JP2001110630A - 薄形ソレノイド - Google Patents

薄形ソレノイド

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JP2001110630A
JP2001110630A JP28373699A JP28373699A JP2001110630A JP 2001110630 A JP2001110630 A JP 2001110630A JP 28373699 A JP28373699 A JP 28373699A JP 28373699 A JP28373699 A JP 28373699A JP 2001110630 A JP2001110630 A JP 2001110630A
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
reinforcing rib
leg
movable iron
hollow part
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Pending
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JP28373699A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Kojima
貢 小島
Isamu Takada
勇 高田
Motohiro Shimizu
源広 清水
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Chichibu Fuji Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Fuji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動鉄心を案内するボビン中空部の巻線による
変形を防止する。 【解決手段】ボビン5の中空部6に補強リブ7を設ける
とともに、中空部6に案内される可動鉄心1の脚部1a
に、補強リブ7を逃げるスリット8を設ける。ボビン5
に巻線をし、その上から封止樹脂を注型すると、ボビン
5の中空部6は外力や熱により壁が内側に湾曲変形しよ
うとするが、補強リブ7を設けることによりこの変形を
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶飲料自動販売
機における商品搬出機構の駆動などに用いられる薄形ソ
レノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は上記駆動用ソレノイドの
従来構成を示すもので、図4(A)は可動鉄心の正面
図、図4(B)はその側面図、図5(A)はボビンの平
面図、図5(B)はその正面図である。まず、図4にお
いて、可動鉄心1は薄鋼板2の積層体からなり、薄鋼板
2同士は皿リベット3により一体に結合されている。可
動鉄心1は平角断面の脚部1aを有するとともに、その
上部に図示しない固定鉄心に吸着される左右一対の腕1
bを有し、また頭部に図示しない被駆動部との連結に用
いられる方形の連結穴4が設けられている。なお、図示
の場合は皿リベット3の使用により、その頭部は可動鉄
心1の外側面と面一になっているが、平リベットを使用
した場合には、頭部が突出する。
【0003】一方、図5において、樹脂成形品からなる
ボビン5は角筒状に形成され、可動鉄心1の脚部1aを
出入り自在に案内する断面長方形の中空部6を有すると
ともに、上下2個所につば5a,5bが一体形成されて
いる。ボビン5の外側のつば5a,5b間には図示しな
い巻線が施され、この巻線は更に樹脂注型により封止さ
れる。図示駆動用ソレノイドは、組立状態においてボビ
ン5の中空部6に可動鉄心1の脚部1aが挿入されると
ともに、ボビン5の外側に図示しない固定鉄心が組み付
けられる。なお、可動鉄心1に平リベットが使用された
場合には、中空部6の長辺側の壁面に平リベットの頭部
を逃がす条溝が長手方向に設けられる。待機状態では可
動鉄心1は腕部1bが固定鉄心から離れた位置にある
が、励磁されると可動鉄心1はボビン5に引き込まれて
腕部1bが固定鉄心に吸着される。これにより、連結穴
に連結された図示しない被駆動部の駆動操作が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような薄形ソレノ
イドにおいて、薄形化を一層進めるためには、ボビン5
の中空部6はできるだけ偏平にし、また壁の肉厚をなる
べく薄くする必要がある。ところが、このような薄形化
を進めると、ボビン5に施される巻線の締付力及び封止
樹脂の注型時の成形圧力や熱によりボビン5が変形し、
図5(A)に鎖線で示すように、中空部6の長辺側の壁
6a,6bが内側に湾曲膨出するという現象が生じてい
た。
【0005】その対策として、従来は上記湾曲代を見越
して可動鉄心脚部1aと中空部6との間の隙間を大きく
取るようにしているが、これは結果として薄形化設計の
障害となっていた。また、別の対策としてボビン5の肉
厚を大きくして剛性を増すことも考えられるが、これも
やはり薄形化の障害になることに変わりはない。そこ
