JPH0577905U - 電磁アクチュエータ - Google Patents
電磁アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0577905U JPH0577905U JP1561992U JP1561992U JPH0577905U JP H0577905 U JPH0577905 U JP H0577905U JP 1561992 U JP1561992 U JP 1561992U JP 1561992 U JP1561992 U JP 1561992U JP H0577905 U JPH0577905 U JP H0577905U
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- JP
- Japan
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- core
- electromagnetic actuator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二次加工を要することなしに、アーマチュア
の作動応答性を高めることができる電磁アクチュエータ
の提供。 【構成】 コア11の外周にボビン12を介してコイル
13が巻かれた電磁石1と、前記コア11に接触状態で
設けられるヨーク14a,14bと、該ヨーク14bの
一端に形成された支持部12cを支点として電磁石1に
よる付勢,消勢により揺動可能に支持されるアーマチュ
ア2とを備えた電磁アクチュエータであって、前記支持
部12cを磁性材入合成樹脂で形成した。
の作動応答性を高めることができる電磁アクチュエータ
の提供。 【構成】 コア11の外周にボビン12を介してコイル
13が巻かれた電磁石1と、前記コア11に接触状態で
設けられるヨーク14a,14bと、該ヨーク14bの
一端に形成された支持部12cを支点として電磁石1に
よる付勢,消勢により揺動可能に支持されるアーマチュ
ア2とを備えた電磁アクチュエータであって、前記支持
部12cを磁性材入合成樹脂で形成した。
Description
【0001】
本考案は、電磁力で駆動する電磁アクチュエータに関する。
【0002】
従来、電磁アクチュエータとしては、例えば実開昭58−172166号公報 に記載されているようなものが知られている。
【0003】 この従来の電磁アクチュエータは、図3及び図4に示すように、コア5aの外 周にボビン5bを介してコイル5cが巻かれた電磁石5と、前記コア5aに接触 状態で設けられ、プレス成形によりその一端にアーマチュア支持部5dが一体に 折曲形成されたヨーク5eと、前記アーマチュア支持部5dを支点として電磁石 1による付勢,消勢により揺動可能に支持されるアーマチュア6とを備えたもの であった。
【0004】
しかしながら、このような従来の電磁アクチュエータにあっては、アーマチュ ア6の揺動支点となるアーマチュア支持部5dの端面が、プレス成形の際の破断 面で形成されていたため、図4にその詳細を示すように、支点に形成されるプレ スバリbがアーマチュア6の作動の際のフリクションとなって、アーマチュア6 の作動応答性を低下させるという問題点があった。
【0005】 尚、この問題点は、プレスバリ除去のための2次加工を行なうことにより解消 することができるが、コストが高くつくという別の問題が生じる。
【0006】 本考案は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、二次加工を要する ことなしに、アーマチュアの作動応答性を高めることができる電磁アクチュエー タを提供することを目的とするものである。
【0007】
上述のような目的を達成するために、本考案の電磁アクチュエータでは、コアの 外周にコイルが巻かれた電磁石と、前記コアに接触状態で設けられるヨークと、 該ヨークの一端に形成された支持部を支点として電磁石による付勢,消勢により 揺動可能に支持されるアーマチュアとを備えた電磁アクチュエータであって、前 記支持部を磁性材入合成樹脂で形成した手段とした。
【0008】
本考案の電磁アクチュエータでは、上述のような手段としたため、コイルへの 通電により電磁石が励磁されると、コアから、ヨーク,磁性材入合成樹脂で形成 される支持部,アーマチュアの順に巡ってコアに戻る磁路が形成され、これによ り、アーマチュアの自由端側がコア方向に吸引されて揺動力を発生させる。
【0009】 そして、アーマチュアの揺動は、支持部を支点として行なわれるもので、この 支持部が合成樹脂で形成されていることから、樹脂成形の際に支持部の滑らかな アール加工が可能であり、これにより、面倒な二次加工を要することなしにアー マチュアの作動応答性を高めることができる。
【0010】 尚、前記支持部を構成する合成樹脂内には、磁性材が入っているため、磁路の 形成を妨げることもない。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、実施例の構成について説明する。 図1及び図2は、本考案一実施例の電磁アクチュエータを示す断面図であって 、図において1は電磁石を示す。 この電磁石1は、磁芯である円柱状のコア11と、その外周に設けられるボビ ン12と、このボビン12に巻き付けられるコイル13と、コア11の両端に連 結されたヨーク14a,14bから構成され、このコイル13に通電させること でコア11が励磁される。
【0012】 前記ボビン12は、粒状または粉状の磁性材を練り込んだ磁性材入合成樹脂で 上下両端部に拡大部12a,12bを有する断面エ字状に形成されている。
【0013】 前記ヨーク14a,14bは、コア11と同様に磁性を有する金属で形成され 、前記ボビン12における上下両拡大部12a,12bの内部に互いに平行状態 で埋設されていて、その基端側がコア11の上下両端面にそれぞれ連結一体化さ れている。そして、両ヨーク14a,14bの先端面側には、基端(図中下端側 )を下方側のヨーク14bの先端面に形成された支持部12cに揺動可能に支持 され、先端側(図中上端側)を上方側のヨーク14aの先端面に形成されたスト ッパ部12eに対向させた状態でアーマチュア2が設けられている。即ち、前記 支持部12c及びストッパ部12eは、前記ボビン12と一体に磁性材入合成樹 脂で形成されていて、支持部12cの支持面はアーマチュア2の揺動方向に沿っ た円弧状に形成されている。
【0014】 また、ボビン12における下方側拡大部12bの下面側には、フック12dが 一体に突出形成される一方、アーマチュア2の下端部には係止溝21が形成され ている。そして、このアーマチュア2の係止溝21とフック12dとに係止状態 で両者間にスプリング3が介装されていて、アーマチュア2を、その先端側が上 方側のヨーク14aの先端ストッパ部12e側から離れて空隙hを開く方向へ揺 動するように付勢している。
