリア膜
として、第1の非晶質シリコン膜の表面が酸化能力を有
する溶液によって酸化されることにより形成された薄い
酸化膜、具体的にはSiO2 膜を用いてみた。シリコン
膜の表面を酸化能力を有する溶液によって酸化すると、
シリコン膜上に均一な膜厚を有するSiO2 膜を簡単に
形成することができる。
【0028】以下、バリア膜として溶液酸化により形成
されたSiO2 膜を用いた3層構造を有するストレージ
ノードの製造方法について、図1(a)、(b)を参照
しながら説明する。
【0029】まず、図1(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板11の上に全面に亘ってシリコン酸
化膜からなる層間絶縁膜12を形成した後、該層間絶縁
膜12の上に、例えば減圧CVD法を用いて不純物濃度
が1×1020cm-3に制御された第1の非晶質シリコン
膜13を堆積する。その後、酸化能力を有する溶液、例
えばNH4OH 溶液とH22溶液との混合溶液を用いて
第1の非晶質シリコン膜13の表面を酸化して、第1の
非晶質シリコン膜13上にSiO2 膜からなるバリア膜
14Bを形成した後、該バリア膜14B上に、例えば減
圧CVD法を用いて不純物濃度が1×1020cm-3に制
御された第2の非晶質シリコン膜15を堆積する。
【0030】次に、図1(b)に示すように、第2の非
晶質シリコン膜15に対して真空中で熱処理を行なうこ
とにより、第2の非晶質シリコン膜15を表面が粗面化
された第1の多結晶シリコン膜16に変化させる。この
とき、前記の熱処理により、第1の非晶質シリコン膜1
3が第2の多結晶シリコン膜17に変化する。これによ
り、第2の多結晶シリコン膜17、バリア膜14B及び
第1の多結晶シリコン膜16の三層構造からなるストレ
ージノード18が形成される。
【0031】前記の方法を用いたところ、ストレージノ
ード18にピンホールが形成される事態を阻止すること
ができた。
【0032】図2は、バリア膜として溶液酸化により形
成されたSiO2 膜を用いた3層構造を有するストレー
ジノードにおける、第1の非晶質シリコン膜の膜厚とピ
ンホールの発生数との関係を示している。尚、図2に示
す結果は第2の非晶質シリコン膜の膜厚を30nmに設
定して得られたものである。また、図2において、バリ
ア膜として形成されるSiO2 膜の膜厚が2nmである
場合の結果を丸印で示すと共に、該SiO2 膜の膜厚が
0.5nmである場合の結果を×印で示す。
【0033】図2に示すように、SiO2 膜の膜厚が2
nmである場合、第1の非晶質シリコン膜の膜厚が10
nm以上あれば、ピンホールの発生を防止できる。ま
た、図2に示すように、SiO2 膜の膜厚が2nmであ
る場合、第1の非晶質シリコン膜の膜厚が5nmのとき
のピンホールの発生数が1ウェハ当たり103 個程度で
あり、SiO2 膜の膜厚が0.5nmである場合、第1
の非晶質シリコン膜の膜厚が25nmのときのピンホー
ルの発生数が1ウェハ当たり10個程度である。
【0034】本発明は、前記の知見に基づきなされたも
のであって、具体的には、本発明に係る半導体記憶容量
素子のストレージノードは、半導体基板上に堆積された
第1のシリコン膜と、第1のシリコン膜上に堆積された
SiOX 膜(1≦X≦2)と、SiOX 膜上に堆積さ
れ、表面が粗面化された第2のシリコン膜とを備えてい
る。
【0035】本発明の半導体記憶容量素子のストレージ
ノードによると、第1のシリコン膜と第2のシリコン膜
との間に、SiOX 膜(1≦X≦2)が介在しているた
め、SiOX 膜上に堆積された第2のシリコン膜の表面
を粗面化したときに、第1のシリコン膜を構成するシリ
コン原子のマイグレーションを防止できるので、第1の
シリコン膜を薄膜化した場合にもストレージノードにピ
ンホールが発生する事態を阻止できる。
【0036】すなわち、本発明の半導体記憶容量素子の
ストレージノードによると、ピンホールの発生を防止し
つつ、表面が粗面化されたストレージノードを薄膜化す
ることができる。
【0037】また、本発明の半導体記憶容量素子のスト
レージノードによると、SiOX 膜(1≦X≦2)の電
