JP2003188013A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 両端に開口を備えた筒状部を有するコイルスプールと、前記筒状部に巻回された励磁コイルと、前記コイルスプールに嵌合するヨークと、前記筒状部内に移動可能に配置され、前記筒状部の一方の開口から先端が突出した状態で用いられるプランジャとを有し、
   前記励磁コイルが励磁状態にある場合に前記プランジャの基端が前記筒状部の他方の開口から突出するように構成され、
   前記ヨークには前記筒状部の他方の開口に臨む位置に形成された開口部が設けられ、該開口部は前記他方の開口から突出した前記プランジャの基端と接触しないように構成されていることを特徴とする電磁石装置。
2. 前記開口部は、前記プランジャの外面からの距離が全開口縁に亘って略同一となるように構成されていることを特徴とする請求項１に記載の電磁石装置。
3. 前記励磁コイルが励磁状態にある場合に前記プランジャの基端が前記開口部から突出するように構成されていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の電磁石装置。
4. 両端に開口を備えた筒状部を有するコイルスプールと、前記筒状部に巻回された励磁コイルと、前記コイルスプールに嵌合するヨークと、前記筒状部内に移動可能に配置され、前記筒状部の一方の開口から先端が突出した状態で用いられるプランジャと、前記筒状部の他方の開口を少なくとも部分的に閉塞し、前記コイルスプールと前記ヨークとの間に介在する非磁性シートとを有することを特徴とする電磁石装置。
5. 前記非磁性シートは、前記コイルスプール若しくは前記ヨークに接着されていることを特徴とする請求項４に記載の電磁石装置。
6. 前記筒状部の内部には内部コアが前記プランジャに対し軸線方向に対向配置され、前記ヨークと前記内部コアとの間に前記非磁性シートが介在していることを特徴とする請求項４又は請求項５に記載の電磁石装置。
7. 前記内部コアは、その外端面が前記他方の開口と略面一に配置された状態で前記他方の開口の開口縁に対し前記筒状部内にそれ以上移動しないように係合保持されていることを特徴とする請求項６に記載の電磁石装置。
8. 前記ヨークには、前記非磁性シートの一部を露出させる開口部が設けられていることを特徴とする請求項４乃至請求項７のいずれか１項に記載の電磁石装置。
9. 前記ヨークは、前記コイルスプールの両端部に重なる一対の端板部と、該一対の端板部を片側において前記コイルスプールの軸線方向に連結する連結部とを備えた略コ字型に構成されているとともに、前記コイルスプールの両端部に対して前記コイルスプールの軸線方向と直交する方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項８のいずれか１項に記載の電磁石装置。
10. 前記コイルスプールと前記ヨークとの間には、軸線方向両端部にそれぞれスライド深さを規制する位置決め手段を有することを特徴とする請求項９に記載の電磁石装置。