JPH0576007U - 電磁石装置 - Google Patents
電磁石装置Info
- Publication number
- JPH0576007U JPH0576007U JP1534192U JP1534192U JPH0576007U JP H0576007 U JPH0576007 U JP H0576007U JP 1534192 U JP1534192 U JP 1534192U JP 1534192 U JP1534192 U JP 1534192U JP H0576007 U JPH0576007 U JP H0576007U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- yoke
- electromagnet
- electromagnet device
- magnetic core
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁石装置の吸引力を増大させることを目的
とする。 【構成】 U字状のヨーク4のアーマチュア5の支持部
7とは反対側の端部が、さらにアーマチュア5の側面と
対向する位置まで上方に延長されて延長部4aが形成さ
れ、励磁状態において磁心1−ヨーク4−延長部4a−
アーマチュア5を通る磁束φbを発生させる。
とする。 【構成】 U字状のヨーク4のアーマチュア5の支持部
7とは反対側の端部が、さらにアーマチュア5の側面と
対向する位置まで上方に延長されて延長部4aが形成さ
れ、励磁状態において磁心1−ヨーク4−延長部4a−
アーマチュア5を通る磁束φbを発生させる。
Description
【0001】
この考案は複写機の紙送り機構などに使用できる電磁石装置に関する。
【0002】
従来の電磁石装置は図6に示すように、棒状の磁心1上にボビン2を介してコ イル3が巻装されて電磁石が形成され、図において磁心1の下端にL字状のヨー ク4が連結され、このヨーク4の上端部の支持部7でアーマチュア5がヒンジ的 に支持されている。またアーマチュア5は左端部とヨーク4との間に介在された スプリング6により、電磁石の非励磁状態で一点鎖線で示すように右端部が上方 にはね上げられ、電磁石の励磁状態で磁束φaが発生してアーマチュア5が実線 図示のように磁心1の上端に吸着されるように構成されている。
【0003】
従来の電磁石装置にあっては、その励磁状態では磁心1−ヨーク4−支持部7 −アーマチュア5を通る磁束φaのみでアーマチュア5が磁心1の上端に吸引さ れるものであるから大きな吸引力が得られず、ストローク(アーマチュア5の先 端の移動距離)が大きくなるに伴ってこの吸引力(アーマチュア5の先端におけ るストローク方向の引っ張り力)が極端に低下する問題点がある。
【0004】
上述の課題を解決するためこの考案においては、電磁石を形成する磁心1の一 方の端部において磁気的に連結されたヨーク4に、アーマチュア5がヒンジ的に 支持され、電磁石の励磁,非励磁によりアーマチュア5が磁心1の他方の端部に 吸引,離間される電磁石装置において、ヨーク4がU字状に形成され、このヨー ク4のアーマチュア5の支持部7とは反対側の端部がアーマチュア5の側面と対 向する位置まで延長されたことを特徴とするものである。
【0005】
U字状のヨーク4が使用され、そのアーマチュア5の支持部7とは反対側の端 部がさらに上方に延長されているので、電磁石の励磁時に上述した磁束φaの他 にヨーク4−延長部4a−アーマチュア5を通る磁束φbも発生し、しかもこの 延長部4aがアーマチュア5の側面と対向されているので大きな磁束φbが得ら れ、よって従来の電磁石装置に比して吸引力が増大する。
【0006】
この考案に係わる電磁石装置を図1および図2について説明する。ただし図6 との対応部分には同一符号を付加してその説明を省略する。この考案ではU字状 のヨーク4が使用され、さらにこのヨーク4のアーマチュア5に対する支持部7 とは反対側の端部が上方に延長される。図1および図2で4aはこの延長部であ る。この場合延長部4aは電磁石の非励磁状態でアーマチュア5の側面と対向す る位置まで延長され、延長部4aの側面とアーマチュア5の側面との間は僅少な 間隔に保持される。
【0007】 図1に示す例ではヨーク4の延長部4aは他の部分と比較して幅が狭く形成さ れ、アーマチュア5の一部に透孔8が設けられ、延長部4aがこの透孔8に貫通 されている。この場合図2からも明かなようにヨーク4の延長部4aは支持部7 を中心とする円弧を描くように湾曲して構成されるが望ましく、これにより透孔 8の大きさを延長部4aをちょうど貫通できる大きさに、即ち透孔8を極力小さ く形成することができる。勿論延長部4aを湾曲させずに直線状に形成すること もできるがこの場合はアーマチュア5の透孔8が上例より若干大きくなる。
【0008】 この構成によれば、電磁石の非励磁状態においてヨーク4の延長部4aの側面 がアーマチュア5の側面に僅少の間隔を保持して対向しているために、電磁石の 励磁状態において従来の図6で示す磁束φaの他に、磁心1−ヨーク4−延長部 4a−アーマチュア5を通る大きな磁束φbが生じ、図6に示す従来の電磁石装 置2に比べてアーマチュア5の吸引力が増大しそのストローク点の吸引力が大き くなる。
【0009】 図3および図4はこの考案の他の実施例を示すもので、図1および図2との対 応部分には同一符号を付加してその説明を省略する。この例ではヨーク4の延長 部4aは他部と同一の幅で形成されるが、この幅方向の中央部に上端から切り込 み9が形成され、この切り込み9内にアーマチュア5の先端部分(この例では先 端部分は他の部分に比して幅が狭く形成されている)がちょうど遊嵌されるよう に構成された場合である。この例においてもその動作および作用は上例と同様で あるからその説明を省略する。