気抵抗率が100mΩ・cm以下になるので、SiOX
膜がストレージノードの導電性を劣化させる事態を回避
できる。
【0038】本発明の半導体記憶容量素子のストレージ
ノードにおいて、SiOX 膜の膜厚は0.5〜3nmで
あることが好ましい。
【0039】このようにすると、第1のシリコン膜を構
成するシリコン原子のマイグレーションを確実に防止で
きる。
【0040】本発明の半導体記憶容量素子のストレージ
ノードにおいて、SiOX 膜は、第1のシリコン膜の表
面が酸化能力を有する溶液によって酸化されることによ
り形成されていることが好ましい。
【0041】このようにすると、SiOX 膜の膜厚が均
一になるので、第1のシリコン膜を構成するシリコン原
子のマイグレーションを確実に防止できる。
【0042】また、この場合、溶液は、NH4OH 溶液
とH22溶液との混合溶液、H22溶液又はO3 溶液で
あることが好ましい。
【0043】このようにすると、SiOX 膜の膜厚が確
実に均一になる。また、SiOX 膜の電気抵抗率が確実
に100mΩ・cm以下になる。
【0044】本発明の半導体記憶容量素子のストレージ
ノードにおいて、SiOX 膜は、CVD法により堆積さ
れていることが好ましい。
【0045】このようにすると、SiOX 膜の膜厚が均
一になるので、第1のシリコン膜を構成するシリコン原
子のマイグレーションを確実に防止できる。また、Si
X膜におけるSiとOとの結合比を容易に調整するこ
とができる。
【0046】本発明の半導体記憶容量素子のストレージ
ノードにおいて、第1のシリコン膜の膜厚は10〜40
nmであることが好ましい。
【0047】このようにすると、SiOX膜により第1
のシリコン膜を構成するシリコン原子のマイグレーショ
ンを確実に防止できると共に、ストレージノードを薄膜
化することができる。
【0048】本発明に係る第1の半導体記憶容量素子の
ストレージノードの製造方法は、半導体基板上に第1の
シリコン膜を堆積する第1の工程と、第1のシリコン膜
の表面を酸化能力を有する溶液によって酸化することに
より、第1のシリコン膜上にSiO2 膜を形成する第2
の工程と、SiO2 膜上に第2のシリコン膜を堆積する
第3の工程と、第2のシリコン膜の表面を粗面化して、
粗面化された第2のシリコン膜、SiO2 膜及び第1の
シリコン膜からなる半導体記憶容量素子のストレージノ
ードを形成する第4の工程とを備えている。
【0049】第1の半導体記憶容量素子のストレージノ
ードの製造方法によると、酸化能力を有する溶液により
第1のシリコン膜の表面を酸化してSiO2 膜を形成し
ているため、SiO2 膜の膜厚を均一にすることができ
る。このため、SiO2 膜上に堆積された第2のシリコ
ン膜の表面を粗面化したときに、第1のシリコン膜を構
成するシリコン原子のマイグレーションを防止できるの
で、第1のシリコン膜を薄膜化した場合にもストレージ
ノードにピンホールが発生する事態を阻止できる。
【0050】すなわち、第1の半導体記憶容量素子のス
トレージノードの製造方法によると、ピンホールの発生
を防止しつつ、表面が粗面化されたストレージノードを
薄膜化することができる。
【0051】また、第1の半導体記憶容量素子のストレ
ージノードの製造方法によると、酸化能力を有する溶液
により第1のシリコン膜の表面を酸化してSiO2 膜を
形成しているため、SiO2 膜を短時間に容易に形成す
ることができる。
【0052】第1の半導体記憶容量素子のストレージノ
ードの製造方法において、溶液は、NH4OH 溶液とH
22溶液との混合溶液、H22溶液又はO3 溶液である
ことが好ましい。
【0053】このようにすると、SiO2 膜の膜厚を確
実に均一にすることができる。また、SiO2 膜の電気
抵抗率が100mΩ・cm以下になるため、SiO2
がストレージノードの導電性を劣化させる事態を回避で
きる。
【0054】第1の半導体記憶容量素子のストレージノ
ードの製造方法において、第1の工程と第2の工程との
間に、第1のシリコン膜の表面をHFを含む溶液によっ
て処理する工程をさらに備えていることが好ましい。
【0055】このようにすると、第1のシリコン膜の表