で、この発明の課題は、ボビン中空部の隙間や肉厚を増
やすことなく、巻線及び樹脂注型に伴うボビンの変形を
防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、ボビンの巻線が施される部分の中空部
に、長片側の壁間に渡るように板状の補強リブを設ける
とともに、可動鉄心の脚部に前記補強リブを逃げるスリ
ットを設けるものとする。このような手段によれば、ボ
ビン中空部の変形が補強リブにより抑えられるので、中
空部における隙間や肉厚を増やす必要がなく、その分、
薄形化を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づいて、こ
の発明の実施の形態を説明する。なお、従来例と対応す
る部分には同一の符号を用いるものとする。まず、図3
において、ボビン5の巻線が施される部分、つまりつば
5a,5b間において、断面長方形の中空部6の中央
に、板状の補強リブ7が長片側の壁6a,6b間に渡る
ように設けられている。一方、図2において、可動鉄心
1の脚部1aには、その動作時の全ストロークに渡って
補強リブ7を逃げられるように、スリット8が長手方向
(動作方向)に沿って設けられている。脚部1aにおけ
る皿リベット3は、スリット8を挟んで脚部1aの先端
に設けられている。その他の構成は図4と同じである。
図1はボビン5に可動鉄心1を挿入した状態を示してい
る。
【0008】図示実施の形態によれば、巻線時に内側に
湾曲変形しようとする中空部6の長片側の壁6a,6b
は補強リブ7で支えられ、真直状態を維持する。従っ
て、中空部6における可動鉄心1との間の隙間を増やし
たり、壁6a,6bの肉厚を増やすことなくボビン5の
変形が防止される。補強リブ7は、ボビン5の成形時に
一体形成するか、巻線封止時に封止樹脂を用いて形成す
ることが可能であり、ボビン5の形状に応じて金型製作
の容易な方法を選択する。なお、皿リベット3に代えて
平リベットを用いた場合には、補強リブ7の両側で、壁
6a,6bにリベット頭部を逃げる条溝を設ける。
【0009】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、ボビン
の中空部に補強リブを設けることにより巻線及び樹脂注
型時の変形を防止することができるので、ボビン中空部
における可動鉄心との間の隙間や肉厚を増やすことな
く、市場要求に応じてより薄形のソレノイドを製作する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す薄形ソレノイドの
可動鉄心をボビンに挿入した状態の正面図である。
【図2】図1における可動鉄心を示し、(A)は正面
図、(B)はその側面図である。
【図3】図1におけるボビンを示し、(A)は平面図、
(B)はその正面図である。
【図4】従来の可動鉄心を示し、(A)は正面図、
(B)はその側面図である。
【図5】従来のボビンを示し、(A)は平面図、(B)
はその正面図である。
【符号の説明】
1 可動鉄心 1a 脚部 5 ボビン 6 中空部 7 補強リブ 8 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 源広 埼玉県秩父郡小鹿野町大字小鹿野755番地 1号 株式会社秩父富士内 Fターム(参考) 3H106 DA23 DB12 DB22 DB32 EE35 GA10 GA15 5E048 AB10 AD02 CB05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平角断面の短冊状の脚部を有する可動鉄心
    と、この可動鉄心の脚部を出入り自在に案内する断面長
    方形の中空部を有する角筒状のボビンとを備え、このボ
    ビンの外側に巻線が施される薄形ソレノイドにおいて、 前記ボビンの巻線が施される部分の中空部に、長片側の
    壁間に渡るように板状の補強リブを設けるとともに、前
    記可動鉄心の脚部に前記補強リブを逃げるスリットを設
    けたことを特徴とする薄形ソレノイド。
JP28373699A 1999-10-05 1999-10-05 薄形ソレノイド Pending JP2001110630A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339381A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Kuroda Precision Ind Ltd ソレノイド及びソレノイドの製造方法
JP2006339380A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Kuroda Precision Ind Ltd ソレノイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339381A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Kuroda Precision Ind Ltd ソレノイド及びソレノイドの製造方法
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