【0015】 次に実施例の作用を説明する。 まず、コイル13への通電が解除されていて、電磁石1が励磁されていない時 は、図1に示すように、アーマチュア2は、スプリング3の付勢力で、上方側の ヨーク14aの先端ストッパ部12eとの間の空隙hを開く方へ揺動された状態 に維持されるようになっている。
【0016】 次に、コイル13への通電により電磁石1が励磁されると、コア11から、下 方側のヨーク14b,ボビン12と一体に磁性材入合成樹脂で形成される支持部 12c,アーマチュア2,空隙h,ボビン12と一体に磁性材入合成樹脂で形成 されるストッパ部12e,上方側のヨーク14aの順に巡ってコア11に戻る磁 路Gが形成され、これにより、アーマチュア2の上端側が上方側のヨーク14a の先端ストッパ部12e方向へ吸引されて空隙hを閉じる方向へ揺動する。
【0017】 そして、この時アーマチュア2の揺動は、支持部12cを支点として行なわれ るもので、この支持部12cの支持面がアーマチュア2の揺動方向に沿った円弧 状に形成されているため、アーマチュア2の揺動が円滑に行なわれ、これにより 、アーマチュア2の作動応答性を高めることができる。
【0018】 また、前記支持部12cを合成樹脂で形成することにより、プレス加工による プレス破断面で構成されていた従来例の支持部に比べ、プレスバリ除去のための 面倒な二次加工を要しないことから、コストを低減化することができる。尚、前 記支持部12cを構成する合成樹脂内には、磁性材が練り込まれているため、磁 路Gの形成を妨げることもない。
【0019】 また、この実施例では、ボビン12を磁性材入合成樹脂で形成すると共に、両 ヨーク14a,14bをこの合成樹脂内に埋設した構成としたため、各部の外形 寸法精度を高めることができ、これにより、組み付けの安定性および性能の安定 性を高めることができるようになる。
【0020】 また、ストッパ部12eが合成樹脂で構成されることから、アーマチュア2の 吸引時における打撃音を低減することができるようになる。
【0021】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく、例えば、実施例では、コアと両ヨーク部は磁性を有 する金属で形成したが、これ等の部分も、磁性材入樹脂で一体に形成することも できる。
【0022】
以上説明してきたように、本考案の電磁アクチュエータにあっては、アーマチ ュアの揺動を支持する支持部を磁性材入合成樹脂で形成したことで、樹脂成形の 際に支持面の滑らかなアール加工が可能であり、これにより、面倒な二次加工を 要することなしに、アーマチュアの作動応答性を高めることができるようになる という効果が得られる。
【図1】本考案実施例の電磁アクチュエータを示す断面
図である。
図である。
【図2】実施例電磁アクチュエータの支持部を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】従来例の電磁アクチュエータを示す断面図であ
る。
る。
【図4】従来例の電磁アクチュエータの支持部を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
1 電磁石 2 アーマチュア 11 コア 12c 支持部 13 コイル 14a ヨーク 14b ヨーク
Claims (1)
- 【請求項1】 コアの外周にコイルが巻かれた電磁石
と、 前記コアに接触状態で設けられるヨークと、該ヨークの
一端に形成された支持部を支点として電磁石による付
勢,消勢により揺動可能に支持されるアーマチュアとを
備えた電磁アクチュエータであって、 前記支持部を磁性材入合成樹脂で形成したことを特徴と
する電磁アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1561992U JP2527314Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 電磁アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1561992U JP2527314Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 電磁アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577905U true JPH0577905U (ja) | 1993-10-22 |
JP2527314Y2 JP2527314Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=11893729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1561992U Expired - Lifetime JP2527314Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 電磁アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527314Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013955A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 磁気軸受用ステータコア |
JP2013144011A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Nippon Pachinko Buhin Kk | ヒンジ型ソレノイド及びそれを備えた遊技機用入賞装置 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP1561992U patent/JP2527314Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013955A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 磁気軸受用ステータコア |
JP2013144011A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Nippon Pachinko Buhin Kk | ヒンジ型ソレノイド及びそれを備えた遊技機用入賞装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2527314Y2 (ja) | 1997-02-26 |
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