面に形成され、不均一な膜厚を有する自然酸化膜を除去
できるので、第1のシリコン膜上に形成されるSiO2
膜の膜厚を一層均一化することができる。
【0056】本発明に係る第2の半導体記憶容量素子の
ストレージノードの製造方法は、半導体基板上に第1の
シリコン膜を堆積する第1の工程と、第1のシリコン膜
上にCVD法によりSiOX 膜を堆積する第2の工程
と、SiOX 膜上に第2のシリコン膜を堆積する第3の
工程と、第2のシリコン膜の表面を粗面化して、粗面化
された第2のシリコン膜、SiOX 膜及び第1のシリコ
ン膜からなる半導体記憶容量素子のストレージノードを
形成する第4の工程とを備えている。
【0057】第2の半導体記憶容量素子のストレージノ
ードの製造方法によると、CVD法により第1のシリコ
ン膜上にSiOX 膜を形成しているため、SiOX 膜の
膜厚を均一にすることができる。このため、SiOX
上に堆積された第2のシリコン膜の表面を粗面化したと
きに、第1のシリコン膜を構成するシリコン原子のマイ
グレーションを防止できるので、第1のシリコン膜を薄
膜化した場合にもストレージノードにピンホールが発生
する事態を阻止できる。
【0058】すなわち、第2の半導体記憶容量素子のス
トレージノードの製造方法によると、ピンホールの発生
を防止しつつ、表面が粗面化されたストレージノードを
薄膜化することができる。
【0059】第2の半導体記憶容量素子のストレージノ
ードの製造方法において、第1の工程及び第2の工程
を、同一装置内で連続的に行なうことが好ましい。
【0060】このようにすると、工程を簡単化すること
ができる。
【0061】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体記憶容量素子のストレー
ジノード及びその製造方法について、図3(a)〜
(d)を参照しながら説明する。
【0062】まず、図3(a)に示すように、例えばシ
リコンからなる半導体基板101の上に全面に亘って、
例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜102を形成
した後、該層間絶縁膜102の上に、例えば減圧CVD
法を用いて不純物濃度が1×1020cm-3に制御された
膜厚30nmの第1の非晶質シリコン膜103を堆積す
る。
【0063】次に、酸化能力を有する溶液、例えば2重
量%濃度のNH4OH 溶液と2重量%濃度のH22溶液
との混合溶液(液温50℃)を用いて、第1の非晶質シ
リコン膜103の表面を酸化して、図3(b)に示すよ
うに、第1の非晶質シリコン膜103上に例えば膜厚2
nmのSiO2 膜からなるバリア膜104を形成する。
【0064】次に、図3(c)に示すように、バリア膜
104上に、例えば減圧CVD法を用いて不純物濃度が
1×1020cm-3に制御された膜厚30nmの第2の非
晶質シリコン膜105を堆積する。
【0065】次に、図3(d)に示すように、第2の非
晶質シリコン膜105に対して真空中で熱処理を行なう
ことにより、第2の非晶質シリコン膜105を表面が粗
面化された第1の多結晶シリコン膜106に変化させ
る。このとき、前記の熱処理により、第1の非晶質シリ
コン膜103が第2の多結晶シリコン膜107に変化す
る。これにより、第2の多結晶シリコン膜107、バリ
ア膜104及び第1の多結晶シリコン膜106の三層構
造からなるストレージノード108が形成される。
【0066】第1の実施形態によると、酸化能力を有す
る溶液により第1の非晶質シリコン膜103の表面を酸
化して、第1の非晶質シリコン膜103上にSiO2
からなるバリア膜104を形成しているため、バリア膜
104の膜厚を均一にすることができる。このため、バ
リア膜104上に堆積された第2の非晶質シリコン膜1
05つまり第1の多結晶シリコン膜106の表面を粗面
化したときに、第1の非晶質シリコン膜103つまり第
2の多結晶シリコン膜107を構成するシリコン原子の
マイグレーションを防止できるので、第1の非晶質シリ
コン膜103を薄膜化した場合にもストレージノード1
08にピンホールが発生する事態を阻止できる。