【0010】 図5は従来の電磁石装置とこの考案に係わる電磁石装置との動作の比較を示し たもので、曲線cは図6に示す従来の電磁石装置、曲線bはこの考案に係わる図 1,図2に示す電磁石装置、曲線aは図3,図4に示す電磁石装置のそれぞれの 特性を示したものである。この図より明らかなように、この考案による電磁石装 置は従来のものに比して同一のストロークの場合に大きな吸引力が得られること が判る。
【0011】
この考案に係わる電磁石装置によれば、その非励磁状態においてヨーク4の延 長部4aがアーマチュア5の側面に対向する位置まで延長されているので、励磁 状態において従来得られる磁束φaの他に磁心1−ヨーク4−延長部4a−アー マチュア5を通る磁束φbも生じ、よってその吸引力が従来の電磁石装置に比し て大となる効果を有する。
【図1】この考案に係わる電磁石装置の一例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1の断面図。
【図3】この考案に係わる電磁石装置の他の例を示す斜
視図。
視図。
【図4】図3の断面図。
【図5】効果を説明するための曲線図。
【図6】従来の電磁石装置の一例を示す斜視図。
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁石を形成する磁心の一方の端部にお
いて磁気的に連結されたヨークに、アーマチュアがヒン
ジ的に支持され、上記電磁石の励磁,非励磁により上記
アーマチュアが上記磁心の他方の端部に吸引,離間され
る電磁石装置において、 上記ヨークがU字状に形成され、このヨークの上記アー
マチュアの支持部とは反対側の端部が上記アーマチュア
の側面まで延長されて対向されたことを特徴とする電磁
石装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1534192U JPH0576007U (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1534192U JPH0576007U (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 電磁石装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576007U true JPH0576007U (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=11886094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1534192U Pending JPH0576007U (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 電磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576007U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013063292A (ja) * | 2012-12-03 | 2013-04-11 | Sanyo Product Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2016019905A (ja) * | 2015-10-06 | 2016-02-04 | 株式会社三洋物産 | ソレノイド用電磁石とソレノイドおよびそのソレノイドを用いた遊技機 |
JP2017130456A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | アムエル システムズ | 2つの空隙を有する電磁石によって作動される車両のヘッドライトのカットオフ機構 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6119955B2 (ja) * | 1973-10-23 | 1986-05-20 | Babcock & Wilcox Co | |
JPS6144809B2 (ja) * | 1982-07-30 | 1986-10-04 | Nagaoka Gijutsu Kagaku Daigakucho |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP1534192U patent/JPH0576007U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6119955B2 (ja) * | 1973-10-23 | 1986-05-20 | Babcock & Wilcox Co | |
JPS6144809B2 (ja) * | 1982-07-30 | 1986-10-04 | Nagaoka Gijutsu Kagaku Daigakucho |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013063292A (ja) * | 2012-12-03 | 2013-04-11 | Sanyo Product Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2016019905A (ja) * | 2015-10-06 | 2016-02-04 | 株式会社三洋物産 | ソレノイド用電磁石とソレノイドおよびそのソレノイドを用いた遊技機 |
JP2017130456A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | アムエル システムズ | 2つの空隙を有する電磁石によって作動される車両のヘッドライトのカットオフ機構 |
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