【0067】すなわち、第1の実施形態によると、ピン
ホールの発生を防止しつつ、表面が粗面化されたストレ
ージノード108を薄膜化することができる。
【0068】また、第1の実施形態によると、酸化能力
を有する溶液により第1の非晶質シリコン膜103の表
面を酸化してバリア膜104つまりSiO2 膜を形成し
ているため、SiO2 膜を短時間に容易に形成すること
ができる。
【0069】尚、第1の実施形態において、バリア膜1
04を構成するSiO2 膜の膜厚は0.5〜3nmであ
ることが好ましい。このようにすると、第1の非晶質シ
リコン膜103を構成するシリコン原子のマイグレーシ
ョンを確実に防止できる。また、酸化能力を有する溶
液、具体的にはNH4OH 溶液とH22溶液との混合溶
液を用いて形成されたSiO2 膜の電気抵抗率が100
mΩ・cm以下であるため、バリア膜104がストレー
ジノード108の導電性を劣化させる事態を回避でき
る。
【0070】また、第1の実施形態において、第1の非
晶質シリコン膜103の膜厚は10〜40nmであるこ
とが好ましい。このようにすると、バリア膜104によ
り第1の非晶質シリコン膜103を構成するシリコン原
子のマイグレーションを確実に防止できると共に、スト
レージノード108を薄膜化することができる。
【0071】また、第1の実施形態において、第2の非
晶質シリコン膜105の膜厚は10〜50nmであるこ
とが好ましい。このようにすると、第2の非晶質シリコ
ン膜105に対して真空中で熱処理を行なうことによ
り、第2の非晶質シリコン膜105を表面が粗面化され
た第1の多結晶シリコン膜106に確実に変化させるこ
とができる。
【0072】また、第1の実施形態において、第1の非
晶質シリコン膜103を堆積した後、バリア膜104を
形成する前に、第1の非晶質シリコン膜103の表面を
HFを含む溶液によって処理してもよい。このようにす
ると、第1の非晶質シリコン膜103の表面に形成さ
れ、不均一な膜厚を有する自然酸化膜を除去できるの
で、第1の非晶質シリコン膜103上に形成されるバリ
ア膜104の膜厚を一層均一化することができる。
【0073】また、第1の実施形態において、NH4
溶液とH22溶液との混合溶液により第1の非晶質
シリコン膜103の表面を酸化してバリア膜104つま
りSiO2 膜を形成したが、これに代えて、H22溶液
又はO3 溶液等の他の酸化能力を有する溶液により第1
の非晶質シリコン膜103の表面を酸化してSiO2
を形成しても同等の効果が得られる。また、酸化能力を
有する溶液を用いる代わりに、O2 ガス、N2 ガス、
3 ガス又はH2 ガス等により第1の非晶質シリコン
膜103の表面を熱酸化してSiO2 膜を形成しても同
等の効果が得られる。尚、熱酸化によりSiO2 膜を形
成する場合、減圧CVD法により第1の非晶質シリコン
膜103を堆積するために用いる装置と同一の装置にお
いて、SiO2 膜つまりバリア膜104を連続的に形成
することが好ましい。このようにすると、工程を簡単化
することができる。
【0074】また、第1の実施形態において、ストレー
ジノード108の下層として第1の非晶質シリコン膜1
03を用いたが、これに代えて、多結晶シリコン膜、又
は多結晶と非晶質との混晶からなるシリコン膜を用いて
も同等の効果が得られる。
【0075】また、第1の実施形態において、不純物が
注入された第1の非晶質シリコン膜103又は不純物が
注入された第2の非晶質シリコン膜105を用いたが、
これに代えて、不純物が注入されていない第1の非晶質
シリコン膜又は不純物が注入されていない第2の非晶質
シリコン膜を用いても同等の効果が得られる。
【0076】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体記憶容量素子のストレージノード
及びその製造方法について、図4(a)〜(d)を参照
しながら説明する。
【0077】まず、図4(a)に示すように、例えばシ
リコンからなる半導体基板201の上に全面に亘って、
例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜202を形成
した後、該層間絶縁膜202の上に、例えば減圧CVD
法を用いて不純物濃度が1×1020cm-3に制御された
膜厚30nmの第1の非晶質シリコン膜203を堆積す
る。
【0078】次に、第1の非晶質シリコン膜203を堆
積するために用いた装置と同一の装置において、図4
(b)に示すように、CVD法を用いて第1の非晶質シ
リコン膜203上に例えば膜厚2nmのSiOX 膜(1
≦X≦2)からなるバリア膜204を連続的に堆積す
る。このとき、SiOX 膜におけるSiとOとの結合比
は、CVD法により容易に調整される。
【0079】次に、第1の非晶質シリコン膜203及び
バリア膜204を堆積するために用いた装置と同一の装
置において、図4(c)に示すように、例えば減圧CV
D法を用いて不純物濃度が1×1020cm-3に制御され
た膜厚30nmの第2の非晶質シリコン膜205を連続
的に堆積する。
【0080】次に、図4(d)に示すように、第2の非
晶質シリコン膜205に対して真空中で熱処理を行なう
ことにより、第2の非晶質シリコン膜205を表面が粗
面化された第1の多結晶シリコン膜206に変化させ
る。このとき、前記の熱処理により、第1の非晶質シリ
コン膜203が第2の多結晶シリコン膜207に変化す
る。これにより、第2の多結晶シリコン膜207、バリ
ア膜204及び第1の多結晶シリコン膜206の三層構
造からなるストレージノード208が形成される。
【0081】第2の実施形態によると、CVD法により
第1の非晶質シリコン膜103上にSiOX 膜からなる
バリア膜204を形成しているため、バリア膜204の
膜厚を均一にすることができる。このため、バリア膜2
04上に堆積された第2の非晶質シリコン膜205つま
り第1の多結晶シリコン膜206の表面を粗面化したと
きに、第1の非晶質シリコン膜203つまり第2の多結
晶シリコン膜207を構成するシリコン原子のマイグレ
ーションを防止できるので、第1の非晶質シリコン膜2
03を薄膜化した場合にもストレージノード208にピ
ンホールが発生する事態を阻止できる。
【0082】すなわち、第2の実施形態によると、ピン
ホールの発生を防止しつつ、表面が粗面化されたストレ
ージノード208を薄膜化することができる。
【0083】また、第2の実施形態によると、減圧CV
D法により第1の非晶質シリコン膜203を堆積するた
めに用いた装置と同一の装置において、SiOX 膜つま
りバリア膜204を連続的に形成しているため、工程を
簡単化することができる。
【0084】尚、第2の実施形態において、バリア膜2
04を構成するSiOX 膜は、SiOX 膜(1≦X≦
2)であることが好ましい。このようにすると、第1の
非晶質シリコン膜203を構成するシリコン原子のマイ
グレーションを確実に防止できる。また、SiOX 膜の
電気抵抗率が100mΩ・cm以下になるため、バリア
膜204がストレージノード208の導電性を劣化させ
る事態を回避できる。さらに、バリア膜204を構成す
るSiOX 膜がSiOX 膜(1≦X<1.5)である
と、SiOX 膜の膜厚つまりバリア膜204の膜厚が増
大した場合にも、バリア膜204がストレージノード2
08の導電性を劣化させる事態を回避できる。
【0085】また、第2の実施形態において、バリア膜
204を構成するSiOX 膜の膜厚は0.5〜3nmで
あることが好ましい。このようにすると、第1の非晶質
シリコン膜203を構成するシリコン原子のマイグレー
ションを確実に防止できる。
【0086】また、第2の実施形態において、第1の非
晶質シリコン膜203の膜厚は10〜40nmであるこ
とが好ましい。このようにすると、バリア膜204によ
り第1の非晶質シリコン膜203を構成するシリコン原
子のマイグレーションを確実に防止できると共に、スト
レージノード208を薄膜化することができる。
【0087】また、第2の実施形態において、第2の非
晶質シリコン膜205の膜厚は10〜50nmであるこ
とが好ましい。このようにすると、第2の非晶質シリコ
ン膜205に対して真空中で熱処理を行なうことによ
り、第2の非晶質シリコン膜205を表面が粗面化され
た第1の多結晶シリコン膜206に確実に変化させるこ
とができる。
【0088】また、第2の実施形態において、ストレー
ジノード208の下層として第1の非晶質シリコン膜2
03を用いたが、これに代えて、多結晶シリコン膜、又
は多結晶と非晶質との混晶からなるシリコン膜を用いて
も同等の効果が得られる。
【0089】また、第2の実施形態において、不純物が
注入された第1の非晶質シリコン膜203又は不純物が
注入された第2の非晶質シリコン膜205を用いたが、
これに代えて、不純物が注入されていない第1の非晶質
シリコン膜又は不純物が注入されていない第2の非晶質
シリコン膜を用いても同等の効果が得られる。
【0090】
【発明の効果】本発明によると、ピンホールの発生を防
止しつつ、表面が粗面化されたストレージノードを薄膜
化することができるので、半導体装置の微細化に対応し
て本発明を3次元のメモリセル構造等に適用した場合
に、単位面積当たりの蓄積容量の大きいストレージノー
ドを安定的に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はバリア膜として溶液酸化によ
り形成されたSiO2 膜を用いた3層構造を有するスト
レージノードの製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】バリア膜として溶液酸化により形成されたSi
2 膜を用いた3層構造を有するストレージノードにお
ける、第1の非晶質シリコン膜の膜厚とピンホールの発
生数との関係を示す図である。
【図3】(a)〜(d)は第1の実施形態に係る半導体
記憶容量素子のストレージノードの製造方法の各工程を
示す断面図である。
【図4】(a)〜(d)は第2の実施形態に係る半導体
記憶容量素子のストレージノードの製造方法の各工程を
示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は従来の半導体記憶容量素子の
ストレージノードの製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【図6】従来の半導体記憶容量素子のストレージノード
における、非晶質シリコン膜の膜厚とピンホールの発生
数との関係を示す図である。
【図7】従来のカップ型キャパシタの断面図である。
【図8】(a)、(b)はバリア膜として自然酸化膜を
用いた3層構造を有するストレージノードの製造方法の
各工程を示す断面図である。
【図9】バリア膜として自然酸化膜を用いた3層構造を
有するストレージノードにおける、第1の非晶質シリコ
ン膜の膜厚とピンホールの発生数との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 層間絶縁膜 13 第1の非晶質シリコン膜 14A バリア膜 14B バリア膜 15 第2の非晶質シリコン膜 16 第1の多結晶シリコン膜 17 第2の多結晶シリコン膜 18 ストレージノード 18a ピンホール 101 半導体基板 102 層間絶縁膜 103 第1の非晶質シリコン膜 104 バリア膜 105 第2の非晶質シリコン膜 106 第1の多結晶シリコン膜 107 第2の多結晶シリコン膜 108 ストレージノード 201 半導体基板 202 層間絶縁膜 203 第1の非晶質シリコン膜 204 バリア膜 205 第2の非晶質シリコン膜 206 第1の多結晶シリコン膜 207 第2の多結晶シリコン膜 208 ストレージノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 義行 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 坂本 裕樹 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD62 GA09 GA30 JA33 JA56 MA06 MA18 PR00 PR05 PR21 PR33

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に堆積された第1のシリコ
    ン膜と、 前記第1のシリコン膜上に形成されたSiOX 膜(1≦
    X≦2)と、 前記SiOX 膜上に堆積され、表面が粗面化された第2
    のシリコン膜とを備えていることを特徴とする半導体記
    憶容量素子のストレージノード。
  2. 【請求項2】 前記SiOX 膜の膜厚は0.5〜3n
    mであることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶
    容量素子のストレージノード。
  3. 【請求項3】 前記SiOX 膜は、前記第1のシリコン
    膜の表面が酸化能力を有する溶液によって酸化されるこ
    とにより形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体記憶容量素子のストレージノード。
  4. 【請求項4】 前記溶液は、NH4OH 溶液とH22
    液との混合溶液、H22 溶液又はO3 溶液であること
    を特徴とする請求項3に記載の半導体記憶容量素子のス
    トレージノード。
  5. 【請求項5】 前記SiOX 膜は、CVD法により堆積
    されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記
    憶容量素子のストレージノード。
  6. 【請求項6】 前記第1のシリコン膜の膜厚は10〜4
    0nmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    記憶容量素子のストレージノード。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に第1のシリコン膜を堆積
    する第1の工程と、 前記第1のシリコン膜の表面を酸化能力を有する溶液に
    よって酸化することにより、前記第1のシリコン膜上に
    SiO2 膜を形成する第2の工程と、 前記SiO2 膜上に第2のシリコン膜を堆積する第3の
    工程と、 前記第2のシリコン膜の表面を粗面化して、粗面化され
    た前記第2のシリコン膜、前記SiO2 膜及び第1のシ
    リコン膜からなる半導体記憶容量素子のストレージノー
    ドを形成する第4の工程とを備えていることを特徴とす
    る半導体記憶容量素子のストレージノードの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記溶液は、NH4OH 溶液とH22
    液との混合溶液、H22 溶液又はO3 溶液であること
    を特徴とする請求項7に記載の半導体記憶容量素子のス
    トレージノードの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の工程と前記第2の工程との間
    に、前記第1のシリコン膜の表面をHFを含む溶液によ
    って処理する工程をさらに備えていることを特徴とする
    請求項7に記載の半導体記憶容量素子のストレージノー
    ドの製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板上に第1のシリコン膜を堆
    積する第1の工程と、 前記第1のシリコン膜上にCVD法によりSiOX 膜を
    堆積する第2の工程と、 前記SiOX 膜上に第2のシリコン膜を堆積する第3の
    工程と、 前記第2のシリコン膜の表面を粗面化して、粗面化され
    た前記第2のシリコン膜、前記SiOX 膜及び第1のシ
    リコン膜からなる半導体記憶容量素子のストレージノー
    ドを形成する第4の工程とを備えていることを特徴とす
    る半導体記憶容量素子のストレージノードの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程及び第2の工程を、同
    一装置内で連続的に行なうことを特徴とする請求項10
    に記載の半導体記憶容量素子のストレージノードの製造
    方法。
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